JP2024025836A - 半襦袢及び半襦袢の製造方法 - Google Patents

半襦袢及び半襦袢の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024025836A
JP2024025836A JP2022129138A JP2022129138A JP2024025836A JP 2024025836 A JP2024025836 A JP 2024025836A JP 2022129138 A JP2022129138 A JP 2022129138A JP 2022129138 A JP2022129138 A JP 2022129138A JP 2024025836 A JP2024025836 A JP 2024025836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center
collar
hidden
string
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2022129138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7245480B1 (ja
Inventor
成子 大蔵
Shigeko Okura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2022129138A priority Critical patent/JP7245480B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7245480B1 publication Critical patent/JP7245480B1/ja
Publication of JP2024025836A publication Critical patent/JP2024025836A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Garments (AREA)
  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Abstract

【課題】容易かつ安定的な着付けを実現させる半襦袢及び半襦袢の製造方法を提供すること。【解決手段】右前身頃と左前身頃とからなる前身頃と、右後ろ身頃と左後ろ身頃と背中心とを含む後ろ身頃と、衿部と、を有する半襦袢。半襦袢は、背中心における、衿部の下端から設定長だけ下がった位置に、対称的に縫い付けられた帯状の一対の隠し紐を有している。各隠し紐は、それぞれ、背中心に直交する方向である直交方向に対し下方に設定角度だけ傾斜した状態で背中心に縫い付けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、着物の下に着用される半襦袢及び該半襦袢の製造方法に関する。
和服には、背ひもなどと呼ばれる紐が後ろ身頃に縫い付けられたものがある(例えば特許文献1及び2参照)。特許文献1及び2のような背ひもは、背中心に対し直交するように、その中央の箇所が縫い付けられており、縫付箇所から着用者の各体側経由で前方に回され、身体の前で結び合わされる。こうした背ひもは、和服の着付けの容易性を高めるもの、とされている。
特開2002-173807号公報 特開2020-33669号公報
しかしながら、人の身体は一般に、胸部から腰部に向けて細くなっている(少なくとも骨格上はそのようになっている。)。そのため、特許文献1及び2のように、背中心に対し直交する従来の背ひもは、寸胴状のものに巻き付け、縫付箇所と同じ高さの位置で結び合わせる場合は格別、人が着る和服用としては、下記のような課題が生じる。
すなわち、背中心に直交する背ひもは、着用者の身体に巻き付けたとき、その身体のラインに沿わず、紐全体の張力にバラつきが生じ、部分的にたるみが発生する。つまり、従来の背ひもは、着用者の身体に巻き付けられた状態で、身体に及ぼす圧力にバラつきが生じ、具体的には、たるんだ箇所の圧力が相対的に弱くなる。そのため、この不均質な圧力に起因して、背ひもの位置ずれと緩みが発生し、着くずれにも繋がり得る。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、容易かつ安定的な着付けを実現させる半襦袢及び半襦袢の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半襦袢は、右前身頃と左前身頃とからなる前身頃と、右前身頃に対応づけられた右後ろ身頃と、左前身頃に対応づけられた左後ろ身頃と、右後ろ身頃と左後ろ身頃とを縫い合わせて形成された背中心と、を含む後ろ身頃と、右前身頃の内縁から後ろ身頃の上縁を経て左前身頃の内縁までの箇所に設けられた衿部と、背中心における、衿部の下端から設定長だけ下がった位置に、対称的に縫い付けられた帯状の一対の隠し紐と、を有し、各隠し紐は、それぞれ、背中心に直交する方向である直交方向に対し下方に設定角度だけ傾斜した状態で背中心に縫い付けられている。
本発明の一態様に係る半襦袢の製造方法は、前身頃と、背中心を含む後ろ身頃と、衿部と、を有する半襦袢の製造方法であって、背中心における、衿部の下端から設定長だけ下がった位置に、帯状の一対の隠し紐を対称的に縫い付ける隠し紐形成工程を有し、隠し紐形成工程では、各隠し紐を、それぞれ、背中心に直交する方向である直交方向に対し、下方に設定角度だけ傾斜させた状態で背中心に縫いつける、という手法を採っている。
本発明によれば、後ろ身頃の背中心に対称的に縫い付けられた一対の隠し紐が、それぞれ、直交方向に対し下方に設定角度だけ傾斜している。したがって、一対の隠し紐を着用者の各体側経由で前方に回したとき、着用者の身体のラインに沿わせることができる。よって、一対の隠し紐が身体に及ぼす圧力の均質化を図ることができるため、各隠し紐の位置ずれと緩みを抑制し、半襦袢の容易かつ安定的な着付けの実現が可能となる。
本発明の実施の形態に係る半襦袢を例示した正面図である。 本発明の実施の形態に係る半襦袢を例示した背面図である。 図1の領域Aを拡大して示す部分拡大図である。 図3のC-C線に沿った概略部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る半襦袢の製造方法の各工程を例示したフローチャートである。 図5の右背中心を作成する流れを例示した説明図である。 図5の左背中心を作成する流れを例示した説明図である。 図2に示す一対の隠し紐の元となる元ひもの一例を示す説明図である。 図8の元ひもの中心部を折り重ねた状態の一例を示す説明図である。 図8の元ひもの中心部を折り重ねた状態の他の例を示す説明図である。 図2に示す一対の隠し紐の元となる元ひもの他の例を示す説明図である。 図11の元ひもの中心部を折り重ねた状態の一例を示す説明図である。 図11の元ひもの中心部を折り重ねた状態の他の例を示す説明図である。 図2に示す一対の隠し紐の元となる2本の元ひもの一例を示す説明図である。 図2に示す一対の隠し紐の元となる2本の元ひもの他の例を示す説明図である。 図15の2本の元ひもの端部同士を重ねた状態を例示した説明図である。 図1の領域B及びその周辺を拡大して示す部分拡大図である。
実施の形態.
