JP7266737B2 - 操作部材 - Google Patents

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Description

本発明は、操作部材に係り、特に、操作リングを備えた操作部材に関する。
一般に絞り操作用の操作リング(絞りリング)には、クリック機構(クリックストップ機構ともいう)が備えられる。この種のクリック機構は、円周方向に一定の角度間隔で備えられる複数のクリック溝と、そのクリック溝に対してバネに付勢されて嵌合するクリックボールと、で構成される(たとえば、特許文献1等)。
しかしながら、クリック溝とクリックボールによるクリック機構は、部品点数が多く、組み立てに手間がかかるという欠点がある。また、部品点数の多さから、精度管理が難しく、製品間でクリック感にバラツキが生じやすいという欠点もある。更に、クリックボールの摺動による磨耗によって、操作感が低減したり、ゴミが発生したりするという欠点もある。
一方、回転式のダイヤルのクリック機構として、特許文献2~4には、磁力を利用したクリック機構が提案されている。このクリック機構は、円周方向に一定の角度間隔で配置される複数の磁石と、その磁石に対向して配置される磁性体又は磁石と、で構成される。
特開2013-137505号公報 特開2016-219165号公報 特開2010-176971号公報 特開平8-116478号公報
磁力を利用したクリック機構を操作リングに適用した場合において、より安定した操作感を得るためには、操作リングをガタなく組み付ける必要がある。そのためには、高い部品精度が要求される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、部品精度に拠らずに安定した操作リングの操作感が得られる操作部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(1)固定枠と、固定枠の外周に径嵌合される操作リングと、固定枠に備えられ、操作リングの端面が当接される端面当接部と、円周方向に沿って一定の角度間隔で操作リングに備えられる少なくとも1つの磁石部と、固定枠に備えられ、磁石部との間に作用する磁気吸引力によって、操作リングをクリックストップさせる第1磁性部と、端面当接部に備えられ、磁石部との間に作用する磁気吸引力によって、操作リングを端面当接部に引き寄せて当接させる第2磁性部と、を備えたレンズ鏡胴。
本態様によれば、操作リングに備えられた磁石部と、固定枠に備えられた第1磁性部との間に磁気吸引力が作用する。この結果、操作リングを回転させると、一定の角度間隔でクリック感が発生する。なお、ここでの一定の角度間隔は、ほぼ一定と認められる角度間隔が含まれる。また、本態様によれば、操作リングに備えられた磁石部と、端面当接部に備えられた第2磁性部との間に磁気吸引力が作用する。この結果、操作リングが、端面当接部に引き寄せられ、端面当接部に当接する。これにより、操作リングがガタ寄せされ、ガタツキのない安定した操作感が得られる。
(2)第2磁性部と磁石部との間に作用する磁気吸引力が、第1磁性部と磁石部との間に作用する磁気吸引力よりも弱く設定された、上記(1)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、第2磁性部と磁石部との間に作用する磁気吸引力が、第1磁性部と磁石部との間に作用する磁気吸引力よりも弱く設定される。これにより、操作リングと端面当接部との間に生じる摩擦を低減でき、よりスムーズな回転操作を実現できる。なお、第2磁性部と磁石部との間に作用させる磁気吸引力は、ガタ寄せが目的であるので、当該目的を実現できる範囲で設定することが好ましい。
(3)操作リングは、磁石部がインサート成形された樹脂の一体成形品で構成される、上記(1)又は(2)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、操作リングに磁石部がインサート成形され、一体成形品として構成される。これにより、組み立ての工数を低減できる。
(4)操作リングは、磁石部がボンド磁石で二色成形された樹脂の一体成形品で構成される、上記(1)又は(2)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、ボンド磁石を用いて磁石部が操作リングに二色成形によって一体成形される。これにより、組み立ての工数を低減できる。
(5)固定枠及び端面当接部は、第1磁性部及び第2磁性部がインサート成形された樹脂の一体成形品で構成される、上記(1)から(4)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、固定枠及び端面当接部が樹脂による一体成形品で構成され、かつ、第1磁性部及び第2磁性部がインサート成形により、一体成形される。これにより、組み立ての工数を低減できる。
(6)第1磁性部及び第2磁性部が、磁性材料による一体成形品で構成される、上記(1)から(5)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、第1磁性部及び第2磁性部が、磁性材料による一体成形品で構成される。これにより、組み立ての工数を低減できる。
(7)第2磁性部が、固定枠の外周に径嵌合されるリング形状又は円弧形状を有し、第1磁性部が、第2磁性部から固定枠の外周面に沿って光軸方向に延びる板形状を有する、上記(6)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、第2磁性部が、固定枠の外周に径嵌合されるリング形状又は円弧形状を有する。また、第1磁性部が、第2磁性部から固定枠の外周面に沿って光軸方向に延びる板形状を有する。
(8)第1磁性部及び第2磁性部が強磁性体で構成される、上記(1)から(7)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、第1磁性部及び第2磁性部が強磁性体(たとえば、鉄等)で構成される。
(9)磁石部が、円周方向に多極着磁されたリング状又は円弧状の多極磁石で構成される、上記(1)から(8)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、磁石部が、円周方向に多極着磁されたリング状又は円弧状の多極磁石で構成される。
