JP4995591B2 - ステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計 - Google Patents

ステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計 Download PDF

Info

Publication number
JP4995591B2
JP4995591B2 JP2007037236A JP2007037236A JP4995591B2 JP 4995591 B2 JP4995591 B2 JP 4995591B2 JP 2007037236 A JP2007037236 A JP 2007037236A JP 2007037236 A JP2007037236 A JP 2007037236A JP 4995591 B2 JP4995591 B2 JP 4995591B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stepping motor
drive pulse
main drive
pulse
reference value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007037236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008202998A (ja
Inventor
三郎 間中
京志 本村
貴則 長谷川
幸祐 山本
健治 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2007037236A priority Critical patent/JP4995591B2/ja
Publication of JP2008202998A publication Critical patent/JP2008202998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4995591B2 publication Critical patent/JP4995591B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

本発明は、ステッピングモータ駆動回路及び前記ステッピングモータ駆動回路を用いたアナログ電子時計に関する。
従来から、ロータ収容孔及びロータの停止位置を決める位置決め部を有するステータと、前記ロータ収容孔内に配設されたロータと、コイルとを有し、前記コイルに交番信号を供給して前記ステータに磁束を発生させることによって前記ロータを回転させると共に、前記位置決め部に対応する位置に前記ロータを停止するようにしたステッピングモータがアナログ電子時計等に使用されている。
前記ステッピングモータの駆動方式として、ステッピングモータを主駆動パルスによって駆動した際に、前記ステッピングモータに生じる誘起電圧に基づいた回転検出信号を検出することによって回転したか否かを検出し、検出結果に応じて、パルス幅の異なる主駆動パルスに変更して駆動する、あるいは、主駆動パルスよりもパルス幅の大きい補正駆動パルスによって強制的に回転させる補正駆動方式が使用されている。
例えば、特許文献1に開示されたステップモータ駆動装置では、ロータの回転状態を誘起電圧に基づいて検出する機構において、駆動エネルギー小の駆動パルス幅では誘起電圧検出用基準電圧値Vcompを高く設定し、駆動エネルギー大の駆動パルス幅では基準電圧Vcompを低く設定することで、回転しているが、自由振動の小さな駆動エネルギー大の駆動パルス幅でも回転検出を可能としている。
しかしながら、カレンダ送りなど負荷が掛かった時にはロータの回転速度が低下するため、回転検出に用いている誘起電圧Vrsが低下し、基準電圧値Vcompを下回る場合が発生する。
したがって、前記回転検出機能では、ロータは非回転であったと判定され、補正駆動パルスP2による駆動と主駆動パルスのランクアップの動作が行われる。また、ロータは正常に回転しているがカレンダ送り負荷の増減が誘起電圧をばらつかせる。ロータが正常に回転しているにもかかわらず、回転状態と非回転状態が存在すると回転検出し、補正駆動パルスP2出力とランクアップの動作が行われるため消費電力が増えてしまうという問題がある。
特開昭57−106397号広報(第2頁右下欄第5行〜第4頁左下欄第16行、図3〜図9)
本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、補正駆動パルスを極力使用しないようにして省電力化を図ることを課題としている。
本発明によれば、ステッピングモータの回転によって発生する誘起信号を検出し、前記誘起信号が所定の基準値を超えたか否かを検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に応じて、相互にエネルギの相違する複数の主駆動パルスのいずれか又は、前記各主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動する制御手段とを備え、前記基準値として、第1基準値と、前記第1基準値よりも低レベルの第2基準値とを設け、前記検出手段が、前記いずれかの主駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動した際に発生した前記誘起信号の最大値が前記第1基準値以下で、第2基準値を超える間のレベルにあると検出したとき、前記制御手段は、前記補正駆パルスまたは前記駆動した主駆動パルスと同じ極性でエネルギの大きい駆動パルスによって駆動することなく、該主駆動パルスよりもエネルギの大きい極性の異なる主駆動パルスに変更して前記ステッピングモータを駆動することを特徴とするステッピングモータ駆動回路が提供される。
