JP4938389B2 - 積層コアおよびステータ - Google Patents

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この発明は、モータ、発電機、トランス等に使用される磁性板材を積層した積層コアおよびステータの構造に関するものである。
従来の積層コアの製造方法では、打抜き時にコア部材をかしめて積層する。すなわち、打抜くコア部材の板厚方向に例えば表側に凸部を、裏側に凹部を形成して、連続的に打抜いて積層することにより、凹凸部が圧入されてコア部材同士が固定される(例えば、特許文献1参照)。
また、コア部材に絶縁性の接着剤を塗布して積層する方法が示されており、接着剤としてワニスを塗布したり、積層したコア部材を接着剤に浸漬することによって、コア部材同士を接着している(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−165447([0007]〜[0009]、図5) 特開2003−324869([0017]、[0018]、図1)
従来から積層コアの製造法として用いられているコア部材をかしめる方法では、コア部材に凹凸を設ける必要があるが、積層するコア部材間で凹凸部の位置精度を確保するために、多数のプレス工程が必要となる。このため、金型が大きくなって、プレス機械そのものが大きくなり、複数個の金型が必要となって、設備が高価になる問題がある。
また、薄いコア部材に凹凸部を形成したり、かしめたりすることによって、コア部材に加工歪が生じて、磁気特性を劣化させるなどの問題があった。製品が小さくなるとかしめによる加工歪が磁気特性に与える影響は大きくなり、小型化が困難になる問題があった。
また、磁気特性を向上させるために薄いコア部材を積層することにより渦電流を抑制する方法があるが、板厚が薄くなると凹凸の形成が困難になるなどの問題があった。
かしめ部は圧入によって固定されているだけであるため、積層する全てのコア部材が完全に固定されているわけではく、凹凸間にすき間が発生している箇所もある。このため、使用時にコア部材同士が相対的に滑り、騒音を発生するなどの問題があった。
加工歪による磁気特性の劣化を抑制する方法として、コア部材を接着剤で固定する方法があるが、接着剤の塗布厚さがばらつくために、寸法精度が劣化するなどの問題がある。
また、積層したコア部材を接着剤に浸漬したり、打抜いたコア部材間のすき間に接着剤を浸透させる方法もあるが、大気中で接着剤をすき間に浸透させることは困難であり、ワニスなどは、真空中で含浸させることが多い。
また、接着剤を用いると、積層したコア部材間で接着剤が漏れることがあり、はみ出した接着剤を除去する工程が必要になるなど、製造コストが高くなるなどの問題があった。
この発明は上記のような従来の課題を解消するためになされたものであり、コア部材を積層する際のかしめが不要となり、コア部材の厚み偏差による累積誤差を吸収し高精度な形状を有する積層コア及びステータを提供する。
この発明に係る積層コアは、磁性板材であるコア部材を複数個積み重ねて形成される積層コアであって、積層したコア部材のうち積層方向両端に配置されるコア部材が平行状態を保つように加圧され、各コア部材の全面ではなく部分的にコア部材の表面から側面を通して連続的に配置された糸状の熱可塑性樹脂が、各コア部材の板厚偏差に応じて薄く溶融する箇所と厚く溶融する箇所に分かれて溶融されることにより上記各コア部材が固着され、溶融固化している熱可塑性樹脂が上記コア部材の側面に部分的に存在していることを特徴とする。
この発明に係る積層コアによれば、積層したコア部材のうち積層方向両端に配置されるコア部材が平行状態を保つように加圧され、各コア部材の全面ではなく部分的コア部材の表面から側面を通して連続的に配置された糸状の熱可塑性樹脂が、各コア部材の板厚偏差に応じて薄く溶融する箇所と厚く溶融する箇所に分かれて溶融することにより各コア部材が固着され、溶融固化している熱可塑性樹脂が上記コア部材の側面に部分的に存在しているので、かしめが不要となり、型代を安くして安価に積層コアを製造することができる。
