JP2011033885A - レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズの偏心調整を容易にすること。
【解決手段】固定レンズ30を保持した固定レンズ枠3を、レンズ鏡胴10(前枠)の内周に螺着された押え環4によって、光軸0方向にてレンズ鏡胴10の当接面10Aに押し付けて固定したレンズ装置であって、固定レンズ枠3の外周側面に、固定レンズ枠3を回動させるための歯車3Aを形成し、レンズ鏡胴10に、固定レンズ枠3の歯車3Aを露出させる調整用孔10Dを形成したことで、押え環4による固定レンズ枠3の押し付けを緩めた状態で、調整用孔10Dを介して歯車3Aにより固定レンズ枠3を回動可能にした。
【選択図】図3

Description

本発明は、レンズ装置に係り、特にレンズの偏心調整を容易に行うことができる偏芯調整構造に関する。
従来、テレビの取材等で使用される持ち運び可能なENG(Electronic News Gathering)カメラに用いられるレンズ装置が知られている(特許文献1)。
また、最も被写体側に位置する前玉レンズのレンズ枠がレンズ鏡胴に回動可能に嵌合され、レンズ枠をレンズ鏡胴に対して回動させることで偏心調整し、レンズ枠が偏心調整された状態でレンズ枠よりも被写体側から挿入される押え環をレンズ鏡胴本体に螺着することでレンズ枠をレンズ鏡胴に押し付けて固定する構造が知られている(特許文献2)。
特開2003−29123号公報 特開2007-219023号公報
しかしながら、押え環を緩めてレンズ枠を回すことでレンズの偏心調整を行う際に、レンズの前方からレンズ枠を回す必要があるため、測定機(MTF測定機やコリメータ)上で測定値や像を見ながらレンズ枠を回す行うことが困難であるという課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、レンズの偏心調整を容易に行うことができるレンズ装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、レンズを保持したレンズ保持枠を、レンズ鏡胴の内周に螺着された押え環によって、前記レンズの光軸方向にて前記レンズ鏡胴の当接部に押し付けて固定したレンズ装置であって、前記レンズ保持枠の外周側面に、前記レンズ保持枠を回動させるための歯車が形成されているとともに、前記レンズ鏡胴のうち前記レンズ保持枠の外周を囲む部分に、前記レンズ保持枠の前記歯車を露出させる開口部が形成され、前記押え環による前記レンズ保持枠の押し付けを緩めた状態で前記開口部を介して前記歯車により前記レンズ保持枠を回動可能であることを特徴とするレンズ装置を提供する。
本発明によれば、レンズ保持枠の外周側面に、レンズ保持枠を回動させるための歯車が形成されているとともに、レンズ鏡胴のうちレンズ保持枠の外周を囲む部分に、レンズ保持枠の歯車を露出させる開口部が形成されているので、押え環によるレンズ保持枠の押し付けを緩めた状態で、レンズ鏡胴後方の測定機の測定値又は像を見ながら、レンズ鏡胴側方から開口部を介して歯車によりレンズ保持枠を回動させることで、レンズの偏心調整を容易に行うことができる。即ち、レンズ鏡胴後方からの測定値又は像の視認と、レンズ鏡胴側方からのレンズ保持枠及びレンズの回動とを、同時に行うことができる。
また、本発明の一態様では、前記押え環と前記レンズ保持枠との間に配置され、前記レンズ保持枠を前記レンズの光軸方向にて前記レンズ鏡胴の前記当接部に付勢する環状の付勢部材を備え、前記付勢部材の外周に突起が形成され、前記レンズ鏡胴の内周に前記付勢部材の前記突起に対応する凹部が形成され、前記付勢部材の前記突起と前記レンズ鏡胴の前記凹部とが嵌合することで前記付勢部材の回動を規制することを特徴とする。これにより、付勢部材の付勢によりレンズ保持枠の倒れを防ぐとともに、レンズの偏心調整を完了して押え環を締め付ける際に、押え環と一緒にレンズ保持枠が回動しないようにすることができ、レンズ位置が偏心調整完了時のベスト位置から変化することを防ぐことができる。
また、本発明の一態様では、前記歯車は、前記レンズの光軸方向において前記レンズの重心位置の近傍に配置されていることを特徴とする。また、本発明の一態様では、前記歯車は、前記レンズの光軸方向において前記レンズ鏡胴の前記当接部の近傍に配置されていることを特徴とする。これにより、レンズ保持枠を回し易くなり偏心調整の作業性が向上するとともに、レンズ保持枠の倒れに因る光学性能の低下を抑えることができる。
