JP7262053B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本開示は、食品などの被加熱物を加熱する加熱調理器に関する。
加熱調理器を操作するための操作部は、一般に、加熱室を開閉するための扉に配置されている。扉は、加熱室の熱気により高温になるので、操作部が熱の影響を受けないように、冷却風の流路が扉に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、冷却風が流れる流路にファンを配置することで、冷却能力を向上させることが記載されている。ファンは、吸気口と排気口とが扉の高さ方向に略垂直になるように配置されている。また、ファンは、その下方から外気を吸い込んで上方へ吐き出している。
特許第5899452号公報
本発明者らは、このような加熱調理器において、ファンが動作するときにファンやその周囲の部材が振動すると振動音が発生する場合があることを課題として認識した。
本開示は、上記従来の課題を解決するもので、加熱調理器における振動の発生を抑えるための技術を提供することを目的とする。
本開示のある態様は、加熱調理器である。この加熱調理器は、開口を有する加熱室と、加熱室の開口を開閉可能に覆う扉と、を備え、扉は、外枠と、外気を取り入れるための吸気口と、吸気口から取り入れられた空気を送出するファンと、ファンを収納するためのファンケースと、を備え、ファンケースは、ファンの近傍においてファンを外枠に圧着するための押圧部を有する。
本開示の技術によれば、加熱調理器における振動の発生を抑えるための技術を提供することができる。
扉を閉じた状態における加熱調理器の前方斜視図である。 本開示の実施の形態に係る加熱調理器の外観を示す図である。 扉の分解斜視図である。 扉の外枠を取り外した状態における加熱調理器の前方斜視図である。 内枠及び電波漏洩防止プレートを取り外した扉の一部の後方斜視図である。 図5から更に第2金属板を取り外した扉の一部の後方斜視図である。 図6から更に第1金属板を取り外した扉の一部の後方斜視図である。 図7から更にファンケースを取り外した扉の一部の後方斜視図である。 ファンケースの前方斜視図である。 ファンケースにファン及び通信装置が収納された状態の前方斜視図である。 ファンケースの前面に形成された風路を説明するための図である。 ファンケースの後面に形成された風路を説明するための図である。 外枠の吸気口について説明するための図である。 外枠とファンケースの後面斜視図である。 ファンケースのファン収納部の周辺の拡大図である。
本開示の第1の態様の加熱調理器は、開口を有する加熱室と、加熱室の開口を開閉可能に覆う扉と、を備え、扉は、外枠と、外気を取り入れるための吸気口と、吸気口から取り入れられた空気を送出するファンと、ファンを収納するためのファンケースと、を備え、ファンケースは、ファンの近傍においてファンを外枠に圧着するための押圧部を有する。この態様によると、ファンの動作による振動及び振動音の発生を抑制することができる。
第2の態様は、第1の態様において、押圧部は、ファンをファンケースに位置決めするためにファンに設けられた固定部の近傍においてファンを外枠に圧着するように構成されたものである。この態様によると、ファンの動作に影響を与えることなくファンの動作による振動及び振動音の発生を抑制することができる。
第3の態様は、第1又は第2の態様において、ファンケースは、押圧部の近傍においてファンケースと外枠との間を締め付けるための締付部を有するように構成されたものである。この態様によると、ファンの動作による振動及び振動音の発生を抑制することができる。
第4の態様は、第3の態様において、押圧部は、ファンをファンケースに位置決めするためにファンに設けられた固定部の近傍においてファンケースと外枠との間を締め付けるように構成されたものである。この態様によると、ファンの動作に影響を与えることなくファンの動作による振動及び振動音の発生を抑制することができる。
第5の態様は、第3又は第4の態様において、締付部は、ファンケースに設けられた別のネジ孔と同じ径を有するネジ孔を含むように構成されたものである。この態様によると、製造コストを低減させることができる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、複数の実施の形態のそれぞれに記載された技術的特徴は、可能な範囲で組み合わされてもよい。
(実施の形態)
