JP2010154673A - ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 - Google Patents

ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 Download PDF

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Abstract

【課題】 パルスダウンを適正に行うことにより、無駄な消費電力の発生を抑制すること。
【解決手段】 ステッピングモータの検出期間Tを、主駆動パルスP1による駆動直後のロータの回転によって、少なくとも第2象限IIで生じる誘起信号VRsを検出する第1区間T1、第1区間T1よりも後に設けられ、第3象限IIIにおける誘起信号VRs検出する第2区間T2及び第2区間T2よりも後に設けられた第3区間T3に区分し、制御回路は、最大エネルギの主駆動パルスP1MAXによる回転駆動時に、回転検出回路が基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2区間T2において検出しなかった場合、最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスP1Aに固定してステッピングモータを回転駆動する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ステッピングモータ制御回路及び前記ステッピングモータ制御回路を用いたアナログ電子時計に関する。
従来から、ロータ収容孔及びロータの停止位置を決める位置決め部を有するステータと、前記ロータ収容孔内に配設されたロータと、コイルとを有し、前記コイルに交番信号を供給して前記ステータに磁束を発生させることによって前記ロータを回転させると共に、前記位置決め部に対応する位置に前記ロータを停止するようにしたステッピングモータがアナログ電子時計等に使用されている。
ステッピングモータの低消費駆動方式として、通常時エネルギの小さい主駆動パルスと、負荷変動時の駆動を担うエネルギの大きい補正駆動パルスとを備えたステッピングモータの補正駆動方式が実用化されている。
前記補正駆動方式では、ロータの回転/非回転に応じて、駆動に用いる主駆動パルスのエネルギを減少又は増加させ、できる限り少ないエネルギでステッピングモータを駆動するように主駆動パルスのランクを変更するように構成されている(特許文献1参照)。また、ステッピングモータの回転/非回転の判定方法としては、誘起信号電圧値での判断が一般的であるが、誘起信号電圧値と誘起信号出力時刻を組み合わせたものも提案されている(特許文献2参照)。
一般に、前記補正駆動方式は次のように構成されている。
(1)主駆動パルスP1をコイルの一方の極OUT1に出力し、その直後のロータ振動によってコイルに発生する誘起信号電圧を検出する。
(2)前記誘起信号電圧が任意設定の基準しきい電圧を超えた場合は回転とし、そのエネルギを維持した主駆動パルスP1をコイルの他方の極OUT2に出力してステッピングモータを回転駆動し、ステッピングモータが回転している限り一定回数連続して繰り返す。その回数が一定回数(PCD)に達すると、更にエネルギを少なくした主駆動パルスP1を他方の極に出力し、再度この処理を繰り返す。
(3)誘起信号電圧が前記基準しきい電圧を超えなかった場合は非回転とし、直ちにエネルギの大きい補正駆動パルスP2を同極に出力して強制的にステッピングモータを回転させる。次に非回転であった主駆動パルスP1より少しエネルギが大きい主駆動パルスP1にランクアップし、該主駆動パルスP1を他極に出力して回転駆動する。以後、前記(1)〜(3)を繰り返すように構成されている。
基本的には、必要エネルギに応じた主駆動パルスP1で駆動するように構成されている。負荷の増加、電源電圧の低下など駆動力が低下した場合、主駆動パルスP1は上にランクアップしていき、エネルギが最大の主駆動パルスP1maxまでランクアップする。
ランクアップ法としては、主駆動パルスP1による駆動が非回転になったとき初めてランクアップする方法と、主駆動パルスP1による駆動が非回転になる前の回転状態が弱ってきた段階で事前にランクアップする方法が一般的である。前者は、主駆動パルスP1による駆動が非回転のとき直ちに補正駆動パルスP2を出力して回転させてから主駆動パルスP1をランクアップし、後者は、補正駆動パルスP2の出力をせずに事前に主駆動パルスP1をランクアップするように構成されている。
しかしながら、どちらの方式も次のような問題がある。即ち、時刻等を表示するための円盤や太棒針のようなモーメントが大きい負荷が設けられた場合、主駆動パルスP1は、最小エネルギの主駆動パルスP10から最大エネルギのP1maxまでランクアップしても余裕の無いギリギリ回転状態になりやすい。
しかし、一時ザラ負荷(輪列のフリクションロス)等によって負荷大の状態が一定時間(所定駆動回数PCD)安定してしまうと、エネルギの低い主駆動パルスP1にランクダウンしてしまい、駆動が不安定になることがある。特に、所定駆動回数PCDが短目の場合に起こりやすい。
