JP7243828B2 - 操舵制御方法及び操舵制御装置 - Google Patents

操舵制御方法及び操舵制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7243828B2
JP7243828B2 JP2021528822A JP2021528822A JP7243828B2 JP 7243828 B2 JP7243828 B2 JP 7243828B2 JP 2021528822 A JP2021528822 A JP 2021528822A JP 2021528822 A JP2021528822 A JP 2021528822A JP 7243828 B2 JP7243828 B2 JP 7243828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
reaction force
angle
emergency
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021528822A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020261530A1 (ja
JPWO2020261530A5 (ja
Inventor
拓 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Publication of JPWO2020261530A1 publication Critical patent/JPWO2020261530A1/ja
Publication of JPWO2020261530A5 publication Critical patent/JPWO2020261530A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7243828B2 publication Critical patent/JP7243828B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/008Control of feed-back to the steering input member, e.g. simulating road feel in steer-by-wire applications
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/025Active steering aids, e.g. helping the driver by actively influencing the steering system after environment evaluation
    • B62D15/0265Automatic obstacle avoidance by steering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/002Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits computing target steering angles for front or rear wheels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

本発明は、操舵制御方法及び操舵制御装置に関する。
運転者の操舵操作に応じてステアリングホイールに付与する操舵反力を制御する技術が提案されている。
例えば特許文献1に記載の車両用操舵反力制御装置は、緊急に障害物を回避するための緊急ハンドル操作(緊急操舵操作)が必要であるか否かを判定する緊急ハンドル操作要否判定手段と、緊急ハンドル操作が必要であるとき操舵反力を低減する操舵反力低減手段を備える。
特開2009‐241725号公報
しかしながら、運転者によるステアリングホイールの緊急操舵操作がされる場合に単純に操舵反力を低減すると、緊急操舵操作が不要な場合の操舵反力との差によって運転者に違和感を与えることがある。
本発明は、運転者によるステアリングホイールの緊急操舵操作がされる場合において操舵反力に対する違和感を軽減しながら、ステアリングホイールの操作性を向上することを目的とする。
本発明の一態様による操舵制御方法では、ステアリングホイールの操舵角に応じた第1操舵反力と、ステアリングホイールの操舵角加速度に応じた第2操舵反力とを加算した操舵反力を、ステアリングホイールに付与し、運転者によるステアリングホイールの緊急操舵操作が行われる可能性を判定し、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合には、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しない場合に比べて第2操舵反力を小さくする。
本発明の一態様によれば、運転者によるステアリングホイールの緊急操舵操作がされる場合において操舵反力に対する違和感を軽減しながら、ステアリングホイールの操作性が向上する。
本発明の目的及び利点は、特許請求の範囲に示した要素及びその組合せを用いて具現化され達成される。前述の一般的な記述及び以下の詳細な記述の両方は、単なる例示及び説明であり、特許請求の範囲のように本発明を限定するものでないと解するべきである。
操舵制御装置を搭載した車両の操舵系の一例の概略構成図である。 図1のコントローラの機能構成例を示すブロック図である。 図2の反力制御部の機能構成例を示すブロック図である。 第1操舵反力トルクTr1の一例の説明図である。 実転舵角に対応するピニオン角と実操舵角の一例の説明図である。 図5Aのピニオン角と実操舵角との偏差角速度の説明図である。 図5Aのピニオン角と実操舵角との偏差角加速度の説明図である。 仮想転舵角に対応するピニオン角と実操舵角の一例の説明図である。 図6Aのピニオン角と実操舵角との偏差角速度の説明図である。 図6Aのピニオン角と実操舵角との偏差角加速度の説明図である。 第3操舵反力トルクTr3の一例の説明図である。 実施形態の操舵制御方法の一例のフローチャートである。 第2操舵反力トルクTr2の一例の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1は、本実施形態に係る操舵制御装置を搭載した車両(以下、「自車両」と表記する)の操舵系の一例の概略構成図である。
