JP6152906B2 - コイルブロックの製造方法、コイルブロック、およびモータ - Google Patents

コイルブロックの製造方法、コイルブロック、およびモータ Download PDF

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Description

この発明は、ステップモータなどのモータに用いられるコイルブロックの製造方法、その製造方法で製造されたコイルブロック、およびそれを備えたモータに関する。
例えば、電線などの巻線を巻芯軸に巻き付けてコイル部を形成するコイルの製造方法においては、特許文献1に記載されているように、巻線を所定長さに切断し、この切断された巻線の両端を折り曲げて折曲部を形成する第1の工程と、巻線の折曲部を係止するチャック本体部と、その先端面から突出する巻芯軸とを有する巻線チャックを用い、巻線の折曲部をチャック本体部に係止させた状態で、巻線チャックを回転させて巻線を巻芯軸の外周に巻き付ける第2の工程と、を有する方法が知られている。
特開2003−133155号公報
このようなコイルの製造方法は、巻線チャックのチャック本体部の先端部に巻線の巻き始め部分を規制する支持面が螺旋状の傾斜面をなして巻芯軸の軸方向に突出して形成されている。これにより、このコイルの製造方法では、巻線チャックを回転させて巻線を巻芯軸の外周に1巻分巻き付け、次に巻線を巻き付ける際に、次の巻線が妨げられないように、巻線を巻芯軸の軸方向にずらして巻き付けている。
このようなコイルの製造方法をステップモータにおけるコイルブロックの製造方法に用いた場合には、巻き始めの巻線と基板取付部の端面との間に隙間が生じるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、巻芯部に巻線を効率良く巻き付けて、コイル部の性能を高めることができるコイルブロックの製造方法、その製造方法で製造されたコイルブロック、およびそれを備えたモータを提供することである。
この発明は、第1の取付部と第2の取付部との間に巻芯部が設けられたコイルコアに巻線を巻き付けるコイルブロックの製造方法において、
前記巻線の一端部を固定する第1の工程と、
前記コイルコアの前記第1の取付部を第1のチャックで掴んで、前記巻芯部の全域を露出させ、この状態で前記第1のチャックを回転させて前記巻線を前記第1の取付部との端面に密接させながら前記第1の取付部側に位置する前記巻芯部の端部側に巻き付ける第2の工程と、
前記コイルコアの前記第2の取付部を第2のチャックで掴んで、前記巻芯部全域を露出させ、この状態で前記第2のチャックを回転させて前記巻線を前記第2の取付部の端面に密接させながら前記巻芯部の全域に亘って巻き付けてコイル部を形成する第3の工程と、
を備えることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
この発明によれば、巻芯部の全域に巻線を巻き付けることができるので、巻芯部に巻線を効率良く巻き付けることができ、これによりコイル部の性能を高めることができる。
この発明を腕時計のステップモータに適用した一実施形態を示した拡大平面図である。 図1に示されたステップモータのコイルブロックを示し、(a)はその拡大平面図、(b)はその拡大側面図、(c)は(a)のA−A矢視における拡大断面図である。 図2に示されたコイルブロックのコイルコアに配線基板が取り付けられた状態を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はその拡大側面図である。 図3に示されたコイルコアを示し、(a)はその拡大平面図、(b)はその拡大側面図である。 図2に示されたコイルブロックの製造方法を示し、(a)は第1の工程でコイルコアに配線基板を取り付けた状態を示した図、(b)は第2の工程でコイルコアの基板取付部を配線基板と共に第1のチャックで掴んだ状態を示した図、(c)は第2の工程で第1のチャックを回転させて配線基板側に位置する巻芯部の端部側に巻線をほぼ円錐形状に巻き付けた状態を示した図、(d)は第3の工程でコイルコアのステータ取付部を第2のチャックで掴んだ状態を示した図、(e)は第3の工程で第2のチャックを回転させて巻芯部の全域に亘って巻線を巻き付けてコイル部を形成した状態を示した図、(f)は第4の工程でコイルコアの基板取付部を配線基板と共に第1のチャックで掴んで巻線の端部を配線パターに接続した状態を示した図である。 図5(b)に示された第1のチャックを示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそれを前側(左側)から見た拡大正面図、(c)はそれを側方から見た拡大側面図である。 図6に示された第1のチャックでコイルコアの基板取付部を掴む状態を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのB−B矢視における拡大正面図、(c)はそれを側方から見た拡大側面図である。 図5(b)に示された第2の工程において、第1のチャックでコイルコアの基板取付部を掴んだ状態を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのC−C矢視における拡大正面図、(c)はそれを側方から見た拡大側面図である。 図5(c)に示された第2の工程において、第1のチャックを回転させて巻線を巻芯部に巻き付けた状態を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのD−D矢視における拡大正面図、(c)はそれを側方から見た拡大側面図である。 図5(d)に示された第3の工程において、第2のチャックでコイルコアのステータ取付部を掴む状態を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのE1−E1矢視における拡大正面図、(c)はそのF1−F1矢視における拡大断面図である。 図10に示された第2のチャックでコイルコアのステータ取付部を掴んだ状態を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのE2−E2矢視における拡大正面図、(c)はそのF2−F2矢視における拡大断面図である。 図5(d)に示された第3の工程において、第2のチャックでコイルコアのステータ取付部を掴んだ状態を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのG−G矢視における拡大正面図、(c)はそれを側方から見た拡大側面図である。 図5(e)に示された第3の工程において、第2のチャックを回転させて巻線を巻芯部の全域に亘って巻き付けた状態を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのH−H矢視におけた拡大断面図、(c)はそれを側方から見た拡大側面図である。 図5(f)に示された第4の工程において、第1のチャックでコイルコアの基板取付部を掴んで、巻線の他端部を他の配線パターンに接続した状態を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのJ−J矢視における拡大断面図、(c)はそれを側方から見た拡大側面図である。 この発明のコイルブロックを用いたステップモータの第1変形例を示した拡大平面図である。 この発明のコイルブロックを用いたステップモータの第2変形例を示した拡大平面図である。
