JP7242306B2 - 時計及び時計用モータ制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、時計及び時計用モータ制御方法に関する。
現在では、ステッピングモータにより指針を駆動させる時計が広く使用されている。例えば、このような時計の例として、ロータが通常駆動パルスで回転しない場合、第1補助駆動パルスを出力し、ロータが第1補助駆動パルスで回転しない場合、第2補助駆動パルスを出力する電子時計が特許文献1に開示されている。
特許第3625395号公報
しかし、この電子時計は、ロータの回転負荷が通常運針時よりも大きい場合、通常駆動パルスよりも消費電力が大きな第1駆動パルスや第2駆動パルスを出力するため、消費電力が大きくなってしまうことがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、消費電力を低減することができる時計及び時計用モータ制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る時計は、自身の回転を歯車に伝達して指針を時計周りに回転させるロータの回転負荷が通常運針時よりも大きくなる場合における前記歯車の回転位置である高負荷回転位置を検出する高負荷回転位置検出部と、前記歯車の回転位置が次に前記高負荷回転位置となった場合、前記通常運針時に出力される主駆動信号よりもエネルギーが大きく、前記主駆動信号により前記ロータが回転しなかった場合に出力される補助駆動信号よりもエネルギーが小さな副駆動信号を出力する駆動信号出力部と、を備える。
また、本発明の一態様に係る時計は、前記歯車の回転位置が前記高負荷回転位置となった場合、前記ロータを回転させる磁束を発生させるコイルに出力される誘起電圧に基づいて前記ロータの回転状態を検出する回転検出処理を停止させる回転検出制御部を更に備える。
また、本発明の一態様に係る時計において、前記駆動信号出力部は、基準回転位置と異なる回転位置が前記高負荷回転位置に該当し、かつ、前記基準回転位置が前記高負荷回転位置に該当した場合、前記主駆動信号のエネルギーを上げる。
また、本発明の一態様に係る時計において、前記駆動信号出力部は、基準回転位置と異なる回転位置が前記高負荷回転位置に該当し、かつ、前記基準回転位置が前記高負荷回転位置に該当しなかった場合、前記主駆動信号のエネルギーを維持する。
また、本発明の一態様に係る時計において、前記駆動信号出力部は、前記歯車の回転位置が所定の数を超えて連続して前記高負荷回転位置に該当した場合、前記主駆動信号のエネルギーを上げる。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る時計用モータ制御方法は、自身の回転を歯車に伝達して指針を時計周りに回転させるロータの回転負荷が通常運針時よりも大きくなる場合における前記歯車の回転位置である高負荷回転位置を検出する高負荷回転位置検出ステップと、前記歯車の回転位置が次に前記高負荷回転位置となった場合、前記通常運針時に出力される主駆動信号よりもエネルギーが大きく、前記主駆動信号により前記ロータが回転しなかった場合に出力される補助駆動信号よりもエネルギーが小さな副駆動信号を出力する駆動信号出力ステップと、を含む。
本発明によれば、消費電力を低減することができる。
実施形態に係る時計の構成の一例を示す図である。 実施形態に係るモータ駆動回路及びステッピングモータの一例を示す図である。 実施形態に係る時計が駆動期間及び検出期間及びにおいてトランジスタのゲートに印加する信号の一例を示す図である。 実施形態に係るロータの回転負荷と、ロータの回転挙動と、コイルに誘起される誘起電圧及びそのパターンとの対応関係の一例を示す図である。 実施形態に係る時計が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図1から図4を参照しながら、実施形態に係る時計の一例について説明する。図1は、実施形態に係る時計の構成の一例を示す図である。図1に示すように、時計1は、発振回路101と、分周回路102と、制御回路103と、駆動信号出力回路104と、検出信号出力回路105と、モータ駆動回路106と、ステッピングモータ107と、輪列108と、指針109と、高負荷回転位置検出回路110と、回転状態検出回路111と、回転検出制御回路112とを備える。
発振回路101は、所定の周波数を有する信号を発生させて分周回路102に送信する。分周回路102は、発振回路101から受信した信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生させて制御回路103に送信する。制御回路103は、分周回路102から受信した時計信号等に基づいて、時計1の各部に制御信号を送信し、これらの動作を制御する。