検出手段が、いずれかの主駆動パルスによってステッピングモータを駆動した際に発生した誘起信号の最大値が第1基準値以下で、第2基準値を超える間のレベルにあると検出したとき、記制御手段は、該主駆動パルスよりもエネルギの大きい極性の異なる主駆動パルスに変更して前記ステッピングモータを駆動する。
ここで、前記検出手段が、前記主駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動した際に発生した前記誘起信号の最大値が前記第1基準値以下で、第2基準値を超える間のレベルにあると検出したとき、前記制御手段は、該主駆動パルスよりも1ランクエネルギの大きい主駆動パルスに変更して前記ステッピングモータを駆動するように構成してもよい。
また、前記検出手段が、前記主駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動した際に発生した前記誘起信号の最大値が前記第1基準値を超えたと検出したとき、前記制御手段は、前記主駆動パルスよりもエネルギの小さい主駆動パルスに変更して前記ステッピングモータを駆動するように構成してもよい。
また、前記検出手段が、前記主駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動した際に発生した前記誘起信号の最大値が前記第1基準値を超えたと検出したとき、前記制御手段は、前記主駆動パルスよりも1ランクエネルギの小さい主駆動パルスに変更して前記ステッピングモータを駆動するように構成してもよい。
また、前記検出手段が、前記主駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動した際に発生した前記誘起信号の最大値が前記第2基準値を超えないと検出したとき、前記制御手段は、前記補正駆動パルスにて前記ステッピングモータを駆動した後、前記主駆動パルスよりもエネルギの大きい主駆動パルスにて駆動するように構成してもよい。
また、前記検出手段は、前記誘起信号が前記第1基準値を超えたか否かを検出する第1検出手段と、前記誘起信号が前記第2基準値を超えたか否かを検出する第2検出手段とを備え、前記制御手段は、前記第1、第2検出手段の検出結果に基づいて、前記いずれかの駆動パルスを選択し駆動するように構成してもよい。
また、時刻針を回転駆動するステッピングモータと、前記ステッピングモータを制御するステッピングモータ駆動回路とを有するアナログ電子時計において、前記ステッピングモータ駆動回路として、前記いずれか一に記載のステッピングモータ駆動回路を用いたことを特徴とするアナログ電子時計が提供される。
本発明に係るモータ駆動回路によれば、補正駆動パルスを極力使用しないようにして省電力化を図ることが可能になる。
また、本発明に係るアナログ電子時計によれば、補正駆動パルスを極力使用しないようにして省電力化を図ることが可能になる。
図1は、本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計のブロック図で、アナログ電子腕時計の例を示している。
図1において、アナログ電子時計は、所定周波数の信号を発生する発振回路101、発振回路101で発生した信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生する分周回路102、電子時計を構成する各電子回路要素の制御や駆動パルスの変更制御等の制御を行う制御回路103、制御回路103からの制御信号に基づいてモータ回転駆動用の駆動パルスを選択し出力する駆動パルス選択回路104、駆動パルス選択回路104からの駆動パルスによって回転駆動されるステッピングモータ105、ステッピングモータ105によって回転駆動され時刻を表示するための時刻針(図1の例では時針107、分針108、秒針109の3種類)を有するアナログ表示部106、ステッピングモータ105の回転によって発生する誘起信号(誘起電圧信号)を検出し前記誘起信号が第1基準電圧値(第1基準値)を超えたか否かを判別する第1回転検出回路110、前記誘起信号が前記第1基準電圧値よりも低レベルの第2基準電圧値(第2基準値)を超えたか否かを判別する第2回転検出回路111を備えている。
尚、発振回路101、分周回路102及び制御回路103は計時手段を構成し、アナログ表示部106は時刻表示手段を構成している。第1回転検出回路110及び第2回転検出回路は検出手段を構成し、又、第1回転検出回路110は第1検出手段、第2回転検出回路は第2検出手段を各々構成している。制御回路103及び駆動パルス選択回路104は制御手段を構成している。また、発振回路101、分周回路102、制御回路103、駆動パルス選択回路104、第1回転検出回路110及び第2回転検出回路111はステッピングモータ駆動回路を構成している。
図2は、本発明の実施の形態に使用するステッピングモータ105の構成図で、アナログ電子時計で一般に用いられている時計用ステッピングモータの例を示している。
図2において、ステッピングモータ105は、ロータ収容用貫通孔203を有するステータ201、ロータ収容用貫通孔203に回転可能に配設されたロータ202、ステータ201と接合された磁心208、磁心208に巻回されたコイル209を備えている。ステッピングモータ105をアナログ電子時計に用いる場合には、ステータ201及び磁心208はネジ(図示せず)によって地板(図示せず)に固定され、互いに接合される。コイル209は、第1端子OUT1、第2端子OUT2を有している。
ロータ202は、2極(S極及びN極)に着磁されている。磁性材料によって形成されたステータ201の外端部には、ロータ収容用貫通孔203を挟んで対向する位置に複数(本実施の形態では2個)の切り欠き部(外ノッチ)206、207が設けられている。各外ノッチ206、207とロータ収容用貫通孔203間には可飽和部210、211が設けられている。
可飽和部210、211は、ロータ202の磁束によっては磁気飽和せず、コイル209が励磁されたときに磁気飽和して磁気抵抗が大きくなるように構成されている。ロータ収容用貫通孔203は、輪郭が円形の貫通孔の対向部分に複数(本実施の形態では2つ)の半月状の切り欠き部(内ノッチ)204、205を一体形成した円孔形状に構成されている。