図1に示すように、自車両は、操舵部31と、転舵部32と、バックアップクラッチ33を備える。また自車両は、コントローラ11と、外部センサ16を備える。
自車両は、バックアップクラッチ33が解放状態になると、運転者の操舵入力を受け付ける操舵部31と、操向輪である左右前輪34FL、34FRを転舵する転舵部32と、が機械的に分離されるステアバイワイヤ(SBW)システムを採用している。以下の説明において左右前輪34FL、34FRを「操向輪34」と表記することがある。
操舵部31は、ステアリングホイール31aと、コラムシャフト31bと、電流センサ31cと、反力アクチュエータ12と、第1駆動回路13と、操舵角センサ19とを備える。
一方で転舵部32は、ピニオンシャフト32aと、ステアリングギア32bと、ラックギア32cと、ステアリングラック32dと、転舵アクチュエータ14と、第2駆動回路15と、転舵角センサ35を備える。
操舵部31のステアリングホイール31aは、反力アクチュエータ12によって反力トルクが付与されると共に、運転者によって付与される操舵トルクの入力を受けて回転する。なお、本明細書においてアクチュエータによってステアリングホイールに付与される反力トルクを「操舵反力トルク」と表記することがある。
コラムシャフト31bは、ステアリングホイール31aと一体に回転する。
一方で転舵部32のステアリングギア32bはラックギア32cと歯合し、ピニオンシャフト32aの回転に応じて操向輪34を転舵する。ステアリングギア32bとして、例えば、ラック・アンド・ピニオン式のステアリングギア等を採用してよい。
バックアップクラッチ33は、コラムシャフト31bとピニオンシャフト32aとの間に設けられる。そして、バックアップクラッチ33は、解放状態になると操舵部31と転舵部32とを機械的に切り離し、締結状態になると操舵部31と転舵部32とを機械的に接続する。
外部センサ16は、自車両の周囲環境、例えば自車両の周囲の物体を検出するセンサである。外部センサ16は、例えばカメラと測距装置を含んでよい。
カメラと測距装置は、自車両の周囲に存在する物体(例えば、他車両、歩行者、車線境界線や車線区分線などの白線、道路上又は道路周辺に設けられた信号機、停止線、標識、建物、電柱、縁石、横断歩道等の地物)、自車両に対する物体の相対位置、自車両と物体との間の相対距離等の自車両の周囲環境を検出する。
カメラは、例えばステレオカメラであってよい。カメラは、単眼カメラであってもよく、単眼カメラにより複数の視点で同一の物体を撮影して、物体までの距離を計算してもよい。また、単眼カメラによる撮像画像から検出された物体の接地位置に基づいて、物体までの距離を計算してもよい。
測距装置は、例えば、レーザレンジファインダ(LRF:Laser Range-Finder)、レーダユニット、レーザスキャナユニットであってよい。
操舵角センサ19は、コラムシャフト回転角、すなわち、ステアリングホイールの実操舵角θs(ハンドル角度)を検出する。
転舵角センサ35は、操向輪34の転舵角(実転舵角)θtを検出する。
コントローラ11は、操向輪の転舵制御とステアリングホイールの反力制御を行う電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)である。本明細書において「反力制御」とは、反力アクチュエータ12等のアクチュエータによりステアリングホイール31aに与える操舵反力トルクの制御をいう。コントローラ11は、プロセッサ20と記憶装置21等の周辺部品とを含む。プロセッサ20は、例えばCPU(Central Processing Unit)、やMPU(Micro-Processing Unit)であってよい。
記憶装置21は、半導体記憶装置、磁気記憶装置及び光学記憶装置を備えてよい。記憶装置21は、レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶装置として使用されるROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリを含んでよい。
なお、汎用の半導体集積回路中に設定される機能的な論理回路でコントローラ11を実現してもよい。例えば、コントローラ11はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)等のプログラマブル・ロジック・デバイス(PLD:Programmable Logic Device)等を有していてもよい。
図2は、コントローラ11の機能構成例を示すブロック図である。コントローラ11は、転舵制御部36と、反力制御部37と、緊急操舵判定部38と、を備える。
転舵制御部36、反力制御部37及び緊急操舵判定部38の機能は、例えばコントローラ11の記憶装置21に格納されたコンピュータプログラムを、プロセッサ20が実行することによって実現されてよい。
転舵制御部36は、ステアリングホイール31aの実操舵角θsに応じて、操向輪34の転舵角の指令値である指令転舵角を決定する。
転舵制御部36は、算出した指令転舵角を第2駆動回路15に出力し、実転舵角θtが指令転舵角となるように転舵アクチュエータ14を駆動する。
図1を参照する。転舵アクチュエータ14は、例えばブラシレスモータ等の電動モータであってよい。転舵アクチュエータ14の出力軸は、減速機を介してラックギア32cと接続される。
転舵アクチュエータ14は、第2駆動回路15から出力される指令電流に応じて、操向輪34を転舵するための転舵トルクをステアリングラック32dに出力する。
転舵角センサ35は、転舵アクチュエータ14の出力軸の回転角を検出し、検出した回転角に基づいて操向輪34の転舵角を検出する。
