JP2000321376A - 電子時計および指針位置検出方法 - Google Patents

電子時計および指針位置検出方法

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JP2000321376A
JP2000321376A JP11134952A JP13495299A JP2000321376A JP 2000321376 A JP2000321376 A JP 2000321376A JP 11134952 A JP11134952 A JP 11134952A JP 13495299 A JP13495299 A JP 13495299A JP 2000321376 A JP2000321376 A JP 2000321376A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個別の電気的素子を追加することなく指針の
位置を検出することができるようにすること。 【解決手段】 輪列7の分針車を、分針が12時を指す
ときに輪列7に高負荷がかかるように形成する。パルス
制御回路4は、通常駆動パルスP1を出力し、その通常
駆動パルスP1でモータが回転しない場合は第1補助駆
動パルスP2を出力し、その第1補助駆動パルスP2で
モータが回転しない場合は第2補助駆動パルスP3を出
力する。モータ6は、通常、通常駆動パルスP1または
第1補助駆動パルスP2で回転し、輪列7に高負荷がか
かったとき、すなわち分針が12時を指したとき、第2
補助駆動パルスP3で回転する。指針位置検出回路10
は、パルス制御回路4からP3出力信号を受け取った場
合、すなわちパルス制御回路4から第2補助駆動パルス
P3が出力された場合は分針が12時を指したことと判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子時計および指
針位置検出方法に関し、より詳細には、指針が所定の位
置にきたことを検出して特定の動作を行うための信号を
取得する電子時計および指針位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子時計においては、指針が所定位置に
きたときに特定動作を行うようにしている。特定の動作
の例としては、時報を鳴らす、カレンダを回すや外部か
ら受信した電波に基づいて時刻を合わせるなどが挙げら
れる。例えば、分針が12時を指したときに時報を鳴ら
す場合は、分針が12時を指したことを検出して、時報
を鳴らす回路に時報信号を出力する。すなわち、電子時
計において、指針が所定の位置にきたときに特定の動作
を行うためには、指針の位置を検出することが必要とな
る。
【0003】このような従来例としては、機械的接点を
用いて指針の位置を検出する技術が知られている。機械
的接点を用いる技術では、例えば分針車に突起状のカム
を設けると共に、その分針車に臨んで板バネからなる接
触子を設け、分針車が一時間に一回転する度に接触子が
カムに引っ掛かって一対の接点バネ間で揺動するので、
接触子がカムに引っ掛かったときに分針が所定の位置
(例えば、12時を指す位置)にきたものと判断して所
定動作を行う信号(例えば、時報信号)を出力する。
【0004】また、特開昭55−82080号公報、特
開昭61−118483号公報および実開昭56−10
883号公報には、指針の位置を光学的に検出する技術
が開示されている。この技術では、輪列の歯車を少なく
ともその一部が重なるように配置し、各歯車に一定の周
期(例えば、一時間に一回)で一致する透子を設け、各
透子が一致する位置の軸方向延長上に発光素子と受光素
子を配置し、発光素子からの光を受光素子で受光したと
きに各透子が一致することになるから、このときに指針
が所定の位置(例えば、12時を指す位置)にきたと判
断し、所定動作を行う信号(例えば、時報信号)を出力
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機械的
接点を用いて指針の位置を検出する場合は、接触子およ
び接点バネの劣化に起因して検出精度が低下してしまう
問題点があった。また、接触子が輪列の回転抵抗となる
のでモータのトルクを大きくしなければならず、消費電
力が増加してしまう問題点があった。
【0006】一方、指針の位置を光学的に検出する場合
は、発光素子と受光素子が必要となるのでコストが高く
なり、時計のコンパクト化が困難になるという問題点が
あった。また、狭いスペースに発光素子や受光素子を配
置しなければならないので構造が複雑になってしまうと
いう問題点があった。また、発光素子と受光素子を動作
させるために消費電力が増加してしまうという問題点が
あった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あって、精度良く且つ個別の電気的素子を付加すること
なく指針の位置を検出する電子時計および指針位置検出
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決しようとするための手段】以上の目的を達
成するために、本発明に係る電子時計は、基準信号を発
生する基準信号発生手段と、前記基準信号に基づいて強
度が異なる複数のパルス信号をモータに出力してそのモ
ータを駆動するパルス制御手段と、前記モータにより回
転する輪列と、前記輪列により回転する表示手段と、前
記表示手段の所定の位置を検出する位置検出手段と、前
記モータの回転・非回転を検出して回転信号または非回
転信号を出力する回転判定手段と、を具備し、前記輪列
に一定周期で高負荷をかける高負荷手段を設け、輪列に
高負荷がかかった場合であって所定強度以上のパルス信
号を前記モータに出力したときにのみモータが回転し、
前記パルス制御手段は、通常駆動パルスを出力し、その
通常駆動パルスの出力後に前記回転判定手段から非回転
信号が出力された場合に前記通常駆動パルスよりも大き
な強度の第1補助駆動パルスを出力し、その第1補助駆
動パルスの出力後に前記回転判定手段から非回転信号が
出力された場合に前記第1補助駆動パルスよりも大きく
前記所定強度以上の第2補助駆動パルスを出力し、前記
位置検出手段は、前記第2補助駆動パルスが出力された
ときに前記表示手段が前記所定の位置にあると判定する
ものである。
【0009】また、本発明に係る指針位置検出方法は、
表示手段が所定の位置にきたことを検出する指針位置検
出方法において、前記表示手段を回転させる輪列に一定
の周期で高負荷をかけ、高負荷がかかった場合であって
その輪列を回転させるモータに所定の強度以上のパルス
信号を出力したときにのみモータが回転するようにし、
前記モータに通常駆動パルスを出力してモータが回転し
たか否かを判定し、通常パルスにより前記モータが回転
しない場合は前記モータに通常駆動パルスよりも大きな
強度の第1補助駆動パルスを出力してモータが回転した
か否かを判定し、第1補助駆動パルスにより前記モータ
が回転しない場合は前記モータに第1補助駆動パルスよ
りも大きく前記所定強度以上の第2補助駆動パルスを出
力し、前記第2補助駆動パルスを出力したときに、前記
表示手段が前記所定の位置にあると判定するものであ
る。
【0010】上記特公昭63−18148号公報、特公
