JP3229730U - 股引 - Google Patents

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Abstract

【課題】子どもや初心者であっても、着脱が極めて容易で恰好よく着られ、かつ、従来の股引のように腰紐で左右の布を丁寧に重ねて着用したような外観を備える股引を提供する。【解決手段】股引は右脚部20と、左脚部30と、股部と、腹部カバー40と、臀部カバーと、腰部70とを備える。右脚部20の上部は、着用者の腹部右側の一部又は全体と臀部右側の一部又は全体を覆うことができるように形成されており、前股部61の右端部61aと縫合される右脚上前端部21と、後股部の右端部と縫合される右脚上後端部を有する。左脚部30の上部は、着用者の腹部左側の一部又は全体と臀部左側の一部又は全体を覆うことができるように形成されており、前股部61の左端部61bと縫合される左脚上前端部31と、後股部の左端部と縫合される左脚上後端部を有する。【選択図】図3

Description

本考案は、股引に関する。特に、祭祀に用いられる股引に関する。
従来より伝統的にお祭りで屋台や神輿を引き回す際に着用される祭祀用股引は、図1に示されるように、腰から下の右下半身及び左下半身を包み込む布が腹部上端のみで縫合されているにすぎず、着用時に脚部、腹部及び臀部を着用者自らが覆って整えつつ、左右の長い腰紐を駆使して着用するものである。
具体的には、図1を用いて説明する。
図1(a)は従来の股引(100)の腹部側(前側)を示し、図1(b)は従来の股引の臀部側(後側)を示す。
右脚部(120)及び左脚部(130)の下部は筒状であり、上部は漏斗状にとなっている。右脚部(120)の上端と左脚部(130)の上端は、腰部(170)で腹部上端部分のみ連結されている。腰部(170)は右腰紐(171)及び左腰紐(172)が延在して連結されており、着用時に右腰紐(171)を腰回りに1周させる必要があることから、右腰紐(171)のほうが左腰紐(172)より長く形成される。
さらに、右脚部(120)の上部には右脚上前端部(121)と右脚上後端部(122)、左脚部(130)の上部には左脚上前端部(131)と左脚上後端部(132)が形成されているが、これらの端部(121、122、131、132)は互いに縫合されていない。
従来の祭祀用股引の着用方法は、概ね以下のとおりである。すなわち、右脚部(120)及び左脚部(130)に足を挿入し、ふくらはぎと太腿の位置の生地を整える。右腰紐(171)を背中側から回して左手で掴んだ後、右手を左脚上前端部(131)と右脚部(120)の隙間に挿入し、該右手を右脚上前端部(121)と左脚部(130)の隙間から出す。左手で掴んでいた右腰紐(171)を右手で掴み直して右方向に引っ張る。次に、左腰紐(172)を背中側から回して右手で掴み、右腰紐(171)と締結する。最後に腹部と臀部の位置の生地を整える。
しかしながら、上記のような従来の祭祀用股引は、子どもや股引を着慣れていない人には着用が非常に難しいものであり、介助者が必要となることが多く、かつ、介助者にとってもスマートに格好よく着させることは困難であった。さらに、トイレ等での着脱は困難を極め、長い腰紐や漏斗状の生地がトイレ水内に浸漬しやすく不衛生であるという問題があった。
その後、腰紐を前で締結する方法(特許文献1)が公開された。特許文献1の考案により、右脚部と左脚部の結合を臀部上端部分に変更することと、腰紐の締結位置を変更することで、股引生地がトイレ水内に浸漬しやすい課題を解決している。しかしながら、左右の脚部の端部が互いに縫合されていないため、臀部、腹部の形を整える必要があり、子どもや初心者にとって着用しにくい課題は残っている。
また、特許文献2の股引は、従来の股引が、左右の上部の各端部が縫合されていないことで醸し出される本物の風合いを表現することができないという課題も残っている。
実用新案登録第3143423号公報 特開2003−278010