(10)操作リングの回転による磁束の変化を検出して、操作リングの1クリックごとの回転を検出する回転検出部を更に備えた、上記(1)から(9)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、操作リングに備えられた磁石部を利用して、操作リングの1クリックごとの回転が検出される。
(11)磁石部は、円周方向に沿って第1の角度間隔で備えられる少なくとも1つの第1の磁石部と、隣り合う第1の磁石部の間に第2の角度間隔で備えられる少なくとも1つの第2の磁石部と、で構成され、第1の磁石部と第1磁性部との間に作用する磁気吸引力が、第2の磁石部と第1磁性部との間に作用する磁気吸引力よりも強く設定された、上記(1)から(10)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、磁石部が第1の磁石部及び第2の磁石部で構成され、第1の磁石部と第2の磁石部とで異なるクリック感が発生する。
(12)第1の磁石部と第1磁性部との間に備えられる隙間が、第2の磁石部と第1磁性部との間に備えられる隙間よりも狭く設定されることにより、第1の磁石部と第1磁性部との間に作用する磁気吸引力が、第2の磁石部と第1磁性部との間に作用する磁気吸引力よりも強く設定される、上記(11)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、第1磁性部との間の隙間を調整することで、クリック感が調整される。
(13)第1の磁石部と第1磁性部とが重なり合う領域の面積が、第2の磁石部と第1磁性部とが重なり合う領域の面積よりも広く設定されることにより、第1の磁石部と第1磁性部との間に作用する磁気吸引力が、第2の磁石部と第1磁性部との間に作用する磁気吸引力よりも強く設定される、上記(11)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、第1磁性部と重なる領域の面積を調整することで、クリック感が調整される。
(14)操作リングの可動範囲を規制する可動範囲規制部を更に備え、磁石部は、操作リングの可動範囲に対応した角度範囲に備えられる、上記(1)から(13)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、絞りリングの可動範囲が一定の角度範囲に規制され、その可動範囲に対応した角度範囲に磁石部が備えられる。
(15)固定枠と、固定枠の外周に径嵌合される操作リングと、固定枠に備えられ、操作リングの端面が当接される端面当接部と、操作リングに備えられる磁性部と、円周方向に沿って一定の角度間隔で固定枠に備えられ、磁性部との間に作用する磁気吸引力によって、操作リングをクリックストップさせる第1磁石部と、円周方向に沿って一定の角度間隔で端面当接部に備えられ、磁性部との間に作用する磁気吸引力によって、操作リングを端面当接部に引き寄せて当接させる第2磁石部と、を備えたレンズ鏡胴。
本態様によれば、操作リングに備えられた磁性部と、固定枠に備えられた第1磁石部との間に磁気吸引力が作用する。この結果、操作リングを回転させると、一定の角度間隔でクリック感が発生する。なお、ここでの一定の角度間隔は、ほぼ一定と認められる角度間隔が含まれる。また、本態様によれば、操作リングに備えられた磁性部と、端面当接部に備えられた第2磁石部との間に磁気吸引力が作用する。この結果、操作リングが、端面当接部に引き寄せられ、端面当接部に当接する。これにより、操作リングがガタ寄せされ、ガタツキのない安定した操作感が得られる。
(16)第2磁石部と磁性部との間に作用する磁気吸引力が、第1磁石部と磁性部との間に作用する磁気吸引力よりも弱く設定された、上記(15)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、第2磁石部と磁性部との間に作用する磁気吸引力が、第1磁石部と磁性部との間に作用する磁気吸引力よりも弱く設定される。これにより、操作リングと端面当接部との間に生じる摩擦を低減でき、よりスムーズな回転操作を実現できる。なお、第2磁石部と磁性部との間に作用させる磁気吸引力は、ガタ寄せが目的であるので、当該目的を実現できる範囲で設定することが好ましい。
(17)固定枠及び端面当接部は、第1磁石部及び第2磁石部がインサート成形された樹脂の一体成形品で構成される、上記(15)又は(16)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、固定枠及び端面当接部が樹脂による一体成形品で構成され、かつ、第1磁石部及び第2磁石部がインサート成形により、一体成形される。これにより、組み立ての工数を低減できる。
(18)固定枠及び端面当接部は、第1磁石部及び第2磁石部がボンド磁石で二色成形された樹脂の一体成形品で構成される、上記(15)又は(16)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、固定枠及び端面当接部が樹脂による一体成形品で構成される。また、ボンド磁石を用いて、第1磁石部及び第2磁石部が二色成形により一体成形される。これにより、組み立ての工数を低減できる。
(19)操作リングは、磁性部がインサート成形された樹脂の一体成形品で構成される、上記(15)から(18)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、磁性部がインサート成形により、操作リングに一体成形される。これにより、組み立ての工数を低減できる。
(20)磁性部が強磁性体で構成される、上記(15)から(19)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、磁性部が強磁性体(たとえば、鉄等)で構成される。
(21)第1磁石部は、円周方向に沿って第1の角度間隔で備えられる少なくとも1つの第1の第1磁石部と、隣り合う第1の第1磁石部の間に第2の角度間隔で備えられる少なくとも1つの第2の第1磁石部と、で構成され、第1の第1磁石部と磁性部との間に作用する磁気吸引力が、第2の第1磁石部と磁性部との間に作用する磁気吸引力よりも強く設定された、上記(15)から(20)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、第1磁石部が第1の第1磁石部及び第2の第1磁石部で構成され、第1の第1磁石部と第2の第1磁石部とで異なるクリック感が発生する。
