JP3150936U - 折り畳み式扇風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定して載置することができ構成も簡素化可能で携帯性に優れた折り畳み式扇風機を提供する。【解決手段】前後方向に設定された第1軸芯周りに回転可能に軸支される羽根1と、第1軸芯上に設けられ羽根1を駆動するモータ6と、羽根1およびモータ6を支持する羽根支持フレーム5と、羽根支持フレーム5が収容される本体ケースと、左右方向に設定され、本体ケースの下部に設けられた第2軸芯と、第2軸芯に回転可能に軸支され、本体ケースの側面部21aに折り畳んだ収容状態と、第2軸芯周りに回転させることで側面部21aから脱出させて使用状態とに切り換え移動可能な本体支持フレーム3と、使用状態と、収容状態とに本体支持フレーム3を位置決めするクリック機構と、を備えている。【選択図】図4

Description

本考案は、容易に携帯することができる小型の折り畳み式扇風機に関するものである。
かかる折り畳み式扇風機として、下記特許文献1,2に開示されるものが知られている。特許文献1には、携帯用扇風機が開示されており、羽根が収容された充電ケース(本体ケース)3は、充電ケース2に着脱自在であり、この充電ケース2の側面部に把手7が回転可能の軸支されている。把手7は、持ち運びのための把手として機能する。把手は、扇風機全体の支持脚としても機能する。
特許文献2には、小型扇風機が開示されており、羽根が収容される羽根ケースがケースとカバーで略三角状に固定された構成が開示されている。ケースの片側にカバーの回転軸を設けてカバーを取り付け開閉自在とし、ケースの他側に羽根ケースの回転軸を設けて羽根ケースを取り付け開閉自在としたものである。
実開昭60−12696号公報 実開平2−144690号公報
上記特許文献1は、簡素な構成でコの字の把手を設けているが、扇風機の安定した載置が困難である。また、本体ケース(扇風機)を傾斜した状態に載置しようとすると、極めて安定性の悪い構成であり使い勝手の面で改善の余地がある。
また、上記特許文献2は、ケースを載置面に載置することで、羽根ケースを安定した状態で載置することができるが、羽根ケースがケースとカバーで略三角状に固定する構成は構成が複雑化してしまいコスト的な面で問題がある。
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、安定して設置することができ構成も簡素化可能で携帯性に優れた折り畳み式扇風機を提供することである。
上記課題を解決するため本考案に係る折り畳み式扇風機は、
前後方向に設定された第1軸芯周りに回転可能に軸支される羽根と、
第1軸芯上に設けられ羽根を駆動する駆動源と、
前記羽根および前記駆動源を支持する羽根支持フレームと、
この羽根支持フレームが収容される本体ケースと、
左右方向に設定され、前記本体ケースの下部に設けられた第2軸芯と、
前記第2軸芯に回転可能に軸支され、本体ケースの側面部に折り畳んだ収容状態と、第2軸芯周りに回転させることで側面部から脱出させて使用状態とに切り換え移動可能な本体支持フレームと、
前記使用状態と、前記収容状態とに本体支持フレームを位置決めする位置決め機構と、を備え、前記使用状態において、本体支持フレームを設置部に設置した状態で、本体支持フレームと本体ケースとが所定の角度をなした状態で設置可能であることを特徴とするものである。
かかる構成による折り畳み式扇風機の作用・効果を説明する。羽根と駆動源は羽根支持フレームにより支持される。さらに、この羽根支持フレームは本体ケース内に収容される。羽根は、前後方向に設定された第1軸芯周りに回転可能に軸支される。また、本体ケースの下部に第2軸芯が設けられており、この第2軸芯周りに本体支持フレームが回転可能に支持される。本体支持フレームは、収容状態と使用状態に切り換え可能である。収容状態では、本体支持フレームは、本体ケースの側面部に折り畳んだ状態に収容される。使用状態では、本体支持フレームは、本体ケースの側面部から脱出する。また、位置決め機構が設けられており、収容状態と使用状態において、安定した状態で位置決めをすることができる。
使用状態においては、本体支持フレームを設置部に設置させることができ、安定した状態で設置することができる。また、位置決め機構により、使用状態においても本体ケースを安定した状態で設置することができる。折り畳んだ状態においても、位置決め機構により折り畳み状態を確実に保持することができる。折り畳んだ状態では、本体支持フレームは、本体ケースの側面部に収容されており、携帯性に優れた構成とすることができる。したがって、安定して設置することができ構成も簡素化可能で携帯性に優れた折り畳み式扇風機を提供することができる。