また、本発明の一態様では、前記レンズ鏡胴の前記開口部は、前記レンズ鏡胴に取付けられたレンズフードによって覆われていることを特徴とする。これにより、開口部を外観上目立たないようにすることができる。
また、本発明の一態様では、前記レンズ鏡胴の前記開口部は、前記レンズ鏡胴の前記開口部に嵌め込まれたカバーによって塞がれていることを特徴とする。これにより、開口部を外観上目立たないようにすることができる。また、開口部からレンズ鏡胴内へ塵埃が入ることを防止することができる。
また、本発明の一態様では、前記レンズ鏡胴を構成する部材のうち最も前記レンズの光軸側に配置された部材と前記レンズ保持枠とが嵌合していることを特徴とする。これにより、部品の積み重ねによるレンズ位置ずれを防止することができる。
本発明によれば、レンズの偏心調整を容易に行うことができる。
本発明に係るレンズ装置を側面から見た断面図 図1に示したレンズ装置の前方部の外観を示す斜視図 図2のF3−F3線に沿った断面図 レンズフードが未装着のレンズ装置の前方外観を示す斜視図 レンズフード及び調整用孔カバーが未装着のレンズ装置の前方外観を示す斜視図 図5のF6−F6線に沿った断面図 押え環及び波板ばね及び固定レンズ枠を示す分解斜視図 調整用孔からレンズ保持枠の歯車を見た様子を示す説明図
以下、添付図面に従って本発明に係るレンズ装置の実施の形態について説明する。
[レンズ装置の全体構成]
図1は、本発明が適用された例えば民生用のビデオカメラ、テレビ放送用のENGカメラ、監視用カメラ等に適用されるリアフォーカス式で可変焦点距離のレンズ装置を側面から見た断面図であり、光軸Oから上半分に関して示している。
図1において、主として前枠10、前固定環12、第1本体環14、第2本体環16、後固定環18、マウント取付枠20及びマウント環22が一体的に連結され、略円筒状のレンズ鏡胴を構成している。レンズ鏡胴本体は、マウント環22によりレンズ交換式のカメラ本体に装着される。
第1本体環14は、レンズ鏡胴本体の最内周の構成部材であり、この第1本体環14の外周前方側に前固定環12がねじにより固定され、前固定環12の前方に前枠10がねじにより固定されている。また、第1本体環14の外周後方側に第2本体環16がねじにより固定され、第2本体環16の後方に後固定環18が、後固定環18の後方にマウント取付枠20が、マウント取付枠20の後方にマウント環22がそれぞれねじにより固定されている。
前枠10の内周には、最前(最も被写体側)の固定レンズ30を保持した固定レンズ枠3が取り付けられている。前枠10の内周には、押え環4が回動可能に螺着されている。押え環4は、環状の波板ばね5を介して、固定レンズ枠3を光軸0方向にて前枠10に押し付けることで、固定レンズ枠3を前枠10に固定している。また、固定レンズ枠3の外周側面に、固定レンズ枠3を回動させるための歯車3Aが形成されている。また、前枠10に調整用孔10Dが形成され、その調整用孔10Dに調整用孔カバー6が嵌め込まれている。また、前枠10には、レンズフード24が着脱自在に装着されている。このような固定レンズ30周辺の構造については、後に詳説する。
このレンズ装置1における光学系は、物体側から順に、固定レンズ(第1群レンズ)30、ズーム(変倍)レンズ(第2群レンズ)32、前マスターレンズ(第3群レンズ)34、フォーカスレンズ(第4群レンズ)36、及び後マスターレンズ(第5群レンズ)38の5群から構成されている。また、前マスターレンズ34の直前には、虹彩絞り40が設けられている。
ズームレンズ32が取り付けられたレンズ枠42は、押え環44により移動枠46に固定されている。第1本体環14の内周部にはカム筒48が回動可能に保持されており、移動枠46は、カムピン46Aを介してカム筒48の内周部に保持されている。即ち、第1本体環14の内周面には光軸O方向の直進溝14Aが形成されるとともに、カム筒48にはカム溝(カム形状の孔)48Aが形成されており、移動枠46に固定されたカムピン46Aが、カム筒48のカム溝48Aを挿通して第1本体環14の直進溝14Aに係合されている。これによって移動枠46は、回転が規制された状態で光軸O方向に直進可能に保持されるとともに、カムピン46Aがカム溝48Aに係合する位置に保持される。従って、カム筒48が回動すると、カム筒48のカム溝48Aと第1本体環14の直進溝14Aとの交差位置がカム形状に応じた位置に変化し、その交差位置へのカムピン46Aの移動によって移動枠46が光軸O方向に進退移動する。