図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態に係る半襦袢10の全体的な構成について説明する。各図では、図面の煩雑化を避ける等の目的で符号の一部を省略することがある。以下の各図においても同様である。
図1及び図2に示すように、半襦袢10は、前身頃20と、後ろ身頃30と、衿部40と、を有している。前身頃20は、着用者の右側に配置される右前身頃21と、着用者の左側に配置される左前身頃22と、により構成されている。後ろ身頃30は、右後ろ身頃31と、左後ろ身頃32と、背中心35と、を含む。右後ろ身頃31は、右前身頃21に対応づけられており、右前身頃21の上縁につながっている。左後ろ身頃32は、左前身頃22に対応づけられており、左前身頃22の上縁につながっている。
背中心35は、右後ろ身頃31の内縁部31pと、左後ろ身頃32の内縁部32pとを縫い合わせて形成されたものである(詳細については図6及び図7と共に後述する。)。衿部40は、衿芯(図示せず)が入れられる半衿41と、右前身頃21側における半衿41の下側に位置する右下衿42aと、左前身頃22側における半衿41の下側に位置する左下衿42bと、を有している。半衿41のうち、右前身頃21に隣接する部分を右半衿41aとし、左前身頃22に隣接する部分を左半衿41bとする。
本実施の形態において、半衿41は、90cm~100cm程度の長さとなるように形成され、右下衿42a及び左下衿42bは、それぞれ、35cm~40cm程度の長さとなるように形成されている。すなわち、衿部40は、160cm~180cm程度の長さとなるように形成されている。もっとも、衿部40の長さ、つまり半衿41、右下衿42a、及び左下衿42bの長さは、半襦袢10のサイズ等に応じて適宜変更することができる。衿部40における、半衿41と右下衿42a及び左下衿42bとの割合も、適宜変更することができる。
半襦袢10は、右前身頃21及び右後ろ身頃31に縫い付けられた右袖部91と、左前身頃22及び左後ろ身頃32に縫い付けられた左袖部92と、を有している。右袖部91には、着用者の右腕が通される右袖口91aが形成されている。左袖部92には、着用者の左腕が通される左袖口92aが形成されている。右前身頃21と右後ろ身頃31との間には、右袖部91と縫い合わされていない箇所である右身八つ口11が形成されている。左前身頃22と左後ろ身頃32との間には、左袖部92と縫い合わされていない箇所である左身八つ口12が形成されている。
半襦袢10は、背中心35における、衿部40の下端から設定長Tだけ下がった位置に、対称的に縫い付けられた帯状の一対の隠し紐50を有している。本実施の形態における隠し紐50は、3.0cm~4.0cm程度の幅をもつように形成されている。着付けの際、背中心35から右側に延びる隠し紐50は、右身八つ口11を通されて、着用者の身体の前方に回される。背中心35から左側に延びる隠し紐50は、左身八つ口12を通されて、着用者の身体の前方に回される。
各隠し紐50は、それぞれ、背中心35に直交する方向である直交方向に対し、下方に設定角度θだけ傾斜した状態で背中心35に縫い付けられている。設定角度θは、例えば10°に設定され、半襦袢10のサイズなどに応じて適宜変更される。設定角度θは、8°以上15°以下の範囲内にするとよい。
設定長Tは、例えば15cmに設定され、半襦袢10のサイズなどに応じて適宜変更される。より具体的に、設定長Tは、各隠し紐50が、それぞれ、各身八つ口(右身八つ口11又は左身八つ口12)を通過するように設定される。したがって、設定長Tを決める際には、一対の隠し紐50が縫付箇所から下方に設定角度θだけ傾斜していること、及び一対の隠し紐50の縫付箇所が衿抜き(抜き襟)によって下がること等が勘案される。設定長T及び設定角度θは、各隠し紐50が、それぞれ、各身八つ口の中央の箇所を通過するように設定するとよい。
半襦袢10は、右下衿42aに縫い付けられた帯状の右外ひも81と、左下衿42bに縫い付けられた帯状の左外ひも82と、を有している。本実施の形態において、右外ひも81及び左外ひも82は、それぞれ、5.0cm程度の幅をもつように形成されている。右外ひも81は、長さ方向が、右下衿42aの内縁42rに対し直交するように縫い付けられている。一方、左外ひも82は、左下衿42bの内縁42rと直交する方向である垂直方向に対し、長さ方向が下方に調整角度αだけ傾斜するように縫い付けられている。調整角度αは、1.6°~3.2°の範囲に設定するとよく、2.0°~2.8°の範囲に設定するとより好ましい。着付けの際、右外ひも81は、左身八つ口12を通されて、着用者の後方に回される。一方、左外ひも82は、右前身頃21の表面に沿って着用者の後方へ回される。
(背中心35の構成例)
図3及び図4に基づき、背中心35の具体的な構成例について説明する。図3は、図1の領域Aを抜き出して示す部分拡大図であり、図4は、図3のC-C線に沿った概略部分断面図である。もっとも図4は、説明の便宜上、各構成部材の重なりを明確に示すべく、極力真っ直ぐな直線を用いて作成しているが、背中心35は、布で形成されており、布の厚みも薄いため、実際の段差は緩やかで、右後ろ身頃31と左後ろ身頃32とは概ね平坦なものとなる。図3及び図4に示すように、右後ろ身頃31は、内縁部31p(図6参照)が2回折り返されて形成された右背中心35aを有している。左後ろ身頃32は、内縁部32p(図7参照)が2回折り返されて形成された左背中心35bを有している。
