JP6349662B2 - ステッピングモータ及び時計 - Google Patents

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Description

本発明は、ステッピングモータ及び時計に関するものである。
従来、2つのコイルを備え、このコイルに適宜駆動パルスを印加することにより正逆転可能に構成されたステッピングモータが知られている。
例えば、特許文献1には、2極着磁されたロータ(回転体)と、このロータを介して対向配置された第1の磁極及び第2の磁極と、該第1、第2の磁極に対して略直角に設けられた中心磁極と、第1、第2の磁極のいずれか一方の磁極に磁気的に結合する第1のコイルと、中心磁極に磁気的に結合する第2のコイルとを備え、第1のコイルまたは第2のコイルのいずれか一方のコイルに駆動パルスを印加し、該駆動パルスの印加終了後に、他方のコイルに駆動パルスを印加することで正逆回転可能に構成されたステッピングモータが開示されている。
特開2006−262576号公報
しかしながら、2極に着磁されたロータを所定のステップ角で正逆高速回転させるステッピングモータにおいて、励磁用のコイルを2つ備えた場合には、ロータを回転させるために必要な電流が大きくなる。
このため、2つのコイルを備えるステッピングモータは、例えば、時計の秒針、分針、時針等のように常に回転し続けるものを動かすためのモータとしては、消費電流が高くなり過ぎ、不向きであった。
コイルの巻線数を多くすれば消費電流を下げることは容易であるが、2つのコイルの巻線数をともに多くすると、ステッピングモータの実装面積が著しく大きくなる。
これにより、他の部品の実装スペースが制約されて、ステッピングモータを搭載した製品(例えば時計等)の他の機能を損なってしまったり、製品全体が大型化してしまう等の弊害が生じていた。
この点、例えば、時計の秒針、分針、時針等であれば、正転方向(すなわち時計回り)に回転する場合がほとんどである。
このため、ロータを正逆高速回転させるステッピングモータを、時計の秒針、分針、時針等を動かすために用いる場合には、ロータを正転方向(すなわち時計回り)に回転させる場合の消費電流を低く抑えることができれば、ステッピングモータ全体としての消費電流を下げることができる。
しかし、従来は、このような点に着目してロータを正転方向に回転させる場合のみ消費電流を低くするという工夫はなされていなかった。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、2つのコイルを用いてロータを正逆回転可能に構成する場合に、ロータを正転方向に回転させるために必要な消費電流を低く抑えることのできるステッピングモータ及び時計を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係るステッピングモータは、
テータ本体と、
転可能に配置されたロータと、
コアとこのコアに巻線を施すことで形成されたコイルとを備える第1のコイルブロック及び第2のコイルブロックと、
を備え、
前記第1、第2のコイルブロックの前記コイルに順次又は同時に駆動パルスを印加して駆動させることにより、前記ロータを所定のステップ角で正逆自在に回転可能に構成されたステッピングモータであって
記第1のコイルブロックの前記コイルは、前記ロータを正転方向に回転させる際に主として駆動するコイルであって、前記第2のコイルブロックの前記コイルよりも多くの巻線を施すことで形成され
前記ロータを時計回りに回転させる場合、前記第1のコイルブロックの前記コイルに印加する前記駆動パルスの長さの比率が他の駆動パルスに対して大きくなるように前記駆動パルスの印加が制御され
前記ロータを反時計回りに回転させる場合、前記第1のコイルブロックの前記コイルに印加する前記駆動パルスの長さの比率が他の駆動パルスと略同じとなるように前記駆動パルスの印加が制御されることを特徴としている。
本発明によれば、2つのコイルを用いてロータを正逆回転可能に構成する場合に、ロータを正転方向に回転させるために必要な消費電流を低く抑えることで、ステッピングモータ全体としての消費電流を下げることができるという効果を奏する。
第1の実施形態におけるステッピングモータの平面図である。 図1に示すステッピングモータのステータ本体の平面図である。 (a)は、図2に示すa−a線に沿う断面図であり、(b)は、図2に示すb−b線に沿う断面図であり、(c)は、図2に示すc−c線に沿う断面図である。 図1に示すステッピングモータのコイルブロックの平面図である。 図1に示すステッピングモータの第1コイル及び第2コイルに駆動パルスを印加する機構を示す要部ブロック図である。 図1に示すステッピングモータを正転させる場合の磁束の流れを模式的に示した図であり、(a)は、ロータが初期位置にある場合に第1の駆動パルスを印加した状態を示し、(b)は、第2の駆動パルスを印加した状態を示し、(c)は、第3の駆動パルスを印加してロータが初期位置から180度回転した状態を示している。 図1に示すステッピングモータを正転させる場合の磁束の流れを模式的に示した図であり、(a)は、ロータが図6(c)の位置にある場合に第1の駆動パルスを印加した状態を示し、(b)は、第2の駆動パルスを印加した状態を示し、(c)は、第3の駆動パルスを印加してロータが再度初期位置まで回転した状態を示している。 図6(a)から図6(c)の場合に第1コイル及び第2コイルに印加される駆動パルスを示すタイミングチャートである。 図7(a)から図8(c)の場合に第1コイル及び第2コイルに印加される駆動パルスを示すタイミングチャートである。 図1に示すステッピングモータを逆転させる場合の磁束の流れを模式的に示した図であり、(a)は、ロータが初期位置にある場合に第1の駆動パルスを印加した状態を示し、(b)は、第2の駆動パルスを印加した状態を示し、(c)は、第3の駆動パルスを印加してロータが初期位置から180度回転した状態を示している。 図1に示すステッピングモータを逆転させる場合の磁束の流れを模式的に示した図であり、(a)は、ロータが図10(c)の位置にある場合に第1の駆動パルスを印加した状態を示し、(b)は、第2の駆動パルスを印加した状態を示し、(c)は、第3の駆動パルスを印加してロータが再度初期位置まで回転した状態を示している。 図10(a)から図10(c)の場合に第1コイル及び第2コイルに印加される駆動パルスを示すタイミングチャートである。 図11(a)から図11(c)の場合に第1コイル及び第2コイルに印加される駆動パルスを示すタイミングチャートである。 第2の実施形態におけるステッピングモータの平面図である。 (a)は、図14に示すa−a線に沿う断面図であり、(b)は、図14に示すb−b線に沿う断面図であり、(c)は、図14に示すc−c線に沿う断面図である。 実施形態に示したステッピングモータが適用された時計の一例を示す平面図である。
[第1の実施形態]
以下、図1から図13を参照しつつ、本発明に係るステッピングモータの第1の実施形態について説明する。本実施形態に係るステッピングモータは、例えば腕時計の指針を動作させる運針機構や日付機構等を駆動させるために適用される小型のモータであるが、本発明に係るステッピングモータを適用可能な実施形態はこれに限定されるものではない。