一方、第2本体環16の外周部には、ズームリング50が回動可能に配置されており、そのズームリング50の内周面の径方向内向きに棒状の連結軸52が取り付けられている。この連結軸52は、第1本体環14に形成された周方向の長孔(図示せず)を挿通してカム筒48に連結されている。これにより、ズームリング50を回動操作すると、それに連動してカム筒48が回動する。カム筒48が回動すると、上述のように移動枠46が進退移動し、移動枠46と連動してズームレンズ32が光軸O方向に移動する。従って、ズームリング50の回動操作によりズーム倍率が変更されるようになっている。
虹彩絞り40は、主としてプラスチック製の地板(絞り枠)54と、菊座(カム板)56と、絞り枠54とカム板56との間に配置された複数枚の絞り羽根58とによって構成されている。後固定環18とマウント取付枠20との間には、アイリスリング60が回動可能に配設され、このアイリスリング60には、カム板56から延出する連結軸56Aが連結されている。これにより、アイリスリング60の回動によりカム板56が回動し、絞り羽根58が開閉動作するようになっている。
フォーカスレンズ36は、光学系の焦点位置を変更するもので、前マスターレンズ34等を保持する保持枠62と、この保持枠62の後端に配設される後マスターレンズ38のレンズ枠64との間に保持されているガイド軸及び回り止め(図示せず)により、光軸O方向に移動可能に支持されている。また、保持枠62には、ガイド軸を挟んで一対のボイスコイルモータ(VCM)66が配設されており、フォーカスレンズ36は、このVCM66の動力によって電動で駆動されるようになっている。
前固定環12の外周部には、第1フォーカスリング70、及び第2フォーカスリング72がそれぞれ回動可能に配置されている。第1フォーカスリング70は、回動範囲が規制されておらず、エンドレスに回転させることができるとともに、光軸方向にスライド可能に配設されている。また、第2フォーカスリング72は、ストッパー軸74により約120度の範囲内で回動できるように規制されている。
第1フォーカスリング70と第2フォーカスリング72とが対向する端面には、それぞれ鋸歯状のクラッチ部70A、72Aが形成されており、図1に示す状態では、クラッチ部70A,72Aが連結(噛合)し、第1フォーカスリング70と第2フォーカスリング72とが一体的に回動する。従って、この状態で、第1フォーカスリング70を手動で回動させる場合には、約120度の範囲内でのみ回動させることができる。
一方、第1フォーカスリング70を、クリック用弾性部材76を乗り越えるように前方にスライドさせると、前記クラッチ部70A、72Aの連結が外れる。これにより第1フォーカスリング70は、エンドレスで回転できるようになる。
上記構成のレンズ装置1の側面には、ねじ孔80、82を介してグリップ部を兼ねた駆動部(図示せず)が取り付けられる。
駆動部は、ズームリング50、アイリスリング60を駆動するための駆動手段を有するとともに、内部に制御基板が配設され、シーソー式のズームスイッチにより電動でズームレンズ32等を駆動制御するとともに、フォーカスレンズ36や虹彩絞り40を制御する。
<各種の検出手段>
第1本体環14の外周面には、光軸方向に沿ってリニアポテンショメータが配設されており、このリニアポテンショメータ(ズームリニアPOT)は、カム筒48の回転によりズームレンズ32が光軸方向に移動すると、その移動位置に対応した位置信号(絶対位置を示す信号)をリード線を介して駆動部に出力する。
カム筒48の後端面には、N極、S極が着磁された磁気リング84が接着されており、第1本体環14には、前記磁気リング84に対向して磁気センサ(MRセンサ)が配設されている。カム筒48とともに磁気リング84が回転すると、MRセンサはその回転量に対応するパルス数のパルス信号(相対位置を示す信号)をリード線を介して駆動部に出力する。
尚、ズームリニアPOTの出力は、電源投入時に使用され、その後は、ズーム位置検出用のMRセンサの出力が使用される。
フォーカスレンズ36のガイド軸に対向する保持枠62には、フォーカスレンズ位置検出用のMRセンサが配設されており、このMRセンサは、フォーカスレンズ36の移動量に対応するパルス数のパルス信号(相対位置を示す信号)をリード線を介して駆動部に出力する。また、フォーカスレンズ36の基準位置を検出するためのホームポジションセンサ(フォトインタラプタ)が保持枠62内に配設されており、駆動部は、ホームポジションセンサによって検出されたフォーカスレンズ36の基準位置を基準にしてMRセンサの出力信号をカウントすることによりフォーカスレンズ36の絶対位置を検知している。
