JP2017075575A - 放熱ファンの保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱ファンの取り付けをより簡易に行う放熱ファンの保持具を提供する。
【解決手段】放熱ファンの保持具100は、一の開口112を形成する第1のフレーム110と、内側に網状のファンガード132が形成された第2のフレーム130と、第1のフレーム及び第2のフレームを、第1のフレーム及び第2のフレームと同一の材料により一体的に接続する接続部150と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】放熱ファンの保持具100は、一の開口112を形成する第1のフレーム110と、内側に網状のファンガード132が形成された第2のフレーム130と、第1のフレーム及び第2のフレームを、第1のフレーム及び第2のフレームと同一の材料により一体的に接続する接続部150と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、放熱ファンの保持具に関し、例えば、コンピュータ装置に適用して好適なものである。
IoT(Internet of Things)やM2M(Machine to Machine)に代表されるように情報通信技術が飛躍的に発展する中で、コンピュータ装置は様々な環境化で用いられている。このようなコンピュータ装置では、一般的に、筐体内にCPU(Central Processing Unit)その他の発熱を伴う部品が載置された基板が配置されており、これらの発熱を伴う部品及びその他の部品を適切な温度環境下で動作させるため、放熱ファンを動作させ、コンピュータ装置の筐体内を規定された温度に保っている。
特許文献1は、冷却ファンを保持する箱状のホルダを開示している。特許文献2は、フィンガーガードが形成されたファンのハウジングについて開示している。特許文献3は、CPU及びGPU(Graphics Processing Unit)等に取り付けられる放熱ファンの固定構造について開示している。
コンピュータ装置内に配置される放熱ファンは、放熱ファンと共に、放熱ファンの羽根に人の指等が触れないように配置される網状のファンガード等の部品を重ね合わせ、これらの部品に共通にあけられた例えば4箇所の穴に、ネジを通して止めることにより、コンピュータ装置の筐体に、放熱ファンの組立体として取り付けられる。
このように、コンピュータ装置に放熱ファンを組立体として取り付ける工程は、複数の部品を重ねて抑えながらのネジ止め作業となるため、煩雑であり、組み立て作業中に、放熱ファンの組立体の部品をコンピュータ装置の筐体内へ落下等させてしまうおそれがあった。放熱ファンの組立体の部品を落下してしまった場合には、放熱ファンの組立体だけでなく、既に取り付けられた回路基板上の部品等を破損させてしまうおそれがあり、作業者にとってはより注意を要する作業となっていた。
また、出荷後においては、上述したようにコンピュータ装置は様々な環境下に設置されるため、例えばほこり等を動作不良の一つの原因とする放熱ファンは、コンピュータ装置の他の部品と比較しても交換回数が多い傾向にあった。放熱ファンの交換は、多くの場合狭い作業スペースで製造時よりも厳しい環境での取り外し及び取り付け作業となることが多く、ここでも部品の破損を招くおそれがあった。このような製造時や保守時の作業の煩雑さは、コンピュータ装置の価格や保守の費用の上昇を招く原因ともなっていた。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、放熱ファンの取り付けをより簡易に行うことのできる放熱ファンの保持具を提供しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明における放熱ファンの保持具は、一の開口を形成し、前記開口が前記放熱ファンの一の面を覆うように配置される第1のフレームと、内側に網状のファンガードが形成され、前記ファンガードが前記一の面とは反対側の面を覆うように配置される第2のフレームと、前記第1のフレーム及び前記第2のフレームと同一の材料により一体成型され、前記第1のフレーム及び前記第2のフレームを接続する接続部とを備える放熱ファンの保持具を備える放熱ファンの保持具である。
本発明によれば、放熱ファンの取り付けをより簡易に行うことができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。なお、説明において、同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(1) 本実施の形態による放熱ファンの保持具の構成
