JP5676203B2 - ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 - Google Patents
ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5676203B2 JP5676203B2 JP2010228977A JP2010228977A JP5676203B2 JP 5676203 B2 JP5676203 B2 JP 5676203B2 JP 2010228977 A JP2010228977 A JP 2010228977A JP 2010228977 A JP2010228977 A JP 2010228977A JP 5676203 B2 JP5676203 B2 JP 5676203B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stepping motor
- section
- detection
- rotation
- control circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 278
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 8
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 19
- 230000004044 response Effects 0.000 description 18
- 230000008569 process Effects 0.000 description 13
- 230000008859 change Effects 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 5
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 3
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 2
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04C—ELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
- G04C3/00—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
- G04C3/14—Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
- G04C3/143—Means to reduce power consumption by reducing pulse width or amplitude and related problems, e.g. detection of unwanted or missing step
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
また、本発明に係るアナログ電子時計によれば、負荷に対する駆動エネルギの相対的な変化によって誘起信号の発生タイミングが変化した場合でも、回転状況を正確に検出して正確な運針駆動を可能にすることができる。
図1において、アナログ電子時計は、所定周波数の信号を発生する発振回路101、発振回路101で発生した信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生する分周回路102、電子時計を構成する各電子回路要素の制御や駆動パルスの変更制御等の制御を行う制御回路103、制御回路103からの制御信号に基づいてモータ回転駆動用の駆動パルスを選択し出力する駆動パルス選択回路104、駆動パルス選択回路104からの駆動パルスによって回転駆動されるステッピングモータ105、ステッピングモータ105によって回転駆動され時刻を表示する時刻針(図1の例では時針107、分針108、秒針109の3種類)を有するアナログ表示部106を備えている。
尚、詳細は後述するが、検出区間として、複数の区間を有する第1検出区間Txと、複数の区間を有する第2検出区間Tyとが用意されており、主駆動パルスP1の駆動余力の大きさに応じて前記第1検出区間Txと第2検出区間Tyのいずれかを選択的に用いて回転状況を判定し、パルス制御を行うようにしている。
ここで、発振回路101及び分周回路102は信号発生手段を構成し、アナログ表示部106は時刻表示手段を構成している。回転検出回路110は回転検出手段を構成し、制御回路103、駆動パルス選択回路104及び検出区間判別回路111は制御手段を構成している。
図2において、ステッピングモータ105は、ロータ収容用貫通孔203を有するステータ201、ロータ収容用貫通孔203に回転可能に配設されたロータ202、ステータ201と接合された磁心208、磁心208に巻回されたコイル209を備えている。ステッピングモータ105をアナログ電子時計に用いる場合には、ステータ201及び磁心208はネジ(図示せず)によって地板(図示せず)に固定され、互いに接合される。コイル209は、第1端子OUT1、第2端子OUT2を有している。
可飽和部210、211は、ロータ202の磁束によっては磁気飽和せず、コイル209が励磁されたときに磁気飽和して磁気抵抗が大きくなるように構成されている。ロータ収容用貫通孔203は、輪郭が円形の貫通孔の対向部分に複数(本実施の形態では2つ)の半月状の切り欠き部(内ノッチ)204、205を一体形成した円孔形状に構成されている。
図3において、P1は主駆動パルスP1を表すと共にロータ202が主駆動パルスP1によって回転駆動される区間を表し、又、a〜eは主駆動パルスP1の駆動停止後の自由振動によるロータ202の回転位置を表す領域である。
また、前記第2検出区間Tyは、主駆動パルスP1による駆動直後の所定時間を第1区間T11、前記第1区間T11よりも後の所定時間を第2区間T2、第2区間T2よりも後の所定時間を第3区間T3としている。
通常駆動の状態において、第1検出区間Txの第1区間T11はロータ202を中心とする空間の第3象限IIIにおいてロータ202の最初の正方向回転状況を判定する区間、前記第1区間T11の後の第2区間T21は第3象限IIIにおいてロータ202の最初の正方向回転状況及び最初の逆方向回転状況を判定する区間である。また、通常駆動の状態において、第2検出区間Tyの第3区間T3は第3象限IIIにおいてロータ202の最初の逆方向回転後の回転状況を判定する区間となる。