(22)第1の第1磁石部と磁性部との間に備えられる隙間が、第2の第1磁石部と磁性部との間に備えられる隙間よりも狭く設定されることにより、第1の第1磁石部と磁性部との間に作用する磁気吸引力が、第2の第1磁石部と磁性部との間に作用する磁気吸引力よりも強く設定される、上記(21)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、第1磁性部との間の隙間を調整することで、クリック感が調整される。
(23)第1の第1磁石部と磁性部とが重なり合う領域の面積が、第2の第1磁石部と磁性部とが重なり合う領域の面積よりも広く設定されることにより、第1の第1磁石部と磁性部との間に作用する磁気吸引力が、第2の第1磁石部と磁性部との間に作用する磁気吸引力よりも強く設定される、上記(21)のレンズ鏡胴。
本態様によれば、第1磁性部と重なる領域の面積を調整することで、クリック感が調整される。
(24)操作リングの可動範囲を規制する可動範囲規制部を更に備え、第1磁石部及び第2磁石部は、操作リングの可動範囲に対応した角度範囲に備えられる、上記(15)から(23)のいずれか一のレンズ鏡胴。
本態様によれば、操作リングの可動範囲が一定の角度範囲に規制され、その可動範囲に対応した角度範囲に第1磁石部及び第2磁石部が備えられる。
本発明によれば、部品精度に拠らずに安定した操作リングの操作感が得られる。
本発明が適用されたレンズ鏡胴の第1の実施形態の外観構成を示す平面図 絞りリングの取り付け部の概略構成を示す斜視図 絞りリングの取り付け部の概略構成を示す分解斜視図 絞りリングの取り付け部の概略構成を示す側面断面図 図4の5-5断面図 多極磁石の概略構成を示す斜視図 図4の一部を拡大した図 磁気吸引力によるクリックストップの機能の説明図 磁気吸引力によるクリックストップの機能の説明図 本発明が適用されたレンズ鏡胴の第2の実施形態の外観構成を示す平面図 絞りリングの取り付け部の概略構成を示す分解斜視図 絞りリングの取り付け部の側面断面図 図12の13-13断面図 図12の14-14断面図 クリックストップの機能の説明図 隙間を調整してクリック感を変える場合の多極磁石と突起部との関係を模式的に示した図 隙間を調整してクリック感を変える場合の多極磁石と突起部との関係を模式的に示した図 突起部に重なり合う領域の面積を変えて磁気吸引力を調整する場合の多極磁石の構成の一例を示す図 絞りリングに備える磁石部の他の一例を模式的に示す図 第1磁性部を磁石で構成する場合の一例を模式的に示す図 固定枠側に磁石部、絞りリング側に磁性部を備える場合の絞りリングの取り付け部の構成の一例を示す分解斜視図
以下、添付図面に従って本発明を実施するための好ましい形態について詳説する。
[第1の実施の形態]
ここでは、本発明をレンズ交換式カメラの交換レンズのレンズ鏡胴に適用した場合を例に説明する。
[構成]
図1は、本発明が適用されたレンズ鏡胴の第1の実施形態の外観構成を示す平面図である。
同図に示すレンズ鏡胴1は、ズームレンズのレンズ鏡胴である。レンズ鏡胴1は、その鏡胴本体2の基端部にマウント3を有する。レンズ鏡胴1は、このマウント3を介して、カメラ本体(不図示)に着脱自在に装着される。また、レンズ鏡胴1は、その鏡胴本体2の外周にフォーカスリング4、ズームリング5及び絞りリング6を有する。レンズ鏡胴1は、フォーカスリング4を回転操作することにより、焦点調節される。また、ズームリング5を回転操作することにより、焦点距離が可変する。更に、絞りリング6を回転操作することにより、絞り値が切り替えられる。
フォーカスリング4は、円周方向にエンドレスかつ無段階に回転操作可能とされる。ズームリング5は、円周方向に一定の角度範囲で無段階に回転操作可能とされる。絞りリング6は、円周方向にエンドレスかつ段階的に回転操作可能とされる。すなわち、絞りリング6には、クリック機構が備えられ、一定の角度間隔で段階的に回転操作可能とされる。絞りリング6は、たとえば、1クリックごとに1/3ステップ(1/3段)で絞り値が切り替えられる。絞りリング6は、操作リングの一例である。
図2は、絞りリングの取り付け部の概略構成を示す斜視図である。図3は、絞りリングの取り付け部の概略構成を示す分解斜視図である。図4は、絞りリングの取り付け部の概略構成を示す側面断面図である。図5は、図4の5-5断面図である。
図2から図5に示すように、絞りリング6は、固定枠7の外周に径嵌合されて、鏡胴本体2に取り付けられる。固定枠7は、鏡胴本体2を構成する部材である。固定枠7は、マウント3に対して固定の部材である。
固定枠7は、円筒形状を有し、その外周にフランジ8を有する。フランジ8は、その後側(マウント側)の端面8Aが、光軸Lと直交する面として構成される。このフランジ8の端面8Aには、絞りリング6の前側の端面6Aが当接される。これにより、絞りリング6の前側への移動が規制される。フランジ8は、端面当接部の一例である。
固定枠7には、絞りリング6と共に押さえリング9が取り付けられる。押さえリング9は、円筒形状を有し、固定枠7に取り付けられることにより、固定枠7のフランジ8との間で絞りリング6の光軸方向の移動を規制する。
押さえリング9は、バヨネット構造によって、固定枠7に取り付けられる。図3に示すように、押さえリング9の内周部には、円周方向の3箇所にロック用爪部10が備えられる。一方、固定枠7の外周部には、円周方向の3箇所にロック用溝部11が備えられる。ロック用溝部11は、光軸方向に沿って延びる入口部11Aと、円周方向に沿って延びるロック部11Bと、を有する。入口部11Aは、一端が固定枠7の後側(マウント側)の端面に開口する。ロック部11Bは、一端が入口部11Aに連通する。ロック用爪部10は、ロック用溝部11に嵌合する高さを有し、かつ、その横幅(円周方向の幅)が、ロック用溝部11の入口部11Aの幅(円周方向の幅)とほぼ同じ寸法を有する。また、その厚さ(光軸方向の幅)が、ロック用溝部11のロック部11Bの幅(光軸方向の幅)とほぼ同じ寸法を有する。押さえリング9を固定枠7に取り付ける場合は、まず、押さえリング9に備えられたロック用爪部10の位置と固定枠7に備えられたロック用溝部11の入口部11Aの位置を合わせる。その後、押さえリング9を光軸方向に沿ってスライドさせ、ロック用爪部10をロック用溝部11の入口部11Aに嵌合させる。更に、押さえリング9を円周方向に回転させて、ロック用爪部10をロック部11Bに嵌合させる。これにより、光軸方向の移動が規制され、押さえリング9が固定枠7に取り付けられる。