図1及び2は、本発明の実施の形態に係る放熱ファンの保持具100について示す斜視図であり、それぞれ表面側及び裏面側を主に示す斜視図である。これらの図に示されるように、放熱ファンの保持具100は、開口112を形成する第1のフレーム110と、内側に網状のファンガード132が形成された第2のフレーム130と、第1のフレーム110及び第2のフレーム130を、第1のフレーム110及び第2のフレーム130と同一の材料により一体的に接続する接続部150とを備えている。接続部150は、折り曲げ線A−A及び折り曲げ線B−Bにおいて折り曲げることができ、後述するように、第1のフレーム110及び第2のフレーム130で放熱ファン200(図3参照)を挟むようにして保持する。本実施の形態においては、第1のフレーム110及び第2のフレーム130は、略正方形の外形を有し、それぞれの一辺が接続部150に接続されることにより、一体化されている。しかしながら、このような形状に限らず、略多角形又は略円の形状等他の形状であっても折り曲げ線を有する接続部を備えることにより、本発明を適用することができる。ここで、本実施の形態に係る保持具は樹脂で形成されていることとするが、ゴムその他の可撓性のある材料を用いることができる。また、図面においてファンガード132は、放射状に形成された複数のリブと、同心円状に形成された複数のリブとにより網状に形成されているが、人の指の入らない程度の大きさの穴の網目で形成されるものであれば他の形状であってもよい。
図1及び2は、本発明の実施の形態に係る放熱ファンの保持具100について示す斜視図であり、それぞれ表面側及び裏面側を主に示す斜視図である。これらの図に示されるように、放熱ファンの保持具100は、開口112を形成する第1のフレーム110と、内側に網状のファンガード132が形成された第2のフレーム130と、第1のフレーム110及び第2のフレーム130を、第1のフレーム110及び第2のフレーム130と同一の材料により一体的に接続する接続部150とを備えている。接続部150は、折り曲げ線A−A及び折り曲げ線B−Bにおいて折り曲げることができ、後述するように、第1のフレーム110及び第2のフレーム130で放熱ファン200(図3参照)を挟むようにして保持する。本実施の形態においては、第1のフレーム110及び第2のフレーム130は、略正方形の外形を有し、それぞれの一辺が接続部150に接続されることにより、一体化されている。しかしながら、このような形状に限らず、略多角形又は略円の形状等他の形状であっても折り曲げ線を有する接続部を備えることにより、本発明を適用することができる。ここで、本実施の形態に係る保持具は樹脂で形成されていることとするが、ゴムその他の可撓性のある材料を用いることができる。また、図面においてファンガード132は、放射状に形成された複数のリブと、同心円状に形成された複数のリブとにより網状に形成されているが、人の指の入らない程度の大きさの穴の網目で形成されるものであれば他の形状であってもよい。
ここで、本実施の形態においては、第1のフレーム110は、裏面側に伸び、放熱ファン200のフレームと係合する爪部113と、略正方形の第1のフレーム110の角部4箇所に貫通孔114とを有している。また、第2のフレーム130は、更に放熱ファンの穴に挿入される突起部であるボス133を一方の対角の2箇所に有し、他方の対角にはネジ溝が切られたタップ穴134を有している。これらの構成については、図3以降の「放熱ファン組立体の組み立て」の説明で詳述する。
(2) 放熱ファン組立体の組み立て
図3は、保持具100に放熱ファン200を取り付ける際の最初の工程について示す図である。この図に示されるように、2箇所のボス133が放熱ファンの穴部202に挿入されるように、放熱ファン200を第2のフレーム130上に配置する。このように、一方の対角の2箇所で放熱ファン200を固定するため、放熱ファン200を保持具100における保持位置に固定することができる。ここでボス133は、例えば図4に示されるように、それぞれボス133の周囲に、突起の伸長方向に伸びるフィン136を有していてもよい。このようなフィン136を有することにより、放熱ファン200の穴部202との接触面積がより少なくなるため、放熱ファン200の動作時に発生する振動が放熱ファンの保持具100に伝わりにくくなる。このため、結果として、コンピュータ装置400(図18参照)の筐体に取り付けられた際に筐体に伝わる振動も小さくなり、騒音や振動を抑制することができると共に、ハードディスク等のコンピュータ装置400内の他の部品の動作への影響を低減することができる。しかしながら、これらの構成は必ずしも必要なものではなく、例えば突起部であるボス133を有せずに、例えば、放熱ファン200の周囲を係止する部材その他により放熱ファン200を固定することとしてもよい。