駆動信号出力回路104は、制御回路103から受信した制御信号に基づいて、主駆動信号、補助駆動信号又は副駆動信号を発生させてモータ駆動回路106に出力する。
主駆動信号は、後述するステッピングモータ107のロータ202を1ステップ、すなわち180度正転方向に回転させる目的で通常運針時に出力される信号である。また、主駆動信号は、例えば、櫛歯状又は矩形状の電圧パルスである。なお、ここで言う正転方向は、指針109を時計周りに回転させるために後述するロータ202が回転する方向である。一方、逆転方向は、正転方向と反対の方向である。
補助駆動信号は、後述するステッピングモータ107のロータ202が主駆動信号により正転方向に回転しなかった場合に出力される信号であり、主駆動信号よりもエネルギーが大きな信号である。また、補助駆動信号は、例えば、主駆動信号よりもデューティ比が大きな櫛歯状又は矩形状の電圧パルスである。
副駆動信号は、輪列108を構成している歯車の回転位置が高負荷回転位置となった場合に出力される信号であり、主駆動信号よりもエネルギーが大きく、補助駆動信号よりもエネルギーが小さな信号である。また、副駆動信号は、例えば、主駆動信号よりもデューティ比が大きく、補助駆動信号よりもデューティ比が小さな櫛歯状又は矩形状の電圧パルスである。
また、ここで言う回転位置は、指針109が文字盤に刻まれている各値を示している場合における歯車各々の向きを意味している。輪列108を構成している歯車各々は、一部の歯を他の歯と異なる形状とされている場合や一部の歯に粘性が増加した潤滑油が付着している場合がある。このため、歯車各々の向きが考えられる。また、以下の説明では、他の歯と異なる形状とされている歯が他の歯と噛み合っている場合における回転位置を基準回転位置と呼ぶ。なお、輪列108は、例えば、指針109の一例である秒針が12時の方向を向いている場合における回転位置が基準回転位置となるように設計されている。また、駆動信号出力回路104の詳細については後述する。
検出信号出力回路105は、ロータ202の回転状態を検出する目的及びロータ202の回転負荷を検出する目的でモータ駆動回路106にチョッパ信号を出力する。ロータ202の回転負荷は、指針109の向きにより変動する。ロータ202の回転負荷を変動される要因としては、例えば、輪列108を構成している歯車の歯の噛み合い方、歯の形状、歯の摩耗の程度、歯各々に付着している潤滑油の粘性、指針109の重さ、重力の方向と時計1の向きとの関係、外部磁界の絶対値が挙げられる。なお、検出信号出力回路105の詳細については後述する。
図2は、実施形態に係るモータ駆動回路及びステッピングモータの一例を示す図である。図2に示すように、モータ駆動回路106は、トランジスタTP1と、トランジスタTP2と、トランジスタTP3と、トランジスタTP4と、トランジスタTN1と、トランジスタTN2と、検出抵抗Rs1と、検出抵抗Rs2と、端子ОUT1と、端子ОUT2とを備える。
トランジスタTP1、トランジスタTP2、トランジスタTP3及びトランジスタTP4は、PチャネルのMОSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)であり、ローレベルのゲート信号が印加されているとオンになり、ハイレベルのゲート信号が印加されているとオフになる。また、トランジスタTN1及びトランジスタTN2は、NチャネルのMОSFETであり、ローレベルのゲート信号が印加されているとオフになり、ハイレベルのゲート信号が印加されているとオンになる。なお、ハイレベルの電位は、モータ駆動回路106の電源電圧であるVDDと等しい電位である。また、ローレベルの電位は、0V又は基準電圧であるVSSと等しい電位である。
トランジスタTP1、トランジスタTP2、トランジスタTP3及びトランジスタTP4のソースは、互いに電気的に接続されており、モータ駆動回路106の電源電圧であるVDDが供給される。トランジスタTP3のドレインは、検出抵抗Rs1の一端に電気的に接続されている。また、トランジスタTP1のドレイン、トランジスタTN1のドレイン及び検出抵抗Rs1の他端は、端子ОUT1に電気的に接続されている。トランジスタTP4のドレインは、検出抵抗Rs2の一端に電気的に接続されている。また、トランジスタTP2のドレイン、トランジスタTN2のドレイン及び検出抵抗Rs2の他端は、端子ОUT2に電気的に接続されている。トランジスタTN1及びトランジスタTN2のソースは、互いに電気的に接続されており、0V又は基準電圧であるVSSが供給される。また、端子ОUT1及び端子ОUT2は、図示されていないコンパレータの入力端子に接続されている。さらに、このコンパレータの基準入力端子には、後述する基準電圧Vcompが入力される。