第2駆動回路15は、サーボ制御により、転舵角センサ35により検出される実際の転舵角と転舵制御部36からの制御信号が示す指令転舵角とが一致するように転舵アクチュエータ14への指令電流を制御する。
図2を参照する。緊急操舵判定部38は、運転者によるステアリングホイール31aの緊急操舵操作が行われる可能性があるか否かを判定する。
以下、運転者によるステアリングホイール31aの緊急操舵操作を単に「緊急操舵操作」と表記することがある。なお、緊急操舵操作とは、車線に沿った走行のような通常走行時の操舵操作とは異なり、車両の進行方向の急な変更を要する際のような急峻な操舵操作を意味し、その一例は、自車両周囲の障害物を回避するための緊急操舵である。
例えば、緊急操舵判定部38は、外部センサ16が検出した周囲環境の情報である周囲環境情報に基づいて緊急操舵操作が行われる可能性があるか否かを判定する。
例えば緊急操舵判定部38は、自車両の周辺の障害物に対するリスクを算出し、算出したリスクが閾値以上の場合に緊急操舵操作が行われる可能性があると判定し、リスクが閾値未満の場合に緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しない。又はリスクが閾値未満の場合に緊急操舵操作が行われる可能性がないと判定する。
例えば緊急操舵判定部38は、上記リスクとして障害物に対する衝突余裕時間(TTC:Time To Collision)を算出してよい。緊急操舵判定部38は、衝突余裕時間TTCが所定値以下である場合にリスクが予め定めた所定の閾値以上であると判定してよい。
また例えば緊急操舵判定部38は、上記リスクとして自車両首位の他車両に対する車間時間(THW:Time-Headway)を算出してよい。緊急操舵判定部38は、車間時間THWが予め定めた所定値以下である場合にリスクが閾値以上であると判定してよい。
あるいは、上述のように衝突余裕時間TTCや車間時間THWに応じて、衝突余裕時間TTCもしくは車間時間THWが短いほど高いリスクを算出し、算出したリスクが予め定めた所定の閾値以上であることを判定しても良い。
更には、自車両進行方向の障害物の位置を検出して、障害物の自車両幅方向に対するラップ量あるいはオフセット量を算出し、衝突余裕時間TTCもしくは車間時間THWが予め定めた所定値以下であって且つ、ラップ量が予め定めた所定値以上あるいはオフセット量が予め定めた所定値以下である場合にリスクが閾値以上であると判定してよい。
緊急操舵判定部38は、緊急操舵操作が行われる可能性があるか否かの判定結果を表す緊急操舵フラグを出力する。
反力制御部37は、操舵角センサ19による実操舵角θsの検出結果と、転舵角センサ35による実転舵角θtの検出結果と、緊急操舵フラグとに応じて、ステアリングホイールへ付与する操舵反力トルク(ステアリングホイール31aへ付与する回転トルクであり、以下では反力トルクとも言う)の指令値である指令反力トルクTrを算出する。
反力制御部37は、指令反力トルクTrを反力アクチュエータ12に発生させる制御信号を第1駆動回路13へ出力し、反力アクチュエータ12を駆動することにより、算出した操舵反力トルクをステアリングホイールへ付与する。
図1を参照する。反力アクチュエータ12は、例えば電動モータであってよい。反力アクチュエータ12は、コラムシャフト31bと同軸上に配置された出力軸を有する。
反力アクチュエータ12は、第1駆動回路13から出力される指令電流に応じて、ステアリングホイール31aに付与する回転トルクをコラムシャフト31bに出力する。回転トルクを付与することによって、ステアリングホイール31aに操舵反力トルクを発生させる。
第1駆動回路13は、電流センサ31cが検出した反力アクチュエータ12の駆動電流から推定される実際の操舵反力トルクと、反力制御部37から出力される制御信号が示す指令反力トルクTrとを一致させるトルクフィードバックにより、反力アクチュエータ12へ出力する指令電流を制御する。あるいは、電流センサ31cが検出した反力アクチュエータ12の駆動電流と指令反力トルクTrに相当する駆動電流とを一致させる電流フィードバックによって、反力アクチュエータ12へ出力する指令電流を制御しても良い。
反力アクチュエータ12と、第1駆動回路13と、コントローラ11は、操舵制御装置を形成する。
次に、反力制御部37により決定される指令反力トルクTr(すなわち操舵反力トルク)について説明する。図3を参照する。
反力制御部37は、第1操舵反力トルク算出部40と、第2操舵反力トルク算出部41と、第3操舵反力トルク算出部42と、加算器43を備える。
第1操舵反力トルク算出部40は、実操舵角θsに応じた第1操舵反力トルクTr1を算出する。
第1操舵反力トルクTr1の一例を図4に示す。第1操舵反力トルク算出部40は、ステアリングホイール31aを中立位置へ戻そうとする方向の反力トルクを第1操舵反力トルクTr1として算出する。第1操舵反力トルクTr1は、ステアリングホイール31aの中立位置と実操舵角θsとの偏差が大きくなるほど増加する。第1操舵反力トルク算出部40は、第1操舵反力トルクTr1を加算器43へ出力する。
図3を参照する。第2操舵反力トルク算出部41は、ステアリングホイール31aの実操舵角θsの操舵角加速度dθs/dtに応じた第2操舵反力トルクTr2を算出する。
さらに、第2操舵反力トルク算出部41は、緊急操舵フラグに基づいて第2操舵反力トルクTr2を制御する。緊急操舵操作が行われる可能性があると緊急操舵判定部38が判定した場合は、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しない場合(又は緊急操舵操作が行われる可能性がないと判定した場合)に比べて第2操舵反力トルクTr2をより小さくする。
ここで、操舵角加速度dθs/dtに応じた第2操舵反力トルクTr2は、運転者がステアリングホイール31aに加える力(操舵トルク)に比例するトルク成分を有する。