絞りリング6は、円筒形状を有し、その外周部に平滑部6B及びローレット部6Cを有する。ローレット部6Cは、滑り止めとして機能する。絞りリング6は、固定枠7のフランジ8と押さえリング9の間に嵌まる形状を有する。これにより、絞りリング6を固定枠7に取り付けた後、押さえリング9を固定枠7に取り付けると、その押さえリング9とフランジ8との間に絞りリング6が挟まれて、光軸方向の移動が規制された状態で回転自在に保持される。
上記のように、絞りリング6には、クリック機構が備えられる。クリック機構は、絞りリング6側に備えられる多極磁石12と、固定枠7側に備えられる板金部品13と、で構成される。
多極磁石12は、リング形状を有し、絞りリング6の内周部に一体的に取り付けられる。絞りリング6の内周部には、このリング状の多極磁石12の取り付け部として、リング状の凹部6Dが備えられる。凹部6Dは、絞りリング6の前側の端面6Aを起点として、光軸方向に一定の幅をもって形成される。したがって、凹部6Dは、絞りリング6の前側の端面6Aに開口する。また、凹部6Dは、一定の深さで形成される。
図6は、多極磁石の概略構成を示す斜視図である。同図において、符号Sは磁石のS極を示し、符号Nは磁石のN極を示す。
多極磁石12は、円周方向に沿って一定の角度間隔で多極着磁された構成を有する。具体的には、図6に示すように、S極とN極とが円周方向に沿って一定の角度間隔で交互に配置された構成を有する。多極磁石12において、S極及びN極の各磁極部分は、磁石部の一例である。なお、ここでの一定の角度間隔は、ほぼ一定と認められる範囲が含まれる。
多極磁石12は、絞りリング6の凹部6Dに嵌められて、絞りリング6の内周部に一体的に取り付けられる。絞りリング6に取り付けられた多極磁石12は、その前側の端面12Aが、絞りリング6の前側の端面6Aとほぼ同一面上に位置する。
板金部品13は、磁性材料(磁気的に有用な性質をもつ金属材料)を用いた一体成形品で構成され、リング状の本体部13Aと、その本体部13Aから垂直に延びる板状の突起部13Bと、を有する。本実施の形態では、板金部品13が、強磁性体である鉄で構成され、板金加工により、本体部13A及び突起部13Bが一体成形されて、一体成形品として構成される。
板金部品13は、本体部13Aを固定枠7の外周に径嵌合させて、固定枠7に取り付けられる。固定枠7に取り付けられた板金部品13は、その本体部13Aがフランジ8の後側の端面部分に配置され、突起部13Bが外周面上に配置される。
フランジ8の後側の端面8Aには、板金部品13の本体部13Aが嵌合する凹部8Bが備えられる。本体部13Aは、凹部8Bに嵌合することにより、その後側の端面が、フランジ8の後側の端面8Aと同一面上に位置する。本体部13Aは、第2磁性部の一例である。
また、固定枠7の外周には、板金部品13の突起部13Bが嵌合する凹部7Aが備えられる。ここで、突起部13Bは、固定枠7の外周に沿った円弧状の板形状を有し、凹部7Aに嵌合することにより、その外周面が固定枠7の外周面と同一面上に位置する。すなわち、突起部13Bの外周面は、固定枠7の外周面と同じ曲率を有する。
突起部13Bは、円周方向において、多極磁石12の1つの磁極(S極又はN極)とほぼ同じ幅を有する。また、突起部13Bは、光軸方向において、多極磁石12の光軸方向の長さとほぼ同じ長さを有する。すなわち、突起部13Bは、多極磁石12の1つの磁極部分の内周面の形状に対応した形状を有する。突起部13Bは、第1磁性部の一例である。
図7は、図4の一部を拡大した図であり、多極磁石12と板金部品13の取り付け関係を示している。
同図に示すように、絞りリング6が固定枠7に取り付けられると、板金部品13の突起部13Bが、多極磁石12の内周面と、一定の隙間(クリアランス)Δdをもって、対向して配置される。この結果、突起部13Bと多極磁石12との間に磁気吸引力が作用する。この力は、各磁極における周方向の中心位置で最大となり、中心から離れるに従って弱くなる。すなわち、S極とN極との境界で最小となる。この結果、絞りリング6を回転させると、突起部13Bと多極磁石12との間に作用する磁気吸引力が周期的に変化し、一定の角度間隔でクリック感が発生する。また、一定の角度間隔でクリックストップする。すなわち、各磁極の周方向の中心位置でクリックストップする。
図7に示すように、絞りリング6が固定枠7に取り付けられると、板金部品13の本体部13Aが、多極磁石12の前側の端面12Aと対向して配置される。絞りリング6は、この多極磁石12と本体部13Aとの間に作用する磁気吸引力によって、フランジ8側に引き寄せられ、その前側の端面6Aがフランジ8の後側の端面8A(板金部品13の本体部13Aを含む)に押圧当接される。この力は、常時作用することから、絞りリング6は、常にフランジ8にガタ寄せされる。この結果、ガタが除去され、常に安定した回転操作を実現できる。
ここで、多極磁石12と本体部13Aとの間に作用する磁気吸引力は、多極磁石12と突起部13Bとの間に作用する磁気吸引力よりも弱い力に設定される。具体的には、ガタを取り除く程度に力に設定される。これにより、絞りリング6とフランジ8との間に作用する摩擦を低減でき、よりスムーズな回転操作を実現できる。
なお、多極磁石12と突起部13Bとの間に作用する磁気吸引力は、多極磁石12と突起部13Bとの間に形成される隙間Δdによって調整される。この隙間Δdを広くすることにより、多極磁石12と板金部品13の本体部13Aとの間に作用する磁気吸引力は弱くなる。一方、この隙間Δdを狭くすることにより、多極磁石12と板金部品13の本体部13Aとの間に作用する磁気吸引力は強くなる。適度なクリック感を発生できる隙間Δdに設定される。
絞りリング6には、1クリックごとの回転を検出する回転検出部が備えられる。回転検出部は、絞りリング6に備えられた多極磁石12と、固定枠7に備えられたMRセンサ(Magneto Resistive Sensor;磁気抵抗効果素子)14と、で構成される。
MRセンサ14は、絞りリング6の回転による磁束の変化を検出し、磁束が閾値を超えると、信号(パルス信号)を出力する。固定枠7には、このMRセンサ14が取り付けられるセンサ取り付け部7Bが備えられる。センサ取り付け部7Bは、図4に示すように、MRセンサ14を収容可能な凹部として固定枠7の外周面上に備えられる。このセンサ取り付け部7Bが備えられる位置は、絞りリング6が固定枠7に取り付けられた場合に、多極磁石12が配置される位置である。