昭63−18149号公報や特公昭57−18440号
公報には、輪列を回転させるモータに比較的に弱い通常
駆動パルスを出力してモータが回転したのを検出し、そ
の通常駆動パルスによりモータが回転しなかったときに
比較的に強い補助駆動パルスを出力してモータを必ず回
転させるといった技術が開示されている。通常、モータ
は消費電力の少ない通常駆動パルスで回転させ、何らか
の理由でモータに負荷がかかったときにのみ消費電力の
大きな補助駆動パルスを用いることで、消費電力を低減
することができる。
【0011】そこで、本発明では、表示手段が所定位置
にきたときに輪列に高負荷がかかり、その高負荷がかか
った場合であって所定強度以上のパルス信号をモータに
出力したときにのみモータが回転するようにした。通
常、モータは通常駆動パルスまたは第1補助駆動パルス
で回転するが、輪列に高負荷がかかったときは回転しな
いのでさらに強い第2補助駆動パルスによって回転させ
るようにしている。従って、第2補助駆動パルスを出力
しなければならないのは前記表示手段が所定位置にある
からだから、この第2補助駆動パルスにより表示手段の
所定位置を検出することが可能になる。しかも、従来の
ような受光素子などは必要としない。
【0012】例えば、分針が12時を指すときに輪列に
対して高負荷がかかるようにした場合は、分針が12時
を指すときにモータを回転させるための第2補助駆動パ
ルスが必要となる。従って、第2補助駆動パルスを出力
したときに、分針が12時を指すことになる。
【0013】また、本発明に係る電子時計は、上記電子
時計において、前記位置検出手段は、第1補助駆動パル
スの出力後、前記回転判定手段から非回転信号が出力さ
れたときに前記表示手段が前記所定の位置にきたと判定
するものである。
【0014】また、本発明に係る指針位置検出方法は、
上記指針位置検出方法において、前記第1補助駆動パル
スにより前記モータが回転しないとき、前記表示手段が
前記所定の位置にあると判定するものである。
【0015】すなわち、本発明は、モータが第1補助駆
動パルスで回転しなかったときは、表示手段が所定位置
にきたものと判定するようにしたものである。なお、モ
ータは、輪列に高負荷がかかっている場合、第1補助駆
動パルスはで回転しない。従って、モータが第1補助駆
動パルスで回転しなかったときは、輪列に高負荷がかか
っていること、すなわち表示手段が所定位置にあること
になり、それゆえ電子時計を動作させるために必要な構
成を利用して指針の位置を検出することができることと
なる。
【0016】また、本発明に係る電子時計は、上記電子
時計において、前記パルス制御手段から最初に前記第2
補助駆動パルスが出力されたときから前記モータの回転
回数をカウントする回転回数計数手段と、前記回転回数
が輪列に高負荷がかかる周期に対応する回転回数に達し
たときに前記第2補助駆動パルスを出力するための制御
信号を前記パルス制御手段に出力する回転回数判定手段
とを具備したものである。
【0017】また、本発明に係る指針位置検出方法は、
上記指針位置検出方法において、前記モータの回転回数
をカウントし、その回転回数が輪列に高負荷がかかる周
期に対応する回転回数に達したときに前記第2補助駆動
パルスを出力するものである。
【0018】すなわち、本発明では、最初に第2補助駆
動パルスが出力されたときからモータの回転回数をカウ
ントし、その回転回数が輪列に高負荷がかかる周期に対
応する回転回数に達したときは、通常駆動パルスや第1
補助駆動パルスを出力せずに第2補助駆動パルスを出力
するようにした。なお、輪列に一定の周期で高負荷がか
かるので、最初に第2補助駆動パルスが出力されたとき
からモータの回転回数をカウントすることによりつぎに
いつ高負荷がかかるかを予測することができる。従っ
て、高負荷がかかることを予測したときに第2補助駆動
パルスを直接出力することが可能になり、この結果、通
常駆動パルスや第1補助駆動パルスを出力するために必
要な消費電力をセーブすることができることとなる。
【0019】例えば、分針が12時を指すときに輪列に
高負荷がかかるようにした場合、モータが1秒に1回転
するとして、輪列に最初に高負荷がかかったときからモ
ータの3600回転後に輪列にもう一度高負荷がかかる
ことになる。従って、輪列に最初に高負荷がかかったと
きから起算してモータの回転回数が3600に達したと
きは、第2補助駆動パルスでないとモータが回転しない
ことが分かるのであり、この場合は、通常駆動パルスや
第1補助駆動パルスを出力せずに直接第2補助駆動パル
スを出力して、通常駆動パルスや第1補助駆動パルスを
出力するための消費電力をセーブするようにするのであ
る。
【0020】また、本発明に係る電子時計は、上記電子
時計において、前記モータの回転回数が、輪列に高負荷
がかかる周期に対応する回転回数に達する間に前記第2
補助駆動パルスの出力回数をカウントするパルス出力回
数計数手段と、その第2補助駆動パルスの出力回数が所
定の回数以上になったときに前記パルス信号の生成を停
止するための制御信号を前記パルス制御手段に出力する
パルス回数判定手段とを具備したものである。
【0021】また、本発明に係る指針位置検出方法は、
上記指針位置検出方法において、前記モータの回転回数
が輪列に高負荷がかかる周期に対応する回転回数に達す
る間に前記第2補助駆動パルスの出力回数をカウント
し、その出力回数が所定回数以上になったときに前記パ
ルス信号の生成を停止するものである。
【0022】すなわち、本発明は、最初に第2補助駆動
パルスが出力されたときからモータの回転回数をカウン
トし、その回転回数が輪列に高負荷がかかる周期に対応
する回転回数に達するまで第2補助駆動パルスの出力回
数をカウントするようにしたものである。この第2補助
駆動パルスの出力回数が所定回数以上になったときは、
何らかの原因で予測していない高負荷が輪列にかかって
いること、すなわち時計が故障していることになる。そ
こで、パルス信号の生成を停止することで時計の動作を
停止し、消費電力の無駄を防止できると共に時計の故障
をユーザなどに知らせることができることとなる。
【0023】例えば、分針が12時を指すときに輪列に
高負荷がかかるようにした場合、通常では、輪列に一時
間に一回だけ高負荷がかかるとする。ここで、輪列に一
時間に一回以上高負荷がかかった場合、すなわち第2補
助駆動パルスの出力回数が2になった場合は設計上予測
していない高負荷が存在することになるから、時計が故
障していることが判る。かかる場合は、パルス信号の生
成を停止して時計の動作を停止させることで消費電力の
無駄を防止すると共に時計の故障をユーザなどに知らせ
ることができる。
【0024】また、本発明に係る電子時計は、上記電子
時計において、前記モータの回転回数が、輪列に高負荷
がかかる周期に対応する回転回数に達する間に前記第2
補助駆動パルスの出力回数をカウントするパルス出力回
数計数手段と、その第2補助駆動パルスの出力回数が所
定の回数以上になったとき、前記パルス信号の出力間隔
を変更するための制御信号を前記パルス制御手段に出力
するパルス回数判定手段とを具備したものである。
【0025】また、本発明に係る指針位置検出方法は、
上記指針位置検出方法において、前記モータの回転回数
が輪列に高負荷がかかる周期に対応する回転回数に達す