したがって、第2操舵反力トルクTr2をより小さくすることにより、緊急操舵操作時に運転者が速く操舵しようとして大きな力(操舵トルク)をステアリングホイール31aに加えた際に、この大きな力に応じて初期に発生する操舵反力を低減することができる。このため、緊急操舵操作が容易になりステアリングホイール31aの操作性が向上する。
図3の実施形態では、第2操舵反力トルク算出部41は、ねじれ反力算出部44と、仮想転舵角算出部45と、疑似ねじれ反力算出部46と、切替部47を備える。図3において切替部を「SW」と表記する。
ねじれ反力算出部44は、実操舵角θsの変化に対する実転舵角θtの変化の遅れに応じて増加するねじれ反力トルクTrtを算出する。
このようなねじれ反力トルクTrtを操舵反力の一成分としてステアリングホイール31aに加えることにより、操向輪34の路面への接地状態のフィードバックを運転者に与えることが可能となる。
ねじれ反力算出部44は、実操舵角θsと操向輪34の実転舵角θtとの差に応じてねじれ反力トルクTrtを算出する。
具体的には、ねじれ反力算出部44は、実転舵角θtに対応するピニオン角(ピニオンシャフト32aの回転角)を算出し、実操舵角θsとピニオン角の角度差に比例するねじれ反力トルクTrtを算出する。
実操舵角θsとピニオン角の角度差は、ステアリングホイール31aに加わる力(トルク)に応じて変化する。このため、ねじれ反力トルクTrtは、ステアリングホイール31aの操舵角加速度dθs/dtが大きいほど大きな反力トルクとなる。
ねじれ反力トルクTrtは、実転舵角θtに応じて変化するため、実操舵角θsが変化してから操向輪34が動き出すまでの無駄時間によって変化する。
また、路面負荷の違いに応じて実転舵角θtの応答遅れ(すなわち実操舵角θsの変化率と実転舵角θtの変化率との差分)が変化すると、ねじれ反力トルクTrtもこれに応じて変化する。
実操舵角θsの変化に対する実転舵角θtの応答速度については、操向輪34の転舵を制御する第2駆動回路15のサーボ制御において応答保証が設けられ、無駄時間と応答遅れとが所定の設計値以下に抑えられた挙動モデルを実現するように操向輪34が駆動される。
運転者がステアリングホイール31aを比較的緩やかに操作している間は、第2駆動回路15によるサーボ制御の応答保証の範囲内で実転舵角θtが変化する。このため無駄時間と応答遅れは所定の設計値以下に抑えられる。
一方で、緊急操舵操作のように急峻な操舵が行われる場合には、サーボ制御の応答保証の範囲内で実転舵角θtが追従できなくなる。この場合には、実操舵角θsが変化してから操向輪34が動き出すまでの無駄時間や応答遅れが大きくなる。このように、ねじれ反力トルクTrtは走行シーンに応じて変化する。
図5Aは、実転舵角θtに対応するピニオン角と実操舵角θsの一例を示す。実線50が実操舵角θsを示し、実線51がピニオン角を示す。
図5B及び図5Cは、図5Aのピニオン角と実操舵角θsとの偏差角速度及び偏差角加速度を示す。
時刻t0にて実操舵角θsが変化した後に時刻t1でピニオン角が変化を開始する。この時刻t0から時刻t1までの期間が無駄時間となる。また、時刻t1から時刻t2までの期間では応答遅れが発生している。急峻な操舵が行われると無駄時間が長くなり応答遅れが増加する。
それに応じて、実操舵角θsと実転舵角θtとの差が大きくなるためにねじれ反力トルクTrtが大きくなる。
そこで、本実施形態では、実転舵角θtに代えて、実操舵角θsに応じて変化する仮想転舵角を算出し、緊急操舵操作が行われる可能性がある場合には、この仮想転舵角と実操舵角θsとの差に応じて第2操舵反力トルクTr2を算出する。
仮想転舵角算出部45は、実操舵角θsに応じて変化する仮想転舵角を算出する。
仮想転舵角算出部45は、急峻な操舵があった場合に、仮想転舵角が、実操舵角θsの変化に対して実転舵角θtより早期に応答するように仮想転舵角を算出する。すなわち、急峻な操舵があった場合、実操舵角θsが変化を開始してから実転舵角θtが変化を開始する遅延時間よりも、実操舵角θsが変化を開始してから仮想転舵角が変化を開始する遅延時間の方が短い。
例えば、仮想転舵角算出部45は、仮想転舵角の無駄時間と応答遅れが、第2駆動回路15によるサーボ制御の応答保証を満たすように(すなわち応答保証で保証されている無駄時間と応答遅れの設計値以下となるように)仮想転舵角を算出する。
疑似ねじれ反力算出部46は、仮想転舵角と実操舵角θsとの差に応じて疑似ねじれ反力トルクTrpを算出する。
具体的には、疑似ねじれ反力算出部46は、仮想転舵角に対応するピニオン角と実操舵角θsの角度差に比例する疑似ねじれ反力トルクTrpを算出する。
このように、疑似ねじれ反力算出部46は、実転舵角θtの代わりに、仮想的に算出した仮想転舵角に基づいて疑似ねじれ反力トルクTrpを算出する。
このため、急峻な操舵があっても、仮想転舵角の無駄時間や応答遅れは変化せずに、比較的小さな値(例えば応答保証の設計値以下の予め定められた値)を保つ。これにより、仮想転舵角に発生する無駄時間や応答遅れが実転舵角θtに発生する無駄時間や応答遅れよりも小さくなるため、疑似ねじれ反力トルクTrpはねじれ反力トルクTrtよりも小さくなる。
図6Aは、仮想転舵角に対応するピニオン角と実操舵角θsの一例を示す。実線50が実操舵角θsを示し、実線52がピニオン角を示す。
図6B及び図6Cは、図6Aのピニオン角と実操舵角θsとの偏差角速度及び偏差角加速度を示す。
仮想転舵角に対応するピニオン角は、実操舵角θsが変化してからピニオン角の変化が開始するまでの無駄時間が、応答保証で設計されている設計値を満たすように小さく設定されている。
また、時刻t0から時刻t3までの期間では実操舵角θsに対するピニオン角の応答遅れ(すなわち実操舵角θsの変化率に対してピニオン角の変化率が小さくなること)が生じているが、その差分は、応答保証で設計されている設計値を満たすように小さく設定されている。
このため、急峻な操舵があっても、実操舵角θsと仮想転舵角との差は小さな値に維持されるので、疑似ねじれ反力トルクTrpは、ねじれ反力トルクTrtより小さくなる。
図3を参照する。切替部47は、緊急操舵フラグに基づいて、緊急操舵操作が行われる可能性があると緊急操舵判定部38が判定した場合に、疑似ねじれ反力トルクTrpを第2操舵反力トルクTr2として加算器43へ出力する。
緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しない場合(又は緊急操舵操作が行われる可能性がないと判定した場合)に、ねじれ反力トルクTrtを第2操舵反力トルクTr2として加算器43へ出力する。
この結果、緊急操舵操作が行われる可能性がある場合に、第2操舵反力トルクTr2をより小さくできる。
第3操舵反力トルク算出部42は、実操舵角θsの操舵角速度dθs/dtに応じた第3操舵反力トルクTr3を算出する。
第3操舵反力トルクTr3の一例を図7に示す。第3操舵反力トルク算出部42は、実操舵角θsが変化する方向と反対の操舵トルクを第3操舵反力トルクTr3として算出する。第3操舵反力トルクTr3は、操舵角速度dθs/dtが大きくなるほど増加する。第3操舵反力トルクTr3をステアリングホイール31aに加えることにより、摩擦成分と粘性成分に対応する操舵反力を付与することができる。第3操舵反力トルク算出部42は、第3操舵反力トルクTr3を加算器43へ出力する。
加算器43は、第1操舵反力トルクTr1と、第2操舵反力トルクTr2と、第3操舵反力トルクTr3を加算して、指令反力トルクTrを算出し、指令反力トルクTrを反力アクチュエータ12に発生させる制御信号を第1駆動回路13へ出力する。
以上の構成により、緊急操舵操作が行われる可能性があると緊急操舵判定部38が判定した場合には、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しない場合(又は緊急操舵操作が行われる可能性がないと判定した場合)に比べて第2操舵反力トルクTr2のみが小さくなる。
このため、緊急操舵操作時に運転者が速く操舵しようとして大きな力をステアリングホイール31aに加えた際に、この大きな力に応じて初期に発生する操舵反力を低減することができる。このため、緊急操舵操作が容易になりステアリングホイール31aの操作性が向上する。
一方で、第1操舵反力トルクTr1と第3操舵反力トルクTr3による適度な操舵反力が残るため、第2操舵反力トルクTr2が小さくなっても操舵反力に対する違和感を軽減することができる。なお、本実施形態においては第1操舵反力トルクTr1と第2操舵反力トルクTr2に対して、操舵角速度dθs/dtに応じた第3操舵反力トルクTr3を加算して指令反力トルクTrとしているが、上述の通り第3操舵反力トルクTr3は摩擦成分や粘性成分に対応する操舵反力であり、第1操舵反力トルクTr1と第2操舵反力トルクTr2に比較して非常に小さい値である。このため、第1操舵反力トルクTr1と第2操舵反力トルクTr2のみを加算した値を指令反力トルクTrとしても良く、第3操舵反力トルクTr3は必ずしも必要としない。但し、より望ましい操舵反力を付与する為には本実施形態に記載の通り、第1操舵反力トルクTr1と第2操舵反力トルクTr2に対して第3操舵反力トルクTr3を加算して指令反力トルクTrとすることが好ましい。
(動作)
次に、図8を参照して実施形態の操舵制御方法の一例を説明する。
ステップS1において第1操舵反力トルク算出部40は、実操舵角θsに応じた第1操舵反力トルクTr1を算出する。
ステップS2において緊急操舵判定部38は、緊急操舵操作が行われる可能性があるか否かを判定する。緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合(ステップS2:)に処理はステップSへ進む。
緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しないか緊急操舵操作が行われる可能性がないと判定した場合(ステップS2:)に処理はステップSへ進む。
ステップS3において第2操舵反力トルク算出部41は、実操舵角θsと実転舵角θtとの差に応じて第2操舵反力トルクT2を算出する。その後に処理はステップS5へ進む。
ステップS4で第2操舵反力トルク算出部41は、実操舵角θsと仮想転舵角との差に応じて第2操舵反力トルクT2を算出する。その後に処理はステップS5へ進む。
ステップS5において第3操舵反力トルク算出部42は、実操舵角θsの操舵角速度dθs/dtに応じた第3操舵反力トルクTr3を算出する。
ステップS6において加算器43は、第1操舵反力トルクTr1と、第2操舵反力トルクTr2と、第3操舵反力トルクTr3を加算して、指令反力トルクTrを算出し、指令反力トルクTrを反力アクチュエータ12に発生させる制御信号を第1駆動回路13へ出力する。第1駆動回路13は、制御信号に応じて反力アクチュエータ12を駆動する。
(実施形態の効果)
(1)反力制御部37、第1駆動回路13及び反力アクチュエータ12は、ステアリングホイール31aの実操舵角θsに応じた第1操舵反力Tr1と、ステアリングホイール31aの操舵角加速度dθs/dtに応じた第2操舵反力Tr2とを加算した操舵反力を、ステアリングホイール31aに付与する。
緊急操舵判定部38は、運転者によるステアリングホイール31aの緊急操舵操作が行われる可能性を判定する。緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合には、反力制御部37は、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しない場合に比べて第2操舵反力Tr2を小さくする。
これにより、緊急操舵操作時に運転者が速く操舵しようとして大きな力をステアリングホイール31aに加えた際に、この大きな力に応じて初期に発生する操舵反力を低減できる。このため、緊急操舵操作が容易になりステアリングホイール31aの操作性が向上する。
一方で、第1操舵反力トルクTr1による適度な操舵反力が残るため、第2操舵反力トルクTr2が小さくなっても操舵反力に対する違和感を軽減することができる。
このため、運転者によるステアリングホイール31aの緊急操舵操作がされる場合において操舵反力に対する違和感を軽減しながら、ステアリングホイール31aの操作性が向上する。
(2)反力制御部37、第1駆動回路13及び反力アクチュエータ12は、ステアリングホイール31aの操舵角速度dθs/dtに応じた第3操舵反力Tr3と、第1操舵反力Tr1と、第2操舵反力Tr2とを加算した操舵反力Trを、ステアリングホイール31aに付与する。
操舵角速度dθs/dtに応じた第3操舵反力Tr3を加えることにより、摩擦成分と粘性成分に対応する操舵反力を付与することができ、操舵反力に対する違和感を軽減することができる。
(3)緊急操舵判定部38は、自車両の周辺の障害物に対するリスクが閾値以上である場合に緊急操舵操作が行われる可能性が有ると判定する。これにより、運転者によるステアリングホイール31aの緊急操舵操作が行われる可能性をより正確に判定できる。
(4)緊急操舵判定部38は、障害物に対する衝突余裕時間が所定値以下である場合にリスクが閾値以上であると判定する。これにより、運転者によるステアリングホイール31aの緊急操舵操作が行われる可能性をより正確に判定できる。
(5)ねじれ反力算出部44は、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しない場合には、操向輪34の実転舵角θtと実操舵角θsとの差に応じて第2操舵反力Tr2を算出する。仮想転舵角算出部45は、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合には、操舵角の変化に対して実転舵角より早期に応答するように設定された仮想転舵角と実操舵角θsとの差に応じて第2操舵反力Tr2を算出する。
これにより、操向輪34の路面への接地状態のフィードバックを第2操舵反力Tr2として運転者に与えることができるとともに、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合には、第2操舵反力Tr2を小さくして緊急操舵操作を容易にし、ステアリングホイール31aの操作性を向上できる。
(変形例)
(1)上記の実施形態において第2操舵反力トルク算出部41は、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合には、疑似ねじれ反力トルクTrpを第2操舵反力トルクTr2として算出した。また、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しない場合(又は緊急操舵操作が行われる可能性がないと判定した場合)に、ねじれ反力トルクTrtを第2操舵反力トルクTr2として算出した。
ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な方法によって第2操舵反力トルクTr2を算出してもよい。
例えば、第2操舵反力トルク算出部41は、図9に示すような特性を有する第2操舵反力トルクTr2を算出してもよい。第2操舵反力トルクTr2は、ステアリングホイール31aの操舵角加速度dθs/dtが大きくなるほど増加する。
第2操舵反力トルク算出部41は、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合に第2操舵反力トルクTr2を0に設定してもよい。これにより、ステアリングホイール31aに加える力(トルク)に比例する反力トルク成分を0にすることができ、ステアリングホイール31aの操作性がより向上する。
また、第2操舵反力トルク算出部41は、緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合に、図9に示す特性線の傾斜を小さくしたり、上限値を設けることによって第2操舵反力トルクTr2を小さくしてもよい。
(2)上記の実施形態において、運転者の操舵入力を受け付ける操舵部31と、操向輪である左右前輪34FL、34FRを転舵する転舵部32と、が機械的に分離されるステアバイワイヤ(SBW)システムを採用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電動パワーステアリング装置を採用する場合にも適用することができる。
ここに記載されている全ての例及び条件的な用語は、読者が、本発明と技術の進展のために発明者により与えられる概念とを理解する際の助けとなるように、教育的な目的を意図したものであり、具体的に記載されている上記の例及び条件、並びに本発明の優位性及び劣等性を示すことに関する本明細書における例の構成に限定されることなく解釈されるべきものである。本発明の実施例は詳細に説明されているが、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であると解すべきである。
11…コントローラ,12…反力アクチュエータ,13…第1駆動回路,14…転舵アクチュエータ,15…第2駆動回路,16…外部センサ,19…操舵角センサ,20…プロセッサ,21…記憶装置,31…操舵部,31a…ステアリングホイール,31b…コラムシャフト,31c…電流センサ,32…転舵部,32a…ピニオンシャフト,32b…ステアリングギア,32c…ラックギア,32d…ステアリングラック,33…バックアップクラッチ,34…操向輪,34FL…左前輪,34FR…右前輪,35…転舵角センサ,36…転舵制御部,37…反力制御部,38…緊急操舵判定部,40…第1操舵反力トルク算出部,41…第2操舵反力トルク算出部,42…第3操舵反力トルク算出部,43…加算器,44…反力算出部,45…仮想転舵角算出部,46…反力算出部,47…切替部

Claims (7)

  1. ステアリングホイールの操舵角に応じた第1操舵反力と、前記ステアリングホイールの操舵角加速度に応じた第2操舵反力とを加算した操舵反力を、前記ステアリングホイールに付与し、
    運転者による前記ステアリングホイールの緊急操舵操作が行われる可能性を判定し、
    前記緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合には、前記緊急操舵操作が行われる可能性が有ると判定しない場合に比べて前記第2操舵反力を小さくする、
    ことを特徴とする操舵制御方法。