図1及び図2は、本開示の実施の形態に係る加熱調理器1の外観を示す。図1は、扉7を閉じた状態における加熱調理器1の前方斜視図である。図2は、扉7を開いた状態における加熱調理器1の前方斜視図である。
加熱調理器1は、筐体3と、筐体3内に配置された加熱室5と、筐体3の前面となる前枠3aに開けられた開口3bを開閉可能に覆う扉7とを備える。加熱室5は、上部に配置された上壁5aと、両側部に配置された側壁5b、5cと、後部に配置された後壁5dと、下部に配置された底壁5eに囲まれて形成される空間である。加熱室5には、マグネトロンなどのマイクロ波発振器により発生されたマイクロ波を加熱室5内に放射するためのマイクロ波放射口が設けられる。マイクロ波放射口から放射されたマイクロ波により、加熱室5内に載置された被加熱物(食品)が加熱される。
加熱室5の後壁5dと裏板との間には、熱源である加熱ヒータ(コンベクションヒータ)と循環ファンとが設けられる。加熱室5の後壁5dには、吸気孔と排気孔とが穿設される。循環ファンが回転駆動されることで、加熱室5の空気が吸気孔から吸引され、コンベクションヒータによって加熱されて、排気孔から再び加熱室5へ戻される。これにより、被加熱物が均一に加熱される。底壁5eの下方の前部には、外部の空気を筐体3内へ吸気するための吸気口が設けられる。
底壁5eの下方には、加熱室5に送る蒸気を生成するための水を貯蔵するタンクが備えられる。タンクに貯蔵された水は、蒸気発生部(図示せず)に供給されて蒸気となる。発生した蒸気は、蒸気発生部と加熱室5とを接続する蒸気パイプを介して加熱室5に供給される。また、底壁5eとタンクとの間には、加熱室5における加熱などを制御するマイクロコンピュータなどの電子部品が設けられた制御基板が配置されている。
扉7は、開口3bの下方において、水平方向の回転軸により筐体3に開閉可能に軸支されている。扉7の外枠13の上部に取り付けられたハンドル7aをユーザが引くことにより、扉7が水平状態となるように回転されると、加熱室5が開放される。また、扉7が垂直状態となるように回転されると、加熱室5が閉鎖される。
扉7の外枠13には、正面視右側に表示部9と操作部11とが配置されている。表示部9は、例えば液晶画面であり、メニュー画面などが表示される。扉7内には、外部の装置との間で通信を制御する通信装置が備えられており、通信装置を介して外部の装置から入手したレシピなどの情報なども表示部9に表示される。操作部11は、例えば押しボタンやダイヤルであり、ユーザから加熱調理器1に対する指示を受け付ける。
図3は、扉7の分解斜視図である。扉7は、前側から、外枠13、表示部9及び操作部11、基板15及びファン17、ファンケース19、第1金属板21、第2金属板23、電波漏洩防止プレート25、及び内枠27を備える。
基板15には、表示部9及び操作部11を制御するマイクロコンピュータなどの電子部品が配置されている。
ファン17は、加熱室5からの熱により昇温する基板15や通信装置40などの電気部品を冷却するために、吸気口14及び49から取り込んだ外気を送風する。ファン17は、電波漏洩防止プレート25よりも前方に配置されている。通信装置40は、ファン17に隣接するように配置されている。通信装置40は、任意の通信方式で外部の装置と通信してもよい。通信装置40は、例えば、無線LANにより外部の装置と通信してもよい。
ファンケース19は、基板15及びファン17の後方を覆い、ファン17による冷却風の風路を形成する。ファンケース19は、ファンケース19の前側の基板15との間の空間に、ファン17から基板15に至る第1風路を形成する。ファンケース19は、ファンケースの後側の第1金属板21との間の空間に、ファン17から通信装置40と電波漏洩防止プレート25との間の空間に至る第2風路を形成する。
第1金属板21は、ファンケース19を挟んで基板15の後方に配置されている。第1金属板21は、加熱室5からの熱を遮熱するために配置されている。
第2金属板23は、第1金属板21の後面を覆うように配置されている。第2金属板23も、加熱室5からの熱を遮熱するために配置されている。
電波漏洩防止プレート25は、加熱室5内から扉7を通して電波が外部へ漏洩するのを防止するための金属製のプレートである。電波漏洩防止プレート25は、外枠13の後側に取り付けられる。
内枠27は、電波漏洩防止プレート25を外枠13との間に挟持する。