る間に前記第2補助駆動パルスの出力回数をカウント
し、その出力回数が所定回数以上になったときに前記パ
ルス信号の出力の間隔を変更するものである。
【0026】すなわち、本発明は、最初に第2補助駆動
パルスが出力されたときからモータの回転回数をカウン
トし、その回転回数が輪列に高負荷がかかる周期に対応
する回転回数に達する間に出力される第2補助駆動パル
スの出力回数をカウントするようにしたものである。な
お、その第2補助駆動パルスの出力回数が所定回数以上
になったときは、何らかの原因で予測していない高負荷
が輪列にかかっていること、すなわち時計が故障してい
ることになる。そこで、パルス信号の出力間隔を変更す
ることによって時計の指針に異常な動作をさせるように
した。このようにすれば、時計の故障を知らせることが
できる。
【0027】例えば、分針が12時を指すときに輪列に
高負荷がかかるようにした場合は、輪列に一時間に一回
だけ高負荷がかかる。ここで、輪列に一時間に一回以上
高負荷がかかった場合、すなわち第2補助駆動パルスの
出力回数が2になった場合は時計が故障していることが
判る。この場合は、パルス信号の間隔を変更することこ
とによって通常1秒間隔で動く秒針を5秒間隔で動くよ
うにし、時計の故障をユーザに知らせるようにする。
【0028】また、本発明に係る電子時計は、基準信号
を発生する基準信号発生手段と、前記基準信号に基づい
て強度が異なる複数のパルス信号をモータに出力してそ
のモータを駆動するパルス制御手段と、前記モータによ
り回転する輪列と、前記輪列により回転する表示手段
と、前記表示手段の所定の位置を検出する位置検出手段
と、前記モータの回転・非回転を検出して回転信号また
は非回転信号を出力する回転判定手段とを具備し、前記
輪列に一定周期で連続的に複数回高負荷をかける高負荷
手段を設け、輪列に高負荷がかかった場合であって所定
強度以上のパルス信号を連続して複数回前記モータに出
力したときにのみモータが回転し、前記パルス制御手段
は、通常駆動パルスを出力し、その通常駆動パルスの出
力後に前記回転判定手段から非回転信号が出力された場
合に前記通常駆動パルスよりも大きな強度の第1補助駆
動パルスを出力し、その第1補助駆動パルスの出力後に
前記回転判定手段から非回転信号が出力された場合に前
記第1補助駆動パルスよりも大きく前記所定強度以上の
第2補助駆動パルスを出力し、前記位置検出手段は、前
記第2補助駆動パルスが連続して複数回出力され且つそ
の後に前記通常駆動パルスまたは前記第1補助駆動パル
スを出力して前記回転判定手段から回転信号が出力され
たときに、前記表示手段が前記所定の位置にあると判定
するものである。
【0029】また、本発明に係る指針位置検出方法は、
表示手段が所定の位置にきたことを検出する指針位置検
出方法において、前記表示手段を回転させる輪列に一定
の周期で連続して複数回高負荷をかけ、高負荷がかかっ
た場合であってその輪列を回転させるモータに所定強度
以上のパルス信号を連続して複数回出力したときにのみ
モータが回転するようにし、前記モータに通常駆動パル
スを出力してモータが回転したか否かを判定し、通常パ
ルスにより前記モータが回転しない場合は前記モータに
通常駆動パルスよりも大きな強度の第1補助駆動パルス
を出力してモータが回転したか否かを判定し、第1補助
駆動パルスにより前記モータが回転しない場合は前記モ
ータに第1補助駆動パルスよりも大きく所定強度以上の
第2補助駆動パルスを出力し、前記第2補助駆動パルス
が連続して複数回出力されかつその後に前記通常駆動パ
ルスまたは前記第1補助駆動パルスの出力後に前記モー
タが回転したときに、前記表示手段が前記所定の位置に
あると判定するものである。
【0030】すなわち、本発明では、表示手段が所定の
位置にくる前に輪列に連続して複数回高負荷がかかり、
その高負荷がかかった場合であって所定強度以上のパル
ス信号を連続して複数回出力したときにのみモータが回
転するようにし、第2補助駆動パルスが連続して複数回
出力され且つその後、通常駆動パルスまたは第1補助駆
動パルスによりモータが回転したとき、表示手段が所定
位置にあると判断するようにした。このため、電子時計
を動作させるために必要な構成を利用して指針の位置を
検出することができる。
【0031】例えば、分針が12時を指す5秒前に、第
2補助駆動パルスを連続して5回出力しないとモータが
回転しないような高負荷を輪列にかけるようにした場
合、輪列に高負荷がかかったときにモータを回転させる
ためには第2補助駆動パルスを連続して5回出力するこ
とが必要となり、その後は通常駆動パルスまたは第1補
助駆動パルスによって回転する。従って、第2補助駆動
パルスを連続して5回出力したときは輪列に高負荷がか
かったこととなり、その後、通常駆動パルスまたは第1
補助駆動パルスで回転したときに分針が12時を指して
いることが判るのである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子時計および指
針位置検出方法について、添付の図面を用いて詳細に説
明する。 〔実施の形態1〕図1は、本発明の実施の形態1の電子
時計のブロック図である。この電子時計100は、発振
回路1と、分周回路2と、計時回路3と、パルス制御回
路4と、モータ駆動回路5と、モータ6と、輪列7と、
指針8と、回転判定回路9と、指針位置検出回路10と
から構成されている。なお、発振回路1と、分周回路2
と、計時回路3と、パルス制御回路4と、モータ駆動回
路5と、回転判定回路9と、指針位置検出回路10と
は、1つの集積回路として一体化している。
【0033】発振回路1は、時計の基準信号として用い
られている32,768Hzの信号を発振する。分周回
路2は、前記基準信号を時計として必要な1秒信号にま
で分周する。計時回路3は、前記1秒信号をカウントす
る。パルス制御回路4は、通常駆動パルスP1,第1補
助駆動パルスP2や第2補助駆動パルスP3を生成して
出力する。さらに第2補助駆動パルスP3を出力した場
合に第2補助駆動パルスP3を出力したことを表すP3
出力信号を指針位置検出回路10に入力する。モータ駆
動回路5は、パルス制御回路4から出力される駆動パル
ス(具体的には、その駆動パルスに基づく電流)をモー
タ6に供給する。
【0034】モータ6は、輪列7および指針8を回転す
る。輪列7の分針車は、分針が12時を指すときに輪列
7に高負荷X(2<X≦3)がかかるように形成されて
いる。これにより、分針が12時を指す度に輪列7に高
負荷がかかる。高負荷は、分針車の歯の形状を変更した
り、カムを通過したりすることで付加することができ
る。
【0035】図2に示すように、第2補助駆動パルスP
3のパルス幅h3は第1補助駆動パルスP2のパルス幅
h2より大きい。また、第1補助駆動パルスP2のパル
ス幅h2は通常駆動パルスP1のパルス幅h1より大き
い。なお、図2(a)に示すように、輪列にかかる負荷
強度Xが0<X≦1の場合は、モータ6は通常駆動パル
スP1またはその通常駆動パルスP1より大きな強度の
第1補助駆動パルスP2や第2補助駆動パルスP3で回
転する。また、図2(b)に示すように、輪列にかかる
負荷強度Xが1<X≦2の場合は、モータ6は第1補助
駆動パルスP2またはその第1補助駆動パルスP2より