例えば、ステッピングモータの負荷として時刻針を設けない場合や規定の時刻針を設けた場合、主駆動パルスP1はエネルギ最小の主駆動パルスP10によって正常に回転駆動することが可能(ステッピングモータの回転検出期間を駆動直後から順に3つの区間T1、T2、T3に区分した場合、誘起信号VRsの検出パターン(T1,T2,T3)が(0,1,0)〜(1,1,0))となる場合が一般的である。
しかし円盤針をつけた場合は、ロータの回転が遅くなり、主駆動パルスP1が最大エネルギの主駆動パルスP1maxでも、誘起信号VRsの検出パターンは(0/1,1,1)〜(0/1,0,1)になってしまう。尚、「0/1」は不問である。
ここで、所定検出パターンの回転が偶然であっても所定回数(PCD回数)継続すると、最大エネルギの主駆動パルスP1maxでさえ余裕のない回転にもかかわらず、更に余裕のないパルスランクへダウン(パルスダウン)してしまう。その状態での駆動では非回転となり、補正駆動パルスP2による駆動が行われ、無駄な電力消費が発生するという問題がある。
特公昭61−15385号公報 WO2005/119377号公報
本発明は、パルスダウンを適正に行うことにより、無駄な消費電力の発生を抑制することを課題としている。
本発明によれば、ステッピングモータのロータの回転によって発生する誘起信号を検出し、前記誘起信号が所定の検出期間内において所定の基準しきい電圧を超えたか否かを検出する回転検出手段と、前記回転検出手段による検出結果に応じて、相互にエネルギの相違する複数の主駆動パルスのいずれか又は、前記各主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動制御するパルス駆動制御を行う制御手段とを備えて成り、前記検出期間を、主駆動パルスによる駆動直後の前記ロータの回転によって、少なくとも第2象限で生じる前記誘起信号を検出する第1区間、前記第1区間よりも後に設けられ、第3象限における前記誘起信号を検出する第2区間及び前記第2区間よりも後に設けられた第3区間に区分し、前記制御手段は、最大エネルギの主駆動パルスによる回転駆動時に、前記回転検出手段が前記基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間において検出しなかった場合、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動することを特徴とするステッピングモータ制御回路が提供される。
前記検出期間を、主駆動パルスによる駆動直後の前記ロータの回転によって、少なくとも第2象限で生じる前記誘起信号を検出する第1区間、前記第1区間よりも後に設けられ、第3象限における前記誘起信号を検出する第2区間及び前記第2区間よりも後に設けられた第3区間に区分し、制御手段は、最大エネルギの主駆動パルスによる回転駆動時に、回転検出手段が基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間において検出しなかった場合、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動する。
ここで、前記制御手段は、前記最大エネルギの主駆動パルスによる回転駆動時に所定回数連続して、前記回転検出手段が前記基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間において検出しなかった場合、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記最大エネルギの主駆動パルスによる回転駆動時に、前記回転検出手段が前記基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間において検出せず、且つ、前記第3区間において検出した場合、補正駆動パルスによる駆動を行うことなく、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記最大エネルギの主駆動パルスによる回転駆動時に、前記回転検出手段が前記基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間及び前記第3区間において検出しなかった場合、補正駆動パルスによる駆動を行った後、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動するように構成してもよい。
また、前記所定の主駆動パルスは前記最大エネルギの主駆動パルスよりもエネルギが大きいように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記所定の主駆動パルスによる回転駆動時に所定回数連続して、前記回転検出手段が前記基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間において検出した場合、所定の主駆動パルスに変更した後に前記パルス駆動制御を行うように構成してもよい。
また、前記制御手段は、主駆動パルスを前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動した際、前記第2区間の時間幅を狭くして回転検出を行うように構成してもよい。
また、本発明によれば、時刻針を回転駆動するステッピングモータと、前記ステッピングモータを制御するステッピングモータ制御回路とを有するアナログ電子時計において、前記ステッピングモータ制御回路として、前記いずれかに記載のステッピングモータ制御回路を用いたことを特徴とするアナログ電子時計が提供される。
本発明に係るモータ制御回路によれば、パルスダウンを適正に行うことにより、無駄な消費電力の発生を抑制することが可能になる。
また、本発明に係るアナログ電子時計によれば、無駄な駆動エネルギの発生を抑制することが可能になり、消費電力の小さいアナログ電子時計を提供することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態に係るモータ制御回路及びこれを用いたアナログ電子時計について説明する。尚、各図において、同一部分には同一符号を付している。
図1は、本発明の実施の形態に係るモータ制御回路を用いたアナログ電子時計のブロック図で、アナログ電子腕時計の例を示している。図1のブロック図は後述する各実施の形態に共通するブロック図である。
図1において、アナログ電子時計は、ステッピングモータ制御回路101、ステッピングモータ制御回路101によって回転制御され時刻針(図示せず)等を回転駆動するステッピングモータ102、電池によって構成され、ステッピングモータ制御回路101やステッピングモータ102等の回路要素に駆動電力を供給する電源103を備えている。
ステッピングモータ制御回路101は、所定周波数の信号を発生する発振回路104、発振回路104で発生した信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生する分周回路105、電子時計を構成する各電子回路要素の制御や駆動パルスの変更制御等の制御を行う制御回路106、制御回路106からの制御信号に基づいてステッピングモータ102にモータ回転駆動用の駆動パルスを選択し出力するステッピングモータ駆動パルス回路107、ステッピングモータ102から回転状況を表す誘起信号を所定の検出期間において検出する回転検出回路108、所定の基準しきい電圧を超える誘起信号を回転検出回路108が検出した時刻と区間とを比較して、前記誘起信号がどの区間において検出されたのかを判別する検出時間比較判別回路109を備えている。尚、後述するように、ステッピングモータ102が回転したか否かを検出する検出期間は3つの区間に区分けしている。
回転検出回路108は、前記特許文献1に記載された回転検出回路と同様の構成のものであり、所定の検出期間において、ステッピングモータ102駆動直後の自由振動によって発生する誘起信号が所定の基準しきい電圧Vcompを越えたか否かを検出し、基準しきい電圧Vcompを越える誘起信号VRsを検出する毎に検出時間比較判別回路109に通知する。
尚、発振回路104及び分周回路105は信号発生手段を構成している。回転検出回路108及び検出時間比較判別回路109は回転検出手段を構成している。また、発振回路104、分周回路105、制御回路106、ステッピングモータ駆動パルス回路107は制御手段を構成している。
回転検出手段は、ステッピングモータ102の回転によって発生する誘起信号が所定の検出期間内において所定の基準しきい電圧を超えたか否かを検出することができる。
制御手段は、回転検出手段による検出結果に応じて、相互にエネルギの相違する複数の主駆動パルスのいずれか又は、前記各主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスによってステッピングモータ102を駆動制御することができる。また、制御手段は、最大エネルギの主駆動パルスによる回転駆動時に、回転検出手段が基準しきい電圧を超える誘起信号を検出期間の第2区間において検出しなかった場合、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動することができる。
図2は、図1のステッピングモータ102の構成図で、アナログ電子時計で一般に用いられている時計用ステッピングモータの例を示している。
図2において、ステッピングモータ102は、ロータ収容用貫通孔203を有するステータ201、ロータ収容用貫通孔203に回転可能に配設されたロータ202、ステータ201と接合された磁心208、磁心208に巻回されたコイル209を備えている。ステッピングモータ102をアナログ電子時計に用いる場合には、ステータ201及び磁心208はネジ等(図示せず)によって地板(図示せず)に固定され、互いに接合される。コイル201は、第1端子OUT1、第2端子OUT2を有している。
ステッピングモータ102のロータ202が回転する空間領域をロータ202の回転軸を中心として第1象限I〜第4象限IVに区分している。
ロータ202は、2極(S極及びN極)に着磁されている。磁性材料によって形成されたステータ201の外端部には、ロータ収容用貫通孔203を挟んで対向する位置に複数(本実施の形態では2個)の切り欠き部(外ノッチ)206、207が設けられている。各外ノッチ206、207とロータ収容用貫通孔203間には可飽和部210、211が設けられている。
可飽和部210、211は、ロータ202の磁束によっては磁気飽和せず、コイル209が励磁されたときに磁気飽和して磁気抵抗が大きくなるように構成されている。ロータ収容用貫通孔203は、輪郭が円形の貫通孔の対向部分に複数(本実施の形態では2つ)の半月状の切り欠き部(内ノッチ)204、205を一体形成した円孔形状に構成されている。
切り欠き部204、205は、ロータ202の停止位置を決めるための位置決め部を構成している。コイル209が励磁されていない状態では、ロータ202は、図2に示すように前記位置決め部に対応する位置、換言すれば、ロータ202の磁極方向Aが、切り欠き部204、205を結ぶ線分と直交するような位置に安定して停止している。即ち、磁束が流れる方向Xに対して角度θ0の位置で安定し停止している。
いま、駆動パルス選択回路107から矩形波の駆動パルスをコイル209の端子OUT1、OUT2間に供給して(例えば、第1端子OUT1側を正極、第2端子OUT2側を負極)、図2の矢印方向に電流iを流すと、ステータ201には破線矢印方向に磁束が発生する。これにより、可飽和部210、211が飽和して磁気抵抗が大きくなり、その後、ステータ201に生じた磁極とロータ202の磁極との相互作用によって、ロータ202は図2の矢印方向に180度回転し、角度θ1の位置で安定的に停止する。
次に、駆動パルス選択回路107から、逆極性の矩形波の駆動パルスをコイル209の端子OUT1、OUT2に供給して(前記駆動とは逆極性となるように、第1端子OUT1側を負極、第2端子OUT2側を正極)、図2の反矢印方向に電流を流すと、ステータ201には反破線矢印方向に磁束が発生する。これにより、可飽和部210、211が先ず飽和し、その後、ステータ201に生じた磁極とロータ202の磁極との相互作用によって、ロータ202は前記と同一方向に180度回転し、角度θ0の位置で安定的に停止する。
以後、このように、コイル209に対して極性の異なる信号(交番信号)を供給することによって、前記動作が繰り返し行われて、ロータ202を180度ずつ矢印方向に連続的に回転させることができるように構成されている。尚、本実施の形態では、駆動パルスとして、後述するように、相互にエネルギの異なる複数の主駆動パルスP1及び補正駆動パルスP2を用いている。
図3は、本実施の形態において、主駆動パルスP1によってステッピングモータ102を回転駆動したときのロータ202の回転状況、誘起信号VRsの発生タイミング及び駆動パルス制御態様を示す説明図である。
図3において、Vcompはステッピングモータ102が発生する誘起信号と比較する電圧基準である基準しきい電圧である。
ステッピングモータ102のロータ202が回転する空間領域をロータ202の回転軸を中心として第1象限I〜第4象限IVに区分し(図2参照)、ステッピングモータ102の回転状況を検出するための回転検出期間Tを、主駆動パルスによる駆動直後のロータ202の回転によって、少なくとも第2象限IIで生じる誘起信号VRsを検出する第1区間T1、第1区間T1よりも後に設けられ、第3象限IIIにおける誘起信号VRsを検出する第2区間T2及び第2区間T2よりも後に設けられた第3区間T3に区分している。このように、回転検出期間T全体を複数の区間(本実施の形態では3つの区間T1〜T3)に区分けしている。尚、本実施の形態では、検出信号を検出しない区間であるマスク区間は設けていない。
図3において、主駆動パルスP1によって駆動する領域を領域P1とすると、第1区間T1は主駆動パルスP1による駆動直後の少なくとも第2象限IIにおける誘起信号VRsを検出する区間である。第2区間及び第3区間は第3象限IIIにおける誘起信号VRsを検出する区間である。誘起信号VRsが基準しきい電圧Vcompを超える場合を「1」、超えない場合を「0」とする。
最大エネルギではない主駆動パルスP10〜P1max-1によって駆動した場合、検出結果として得られる検出期間(区間T1,区間T2,区間T3)の検出パターンが(0/1,1,0/1)(「0/1」は不問)のときには適正な回転が行われたと判定して、補正駆動パルスP2による駆動は行わず又、次回駆動時に主駆動パルスP1は変更せずに維持する。
最大エネルギではない主駆動パルスP10〜P1max-1によって駆動した場合、検出パターンが(0/1,0,1)のときには、回転はしたが主駆動パルスP1の駆動エネルギがぎりぎり(ぎりぎり回転)であるため次回駆動時に非回転となる可能性があると判定して、補正駆動パルスP2による駆動は行わずに、次回駆動時に主駆動パルスP1を1ランクアップ(パルスアップ)して駆動する。
また、最大エネルギではない主駆動パルスP10〜P1max-1によって駆動した場合、検出パターンが(0/1,0,0)のときには、回転しなかった(非回転)と判定して、補正駆動パルスP2による駆動を行った後、次回駆動時には主駆動パルスP1をパルスアップして駆動する。