図1は、本実施形態におけるステッピングモータの平面図である。
図1に示すように、ステッピングモータ100は、ステータ(Stator;固定子)1と、ロータ(Rotor;回転子)5とを備えている。
ロータ5は、径方向に2極着磁された磁石が図示しない回転支軸に取り付けられたものである。本実施形態では、磁石は円盤状に形成されており、回転支軸は磁石の円中心に取り付けられている。
ロータ5を構成する磁石としては、例えば希土類磁石等(例えば、サマリウムコバルト磁石等)の永久磁石が好適に用いられるが、ロータ5を構成する磁石の種類はこれに限定されない。
ロータ5は、後述するステータ本体10のロータ受容部14に受容され、回転支軸を回転中心として回転可能に配置されている。なお、本実施形態において、ロータ5は、後述する2つのコイル(第1コイル22a,第2コイル22b)に同時又は順次に駆動パルスが印加されることによって、ロータ受容部14内で正転方向(すなわち時計回りの方向)及び逆転方向(すなわち反時計回りの方向)いずれの方向にも所定のステップ角で回転可能となっている。
ロータ5の回転支軸には例えば時計の指針を運針させるための輪列機構を構成する歯車等(図示せず)が連結されており、ロータ5が回転することにより、この歯車等を回転させるようになっている。
本実施形態において、ステータ1は、ステータ本体10と、2つのコイルブロック20とにより構成されている。
図2は、図1に示すステッピングモータ100のステータ本体10の平面図である。
本実施形態において、ステータ本体10は、例えばパーマロイ等の高透磁率材料によって形成されており、第1のヨーク11、第2のヨーク12、第3のヨーク13を備えている。また、これら第1のヨーク11、第2のヨーク12、第3のヨーク13の交点には、ほぼ円形の孔部であるロータ受容部14が形成されている。ロータ受容部14には、ロータ5が回転可能に配置されている。
ロータ受容部14の内周面には、3つの凹部16(凹部16a,16b,16c)が設けられている。凹部16は、ロータ5の静止状態を維持させるステータ側静止部である。
本実施形態では、図1に示すように、ロータ受容部14の内周面であって第1のヨーク11の幅方向のほぼ中央部に凹部16aが形成されている。また、ロータ受容部14にロータ5が配置された際に、ロータ5のいずれかの極の頂点とこの凹部16aとが対向した際に、ロータ5の各極を結ぶ線に直交し、かつロータ5の中心を通る線上(すなわち、ロータ5の磁石の分極位置に対応する位置)に対向する位置にそれぞれ凹部16b及び凹部16cが形成されている。
本実施形態において、ステッピングモータ100は、この凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向している状態において最もインデックストルク(保持トルク)が大きくなるため、駆動パルスが印加されていない非通電状態では、ロータ5は、図1に示すような、凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向している位置で磁気的に安定して停止する。
また、ロータ受容部14の周囲であって、第1のヨーク11、第2のヨーク12、第3のヨーク13がそれぞれ結合する部分は、ステータ本体10の幅が狭くなっており、他の部分と比較して磁気飽和が起き易く磁気抵抗が大きな飽和部17a,17b,17cとなっている。
すなわち、第1のヨーク11と第3のヨーク13との間に飽和部17aが位置し、第1のヨーク11と第2のヨーク12との間に飽和部17bが位置し、第2のヨーク12と第3のヨーク13との間に飽和部17cが位置している。
後述するように、コイルコア21a,21bの一端は、第1のヨーク11、第2のヨーク12、第3のヨーク13と磁気的に連結されている。これにより、コイル22(第1コイル22a、第2コイル22b)に後述する駆動パルス供給回路31から駆動パルスが印加されることによりコイル22から磁束が生ずると、磁束はコイルコア21a,21b及びこれと磁気的に連結されているステータ本体10に沿って流れる。このとき、飽和部17a,17b,17cにおいて磁束が飽和して磁束の通過が妨げられる。これにより、第1のヨーク11、第2のヨーク12、第3のヨーク13は磁気的に分離され、第1のヨーク11、第2のヨーク12、第3のヨーク13のそれぞれに、ロータ受容部14に受容されるロータ5の外周に沿って、第1磁極15a、第2磁極15b、第3磁極15cが現れるようになっている。
3つの磁極15(第1磁極15a、第2磁極15b、第3磁極15c)の極性(S極・N極)は、コイル22の一方又は双方に駆動パルスが印加されることにより適宜切り替えられる。
図1に示すように、本実施形態において、第2のヨーク12の固定端の両側に配置されている飽和部17bと飽和部17cとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度は、第1のヨーク11の固定端の両側に配置されている飽和部17aと飽和部17bとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度及び第3のヨーク13の固定端の両側に配置されている飽和部17aと飽和部17cとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度よりも大きくなっている。
具体的には、飽和部17aと飽和部17bとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度B、及び飽和部17aと飽和部17cとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度Cは、それぞれ90度であるのに対して、飽和部17bと飽和部17cとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度Aは180度となっている。
なお、角度A,角度B,角度Cの大きさはここに例示したものに限定されず、角度Aは120度〜180度の範囲で、角度B及び角度Cは、90度から120度の範囲でそれぞれ適宜設定可能である。
このように、本実施形態では、飽和部17bと飽和部17cとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度Aが、角度B及び角度Cよりも大きくなっていることにより、第2のヨーク12の幅が第1のヨーク11及び第3のヨーク13よりも大きくなっている。
図3(a)は、図2におけるa−a線断面図であり、図3(b)は、図2におけるb−b線断面図であり、図3(c)は、図2におけるc−c線断面図である。
図3(a)から図3(c)に示すように、第1のヨーク11、第2のヨーク12、第3のヨーク13の厚みは同じ(例えば0.4mm)であるが、第1のヨーク11及び第3のヨーク13の幅が1.5mmであるのに対して、第2のヨーク12の幅は3.0mmであり、第1のヨーク11及び第3のヨーク13の幅の2倍となっている。これにより、第2のヨーク12は、第2のヨーク12における磁束の流れに直交する断面の断面積が、第1のヨーク11及び第3のヨーク13における磁束の流れに直交する断面の断面積の2倍となる。
ここで、ステータ本体10は、前述のようにパーマロイ等の高透磁率材料によって形成されているが、より具体的には、例えばパーマロイC(PC)等がステータ本体10の材料として適用される。
パーマロイCは、Ni=45、Fe=Balを材料成分としており、初透磁率60000μi、最大透磁率180000μm、飽和磁束密度0.65Bm(T)、保持力1.2Hc(A/m)、固有抵抗0.55μΩ.m以上である。
後述するコイルコア21もパーマロイ等の高透磁率材料によって形成されているが、コイルコア21を形成する材料としては、より具体的には、例えばパーマロイB(PB)等が適用される。
パーマロイBは、Ni=77〜78、Mo=5、Cu=4、Fe=Balを材料成分としており、初透磁率4500μi、最大透磁率45000μm、飽和磁束密度1.50Bm(T)、保持力12Hc(A/m)、固有抵抗0.45μΩ.m以上である。
このように、コイルコア21に用いられるパーマロイBよりもステータ本体10に用いられるパーマロイCの方が、磁束が飽和しやすい材料となっているため、本実施形態のように、第1コイル22aについて巻線数を多くした場合に、コイルコア21aにおいて磁気飽和を生ずることはないが、ステータ本体10においては、磁気飽和が生ずるおそれがある。
この点、本実施形態では、巻線数の多い第1コイル22aと接続され、第1コイル22aから生じた磁束が流れる第2のヨーク12の幅を、第1のヨーク11及び第3のヨーク13の幅よりも大きくすることにより、磁束の流れに直交する断面の断面積を大きくしているため、第2のヨーク12において十分な磁路を確保することができ、磁気飽和が生ずることを防ぐことができる。
第1のヨーク11、第2のヨーク12、第3のヨーク13の自由端側には、それぞれコイルブロック20のコイルコア21(コイルコア21a,21b)と連結されるためのステータ側連結部18a,18b,18cが設けられている。
本実施形態においてステータ本体10と2つのコイルブロック20とはビス止め固定されることで連結されるようになっており、ステータ側連結部18a,18b,18cは、ステータ本体10とコイルブロック20とをビス止めするためのねじ孔である。
なお、ステータ本体10とコイルブロック20との連結手法は、ステータ本体10とコイルブロック20とを磁気的に連結可能なものであればよく、ビス止めに限定されない。例えば、ステータ側連結部18a,18b,18cと後述するコイル側連結部25a,25b,25cとを溶接固定する手法等であってもよい。
図4は、図1に示すステッピングモータ100のコイルブロック20の平面図である。
ステッピングモータ100は、2つのコイルブロック20(第1コイルブロック20a,第2コイルブロック20b)を備えており、各コイルブロック20は、前述のようにパーマロイ等の高透磁率材料を用いて形成されたコイルコア21(コイルコア21a,21b)と、このコイルコア21に導線を巻回することにより形成されたコイル22(第1コイル22a、第2コイル22b)と、を有している。
コイルコア21a,21bは、連結部23において連結されて一つながりとなっている。なお、コイルコア21a,21bが連結されて一つながりとなっていることは必須ではなく、それぞれが独立した2つのコイルコアに分離されていてもよい。
第1コイルブロック20a(第1のコイルブロック)は、第1のヨーク11と第2のヨーク12とを磁気的に接続するように配置され、第2コイルブロック20b(第2のコイルブロック)は、第1のヨーク11と第3のヨーク13とを磁気的に接続するように配置されている。
すなわち、連結部23と、コイルコア21a,21bの各自由端には、ステータ本体10のステータ側連結部18(18a,18b,18c)と連結されるためのコイル側連結部25(25a,25b,25c)が設けられている。
前述のように、本実施形態においてステータ本体10とコイルブロック20とはビス止め固定されることで連結されるようになっており、コイル側連結部25(25a,25b,25c)は、ステータ本体10とコイルブロック20とをビス止めするためのねじ孔である。
第1コイルブロック20aは、連結部23に設けられたコイル側連結部25aと第1のヨーク11に設けられたステータ側連結部18aとをビス止め固定し、コイルコア21aの自由端に設けられたコイル側連結部25bと第2のヨーク12に設けられたステータ側連結部18bとをビス止め固定することで、第1のヨーク11と第2のヨーク12とを磁気的に接続している。
また、第2コイルブロック20bは、連結部23に設けられたコイル側連結部25aと第1のヨーク11に設けられたステータ側連結部18aとをビス止め固定し、コイルコア21bの自由端に設けられたコイル側連結部25cと第3のヨーク13に設けられたステータ側連結部18cとをビス止め固定することで、第1のヨーク11と第3のヨーク13とを磁気的に接続している。
コイル側連結部25(25a)とステータ側連結部18(18a)とが連結されて固定部30aが構成され、ステータ側連結部18(18b)、コイル側連結部25(25b)が連結されて固定部30bが構成され、ステータ側連結部18(18c)、コイル側連結部25(25c)が連結されて固定部30cが構成されている。
なお、ステッピングモータ100は、このコイル側連結部25(25a,25b,25c)とステータ側連結部18(18a,18b,18c)とを連結させるビス(図示せず)によって、図示しない装置内や基板上等に固定されてもよい。
本実施形態において、第1コイルブロック20aの第1コイル22aは、後述するように、ロータ5を正転方向に回転させる際に主として駆動するコイルである(図8及び図9参照)。
第1コイルブロック20aのコイルコア21aは、コイルコア21bよりも1.5倍から2倍程度長さが長く、コイルコア21bよりも多くの巻線を施すことができるようになっている。
第1コイル22aは、このコイルコア21aに巻線を施すことにより、第2コイル22bよりも1.5倍から2倍程度巻線数の多いコイルとなっている。
なお、コイルコア21a及びコイルコア21bの長さや、第1コイル22a及び第2コイル22bの巻線数はここに例示したものに限定されない。
固定部30bが設けられている第2のヨーク12とコイルコア21aとの連結部分には、基板40が重畳されている。また、固定部30cが設けられている第3のヨーク13とコイルコア21bとの連結部分には、基板50が重畳されている。
基板40上には、第1のコイル端子41及び第2のコイル端子42が実装されている。第1コイル22aの導線端部24は、それぞれ基板40上の第1のコイル端子41、第2のコイル端子42に接続されており、第1コイル22aは、この第1のコイル端子41及び第2のコイル端子42を介して、図5に示すように、駆動パルス供給回路31に接続されている。
同様に、基板50上には、第1のコイル端子51及び第2のコイル端子52が実装されている。第1コイル22bの導線端部24は、それぞれ基板50上の第1のコイル端子51、第2のコイル端子52に接続されており、第2コイル22bは、この第1のコイル端子51及び第2のコイル端子52を介して、図5に示すように、駆動パルス供給回路31に接続されている。
なお、基板40,50には、例えば、各コイルブロック20(第1コイルブロック20a,第2コイルブロック20b)に駆動パルスを印加する駆動パルス供給回路31等、ステッピングモータ100の制御に関わる回路等が実装されていてもよいし、基板40,50とは別に駆動パルス供給回路31等を実装した回路基板を設けてもよい。
駆動パルス供給回路31は、第1コイル22aと第2コイル22bとにそれぞれ個別に駆動パルスを印加して、ロータ5を、180度ずつ回転させるようになっている。
本実施形態において、ステッピングモータ100は、ロータ5のいずれかの極の頂点と凹部16aとが対向し、凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向している状態において最もインデックストルク(保持トルク)が大きくなる。
このため、駆動パルス供給回路31は、ロータ5を回転させるとともに、凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向する磁気的安定位置(ロータ5が磁気的に安定して静止する位置)毎にロータ5が静止するように、第1の駆動パルスP1、第2の駆動パルスP2、第3の駆動パルスP3を連続的に適宜各コイル22(第1コイル22a及び第2コイル22b)に印加する。これにより、駆動パルス供給回路31は、ロータ5を所定のステップ角(本実施形態では180度)で正逆自在に回転させることができるようになっている。
また、従来、3種類の駆動パルス(すなわち、第1の駆動パルスP1、第2の駆動パルスP2、第3の駆動パルスP3)を印加することでロータを180度回転させる場合、各駆動パルスの長さはほぼ等しい長さであることが通例である。
この点、本実施形態における駆動パルス供給回路31は、ロータ5を180度時計回り(すなわち正転方向)に回転させる場合に印加する3つの駆動パルス(すなわち、第1の駆動パルスP1、第2の駆動パルスP2、第3の駆動パルスP3)のうち、巻線数の多い第1コイル22aに印加する駆動パルス(本実施形態では、第2の駆動パルスP2。図8及び図9参照)の長さの比率が他の駆動パルス(本実施形態では、第1の駆動パルスP1、第3の駆動パルスP3)に対して著しく大きくなるように駆動パルスの印加を制御するようになっている。
第1コイル22aは、巻線数が多いため、駆動パルスの長さを長くしても比較的消費電流は少なくてすむ。
さらに、本実施形態において第1コイル22aに印加される第2の駆動パルスP2は、ロータ5を静止位置から正回転にさせる際に最大の回転トルクを発揮する駆動パルスである。このため、他の駆動パルスを長くしたときと比較してロータ5を180度回転させるのに必要な駆動パルスの全長を短くすることができ、この点においても、ロータ5を正回転させるのに必要な消費電流を低下させることができる。
なお、ロータ5を反時計回り(すなわち逆転方向)に回転させる場合には、駆動パルス供給回路31は、3種類の駆動パルス(すなわち、第1の駆動パルスP1、第2の駆動パルスP2、第3の駆動パルスP3)をほぼ同じ長さずつ印加するか、巻線数の多い第1コイル22aに印加する駆動パルスのみ、他の駆動パルスよりも多少長くなるように印加する。本実施形態では、図12及び図13に示すように、第1コイル22aに印加する第1の駆動パルスP1を、他の第2の駆動パルスP1、第3の駆動パルスP3よりも多少長く印加するように制御している。
なお、第1コイル22aに印加する場合と第2コイル22bに印加する場合とで駆動パルスの長さを変えることは必須ではなく、このような制御を行わない構成としてもよい。
次に、本実施形態におけるステッピングモータ100の作用について、図6から図13を参照しつつ説明する。
なお、図6(a)〜図6(c)、図7(a)〜図7(c)、図10(a)〜図10(c)、図11(a)〜図11(c)において、実線矢印はコイル22から発生する磁束の向きを示し、破線矢印は、ステータ1に流れる磁束の流れを示している。
まず、ロータ5を正転(すなわち時計回りの方向に回転)させる場合について、図6から図9を参照しつつ説明する。
図6(a)から図6(c)では、ロータ5のS極が第1磁極15aに最も近接している状態(図1に示す状態)を初期位置(0度位置)とし、当該状態から時計回りにロータが回転する場合について示している。いずれのコイル22にも通電していない非通電状態では、ロータ5のS極と対峙する第1磁極15aがN極となり、凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向した状態でロータ5が静止している。
ロータ5を正転させる場合には、まず、第3磁極15cがS極となり、第1磁極15a及び第2磁極15bがN極となるように、駆動パルス供給回路31が、第2コイル22bのみにプラス方向の駆動パルスを第1の駆動パルスP1(図8に示す「P1」)として印加する。
これにより、図6(a)に示すように第2コイル22bに実線で示す向きの磁束が生じ、第1のヨーク11及び第1コイル22aのコイルコア21aを介して第2のヨーク12に流れて、第1磁極15a及び第2磁極15bがN極となり、第3磁極15cがS極となる。ロータ5のS極は、N極となった第2磁極15bに引きつけられて正転方向に回転を開始する。
次に、第1磁極15a及び第3磁極15cがS極となり、第2磁極15bがN極となるように、駆動パルス供給回路31が、第1コイル22aのみにプラス方向の駆動パルスを第2の駆動パルスP2(図8に示す「P2」)として印加する。なお、第2の駆動パルスP2は、回転を開始したロータ5をさらに大きく回転させるものであり、駆動パルスを印加する時間(長さ)は、駆動パルスP1〜P3を合わせた全体の駆動パルス長さの50%以上100%未満である。
これにより、図6(b)に示すように第1コイル22aに実線で示す向きの磁束が生じ、第2のヨーク12に磁束が流れる。
このとき、図6(b)に示すように、第2のヨーク12には、第1のヨーク及び第3のヨーク13に流れる磁束を加算した磁束が、流れるが、前述のように第2のヨーク12の断面積は第1のヨーク11、第3のヨーク13の断面積のほぼ2倍となっていることから、第2のヨーク12において磁束の飽和を生じず、ほとんどエネルギーのロスを生じない。
この結果、第1磁極15aがS極となり、ロータ5のS極は、S極となった第1磁極15aに反発してさらに大きく正転方向に回転する。
さらに、第2磁極15b及び第3磁極15cがN極となり、第1磁極15aがS極となるように、駆動パルス供給回路31が、第1コイル22a及び第2コイル22bに駆動パルスを第3の駆動パルスP3(図8に示す「P3」)として印加する。このとき、駆動パルス供給回路31は、第1コイル22aにはプラス方向の駆動パルスを印加し、第2コイル22bにはマイナス方向の駆動パルスを印加する。
これにより、図6(c)に示すように第1コイル22a及び第2コイル22bに実線で示す向きの磁束が生じ、第2のヨーク12及び第3のヨーク13に磁束が流れて、第2磁極15b及び第3磁極15cがN極となり、第1磁極15aがS極となる。ロータ5のS極は、N極である第2磁極15b及び第3磁極15cに引きつけられてさらに正転方向に回転し、180度回転すると凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向する磁気的安定位置でロータ5が静止する。
ロータ5が180度回転した位置からさらに180度正転させて、ロータ5を初期位置に戻すためには、まず、第1磁極15a及び第2磁極15bがS極となり、第3磁極15cがN極となるように、駆動パルス供給回路31が、第2コイル22bのみにマイナス方向の駆動パルスを第1の駆動パルスP1(図9に示す「P1」)として印加する。
これにより、図7(a)に示すように第2コイル22bに実線で示す向きの磁束が生じ、第2コイル22bから第3のヨーク13に磁束が流れて、第2磁極15bがS極となる。ロータ5のS極は、S極となった第2磁極15bに反発して正転方向に回転を開始する。
次に、第1磁極15a及び第3磁極15cがN極となり、第2磁極がS極となるように、駆動パルス供給回路31が、第1コイル22aのみにマイナス方向の駆動パルスを第2の駆動パルスP2(図9に示す「P2」)として印加する。なお、この場合における第2の駆動パルスP2も、回転を開始したロータ5をさらに大きく回転させるものであり、駆動パルスを印加する時間(長さ)は、駆動パルスP1〜P3を合わせた全体の駆動パルス長さの50%以上100%未満である。
これにより、図7(b)に示すように第1コイル22aに実線で示す向きの磁束が生じ、第2のヨーク12に磁束が流れる。
このとき、図7(b)に示すように、第2のヨーク12には、第1のヨーク及び第3のヨーク13に流れる磁束を加算した磁束が、流れるが、前述のように第2のヨーク12の断面積は第1のヨーク11、第3のヨーク13の断面積のほぼ2倍となっていることから、第2のヨーク12において磁束の飽和を生じず、ほとんどエネルギーのロスを生じない。
この結果、第1磁極15aがN極となり、ロータ5のN極は、N極となった第1磁極15aに反発してさらに大きく正転方向に回転する。
さらに、第2磁極15b及び第3磁極15cがS極となり、第1磁極がN極となるように、駆動パルス供給回路31が、第1コイル22a及び第2コイル22bに駆動パルスを第3の駆動パルスP3(図9に示す「P3」)として印加する。このとき、駆動パルス供給回路31は、第1コイル22aにはマイナス方向の駆動パルスを印加し、第2コイル22bにはプラス方向の駆動パルスを印加する。
これにより、図7(c)に示すように第1コイル22a及び第2コイル22bに実線で示す向きの磁束が生じ、第2のヨーク12及び第3のヨーク13に磁束が流れて、第3磁極15cがS極となる。ロータ5のN極は、S極である第2磁極15b及び第3磁極15cに引きつけられてさらに正転方向に回転し、図7(a)に示す位置から180度回転すると凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向する磁気的安定位置でロータ5が静止する。
次に、ロータ5を逆転(すなわち反時計回りの方向に回転)させる場合について、図10から図13を参照しつつ説明する。
図10(a)から図10(c)では、ロータ5のN極が第1磁極15aに最も近接している状態を初期位置(180度位置)とし、当該状態から時計回りにロータが回転する場合について示している。いずれのコイル22にも通電していない非通電状態では、ロータ5のN極と対峙する第1磁極15aがS極となり、凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向した状態でロータ5が静止している。
ロータ5を逆転させる場合には、まず、第1磁極15a及び第3磁極15cがS極となり、第2磁極15bがN極となるように、駆動パルス供給回路31が、第1コイル22aのみにプラス方向の駆動パルスを第1の駆動パルスP1(図12に示す「P1」)として印加する。
これにより、図10(a)に示すように第1コイル22aに実線で示す向きの磁束が生じ、第1のヨーク11及び第1コイル22aのコイルコア21aを介して第2のヨーク12に流れる。
このとき、図10(a)に示すように、第2のヨーク12には、第1のヨーク11及び第3のヨーク13に流れる磁束を加算した磁束が、流れるが、前述のように第2のヨーク12の断面積は第1のヨーク11、第3のヨーク13の断面積のほぼ2倍となっていることから、第2のヨーク12において磁束の飽和を生じず、ほとんどエネルギーのロスを生じない。
この結果、第3磁極15cがS極となる。ロータ5のS極は、S極となった第3磁極15cに反発して逆転方向に回転を開始する。
次に、第1磁極15a及び第2磁極15bがN極となり、第3磁極15cがS極となるように、駆動パルス供給回路31が、第2コイル22bのみにプラス方向の駆動パルスを第2の駆動パルスP2(図12に示す「P2」)として印加する。
これにより、図10(b)に示すように第1コイル22aに実線で示す向きの磁束が生じ、第2のヨーク12に磁束が流れて、第1磁極15aがN極となる。ロータ5のN極は、N極である第1磁極15aに反発するとともにS極である第3磁極15cに引きつけられてさらに逆転方向に回転する。
さらに、第2磁極15b及び第3磁極15cがS極となり、第1磁極15aがN極となるように、駆動パルス供給回路31が、第1コイル22a及び第2コイル22bに駆動パルスを第3の駆動パルスP3(図12に示す「P3」)として印加する。このとき、駆動パルス供給回路31は、第1コイル22aにはマイナス方向の駆動パルスを印加し、第2コイル22bにはプラス方向の駆動パルスを印加する。
これにより、図10(c)に示すように第1コイル22a及び第2コイル22bに実線で示す向きの磁束が生じ、第2のヨーク12及び第3のヨーク13に磁束が流れて、第2磁極15bがS極となる。ロータ5のN極は、S極である第2磁極15b及び第3磁極15cに引きつけられてさらに逆転方向に回転し、180度回転すると凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向する磁気的安定位置でロータ5が静止する。
ロータ5が180度回転した位置からさらに180度逆転させて、ロータ5を初期位置に戻すためには、まず、第1磁極15a及び第3磁極15cがN極となり、第2磁極15bがS極となるように、駆動パルス供給回路31が、第1コイル22aのみにプラス方向の駆動パルスを第1の駆動パルスP1(図13に示す「P1」)として印加する。
これにより、図11(a)に示すように第1コイル22aに実線で示す向きの磁束が生じ、第2のヨーク12から第1コイル22aに磁束が流れる。
このとき、図11(a)に示すように、第2のヨーク12には、第1のヨーク11及び第3のヨーク13に流れる磁束を加算した磁束が、流れるが、前述のように第2のヨーク12の断面積は第1のヨーク11、第3のヨーク13の断面積のほぼ2倍となっていることから、第2のヨーク12において磁束の飽和を生じず、ほとんどエネルギーのロスを生じない。
この結果、第3磁極15cがN極となる。ロータ5のN極は、N極となった第3磁極15cに反発して逆転方向に回転を開始する。
次に、第1磁極15a及び第2磁極15bがS極となり、第3磁極15cがN極となるように、駆動パルス供給回路31が、第2コイル22bのみにプラス方向の駆動パルスを第2の駆動パルスP2(図13に示す「P2」)として印加する。
これにより、図11(b)に示すように第1コイル22aに実線で示す向きの磁束が生じ、第2のヨーク12に磁束が流れて、第1磁極15aがS極となる。ロータ5のS極は、S極である第1磁極15aに反発するとともにN極である第3磁極15cに引きつけられてさらに逆転方向に回転する。
さらに、第2磁極15b及び第3磁極15cがN極となり、第1磁極15aがS極となるように、駆動パルス供給回路31が、第1コイル22a及び第2コイル22bに駆動パルスを第3の駆動パルスP3(図13に示す「P3」)として印加する。このとき、駆動パルス供給回路31は、第1コイル22aにはマイナス方向の駆動パルスを印加し、第2コイル22bにはプラス方向の駆動パルスを印加する。
これにより、図11(c)に示すように第1コイル22a及び第2コイル22bに実線で示す向きの磁束が生じ、第2のヨーク12及び第3のヨーク13に磁束が流れて、第2磁極15bがN極となる。ロータ5のS極は、N極である第2磁極15b及び第3磁極15cに引きつけられてさらに逆転方向に回転し、図12(a)に示す位置から180度回転すると凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向する磁気的安定位置でロータ5が静止する。
なお、ロータ5を正転方向に回転させる際に主として駆動する第1コイル22aの巻線幅を4.0mm、他方の第2コイル22bの巻線幅を2.0mmとしたステッピングモータ100により、上記のようにロータ5を正転させた場合とロータ5を逆転させた場合とのシミュレーションを行い、消費電流を計測した結果、正転の場合には、消費電流が1.05μAであり、逆転の場合には、消費電流が2.45μAであるとの結果を得た。
他方、2つのコイルの巻線幅がともに同じ(例えば3.0mm)である従来のステッピングモータについて、同様に、ロータを正転させた場合とロータを逆転させた場合とのシミュレーションを行い、消費電流を計測した結果、正転の場合には、消費電流が1.73μAであり、逆転の場合には、消費電流が1.73μAであるとの結果を得た。
この結果から、本実施形態のように、ロータ5を正転方向に回転させる際に主として駆動する第1コイル22aを第2コイル22bよりも多くの巻線を施すことで形成した場合には、ロータ5を逆転させる際には、従来よりも消費電流が多くなるが、ロータ5を正転させる場合には、従来よりも大きく消費電流を抑えることができることが分かった。
以上のように、本実施形態によれば、ロータ5を正転方向に回転させる際に主として駆動するコイルである、第1コイルブロック20aの第1コイル22aが、他方の第2コイルブロック20bの第2コイル22bよりも多くの巻線を施すことで形成されている。
このため、ロータ5を正転方向に回転させる際の消費電流を大きく減らすことができる。
例えば、時計の指針等を回転させる手段として用いられるステッピングモータ100の場合、ロータ5が正逆回転可能に構成されている場合でも、正転方向に回転させる用途がほとんどである。このため、ロータ5を正転方向に回転させる際の消費電流を抑えることにより、ステッピングモータ100全体としての省電力化を実現することができる。
また、2つのコイルブロック20のうちの一方のみを大きくすれば足りるため、ステッピングモータ100全体を大型化させずにすみ、時計等の装置への実装面積を小さく抑えることができる。これにより、ステッピングモータ100を組み込んだ製品を小型化することができる。
また、本実施形態では、巻線数の多い第1コイル22aに印加する駆動パルス(例えば、本実施形態では、第2の駆動パルスP2。図8及び図9参照)の長さの比率が他の駆動パルス(例えば、本実施形態では、第1の駆動パルスP1、第3の駆動パルスP3)に対して著しく大きくなるように駆動パルスの印加を制御している。第1コイル22aは巻線数が多いため、このように、第1コイル22aに印加する駆動パルスの長さを、第2コイル22bに印加する駆動パルスの長さよりも長くしても、比較的消費電流は少なくてすみ、省電力化を図ることができる。
さらに、ロータ5を正転方向に回転させる場合において第1コイル22aに印加される第2の駆動パルスP2は、ロータ5を静止位置から正回転にさせる際に最大の回転トルクを発揮する駆動パルスである。このため、他の駆動パルスを長くしたときと比較してロータ5を180度回転させるのに必要な駆動パルスの全長を短くすることができ、この点においても、ロータ5を正回転させるのに必要な消費電流を低下させることができ、一層顕著な省電力化を実現することができる。
また、本実施形態では、第1コイル22aが磁気的に結合されている第2のヨーク12における磁束の流れに直交する断面の断面積が第3のヨーク13における磁束の流れに直交する断面の断面積よりも大きく形成されている。
これにより、第2のヨーク12には第1のヨーク11、第3のヨーク13と比較してほぼ2倍の磁路が形成される。このため、巻線数の多い第1コイル22aから多くの磁束が生じ、第1のヨーク11、第3のヨーク13と比較して2倍程度の磁束が第2のヨーク12に流れた場合でも、第2のヨーク12において磁束が飽和しにくく、エネルギーのロスが極力起こりにくい構造となっている。
また、本実施形態では、第2のヨーク12の幅を第3のヨーク13の幅よりも大きくすることにより断面積を大きくしている。このため、ステータ本体10の厚みを一定としつつ断面積を変えることができ、第2のヨーク12の断面積が第3のヨーク13の断面積よりも大きなステッピングモータ100を容易に製造することができる。
[第2の実施の形態]
次に、図14及び図15を参照しつつ、本発明に係るステッピングモータの第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、ステータ本体の構成が第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図14は、本実施形態のステッピングモータの平面図である。
図14に示すように、本実施形態において、ステッピングモータ200は、第1の実施形態と同様に、3つのヨーク(すなわち、第1のヨーク71、第2のヨーク72、第3のヨーク73)を備えるステータ本体70と2つのコイルブロック20(第1コイルブロック20a及び第2コイルブロック20b)とを備えるステータ1と、ステータ本体70のロータ受容部14に回転可能に受容されたロータ5等を備えて構成されている。
本実施形態では、第2のヨーク72の固定端の両側に配置されている飽和部77bと飽和部77cとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度Aと、第1のヨーク71の固定端の両側に配置されている飽和部77aと飽和部77bとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度Bと、第3のヨーク73の固定端の両側に配置されている飽和部77aと飽和部77cとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度Cとは、いずれも等しく120度となっている。
図15(a)は、図14におけるa−a線断面図であり、図15(b)は、図14におけるb−b線断面図であり、図15(c)は、図14におけるc−c線断面図である。
図15(a)から図15(c)に示すように、第1のヨーク71、第2のヨーク72、第3のヨーク73の幅は同じ(例えば1.6mm)であるが、第1のヨーク71及び第3のヨーク73の厚みが0.4mmであるのに対して、第2のヨーク72の厚みは0.8mmであり、第1のヨーク71及び第3のヨーク73の厚みの2倍となっている。これにより、第2のヨーク72は、第2のヨーク72における磁束の流れに直交する断面の断面積が、第1のヨーク71及び第3のヨーク73における磁束の流れに直交する断面の断面積の2倍となる。
なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態におけるステッピングモータ200の作用について、説明する。
第1の実施形態と同様に、ロータ5を正転(すなわち時計回りの方向に回転)させる場合には、まず、駆動パルス供給回路31が、第2コイル22bのみにプラス方向の駆動パルスを印加する(第1の駆動パルスP1)。
次に、第1コイル22aのみにプラス方向の駆動パルスを印加する(第2の駆動パルスP2)。なお、第2の駆動パルスP2を印加する時間(長さ)は、駆動パルスP1〜P3を合わせた全体の駆動パルス長さの50%以上100%未満である。
第1コイル22aへの駆動パルスの印加によって、第2のヨーク72には、第3のヨーク73に磁束が流れる場合と比べてほぼ2倍の磁束が流れるが、第2のヨーク72の断面積は第1のヨーク71、第3のヨーク73の断面積のほぼ2倍となっていることから、第2のヨーク72において磁束の飽和を生じず、ほとんどエネルギーのロスを生じない。
さらに、第1コイル22a及び第2コイル22bに駆動パルスを印加する(第3の駆動パルスP3)。このとき、駆動パルス供給回路31は、第1コイル22aにはプラス方向の駆動パルスを印加し、第2コイル22bにはマイナス方向の駆動パルスを印加する。
これにより、ロータ5は、初期位置から180度正回転し、凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向する磁気的安定位置で静止する。
ロータ5が180度回転した位置からさらに180度正転させて、ロータ5を初期位置に戻すためには、まず、第2コイル22bのみにマイナス方向の駆動パルスを印加する(第1の駆動パルスP1)。
次に、第1コイル22aのみにマイナス方向の駆動パルスを印加する(第2の駆動パルスP2)。なお、第2の駆動パルスP2を印加する時間(長さ)は、駆動パルスP1〜P3を合わせた全体の駆動パルス長さの50%以上100%未満である。
第1コイル22aへの駆動パルスの印加によって、第2のヨーク72には、第3のヨーク73に磁束が流れる場合と比べてほぼ2倍の磁束が流れるが、第2のヨーク72の断面積は第1のヨーク71、第3のヨーク73の断面積のほぼ2倍となっていることから、第2のヨーク72において磁束の飽和を生じず、ほとんどエネルギーのロスを生じない。
さらに、第1コイル22a及び第2コイル22bに駆動パルスを印加する(第3の駆動パルスP3)。このとき、駆動パルス供給回路31は、第1コイル22aにはマイナス方向の駆動パルスを印加し、第2コイル22bにはプラス方向の駆動パルスを印加する。
これにより、ロータ5は、初期位置から180度正回転した位置からさらに180度正回転して初期位置に戻り、凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向する磁気的安定位置で静止する。
次に、ロータ5を逆転(すなわち反時計回りの方向に回転)させる場合には、第1の実施形態と同様に、まず、駆動パルス供給回路31が、第1コイル22aのみにプラス方向の駆動パルスを印加する(第1の駆動パルスP1)。
このとき、第2のヨーク72には、第3のヨーク73に磁束が流れる場合と比べてほぼ2倍の磁束が流れるが、第2のヨーク72の断面積は第1のヨーク71及び第3のヨーク73のほぼ2倍となっていることから、第2のヨーク72において磁束の飽和を生じず、ほとんどエネルギーのロスを生じない。
次に、第2コイル22bのみにプラス方向の駆動パルスを印加する(第2の駆動パルスP2)。
さらに、第1コイル22a及び第2コイル22bに駆動パルスを印加する(第3の駆動パルスP3)。このとき、駆動パルス供給回路31は、第1コイル22aにはマイナス方向の駆動パルスを印加し、第2コイル22bにはプラス方向の駆動パルスを印加する。
これにより、ロータ5は、初期位置から180度逆回転し、凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向する磁気的安定位置で静止する。
ロータ5が180度逆回転した位置からさらに180度逆回転させて、ロータ5を初期位置に戻すためには、まず、第1コイル22aのみにマイナス方向の駆動パルスを印加する(第1の駆動パルスP1)。
このとき、第2のヨーク72には、第3のヨーク73に磁束が流れる場合と比べてほぼ2倍の磁束が流れるが、第2のヨーク72の断面積は第1のヨーク71及び第3のヨーク73のほぼ2倍となっていることから、第2のヨーク72において磁束の飽和を生じず、ほとんどエネルギーのロスを生じない。
次に、第2コイル22bのみにマイナス方向の駆動パルスを印加する(第2の駆動パルスP2)。
さらに、第1コイル22a及び第2コイル22bに駆動パルスを印加する(第3の駆動パルスP3)。このとき、駆動パルス供給回路31は、第1コイル22aにはプラス方向の駆動パルスを印加し、第2コイル22bにはマイナス方向の駆動パルスを印加する。
これにより、ロータ5は、初期位置から180度逆回転した位置からさらに180度逆回転して初期位置に戻り、凹部16b及び凹部16cとロータ5の磁石の分極位置とが対向する磁気的安定位置で静止する。
なお、その他の点については、第1の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得られる他、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態の構成では、第2のヨーク72の厚みを厚くすることで断面積を大きくしており、第2のヨーク72の固定端の両側に配置されている飽和部77bと飽和部77cとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度Aと、第1のヨーク71の固定端の両側に配置されている飽和部77aと飽和部77bとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度Bと、第3のヨーク73の固定端の両側に配置されている飽和部77aと飽和部77cとがロータ受容部14の円中心に対してなす角度Cとは、いずれも等しくなっている。
このため、上面視において従来のステッピングモータと同様の形状とすることができ、従来のステッピングモータを想定したケース等の中に容易に実装することができる。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施形態では、ステータ本体と第1コイルブロック及び第2コイルブロック20とが別体である場合を例示したが、ステータは、ステータ本体、第1コイルブロック及び第2コイルブロックが全て一体的に構成されているものでもよい。この場合には例えばステータ本体と第1コイルブロック及び第2コイルブロックのコイルコアとを一体の部材として形成する。
また、ステータ及びこれを構成するステータ本体、第1コイルブロック、第2コイルブロックの形状・構成等は、上記各実施形態で示したものに限定されず、適宜変形が可能である。
また、上記各実施形態におけるステータ側静止部は、ロータ5の静止状態を維持するための十分なインデックストルク(保持トルク)を得られるものであればよく、その形状等は、各実施形態に例示したものに限定されない。
また、上記各実施形態では、ステッピングモータ100,200が時計の指針の運針機構を駆動させるものである場合を例として説明している。
すなわち、本実施形態のステッピングモータ100,200は、例えば、図16に示すように、アナログ表示部501を備える時計500において、指針502(図16では、時針と分針のみを示している。なお、指針は図示例に限定されない。)を運針させるための運針機構(輪列機構)503を構成する歯車にロータ5の回転支軸51が連結される。これにより、ステッピングモータ100,200のロータ5が回転すると、運針機構503を介して指針502が指針軸504を中心にアナログ表示部501において回転する。
このように、本実施形態のステッピングモータ100,200を時計の運針機構を駆動させるモータとして適用した場合には、2つのコイル22を備える場合でも、ロータ5の回転検出を、簡易かつ正確に行うことができ、ステッピングモータ100,200の高精度の回転制御を行うことができるため、高精度での運針を実現することができる。
なお、ステッピングモータ100,200は、時計の運針機構を駆動させるものに限定されず、各種機器の駆動源として適用することが可能である。
その他、本発明が上記各実施形態に限定されず、適宜変更可能であることはいうまでもない。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
第1のヨーク、第2のヨーク、第3のヨークを備え、前記第1のヨーク、前記第2のヨーク、前記第3のヨークの交点を持つように構成されたステータ本体と、
前記交点に回転可能に配置されたロータと、
コアとこのコアに巻線を施すことで形成されたコイルとを備える第1のコイルブロック及び第2のコイルブロックと、
を備え、
前記第1、第2のコイルブロックの前記コイルに順次又は同時に駆動パルスを印加して駆動させることにより、前記ロータを所定のステップ角で正逆自在に回転可能に構成されたステッピングモータであって、
前記第1のコイルブロックは、前記第1のヨークと前記第2のヨークとを磁気的に接続するように配置され、
前記第2のコイルブロックは、前記第1のヨークと前記第3のヨークとを磁気的に接続するように配置されており、
前記第1のコイルブロックの前記コイルは、前記ロータを正転方向に回転させる際に主として駆動するコイルであって、前記第2のコイルブロックの前記コイルよりも多くの巻線を施すことで形成されているとともに、
前記第2のヨークは、前記第2のヨーク12における磁束の流れに直交する断面の断面積が前記第3のヨークにおける磁束の流れに直交する断面の断面積よりも大きく形成されていることを特徴とするステッピングモータ。
<請求項2>
前記第2のヨークの幅を前記第3のヨークの幅よりも大きくすることにより前記断面積を大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
<請求項3>
前記第1のコイルブロックの前記コイルに印加する駆動パルスの長さを、前記第2のコイルブロックの前記コイルに印加する駆動パルスの長さよりも長くしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のステッピングモータ。
<請求項4>
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のステッピングモータを備えた時計。
1 ステータ
5 ロータ
10 ステータ本体
11 第1のヨーク
12 第2のヨーク
13 第3のヨーク
14 ロータ受容部
15a 第1磁極
15b 第2磁極
15c 第3磁極
16 凹部
20a 第1コイルブロック
20b 第2コイルブロック
21a コイルコア
21b コイルコア
22a 第1コイル
22b 第2コイル
24 導線端部
31 駆動パルス供給回路
100 ステッピングモータ
500 時計

Claims (7)

  1. テータ本体と、
    転可能に配置されたロータと、
    コアとこのコアに巻線を施すことで形成されたコイルとを備える第1のコイルブロック及び第2のコイルブロックと、
    を備え、
    前記第1、第2のコイルブロックの前記コイルに順次又は同時に駆動パルスを印加して駆動させることにより、前記ロータを所定のステップ角で正逆自在に回転可能に構成されたステッピングモータであって
    記第1のコイルブロックの前記コイルは、前記ロータを正転方向に回転させる際に主として駆動するコイルであって、前記第2のコイルブロックの前記コイルよりも多くの巻線を施すことで形成され
    前記ロータを時計回りに回転させる場合、前記第1のコイルブロックの前記コイルに印加する前記駆動パルスの長さの比率が他の駆動パルスに対して大きくなるように前記駆動パルスの印加が制御され
    前記ロータを反時計回りに回転させる場合、前記第1のコイルブロックの前記コイルに印加する前記駆動パルスの長さの比率が他の駆動パルスと略同じとなるように前記駆動パルスの印加が制御されることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 前記ステータ本体は、第1のヨーク、第2のヨーク、第3のヨーク及びそれらの交点を持つように構成され、
    前記第1のコイルブロックは、前記第1のヨークと前記第2のヨークとを磁気的に接続するように配置され、
    前記第2のコイルブロックは、前記第1のヨークと前記第3のヨークとを磁気的に接続するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 前記第2のヨークは、前記第2のヨークにおける磁束の流れに直交する断面の断面積が前記第3のヨークにおける磁束の流れに直交する断面の断面積よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項2に記載のステッピングモータ。
  4. 前記第1のコイルブロックの前記コイルにのみ印加する前記駆動バルスの長さの比率が他の駆動パルスに対して大きくなるように前記駆動パルスの印加が制御されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のステッピングモータ。
  5. 前記第2のヨークの幅を前記第3のヨークの幅よりも大きくすることにより前記断面積を大きくしたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のステッピングモータ。
  6. 前記第1のコイルブロックの前記コイルに印加する駆動パルスの長さを、前記第2のコイルブロックの前記コイルに印加する駆動パルスの長さよりも長くしたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のステッピングモータ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のステッピングモータを備えた時計。
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