図4は、扉7の外枠13を取り外した状態における加熱調理器1の前方斜視図である。電波漏洩防止プレート25は、加熱室5から外部への電波の漏洩を防止するために、加熱室5の開口のすぐ外側に配置される。したがって、加熱室5内が加熱されて高温になっているときには、その熱によって電波漏洩防止プレート25も高温になる。図3に示すように、通信装置40は、外枠13の下部に配置されるので、電波漏洩防止プレート25の下部の近傍に位置する。したがって、電波漏洩防止プレート25が加熱室5内の熱によって高温になったときに、その熱によって通信装置40の温度が動作温度範囲を超えてしまわないようにするために、電波漏洩防止プレート25と通信装置40との間を断熱するとともに、通信装置40の周囲の空気を冷却する構成が必要となる。
図5は、内枠27及び電波漏洩防止プレート25を取り外した扉7の一部の後方斜視図である。外枠13の左側に第2金属板23が配置されている。第2金属板23は、基板15の後方に位置し、前後方向において加熱室5と第1金属板21との間に配置されている。
図6は、図5から更に第2金属板23を取り外した扉7の一部の後方斜視図である。第1金属板21は、基板15の後方に位置し、前後方向において第2金属板23とファンケース19との間に配置されている。
図7は、図6から更に第1金属板21を取り外した扉7の一部の後方斜視図である。ファンケース19は、基板15の後方に位置し、基板15が取り付けられており、前後方向において、基板15と第1金属板21との間に配置されている。
ファンケース19は、ファン17を収納するファン収納部41、及び通信装置40を収納する通信装置収納部42を下部に備える。ファン収納部41及び通信装置収納部42は、ファンケース19の前側にファン17及び通信装置40を収納するように構成されている。ファン17及び通信装置40の後側は、第2仕切りとして機能するファンケース19自体によって、ファンケース19の後側の第1金属板21との間の空間から隔てられている。ファン収納部41の下部には、外気を取り入れるための吸気口49が設けられる。
ファンケース19は、上部に貫通孔19aを有する。貫通孔19aは、例えば、上下方向に延びた長孔である。貫通孔19aは、ファンケース19に、上下方向に2つ並べて形成されている。貫通孔19aの後側には、前側及び背面視左側に開口するカバー19cが設けられている。ファンケース19の前側から貫通孔19aを通過して後側に向けて流れる冷却風の方向が、カバー19cにより、ファンケース19の後面上を背面視左方向に流れるように変えられる。
ファンケース19は、下部に第1貫通孔として機能する貫通孔43を有する。貫通孔43は、例えば、三角形の孔である。貫通孔43の上方には、後方へ突出する壁44が水平方向に設けられている。ファンケース19の前側から貫通孔43を通過して後側に向けて流れる冷却風の方向が、壁44により、ファンケース19の後面上を下方向に流れるように変えられる。
ファンケース19の下部の背面視左側には、後方へ突出する壁19dが鉛直方向に設けられている。カバー19cから背面視左側に向けて流れる冷却風の方向が、壁19dにより、背面視右方向に流れるように変えられる。
ファンケース19は、上部に第2貫通孔として機能する貫通孔19bを有する。ファンケース19は、上端に複数の排気口45を有する。ファンケース19の後面上を流れた冷却風は、貫通孔19bを通過してファンケース19の前側に戻り、ファンケース19の上端に設けられた排気口45から排気される。
図8は、図7から更にファンケース19を取り外した扉7の一部の後方斜視図である。基板15、表示部9、ファン17、及び通信装置40は、外枠13の後方に位置し、前後方向において、外枠13とファンケース19との間に配置されている。
ファン17の吸い込み口17aの開口は、扉7の前後方向に向けて開けられている。ファン17の吐き出し口17bは、扉7の上方向に向けて開けられている。したがって、ファン17の吸い込み方向は、直立状態における扉7の前後方向であって、ファンケース19の吸気口49と交差する方向である。この交差する方向は直角でもよい。また、ファン17の吐き出し方向は、吸い込み方向と交差する方向である。この交差する方向も直角でもよい。したがって、ファン17の羽根の回転軸は、前後方向に向けられている。ファン17として、例えば、シロッコファンが用いられてもよい。
図9は、ファンケース19の前方斜視図である。図10は、ファンケース19にファン17及び通信装置40が収納された状態の前方斜視図である。
ファン収納部41に収納されたファン17と、通信装置収納部42に収納された通信装置40とは、隣接するように配置される。ファン17と通信装置40との間は、第1仕切りとして機能する隔壁46によって隔てられている。