なお、円周方向において、MRセンサ14を取り付ける位置は、絞りリング6がクリックストップした場合に、多極磁石12のS極とN極の境界となる位置とされる。これにより、絞りリング6がクリックストップするたびMRセンサ14からパルス信号が出力される(各磁極の中心が、突起部13Bの中心を通過するたびにパルス信号が出力される。)。
回転検出部は、MRセンサ14から出力されるパルス信号を検出することにより、絞りリング6の1クリックごとの回転を検出する。
[作用]
鏡胴本体2に組み付けられた絞りリング6には、その内周部に備えられたリング状の多極磁石12と、固定枠7に備えられた板金部品13との間に磁気吸引力が作用する。この磁気吸引力は、板金部品13の本体部13Aと多極磁石12との間に作用する磁気吸引力と、板金部品13の突起部13Bと多極磁石12との間に作用する磁気吸引力とに分けられる。
板金部品13の本体部13Aと多極磁石12との間に作用する磁気吸引力は、常時、絞りリング6をフランジ8に向けて引き寄せる機能を提供する。この結果、常に絞りリング6の前側の端面6Aが、フランジ8の後側の端面8Aに当接される。すなわち、ガタ寄せされる。これにより、絞りリング6の取り付けに伴うガタが除去され、常に安定した回転操作が実現される。
一方、板金部品13の突起部13Bと多極磁石12と間に作用する磁気吸引力は、絞りリング6を一定の角度間隔でクリックストップさせる機能を提供する。
図8及び図9は、磁気吸引力によるクリックストップの機能の説明図である。同図は、磁気吸引力によってクリックストップされる絞りリング6と固定枠7との関係を模式的に示した図である。
図8は、多極着磁された多極磁石12の1つの磁極(図8ではS極)の中心が、突起部13Bの中心と一致した場合を示している。絞りリング6は、各磁極の中心が、突起部13Bの中心と一致する地点で磁気的に安定する。すなわち、突起部13Bと多極磁石12との間に作用する磁気吸引力の釣り合いがとれる。図9は、磁極の中心(磁気的安定点)が、突起部13Bの中心からずれた場合を示している。この場合、絞りリング6には、磁気的に安定する状態に戻ろうとする力Fが作用する。絞りリング6を回転させると、一定の角度間隔で各磁極の中心(磁気的安定点)が、突起部13Bを通過する。各磁極の中心(磁気的安定点)が、突起部13Bを通過する前後において、磁気的に安定する状態に戻ろうとする力Fが絞りリング6に作用する。この力がクリック感として操作者に伝わる。また、絞りリング6を回転させる力を開放すると、絞りリング6は、磁気的に安定する点で自動的に停止する。すなわち、クリックストップする。
このように、本実施の形態のレンズ鏡胴1によれば、絞りリング6に備えられた多極磁石12と、固定枠7に備えられた板金部品13との作用で絞りリング6の回転にクリック感を発生させることができる。同時に、多極磁石12と板金部品13の本体部13Aとの間に作用する磁気吸引力によって、絞りリング6をガタ寄せでき、安定した操作感を与えることができる。また、ガタ寄せできることから、各部品に要求される加工精度を緩和できる。また、クリック感の調整についても、隙間の管理のみで安定させることができる。また、その隙間の管理についても、径嵌合の管理は容易であるため、製品間でバラツキのない安定した生産が可能になる。
[第2の実施の形態]
[構成]
図10は、本発明が適用されたレンズ鏡胴の第2の実施形態の外観構成を示す平面図である。
本実施の形態のレンズ鏡胴1は、当該レンズ鏡胴1で設定可能な絞り値が絞りリング6の外周面(平滑部6B)にプリント(又は刻印)される。レンズ鏡胴1は、この絞りリング6にプリントされた絞り値を鏡胴本体2の外周面(固定枠7のフランジ8の外周面)にプリント(又は刻印)された指標Iに合わせることにより、絞り値が設定される。
図10は、設定可能な絞り値が、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22の場合を示している。この場合、絞りリング6の外周面には、「2.8」、「4」、「5.6」、「8」、「11」、「16」、「22」の各数値がプリントされる。なお、「A」は、オート(Auto)である。絞り値を自動設定するモード(オート撮影モード、シャッター速度モード等)では、指標Iに「A」を合わせる。オート(A)は、F22(22)の次の位置に設定される。
絞りリング6は、オート(A)を含む各絞り値の位置でクリックストップする。クリックストップする間隔は一定の角度間隔に設定される。
また、絞りリング6は、可動範囲が規制され、一定の角度範囲で回転操作可能に設けられる。具体的には、指標Iが「2.8」(F2.8)に合う位置から指標Iが「A」(オート)に合う位置までの間で回転操作可能に設けられる。絞りリング6の可動範囲の規制は、可動範囲規制部で実現される。
図11は、絞りリングの取り付け部の概略構成を示す分解斜視図である。図12は、絞りリングの取り付け部の側面断面図である。図13は、図12の13-13断面図である。
可動範囲規制部は、固定枠7側に備えられる可動範囲規制溝7Cと、絞りリング6側に備えられる可動範囲規制爪6Eと、で構成される。
可動範囲規制溝7Cは、円周方向に沿って延びる溝として、固定枠7の外周面に備えられる。可動範囲規制溝7Cは、所定の角度範囲で備えられる。可動範囲規制溝7Cは、固定枠7の外周面の3箇所に備えられたロック用溝部11の1つに連通される。3箇所に備えられたロック用溝部11のうちの1つの入口部11Aが、可動範囲規制溝7Cまで延び、可動範囲規制溝7Cに連通される。
可動範囲規制爪6Eは、可動範囲規制溝7Cに嵌合可能な凸部として、絞りリング6の内周面に備えられる。より具体的には、可動範囲規制溝7Cに嵌合する高さを有し、かつ、その厚さ(光軸方向の幅)が、可動範囲規制溝7Cの幅(光軸方向の幅)とほぼ同じ寸法を有する。また、その横幅(円周方向の幅)が、ロック用溝部11の入口部11Aの幅(円周方向の幅)とほぼ同じ寸法を有する。
絞りリング6を固定枠7に取り付ける場合は、まず、絞りリング6に備えられた可動範囲規制爪6Eの位置と固定枠7に備えられたロック用溝部11(可動範囲規制溝7Cに連通されたロック用溝部11)の入口部11Aの位置を合わせる。その後、絞りリング6を光軸方向に沿ってスライドさせ、可動範囲規制爪6Eを可動範囲規制溝7Cに嵌合させる。可動範囲規制爪6Eを可動範囲規制溝7Cに嵌合させることにより、絞りリング6の可動範囲が規制され、一定の角度範囲で回転操作可能に支持される。すなわち、可動範囲規制爪6Eが、可動範囲規制溝7Cの端部に当接するまでの範囲内で回転操作可能に支持される。絞りリング6は、可動範囲規制溝7Cの一方側の端部に可動範囲規制爪6Eが当接すると、指標Iの位置に「2.8」(F2.8)が位置する。また、可動範囲規制溝7Cの他方側の端部に可動範囲規制爪6Eが当接すると、指標Iの位置に「A」(オート)が位置する。