図4に例示するように、右背中心35aは、1回目に第1折り目31uで折り曲げられ、2回目に第2折り目31vで折り曲げられて、重なった各層が縫い合わされて形成されている。左背中心35bは、1回目に第1折り目32uで折り曲げられ、2回目に第2折り目32vで折り曲げられて、重なった各層が縫い合わされて形成されている。背中心35は、右背中心35aと左背中心35bとが設定幅sだけ重ねられ、縫い合わされた部分である。なお、背中心35は、右背中心35aと左背中心35bとが重ねられた部分に沿って延伸している。直交方向は、背中心35が延伸する方向に直交する方向である。
背中心35は、第1折り目31uから第1折り目32uまでの幅、すなわち、右背中心35aの幅mと左背中心35bの幅nとの和から設定幅sを引いた長さの幅(m+n-s)をもつ。設定幅sは、例えば0.8mm~2.4mmの範囲に設定するとよい。右背中心35aの幅m及び左背中心35bの幅nは、それぞれ、1.0cm~2.0cmとなるように設定するとよい。幅mと幅nとは、等しくてもよく、異なっていてもよい。さらに詳しくは、後述の「背中心35の作成方法」において説明する。
本実施の形態において、前身頃20、後ろ身頃30(背中心35を含む)、衿部40(半衿41の一部を除く)、右袖部91、及び左袖部92は、麻製である。一対の隠し紐50、右外ひも81、及び左外ひも82は、ウール製である。半衿41の少なくとも表面は、モスリン製である。
次いで、図5のフローチャートと共に、図6~図17を参照し、本実施の形態における半襦袢10の製造方法について説明する。説明の便宜上、図6には右後ろ身頃31の一部のみを示し、図7には左後ろ身頃32の一部のみを示す。ここでは、本製造方法のうちの特異な手法である、背中心35の作成方法、一対の隠し紐50の形成方法、及び左外ひも82の取付方法に係る処理の流れについて説明する。なお、本製造方法で並行処理が可能な工程については、図5のフローチャートにおいて並列的に記載する。
〔背中心35の作成方法〕
(右背中心作成工程:ステップS101)
図6に示すように、右後ろ身頃31における内縁部31pは、幅aの第1部材1aと、幅mの第2部材1mと、により構成されている。ここで、右後ろ身頃31における内縁部31p以外の部分を右本体1Rとする。本実施の形態において、第1部材1aの幅aは、第2部材1mの幅mよりも、設定幅s以上短くなるように設定されている。より具体的に、幅mから幅aを引いた差分は、設定幅sと等しく、あるいは設定幅sよりも若干長くなるように設定されている(m≒a+s、m-a≧s)。
まず、第1部材1aを、第2部材1mとの境界部分に相当する第1折り目31uにおいて内向きに折り返す。これにより、第1部材1aの内縁31rは、第2部材1mと右本体1Rとの境界部分に相当する第2折り目31vよりも設定幅s程度内側に配置される。次に、第1部材1aが折り重なった第2部材1mを、第2折り目31vにおいて内向きに折り返す。これにより、図4のように3枚の布が重なった状態となり、これらを縫い合わせることにより、右背中心35aが完成する。
(左背中心作成工程:ステップS201)
図7に示すように、左後ろ身頃32における内縁部32pは、幅bの第1部材2bと、幅nの第2部材2nと、により構成されている。ここで、左後ろ身頃32における内縁部32p以外の部分を左本体2Rとする。本実施の形態において、第1部材2bの幅bは、第2部材2nの幅nよりも、設定幅s以上短くなるように設定されている。より具体的に、幅nから幅bを引いた差分は、設定幅sと等しく、あるいは設定幅sよりも若干長くなるように設定されている(n≒b+s、n-b≧s)。
まず、第1部材2bを、第2部材2nとの境界部分に相当する第1折り目32uにおいて内向きに折り返す。これにより、第1部材2bの内縁32rは、第2部材2nと左本体2Rとの境界部分に相当する第2折り目32vよりも設定幅s分程度内側に配置される。次に、第1部材2bが折り重なった第2部材2nを、第2折り目32vにおいて内向きに折り返す。これにより、図4のように3枚の布が重なった状態となり、これらを縫い合わせることにより、左背中心35bが完成する。
(縫合工程:ステップS301)
上記のとおり、右背中心35aは、右後ろ身頃31における内縁部31pが2回折り返された箇所であり、左背中心35bは、左後ろ身頃32における内縁部32pが2回折り返された箇所である。本縫合工程では、右背中心35aの第2折り目31v側と、左背中心35bの第2折り目32v側とを、設定幅sだけ重ねて縫い合わせる。以上により、右後ろ身頃31と左後ろ身頃32とが図4のように重なった背中心35が形成される。
ここで、図4に示すように、右背中心35aのうち、左背中心35bとは重なっていない部分を領域R1とし、右背中心35aと左背中心35bとが重なっている設定幅sの部分を領域Rxとし、左背中心35bのうち、右背中心35aとは重なっていない部分を領域R2とする。本実施の形態の背中心35は、第1部材1aと第2部材1mとの幅調整、及び第1部材2bと第2部材2nとの幅調整により、右後ろ身頃31の内縁31rと、左後ろ身頃32の内縁32rとが、領域Rxに入らないように形成されている。したがって、領域R1は布3枚、領域Rxは布4枚、領域R2は布3枚がそれぞれ重なった厚みとなっている。つまり、背中心35における右背中心35aと左背中心35bとの重なり部分は、他の部分との段差が極力生じないように構成されている。そのため、着用者に快適な着心地を提供し、意匠性を高めると共に、一対の隠し紐50の容易かつ安定的な縫い付けを実現させることができる。