大きな強度の第2補助駆動パルスP3で回転する。そし
て、図2(c)に示すように、輪列にかかる負荷強度X
が2<X≦3の場合は、すなわち分針が12時を指すと
きは、モータ6は第2補助駆動パルスP3のみで回転す
る。
【0036】なお、図2(c)に示すように通常駆動パ
ルスP1と第1補助駆動パルスP2と第2補助駆動パル
スP3とを連続して出力する場合は、通常駆動パルスP
1の立ち上がりから第2補助駆動パルスP3の立ち下が
りまでの時間が1秒以下である。なお、通常駆動パルス
P1や第1補助駆動パルスP2の生成およびこれらの駆
動パルスによる効果については、例えば特公昭63−1
8148号公報、特公昭63−18149号公報や特公
和昭57−18440号公報に詳しく記載されているの
で、その説明は省略する。また、第2補助駆動パルスP
3も、通常駆動パルスP1や第1補助駆動パルスP2と
同じように生成すればよいので、その詳細な説明は省略
する。
【0037】図3は、輪列7の負荷強度の変動を示した
グラフ図である。通常、モータ6は1秒間隔で回転する
から輪列7の負荷強度は1秒間隔で変動するが、説明の
都合上、図3では輪列7の負荷強度の変動を1分間隔で
示す。図3において、縦軸は輪列7の負荷強度であり、
横軸は噛み合い位置である。なお、負荷強度が0<X≦
1の噛み合い位置(例えば、噛み合い位置2〜4)にお
いて、モータ6は通常駆動パルスP1で回転する。
【0038】一方、負荷強度が1<X≦2の噛み合い位
置(例えば、噛み合い位置5,6)において、モータ6
は通常駆動パルスP1では回転せず第1補助駆動パルス
P2または第2補助駆動パルスP3で回転する。そし
て、負荷強度が2<X≦3の噛み合い位置(例えば、噛
み合い位置30)において、モータ6は通常駆動パルス
P1または第1補助駆動パルスP2では回転せず第2補
助駆動パルスP3でのみ回転する。なお、負荷強度が2
<X≦3の噛み合い位置30は、分針車の構造によって
輪列7に高負荷がかかる位置、すなわち分針が12時を
指す位置に対応する。
【0039】回転判定回路9は、パルス制御回路4から
通常駆動パルスP1,第1補助駆動パルスP2や第2補
助駆動パルスP3が出力されたときにモータ6が回転し
たかどうかを、モータ6に発生する誘起電圧に基づいて
判定する。そして、パルス制御回路4から通常駆動パル
スP1が出力されたときにモータ6が回転しないなら、
通常駆動パルスP1でモータ6が回転しなかったことを
表すP1非回転信号をパルス制御回路4に入力する。ま
た、パルス制御回路4から第1補助駆動パルスP2が出
力されたときにモータ6が回転しないなら、第1補助駆
動パルスP2でモータ6が回転しなかったことを表すP
2非回転信号をパルス制御回路4に入力する。
【0040】通常、パルス制御回路4は、消費電力が少
ない通常駆動パルスP1を出力し、モータ6は、この通
常駆動パルスP1で回転する。何らかの原因でモータ6
の負荷強度が1を超えると、モータ6は通常駆動パルス
P1で回転しないため、回転判定回路9はパルス制御回
路4にP1非回転信号を入力する。パルス制御回路4
は、回転判定回路9からP1非回転信号を受け取った場
合、モータ駆動回路5は第1補助駆動パルスP2を出力
する。
【0041】なお、図3に示した噛み合い位置30で
は、すなわち分針が12時を指すときは、モータ6に高
負荷がかかるのでその負荷強度が2を超える。これによ
り、モータ6は第1補助駆動パルスP2で回転しないた
め、回転判定回路9は、パルス制御回路4にP2非回転
信号を入力する。パルス制御回路4が、回転判定回路9
からP2非回転信号を受け取った場合、モータ駆動回路
5は第2補助駆動パルスP3を出力してモータ6を必ず
回転させると共に、指針位置検出回路10にP3出力信
号を入力する。
【0042】このように、分針が12時を指すときは、
パルス制御回路4からは第2補助駆動パルスP3が出力
される。言い換えれば、パルス制御回路4から第2補助
駆動パルスP3が出力された場合は、分針が12時を指
していることとなる。なお、パルス制御回路4は、第2
補助駆動パルスP3を出力した場合は、指針位置検出回
路10にP3出力信号を出力する。指針位置検出回路1
0は、P3出力信号を受け取った場合、分針が12時を
指しているとして、例えば時報を鳴らす回路(図示省
略)に時報信号を出力する。これにより、分針が12時
を指したときに時報が鳴る。
【0043】図4に、上記電子時計100の動作のフロ
ーチャートを示す。ステップS1では、パルス制御回路
4は、通常駆動パルスP1を出力する。ステップS2で
は、回転判定回路9は、モータ6が回転したか否かを判
定し、モータ6が回転しなかった場合はパルス制御回路
4にP1非回転信号を入力する。パルス制御回路4は、
所定の時間内に回転判定回路9からP1非回転信号が出
力されなかった場合、すなわち通常駆動パルスP1でモ
ータ6が回転した場合、ステップS1に戻ってつぎの通
常駆動パルスP1を出力する。
【0044】パルス制御回路4は、回転判定回路9から
P1非回転信号を受け取った場合、すなわち通常駆動パ
ルスP1でモータ6が回転しなかった場合、ステップS
3で第1補助駆動パルスP2を出力する。ステップS4
では、回転判定回路9は、モータ6が回転したか否かを
判定し、モータ6が回転しなかった場合はパルス制御回
路4にP2非回転信号を入力する。パルス制御回路4
は、所定の時間内に回転判定回路9からP2非回転信号
が出力されなかった場合、すなわち第1補助駆動パルス
P2でモータ6が回転した場合、ステップS1に戻って
つぎの通常駆動パルスP1を出力する。
【0045】パルス制御回路4は、回転判定回路9から
P2非回転信号を受け取った場合、すなわち第1補助駆
動パルスP2でモータ6が回転しなかった場合、ステッ
プS5で第2補助駆動パルスP3を出力すると共に、P
3出力信号を指針位置検出回路10に入力する。ステッ
プS6では、指針位置検出回路10は、時報を鳴らす回
路に時報信号を出力する。
【0046】上記のように、電子時計100では、指針
の所定の位置で輪列7に高負荷がかかるようにし、通常
はモータ6を通常駆動パルスP1または第1補助駆動パ
ルスP2で回転させ、輪列7に高負荷がかかったときに
のみモータ6を第2補助駆動パルスP3で回転させる。
このため、第2補助駆動パルスP3を出力したときに指
針が所定の位置にきたことになるから、電子時計を動作
させるために必要な最低限の構成を利用して指針の位置
を検出することができ、指針の位置を検出するための個
別の構成や電気的素子が不要となって時計のコンパクト
化、コストダウンおよび消費電力の低減化が可能とな
る。
【0047】なお、上記では、分針が12時を指したこ
とを検出して時報を鳴らす場合に本発明を適用するよう
に説明したが、これに限られず、夜の12時にカレンダ
を回す場合や外部から受信した電波に基づいて時刻を合
わせるなどの場合に本発明を適用するようにしてもよ
い。
【0048】〔実施の形態2〕図5は、本発明の実施の
形態2の電子時計のブロック図である。この電子時計1
01は、上記実施の形態1の電子時計100において、
回転判定回路9から指針位置検出回路10にP2非回転
信号を入力するようにしたものである。なお、これ以外
の構成は、上記実施の形態1の電子時計100と同様で
