JP7245480B1 - 半襦袢及び半襦袢の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態に係る半襦袢10の全体的な構成について説明する。各図では、図面の煩雑化を避ける等の目的で符号の一部を省略することがある。以下の各図においても同様である。
図3及び図4に基づき、背中心35の具体的な構成例について説明する。図3は、図1の領域Aを抜き出して示す部分拡大図であり、図4は、図3のC-C線に沿った概略部分断面図である。もっとも図4は、説明の便宜上、各構成部材の重なりを明確に示すべく、極力真っ直ぐな直線を用いて作成しているが、背中心35は、布で形成されており、布の厚みも薄いため、実際の段差は緩やかで、右後ろ身頃31と左後ろ身頃32とは概ね平坦なものとなる。図3及び図4に示すように、右後ろ身頃31は、内縁部31p(図6参照)が2回折り返されて形成された右背中心35aを有している。左後ろ身頃32は、内縁部32p(図7参照)が2回折り返されて形成された左背中心35bを有している。
(右背中心作成工程:ステップS101)
図6に示すように、右後ろ身頃31における内縁部31pは、幅aの第1部材1aと、幅mの第2部材1mと、により構成されている。ここで、右後ろ身頃31における内縁部31p以外の部分を右本体1Rとする。本実施の形態において、第1部材1aの幅aは、第2部材1mの幅mよりも、設定幅s以上短くなるように設定されている。より具体的に、幅mから幅aを引いた差分は、設定幅sと等しく、あるいは設定幅sよりも若干長くなるように設定されている(m≒a+s、m-a≧s)。
図7に示すように、左後ろ身頃32における内縁部32pは、幅bの第1部材2bと、幅nの第2部材2nと、により構成されている。ここで、左後ろ身頃32における内縁部32p以外の部分を左本体2Rとする。本実施の形態において、第1部材2bの幅bは、第2部材2nの幅nよりも、設定幅s以上短くなるように設定されている。より具体的に、幅nから幅bを引いた差分は、設定幅sと等しく、あるいは設定幅sよりも若干長くなるように設定されている(n≒b+s、n-b≧s)。
上記のとおり、右背中心35aは、右後ろ身頃31における内縁部31pが2回折り返された箇所であり、左背中心35bは、左後ろ身頃32における内縁部32pが2回折り返された箇所である。本縫合工程では、右背中心35aの第2折り目31v側と、左背中心35bの第2折り目32v側とを、設定幅sだけ重ねて縫い合わせる。以上により、右後ろ身頃31と左後ろ身頃32とが図4のように重なった背中心35が形成される。
隠し紐形成工程は、背中心35における、衿部40の下端から設定長Tだけ下がった位置に、帯状の一対の隠し紐50を対称的に縫い付ける工程である。該工程では、各隠し紐50を、それぞれ、背中心35に直交する方向である直交方向に対し、下方に設定角度θだけ傾斜させた状態で背中心35に縫いつける。より具体的に、本実施の形態では、1本の元ひも60、あるいは2本の元ひも70を加工することにより、一対の隠し紐50を形成する。以下、隠し紐形成工程について、幾つかのパターンごとに説明する。
右外ひも縫付工程では、帯状の右外ひも81を、右下衿42aの内縁42rに対し長さ方向が直交するよう、右下衿42aの内側に縫い付ける。右外ひも81を縫い付ける位置については、右下衿42aの下端4aから右外ひも81の縫付箇所の下端までの距離hが予め設定されている(図1参照)。距離hは、例えば22cm~24cmに設定され、半襦袢10のサイズなどに応じて適宜変更される。