第1フォーカスリング70及び第2フォーカスリング72の周囲には、それぞれ歯車70B,72Bが形成されており、これらの歯車70B,72Bは、それぞれ駆動部側に設けられた相対位置検出型センサ(インクリメンタルエンコーダ)、及び絶対位置検出型センサ(アブソリュートエンコーダ)の検出軸の歯車に連結している。
これにより、駆動部は、第1フォーカスリング70の相対的な回転量を検知することができるとともに、第2フォーカスリング72の絶対的な回転位置を検知することができる。
また、前固定環12の先端部には、フォトインタラプタ86が配設されており、一方、第1フォーカスリング70の先端には、遮光板70Cが設けられている。このフォトインタラプタ86は、遮光板70Cの有無を示す検出信号を駆動部に出力する。これにより駆動部は、フォトインタラプタ86からの検出信号により第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結しているか否かを検知することができる。
[レンズ制御]
マウント取付枠20の側面には、スライド式のマクロON/OFFスイッチと、AF/MF切替えスイッチと、ノンロック式のAFプッシュスイッチとが配設されており、これらのスイッチの操作に伴う出力信号は、リード線を介して駆動部に加えられるようになっている。
ここで、マクロON/OFFスイッチは、マクロ撮影モードをON/OFFさせるスイッチである。AF/MF切替えスイッチは、被写体像のコントラストが最大になるように自動的にフォーカスレンズ36を移動させて焦点調節を行うオートフォーカス(AF)モードと、第1フォーカスリングを手動で回動操作することによりフォーカスレンズ36を移動させて焦点調節を行うマニュアルフォーカス(MF)モードとを切り替えるスイッチである。AFプッシュスイッチは、AF/MF切替えスイッチによりMFモードに切り替えられている場合に、キートップが押下(プッシュ)されている期間だけAFモードに切り替えるスイッチである。
<フォーカス制御>
AF/MF切替えスイッチによりAFモードに切り替えられている場合には、駆動部は、第1フォーカスリング70、第2フォーカスリング72の操作にかかわらず、自動的にフォーカスレンズ36を合焦位置に移動させるAF制御を行う。
一方、AF/MF切替えスイッチによりMFモードに切り替えられている場合には、第1フォーカスリング70のスライド位置に応じて、フルMFモード(端付き)とAF/MFモード(エンドレス)とが切り替えられるようになっている。
即ち、駆動部は、前述したフォトインタラプタ86からの検出信号により第1フォーカスリング70のスライド位置(第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結しているか否か)を検知することができ、第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結している場合にはフルMFモードに切り替え、第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結していない場合にはAF/MFモードに切り替える。
駆動部は、第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結しているフルMFモード時には、第2フォーカスリング72の歯車72Bに連結している絶対位置検出型センサからの絶対位置信号(至近から無限遠の範囲内の撮影距離を指令する信号)と、電源投入時のズームリニアPOTの出力及びその後のズーム位置検出用のMRセンサの出力から得られるズーム位置の絶対位置を示す信号(ズーム倍率を示す信号)とに基づいてフォーカスレンズ36を駆動制御する。即ち、撮影距離に対応するフォーカスレンズ36の移動すべき位置は、ズームレンズ32の現在のズーム位置(ズーム倍率)に応じて予め設定されており、駆動部は、第1フォーカスリング70の手動操作に連動して第2フォーカスリング72が回動すると、その回動位置を示す信号(撮影距離を指令する信号)と現在のズーム倍率とに基づいてフォーカスレンズ36を対応する位置に移動させる。
このようにフルMFモードに切り替えられると、第1フォーカスリング70を手動で操作することにより、フォーカスレンズ36を所望の撮影距離に対応する位置に移動させることができる。尚、第1フォーカスリング70は、ストッパー軸74によって回動範囲が規制されている端付きの第2フォーカスリング72に連結しているため、その回動範囲が第2フォーカスリング72と同様に規制され、至近端から無限遠端に対応する回動範囲内で回動できるようになっている。