ここで、通常駆動とは通常時の駆動状態を意味し、本実施の形態では、所定の主駆動パルスP1によって時刻針(時針107、分針108、秒針109)を駆動する状態を通常駆動としており、主駆動パルスP1のエネルギがステッピングモータ105を回転させる駆動余力のある回転(余裕回転)である。
また、通常駆動に対して大きな負荷が増えた状態で前記主駆動パルスP1によって駆動する状態(負荷増分大駆動)は、主駆動パルスP1のエネルギがステッピングモータ105を回転させるのにぎりぎりの状態の回転(ぎりぎり回転)である。
また、通常駆動に対して極めて大きな負荷が増えた状態で前記主駆動パルスP1によって駆動する状態(負荷増分極大駆動)は、主駆動パルスP1のエネルギがステッピングモータ105を回転させるのに不足している状態の駆動であり、ステッピングモータ105を回転させることができない駆動状態(非回転)である。
図4に示すように、回転検出回路110が基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsの有無を検出し、検出区間判別回路111が前記誘起信号VRsの発生区間を判別したパターンに基づいて、制御回路103内部に記憶した図4の判定チャートを参照して、制御回路103及び駆動パルス選択回路104は主駆動パルスP1のパルスアップやパルスダウンあるいは補正駆動パルスP2による駆動等の後述する駆動パルス制御を行ってステッピングモータ105を回転制御する。
以下、図1〜図6を参照して、本第1の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を詳細に説明する。
制御回路103は、前記時計信号を計数して計時動作を行い、先ず主駆動パルスP1nのランクn及び駆動余力がある回転状況(駆動状態が余裕回転及びやや余裕なし回転)の連続発生回数Nを0にして(図5のステップS501)、最小パルス幅(最小エネルギランク)の主駆動パルスP10でステッピングモータ105を回転駆動するように制御信号を出力する(ステップS502、S503)。
この場合、制御回路103は、前記同様にして、基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第1検出区間Txの第2区間T21内で検出したか否かを判定する(ステップS505)。
制御回路103は、処理ステップS504において基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第1区間T11内で検出したと判定した場合(パターンが(1,−,−)の場合である。)、第1区間T11が「1」であるため駆動余力のある可能性無しと判定して第2検出区間Tyを用いて回転状況を判定する。
この場合、制御回路103は、前記同様にして、基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2検出区間Tyの第2区間T2内で検出したか否かを判定する(ステップS514)。
制御回路103は、処理ステップS513において基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第3区間T3内で検出していないと判定した場合(パターンが(1,0,0)であり、図4の非回転の場合である。)、処理ステップS507に移行して前記処理を行う。
また、制御回路103は、処理ステップS514において基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2区間T2内で検出したと判定した場合(パターンが(1,1,−)であり、図3及び図4の負荷増分中、余裕なし回転である。)、主駆動パルスP1のランクは変更せずに処理ステップS502に戻る(ステップS511)。
前記実施の形態と本第2の実施の形態との相違点は図7に示す処理であり、ブロック図等の構成は同一である。以下、図1〜図4、図6、図7を用いて前記相違点について説明する。
制御回路103は、図7の処理ステップS505において基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2区間T21内で検出したと判定した場合、主駆動パルスP1のランクnが最低ランク0のときは(ステップS515)、ランクを下げることができないためランクを変更せずに処理ステップS502に戻る(ステップS509)。
前記第1の実施の形態では検出区間として2つの区間T11、T21を有する第1検出区間Txと3つの区間T11、T2、T3を有する第2検出区間Tyとを用いてステッピングモータ105の回転状況を判定したが、本第3の実施の形態では、検出区間として、複数の区間(本第3の実施の形態では3つの区間T11、T21、T3)を有する第1検出区間Twと、複数の区間(本第3の実施の形態では3つの区間T11、T2、T3)を有する第2検出区間Tzとを用いて、ステッピングモータの回転状況を判定するようにしている。第1検出区間Twと第2検出区間Tzにおいて、第1区間T11と第3区間T3は兼用しており、第2区間T21と第2区間T2が相違するように構成されている。
また、第2検出区間Tzでは、主駆動パルスP1による駆動直後の所定時間を第1区間T11、前記第1区間T11よりも後の所定時間を第2区間T2、第2区間T2よりも後の所定時間を第3区間T3としている。このように、主駆動パルスP1による駆動直後から始まる第2検出区間Tzを複数の区間に区分している。第2検出区間Tzの第2区間T2は第1検出区間Twの第2区間T21よりも後に始まるように、第1区間T11と第2区間T2の間には無効領域Tsが設けられている。
尚、本実施の形態では、第2検出区間Tzの第1区間T1及び第3区間T3は、第1検出区間Twの第1区間T11及び第3区間T3を兼用しているが、他の長さの区間に設定するようにしてもよい。また、第1検出区間Twの区間と第2検出区間Tzの区間を同数に設定しているが、必ずしも同数にする必要はない。
通常駆動の状態において、第1検出区間Twの第1区間T11はロータ202を中心とする空間の第3象限IIIにおいてロータ202の最初の正方向回転状況を判定する区間、前記第1区間T11の後の第2区間T21は第3象限IIIにおいてロータ202の最初の正方向回転状況及び最初の逆方向回転状況を判定する区間、前記第2区間T21の後の第3区間T3は第3象限IIIにおいてロータ202の最初の逆方向回転後の回転状況を判定する区間である。