本実施の形態のレンズ鏡胴1において、多極磁石12は、絞りリング6の可動範囲に対応した範囲に備えられる。
図14は、図12の14-14断面図である。同図に示すように、絞りリング6には、円弧状の多極磁石12が取り付けられる。絞りリング6の内周部には、この多極磁石12の取り付け部として、円弧状の凹部6Dが備えられる。
多極磁石12は、絞り値の設定間隔と同じ角度間隔で着磁される。たとえば、絞り値の設定間隔が18°の場合、18°間隔でS極及びN極が交互に切り替わるように着磁される。
板金部品13の突起部13Bは、多極磁石12の1つの磁極(S極又はN極)に対応した構成を有する。すなわち、円周方向において、1つの磁極と同じ幅を有し、光軸方向において、1つの磁極と同じ長さを有する。
[作用]
レンズ鏡胴1は、可動範囲規制部(可動範囲規制溝7C及び可動範囲規制爪6E)によって、絞りリング6の可動範囲が一定の角度範囲に規制される。絞りリング6は、可動範囲内において、一定の角度おきにクリックストップ可能に保持される。
図15は、クリックストップの機能の説明図である。同図は、磁気吸引力によってクリックストップされる絞りリング6と固定枠7との関係を模式的に示した図である。なお、同図は、F8の位置でクリックストップした状態を示している。
絞りリング6は、可動範囲R内で回転操作される。絞りリング6は、各磁極の中心が、板金部品13の突起部13Bの中心と一致する位置で磁気的に安定する。この位置からずれると、磁気的に安定する状態に戻ろうとする力が絞りリング6に作用する。この力がクリック感として操作者に伝わる。また、絞りリング6を回転させる力を開放すると、絞りリング6は、磁気的に安定する点で自動的に停止する。すなわち、クリックストップする。
また、本実施の形態のレンズ鏡胴1においても、板金部品13の本体部13Aと多極磁石12との間に磁気吸引力が作用する。このため、本実施の形態のレンズ鏡胴1においても、絞りリング6が、フランジ8に向けて引き寄せられる。すなわち、ガタ寄せされる。これにより、絞りリング6の取り付けに伴うガタが除去され、常に安定した回転操作が実現される。
[変形例]
[位置に応じて発生させるクリック感を変える場合]
上記実施の形態では、どの位置においても同じクリック感が発生する構成とされているが、位置に応じて発生させるクリック感を変えることもできる。これにより、指に伝わるクリック感から絞りリング6の設定状態を把握でき、操作性を向上できる。
たとえば、絞り値を1段ごと切り替える場合に選択できる絞り値を「主設定値」、1/3段ずつ切り替える場合にのみ選択できる絞り値を「副設定値」とする。この場合、絞り値を1/3段ずつ切り替える設定とした場合に選択可能な絞り値から主設定値を除いたものが副設定値となる。たとえば、F2.8からF22の範囲では、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16及びF22が主設定値となり、F3.2、F3.5、F4.5、F5、F6.3、F7.1、F9、F10、F13、F14、F18及びF20が副設定値となる。
このように主設定値及び副設定値を設定した場合において、主設定値の位置で発生させるクリック感と、副設定値の位置で発生させるクリック感を変えることができる。
各位置で発生させるクリック感の強さは、各位置で発生させる磁気吸引力の大きさを調整することによって調整できる。たとえば、主設定値の位置で発生させるクリック感を副設定値の位置で発生させるクリック感よりも強くする場合は、副設定値の位置で発生する磁気吸引力よりも主設定値の位置で発生する磁気吸引力の方が強くなるように設定する。
各位置で発生せる磁気吸引力は、突起部13Bとの間に形成される隙間Δdの大きさを変えることで調整できる。たとえば、主設定値の位置で発生させるクリック感を副設定値の位置で発生させるクリック感よりも強くする場合は、主設定値の部分に形成される隙間を副設定値の部分に形成される隙間よりも狭くする。これにより、主設定値の部分において、強いクリック感が発生する。
図16及び図17は、隙間を調整してクリック感を変える場合の多極磁石と突起部との関係を模式的に示した図である。同図は、主設定値の位置で強いクリック感を発生させる場合の例を示している。なお、図16は、主設定値の位置でクリックストップさせた状態を示しており、図17は、副設定値の位置でクリックストップさせた状態を示している。
図16及び図17に示すように、主設定値の位置で強いクリック感を発生させる場合、主設定値(F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16及びF22)の部分の高さ(絞りリング6の半径方向の厚さ)を、副設定値(F3.2、F3.5、F4.5、F5、F6.3、F7.1、F9、F10、F13、F14、F18及びF20)の部分の高さよりも高くする。これにより、主設定部の部分に形成される隙間が、副設定値の部分に形成される隙間よりも狭くなり、主設定値の位置において、強い磁気吸引力が発生する。この結果、主設定値と副設定値との間で異なるクリック感が発生する。
なお、本例において、主設定値の位置に配置される磁極の部分は第1の磁石部の一例であり、副設定値の位置に配置される磁極の部分は第2の磁石部の一例である。また、主設定値の配置間隔は、第1の角度間隔の一例であり、副設定値の配置間隔は、第2の角度間隔の一例である。副設定値は、隣り合う主設定値の間に一定の角度間隔(第2の角度間隔)で配置される。
上記の例では、隙間を調整することで、各位置で発生させる磁気吸引力を調整する構成としているが、各位置で発生させる磁気吸引力を調整する方法は、これに限定されるものではない。たとえば、突起部13Bと対向する面の面積を変えることによって調整することもできる。この場合、主設定値の部分と副設定値の部分において、突起部13Bと重なり合う領域の面積が変わる。この面積が変わることによって、発生する磁気吸引力が変わる。