切り欠き部204、205は、ロータ202の停止位置を決めるための位置決め部を構成している。コイル209が励磁されていない状態では、ロータ202は、図2に示すように前記位置決め部に対応する位置、換言すれば、ロータ202の磁極軸Aが、切り欠き部204、205を結ぶ線分と直交するような位置に安定して停止している。
いま、駆動パルス選択回路104から矩形波の駆動パルスをコイル209の端子OUT1、OUT2間に供給して(例えば、第1端子OUT1側を正極、第2端子OUT2側を負極)、図2の矢印方向に電流iを流すと、ステータ201には破線矢印方向に磁束が発生する。これにより、可飽和部210、211が飽和して磁気抵抗が大きくなり、その後、ステータ201に生じた磁極とロータ202の磁極との相互作用によって、ロータ202は図2の矢印方向に180度回転し、安定的に停止する。
次に、駆動パルス選択回路104から、逆極性の矩形波の駆動パルスをコイル209の端子OUT1、OUT2に供給して(前記駆動とは逆極性となるように、第1端子OUT1側を負極、第2端子OUT2側を正極)、図2の反矢印方向に電流を流すと、ステータ201には反破線矢印方向に磁束が発生する。これにより、可飽和部210、211が先ず飽和し、その後、ステータ201に生じた磁極とロータ202の磁極との相互作用によって、ロータ202は前記と同一方向に180度回転し、安定的に停止する。
以後、このように、コイル209に対して極性の異なる信号(交番信号)を供給することによって、前記動作が繰り返し行われて、ロータ202を180度ずつ矢印方向に連続的に回転させることができるように構成されている。尚、本実施の形態では、駆動パルスとして、後述するように、相互にエネルギの異なる複数の主駆動パルスP10〜P1n及び補正駆動パルスP2を用いている。
図3は、本実施の形態において使用するランクP10〜P1n主駆動パルス中のランク1、ランク2の主駆動パルスP11、P12(エネルギはP11<P12)によってステッピングモータ105を駆動した場合のタイミング図である。
図3において、Vcomp1、Vcomp2は各々第1基準電圧値(第1基準値)、前記第1基準電圧値よりも低レベルの第2基準電圧値(第2基準値)である。制御回路103は、ステッピングモータ105の回転によって生じる誘起電圧信号(誘起信号)Vrsが第2基準電圧値Vcomp2を超えている場合には回転したと判断する。
詳細は後述するが、駆動パルスによって駆動した後の所定の回転検出期間において、誘起電圧信号Vrsのピーク信号Vmaxが第1基準電圧値Vcomp1及び第2基準電圧値Vcomp2間で発生した場合には主駆動パルスP1をランクアップし、ピーク信号Vmaxが第1基準電圧値Vcomp1を超えた場合には主駆動パルスP1をランクダウンする。また、ピーク信号Vmaxが第2基準電圧値Vcomp2を超えない場合には補正駆動パルスP2によって駆動して強制的に回転させた後、主駆動パルスP1をランクアップする。
尚、図3においては、主駆動パルスP12は主駆動パルスP11よりも駆動エネルギが大きいため、誘起電圧信号のピーク信号Vmaxは主駆動パルスP12の場合の方が早く発生している。
図4は、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計の動作を示すフローチャートであり、主として制御回路103の処理を示すフローチャートである。
図5は、本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計の動作説明図であり、符号a〜c、b’を付した動作は、図4の符号a〜c、b’を付した動作に一致させている。
また、図6は、本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計の動作を示すタイミング図である。
図4〜図6において、主駆動パルスP1はエネルギの大きさによって複数ランクnに区分され(P10〜P1n)、nの値が大きいほどパルスのエネルギが大きく(本実施の形態では矩形波のパルス幅が長く)なるように構成されている。また、補正駆動パルスP2は最大のエネルギを持つ主駆動パルスP1nよりもエネルギが大きく(パルス幅が長く)構成されている。即ち、各駆動パルスP10、P11、P12、・・・、P2は、各パルス幅がP10<P11<P12<・・・<P2となるように構成されている。
以下、図1〜図6を参照して、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計の動作を詳細に説明する。
図1において、発振回路101は所定周波数の基準クロック信号を発生し、分周回路102は発振回路101で発生した前記信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生し、制御回路103に出力する。
制御回路103は、前記時間信号を計数して計時動作を行い、先ず主駆動パルスP1nのランクnを0にして、最低パルス幅の主駆動パルスP10によってステッピングモータ105を回転駆動するように制御信号を出力する(図4のステップS401〜S403)。
駆動パルス選択回路104は、制御回路103からの制御信号に応答して、主駆動パルスP10によってステッピングモータ105を回転駆動する。ステッピングモータ105は主駆動パルスP10によって回転駆動されて、時刻針107〜109を回転駆動する。これにより、ステッピングモータ105が正常に回転した場合には、表示部106では、時刻針107〜109によって現在時刻が随時表示される。
第1回転検出回路110は、ステッピングモータ105の回転によって誘起される誘起電圧信号を検出し、制御回路103は、前記誘起電圧信号の最大電圧に相当する回転検出電圧Vmaxが第1基準電圧値Vcomp1を超えたと判断した場合(ステップS404)、主駆動パルスP1が最低パルス幅の主駆動パルスP10のときには処理ステップS402に戻る(ステップS405)。この動作は、図5における無負荷領域での動作aに対応し又、図6における通常動作(a)に対応している。
制御回路103は、主駆動パルスP1が主駆動パルスP10でない場合には(ステップS405)、主駆動パルスP1のランクnを1ランク下げて主駆動パルスP1(n−1)とした後、ステップS402に戻る(S406)。
即ち、制御回路103は、第1回転検出回路110が第1基準電圧値Vcomp1を超える回転検出電圧Vmaxを検出した場合、主駆動パルスP1が最低パルス幅の主駆動パルスP10でないときには、主駆動パルスP1のランクを下げるように制御する。このときの動作は、図5における動作cに対応し又、図6におけるパルスダウン動作(c)に対応している。
このように、制御回路103は、第1回転検出回路110が第1基準電圧値Vcomp1を超える回転検出電圧Vmaxを検出した場合、主駆動パルスP1のエネルギが過大でありエネルギが浪費されていると判断して、主駆動パルスP1のランクを下げるように制御するため、省電力化が可能になる。
一方、制御回路103は、前記回転検出電圧Vmaxが第1基準電圧値Vcomp1を超えないと判断した場合(ステップS404)、第2回転検出回路111が第2基準電圧値Vcomp2を超える回転検出電圧Vmaxを検出したか否かを判断する(ステップS407)。
制御回路103は、第2回転検出回路の検出した回転検出電圧Vmaxが第2基準電圧値Vcomp2を超えたと判断した場合(ステップS407)、主駆動パルスP1のランクを1ランク上げて処理ステップS402に戻る(ステップS408)。前記動作は図5における動作bに対応し又、図6におけるパルスアップ動作(b)に対応している。尚、このとき、複数ランクアップするように構成してもよい。
1ランクアップすることに比べて複数ランクアップすると、大きな負荷変動が加わっても補正駆動パルスを発生させる回数を減らすことができる。以下、同様である。
このように、制御回路103は、前記回転検出電圧Vmaxが第1基準電圧値Vcomp1と第2基準電圧値Vcomp2間に発生した場合には、駆動エネルギに余裕がなく、今後も同一エネルギの主駆動パルスP1によって駆動した場合に非回転となる可能性があると判断して、補正駆動パルスP2による駆動を行うことなく、早めに主駆動パルスP1のランクを上げるようにしているため、補正駆動パルスP2による駆動回数を少なくすることが可能になり、省電力化が可能になる。
制御回路103は、第2回転検出回路111の検出した前記回転検出電圧Vmaxが第2基準電圧値Vcomp2を超えていないと判断した場合(ステップS407)、ステッピングモータ5が回転しなかったと判断して、補正駆動パルスP2によってステッピングモータ105を駆動するように駆動パルス選択回路104を制御する(ステップS409)。駆動パルス選択回路104は前記制御信号に応答して、ステッピングモータ105を補正駆動パルスP2によって駆動して強制的に回転させる。
制御回路103は、処理ステップS409の後、主駆動パルスP1のランクを1ランクアップして処理ステップS402に戻る(ステップS410)。処理ステップS409、S410の動作は、図5における動作b’に対応し又、図6におけるパルスアップ動作(b’)に対応している。尚、このとき複数ランクアップするように構成してもよい。
以上述べたように、本実施の形態によれば、ステッピングモータ105を主駆動パルスP1によって回転駆動したとき、誘起信号の最大値である回転検出信号Vmaxのレベルが第1基準電圧Vcomp1と第2基準電圧Vcomp2間の場合は補正駆動パルスP2による駆動を行うことなく主駆動パルスP1をランクアップし、第1基準電圧Vcomp1を超えた場合は主駆動パルスP1をランクダウンし、第2基準電圧Vcomp2を超えない場合は非回転と判断して補正駆動パルスP2による駆動を行った後、主駆動パルスP1をランクアップするようにしている。
このように、回転検出電圧Vmaxが第1基準電圧値Vcomp1と第2基準電圧値Vcomp2間のレベルの場合、補正駆動パルスP2による駆動を行うことなく、主駆動パルスP1のランクを上げるようにしているため、補正駆動パルスP2による駆動回数を少なくすることが可能になり、省電力化が可能になる。
また、回転検出電圧Vmaxが第1基準電圧値Vcomp1を超える場合には、主駆動パルスP1のランクを下げるようにしているため、過剰な駆動エネルギを削減して省電力化が可能になる。
また、カレンダ負荷などによってロータ202の回転角速度が低下し、比例して誘起電圧も低下した余力ある回転状態においても、回転状態であると判別ができ、補正駆動パルスP2を出力することがない。
また、第1回転検出回路110、第2回転検出回路111によって、負荷に応じたロータ回転状態であると判別できるため、補正駆動パルスP2出力せずに主駆動パルスP1のランクアップ、補正駆動パルスP2を出力して主駆動パルスP1のランクアップの2通りの選択が可能となり、無駄な電力消費を抑制できる。
尚、本実施の形態では、各主駆動パルスP1のエネルギを変えるために、パルス幅を変えるようにしたが、パルス電圧を変える等によっても、駆動エネルギを変えることが可能である。
また、時刻針以外にも、カレンダ等を駆動するためのステッピングモータに適用可能である。
また、ステッピングモータの応用例として電子時計の例で説明したが、モータを使用する電子機器に適用可能である。
本発明に係るステッピングモータ駆動回路は、ステッピングモータを使用する各種電子機器に適用可能である。
また、本発明に係る電子時計は、カレンダ機能付きアナログ電子腕時計、カレンダ機能付きアナログ電子置時計等の各種カレンダ機能付きアナログ電子時計をはじめ、各種のアナログ電子時計に適用可能である。
本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計のブロック図である。 本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステッピングモータの構成図である。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計の動作を示説明図である。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計の動作を説明するためのタイミング図である。