なお、背中心35は、右後ろ身頃31の内縁31r、及び左後ろ身頃32の内縁32rのうちの少なくとも一方が領域Rxに入る構成を採ってもよい。つまり、第1部材1aの幅aと第2部材1mの幅mとの差は、0以上かつ設定幅s未満(0≦m-a<s)であってもよく、第1部材2bの幅bと第2部材2nの幅nとの差は、0以上かつ設定幅s未満(0≦n-b<s)であってもよい。ただし、内縁31r及び内縁32rの双方が領域Rxに入らないようにした方が、背中心35における段差が緩和されるため、より好適である。
(隠し紐形成工程:ステップS302)
隠し紐形成工程は、背中心35における、衿部40の下端から設定長Tだけ下がった位置に、帯状の一対の隠し紐50を対称的に縫い付ける工程である。該工程では、各隠し紐50を、それぞれ、背中心35に直交する方向である直交方向に対し、下方に設定角度θだけ傾斜させた状態で背中心35に縫いつける。より具体的に、本実施の形態では、1本の元ひも60、あるいは2本の元ひも70を加工することにより、一対の隠し紐50を形成する。以下、隠し紐形成工程について、幾つかのパターンごとに説明する。
図8~図13は、一対の隠し紐50の元となる帯状の1本の元ひも60を用いる場合の説明図である。図8~図13に例示するように、1本の元ひも60を用いる場合、元ひも60の真ん中に位置する短手方向に平行な中心線部61(一点鎖線)に隣接する一対の斜線部62(破線)が合わさるように、一対の斜線部62の間の部分を折り重ねる。一対の斜線部62は、中心線部61に対し外向きに設定角度θだけ傾斜した線対称な2本の直線上に位置する部分である。そして、合わさった一対の斜線部62が背中心35に対し平行となるように、元ひも60における斜線部62近傍を背中心35に縫い付け、一対の隠し紐50を形成する。
図8は、一対の斜線部62が元ひも60の一端で交わり、元ひも60における一対の斜線部62の間の部分が二等辺三角形(頂角=2θ)となる例である。つまり、一対の斜線部62は、中心線部61と交わっている。この場合、例えば図9のように、中心線部61を折り目とし、一対の斜線部62が接するようにこれらを合わせ、中心線部61から各斜線部62までの部分を折り重ねる。図9では、重なった部分が表側にくる例を示しているが、重なった部分は裏側にきてもよい。そして、重なった部分を左右のどちらかに倒した状態で、斜線部62及びその近傍を背中心35に縫い付ける。あるいは、図10のように、中心線部61と各斜線部62との間の部分である中間部63を折り目とし、一対の斜線部62が接するようにこれらを合わせ、中心線部61から各斜線部62までの部分を折り重ねる。図10では、折り重ねた部分が表側にくる例を示しているが、折り重ねた部分は裏側にきてもよい。そして、元ひも60における斜線部62及びその近傍を背中心35に縫い付ける。
図11は、元ひも60における一対の斜線部62の間の部分が等脚台形(底角=90°-θ)となる例である。この場合、例えば図12のように、中心線部61を折り目とし、一対の斜線部62が接するようにこれらを合わせ、中心線部61から各斜線部62までの部分を折り重ねる。図12では、重なった部分が表側にくる例を示しているが、重なった部分は裏側にきてもよい。そして、重なった部分を左右のどちらかに倒した状態で、斜線部62及びその近傍を背中心35に縫い付ける。あるいは、図13のように、中心線部61と各斜線部62との間の部分である中間部63を折り目とし、一対の斜線部62が接するようにこれらを合わせ、中心線部61から各斜線部62までの部分を折り重ねる。図13では、折り重ねた部分が表側にくる例を示しているが、折り重ねた部分は裏側にきてもよい。そして、元ひも60における斜線部62及びその近傍を背中心35に縫い付ける。
図14~図16は、一対の隠し紐50の元となる帯状の2本の元ひも70を用いる場合の説明図である。図14~図16に例示するように、2本の元ひも70を用いる場合、一方の元ひも70の端部と他方の元ひも70の端部とが背中心35上で重なり、かつ、各元ひも70それぞれの長さ方向が直交方向に対し下方に設定角度θだけ傾斜するように、一対の元ひも70を背中心35に縫い付け、一対の隠し紐50を形成する。
2本の元ひも70は、図14のように、縫い付ける端部の両角が90°のものであってもよく、図15のように、縫い付ける端部の一方の角が(90-θ)°で他方の角が(90+θ)°のものであってもよい。2本の元ひも70は、図14の形状であれ、図15の形状であれ、それぞれの内縁7rを離した状態又は接触させた状態で縫い付けるよりも、図14及び図16に例示するように、それぞれの端部を重ねた状態で縫い付けた方が、固定強度が高まる。なお、図14及び図16に示す一点鎖線は、一対の隠し紐50の中心部分となる中心線部71である。2本の元ひも70の各端部を重ねる程度は、適宜調整することができる。図15の形状の元ひも70であれば、2本それぞれの内縁7rを平行に揃え、その各内縁7rが背中心35と平行になるよう配置して縫い付ければ、直交方向に対し設定角度θの傾斜をつけることができる。
(右外ひも縫付工程:ステップS401)
右外ひも縫付工程では、帯状の右外ひも81を、右下衿42aの内縁42rに対し長さ方向が直交するよう、右下衿42aの内側に縫い付ける。右外ひも81を縫い付ける位置については、右下衿42aの下端4aから右外ひも81の縫付箇所の下端までの距離hが予め設定されている(図1参照)。距離hは、例えば22cm~24cmに設定され、半襦袢10のサイズなどに応じて適宜変更される。
(左外ひも縫付工程:ステップS501)
図17に示すように、左外ひも82は、左下衿42bの内縁42rに沿った方向に直交する垂直方向に対し、長さ方向が下方に調整角度αだけ傾斜するよう縫い付けられている。この傾斜をつけるために、左外ひも縫付工程では、左下衿42bの下端4bから角部8eまでの距離h1が、下端4bから交差部8fまでの距離h2よりも調整長βだけ長くなるように、左外ひも82を左下衿42bの内側に縫い付ける。ここで、角部8eは、左外ひも82の縫付箇所の下方の角の部分である。交差部8fは、左外ひも82の下縁における内縁42rと交わる部分である。
調整長βは、角部8eから交差部8fまでの長さである縫付長8wに応じて設定される。例えば、縫付長8wが4.5cm~5.0cm程度の場合、調整長βは2.0mm程度に設定される。この場合、調整角度αは、2.29°~2.58°程度となる。距離h1及び距離h2は、例えば22cm~24cmに設定され、半襦袢10のサイズなどに応じて適宜変更される。
このように、右外ひも81の取り付け方と左外ひも82の取り付け方とが異なるのは、半襦袢10の着付けの際、衿芯の入った半衿41のうち、左半衿41bが右半衿41aに重ねられることに起因する。すなわち、右外ひも81は、左身八つ口12を通過するまでの部分が、下着などに直接接触するため(ボディ補正によりタオルやコットンなどが巻かれている状況を含む)、長さ方向が内縁42rに対し直交していても、着用者の身体に巻き付けるとき、左側の体側を真っ直ぐに通過する。
一方、左外ひも82は、右半衿41aに重なることで前方に湾曲した左半衿41bの影響を受けるため、長さ方向が内縁42rに対し直交するように取り付けると、着用者の身体に巻き付けるとき、体側の部分で上側に傾くことになる。かかる事情から、着付けの熟練者の中には、左外ひも82の縫付箇所の近くを下方にギュッと捻った上で後方へ回し、右外ひも81と交差させている者もいる。ただし、この手法には一定のスキルが要求されると共に、左外ひも82のたるみを完全に抑制することはできない。ましてや着付けの初心者や障碍者などに至っては、左外ひも82のたるみを防ぐ術をもたないため、着くずれを避けることが困難である。そこで、本実施の形態における半襦袢10は、着用者が左下衿42bを身体に巻き付けるとき、左下衿42bが右側の体側を真っ直ぐに通過するよう、上記のとおり、左外ひも82の取り付け角度が調整されている。
以上のように、本実施の形態における半襦袢10は、後ろ身頃30の背中心35に対称的に縫い付けられた一対の隠し紐50が、それぞれ、直交方向に対し下方に設定角度θ傾斜している。したがって、一対の隠し紐50を着用者の各体側経由で前方に回したとき、これらを着用者の身体のラインに沿わせることができる。よって、一対の隠し紐50が身体に及ぼす圧力の均質化を図ることができるため、各隠し紐の位置ずれと緩みを抑制し、半襦袢の容易かつ安定的な着付けを実現させることができる。
ここで、背中心に対し直交する従来の背ひもでは、着用者の身体のラインに沿わないことから、背ひもの位置ずれと緩みが発生し、衿などの形くずれにも繋がるため、着用者に不快感を与えてしまう。この点、半襦袢10は、一対の隠し紐50を、それぞれ、直交方向に対し下方に設定角度θだけ傾斜させた状態で背中心35に縫いつける工程を経て製造される。そのため、着付け中の着用者は、各隠し紐50を身体のラインに沿わせて前方に回し、2本の隠し紐50を一方の手で前方に引っ張りつつ、他方の手で背中心35をつかんで下方へ引き、衿抜きを行うことができる。そして、着用者は、衿を所望の形に整えた後、一対の隠し紐50を身体の前で安定的に結び合わせることができる。したがって、半襦袢10によれば、着付けの安定性及び容易性を高めることができる。
また、一対の隠し紐50が縫い付けられる背中心35は、右後ろ身頃31における内縁部31pが2回折り返された箇所と、左後ろ身頃32における内縁部32pが2回折り返された箇所とが、設定幅sだけ重ねられて縫い合わされた部分である。つまり、背中心35は、少なくとも3枚の布が重ねられた構造を採っており、一定の強度を有するため、一対の隠し紐50を安定的に取り付けることができる。ここで、背中心35における、右後ろ身頃31及び左後ろ身頃32のうちの少なくとも一方は、互いに重なる部分に内縁(31r、32r)が重ならないように折り返されているとよい。このようにすれば、右背中心35aと左背中心35bとが重なる部分の厚みと、右背中心35a及び左背中心35bの厚みとの差が小さくなることから、快適な着用感が得られると共に、一対の隠し紐50の縫い付けが容易となる。かかる利点を踏まえると、背中心35は、図4のように、右後ろ身頃31と左後ろ身頃32とが重なる部分に、右後ろ身頃31及び左後ろ身頃32の双方の内縁(31r、32r)が重ならないように折り返すのが好適である。