また、加熱された熱可塑性樹脂はコア部材間に薄く形成できるため、渦電流損の低減によって鉄損が減り、コア部材の厚み偏差による累積誤差を吸収し高精度な形状を得ることができる。このため、積層コアから発するうなり音等の騒音を低減することができ、エネルギー変換効率が高く電磁騒音や振動の少ないモータ等を得ることができる。
さらに、かしめが不要となるため、コア部材に発生する加工歪を低減でき、磁気特性が良好な積層コアを得ることができる。
また、コア部材を熱可塑性樹脂で固着することによって、接着強度が向上してコア部材同士が相対的に滑ることがなく、コイルの巻線時に外力が作用しても形状が崩れ難く、精度と剛性が高いステータを得ることができる。このため、騒音や振動の少ないモータ等を得ることができる。
さらに、積層コアを分解するときには、加熱することにより、熱可塑性樹脂は再度溶融されてコア部材が分解され、リサイクルコストを低減することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による積層コアの構造を示す斜視図であり、図1(a)は積層前の状態を示し、図1(b)は積層後の状態を示す。積層コア100は、厚さが約1mm以下の鉄板や電磁鋼板等の磁性板材であるコア部材1Aを、複数個積層することにより構成される。本実施の形態のコア部材1Aは、ヨーク部1aと、ヨーク部1aから直交方向に突出したティース部1bと、ティース部1bの先端に位置するティース先端部1cから成り、略T字形状を成している。
本実施の形態では、図1(a)に示すように、各コア部材1Aの間に熱可塑性樹脂2を全面ではなく部分的に配置して、各コア部材1Aを積層し、図1(a)の矢印Pで示した方向に加圧する。その後、積層したコア部材1Aを例えば加熱炉に入れて、熱可塑性樹脂2を薄くフィルム状に溶融する。そして、図1(b)に示すように、各コア部材1A同士は熱可塑性樹脂2により固着され、積層コア100を得る。ここで、熱可塑性樹脂2としては、ナイロン、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン等の材料を用いることができる。熱可塑性樹脂2の融点は75℃から200℃であることが、コア部材1Aの温度上昇に耐えることができかつ製造しやすい点で好適である。また、各コア部材1A上に全面でなく部分的に熱可塑性樹脂2を容易に配置するために、熱可塑性樹脂2として糸状のものを用いることができる。
ここで、熱可塑性樹脂2をコア部材1Aの全面でなく部分的に配置することにより、下記の効果を得ることができる。すなわち、コア部材1Aに板厚偏差があった場合でも、その板厚偏差を吸収して積層コア100の全面にわたり一定の積層高さを得ることができる。図2に示すように、熱可塑性樹脂2をコア部材1Aの全面でなく部分的に配置(図6の例では2列に配置)して、上下のコア部材1A−1と1A−4が平行状態を保つように加圧する。このとき、板厚偏差を有するコア部材1A−3が存在しても、熱可塑性樹脂2が図示の様に薄くフィルム状に溶融する箇所と比較的厚く溶融する箇所に分かれることにより、コア部材1Aの全面において積層コア100の高さは所定の積層高さHに保たれる。
次に、コア部材1A上への熱可塑性樹脂2の好適な配置について考察する。図3において、コア部材1Aに配置した熱可塑性樹脂2の面積をそれぞれS1、S2とし、その図心をG1、G2とする。コア部材1Aの図心Oから各熱可塑性樹脂2の図心G1、G2までの距離をr1、r2、熱可塑性樹脂2の密度をρ、図心Oを通る主軸(図3において、図心Oを通る、コア部材1Aの平面に直交する軸)と図心G1、G2の成す角θ1、θ2とした場合、主軸方向の熱可塑性樹脂2のモーメントの和がほぼ零になること、すなわち、ρ・S1・r1・sinθ1+ρ・S2・r2・sinθ2=0を満たすと、熱可塑性樹脂2の配置バランスが良くなり、コア部材1Aの板厚偏差をより一層吸収して積層コア100の全面にわたり一定の積層高さを得ることができる。
ここで、上記式を一般化すると、熱可塑性樹脂2の面積をS1、S2、・・・、Sn、その図心をG1、G2、・・・、Gnとする。コア部材1Aの図心Oから各熱可塑性樹脂2の図心G1、G2、・・・、Gnまでの距離をr1、r2、・・・、rn、熱可塑性樹脂2の密度をρ、図心Oを通る主軸と図心G1、G2、・・・、Gnの成す角θ1、θ2、・・・、θnとするとき、主軸方向の熱可塑性樹脂2のモーメントの和がほぼ零になること、すなわち下記の式(1)を満たすと、熱可塑性樹脂2の配置バランスがより良くなる。