ファン17から送出される空気は、ファンケース19の下部に設けられた吸気口49から取り入れられる。加熱調理器1の底壁5eの下方の前部には、加熱室5において加熱された空気を外部へ排気するための排気口が設けられているので、加熱室5内を加熱しているときには、吸気口49から取り入れられる外気の温度が、通信装置40において許容される動作温度範囲よりも高い可能性がある。したがって、ファン17と通信装置40との間に隔壁46を設け、ファン17から送出された空気が通信装置40に直接吹き付けられないようにする。これにより、ファン17から送出される空気の温度が通信装置40において許容される動作温度範囲よりも高い場合であっても、通信装置40の周囲がファン17から送出された高温の空気によって加熱されるのを抑制することができる。
隔壁46は、ファン収納部41と通信装置収納部42の間の空間の全てを隔ててもよいし、一部を隔ててもよい。例えば、ファン17又は通信装置40と基板15又は電源回路などとを接続する配線を通すための孔が隔壁46に設けられてもよい。
ファンケースの19の正面視左端には、前方へ突出する壁19eが設けられている。また、ファンケース19のファン収納部41の上方の正面視左側には、前方へ突出する壁19gが壁19eに平行して設けられている。壁19eと壁19gにより溝19mが形成される。溝19mの上部には、貫通孔19aが設けられている。壁19gには、孔19hが設けられている。
ファン収納部41の上部の開口と溝19mとの間に、壁19eと壁47とによって接続風路48が形成される。接続風路48には、貫通孔43が設けられている。
図11は、ファンケース19の前面に形成された風路を説明するための図である。吸気口49から取り入れられた空気は、ファン17から接続風路48に送出される。接続風路48において、一部の空気は貫通孔43を通過してファンケース19の後側へ流れる。残りの空気は、壁19eと壁19gの間の溝19mを上方へ流れる。
溝19mを流れる空気の一部は孔19hから基板15の方へ流れる。すなわち、ファン17から基板15へ至る第1風路29は、接続風路48、溝19mの下部、及び孔19hを含む。第1風路29を設けることにより、ファン17から送出される外気によって基板15を冷却することができるので、基板15の動作の信頼性を向上させることができる。
第1風路29を一方向の風路として形成するので、第1風路29における圧力損失を低くすることができる。また、周囲よりも高温の空気は上昇気流を生じるので、ファンケース19の上端に排気口45を設けることにより、第1風路29において加熱された空気を排気口45へ向けて流れやすくすることができ、圧力損失を更に低くすることができる。これにより、第1風路29を流れる冷却風の風量を確保し、基板15の冷却効率を向上させることができる。
孔19hは、通信装置収納部42よりも上方に設けられているので、孔19hから基板15側へ流入した空気がファンケース19の前側の空間に存在する空気よりも高温である場合には、通信装置収納部42の方には流れず、基板15の方へ上昇する。これにより、通信装置40の周囲が高温の空気によって加熱されるのを抑制することができる。
孔19hにおいて基板15の方へ流れなかった空気は、引き続き溝19mを上方へ流れ、貫通孔19aからファンケース19の後側へ流れる。
溝19mは、省スペース化のため、ファン17の開口の幅よりも狭い幅で形成される。したがって、溝19mとファン17との間に、ファン17の開口の幅から溝19mの幅へ滑らかに狭まる接続風路48が設けられる。接続風路48は、ファン収納部41の正面視左側の壁の上端から正面視右方向へ曲面状に形成された壁19eと、ファン収納部41の正面視右側の隔壁46の上端から正面視左方向へ平面状に形成された壁47とによって形成される。壁47は、隔壁46と直角よりも大きい角度で交わるように傾斜して配置される。これにより、ファン17と溝19mとの間の空間の隅などに空気が滞留してしまうのを回避することができるので、ファン17の周囲の空気が高温になるのを抑制し、隔壁46を介して隣接する通信装置40が高温になるのを抑制することができる。
貫通孔43は、接続風路48において、壁47に沿って設けられる。壁47は、上述したように水平方向から傾斜して設けられるので、貫通孔43は、壁47に沿って傾斜した辺を有する三角形の形状を有する。これにより、ファン17の開口の幅から溝19mの幅へ滑らかに狭まる接続風路48に貫通孔43を設けることができるので、空間を有効に利用して省スペース化を図ることができる。別の例では、貫通孔43は、任意の形状を有していてもよい。