ところで着用時、左下衿42bの上部に位置する左半衿41bは、右半衿41aに重ねられるため、右半衿41aの厚みの分、右半衿41aよりも外側に配置される。このような左半衿41bの配置の影響が、左下衿42bに縫い付けられる左外ひも82にも及ぶため、左外ひも82は、右外ひも81と同様の角度で縫い付けると、後方で交差される右外ひも81との間に角度のズレが生じてしまう。なお、右外ひも81は、右下衿42aの内縁42rに対し長さ方向が直交するよう、右下衿42aに縫い付けられている。そこで、左外ひも82は、左下衿42bの内縁42rと直交する方向に対し、長さ方向が下方に調整角度αだけ傾斜するよう、左下衿42bに縫い付けられている。これにより、左外ひも82のたるみを抑制し、安定した着付けを実現することができる。
上記のとおり、半襦袢10は、着付けを補助するための幾つかの構成を有している。つまり、半襦袢10は、着付けに慣れた方が使用する指先の微妙なテクニック等を角度や長さに置き換えて製造したものである。よって、障碍のある方、初めて着付けを行う方、昔着付けを習ったが忘れてしまっている方、リモートで着付けを学びたい方などであっても、半襦袢10によれば、着付け時に、熟練の方の技術が自然に反映されるため、襦袢の容易かつ安定的な着付けを実施させることができる。そして、着物の土台となる襦袢に相当する半襦袢10を、正しく安定的に、かつバランスよく着用することで、着物の着用性が良好となり、見栄えの向上を図ることができる。
ここで、上述した実施の形態は、半襦袢及び半襦袢の製造方法における好適な具体例であり、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、図1等では、右外ひも81が右下衿42aの内側に縫い付けられ、左外ひも82が左下衿42bの内側に縫い付けられている例を示したが、これに限定されない。右外ひも81は、右下衿42aの外側に縫い付けられてもよく、左外ひも82は、左下衿42bの外側に縫い付けられてもよい。ただし、各外ひもを外側に縫い付けると、各下衿(42a、42b)の厚みがひもの巻き付けに影響すると共に、着用時の外観(意匠性)にも影響が及ぶため、内側に縫い付けた方が望ましい。上記実施の形態では、右後ろ身頃31における内縁部31pが2回折り返された箇所と、左後ろ身頃32における内縁部32pが2回折り返された箇所とが縫い合わされて形成された背中心35を例示したが、これに限定されない。例えば、背中心35は、右後ろ身頃31における内縁部31pが1回だけ折り返された箇所と、左後ろ身頃32における内縁部32pが1回だけ折り返された箇所とが縫い合わされて形成されてもよい。なお、左外ひも82は、右外ひも81と同様、左下衿42bの内縁42rに対し長さ方向が直交するよう、左下衿42bに縫い付けられてもよい。一対の隠し紐50、右外ひも81、及び左外ひも82の幅は、上記の例に限らず、任意に変更してもよい。ところで、半襦袢10をオーダーメイド商品として作成する場合は、設定長T、設定角度θ、及び調整角度αのうちの少なくとも1つを、着用者の体型等に合わせて調整するとよい。
1R 右本体、1a、2b 第1部材、1m、2n 第2部材、2R 左本体、4a 下端、4b 下端、8e 角部、8f 交差部、8w 縫付長、10 半襦袢、11 右身八つ口、12 左身八つ口、20 前身頃、21 右前身頃、22 左前身頃、30 後ろ身頃、31 右後ろ身頃、31p、32p 内縁部、7r、31r、32r、42r 内縁、31u、32u 第1折り目、31v、32v 第2折り目、32 左後ろ身頃、35 背中心、35a 右背中心、35b 左背中心、40 衿部、41 半衿、41a 右半衿、41b 左半衿、42a 右下衿、42b 左下衿、50 隠し紐、61、71 中心線部、62 斜線部、63 中間部、91 右袖部、91a 右袖口、92 左袖部、92a 左袖口、R1、R2、Rx 領域、T 設定長、h、h1、h2 距離、s 設定幅、α 調整角度、β 調整長、θ 設定角度。

本発明の一態様に係る半襦袢は、右前身頃と左前身頃とからなる前身頃と、右前身頃に対応づけられた右後ろ身頃と、左前身頃に対応づけられた左後ろ身頃と、右後ろ身頃と左後ろ身頃とを縫い合わせて形成された背中心と、を含む後ろ身頃と、右前身頃の内縁から後ろ身頃の上縁を経て左前身頃の内縁までの箇所に設けられた衿部と、背中心における表側の、衿部の下端から設定長だけ下がった位置に、対称的に縫い付けられた帯状の一対の隠し紐と、を有し、各隠し紐は、それぞれ、背中心に直交する方向である直交方向に対し下方に設定角度だけ傾斜した状態で背中心に縫い付けられており、設定角度は、8°以上15°以下の範囲内であり、設定長は、設定角度をもとに、背中心の位置から右側に延びる隠し紐が右前身頃と右後ろ身頃との間に形成された右身八つ口を通過し、背中心の位置から左側に延びる隠し紐が左前身頃と左後ろ身頃との間に形成された左身八つ口を通過するように設定されている。
本発明の一態様に係る半襦袢の製造方法は、前身頃と、背中心を含む後ろ身頃と、衿部と、を有する半襦袢の製造方法であって、背中心における表側の、衿部の下端から設定長だけ下がった位置に、帯状の一対の隠し紐を対称的に縫い付ける隠し紐形成工程を有し、隠し紐形成工程では、各隠し紐を、それぞれ、背中心に直交する方向である直交方向に対し、下方に設定角度だけ傾斜させた状態で背中心に縫いつける、という手法を採っており、設定角度は、8°以上15°以下の範囲内であり、設定長は、設定角度をもとに、背中心の位置から右側に延びる隠し紐が右身八つ口を通過し、背中心の位置から左側に延びる隠し紐が左身八つ口を通過するように設定されている。

Claims (7)

  1. 右前身頃と左前身頃とからなる前身頃と、