本考案は、上記事情を鑑みたものであり、子どもや初心者であっても、着脱が極めて容易で恰好よく着られ、かつ、従来の股引のように腰紐で左右の布を丁寧に重ねて着用したような外観を備える股引を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案の股引は、右脚部(20)と、左脚部(30)と、前股部(61)及び後股部(62)を備える股部(60)と、腹部カバー(40)と、臀部カバー(50)と、腰部(70)とを備え、前記右脚部(20)の下部は略筒状であり、前記右脚部(20)の上部は、前記前股部(61)の右端部(61a)と縫合される右脚上前端部(21)と、前記後股部(62)の右端部(62a)と縫合される右脚上後端部(22)を有し、前記左脚部(30)の下部は略筒状であり、前記左脚部(30)の上部は、前記前股部(61)の左端部(61b)と縫合される左脚上前端部(31)と、前記後股部(62)の左端部(62b)と縫合される左脚上後端部(32)を有し、前記腹部カバー(40)は、他の部材(腰部(70)を除く)とほぼ縫合されない腹部カバー右端部(41)と、前記左脚上前端部(31)と縫合される腹部カバー左端部(42)を有し、前記臀部カバー(50)は、他の部材(腰部(70)を除く)とほぼ縫合されない臀部カバー右端部(51)と、前記左脚上後端部(32)と縫合される臀部カバー左端部(52)を有し、前記右脚上前端部(21)と前記前股部(61)の右端部(61a)は縫合され、前記左脚上前端部(31)、前記前股部(61)の左端部(61b)、及び、前記腹部カバー左端部(42)は縫合され、前記右脚上後端部(22)と前記後股部(62)の右端部(62a)は縫合され、前記左脚上後端部(32)、前記後股部(62)の左端部(62b)、及び、前記臀部カバー左端部(52)は縫合され、前記腰部(70)が、縫合された前記右脚部(20)、前記左脚部(30)、前記股部(60)、前記腹部カバー(40)及び前記臀部カバー(50)の上縁端に、所定の幅で周方向に配置されたことを特徴とする。
前記腹部カバー右端部(41)及び前記臀部カバー右端部(51)は、布が折られて形成され、前記腹部カバー右端部(41)の線は前記右脚上前端部(21)の線より右外側に配置され、前記臀部カバー右端部(51)の線は前記右脚上後端部(22)の線より右外側に配置されてもよい。
前記右脚上前端部(21)と前記前股部(61)の右端部(61a)は股引前側中心近くで縫合され、及び/又は、前記右脚上後端部(22)と前記後股部(62)の右端部(62a)は股引後側中心近くで縫合されてもよい。
前記腰部(70)の前側にゴム紐を通すこと、又は、前記腰部(70)の前側にストレッチ素材を用いることで、該腰部(70)のサイズを調整可能であることが望ましい。
前記腰部(70)の左右にボタンが備えられ、前記腰部(70)の前側に通す前記ゴム紐は中心線上に所定間隔でボタンホールを有し、前記ゴム紐の延長部を畳み込んで前記ボタンで係止されてもよい。
前記右脚部(20)は、右脚第1分割部(20a)と、右脚第2分割部(22a)を含み、前記左脚部(30)は、左脚第1分割部(30a)と、左脚第2分割部(32a)を含み、前記右脚第2分割部(22a)及び前記左脚第2分割部(32a)の幅を、太腿とふくらはぎの膨らみに沿って調整してもよい。
前記右脚部(20)、前記左脚部(30)、前記股部(60)、前記腹部カバー(40)、前記臀部カバー(50)、及び、前記腰部(70)は、一部又は全部の素材が、綿又は伸縮性を有するポリウレタンであることが望ましい。
本考案の股引により、子どもや初心者であっても、着脱が極めて容易で恰好よく着られ、かつ、従来の股引のように腰紐で左右の布を丁寧に重ねて着用したような外観を備える股引を提供することができる。すなわち、介助者の手を借りることなく着用者だけでも祭祀用股引をスマートに着用することができ、トイレ空間においても腰紐や漏斗状の生地が便器内に浸漬しにくく不衛生になりにくい上、従来のきちんとした本物の股引のように見せることが可能となる。