以下、図1〜図14を参照して、この発明を腕時計のステップモータに適用した一実施形態について説明する。
このステップモータMは、図1に示すように、コイルブロック1と、このコイルブロック1に取り付けられたステータ2と、このステータ2のロータ孔2aにステップ回転可能に配置されたロータ3と、を備えている。
コイルブロック1は、図1〜図4に示すように、コイルコア4を備えている。このコイルコア4は、磁性材を含有する金属板からなり、図3および図4に示すように、第1の取付部である基板取付部5と、第2の取付部であるステータ取付部6と、これらの間に形成された巻芯部7と、を有している。巻芯部7は、断面四角形の帯板状に形成され、その外周に巻線8が巻き付けられることにより、コイル部9が形成されるように構成されている。
この場合、コイル部9は、図2および図3に示すように、巻芯部7の外周に巻き付けられた厚みの薄い絶縁シート(図示せず)を介して、巻線8が巻芯部7に巻き付けられるように構成されている。また、このコイル部9は、その一端部(図2(a)では右端部)が絶縁膜(図示せず)を介して基板取付部5の端部に隙間が生じることなく密接し、他端部(図2(a)では左端部)が絶縁膜(図示せず)を介してステータ取付部6の端部に隙間が生じることなく密接した状態で、巻芯部7に設けられている。
また、このコイル部9の外周には、図2(c)に示すように、固着剤9aが設けられている。この固着剤9aは、コイル部9の巻線8の巻き崩れを防ぐためのものであり、コイル部9の外径の各接線(図2(c)に示す上下及び左右の4つの接線)に囲まれた領域内に収まるように、コイル部9の外周面に塗布されている。これにより、コイル部9は、その外周面に固着剤9aを設けても、全体の形状が最小限の大きさになるように構成されている。
基板取付部5は、図2〜図4に示すように、巻芯部7よりも幅広のほぼ三角形状に形成され、その底辺側(図4(a)では下辺側)に取付孔5aが設けられた構成になっている。この基板取付部5は、その上面に配線基板10が金属製のスペーサ部材11を介して取り付けられるように構成されている。配線基板10は、基板取付部5と同じ形状に形成され、その底辺側(図3(a)では下辺側)に取付孔10aが基板取付部5の取付孔5aと同一軸上に対応して設けられた構成になっている。
この配線基板10の上面には、図1〜図3に示すように、一対の配線パターン12a、12bが形成されている。これら一対の配線パターン12a、12bのうち、一方の配線パターン12aには、コイル部9の巻線8の一端部8aが接続されている。また、他方の配線パターン12bには、コイル部9の巻線8の他端部8bが接続されている。これにより、コイル部9は、配線基板10の一対の配線パターン12a、12bを介してモータ駆動源(図示せず)から電流が供給されることにより、磁界を発生するように構成されている。
この場合、スペーサ部材11は、図2および図3に示すように、その厚みが基板取付部5の厚みよりも厚く成され、かつその形状が基板取付部5および配線基板10と同じ形状に形成されている。このスペーサ部材11の底辺側には、取付孔11aが基板取付部5の取付孔5aと配線基板10の取付孔10aとに同一軸上で対応して設けられている。また、このスペーサ部材11の巻芯部7側に位置する端部には、巻線8の損傷接触による導通を防ぐために、前述した絶縁膜(図示せず)が設けられている。
また、コイルコア4のステータ取付部6は、図2〜図4に示すように、巻芯部7よりも幅広のほぼ四角形状に形成されている。このステータ取付部6の中心部には、取付孔6aが設けられている。また、このステータ取付部6の巻芯部7側の端部は、巻線8の損傷接触による導通を防ぐための前述した絶縁膜(図示せず)を介して、コイル部9の端部が密接した状態で配置されるように構成されている。
一方、ステータ2は、コイルコア4と同様、磁性材を含有する金属板からなり、図1に示すように、コイル部9と平行な状態で、両端部が基板取付部5とステータ取付部6とに取り付けられるように構成されている。すなわち、このステータ2は、その一端部(図1では右端部)が基板取付部5に取り付けられ、他端部(図1では左端部)がステータ取付部6に取り付けられるように構成されている。このステータ2の中間部には、ロータ孔2aが厚み方向に貫通して設けられている。
ロータ3は、図1に示すように、ステータ2のロータ孔2a内に回転可能な状態で配置されるように構成されている。すなわち、このロータ3は、ロータ軸3aに円筒状の磁石3bが設けられ、この磁石3bの上側に位置する箇所のロータ軸3aに小歯車3cが設けられ、磁石3bがステータ2のロータ孔2a内に回転可能な状態で配置されるように構成されている。
これにより、ステップモータMは、図1において、コイルブロック1の配線基板10に設けられた一対の配線パターン12a、12bを介してコイル部9の巻線8に電流が供給されると、コイル部9に交番磁界が発生し、この交番磁界がステータ2に導かれ、このステータ2に導かれた交番磁界によってロータ3の磁石3bがステータ2のロータ孔2a内で間欠的に回転することにより、ロータ3がステップ回転するように構成されている。
次に、このようなステップモータMのコイルブロック1を製造する製造方法について説明する。
このコイルブロック1の製造方法は、図5(a)〜図5(c)に示すように、コイルコア4の基板取付部5に配線基板10を取り付け、この配線基板10の一方の配線パターン12aに巻線8の一端部8aを接続する第1の工程と、コイルコア4の基板取付部5を配線基板10と共に第1のチャック15で掴み、この第1のチャック15を回転させて巻線8を基板取付部5側に位置する巻芯部7の端部側に巻き付ける第2の工程と、を有している。
また、このコイルブロック1の製造方法は、図5(d)〜図5(f)に示すように、コイルコア4のステータ取付部6を第2のチャック16で掴み、この第2のチャック16を回転させて巻線8を巻芯部7の全域に亘って巻き付けてコイル部9を形成する第3の工程と、巻線8の他端部8bを配線基板10の他方の配線パターン12bに接続し、コイル部9の外周に固着剤9aを塗布する第4の工程と、を有している。
