JP7263672B2 - インテリジェントな車内空気品質制御 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、改善されたデータ処理装置及び方法に関し、より具体的には、インテリジェントな車内空気品質(in-vehicle air-quality)制御のための機構に関する。
空気汚染は、微粒子、生体分子、他の有害物質の地球大気への混入であり、人間には病気と死を、食用作物などの他の生存生物又は自然の若しくは構築された環境には損害を、生じさせる。空気汚染は、人間に由来し得る、すなわち、人間の活動の結果として生じる効果若しくは対象であり得るか、又は自然の発生源に由来し得る。主な人間由来の発生源の幾つかには、交通、石炭の燃焼、工業生産、及び煤塵の放出が含まれる。現在の研究は、全ての異なるタイプの通勤の中でも、自動車による移動は、個人を、最悪の空気品質にさらし、従って、個人が微粒子物質、黒色炭素等のような種々のタイプの汚染物質の被害を受けていることを示す。
車両の内部空気品質を制御するためのコンピュータ実施方法、コンピュータ・プログラム及び装置を提供する。
例示的な実施形態において、本発明は、プロセッサと該プロセッサに結合されたメモリとを含むデータ処理システムにおいて、車両の内部空気品質を制御するためのコンピュータ実施方法を提供し、この方法は、データ処理システムにより、車両の車内センサ・データを取得することと、データ処理システムにより、取得した車内センサ・データに基づいて、車両の使用状態を判断することと、データ処理システムにより、取得した車内センサ・データ及び判断した使用状態に基づいて、車内空気品質の変化傾向を判断することと、判断した車内空気品質の変化傾向に応答して、データ処理システムにより、制御ポリシーに基づいて、車両の使用状態を制御するよう、車両の制御システムに信号を送ることと、を含む。1つ又は複数の他の例示的な実施形態は、コンピュータ・プログラム製品及びシステムを含む。
当技術分野への本貢献をより良く理解することができるように、他の詳細及び本発明の実施形態が以下に説明される。それにもかかわらず、本発明は、その用途において、こうした詳細、言い回し、専門用語、例証、及び/又は説明に述べられる又は図に示される構成に限定されはない。むしろ、本発明は、説明されるもの及び種々の方法で実施及び実行されるものに加えて、実施形態を可能にし、それらは限定とみなすべきではない。
従って、当業者であれば、本開示が基づく概念は、本発明の幾つかの目的を実行するための他の構造、方法、及びシステムの設計の基礎として容易に用い得ることを理解するであろう。従って、本発明の趣旨及び範囲から逸脱しない限り、特許請求の範囲は、こうした同等の構成を含むものとみなされることは重要である。
本発明の態様は、図を参照して、本発明の例示的な実施形態の以下の詳細な説明からより良く理解されるであろう。
例示的な実施形態の態様を実装できる分散型データ処理システムの例示的な図である。 例示的な実施形態の態様を実装できるコンピューティング・デバイスの例示的なブロック図である。 例示的な実施形態による、インテリジェントな車内空気品質制御機構の例示的なブロック図を示す。 取得したセンサ・データによる車内PM2.5濃度及びTVOC濃度曲線を含む例示的なチャートを示す。 取得したセンサ・データによる車内PM2.5濃度及びTVOC濃度曲線を含む例示的なチャートを示す。 取得したセンサ・データによる車内PM2.5濃度及びTVOC濃度曲線を含む例示的なチャートを示す。 例示的な実施形態による、車両の車内空気品質を制御する際にインテリジェントな車内空気品質制御機構により実行される動作の例示的なフローチャートを例証として示す。 本発明の幾つかの実施形態による、クラウド・コンピューティング・ノードを例証として示す。 本発明の幾つかの実施形態による、クラウド・コンピューティング環境を例証として示す。 本発明の幾つかの実施形態による、抽象化モデル層を例証として示す。
ここで、全体を通して同様の参照番号が同様の部品を指す、図1~図10を参照して本発明を説明する。慣例に従って、図の種々の特徴部は必ずしも縮尺通りではないことが強調される。一方、明確にするために、種々の特徴部の寸法は、任意に拡張又は減少され得る。
図9に示される例の前置きとして、本発明の実施形態によるコンピュータ・システム12の1つ又は複数のコンピュータは、図3のステップを実行するための、ストレージ・システム内に格納される命令を有するメモリ28を含むことができる。
例示的な実施形態は、インテリジェントな車内空気品質制御のための機構を提供する。上述のように、現在の研究は、全ての異なるタイプの通勤の中で、自動車による移動は個人を最悪の空気品質にさらしており、従って、個人は、微粒子物質、黒色炭素等などの様々なタイプの汚染物質に悩まされていることを示す。しかしながら、車両における現在の自動空気制御システムは、温度だけを認識しており、空気品質は認識していず、運転手は、車両における空気品質を維持するために、換気制御の空気循環もモードを、再循環空気と新鮮空気との間で、換気制御の空気循環モードを手動で制御することを要求されている。しかしながら、換気モードだけでなく幾つかの他の要因も、車内空気品質に影響を与える。従って、空気制御システムの循環モードの手動制御は、非常に不正確な場合があり、より多くの空気汚染物質を取り込むことになることさえある。従って、運転者は、空気品質が悪いことを運転者が認識するまで、相当長い時間、空気汚染物質にさらされることがある。
本発明の例示的な実施形態は、車内センサ・データを用いて車両の使用状態を判断するインテリジェントな車内空気品質制御機構を提供する。さらに、車内空気品質の変化傾向(changing trend)は、車内センサ・データ及び判断した使用状態に基づいて判断される。車内空気品質の判断した変化傾向に応答して、車両の使用状態は、車両における空気品質を改善するための制御ポリシーに基づいて、さらに制御される。従って、車両の使用状態をさらに検証し、検証が有効でないことに応答して、更新した制御ポリシーに基づいて、車両の使用状態の制御をさらに調整する。
例示的な実施形態の種々の態様の議論を始める前に、最初に、本説明の全体を通じて、「機構」という用語は、種々の動作、機能等を実行する本発明の要素を指すために用いられることを認識されたい。「機構」は、この用語が本明細書で用いられる場合、装置、手順、又はコンピュータ・プログラム製品の形の例示的な実施形態の機能又は態様の実装であり得る。手順の場合、その手順は、1つ又は複数のデバイス、装置、コンピュータ、データ処理システム等によって実装される。コンピュータ・プログラム製品の場合には、そのコンピュータ・プログラム製品において又はその上に具体化されたコンピュータ・コード又は命令によって表される論理が、機能を実装するために、又は、特定の「機構」と関連した動作を実行するために、1つ又は複数のハードウェア・デバイスによって実行される。従って、本明細書で説明される機構は、専用ハードウェア、汎用ハードウェア上で実行されるソフトウェアとして実装することができ、命令は、専用又は汎用ハードウェア、機能を実行するための手順若しくは方法、又は上記のいずれかの組み合わせにより容易に実行可能である。
本説明及び特許請求の範囲は、例示的な実施形態の特定の特徴及び要素に関して、「1つ(a)」、「~の少なくとも1つ(at least one of)」及び「~の1つ又は複数の(one or more of)」という用語を用いることがある。これらの用語及び語句は、特定の例示的な実施形態に存在する特定の特徴又は要素が少なくとも1つ存在するが、1つより多くも存在し得ることを意図していることを理解されたい。つまり、これらの用語/語句は、説明又は特許請求の範囲を、単一の特徴/要素だけが存在する場合に限定すること、又は複数のこうした特徴/要素が存在することを要求することを意図するものではない。逆に、これらの用語/語句は、単に、少なくとも1つの特徴/要素を要求しているだけであり、そのような特徴/要素が複数あるという可能性は、説明及び特許請求の範囲の範囲内にある。
さらに、以下の説明では、例示的な実施形態の例示的な実装をさらに示し、かつ、例示的な実施形態の機構の理解を助けるために、例示的な実施形態の様々な要素について、複数の様々な例を用いていることを理解されたい。これらの例は、非限定的であることを意図しており、例示的な実施形態の機構を実装するための様々な可能性を網羅するものではない。当業者には、本説明に照らして、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、本明細書に与えられる例に加えて、又はそれらの代わりに用いることができるこれらの様々な要素に対して、多くの他の代替的な実装があることが明らかであろう。