(a)は従来の股引の腹部側(前側)、(b)は従来の股引の臀部側(後側)の例の概略を示す。 (a)は本考案の股引の腹部側(前側)、(b)は本考案の股引の臀部側(後側)の例の概略を示す。 (a)は本考案の股引の腹部側(前側)であって、分かりやすくするために腹部カバーを除いて図示したもの、(b)は本考案の腹部カバー、(c)は本考案の前股部の例を示す。 (a)は本考案の股引の臀部側(後側)であって、分かりやすくするために臀部カバーを除いて図示したもの、(b)は本考案の臀部カバー、(c)は本考案の後股部の例を示す。 (a)は本考案の股引の腹部側(前側)、(b)は本考案の股引の臀部側(後側)の他の例の概略を示す。 (a)は本考案の股引の腹部側(前側)、(b)は本考案の前股部の他の例の概略を示す。 (a)は本考案の股引の臀部側(後側)、(b)は本考案の後股部の他の例の概略を示す。 本考案の股引の一例の腹部側(前側)の写真である。 本考案の股引の一例の臀部側(後側)の写真である。
本考案は、右脚部(20)と、左脚部(30)と、前股部(61)及び後股部(62)を備える股部(60)と、腹部カバー(40)と、臀部カバー(50)と、腰部(70)とを備えるものである。以下に、図2〜7を参照して詳細を説明する。
<右脚部>
右脚部(20)の上部は、着用者の腹部右側の一部又は全体と臀部右側の一部又は全体を覆うことができるように形成されており、前股部(61)の右端部(61a)と縫合される右脚上前端部(21)と、後股部(62)の右端部(62a)と縫合される右脚上後端部(22)を有する。
右脚部(20)の下部は略筒状であり、着用者の右脚の太腿、膝、ふくらはぎを覆うことができるように形成されている。
また、右脚部(20)は、図2〜4、6、7に示すように1枚の生地から形成してもよく、図5や図9のように複数の生地を繋ぎ合わせて形成してもよい。
図5の股引(1a)に示すように、膝の位置に右脚補強部(21a)を生地の裏側から配置することもできる。右脚補強部(21a)を配置することにより、祭りでの激しい動きや屈伸で力がかかって破れやすい膝回りの強度を補強することができる。
また、右脚部(20)の生地を2つに分割して右脚第1分割部(20a)と右脚第2分割部(22a)を設け、右脚第2分割部(22a)の幅を太腿とふくらはぎの膨らみに沿うように調整することもできる。また、右脚第1分割部(20a)と右脚第2分割部(22a)を異なる素材としたり、右脚第2分割部(22a)をストレッチ素材(ポリウレタン等)に変更することもできる。ふくらはぎや太腿にピタッと沿わせるように着用すると、より従来の股引のような外観になり得る。
<左脚部>
左脚部(30)の上部は、着用者の腹部左側の一部又は全体と臀部左側の一部又は全体を覆うことができるように形成されており、前股部(61)の左端部(61b)と縫合される左脚上前端部(31)と、後股部(62)の左端部(62b)と縫合される左脚上後端部(32)を有する。
左脚部(30)の下部は略筒状であり、着用者の左脚の太腿、膝、ふくらはぎを覆うことができるように形成されている。
また、左脚部(30)は、図2〜4、6、7に示すように1枚の生地から形成してもよく、図5や図9のように複数の生地を繋ぎ合わせて形成してもよい。
図5のように、膝の位置に左脚補強部(31a)を生地の裏側から配置することもできる。左脚補強部(31a)を配置することにより、祭りでの激しい動きや屈伸で力がかかって破れやすい膝回りの強度を補強することができる。
また、左脚部(30)の生地を2つに分割して左脚第1分割部(30a)と左脚第2分割部(32a)を設け、左脚第2分割部(32a)の幅を太腿とふくらはぎの膨らみに沿うように調整することもできる。また、左脚第1分割部(30a)と左脚第2分割部(32a)を異なる素材としたり、左脚第2分割部(32a)をストレッチ素材(ポリウレタン等)に変更することもできる。ふくらはぎや太腿にピタッと沿わせるように着用すると、より従来の股引のような外観になり得る。
<股部>