図12は、ファンケース19の後面に形成された風路を説明するための図である。ファンケース19の下部の貫通孔43を通過した空気は、壁44に当たって下部の通信装置収納部42の方へ流れる。すなわち、ファン17から通信装置40と第1金属板21との間の空間に至る第2風路31は、接続風路48、貫通孔43、及び壁44を含む。これにより、通信装置40とファンケース19より後側の空間とを隔てるファンケース19を介して間接的に、ファン17から送出された外気によって通信装置40を冷却することができるので、通信装置40の動作の信頼性を向上させることができる。
第2風路31を形成する貫通孔43を、ファン17のすぐ上方の接続風路48に設けることにより、より下部に配置された通信装置収納部42へ冷却風を流しやすくすることができる。これにより、通信装置収納部42のファンケース19を介した通信装置40の冷却効率を向上させることができる。
貫通孔43を通過した空気は、壁44と壁19dの間から上方へ流れる。また、貫通孔19aを通過した空気は、基板15と第1金属板21との間の空間を通る第3風路33を流れる。これにより、ファンケース19を介して間接的に、ファン17から送出された外気によって基板15を冷却することができるので、基板15の動作の信頼性を向上させることができる。
ファンケース19の後面上を上方向へ流れた空気は、貫通孔19bを通過してファンケース19の前側に戻り、ファンケース19の上端に設けられた排気口45から排気される。
ファンケース19の後面に至る風路を通った冷却風は、ファンケース19の後面と第1金属板21との間の空間を流れる。これにより、第1金属板21を冷却することができるので、第1金属板21の遮熱効果を向上させることができる。また、ファンケース19と第1金属板21との間にエアーカーテンを形成することができる。これにより、冷却風が第1金属板21の熱を吸収することができ、第1金属板21の遮熱板としての機能を向上させることができる。また、ファンケース19への伝熱を低減することができる。また、第1金属板21とファンケース19との間の空間に存在する空気が、第1金属板21からの熱によって加熱されても、第2風路31及び第3風路33を通して速やかに排気口45から排気することができるので、第1金属板21とファンケース19との間の空間に熱がこもるのを抑制し、基板15や通信装置40の冷却効率を向上させることができる。
図13は、外枠13の吸気口14について説明するための図である。図13(a)は、外枠13、ファンケース19、及び電波漏洩防止プレート25の後面図であり、図13(b)は、図13(a)のAA断面図であり、図13(c)は、図13(a)のAA断面の斜視図である。前述したように、ファンケース19の下端に吸気口49が設けられ、外枠13の下面の吸気口49の近傍に吸気口14が設けられる。吸気口14の周辺には、加熱室5から排気された高温の空気が存在している場合がある。とくに、より加熱室5に近い吸気口14の直下から後側の空気は、吸気口14の前側の空気よりも温度が高い可能性がある。したがって、吸気口14の周囲に、外気を吸気口14に導入するガイド50を設け、ガイド50を、直下よりも前側に面するように形成する。これにより、吸気口14の直下よりも前側に存在する、より室温に近い空気を吸気口14から吸入することができるので、冷却風による冷却効率を向上させることができる。また、高温の空気を送風することによって、通信装置40や基板15などの電気部品をかえって加熱してしまうのを抑制することができる。
図14は、外枠13とファンケース19の後面斜視図である。前述したように、ファンケース19の上端に、排気口45が設けられる。ファンケース19の前面側の第1風路29を通過した空気は、そのまま排気口45から排気される。ファンケース19の後面側の第2風路31及び第3風路33を通過した空気は、貫通孔19bからファンケース19の前面に戻り、第1風路29を通過した空気とともに排気口45から排気される。排気口45の上方は、枠51により覆われているので、外枠13内に水分などが侵入したとしても、排気口45から基板15や通信装置40などの方へ侵入するのを抑制することができる。
図15は、ファンケース19のファン収納部41の周辺の拡大図である。ファン17は、ファン17をファン収納部41に取り付ける際に位置決めのためにピンで固定するための固定部54a及び54bを有する。外枠13又はファンケース19に形成されたピンが固定部54a及び54bに形成された孔に挿入されることにより、ファン17がファン収納部41に取り付けられる。