あるので、その説明は省略する。なお、上記実施の形態
1の電子時計100と同様に、輪列7の分針車は、分針
が12時を指すときに輪列7に高負荷X(2<X≦3)
がかかるように形成している。
【0049】回転判定回路9は、パルス制御回路4から
通常駆動パルスP1,第1補助駆動パルスP2や第2補
助駆動パルスP3が出力されたときにモータ6が回転し
たかどうかを判定する。そして、パルス制御回路4から
通常駆動パルスP1が出力されたときにモータ6が回転
しないなら、パルス制御回路4にP1非回転信号を入力
する。また、パルス制御回路4から第1補助駆動パルス
P2が出力されたときにモータ6が回転しないなら、パ
ルス制御回路4と指針位置検出回路10にP2非回転信
号を入力する。
【0050】図3に示した噛み合い位置30では、すな
わち分針が12時を指すときは、モータ6に高負荷がか
かるのでその負荷強度が2を超える。これにより、モー
タ6は第1補助駆動パルスP2で回転しないため、回転
判定回路9はパルス制御回路4と指針位置検出回路10
にP2非回転信号を入力する。パルス制御回路4は、回
転判定回路9からP2非回転信号を受け取った場合、モ
ータ駆動回路5に第2補助駆動パルスP3を出力してモ
ータ6を必ず回転させると共に、指針位置検出回路10
にP3出力信号を入力する。
【0051】このように、分針が12時を指すときは、
指針位置検出回路10に、回転判定回路9からはP2非
回転信号が入力され、パルス制御回路4からはP3出力
信号が入力される。このように、指針位置検出回路10
は、P2非回転信号とP3出力信号により、分針が12
時を指していることを2重に検出する。指針位置検出回
路10は、P2非回転信号とP3出力信号を受け取った
場合、分針が12時を指しているとして、例えば時報を
鳴らす回路(図示省略)に時報信号を出力する。これに
より、分針が12時を指したときに時報が鳴る。
【0052】なお、上記実施の形態2の電子時計では、
パルス制御回路4から指針位置検出回路10にP3出力
信号を入力するように説明したが、回転判定回路9から
のP2非回転信号により分針の位置を検出できるので、
パルス制御回路4から指針位置検出回路10にP3出力
信号を入力しないようにしてもよい。これにより、パル
ス制御回路4のP3出力信号を出力するための回路が不
要となる。
【0053】上記のように、電子時計101では、指針
が所定の位置にきたときに、指針位置検出回路10に、
回転判定回路9からはP2非回転信号を入力し、パルス
制御回路4からはP3出力信号を入力する。このため、
指針の位置を2重に検出することが可能となるから検出
精度が向上する。
【0054】〔実施の形態3〕図6は、本発明の実施の
形態3の電子時計のブロック図である。この電子時計1
02は、上記実施の形態2の電子時計101において、
回転回数計数回路11と回転回数判定回路12とを追加
した構成である。なお、上記実施の形態2の電子時計1
01と同様に、輪列7の分針車は、分針が12時を指す
ときに輪列7に高負荷X(2<X≦3)がかかるように
形成されている。
【0055】回転判定回路9は、パルス制御回路4から
通常駆動パルスP1,第1補助駆動パルスP2や第2補
助駆動パルスP3が出力されたときにモータ6が回転し
たかどうかを判定する。そして、パルス制御回路4から
通常駆動パルスP1が出力されたときにモータ6が回転
しないなら、パルス制御回路4にP1非回転信号を入力
する。また、パルス制御回路4から第1補助駆動パルス
P2が出力されたときにモータ6が回転しないなら、パ
ルス制御回路4と指針位置検出回路10にP2非回転信
号を入力すると共に、回転回数計数回路11にモータ6
の回転回数をリセットするためのリセット信号を入力す
る。
【0056】さらに、回転判定回路9は、パルス制御回
路4から通常駆動パルスP1が出力されたときにモータ
6が回転したなら、通常駆動パルスP1でモータ6が回
転したことを表すP1回転信号を回転回数計数回路11
に入力する。また、パルス制御回路4から第1補助駆動
パルスP2が出力されたときにモータ6が回転したな
ら、第1補助駆動パルスP2でモータ6が回転したこと
を表すP2回転信号を回転回数計数回路11に入力す
る。
【0057】回転回数計数回路11は、回転判定回路9
から、P1回転信号とP2回転信号を何回受け取った
か、すなわちモータ6が何回回転したかをカウントし、
そのカウントに基づく回転回数信号を回転回数判定回路
12に入力する。回転回数判定回路12には、輪列に高
負荷がかかる周期に対応するモータ6の回転回数が予め
設定されている。回転回数判定回路12は、回転回数計
数回路11から受け取った回転回数信号に基づく回転回
数がその予め設定されている回転回数に達したときに、
パルス制御回路4にP3出力制御信号を入力する。パル
ス制御回路4は、回転回数判定回路12によりこのP3
出力制御信号を受け取った場合、パルス制御回路4は、
通常駆動パルスP1または第1補助駆動パルスP2を出
力せず直接第2補助駆動パルスP3をモータ駆動回路5
に出力する。
【0058】図7に、上記電子時計102の動作のフロ
ーチャートを示す。ステップR1では、回転回数計数回
路11は回転回数N=1として初期化し、回転回数判定
回路12に最大回転回数Mを設定する。なお、モータ6
は、一秒に一回転するとして一時間に3600回転す
る。これにより、12時を指している分針は、モータ6
が3600回転した後にもう一度12時を指すことにな
る。従って、分針が12時を指すときに時報を鳴らす場
合は、輪列に高負荷がかかる周期は「一時間に一回」と
なり、その周期に対応するモータ6の最大回転回数Mは
3600となる。従って、回転回数判定回路12に最大
回転回数Mとして3600を予め設定しておく。
【0059】ステップR2では、回転回数判定回路12
は、回転回数計数回路11から送られてきた回転回数信
号に基づいてN=Mか否かを判定する。なお、N=Mな
ら動作がステップR8に進み、N≠Mなら動作がステッ
プR3に進む。ステップR3では、パルス制御回路4
は、通常駆動パルスP1を出力する。ステップR4で
は、回転判定回路9は、モータ6が回転したか否かを判
定し、モータ6が回転したなら回転回数計数回路11に
P1回転信号を出力し、モータ6が回転しなかったなら
パルス制御回路4にP1非回転信号を出力する。ステッ
プR7では、回転回数計数回路11は、回転判定回路9
からP1回転信号を受け取ったので、回転回数Nの値を
1つだけ増やす。
【0060】パルス制御回路4は、回転判定回路9から
P1非回転信号が出力された場合、すなわち通常駆動パ
ルスP1でモータ6が回転しなかった場合、ステップR
5で第1補助駆動パルスP2を出力する。ステップR6
では、回転判定回路9は、モータ6が回転したか否かを
判定し、モータ6が回転したなら回転回数計数回路11
にP2回転信号を出力し、モータ6が回転しなかったな
らパルス制御回路4にP2非回転信号を出力する。ステ
ップR7では、回転回数計数回路11は、回転判定回路
9からP2回転信号を受け取ったので、回転回数Nの値
を1つだけ増やす。
【0061】パルス制御回路4は、回転判定回路9から
P2非回転信号が出力された場合、すなわち第1補助駆
動パルスP2でモータ6が回転しなかった場合、ステッ