一方、最大エネルギの主駆動パルスP1maxによって駆動した場合、検出パターンが(0/1,1,0/1)のときには余裕のある回転が行われたと判定して、補正駆動パルスP2による駆動は行わず又、次回駆動時に主駆動パルスP1は変更せずに維持する。
最大エネルギの主駆動パルスP1maxによって駆動した場合、検出パターンが(0/1,0,1)のときには、ぎりぎり回転であるため次回駆動時に非回転となる可能性があると判定して、補正駆動パルスP2による駆動は行わずに、次回駆動時に主駆動パルスP1を最大エネルギの主駆動パルスP1max以上のエネルギの主駆動パルスP1Aにパルスアップし、次回以降は主駆動パルスP1Aに固定して駆動する。尚、主駆動パルスP1Aは、最大エネルギの主駆動パルスP1maxと同じエネルギ又はそれよりも大きいエネルギの主駆動パルスであり、補正駆動パルスP2よりも小さいエネルギの駆動パルスである。
また、最大エネルギの主駆動パルスP1maxによって駆動した場合、検出パターンが(0/1,0,0)のときには、非回転と判定して、補正駆動パルスP2による駆動を行った後、次回駆動時に主駆動パルスP1を最大エネルギの主駆動パルスP1max以上のエネルギの主駆動パルスP1Aにパルスアップし、次回以降は主駆動パルスP1Aに固定して駆動する。
図4は、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を示すフローチャートであり、主として制御回路106の処理を示すフローチャートである。
図4において、Lは同じ主駆動パルスP1による駆動の連続繰り返し回数(最低値「0」から最大値「PCDL」までの正の整数)、Nは同じ主駆動パルスP1による駆動の連続繰り返し回数(最低値「0」から最大値「PCDN」までの正の整数)、nは主駆動パルスP1のランク数(主駆動パルスP1のエネルギランクに相当する数で、最小値「0」から最大値「nmax」までの正の整数)、Vcompは誘起信号VRsの大きさを判定する基準しきい電圧、Vmaxは誘起信号VRsの最大値、ΔP1はパルス減少幅、T1、T2、T3は各々、誘起信号VRsを検出する検出期間における第1区間、第2区間、第3区間である。尚、本実施の形態では、Lの最大数PCDLは600、Nの最大数PCDNは60に設定している。
以下、図1〜図4を参照して、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を詳細に説明する。
図1において、発振回路104は所定周波数の基準クロック信号を発生し、分周回路105は発振回路104で発生した前記信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生し、制御回路106に出力する。
制御回路106は、前記時間信号を計数して計時動作を行い、先ず主駆動パルスP1nのランクn及び回数Nを0にして(図5のステップS501)、最小パルス幅(エネルギ)の主駆動パルスP10でステッピングモータ102を回転駆動するように制御信号を出力する(ステップS502、S503)。
ステッピングモータ駆動パルス回路107は、制御回路106からの制御信号に応答して、主駆動パルスP10によってステッピングモータ102を回転駆動する。ステッピングモータ102は主駆動パルスP10によって回転駆動されて、図示しない時刻針等を回転駆動する。これにより、ステッピングモータ102が正常に回転した場合には、前記時刻針による現在時刻表示等が行われる。
制御回路106は、回転検出回路108が所定の基準しきい電圧Vcompを超えるステッピングモータ102の誘起信号Vmaxを検出したと判定し(ステップS504)、且つ、主駆動パルスP1のエネルギランクnが最大エネルギランクnmaxよりも小さいと判定すると(ステップS505)、繰り返し数Nに1加算する(ステップS506)。繰り返し数Nが最大繰り返し数PCDNになった場合、主駆動パルスP1のエネルギが大きすぎると判定して、繰り返し数Nを0にリセットすると共に主駆動パルスP1のエネルギランクnを1ランクダウン(パルスダウン)した後、処理ステップS502に戻る(ステップS507、S508)。
制御回路106は、処理ステップS505において主駆動パルスP1のエネルギランクnが最大エネルギランクnmaxであると判定すると、検出期間(区間T1,区間T2,区間T3)の検出パターンにおいて区間T2が「1」のときには、エネルギに余裕のある主駆動パルスP1による回転駆動が行われたと判定して処理ステップS506に移行する(処理ステップS512)。
制御回路106は、処理ステップS504において、回転検出期間において回転検出回路108が所定の基準しきい電圧Vcompを超えるステッピングモータ102の誘起信号Vmaxを検出していないと判定した場合、補正駆動パルスP2によって駆動した後(ステップS509)、繰り返し数Nを0にリセットすると共に主駆動パルスP1にエネルギランクnを1ランクアップ(パルスアップ)した後、処理ステップS507に移行する(ステップS510)。
