JPH0429529Y2 - - Google Patents

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JPH0429529Y2
JPH0429529Y2 JP1985042343U JP4234385U JPH0429529Y2 JP H0429529 Y2 JPH0429529 Y2 JP H0429529Y2 JP 1985042343 U JP1985042343 U JP 1985042343U JP 4234385 U JP4234385 U JP 4234385U JP H0429529 Y2 JPH0429529 Y2 JP H0429529Y2
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JP
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core
inner core
magnetization
magnetizer
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、磁性材料に対して着磁角度を任意
に、かつ高精度に着磁させることができるラジア
ル方向着磁器に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、種々の新しい機械装置、電気および電子
機器の開発に伴ない、コギングが少なく、かつ大
きなトルクを有する高品位の小型モータが強く望
まれるようになつた。
コギング対策としてはコアレスモータ等が使用
されていたが、コアレスモータは十分に大きいト
ルクが得られず、大きいトルクを得るためには大
型化を免れ得なかつた。
一方、第3図に示すような突極を有するモータ
(以下単にモータと略称する)が大きなトルクを
得るために使用されている。すなわち、第3図に
おいて、1はコアで、突極2を有している。な
お、巻線は省略してある。3は磁極で、リング状
永久磁石からなりラジアル方向に着磁されてお
り、しかも円周方向に沿つてN極、S極が交互に
形成されている。4は磁器ヨークである。そし
て、コア1側から磁器ヨーク4側の一方がステー
タとなり、他方がロータとなるが、第3図の場合
はコア1がステータ、磁器ヨーク4がロータとな
つているアウターロータ型モータである。
なお、磁極3のN極、S極は、磁極3の内周側
に現れる極性を示したもので、以下の説明におい
ても同様である。
このように、リング状の磁極3に対してラジア
ル方向に着磁させ、かつ円周方向に交互に多極着
磁させるためにはラジアル方向着磁器が使用され
ている。
第4図は従来のラジアル方向着磁器を示す概略
断面図で、11は外部コアで、幅0を有してい
る。12は内部コア、13は励磁用のコイルで、
外部コア11に備えられ合成樹脂等で固着されて
いる。14はリング状の磁性材料で、その外周側
は外部コア11の内面の円弧方向に接して嵌合さ
れ、内周側は内部コア12に接して嵌合されてい
る。15はヨーク、θ0は着磁角度で、磁性材料1
4の中心Oに対する角度をいう。
従来のラジアル方向着磁器は上記のように構成
され、コイル13に通電すると外部コア11に破
線で示す矢印方向に磁束が発生しN極とS極が発
生して磁化が行われ、第3図に示すようなN,S
の磁極が着磁される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来のラジアル方向着磁器、コ
イル13が外部コア11に固着されているととも
に外部コア11の幅0の変化ができないために、
磁性材料14に対する着磁角度θ0が常に一定の着
磁パターンを有する磁石しか得られず、したがつ
て、着磁パターンを有する磁石しか得られず、し
たがつて、着磁パータンの異なる磁石を得るため
には幅0を異ならせた別のラジアル方向着磁器
を使用しなければならないという問題点があつ
た。
また、最近は、コギングトルクのきわめて小さ
なモータが要求されるため、磁性材料14に着磁
させる場合に、ある着磁角度θ0に対して、例えば
±1°というような精度のものが要求されるように
なつてきた。このため、磁性材料14に対して着
磁角度θ0がわずかに異なるラジアル方向着磁器を
多数必要とするので在庫管理上経済的な負担がか
かるという問題点があつた。
この考案は、上記の問題点を解決するためにな
されたもので、磁性材料に対して着磁角度を自由
に変えることができるラジアル方向着磁器を得る
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案にかかるラジアル方向着磁器は、着磁
を施す磁性材料に接する部分の内部コアが取外し
可能になつており、かつ隣接する外部コアの中間
部と対向する位置に磁性材料の着磁角度を設定す
る断面弧状の凹溝を形成し、かつ着磁強度を上げ
るために外部コアの幅は磁性材料に向かつて一定
で、前記コイルが前記磁性材料に極めて隣接して
巻かれているものである。
〔作用〕 この考案においては、磁性材料の着磁に際し、
着磁強度が十分であり、かつ着磁角度に応じた内
部コアを用いることによつて、所要の着磁角度で
磁性材料への着磁がなされる。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示す概略構成図
で、外部コアは従来例と同じく固定されており内
部コアの構造を変えたものである。第2図は、第
1図の内部コアの形状を示す斜視図で、第4図と
同一符号は同一部分を示し、21は軟磁性体から
なる円柱状の内部コア、22は前記内部コア21
の外周部の高さ方向のZ方向に形成した断面弧状
の凹溝で、磁性材料14に対して磁束密度を高く
し、高精度の着磁角度θ1を設定するために隣接す
る外部コア11,11の中間部と対向する位置に
形成したものである。
上記のように構成されたラジアル方向着磁器は
各コイル13に通電すると、Y方向の外部コア1
1に破線で示す矢印方向に磁束が発生し、かつ内
部コア21の凹溝22で絞られるため磁束が集中
して磁束密度が高くなる。このため、磁性材料1
4に着磁される着磁力が大きくなり、所要の着磁
角度θ1を有するN極の着磁が得られる。そして、
磁性材料14から出た磁束は内部コア21を通過
してそれぞれ直角方向に曲つてX方向の外部コア
11に入るので、磁性材料14には同じく着磁角
度θ1を有するS極の着磁が得られる。
上記において、凹溝22は弧状であるため、着
磁部分(コアのある部分)と無着磁部分(コアの
ない空間部分)、つまり、内部コア21の外表面
と凹溝22の内表面との境界部分においては凹溝
22が断面矩形の場合と同様にシヤープになるた
め、矩形の場合より加工が容易となる。
なお、磁性材料14に着磁されたN極、S極
は、磁性材料14の内部側(内部コア21と接す
る側)に現れる極性を示しものである。
また、磁性材料14の着磁角度θ1を変える場合
は、凹溝22の大きさの異なつた内部コア21を
あらかじめ多数用意しておき、所要のものと交換
すればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案は、取外し可能な
内部コアに、これに隣接する外部コアの中間部と
対向する位置に磁性材料の着磁角度を設定する断
面弧状の凹溝を形成し、かつ着磁強度を上げるた
めに、外部コアの幅は磁性材料に向かつて一定で
あり、コイルが磁性材料に極めて隣接して巻かれ
ているため着磁極度が強く、しかも凹溝は断面弧
状であるため加工が容易である上に、断面矩形と
した場合と同様に、内部コアの外表面と凹溝内表
面との境界部分がシヤープとなるので、精度の高
い着磁角度を有する磁石を形成することができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す概略断面
図、第2図は、第1図の内部コアの形状を示す斜
視図、第3図は従来のモータの一例を示す概略断
面図、第4図は従来のラジアル方向着磁器を示す
概略断面図である。 図中、11は外部コア、11Aは先端部、13
はコイル、14は磁性材料、15はヨーク、21
は内部コア、22は凹溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルを備えた4個以上の偶数個の外部コアと
    1個の内部コアとからなり、前記外部コアと内部
    コアとの間に磁性材料を嵌合し、前記コイルに通
    電することにより前記磁性材料に着磁させるラジ
    アル方向着磁器において、前記内部コアを取外し
    可能とし、前記内部コアに前記隣接する外部コア
    の中間部と対向する位置に前記磁性材料の着磁角
    度を設定する断面弧状の凹溝を形成し、かつ前記
    外部コアの幅が磁性材料に向かつて一定であり、
    前記コイルが前記磁性材料に極めて隣接して巻か
    れていることを特徴とするラジアル方向着磁器。
JP1985042343U 1985-03-26 1985-03-26 Expired JPH0429529Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985042343U JPH0429529Y2 (ja) 1985-03-26 1985-03-26

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JP1985042343U JPH0429529Y2 (ja) 1985-03-26 1985-03-26

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JPS61158922U JPS61158922U (ja) 1986-10-02
JPH0429529Y2 true JPH0429529Y2 (ja) 1992-07-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340430A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd ブラシレスモータの着磁装置および着磁方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS492959A (ja) * 1972-05-10 1974-01-11
JPS5814052A (ja) * 1981-07-20 1983-01-26 Nippon Steel Corp 溶鋼の酸素検出器

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JPS61158922U (ja) 1986-10-02

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