プR8で第2補助駆動パルスP3を出力すると共に指針
位置検出回路10にP3出力信号を入力する。ステップ
R9では、指針位置検出回路10は、時報を鳴らす回路
に時報信号を出力する。そして、電池がなくならない限
り、ステップR1〜ステップR9の動作が繰り返して実
行される。
【0062】図3を用いて説明すると、時計の動作を開
始したときから、初めて噛み合い位置30になったとき
は、回転回数Nが最大回転回数Mに達していないが、回
転判定回路9は、第1補助駆動パルスP2でモータ6が
回転しないため、リセット信号を回転回数計数回路11
に入力する。これにより、回転回数計数回路11は、回
転回数Nを1に初期化する。
【0063】その後、回転回数Nが最大回転回数Mに達
したとき(ステップR2のYes)、は、モータ6が3
600回回転して再度噛み合い位置30となり、モータ
6は第2補助駆動パルスP3でしか回転しないことにな
る。そこで、回転回数Nが最大回転回数Mに達したとき
は、回転回数判定回路12からパルス制御回路4にP3
出力制御信号を入力して、そのパルス制御回路4から第
2補助駆動パルスP3を出力させる。
【0064】上記のように、電子時計102では、回転
回数Nが最大回転回数Mに達したときは、輪列に高負荷
がかかってモータは第2補助駆動パルスP3でないと回
転しないことになるので、パルス制御回路4からは直接
第2補助駆動パルスP3を出力する。このため、通常駆
動パルスP1や第1補助駆動パルスP2を出力するため
に消費される電力をセーブすることが可能となる。
【0065】〔実施の形態4〕図8は、本発明の実施の
形態4の電子時計のブロック図である。この電子時計1
03は、上記実施の形態3の電子時計102において、
P3出力回数計数回路13とP3出力回数判定回路14
とを追加した構成である。なお、上記実施の形態2の電
子時計101と同様に、輪列7の分針車は、分針が12
時を指すときに輪列7に高負荷X(2<X≦3)がかか
るように形成されている。
【0066】回転判定回路9は、パルス制御回路4から
通常駆動パルスP1,第1補助駆動パルスP2や第2補
助駆動パルスP3が出力されたときにモータ6が回転し
たかどうかを判定する。そして、パルス制御回路4から
通常駆動パルスP1が出力されたときにモータ6が回転
しないなら、パルス制御回路4にP1非回転信号を入力
する。また、パルス制御回路4から第1補助駆動パルス
P2が出力されたときにモータ6が回転しないなら、パ
ルス制御回路4と指針位置検出回路10にP2非回転信
号を入力すると共に、回転回数計数回路11にモータ6
の回転回数をリセットするためのリセット信号Aを入力
する。
【0067】指針位置検出回路10は、P3出力回数計
数回路13にP3出力信号を入力する。P3出力回数計
数回路13は、P3出力信号を何回受け取ったか、すな
わち、パルス制御回路4から第2補助駆動パルスP3が
何回出力されたかをカウントし、そのカウントに基づく
P3出力回数信号をP3出力回数判定回路14に入力す
る。
【0068】回転回数計数回路11は、回転判定回路9
から、P1回転信号とP2回転信号を何回受け取った
か、すなわちモータ6が何回転したかをカウントし、そ
のカウントに基づく回転回数信号を回転回数判定回路1
2に入力する。回転回数判定回路12には、輪列に高負
荷がかかる周期に対応するモータの回転回数が予め設定
されている。回転回数判定回路12は、回転回数計数回
路11から受け取った回転回数信号に基づく回転回数が
その予め設定されている回転回数に達したときに、パル
ス制御回路4にP3出力制御信号を入力すると共にP3
出力回数計数回路13がカウントしているP3出力回数
をリセットするためのリセット信号BをそのP3出力回
数計数回路13に入力する。
【0069】P3出力回数判定回路14には、輪列に高
負荷がかかる周期に対応する第2補助駆動パルスP3の
出力回数が予め設定されている。P3出力回数判定回路
14は、P3出力回数計数回路13から受け取ったP3
出力回数信号に基づく出力回数がその予め設定されてい
る出力回数以上になったときに、パルス制御回路4にパ
ルス出力停止信号を入力する。パルス制御回路4は、P
3出力回数計数回路13よりパルス出力停止信号を受け
取った場合、通常駆動パルスP1,第1補助駆動パルス
P2や第2補助駆動パルスP3などの駆動パルスの出力
を停止する。これにより、時計の動作が停止する。
【0070】モータ6は、一秒に一回転するとして一時
間に3600回転する。分針が12時を指すときに輪列
に高負荷がかかるので、モータ6が3600回転する間
に一回だけ第2駆動パルスP3を必要とする。そこで、
P3出力回数判定回路14に出力回数として1を設定し
ておくと、モータ6が3600回転する間にパルス制御
回路4から第2駆動パルスP3が2回目出力された場合
は、モータ6に予測できない高負荷がかかっているこ
と、すなわち時計が故障していることになる。このよう
に、時計の故障を検出した場合、P3出力回数判定回路
14からパルス制御回路4にパルス出力停止信号が入力
されて時計が停止する。
【0071】上記のように、電子時計103では、第2
補助駆動パルスP3の出力回数に基づいて時計が正常に
動作しているかどうかを判定し、時計の故障を検出した
場合に時計の動作を停止する。これにより、消費電力の
無駄を防ぐことができると共に、時計の故障を持ち主に
知らせることが可能となる。
【0072】なお、上記実施の形態では、時計の故障を
検出した場合に時計の動作を停止するように説明した
が、パルス制御回路4から出力される駆動パルスの間隔
を変更するようにしてもよい。例えば、駆動パルスは通
常1秒に1回出力されるが、時計の故障を検出した場合
に、駆動パルスを5秒間隔で5回出力するようにすれ
ば、消費電力の無駄を防ぐことができると共に、時計の
故障を持ち主に知らせることが可能となる。
【0073】〔実施の形態5〕図9は、本発明の実施の
形態5の電子時計のブロック図である。この電子時計1
04では、上記実施の形態1の電子時計100におい
て、回転判定回路9から指針位置検出回路10にP1回
転信号およびP2回転信号を入力するようにしたもので
ある。また、輪列7の分針車は、分針が12時を指す5
秒前から輪列7に連続して5回高負荷X(2<X≦3)
がかかるように形成されている。これ以外の構成は、上
記実施の形態1の電子時計100と同様なので、その説
明は省略する。
【0074】図10は、輪列7の負荷強度の変動を1秒
間隔で示したグラフ図である。図10において、縦軸は
輪列7の負荷強度であり、横軸は噛み合い位置である。
なお、負荷強度が0<X≦1の噛み合い位置(例えば、
噛み合い位置1791,1792)において、モータ6
は通常駆動パルスP1で回転する。
【0075】一方、負荷強度が1<X≦2の噛み合い位
置(例えば、噛み合い位置1793,1794)におい
て、モータ6は通常駆動パルスP1では回転せず第1補
助駆動パルスP2または第2補助駆動パルスP3で回転
する。そして、負荷強度が2<X≦3の噛み合い位置
(例えば、噛み合い位置1795〜1799)におい
て、モータ6は通常駆動パルスP1または第1補助駆動
パルスP2では回転せず第2補助駆動パルスP3でのみ
回転する。なお、負荷強度が2<X≦3の噛み合い位置
1795〜1799は、分針車の構造によって輪列7に
連続的5回高負荷がかかる位置に対応し、噛み合い位置
1800は分針が12時を指す位置に対応する。
【0076】回転判定回路9は、パルス制御回路4から
通常駆動パルスP1が出力されたときにモータ6が回転
したなら、P1回転信号を指針位置検出回路10に入力
する。また、回転判定回路9は、パルス制御回路4から
第1補助駆動パルスP2が出力されたときにモータ6が
回転したなら、P2回転信号を指針位置検出回路10に
入力する。また、パルス制御回路4は、第2補助駆動パ
ルスP3を出力したときに、指針位置検出回路10にP
3出力信号を入力する。これにより、指針位置検出回路
10は、パルス制御回路4から第2補助駆動パルスP3
が連続的に5回出力され、その後モータ6が通常駆動パ
ルスP1または第1補助駆動パルスP2で回転したかど
うかを判定することができる。
【0077】指針位置検出回路10は、パルス制御回路
4から入力されるP3出力信号に基づいて、第2補助駆
動パルスP3が何回出力されたかをカウントし、そのカ
ウントが5回になってかつその後に回転判定回路9から
P1回転信号またはP2回転信号を受け取った場合、分
針が12時を指しているとして、例えば時報を鳴らす回
路(図示省略)に時報信号を出力する。これにより、分
針が12時を指したときに時報が鳴る。
【0078】上記のように、電子時計104では、第2
補助駆動パルスP3が連続的に複数回出力されその後に
モータ6が通常駆動パルスP1または第1補助駆動パル
スP2に回転したときに指針が所定の位置にきたことに
なるから、電子時計を動作させるために必要な最低限の
構成を利用して指針の位置を検出することができ、指針
の位置を検出するための個別の構成や電気的素子が不要
となって時計のコンパクト化、コストダウンおよび消費
電力の低減化が可能となる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子時計
および指針位置検出方法では、表示手段が所定の位置に
きたときに輪列に高負荷がかかり、その高負荷がかかっ
たときにパルス制御手段が第2補助駆動パルスを出力す
る。このため、パルス制御手段から第2補助駆動パルス
が出力されたときは表示手段が所定位置にきたことにな
り、電子時計を動作させるために必要な最低限の構成を
利用して指針の位置を検出することができ、指針の位置
を検出するための個別の構成や電気的素子が不要となる
ので時計のコンパクト化、コストダウンおよび消費電力
の低減化が可能となる。
【0080】また、本発明の電子時計および指針位置検
出方法では、第1補助駆動パルスの出力後に回転判定手
段から非回転信号が出力されたときに指針が所定位置に
きたと判定する。なお、第1補助駆動パルスの出力後に
モータが回転しない場合は、輪列に高負荷がかかってい
ること、すなわち表示手段が所定位置にきたことにな
り、電子時計を動作させるために必要な最低限の構成を
利用して指針の位置を検出することができ、指針の位置
を検出するための個別の構成や電気的素子が不要となる
ので時計のコンパクト化、コストダウンおよび消費電力
の低減化が可能となる。
【0081】また、本発明の電子時計および指針位置検
出方法では、輪列に高負荷がかかる位置において、通常
駆動パルスまたは第1補助駆動パルスを出力せず直接第
2補助駆動パルスを出力する。これにより、通常駆動パ
ルスまたは第1補助駆動パルスを出力するための消費電
力の無駄を防ぐことが可能となる。
【0082】また、本発明の電子時計および指針位置検
出方法では、予め分かっている回数よりも第2補助駆動
パルスが多く出力された場合は、時計が故障していると
して、時計の動作を停止させる。これにより、駆動パル
スを出力するための消費電力の無駄を防ぐことと、時計
の故障をユーザに知らせることが可能となる。
【0083】また、本発明の電子時計および指針位置検
出方法では、予め分かっている回数よりも第2補助駆動
パルスが多く出力された場合は、時計が故障していると
して、駆動パルスの出力の間隔を変更する。これによ
り、時計の故障をユーザに知らせることが可能となる。
【0084】また、本発明の電子時計および指針位置検
出方法では、表示手段が所定の位置にくる前に輪列に連
続して複数回高負荷がかかり、その高負荷がかかったと
きにパルス制御手段は第2補助駆動パルスを連続して複
数回出力する。このため、パルス制御手段から第2補助
駆動パルスが出力され且つその後通常駆動パルスまたは
第1補助駆動パルスでモータが回転したたときは、表示
手段が所定位置にきたことになり、電子時計を動作させ
るために必要な最低限の構成を利用して指針の位置を検
出することができると共に、指針の位置を検出するため
の個別の構成や電気的素子が不要となるので時計のコン
パクト化、コストダウンおよび消費電力の低減化が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子時計のブロック図
である。
【図2】通常駆動パルス、第1補助駆動パルスおよび第
2補助駆動パルスの説明図である。
【図3】負荷強度の変動のグラフ図である。
【図4】図1の電子時計の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の実施の形態2の電子時計のブロック図
である。
【図6】本発明の実施の形態3の電子時計のブロック図
である。
【図7】図6の電子時計の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】本発明の実施の形態4の電子時計のブロック図
である。
【図9】本発明の実施の形態5の電子時計のブロック図
である。
【図10】負荷強度の変動のグラフ図である。
【符号の説明】
100 電子時計 1 発振回路 2 分周回路 3 計時回路 4 パルス制御回路 5 モータ駆動回路 6 モータ 7 輪列 8 指針 9 回転判定回路 10 指針位置検出回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号を発生する基準信号発生手段
    と、前記基準信号に基づいて強度が異なる複数のパルス
    信号をモータに出力してそのモータを駆動するパルス制
    御手段と、前記モータにより回転する輪列と、前記輪列
    により回転する表示手段と、前記表示手段の所定の位置
    を検出する位置検出手段と、前記モータの回転・非回転
    を検出して回転信号または非回転信号を出力する回転判
    定手段と、を具備し、 前記輪列に一定周期で高負荷をかける高負荷手段を設
    け、輪列に高負荷がかかった場合であって所定強度以上
    のパルス信号を前記モータに出力したときにのみモータ
    が回転し、 前記パルス制御手段は、通常駆動パルスを出力し、その
    通常駆動パルスの出力後に前記回転判定手段から非回転
    信号が出力された場合に前記通常駆動パルスよりも大き
    な強度の第1補助駆動パルスを出力し、その第1補助駆
    動パルスの出力後に前記回転判定手段から非回転信号が
    出力された場合に前記第1補助駆動パルスよりも大きく
    前記所定強度以上の第2補助駆動パルスを出力し、 前記位置検出手段は、前記第2補助駆動パルスが出力さ
    れたときに前記表示手段が前記所定の位置にあると判定
    することを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は、第1補助駆動パル
    スの出力後、前記回転判定手段から非回転信号が出力さ
    れたときに前記表示手段が前記所定の位置にきたと判定
    することを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 【請求項3】 前記パルス制御手段から最初に前記第2
    補助駆動パルスが出力されたときから前記モータの回転
    回数をカウントする回転回数計数手段と、 前記回転回数が輪列に高負荷がかかる周期に対応する回
    転回数に達したときに前記第2補助駆動パルスを出力す
    るための制御信号を前記パルス制御手段に出力する回転
    回数判定手段とを具備したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の電子時計。
  4. 【請求項4】 前記モータの回転回数が、輪列に高負荷
    がかかる周期に対応する回転回数に達する間に前記第2
    補助駆動パルスの出力回数をカウントするパルス出力回
    数計数手段と、 その第2補助駆動パルスの出力回数が所定の回数以上に
    なったときに前記パルス信号の生成を停止するための制
    御信号を前記パルス制御手段に出力するパルス回数判定
    手段とを具備したことを特徴とする請求項3に記載の電
    子時計。
  5. 【請求項5】 前記モータの回転回数が、輪列に高負荷
    がかかる周期に対応する回転回数に達する間に前記第2
    補助駆動パルスの出力回数をカウントするパルス出力回
    数計数手段と、 その第2補助駆動パルスの出力回数が所定の回数以上に
    なったとき、前記パルス信号の出力間隔を変更するため
    の制御信号を前記パルス制御手段に出力するパルス回数
    判定手段とを具備したことを特徴とする請求項3に記載
    の電子時計。
  6. 【請求項6】 基準信号を発生する基準信号発生手段
    と、前記基準信号に基づいて強度が異なる複数のパルス
    信号をモータに出力してそのモータを駆動するパルス制
    御手段と、前記モータにより回転する輪列と、前記輪列
    により回転する表示手段と、前記表示手段の所定の位置
    を検出する位置検出手段と、前記モータの回転・非回転
    を検出して回転信号または非回転信号を出力する回転判
    定手段とを具備し、 前記輪列に一定周期で連続的に複数回高負荷をかける高
    負荷手段を設け、輪列に高負荷がかかった場合であって
    所定強度以上のパルス信号を連続して複数回前記モータ
    に出力したときにのみモータが回転し、 前記パルス制御手段は、通常駆動パルスを出力し、その
    通常駆動パルスの出力後に前記回転判定手段から非回転
    信号が出力された場合に前記通常駆動パルスよりも大き
    な強度の第1補助駆動パルスを出力し、その第1補助駆
    動パルスの出力後に前記回転判定手段から非回転信号が
    出力された場合に前記第1補助駆動パルスよりも大きく
    前記所定強度以上の第2補助駆動パルスを出力し、 前記位置検出手段は、前記第2補助駆動パルスが連続し
    て複数回出力され且つその後に前記通常駆動パルスまた
    は前記第1補助駆動パルスを出力して前記回転判定手段
    から回転信号が出力されたときに、前記表示手段が前記
    所定の位置にあると判定することを特徴とする電子時
    計。
  7. 【請求項7】 表示手段が所定の位置にきたことを検出
    する指針位置検出方法において、 前記表示手段を回転させる輪列に一定の周期で高負荷を
    かけ、高負荷がかかった場合であってその輪列を回転さ
    せるモータに所定の強度以上のパルス信号を出力したと
    きにのみモータが回転するようにし、 前記モータに通常駆動パルスを出力してモータが回転し
    たか否かを判定し、通常パルスにより前記モータが回転
    しない場合は前記モータに通常駆動パルスよりも大きな
    強度の第1補助駆動パルスを出力してモータが回転した
    か否かを判定し、第1補助駆動パルスにより前記モータ
    が回転しない場合は前記モータに第1補助駆動パルスよ
    りも大きく前記所定強度以上の第2補助駆動パルスを出
    力し、 前記第2補助駆動パルスを出力したときに、前記表示手
    段が前記所定の位置にあると判定することを特徴とする
    指針位置検出方法。
  8. 【請求項8】 前記第1補助駆動パルスにより前記モー
    タが回転しないとき、前記表示手段が前記所定の位置に
    あると判定することを特徴とする請求項7に記載の指針
    位置検出方法。
  9. 【請求項9】 前記モータの回転回数をカウントし、そ
    の回転回数が輪列に高負荷がかかる周期に対応する回転
    回数に達したときに前記第2補助駆動パルスを出力する
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の指針
    位置検出方法。
  10. 【請求項10】 前記モータの回転回数が輪列に高負荷
    がかかる周期に対応する回転回数に達する間に前記第2
    補助駆動パルスの出力回数をカウントし、その出力回数
    が所定回数以上になったときに前記パルス信号の生成を
    停止することを特徴とする請求項9に記載の指針位置検
    出方法。
  11. 【請求項11】 前記モータの回転回数が輪列に高負荷
    がかかる周期に対応する回転回数に達する間に前記第2
    補助駆動パルスの出力回数をカウントし、その出力回数
    が所定回数以上になったときに前記パルス信号の出力の
    間隔を変更することを特徴とする請求項9に記載の指針
    位置検出方法。
  12. 【請求項12】 表示手段が所定の位置にきたことを検
    出する指針位置検出方法において、 前記表示手段を回転させる輪列に一定の周期で連続して
    複数回高負荷をかけ、高負荷がかかった場合であってそ
    の輪列を回転させるモータに所定強度以上のパルス信号
    を連続して複数回出力したときにのみモータが回転する
    ようにし、 前記モータに通常駆動パルスを出力してモータが回転し
    たか否かを判定し、通常パルスにより前記モータが回転
    しない場合は前記モータに通常駆動パルスよりも大きな
    強度の第1補助駆動パルスを出力してモータが回転した
    か否かを判定し、第1補助駆動パルスにより前記モータ
    が回転しない場合は前記モータに第1補助駆動パルスよ
    りも大きく所定強度以上の第2補助駆動パルスを出力
    し、 前記第2補助駆動パルスが連続して複数回出力されかつ
    その後に前記通常駆動パルスまたは前記第1補助駆動パ
    ルスの出力後に前記モータが回転したときに、前記表示
    手段が前記所定の位置にあると判定することを特徴とす
    る指針位置検出方法。
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