図2に示すように、ステッピングモータ107は、ステータ201と、ロータ202と、ロータ収納用貫通孔203と、内ノッチ204と、内ノッチ205と、外ノッチ206と、外ノッチ207と、磁心208と、コイル209とを備える。
ステータ201は、U字状に湾曲しており、磁性材料で作製されている部材である。ロータ202は、円柱状に形成されており、ステータ201に形成されたロータ収納用貫通孔203に対して回転可能な状態で挿入されている。また、ロータ202は、着磁されているため、N極及びS極を有する。ロータ202は、正転方向に回転することにより輪列108を介して指針109を時計周りに回転させる。
内ノッチ204及び内ノッチ205は、ロータ収納用貫通孔203の壁面に形成された切り欠きであり、ステータ201に対するロータ202の停止位置を決定している。すなわち、例えば、図2に示すように、ロータ202は、コイル209が励磁されていない場合、磁極軸が内ノッチ204と内ノッチ205とを結ぶ線分と直交する位置で静止する。
外ノッチ206及び外ノッチ207は、それぞれ湾曲しているステータ201の外側及び内側に形成されている切り欠きであり、ロータ収納用貫通孔203との間に過飽和部を形成している。ここで、過飽和部は、ロータ202の磁束により磁気飽和せず、コイル209が励磁されたときに磁気飽和して磁気抵抗が大きくなる部分である。
磁心208は、磁性材料で作製されている棒状の部材であり、ステータ210の両端と接合されている。コイル209は、磁心208に巻き付けられており、端子ОUT1に一端が接続されており、端子ОUT2に他端が接続されている。
図3は、実施形態に係る時計が駆動期間及び検出期間においてトランジスタのゲートに印加する信号の一例を示す図である。駆動期間は、ロータ202を正転方向に1ステップ回転させる目的で駆動信号出力回路104が主駆動信号又は副駆動信号を出力する期間である。検出期間は、駆動期間の後に続く期間であり、ロータ202の回転状態を検出する目的及びロータ202の回転負荷を検出する目的で検出信号出力回路105がチョッパ信号を出力する期間である。
例えば、図2に示すように、ロータ202の磁極軸が内ノッチ204と内ノッチ205とを結ぶ線分と直交した状態で静止している場合を考える。この場合、駆動信号出力回路104は、駆動期間において、トランジスタTP1、トランジスタTP2、トランジスタTP3、トランジスタTP4、トランジスタTN1及びトランジスタTN2に対して図3に示したゲート信号を印加する。
これにより、トランジスタTP1は、ローレベルのゲート信号が印加されてオンになる。トランジスタTP3及びトランジスタTP4は、ハイレベルのゲート信号が印加されてオフになる。また、トランジスタTN1は、ローレベルのゲート信号が印加されてオフになる。さらに、トランジスタTP2及びトランジスタTN2は、櫛歯状のゲート信号が印加されてオンとオフとを繰り返す。
このようなトランジスタの動作により、図3に示すように、端子ОUT1の電圧がハイレベルとなり、端子ОUT2に櫛歯状の主駆動信号が出力される。そして、図2に示すように、VDD、トランジスタTP1、端子ОUT1、コイル209、端子ОUT2、トランジスタTN2、VSSの経路で駆動電流が流れ、コイル209に磁束Φが発生する。ロータ202のN極及びS極は、磁束Φによりステータ201に発生したN極及びS極それぞれと反発する。これにより、ロータ202は、N極を図2に示したθ方向に向けている状態からN極をθ方向に向けている状態まで反時計周りに回転する。この回転は、正転方向への1ステップ回転の一例である。
また、駆動信号出力回路104は、ロータ202のN極がθ方向を向いている場合、駆動信号出力回路104は、駆動期間において、トランジスタTP1、トランジスタTP2、トランジスタTP3、トランジスタTP4、トランジスタTN1及びトランジスタTN2に対して次に述べるゲート信号を印加する。
これにより、トランジスタTP2は、ローレベルのゲート信号を受信してオンになる。トランジスタTP3及びトランジスタTP4は、ハイレベルのゲート信号を受信してオフになる。また、トランジスタTN2は、ローレベルのゲート信号を受信してオフになる。さらに、トランジスタTP1及びトランジスタTN1は、櫛歯状のゲート信号を受信してオンとオフとを繰り返す。