図3は、保持具100に放熱ファン200を取り付ける際の最初の工程について示す図である。この図に示されるように、2箇所のボス133が放熱ファンの穴部202に挿入されるように、放熱ファン200を第2のフレーム130上に配置する。このように、一方の対角の2箇所で放熱ファン200を固定するため、放熱ファン200を保持具100における保持位置に固定することができる。ここでボス133は、例えば図4に示されるように、それぞれボス133の周囲に、突起の伸長方向に伸びるフィン136を有していてもよい。このようなフィン136を有することにより、放熱ファン200の穴部202との接触面積がより少なくなるため、放熱ファン200の動作時に発生する振動が放熱ファンの保持具100に伝わりにくくなる。このため、結果として、コンピュータ装置400(図18参照)の筐体に取り付けられた際に筐体に伝わる振動も小さくなり、騒音や振動を抑制することができると共に、ハードディスク等のコンピュータ装置400内の他の部品の動作への影響を低減することができる。しかしながら、これらの構成は必ずしも必要なものではなく、例えば突起部であるボス133を有せずに、例えば、放熱ファン200の周囲を係止する部材その他により放熱ファン200を固定することとしてもよい。
図5は、放熱ファンの保持具100に放熱ファン200を取り付ける際の2番目の工程について示す図である。放熱ファンの保持具100は、接続部150の折り曲げ線A−A及び折り曲げ線B−Bにおいて折り曲げることができ、これにより、放熱ファン200を挟むように保持させることができる。図6及び7は、第2のフレーム130を接続する接続部150の折り曲げ線A−A付近について示す部分斜視図及び部分側面図である。これらの図に示されるように、折り曲げ線A−A上には、肉厚が第2のフレーム等の他の部分よりも薄く形成された薄肉部152が配置され、薄肉部152が第2のフレーム130に接続している。図示していないが、折り曲げ線B−Bにおいても同様の薄肉部が第1のフレームに接続している。したがって、可撓性材料により形成された薄肉部152は容易に折り曲げられることができ、一体成型された第1のフレーム110及び第2のフレーム130により容易に放熱ファン200を挟むことができる。
図5に戻り、折り曲げ線A−A及び折り曲げ線B−Bで折り曲げられた放熱ファンの保持具100は、第1のフレーム110の裏面と第2のフレーム130の裏面とが重ね合わせられるように向い合わせになり、放熱ファン200を挟む。この際、第1のフレーム110の爪部113が、放熱ファン200のフレーム201に係合することにより、第1のフレーム110を放熱ファン200のフレーム201に固定する。図8及び9には、この爪部113の部分斜視図及び部分断面図が示されている。これらの図に示されるように、爪部113は、第1のフレーム110において、接続部150から遠い位置の2箇所の角部近くにおいての裏面方向に伸び、放熱ファン200のフレーム201に外側から係合するように形成されている。これにより、第1のフレーム110は放熱ファン200に固定され、放熱ファン組立体300として放熱ファン200と保持具100とを、より一体化させることができ、後述するコンピュータ装置の筐体への取り付けをより容易にすることができる。また、図9に示されるように、爪部113の放熱ファン200のフレーム201と接触する面に突起115を有することとしてもよい。これにより、爪部113は、放熱ファン200のフレーム201とこの突起115で接触するため、より少ない面積で接触させることができる。このような形状とすることにより、放熱ファン200と保持具100との接触面積を減らすことができるため、放熱ファン200の動作時に発生する振動が放熱ファンの保持具100に伝わりにくくなる。結果として、放熱ファンの保持具100が、コンピュータ装置400の筐体に取り付けられた際に筐体に伝わる振動も小さくなり、騒音や振動を抑制することができると共に、ハードディスク等の他の部品の動作への影響を低減することができる。ここで、本実施の形態においては、爪部113を有することとしたが、爪部113等を有さずに折り曲げ線A−A及び折り曲げ線B−Bにおいて折り曲げられることにより第1のフレーム110が、放熱ファン200のフレーム201と接する構成でもよい。
また、図8に更に示されるように、本実施の形態においては、第1のフレーム110は伸長方向に溝116を有する中空構造となっている。このような構造とすることにより、第1のフレーム110の強度を保ちつつ、第1のフレーム110は、放熱ファン200のフレーム201との接触面積を減少させることができるため、放熱ファン200の動作時に発生する振動を保持具100へ伝達させにくくすることができる。また、図10の第2のフレーム130の裏面側の部分斜視図に示されるように、第2のフレーム130においても、伸長方向に溝137を有する中空構造となっている。この場合においても同様に、放熱ファン200のフレーム201との接触面積を減らすことができるため、放熱ファン200の動作時に発生する振動が放熱ファンの保持具100に伝わりにくくなる。このため、結果として、コンピュータ装置400の筐体に取り付けられた際に筐体に伝わる振動も小さくなり、騒音や振動を抑制することができると共に、ハードディスク等の他の部品の動作への影響を低減することができる。