  2. 前記緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合には前記第2操舵反力を0にすることを特徴とする請求項1に記載の操舵制御方法。
  3. 前記ステアリングホイールの操舵角速度に応じた第3操舵反力と、前記第1操舵反力と、前記第2操舵反力とを加算した操舵反力を、前記ステアリングホイールに付与することを特徴とする請求項1又は2に記載の操舵制御方法。
  4. 自車両の周辺の障害物に対するリスクが閾値以上である場合に前記緊急操舵操作が行われる可能性が有ると判定することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の操舵制御方法。
  5. 前記障害物に対する衝突余裕時間が所定値以下である場合に前記リスクが閾値以上であると判定することを特徴とする請求項4に記載の操舵制御方法。
  6. 前記緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しない場合には、操向輪の実転舵角と前記操舵角との差に応じて前記第2操舵反力を算出し、
    前記緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合には、前記操舵角の変化に対して前記実転舵角より早期に応答するように設定された仮想転舵角と前記操舵角との差に応じて前記第2操舵反力を算出する、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の操舵制御方法。
  7. ステアリングホイールに操舵反力を付与する反力アクチュエータと、
    前記反力アクチュエータを駆動する駆動回路と、
    前記ステアリングホイールの操舵角に応じた第1操舵反力と前記ステアリングホイールの操舵角加速度に応じた第2操舵反力とを加算した操舵反力を前記反力アクチュエータに発生させる制御信号を、前記駆動回路へ出力するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、運転者による前記ステアリングホイールの緊急操舵操作が行われる可能性を判定し、前記緊急操舵操作が行われる可能性があると判定した場合には、前記緊急操舵操作が行われる可能性があると判定しない場合に比べて前記第2操舵反力を小さくする、ことを特徴とする操舵制御装置。
JP2021528822A 2019-06-28 2019-06-28 操舵制御方法及び操舵制御装置 Active JP7243828B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/025806 WO2020261530A1 (ja) 2019-06-28 2019-06-28 操舵制御方法及び操舵制御装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2020261530A1 JPWO2020261530A1 (ja) 2020-12-30
JPWO2020261530A5 JPWO2020261530A5 (ja) 2022-03-11
JP7243828B2 true JP7243828B2 (ja) 2023-03-22

Family

ID=74060491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021528822A Active JP7243828B2 (ja) 2019-06-28 2019-06-28 操舵制御方法及び操舵制御装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11572096B2 (ja)
EP (1) EP3992059B1 (ja)
JP (1) JP7243828B2 (ja)
CN (1) CN114026011B (ja)
WO (1) WO2020261530A1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000072017A (ja) 1998-09-03 2000-03-07 Koyo Seiko Co Ltd 車両の操舵装置
JP2004306727A (ja) 2003-04-04 2004-11-04 Nissan Motor Co Ltd 車両用操舵制御装置
JP2006315617A (ja) 2005-05-16 2006-11-24 Mitsubishi Motors Corp 車両用操舵制御装置
JP2009101809A (ja) 2007-10-23 2009-05-14 Mazda Motor Corp 車両用運転支援装置
JP2009241725A (ja) 2008-03-31 2009-10-22 Mazda Motor Corp 車両用操舵反力制御装置
JP2010149650A (ja) 2008-12-25 2010-07-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用操舵装置、車両用操舵装置付き車両および車両用操舵方法
JP2010221993A (ja) 2009-02-27 2010-10-07 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置、車両用運転操作補助方法および自動車
JP2010280276A (ja) 2009-06-03 2010-12-16 Nissan Motor Co Ltd 車両の走行制御装置および車両の走行制御方法
JP2013063680A (ja) 2011-09-15 2013-04-11 Jtekt Corp 車両用操舵装置及び荷役車両

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62221966A (ja) * 1986-03-24 1987-09-30 Honda Motor Co Ltd 電動式パワ−ステアリング装置
JP3983324B2 (ja) * 1997-01-09 2007-09-26 富士重工業株式会社 車両の走行レーン逸脱防止装置
JP3956693B2 (ja) * 2001-12-27 2007-08-08 トヨタ自動車株式会社 統合型車両運動制御装置
JP4617946B2 (ja) * 2005-03-22 2011-01-26 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置
JP2010221995A (ja) * 2009-02-27 2010-10-07 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置、車両用運転操作補助方法および自動車
JP5494176B2 (ja) * 2010-04-21 2014-05-14 日産自動車株式会社 車両用操舵装置
KR101687561B1 (ko) * 2010-11-03 2016-12-19 현대모비스 주식회사 파워스티어링 시스템 및 그것의 제어방법
CN104995082B (zh) * 2013-02-19 2016-12-07 丰田自动车株式会社 碰撞避免辅助装置和碰撞避免辅助方法
US10464605B2 (en) * 2016-02-17 2019-11-05 Nsk Ltd. Vehicle steering control device

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000072017A (ja) 1998-09-03 2000-03-07 Koyo Seiko Co Ltd 車両の操舵装置
JP2004306727A (ja) 2003-04-04 2004-11-04 Nissan Motor Co Ltd 車両用操舵制御装置
JP2006315617A (ja) 2005-05-16 2006-11-24 Mitsubishi Motors Corp 車両用操舵制御装置
JP2009101809A (ja) 2007-10-23 2009-05-14 Mazda Motor Corp 車両用運転支援装置
JP2009241725A (ja) 2008-03-31 2009-10-22 Mazda Motor Corp 車両用操舵反力制御装置
JP2010149650A (ja) 2008-12-25 2010-07-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用操舵装置、車両用操舵装置付き車両および車両用操舵方法
JP2010221993A (ja) 2009-02-27 2010-10-07 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置、車両用運転操作補助方法および自動車
JP2010280276A (ja) 2009-06-03 2010-12-16 Nissan Motor Co Ltd 車両の走行制御装置および車両の走行制御方法
JP2013063680A (ja) 2011-09-15 2013-04-11 Jtekt Corp 車両用操舵装置及び荷役車両

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2020261530A1 (ja) 2020-12-30
CN114026011A (zh) 2022-02-08
US11572096B2 (en) 2023-02-07
EP3992059A4 (en) 2022-07-13
WO2020261530A1 (ja) 2020-12-30
US20220227417A1 (en) 2022-07-21
EP3992059A1 (en) 2022-05-04
CN114026011B (zh) 2022-08-23
EP3992059B1 (en) 2023-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7004076B2 (ja) 操舵制御方法及び操舵制御装置
JP7151883B2 (ja) 操舵制御方法及び操舵制御装置
US20150344068A1 (en) In-lane drive assist device
JP6801593B2 (ja) 車両の操舵支援装置および操舵支援制御方法
US10647355B2 (en) Lane deviation prevention control device for vehicle
JP5206170B2 (ja) 車両用操舵制御装置及び方法
JP2018103713A (ja) 車両走行制御装置及び自動運転制御方法
JP2018103732A (ja) 車両走行制御装置及び自動運転制御方法
JP2008044427A (ja) 車両の操舵制御装置
JP7243828B2 (ja) 操舵制御方法及び操舵制御装置
JP5328738B2 (ja) 後側方操舵支援技術
JP4924068B2 (ja) 操舵支援装置
US20220410968A1 (en) Vehicle control system and vehicle control method
WO2016194862A1 (ja) 車両制御装置及び車両制御方法
JP3725455B2 (ja) 車両の操舵制御装置
JP2005162014A (ja) 車線追従装置
JP4606913B2 (ja) 車両の操舵制御装置
JP2023005140A (ja) 車両制御システム及び車両制御方法
JP2024047089A (ja) 運転支援システム
JP2023045162A (ja) 車両の操舵システム
JP2014069680A (ja) 車両

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230220

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7243828

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151