このようなトランジスタの動作により、端子ОUT2の電圧がハイレベルとなり、端子ОUT1に櫛歯状の主駆動信号が出力される。そして、VDD、トランジスタTP2、端子ОUT2、コイル209、端子ОUT1、トランジスタTN1、VSSの経路で駆動電流が流れ、コイル209に磁束Φと反対方向の磁束が発生する。ロータ202のN極及びS極は、当該磁束によりステータ201に発生したN極及びS極それぞれと反発する。これにより、ロータ202は、N極を図2に示したθ方向に向けている状態からN極をθ方向に向けている状態まで反時計周りに回転する。この回転は、正転方向への1ステップ回転の一例である。
次に、検出信号出力回路105は、例えば、図3に示した検出期間において、トランジスタTP1、トランジスタTP2、トランジスタTP3、トランジスタTP4、トランジスタTN1及びトランジスタTN2に対して図3に示したゲート信号を印加する。
これにより、トランジスタTP1及びトランジスタTP4は、ローレベルのゲート信号を受信してオンになる。トランジスタTP3は、ハイレベルのゲート信号を受信してオフになる。トランジスタTN1及びトランジスタTN2は、ローレベルのゲート信号を受信してオフになる。そして、トランジスタTP2は、櫛歯状のゲート信号を受信してオンとオフとを繰り返す。
このようなトランジスタの動作により、図3に示すように、端子ОUT1の電圧がハイレベルとなり、ロータ202が回転を続けている間、端子ОUT2にスパイク状の電圧応答が出力される。このスパイク状の電圧応答は、駆動電流と同一の方向に流れる誘起電流をチョッパ信号により増幅して検出することにより得られた応答である。なお、このスパイク状の電圧応答のうちハイレベルよりも高い電圧応答は、電圧の大きさがトランジスタTP2の寄生ダイオードにより一定以下に制限されている。また、チョッパ信号により信号を増幅する処理は、チョッパ増幅と呼ばれる。
輪列108は、ロータ202の回転を指針109に伝達する歯車を少なくとも一つ含む。指針109は、時針、分針、秒針その他の針を含む。
図4は、実施形態に係るロータの回転負荷と、ロータの回転挙動と、コイルに誘起される誘起電圧及びそのパターンとの対応関係の一例を示す図である。以下の説明では、図2及び図4に示した第I象限、第II象限、第III象限及び第IV象限を使用する。第I象限、第II象限、第III象限及び第IV象限は、図2に示したX方向とY方向により区切られており、第II象限と第III象限との境界及び第IV象限と第I象限との境界には、水平磁極が位置している。また、以下の説明では、図4に左から二列目及び三列目に示した期間P1、期間T1、期間T2及び期間T3を使用する。期間P1は、主駆動信号が出力されている期間である。期間T1、期間T2及び期間T3は、チョッパ信号が出力されている期間である。高負荷回転位置検出回路110は、指針109がとり得る向きの全部又は一部について図4を参照しながら説明する処理を実行する。
図4の上から二行目に示すように、ロータ202の回転負荷が通常運針時と同程度である場合、ロータ202は、期間P1の間に、θの方向にN極を向けている状態から第III象限にN極を向けている状態まで正転方向に回転する。次に、ロータ202は、期間T1の間に、第III象限にN極を向けている状態から外ノッチ207の手前にN極を向けている状態まで正転方向に回転して停止する。そして、ロータ202は、期間T2の間に、外ノッチ207の手前にN極を向けている状態から第II象限と第III象限との境界に向かって逆転方向に回転する。
この場合、図4の上から二行目に示すように、期間T1において基準電圧Vcomp以下の誘起電圧が誘起され、期間T2において基準電圧Vcompを超える誘起電圧が誘起され、期間T3において基準電圧Vcomp以下の誘起電圧が誘起される。ただし、この場合、期間T3において基準電圧Vcompを超える誘起電圧が誘起されてもよい。
つまり、この場合、誘起電圧のパターンは、図4の上から二行目の左から四列目に示すように、期間T1で「0」となり、期間T2で「1」となり、期間T3で「‐」となる。図4は、基準電圧Vcomp以下の誘起電圧が誘起される場合を「0」で示し、基準電圧Vcompを超える誘起電圧が誘起される場合を「1」で示し、誘起電圧と基準電圧Vcompとの大小関係を問わない場合を「‐」で示している。高負荷回転位置検出回路110は、図4の上から二行目の左から四列目に示したパターンで誘起電圧が誘起された場合、指針109の現在の向きにおける回転負荷が通常運針時と同程度であると判定し、この判定結果を記憶媒体に格納する。そして、駆動信号出力回路104は、次に指針109が当該向きとなった場合、主駆動信号を出力する。