図11は、放熱ファン200が取り付けられた保持具100である放熱ファン組立体300について示す斜視図である。この図に示されるように、放熱ファン組立体300において、放熱ファン200は、第1のフレーム110及び第2のフレーム130の間に配置される。本実施の形態においては、ボス133が放熱ファン200の穴部202に挿入され、爪部113が放熱ファン200のフレーム201と係合しているが、このような手段をもちいなくとも第1のフレーム110及び第2のフレーム130の間に配置される構成であればよい。
(3) 放熱ファン組立体のコンピュータ装置への取り付け
図12には、コンピュータ装置の筐体401に放熱ファン組立体300が取り付けられる様子について示す図である。本実施の形態においては、筐体401は、複数の四角形の穴をからなる吸気口を有しており、その位置に放熱ファン組立体300は取り付けられる。ここで、複数の四角形の穴は、電波ノイズの侵入及び放出を低減させるための形状である。取り付けは、筐体401の外側からねじ403を筐体401の貫通孔404に通し、保持具100の第1のフレームの貫通孔114及び放熱ファン200の穴部202を介して、第2のフレーム130のタップ穴134(図13参照)でねじ止めすることにより行われる。このような構成とすることにより、一方の対角の2箇所に形成されたボス133を用いて放熱ファン200を固定し、他方の対角の2箇所に形成されたタップ穴134を用いて放熱ファン組立体300を取り付けることができるため、放熱ファン組立体300はより小型化された構成が可能となり、更に狭い空間にも取り付けることができる。また、ねじ止め箇所を2箇所としているため、取付け及び取り外しの作業をより効率的に行うことができる。また、本実施の形態の保持具100では、別途の部品としてのファンガードを用いる必要がないため、取り付け時の部品点数を削減し、製造コストを削減することができると共に、ファンガードを抑えながらの作業を行わなくてもよいため、効率よく作業することができる。また、部品の落下等による他の部品の破損するおそれも低減することができる。
図12には、コンピュータ装置の筐体401に放熱ファン組立体300が取り付けられる様子について示す図である。本実施の形態においては、筐体401は、複数の四角形の穴をからなる吸気口を有しており、その位置に放熱ファン組立体300は取り付けられる。ここで、複数の四角形の穴は、電波ノイズの侵入及び放出を低減させるための形状である。取り付けは、筐体401の外側からねじ403を筐体401の貫通孔404に通し、保持具100の第1のフレームの貫通孔114及び放熱ファン200の穴部202を介して、第2のフレーム130のタップ穴134(図13参照)でねじ止めすることにより行われる。このような構成とすることにより、一方の対角の2箇所に形成されたボス133を用いて放熱ファン200を固定し、他方の対角の2箇所に形成されたタップ穴134を用いて放熱ファン組立体300を取り付けることができるため、放熱ファン組立体300はより小型化された構成が可能となり、更に狭い空間にも取り付けることができる。また、ねじ止め箇所を2箇所としているため、取付け及び取り外しの作業をより効率的に行うことができる。また、本実施の形態の保持具100では、別途の部品としてのファンガードを用いる必要がないため、取り付け時の部品点数を削減し、製造コストを削減することができると共に、ファンガードを抑えながらの作業を行わなくてもよいため、効率よく作業することができる。また、部品の落下等による他の部品の破損するおそれも低減することができる。
本実施の形態においては、ボス133が形成されていない2箇所のタップ穴134を用いてねじ止めする構成としたが、ボス133がそもそも形成されていない構成や、ボス133の更に内側にタップ穴が形成されている構成等の場合には、4箇所等その他単数又は複数の箇所でねじ止めすることとしてもよい。また、タップ穴134でない場合であってもよく、このような場合には、例えば、ナット等の別部品で固定することとしてもよい。
図14は、放熱ファン200が、直接筐体401に取り付けられた場合について示す斜視図であり、図15は、図14のX−X線における断面図である。また、図16は、本実施の形態の放熱ファン組立体300を筐体401に取り付けた場合について示す斜視図であり、図16は、図15のY−Y線における断面図である。図15及び17に示されるように、図17の放熱ファン200の羽根203と筐体401との距離D2は、図15の放熱ファン200の羽根203と筐体401との距離D1より大きくなっている。これは、保持具100の第1のフレーム110の高さがスペーサとなり、羽根203と筐体401の間に距離を生じさせているためである。図14及び15に示されるように、羽根203と筐体401との距離D1が近い場合には、筐体401の面に平行方向の空気の流れが風切り音を発生してしまうことがあり、第1のフレーム110に高さを設けることにより、羽根203と筐体401との間に距離D2を設け、風切り音の発生を防ぐことができる。ここで、第1のフレーム110の高さは、5mm以上15mm未満でスペーサの効果と小型化のニーズの両方を満たすことができ、10mm程度であることが望ましい。したがって、本実施の形態の保持具100の第1のフレーム110では、別途に筐体401との距離をとるためのスペーサを用いる必要がないため、取り付け時の部品点数を削減し、製造コストを削減することができると共に、スペーサやファンガードを抑えながらの作業を行わなくてもよいため、効率よく作業することができると共に、部品の落下等による他の部品の破損するおそれも低減することができる。
図18は、本実施の形態の放熱ファン組立体300が、コンピュータ装置400に取り付けられたときの様子について概略的に示す斜視図である。この図において、説明のためにコンピュータ装置400の筐体401の蓋部が外されている様子について示しているが、使用の際には蓋部が取り付けられるため、放熱ファン組立体300等は目視することができない。この図に示されるように、コンピュータ装置400は、CPU414の他、図示しない半導体集積回路及び電子部品が載置されたプリント配線基板413と、プリント配線基板413や放熱ファン組立体300等に電気を供給する電源部412と、外部のコンピュータ装置等と通信を行うためのネットワークケーブル端子411と、CPU414等における処理において情報が保存される不揮発性記憶装置であるハードディスク415と、放熱ファン200が保持具100に取り付けられた放熱ファン組立体300等とを備えている。このようなコンピュータ装置400において、保持具100を用いた放熱ファン組立体300を利用することにより、スペーサやファンガードが一体化されているため放熱ファン製造時の取り付け、及び保守における取り外し・取り付けの作業がより簡易になり、作業時間の短縮につながると共に、部品の破損等のおそれも低減される。また、筐体401内の他の部品を交換する際においても、放熱ファン組立体300にはファンガード132が取り付けられているため、回転する羽根203に触れることなく安全に作業を行うことができる。
(4)本実施の形態の効果
以上説明したように、本実施の形態における放熱ファンの保持具100は、開口112を形成する第1のフレーム110と、ファンガード132が形成された第2のフレーム130とを、これらと同一の材料により形成された接続部150が一体的に接続することとしたため、放熱ファン200の取り付けをより簡易に行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態における放熱ファンの保持具100は、開口112を形成する第1のフレーム110と、ファンガード132が形成された第2のフレーム130とを、これらと同一の材料により形成された接続部150が一体的に接続することとしたため、放熱ファン200の取り付けをより簡易に行うことができる。
また、第2のフレーム130は、放熱ファン200の穴部202に挿入されるボス133(突起部)を有する場合には、突起部133により、放熱ファン200を保持具100における保持位置に固定することができる。また、突起部133が、更に突起の伸長方向に伸びるフィンを有する場合には、放熱ファン200の穴部202と突起部133との接触面積がより少なくなるため、放熱ファン200の動作時に発生する振動が放熱ファンの保持具100に伝わりにくくすることができ、コンピュータ装置の騒音や振動を抑制することができる。
また、第1のフレーム110及び第2のフレーム130が、略正方形のフレームとし、ボス133が、第2のフレーム130の一方の対角2箇所に形成され、他方の対角に、ねじ溝を有するタップ穴134が形成されている場合には、ボス133を用いて放熱ファン200を固定し、タップ穴134を用いて放熱ファン組立体300を取り付けることができるため、放熱ファン組立体300はより小型化された構成が可能となり、更に狭い空間にも取り付けることができる。