上記フルMFモードは、第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72を介して回動範囲が制限されており、操作者は、第1フォーカスリング70が端に到達したときの操作感によってフォーカスレンズ36が至近端又は無限遠端に到達したことを認識することができる。このような第1フォーカスリング70のみによるフォーカス操作は、本職のカメラマン等が使い慣れた方式である。
一方、第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結していないAF/MFモード時には、第1フォーカスリング70を回動させることによりフォーカスレンズ36を移動させるMFモードと、前述したAFプッシュスイッチの押下によるAFモードとを適宜使い分けてフォーカス制御を行うことができる。
即ち、駆動部は、AF/MFモード時に第1フォーカスリング70が操作され、第1フォーカスリング70の歯車70Bに連結している相対位置検出型センサからの相対位置信号を入力すると、その相対位置信号に基づいてフォーカスレンズ36を駆動制御し、第1フォーカスリング70の回動量に対応した移動量だけフォーカスレンズ36を移動させる。
尚、AF/MFモード時には第1フォーカスリング70は、第2フォーカスリング72に連結していないため、その回動範囲が規制されずエンドレスで回転できるが、駆動部は、フォーカスレンズ36が無限遠端又は至近端の位置まで移動すると、その端を超える移動指令は出力しないようにしている。
また、AF/MFモード時にAFプッシュスイッチの押下によりAFモードに一時的に切り替え、その後、AFプッシュスイッチから手を離してMFモードに切り替えると、AFモードによって自動的に合焦したフォーカスレンズ36の位置を引き継いで、第1フォーカスリング70を操作した分だけフォーカスレンズ36を変位させることができ、使い勝手がよくなる。
<ズーム制御>
駆動部に設けられているシーソー式のズームスイッチを操作すると、駆動部内の電動モータからズームリング50の周囲に形成されている歯車50Aに回転駆動力が伝達され、これによりズームリング50を回動させることができるようになっている。また、ズームリング50(ズームリング50に植設された図示しないズームレバー)を手動で操作することにより、ズームリング50を回動させることができるようになっている。
ズームリング50が回動すると、連結軸52を介して連結されているカム筒48が回動し、カム筒48が回動すると、第1本体環14に形成されている直進溝14A及びカム筒48のカム溝48Aに係合しているカムピン46Aを介して移動枠46が光軸O方向に進退移動する。このようにズームリング50を回動させると、ズームレンズ32を光軸O方向に移動させることができ、ズーム倍率を変更させることができる。
上記のようにしてズームレンズ32の移動によりズーム倍率が変化すると、焦点面が移動するが、駆動部は、ズーム倍率の変化に伴う焦点面の移動を補正する補正光学系としてフォーカスレンズ36を兼用し、ズーム倍率にかかわらず焦点面が移動しないようにフォーカスレンズ36の位置を制御している。
即ち、駆動部は、ズーム操作前の現在のズームレンズ32のズーム位置を、電源投入時のズームリニアPOTの出力及びその後のズーム位置検出用のMRセンサの出力から取得するとともに、現在のフォーカスレンズ36の位置をフォーカスレンズ位置検出用のMRセンサから取得し、予め撮影距離毎に準備されている焦点面を移動させないズーム位置とフォーカスレンズ位置との関係を示す補正曲線から、前記取得したズーム位置及びフォーカスレンズ位置に基づいて対応する補正曲線を選択し、その後、ズームレンズ32の移動量が、ズームレンズ位置検出用のMRセンサの出力信号に基づいて検出されると、この検出されたズーム位置に対応するフォーカスレンズ位置(焦点面を移動させないフォーカスレンズ位置)を前記選択した補正曲線から読み出し、読み出したフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズ36を移動させる。
これにより、フォーカス制御により焦点面が、レンズ装置1が装着されたカメラ本体の撮像素子上に位置するようにピント調整した後、ズーム倍率を変更しても焦点面が移動しないようにする(ピントがずれないようにする)ことができる。
これにより、ズーム倍率を変更しても焦点面が移動しないようにすることができる。従って、一旦、フォーカス制御により焦点面がレンズ装置1が装着されたカメラ本体の撮像素子上に位置するようにピント調整すると、その後、ズーム操作してもピントがずれないようにすることができる。
[実施の形態]
以下では、最も被写体側に位置した固定レンズ30の偏心調整構造について、詳細に説明する。
図2は、図1に示したレンズ装置1の前方外観を示す斜視図である。図3は、図2のF3−F3線に沿った断面図である。図4は、レンズフード24未装着時のレンズ装置1の前方外観を示す斜視図である。
図3に示すように、固定レンズ30を保持した固定レンズ枠3は、固定レンズ30の光軸0方向にて前枠10の当接面10A(当接部)に当接している。また、前枠10の前端内周側面には雌ねじ10Bが形成されており、この雌ねじ10Bに押え環4の雄ねじ4Aが螺着されている。即ち、前枠10の内周に螺着された押え環4によって、固定レンズ枠3を光軸0方向にて前枠10の当接面10Aに押し付けて固定している。また、レンズ鏡胴を構成する部材の積み重ねに因る位置ずれ(光軸ずれ)を防ぐため、固定レンズ枠3は、レンズ鏡胴を構成する部材のうち最も光軸0側に配置された部材(即ちレンズ鏡胴のうち最も内側の第1本体環14)と嵌合している。
押え環4と固定レンズ枠3との間に、環状の付勢部材として波板ばね5が介装されている。波板ばね5は、固定レンズ枠3を光軸0方向にて前枠10の当接面10Aに付勢する。
押え環4を緩めた状態(即ち前枠10の当接面10Aに対する固定レンズ枠3の押し付けを緩めた状態)で、前枠10の側方からの操作により固定レンズ枠3を光軸0中心で回動可能にするため、固定レンズ枠3の外周側面に、歯車3Aが形成されている。また、固定レンズ枠3の外周を囲む前枠10に、固定レンズ枠3の歯車3Aを露出させる開口部10D(以下「調整用孔」という)が形成されている。尚、図3では、調整用孔10Dに着脱自在の調整用孔カバー6が嵌め込まれており、調整用孔10Dが塞がれている。また、調整用孔10Dは、前枠10に取付けられたレンズフード24によって覆われている。
固定レンズ枠3及び前枠10及び調整用孔カバー6及びレンズフード24の材料は特に限定されないが、本例にて固定レンズ枠3及び前枠10は金属で構成されており、調整用孔カバー6及びレンズフード24は合成樹脂で構成されている。
歯車3Aは、光軸0方向において、固定レンズ30の重心位置の近傍に、配置されている。固定レンズ30の重心位置から、固定レンズ30の重量に換算して1/4の位置までに、歯車3Aを配置することが好ましい。本例では、光軸0方向において、固定レンズ30の重心位置に前枠10の当接面10Aが配置され、その当接面10Aの近傍(固定レンズ30の外周前端よりも当接面10Aに近い位置)に歯車3Aが配置されている。
図5は、レンズフード24及び調整用孔カバー6が未装着のレンズ装置1の前方外観を示す斜視図である。図6は、図5のF6−F6線に沿った断面図である。
図5に示すように、押え環4の外周前端には切り欠き部4Bが形成されており、図示省略の押え環回動用治具の凸部を切り欠き部4Bに嵌合させて押え環4を回動させることで、前枠10の前方から押え環4を締め付けたり緩めたりすることができる。
また、本例の固定レンズ枠3の外周前端3Bにも切り欠き部10Eが形成されており、前枠10の前方から固定レンズ枠3を回動させることも可能であるが、この切り欠き部10Eは省略可能である。また、本例の固定レンズ枠3は、固定レンズ30を熱かしめにより保持している。
図7は、押え環4及び波板ばね5及び固定レンズ枠3を示す分解斜視図である。
図7にて、波板ばね5の外周に突起5Aが形成されている。また、図6に示したように、前枠10の内周側面に波板ばね5の突起5Aに対応する凹部10Cが形成されている。波板ばね5Aの突起5Aと前枠10の凹部10Cとが嵌合することで、波板ばね5の光軸0中心の回動が規制される。
本実施形態では、図5に示した状態(レンズフード24及び調整用孔カバー6が未装着の状態)にて、押え環4を緩め、固定レンズ30の偏心調整を行う。図8は、調整用孔10Dから歯車3Aを見た様子を示す。調整用孔10Dに図示省略の偏心調整用治具を挿通し、固定レンズ枠3の歯車3Aに偏心調整用治具の先端部分を嵌合させ、固定レンズ枠3を光軸0中心で回動させる。これにより固定レンズ30が光軸0中心で回動する。本実施形態のレンズ装置1は、固定レンズ枠3の外周側面に歯車3Aが形成されているとともに、前枠10に歯車3Aを露出させる調整用孔10Dが形成されているので、押え環4による固定レンズ枠3の押し付けを緩めた状態で、レンズ鏡胴後方の図示を省略した測定機の測定値又は像を見ながら、調整用孔10Dを介して歯車3Aにより固定レンズ30を回動させることで、固定レンズ30の偏心調整を容易に行うことができる。
固定レンズ30の偏心調整完了後、押え環4の切り欠き部4Bに図示省略の押え環回動用治具の凸部を嵌め込んで、押え環4を光軸0中心で回動させて締め付けることで、固定レンズ枠3を前枠10の当接面10Aに押し付けて固定する。このように押え環4を回動させても、前枠10の凹部10Cと波板ばね5の突起5Aとが嵌合して波板ばね5の回動を規制するので、押え環4と一緒に固定レンズ枠3が回動することはない。即ち、固定レンズ30の位置が偏心調整完了時のベスト位置から変化することを防止できる。
なお、固定レンズ枠3をレンズ鏡胴(本例では前枠10)の当接面10Aに付勢する環状の付勢部材として波板ばね5を例に説明したが、他の付勢部材を使用してもよい。
また、付勢部材を設けた態様のみ説明したが、付勢部材を省略することも可能である。その場合には、押え環4を締め付ける際に、固定レンズ枠3が押え環4と一緒に回動してしまわないように、固定レンズ枠3を保持する治具が必要となる。
本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
1…レンズ装置、3…固定レンズ枠、3A…固定レンズ枠の歯車、4…押え環、5…波板ばね、5A…波板ばねの突起、6…調整用孔カバー、10…前枠(レンズ鏡胴の最前部)、10A…当接面、10C…前枠の凹部、10D…前枠の調整用孔、12…前固定環、14…第1本体環、16…第2本体環、18…後固定環、20…マウント取付枠、22…マウント環、24…レンズフード、30…固定レンズ、70…第1フォーカスリング

Claims (7)

  1. レンズを保持したレンズ保持枠を、レンズ鏡胴の内周に螺着された押え環によって、前記レンズの光軸方向にて前記レンズ鏡胴の当接部に押し付けて固定したレンズ装置であって、
    前記レンズ保持枠の外周側面に、前記レンズ保持枠を回動させるための歯車が形成されているとともに、前記レンズ鏡胴のうち前記レンズ保持枠の外周を囲む部分に、前記レンズ保持枠の前記歯車を露出させる開口部が形成され、前記押え環による前記レンズ保持枠の押し付けを緩めた状態で、前記開口部を介して前記歯車により前記レンズ保持枠を回動可能であることを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記押え環と前記レンズ保持枠との間に配置され、前記レンズ保持枠を前記レンズの光軸方向にて前記レンズ鏡胴の当接部に付勢する環状の付勢部材を備え、
    前記付勢部材の外周に突起が形成され、前記レンズ鏡胴の内周に前記付勢部材の前記突起に対応する凹部が形成され、前記付勢部材の前記突起と前記レンズ鏡胴の前記凹部とが嵌合することで前記付勢部材の回動を規制することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記歯車は、前記レンズの光軸方向において前記レンズの重心位置の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
  4. 前記歯車は、前記レンズの光軸方向において前記レンズ鏡胴の前記当接部の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
  5. 前記レンズ鏡胴の前記開口部は、前記レンズ鏡胴に取付けられたレンズフードによって覆われていることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
  6. 前記レンズ鏡胴の前記開口部は、前記レンズ鏡胴の前記開口部に嵌め込まれたカバーによって塞がれていることを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
  7. 前記レンズ鏡胴を構成する部材のうち最も前記レンズの光軸側に配置された部材と前記レンズ保持枠とが嵌合していることを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
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