図4の上から三行目に示すように、ロータ202の回転負荷が通常運針時の回転負荷と比較的小さな回転負荷との和に等しい場合、ロータ202は、期間P1の間に、θの方向にN極を向けている状態から内ノッチ205と水平磁極との間にN極を向けている状態まで正転方向に回転する。次に、ロータ202は、期間T1の間に、内ノッチ205と水平磁極との間にN極を向けている状態から外ノッチ207の手前にN極を向けている状態まで正転方向に回転して停止する。そして、ロータ202は、期間T2の間に、外ノッチ207の手前にN極を向けている状態から第II象限と第III象限との境界に向かって逆転方向に回転する。
この場合、図4の上から三行目に示すように、期間T1において基準電圧Vcompを超える誘起電圧が誘起され、期間T2において基準電圧Vcompを超える誘起電圧が誘起され、期間T3において基準電圧Vcomp以下の誘起電圧が誘起される。ただし、この場合、期間T3において基準電圧Vcompを超える誘起電圧が誘起されてもよい。
つまり、この場合、誘起電圧のパターンは、図4の上から三行目の左から四列目に示すように、期間T1で「1」となり、期間T2で「1」となり、期間T3で「‐」となる。高負荷回転位置検出回路110は、図4の上から三行目の左から四列目に示したパターンで誘起電圧が誘起された場合、指針109の現在の向きにおける回転負荷が通常運針時の回転負荷と比較的小さな回転負荷との和に等しいと判定する。すなわち、高負荷回転位置検出回路110は、指針109の現在の向きにおける歯車の回転位置が高負荷回転位置であると判定する。この判定結果は、記憶媒体に格納される。このように判定される場合の例としては、例えば、基準回転位置となっている場合、一部の歯に粘性が増加した潤滑油が付着している場合が挙げられる。そして、駆動信号出力回路104は、次に指針109が当該向きとなった場合、主駆動信号を出力する代わりに、副駆動信号を出力する。
図4の上から四行目に示すように、ロータ202の回転負荷が通常運針時の回転負荷と比較的大きな回転負荷との和に等しい場合、ロータ202は、期間P1の間に、θの方向にN極を向けている状態から内ノッチ205付近にN極を向けている状態まで正転方向に回転する。次に、ロータ202は、期間T1の間に、内ノッチ205付近にN極を向けている状態から水平磁極と略平行な方向にN極を向けている状態まで正転方向に回転する。その後、ロータ202は、期間T2の間に、水平磁極と略平行な方向にN極を向けている状態から外ノッチ207の手前にN極を向けている状態まで正転方向に回転して停止する。そして、ロータ202は、期間T2の間に、外ノッチ207の手前にN極を向けている状態から第II象限と第III象限との境界に向かって逆転方向に回転する。
この場合、図4の上から四行目に示すように、期間T1において基準電圧Vcompを超える誘起電圧が誘起され、期間T2において基準電圧Vcomp以下の誘起電圧が誘起され、期間T3において基準電圧Vcompを超える誘起電圧が誘起される。ただし、この場合、期間T1において基準電圧Vcomp以下の誘起電圧が誘起されてもよい。
つまり、この場合、誘起電圧のパターンは、図4の上から四行目の左から四列目に示すように、期間T1で「‐」となり、期間T2で「0」となり、期間T3で「1」となる。高負荷回転位置検出回路110は、図4の上から四行目の左から四列目に示したパターンで誘起電圧が誘起された場合、指針109の現在の向きにおける回転負荷が通常運針時の回転負荷と比較的大きな回転負荷との和に等しいと判定する。すなわち、高負荷回転位置検出回路110は、指針109の現在の向きにおける歯車の回転位置が高負荷回転位置であると判定する。この判定結果は、記憶媒体に格納される。このように判定される場合の例としては、例えば、基準回転位置となっている場合、一部の歯に粘性が増加した潤滑油が付着している場合が挙げられる。そして、駆動信号出力回路104は、次に指針109が当該向きとなった場合、主駆動信号を出力する代わりに、副駆動信号を出力する。
図4の上から五行目に示すように、ロータ202の回転負荷が大きく、ロータ202が正転方向に180度回転することができない場合、ロータ202は、期間P1の間に、θの方向にN極を向けている状態から外ノッチ206付近にN極を向けている状態まで正転方向に回転する。次に、ロータ202は、期間T1の間に、外ノッチ206付近にN極を向けている状態から回転速度がゼロになるまで正転方向に回転する。その後、ロータ202は、期間T2の間に、回転速度がゼロとなっている状態からθの方向付近にN極を向けている状態まで逆転方向に回転する。そして、ロータ202は、期間T3の間に、θの方向付近にN極を向けている状態から正転方向に回転する。
この場合、図4の上から五行目に示すように、期間T1において基準電圧Vcompを超える誘起電圧が誘起され、期間T2において基準電圧Vcomp以下の誘起電圧が誘起され、期間T3において基準電圧Vcomp以下の誘起電圧が誘起される。ただし、この場合、期間T1において基準電圧Vcomp以下の誘起電圧が誘起されてもよい。
つまり、この場合、誘起電圧のパターンは、図4の上から五行目の左から四列目に示すように、期間T1で「‐」となり、期間T2で「0」となり、期間T3で「0」となる。高負荷回転位置検出回路110は、図4の上から五行目の左から四列目に示したパターンで誘起電圧が誘起された場合、指針109の現在の向きにおいてロータ202が正転方向に180度回転していないと判定し、この判定結果を記憶媒体に格納する。そして、駆動信号出力回路104は、補助駆動信号を出力し、ロータ202を正転方向に180度回転させる。また、駆動信号出力回路104は、次に指針109が当該向きとなった場合、主駆動信号を出力した後に補助駆動信号を出力する。
また、高負荷回転位置検出回路110は、図4を参照しながら説明した方法により周期的に検出された高負荷回転位置がある場合、この高負荷回転位置を基準回転位置に設定する。また、高負荷回転位置検出回路110は、高負荷回転位置に該当する回転位置が複数あるか否かを判定する。
また、駆動信号出力回路104は、高負荷回転位置検出回路110の判定結果に基づいて主駆動信号のエネルギーの大きさを制御する。具体的には、駆動信号出力回路104は、主駆動信号のデューティ比を変化させることにより主駆動信号のエネルギーの大きさを制御する。例えば、時計1に内蔵されている電池の電圧が高いことにより主駆動信号のエネルギーが大きくなっている場合、ロータ202の回転負荷が多少大きくなっていてもロータ202が正転方向に180度回転してしまうことがある。そこで、このような場合、駆動信号出力回路104は、主駆動信号のデューティ比を低下させ、主駆動信号のエネルギーを小さくする。これにより、ロータ202の回転負荷に応じてコイル209に誘起される誘起電圧が図4に例示したような適切なパターンに分かれるようになるため、高負荷回転位置検出回路110による高精度な回転負荷の検出が可能になる。
また、駆動信号出力回路104は、基準回転位置と異なる回転位置が高負荷回転位置に該当し、かつ、基準回転位置が高負荷回転位置に該当した場合、主駆動信号のエネルギーを上げる。このような場合の例としては、歯車の歯に粘性が増加した潤滑油が付着していることにより、当該歯が他の歯と噛み合った際の回転負荷の大きさが基準回転位置における回転負荷の大きさと同等以下になっている場合が挙げられる。
また、駆動信号出力回路104は、基準回転位置と異なる回転位置が高負荷回転位置に該当し、かつ、基準回転位置が高負荷回転位置に該当しなかった場合、主駆動信号のエネルギーを維持する。このような場合の例としては、歯車の歯に粘性が増加した潤滑油が付着していることにより、当該歯が他の歯と噛み合った際の回転負荷が基準回転位置における回転負荷よりも大きく、基準回転位置における回転負荷が通常運針時と同程度の回転負荷として検出されてしまっている場合が挙げられる。
また、駆動信号出力回路104は、歯車の回転位置が所定の数を超えて連続して高負荷回転位置に該当した場合、主駆動信号のエネルギーを上げる。このような場合の例としては、連続して配置されている歯に粘性が増加した潤滑油が付着していることにより、これらの歯が他の歯と噛み合った際の回転負荷の大きさが基準回転位置における回転負荷の大きさと同等以上となっている場合が挙げられる。
回転状態検出回路111は、チョッパ増幅により得られたスパイク状の電圧応答及び基準電圧Vcompに基づいてロータ202の回転状態を検出する回転検出処理を実行する。
回転検出制御回路112は、歯車の回転位置が高負荷回転位置となった場合、ロータ202を回転させる磁束を発生させるコイル209に出力される誘起電圧に基づいて回転検出処理を停止させる。すなわち、回転検出制御回路112は、指針109の向きが高負荷回転位置検出回路110により記憶媒体に格納された判定結果が示す向きとなった場合、検出信号出力回路105によるチョッパ信号の出力を停止させる。
次に、図5を参照しながら実施形態に係る時計の動作の一例を説明する。図5は、実施形態に係る時計が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS10において、高負荷回転位置検出回路110は、高負荷回転位置を検出する処理を実行し、処理をステップS20に進める。
ステップS20において、高負荷回転位置検出回路110は、基準回転位置と異なる回転位置が高負荷回転位置に該当しているか否かを判定する。高負荷回転位置検出回路110は、基準回転位置と異なる回転位置が高負荷回転位置に該当していると判定した場合(ステップS20:YES)、処理をステップS30に進め、基準回転位置と異なる回転位置が高負荷回転位置に該当していないと判定した場合(ステップS20:NO)、処理をステップS90に進める。
ステップS30において、高負荷回転位置検出回路110は、高負荷回転位置が所定の回数を超えて連続しているか否かを判定する。高負荷回転位置検出回路110は、高負荷回転位置が所定の回数を超えて連続していると判定した場合(ステップS30:YES)、処理をステップS60に進め、高負荷回転位置が所定の回数を超えて連続していないと判定した場合(ステップS30:NO)、処理をステップS40に進める。
ステップS40において、高負荷回転位置検出回路110は、基準回転位置が高負荷回転位置に該当しているか否かを判定する。高負荷回転位置検出回路110は、基準回転位置が高負荷回転位置に該当していると判定した場合(ステップS40:YES)、処理をステップS50に進め、基準回転位置が高負荷回転位置に該当していないと判定した場合(ステップS40:NO)、処理をステップS70に進める。
ステップS50において、高負荷回転位置検出回路110は、周期的に検出された高負荷回転位置を基準回転位置に設定し、処理をステップS60に進める。
ステップS60において、駆動信号出力回路104は、主駆動信号のエネルギーを上げ、処理をステップS10に戻す。
ステップS70において、高負荷回転位置検出回路110は、高負荷回転位置に該当する回転位置が複数あるか否かを判定する。高負荷回転位置検出回路110は、高負荷回転位置に該当する回転位置が複数あると判定した場合(ステップS70:YES)、処理をステップS80に進め、高負荷回転位置に該当する回転位置が複数ないと判定した場合(ステップS70:NO)、処理をステップS10に戻す。
ステップS80において、高負荷回転位置検出回路110は、周期的に検出された高負荷回転位置を基準回転位置に設定し、処理をステップS10に戻す。
ステップS90において、高負荷回転位置検出回路110は、基準回転位置が高負荷回転位置に該当しているか否かを判定する。高負荷回転位置検出回路110は、基準回転位置が高負荷回転位置に該当していると判定した場合(ステップS90:YES)、処理を終了させ、基準回転位置が高負荷回転位置に該当していないと判定した場合(ステップS90:NO)、処理をステップS100に進める。
ステップS100において、駆動信号出力回路104は、主駆動信号のエネルギーを下げ、処理をステップS10に戻す。
以上、実施形態に係る時計1について説明した。時計1は、高負荷回転位置を検出し、歯車の回転位置が高負荷回転位置となった場合、主駆動信号よりもエネルギーが大きく、補助駆動信号よりもエネルギーが小さな副駆動信号を出力する。これにより、時計1は、ロータ202の回転負荷が通常運針時と同程度となる回転位置では主駆動信号を出力し、高負荷回転位置では補助駆動信号の代わりに副駆動信号を出力する。したがって、時計1は、ロータ202を正転方向に回転させ、指針109を時計周りに回転させる際に、エネルギーが大きな駆動信号を必要以上に出力することを回避するため、消費電力を抑制することができる。
また、時計1は、歯車の回転位置が高負荷回転位置となった場合、コイル209に出力される誘起電圧に基づいてロータ202の回転状態を検出する回転検出処理を停止させる。したがって、時計1は、主駆動信号では正転方向に180度回転させることができないことが事前に分かっている高負荷回転位置でチョッパ信号を出力することを回避するため、消費電力を抑制することができる。
また、時計1は、基準回転位置と異なる回転位置が高負荷回転位置に該当し、かつ、基準回転位置が高負荷回転位置に該当した場合、主駆動信号のエネルギーを上げる。したがって、時計1は、基準回転位置と異なり、高負荷回転位置に該当している回転位置の回転負荷が高負荷回転位置の回転負荷よりも小さい場合、図4を参照した方法により、基準回転位置を判別することができる。
また、時計1は、基準回転位置と異なる回転位置が高負荷回転位置に該当し、かつ、基準回転位置が高負荷回転位置に該当しなかった場合、主駆動信号のエネルギーを維持する。したがって、時計1は、時計1に加わった衝撃によりロータ202が正転方向又は逆転方向に回転し、本来の基準回転位置がずれてしまった場合、不必要に主駆動信号のエネルギーを上げず、チョッパ信号を出力して本来の基準回転位置を検出する処理を実行する。つまり、時計1は、不必要に主駆動主駆動信号のエネルギーを上げないため、消費電力を抑制することができる。
また、時計1は、歯車の回転位置が所定の数を超えて連続して高負荷回転位置に該当した場合、主駆動信号のエネルギーを上げる。したがって、時計1は、高負荷回転位置が連続している回転位置でもロータ202を正転方向に180度確実に回転させることができる。
なお、上述した時計1が備える機能の全部又は一部は、プログラムとしてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、このプログラムがコンピュータシステムにより実行されてもよい。コンピュータシステムは、OS、周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置、インターネット等のネットワーク上のサーバ等が備える揮発性メモリ(Random Access Memory:RAM)である。なお、揮発性メモリは、一定時間プログラムを保持する記録媒体の一例である。
また、上述したプログラムは、伝送媒体、例えば、インターネット等のネットワーク、電話回線等の通信回線により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
また、上記プログラムは、上述した機能の全部又は一部を実現するプログラムであってもよい。なお、上述した機能の一部を実現するプログラムは、上述した機能をコンピュータシステムに予め記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるプログラム、いわゆる差分プログラムであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明したが、具体的な構成が上述した実施形態に限られるわけではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更等も含まれる。
1…時計、101…発振回路、102…分周回路、103…制御回路、104…駆動信号出力回路、105…検出信号出力回路、106…モータ駆動回路、107…ステッピングモータ、108…輪列、109…指針、110…高負荷回転位置検出回路、111…回転状態検出回路、112…回転検出制御回路、201…ステータ、202…ロータ、203…ロータ収納用貫通孔、204,205…内ノッチ、206,207…外ノッチ、208…磁心、209…コイル、OUT1,OUT2…端子、Rs1,Rs2…検出抵抗、P1,T1,T2,T3…期間、TN1,TN2,TP1,TP2,TP3,TP4…トランジスタ、Vcomp…基準電圧

Claims (6)

  1. 自身の回転を歯車に伝達して指針を時計周りに回転させるロータの回転負荷が通常運針時よりも大きくなる場合における前記歯車の回転位置である高負荷回転位置を検出する高負荷回転位置検出部と、
    前記歯車の回転位置が次に前記高負荷回転位置となった場合、前記通常運針時に出力される主駆動信号よりもエネルギーが大きく、前記主駆動信号により前記ロータが回転しなかった場合に出力される補助駆動信号よりもエネルギーが小さな副駆動信号を出力する駆動信号出力部と、
    を備える時計。
  2. 前記歯車の回転位置が前記高負荷回転位置となった場合、前記ロータを回転させる磁束を発生させるコイルに出力される誘起電圧に基づいて前記ロータの回転状態を検出する回転検出処理を停止させる回転検出制御部を更に備える、
    請求項1に記載の時計。
  3. 前記駆動信号出力部は、基準回転位置と異なる回転位置が前記高負荷回転位置に該当し、かつ、前記基準回転位置が前記高負荷回転位置に該当した場合、前記主駆動信号のエネルギーを上げる、
    請求項1又は請求項2に記載の時計。
  4. 前記駆動信号出力部は、基準回転位置と異なる回転位置が前記高負荷回転位置に該当し、かつ、前記基準回転位置が前記高負荷回転位置に該当しなかった場合、前記主駆動信号のエネルギーを維持する、
    請求項1又は請求項2に記載の時計。
  5. 前記駆動信号出力部は、前記歯車の回転位置が所定の数を超えて連続して前記高負荷回転位置に該当した場合、前記主駆動信号のエネルギーを上げる、
    請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の時計。
  6. 自身の回転を歯車に伝達して指針を時計周りに回転させるロータの回転負荷が通常運針時よりも大きくなる場合における前記歯車の回転位置である高負荷回転位置を検出する高負荷回転位置検出ステップと、
    前記歯車の回転位置が次に前記高負荷回転位置となった場合、前記通常運針時に出力される主駆動信号よりもエネルギーが大きく、前記主駆動信号により前記ロータが回転しなかった場合に出力される補助駆動信号よりもエネルギーが小さな副駆動信号を出力する駆動信号出力ステップと、
    を含む時計用モータ制御方法。
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