Figure 0004938389
積層コア100は、例えば、図4に示す手順で作製することができる。図4(a)に示すように、コア部材1Aと糸状の熱可塑性樹脂2を交互に積層する。そして、図4(b)に示すように、コア部材1Aを積層方向に加圧する。そして、積層した糸状の熱可塑性樹脂2とコア部材1Aを、例えば加熱炉に放置したりヒータで加熱することにより、図4(c)に示すように、熱可塑性樹脂2が溶融してコア部材1A上に薄く広がって積層コア100を得ることができる。糸状の熱可塑性樹脂2に張力を作用させておけば、加熱したときに、余分の熱可塑性樹脂2を、コア部材1Aから分離することができる。
図5はこの発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。図1では、略T字形状のコア部材1A上に糸状の熱可塑性樹脂2がティース部1bと略直交する方向に配置されている例について説明したが、図5では、コア部材1Aが、ヨーク部1aと、ヨーク部1aから略直交方向に突設したティース部1bを有する略T字形状を成したものにおいて、このコア部材1A上に糸状の熱可塑性樹脂2をティース部1bと略平行する方向にバランス良く配置することにより、コア部材1A間の接着力を向上することができる。
図6はこの発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。図6では、コア部材1Aが、ヨーク部1aと、ヨーク部1aから略直交方向に突設したティース部1bを有する略T字形状を成し、コア部材1A上に糸状の熱可塑性樹脂2をティース部1bと略直交する方向と略平行する方向の十字形状に配置することにより、積層コア100に外力が作用しても、積層コア100が変形し難く、寸法精度を向上することができる。
図7はこの発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。図7では、コア部材1Aが、ヨーク部1aと、ヨーク部1aから略直交方向に突設したティース部1bを有する略T字形状を成し、コア部材1A上に糸状の熱可塑性樹脂2をティース部1bの方向と傾斜する方向に配置することにより、積層コア100に外力が作用しても寸法が変化し難くなり、信頼性が高い積層コア100を得ることができる。
図8はこの発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。図8では、コア部材1Aが、ヨーク部1aと、ヨーク部1aから略直交方向に突設したティース部1bを有する略T字形状を成し、糸状の熱可塑性樹脂2を、コア部材1Aのヨーク部1a上にティース方向に配置すると共に、コア部材1Aのティース部1b上にティース方向に直行する方向に配置する。これにより、積層コア100に種々の方向から外力やモーメントが作用しても、安定して形状が保持され、信頼性が高い積層コア100を得ることができる。
図9はこの発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。本例では、熱可塑性樹脂2として、糸状のものを裁断したような形状や粉体状の熱可塑性樹脂を用い、コア部材1A上にランダムに熱可塑性樹脂2を配置しておくことも可能である。細かい熱可塑性樹脂2をコア部材1A上に配置することによって、全面に渡って均一な厚さに熱可塑性樹脂2を溶融することにより、コア部材1A間の接着力が向上し、大きな外力が加わっても寸法が変化し難くすることができる。
上記の実施の形態の説明において、コア部材の形状は、ヨーク部と、ヨーク部から略直交方向に突設したティース部を有する略T字形状を成した例について説明した。しかし、コア部材の形状はこれに限らず、図10(a)に示すように、長方形又は略コの字形のコア部材10Aにおいて、長方形又は略コの字形の各辺に熱可塑性樹脂2がバランス良く配置されていても良い。この場合、長方形又は略コの字形のコア部材10Aにおいて、力学的バランスがよく、耐モーメント力が増す。