符号の説明
101・・・発振回路
102・・・分周回路
103・・・制御回路
104・・・駆動パルス選択回路
105・・・ステッピングモータ
106・・・アナログ表示部
107・・・時針
108・・・分針
109・・・秒針
110・・・第1回転検出回路
111・・・第2回転検出回路
201・・・ステータ
202・・・ロータ
203・・・ロータ収容用貫通孔
204、205・・・切り欠き部(内ノッチ)
206、207・・・切り欠き部(外ノッチ)
208・・・磁心
209・・・コイル
210、211・・・可飽和部
OUT1・・・第1端子
OUT2・・・第2端子

Claims (7)

  1. ステッピングモータの回転によって発生する誘起信号を検出し、前記誘起信号が所定の基準値を超えたか否かを検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に応じて、相互にエネルギの相違する複数の主駆動パルスのいずれか又は、前記各主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動する制御手段とを備え、
    前記基準値として、第1基準値と、前記第1基準値よりも低レベルの第2基準値とを設け、
    前記検出手段が、前記いずれかの主駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動した際に発生した前記誘起信号の最大値が前記第1基準値以下で、第2基準値を超える間のレベルにあると検出したとき、前記制御手段は、前記補正駆パルスまたは前記駆動した主駆動パルスと同じ極性でエネルギの大きい駆動パルスによって駆動することなく、該主駆動パルスよりもエネルギの大きい極性の異なる主駆動パルスに変更して前記ステッピングモータを駆動することを特徴とするステッピングモータ駆動回路。
  2. 前記検出手段が、前記主駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動した際に発生した前記誘起信号の最大値が前記第1基準値以下で、第2基準値を超える間のレベルにあると検出したとき、前記制御手段は、該主駆動パルスよりも1ランクエネルギの大きい主駆動パルスに変更して前記ステッピングモータを駆動することを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ駆動回路。
  3. 前記検出手段が、前記主駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動した際に発生した前記誘起信号の最大値が前記第1基準値を超えたと検出したとき、前記制御手段は、前記主駆動パルスよりもエネルギの小さい主駆動パルスに変更して前記ステッピングモータを駆動することを特徴とする請求項1又は2記載のステッピングモータ駆動回路。
  4. 前記検出手段が、前記主駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動した際に発生した前記誘起信号の最大値が前記第1基準値を超えたと検出したとき、前記制御手段は、前記主駆動パルスよりも1ランクエネルギの小さい主駆動パルスに変更して前記ステッピングモータを駆動することを特徴とする請求項3記載のステッピングモータ駆動回路。
  5. 前記検出手段が、前記主駆動パルスによって前記ステッピングモータを駆動した際に発生した前記誘起信号の最大値が前記第2基準値を超えないと検出したとき、前記制御手段は、前記補正駆動パルスにて前記ステッピングモータを駆動した後、前記主駆動パルスよりもエネルギの大きい主駆動パルスに変更して駆動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のステッピングモータ駆動回路。
  6. 前記検出手段は、前記誘起信号が前記第1基準値を超えたか否かを検出する第1検出手段と、前記誘起信号が前記第2基準値を超えたか否かを検出する第2検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第1、第2検出手段の検出結果に基づいて、前記いずれかの駆動パルスを選択し駆動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のステッピングモータ駆動回路。
  7. 時刻針を回転駆動するステッピングモータと、前記ステッピングモータを制御するステッピングモータ駆動回路とを有するアナログ電子時計において、前記ステッピングモータ駆動回路として、請求項1乃至6のいずれか一に記載のステッピングモータ駆動回路を用いたことを特徴とするアナログ電子時計。
JP2007037236A 2007-02-17 2007-02-17 ステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計 Expired - Fee Related JP4995591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007037236A JP4995591B2 (ja) 2007-02-17 2007-02-17 ステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007037236A JP4995591B2 (ja) 2007-02-17 2007-02-17 ステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008202998A JP2008202998A (ja) 2008-09-04