図17に示すように、左外ひも82は、左下衿42bの内縁42rに沿った方向に直交する垂直方向に対し、長さ方向が下方に調整角度αだけ傾斜するよう縫い付けられている。この傾斜をつけるために、左外ひも縫付工程では、左下衿42bの下端4bから角部8eまでの距離h1が、下端4bから交差部8fまでの距離h2よりも調整長βだけ長くなるように、左外ひも82を左下衿42bの内側に縫い付ける。ここで、角部8eは、左外ひも82の縫付箇所の下方の角の部分である。交差部8fは、左外ひも82の下縁における内縁42rと交わる部分である。
Claims (4)
- 右前身頃と左前身頃とからなる前身頃と、
前記右前身頃に対応づけられた右後ろ身頃と、前記左前身頃に対応づけられた左後ろ身頃と、前記右後ろ身頃と前記左後ろ身頃とを縫い合わせて形成された背中心と、を含む後ろ身頃と、
前記右前身頃の内縁から前記後ろ身頃の上縁を経て前記左前身頃の内縁までの箇所に設けられた衿部と、
前記背中心における表側の、前記衿部の下端から設定長だけ下がった位置に、対称的に縫い付けられた帯状の一対の隠し紐と、を有し、
前記背中心は、
前記右後ろ身頃における内縁部が2回折り返された箇所と、前記左後ろ身頃における内縁部が2回折り返された箇所とが、設定幅だけ重ねられて縫い合わされた部分であり、
各隠し紐は、それぞれ、前記背中心に直交する方向である直交方向に対し下方に設定角度だけ傾斜した状態で前記背中心に縫い付けられており、
前記設定角度は、8°以上15°以下の範囲内であり、
前記設定長は、前記設定角度をもとに、前記背中心の位置から右側に延びる前記隠し紐が前記右前身頃と前記右後ろ身頃との間に形成された右身八つ口を通過し、前記背中心の位置から左側に延びる前記隠し紐が前記左前身頃と前記左後ろ身頃との間に形成された左身八つ口を通過するように設定されている、半襦袢。 - 前記背中心における、前記右後ろ身頃及び前記左後ろ身頃のうちの少なくとも一方は、互いに重なる部分に内縁が重ならないように折り返されている、請求項1に記載の半襦袢。
- 右前身頃と左前身頃とからなる前身頃と、
前記右前身頃に対応づけられた右後ろ身頃と、前記左前身頃に対応づけられた左後ろ身頃と、前記右後ろ身頃と前記左後ろ身頃とを縫い合わせて形成された背中心と、を含む後ろ身頃と、
前記右前身頃の内縁から前記後ろ身頃の上縁を経て前記左前身頃の内縁までの箇所に設けられ、衿芯が入れられる半衿、前記右前身頃側における前記半衿の下側に位置する右下衿、及び前記左前身頃側における前記半衿の下側に位置する左下衿を備えた衿部と、
前記右下衿の内縁に対し長さ方向が直交するよう、前記右下衿に縫い付けられた帯状の右外ひもと、
前記左下衿の内縁と直交する方向に対し、長さ方向が下方に調整角度だけ傾斜するように前記左下衿に縫い付けられた帯状の左外ひもと、
前記背中心における表側の、前記衿部の下端から設定長だけ下がった位置に、対称的に縫い付けられた帯状の一対の隠し紐と、を有し、
各隠し紐は、それぞれ、前記背中心に直交する方向である直交方向に対し下方に設定角度だけ傾斜した状態で前記背中心に縫い付けられており、
前記設定角度は、8°以上15°以下の範囲内であり、
前記設定長は、前記設定角度をもとに、前記背中心の位置から右側に延びる前記隠し紐が前記右前身頃と前記右後ろ身頃との間に形成された右身八つ口を通過し、前記背中心の位置から左側に延びる前記隠し紐が前記左前身頃と前記左後ろ身頃との間に形成された左身八つ口を通過するように設定されている、半襦袢。 - 前記衿部は、
衿芯が入れられる半衿と、
前記右前身頃側における前記半衿の下側に位置する右下衿と、
前記左前身頃側における前記半衿の下側に位置する左下衿と、を有し、
前記右下衿の内縁に対し長さ方向が直交するよう、前記右下衿に縫い付けられた帯状の右外ひもと、
前記左下衿の内縁と直交する方向に対し、長さ方向が下方に調整角度だけ傾斜するように前記左下衿に縫い付けられた帯状の左外ひもと、を有する、請求項1又は2に記載の半襦袢。
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