股部(60)は、腹部(前側)の全部又は一部を覆うように形成される前股部(61)と、臀部(後側)の全部又は一部を覆うように形成される後股部(62)を備える。股部(60)は、右脚部(20)や左脚部(30)とは別部材にすることにより、着用者の腹部や臀部を立体的にカバーしやすくなる。前股部(61)は1枚又は複数枚の生地で形成されていてもよいし、後股部(62)も1枚又は複数枚の生地で形成されていてもよい。前股部(61)と後股部(62)の生地は連続して1枚で形成されていてもよい。前股部(61)の右端部(61a)は右脚上前端部(21)と、前股部(61)の左端部(61b)は左脚上前端部(31)及び腹部カバー左端部(42)と、後股部(62)の右端部(62a)は右脚上後端部(22)と、後股部(62)の左端部(62b)は左脚上後端部(32)及び臀部カバー左端部(52)と、それぞれ縫合される。なお、3枚以上の生地を縫合する場合は、一度にまとめて縫合してもよいし、複数に分けて縫合してもよい。
前股部(61)の右端部(61a)の縫合部分は、腹部カバー(40)に隠れるように配置することが望ましい。また、後股部(62)の右端部(62a)の縫合部分は、臀部カバー(50)に隠れるように配置することが望ましい。従来の股引のように左右の布を重ね合わせたような外観に見せることができるからである。
図6(a)、図6(b)に示すように、前股部(61)の右端部(61a)と右脚上前端部(21)の縫合部分を、股引前側中心近くに配置してもよく、図7(a)、図7(b)に示すように、後股部(62)の右端部(62a)と右脚上後端部(22)の縫合部分を、股引後側中心近くに配置してもよい。図6(a)、図6(b)の実施例の場合、前股部(61)は腹部(前側)の左側を覆うように形成され、図7(a)、図7(b)の実施例の場合、後股部(62)は臀部(後側)の左側を覆うように形成されている。
さらには、前股部(61)の右端部(61a)と右脚上前端部(21)の縫合部分を、股引前側中心近くに配置し、後股部(62)の右端部(62a)と右脚上後端部(22)の縫合部分は図4(a)で示される位置に配置してもよい。逆に、前股部(61)の右端部(61a)と右脚上前端部(21)の縫合部分は図3(a)で示される位置に配置し、後股部(62)の右端部(62a)と右脚上後端部(22)の縫合部分を、股引後側中心近くに配置してもよい。
前股部(61)の形状は、右脚上前端部(21)と左脚上前端部(31)とを腹部の丸みに合わせて繋ぐものであればよく、左右は滑らかな曲線、略直線、デザインによってはジグザグ線、波線等が例示される。鼠頸部にあたる後股部(62)との接合部分の形状は、着用者の着心地を考慮した形状であればよく、直線や、短い直線(点)が例示される。
後股部(62)の形状は、右脚上後端部(22)と左脚上後端部(32)とを臀部の丸みに合わせて繋ぐものであればよく、左右は滑らかな曲線、略直線、デザインによってはジグザグ線、波線等が例示される。鼠頸部にあたる前股部(61)との接合部分の形状は、着用者の着心地を考慮した形状であればよく、直線や、短い直線(点)が例示される。
<腹部カバー>
腹部カバー(40)は、着用者の腹部の中心近辺を上から覆うように、かつ、前股部(61)を上から覆うにように配置される。
腹部カバー右端部(41)は腰部(70)を除く他の部材とほぼ縫合されず、右脚部(20)に布が重ねられたような外観を呈する。ここで「ほぼ縫合されず」とは、他の部材とは裁縫の処理上必要となる末端等の縫合箇所の他は、縫合されないことを意味する。
また、腹部カバー右端部(41)は布を折って形成する他、かがり縫いやまつり縫い、端ミシン等を行ってもよい。見た目をよくするため、布の端の処理が不要なように、腹部カバー(40)を、腹部カバー右端部(41)を中心に布を折った2枚重ねの構成にすることが好ましい。
腹部カバー右端部(41)の線は右脚上前端部(21)の線より右外側に配置されることが望ましい。右脚上前端部(21)と前股部(61)の右端部(61a)の縫合部分を腹部カバー(40)で隠すことにより、従来の股引のように左右の布を重ね合わせたような外観に見せることができるからである。
腹部カバー左端部(42)は、左脚上前端部(31)及び前股部(61)の左端部(61b)と縫合される。
<臀部カバー>
臀部カバー(50)は、着用者の臀部の中心近辺を上から覆うように、かつ、後股部(62)を上から覆うにように配置される。