図18は、突起部に重なり合う領域の面積を変えて磁気吸引力を調整する場合の多極磁石の構成の一例を示す図である。同図は、多極磁石12を平面的に展開した図を示している。
同図に示すように、主設定値で発生するクリック感を副設定値で発生するクリック感よりも強くする場合、突起部13Bと対向する面における主設定値(F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16及びF22)の部分の面積を、副設定値(F3.2、F3.5、F4.5、F5、F6.3、F7.1、F9、F10、F13、F14、F18及びF20)の部分の面積よりも大きくする。なお、同図に示す例では、光軸方向の長さを調整することで主設定値の部分の面積と副設定値の部分の面積を変えている。
このように、主設定値の部分と副設定値の部分の面積を変えることによっても、クリック感を変えることもできる。
絞りリング6がエンドレスに回転操作される場合においても、一定の角度間隔でクリック感を変えるようにしてもよい。たとえば、1クリックおきに強いクリック感が発生するように構成したり、2クリックおきに強いクリック感が発生するように構成したりしてもよい。
[磁石部の変形例]
上記実施の形態では、多極磁石を用いて、絞りリング6に複数の磁石部を備える構成としているが、絞りリング6に備える磁石部の構成は、これに限定されるものではない。
図19は、絞りリングに備える磁石部の他の一例を模式的に示す図である。
同図に示すように、複数の磁石20を円周方向に一定の角度間隔で配置することもできる。この場合、各磁石20が、磁石部を構成する。
また、絞りリングが樹脂成形品で構成される場合、磁石部は絞りリングに一体成形することもできる。たとえば、磁石部が、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、ネオジム磁石等で構成される場合は、インサート成形により、絞りリングに一体成形することができる。また、たとえば、磁石の部分をボンド磁石(プラスチック磁石ともいう)で二色成形により、磁石部を絞りリングに一体成形することもできる。たとえば、ボンド磁石を用いて絞りリングの内周部分を二色成形し、多極着磁して磁石部を一体成形することができる。
この他、たとえば、多極着磁されたシート状のラバー磁石を絞りリングの内周部に貼り付けて、絞りリングに磁石部を設ける構成とすることもできる。
[第1磁性部及び第2磁性部の変形例]
上記実施の形態では、板金部品13として、第1磁性部及び第2磁性部を一体成形品で構成しているが、第1磁性部及び第2磁性部は、別部品で構成することもできる。第1磁性部及び第2磁性部を一体成形品で構成することにより、固定枠への組み付けを容易にできる。
なお、固定枠が樹脂成形品で構成される場合、固定枠は、第1磁性部及び第2磁性部がインサート成形された一体成形品として構成することもできる。
また、第1磁性部については、磁石で構成することもできる。
図20は、第1磁性部を磁石で構成する場合の一例を模式的に示す図である。
同図に示すように、固定枠7の外周面に磁石22を配置する。この場合、磁石22のN極が多極磁石12のS極と向き合う位置(磁石22のS極が多極磁石12のN極と向き合う位置)で磁気的に安定し、絞りリング6がクリックストップする。
なお、固定枠が樹脂成形品で構成される場合、磁石22の部分をボンド磁石で二色成形し、固定枠に一体成形することもできる。
[端面当接部の変形例]
上記実施の形態では、フランジ8として、端面当接部が固定枠7に一体成形された構成としているが、端面当接部は、別部品で構成することもできる。たとえば、固定枠に別途取り付けられたリング状の部材を端面当接部として使用することもできる。
また、絞りリング6を回転させた際の摺動抵抗を低減させるため、フランジ8には、その後側の端面8Aにボールを組み込むこともできる。ボールは、円周方向に沿って一定の間隔で配置することが好ましい。
[回転検出部の変形例]
上記実施の形態では、絞りリング6に備えられた多極磁石12による磁束の変化をMRセンサ14で検出することで、絞りリング6の1クリックごとの回転を検出する構成としているが、絞りリング6の回転を検出する手段は、これに限定されるものではない。この他、符号板と接点ブラシで構成される公知のポジションセンサを用いて絞りリング6の回転及び回転位置を検出する構成とすることもできる。
なお、MRセンサを用いて絞りリングの1クリックごとの回転を検出する場合において、その回転方向も検出する場合は、2つのMRセンサが用いられる。
[磁石部と磁性部との関係の変形例]
上記実施の形態では、固定枠側に磁性部(第1磁性部及び第2磁性部)を備え、絞りリング側に磁石部を備える構成としているが、固定枠側に磁石部(第1磁石部及び第2磁石部)を備え、絞りリング側に磁性部を備える構成とすることもできる。
図21は、固定枠側に磁石部、絞りリング側に磁性部を備える場合の絞りリングの取り付け部の構成の一例を示す分解斜視図である。
同図に示すように、絞りリング6には、磁性部として、板金部品23が備えられる。板金部品23は、絞りリング6の内周部に備えられる。
一方、固定枠7には、磁石部として、円周方向に一定の角度間隔で多極着磁された多極磁石24が備えられる。多極磁石24は、円筒部24Aとフランジ部24Bとで構成される。円筒部24Aは、固定枠7の外周部に備えられる。円筒部24Aの各磁極の部分は、第1磁石部の一例である。フランジ部24Bは、固定枠7に一体的に備えられたフランジ8の後側の端面8Aに備えられる。フランジ部24Bは、第2磁石部の一例である。
絞りリング6を固定枠7に組み付けると、絞りリング6に備えられた板金部品23の内周部が、固定枠7に備えられた多極磁石24の円筒部24Aに対向して配置される。この結果、絞りリング6を回転させると、多極磁石24の円筒部24Aと板金部品23との間に作用する磁気吸引力によって、絞りリング6の回転にクリック感が発生する。
また、絞りリング6を固定枠7に組み付けると、板金部品23の前側の端面が、多極磁石24のフランジ部24Bに対向して配置される。この結果、多極磁石24のフランジ部24Bと板金部品23との間に作用する磁気吸引力によって、絞りリング6を固定枠7のフランジ8に向けて引き寄せる力が発生する。これにより、絞りリング6が、ガタ寄せされる。
このように、固定枠側に磁石部(第1磁石部及び第2磁石部)、絞りリング側に磁性部(板金部品23)を備えた構成とした場合も、絞りリング6を一定の角度間隔でクリックストップさせることができ、かつ、ガタ寄せできる。