また、第1のフレーム110が、放熱ファン200のフレームに係合する爪部113を有する場合には、放熱ファン組立体300として放熱ファン200と保持具100とを、より一体化させることができ、コンピュータ装置の筐体401への取り付けをより容易にすることができる。更に、爪部113が、放熱ファン200のフレームと対抗する面に突起を有する場合には、放熱ファン200と保持具100との接触面積を減らすことができるため、放熱ファン200の動作時に発生する振動が放熱ファンの保持具100に伝わりにくくすることができ、コンピュータ装置の騒音や振動を抑制することができる。
また、本実施の形態の放熱ファンの保持具100において、第1のフレームは伸長方向に溝を有する中空構造である場合には、放熱ファン200と保持具100との接触面積を減らすことができるため、放熱ファン200の動作時に発生する振動が放熱ファンの保持具100に伝わりにくくすることができ、コンピュータ装置の騒音や振動を抑制することができる。
また、本実施の形態の放熱ファンの保持具100が樹脂により形成されている場合には、放熱ファン200を挟み込むための折り曲げ構造を容易に実現でき、安価な大量生産が可能となる。
本発明は、コンピュータ装置に適用することができる。
100 保持具
110 第1のフレーム
112 開口
113 爪部
114 貫通孔
115 突起
116 溝
130 第2のフレーム
132 ファンガード
133 ボス
134 タップ穴
136 フィン
137 溝
150 接続部
152 薄肉部
200 放熱ファン
201 フレーム
202 穴部
203 羽根
300 放熱ファン組立体
400 コンピュータ装置
401 筐体
404 貫通孔
411 ネットワークケーブル端子
412 電源部
413 プリント配線基板
415 ハードディスク
110 第1のフレーム
112 開口
113 爪部
114 貫通孔
115 突起
116 溝
130 第2のフレーム
132 ファンガード
133 ボス
134 タップ穴
136 フィン
137 溝
150 接続部
152 薄肉部
200 放熱ファン
201 フレーム
202 穴部
203 羽根
300 放熱ファン組立体
400 コンピュータ装置
401 筐体
404 貫通孔
411 ネットワークケーブル端子
412 電源部
413 プリント配線基板
415 ハードディスク
Claims (9)
- 放熱ファンの保持具であって、
一の開口を形成し、前記開口が前記放熱ファンの一の面を覆うように配置される第1のフレームと、
内側に網状のファンガードが形成され、前記ファンガードが前記一の面とは反対側の面を覆うように配置される第2のフレームと、
前記第1のフレーム及び前記第2のフレームと同一の材料により一体成型され、前記第1のフレーム及び前記第2のフレームを接続する接続部と
を備える放熱ファンの保持具。 - 請求項1に記載の放熱ファンの保持具において、
前記第2のフレームは、前記放熱ファンの穴部に挿入される突起部を有する
ことを特徴とする放熱ファンの保持具。 - 請求項2に記載の放熱ファンの保持具において、
前記突起部は突起の周囲に伸長方向に伸びるフィンを有する
ことを特徴とする放熱ファンの保持具。 - 請求項2又は3に記載の放熱ファンの保持具において、
前記第1のフレーム及び前記第2のフレームは略正方形のフレームであり、
前記突起部は、前記第2のフレームの一方の対角の2箇所に形成され、
前記第2のフレームは、他方の対角にねじ溝を有するタップ穴を有している
ことを特徴とする放熱ファンの保持具。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の放熱ファンの保持具において、
前記第1のフレームは、前記放熱ファンのフレームに係合する爪部を有する
ことを特徴とする放熱ファンの保持具。 - 請求項5に記載の放熱ファンの保持具において、
前記爪部は、前記放熱ファンのフレームと接触する突起を有する
ことを特徴とする放熱ファンの保持具。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の放熱ファンの保持具において、
前記第1のフレームは、伸長方向に溝を有する中空構造である
ことを特徴とする放熱ファンの保持具。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の放熱ファンの保持具は、樹脂により形成される
ことを特徴とする放熱ファンの保持具。 - 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の放熱ファンの保持具において、
前記接続部は、前記第1のフレームと接続される部分及び前記第2のフレームと接続される部分で折り曲げられる
ことを特徴とする放熱ファンの保持具。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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