    前記右前身頃に対応づけられた右後ろ身頃と、前記左前身頃に対応づけられた左後ろ身頃と、前記右後ろ身頃と前記左後ろ身頃とを縫い合わせて形成された背中心と、を含む後ろ身頃と、
    前記右前身頃の内縁から前記後ろ身頃の上縁を経て前記左前身頃の内縁までの箇所に設けられた衿部と、
    前記背中心における、前記衿部の下端から設定長だけ下がった位置に、対称的に縫い付けられた帯状の一対の隠し紐と、を有し、
    各隠し紐は、それぞれ、前記背中心に直交する方向である直交方向に対し下方に設定角度だけ傾斜した状態で前記背中心に縫い付けられている、半襦袢。
  2. 前記背中心は、
    前記右後ろ身頃における内縁部が2回折り返された箇所と、前記左後ろ身頃における内縁部が2回折り返された箇所とが、設定幅だけ重ねられて縫い合わされた部分である、請求項1に記載の半襦袢。
  3. 前記背中心における、前記右後ろ身頃及び前記左後ろ身頃のうちの少なくとも一方は、互いに重なる部分に内縁が重ならないように折り返されている、請求項2に記載の半襦袢。
  4. 前記衿部は、
    衿芯が入れられる半衿と、
    前記右前身頃側における前記半衿の下側に位置する右下衿と、
    前記左前身頃側における前記半衿の下側に位置する左下衿と、を有し、
    前記右下衿の内縁に対し長さ方向が直交するよう、前記右下衿に縫い付けられた帯状の右外ひもと、
    前記左下衿の内縁と直交する方向に対し、長さ方向が下方に調整角度だけ傾斜するように前記左下衿に縫い付けられた帯状の左外ひもと、を有する、請求項1~3の何れか一項に記載の半襦袢。
  5. 前身頃と背中心を含む後ろ身頃と衿部とを有する半襦袢の製造方法であって、
    前記背中心における、前記衿部の下端から設定長だけ下がった位置に、帯状の一対の隠し紐を対称的に縫い付ける隠し紐形成工程を有し、
    前記隠し紐形成工程では、
    各隠し紐を、それぞれ、前記背中心に直交する方向である直交方向に対し下方に設定角度だけ傾斜させた状態で、前記背中心に縫いつける、半襦袢の製造方法。
  6. 前記隠し紐形成工程では、
    一対の前記隠し紐の元となる帯状の1本の元ひもを用い、
    前記元ひもの真ん中に位置する短手方向に平行な中心線部に隣接し、該中心線部に対し外向きに設定角度だけ傾斜した線対称な2本の直線上に位置する一対の斜線部が合わさるように、一対の前記斜線部の間の部分を折り重ね、合わさった一対の前記斜線部が前記背中心に平行となるように、前記元ひもにおける前記斜線部近傍を前記背中心に縫い付けて、一対の前記隠し紐を形成する、請求項5に記載の半襦袢の製造方法。
  7. 前記隠し紐形成工程では、
    一対の前記隠し紐の元となる帯状の2本の元ひもを用い、
    一方の前記元ひもの端部と他方の前記元ひもの端部とが前記背中心上で重なり、かつ、各元ひもそれぞれの長さ方向が前記直交方向に対し下方に設定角度だけ傾斜するように、一対の前記元ひもを前記背中心に縫い付けて、一対の前記隠し紐を形成する、請求項5に記載の半襦袢の製造方法。
JP2022129138A 2022-08-14 2022-08-14 半襦袢及び半襦袢の製造方法 Active JP7245480B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022129138A JP7245480B1 (ja) 2022-08-14 2022-08-14 半襦袢及び半襦袢の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022129138A JP7245480B1 (ja) 2022-08-14 2022-08-14 半襦袢及び半襦袢の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7245480B1 JP7245480B1 (ja) 2023-03-24
JP2024025836A true JP2024025836A (ja) 2024-02-27

Family

ID=85705729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022129138A Active JP7245480B1 (ja) 2022-08-14 2022-08-14 半襦袢及び半襦袢の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7245480B1 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03115608U (ja) * 1990-03-13 1991-11-29
JPH05106101A (ja) * 1991-10-17 1993-04-27 Toray Ind Inc 和 服
JPH072411U (ja) * 1993-06-16 1995-01-13 東レ株式会社 簡単に着用できる着物
JPH08325803A (ja) * 1995-05-29 1996-12-10 Dorudoru Dorani:Kk 女性用長じゅばん、女性用長着及び女性長着用帯
JPH11131301A (ja) * 1997-10-27 1999-05-18 Nobuko Ishihara 止め具を利用して半襟を掛ける襦袢と襦袢の着崩れ防止
JPH11152601A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Rapoojie:Kk 襦袢とその仕立て方法
JP2001131809A (ja) * 1999-11-01 2001-05-15 Furusato Shokai:Kk きもの
JP2007077553A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Nijiyou Maruhachi:Kk 着物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6137840A (en) 1995-03-31 2000-10-24 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for performing fast power control in a mobile communication system
FR2869032B1 (fr) 2004-04-15 2006-06-02 Commissariat Energie Atomique Procede de preparation de particules d'argile conductrices de protons et materiau comprenant de telles particules

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03115608U (ja) * 1990-03-13 1991-11-29
JPH05106101A (ja) * 1991-10-17 1993-04-27 Toray Ind Inc 和 服
JPH072411U (ja) * 1993-06-16 1995-01-13 東レ株式会社 簡単に着用できる着物
JPH08325803A (ja) * 1995-05-29 1996-12-10 Dorudoru Dorani:Kk 女性用長じゅばん、女性用長着及び女性長着用帯
JPH11131301A (ja) * 1997-10-27 1999-05-18 Nobuko Ishihara 止め具を利用して半襟を掛ける襦袢と襦袢の着崩れ防止
JPH11152601A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Rapoojie:Kk 襦袢とその仕立て方法
JP2001131809A (ja) * 1999-11-01 2001-05-15 Furusato Shokai:Kk きもの
JP2007077553A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Nijiyou Maruhachi:Kk 着物

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
たかはしきもの工房, たかはし式えもん抜きの調整, JPN6022052909, 1 February 2018 (2018-02-01), JP, ISSN: 0004944694 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP7245480B1 (ja) 2023-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03197295A (ja) ウエットスーツ
TWI484922B (zh) 附有褲襠的衣服
JP7211645B2 (ja) 男性用機能性パンツ
TW201726010A (zh) 褲子
JP4734479B1 (ja) ショーツ等の衣料
KR102085445B1 (ko) 전통 겹 배냇저고리, 전통 겹 배냇저고리의 제작 방법 및 이에 의해 제작된 전통 겹 배냇저고리
JP2024025836A (ja) 半襦袢及び半襦袢の製造方法
ITRM960066U1 (it) Pantaloni da avvolgere intorno alla persona che li indossa
KR100919667B1 (ko) 의류용 칼라
JP2000199101A (ja) 男性用下着
JP3176715U (ja) 被服
WO2019058411A1 (ja) 衣服
JP3216529U (ja) マスク
JP7457976B1 (ja) セパレート式着物
JP2923247B2 (ja) トランクス型パンツ
JPH0527444Y2 (ja)
JP4077502B1 (ja) 着物
JP2010144293A (ja) 上衣
TWM539803U (zh) 褲子
JPH0931717A (ja) 被 服
JP2005232611A (ja) 和服
TWM310713U (en) Mask
JP3162252U (ja) 着物
JP3128956U (ja) 足袋
JP3106714U (ja) 下衣

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220814

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7245480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150