ところで、このコイルブロック1の製造方法における第1の工程では、図3および図5(a)に示すように、コイルコア4の基板取付部5にスペーサ部材11を介して配線基板10を取り付け、この配線基板10に設けられた一対の配線パターン12a、12bのうち、一方の配線パターン12aに巻線8の一端部8aを熱圧着によって接続する。
このときには、図3(a)および図3(b)に示すように、基板取付部5、スペーサ部材11、および配線基板10が同じ形状であるから、基板取付部5上にスペーサ部材11を重ね合わせ、このスペーサ部材11上に配線基板10を重ね合わせた際に、これらの輪郭であるすべての外周面が同一の側面上に対応する。
また、この第1の工程では、巻芯部7の外周に、巻線8の損傷接触による導通を防ぐための絶縁シート(図示せず)を巻き付ける。また、このときには、基板取付部5、スペーサ部材11、および配線基板10の各端面に、巻線8の損傷接触による導通を防ぐための絶縁膜(図示せず)を設けると共に、ステータ取付部6の端面にも、同じ絶縁膜(図示せず)を設ける。
次いで、第2の工程では、図5(b)および図8に示すように、コイルコア4の基板取付部5を配線基板10と共に第1のチャック15で掴んだ際に、巻芯部7の全域を露出させる。この場合、第1のチャック15は、図6および図7に示すように、コイルコア4の基板取付部5を位置決めする基板位置決め部17と、この基板位置決め部17で位置決めされた基板取付部5における巻芯部7側の端部を開放させて露出させた状態で、基板取付部5を配線基板10と共にその両側から挟んで配線基板10の縁部上を覆う一対の挟持爪部18と、を備えている。
これにより、この第2の工程では、図5(b)および図8に示すように、コイルコア4の基板取付部5を配線基板10と共に第1のチャック15で掴んだ際に、巻芯部7側に位置する基板取付部5、スペーサ部材11、および配線基板10の各端面を、第1のチャック15の一対の挟持爪部18における巻芯部7側に位置する各端面とほぼ同一面上に対応させた状態で、露出させる。
すなわち、第1のチャック15は、図8(a)〜図8(c)に示すように、巻芯部7側に位置する一対の挟持爪部18の各端面が、巻芯部7側に位置して互いに重なり合った基板取付部5とスペーサ部材11と配線基板10との各端面に対して、巻線8の線径よりも極めて短い長さで巻芯部7側に僅かに突出している。
これにより、巻線8が巻芯部7に巻き付けられる際に、図8(a)〜図8(c)に示すように、巻線8が互いに重なり合った基板取付部5とスペーサ部材11と配線基板10との各端面に引っ掛からないように、巻芯部7側に位置する一対の挟持爪部18の各端面が巻線8をガイドする。
この第2の工程では、コイルコア4の基板取付部5を配線基板10と共に第1のチャック15で掴んだ際に、図8(a)〜図8(c)に示すように、配線基板10の配線パターン12aに一端部8aが接続された巻線8が、第1のチャック15における一対の挟持爪部18を跨いで巻芯部7側に導かれている。
この場合、一対の挟持爪部18には、図6〜図8に示すように、配線基板10の一方の配線パターン12aに接続された巻線8が配線基板10の縁部に接触するのを防ぐための丸みを帯びた半円弧状の巻線ガイド保護部19が最小限の高さで設けられている。この巻線ガイド保護部19は、一対の挟持爪部18が配線基板10に沿って互いに離れる方向に移動して、一対の挟持爪部18による基板取付部5の掴みを解除する際に、巻線8に接触する半円弧状の接触面19aが巻線8から徐々に離れる方向に向けて傾斜するように構成されている。
また、この第2の工程では、図5(c)および図9に示すように、コイルコア4の基板取付部5を配線基板10と共に第1のチャック15で掴み、この第1のチャック15を回転させて巻線8を基板取付部5側の巻芯部7に巻き付ける際に、基板取付部5の端部に接触する巻線8の巻数が多く、ステータ取付部6側に向けて次第に巻数が少なくなるほぼ円錐形状になるように、巻線8を巻芯部7に巻き付ける。
すなわち、第1のチャック15を回転させて巻線8を基板取付部5側に位置する巻芯部7の端部側に巻き付ける際には、図5(c)および図9に示すように、第1のチャック15を巻芯部7の軸方向に往復移動させて、巻線8を基板取付部5、スペーサ部材11、および配線基板10の各端面に密接させながら巻芯部7に巻き付けることにより、基板取付部5の端部に接触する巻線8の巻数が多く、ステータ取付部6側に向けて次第に巻数が少なくなるほぼ円錐形状になるように、巻線8が巻芯部7に巻き付けられる。
これにより、巻線8は、図5(c)および図9に示すように、基板取付部5側に位置する巻芯部7の端部側に巻かれた巻線8の巻数の多い部分の外径が、後述するコイル部9の外径と同じ大きさになるように巻き付けられる。この状態では、基板取付部5、スペーサ部材11、および配線基板10の各端面と巻線8との間に隙間が生じることはない。
次いで、第3の工程では、図5(d)および図12に示すように、コイルコア4のステータ取付部6を第2のチャック16で掴む。このときには、コイルコア4の基板取付部5を第1のチャック15で掴んだ状態のままでも良いが、コイルコア4の基板取付部5に対する第1のチャック15の掴みを解除して、第1のチャック15を離脱させることが望ましい。
この場合、第2のチャック16は、図10および図11に示すように、コイルコア4のステータ取付部6を位置決めして巻芯部7側に位置するステータ取付部6の端部を露出させる位置決め凹部20aを有するステータ位置決め部20と、このステータ位置決め部20で位置決めされたステータ取付部6をステータ位置決め部20に押えるステータ押え部21と、を備えている。
この第2のチャック16でコイルコア4のステータ取付部6を掴んだ際には、図5(d)および図12に示すように、巻芯部7側に位置するステータ取付部6の端部が、第2のチャック16における巻芯部7側に位置する端面とほぼ同一面上に対応することにより、巻芯部7の全域が露出する。
すなわち、第2のチャック16は、図5(d)および図12に示すように、巻芯部7側に位置する端面が、これに対応するステータ取付部6の端部に対して、巻線8の線径よりも極めて短い長さで巻芯部7側に僅かに突出している。これにより、巻線8が巻芯部7に巻き付けられる際に、巻線8がステータ取付部6の端面に引っ掛からないように、第2のチャック16における巻芯部7側に位置する端面が巻線8をガイドする。
また、この第3の工程では、コイルコア4のステータ取付部6を第2のチャック16で掴み、この第2のチャック16を回転させて巻線8を巻芯部7に巻き付ける際に、図5(e)および図13に示すように、第2のチャック16を巻芯部7の軸方向に往復移動させながら、巻線8を巻芯部7に巻き付けると共に、巻線8をステータ取付部6の端面に密接させながら巻芯部7の全域に亘って巻き付けて、コイル部9を形成する。
このときには、第2のチャック16によってコイルコア4の巻芯部7の軸方向における往復移動を制御しながら、巻線8を巻芯部7の全域に亘って巻き付けるこれにより、コイル部9の外径を均一にする。これにより、コイル部9が断面ほぼ円形状で巻芯部7の全域に亘って均一な外径に形成される。また、このコイル部9は、図3に示すように、その端部が絶縁膜(図示せず)を介してステータ取付部6の端部に密接することにより、ステータ取付部6との間に隙間が生じないように形成される。
次いで、第4の工程では、図5(f)および図14に示すように、第1のチャック15によってコイルコア4の基板取付部5を配線基板10と共に再び掴む。このときには、第2のチャック16によってステータ取付部6を掴んだ状態でも良いが、第2のチャック16によるステータ取付部6の掴みを解除して、第2のチャック16を離脱させることが望ましい。この状態で、コイル部9の巻線8の他端部8bを配線基板10に設けられた他方の配線パターン12bに熱圧着によって接続する。
また、この状態では、図2(c)に示すように、コイル部9の外周に固着剤9aを塗布して、コイル部9の巻線8の巻き崩れを防ぐ。このときには、コイル部9の外径の各接線(図2(c)に示す上下及び左右の4つの接線)に囲まれた領域内に収まるように、固着剤9aを塗布する。これにより、コイル部9は、全体の形状がほぼ四角柱状で、最小限の大きさに形成される。
この状態で、第1のチャック15の一対の挟持爪部18を開いて、第1のチャック15からコイルコア4の基板取付部5を取り外す。これにより、コイルブロック1が製作される。なお、固着剤9aは、コイル部9の外径の各接線(図2(c)に示す上下及び左右の4つの接線)に囲まれた領域内であれば一部に塗布するだけでも良い。また、この第4工程は生産コストの削減等により省いても良い。
このように、このステップモータMにおけるコイルブロック1の製造方法によれば、第1の工程でコイルコア4の基板取付部5に配線基板10を取り付け、この配線基板10の一方の配線パターン12aに巻線8の一端部8aを接続する。第2の工程では、コイルコア4の基板取付部5を配線基板10と共に第1のチャック15で掴み、この第1のチャック15を回転させて巻線8を基板取付部5と配線基板10との各端面に密接させながら基板取付部5側に位置する巻芯部7の端部側に巻き付ける。第3の工程では、コイルコア4のステータ取付部6を第2のチャック16で掴み、この第2のチャック16を回転させて巻線8をステータ取付部6の端面に密接させながら巻芯部7の全域に亘って巻き付けてコイル部9を形成する。第4の工程では、コイル部9の巻線8の他端部8bを配線基板10の他方の配線パターン12bに接続し、コイル部9の外周に固着剤9aを塗布する。これにより、巻芯部7に巻線8を効率良く巻き付けて、コイル部9の性能を高めることができる。
すなわち、このコイルブロック1の製造方法では、第2の工程でコイルコア4の基板取付部5を配線基板10と共に掴んだ第1のチャック15を回転させて、巻線8を基板取付部5と配線基板10との各端面に密接させながら、基板取付部5側に位置する巻芯部7の端部側に巻き付けることができる。また、第3の工程でコイルコア4のステータ取付部6を掴んだ第2のチャック16を回転させて、巻線8をステータ取付部6の端面に密接させながら、巻芯部7の全域に亘って巻き付けることができ、これによりコイル部9を形成することができる。
このため、このコイルブロック1の製造方法では、巻芯部7の全域に亘って巻線8を巻き付けることができるので、基板取付部5と配線基板10との各端面とこれに対応するコイル部9の端部との間、およびステータ取付部6とこれに対応するコイル部9の端部との間に隙間が生じることがなく、巻芯部7の全域に亘って巻き付けることができるので、巻芯部7に巻線8を効率良く巻き付けることができ、これによりコイル部9に発生する磁束を増やすことができるので、コイル部9の性能を高めることができる。
この場合、第2の工程では、コイルコア4の基板取付部5を配線基板10と共に第1のチャック15で掴んだ際に、巻芯部7側に位置する基板取付部5と配線基板10との各端面を、第1のチャック15の端面とほぼ同一面上に対応させて、露出させることにより、第1のチャック15を回転させながら、巻線8を巻芯部7に巻き付ける際に、巻線8を基板取付部5と配線基板10との各端面に密接させることができ、これにより基板取付部5と配線基板10との各端面とコイル部9の端部との間に隙間が生じることがなく、巻芯部7に巻線8を効率良く巻き付けることができる。
すなわち、第1のチャック15は、巻芯部7側に位置する端面が、これに対応する基板取付部5と配線基板10との各端面に対して、巻線8の線径よりも極めて短い長さで巻芯部7側に僅かに突出していることにより、巻線8が巻芯部7に巻き付けられる際に、巻線8が互いに重なり合った基板取付部5と配線基板10との各端面に引っ掛からないように、第1のチャック15の端面で巻線8をガイドすることができる。
また、この第2の工程では、コイルコア4の基板取付部5を配線基板10と共に第1のチャック15で掴んだ際に、配線パターン12aに接続された巻線8が第1のチャック15を跨いで巻芯部7側に導かれていることにより、巻線8を巻芯部7に巻き付ける際に、配線パターン12aに接続された巻線8が配線基板10の縁部に接触するのを第1のチャック15によって防ぐことができ、これにより巻線8の断線を防ぐことができる。
すなわち、この第2の工程で用いている第1のチャック15は、コイルコア4の基板取付部5を位置決めする基板位置決め部17と、この基板位置決め部17で位置決めされた基板取付部5における巻芯部7側の端部を開放させて露出させた状態で、基板取付部5を配線基板10と共にそれらの両側から挟んで配線基板10の縁部上を覆う一対の挟持爪部18と、を備えていることにより、基板取付部5を配線基板10と共に第1のチャック15で掴んだ際に、コイルコア4の巻芯部7の全域を確実にかつ良好に露出させることができる。
この場合、一対の挟持爪部18には、配線基板10の一対の配線パターン12a、12bのうち、一方の配線パターン12aに接続された巻線8が配線基板10の縁部に接触するのを防ぐための半円弧状の巻線ガイド保護部19が設けられていることにより、巻線8を引っ張りながら巻芯部7に巻き付ける際に、巻線8を半円弧状の巻線ガイド保護部19に押し付けることができ、これにより巻線8が配線基板10の縁部における角部に押し付けられて断線するのを確実に防ぐことができる。
また、この巻線ガイド保護部19は、一対の挟持爪部18が配線基板10に沿って互いに離れる方向に移動して、一対の挟持爪部18による基板取付部5の掴みを解除する際に、巻線8に接触する半円弧状の接触面19aが巻線8から徐々に離れる方向に向けて傾斜していることにより、一対の挟持爪部18が配線基板10に沿って互いに離れる方向に移動する際に、一対の挟持爪部18が巻線8を引っ掛けて断線させることがなく、一対の挟持爪部18による基板取付部5の掴みを円滑にかつ良好に解除することができる。
また、この第2の工程では、基板取付部5側に位置する巻芯部7の端部側に巻線8を巻き付ける際に、基板取付部5の端部に接触する巻線8の巻数が多く、ステータ取付部6側に向けて次第に巻数が少なくなるほぼ円錐形状になるように、巻線8を巻き付けることにより、巻線8の巻数の多い端面を基板取付部5と配線基板10との各端面に確実にかつ良好に密接させることができ、これにより基板取付部5と配線基板10との各端面とコイル部9の端部との間に隙間が生じないように、巻線8を巻芯部7に効率良く確実に巻き付けることができる。
また、このコイルブロック1の製造方法における第3の工程では、コイルコア4のステータ取付部6を第2のチャック16で掴んだ際に、巻芯部7側に位置するステータ取付部6の端部を、第2のチャック16の端面とほぼ同一面上に対応させて、露出させることにより、第2のチャック16を回転させながら巻線8を巻芯部7に巻き付ける際に、巻線8をステータ取付部6の端面に密接させることができる。これにより、ステータ取付部6の端面とコイル部9の端部との間に隙間が生じることがなく、巻線8を巻芯部7の全域に亘って効率良く巻き付けることができる。
すなわち、この第3の工程における第2のチャック16は、巻芯部7側に位置する端面が、これに対応するステータ取付部6の端部に対して、巻線8の線径よりも極めて短い長さで巻芯部7側に僅かに突出していることにより、巻線8が巻芯部7に巻き付けられる際に、巻線8がステータ取付部6の端面に引っ掛からないように、第2のチャック16の端面で巻線8を良好にガイドすることができる。
この場合、第3の工程における第2のチャック16は、コイルコア4のステータ取付部6を位置決めして巻芯部7側に位置するステータ取付部6の端部を露出させる位置決め凹部20aを有するステータ位置決め部20と、このステータ位置決め部20で位置決めされたステータ取付部6をステータ位置決め部20に押えるステータ押え部21と、を備えていることにより、ステータ取付部6を第2のチャック16で掴んだ際に、コイルコア4の巻芯部7の全域に対応する箇所を確実にかつ良好に露出させることができる。
また、第3の工程では、巻線8を巻芯部7に巻き付けてコイル部9を形成する際に、第2のチャック16による巻芯部7の軸方向におけるコイルコア4の往復移動を制御しながら巻線8を巻き付けることにより、基板取付部5側に位置する巻芯部7の端部側にほぼ円錐形状に巻線8が巻き付けられていても、巻芯部7の全域に亘って巻き付けられた巻線8によるコイル部9の外径を均一な大きさに形成することができる。
さらに、このコイルブロック1の製造方法における第4の工程では、コイル部9の外周に固着剤9aを塗布する際に、コイル部9の外径の各接線に囲まれた領域内に収まるように、固着剤9aを塗布することにより、固着剤9aの使用量を最小限に抑えることができると共に、固着剤9aの最小限の使用量で確実にかつ良好に巻線8の巻き崩れを防ぐことができ、またコイル部9全体の外形を最小限に小さくすることができ、これによりコイル部9全体をコンパクトに形成することができる。
また、このようにして製造されたコイルブロック1によれば、巻線8が基板取付部5と配線基板10との各端面に密接していると共に、巻線8をステータ取付部6の端面に密接しているので、巻線8を巻芯部7の全域に亘って巻き付けることができる。このため、基板取付部5と配線基板10との各端面とこれに対応するコイル部9の端部との間、およびステータ取付部6とこれに対応するコイル部9の端部との間に、隙間が生じることがなく、巻芯部7に巻線8が効率良く巻き付けられているので、コイル部9に発生する磁束を増やすことができ、これによりコイル部9の性能を高めることができる。
この場合、コイルブロック1は、コイルコア4の基板取付部5と配線基板10との間にスペーサ部材11が設けられていることにより、このスペーサ部材11によってコイル部9に対する配線基板10の厚み方向の高さを高くして最適な高さに設置することができると共に、コイル部9に対する配線基板10の厚み方向の高さを高くしても、基板取付部5と配線基板10との各端面とこれに対応するコイル部9の端部との間に隙間が生じることがなく、巻芯部7に巻線8を効率良く巻き付けることができる。
このようなコイルブロック1を備えたステップモータMによれば、コイルブロック1にロータ孔2aを有するステータ2が取り付けられ、このステータ2のロータ孔2aにロータ3がステップ回転可能に配置された構成であることにより、コイルブロック1のコイル部9に電流を供給して交番磁界を発生させることにより、その交番磁界をステータ2に導き、このステータ2に導かれた交番磁界によってロータ3を確実にかつ良好に間欠的に回転させることができる。
すなわち、このステップモータMでは、ステータ2の一端部がコイルブロック1のステータ取付部6に取り付けられ、ステータ2の他端部がコイルブロック1の基板取付部5に取り付けられ、その両方の中間部に位置するステータ2の箇所にロータ孔2aが設けられていることにより、コイルブロック1のコイル部9に発生した交番磁界をステータ2に確実にかつ良好に導くことができ、これによりロータ3を確実にかつ良好に回転させることができる。
この場合、ステップモータMのロータ3は、ロータ軸3aに円筒状の磁石3bが設けられ、この磁石3bがステータ2のロータ孔2a内に回転可能な状態で配置されていることにより、コイルブロック1のコイル部9に発生した交番磁界がステータ2に導かれた際に、このステータ2に導かれた交番磁界によってロータ3の磁石3bをステータ2のロータ孔2a内で間欠的に回転させることができ、これによりロータ3を円滑にかつ良好にステップ回転させることができる。
なお、上述した実施形態では、1つのコイルブロック1にステータ2を取り付け、このステータ2のロータ孔2aにロータ3を配置したステップモータMについて述べたが、この発明はこれに限らず、例えば図15に示す第1変形例、または図16に示す第2変形例のように構成しても良い。
すなわち、図15に示された第1変形例のステップモータM1は、並列に配置された2つのコイルブロック1と、これら2つのコイルブロック1に取り付けられる1つのステータ30と、このステータ30のロータ孔30aに回転可能に配置されたロータ3と、を備えている。
この場合、ステータ30は、2つのコイルブロック1の各ステータ取付部6それぞれに両端部が取り付けられる第1連結部31と、この第1連結部31の中間部に設けられて2つのコイルブロック1の各基板取付部5それぞれに取り付けられる第2連結部32とを有し、第1連結部31と第2連結部32とが交差する箇所にロータ孔30aが設けられた構成になっている。
このようなステップモータM1では、2つのコイルブロック1の各コイル部9それぞれに電流を供給して交番磁界を発生させた際に、これらの各コイル部9それぞれに発生した交番磁界の磁束を上述した実施形態よりも更に増やすことができ、この交番磁界がステータ30の第1連結部31と第2連結部32とに導かれ、この導かれた2つのコイル部9の交番磁界によってロータ3を強力に回転させることができるので、ロータ3の回転力を高めることができる。
また、図16に示された第2変形例のステップモータM2は、ステータ取付部6を重ね合わせた状態で直列に配置された2つのコイルブロック1と、これら2つのコイルブロック1に取り付けられる1つのステータ35と、このステータ35のロータ孔35aに回転可能に配置されたロータ3と、を備えている。
この場合、ステータ35は、2つのコイルブロック1の各基板取付部5それぞれに両端部が取り付けられる第1連結部36と、この第1連結部36の中間部に設けられて2つのコイルブロック1の重なり合った一方のステータ取付部6に取り付けられる第2連結部37とを有し、第1連結部36と第2連結部37とが交差する箇所にロータ孔35aが設けられた構成になっている。
このようなステップモータM2においても、第1変形例と同様、2つのコイルブロック1の各コイル部9それぞれに電流を供給して交番磁界を発生させた際に、これらの各コイル部9それぞれに発生した交番磁界の磁束を上述した実施形態よりも更に増やすことができ、この交番磁界がステータ35の第1連結部36と第2連結部37とに導かれると、この導かれた2つのコイル部9の交番磁界によってロータ3を強力に回転させることができるので、ロータ3の回転力を高めることができる。
なお、上述した実施形態におけるコイルブロック1の製造方法では、第2の工程で用いられる第1のチャック15における一対の挟持爪部18それぞれに半円弧状の巻線ガイド保護部19を設けた場合について述べたが、この発明はこれに限らず、一対の挟持爪部18のうち、いずれか一方の挟持爪部18に半円弧状の巻線ガイド保護部19を設けた構成であっても良い。また、第2の工程で、円錐形状になるように巻線8を巻芯部7に巻き付けた後に固着剤を塗布して巻線の巻き崩れを防ぐようにしても良い。
また、第4の工程では、コイル部9の外周に固着剤9aを塗布して、コイル部9の巻線8の巻き崩れを防ぐようにしていたが、巻線8に融着線等を使用し、熱をかけることで固着させて巻き崩れを防ぐようにしても良い。この場合、固着剤を必要とせずにコイル部を最小限の大きさにできる。
また、第3の工程で、巻線8を巻芯部7の全域に亘って巻き付けてコイル部9を少し大きめに形成した後で、第4の工程で、コイル部9の外周に固着剤9aを塗布して、コイル部9を圧縮しながら(例えば、高さ方向と幅方向の指定寸法にまで圧縮しながら)外周を固着するようにしても良い。巻線と巻線との間には隙間があるのでその隙間を埋めながら圧縮する。よって、指定寸法ぎりぎりまで、きっちりとコイル部の詰まった巻線密度の高いコイルブロックが製造できる。コイル部も最小限の大きさにできる。
また、上述した実施形態では、腕時計のステップモータM、M1、M2に適用した場合について述べたが、この発明は必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、第1の取付部と第2の取付部との間に巻芯部が設けられたコイルコアに巻線を巻き付けるコイルブロックの製造方法において、前記巻線の一端部を固定する第1の工程と、前記コイルコアの前記第1の取付部を第1のチャックで掴んで、前記巻芯部の全域を露出させ、この状態で前記第1のチャックを回転させて前記巻線を前記第1の取付部との端面に密接させながら前記第1の取付部側に位置する前記巻芯部の端部側に巻き付ける第2の工程と、前記コイルコアの前記第2の取付部を第2のチャックで掴んで、前記巻芯部に対応する全域を露出させ、この状態で前記第2のチャックを回転させて前記巻線を前記第2の取付部の端面に密接させながら前記巻芯部の全域に亘って巻き付けてコイル部を形成する第3の工程と、を備えることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコイルブロックの製造方法において、前記第1の工程では、前記第1の取付部に、配線パターンが形成された配線基板を取り付け、この配線基板の前記配線パターンに前記巻線の一端部を接続し、前記第2の工程では、前記コイルコアの前記第1の取付部を前記配線基板と共に前記第1のチャックで掴んだ際に、前記巻芯部側に位置する前記第1の取付部と前記配線基板との各端面を、前記第1のチャックの端面とほぼ同一面上に対応させて、露出させることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のコイルブロックの製造方法において、前記第1のチャックは、前記巻芯部側に位置する端面が、これに対応する前記第1の取付部と前記配線基板との各端面に対して、前記巻芯部側に僅かに突出していることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第2の工程では、前記コイルコアの前記第1の取付部を前記配線基板と共に前記第1のチャックで掴んだ際に、前記配線パターンに接続された前記巻線が前記第1のチャックを跨いで前記巻芯部側に導かれていることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第2の工程における前記第1のチャックは、前記コイルコアの前記第1の取付部を位置決めする基板位置決め部と、この基板位置決め部で位置決めされた前記第1の取付部における前記巻芯部側の端部を開放させた状態で、前記第1の取付部をその両側から挟んで前記配線基板の縁部上を覆う一対の挟持爪部と、を備えていることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のコイルブロックの製造方法において、前記一対の挟持爪部のうち、少なくとも一方の挟持爪部には、前記配線基板の前記配線パターンに接続された前記巻線が前記配線基板の縁部に接触するのを防ぐための丸みを帯びた巻線ガイド保護部が設けられていることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のコイルブロックの製造方法において、前記巻線ガイド保護部は、前記一対の挟持爪部が前記配線基板に沿って互いに離れる方向に移動して、前記一対の挟持爪部による前記第1の取付部の掴みを解除する際に、前記巻線に接触する半円弧状の接触面が前記巻線から徐々に離れる方向に向けて傾斜していることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第2の工程では、前記第1の取付部側に位置する前記巻芯部の端部側に前記巻線を巻き付ける際に、前記第1の取付部の端部に密接する前記巻線の巻数が多く、前記第2の取付部側に向けて次第に巻数が少なくなるほぼ円錐形状になるように、前記巻線を巻き付けることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第3の工程では、前記コイルコアの前記第2の取付部を前記第2のチャックで掴んだ際に、前記巻芯部側に位置する前記第2の取付部の端部を、前記第2のチャックの端面とほぼ同一面上に対応させて、露出させることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のコイルブロックの製造方法において、前記第2のチャックは、前記巻芯部側に位置する端面が、これに対応する前記第2の取付部の端部に対して、前記巻線の線径よりも極めて短い長さで前記巻芯部側に僅かに突出していることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第3の工程における前記第2のチャックは、前記コイルコアの前記第2の取付部を位置決めして前記巻芯部側に位置する前記第2の取付部の端部を露出させる位置決め凹部を備えるステータ位置決め部と、このステータ位置決め部で位置決めされた前記第2の取付部を前記ステータ位置決め部に押えるステータ押え部と、を備えていることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項11のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第3の工程では、前記巻線を前記巻芯部の全域に亘って巻き付けて前記コイル部を形成する際に、前記第2のチャックによって前記巻芯部の軸方向における前記コイルコアの往復移動を制御しながら前記巻線を前記巻芯部の全域に亘って巻き付けることを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項13に記載の発明は、請求項2〜請求項12のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第4の工程では、前記巻線の他端部を前記配線基板の前記配線パターンに接続し、前記コイル部の外周に固着剤を塗布することを特徴とするコイルブロックの製造方法である。
請求項14に記載の発明は、請求項1〜請求項13のいずれかに記載されたコイルブロックの製造方法によって製造されたことを特徴とするコイルブロックである。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載されたコイルブロックにおいて、前記コイルコアの前記第1の取付部と前記配線基板との間にスペーサ部材が設けられていることを特徴とするコイルブロックである。
請求項16に記載の発明は、請求項14または請求項15に記載されたコイルブロックと、前記コイルブロックに取り付けられ、かつロータ孔を備えるステータと、前記ステータの前記ロータ孔にステップ回転可能に配置されたロータと、を備えていることを特徴とするモータである。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載のモータにおいて、前記ステータは、その一端部が前記コイルブロックの前記第2の取付部に取り付けられ、他端部が前記コイルブロックの前記第1の取付部に取り付けられ、その両方の中間部に前記ロータ孔が設けられていることを特徴とするモータである。
請求項18に記載の発明は、請求項16に記載のモータにおいて、前記コイルブロックは2つが並列に配置され、前記ステータは、前記2つのコイルブロックの前記各第2の取付部にそれぞれ取り付けられる第1連結部と、この第1連結部の中間部に設けられて前記2つのコイルブロックの前記各第1の取付部にそれぞれ取り付けられる第2連結部とを有し、前記第1連結部と前記第2連結部とが交差する箇所に前記ロータ孔が設けられていることを特徴とするモータである。
請求項19に記載の発明は、請求項16に記載のモータにおいて、前記コイルブロックは2つが直列に配置され、前記ステータは、前記2つのコイルブロックの前記各第1の取付部にそれぞれ取り付けられる第1連結部と、この第1連結部の中間部に設けられて前記2つのコイルブロックの前記各第2の取付部にそれぞれ取り付けられる第2連結部とを有し、前記第1連結部と前記第2連結部とが交差する箇所に前記ロータ孔が設けられていることを特徴とするモータである。
1 コイルブロック
2、30、35 ステータ
2a、30a、35a ロータ孔
3 ロータ
4 コイルコア
5 基板取付部
6 ステータ取付部
7 巻芯部
8 巻線
8a 一端部
8b 他端部
9 コイル部
9a 固着剤
10 配線基板
11 スペーサ部材
12a、12b 配線パターン
15 第1のチャック
16 第2のチャック
17 基板位置決め部
18 挟持爪部
19 巻線ガイド保護部
19a 接触面
20 ステータ位置決め部
21 ステータ押え部
31、36 第1連結部
32、37 第2連結部

Claims (19)

  1. 第1の取付部と第2の取付部との間に巻芯部が設けられたコイルコアに巻線を巻き付けるコイルブロックの製造方法において、
    前記巻線の一端部を固定する第1の工程と、
    前記コイルコアの前記第1の取付部を第1のチャックで掴んで、前記巻芯部の全域を露出させ、この状態で前記第1のチャックを回転させて前記巻線を前記第1の取付部との端面に密接させながら前記第1の取付部側に位置する前記巻芯部の端部側に巻き付ける第2の工程と、
    前記コイルコアの前記第2の取付部を第2のチャックで掴んで、前記巻芯部全域を露出させ、この状態で前記第2のチャックを回転させて前記巻線を前記第2の取付部の端面に密接させながら前記巻芯部の全域に亘って巻き付けてコイル部を形成する第3の工程と、
    を備えることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  2. 請求項1に記載のコイルブロックの製造方法において、前記第1の工程では、前記第1の取付部に、配線パターンが形成された配線基板を取り付け、この配線基板の前記配線パターンに前記巻線の一端部を接続し、前記第2の工程では、前記コイルコアの前記第1の取付部を前記配線基板と共に前記第1のチャックで掴んだ際に、前記巻芯部側に位置する前記第1の取付部と前記配線基板との各端面を、前記第1のチャックの端面とほぼ同一面上に対応させて、露出させることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  3. 請求項2に記載のコイルブロックの製造方法において、前記第1のチャックは、前記巻芯部側に位置する端面が、これに対応する前記第1の取付部と前記配線基板との各端面に対して、前記巻芯部側に僅かに突出していることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  4. 請求項2又は請求項3のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第2の工程では、前記コイルコアの前記第1の取付部を前記配線基板と共に前記第1のチャックで掴んだ際に、前記配線パターンに接続された前記巻線が前記第1のチャックを跨いで前記巻芯部側に導かれていることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第2の工程における前記第1のチャックは、前記コイルコアの前記第1の取付部を位置決めする基板位置決め部と、この基板位置決め部で位置決めされた前記第1の取付部における前記巻芯部側の端部を開放させた状態で、前記第1の取付部をその両側から挟んで前記配線基板の縁部上を覆う一対の挟持爪部と、を備えていることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  6. 請求項5に記載のコイルブロックの製造方法において、前記一対の挟持爪部のうち、少なくとも一方の挟持爪部には、前記配線基板の前記配線パターンに接続された前記巻線が前記配線基板の縁部に接触するのを防ぐための丸みを帯びた巻線ガイド保護部が設けられていることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  7. 請求項6に記載のコイルブロックの製造方法において、前記巻線ガイド保護部は、前記一対の挟持爪部が前記配線基板に沿って互いに離れる方向に移動して、前記一対の挟持爪部による前記第1の取付部の掴みを解除する際に、前記巻線に接触する半円弧状の接触面が前記巻線から徐々に離れる方向に向けて傾斜していることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第2の工程では、前記第1の取付部側に位置する前記巻芯部の端部側に前記巻線を巻き付ける際に、前記第1の取付部の端部に密接する前記巻線の巻数が多く、前記第2の取付部側に向けて次第に巻数が少なくなるほぼ円錐形状になるように、前記巻線を巻き付けることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第3の工程では、前記コイルコアの前記第2の取付部を前記第2のチャックで掴んだ際に、前記巻芯部側に位置する前記第2の取付部の端部を、前記第2のチャックの端面とほぼ同一面上に対応させて、露出させることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  10. 請求項9に記載のコイルブロックの製造方法において、前記第2のチャックは、前記巻芯部側に位置する端面が、これに対応する前記第2の取付部の端部に対して、前記巻線の線径よりも極めて短い長さで前記巻芯部側に僅かに突出していることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第3の工程における前記第2のチャックは、前記コイルコアの前記第2の取付部を位置決めして前記巻芯部側に位置する前記第2の取付部の端部を露出させる位置決め凹部を備えるステータ位置決め部と、このステータ位置決め部で位置決めされた前記第2の取付部を前記ステータ位置決め部に押えるステータ押え部と、を備えていることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記第3の工程では、前記巻線を前記巻芯部の全域に亘って巻き付けて前記コイル部を形成する際に、前記第2のチャックによって前記巻芯部の軸方向における前記コイルコアの往復移動を制御しながら前記巻線を前記巻芯部の全域に亘って巻き付けることを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  13. 請求項2〜請求項12のいずれかに記載のコイルブロックの製造方法において、前記コイル部の外周を固着する第4の工程を備え、前記第4の工程では、前記巻線の他端部を前記配線基板の前記配線パターンに接続し、前記コイル部の外周に固着剤を塗布することを特徴とするコイルブロックの製造方法。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載されたコイルブロックの製造方法によって製造されたことを特徴とするコイルブロック。
  15. 請求項14に記載されたコイルブロックにおいて、前記コイルコアの前記第1の取付部と前記配線基板との間にスペーサ部材が設けられていることを特徴とするコイルブロック。
  16. 請求項14または請求項15に記載されたコイルブロックと、
    前記コイルブロックに取り付けられ、かつロータ孔を備えるステータと、
    前記ステータの前記ロータ孔にステップ回転可能に配置されたロータと、
    を備えていることを特徴とするモータ。
  17. 請求項16に記載のモータにおいて、前記ステータは、その一端部が前記コイルブロックの前記第2の取付部に取り付けられ、他端部が前記コイルブロックの前記第1の取付部に取り付けられ、その両方の中間部に前記ロータ孔が設けられていることを特徴とするモータ。
  18. 請求項16に記載のモータにおいて、前記コイルブロックは2つが並列に配置され、前記ステータは、前記2つのコイルブロックの前記各第2の取付部にそれぞれ取り付けられる第1連結部と、この第1連結部の中間部に設けられて前記2つのコイルブロックの前記各第1の取付部にそれぞれ取り付けられる第2連結部とを有し、前記第1連結部と前記第2連結部とが交差する箇所に前記ロータ孔が設けられていることを特徴とするモータ。
  19. 請求項16に記載のモータにおいて、前記コイルブロックは2つが直列に配置され、前記ステータは、前記2つのコイルブロックの前記各第1の取付部にそれぞれ取り付けられる第1連結部と、この第1連結部の中間部に設けられて前記2つのコイルブロックの前記各第2の取付部にそれぞれ取り付けられる第2連結部とを有し、前記第1連結部と前記第2連結部とが交差する箇所に前記ロータ孔が設けられていることを特徴とするモータ。
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