JP7066361B2 - 時計、電子機器、および時計の制御方法 - Google Patents

時計、電子機器、および時計の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7066361B2
JP7066361B2 JP2017181685A JP2017181685A JP7066361B2 JP 7066361 B2 JP7066361 B2 JP 7066361B2 JP 2017181685 A JP2017181685 A JP 2017181685A JP 2017181685 A JP2017181685 A JP 2017181685A JP 7066361 B2 JP7066361 B2 JP 7066361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
voltage
rotor
detection result
voltage detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017181685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019056643A (ja
Inventor
朗人 奥村
亮介 磯谷
幸祐 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2017181685A priority Critical patent/JP7066361B2/ja
Priority to CN201811084517.8A priority patent/CN109541927B/zh
Priority to US16/135,535 priority patent/US10539927B2/en
Publication of JP2019056643A publication Critical patent/JP2019056643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7066361B2 publication Critical patent/JP7066361B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • G04C3/143Means to reduce power consumption by reducing pulse width or amplitude and related problems, e.g. detection of unwanted or missing step
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C10/00Arrangements of electric power supplies in time pieces
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • G04C3/146Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor incorporating two or more stepping motors or rotors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
    • H02P8/02Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step specially adapted for single-phase or bi-pole stepper motors, e.g. watch-motors, clock-motors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

本発明は、時計、電子機器、および時計の制御方法に関するものである。
時計には、時針や分針、秒針等の指針を動作させるためのモータユニットが搭載される場合がある。モータユニットは、指針を回転させるステッピングモータを備えている。ステッピングモータのロータは、駆動制御部(ドライバIC)から出力されたパルスがコイルに印加されると、正転または逆転する。
ステッピングモータのうち、コイルを1つ備えるステッピングモータでは、ロータを逆転させる際に、ロータを静止位置から一旦正方向に回転させた後、ロータの静止位置に戻ろうとする反動を利用して逆方向に回転させる(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。このため、逆転時のロータは、正転時と比較して複雑な動作を行う。また、ロータを逆転させる際にコイルに印加されるパルス(以下、逆転パルスという。)は、ロータを正転させる際にコイルに印加されるパルスと比較して複雑に構成される。
特開昭55-33642号公報 特開2014-117028号公報
ところで、モータユニットは、多品種の時計に搭載可能とされる。時計が備える電源は、時計の品種によって異なる場合がある。電源の種類が異なると、ステッピングモータのコイルに印加される電圧に違いが生じる。このため、モータユニットは、搭載先の時計が備える様々な電源に対応する必要がある。すなわち、ステッピングモータは、様々な電圧のパルスにより、ロータを正確に正転および逆転させる必要がある。特に、ステッピングモータの逆転駆動は、正転駆動と比較して、複雑なパルスがコイルに印加されるので、コイルに印加されるパルスの電圧が変化すると、正確に逆転させることが困難となる可能性がある。
そこで本発明は、ステッピングモータのコイルに印加される電圧が変化してもロータの逆転の回転精度を確保できる時計、電子機器、および時計の制御方法を提供するものである。
本発明の時計は、指針を駆動するステッピングモータに印加される電圧を検出し、電圧検出結果を出力する電圧検出部と、前記ステッピングモータのロータを正転方向に回転させる正転パルスと同極性であり、かつ前記ロータを正転方向に回転させる第1パルス、前記第1パルスと逆極性であり、かつ前記ロータを逆転方向に回転させる第2パルス、および前記第2パルスと逆極性であり、かつ前記ロータをさらに前記ロータの磁極の位置に応じて逆転方向に回転させる第3パルス、をこの順で含む逆転パルスにより前記ロータを逆転させる第1制御部と、を備え、前記第1パルスおよび前記第3パルスはそれぞれ、前記電圧検出結果に応じて設定されるパルス幅を有し、前記第2パルスは、前記電圧検出結果によらず一定のパルス幅を有することを特徴とする。
上記の時計において、前記第3パルスのパルス幅に関する複数の第3パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係が記憶される記憶部と、前記電圧検出結果に応じて、前記第3パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係から設定されるパルス幅の前記第3パルスにより、前記ロータを逆転させるように前記第1制御部に指示する第2制御部と、を備えることが望ましい。
上記の時計において、出力電圧の電圧領域が相違する2種類以上の電源を搭載可能に形成され、前記記憶部には、前記2種類以上の電源それぞれの出力電圧の変動幅より大きい電圧幅を包含する前記第3パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係が記憶される、ことが望ましい。
上記の時計において、前記第3パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係は、前記電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、前記第3パルスのパルス幅が小さくなるように設定されている、ことが望ましい。
上記の時計において、前記記憶部には、前記第1パルスのパルス幅に関する複数の第1パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係がさらに記憶され、前記第2制御部は、前記電圧検出結果に応じて、前記第1パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係から設定されるパルス幅の前記第3パルス、および前記電圧検出結果に応じて設定されるパルス幅の前記第1パルスにより、前記ロータを逆転させるように前記第1制御部に指示する、ことが望ましい。
上記の時計において、前記第3パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係は、前記電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、前記第3パルスのパルス幅が小さくなるように設定され、前記第1パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係は、前記電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、前記第1パルスのパルス幅が小さくなるように設定されている、ことが望ましい。
上記の時計において、前記第3パルスは、前記第3パルスの前半部分を構成する前半パルスと、前記第3パルスの後半部分を構成し、前記前半パルスよりもデューティ比の小さいチョッピングパルスである後半パルスと、を備える、ことが望ましい。
上記の時計において、前記第1制御部が設けられる支持体を備え、前記第2制御部は、前記支持体とは別体に設けられている、ことが望ましい。
上記の時計において、前記第1制御部は、前記第1パルスを前記ステッピングモータに印加する前に、前記第1パルスと同じ極性の消磁パルスを前記ステッピングモータに印加する、ことが望ましい。
本発明の電子機器は、上記の時計により構成されたことを特徴とする。
本発明の時計の制御方法は、電圧検出部が、指針を駆動するステッピングモータに印加される電圧を検出して電圧検出結果を出力する電圧検出ステップと、第1制御部が、前記ステッピングモータのロータを正転方向に回転させる正転パルスと同極性であり、かつ前記ロータを正転方向に回転させる第1パルス、前記第1パルスと逆極性であり、かつ前記ロータを逆転方向に回転させる第2パルス、および前記第2パルスと逆極性であり、かつ前記ロータをさらに前記ロータの磁極の位置に応じて逆転方向に回転させる第3パルス、をこの順で含む逆転パルスにより前記ロータを逆転させるステップと、を備え、前記ロータを逆転させるステップは、前記電圧検出結果に応じて設定されるパルス幅の前記第1パルス、前記電圧検出結果によらず一定のパルス幅の前記第2パルス、および前記電圧検出結果に応じて設定されるパルス幅の前記第3パルス、により前記ロータを逆転させるステップである、ことを特徴とする。
本発明によれば、ステッピングモータのコイルに印加される電圧が変化してもロータの逆転の回転精度を確保できる時計、電子機器、および時計の制御方法を提供できる。
実施形態に係る時計の構成例を示すブロック図である。 ステッピングモータの平面図である。 実施形態に係る正転パルスの例を示す図である。 実施形態に係るステッピングモータの正転動作を示す動作図である。 実施形態に係る正転早送りパルスの例を示す図である。 実施形態に係る逆転パルスの例を示す図である。 実施形態に係るステッピングモータの逆転動作を示す動作図である。 実施形態に係るステッピングモータの逆転動作を示す動作図である。 実施形態に係るステッピングモータの逆転動作を示す動作図である。 実施形態に係るステッピングモータの逆転動作を示す動作図である。 電圧検出結果の電圧と逆転パルスのランクと逆転パルスのパルス幅との関係の一例を示す表である。 実施形態に係る時計の処理のフローチャートである。 逆転パルスの第1パルスおよび第3パルスそれぞれのパルス幅とステッピングモータを駆動可能な電圧範囲との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
本実施形態の時計1は、指針を有するアナログ時計や電子機器(スマートウォッチやウェアラブル端末等)である。以下の実施形態では、時計1がスマートウォッチ等の電子機器を構成している例を説明する。
図1は、実施形態に係る時計の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、時計1は、指針3~5と、電源部10と、電圧検出部20と、発振回路30と、分周回路40と、記憶部50と、主制御部60(第2制御部)と、モータユニット100と、を備えている。
指針3~5は、第1指針3と、第2指針4と、第3指針5と、である。第1指針3は、例えば時針である。第2指針4は、例えば分針である。第3指針5は、例えば秒針である。指針3~5は、モータユニット100に対して回転可能に設けられている。
電源部10は、主制御部60およびモータユニット100の後述する駆動制御部150(第1制御部)に電力を供給する。電源部10には、例えば一次電池や二次電池等の電源が配置される。二次電池はソーラーパネルを利用することもできる。本実施形態では、時計1の電源部10は、2種類以上の電源に対応することができる。すなわち、時計1は、2種類以上の電源を搭載可能に形成されている。それぞれの電源は、出力電圧(端子電圧)の電圧領域が相違する。例えば、一次電池および二次電池は、それぞれ放電深度に伴い出力電圧が降下するのが一般的であり、それにより異なる電圧領域帯を有する。
電圧検出部20は、電源部10の出力電圧(以下、電源電圧という。)を検出する。電圧検出部20は、電圧検出結果を主制御部60へ出力する。
発振回路30は、水晶振動子と組み合わせることで発振器を実現する回路であり、生成した第1周波数の信号を分周回路40に出力する。
分周回路40は、発振回路30が出力した第1周波数の信号を所望の周波数に分周し、分周した信号を主制御部60に出力する。
記憶部50は、例えば、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)やROM(Read Only Memory、読み出し専用メモリ)等の不揮発性の記憶媒体である。記憶部50に記憶されるデータについては後述する。
主制御部60は、時計1が備える各構成要素の制御を行う。主制御部60は、第1周波数に基づく駆動周波数による信号のタイミングで動作する。主制御部60は、例えばCPU(中央演算装置)である。主制御部60は、モータユニット100を駆動するための指示信号の定義等を記憶部に記憶させる。主制御部60は、電圧検出部20が出力した電圧検出結果、および記憶部50に記憶されたデータに基づいて、モータユニット100を駆動するための指示信号をモータユニット100の駆動制御部150へ出力する。
モータユニット100は、支持体110と、複数のステッピングモータ120A,120B,120Cと、複数の輪列140A,140B,140Cと、駆動制御部150と、を備えている。
支持体110は、モータユニット100の外郭を形成する。支持体110は、ステッピングモータ120A,120B,120Cや輪列140A,140B,140C、駆動制御部150等、モータユニット100の各構成要素を支持している。支持体110は、時計本体に対して着脱可能の別体のユニットの形態として構成され、当該形態はいわゆるカセットタイプやカートリッジタイプと称することもできる。この場合、モータユニット100は、時計本体を完成品とした場合の半製品、中間製品として取り扱われるものである。
支持体110は、基板やベースとなる地板、地板上に配置された部品を反対側から抑える受板、その他ケース部、ステッピングモータ120A,120B,120Cの回転軸が接合する軸受等を含む。地板上に基板が配置され、基板上に配線や入力部、駆動制御部、ステッピングモータ120A,120B,120C、輪列140A,140B,140C等が配置される。これら部品を、受板により留めることでユニットが組み立てられる。なお、地板には、接続端子となる電極が配置され、この電極がモータユニット100内の電子部品とモータユニット100の外部(時計本体側)とを電気的に導通する役目を担う。
複数のステッピングモータ120A,120B,120Cは、第1指針3を駆動する第1ステッピングモータ120Aと、第2指針4を駆動する第2ステッピングモータ120Bと、第3指針5を駆動する第3ステッピングモータ120Cと、である。なお、以下の説明では、第1ステッピングモータ120A、第2ステッピングモータ120Bおよび第3ステッピングモータ120Cのうち1つを特定しない場合は、単にステッピングモータ120という。
図2は、ステッピングモータの平面図である。
図2に示すように、ステッピングモータ120は、ロータ収容孔125を有するステータ121と、径方向に2極に着磁されることにより磁気的な極性を有し、ロータ収容孔125に回転可能に配設されたロータ131と、を備えている。
ステータ121は、ロータ収容孔125および一対の外切欠部127が形成されたヨーク122と、ヨーク122に接合された磁心123と、磁心123に巻回されたコイル124と、を備えている。ヨーク122は、例えばパーマロイ等の高透磁率材料を用いた板材により形成されている。ヨーク122は、ロータ収容孔125を中間部分に有するとともに、ロータ収容孔125を挟んで所定方向X両側に延びている。
ロータ収容孔125は、円孔状に形成されている。ロータ収容孔125の内周面には、一対の切欠部126が形成されている。一対の切欠部126は、円弧状に切り欠かれている。一対の切欠部126は、ロータ収容孔125の中心回りに互いに180°ずれた位置に形成されている。一対の切欠部126は、ロータ収容孔125の中心回りに、所定方向Xに対してずれた位置に形成されている。本実施形態では、一対の切欠部126は、ロータ収容孔125の中心回りに、所定方向Xに対してロータ131の正転方向Dnに例えば約135°ずれた位置に形成されている。なお、ロータ131の正転方向Dnは、指針3~5を時計回りに回転させる方向である。一対の切欠部126は、ロータ131の停止位置を決めるための位置決め部として構成されている。
一対の外切欠部127は、ヨーク122におけるロータ収容孔125の周囲に形成されている。具体的に、一対の外切欠部127は、平面視におけるヨーク122の外縁からロータ収容孔125に向かって切り欠かれている。一対の外切欠部127は、円弧状に切り欠かれている。一対の外切欠部127は、ロータ収容孔125の中心回りに互いに180°ずれた位置に形成されている。一対の外切欠部127は、ロータ収容孔125の中心回りに、所定方向Xに対して約90°ずれた位置に形成されている。
ヨーク122におけるロータ収容孔125の周囲は、各外切欠部127によって局所的に狭くなっている。これにより、ヨーク122は、狭小部が磁気飽和しやすく、かつ磁気飽和が生じることによってロータ収容孔125の周囲において磁気的に2つに分割されている。ヨーク122は、ロータ収容孔125よりも所定方向Xの一方側に設けられた第1磁極部128と、ロータ収容孔125よりも所定方向Xの他方側に設けられた第2磁極部129と、を有している。
磁心123は、例えばパーマロイ等の高透磁率材料により形成されている。磁心123は、ヨーク122の両端部に磁気的に接続されている。
コイル124は、磁心123に巻回され、ヨーク122の第1磁極部128および第2磁極部129に磁気的に結合している。
このように構成されたステータ121は、コイル124から磁束が生じると、磁心123およびヨーク122に沿って磁束が流れる。そして、コイル124への通電状態に応じて、第1磁極部128および第2磁極部129の極性が切り替えられる。ステータ121は、ロータ収容孔125内に、所定方向Xに沿う磁界を発生させる。
ロータ131は、ロータ131の磁極軸が一対の切欠部126を結ぶ線分と直交する位置にあるときに、最もポテンシャルエネルギーが低くなり、安定して停止する。以下、ロータ131の磁極軸が一対の切欠部126を結ぶ線分と直交する位置に位置し、ロータが安定して停止する位置を静止位置という。具体的に、静止位置は、ロータ131の磁極軸が所定方向Xから正転方向Dnに例えば約45°ずれた位置である。
図1に示すように、複数の輪列140A,140B,140Cは、第1ステッピングモータ120Aの動力を第1指針3に伝達する第1輪列140Aと、第2ステッピングモータ120Bの動力を第2指針4に伝達する第2輪列140Bと、第3ステッピングモータ120Cの動力を第3指針5に伝達する第3輪列140Cと、である。第1輪列140Aは、少なくとも1つの歯車を含み、第1ステッピングモータ120Aのロータ131に連結している。第2輪列140Bは、少なくとも1つの歯車を含み、第2ステッピングモータ120Bのロータ131に連結している。第3輪列140Cは、少なくとも1つの歯車を含み、第3ステッピングモータ120Cのロータ131に連結している。
駆動制御部150は、例えばモータドライバIC(集積回路)である。駆動制御部150は、主制御部60が出力した指示信号を受信する。駆動制御部150は、主制御部60が出力した指示信号の種別を判定する。駆動制御部150は、指示信号の判定結果に基づいて、ステッピングモータ120を駆動する駆動パルスを生成する。駆動制御部150は、生成した駆動パルスをステッピングモータ120のコイル124に印加することにより、ロータ131を1ステップ正転または1ステップ逆転させる。なお、駆動制御部150は、レギュレータを備えていない。このため、駆動パルスの電圧は、電源部10から印加される電圧によって変動する。電圧検出部20は、電源電圧を検出することで、ステッピングモータ120に印加される電圧を間接的に検出している。
次に、駆動制御部150が出力する駆動パルスについて詳述する。なお、以下の説明では、駆動パルスをステッピングモータ120のコイル124に印加する際に、ロータ131は静止位置に静止しているものとする。
駆動パルスは、ロータ131を1Hzで180°ずつ正転させる正転パルスと、ロータ131を例えば64Hzで180°ずつ正転させる正転早送りパルスと、ロータ131を例えば32Hzで180°ずつ逆転させる逆転パルスと、を含む。
図3は、実施形態に係る正転パルスの例を示す図である。図4は、実施形態に係るステッピングモータの正転動作を示す動作図である。図3において、横軸は時刻、縦軸は電圧を示している。
図3および図4に示すように、正転パルスは、チョッピングパルスである。正転パルスは、オン時間Aの電圧印加と、オフ時間Bの電圧遮断と、を交互にn回繰り返す。正転パルスは、ロータ131の極性と逆極性となるように、ロータ131の磁極と対向する各磁極部128,129を励磁する。
正転パルスには、複数のランクが設定されている。正転パルスのランクは、正転パルスのパルス幅の大きさに関する。なお、正転パルスのパルス幅とは、ロータ131を1ステップ正転させる際に印加される1つの正転パルスにおけるオン時間の合計値である(以下で説明する他のパルスのパルス幅についても同様)。正転パルスのパルス幅は、電圧検出結果に応じて設定されている。例えば、正転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、正転パルスのパルス幅が小さくなるように設定されている。正転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、テーブルとして記憶部50に記憶されている。正転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、時計1に搭載可能な複数種類の電源それぞれの出力電圧の変動幅より大きい電圧幅を包含している。
図5は、実施形態に係る正転早送りパルスの例を示す図である。図5において、横軸は時刻、縦軸は電圧を示している。
図4および図5に示すように、正転早送りパルスは、正転早送りパルスの前半部分を構成する前半パルスと、正転早送りパルスの後半部分を構成する後半パルスと、を含んでいる。前半パルスは、オン時間Cの矩形パルスである。前半パルスのデューティ比は、100%である。前半パルスは、ロータ131の極性と逆極性となるように、ロータ131の磁極と対向する各磁極部128,129を励磁する。前半パルスは、ロータ131を静止位置から正転させる。例えば、前半パルスは、ロータ131の磁極軸と一対の切欠部126を結ぶ線分とが平行となる位置をロータ131が越えるまで印加される。後半パルスは、前半パルスを印加後、オフ時間Dをあけて印加される。後半パルスは、前半パルスと同極性、かつ前半パルスよりもデューティ比の小さいチョッピングパルスである。後半パルスは、オン時間Eの電圧印加と、オフ時間Fの電圧遮断と、を交互にm回繰り返す。
正転早送りパルスには、複数のランクが設定されている。正転早送りパルスのランクは、正転早送りパルスの前半パルスのパルス幅、および後半パルスのパルス幅の大きさに関する。以下では、正転早送りパルスの前半パルスのパルス幅、および後半パルスのパルス幅をまとめて正転早送りパルスのパルス幅と称する場合がある。正転早送りパルスのパルス幅は、電圧検出結果に応じて設定されている。例えば、正転早送りパルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、正転早送りパルスの前半パルスおよび後半パルスそれぞれのパルス幅が小さくなるように設定されている。さらに、正転早送りパルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、正転早送りパルス全体のパルス幅が小さくなるように設定されている。正転早送りパルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、テーブルとして記憶部50に記憶されている。正転早送りパルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、正転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係と同様に、時計1に搭載可能な複数種類の電源それぞれの出力電圧の変動幅より大きい電圧幅を包含している。
図6は、実施形態に係る逆転パルスの例を示す図である。図7から図10は、実施形態に係るステッピングモータの逆転動作を示す動作図である。図6において、横軸は時刻、縦軸は電圧を示している。
図6に示すように、逆転パルスは、正転パルスと同極性の消磁パルスと、正転パルスと同極性の第1パルスと、第1パルスと逆極性の第2パルスと、第2パルスと逆極性の第3パルスと、を含んでいる。消磁パルスは、オン時間Gの矩形パルスである。消磁パルスは、各磁極部128,129の残留磁束を消磁する。
図6および図7に示すように、第1パルスは、消磁パルスを印加後、オフ時間Hをあけて印加される。第1パルスは、オン時間Iの矩形パルスである。第1パルスは、ロータ131の極性と逆極性となるように、ロータ131の磁極と対向する各磁極部128,129を励磁する。第1パルスは、ロータ131を静止位置から正転させる。例えば、第1パルスは、ロータ131の磁極軸と一対の外切欠部127を結ぶ線分とが平行となる位置にロータ131が到達する直前まで印加される。その後、第1パルスの遮断後、ロータ131は、第2パルスにより各磁極部128,129が実効的に励磁されるまで、慣性により正転する。これにより、ロータ131は、第1パルスによる磁力、および第1パルスの遮断後の慣性により、例えばロータ131の磁極軸と一対の外切欠部127を結ぶ線分とが平行となる位置を越え、かつロータ131の磁極軸と一対の切欠部126を結ぶ線分とが平行となる位置を越えない位置(例えば図8に示すロータ131の位置)まで正転する。
図6および図8に示すように、第2パルスは、第1パルスを印加後、連続して印加される。第2パルスは、オン時間Jの矩形パルスである。第2パルスは、第1パルスの印加時とは逆極性となるように、各磁極部128,129を励磁する。ロータ131は、第2パルスを印加する時点で、静止位置から正転した位置にある。このため、第2パルスを印加する時点では、ロータ131には、静止位置に向けて戻ろうとする逆転方向の力が働いている。これにより、第2パルスは、ロータ131を加速的に逆転させる。第2パルスは、例えばロータ131の磁極軸と所定方向Xとが平行となる位置にロータ131が到達する直前まで印加される。その後、ロータ131は、第3パルスにより各磁極部128,129が実効的に励磁されるまで、慣性により逆転する。これにより、ロータ131は、静止位置に向けて戻ろうとする逆転方向の力、第2パルスによる磁力、および第2パルスの印加遮断後の慣性により、例えばロータ131の磁極軸と所定方向Xとが平行となる位置を越える位置(例えば図9に示すロータ131の位置)まで逆転する。
なお、これらパルスの設定は、第1パルスによる逆振りと第2パルスによる戻りの反動を利用可能な設定であれば、前述のようなロータ位置との関係に限定されるものではない。
図6および図9に示すように、第3パルスは、第2パルスを印加後、連続して印加される。第3パルスは、前半パルスと、後半パルスと、を備えている。前半パルスは、オン時間Kの矩形パルスである。前半パルスのデューティ比は、100%である。前半パルスは、ロータ131の極性と逆極性となるように、ロータ131の磁極と対向する各磁極部128,129を励磁する。前半パルスは、第2パルスによりロータ131の磁極軸と所定方向Xとが平行となる位置を越える位置まで逆転したロータ131を、さらに逆転させる。例えば、前半パルスは、ロータ131の磁極軸と一対の切欠部126を結ぶ線分とが平行となる位置を越える位置にロータ131が到達するまで印加される。
後半パルスは、前半パルスと同極性、かつ前半パルスよりもデューティ比の小さいチョッピングパルスである。後半パルスは、オン時間Mの電圧印加と、オフ時間Nの電圧遮断と、を交互にl回繰り返すパルスである。後半パルスは、前半パルスを印加後、オフ時間Lをあけて印加される。後半パルスは、ロータ131の磁極軸と一対の切欠部126を結ぶ線分とが平行となる位置を越える位置まで逆転したロータ131を、前半パルスよりも低エネルギーで逆転させる。後半パルスは、ロータ131が静止位置を越える位置(図10参照)まで逆転し、回転方向が正転方向Dnに転じるまで印加される。図10に示すように、ロータ131は、第3パルスの後半パルスの印加停止後、静止位置に向けて自由振動により振動を収束させる。
逆転パルスには、複数のランクが設定されている。逆転パルスのランク(第1パルスランク、第3パルスランク)は、逆転パルスの第1パルスのパルス幅、第2パルスのパルス幅、第3パルスの前半パルスのパルス幅、および第3パルスの後半パルスのパルス幅の大きさに関する。以下では、逆転パルスの第1パルスのパルス幅、第2パルスのパルス幅、第3パルスの前半パルスのパルス幅、および第3パルスの後半パルスのパルス幅をまとめて逆転パルスのパルス幅と称する場合がある。逆転パルスのパルス幅は、電圧検出結果に応じて設定される。逆転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、テーブルとして記憶部50に記憶されている。逆転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、正転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係と同様に、時計1に搭載可能な複数種類の電源それぞれの出力電圧の変動幅より大きい電圧幅を包含している。例えば、リチウムイオン二次電池の初期電圧が3.6V、一次電池の終止電圧が1.8Vであることを想定し、上記対応関係は、1.8Vから3.6Vの電圧幅を包含するように設定される。
図11は、電圧検出結果の電圧と逆転パルスのランクと逆転パルスのパルス幅との関係の一例を示す表である。
図11に示すように、本実施形態では、逆転パルスのランクは、高ランクおよび低ランクの2つのランクが設定されている。電圧検出結果の電圧が2.4V以上3.6V未満の場合、逆転パルスのランクは、高ランクに設定されている。これに対し、電圧検出結果の電圧が1.8V以上2.4V未満の場合、逆転パルスのランクは、低ランクに設定されている。高ランクの逆転パルスでは、消磁パルスのオン時間Gが0.244msに設定されている。低ランクの逆転パルスでは、消磁パルスのオン時間Gが0.488msに設定されている。すなわち、逆転パルスの消磁パルスのパルス幅は、電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、小さくなるように設定されている。
この消磁パルスは第1パルスと同じ極性に設定されており、これにより、ロータが第1パルスを受けて回転を始める際の応答性を確保することができる。よって、より精度の高い逆転駆動が可能となる。
また、高ランクの逆転パルスでは、第1パルスのオン時間Iが0.977msに設定されている。低ランクの逆転パルスでは、第1パルスのオン時間Iが1.343msに設定されている。すなわち、逆転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、逆転パルスの第1パルスのパルス幅が小さくなるように設定されている。なお、消磁パルスと第1パルスとの間のオフ時間Hは、高ランクの場合、5.127msに設定され、低ランクの場合、5.371msに設定されている。また、逆転パルスの第2パルスのオン時間Jは、逆転パルスのランクによらず2.197msに設定されている。
また、高ランクの逆転パルスでは、第3パルスの前半パルスのオン時間Kが3.662msに設定されている。低ランクの逆転パルスでは、第3パルスの前半パルスのオン時間Kが11.230msに設定されている。すなわち、逆転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、逆転パルスの第3パルスの前半パルスのパルス幅が小さくなるように設定されている。
また、高ランクの逆転パルスでは、第3パルスの後半パルスのオン時間Mが0.488ms、オフ時間Nが0.488ms、電圧印加回数lが12回に設定されている。低ランクの逆転パルスでは、第3パルスの後半パルスのオン時間Mが0.488ms、オフ時間Nが0.488ms、電圧印加回数lが4回に設定されている。すなわち、逆転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、逆転パルスの第3パルスの後半パルスのパルス幅が大きくなるように設定されている。さらに、逆転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、逆転パルスの第3パルス全体のパルス幅が小さくなるように設定されている。なお、前半パルスと後半パルスとの間のオフ時間Lは、逆転パルスのランクによらず0.488msに設定されている。
次に、時計1の制御方法について説明する。
図12は、実施形態に係る時計の処理のフローチャートである。なお、以下の処理フローは、一定時間毎に実施される。
図12に示すように、ステッピングモータ120を1ステップ駆動する場合、最初に電圧検出ステップS10の処理を行う。電圧検出ステップS10では、主制御部60は、電圧検出部20が出力した電圧検出結果を取得する。
続いて、駆動指示出力ステップS20の処理を行う。駆動指示出力ステップS20では、主制御部60は、モータユニット100を駆動するための指示信号を駆動制御部150へ出力する。指示信号は、モータユニット100の駆動の種類(正転駆動、正転早送り駆動、または逆転駆動)、およびパルスのランクに応じて定義付けられている。主制御部60は、記憶部50に記憶された各パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係を参照し、電圧検出結果に基づいたパルスのランクに対応する指示信号を出力する。
続いて、駆動パルス選択ステップS30の処理を行う。駆動パルス選択ステップS30では、駆動制御部150は、主制御部60が出力した指示信号の種別を判別し、指示信号に基づいた駆動パルスを生成する。
続いて、駆動パルス出力ステップS40(逆転ステップ)の処理を行う。駆動制御部150は、駆動パルス選択ステップS30において生成した駆動パルスを出力し、駆動パルスをステッピングモータ120のコイル124に印加する。これにより、駆動制御部150は、電圧検出結果に応じて設定されるパルス幅の正転パルス、正転早送りパルスまたは逆転パルスによりロータ131を回転させる。
以下、本実施形態の作用について説明する。
図13は、逆転パルスの第1パルスおよび第3パルスそれぞれのパルス幅とステッピングモータを駆動可能な電圧範囲との関係を示す図である。図13において、横軸はパルス幅、縦軸はステッピングモータ120のコイル124に印加する電圧(駆動電圧)を示している。
図13に示すように、逆転パルスの第1パルスおよび第3パルスのそれぞれには、ロータ131を正確に回転させることが可能な電圧範囲が存在する。ロータ131を正確に回転させることが可能な電圧範囲は、逆転パルスの第1パルスおよび第3パルスそれぞれのパルス幅によって決まる。逆転パルスの第1パルスまたは第3パルスの電圧が、図13に示す電圧範囲を外れた場合、ロータ131は1ステップ逆転できず、ステッピングモータ120の脱調が生じる。
ここで、ステッピングモータ120の逆転駆動時の脱調について詳述する。
逆転パルスの第1パルスをコイル124に印加する際、第1パルスに関する電圧範囲の上限を越えた電圧の第1パルスをコイル124に印加すると、ロータ131の磁極軸と一対の切欠部126を結ぶ線分とが平行となる位置を越える位置まで、ロータ131が正転する。これにより、第2パルスをコイル124に印加した際に、ロータ131を所望の位置まで逆転させることができないおそれがある。また、逆転パルスの第1パルスをコイル124に印加する際、第1パルスに関する電圧範囲の下限に満たない電圧の第1パルスをコイル124に印加すると、第1パルスによるロータ131の正転量が不足する。これにより、ロータ131の静止位置に戻ろうとする力が不足し、第2パルスをコイル124に印加した際に、ロータ131を所望の位置まで逆転させることができないおそれがある。このように、逆転パルスをコイル124に印加する際に、第1パルスのパルス幅によって決まる電圧範囲内の電圧で第1パルスを印加することができない場合には、ステッピングモータ120の脱調が生じるおそれがある。
また、逆転パルスの第3パルスをコイル124に印加する際、第3パルスに関する電圧範囲の上限を越えた電圧の第3パルスをコイル124に印加すると、ロータ131が静止位置を越え、さらにロータ131の磁極軸と一対の切欠部126を結ぶ線分とが平行となる位置を越える位置まで、ロータ131が逆転する。これにより、第3パルスをコイル124に印加した際に、ロータ131が2ステップ(360°)逆転するおそれがある。また、逆転パルスの第3パルスをコイル124に印加する際、第3パルスに関する電圧範囲の下限に満たない電圧をコイル124に印加すると、ロータ131が磁極部128,129間を移動するためのエネルギーが不足し、ロータ131の磁極軸と一対の切欠部126を結ぶ線分とが平行となる位置を越える位置まで逆転できない。このように、逆転パルスをコイル124に印加する際に、第3パルスのパルス幅によって決まる電圧範囲内の電圧で第3パルスを印加することができない場合には、ステッピングモータ120の脱調が生じるおそれがある。
本実施形態では、駆動制御部150は、電圧検出結果に応じて設定されるパルス幅の第3パルスによりロータ131を逆転させるように制御する。これにより、ロータ131の回転位置の検出を行うことなく、第3パルスによるステッピングモータ120の脱調を抑制し、様々な電圧でロータ131を正確に逆転させることが可能となる。したがって、ステッピングモータ120のコイル124に印加される電圧が変化してもロータ131の逆転の回転精度を確保できる。
また、時計1は、第3パルスのパルス幅に関する複数のランクと電圧検出結果との対応関係が記憶される記憶部50と、電圧検出結果に応じて、逆転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係から設定されるパルス幅の第3パルスによりロータ131を逆転させるように駆動制御部150を指示する主制御部60と、を備える。これにより、時計1は、外部機器からの指示を必要とせずに、電圧検出結果に応じて自発的にロータ131を正確に逆転させることができる。
また、時計1は、出力電圧の電圧領域が相違する2種類以上の電源を搭載可能に形成され、記憶部50には、2種類以上の電源それぞれの出力電圧の変動幅より大きい電圧幅を包含する第3パルスのパルス幅と電圧検出結果の電圧との対応関係が記憶される。これにより、1種類の電源が搭載される時計においてのみ駆動する場合と比較してステッピングモータ120のコイル124に印加される電圧範囲が広くなる場合であっても、記憶部50に記憶された第3パルスのパルス幅と電圧検出結果の電圧との対応関係により、ロータ131を正確に逆転させることができる。
また、逆転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、第3パルスのパルス幅が小さくなるように設定されている。このため、電圧検出結果の電圧が高くなるに従ってステッピングモータ120に供給されるエネルギーが大きくなる傾向を抑制できる。これにより、高電圧の第3パルスによるエネルギー過多の脱調の抑制、および低電圧の第3パルスによるエネルギー不足の脱調の抑制を両立できる。したがって、ロータ131を正確に逆転させることができる。
また、主制御部60は、電圧検出結果に応じて、逆転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係から設定されるパルス幅の第1パルスにより、ロータ131を逆転させるように駆動制御部150に指示する。これにより、第3パルスによるステッピングモータ120の脱調の抑制に加え、第1パルスによるステッピングモータ120の脱調を抑制し、様々な電圧でロータ131を正確に逆転させることが可能となる。したがって、ステッピングモータ120のコイル124に印加される電圧が変化してもロータ131の逆転の回転精度を確保できる。
また、逆転パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係は、電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、第1パルスのパルス幅が小さくなるように設定されている。このため、電圧検出結果の電圧が高くなるに従ってステッピングモータ120に供給されるエネルギーが大きくなる傾向を抑制できる。これにより、高電圧の第1パルスによるエネルギー過多の脱調の抑制、および低電圧の第1パルスによるエネルギー不足の脱調の抑制を両立できる。したがって、ロータ131を正確に逆転させることができる。
また、逆転パルスの第3パルスは、第3パルスの後半部分を構成し前半パルスよりもデューティ比の小さいチョッピングパルスである後半パルスを備える。これにより、第3パルスの全体がデューティ比100%の矩形パルスである場合と比較して、第3パルス印加時後半におけるロータ131の回転速度を低下させることができる。したがって、高電圧の第3パルスによるエネルギー過多の脱調を抑制できる。
また、逆転パルスの第3パルスの前半パルスは、デューティ比が100%の矩形パルスである。このため、逆転パルスの第3パルスの全体がチョッピングパルスである場合と比較して、ロータ131に供給されるエネルギーを大きくできる。これにより、低電圧の第3パルスによるエネルギー不足の脱調を抑制できる。したがって、逆転パルスの第3パルスの後半パルスがチョッピングパルスである場合であっても、ロータ131を正確に逆転させることができる。
また、ロータ131が第3パルスにより逆転方向に回転している状態で第3パルスの後半パルスの印加を停止すると、ロータ131が静止位置を越え、ロータ131の磁極軸が一対の切欠部126を結ぶ線分を越える位置までロータ131が慣性により逆転し、脱調が生じるおそれがある。本実施形態では、駆動制御部150は、逆転パルスをコイル124に印加する際に、ロータ131が静止位置を越える位置まで逆転しロータ131の回転方向が正転方向Dnに転じるまで第3パルスの後半パルスを印加する。これにより、ロータ131の磁極軸が一対の切欠部126を結ぶ線分を越える位置までロータ131が慣性により逆転することを抑制し、ロータ131を静止位置に向けて移動させることができる。したがって、ロータ131を正確に逆転させることができる。
また、時計1は、駆動制御部150が設けられる支持体110を備え、主制御部60は、支持体110とは別体(例えば時計1の地板)に設けられている。これにより、主制御部60が設けられる時計本体とは別体で、支持体110を備えるモータユニット100を構成することが可能となる。よって、モータユニット100を中間製品とし、完成品である時計本体に搭載する場合に、モータユニット100の搭載先の時計本体が備える電源の種類によらず、モータユニット100のステッピングモータ120を逆転駆動させることができる。したがって、本実施形態の構成、および制御方法は、支持体110を備えるモータユニット100を搭載する時計1において好適である。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、2種類以上の電源に対応できる電源部10が時計1に搭載されているが、これに限定されない。上記実施形態の構成および制御方法は、ステッピングモータの逆転駆動を様々な電源電圧で実現することを可能とするので、例えば1種類の電源のみに対応できる電源部が搭載されていてもよい。
また、上記実施形態においては、電圧検出部20および記憶部50がモータユニット100の外部に設けられているが、これに限定されない。例えば、電圧検出部および記憶部がモータユニットの支持体に設けられていてもよい。この場合、例えば、主制御部が駆動制御部に対して駆動の種類を指示し、駆動制御部が電圧検出結果に基づいて各パルスのランクを決定するように構成されていてもよい。この構成によれば、上記実施形態における作用効果に加え、さらに時計本体に設けられる主制御部において実行する処理を簡略化できるという効果を奏することができる。したがって、モータユニットを中間製品とし、完成品である時計本体に搭載する場合に、より効果的である。
また、上記実施形態においては、駆動制御部150が駆動パルスを出力しているが、これに限定されない。例えば主制御部が上記実施形態における駆動制御部150の機能を有し、主制御部が駆動パルスを出力するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、電圧検出部20は、電源電圧を検出することにより、ステッピングモータ120に印加される電圧を間接的に検出しているが、これに限定されない。電圧検出部は、ステッピングモータ120に印加される電圧を直接的に検出可能であってもよい。
また、上記実施形態においては、逆転パルスの第3パルスの前半パルスは、デューティ比が100%の矩形パルスであるが、これに限定されない。逆転パルスの第3パルスの前半パルスは、チョッピングパルスであってもよい。この場合であっても、前半パルスのデューティ比を、後半パルスのデューティ比よりも大きく設定することで、上述した作用効果を奏することができる。
また、上記実施形態においては、各パルスのランクとして、高ランクおよび低ランクの2つのランクが設定されているが、3つ以上のランクが設定されていてもよい。
また、上記実施形態においては、主制御部60は、記憶部50に記憶された各パルスのランクと電圧検出結果の電圧との対応関係に基づいて各パルスのランクを決定しているが、これに限定されない。例えば、主制御部は、電圧検出結果の電圧から所定の式に基づいて各パルスのランクを算出してもよい。
また、上記実施形態においては、逆転パルスにおける第1パルス、第2パルスおよび第3パルスのランクがまとめて逆転パルスのランクとして設定されているが、これに限定されない。例えば、第1パルスのランク、第2パルスのランク、および第3パルスのランクが各別に設定されていてもよい。
また、上記実施形態においては、時計1がモータユニット100を備えているが、これに限定されず、支持体を介さずにステッピングモータおよび輪列が時計の地板等に直接設けられる構成であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…時計(電子機器) 3…第1指針(指針) 4…第5指針(指針) 5…第3指針(指針) 10…電源部(電源) 20…電圧検出部 50…記憶部 60…主制御部(第2制御部) 110…支持体 120…ステッピングモータ 131…ロータ 150…駆動制御部(第1制御部)

Claims (11)

  1. 指針を駆動するステッピングモータに印加される電圧を検出し、電圧検出結果を出力する電圧検出部と、
    前記ステッピングモータのロータを正転方向に回転させる正転パルスと同極性であり、かつ前記ロータを正転方向に回転させる第1パルス、前記第1パルスと逆極性であり、かつ前記ロータを逆転方向に回転させる第2パルス、および前記第2パルスと逆極性であり、かつ前記ロータを前記ロータの磁極の位置に応じてさらに逆転方向に回転させる第3パルス、をこの順で含む逆転パルスにより前記ロータを逆転させる第1制御部と、
    を備え、
    前記第1パルスおよび前記第3パルスはそれぞれ、前記電圧検出結果に応じて設定されるパルス幅を有し、
    前記第2パルスは、前記電圧検出結果によらず一定のパルス幅を有する、時計。
  2. 前記第3パルスのパルス幅に関する複数の第3パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係が記憶される記憶部と、
    前記電圧検出結果に応じて、前記第3パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係から設定されるパルス幅の前記第3パルスにより、前記ロータを逆転させるように前記第1制御部に指示する第2制御部と、
    を備える請求項1に記載の時計。
  3. 出力電圧の電圧領域が相違する2種類以上の電源を搭載可能に形成され、
    前記記憶部には、前記2種類以上の電源それぞれの出力電圧の変動幅より大きい電圧幅を包含する前記第3パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係が記憶される、
    請求項2に記載の時計。
  4. 前記第3パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係は、前記電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、前記第3パルスのパルス幅が小さくなるように設定されている、
    請求項2または3に記載の時計。
  5. 前記記憶部には、前記第1パルスのパルス幅に関する複数の第1パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係がさらに記憶され、
    前記第2制御部は、前記電圧検出結果に応じて、前記第1パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係から設定されるパルス幅の前記第3パルス、および前記電圧検出結果に応じて設定されるパルス幅の前記第1パルスにより、前記ロータを逆転させるように前記第1制御部に指示する、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の時計。
  6. 前記第3パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係は、前記電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、前記第3パルスのパルス幅が小さくなるように設定され、
    前記第1パルスランクと前記電圧検出結果の電圧との対応関係は、前記電圧検出結果の電圧が高くなるに従い、前記第1パルスのパルス幅が小さくなるように設定されている、
    請求項5に記載の時計。
  7. 前記第3パルスは、
    前記第3パルスの前半部分を構成する前半パルスと、
    前記第3パルスの後半部分を構成し、前記前半パルスよりもデューティ比の小さいチョッピングパルスである後半パルスと、
    を備える、
    請求項2から6のいずれか1項に記載の時計。
  8. 前記第1制御部が設けられる支持体を備え、
    前記第2制御部は、前記支持体とは別体に設けられている、
    請求項2から7のいずれか1項に記載の時計。
  9. 前記第1制御部は、前記第1パルスを前記ステッピングモータに印加する前に、前記第1パルスと同じ極性の消磁パルスを前記ステッピングモータに印加する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の時計。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の時計により構成された電子機器。
  11. 電圧検出部が、指針を駆動するステッピングモータに印加される電圧を検出して電圧検出結果を出力する電圧検出ステップと、
    第1制御部が、前記ステッピングモータのロータを正転方向に回転させる正転パルスと同極性であり、かつ前記ロータを正転方向に回転させる第1パルス、前記第1パルスと逆極性であり、かつ前記ロータを逆転方向に回転させる第2パルス、および前記第2パルスと逆極性であり、かつ前記ロータをさらに前記ロータの磁極の位置に応じて逆転方向に回転させる第3パルス、をこの順で含む逆転パルスにより前記ロータを逆転させるステップと、
    を備え、
    前記ロータを逆転させるステップは、前記電圧検出結果に応じて設定されるパルス幅の前記第1パルス、前記電圧検出結果によらず一定のパルス幅の前記第2パルス、および前記電圧検出結果に応じて設定されるパルス幅の前記第3パルス、により前記ロータを逆転させるステップである、時計の制御方法。
JP2017181685A 2017-09-21 2017-09-21 時計、電子機器、および時計の制御方法 Active JP7066361B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017181685A JP7066361B2 (ja) 2017-09-21 2017-09-21 時計、電子機器、および時計の制御方法
CN201811084517.8A CN109541927B (zh) 2017-09-21 2018-09-18 钟表、电子设备和钟表的控制方法
US16/135,535 US10539927B2 (en) 2017-09-21 2018-09-19 Timepiece, electronic device, and control method of timepiece

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017181685A JP7066361B2 (ja) 2017-09-21 2017-09-21 時計、電子機器、および時計の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019056643A JP2019056643A (ja) 2019-04-11
JP7066361B2 true JP7066361B2 (ja) 2022-05-13

Family

ID=65721458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017181685A Active JP7066361B2 (ja) 2017-09-21 2017-09-21 時計、電子機器、および時計の制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10539927B2 (ja)
JP (1) JP7066361B2 (ja)
CN (1) CN109541927B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7290527B2 (ja) * 2019-09-24 2023-06-13 セイコーインスツル株式会社 ステッピングモータ制御装置、時計及びステッピングモータ制御方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015222263A (ja) 2015-07-28 2015-12-10 カシオ計算機株式会社 アナログ電子時計
JP2016102780A (ja) 2014-11-13 2016-06-02 セイコーインスツル株式会社 電子時計および電子時計の制御方法
JP2017122707A (ja) 2016-01-05 2017-07-13 セイコーインスツル株式会社 指針駆動用モータユニット、電子機器および指針駆動用モータユニットの制御方法
JP2017146144A (ja) 2016-02-16 2017-08-24 セイコーエプソン株式会社 電子時計および電子時計の制御方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533642A (en) 1978-08-31 1980-03-08 Seiko Instr & Electronics Ltd Step motor device for electronic watch
US4375049A (en) * 1980-09-24 1983-02-22 Timex Corporation Stepping motor drive circuit for bi-directional rotation
CH672043B5 (ja) * 1988-02-12 1990-04-30 Ebauchesfabrik Eta Ag
JPH0475499A (ja) * 1990-07-16 1992-03-10 Seiko Instr Inc 電子時計用ステップモータ
JPH09101380A (ja) * 1995-10-03 1997-04-15 Citizen Watch Co Ltd 電子時計
JPH10174494A (ja) * 1996-12-16 1998-06-26 Seiko Epson Corp ステッピングモータの制御方法、制御装置および計時装置
DE69836723T2 (de) * 1997-11-20 2007-10-11 Seiko Epson Corp. Elektronische vorrichtung und steuervorrichtung dafür
JP3698024B2 (ja) * 2000-07-07 2005-09-21 セイコーエプソン株式会社 モータの駆動装置
US20030063525A1 (en) * 2001-09-28 2003-04-03 Ken Richardson Microprocessor controlled quartz analog clock movement
WO2005086337A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-15 Seiko Epson Corporation 圧電アクチュエータ駆動装置、電子機器、その駆動方法、その駆動制御プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体
CN2867406Y (zh) * 2006-01-26 2007-02-07 深圳集成微电子有限公司 自动调节脉冲宽度的行针表芯片
JP2010154673A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Seiko Instruments Inc ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP2011002443A (ja) * 2009-05-21 2011-01-06 Seiko Instruments Inc ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP2011013120A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Seiko Instruments Inc 電子時計用集積回路及び電子時計
JP2011075463A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Seiko Instruments Inc ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
CN202533738U (zh) * 2012-03-15 2012-11-14 东莞丝丽雅电子科技有限公司 一种手表机芯
JP2014027783A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Seiko Instruments Inc ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP6180830B2 (ja) * 2012-09-07 2017-08-16 セイコーインスツル株式会社 ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP2014117028A (ja) 2012-12-07 2014-06-26 Citizen Holdings Co Ltd ステップモータ駆動システムおよび電子機器
JP2016031329A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 セイコーエプソン株式会社 ステッピングモーター制御回路、半導体装置、およびアナログ電子時計
CN105334717B (zh) * 2015-11-10 2017-12-05 福建上润精密仪器有限公司 一种利用电路波形驱动石英手表顺逆时针行针的方法
CN106997169B (zh) * 2016-01-25 2021-02-19 精工电子有限公司 模拟电子钟表和模拟电子钟表的控制方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016102780A (ja) 2014-11-13 2016-06-02 セイコーインスツル株式会社 電子時計および電子時計の制御方法
JP2015222263A (ja) 2015-07-28 2015-12-10 カシオ計算機株式会社 アナログ電子時計
JP2017122707A (ja) 2016-01-05 2017-07-13 セイコーインスツル株式会社 指針駆動用モータユニット、電子機器および指針駆動用モータユニットの制御方法
JP2017146144A (ja) 2016-02-16 2017-08-24 セイコーエプソン株式会社 電子時計および電子時計の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN109541927A (zh) 2019-03-29
JP2019056643A (ja) 2019-04-11
CN109541927B (zh) 2021-10-01
US10539927B2 (en) 2020-01-21
US20190086873A1 (en) 2019-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11619912B2 (en) Driving device and electronic timepiece
US9785117B2 (en) Motor drive device and electronic timepiece
JP2006226927A (ja) ステップモータ駆動装置及びアナログ電子時計
JP2011203136A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
CN109696819B (zh) 钟表用机芯、钟表和钟表的指针的基准位置判断方法
JP7066361B2 (ja) 時計、電子機器、および時計の制御方法
JP2018057076A (ja) ステッピングモータ、回転検出装置、および電子時計
JP2016003877A (ja) モーター制御回路、電子時計、およびモーター制御方法
JP7455503B2 (ja) モータ駆動装置およびモータ制御方法
US11016446B2 (en) Timepiece and motor control method
JP6558265B2 (ja) 電子時計および電子時計の制御方法
JP2014196986A (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP5495989B2 (ja) ステップモータ及びそれを用いたステップモータ装置
JP2006230090A (ja) モータ駆動装置及びアナログ電子時計
JP2020162335A (ja) モータ駆動装置、モータ駆動プログラム及び時計
US11909347B2 (en) Stepping motor control device, movement, timepiece, and stepping motor control method
US20210157277A1 (en) Hand driving device, electronic watch, hand driving method, and recording medium
US20210149344A1 (en) Pointer device, electronic watch, control method for pointer device, and recording medium
US11316454B2 (en) Stepping motor control device, timepiece and method for controlling stepping motor
JP6134487B2 (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP2022046044A (ja) ムーブメントおよび電子時計
JP6257709B2 (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP5847470B2 (ja) 指針装置
JP2011172471A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP4995591B2 (ja) ステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211220

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20211220

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20211227

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7066361

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150