一方、制御回路106は、処理ステップS512において区間T2が「1」でない場合、主駆動パルスP1の繰り返し回数Lを0にリセットすると共に(ステップS516)、主駆動パルスP1を最大エネルギの主駆動パルスP1max以上のエネルギを持つ主駆動パルスP1Aに変更し(ステップS517)、前記主駆動パルスP1Aに固定してステッピングモータ102を駆動する(ステップS518)。
制御回路106は、回転検出回路108が基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号Vmaxを検出したと判定した場合(ステップS519)、少なくとも検出パターンの区間T2が「1」のときは(ステップS520)、繰り返し回数Lに1加算する(ステップS521)。
制御回路106は、繰り返し回数Lが所定回数(最大繰り返し回数PCDL)になった場合には、繰り返し回数Lを0にリセットして処理ステップS502に戻る(ステップS522、S523)。制御回路106は、処理ステップS522において、繰り返し回数Lが所定回数PCDLに至っていない場合には処理ステップS518に戻る。
制御回路106は、処理ステップS519において基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号Vmaxを検出していないと判定した場合、補正駆動パルスP2による駆動を行い(ステップS524)、繰り返し回数Lを0にリセットした後、処理ステップS522に移行する(ステップS525)。また、制御回路106は、処理ステップS520において区間T2が「0」の場合は処理ステップS525に移行する。
以上述べたように、本実施の形態では、検出期間Tを、主駆動パルスP1による駆動直後のロータ202の回転によって、少なくとも第2象限IIで生じる誘起信号VRsを検出する第1区間T1、第1区間T1よりも後に設けられ、第3象限IIIにおける誘起信号VRsを検出する第2区間T2及び第2区間T2よりも後に設けられた第3区間T3に区分し、制御回路106は、最大エネルギ(エネルギランクnmax)の主駆動パルスP1maxによる回転駆動時に、回転検出回路108が基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2区間T2において1度でも検出しなかった場合、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスP1Aに固定して駆動するようにしている(ステップS505、S512、S516、S517)。
したがって、本実施の形態に係るモータ制御回路によれば、パルスダウンを適正に行うことにより、無駄な消費電力の発生を抑制することが可能になる。また、ステッピングモータ102を、確実且つ安定に補正駆動制御することが可能になる。
また、本実施の形態に係るアナログ電子時計によれば、無駄な駆動エネルギの発生を抑制することが可能になり、消費電力の小さいアナログ電子時計を提供することが可能になる。また、電子時計の同一ムーブメントで、集積回路(IC)やモータ仕様を変更せずに多様な針に対応できるようになる等の効果を奏する。
また、制御回路106は、主駆動パルスP1Aによる回転駆動時に所定回数(本実施の形態では繰り返し回数L)連続して、回転検出回路108が基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2区間T2において検出した場合、所定の主駆動パルス(本実施の形態ではP1max)に変更した後、再び通常のパルス制御駆動動作を行うようにしている。これにより、省電力化を図ることが可能になる。
図5は、本発明の他の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を示すフローチャートであり、主として制御回路106の処理を示すフローチャートである。
図5において、Lは同じ主駆動パルスP1による駆動の連続繰り返し回数(最低値「0」から最大値「PCDL」までの正の整数)、M、Nは各々同じ主駆動パルスP1による駆動の連続繰り返し回数(最低値「0」から最大値「PCDM」、最大値「PCDN」までの正の整数)、nは主駆動パルスP1のランク数(主駆動パルスP1のエネルギランクに相当する数で、最小値「0」から最大値「nmax」までの正の整数)、Vcompは誘起信号VRsの大きさを判定する基準しきい電圧、Vmaxは誘起信号VRsの最大値、ΔP1はパルス減少幅、T1、T2、T3は誘起信号VRsを検出する検出期間における第1区間、第2区間、第3区間である。尚、本実施の形態では、Lの最大数PCDLは600、M及びNの最大数PCDM、PCDNは各々60に設定している。
図4の実施の形態では、最大エネルギの主駆動パルスP1maxによる回転駆動時に、回転検出回路108が基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2区間T2において1度でも検出しなかった場合には直ちに、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスP1Aに固定して駆動するように構成したが、本他の実施の形態では、基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2区間T2において連続して複数回検出しなかった場合に、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスP1Aに固定して駆動するように構成している。
以下、図1〜図3及び図5を参照して、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を、前記実施の形態と相違する部分について説明する。
図5において、制御回路106は、先ず主駆動パルスP1nのランクn、回数M、Nを各々0にする(ステップS501)。
制御回路106は、処理ステップS512において、区間T2が「1」の場合、繰り返し回数Mを0にリセットした後、処理ステップS506に移行する(ステップS513)。
制御回路106は、処理ステップS512において区間T2が「0」の場合、主駆動パルスP1の繰り返し回数Mに1加算し(ステップS514)、繰り返し回数Mが最大繰り返し数PCDMになったか否かを判定する(ステップS515)。
制御回路106は、処理ステップS515において、繰り返し回数Mが最大繰り返し数PCDMになっていない場合には処理ステップS503に戻り、繰り返し回数Mが最大繰り返し数PCDMになった場合には、主駆動パルスP1の繰り返し回数M、Lを各々0にリセットすると共に(ステップS516)、主駆動パルスP1を最大エネルギの主駆動パルスP1max以上のエネルギを持つ主駆動パルスP1Aに変更し(ステップS517)、前記主駆動パルスP1Aによってステッピングモータ102を駆動する(ステップS518)。以下、前記実施の形態と同様の処理を行う。
以上述べたように、本他の実施の形態では、検出期間Tを、主駆動パルスP1による駆動直後のロータ202の回転によって、少なくとも第2象限IIで生じる誘起信号VRsを検出する第1区間T1、第1区間T1よりも後に設けられ、第3象限IIIにおける誘起信号VRsを検出する第2区間T2及び第2区間T2よりも後に設けられた第3区間T3に区分し、制御回路106は、最大エネルギ(エネルギランクnmax)の主駆動パルスP1maxによる回転駆動時に、回転検出回路108が基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2区間T2において所定回数(本実施の形態では複数回M)連続して検出しなかった場合、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスP1Aに固定して駆動するようにしている(ステップS505、S512、S514〜S517)。
したがって、本実施の形態に係るモータ制御回路によれば、パルスダウンを適正に行うことにより、無駄な消費電力の発生を抑制することが可能になる。また、本実施の形態に係るアナログ電子時計によれば、無駄な駆動エネルギの発生を抑制することが可能になり、消費電力の小さいアナログ電子時計を提供することが可能になる。
また、前記実施の形態と同様に、制御回路106は、主駆動パルスP1Aによる回転駆動時に所定回数(本実施の形態では繰り返し回数L)連続して、回転検出回路108が基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2区間T2において検出した場合、所定の主駆動パルス(本実施の形態ではP1max)に変更してパルス制御を行うようにしている。これにより、省電力化を図ることが可能になる。
尚、前記各実施の形態では、各主駆動パルスP1のエネルギを変えるために、パルス幅が異なるようにしたが、パルス電圧を変える等によっても、駆動エネルギを変えることが可能である。
また、制御回路106は、主駆動パルスP1をP1Aに固定した際、第2区間T2の時間幅を第1区間と第3区間よりも狭くし、この条件でも安定駆動した場合(検出パターンが(0/1,1,0/1)の場合)、主駆動パルスP1の変更制御(PCD制御)するように構成してもよい。このように、第2区間T2を狭くすることによって安定駆動に入る条件を厳しくし、この厳しい条件でも安定駆動できた場合に主駆動パルスP1の変更制御に戻すようにするようにして、補正駆動パルスによる駆動が不要に行われないようにして省電力化を図ることができるようにする。
また、時刻針以外にも、カレンダ等を駆動するためのステッピングモータに適用可能である。
また、ステッピングモータの応用例として電子時計の例で説明したが、モータを使用する電子機器に適用可能である。
本発明に係るステッピングモータ制御回路は、ステッピングモータを使用する各種電子機器に適用可能である。
また、本発明に係る電子時計は、カレンダ機能付きアナログ電子腕時計、カレンダ機能付きアナログ電子置時計等の各種カレンダ機能付きアナログ電子時計をはじめ、各種のアナログ電子時計に適用可能である。
本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計のブロック図である。 本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステッピングモータの構成図である。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
101・・・ステッピングモータ制御回路
102・・・ステッピングモータ
103・・・電源
104・・・発振回路
105・・・分周回路
106・・・制御回路
107・・・ステッピングモータ駆動パルス回路
108・・・回転検出回路
109・・・検出時間比較判別回路
201・・・ステータ
202・・・ロータ
203・・・ロータ収容用貫通孔
204、205・・・切り欠き部(内ノッチ)
206、207・・・切り欠き部(外ノッチ)
208・・・磁心
209・・・コイル
210、211・・・可飽和部
OUT1・・・第1端子
OUT2・・・第2端子

Claims (8)

  1. ステッピングモータのロータの回転によって発生する誘起信号を検出し、前記誘起信号が所定の検出期間内において所定の基準しきい電圧を超えたか否かを検出する回転検出手段と、前記回転検出手段による検出結果に応じて、相互にエネルギの相違する複数の主駆動パルスのいずれか又は、前記各主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動制御するパルス駆動制御を行う制御手段とを備えて成り、
    前記検出期間を、主駆動パルスによる駆動直後の前記ロータの回転によって、少なくとも第2象限で生じる前記誘起信号を検出する第1区間、前記第1区間よりも後に設けられ、第3象限における前記誘起信号を検出する第2区間及び前記第2区間よりも後に設けられた第3区間に区分し、
    前記制御手段は、最大エネルギの主駆動パルスによる回転駆動時に、前記回転検出手段が前記基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間において検出しなかった場合、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動することを特徴とするステッピングモータ制御回路。
  2. 前記制御手段は、前記最大エネルギの主駆動パルスによる回転駆動時に所定回数連続して、前記回転検出手段が前記基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間において検出しなかった場合、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動することを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御回路。
  3. 前記制御手段は、前記最大エネルギの主駆動パルスによる回転駆動時に、前記回転検出手段が前記基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間において検出せず、且つ、前記第3区間において検出した場合、補正駆動パルスによる駆動を行うことなく、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動することを特徴とする請求項1又は2記載のステッピングモータ制御回路。
  4. 前記制御手段は、前記最大エネルギの主駆動パルスによる回転駆動時に、前記回転検出手段が前記基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間及び前記第3区間において検出しなかった場合、補正駆動パルスによる駆動を行った後、前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
  5. 前記所定の主駆動パルスは前記最大エネルギの主駆動パルスよりもエネルギが大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
  6. 前記制御手段は、前記所定の主駆動パルスによる回転駆動時に所定回数連続して、前記回転検出手段が前記基準しきい電圧を超える誘起信号を前記第2区間において検出した場合、所定の主駆動パルスに変更した後に前記パルス駆動制御を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
  7. 前記制御手段は、主駆動パルスを前記最大エネルギ以上の所定の主駆動パルスに固定して駆動した際、前記第2区間の時間幅を狭くして回転検出を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
  8. 時刻針を回転駆動するステッピングモータと、前記ステッピングモータを制御するステッピングモータ制御回路とを有するアナログ電子時計において、
    前記ステッピングモータ制御回路として、請求項1乃至7のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路を用いたことを特徴とするアナログ電子時計。
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