なお、本例では、第1磁石部(多極磁石24の円筒部24A)及び第2磁石部(多極磁石24のフランジ部24B)を一体成形品として構成しているが、第1磁石部及び第2磁石部は別部品で構成することもできる。
また、上記の例では、磁性部を強磁性体の板金部品23で構成しているが、磁性部を磁石で構成することもできる。
また、本例のように、固定枠側に磁石部、絞りリング側に磁性部を備える構成とする場合においても、第2磁石部(多極磁石24のフランジ部24B)と磁性部(板金部品23)との間に作用する磁気吸引力が、第1磁石部(多極磁石24の円筒部24A)と磁性部(板金部品23)との間に作用する磁気吸引力よりも弱くなるように設定することが好ましい。これにより、絞りリング6とフランジ8との間に作用する摩擦を低減でき、よりスムーズな回転操作を実現できる。
また、本例のように、固定枠側に磁石部、絞りリング側に磁性部を備える構成とする場合においても、位置に応じてクリック感に差をもたせた構成とすることができる。すなわち、主設定値の位置と副設定値の位置でクリック感に差をもたせることができる。この場合、主設定値の位置で発生する磁気吸引力と副設定値の位置で発生する磁気吸引力が変わるように構成する。たとえば、主設定値の位置で発生させるクリック感を、副設定値の位置で発生させるクリック感よりも強くする場合は、主設定値の位置で発生する磁気吸引力を、副設定値の位置で発生する磁気吸引力よりも強くする。多極磁石24の円筒部24A(第1磁石部)と板金部品23(磁性部)との間に作用する磁気吸引力の調整は、板金部品23との間に形成される隙間の大きさ、及び/又は、板金部品23と重なる領域の面積の大きさを調整することによって行われる。なお、この場合、主設定値の位置に配置される磁極部分が第1の第1磁石部を構成し、副設定値の位置に配置される磁極部分が第2の第1磁石部を構成する。
また、本例のように、固定枠側に磁石部、絞りリング側に磁性部を備える構成とする場合においても、可動範囲規制部によって、絞りリング6の可動範囲を規制できる。この場合、絞りリング6の可動範囲に対応した角度範囲に磁石部が備えられる。
更に、固定枠7が樹脂成形品で構成される場合、固定枠側に備えられる磁石部(多極磁石24)は、インサート成形によって、固定枠に一体成形することもできる。また、ボンド磁石を用いて、二色成形によって、固定枠に一体成形することもできる。同様に、絞りリング6が樹脂成形品で構成される場合、磁性部(板金部品23)については、インサート成形によって、絞りリング6に一体成形することもできる。
[操作リングの変形例]
上記実施の形態では、本発明を絞りリングに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。クリック操作される操作リング全般に適用できる。
[レンズ鏡胴の変形例]
上記実施の形態では、本発明を交換レンズのレンズ鏡胴に適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。レンズ一体式カメラのレンズ鏡胴にも適用できる。また、撮影装置に限らず、顕微鏡、望遠鏡、双眼鏡等の光学機器のレンズ鏡胴にも適用できる。
1 レンズ鏡胴
2 鏡胴本体
3 マウント
4 フォーカスリング
5 ズームリング
6 絞りリング
6A 絞りリングの前側の端面
6B 絞りリングの外周の平滑部
6C 絞りリングの外周のローレット部
6D 絞りリングの内周の凹部
6E 可動範囲規制爪
7 固定枠
7A 固定枠の外周の凹部
7B センサ取り付け部
7C 可動範囲規制溝
8 フランジ
8A フランジの後側の端面
8B フランジの後側の端面の凹部
9 押さえリング
10 ロック用爪部
11 ロック用溝部
11A ロック用溝部の入口部
11B ロック用溝部のロック部
12 多極磁石
12A 多極磁石の前側の端面
13 板金部品
13A 板金部品の本体部
13B 板金部品の突起部
14 MRセンサ
20 磁石
22 磁石
23 板金部品
24 多極磁石
24A 多極磁石の円筒部
24B 多極磁石のフランジ部
F 力
I 指標
L 光軸
R 可動範囲
Δd 隙間

Claims (6)

  1. 円筒状の固定枠と、
    前記固定枠の外周に径嵌合され、かつ、軸方向の移動が規制されて、円周方向に操作される操作リングと、
    前記固定枠に備えられ、前記操作リングの端面が当接される端面当接部と、
    円周方向に沿って一定の角度間隔で前記操作リングの内周部に備えられる少なくとも1つの磁性部と、
    前記固定枠の外周面上に備えられ、かつ、前記磁性部と隙間をもって対向して配置され、前記磁性部との間に作用する磁気吸引力によって、前記操作リングと前記固定枠との間に、前記固定枠の半径方向に作用する吸引力を発生させる第1磁性部と、
    前記端面当接部に備えられ、前記磁性部との間に作用する磁気吸引力によって、前記操作リングと前記固定枠との間に、前記固定枠の軸方向に作用する吸引力を発生させて、前記操作リングを前記端面当接部に当接させる第2磁性部と、
    を備え、前記固定枠の軸方向に作用する吸引力が、前記固定枠の半径方向に作用する吸引力よりも弱く設定された、
    操作部材。
  2. 前記操作リングは、前記端面当接部と、前記固定枠の外周に取り付けられた円筒形状の部材との間に挟まれて、軸方向の移動が規制される、
    請求項1に記載の操作部材。
  3. 前記第1磁性部及び前記第2磁性部が、磁性材料による一体成形品で構成される、
    請求項1又は2に記載の操作部材。
  4. 前記第2磁性部が、前記固定枠の外周に径嵌合されるリング形状又は円弧形状を有し、
    前記第1磁性部が、前記第2磁性部から前記固定枠の外周面に沿って光軸方向に延びる板形状を有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の操作部材。
  5. 前記第2磁性部が、前記端面当接部の端面と同一面上に配置され、
    前記第1磁性部が、前記固定枠の外周面と同一面上に配置される、
    請求項4に記載の操作部材。
  6. 前記固定枠が、レンズ鏡筒の鏡胴本体を構成する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の操作部材。
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