従って、例示的な実施形態は、多くの異なるタイプのデータ処理環境において用いられ得る。例示的な実施形態の特定の要素と機能の説明のために文脈を与えるために、図1及び図2が、例示的な実施形態の態様を実装できる例示的な環境として、以下に提供される。図1及び図2は単なる例にすぎず、本発明の態様又は実施形態を実装できる環境に関していかなる限定も主張又は含意することを意図するものではないことを理解されたい。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、示される環境に対して、多くの修正を行うことができる。
図1は、例示的な実施形態の態様を実装できる例示的な分散型データ処理システムの図形的表現を示す。分散型データ処理システム100は、例示的な実施形態の態様を実装できるコンピュータのネットワークを含むことができる。分散型データ処理システム100は、少なくとも1つのネットワーク102を含み、このネットワーク102は、分散型データ処理システム100内で互いに接続された様々なデバイスとコンピュータとの間において、通信リンクを提供するのに用いられる媒体である。ネットワーク102は、有線、無線通信リンク、又は光ファイバ・ケーブルのような接続を含むことができる。
示される例では、サーバ104及びサーバ106が、ストレージ・ユニット108と共に、ネットワーク102に接続される。さらに、車両110、112及び114もネットワーク102に接続される。これらの車両110、112及び114は、例えば、これらに限定されるものではないが、車内空気品質及び大気監視のための、粒子センサ、総揮発性有機化合物(Total Volatile Organic Compound:TVOC)センサ、二酸化炭素(CO)センサ、温度計、湿度計等を含む空気品質センサなどのセンサ、カメラ、超音波、赤外線、全地球測位システム(GPS)、レーダー等、並びに正確な位置特定、マッピング、及びデータ/情報交換のための、Wi-Fi、Global System for Mobile Communications(GSM)等のような通信能力を備えた、いずれかのタイプの車両とすることができる。示される例において、車両110、112及び114は、サーバ104に対するクライアントである。ネットワーク102を介して、サーバ104により、ブート・ファイル、オペレーティング・システム・イメージ及びアプリケーションなどのデータを、車両110、112及び114に提供することができる。又は代替的に、車両110、112及び114は、上述のデータを有するように予め構成することができる。分散型データ処理システム100は、図示されていない付加的なサーバ、クライアント、及び他のデバイスを含むことができる。
示される例において、分散型データ処理システム100は、プロトコルの伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)スイートを用いて互いに通信するネットワーク及びゲートウェイの全世界的集まりを表すネットワーク102を伴うインターネットである。インターネットの中心は、データ及びメッセージを送る何千もの商用、政府、教育、及びその他のコンピュータ・システムから成る主要なノード又はホスト・コンピュータの間の高速データ通信回線のバックボーンが存在する。もちろん、分散型データ処理システム100は、例えば、イントラネット、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)等のような多数の異なるタイプのネットワークを含むように実装することもできる。上述のように、図1は、本発明の異なる実施形態に対するアーキテクチャ上の限定としてではなく、一例として意図されており、従って、図1に示される特定の要素は、本発明の例示的な実施形態を実装できる環境に関する限定と考えるべきではない。
図1に示されるように、例えばサーバ104、106、又は車両110、112及び114などのコンピューティング・デバイスの1つ又は複数を、インテリジェントな車内空気品質制御機構を実装するように特別に構成することができる。コンピューティング・デバイスの構成は、例示的な実施形態に関して本明細書に説明される動作の性能及び出力の生成を容易にするために、特定用途向けのハードウェア、ファームウェア等を提供することを含み得る。コンピューティング・デバイスの構成は、同様に又は代替的に、コンピューティング・デバイスの1つ又は複数のハードウェア・プロセッサに、例示的な実施形態に関して本明細書に説明される動作を実行し、出力を生成するようにプロセッサを構成するソフトウェア・アプリケーションを実行させるように、1つ又は複数のストレージ・デバイス内に格納され、サーバ104、106、又は車両110、112、及び114などのコンピューティング・デバイスのメモリ内にロードされたソフトウェア・アプリケーションを提供することを含むことができる。さらに、例示的な実施形態の趣旨及び範囲から逸脱することなく、ハードウェア等の上で実行される特定用途向けのハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア・アプリケーションのいずれかの組み合わせを用い得る。
ひとたびコンピューティング・デバイスが、これらの方法の1つで構成されると、コンピューティング・デバイスは、例示的な実施形態の機構を実装するように特別に構成された専用コンピューティング・デバイスになり、汎用コンピューティング・デバイスではないことを理解されたい。さらに、後述のように、例示的な実施形態の機構が実装されると、コンピューティング・デバイスの機能が改善され、インテリジェントな車内空気品質制御を容易にする有用かつ明確な結果が提供される。
上述のように、例示的な実施形態は、インテリジェントな車両内空気品質制御のための動作を実行するために、特別に構成されたコンピューティング・デバイス又はデータ処理システムを用いる。これらのコンピューティング・デバイス又はデータ処理システムは、本明細書で説明されるシステム/サブシステムの1つ又は複数を実装するために、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、又はハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせのいずれかを通じて特別に構成された様々なハードウェア要素を含むことができる。図2は、例示的な実施形態の態様を実装できるほんの一例のデータ処理システムのブロック図である。データ処理システム200は、図1のサーバ104などのコンピュータの一例であり、その中に、本発明の例示的な実施形態のプロセス及び態様を実装するコンピュータ使用可能コード又は命令を配置及び/又は実行し、本明細書で説明されるような例示的な実施形態の動作、出力及び外部効果を達成することができる。
示される例において、データ処理システム200は、ノース・ブリッジ及びメモリ・コントローラ・ハブ(NB/MCH)202と、サウス・ブリッジ及び入力/出力(I/O)コントローラ・ハブ(SB/ICH)204とを用いる。処理ユニット206、メイン・メモリ208、及びグラフィックス・プロセッサ210は、NB/MCH202に接続される。グラフィックス・プロセッサ210は、加速グラフィックス・ポート(AGP)を通じて、NB/MCH202に接続することができる。
示される例において、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)アダプタ212が、SB/ICH204に接続される。音声アダプタ216、キーボード及びマウス・アダプタ220、モデム222、読み出し専用メモリ(ROM)224、ハードディスク・ドライブ(HDD)226、CD-ROMドライブ230、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ポート及び他の通信ポート232、並びにPCI/PCIeデバイス234が、バス238及びバス240を通じて、SB/ICH204に接続される。PCI/PCIeデバイスは、例えば、Ethernetアダプタ、アドイン・カード、及びノートブック型コンピュータ用のPCカードを含むことができる。PCIは、カード・バス・コントローラを用いるのに対し、PCIeは用いない。ROM224は、例えば、フラッシュ基本入力/出力システム(BIOS)とすることができる。
HDD226及びCD-ROMドライブ230は、バス240を通じて、SB/ICH204に接続される。HDD226及びCD-ROMドライブ230は、例えば、統合ドライブ・エレクトロニクス(integrated drive electronics:IDE)又はシリアル・アドバンスト・テクノロジー・アタッチメント(serial advanced technology attachment:SATA)インターフェースを用いることができる。スーパーI/O(SIO)デバイス236が、SB/ICH204に接続されていることもあり得る。
オペレーティング・システムは、処理ユニット206上で実行される。オペレーティング・システムは、連携して図2のデータ処理システム200内の様々なコンポーネントの制御を提供する。クライアントとして、オペレーティング・システムは、Microsoft(登録商標)Windows7(登録商標)などの市販のオペレーティング・システムとすることができる。Java(商標)プログラミング・システムなどのオブジェクト指向プログラミング・システムは、オペレーティング・システムと共に実行することができ、データ処理システム200上で実行されるJava(商標)プログラム又はアプリケーションからのオペレーティング・システムに対する呼び出しを提供する。
サーバとして、データ処理システム200は、例えば、Advanced Interactive Executive(AIX(登録商標))オペレーティング・システム又はLINUX(登録商標)オペレーティング・システムを実行するIBM eServer(商標)System p(登録商標)コンピュータ・システム、Power(商標)プロセッサ・ベースのコンピュータ・システム等とすることができる。データ処理システム200は、処理ユニット206内に複数のプロセッサを含む対称型マルチプロセッサ(SMP)システムとすることができる。代替的に、シングル・プロセッサ・システムを用いることもできる。
オペレーティング・システム、オブジェクト指向プログラミング・システム及びアプリケーション又はプログラムに対する命令は、HDD226などのストレージ・デバイス上に配置され、メイン・メモリ208内にロードし、処理ユニット206により実行することができる。本発明の例示的な実施形態のためのプロセスは、コンピュータ使用可能プログラム・コードを用いて処理ユニット206により実行することができ、このコンピュータ使用可能プログラム・コードは、例えば、メイン・メモリ208、ROM224などのメモリ内、又は1つ又は複数の周辺機器226及び230内に配置することができる。
図2に示されるようなバス238又はバス240などのバス・システムは、1つ又は複数のバスで構成され得る。もちろん、バス・システムは、ファブリック又はアーキテクチャに取り付けられた異なるコンポーネント又はデバイス間のデータ転送を提供する任意のタイプの通信ファブリック又はアーキテクチャを用いて実装することができる。図2のモデム222又はネットワーク・アダプタ212などの通信ユニットは、データの送受信に用いられる1つ又は複数のデバイスを含むことができる。メモリは、例えば、メイン・メモリ208、ROM224、又は図2のNB/MCH202において見出されるようなキャッシュであり得る。
上述のように、機構の幾つかの例示的な実施形態において、例示的な実施形態は、特定用途向けハードウェア、ファームウェア等、処理ユニット206などの1つ又複数のハードウェア・プロセッサによって実行するために、HDD226などのストレージ・デバイスに格納され、メイン・メモリ208などのメモリにロードされるアプリケーション・ソフトウェア等として実装することができる。従って、図2に示されるコンピューティング・デバイスは、例示的な実施形態の機構を実装するように特に構成され、インテリジェントな車内空気品質制御に関して後述される動作を実行し、出力を生成するように特に構成されるようになる。
当業者であれば、図1及び図2のハードウェアは、実装によって異なり得ることを認識するであろう。図1及び図2に示されるハードウェアに加えて又はその代わりに、他の内部ハードウェア、フラッシュ・メモリ、同等の不揮発性メモリ、若しくは光ディスク・ドライブ等のような周辺機器を使用することができる。また、例示的な実施形態のプロセスは、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、前述したSMPシステム以外のマルチプロセッサ・データ処理システム、又はマイクロコードを有する埋め込まれたシステムにも適用することができる。
さらに、データ処理システム200は、クライアント・コンピューティング・デバイス、サーバ・コンピューティング・デバイス、タブレット・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、電話又は他の通信デバイス、携帯情報端末(PDA)等を含む多数の異なるデータ処理システムのいずれかの形をとることができる。幾つかの説明に役立つ実例において、データ処理システム200は、例えば、オペレーティング・システム・ファイル及び/又はユーザ生成データを格納するための不揮発性メモリを提供するフラッシュ・メモリを有するように構成された携帯型コンピューティング・デバイスとすることができる。例えば、他の説明に役立つ実定において、データ処理システム200は、車両の挙動を制御するために、車両の他のシステムと共に機能するインテリジェントな車両制御システムとすることができる。本質的に、データ処理システム200は、アーキテクチャ上の制限なしに、いずれかの周知の又は後で開発されるデータ処理システムとすることができる。
図3は、例示的な実施形態によるインテリジェントな車内空気品質制御機構の例示的なブロック図を示す。インテリジェントな車内空気品質制御機構300は、センサ・データ取得モジュール302、使用状態判断モジュール304、変化傾向判断モジュール306、制御ポリシー判断モジュール308、制御信号送信モジュール310、制御ポリシー314、及び随意的に制御ポリシー検証モジュール312を含む。センサ・データ取得モジュール302は、センサ・データを取得する。取得したこれらのデータは、車両の使用状態を判断するために、使用状態判断モジュール304により用いられる。ここでの「使用状態(Usage status)」とは、車内空気品質をもたらし得る車両の状態を指す。これらのデータは、例えば、車内空気品質を表すことができる空気品質センサ・データを含み、これには、これらに限定されるものではないが、粒子(例えば、PM2.5、PM10等)の濃度、CO濃度、TVOC濃度等を含むこうしたデータの少なくとも1つのタイプが含まれる。また、センサが車内に取り付けられているかどうか、及び/又はデータが車両の使用状態の判断をもたらし得るかどうかによって、他のタイプのセンサ・データを取得することもできる。他のタイプのセンサ・データは、例えば、これらに限定されるものではないが、温度計からの温度読取値、湿度計からの湿度読取値等を含む、車内環境を表すことができる環境センサ・データを含む。上述した全てのタイプのセンサ・データに加えて、センサ・データ取得モジュール302は、通信機構(図3には図示されない)を介して車両の使用状態を判断する及び/又はその判断を最適化するのに有用な他のタイプのデータをさらに取得することができる。こうしたデータは、例えば、天気予報データ(例えば、風向、風速、大気温度、大気湿度等)、気象情報サービスから受け取った環境空気品質等を含むことができる。
取得したセンサ・データに基づいて、使用状態判断モジュール304は、車両の使用状態を判断し、そうした使用状態は、例えば、窓の状態(開いている又は閉じている)、換気状態(新鮮空気モード又は再循環空気モード)、及び車内空調装置状態(オン又はオフ、加熱モード又は冷却モード)等を判断する。以下の段落において、車両の使用状態の判断を詳細に説明する。
以下において、使用状態の判断を、窓の状態判断の例により説明する。以下の説明は、例証のためのものにすぎず、当業者であれば、説明に基づいて同様の論理を用いて他の使用状態を判断することができ、簡単にするためにそれらを論じないことに留意されたい。
上述のように、取得したセンサ・データは、これらに限定されるものではないが、粒子(例えば、PM2.5、PM10等)濃度、CO濃度、TVOC濃度等を含む、車内空気品質を表すことができる空気品質センサ・データを含む。以下において、典型的には、これらの2つのタイプの汚染物質は健康問題をもたらし、通常監視されているため、窓の状態の判断は、PM2.5濃度及びTVOC濃度を参照して論じられる。以下において、窓の状態の判断は、PM2.5濃度及びTVOC濃度を参照して説明されるが、当業者であれば、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他のタイプのセンサ・データ、上述した他のタイプのデータ、上述していないさらに別のタイプのデータを用いて、車両の窓の状態を判断できることに留意されたい。また、例においては、PM2.5濃度及びTVOC濃度の両方が用いられるが、PM2.5濃度又はTVOC濃度を単独で用いて、車両の窓の状態を判断できることにも留意されたい。他のタイプのデータを、単独で又はPM2.5濃度及び/又はTVOC濃度と組み合わせて用いて、車両の窓の状態を判断することもできる。
ここで、2つの異なる曲線を用いて、時間変動チャートにおいて取得した車内PM2.5濃度又はTVOC濃度を示す図4を参照する。図4に示されるチャートにおいて、上部曲線(PM2.5濃度曲線)は、各サンプル時間間隔における取得したPM2.5濃度のそれぞれの値をつなげることにより構成された、時間と共に変動する車内PM2.5濃度を表し、下部曲線(TVOC濃度曲線)は、各サンプル時間間隔における取得したTVOC濃度のそれぞれの値をつなげることにより構成された、時間と共に変動する車内TVOC濃度を表す。左のチャートは、オリジナルの曲線であり、右のチャートは、低域フィルタを適用して、加速などの幾つかの動作により生じるノイズを除去した後の平滑化した曲線である。関連研究によると、幾つかの動作により生じるノイズは、一般的には、高周波数ノイズであるので、低域フィルタが適用される。
ノイズを除去した後、平滑化した曲線は、曲線内の極値点(extreme point)を識別することにより、さらにセグメント化される。ここで、極値点とは、2つの隣接する状態の境界であり、各々がそれぞれ、車両の対応する状態(窓の状態のシナリオにおいては、閉じている/開いている)を表す。極値点は、転換点(turning point)と呼ぶこともでき、これは、導関数の記号(すなわち、特定の点における曲線に対する接線の傾斜)が、例えば、負から正へ又はその逆にいつ変更されたかを判断することができる。図に示されるように、PM2.5濃度曲線及びTVOC濃度曲線は、チャート内に示される3つの破線により4つのセグメントにセグメント化され、その各々が極値点を表す。セグメント化の原理は、車内空気品質は、一般的に、窓の状態の変化と共に変化するというものである。例えば、車内空気品質は、一般的に、車内空気品質と環境大気空気品質との間の差のために、窓が閉じた状態から開いた状態に変化した後、著しく変化する。次に、本発明の例示的な実施形態によると、それぞれの曲線の各セグメントの累積和(CUSUM)をさらに計算し、窓の状態をより正確に判断する。
ここで図6を参照すると、xは、PM2.5濃度又はTVOC濃度の変化率であると仮定し、これは、特定のサンプリング時間間隔iにおけるそれぞれの曲線に対する接線の傾斜を求めることによって決定することができる。
Figure 0007263672000001

とし、
Figure 0007263672000002

及び、
Figure 0007263672000003

を定め、ここで、hは、連続するnの値の和についての学習した閾値である。
上述したCUSUMを用いて、累積和を計算し、感度を改善し、疑似警報を減らす。例えば、第1の破線と第2の破線との間のセグメントの場合、CUSUMは、PM2.5濃度が低下する一方で、TVOC濃度が上がっていることを示す。次に、過去に用いられた知識に基づいて、車両の窓の状態を判断することができる。例えば、PM2.5濃度の低下は、環境大気PM2.5濃度が車内PM2.5濃度を下回るときに窓を開けることによって、又は環境大気PM2.5濃度が車内PM2.5濃度を上回るときに窓を閉めることによって、もたらされ得る。しかしながら、チャートにおいて、第1の破線と第2の破線との間の時間間隔において、車内TVOC濃度が上がっていることが示され、そのことは、過去に用いられた知識に基づいて、窓が閉められたことを意味する。従って、後者の状態は、第1の破線と第2の破線との間の時間間隔の間、車両の正しい窓の状態であると判断することができる。さらに、車内PM2.5濃度が上がる一方で、TVOC濃度は安定状態に保持されているので、使用状態判断モジュール304は、第2の破線と第3の破線との間の時間間隔の間、窓が開いていると判断する。判断した窓の状態はさらに、以下のシーケンス(又は、いずれかの可能なデータ構造)により表すことができる:
窓の状態{閉じている、開いている}
PM2.5濃度及びTVOC濃度に基づいた窓の状態の判断は、一例として上述される。窓の状態以外に、他の使用状態も判断することもできる。例えば、PM2.5濃度及び/又はTVOC濃度を用いて、車両の換気及び/又は空調状態を判断することもできる。例えば、窓が閉じている場合、一般的に、PM2.5濃度の増大は、外気を車両内に送り込むことによって汚染物質がもたらされるので、換気が新鮮空気モードを用いていることを示す。TVOC濃度の増大は、一般的に、TVOCは温度と共に増大するので、空調装置は、加熱装置が加熱モードにあることを示す。上述した全ての知識は、関連研究において見出すことができ、簡単化のために詳細には説明されない。
再び図に示される例を参照すると、車両の使用状態を判断した後、取得したセンサ・データ及び判断した使用状態に基づいて、機構300の変化傾向判断モジュール306によって、車内空気品質の変化傾向を判断する。使用状態判断モジュール304によって、第2の破線と第3の破線との間の時間間隔の間、窓の状態は開いていると判断され、曲線の右端(第3の破線付近)の車内空気品質が、最も新しい取得したセンタ・データであることを示す。判断した窓の状態及び取得したセンサ・データに基づき、窓が開いておりかつPM2.5濃度は増大しているので、車内空気品質の変化傾向は、悪化していると判断することができる。判断した変化傾向が悪化していることに応答して、制御ポリシー判断モジュール308は、制御ポリシーを決定し、次に、制御信号送信モジュール310に、制御信号を車両の制御システムに送って、車両の使用状態を制御して使用状態を変更するように指示し、車内空気品質を改善することができる。図の例の場合、制御信号は、窓を閉じるように指示する信号とすることができる。
上述の例において、使用状態の判断及びその制御は、窓の状態を参照することによって説明されるが、当業者の場合、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他のタイプの使用状態を判断し、制御できることに留意されたい。こうした使用状態は、換気状態(新鮮空気モード又は再循環空気モード)及び車内空調装置状態(オン又はオフ、加熱モード又は冷却モード)等を含むがこれらに限定されない。同様に、制御ポリシーが、窓の状態(開いている又は閉じている)を参照することにより説明されるが、当業者の場合、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の制御ポリシーを用いることができる。こうした制御ポリシーは、これらに限定されるものではないが、空調装置のオン/オフ、空調装置の加熱/冷却モードのオン/オフ、換気の新鮮空気モードのオン/オフ、換気の再循環空気モードのオン/オフ、車内空気清浄器のオン/オフ、車内空気清浄器の上げ/下げ等を含む。
さらに、本発明の別の実施形態によると、機構300のポリシー検証モジュール312は、一定の時間の後、車両の使用状態の制御が有効かどうか、すなわち、車内空気品質を改善するかどうかを検証することができる。車両の使用状態の制御が有効でないと検証された場合、例えば、更新した制御ポリシーに基づいて使用状態の制御を調整し、信号を制御システムに送って車内空気清浄器をオンにし、空気品質等を改善する。
ここで、例示的な実施形態に従って、インテリジェントな車内空気品質を制御する方法500の例示的なフローチャートを示す図7を参照する。方法500は、ステップ502において開始する。次に、方法はステップ504に進む。
ステップ504において、車両の車内センサ・データを取得する。上述のように、車両には、一般的に、これに限定されるものではないが、車両内部の空気品質を監視するために用いられる空気品質センサを含む複数のセンサが装備されており、車内空気品質センサ・データは、例えば、車内空気品質を表すことができる空気品質センサ・データを含み、これらに限定されるものではないが、粒子(例えば、PM2.5、PM10等)濃度、CO濃度、TVOC濃度等を含むこうしたデータの少なくとも1つのタイプを含む。また、センサが車両内に取り付けられているかどうか、及び/又はデータが車両の使用状態の判断をもたらし得るかどうかによって、他のタイプのセンサ・データを取得できることにも留意されたい。他のタイプのセンサ・データは、例えば、これらに限定されるものではないが、温度計からの温度読取値、湿度計からの湿度読取値等を含む、車内環境を表すことができる環境センサ・データを含む。上述した全てのタイプのセンサ・データの他に、センサ・データ取得モジュール302は、通信機構(図3には図示されない)を介して、車両の使用状態を判断するのに、及び/又はその判断を最適化するのに有用な他のタイプのデータをさらに取得することができる。こうしたデータは、例えば、気象予報機関から受け取った天気予報データ(例えば、風向、風速、大気温度、大気湿度等)、環境空気品質等を含むことができる。
次に、ステップ506において、取得した車内センサ・データに基づいて、車両の使用状態を判断する。ここでの「使用状態」とは、車内空気品質をもたらし得る車両の状態を指す。こうした使用状態は、これらに限定されるものではないが、窓の状態(開いている又は閉じている)、換気状態(新鮮空気モード又は再循環空気モード)、及び車内空調装置状態(オン又はオフ、加熱モード又は冷却モード)、車内空気清浄器状態(オン又はオフ、ファン速度)等を含む。
さらに、ステップ508において、判断した車両の使用状態及び取得したセンサ・データに基づいて、車内空気品質の変化傾向を判断する。車両の使用状態の判断及び車内空気品質の変化傾向は上述されており、ここではさらに説明しない。図3、図4~図6を参照することにより、機構の説明の関連部分を参照されたい。
次に、ステップ510において、車内空気品質の変化傾向の判断に応答して、さらに、車両の使用状態を制御するよう、車両の制御システムに信号が送られる。判断した車内空気品質の変化傾向が悪化していること、及び/又は所定の閾値より上に達することに応答して、窓を閉める、空調装置の加熱モードをオフにする、空調装置の冷却モードをオンにする、換気の新鮮空気モードをオフにする、換気の再循環空気モードをオンにする、車内空気清浄器をオンにすることからなる群から選択される制御ポリシーに基づいて、車両の少なくとも1つの状態を制御するよう、車両の制御システムに信号が送られる。判断した車内空気品質の変化傾向が良好になったこと、及び/又は所定の閾値より下に達することに応答して、窓を開ける、空調装置の加熱モードをオンにする、空調装置の冷却モードをオフにする、換気の新鮮空気モードをオンにする、換気の再循環空気モードをオフにする、車内空気清浄器をオフにすることからなる群から選択される制御ポリシーに基づいて、車両の少なくとも1つの状態を制御するよう、車両の制御システムに信号が送られる。
さらに、随意的にステップ512において、車両の使用状態の制御が有効かどうか、すなわち、車内空気品質が改善されるかどうかを検証し、制御の検証が有効でないことに応答して、更新した制御ポリシーに基づいて、車両の使用状態の制御を調整する。車両の使用状態の制御の検証を定期的に実行し、車内空気品質を連続的に監視し、インテリジェントに制御することができる。
随意的に、車内空気品質の変化傾向に影響を与え得るさらに別のデータを取得することもでき、それに基づいて、車内空気品質の変化傾向をさらに調整することができる。これらのさらに別のデータは、これらに限定されるものではないが、環境汚染物質の濃度、道路構造、交通状況、車内乗客の数等を含む。
本発明の例証される実施形態に従って、インテリジェントな車内空気品質制御機構300、方法500が上述される。本発明は、システム、方法、及び/又はコンピュータ。プログラム製品とすることができることは、当業者には明らかであるはずである。コンピュータ・プログラム製品は、プロセッサに、本発明の態様を実行させるための、コンピュータ可読命令をそこに有するコンピュータ可読ストレージ媒体を含むことができる。
クラウド・コンピューティング環境を用いる例示的な態様
この詳細な説明は、クラウド・コンピューティングにおける本発明の例示的な実施形態を含むが、本明細書に記載される教示の実装は、こうしたクラウド・コンピューティング環境に限定されないことを理解されたい。むしろ、本発明の実施形態は、現在周知の又は後で開発される他のいずれかのタイプのコンピューティング環境と共に実施することができる。
クラウド・コンピューティングは、最小限の管理労力又はサービス・プロバイダとの対話で迅速にプロビジョニング及び解放することができる構成可能なコンピューティング・リソース(例えば、ネットワーク、ネットワーク帯域幅、サーバ、処理、メモリ、ストレージ、アプリケーション、仮想マシン、及びサービス)の共有プールへの、便利なオンデマンドのネットワーク・アクセスを可能にするためのサービス配信のモデルである。このクラウド・モデルは、少なくとも5つの特徴、少なくとも3つのサービス・モデル、及び少なくとも4つの配備モデルを含むことができる。
特徴は、以下の通りである。
オンデマンド・セルフサービス:クラウド・コンシューマは、必要に応じて、サーバ時間及びネットワーク・ストレージ等のコンピューティング機能を、人間がサービスのプロバイダと対話する必要なく自動的に、一方的にプロビジョニングすることができる。
広範なネットワーク・アクセス:機能は、ネットワーク上で利用可能であり、異種のシン又はシック・クライアント・プラットフォーム(例えば、携帯電話、ラップトップ、及びPDA)による使用を促進する標準的な機構を通じてアクセスされる。
リソースのプール化:プロバイダのコンピューティング・リソースは、マルチ・テナント・モデルを用いて、異なる物理及び仮想リソースを要求に応じて動的に割り当て及び再割り当てすることにより、複数のコンシューマにサービスを提供するためにプールされる。コンシューマは、一般に、提供されるリソースの正確な位置についての制御又は知識を持たないが、より高レベルの抽象化では位置(例えば、国、州、又はデータセンタ)を特定できる場合があるという点で、位置とは独立しているといえる。
迅速な弾力性:機能は、迅速かつ弾力的に、幾つかの場合自動的に、プロビジョニングして素早くスケール・アウトし、迅速にリリースして素早くスケール・インさせることができる。コンシューマにとって、プロビジョニングに利用可能なこれらの機能は、多くの場合、無制限であり、いつでもどんな量でも購入できるように見える。
サービスの測定:クラウド・システムは、サービスのタイプ(例えば、ストレージ、処理、帯域幅、及びアクティブなユーザ・アカウント)に適した何らかの抽象化レベルでの計量機能を用いることによって、リソースの使用を自動的に制御及び最適化する。リソース使用を監視し、制御し、報告し、利用されるサービスのプロバイダとコンシューマの両方に対して透明性をもたらすことができる。
サービス・モデルは以下の通りである。
Software as a Service(SaaS):クラウド・インフラストラクチャ上で動作しているプロバイダのアプリケーションを使用するために、コンシューマに提供される機能である。これらのアプリケーションは、ウェブ・ブラウザ(例えば、ウェブ・ベースの電子メール)などのシン・クライアント・インターフェースを通じて、種々のクライアント・デバイスからアクセス可能である。コンシューマは、限定されたユーザ固有のアプリケーション構成設定の考え得る例外として、ネットワーク、サーバ、オペレーティング・システム、ストレージ、又は個々のアプリケーション機能をも含めて、基礎をなすクラウド・インフラストラクチャを管理又は制御しない。
Platform as a Service(PaaS):プロバイダによってサポートされるプログラミング言語及びツールを用いて生成された、コンシューマが生成した又は取得したアプリケーションを、クラウド・インフラストラクチャ上に配備するために、コンシューマに提供される機能である。コンシューマは、ネットワーク、サーバ、オペレーティング・システム、又はストレージなどの基礎をなすクラウド・インフラストラクチャを管理又は制御しないが、配備されたアプリケーション、及び場合によってはアプリケーション・ホスティング環境構成に対して制御を有する。
Infrastructure as a Service(IaaS):コンシューマが、オペレーティング・システム及びアプリケーションを含み得る任意のソフトウェアを配備及び動作させることができる、処理、ストレージ、ネットワーク、及び他の基本的なコンピューティング・リソースをプロビジョニンングするために、コンシューマに提供される機能である。コンシューマは、基礎をなすクラウド・インフラストラクチャを管理又は制御しないが、オペレーティング・システム、ストレージ、配備されたアプリケーションに対する制御、及び場合によってはネットワーク・コンポーネント(例えば、ホストのファイアウォール)選択の限定された制御を有する。
配備モデルは以下の通りである。
プライベート・クラウド:クラウド・インフラストラクチャは、ある組織のためだけに運営される。このクラウド・インフラストラクチャは、その組織又は第三者によって管理することができ、構内又は構外に存在することができる。
コミュニティ・クラウド:クラウド・インフラストラクチャは、幾つかの組織によって共有され、共通の関心事項(例えば、任務、セキュリティ要件、ポリシー、及びコンプライアンス上の考慮事項)を有する特定のコミュニティをサポートする。クラウド・インフラストラクチャは、その組織又は第三者によって管理することができ、オンプレミス又はオフプレミスに存在することができる。
パブリック・クラウド:クラウド・インフラストラクチャは、一般公衆又は大規模な業界グループに利用可能であり、クラウド・サービスを販売する組織によって所有される。
ハイブリッド・クラウド:クラウド・インフラストラクチャは、固有のエンティティのままであるが、データ及びアプリケーションの移行性を可能にする標準化された又は専用の技術(例えば、クラウド間の負荷分散のためのクラウド・バースティング)によって結び付けられる2つ又はそれより多いクラウド(プライベート、コミュニティ、又はパブリック)の混成物である。
クラウド・コンピューティング環境は、無国籍性、低結合性、モジュール性、及びセマンティック相互運用性に焦点を置くことを指向するサービスである。クラウド・コンピューティングの中心は、相互接続されたノードのネットワークを含むインフラストラクチャである。
ここで図8を参照すると、クラウド・コンピューティング・ノードの例の概略が示される。クラウド・コンピューティング・ノード10は、好適なノードの一例にすぎず、本明細書で説明される本発明の実施形態の使用範囲又は機能に関するいずれかの限定を示唆することを意図していない。それにもかかわらず、クラウド・コンピューティング・ノード10は、本明細書で説明される機能のいずれも実装及び/又は実行することができる。
クラウド・コンピューティング・ノード10は、コンピュータ・システム/サーバ12として示されるが、多数の他の汎用又は専用コンピューティング・システム環境又は構成で動作可能であることを理解されたい。コンピュータ・システム/サーバ12と共に使用するのに好適であり得る周知のコンピューティング・システム、環境、及び/又は構成の例としては、これらに限定されるものではないが、パーソナル・コンピュータ・システム、サーバ・コンピュータ・システム、シン・クライアント、シック・クライアント、手持ち式又はラップトップ型デバイス、マルチプロセッサ・システム、マイクロプロセッサ・ベースのシステム、セット・トップ・ボックス、プログラム可能民生電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ・システム、メインフレーム・コンピュータ・システム、及び、上述のシステム若しくはデバイス等のいずれかを含む分散型クラウド・コンピューティング環境が含まれる。
コンピュータ・システム/サーバ12は、コンピュータ・システムによって実行される、プログラム・モジュールなどのコンピュータ・システム実行可能命令の一般的な文脈で説明することができる。一般に、プログラム・モジュールは、特定のタスクを実行する又は特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、論理、データ構造などを含むことができる。コンピュータ・システム/サーバ12は、通信ネットワークを通じてリンクされた遠隔処理回路によってタスクが実行される分散型クラウド・コンピューティング環境で実施することができる。分散型クラウド・コンピューティング環境において、プログラム・モジュールは、メモリ・ストレージ回路を含む、ローカル及び遠隔両方のコンピュータ・システム・ストレージ媒体に配置することができる。
ここで図8を参照すると、コンピュータ・システム/サーバ12は、汎用コンピューティング回路の形で示される。コンピュータ・システム/サーバ12のコンポーネントは、これらに限定されるものではないが、1つ又は複数のプロセッサ又は処理ユニット16、システム・メモリ28、及びシステム・メモリ28を含む種々のシステム・コンポーネントをプロセッサ16に結合するバス18を含むことができる。
バス18は、メモリ・バス又はメモリ・コントローラ、周辺バス、アクセラレーテッド・グラフィックス・ポート、及び種々のバス・アーキテクチャのいずれかを用いるプロセッサ又はローカル・バスを含む、幾つかのタイプのバス構造のうちのいずれかの1つ又は複数を表す。限定ではなく例としては、このようなアーキテクチャは、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture、ISA)バス、マイクロ・チャネル・アーキテクチャ(Micro Channel Architecture、MCA)バス、Enhanced ISA(EISA)バス、Video Electronics Standards Association(VESA)ローカル・バス、及びPeripheral Component Interconnect(PCI)バスを含む。
コンピュータ・システム/サーバ12は、典型的には、種々のコンピュータ・システム可読媒体を含む。このような媒体は、コンピュータ・システム/サーバ12によりアクセス可能ないずれかの利用可能媒体とすることができ、揮発性媒体及び不揮発性媒体の両方と、取り外し可能媒体及び取り外し不能媒体の両方とを含む。
システム・メモリ28は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)30及び/又はキャッシュ・メモリ32など、揮発性メモリの形のコンピュータ・システム可読媒体を含むことができる。コンピュータ・システム/サーバ12は、他の取り外し可能/取り外し不能、揮発性/不揮発性のコンピュータ・システム・ストレージ媒体をさらに含むことができる。単なる例として、取り外し不能の不揮発性磁気媒体(図示されておらず、典型的には「ハード・ドライブ」と呼ばれる)との間の読み出し及び書き込みのために、ストレージ・システム34を設けることができる。図示されていないが、取り外し可能な不揮発性磁気ディスク(例えば、「フロッピー・ディスク」)との間の読み出し及び書き込みのための磁気ディスク・ドライブと、CD-ROM、DVD-ROM又は他の光媒体などの取り外し可能な不揮発性光ディスクとの間の読み出し及び書き込みのための光ディスク・ドライブとを設けることができる。このような例においては、それぞれを、1つ又は複数のデータ媒体インターフェースによってバス18に接続することができる。以下でさらに示され説明されるように、メモリ28は、本発明の1つ又は複数の機能を実行するように構成されたコンピュータ可読命令を含む1つ又は複数のプログラム・モジュール42を格納するコンピュータ・プログラム製品を含むことができる。
限定ではなく例として、メモリ28内に、プログラム・モジュール42のセット(少なくとも1つ)を有するプログラム/ユーティリティ40、並びにオペレーティング・システム、1つ又は複数のアプリケーション・プログラム、他のプログラム・モジュール、及びプログラム・データを格納することができる。オペレーティング・システム、1つ又は複数のアプリケーション・プログラム、他のプログラム・モジュール、及びプログラム・データ、又はそれらの何らかの組み合わせの各々は、ネットワーキング環境において実装するように適合することができる。幾つかの実施形態において、プログラム・モジュール42は、一般に、本発明1つ又は複数の機能及び/又は方法を実行する。
コンピュータ・システム/サーバ12は、キーボード、ポインティング回路のような1つ又は複数の外部デバイス14、ディスプレイ24等のような他の周辺機器、及びコンピュータ・システム/サーバ12と対話することを可能にする1つ又は複数のコンポーネントと通信することもできる。このような通信は、入力/出力(I/O)インターフェース22、及び/又はコンピュータ・システム/サーバ12が、1つ又は複数の他のコンピューティング回路と通信するのを可能にするいずれかの回路(例えば、ネットワークカード、モデム等)を介して行うことができる。例えば、コンピュータ・システム/サーバ12は、ネットワーク・アダプタ20を介して、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、汎用広域ネットワーク(WAN)、及び/又はパブリック・ネットワーク(例えば、インターネット)などの1つ又は複数のネットワークと通信することもできる。示されるように、ネットワーク・アダプタ20は、バス18を介して、コンピュータ・システム/サーバ12の他のコンポーネントと通信する。図示されないが、コンピュータ・システム/サーバ12と共に他のハードウェア及び/又はソフトウェア・コンポーネントを使用できることを理解されたい。例としては、これらに限定されるものではないが、マイクロコード、回路ドライバ、冗長処理ユニット、外部のディスク・ドライブ・アレイ、RAIDシステム、テープ・ドライブ、及びデータ・アーカイブ・ストレージ・システム等が含まれる。
ここで図9を参照すると、例示的なクラウド・コンピューティング環境50が示される。示されるように、クラウド・コンピューティング環境50は、例えば携帯情報端末(PDA)又は携帯電話54A、デスクトップ・コンピュータ54B、ラップトップ・コンピュータ54C、及び/又は自動車コンピュータ・システム54Nなどといった、クラウド・コンシューマによって用いられるローカル・コンピューティング回路と通信することができる1つ又は複数のクラウド・コンピューティング・ノード10を含む。ノード10は、互いに通信することができる。これらのノードは、上述のようなプライベート・クラウド、コミュニティ・クラウド、パブリック・クラウド、若しくはハイブリッド・クラウド、又はこれらの組み合わせなど、1つ又は複数のネットワークにおいて物理的又は仮想的にグループ化することができる(図示せず)。これにより、クラウド・コンピューティング環境50は、クラウド・コンシューマがローカル・コンピューティング回路上にリソースを保持する必要のないサービスとして、インフラストラクチャ、プラットフォーム、及び/又はソフトウェアを提供することが可能になる。図9に示されるコンピューティング回路54A~Nのタイプは単に例示であることを意図し、コンピューティング・ノード10及びクラウド・コンピューティング環境50は、いずれのタイプのネットワーク及び/又はネットワーク・アドレス指定可能な接続上でも(例えば、ウェブ・ブラウザを用いて)、いずれのタイプのコンピュータ化された回路とも通信できることを理解されたい。
ここで図10を参照すると、クラウド・コンピューティング環境50(図10)によって提供される例示的な機能抽象化層のセットが示される。図9に示されるコンポーネント、層、及び機能は単に例示であることを意図し、本発明の実施形態はそれらに限定されないことを予め理解されたい。図示されるように、以下の層及び対応する機能が提供される。
ハードウェア及びソフトウェア層60は、ハードウェア及びソフトウェア・コンポーネントを含む。ハードウェア・コンポーネントの例として、メインフレーム61と、RISC(Reduced Instruction Set Computer(縮小命令セット・コンピュータ))アーキテクチャ・ベースのサーバ62と、サーバ63と、ブレード・サーバ64と、ストレージ回路65と、ネットワーク及びネットワーキング・コンポーネント66とが含まれる。幾つかの実施形態において、ソフトウェア・コンポーネントは、ネットワーク・アプリケーション・サーバ・ソフトウェア67及びデータベース・ソフトウェア68を含む。
仮想化層70は、抽象化層を提供し、この層により、仮想エンティティの以下の例、すなわち、仮想サーバ71、仮想ストレージ72、仮想プライベート・ネットワークを含む仮想ネットワーク73、仮想アプリケーション及びオペレーティング・システム74、並びに仮想クライアント75を提供することができる。
一例においては、管理層80は、以下で説明される機能を提供することができる。リソース・プロビジョニング81は、クラウド・コンピューティング環境内でタスクを実行するために利用されるコンピューティング・リソース及び他のリソースの動的な調達を提供する。計量及び価格決定82は、クラウド・コンピューティング環境内でリソースが利用される際のコスト追跡と、これらのリソースの消費に対する課金又は請求とを提供する。一例においては、これらのリソースは、アプリケーション・ソフトウェア・ライセンスを含むことができる。セキュリティは、クラウド・コンシューマ及びタスクに対する識別情報の検証と、データ及び他のリソースに対する保護とを提供する。ユーザ・ポータル83は、コンシューマ及びシステム管理者のために、クラウド・コンピューティング環境へのアクセスを提供する。サービス・レベル管理84は、要求されるサービス・レベルが満たされるように、クラウド・コンピューティング・リソースの割り当て及び管理を提供する。サービス・レベル・アグリーメント(Service Level Agreement、SLA)の計画及び履行85は、SLAに従って将来の要件が予測されるクラウド・コンピューティング・リソースの事前配置及び調達を提供する。
ワークロード層90は、クラウド・コンピューティング環境を利用することができる機能の例を提供する。この層から提供することができるワークロード及び機能の例には、マッピング及びナビゲーション91、ソフトウェア開発及びライフサイクル管理92、仮想教室教育配信93、データ分析処理94、トランザクション処理95、及び本発明による方法100が含まれる。
本発明は、統合の任意の可能な技術的詳細レベルにおける、システム、方法、及び/又はコンピュータ・プログラム製品とすることができる。コンピュータ・プログラム製品は、プロセッサに本発明の態様を実行させるためのコンピュータ可読プログラム命令をその上に有するコンピュータ可読ストレージ媒体(単数又は複数)を含むことができる。
コンピュータ可読ストレージ媒体は、命令実行デバイスにより使用される命令を保持及び格納できる有形デバイスとすることができる。コンピュータ可読ストレージ媒体は、例えば、これらに限定されるものではないが、電子記憶装置、磁気記憶装置、光学記憶装置、電磁気記憶装置、半導体記憶装置、又は上記のいずれかの適切な組み合わせとすることができる。コンピュータ可読ストレージ媒体のより具体的な例の非網羅的なリストとして、以下のもの:すなわち、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハードディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)、ネットワーク・アタッチト・ストレージ(NAS)デバイス、独立したディスクの冗長アレイ(Redundant Array of Independent Disc:RAID)システム、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュ・メモリ)、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、ポータブル・コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、メモリ・スティック、USB「サム」ドライブ、パンチカード若しくは命令がそこに記録された溝内の隆起構造のような機械的にエンコードされたデバイス、及び上記のいずれかの適切な組み合わせが挙げられる。本明細書で使用される場合、コンピュータ可読ストレージ媒体は、電波、又は他の自由に伝搬する電磁波、導波管若しくは他の伝送媒体を通じて伝搬する電磁波(例えば、光ファイバ・ケーブルを通る光パルス)、又はワイヤを通って送られる電気信号などの、一時的信号自体として解釈されない。
本明細書で説明されるコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ可読ストレージ媒体からそれぞれのコンピューティング/処理デバイスに、又は、例えばインターネット、ローカル・エリア・ネットワーク、広域ネットワーク、及び/又は無線ネットワークなどのネットワークを介して外部コンピュータ又は外部ストレージ・デバイスにダウンロードすることができる。ネットワークは、銅伝送ケーブル、光伝送ファイバ、無線伝送、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイ・コンピュータ、及び/又はエッジ・サーバを含むことができる。各コンピューティング/処理デバイスにおけるネットワーク・アダプタ・カード又はネットワーク・インターフェースは、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受け取り、コンピュータ可読プログラム命令を転送して、それぞれのコンピューティング/処理デバイス内のコンピュータ可読ストレージ媒体に格納する。
本発明の動作を実行するためのコンピュータ可読プログラム命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、機械命令、機械依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、集積回路のための構成データ、又は、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、及び、「C」プログラミング言語若しくは類似のプログラミング言語などの手続き型プログラミング言語を含む1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されるソース・コード又はオブジェクト・コードとすることができる。コンピュータ可読プログラム命令は、完全にユーザのコンピュータ上で実行される場合もあり、一部がユーザのコンピュータ上で、独立型ソフトウェア・パッケージとして実行される場合もあり、一部がユーザのコンピュータ上で実行され、一部が遠隔コンピュータ上で実行される場合もあり、又は完全に遠隔コンピュータ若しくはサーバ上で実行される場合もある。最後のシナリオにおいて、遠隔コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)若しくは広域ネットワーク(WAN)を含むいずれかのタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続される場合もあり、又は外部コンピュータへの接続がなされる場合もある(例えば、インターネットサービスプロバイダを用いたインターネットを通じて)。幾つかの実施形態において、例えば、プログラム可能論理回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又はプログラム可能論理アレイ(PLA)を含む電子回路は、本発明の態様を実施するために、コンピュータ可読プログラム命令の状態情報を利用することによって、コンピュータ可読プログラム命令を実行して、電子回路を個人化することができる。
本発明の態様は、本発明の実施形態による方法、装置(システム)及びコンピュータ・プログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート図及び/又はブロック図の各ブロック、並びにフローチャート図及び/又はブロック図内のブロックの組み合わせは、コンピュータ可読プログラム命令によって実装できることが理解されるであろう。
これらのコンピュータ可読プログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに与えて機械を製造し、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサによって実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロック内で指定された機能/動作を実施するための手段を作り出すようにすることができる。これらのコンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、及び/又は他のデバイスを特定の方式で機能させるように指示することができるコンピュータ可読媒体内に格納し、それにより、そのコンピュータ可読媒体内に格納された命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作の態様を実施する命令を含む製品を含むようにすることもできる。
コンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、又は他のデバイス上にロードして、一連の動作ステップをコンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、又は他のデバイス上で行わせてコンピュータ実施のプロセスを生産し、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能装置上で実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実行するためのプロセスを提供するようにすることもできる。
図面内のフローチャート及びブロック図は、本発明の様々な実施形態による、システム、方法、及びコンピュータ・プログラム製品の可能な実装の、アーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点に関して、フローチャート内の各ブロックは、指定された論理機能を実装するための1つ又は複数の実行可能命令を含む、モジュール、セグメント、又はコードの一部を表すことができる。幾つかの代替的な実装において、ブロック内に示される機能は、図に示される順序とは異なる順序で生じることがある。例えば、連続して示される2つのブロックは、関与する機能に応じて、実際には実質的に同時に実行されることもあり、又はこれらのブロックはときとして逆順で実行されることもある。ブロック図及び/又はフローチャート図の各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャート図内のブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を実行する、又は専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせを実行する、専用ハードウェア・ベースのシステムによって実装できることにも留意されたい。
本発明の種々の実施形態の説明は、例証の目的で提示したものであるが、網羅的であることも、又は開示された実施形態に限定することも意図しない。説明される実施形態の範囲から逸脱することなく、多くの修正及び変形が当業者には明らかであろう。本明細書で用いられる用語は、実施形態の原理、実際的な用途、若しくは市場において見いだされる技術に優る技術的改善を最も良く説明するように、又は当業者が本明細書で開示される実施形態を理解することを可能にするように、選択されたものである。
さらに、出願人の意図は、全ての特許請求の範囲の要素の均等物を包含することであり、本出願のいずれの特許請求の範囲に対する補正も、補正した特許請求の範囲のいずれかの要素又は特徴の均等物に対する利益又は権利の放棄と解釈すべきではない。
100:分散型データ処理システム
102:ネットワーク:
104、106:サーバ
108:ストレージ・ユニット
110、112、114:車両
200:データ処理システム
202:ノース・ブリッジ及びメモリ・コントローラ・ハブ(NB/MCH)
204:サウス・ブリッジ及び入力/出力(I/O)コントローラ・ハブ(SB/ICH)
206:処理ユニット
208:メイン・メモリ
210:グラフィックス・プロセッサ
238、240:バス
300:車内空気品質制御機構
302:センサ・データ取得モジュール
304:使用状態判断モジュール
306:変化傾向判断モジュール
308:制御ポリシー判断モジュール
310:制御信号送信モジュール
312:ポリシー検証モジュール
314:制御ポリシー
500:方法

Claims (9)

  1. プロセッサと前記プロセッサに結合されたメモリとを含むデータ処理システムにおいて、車両の内部空気品質を制御するためのコンピュータ実施方法であって、
    前記データ処理システムが、車両の車内センサ・データを取得することと、
    前記データ処理システムが、前記取得した車内センサ・データに基づいて、前記車両の使用状態を判断することと、
    前記データ処理システムが、前記取得した車内センサ・データ及び前記判断した使用状態に基づいて、前記車内空気品質の変化傾向を判断することと
    前記判断した前記車内空気品質の変化傾向に応答して、前記データ処理システムが、車両における空気品質を改善するための制御ポリシーを決定し、該決定された制御ポリシーに基づいて、前記車両の前記使用状態を制御するように、前記車両の制御システムに信号を送ることと、
    前記データ処理システムが、前記車両の前記使用状態における前記制御は有効であるかどうかを検証することと、
    前記制御の検証が有効でないことに応答して、前記データ処理システムが、車内空気品質の変化傾向に影響を与え得るさらに別のデータを取得し、該別のデータに基づいて、前記車両の使用状態の制御をさらに調整することと、
    を含み、
    前記車内センサ・データが前記車内空気品質を表すことができる空気品質センサ・データを含み、
    前記使用状態とは、車内空気品質をもたらし得る車両の状態を指し、
    前記車両の使用状態を判断することが、前記空気品質センサ・データに基づいて前記車両の使用状態を判断することを含み、
    前記さらに調整することが、前記制御の検証が有効でないことに応答して、更新した制御ポリシーに基づいて、前記車両の前記使用状態の制御を調整することを含む、
    前記コンピュータ実施方法。
  2. 前記車内センサ・データは、粒子濃度、総揮発性有機化合物(TVOC)濃度から成る群から選択される前記センサ・データの少なくとも1つのタイプを含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
  3. 前記車両の前記使用状態は、窓の状態、空調装置の状態、換気の状態から成る群から選択される前記車両の少なくとも1つの状態を含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
  4. 前記判断した前記車内空気品質の変化傾向が、より悪化していること及び所定の閾値を超えていることの少なくとも一方であることに応答して、前記データ処理システムが、前記車両の窓を閉めること、空調装置の加熱モードをオフにすること、前記空調装置の冷却モードをオンにすること、換気の新鮮空気モードをオフにすること、換気の再循環空気モードをオンにすること、及び車内空気清浄器をオンにすることから成る群から選択される前記制御ポリシーに基づいて、前記車両の少なくとも1つの状態を制御するよう、前記車両の前記制御システムに信号を送ることと
    をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
  5. 前記判断した前記車内空気品質の変化傾向が、より良好になること及び所定の閾値を超えていないことの少なくとも一方であることに応答して、前記データ処理システムが、前記車両の窓を開けること、空調装置の前記加熱モードをオンにすること、前記空調装置の前記冷却モードをオフにすること、換気の前記新鮮空気モードをオンにすること、換気の前記再循環空気モードをオフにすること、及び前記車内空気清浄器をオフにすることから成る群から選択される前記制御ポリシーに基づいて、前記車両の少なくとも1つの状態を制御するように、前記車両の前記制御システムに信号を送ることと
    をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
  6. 前記データ処理システムが、前記車内空気品質の前記変化傾向に影響を与えるさらに別のデータを取得することと、
    前記データ処理システムが、前記さらに別のデータに基づいて、前記車内空気品質の前記変化傾向を調整することと、
    をさらに含む、請求項1~のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
  7. 前記さらに別のデータは、環境汚染物質濃度、道路構造、交通状況、及び車内乗員の数から成る群から選択されるデータの少なくとも1つのタイプを含む、請求項1~のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
  8. コンピュータ・プログラムであって、データ処理システムに、請求項1~のいずれか1項に記載の方法の各ステップを実行させる、前記コンピュータ・プログラム。
  9. プロセッサと前記プロセッサに結合されたメモリとを含むデータ処理システムであって、前記メモリは、前記プロセッサ上で実行されるとき、前記プロセッサに、請求項1~のいずれか1項に記載の方法の各ステップを実行させる命令を含む、前記データ処理システム。
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