JP2006003251A - 磁気エンコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型で高精度な磁気エンコーダを提供する。
【解決手段】 円形状磁気ディスクを備え、その外周面に対向するように2つの磁気センサを配したことにより、2相の情報を得ることが可能な磁気式エンコーダにおいて、ラジアル方向に内外径単極対着磁された一対のクローポール型磁石が略円筒形の磁性材コアの外周部に配置されることにより、円形状磁気ディスクの発生磁束密度及び磁極幅のバラツキを押さえ、且つ、その磁極幅を小さくすることが可能である為、より小型で高精度な磁気エンコーダを構成できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、モータの回転数、回転方向、回転位置等を測定するためのエンコーダに関し、特に、磁気エンコーダにおける円形状磁気ディスクの構成に関する。尚、円形状とは円盤状、円環状及び細かな多角形状をも含む。
近年、電子機器の多機能化や省スペース化に伴い、電子機器内部に設置される部品の小型化・軽量化が望まれている。これは電子機器内部での駆動用モータの回転数、回転方向、回転位置等を測定するエンコーダにおいても例外では無い。
エンコーダは、一般的には、リアクタンス式、光学式、磁気式などが挙げられるが、その小型化を考えた場合、構造的に簡易な磁気式が用いられることが多い。
図1に従来の磁気エンコーダの構造の一例を示す。図において、磁気エンコーダはモータ1のシャフト2に接続され、フェライト磁石、希土類ボンド磁石等からなり、外周面にラジアル方向に複数極着磁された円盤状磁気ディスク3を備え、前記円盤状磁気ディスク3の外周面に対向するようにA相、B相の2相分の情報を得るための2つの磁気センサー4を配した構造である。前記円盤状磁気ディスク3の回転に伴う磁極の変化に合わせて、磁気センサー4の出力電圧が変化し、これをコンパレータを介して、電気的な矩形波信号を得ている。以上から、A相、B相の2相分の信号情報より、シャフト2の回転数、回転方向を認識することができる。
このような円形状磁気ディスクをラジアル方向に複数極着磁する従来方法としては、例えば、図2、3、4のような着磁方法が挙げられる。
図2に示す着磁方法は、軸芯に向けて突出する、複数箇所の鉄芯5を備える円環状の着磁ヨーク7を用いる構造で、前記複数箇所の鉄芯5には、図示のとおり、コイル8が巻回され、それぞれが巻方向を変えて、磁極が交互に発現するように結線される。そして着磁の際、例えば矢印10の方向へパルス電流を流すことにより、前記複数箇所の鉄芯5の先端部には交互に磁極が現われる。このとき、円盤状磁気ディスク6の中心部には着磁ヨーク用磁性材コア9が形成されているため、発生する磁束は、矢印11のように前記円盤状磁気ディスク6の中心部に引き付けられる。よって前記円盤状磁気ディスク6のより中央部付近まで着磁が可能となる。尚、矢印11は一対の鉄芯のみしか図示されていないが、他の鉄芯においても同様に磁束が発生する。
また、図3に示す別の着磁方法は、円環状磁気ディスク12を一定の角速度で回転させながら、この回転に同期させてコイル13にパルス電流を交番し、前記円環状磁気ディスク12の外周面に複数箇所のN極及びS極を交互に着磁するものである(特許文献1)。 また同様に、図4に示すような従来の回転着磁方法では、ヘッド16a、16bからなる2極ヘッドが用いられており、2極ヘッドのコイル15に電流を流すと接続されていない2端から磁界が発生し、係る磁界により円環状磁気ディスク14が着磁される。(特許文献2)
特開平09−014903 P.2 特開2003−059718 P.2
しかしながら、エンコーダの小径化に伴い、磁気ディスク外径も小さくなる。このとき、磁極幅が0.7〜1mmを下回ると、図2に示すような円環状の着磁ヨークの作製は困難となる。これは、鉄芯のピッチが狭くなり、着磁ヨークにおける巻回するコイルスペースが極端に低減し、発生磁界が減少するためである。特に、保磁力の高い希土類ボンド磁石の場合、飽和着磁させるために必要となる十分な発生磁界を有する着磁ヨークが作製できず、小径磁気ディスクの多極化が困難であった。
一方、図3、4に示すような磁気ヘッド構造による書き込み方法では、磁極幅の低減は可能であるが、前出の着磁ヨークを用いた場合に比較すると、概して、発生磁界が小さいため、やはり飽和着磁が困難であった。
また、未飽和着磁にて使用する場合もあるが、その場合、発生磁束密度が小さいことはもちろん、磁極毎の発生磁束密度、磁極幅のバラツキが大きくなるという欠点を有していた。
さらに、また、従来型の磁気ディスクの場合、N極とS極の間に未着磁領域が存在するため、多極着磁に不利であり、また、磁極幅のバラツキが大きくなるという欠点を有していた。
したがって、本発明は、上記の製造上の問題点を解決し、小径化が可能で、磁極幅のバラツキを低減し、各磁極毎の発生磁束密度が十分で、且つ、そのバラツキも低減することのできる磁気エンコーダを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明では、円形状磁気ディスクを備え、その磁気ディスクの外周面に対向するように2つの磁気センサーを配することにより、2相の情報を得ることが可能な磁気式エンコーダ構造において、円形状磁気ディスクが、個々に着磁されて組み合わされた一対のクローポール(磁極歯)型磁石を略円筒形の磁性材コアの外周部に組み込んで配置した一体構造であることを特徴とした磁気エンコーダとしている。
請求項2記載の発明では、前記磁気エンコーダにおいて、クローポール型磁石はラジアル方向に単極対着磁されていることを特徴とする請求項1記載の磁気エンコーダとしている。
請求項3記載の発明では、前記磁気エンコーダにおいて、組み合わされる一対のクローポール型磁石の一方の外周面がN極となるように、またもう一方の外周面はS極となるように着磁されていることを特徴とする請求項1乃至2記載の磁気エンコーダとしている。
請求項4記載の発明では、前記磁気エンコーダにおいて、円形状磁気ディスクのクローポール型磁石が希土類ボンド磁石であることを特徴とする請求項1乃至3記載の磁気エンコーダとしている。
本発明の磁気エンコーダでは、請求項1に示すように、前記円形状磁気ディスクが前記クローポール型磁石から構成されることにより、外周面の磁極幅を、歯幅の機械的精度にて制御可能となり、磁極幅の高精度化、及びバラツキの低減が可能となる。更に、前記磁性材コアがバックヨークとなり、発生する磁束を効果的に利用することが可能となる。
本発明の磁気エンコーダでは、請求項2に示すように、ホールIC等の磁気センサーを、前記円形状磁気ディスクの外周部に非接触にて配置するため、前記クローポール型磁石をラジアル方向に着磁する必要がある。また、内外径単極対着磁のため、着磁ヨーク構造が簡易となり、十分なコイルスペースが確保できるため、磁極幅が0.7mm〜1mm未満であっても、飽和着磁が可能となる。
本発明の磁気エンコーダでは、請求項3に示すように、組み合わされる一対のクローポール型磁石の外周面が、それぞれN極、S極と着磁されているため、円形状磁気ディスクの外周面にN極とS極を交互に形成できる。
本発明の磁気エンコーダでは、請求項4に示すように、クローポール型磁石に、フェライト磁石より保磁力の高い希土類ボンド磁石を用いることにより、熱や外部磁界等による減磁を抑制でき、信頼性の高い円形状磁気ディスクを構成することが可能となる。
以上より、本発明の磁気エンコーダでは、円形状磁気ディスクの磁極幅が、組み合わされるクローポール型磁石の歯の幾何学的形状にて決定するため、その磁極幅のバラツキを著しく低減でき、エンコーダ信号のデューティーの安定化が図れる。
また、その着磁方法、すなわち内外径単極対着磁により、発生磁束密度の向上と磁極毎の発生磁束密度のバラツキの抑制が可能である。
図5は本発明の磁気エンコーダの実施の形態である。円形状磁気ディスク20は、クローポール(磁極歯)型磁石18、19と、磁気ディスク用磁性材コア17から構成される。前記クローポール型磁石18、19は希土類ボンド磁石で形成され、一方のクローポール型磁石18の外周面をN極、内周面をS極となるようにラジアル方向着磁を行い、もう一方のクローポール型磁石19は、外周面をS極、内周面をN極となるようにラジアル方向着磁を行う。
そして、図6に示すように、前記磁気ディスク用磁性材コア17の外周面に前記クローポール型磁石18、19を組み合わせる。この前記円形状磁気ディスク20は一対のクローポール型磁石18、19が互いに逆極となるように着磁されているため、組み合わされた前記円形状磁気ディスク20の外周面にN極とS極とが交互に形成される。
本発明においては、このクローポール型磁石18、19は射出成形等により容易に形成でき、図7に示すような着磁ヨーク21を用いてラジアル方向の着磁を行うことができる。前記着磁ヨーク21は、図示のとおり、略円柱体であるが、内部に溝22を有し、断面図では略E字型をしており、巻芯となる中央柱部にコイル23を巻回する構造となっている。これにより、前記溝22の容積を大きくすれば、巻回する前記コイル23の線径を大きくすることができ、且つ、その巻回数も多くすることができるため、飽和着磁に必要な発生磁界を十分に得ることができる。
この前記着磁ヨーク21の溝上部24にクローポール型磁石18、または19のそれぞれを挿入することで、内外径単極対着磁が可能となる。このとき、図7(b)のように、クローポール型磁石18を前記着磁ヨーク21に挿入し、コイル23に矢印25の方向にパルス電流を流すことにより、矢印26の方向に磁路が形成され、クローポール型磁石18の外周面がN極となり、内周面がS極となるように着磁される。また、クローポール型磁石19ではコイル23に矢印25とは逆方向にパルス電流を流すことにより、磁路も逆方向に形成され、クローポール型磁石19の外周面がS極となり、内周面がN極となるように着磁される(図示せず)。
前記クローポール型磁石18、または、19は、着磁ヨーク21を用いて内外径単極対着磁を施す際に、コイル23に流すパルス電流の向きを変えることにより、外周面が互いに逆極となるように選択して着磁することが可能である。
このように、互いに対向する着磁方向で着磁された前記クローポール型磁石18と19を組み合わせることにより、円形状磁気ディスク20の外周面にN極とS極を交互に高精度に形成できる。
このように、前記磁気ディスク用磁性材コア17と前記クローポール型磁石18、19を組み合わせ、前記円形状磁気ディスク20を構成することにより、磁極幅を前記クローポール型磁石18と19の歯幅の機械的精度に依存した精密な設定が可能となる。
本発明は、磁気エンコーダにおいて、円周方向にN極、S極が一定のピッチでラジアル方向着磁された円形状磁気ディスクに、クローポール型磁気ディスク構造を採用することによって、発生磁束密度が十分で、そのバラツキが減少され、また磁極幅のバラツキも低減できる磁気ディスクを構成することが可能となる。これにより、小型で、且つ高精度な磁気エンコーダを有する小型モータ等に利用可能である。
従来の磁気式エンコーダの構造の一例である。 第一の従来の着磁方法を示す模式図である。 第二の従来の着磁方法を示す模式図である。 第三の従来の着磁方法を示す模式図である。 本発明の円形状磁気ディスクの分解斜視図である。 本発明の円形状磁気ディスクの合体斜視図である。 (a)本発明における着磁ヨークの斜視図である。(b)図7(a)A−A断面図である。
符号の説明
1 モータ
2 シャフト
3,6 円盤状磁気ディスク
4 磁気センサー
5 鉄芯
7,21 着磁ヨーク
8,13,15,23 コイル
9 着磁ヨーク用磁性材コア
12、14 円環状磁気ディスク
16a,16b ヘッド
17 磁気ディスク用磁性材コア
18,19 クローポール型磁石
20 円形状磁気ディスク
22 溝
24 溝上部
10,25 電流の向き
11,26 磁路の向き

Claims (4)

  1. 円形状磁気ディスクを備え、その磁気ディスクの外周面に対向するように2つの磁気センサーを配することにより、2相の情報を得ることが可能な磁気式エンコーダ構造において、
    円形状磁気ディスクが、個々に着磁されて組み合わされた一対のクローポール型磁石を略円筒形の磁性材コアの外周部に組み込んで配置した一体構造であることを特徴とした磁気エンコーダ。
  2. 前記磁気エンコーダにおいて、
    クローポール型磁石はラジアル方向に単極対着磁されていることを特徴とする請求項1記載の磁気エンコーダ。
  3. 前記磁気エンコーダにおいて、
    組み合わされる一対のクローポール型磁石の一方の外周面はN極となるように、またもう一方の外周面はS極となるように着磁されていることを特徴とする請求項1乃至2記載の磁気エンコーダ。
  4. 前記磁気エンコーダにおいて、
    円形状磁気ディスクのクローポール型磁石が希土類ボンド磁石であることを特徴とする請求項1乃至3記載の磁気エンコーダ。
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JP2013099106A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Asmo Co Ltd ロータ及びモータ
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US9273691B2 (en) 2011-10-31 2016-03-01 Asmo, Co., Ltd. Rotor and motor

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