JP7255561B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に関する。
特許文献1に開示された回転電機では、ステータの外周部において軸方向へ突き出す突起部がインシュレータに設けられている。突起部の有底穴には、軸方向へ延びる接続金具の一端部が軸方向へ挿入されている。ベアリングホルダの接続開口部には、外部引出ピンのうち軸方向に延びるようにU字状に形成された基部が配置されている。接続金具の他端部は、外部引出ピンの基部に軸方向へ挿入されている。
特開2007-6592号公報
巻線に接続されるコイルターミナルを、特許文献1に開示されたように軸方向に延びるU字状の基部に挿入するようにして外部接続用のターミナルに接続する場合、回転電機の軸方向体格が大きくなるという問題がある。また、コイルターミナルと外部接続用のターミナルとの良好な接続状態を得るための改善が望まれている。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、軸方向体格が小さく、またコイルターミナルと外部接続用のターミナルとの接続状態が良好な回転電機を提供することである。
本発明は、回転電機(30)であって、複数のティース(56)を有するステータコア(32)と、ティースの周りに巻かれてなるコイル(71)を有する複数の巻線(33)と、巻線に接続された複数のコイルターミナル(81)と、コイルターミナルに接続され、外部の電源端子(18)に接続可能な複数の外部接続ターミナル(91)と、ステータコアに取り付けられ、コイルターミナルを保持する複数のターミナル保持部(67)とを備える。回転電機の回転軸心に平行な方向を軸方向と定義すると、外部接続ターミナルは、軸方向に垂直な方向に延びつつコイルターミナルの当接部に軸方向に当接された被当接部(92)を有する。ターミナル保持部は、コイルターミナルを被当接部に接近および離間する方向へ相対移動可能に保持する。
このように軸方向に垂直な方向に延びる被当接部にコイルターミナルが軸方向に当接することで、従来のように軸方向に延びるU字状の基部にコイルターミナルが挿入される形態と比べて、ターミナル接続部分の軸方向スペースが小さくなる。そのため、回転電機の軸方向体格が小さくなる。また、コイルターミナルを被当接部に接続するとき、コイルターミナルが被当接部に確実に当接するようにコイルターミナルの位置を調整できる。そのためコイルターミナルと外部接続ターミナルとの良好な接続状態を得ることができる。
第1実施形態のモータを備える回転式アクチュエータが適用されたシフトバイワイヤシステムを説明する模式図。 図1の回転式アクチュエータの断面図。 図2のステータおよび制御基板を矢印III方向から見た図。 図2のステータの要部拡大図。 図4のステータを矢印V方向から見た図。 図3の巻線およびコイルターミナルを模式的に示す図。 図2のステータ、モータターミナルおよびセンサターミナルを矢印VII方向から見た図。 図5に対応する図であって、コイルターミナルとモータターミナルとの溶接前においてコイルターミナルがモータターミナルに対して最も離れた状態を示す図。 第2実施形態のステータの要部拡大図であって、第1実施形態の図4に対応する図。
以下、回転電機としてのモータの複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態のインナーロータ型回転電機としてのモータ30は、回転式アクチュエータ(以下、アクチュエータ)10に備えられる。アクチュエータ10は、車両用変速機11のケース12の外壁に固定され、シフトバイワイヤシステム13の動力源として用いられる。シフトバイワイヤシステム13は、制御装置15がシフト操作装置14からの指令信号に応じてアクチュエータ10を制御することにより、変速機11のシフトレンジ切替機構16を作動させてシフトレンジを切り替える。
(アクチュエータ)
先ず、アクチュエータ10の全体構成について図2を参照して説明する。アクチュエータ10は、ハウジング20、モータ30および減速機40を備える。
ハウジング20は、カップ状のフロントハウジング21およびリアハウジング22を有する。フロントハウジング21およびリアハウジング22は、開口部同士が組み合わされてボルト23により互いに締結されている。フロントハウジング21には、有底筒状の金属プレート24がインサートされている。リアハウジング22は、フロントハウジング21とは反対側に突き出す筒状突出部28を有する。リアハウジング22の外壁にはブラケット29が固定されている。アクチュエータ10は、ブラケット29を用いて変速機11のケース12(図1参照)に固定される。
モータ30は、ステータ31およびロータ34を有する。ステータ31は、金属プレート24に例えば圧入等により固定されたステータコア32と、ステータコア32に設けられた巻線33とを有する。ロータ34は、モータ側軸受35および減速機側軸受36により回転軸心AX1まわりに回転可能に支持された回転軸37と、回転軸37の外側に嵌合して固定されたロータコア38とを有する。モータ側軸受35は、金属プレート24に設けられている。減速機側軸受36は、後述の出力部材44に設けられている。
減速機40は、偏心軸41、リングギア42、偏心ギア43、出力部材44および伝達機構45を備える。偏心軸41は、回転軸心AX1に対して偏心する偏心軸心AX2上に設けられ、回転軸37と一体に形成されている。リングギア42は、回転軸心AX1と同軸上に設けられ、リアハウジング22に固定されている。偏心ギア43は、リングギア42の内歯部46と噛み合う外歯部47を有し、偏心軸41に設けられた軸受48により遊星運動可能に支持されている。遊星運動とは、偏心軸心AX2まわりに自転しつつ回転軸心AX1まわりに公転する運動のことである。遊星運動時の偏心ギア43の自転速度は、回転軸37の回転速度に対して変速させられる。
出力部材44は、回転軸心AX1と同軸上に設けられ、リアハウジング22に設けられた軸受49により回転可能に支持されている。伝達機構45は、偏心ギア43に形成された係合突起51と、出力部材44に形成され、係合突起51が挿入された係合孔52とから構成され、偏心ギア43の偏心軸心AX2まわりの回転を出力部材44に伝達する。
アクチュエータ10では、巻線33の通電相が切り替えられることにより回転磁界が発生し、この回転磁界により生じる磁気的吸引力または反発力を受けてロータ34が回転する。ロータ34と共に偏心軸41が回転軸心AX1まわりに回転すると偏心ギア43が遊星運動し、ロータ34の回転に対して減速させられた偏心ギア43の回転が出力部材44から出力される。
(ステータ)
次に、ステータ31およびその配線について図2~図7を参照して説明する。以下の説明において、回転軸心AX1に平行な方向のことを単に「軸方向」と記載し、回転軸心AX1まわりの方向のことを単に「周方向」と記載し、回転軸心AX1に直交する方向のことを単に「径方向」と記載する。また、アクチュエータ10の構成要素に対して外側の部分のことを「外部」と記載する。
図2および図3に示すように、ステータ31は、ステータコア32と、複数の巻線33と、ステータコア32と巻線33との間に介在するインシュレータ61と、巻線33に接続された複数のコイルターミナル81とを備える。
ステータコア32は、軸方向に積層された複数枚の金属板から構成されている。ステータコア32は、フロントハウジング21の筒部25の内壁に固定された環状のヨーク55と、ヨーク55から径方向内側に突き出すように形成された複数のティース56とを有する。
図3~図5に示すように、インシュレータ61は、ヨーク55の軸方向両端および径方向内側の内壁に設けられたヨーク絶縁部62と、ティース56の周りの部分(すなわちティース56の先端面以外の部分)に設けられたティース絶縁部63と、ティース絶縁部63のうちティース先端側から軸方向および周方向に突き出すように設けられたフランジ部64とを有し、ステータコア32に組み付けられている。
図3および図6に示すように、複数の巻線33は、U相巻線33u1、33u2、V相巻線33v1、33v2、およびW相巻線33w1、33w2を含む。U相巻線33u1、V相巻線33v1およびW相巻線33w1により第1系統目の巻線組が構成され、また、U相巻線33u2、V相巻線33v2およびW相巻線33w2により第2系統目の巻線組が構成されている。巻線33は2系統設けられることで冗長化されている。以下、各巻線を区別しない場合、単に「巻線33」と記載する。
巻線33は、ティース56の周り、すなわちインシュレータ61のティース絶縁部63に巻かれてなるコイル71を有する。1つの巻線33は、1本の電線からなり、その一端部72から他端部73までの間に2つのコイル71を有する。各コイル71間には渡り線74が設けられている。つまり、1つの巻線33が2つのティース56に渡って設けられている。
U相巻線33u1はコイル71u1、71u4を有し、U相巻線33u2はコイル71u2、71u3を有する。V相巻線33v1はコイル71v1、71v4を有し、V相巻線33v2はコイル71v2、71v3を有する。W相巻線33w1はコイル71w1、71w4を有し、W相巻線33w2はコイル71w2、71w3を有する。第1実施形態では、ティース56が12個設けられており、ティース56毎に1つのコイル71が設けられている。1つの巻線33が1相分のコイル71を持っている。
図2~図4に示すように、ヨーク絶縁部62は、フロントハウジング21の底部26側に突き出す突起状の係止部65を有する。係止部65は、渡り線74を係止している。第1実施形態では、係止部65はインシュレータ61に一体に設けられている。
図2および図3に示すように、アクチュエータ10は、ロータコア38に設けられた磁石57と、ロータ34の回転位置を検出する素子であって、磁石57の磁気を検出する磁気センサ58と、磁気センサ58を実装した制御基板59とを備える。
図2に示すように、フロントハウジング21は、樹脂製の本体部を構成する底部26、筒部25およびコネクタ部27を有する。コネクタ部27は、筒部25の外側に形成されている。コネクタ部27には、外部コネクタ17が着脱可能に接続される。外部コネクタ17は、電源端子18および信号端子19を保持している。
図2、図4、図5および図7に示すように、フロントハウジング21は、コイルターミナル81に接続され、外部の電源端子18に直接接続可能な外部接続ターミナルとしての複数のモータターミナル91と、制御基板59に接続され、外部の信号端子19に接続可能な複数のセンサターミナル95とを有する。モータターミナル91およびセンサターミナル95は、フロントハウジング21の本体部にインサートされており、底部26から筒部25を通ってコネクタ部27まで延びている。第1実施形態では、モータターミナル91およびセンサターミナル95は、一次成形体99に保持された状態でフロントハウジング21にインサートされる。
図2~図5に示すように、フランジ部64のうちフロントハウジング21の底部26側には、コイルターミナル81を保持するターミナル保持部67が設けられている。第1実施形態では、ターミナル保持部67はインシュレータ61に一体に設けられている。
コイルターミナル81は、ターミナル保持部67に保持された被保持部82と、巻線33の一端部72または他端部73を保持する巻線保持部83と、巻線33に電気的に接続された巻線接続部84と、モータターミナル91に当接して電気的に接続された当接部85とを有する。第1実施形態では、巻線保持部83はコイルターミナル81に一体に設けられている。
ターミナル保持部67は、コイルターミナル81を被当接部82に接近および離間する方向へ相対移動可能に保持する。具体的には、ターミナル保持部67の嵌合孔68を有しており、コイルターミナル81の被保持部82は、嵌合孔68に中間ばめ又は隙間ばめで嵌合している。第1実施形態では、嵌合孔68は軸方向へ貫通しており、被保持部82は軸方向へ延びるように形成されている。例えば外力等がコイルターミナル81に作用して、被保持部82が嵌合孔68の内壁に対して摺動することで、コイルターミナル81がターミナル保持部67に対して軸方向へ相対移動する。そして上記外力が無くなると被保持部82が嵌合孔68の内壁との摩擦力によりコイルターミナル81の移動が止まり、コイルターミナル81がターミナル保持部67に保持される。
ティース56毎に1つのコイルターミナル81が設けられている。12個のコイルターミナル81のうち、6個のコイルターミナル81には一端部72が接続され、他の6個のコイルターミナル81には他端部73が接続されている。
コイルターミナル81は、巻線33の両端部にそれぞれ設けられており、巻線1相あたり2つ設けられている。巻線33の巻始め部分である一端部72は、巻線保持部83から巻線接続部84を通ってティース56まで延びている。巻線33の巻終わり部分である他端部73は、ティース56から巻線接続部84を通って巻線保持部83まで延びている。
モータターミナル91は、軸方向に垂直な方向に延びつつコイルターミナル81の当接部85に軸方向に当接された被当接部92を有する。コイルターミナル81は、バスバー等の結線部品を介すことなくモータターミナル91に直接結合している。第1実施形態では、当接部85と被当接部92との当接箇所Pは、ステータコア32よりも径方向内側に配置されている。そして、当接部85と被当接部92とは溶接により結合されている。以下、当接部85と被当接部92との結合部のことを、適宜「溶接部」と記載する。
巻線保持部83および巻線接続部84はコイル71よりも径方向内側に配置されており、溶接部はステータコア32のティース先端よりも径方向内側に配置されている。具体的には、図4および図5に示すように、巻線保持部83および巻線接続部84は、被保持部82から軸方向において底部26側に延びるように形成されている。当接部85は、巻線保持部83の先端から径方向内側に延びるように形成されている。第1実施形態では、巻線保持部83と巻線接続部84は、被保持部82からそれぞれ分岐して設けられている。
巻線33はノズル巻きで製造されている。具体的には、電線を巻線保持部83に絡げて巻線接続部84に通した後、1つ目のティース絶縁部63に巻き付ける。続いて、1つ目のティース絶縁部63から引き出した電線を係止部65に係止させた後、2つ目のティース絶縁部63に巻き付ける。最後、2つ目のティース絶縁部63から引き出した電線を最初のものとは別の巻線接続部84に通した後、巻線保持部83に絡げる。巻線接続部84と巻線33は、例えばヒュージング等により接続される。
上述のように複数のスロット間を跨いで巻回作業が行われる。ステータ31の外周部に配置された係止部65と、内周部に配置された巻線保持部83および巻線接続部84とを用いる場合、ティース絶縁部63への電線の巻き層数を奇数にすることで、完全整列巻きが実現する。巻線33の一層目と三層目は径方向内側から外側に向かって巻き付けられ、二層目は径方向外側から内側に向かって巻き付けられる。
ステータ31をフロントハウジング21に組み付ける手順は次のとおりである。先ず、ステータコア32を金属プレート24の筒部に例えば圧入により固定する。上記固定直後において、巻線33のうちコイル71から巻線接続部84までの弛み部75は、コイルターミナル81が図8に示すように被当接部92に対して最も離れた位置から、図5に示すように被当接部92に当接する位置までの可動範囲S内でターミナル保持部67に保持されている限り、弛みをもっている。図8に示す状態において、当接部85と被当接部92との間には隙間がある。続いて、当接部85が被当接部92に当接するまでコイルターミナル81を移動させる。最後に、当接部85と被当接部92とを溶接する。
(効果)
以上説明したように第1実施形態では、モータ30は、複数のティース56を有するステータコア32と、ティース56の周りに巻かれてなるコイル71を有する複数の巻線33と、巻線33に接続された複数のコイルターミナル81と、コイルターミナル81に接続され、外部の電源端子18に接続可能な複数のモータターミナル91と、ステータコア32に取り付けられ、コイルターミナル81を保持する複数のターミナル保持部67とを備える。モータターミナル91は、軸方向に垂直な方向に延びつつコイルターミナル81の当接部85に軸方向に当接された被当接部92を有する。ターミナル保持部67は、コイルターミナル81を被当接部92に接近および離間する方向へ相対移動可能に保持する。
このように軸方向に垂直な方向に延びる被当接部92にコイルターミナル81が軸方向に当接することで、従来のように軸方向に延びるU字状の基部にコイルターミナルが挿入される形態と比べて、ターミナル接続部分の軸方向スペースが小さくなる。そのため、モータ30の軸方向体格が小さくなる。また、コイルターミナル81を被当接部92に接続するとき、コイルターミナル81が被当接部92に確実に当接するようにコイルターミナル81の位置を調整できる。そのためコイルターミナル81とモータターミナル91との良好な接続状態を得ることができる。
また、第1実施形態では、当接部85と被当接部92との当接箇所Pは、コイル71よりも径方向内側に配置されている。これにより、ステータ31をフロントハウジング21に組み付ける際、ステータコア32の径方向内側のスペースを利用してコイルターミナル81とモータターミナル91とを溶接できる。そのため、溶接のための特別な開口を設ける必要がない。上記特別な開口を例えばフロントハウジング21の底面側に設ける場合、軸方向サイズが大きくなるとともに、気密性確保のために当該開口を塞ぐための部材が必要になる。第1実施形態では、上記軸方向サイズアップがなく、また開口閉塞部材が不要である。
また、第1実施形態では、巻線接続部84は、コイル71よりも径方向内側に配置されている。そのため、ステータ31の内周部に位置する巻線接続部84を用いて、巻線33の巻き始めから巻き終わりまでの間に2つ以上のティース56に連続して巻回するノズル巻きを実施できる。そのため、低コストで製造可能なノズル巻きを採用しつつ、コイルターミナル81が径方向外側に突き出すように設けられるのを回避できる。したがって、安価で小型なステータ31を得ることができる。
また、第1実施形態では、一端部72は巻線保持部83から巻線接続部84を通ってティース56まで延びている。他端部73はティース56から巻線接続部84を通って巻線保持部83まで延びている。そのため、巻線33の巻回工程において電線を巻線接続部84に通すことにより、巻線接続部84と巻線33との接続工程において巻線33の操作が不要になり、圧着だけを行えば良いので、接続工程を簡素化できる。
また、第1実施形態では、ターミナル保持部83は、インシュレータ61に一体に設けられている。コイルターミナル81は、ターミナル保持部67の嵌合孔68に中間ばめ又は隙間ばめで嵌合している。これによりターミナル保持部67は、簡易な構成により、コイルターミナル81を被当接部92に接近および離間する方向へ相対移動可能に保持することができる。
また、第1実施形態では、巻線33のうちコイル71から巻線接続部84までの弛み部75は、コイルターミナル81が被当接部92に対して最も離れた位置から、被当接部92に当接する位置までの可動範囲S内でターミナル保持部67に保持されている限り、弛みをもっている。これにより、コイルターミナル81とモータターミナル91との接続時にコイルターミナル81が軸方向に変位しても、当該変位を弛み部75の弛みが吸収して巻線33に応力が生じない。そのため巻線33の断線を回避できる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図9に示すように当接部85が被当接部92に当接する面は凸曲面86になっている。凸曲面86は、例えば被当接部92側に突き出すように形成された半球状の突起の表面からなる。このような凸曲面86をもつことで当接部85と被当接部92との当接状態が点接触になり、部材の製造ばらつき等に起因する溶接面の傾きが生じた場合であっても、当接条件を一定にすることができる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、ターミナル保持部の嵌合孔は非貫通でもよい。また、ターミナル保持部は、孔に限らず、例えば切欠き又は爪等によりコイルターミナルを移動可能に保持してもよい。また、ターミナル保持部は、インシュレータとは別の部材から構成されてもよい。
他の実施形態では、巻線保持部の延出方向は、軸方向に限らず、径方向、周方向、またはそれ以外の方向であってもよい。また、巻線保持部は、コイルターミナルのうち被保持部から巻線接続部までの部分から分岐した箇所に限らず、被保持部から巻線接続部までの間に設けられてもよい。また、巻線保持部は、コイルターミナルの一部に限らず、例えばインシュレータまたはその他の部材の一部であってもよい。
他の実施形態では、コイルターミナルとモータターミナルとの接合は、溶接に限らず、圧接またははんだ等の他の方法で行われてもよい。他の実施形態では、フロントハウジングのコネクタ部は2つ以上に分かれていてもよい。
他の実施形態では、1つの巻線で並列回路を構成してもよい。すなわち、巻線の一端部および他端部が第1コイルターミナルに接続され、巻線に含まれる2つのコイル間の中間部が第2コイルターミナルに接続されることで、1つの巻線に含まれる第1コイル群と第2コイル群とが並列に配置されてもよい。
他の実施形態では、ティースの数は、12個に限らず、それ以外の数であってもよい。他の実施形態では、巻線相数は、3相に限らず、それ以外の相数であってもよい。他の実施形態では、ステータは、モータに限らず、発電機に適用されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
18 電源端子、30 モータ(回転電機)、32 ステータコア、33 巻線、
56 ティース、67 ターミナル保持部、71 コイル、81 コイルターミナル、
91 モータターミナル(外部接続ターミナル)、92 被当接部。

Claims (5)

  1. 回転電機(30)であって、
    複数のティース(56)を有するステータコア(32)と、
    前記ティースの周りに巻かれてなるコイル(71)を有する複数の巻線(33)と、
    前記巻線に接続された複数のコイルターミナル(81)と、
    前記コイルターミナルに接続され、外部の電源端子(18)に接続可能な複数の外部接続ターミナル(91)と、
    前記ステータコアに取り付けられ、前記コイルターミナルを保持する複数のターミナル保持部(67)と、
    を備え、
    前記回転電機の回転軸心に平行な方向を軸方向と定義すると、
    前記外部接続ターミナルは、軸方向に垂直な方向に延びつつ前記コイルターミナルの当接部に軸方向に当接された被当接部(92)を有し、
    前記ターミナル保持部は、前記コイルターミナルを前記被当接部に接近および離間する方向へ相対移動可能に保持する、回転電機。
  2. 前記回転軸心に直交する方向を径方向と定義すると、
    前記当接部と前記被当接部との当接箇所(P)は、前記ステータコアよりも径方向内側に配置されている、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記回転電機は、前記ステータコアと前記巻線との間に介在するインシュレータ(61)をさらに備え、
    前記ターミナル保持部は、前記インシュレータに一体に設けられ、
    前記コイルターミナルは、前記ターミナル保持部の嵌合孔(68)に中間ばめ又は隙間ばめで嵌合している、請求項1または2に記載の回転電機。
  4. 前記当接部および前記被当接部の一方が他方に当接する面は凸曲面(86)である、請求項1または2に記載の回転電機。
  5. 前記コイルターミナルは、前記巻線に接続された巻線接続部(84)を有し、
    前記巻線のうち前記コイルから前記巻線接続部までの弛み部(75)は、前記コイルターミナルが前記被当接部に対して最も離れた位置から前記被当接部に当接する位置までの可動範囲(S)内で前記ターミナル保持部に保持されている限り、弛みをもっている、請求項1~4のいずれか一項に記載の回転電機。
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