JP4995591B2 true JP4995591B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=39780684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007037236A Expired - Fee Related JP4995591B2 (ja) 2007-02-17 2007-02-17 ステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4995591B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5548682A (en) * 1978-10-04 1980-04-07 Seiko Instr & Electronics Ltd Measuring device for electronic watch
JPS5576972A (en) * 1978-12-05 1980-06-10 Citizen Watch Co Ltd Pulse motor drive circuit for watch
JP4137539B2 (ja) * 2002-07-09 2008-08-20 セイコーインスツル株式会社 ステッピングモータ駆動装置及び電子時計
JP4863871B2 (ja) * 2004-06-04 2012-01-25 セイコーインスツル株式会社 アナログ電子時計及びモータ制御回路
JP2006230090A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Seiko Instruments Inc モータ駆動装置及びアナログ電子時計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008202998A (ja) 2008-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4863871B2 (ja) アナログ電子時計及びモータ制御回路
US8698443B2 (en) Stepping motor control circuit and analog electronic timepiece
JP2010243473A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP2010145106A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP6084008B2 (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP2010220461A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP2013148571A (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
US8139445B2 (en) Stepping motor control circuit and analog electronic watch
JP2011158434A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP5363269B2 (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP2014219231A (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP2008228559A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP2006271190A (ja) モータ駆動装置及びアナログ電子時計
JP2010151641A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP2010256137A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP2011147330A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP4922008B2 (ja) ステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計
JP4995591B2 (ja) ステッピングモータ駆動回路及びアナログ電子時計
JP2011075463A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP6134487B2 (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP2013242193A (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP2010243448A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP6257709B2 (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計
JP2011172471A (ja) ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計
JP2015023644A (ja) ステッピングモータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091105

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120501

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120510

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees