JP5991241B2 - コアの製造方法 - Google Patents
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Description
上記ステータコアの外形形状の一部の打抜きを帯状鋼板の厚みの途中までとして、鋼板部品に、上記ステータコアの外形形状の一部を利用したかしめ部を形成するとともに、該かしめ部を除く上記ステータコアの外形形状に沿って上記帯状鋼板から上記鋼板部品を打ち抜き、上記かしめ部によって複数枚の上記鋼板部品をかしめながら積み重ねる打抜積層工程と、
上記積み重ねられた複数枚の鋼板部品を互いに接着固定する接着固定工程と、
上記互いに接着固定された鋼板部品における上記かしめ部を切除して、上記ステータコアを形成する切除工程と、を含み、
上記打抜積層工程においては、上記複数のティースのうちのいずれか2つの隣接するティースの先端間であって該2つの隣接するティース間に位置する特定スロットの開口部に位置する部分を打ち抜いた後、上記特定スロットの形状に沿って上記かしめ部を形成することを特徴とするコアの製造方法にある(請求項1)。
本発明の他の態様は、巻線の通電時に生じる磁束を通過させる回転電機用のステータコアを周方向に複数に分割する形状であって、2つの隣接するティースの上記周方向の外側に位置するヨーク部において分断された形状を有する分割コアを、複数枚の鋼板部品を積層して製造する方法であって、
上記分割コアの外形形状の一部の打抜きを帯状鋼板の厚みの途中までとして、鋼板部品に、上記分割コアの外形形状の一部を利用したかしめ部を形成するとともに、該かしめ部を除く上記分割コアの外形形状に沿って上記帯状鋼板から上記鋼板部品を打ち抜き、上記かしめ部によって複数枚の上記鋼板部品をかしめながら積み重ねる打抜積層工程と、
上記積み重ねられた複数枚の鋼板部品を互いに接着固定する接着固定工程と、
上記互いに接着固定された鋼板部品における上記かしめ部を切除して、上記分割コアを形成する切除工程と、を含み、
上記打抜積層工程においては、上記2つの隣接するティースの先端間であって該2つの隣接するティース間に位置するスロットの開口部に位置する部分を打ち抜いた後、上記スロットの形状に沿って上記かしめ部を形成することを特徴とするコアの製造方法にある(請求項2)。
具体的には、打抜積層工程においては、ステータコアの外形形状の一部の打抜きを帯状鋼板の厚みの途中までとして、鋼板部品に、ステータコアの外形形状の一部を利用したかしめ部を形成する。また、かしめ部を除くステータコアの外形形状に沿って帯状鋼板から鋼板部品を打ち抜く。かしめ部は、鋼板部品からオフセットした状態に形成される。そして、打ち抜かれた鋼板部品は、前回に打ち抜かれた鋼板部品の上に積み重なる。このとき、複数枚の鋼板部品は、かしめ部によって互いにかしめられて、一体化される。
それ故、上記コアの製造方法によれば、プッシュバックを行わずに、コアの外形形状の一部を利用して複数枚の鋼板部品を一体化することができ、コアの性能及び帯状鋼板の歩留りを維持して、複数枚の鋼板部品の接着固定を容易に行うことができる。
上記コアの製造方法において、上記打抜積層工程においては、上記かしめ部を形成した後に、該かしめ部を含む上記コアの外形形状を有する鋼板部品を打ち抜いて、上記かしめ部によって複数枚の上記鋼板部品をかしめながら積み重ねてもよい(請求項3)。
この場合には、かしめ部の形成を正確かつ容易に行うことができる。
この場合には、打抜積層工程を行うためのプレス装置の構造を簡単にすることができる。
これにより、スロットの形状に沿ってかしめ部を形成することにより、帯状鋼板の歩留りをより向上させることができる。また、スロットの形状を利用して、鋼板部品同士をかしめることにより、このかしめを安定して行うことができる。
これにより、切除工程において、互いに接着固定された鋼板部品におけるかしめ部を切除する際に、スロットの開口部に位置する部分が変形して、かしめ部の切除に悪影響を与えてしまうことをなくすことができる。
(実施例1)
本例のコアの製造方法は、巻線の通電時に生じる磁束を通過させるコア6Aを、複数枚の鋼板部品50を積層して製造する方法である。
コアの製造方法においては、打抜積層工程、接着固定工程及び切除工程を行って、コア6Aを製造する。打抜積層工程においては、図1、図4、図5に示すごとく、帯状鋼板5からコア6Aの外形形状Xを有する鋼板部品50を打ち抜く際に、コア6Aの外形形状Xの一部の打抜きを帯状鋼板5の厚みの途中までとして、外形形状Xの一部を利用して鋼板部品50に繋がったかしめ部53を形成する。また、打抜積層工程においては、図2、図5に示すごとく、打ち抜かれた鋼板部品50を、かしめ部53によって複数枚の鋼板部品50をかしめながら積み重ねる。
図3に示すごとく、本例のコア6Aは、回転電機用のステータコア6を周方向に複数に分割する形状に形成された分割コア6Aである。分割コア6Aは、2つのティース61と2つのティース61間に位置する内側スロット62Aと有している。分割コア6Aは、2つのティース61及び内側スロット62Aを間に挟んで外側に位置する一対の外側スロット62Bの形成箇所において分断された形状を有している。分割コア6Aは、一対の外側スロット62Bに対する外周側に位置するヨーク部63において分断されている。ステータコア6は、ロータを内周側に配置して使用するステータを形成するものであり、複数のティースを内周側に突出させて形成されている。本例のステータコア6は、3相の巻線を複数のティース61に跨って所定の順序で配置する分布巻きステータを形成するものである。
また、図2に示すごとく、鋼板部品を打ち抜くパンチ11Bに対応した成形穴121には、鋼板部品50が積み重なって載置されるエジェクター14が配設されている。
なお、ワニスの含浸は、真空状態において行うことができる。また、接着固定は、ワニスを滴下する以外にも、ワニスの容器内に一体化された複数枚の鋼板部品50を浸漬させることによって行うこともできる。
それ故、本例のコアの製造方法によれば、プッシュバックを行わずに、分割コア6Aの外形形状Xの一部を利用して複数枚の鋼板部品50を一体化することができ、分割コア6Aの性能及び帯状鋼板5の歩留りを維持して、複数枚の鋼板部品50の接着固定を容易に行うことができる。
本例は、上記実施例1に示した分割コア6A以外に、上記コアの製造方法によって製造することができるコアについて示す。
例えば、図6に示すごとく、上記製造方法は、分布巻きステータを形成するステータコア6を分割コア6Aによらず一体コア6Bとする場合に適用することができる。この場合、一体コア6Bの外形形状Xを有する鋼板部品50を打ち抜き、この鋼板部品50に形成するかしめ部53は、複数のスロット62のうちのいずれかに形成することができる。そして、このかしめ部53は、一体コア6Bとなる複数枚の鋼板部品50を一体化し接着固定した後に除去する。
本例においても、上記実施例1と同様の製造方法によって各コア6,7を製造することができ、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
5 帯状鋼板
50 鋼板部品
53 かしめ部
6 ステータコア
6A 分割コア
61 ティース
62A 内側スロット
62B 外側スロット
Claims (4)
- 複数のティース及び該ティース間に位置する複数のスロットを有し、巻線の通電時に生じる磁束を通過させる回転電機用のステータコアを、複数枚の鋼板部品を積層して製造する方法であって、
上記ステータコアの外形形状の一部の打抜きを帯状鋼板の厚みの途中までとして、鋼板部品に、上記ステータコアの外形形状の一部を利用したかしめ部を形成するとともに、該かしめ部を除く上記ステータコアの外形形状に沿って上記帯状鋼板から上記鋼板部品を打ち抜き、上記かしめ部によって複数枚の上記鋼板部品をかしめながら積み重ねる打抜積層工程と、
上記積み重ねられた複数枚の鋼板部品を互いに接着固定する接着固定工程と、
上記互いに接着固定された鋼板部品における上記かしめ部を切除して、上記ステータコアを形成する切除工程と、を含み、
上記打抜積層工程においては、上記複数のティースのうちのいずれか2つの隣接するティースの先端間であって該2つの隣接するティース間に位置する特定スロットの開口部に位置する部分を打ち抜いた後、上記特定スロットの形状に沿って上記かしめ部を形成することを特徴とするコアの製造方法。 - 巻線の通電時に生じる磁束を通過させる回転電機用のステータコアを周方向に複数に分割する形状であって、2つの隣接するティースの上記周方向の外側に位置するヨーク部において分断された形状を有する分割コアを、複数枚の鋼板部品を積層して製造する方法であって、
上記分割コアの外形形状の一部の打抜きを帯状鋼板の厚みの途中までとして、鋼板部品に、上記分割コアの外形形状の一部を利用したかしめ部を形成するとともに、該かしめ部を除く上記分割コアの外形形状に沿って上記帯状鋼板から上記鋼板部品を打ち抜き、上記かしめ部によって複数枚の上記鋼板部品をかしめながら積み重ねる打抜積層工程と、
上記積み重ねられた複数枚の鋼板部品を互いに接着固定する接着固定工程と、
上記互いに接着固定された鋼板部品における上記かしめ部を切除して、上記分割コアを形成する切除工程と、を含み、
上記打抜積層工程においては、上記2つの隣接するティースの先端間であって該2つの隣接するティース間に位置するスロットの開口部に位置する部分を打ち抜いた後、上記スロットの形状に沿って上記かしめ部を形成することを特徴とするコアの製造方法。 - 請求項1又は2に記載のコアの製造方法において、上記打抜積層工程においては、上記かしめ部を形成した後に、該かしめ部を含む上記コアの外形形状を有する鋼板部品を打ち抜いて、上記かしめ部によって複数枚の上記鋼板部品をかしめながら積み重ねることを特徴とするコアの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコアの製造方法において、上記接着固定工程は、上記打抜積層工程が行われたプレス装置の外部において行うことを特徴とするコアの製造方法。
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