また、図10(b)に示すように、コア部材11Aがほぼ一直線状のクシ歯形状を成し、歯部の歯数に相応して熱可塑性樹脂2を分断して配置するようにしても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、コア部材の全面ではなく部分的に配置された熱可塑性樹脂によりコア部材を接着することにより、コア部材に板厚偏差があった場合でも、その板厚偏差による累積誤差を吸収して積層コアの全面にわたり一定の積層高さを得ることができる。
また、全面ではなく部分的に配置された熱可塑性樹脂によりコア部材を接着することにより、かしめが不要となり、コア部材を打抜くための型代を安くして安価に積層コアを製造することができる。従来のかしめにより結合した積層コアでは、凹凸部の圧入部で全てのコア部材が固定される訳ではなく、コア部材の寸法誤差に起因して部分的に凹凸部ですき間が発生することもある。しかし、本実施の形態では、熱可塑性樹脂でコア部材を固着することにより、コア部材間にずれがなく、寸法精度が良好な積層コアを得ることができる。
また、コア部材をかしめた場合には、コア部材が反ったりなどして、コア部材間のすき間が不均一になって、渦電流損失が増加したり、寸法精度が劣化することがあったが、部分的にコア部材を接着することによって、薄く均一なすき間が形成され、寸法精度が良好な積層コアを得ることができる。
さらに、積層コアを廃却するときには、加熱することにより、熱可塑性樹脂は再度溶融されて積層コアを分解することが可能であり、リサイクルコストを低減することができる。
図11に示すように、熱可塑性樹脂2の厚さtは、加圧して加熱することにより、コア部材1Aの厚さTの5%以下にすることが可能であり、鉄心占積率(積層コア全体の厚さに対するコア部材厚さの総計の比率)を95%以上確保することで、磁気抵抗を増やすことがなく、磁気特性が良好な積層コアを得ることができる。
コア部材1Aに熱可塑性樹脂2を配置しコア部材1Aを積層する場合、例えば、図12(a)に示すように、糸状の熱可塑性樹脂2をコア部材1Aの表面のみならず側面を通しながら、連続的にコア部材1Aを巻きつけながら積層することにより、図12(b)の一部側面図に示すように、コア部材1Aの側面に熱可塑性樹脂2が形成された積層コアを得ることができる。通常、コア部材1Aには絶縁のためにフィルムや樹脂成型品を取付けることが多く、積層コアの側面に熱可塑性樹脂部分を設けておくことにより、容易に樹脂絶縁部品を固着することができ、安価に製造できる効果がある。
実施の形態2.
上記実施の形態では、コア部材が略T字形状、長方形状の場合について述べたが、円形状のコア部材においても本発明を適用することができる。
図13(a)(b)はこの発明の実施の形態2による積層コアの構成例を示す平面図である。図において、コア部材12Aはほぼドーナツ形状を成し、ドーナツ形状の外周円を外接円としたN角形状(Nは3以上の整数)に熱可塑性樹脂2が配置されている。この場合、正N角形状(Nは3以上の整数)とすると接着バランスにおいて好ましい。なお、コア部材12Aにおいて、12aは永久磁石配設穴であり、12bはシャフト挿入穴を示している。
図14(a)はこの発明の実施の形態2による積層コアの構成例を示す平面図である。図において、コア部材12Aはほぼドーナツ形状を成し、ドーナツ形状の外周円とほぼ同心円状に1列もしくは2列以上の熱可塑性樹脂2が配置されている。
図14(b)はこの発明の実施の形態2による積層コアの構成例を示す平面図である。図において、コア部材12Aはほぼドーナツ形状を成し、ドーナツ形状の中心からほぼ放射状に複数本の熱可塑性樹脂2が配置されている。
以上のように、図13及び図14に示す略ドーナツ形状のコア部材12Aにおいて熱可塑性樹脂2がバランス良く配置されているので、積層コアの固定の力学的バランスがよく、耐モーメント力が増す効果がある。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2で説明した積層コアを用いて、モータや発電機などに使用されるステータや変圧器などの電磁機器を提供することができる。
図15(a)に示すように、略T字形状のコア部材1A上に糸状の熱可塑性樹脂2がティース部1bと略直交する方向に配設されている積層コア100(図1参照)を複数個用意する。そして、積層コア100を環状に配置して、各積層コア100を例えば溶接等により固着して、図15(b)に示すように、モータなどに使用される環状鉄心7を製造する。この環状鉄心7の各ティース部1bにコイル8を巻線して、図16に示すステータ9を得ることができる。
従来のかしめで製造したステータでは、コア部材の凹凸部の圧入部で全てのコア部材が固定される訳ではなく、寸法誤差に起因して部分的に凹凸部ですき間が発生することもあるが、図15に示したように、熱可塑性樹脂2でコア部材1Aを固着してステータ9を製造することにより、寸法精度が良好なステータ9を得ることができる。
コア部材をかしめた場合には、コア部材が反ったりなどして、コア部材間のすき間が不均一になって、渦電流損失が増加し、モータの効率が劣化する問題があった。これに対して、本実施の形態の様に、コア部材1Aの全面でなく部分的に熱可塑性樹脂2を配置してコア部材1Aを接着することによって、積層したコア部材1A間のすき間がほぼ均一で寸法精度が良好なステータ9を得ることができる。
また、図17(a)に示すように、略T字形状のコア部材1A上に糸状の熱可塑性樹脂2がティース部1bと略平行する方向にバランス良く配設されている積層コア100(図5参照)を複数個用意する。そして、各積層コア100を例えば溶接等により固着して、図17(b)に示すように、環状鉄心7にインシュレータ10を介してコイル8を巻回してステータ9を製造する。本例では、コア部材1A間の接着力が向上し、例えば、コイル8を巻線するときにコイル8の張力などの外力が作用しても、積層コア100の形状や寸法が変化し難いステータ9を得ることができる。また、コイル8を巻線するときに、コイル8と環状鉄心7の間にインシュレータ10を設ける場合、図12に示したように、積層コア100の側面に熱可塑性樹脂2を形成するようにしておけば、例えば、加熱したり、超音波振動などを与えることにより、インシュレータ10を環状鉄心7に容易に固着することができる。また、インシュレータ10と熱可塑性樹脂2を同一の材料で構成すれば、インシュレータ10を容易に環状鉄心7に組込むことができる。
また、図18(a)に示すように、略T字形状のコア部材1A上に糸状の熱可塑性樹脂2をティース部1bと略直交する方向と略平行する方向の十字形状に配設されている積層コア100(図6参照)を複数個用意する。そして、各積層コア100を例えば溶接等により固着して環状鉄心7を形成し、図18(b)に示すように、環状鉄心7にインシュレータ10を介してコイル8を巻回することによりステータ9を製造する。この場合、ステータ9に外力が作用しても、ステータ9が変形し難く、寸法精度を向上することができる。
また、図19(a)に示すように、略T字形状のコア部材1A上に糸状の熱可塑性樹脂2をティース部1bの方向と傾斜する方向に配設されている積層コア100(図7参照)を複数個用意する。そして、各積層コア100を例えば溶接等により固着して環状鉄心7を形成し、図19(b)に示すように、環状鉄心7にインシュレータ10を介してコイル8を巻回することによりステータ9を製造する。この場合、コイル巻線時に種々の方向から外力やモーメントが作用しても安定して形状を保持できるので、寸法精度を向上できる。
また、図20に示すように、略T字形状のコア部材1A上に糸状の熱可塑性樹脂2を環状のステータ形状に合わせてほぼ同心円状に配設されているステータ9を用いても寸法精度が良好なステータ9を提供することができる。
さらに、図21(a)に示すように、糸状のものを裁断したような形状や粉体状の熱可塑性樹脂2を用い、略T字形状のコア部材1A上にランダムに熱可塑性樹脂2を配設した積層コア100(図9参照)を複数個用意する。そして、各積層コア100を例えば溶接等により固着して環状鉄心7を形成し、図21(b)に示すように、環状鉄心7にインシュレータ10を介してコイル8を巻回することによりステータ9を製造する。この場合、コア部材1A間の接着力が向上し、大きな外力が加わっても寸法が変化し難いステータ9を得ることができる。
本実施の形態による積層コア及びステータによれば、コア部材の全面ではなく部分的に配置された熱可塑性樹脂によりコア部材を接着することにより積層コアを作成しているので、渦電流損が低減して鉄損が減り、コア部材の厚み偏差による累積誤差を吸収して、高精度かつ高剛性な形状を得ることができることから、エネルギー変換効率の高く電磁騒音や振動の少ないモータ等を得ることができる。
また、積層コアを分解するときには、加熱することにより、熱可塑性樹脂は再度溶融されてコア部材が分解され、モータ及びステータの分解性が向上し、リサイクルコストを低減することができる。
本実施の形態のステータ9と実施の形態2で示したドーナツ形状の鉄心12を組合せることにより、モータを得ることができる。図22に示すように、ドーナツ形状の鉄心12に永久磁石13を組込み、コイル8に通電してドーナツ形状の鉄心12を回転させてモータを得ることができる。
このように、寸法精度が良好なステータ9やドーナツ形状の鉄心12を用いてモータなどを製造することにより、ドーナツ形状の鉄心12とステータ9の寸法、形状ばらつきに起因して発生するコギングトルクなどを抑制でき、特性が良好なモータや発電機などの電動機を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態3では、分割された積層コア100を用いてステータ9を製造しているが、図23に示すように、隣り合う積層コア100が薄肉部101で連結されている形状の鉄心を環状に配列し、インシュレータ10を介してコイル8を巻回することにより製作されるステータ9にも本発明を適用することができる。この場合の積層コア100は、コア部材1Aの全面ではなく部分的に配置された熱可塑性樹脂2により接着することにより形成されている。これによれば、積層コア3の溶接などが不要となり、安価に精度が高いステータ9を得ることができる。
また、図24に示すように、隣り合う積層コア100が、それぞれ隣接するコア部材が交互に重なった関節部14(ピンで連結しても良いし、凹凸で連結しても良い)により連結したジョイントラップ方式を用いるステータに適用しても良い。この場合、コイル8の巻線性が向上して、コイル8を高占積率で巻線することが可能となり、安価にモータを製造できるともに、低消費電力のモータを得ることができる。
実施の形態5.
実施の形態1から4の大半の実施例では、熱可塑性樹脂2の端部が、コア部材1Aの外周面や内周面、あるいはヨーク部1a同士が周方向に当接する面など、ステータの真円度に影響する端面の縁に位置している箇所があり、熱可塑性樹脂2が端面に残ると除去しなければならない場合がある。本実施の形態では、図25に示すように、熱可塑性樹脂2の両端部がヨーク部1aの内周側に位置するように配置することにより、そのような端面に熱可塑性樹脂2の残渣に留意することなく、積層コア100を構成することができる。図25の例では、コア部材1A上に、糸状の熱可塑性樹脂2がヨーク部1aの一端の内周側からヨーク部1aの外周側に向かい、その後ティース部1bの先端側に向かった後折り返して他端側のヨーク部1aの外周側に向かった後、他端側のヨーク部1aの内周側に至るように、ティース部と略平行する方向の略M字形状に配置されている。このように配置すれば、接着上も力学的にもバランスよく熱可塑性樹脂2を配置することができる。
また、図26に示すように、隣り合う積層コア100が薄肉部101で連結されている形状の鉄心を環状に配列し、インシュレータ10を介してコイル8を巻回することにより製作されるステータ9にも本実施の形態のコア部材1Aを適用することができる。これによれば、熱可塑性樹脂2をあらかじめ変形させるための冶具として、積層コア100内や積層コア100間に相当する位置で折り曲げるためのピン(一部図示90)を配置しておき、これらのピンに熱可塑性樹脂2を一筆書きのように巻き付けながら変形させた後、押し出して融着することにより、生産性よく、かつ材料のムダ少なく、熱可塑性樹脂2を積層コア100に配置できるとともに、熱可塑性樹脂2が積層コア100の内部に満遍なく行き渡り、強固な接着強度の積層コア、ひいては高剛性なステータを得ることができる。
実施の形態6.
また、図27に示すように、コア部材13Aは、円環状のヨーク部13aと、ヨーク部13aの内周側に複数のティース部13bを備えるような一体形のほぼドーナツ形状を成し、インシュレータ10を介してコイル8を巻回することにより製作されるステータ9にも本発明を適用することができる。すなわち、本実施の形態では、コア部材13A上に、糸状の熱可塑性樹脂2がヨーク部13aでは円環状のヨーク部13aに沿って、ティース部13bでは略U字形状を成すように折り返しながら環状に一筆書きで配置されている。これによれば、熱可塑性樹脂2をあらかじめ変形させるための冶具に、積層コア100内のヨーク部13aやティース部13bに相当する位置で折り曲げるためのピン(図示せず)を配置しておき、これらのピンに熱可塑性樹脂2を一筆書きのように巻き付けながら変形させた後、押し出して融着することにより、生産性よく、かつ材料のムダなく、熱可塑性樹脂2を積層コア100に配置できるとともに、熱可塑性樹脂2が積層コア100の内部に満遍なく行き渡り、強固な接着強度の積層コア、ひいては高剛性なステータを得ることができる。
この発明の実施の形態1による積層コアの構造を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1によるコア部材の積層の状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1による熱可塑性樹脂の配置の様子を示す平面図である。 この発明の実施の形態1による積層コアの製造例を示す断面図である。 この発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1による積層コアの他の構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1による積層コアの積層例を示す一部正面図である。 この発明の実施の形態1による積層コアの積層例を示す一部正面図及び側面図である。 この発明の実施の形態2による積層コアの構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態2による積層コアの構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態3による積層コアを用いた鉄心を示す図である。 この発明の実施の形態3による積層コアを用いたステータを示す図である。 この発明の実施の形態3による積層コアを用いたステータを示す図である。 この発明の実施の形態3による積層コアを用いたステータを示す図である。 この発明の実施の形態3による積層コアを用いたステータを示す図である。 この発明の実施の形態3による積層コアを用いたステータを示す図である。 この発明の実施の形態3による積層コアを用いたステータを示す図である。 この発明の実施の形態3による積層コアを用いたモータを示す図である。 この発明の実施の形態4による積層コアを用いたステータを示す図である。 この発明の実施の形態4による積層コアを用いたステータを示す図である。 この発明の実施の形態5による積層コアの構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態5による積層コアを用いたステータを示す図である。 この発明の実施の形態6による積層コアを用いたステータを示す図である。
符号の説明
1A,10A,11A,12A,13A コア部材、1a ヨーク部、
1b ティース部、1c ティース先端部、2 熱可塑性樹脂、7 環状鉄心、
8 コイル、9 ステータ、10 インシュレータ、12 ドーナツ形状の鉄心、
13 永久磁石、100 積層コア、101 薄肉部、102 関節部。

Claims (18)

  1. 磁性板材であるコア部材を複数個積み重ねて形成される積層コアであって、上記積層したコア部材のうち積層方向両端に配置されるコア部材が平行状態を保つように加圧され、上記各コア部材の全面ではなく部分的に上記コア部材の表面から側面を通して連続的に配置された糸状の熱可塑性樹脂が、上記各コア部材の板厚偏差に応じて薄く溶融する箇所と厚く溶融する箇所に分かれて溶融されることにより上記各コア部材が固着され、溶融固化している熱可塑性樹脂が上記コア部材の側面に部分的に存在していることを特徴とする積層コア。
  2. 上記コア部材の表面に部分的に配置された上記熱可塑性樹脂において、主軸方向の上記熱可塑性樹脂のモーメントの和がほぼ零になることを特徴とする請求項1に記載の積層コア。
  3. 上記コア部材は、ヨーク部と、上記ヨーク部から略直交方向に突設したティース部を有する略T字形状を成し、上記コア部材上に、糸状の上記熱可塑性樹脂が上記ティース部と略直交する方向に配置されている請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  4. 上記コア部材は、ヨーク部と、上記ヨーク部から略直交方向に突設したティース部を有する略T字形状を成し、上記コア部材上に、糸状の上記熱可塑性樹脂が上記ティース部と略平行する方向に配置されている請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  5. 上記コア部材は、ヨーク部と、上記ヨーク部から略直交方向に突設したティース部を有する略T字形状を成し、上記コア部材上に、糸状の上記熱可塑性樹脂が上記ティース部と略直交する方向と略平行する方向の十字形状に配置されている請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  6. 上記コア部材は、ヨーク部と、上記ヨーク部から略直交方向に突設したティース部を有する略T字形状を成し、上記コア部材上に、糸状の上記熱可塑性樹脂が上記ティース部の方向と傾斜する方向に配置されている請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  7. 上記コア部材は、ヨーク部と、上記ヨーク部から略直交方向に突設したティース部を有する略T字形状を成し、糸状の上記熱可塑性樹脂が、上記コア部材の上記ヨーク部上にティース方向に配置されると共に、上記コア部材の上記ティース部上にティース方向に直行する方向に配置されている請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  8. 上記コア部材は、ヨーク部と、上記ヨーク部から略直交方向に突設したティース部を有する略T字形状を成し、糸状の上記熱可塑性樹脂の両端部が、上記コア部材の上記ヨーク部の両内周側に位置するように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  9. 上記コア部材は、長方形又は略コの字形状を成し、上記長方形又は略コの字形の各辺に上記熱可塑性樹脂が配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  10. 上記コア部材は、ほぼ一直線状のクシ歯形状を成し、歯部の歯数に相応して上記熱可塑性樹脂が配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  11. 上記コア部材は、略ドーナツ形状を成し、上記ドーナツ形状の外周円を外接円としたN角形状(Nは3以上の整数)に上記熱可塑性樹脂が配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  12. 上記コア部材は、略ドーナツ形状を成し、上記ドーナツ形状の中心からほぼ放射状に複数本の熱可塑性樹脂が配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  13. 溶融固化している上記熱可塑性樹脂材の厚さが、上記コア部材の厚さの5%以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層コア。
  14. 磁性板材であるコア部材を複数個積み重ねて形成される積層コアと、上記積層コアにインシュレータを介して装着されるコイルを備えたステータであって、上記積層したコア部材のうち積層方向両端に配置されるコア部材が平行状態を保つように加圧され、上記各コア部材の全面ではなく部分的に上記コア部材の表面から側面を通して連続的に配置された糸状の熱可塑性樹脂が、上記各コア部材の板厚偏差に応じて薄く溶融する箇所と厚く溶融する箇所に分かれて溶融されることにより上記各コア部材が固着され、溶融固化している熱可塑性樹脂が上記コア部材の側面に部分的に存在していることを特徴とするステータ。
  15. 上記コア部材の表面に部分的に配置された上記熱可塑性樹脂において、主軸方向の上記熱可塑性樹脂のモーメントの和がほぼ零になることを特徴とする請求項14に記載のステータ。
  16. 磁性板材であるコア部材を複数個積み重ねて形成される積層コアと、上記積層コアにインシュレータを介して装着されるコイルを備えたステータであって、請求項3から請求項8のいずれか1項に記載の積層コアを環状に配列して環状鉄心を形成し、上記積層コアのティース部にインシュレータを介してコイルを巻回したことを特徴とするステータ。
  17. 上記隣り合う積層鉄心が薄肉部又はジョイントラップにより連結されていることを特徴とする請求項16に記載のステータ。
  18. 上記インシュレータと上記熱可塑性樹脂は同材質であることを特徴とする請求項14から請求項17のいずれか1項に記載のステータ。
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