臀部カバー右端部(51)は他の部材(腰部(70)を除く)とほぼ縫合されず、右脚部(20)に布が重ねられたような外観を呈する。ここで「ほぼ縫合されず」とは、他の部材とは裁縫の処理上必要となる末端等の縫合箇所の他は、縫合されないことを意味する。
また、臀部カバー右端部(51)は布を折って形成する他、かがり縫いやまつり縫い、端ミシン等を行ってもよい。見た目をよくするため、布の端の処理が不要なように、臀部カバー(50)を、臀部カバー右端部(51)を中心に布を折った2枚重ねの構成にすることが好ましい。
臀部カバー右端部(51)の線は右脚上後端部(22)の線より右外側に配置されることが望ましい。右脚上後端部(22)と後股部(62)の右端部(62a)の縫合部分を臀部カバー(50)で隠すことにより、従来の股引のように左右の布を重ね合わせたような外観に見せることができるからである。
臀部カバー左端部(52)は、左脚上後端部(32)及び後股部(62)の左端部(62b)と縫合される。
<腰部>
腰部(70)は、縫合された右脚部(20)、左脚部(30)、股部(60)、腹部カバー(40)及び臀部カバー(50)の上縁端に、所定の幅で周方向に配置される。
股引の着脱がしやすいように、また、体型や成長に合わせてウエストサイズを調整しやすいように、腰部(70)は、一部又は全部にゴム紐を通すことが望ましい。ゴム紐は、腰部(70)全体に配置してもよいし、前側のみ、後側のみ、あるいは左右側のみに配置してもよい。より好ましくは前側に配置する。前側に配置することにより、生成したギャザーを体の前屈動作に沿わせることができ、かつ、後側にはギャザーができず、従来の股引のようにすっきりと着用することができる。
目的や体型、あるいは身体の成長により、ゴム紐を係止するボタン等の部材を腰部(70)の左右の2か所に配置して、股引前側の伸縮と股引後側の伸縮の度合いを調整してもよい。かかるボタン等の部材は、腰部(70)の内側に配置することが見た目上望ましい。一例として、中心線に2つ以上又は所定間隔でボタンホールを有するゴム紐を用い、股引後側のゴム紐を伸縮不要となるように腰部(70)の後側の寸法に合わせた長さで挿入し、ボタンホールを用いて該ボタン等に係止する。股引前側のゴム紐は、伸縮するように腰部(70)の前側の寸法より短い長さで挿入し、ボタンホールを用いて該ボタン等で係止する。かかる股引前側のゴム紐は、延長可能なように、ゴム紐の延長部を畳み込んで該ボタン等で係止しておき、必要に応じて該ボタン等を嵌めるボタンホールの位置をずらして調整できるようにすることがより好ましい。
ゴム紐の代わりに、腰部(70)の前側に、ポリウレタン等のストレッチ素材を用いてもよい。
<素材>
股引の部材である、右脚部(20)、左脚部(30)、股部(60)、腹部カバー(40)、臀部カバー(50)、及び、前記腰部(70)の素材は、適宜選択される。これらの部材の一部又は全部の素材が、綿又は伸縮性を有するポリウレタンであることが望ましい。
本考案の股引は、腰紐をなくし、腰部の開口部からズボンのように着脱できるため、子どもから初心者の大人まで気軽に着用することができ、トイレ等で腰紐がトイレ水に浸漬してしまうこともなく衛生的であるだけでなく、従来の本格的な祭祀用股引の腰紐で左右の布を丁寧に重ねて着用したような外観を備えるため、歴史と伝統を大切にするお祭り感を損なうことなく着用することができる。このような股引を広く提供することにより、子どもや他の地方から移り住んだ大人でも気軽に祭り行事に参加することができるようになり、ひいては地域内の連携や地方の活性化にも大きく貢献するものと考えられる。
1 股引
20 右脚部
21 右脚上前端部
22 右脚上後端部
30 左脚部
31 左脚上前端部
32 左脚上後端部
40 腹部カバー
41 腹部カバー右端部
42 腹部カバー左端部
50 臀部カバー
51 臀部カバー右端部
52 臀部カバー左端部
60 股部
61 前股部
61a 前股部の右端部
61b 前股部の左端部
62 後股部
62a 後股部の右端部
62b 後股部の左端部
70 腰部
1a 股引
20a 右脚第1分割部
21a 右脚補強部
22a 右脚第2分割部
30a 左脚第1分割部
31a 左脚補強部
32a 左脚第2分割部
100 股引(従来例)
120 右脚部
121 右脚上前端部
122 右脚上後端部
130 左脚部
131 左脚上前端部
132 左脚上後端部
170 腰部
171 右腰紐
172 左腰紐

Claims (7)

  1. 右脚部(20)と、
    左脚部(30)と、
    前股部(61)及び後股部(62)を備える股部(60)と、
    腹部カバー(40)と、
    臀部カバー(50)と、
    腰部(70)と
    を備え、
    前記右脚部(20)の下部は略筒状であり、
    前記右脚部(20)の上部は、前記前股部(61)の右端部(61a)と縫合される右脚上前端部(21)と、前記後股部(62)の右端部(62a)と縫合される右脚上後端部(22)を有し、
    前記左脚部(30)の下部は略筒状であり、
    前記左脚部(30)の上部は、前記前股部(61)の左端部(61b)と縫合される左脚上前端部(31)と、前記後股部(62)の左端部(62b)と縫合される左脚上後端部(32)を有し、
    前記腹部カバー(40)は、他の部材(腰部(70)を除く)とほぼ縫合されない腹部カバー右端部(41)と、前記左脚上前端部(31)と縫合される腹部カバー左端部(42)を有し、
    前記臀部カバー(50)は、他の部材(腰部(70)を除く)とほぼ縫合されない臀部カバー右端部(51)と、前記左脚上後端部(32)と縫合される臀部カバー左端部(52)を有し、
    前記右脚上前端部(21)と前記前股部(61)の右端部(61a)は縫合され、
    前記左脚上前端部(31)、前記前股部(61)の左端部(61b)、及び、前記腹部カバー左端部(42)は縫合され、
    前記右脚上後端部(22)と前記後股部(62)の右端部(62a)は縫合され、
    前記左脚上後端部(32)、前記後股部(62)の左端部(62b)、及び、前記臀部カバー左端部(52)は縫合され、
    前記腰部(70)が、縫合された前記右脚部(20)、前記左脚部(30)、前記股部(60)、前記腹部カバー(40)及び前記臀部カバー(50)の上縁端に、所定の幅で周方向に配置されたことを特徴とする、股引。
  2. 前記腹部カバー右端部(41)及び前記臀部カバー右端部(51)は、布が折られて形成され、
    前記腹部カバー右端部(41)の線は前記右脚上前端部(21)の線より右外側に配置され、前記臀部カバー右端部(51)の線は前記右脚上後端部(22)の線より右外側に配置されたことを特徴とする、請求項1に記載の股引。
  3. 前記右脚上前端部(21)と前記前股部(61)の右端部(61a)は股引前側中心近くで縫合され、及び/又は、前記右脚上後端部(22)と前記後股部(62)の右端部(62a)は股引後側中心近くで縫合されたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の股引。
  4. 前記腰部(70)の前側にゴム紐を通すこと、又は、前記腰部(70)の前側にストレッチ素材を用いることで、該腰部(70)のサイズを調整可能な、請求項1〜3いずれか1項に記載の股引。
  5. 前記腰部(70)の左右にボタンが備えられ、前記腰部(70)の前側に通す前記ゴム紐は中心線上に所定間隔でボタンホールを有し、前記ゴム紐の延長部を畳み込んで前記ボタンで係止された、請求項4に記載の股引。
  6. 前記右脚部(20)は、右脚第1分割部(20a)と、右脚第2分割部(22a)を含み、
    前記左脚部(30)は、左脚第1分割部(30a)と、左脚第2分割部(32a)を含み、
    前記右脚第2分割部(22a)及び前記左脚第2分割部(32a)の幅を、太腿とふくらはぎの膨らみに沿って調整することを特徴とする、請求項1〜5いずれか一項に記載の股引。
  7. 前記右脚部(20)、前記左脚部(30)、前記股部(60)、前記腹部カバー(40)、前記臀部カバー(50)、及び、前記腰部(70)は、一部又は全部の素材が、綿又は伸縮性を有するポリウレタンである、請求項1〜6いずれか一項に記載の股引。
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