ピンで固定しただけの状態では、ファン17が動作したときに振動により音が発生する場合がある。したがって、ファンケース19のファン収納部41の近傍においてファン17を外枠13に圧着するための押圧部53a及び53bがファンケース19に設けられる。また、押圧部53a及び53bの近傍においてファンケース19と外枠13との間を締め付けるための締付部として機能するネジ孔52a及び52bがファンケース19及び外枠13に設けられる。ファン17がファン収納部41に固定された後、ネジ孔52a及び52bにネジを挿入して締め付けることにより、押圧部53a及び53bによってファン17を外枠13に適度な強度で圧着することができる。これにより、ファン17が動作しているときにファン17及びファン収納部41が振動して振動音を発生するのを抑制することができる。
押圧部53a及び53b、又はネジ孔52a及び52bは、固定部54a及び54bの近傍に設けられる。固定部54a及び54bは、ファン17を取り付ける際にファン17を固定するために設けられているので、固定部54a及び54bの近傍にある程度の圧力がかかることを想定した強度を有するように構成されていることが期待される。したがって、固定部54a及び54bの近傍でファン17を外枠13に圧着することにより、ファン17の動作に影響を与えることなくファン17を制振することができる。
ネジ孔52a及び52bは、ファンケース19の別の位置に設けられたネジ孔52cと同じ径を有する。これにより、ファンケース19を組み立てる際に使用されるネジの種類を減らすことができるので、製造コストを低減させることができる。
本実施の形態の技術によれば、ファン17の一部を電波漏洩防止プレート25の内側に配置することで、扉7の高さを短くすることができ、加熱調理器1の小型化を実現することができる。また、基板15や通信装置40などを扉7内に設置することができるので、加熱室5として広い空間を確保しつつ、加熱調理器1を小型化することができる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、マイクロ波、ヒーター、蒸気を用いて被加熱物を加熱する加熱調理器について説明したが、本開示の技術は、任意の方式の加熱調理器に適用可能である。
本開示は、食品などの被加熱物を加熱する加熱調理器に利用可能である。
1 加熱調理器、3 筐体、3a 前枠、3b 開口、5 加熱室、5a 上壁、5b 側壁、5c 側壁、5d 後壁、5e 底壁、7 扉、7a ハンドル、9 表示部、11 操作部、13 外枠、14 吸気口、15 基板、17 ファン、17a 吸い込み口、17b 吐き出し口、19 ファンケース、19a 貫通孔、19b 貫通孔、19c カバー、19d 壁、19e 壁、19g 壁、19h 孔、19m 溝、21 第1金属板、23 第2金属板、25 電波漏洩防止プレート、27 内枠、29 第1風路、31 第2風路、33 第3風路、40 通信装置、41 ファン収納部、42 通信装置収納部、43 貫通孔、44 壁、45 排気口、46 隔壁、47 壁、48 接続風路、49 吸気口、50 ガイド、51 枠、52 ネジ孔、53 押圧部、54 固定部。

Claims (4)

  1. 開口を有する加熱室と、
    前記加熱室の前記開口を開閉可能に覆う扉と、
    を備え、
    前記扉は、
    外枠と、
    外気を取り入れるための吸気口と、
    前記吸気口から取り入れられた空気を送出するファンと、
    前記ファンを収納するためのファンケースと、
    を備え、
    前記ファンは、前記ファンの外径のほぼ対角位置に、孔で形成される固定部をそれぞれ有し、
    前記ファンケースは、前記固定部の近傍に、前記ファンを前記外枠に圧着するための押圧部をそれぞれし、
    前記外枠に形成されたピンが前記孔に挿入されることにより、前記ファンが前記外枠に固定され、前記押圧部は前記ファンを前記外枠に圧着する
    加熱調理器。
  2. 前記ファンケースは、前記押圧部の近傍において前記ファンケースと前記外枠との間を締め付けるための締付部を有する請求項に記載の加熱調理器。
  3. 前記押圧部は、前記ファンを前記外枠に位置決めするために前記ファンに設けられた固定部の近傍において前記ファンケースと前記外枠との間を締め付ける請求項に記載の加熱調理器。
  4. 前記締付部は、前記ファンケースに設けられた別のネジ孔と同じ径を有するネジ孔を含む請求項又はに記載の加熱調理器。
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