なお、説明において「左右方向」「前後方向」「上下方向」という用語を使用するが、これは、図1に示すように、説明の便宜上、扇風機を使用状態に載置した状態を基準にした方向を表わすものである。すなわち、扇風機の正面に使用者がいる場合、使用者から見た方向を表わすものと定義する。ただし、本考案に係る扇風機の設置の仕方は、上記に限定されるものではなく、側面部が下になるように設置してもよく、使用者の都合に応じて任意に設置することができる。
本考案において、前記本体支持フレームの上部に取っ手部が一体形成されていることが好ましい。
取っ手を本体支持フレームに一体形成することで構成をより簡素化することができ、携帯性に優れたものにすることができる。
本発明において、前記第2軸芯の左右のいずれか一方に、前記位置決め機構として機能するクリック機構が設けられ、位置決め位置が複数個所設定可能に構成されていることが好ましい。
かかるクリック機構は、第2軸芯の左右のいずれか一方(右側もしくは左側)に設けられる。これにより、クリック機構の配置という面において、効率よく配置することができる。また、位置決め位置が複数個所に設定されるので、羽根が収容される本体ケースを好みの姿勢に保持させることができる。
本考案において、前記第2軸芯の左右のいずれか一方に、前記駆動源へ電源供給するための電源端子が同芯状に設けられていることが好ましい。
第2軸芯の左右のいずれか一方(右側もしくは左側)に電源端子を設けることで、効率のよい配置構成とすることができる。また、本体ケースの下部に設けられている第2軸芯に電源端子を設けているので、本体ケースの姿勢を変更したとしても、コードの絡みつきなどの問題が生じることがない。
本考案に係る前記羽根支持フレームは、駆動源を支持する中心フレーム部と、羽根の外側に位置する周辺フレーム部と、中心フレーム部と周辺フレーム部とを連結する複数のスポークとを備えており、複数のスポークのうちの一部が駆動源と電源端子とを接続する配線を保持するための配線通路として機能することが好ましい。
この構成によると、羽根を駆動する駆動源は羽根の中心(第1軸芯)に設けられており、この第1軸芯に向けて配線(+と−の2本)をする必要がある。また、羽根の回転に干渉しないように配線する必要がある。そこで、上記のように中心フレーム部と周辺フレーム部を連結するスポークを利用して配線を行う。複数のスポークのうちの特定のスポークに配線通路を形成する。これにより、配線を確実に行うことができ、羽根の回転駆動との干渉を防止することができる。
本考案において、前記本体ケースを第1の色で形成するとともに、前記羽根支持フレームを第2の色で形成し、前記配線の2本を前記第1の色と第2の色で形成したことが好ましい。
駆動源への配線は+と−の2本必要であるが、それぞれの色を本体ケースの色と羽根支持フレームの色で形成する。これにより、配線コードの色を周囲のケースの色に同化させることができ、意匠的にも優れたものとすることができる。
本考案に係る前記本体ケースは、正面視で正方形もしくは矩形を呈しており、前記本体支持フレームは、前記正方形もしくは矩形を取り囲むようなコの字に形成されることが好ましい。
この構成によると、収容状態では、本体ケースの周囲に本体支持フレームが取り囲んだような状態で収容され、一体感を呈することができる。これにより、携帯性に優れた折り畳み式扇風機とすることができる。また、載置状態においてもコの字の本体支持フレームにより安定した状態で本体ケースを載置させることができる。
本考案に係る前記本体支持フレームは、前記側面部に折り畳まれる腕部が折り曲げ可能に構成されており、腕部を折り曲げた状態で載置可能に構成したことが好ましい。
このように腕部を折り畳み可能に構成することで、載置面積が狭い場合でも扇風機を載置することができる。
本考案に係る前記本体支持フレームは、前記側面部に折り畳まれる腕部が伸縮可能に構成され、かつ、上部に被係止部が設けられていることが好ましい。
この構成によると、被係止部を利用して壁などに引っ掛けることができ、伸縮自在な腕部により、長さを適切に調整することができる。
なお、本考案において、設置とは、平面に載置したり、壁面などに吊り下げたりする状態を示す用語として使用し、特定の設置態様に限定されるものではない。。
本実施形態に係る折り畳み式扇風機の右側正面から見た外観図 本実施形態に係る折り畳み式扇風機の左側背面から見た外観図 本実施形態に係る折り畳み式扇風機の正面図 羽根支持構造及び関連する機構を示す分解斜視図 電源端子の部分の構成を示す拡大断面図 配線通路を示す拡大図 位置決め機構として機能するクリック機構の詳細を示す図 別実施形態に係る折り畳み式扇風機の構成を示す外観斜視図 別実施形態に係る折り畳み式扇風機の構成を示す外観斜視図
本考案に係る折り畳み式扇風機の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る折り畳み式扇風機の右側正面から見た外観図である。図2は、本実施形態に係る折り畳み式扇風機の左側背面から見た外観図である。図3は、本実施形態に係る折り畳み式扇風機の正面図である。なお、図面において、左右方向、前後方向、上下方向は図示のように定義する。正面側に扇風機の使用者が位置する場合、その使用者から見た方向で定義する。
<外観構成>
図1、図2は折り畳み式扇風機の使用状態を示している。扇風機の羽根1は、回転中心である第1軸芯周りに回転可能である。羽根1は全部で7枚設けられているが、枚数については適宜設定できるものである。第1軸芯は前後方向に一致する。羽根1は、羽根支持フレーム(後述)により支持されている。
本体ケース2は、前側に位置する第1本体ケース部分20と、後側に位置する第2本体ケース部分21により構成され、第2本体ケース部分21の背面側から4本のねじ22により両者は連結される。本体ケース2は、正面側から見るとほぼ正方形に形成される。ただし、形状については正方形に限定されるものではなく、矩形や楕円形、円形などの適宜の形状にすることができる。
第1本体ケース部分20の方が第2本体ケース部分21よりも若干大きな外形を有しており、そのため、両者の境界部分に段差が形成される。その段差部分に、本体ケース2の側面部21aが左右に形成され、上面部21bが上部に形成される。第1本体ケース部分20の上部中央には、窪み20aが設けられており、本体ケース2を収容状態から使用状態へ移動させるときに、指を入れることで操作しやすいようにしている。
本体支持フレーム3は、全体としてコの字状に形成されている。本体支持フレーム3は、本体ケース2の下部に設定された第2軸芯周りに回転可能に支持されている。第2軸芯は左右方向に一致している。本体支持フレーム3は、左右一対の腕部3aと連結部3bによりコの字の形状としている。
左右一対の腕部3aの根元部(下部)が第2軸芯において本体ケース2の第2本体ケース部分21と連結される。一対の腕部3aの先端部(上部)が連結部3bにより一体化されている。さらに、連結部3bには、取っ手3cの機能も一体的に形成されている。取っ手3cには、指を挿入できる穴が形成されており、携帯性を高めている。穴の形状は楕円形状であるが、適宜変更可能である。なお、本考案において、取っ手3cは、必ずしも必要ない。
また、腕部3aの背面側には、左右それぞれに2つの凸部3d、合計4つの凸部3dが形成されており、夫々の凸部3dには薄肉のゴム4が貼り付けられている。これにより、本体支持フレーム3(腕部3aと連結部3b)を載置面に載置するときに安定した状態で載置させることができる。凸部3dの形状や個数、配置などについては、適宜変更することができる。また、ゴム4についても同様である。
本体ケース2の正面側の右下には電源スイッチ23が設けられている。この電源スイッチ23を押すことで、扇風機を駆動することができる。
本体ケース2の正面側には、羽根1が回転したときに風を前方に送るように穴20bが形成されている。穴20bの形状や大きさは、安全性等を考慮して適宜決めることができる。本実施形態では、渦巻き状の外観を呈するように多数の穴20bが形成されている。本体ケース2の背面側にも、大きな穴が形成され、その穴に安全性確保のための保護ネット7が配置されている。
図3は、本体支持フレーム3を折り畳んで収納した状態を正面から見た図である。図1,2は使用状態である。収容状態では、本体支持フレーム3の腕部3aが、本体ケース2の側面部21aの上に重なるように位置する。また、本体支持フレーム3の連結部3bも本体ケース2の上面部21bの上に重なるように位置する。これにより、収容状態では、本体ケース2と本体支持フレーム3とが一体感を有する形で収容され、携帯性を優れたものにしていると共に、意匠的にもまとまりのあるものにしている。
本体支持フレーム3は、本体ケース2に対して第2軸芯周りに相対的に回転可能であるが、その回転角度θについては、5か所にて位置決めできるような位置決め機構(後述)が設けられている。これにより、本体支持フレーム3を載置面に載置する際に、本体ケース2の設置角度を調整することができ、より利便性の高い折り畳み式扇風機とすることができる。
<羽根支持構造>
次に、本体ケース2の内部に収容される羽根1の支持構造に関して説明する。図4は、羽根支持構造及び関連する機構を示す分解斜視図である。本体ケース2の第2本体ケース部分20は取り除いた状態を示している。
羽根1を支持するためのフレームとして羽根支持フレーム5が設けられている。羽根支持フレーム5も、正面視でほぼ正方形の形状を呈している。中心に駆動源としてのモータ6が配置され、このモータ6の不図示の回転軸に羽根1が連結される。羽根1は全部で7枚であるが、一体成型されている。羽根1の枚数については、適宜設定することができる。
羽根支持フレーム5は、モータ6を支持するための中心フレーム部50と、羽根1の周囲外側に位置する周辺フレーム部51を備え、これら中心フレーム部50と周辺フレーム部51とが、4本のスポーク52により一体連結された構成となっている。なお、中心フレーム部50と、周辺フレーム部51と、スポーク52は、樹脂により一体成型することができる。スポーク52は、中心フレーム部50の外周部分から接線方向に延びた棒状に形成される。スポーク52の本数については、適宜決めることができる。スポーク52を設けることで、第1軸芯にモータ6及び羽根1を支持させることができる。また、羽根支持フレーム5として要求される強度を確保することができる。
図4に示すように、第2本体ケース部分21の内面には、複数個所に係合爪21cが一体成型されている。この係合爪21cは弾性変形可能である。羽根支持フレーム51の周辺フレーム部51の後部側に設けられた被係合部51aに上記係合爪21cを係合させることで、羽根支持フレーム51を第2本体ケース部分21に係合保持することができる。これにより、本体ケース2の内部に安定した状態で羽根支持フレーム51を支持することができる。
保護ネット7は、金属線により形成されており、そのリング状に形成された保持部7aを第2本体ケース部分21の内面に形成された保持凸部21dに挿入することで、保護ネット7を保持させることができる。羽根支持フレーム5を取り付けた状態で、羽根支持フレーム5と第2本体ケース部分12の内面の間に保持される形になる。
<配線支持構造>
4本のスポーク52のうち一本は、モータ6への配線通路の機能も持たせている。図6は、配線通路を示す拡大図である。スポーク52には、コード線8a,8bを通すための溝52aが形成されており、配線通路として機能する。このように、スポーク52を配線通路として利用することで、コード線8a,8bを絡ませることなく配置することができ、羽根1の回転駆動時においても羽根1とコード線8a,8bが干渉しないようにすることができる。
図6に示すように、溝52aの上には、コード抑え52bが一体形成されており、コード線8a,8bが溝52aから脱落することを防止している。
+のコード線8aは、電源端子9の+端子9a(図5参照)に接続される。−のコード線8bは、電源スイッチ23の一方の端子に接続される。電源スイッチ23の他方の端子と電源端子9の−端子9bは、別のコード線8cにより接続される。
なお、コード線8a,8bの色であるが、例えば、+のコード線8aは赤系統の色(第1の色)とし、−のコード線8bは黒系統の色(第2の色)とする。そして、本体ケース2及び本体支持フレーム3の色を第1の色とし、羽根支持フレーム5の色を第2の色とする。このような色構成とすることで、コード線8a,8bの色を外観構成部材である本体ケース2や羽根支持フレーム5の色に同化させることができ、外観的に目立たなくすることができる。したがって、正面側にコード線8a,8bを配置したとしても使用者には目立たず、外観品質を向上させることができる。
<電源端子の構成>
図5は、電源端子9の部分の構成を示す拡大断面図である。電源端子9の中央部分に棒状の+端子9aが配置される。−端子9bは板バネにより構成されている。給電用の端子10を電源端子9に挿入することでモータ6への給電を行うことができる。モータ6への給電のON/OFFは、電源スイッチ23の押圧操作により行うことができる。電源端子9および電源スイッチ23は、第2本体ケース部分21に形成された位置決め部分(詳細の図示は省略)に位置決め挿入させることができる。
図4に示すように、第2本体ケース部分21の側面部21aの下部に穴21eが形成されている。また、本体支持フレーム3の腕部3aの対応する箇所にも穴3eが形成されている。これら穴21e,3eの中心は第2軸芯として設定される。係合部材11が設けられており、中央に貫通孔が形成されると共に、先端部に弾性変形可能な係合爪11aが一体形成されている。この係合部材11を穴3e側から挿入することで、本体支持フレーム3を第2軸芯(右側)に回転可能に軸支させることができる。
<位置決め機構(クリック機構)の構成>
図7は、位置決め機構として機能するクリック機構の詳細を示す図である。クリック機構は、第2軸芯の左側に設けられている。
第2本体ケース部分21の左側の第2軸芯の位置に雌ねじ21fが形成される。雌ねじ21fの周囲に円周方向に沿ってガイド穴21gが形成される。雌ねじ21fを挟んでガイド穴21gと対向する位置にクリックピン挿入穴21hが形成される。
本体支持フレーム3の左側の腕部3aの下部に穴3fが形成される。この穴3fを介して段付きねじ12が挿入される。段付きねじ12は、ガイド部12aと雄ねじ12bを備えている。この雄ねじ12bが雌ねじ21fに螺合される。
図7(b)に腕部3aの裏面の構成を示している。裏面には、ガイド軸3gが一体形成されており、このガイド軸3gは、ガイド穴21gに嵌入される。また、金属製のクリック板3hが接着や圧入等の方法により、裏面に取り付けられている。クリック板3hには、5つのクリック穴3iが形成されており、このクリック穴3iにクリックピン13の先端が挿入されるように構成される。
図7(c)はクリック機構を組み立てた状態における拡大断面図を示している。クリックピン13は、コイルスプリング14(付勢手段)により、クリックピン挿入穴21hから突出する方向に付勢されている。クリックピン13の先端がクリック板3hのクリック穴3iに挿入されることで、本体支持フレーム3の位置決めを行うことができ、安定した状態で本体支持フレーム3と本体ケース2の相対的な位置関係を維持することができる。
図7に示すように、クリック板3hには5つのクリック穴3iが形成されているので、5か所において位置決めを行うことができる。図1において示す角度θを5通り設定できることになり、収容状態において位置決めを行うことができると共に、使用状態においても位置決めを行うことができる。また、使用者の好みや載置される個所に応じて本体ケース2の設置角度を調整することができる。なお、上記実施形態では5か所に位置決めできるようにしているが、何か所にするかは適宜決めることができる。
また、ガイド穴21gによりガイド軸3gが移動する範囲が規制され、収容状態とθが最大角度とにおいて、移動可能な両端部の位置決めを行うことができる。
また、段付きねじ12とすることで、本体支持フレーム3の左側の腕部3aを本体ケース2に対して確実に保持させることができる。また、段付きねじ12のガイド部2aを利用することで、本体支持フレーム3の回転動作をスムーズに行うことができる。
<作用>
本体支持フレーム3を収容するときは、図3に示すような収容状態になるように、本体支持フレーム3を本体ケース2の側面部21aに折り畳んだ状態にする。取っ手3cを利用することで自由に携帯して持ち歩くことができる。扇風機の使用を行うときは、本体支持フレーム3を側面部21aから脱出させて、角度θを調整し、載置面に本体支持フレーム3を載置させる。電源スイッチ22を押すことでモータ6に給電され、羽根1を回転駆動させることができる。
<考案の効果>
本考案による折り畳み式扇風機によれば、本体支持フレーム3を本体ケース2に対して回転操作するのみで折り畳んだ収容状態と使用状態に簡単に切り替えることができる。折り畳んだ状態では、コの字状に形成された本体支持フレーム3が本体ケース2の周囲に嵌まり込むように構成されており、コンパクトに収容された状態になる。したがって、携帯性に優れた扇風機とすることができる。
また、コの字に形成された本体支持フレーム3を載置面に載置するので、載置面積を確保することができ、安定した状態で載置させることができる。その状態で本体ケース2の角度θを調整することができ、好みに応じて角度を設定することができる。また、それぞれの角度調整位置においてクリック機構により、安定した状態に保持させることができる。
<別実施形態1>
別実施形態に係る折り畳み式扇風機を図8に示す。本体支持フレーム3の腕部は、第1腕部300と第2腕部301により構成され、左右の第2腕部が連結部3cにより連結される。第1腕部300と第2腕部301は、支点302周りに回転可能であり、図示のように、腕部を折り曲げた状態で載置することができる。これにより、載置面積が狭い場所にも対応することができる。
<別実施形態2>
さらに別実施形態に係る折り畳み式扇風機を図9に示す。この実施形態において、本体支持フレーム3は、伸縮自在な腕部303を備えており、複数段階に調整可能である。左右の腕部303は、連結部304に連結されており、その中央部に被係止部305が設けられている。この被係止部305を利用して、壁面(設置部に相当)に引っ掛けることができる。これにより、壁面につりさげるように設置することができる。本体支持フレーム3と本体ケース2との相対角度を調整すれば、設置高さに応じて、適切な角度にすることができる。
<別実施形態3>
本実施形態では本体ケース2は正方形・矩形に形成されているが、本体ケース2の外観形状はこれに限定されるものではなく、楕円や半円形状などの種々の形状とすることができ、また、本体支持フレーム3の形状もその外形に合わせて決めることで、収容状態における全体形状もコンパクトにまとめることができる。
外観構成部材である本体ケース2、本体支持フレーム3、羽根支持フレーム5は樹脂成形により形成することができる。外観の色については前述のようにコード線8a,8bの色を考慮して決めることができるが、色の選択については種々の選択が可能である。
本実施形態では、電源端子9は第2軸芯に右側に、クリック機構は左側に設けられているが、これを逆にしてもよい。位置決め機構としては、クリック機構ではなく、摩擦力により保持されるようにしてもよい。
本実施形態では、図1に示すような態様で扇風機を設置しているが、本考案に係る扇風機の載置の仕方は、上記に限定されるものではなく、左右いずれかの側面部3aが下になるように載置してもよく、使用者の都合に応じて任意に設置することができる。
1 羽根
2 本体ケース
3 本体支持フレーム
3a 腕部
3b 連結部
3c 取っ手
8a,8b,8c コード線
13 クリックピン
14 コイルスプリング
20 第1本体ケース部分
21 第2本体ケース部分
21a 側面部
21b 上面部
3 本体支持フレーム
5 羽根支持フレーム
6 モータ
50 中心フレーム部
51 周辺フレーム部
52 溝(配線通路)

Claims (9)

  1. 前後方向に設定された第1軸芯周りに回転可能に軸支される羽根と、
    第1軸芯上に設けられ羽根を駆動する駆動源と、
    前記羽根および前記駆動源を支持する羽根支持フレームと、
    この羽根支持フレームが収容される本体ケースと、
    左右方向に設定され、前記本体ケースの下部に設けられた第2軸芯と、
    前記第2軸芯に回転可能に軸支され、本体ケースの側面部に折り畳んだ収容状態と、第2軸芯周りに回転させることで側面部から脱出させて使用状態とに切り換え移動可能な本体支持フレームと、
    前記使用状態と、前記収容状態とに本体支持フレームを位置決めする位置決め機構と、を備え、前記使用状態において、本体支持フレームを設置部に設置した状態で、本体支持フレームと本体ケースとが所定の角度をなした状態で設置可能であることを特徴とする折り畳み式扇風機。
  2. 前記本体支持フレームの上部に取っ手部が一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式扇風機。
  3. 前記第2軸芯の左右のいずれか一方に、前記位置決め機構として機能するクリック機構が設けられ、位置決め位置が複数個所設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み式扇風機。
  4. 前記第2軸芯の左右のいずれか一方に、前記駆動源へ電源供給するための電源端子が同芯状に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の折り畳み式扇風機。
  5. 前記羽根支持フレームは、駆動源を支持する中心フレーム部と、羽根の外側に位置する周辺フレーム部と、中心フレーム部と周辺フレーム部とを連結する複数のスポークとを備えており、複数のスポークのうちの一部が駆動源と電源端子とを接続する配線を保持するための配線通路として機能することを特徴とする請求項4に記載の折り畳み式扇風機。
  6. 前記本体ケースを第1の色で形成するとともに、前記羽根支持フレームを第2の色で形成し、前記配線の2本を前記第1の色と第2の色で形成したことを特徴とする請求項5に記載の折り畳み式扇風機。
  7. 前記本体ケースは、正面視で正方形もしくは矩形を呈しており、前記本体支持フレームは、前記正方形もしくは矩形を取り囲むようなコの字状に形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の折り畳み式扇風機。
  8. 前記本体支持フレームは、前記側面部に折り畳まれる腕部が折り曲げ可能に構成されており、腕部を折り曲げた状態で載置可能に構成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の折り畳み式扇風機。
  9. 前記本体支持フレームは、前記側面部に折り畳まれる腕部が伸縮可能に構成され、かつ、上部に被係止部が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の折り畳み式扇風機。
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