例えば、制御回路103は、パターン(1,0,0)の場合、第1区間T11が「1」であるため第2検出期間Tzを用いて回転状況を判定する。この場合、制御回路103はステッピングモータ105が回転していない(非回転)と判定して、補正駆動パルスP2によってステッピングモータ105を駆動するように駆動パルス選択回路104を制御した後、次回駆動時に1ランクアップ(パルスアップ)した主駆動パルスP1に変更して駆動するように駆動パルス選択回路104を制御する。
図10は図6とともに本第3の実施の形態の動作を示すフローチャートであり、図5と同一処理を行う部分には同一符号を付している。
図10の処理ステップS505において、制御回路103は、基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第2区間T21内で検出したと判定した場合(パターンが(0,1,−)であり、図8及び図9の負荷増分小駆動、通常駆動又は高エネルギ駆動の場合であり、やや余裕なし回転又は余裕回転の場合である。)、基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを第3区間T3内で検出したか否かを判定する(ステップS522)。
また、主駆動パルスP1による駆動直後の区間の検出結果に応じて、2区間目の検出タイミングを変化して駆動余力を含む回転状況状を検出するように構成している。
また、簡単な構成で、駆動エネルギの異なる複数の駆動パルスを誤判定無く制御することが可能になる。
また、主駆動パルスP1のエネルギ可変範囲が広範囲に設定されている場合に、負荷に比べて過大なエネルギの主駆動パルスP1によって駆動したときでも、回転状況を正確に判定することが可能になる。
例えば、第1区間の後部領域を無効領域Tsとすることにより、主駆動パルスP1のエネルギが所定値を超える場合に第2区間で発生すべき誘起信号VRsが第1区間で早めに発生したときでも、誘起信号VRsは無効領域Ts内に入るため回転状況を正確に判定することが可能になり、正常にパルス制御することが可能になる。また、第1区間の後部領域と第2区間の前部領域に跨って無効領域Tsを設けることにより、前記効果を奏するばかりでなく、主駆動パルスP1のエネルギが所定値以下の場合に誘起信号VRsが遅れて発生したときでも、誘起信号VRsは無効領域Ts内に入るため回転状況を正確に判定することが可能になり、正常にパルス制御することが可能になる。
回転検出回路110自体は、ステッピングモータ105が発生する誘起信号VRs検出素子をコイル209と直列に挿入してループ構成する状態(検出ループ(RSループ))と、ステッピングモータ105のコイル209を短絡してループ構成し制動をかける状態(閉ループ)とを所定周期で繰り返すことによって誘起信号VRsを検出するように構成された公知のものである。
図11は、駆動パルス選択回路104及び回転検出回路110の一部を詳細に示す回路図で、公知のものである。
図12及び図13はステッピングモータ105の回転状況を検出する回転検出動作の説明図である。
図13は閉ループを構成した状態を示す図で、ステッピングモータ105のコイル209を短絡してループを構成している。
各トランジスタQ1〜Q6のゲートは制御回路103によってオン/オフ制御される。検出用抵抗301とコイル209の接続点OUT2、及び、検出用抵抗302とコイル209の接続点OUT1は、回転検出回路110内のコンパレータ(図示せず)の入力部に接続されている。また、前記コンパレータの基準入力部には、予め定めた所定の基準しきい電圧Vcompが入力され、前記コンパレータによって検出した誘起信号VRsが所定の基準しきい電圧Vcompを超えたか否かを判定する。
しかしながら、閉ループの状態では、トランジスタQ3、Q4及びコイル209によってループが構成されてコイル209が短絡されるためステッピングモータ105には制動がかかり、ステッピングモータ105の自由振動が抑制される。
具体的には、検出区間Tの第1区間において誘起信号VRsが「0」の場合、回転余力が所定値を超える(回転余力大)と判定して、検出区間Tを第1検出区間Tx、長さが第1所定値の無効領域Ts1、無効領域Ts1におけるループを閉ループとするように制御している。このようにステッピングモータ105の回転に必要な駆動エネルギよりも駆動パルスP1の駆動エネルギが十分大きい(回転余力が大きい)場合に、無効領域T1で制動をかけることにより、ロータ202の自由振動を短時間で抑制して安定した回転検出を行うことができるようにしている。
図14において、前述したように第1区間T11が「0」の場合(回転余力大の場合が含まれる。)、検出区間として第1検出区間Txを用いる。また、無効領域として長さが短い第1所定長の無効領域Ts1を用い、無効領域Ts1ではステッピングモータ105を閉ループに制御している。したがって、無効領域Tsでは誘起信号VRsが発生していない。
図15は、本第4の実施の形態の処理を示すフローチャートである。
以下、図1、図2、図4、図6、図11〜図15を用いて、前記第1の実施の形態と相違する部分について本第4の実施の形態の動作を説明する。
以上のようにして、図15及び図6の処理を行う。
また、回転余力の大きさに応じて無効領域Tsを閉ループにする時間と検出ループにする時間を異ならせている(本第4の実施の形態では、閉ループの長さは検出ループの長さよりも短い。)。したがって、回転余力が大きい場合には制動をかけて早く検出可能にすることが可能になる。また、回転余力が小さい場合、回転が遅くなることによって区間T11で発生した誘起信号VRsが区間T2にずれ込んで誤検出され、誤ってランクダウンすることを防止できる等の効果を奏する。
図16は、本第5の実施の形態の処理を示すフローチャートであり、図6のフローチャートと合わせてパルス制御動作を行う処理である。その他の構成や動作は前記第2の実施の形態と同じである。
以下、図1、図2、図4、図6、図11〜図14、図16を用いて、前記第2の実施の形態と相違する部分について本第5の実施の形態の動作を説明する。
以上のようにして、図16及び図6の処理を行う。
図17は、本発明の第6の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を説明するためのタイミング図である。また、図18は、本第6の実施の形態の処理を示すフローチャートであり、図6のフローチャートと合わせてパルス制御動作を行う処理である。その他の構成や動作は前記第3の実施の形態と同じである。
以下、図1、図2、図4、図6、図11〜図13、図17、図18を用いて、前記第3の実施の形態と相違する部分について本第6の実施の形態の動作を説明する。
以上のようにして、図18及び図6の処理を行う。
また、ステッピングモータの応用例としてアナログ電子時計の例で説明したが、モータを使用する電子機器に適用可能である。
また、本発明に係るアナログ電子時計は、アナログ電子腕時計、アナログ電子置時計等の各種のアナログ電子時計に適用可能である。
102・・・分周回路
103・・・制御回路
104・・・駆動パルス選択回路
105・・・ステッピングモータ
106・・・アナログ表示部
107・・・時針
108・・・分針
109・・・秒針
110・・・回転検出回路
111・・・検出区間判別回路
201・・・ステータ
202・・・ロータ
203・・・ロータ収容用貫通孔
204、205・・・切り欠き部(内ノッチ)
206、207・・・切り欠き部(外ノッチ)
208・・・磁心
209・・・コイル
210、211・・・可飽和部
301、302・・・検出用抵抗
Q1〜Q6・・・トランジスタ
OUT1・・・第1端子
OUT2・・・第2端子
Claims (14)
- ステッピングモータのロータの回転によって発生する誘起信号を検出し、複数の区間を有する検出区間において前記誘起信号が所定の基準しきい電圧を超えたか否かを検出する回転検出手段と、前記複数の区間において前記回転検出手段によって検出された誘起信号が前記基準しきい電圧を超えるか否かを表すパターンに基づいて前記ステッピングモータの回転状況を判定し、前記判定結果に基づいて相互にエネルギが相違する複数の主駆動パルスのいずれか又は前記各主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動制御する制御手段とを備え、
前記検出区間として、第1区間と前記第1区間に続く第2区間とを含む第1検出区間と、前記第1区間、前記第2区間、及び、前記第2区間に続く第3区間を含む第2検出区間とを少なくとも有する複数種類の検出区間が設けられて成り、
前記制御手段は、前記第1区間の検出結果に基づく前記主駆動パルスの駆動余力の程度に応じて、前記第1検出区間又は第2検出区間のいずれかの検出区間を選択し該選択した検出区間における前記パターンを用いて前記ステッピングモータの回転状況を判定するものであって、前記第1区間において、通常駆動の状態の際には、前記ロータを中心とする空間の第3象限において前記ロータの最初の正方向回転状況を判定し、前記通常駆動に対して駆動余裕がなくなる程度に負荷が増えた状態で前記主駆動パルスによって駆動する負荷増分中駆動状態の際には、前記ロータを中心とする空間の第2象限において前記ロータの最初の正方向回転状況を判定し、前記第2区間において、前記通常駆動の状態の際には、前記第3象限において前記ロータの最初の正方向回転状況及び最初の逆方向回転状況を判定し、前記負荷増分中駆動状態の際には、第3象限においてロータの最初の正方向回転状況及び最初の逆方向回転状況を判定し、前記第3区間において、前記負荷増分中駆動状態の際には、前記第3象限においてロータの最初の逆方向回転状況及び前記逆方向回転後の回転状況を判定し、これら判定結果に基づいて相互にエネルギが相違する複数の主駆動パルスのいずれか又は前記各主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動制御することを特徴とするステッピングモータ制御回路。 - 前記第1区間を前記第1検出区間と第2検出区間に兼用して成ることを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御回路。
- 前記制御手段は、前記第1検出区間における前記第1区間の検出結果に応じて駆動余力の程度を判定し、前記判定結果に基づいて前記第1検出区間を継続して検出するか或いは前記第2検出区間に切り替えて検出するかを選択し該選択した検出区間のパターンを用いて前記ステッピングモータの回転状況を判定することを特徴とする請求項1又は2記載のステッピングモータ制御回路。
- 前記第1検出区間において前記第1区間の後に設けられた第2区間は、前記第2検出区間において前記第1区間の後に設けられた第2区間よりも早く開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
- 前記第1検出区間は少なくとも2つの区間を有すると共に前記第2検出区間は少なくとも3つの区間を有して成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
- 前記第1検出区間と第2検出区間は同数の区間を有して成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
- 前記制御手段は、主駆動パルスによって駆動した場合に、駆動余力の大きい回転状況が1回生じたときは前記主駆動パルスをパルスダウンすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
- 前記制御手段は、主駆動パルスによって駆動した場合に、駆動余力の小さい回転状況が連続して所定回数生じたときは前記主駆動パルスをパルスダウンすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
- 少なくとも1種類の前記検出区間には無効領域が設けられて成り、
前記制御手段は、前記無効領域において発生する誘起信号を考慮せずに前記ステッピングモータの回転状況を判定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。 - 少なくとも1種類の前記検出区間には無効領域が設けられて成り、
前記制御手段は、前記無効領域を前記ステッピングモータの回転余力の大きさに応じた時間とすることで、当該時間において発生可能な誘起信号を考慮せずに前記ステッピングモータの回転状況を判定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。 - 前記回転検出手段は、前記ステッピングモータに発生する誘起信号を検出素子によって検出する検出ループと、前記ステッピングモータを短絡することによって前記ステッピングモータに制動をかける閉ループとを所定周期で繰り返すことによって前記誘起信号を検出するように構成されて成り、前記ステッピングモータの回転余力が所定値以下のとき、前記無効領域では検出ループに制御して前記ステッピングモータに制動をかけることを特徴とする請求項9又は10記載のステッピングモータ制御回路。
- 前記回転検出手段は、前記ステッピングモータに発生する誘起信号を検出素子によって検出する検出ループと、前記ステッピングモータを短絡することによって前記ステッピングモータに制動をかける閉ループとを所定周期で繰り返すことによって前記誘起信号を検出するように構成されて成り、前記ステッピングモータの回転余力が所定値を超えるとき、前記無効領域では閉ループに制御することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
- 前記無効領域における閉ループの長さは前記検出ループの長さよりも短いことを特徴とする請求項12記載のステッピングモータ制御回路。
- 時刻針を回転駆動するステッピングモータと、前記ステッピングモータを制御するステッピングモータ制御回路とを有するアナログ電子時計において、
前記ステッピングモータ制御回路として、請求項1乃至13のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路を用いたことを特徴とするアナログ電子時計。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010228977A JP5676203B2 (ja) | 2009-12-28 | 2010-10-08 | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 |
US12/928,574 US20110158054A1 (en) | 2009-12-28 | 2010-12-14 | Stepping motor control circuit and analogue electronic watch |
CN2010106116323A CN102109811A (zh) | 2009-12-28 | 2010-12-28 | 步进电机控制电路以及模拟电子钟表 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009298743 | 2009-12-28 | ||
JP2009298743 | 2009-12-28 | ||
JP2010228977A JP5676203B2 (ja) | 2009-12-28 | 2010-10-08 | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011155828A JP2011155828A (ja) | 2011-08-11 |
JP5676203B2 true JP5676203B2 (ja) | 2015-02-25 |
Family
ID=44173995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010228977A Active JP5676203B2 (ja) | 2009-12-28 | 2010-10-08 | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20110158054A1 (ja) |
JP (1) | JP5676203B2 (ja) |
CN (1) | CN102109811A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6162513B2 (ja) * | 2012-09-07 | 2017-07-12 | セイコーインスツル株式会社 | ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 |
CN105334717B (zh) * | 2015-11-10 | 2017-12-05 | 福建上润精密仪器有限公司 | 一种利用电路波形驱动石英手表顺逆时针行针的方法 |
JP6694270B2 (ja) * | 2016-01-05 | 2020-05-13 | セイコーインスツル株式会社 | 指針駆動用モータユニットおよび指針駆動用モータユニットの制御方法 |
CN105911853B (zh) * | 2016-06-03 | 2018-11-27 | 苏秦 | 一种手表走时方式 |
CN105911852B (zh) * | 2016-06-03 | 2018-11-27 | 苏秦 | 一种指针式手表计时方法 |
JP7126315B2 (ja) * | 2018-07-02 | 2022-08-26 | シチズン時計株式会社 | ステップモータ駆動装置 |
JP7545308B2 (ja) * | 2020-12-08 | 2024-09-04 | シチズン時計株式会社 | 電子時計 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4863871B2 (ja) * | 2004-06-04 | 2012-01-25 | セイコーインスツル株式会社 | アナログ電子時計及びモータ制御回路 |
JP2006226927A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Seiko Instruments Inc | ステップモータ駆動装置及びアナログ電子時計 |
CN101484853B (zh) * | 2006-07-06 | 2011-04-27 | 西铁城控股株式会社 | 电子时钟 |
US8111033B2 (en) * | 2008-06-17 | 2012-02-07 | Seiko Instruments Inc. | Stepping motor control circuit and analog electronic timepiece |
JP2010145106A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Seiko Instruments Inc | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 |
JP2010154673A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Seiko Instruments Inc | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 |
JP2010151641A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Seiko Instruments Inc | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 |
JP5363269B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2013-12-11 | セイコーインスツル株式会社 | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 |
JP2011002443A (ja) * | 2009-05-21 | 2011-01-06 | Seiko Instruments Inc | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 |
JP2011147330A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-07-28 | Seiko Instruments Inc | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 |
-
2010
- 2010-10-08 JP JP2010228977A patent/JP5676203B2/ja active Active
- 2010-12-14 US US12/928,574 patent/US20110158054A1/en not_active Abandoned
- 2010-12-28 CN CN2010106116323A patent/CN102109811A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011155828A (ja) | 2011-08-11 |
US20110158054A1 (en) | 2011-06-30 |
CN102109811A (zh) | 2011-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5676203B2 (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP6162513B2 (ja) | ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 | |
JP2011101576A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2011203136A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2010154673A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2012063346A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2010145106A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2010220461A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2013148571A (ja) | ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 | |
JP2011147330A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP5363269B2 (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2014219231A (ja) | ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 | |
JP2010256137A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2006271190A (ja) | モータ駆動装置及びアナログ電子時計 | |
JP2010151641A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2013242193A (ja) | ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 | |
JP2011075463A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP5394658B2 (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP6134487B2 (ja) | ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 | |
JP6257709B2 (ja) | ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 | |
JP2011050164A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2014181956A (ja) | ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 | |
JP2014090589A (ja) | ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 | |
JP5642443B2 (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 | |
JP2010243448A (ja) | ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130805 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140701 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141202 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5676203 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |