以下、本発明の好ましい実施例を、添付図面を参照して詳細に説明すれば次の通りである。
以下で説明される本発明の構成のうち従来技術と同じ構成については、前述した従来技術を参照することとして別途の詳細な説明は省略する。
ここで使われる専門用語は単に特定の実施例を言及するためのものであって、本発明を限定することを意図しない。ここで使われる単数の形態は文面がこれと明確に反対の意味を示さない限り複数の形態も含む。
明細書で使われる「含む」の意味は、特定の特性、領域、定数、段階、動作、要素及び/又は成分を具体化し、他の特定の特性、領域、定数、段階、動作、要素、成分及び/又は群の存在や付加を除外するものではない。
本発明の好ましい実施例において、前後方向は車両の左右方向(幅方向)を意味し、左右方向は車両の前後方向(長さ方向)を意味し、上下方向は車両の上下方向を意味する。
==========第1実施例===========
図1~図3に図示された通り、本発明の好ましい第1実施例に係る車両ドア用フラッシュハンドルは、ハウジング1100と、ハウジング1100に設置されるハンドル部1300と、ハンドル部1300に動力を伝達する駆動部1700を含む。
ハンドル部1300は駆動部1700により回転軸1340を中心に回転して引き出されたり又は引き込まれる。
以下では、図6~図7を参照して各構成について詳しく説明する。
<ハウジング>
ハウジング1100は図8~図9に詳細に図示されている。
ハウジング1100は全体的に後方が開放した直六面体状に形成される。すなわち、前面部と前記前面部の周りから後方に突出するように形成された周り部で構成される。
ハウジング1100の前面部は前方板1110で構成される。
前方板1110は左右方向に長く形成される。前方板1110の左側及び右側は半円状に形成される。
前方板1110には前後方向に貫通するようにハンドル部貫通溝1101が形成される。ハンドル部貫通溝1101は前方板1110の周りの形状に沿って形成される。ハンドル部貫通溝1101は後述するハンドル部1300の周りより大きく形成されて、ハンドル部1300がハンドル部貫通溝1101を介して引き出されたり又は引き込まれ得る。
ハンドル部貫通溝1101の左側にはバンパー部材差し込み溝1102が形成される。前記バンパー部材差し込み溝1102は「収容溝」と称することができる。
バンパー部材差し込み溝1102は、ハンドル部貫通溝1101の左側の半円より直径が大きく形成される。すなわち、バンパー部材差し込み溝1102とハンドル部貫通溝1101の間には段差が形成される。このため、バンパー部材差し込み溝1102に後述するバンパー部材1200の回転ガイド部1230が挿入されると、回転ガイド部1230がバンパー部材差し込み溝1102より右側に流動しない。
前方板1110の周りには前方板1110の外側に突出する複数のバンパー結合部1111と、バンパー結合部1111の間に形成されるバンパー挿入溝1112を含む。
バンパー結合部1111は前方板1110の周りに沿って長く形成される。
バンパー結合部1111とバンパー挿入溝1112には後述するバンパー部材1200の折り曲げ部1221が結合される。
前方板1110の周りとハンドル部貫通溝1101の間には前方に突出するように複数のバンパー結合突起1113が形成される。
バンパー結合突起1113は円柱状に形成される。前述とは異なり、バンパー結合突起1113は車体のデザインにより異なる形状に形成されてもよい。
バンパー結合突起1113は後述するバンパー部材1200の第2差し込み溝1223に差し込まれる。
前方板1110の左側の下部には前後方向に貫通するようにフック貫通溝1114が形成される。
フック貫通溝1114は後述するセンサ部設置溝1173と連通する。
ハウジング1100の周り部は前方板1110の周り部から後方に延びるように形成される外側周り部1120と、ハンドル部貫通溝1101の周り部から後方に延びるように形成される内側周り部1130を含む。
外側周り部1120及び内側周り部1130の左側の上部には、上下方向に貫通するように回転軸挿入溝1121が形成される。
回転軸挿入溝1121には後述する回転軸1340の上部が設置される。
外側周り部1120の中央部の上部には、後方が開放されて上下方向に貫通するように第1オイルダンパー結合溝1122と、第2オイルダンパー結合溝1123が形成される。
第1オイルダンパー結合溝1122と、第2オイルダンパー結合溝1123は回転軸挿入溝1121より右側に形成される。
第1オイルダンパー結合溝1122は第2オイルダンパー結合溝1123より左側に配置される。
第1オイルダンパー結合溝1122と第2オイルダンパー結合溝1123の前方には、左右の内側に突出するように突起が形成される。第1オイルダンパー結合溝1122に設置されるオイルダンパー1400の第1差し込み突起1415と、第2オイルダンパー結合溝1123に設置されるオイルダンパー1400の第2差し込み突起1416は、挿入後前記突起より前方に配置されて固定される。
外側周り部1120の中央部には上部に突出するように第1ドア結合部1124が形成される。
第1ドア結合部1124の上部には前後方向に貫通するようにドア結合溝1124aが形成される。ドア結合溝1124aにはリング状の金属パッド1126が設置される。ドア結合溝1124aを介して第1ドア結合部1124は車両用ドアに固定される。
外側周り部1120の左側には上部及び下部に突出するように第2ドア結合部1125が形成される。
第2ドア結合部1125の上部及び下部には前後方向に貫通するようにドア結合溝1125aが形成される。ドア結合溝1125aにはリング状の金属パッド1126が設置される。ドア結合溝1125aを介して第2ドア結合部1125は車両用ドアに固定される。
外側周り部1120の中央部の下部には後方が開放されるように電源部設置溝1127が形成される。
電源部設置溝1127には後述する駆動部1700の電源部1745の前方が挿入される。
内側周り部1130の左側の下部には上下方向に貫通するように回転軸挿入溝1131が形成される。
回転軸挿入溝1131はハウジング1100の左側の上部に形成される回転軸挿入溝1121と同一線上に配置される。
回転軸挿入溝1131には後述する回転軸1340の下部が設置される。
内側周り部1130の右側の上部及び下部には内側周り部1130の内側方向に陥没するようにバンパー部材差し込み溝1132が形成される。
バンパー部材差し込み溝1132には後述するバンパー部材1200の係止板1240が挿入される。
ハウジング1100には内側周り部1130の前方と後方を分離する隔壁1140が形成される。
隔壁1140の左側は右側から左側に行くほど後方に傾斜するように傾斜部が形成される。隔壁1140の傾斜部の前方に形成される空間には回転軸1340が配置される。
このため、後述するハンドル部1300が回転軸1340を中心に回転するとき、ハンドル部1300の左側が隔壁1140方向に引き込まれながら回転することができる。このときハンドル部1300の右側はハウジング1100の前方に引き出される。
ハンドル部1300が初期状態にあるとき、回転軸1340を中心にハンドル部1300の右側は隔壁1140の前面に接して位置が固定される。
隔壁1140の傾斜部の上部には前後方向に貫通するようにピボット部設置溝1141が形成される。
ピボット部設置溝1141には後述するハンドル部1300のピボット部1320が設置されて、隔壁1140と干渉せずに回転する。
隔壁1140の傾斜部の下部には前後方向に貫通するようにドアラッチ連結部貫通溝1142が形成される。
ドアラッチ連結部貫通溝1142には後述するハンドル部1300の係止部1330及びドアラッチ連結部1600が設置される。ハンドル部1300が回転するにつれて、ドアラッチ連結部1600はドアラッチ連結部貫通溝1142を通過してハンドル部1300の前方に移動する。
ピボット部設置溝1141の左側には後方に折り曲げられるようにピボット部ガイド1143が形成される。
ピボット部ガイド1143の上にはハンドル部1300のピボット部1320と駆動部1700の第3ギア部1770の一部が配置される。
ピボット部ガイド1143の後方には上側に折り曲げられるように開き部材ガイド1144が形成される。
開き部材ガイド1144の前方には後述する駆動部1700の開き部材1772が配置される。これによって開き部材1772は開き部材ガイド1144により後方が遮られたまま左右方向にスライドされ得る。
第1オイルダンパー結合溝1122と、第2オイルダンパー結合溝1123の下部にはオイルダンパー設置部1151が形成される。
オイルダンパー設置部1151は直六面体状に形成される。
オイルダンパー設置部1151には後方が開放されるようにオイルダンパー設置溝1151aが形成される。オイルダンパー設置溝1151aは第1オイルダンパー結合溝1122及び第2オイルダンパー結合溝1123と連通する。
オイルダンパー設置部1151の左側の下部には、後方が開放されて上下方向に貫通するように第3オイルダンパー結合溝1152が形成される。
第3オイルダンパー結合溝1152は第1オイルダンパー結合溝1122と上下方向に同一線上に配置され、第1オイルダンパー結合溝1122と類似又は同一に形成される。
第3オイルダンパー結合溝1152はオイルダンパー設置溝1151aと連通する。
後述するオイルダンパー1400はオイルダンパー設置溝1151aに挿入される。
オイルダンパー設置部1151の右側の下部には後方が開放された直六面体の形態で第3ギアガイド部1153が形成される。
第3ギアガイド部1153は第3オイルダンパー結合溝1152より右側に配置される。
第3ギアガイド部1153の下部には後述する第3ギア部1770の開き部材1772が配置される。
開き部材1772は第3ギアガイド部1153により上部が遮られたまま左右方向にスライドされる。
隔壁1140の後方には内側周り部1130の下部と第3ギアガイド部1153の下部を連結する隔壁1134が形成される。
隔壁1134はドアラッチ連結部貫通溝1142より右側に配置される。
隔壁1134と内側周り部1130の右側の後方で囲まれた空間には駆動部設置溝1103が形成される。
駆動部設置溝1103を囲んでいる隔壁1134と内側周り部1130の右側には、後方に突出するように駆動部設置ボス1135が形成される。
後述する駆動部1700は駆動部設置ボス1135にねじ結合される。
内側周り部1130の左側後方には上部に突出するようにドアラッチ連結部設置板1161が形成される。
ドアラッチ連結部設置板1161はドアラッチ連結部貫通溝1142の後方に配置される。
ドアラッチ連結部設置板1161には上部が開放されて前後方向に貫通するようにドアラッチ連結部設置溝1162が形成される。
ドアラッチ連結部設置溝1162には後述するドアラッチ連結部1600の係止突起固定部1602の水平部が固定される。
ドアラッチ連結部設置板1161の下部には後方に延びるようにドアラッチ連結部貫通部1163が形成される。
ドアラッチ連結部貫通部1163には後方が開放されて上下方向に貫通するようにドアラッチ連結部貫通溝1164が形成される。
ドアラッチ連結部貫通溝1164には後述するドアラッチ連結部1600の係止突起固定部1602の垂直部が固定される。
このため、係止突起固定部1602はハウジング1100に流動しないように固定され得る。
ピボット部設置溝1141の下部には後方に突出するように第1センサ部支持板1171と第2センサ部支持板1172が形成される。
第1センサ部支持板1171と第2センサ部支持板1172は互いに左右方向に離隔するように形成され、前記離隔した空間に後方及び上部が開放されるようにセンサ部設置溝1173が形成される。
センサ部設置溝1173の下部には外側周り部1120の下部に突出するように回転軸設置部1174が形成される。
回転軸設置部1174は円筒状に形成される。
回転軸設置部1174には上部が開放されるように回転軸挿入溝1175が形成される。
回転軸挿入溝1175は内側周り部1130の左側の下部に形成される回転軸挿入溝1131と同一線上に配置される。
回転軸挿入溝1175には後述する回転軸1340の下部が設置される。
回転軸挿入溝1175より左側及び右側には、外側周り部1120の上部に突出するようにセンサ部差し込み部1176が形成される。
センサ部差し込み部1176は前後方向に長く形成される。
両センサ部差し込み部1176には内側及び後方が開放されるようにセンサ部差し込み溝1176aが形成される。
両センサ部差し込み部1176の前方には上部に突出するように係止突起1177が形成される。
回転軸挿入溝1175の後方には、外側周り部1120の後方が開放されて上下方向に貫通するように電源部設置溝1178が形成される。
電源部設置溝1178には後述するセンサ部1500の電源部1510の前方が設置される。
ハウジング1100の右側には第1キーモジュール設置部1181と第2キーモジュール設置部1182が形成される。
第1キーモジュール設置部1181は直六面体の形態で形成され、ハウジング1100の右側に突出するように形成される。
第2キーモジュール設置部1182は前後方向に長い円柱状に形成され、第1キーモジュール設置部1181の左側に連結され、外側周り部1120の内側に配置される。
第1キーモジュール設置部1181の後方が開放され、第2キーモジュール設置部1182が前後方向に貫通するようにキーモジュール設置溝1183が形成される。
第1キーモジュール設置部1181の右側には、キーモジュール設置溝1183に挿入されるキーモジュール1800とねじ結合できるキーモジュール締結溝1184が形成される。
内側周り部1130の右側にはキーシリンダー係止部1133が形成される。
キーシリンダー係止部1133は隔壁1140の右側に形成されるキーモジュール設置溝1183の右側前方を遮蔽するように突出するように形成される。
キーシリンダー係止部1133には肉抜き部が形成され、最小限の構成でキーモジュール設置溝1183に設置されるキーシリンダー1810の前方が前方に流動しないようにする。これによってハウジング1100が軽量化される。
第2キーモジュール設置溝1183より下部には後方に突出するように第2キーギア部設置部1185が形成される。
第2キーギア部設置部1185は前後方向に長い円柱状に形成される。
第2キーギア部設置部1185には後方が開放されるように第2キーギア部設置溝1186が形成される。
第2キーギア部設置部1185の後方には上下方向に貫通するように第2キーギア部結合溝1187が形成される。
第2キーギア部結合溝1187は第2キーギア部設置部1185の上部及び下部の周りに沿って円弧状に形成される。
後述する第2キーギア部1840は第2キーギア部設置溝1186に挿入された後、第2キーギア部結合溝1187にフック結合されて固定される。
<バンパー部材>
バンパー部材1200は図10~図11に詳細に図示されている。
バンパー部材1200は全体的に板の形態で形成される。
バンパー部材1200はゴム材質で形成されることが好ましい。
バンパー部材1200はハウジング1100の前方板1110の前面に配置される遮蔽板1210と、遮蔽板1210の前方に形成されてハウジング1100の前方板1110と結合される結合部1220を含む。
遮蔽板1210は左右方向に長く形成される。遮蔽板1210は左側及び右側は半円状に形成される。すなわち、遮蔽板1210はハウジング1100の前方板1110の形態と類似するように形成される。
遮蔽板1210には前後方向に貫通するようにハンドル部貫通溝1201が形成される。
ハンドル部貫通溝1201は遮蔽板1210の周りの形状に沿って形成される。ハンドル部貫通溝1201は後述するハンドル部1300の周りより大きく形成され、ハンドル部1300がハンドル部貫通溝1201を通じて引き出されたり又は引き込まれ得る。
ハンドル部貫通溝1201はハウジング1100のハンドル部貫通溝1101と連通する。
結合部1220は遮蔽板1210の外側に延びて後方に折り曲げられるように形成される複数の折り曲げ部1221を含む。
折り曲げ部1221は遮蔽板1210の周りに沿って長く形成される。
折り曲げ部1221には遮蔽板1210の周りの内外方向に貫通するように第1差し込み溝1222が形成される。
第1差し込み溝1222にはハウジング1100のバンパー結合部1111が挿入される。
第1差し込み溝1222を中心に折り曲げ部1221の両側はハウジング1100のバンパー挿入溝1112に差し込まれる。
結合部1220には前後方向に貫通するように複数の第2差し込み溝1223が形成される。
第2差し込み溝1223には前方板1110のバンパー結合突起1113が差し込まれる。
このため、バンパー部材1200はハウジング1100に堅固に結合される。
結合部1220でハンドル部貫通溝1201と近い内側周りには前方に突出するように流入防止板1224が形成される。
流入防止板1224は雨水や異物がハンドル部貫通溝1201に流入しないように防ぐ役割をする。
結合部1220の下部には複数の開口部が形成される。
すなわち、遮蔽板1210の下部には結合部1220が形成されない部分がある。
このため、流入防止板1224の内側に溜まることになる雨水や異物が前記開口部を介してバンパー部材1200の下部に抜け出ることができる。
バンパー部材1200の左側には後方に突出するように回転ガイド部1230が形成される。
回転ガイド部1230には右側が開放されるように回転ガイド溝1231が形成される。
回転ガイド溝1231はハウジング1100のバンパー部材差し込み溝1102に挿入される。
回転ガイド溝1231には後述するハンドル部1300の左側が設置され、ハンドル部1300の左側は回転ガイド溝1231の内側面に沿って回転する。
バンパー部材1200の右側には後方に折り曲げられるように係止板1240が形成される。
係止板1240はバンパー部材1200の上部及び下部から後方に折り曲げられるように延びた後、上部又は下部に折り曲げられて互いに繋がれるように形成される。
係止板1240の上部及び下部はハウジング1100のバンパー部材差し込み溝1132に挿入される。
係止板1240にはハンドル部1300の右側が接するようになる。
ハンドル部1300の右側が急に引き込まれても係止板1240によりハンドル部1300に加えられる衝撃が減少する。
<ハンドル部>
ハンドル部1300は図12~図13に詳細に図示されている。
ハンドル部1300は使用者が直接的に掴む取っ手1310と、取っ手1310の左側後方に形成されてハンドル部1300が回転するときに中心軸となるピボット部1320と、取っ手1310の後方に形成されて後述するドアラッチ連結部1600が設置される係止部1330を含む。
取っ手1310は全体的に板の形態で形成される。
取っ手1310は左右方向に長く形成される。取っ手1310の左側及び右側は半円状に形成される。
取っ手1310はバンパー部材1200のハンドル部貫通溝1201の形状と類似又は同一に形成される。
取っ手1310の左側前方には後方に陥没するように押圧部1311が形成される。
押圧部1311は円形の形態で形成される。
押圧部1311によって使用者は直観的に取っ手1310のどの部分を押圧したら取っ手1310が回転して引き出されるかが分かる。
取っ手1310の右側後方には凹凸状にグリップ部1312が形成される。
グリップ部1312は使用者の指が滑らずに把持できるように、指の形状に沿って形成される。
取っ手1310の左側後方には前方に陥没するように復帰スプリング支持溝1313が形成される。
復帰スプリング支持溝1313は取っ手1310の下部に形成される。
復帰スプリング支持溝1313には後述する復帰スプリング1350の第1端部1351が固定される。
ピボット部1320は取っ手1310の上部に形成される円板1321と、円板1321の左側後方に突出するように形成される連動部材1323と、円板1321の左側に下部に突出するように形成されるセンサ押圧部1326を含む。
円板1321の回転軸は上下方向に形成される。
円板1321は円の中心が取っ手1310より後方に位置するように形成される。
円板1321の下部には円板1321の直径と同じ直径のピボットギア1322が形成される。
ピボットギア1322は平ギアの形態で形成される。
ピボットギア1322には下部に突出するように回転軸設置部1324が形成される。
回転軸設置部1324の外側面には復帰スプリング1350が設置される。
復帰スプリング1350はコイルスプリングで備えられる。
復帰スプリング1350の上部には取っ手1310の復帰スプリング支持溝1313に沿って延びる第1端部1351が形成され、復帰スプリング1350の下部にはハウジング1100の左側隔壁1140に沿って延びる第2端部1352が形成される。
このため、復帰スプリング1350はハンドル部1300の回転によって復帰スプリング支持溝1313と隔壁1140の間で弾性変形される。
円板1321とピボットギア1322及び回転軸設置部1324には上下方向に貫通するように回転軸設置溝1325が形成される。
回転軸設置溝1325には回転軸1340が設置される。
回転軸1340はピンの形状に形成される回転軸本体1341と回転軸係止板1342が差し込まれ得るように回転軸本体1341の上部に形成される溝を含む。前記溝は回転軸1340をハウジング1100に設置した後、回転軸挿入溝1121の真下に位置するように配置される。
回転軸係止板1342は回転軸本体1341に差し込まれ得るように一側に開口が形成される。
回転軸1340はハウジング1100の回転軸挿入溝1121、1131、1175に上部から下部に差し込まれる。
回転軸1340の下部はハウジング1100の回転軸設置部1174により遮蔽される。
その後、回転軸本体1341の上部に回転軸係止板1342を差し込むと、回転軸係止板1342がハウジング1100の外側周り部1120の内側面に係止されるようになる。これによって回転軸1340が上部に流動しない。
連動部材1323は円板1321の周り部に沿って円弧の形態で突出するように形成される。
左右方向から見たとき、連動部材1323の右側端は回転軸設置溝1325より左側に位置するように形成される。
連動部材1323には連動部材1323の周りの形状に沿って上下方向に貫通するように連動溝1323aが形成される。
これにより、連動溝1323aに後述する駆動部1700のハンドル部係止突起1777が挿入されて右側方向に連動溝1323aを引っ張ると、ピボット部1320が時計回り方向に回転され得る。
センサ押圧部1326はハウジング1100に設置されるセンサ1540の上部を押圧できるように十分に下部に突出するように形成される。
センサ押圧部1326の右側端には右側から左側に行くほど下へ傾斜するように形成されるセンサ押圧部斜面1326aが形成される。
センサ押圧部斜面1326aにより、ハンドル部1300が回転するときにセンサ押圧部1326が滑らかにセンサ1540の上部を押圧することができる。
係止部1330は取っ手1310の後方下部に形成される。
係止部1330の上部には上下方向に貫通するようにドアラッチ連結部挿入溝1331が形成され、係止部1330の下部には下部が開放されるようにドアラッチ連結部設置溝1332が形成される。
ドアラッチ連結部挿入溝1331とドアラッチ連結部設置溝1332は互いに連通する。
ドアラッチ連結部設置溝1332はドアラッチ連結部挿入溝1331より前方に陥没するように形成される。
このため、後述するドアラッチ連結部1600の係止突起1601がドアラッチ連結部挿入溝1331に挿入された後にドアラッチ連結部設置溝1332の前方に移動すれば、上部に抜けなくなる。
係止部1330の後方には上側に開放されるようにドアラッチ連結部差し込み溝1333が形成される。
ドアラッチ連結部差し込み溝1333には後述するドアラッチ連結部1600のケーブル1603が設置される。これによってドアラッチ連結部1600のケーブル1603は左右方向に流動しなくなる。
<オイルダンパー>
オイルダンパー1400は図14に詳細に図示されている。
オイルダンパー1400は上部ケース1410と、上部ケース1410の下部に結合される下部ケース1420と、上部ケース1410と下部ケース1420の間に回転可能に設置されるメインダンパー1430と、メインダンパー1430に回転可能に設置されるサブダンパー1440を含む。
上部ケース1410は中心角が90度である扇状に形成される。
上部ケース1410は弧が右側後方に位置するようにハウジング1100に設置される。
上部ケース1410には下部が開放されるように第1内部空間1413が形成される。
上部ケース1410の周り部は、上部ケース1410の上部に形成される外側周り部1411と、外側周り部1411の下部に形成されて外側周り部1411より内側に形成される内側周り部1412を含む。
すなわち、外側周り部1411の外側面と内側周り部1412の外側面間には段差が形成される。
外側周り部1411の外側面には複数の結合突起1414が突出するように形成される。
上部ケース1410の上面には第1差し込み突起1415と第2差し込み突起1416が上部に突出するように形成される。
第1差し込み突起1415と第2差し込み突起1416は円柱状に形成される。
第1差し込み突起1415は上部ケース1410上面の左側前方に形成され、第2差し込み突起1416は上部ケース1410の右側後方に形成される。
第1差し込み突起1415には下部が開放されるように軸差し込み溝1415aが形成される。
第2差し込み突起1416には上部が開放されるように溝が形成される。
このため、第1差し込み突起1415と第2差し込み突起1416がハウジング1100の第1オイルダンパー結合溝1122と第2オイルダンパー結合溝1123にそれぞれ設置されるとき、第1差し込み突起1415と第2差し込み突起1416が弾性変形して設置が容易となる。
また、第1差し込み突起1415と第2差し込み突起1416が互いに対角線方向に位置するため、後述するメインダンパー1430が第1差し込み突起1415の中心を回転軸として回転しても、第2差し込み突起1416によって上部ケース1410がそれにつれて回転しない。
下部ケース1420は全体的に上部ケース1410の形態と類似又は同一に形成される。
下部ケース1420には上部が開放されるように第2内部空間1422が形成される。
下部ケース1420の周り部は上部ケース1410の内側周り部1412の外側に設置され、上部ケース1410の外側周り部1411の下面と接する外側周り部1421を含む。
上部ケース1410と下部ケース1420が結合されると、第2内部空間1422には上部ケース1410の内側周り部1412と第1内部空間1413が含まれることになる。
第1内部空間1413には粘度が高いオイルが注入される。
外側周り部1421の外側面には複数の結合部1423が上部に突出するように形成される。
結合部1423には外側周り部1421の内外方向に貫通するように結合溝1424が形成される。
結合溝1424には上部ケース1410の結合突起1414が差し込まれる。
下部ケース1420の下面にはボス1425が下部に突出するように形成される。
ボス1425は上部ケース1410の第1差し込み突起1415と上下方向に同一線上に形成される。
ボス1425はハウジング1100の第3オイルダンパー結合溝1152に設置される。
ボス1425には上下方向に貫通するように軸貫通溝1426が形成される。
上部ケース1410と下部ケース1420はハウジング1100のオイルダンパー設置溝1151aに挿入されて上下方向に流動しない。
メインダンパー1430は上部ケース1410の軸差し込み溝1415a及び下部ケース1420の軸貫通溝1426に設置されるダンパー軸1431と、ダンパー軸1431を回転軸として第1内部空間1413内で回転する回転部1433を含む。
ダンパー軸1431はピンの形状に形成される。
ダンパー軸1431の下部には後述するダンパーギア1460とフック結合されるダンパー軸結合部1432が形成される。
ダンパー軸結合部1432の左側面と右側面は平面で形成される。
ダンパー軸結合部1432の下部はダンパー軸結合部1432の前方と後方が互いに離隔するように形成される。このため、ダンパー軸結合部1432は弾性変形され得る。
ダンパー軸結合部1432にはダンパーギア1460が設置される。
ダンパーギア1460はハンドル部1300のピボットギア1322と噛み合わされるように形成される。
ダンパーギア1460には上下方向に貫通するようにダンパー軸結合溝1461が形成される。
ダンパー軸結合溝1461の左側面と右側面は平面で形成される。
ダンパー軸結合溝1461にはダンパー軸結合部1432が結合される。
このため、ダンパーギア1460がダンパー軸1431に対して空回りせず、ダンパーギア1460が回転するとダンパー軸1431も連動して回転する。
回転部1433は全体的に棒状に形成される。
回転部1433の上面は上部ケース1410に接し、回転部1433の下面は下部ケース1420に接する。
回転部1433の一側はダンパー軸1431と連結され、回転部1433はダンパー軸1431と連動して回転する。
回転部1433の他側には開口部が形成されたサブダンパー設置溝1434が形成される。サブダンパー設置溝1434は円形に形成される。
サブダンパー1440は全体的に棒状に形成される。
サブダンパー1440はサブダンパー設置溝1434に挿入されるメインダンパー挿入部1441と、メインダンパー挿入部1441の外側に突出するように形成される距離調節部1442を含む。
メインダンパー挿入部1441はサブダンパー設置溝1434の形状に沿って円形に形成され、サブダンパー設置溝1434内で回転する。
メインダンパー1430のダンパー軸1431の中心とサブダンパー設置溝1434の中心を結ぶ線を直線Aとし、サブダンパー1440の一側と他側を結ぶ線を直線Bとするとき、サブダンパー設置溝1434の開口部の一側は、距離調節部1442が反時計回り方向に最大に回転したときに前記直線Aと前記直線Bが一直線をなすように形成され、サブダンパー設置溝1434の開口部の他側は、距離調節部1442が時計回り方向に最大に回転したときに前記直線Aと前記直線Bが一直線をなさないように形成される。
距離調節部1442は距離調節部1442が反時計回り方向に最大に回転したとき、上部ケース1410の内側面にほぼ触れるように十分に長く形成される。
すなわち、距離調節部1442が時計回り方向に回転するほど、距離調節部1442と上部ケース1410の内側面の間は次第に離隔する。
下部ケース1420のボス1425の上部にはオーリング1450が設置され得る空間が下部に陥没するように形成される。
オーリング1450により、第1内部空間1413に注入されたオイルが軸貫通溝1426を介して下部ケース1420の下部に流出する現象が最小化される。
<センサ部>
センサ部1500は図15~図16に詳細に図示されている。
センサ部1500は外部で信号が連結されるコネクター部1510と、コネクター部1510の上部に形成されてハウジング1100にフック結合される設置部1520と、設置部1520の上部に突出するように形成されるセンサ設置部1530を含む。
コネクター部1510は全体的に柱状に形成される。
コネクター部1510には下部が開放されるようにコネクター設置溝1511が形成される。
コネクター設置溝1511には信号ケーブルが挿されることになる。
設置部1520は四角板状に形成される。
設置部1520の左側及び右側には左側又は右側が開放されて前後方向に貫通するように差し込み溝1521が形成される。
差し込み溝1521にはハウジング1100のセンサ部差し込み部1176が挿入される。
差し込み溝1521を中心に設置部1520の下部はハウジング1100のセンサ部差し込み溝1176aに挿入される。
差し込み溝1521を中心に設置部1520の上部には左側又は右側に突出するように係止突起1522が形成される。
係止突起1522は設置部1520の前方に形成される。
係止突起1522の外側面は後方から前方に行くほど内側に傾斜するように形成される。
このため、係止突起1522はハウジング1100のセンサ部差し込み部1176に形成される係止突起1177の前方にフック結合され得る。
センサ設置部1530は全体的に四角柱状に形成される。
センサ設置部1530には後方が開放されるようにセンサ設置溝1531が形成される。
センサ設置部1530の上部には後方が開放されて上下方向に貫通するようにセンサ突出溝1532が形成される。
センサ突出溝1532の下部はセンサ設置溝1531と連通する。
このため、センサ設置部1530及びセンサ突出溝1532にセンサ1540が設置されると、センサ1540の一部がセンサ突出溝1532の上部に突出してハンドル部1300のセンサ押圧部1326により押圧され得るようになる。
<ドアラッチ連結部>
ドアラッチ連結部1600は図6に詳細に図示されている。
ドアラッチ連結部1600の一側には係止突起1601が形成され、ドアラッチ連結部1600の他側にはストッパー1604が形成される。
係止突起1601とストッパー1604はケーブル1603で連結される。
係止突起1601はハンドル部1300の係止部1330に設置され、ストッパー1604は車両用ドアをロックしたりロック解除するラッチ部(図示せず)に設置される。このとき、前記ラッチ部は手動式で作動してもよく、電動式で作動してもよい。
ケーブル1603はチューブで包み込まれる。前記チューブの一側には係止突起固定部1602が形成され、前記チューブの他側にはストッパー固定部1606が形成される。
係止突起固定部1602は、ハウジング1100のドアラッチ連結部設置溝1162に結合される水平部と、ハウジング1100のドアラッチ連結部貫通溝1164に設置される垂直部を含む。このため、係止突起固定部1602はハウジング1100に固定される。
ストッパー固定部1606は前記ラッチ部に固定される。
ストッパー1604の間にはストッパー復帰スプリング1605が設置される。
このため、係止突起固定部1602とストッパー固定部1606の位置が固定された状態で、ハンドル部1300により係止突起1601が移動するとそれにつれてストッパー1604が動いて前記ラッチ部を物理的に作動させる。また、ストッパー復帰スプリング1605によりストッパー1604の位置が復帰すると、係止突起1601がそれにつれて動いて元の位置に戻る。
<駆動部>
駆動部1700は図17~図20に詳細に図示されている。
駆動部1700は前方ケース1710と、前方ケース1710に結合される後方ケース1720と、前方ケース1710と後方ケース1720の間に設置されるモーター部1740と、モーター部1740に連動する第1、2、3ギア部1750、1760、1770を含む。
前方ケース1710は図18に詳細に図示されている。
前方ケース1710は前方部と、前記前方部の周りから後方に突出するように形成される周り部1711を含む。すなわち、前方ケース1710は後方が開放されるように形成される。
周り部1711の外側面には複数のフック結合突起1711aが突出するように形成される。
周り部1711の左側の上部、右側の上部、左側の下部及び右側の下部にはねじ結合部1711bが外側に突出するように形成される。
ねじ結合部1711bは板の形態で形成される。
ねじ結合部1711bには前後方向に貫通するようにねじ結合溝1711cが形成される。
周り部1711は周り部1711の周りに沿って後方に開放されるように形成されるシーリング部材挿入溝1711dを含む。
シーリング部材挿入溝1711dに設置されるシーリング部材1730はゴム材質で形成される。
シーリング部材挿入溝1711dは後述する電源部貫通溝1712dには形成されない。
前方ケース1710は前方ケース1710の左側の下部に形成されるモーター隔壁1712と、モーター隔壁1712の上部に形成されるガイド部隔壁1714と、前方ケース1710の右側の下部に形成されるブッシュ隔壁1713を含む。
モーター隔壁1712、ガイド部隔壁1714、ブッシュ隔壁1713は後方に突出するように形成される。
モーター隔壁1712は周り部1711の下面から上部に延びる右側壁と、前記右側壁の上端から左側に延びるように形成される上側壁を含む。
モーター隔壁1712と周り部1711により、後方が開放されるようにモーター設置溝1712aが形成される。
モーター設置溝1712aの左側に位置する周り部1711にはモーター軸支持部1712bが右側に突出するように形成される。
モーター軸支持部1712bの右側面には後述する駆動モーター1741の軸が接して支持される。
モーター隔壁1712の右側壁には後方が開放されて左右方向に貫通するようにモーター軸貫通溝1712cが形成される。
モーター軸貫通溝1712cには後述する駆動モーター1741の軸が後方から前方に設置される。
モーター隔壁1712の上側壁には下部に突出するように複数個の突起1712eが形成される。突起1712eにより、後述する駆動モーター1741がモーター設置溝1712aに挿入されるときに固定が容易で、接触面が小さくなるため、振動及び騒音が減少することになる。
モーター設置溝1712aの下側に位置する周り部1711には後方が開放されて上下方向に貫通するように電源部貫通溝1712dが形成される。
電源部貫通溝1712dには後述するモーター部1740の電源部1745が設置される。
ガイド部隔壁1714は周り部1711の上面からモーター隔壁1712の上側面まで延びるように形成される。
ガイド部隔壁1714とモーター隔壁1712の上側面と周り部1711により、後方が開放されるようにガイド部設置溝1714aが形成される。
ガイド部設置溝1714aの上部と下部には後方に突出するようにガイド板1714bが形成される。
ガイド板1714bは左右方向に長く形成される。
ガイド部設置溝1714aの右側に位置する周り部1711には、後方が開放されて左右方向に貫通するように開き部材設置溝1714cが形成される。
ガイド部隔壁1714には後方が開放されて左右方向に貫通するようにリードスクリュー設置溝1714dが形成される。
リードスクリュー設置溝1714dは弧の形状で屈曲するように形成される。
ガイド部隔壁1714の右側には後方及び右側が開放されるように第2ギア部設置溝1714eが形成される。
第2ギア部設置溝1714eは弧の形状で屈曲するように形成される。
第2ギア部設置溝1714eの半径はリードスクリュー設置溝1714dの半径より大きく形成される。
第2ギア部設置溝1714eの左側はリードスクリュー設置溝1714dと連通する。
すなわち、第2ギア部設置溝1714eとリードスクリュー設置溝1714dの間には段差が形成される。
ブッシュ隔壁1713は周り部1711の左側に突出するように形成される上側面及び下側面と、前記上側面と前記下側面を連結する左側面を含む。
ブッシュ隔壁1713により後方が開放されるようにブッシュ挿入溝1713aが形成される。
ブッシュ隔壁1713の左側面には後方が開放されて左右方向に貫通するようにウォーム軸挿入溝1713bが形成される。
周り部1711の右側面1715の上部の後方は右側に突出するように形成される。
すなわち、右側面1715の上部の後方には、後方及び左側が開放されるように余裕空間1715aが形成される。
余裕空間1715aの断面はガイド部隔壁1714のリードスクリュー設置溝1714dの断面と類似又は同一に形成される。
余裕空間1715aの左側には、後方及び左側が開放されるように第2ギア部設置溝1715bが形成される。
第2ギア部設置溝1715bの断面はガイド部隔壁1714の第2ギア部設置溝1714eの断面と類似又は同一に形成される。
すなわち、余裕空間1715aと第2ギア部設置溝1715bの間には段差が形成される。
前方ケース1710の右側の上部には第1ギア部設置部1716が後方に突出するように形成される。
第1ギア部設置部1716は直六面体状に形成される。
第1ギア部設置部1716には、後方が開放されるように第1ギア部設置溝1716aが前方に陥没するように形成される。第1ギア部設置溝1716aは回転軸が上下方向に置かれる半円柱状に形成される。
第1ギア部設置溝1716aの上部には第1ギア軸設置部1716bが後方に突出するように形成される。第1ギア軸設置部1716bには後述する第1ギア軸1751の上部が後方から前方に設置されるように溝が形成される。
第1ギア部設置溝1716aの下部には後方が開放されて上下方向に貫通するように第1ギア軸貫通溝1716cが形成される。
前方ケース1710の右側の下部には第1ギア軸隔壁1717が後方に突出するように形成される。
第1ギア軸隔壁1717は板状に形成される。
第1ギア軸隔壁1717には後方が開放されて上下方向に貫通するように第1ギア軸設置溝1717aが形成される。
第1ギア軸設置溝1717aは第1ギア軸貫通溝1716cと同一線上に配置される。
後方ケース1720は図19に詳細に図示されている。
後方ケース1720は後方部と、前記後方部の周りから前方に突出するように形成される周り部1721を含む。すなわち、後方ケース1720は前方が開放されるように形成される。
周り部1721の外側面には複数のフック結合部1721aが前方に折り曲げられるように形成される。
フック結合部1721aには周り部1721の内外方向に貫通するようにフック結合溝1721bが形成される。
フック結合溝1721bには前方ケース1710のフック結合突起1711aが締結される。
周り部1721の左側の上部、右側の上部、左側の下部及び右側の下部にはねじ結合部1721cが外側に突出するように形成される。
ねじ結合部1721cは板の形態で形成される。
ねじ結合部1721cには前後方向に貫通するようにねじ結合溝1721dが形成される。
後方ケース1720のねじ結合溝1721dは前方ケース1710のねじ結合溝1711cと連通し、ハウジング1100の駆動部設置ボス1135にねじ結合される。
周り部1721は周り部1721の周りから離隔して後方に突出するように形成されるシーリング部材遮蔽部1721eを含む。
シーリング部材遮蔽部1721eは前方ケース1710のシーリング部材挿入溝1711dに挿入される。
シーリング部材遮蔽部1721eは後述する電源部貫通溝1722bには形成されない。
すなわち、シーリング部材1730は前方ケース1710とシーリング部材挿入溝1711dと、後方ケース1720のシーリング部材遮蔽部1721e間に設置される。
このため、前方ケース1710と後方ケース1720の内部に水分又は異物が流入する現象が防止される。
後方ケース1720は後方ケース1720の左側の下部に形成されるモーター隔壁1722と、モーター隔壁1722の上部に形成されるガイド部隔壁1724を含む。
モーター隔壁1722とガイド部隔壁1724は前方に突出するように形成される。
モーター隔壁1722は周り部1721の下面から上部に延びる右側壁と、前記右側壁の上端から左側に延びるように形成される上側壁を含む。
モーター隔壁1722と周り部1721により、前方が開放されるようにモーター設置溝1722aが形成される。
モーター設置溝1722aの下側に位置する周り部1721には、前方が開放されて上下方向に貫通するように電源部貫通溝1722bが形成される。
電源部貫通溝1722bは前方ケース1710の電源部貫通溝1712dと連通する。
モーター隔壁1722の上側壁には下部に突出するように複数個の突起1722cが形成される。突起1722cにより、後述する駆動モーター1741がモーター設置溝1722aに挿入されるときに固定が容易で、接触面が小さくなるため、振動及び騒音が減少することになる。
ガイド部隔壁1724は周り部1721の上面からモーター隔壁1722の上側面まで延びるように形成される。
ガイド部隔壁1724とモーター隔壁1722の上側面と周り部1721により、前方が開放されるようにガイド部設置溝1724aが形成される。
ガイド部設置溝1724aの上部と下部には前方に突出するようにガイド板1724bが形成される。
ガイド板1724bは左右方向に長く形成される。
ガイド板1724bは前方ケース1710のガイド板1714bと離隔するように形成され、二つのガイド板1714b、1724bの間には後述する差し込み板1773aが設置されて左右方向にスライドされる。
ガイド部設置溝1724aの左側に位置する周り部1721には、前方が開放されて左右方向に貫通するように開き部材設置溝1724cが形成される。
ガイド部隔壁1724には前方が開放されて左右方向に貫通するようにリードスクリュー設置溝1724dが形成される。
リードスクリュー設置溝1724dは前方ケース1710のリードスクリュー設置溝1714dと前後方向に対称となるように形成される。
ガイド部隔壁1724の右側には前方及び右側が開放されるように第2ギア部設置溝1724eが形成される。
第2ギア部設置溝1724eは前方ケース1710の第2ギア部設置溝1714eと前後方向に対称となるように形成される。
すなわち、第2ギア部設置溝1724eとリードスクリュー設置溝1724dの間には段差が形成される。
周り部1721の右側面1725の上部の前方は右側に突出するように形成される。
すなわち、右側面1725の上部の前方には前方及び右側が開放されるように余裕空間1725aが形成される。
余裕空間1725aは前方ケース1710の余裕空間1715aと前後方向に対称となるように形成される。
余裕空間1725aの左側には前方及び左側が開放されるように第2ギア部設置溝1725bが形成される。
第2ギア部設置溝1725bは前方ケース1710の第2ギア部設置溝1715bと前後方向に対称となるように形成される。
すなわち、余裕空間1725aと第2ギア部設置溝1725bの間には段差が形成される。
後方ケース1720の右側の上部には第2ギア部設置部1726が後方に突出するように形成される。
第2ギア部設置部1726は直六面体状に形成される。
第2ギア部設置部1726には、前方が開放されるように第2ギア部設置溝1726aが後方に陥没するように形成される。第2ギア部設置溝1726aは回転軸が左右方向に置かれる半円柱状に形成される。
第2ギア部設置溝1726aの左側及び右側には第2ギア部補助設置溝1726bが後方に陥没するように形成される。
第2ギア部補助設置溝1726bは回転軸が左右方向に置かれる半円柱状に形成される。
第2ギア部補助設置溝1726bの半径は第2ギア部設置溝1726aの半径より小さく形成される。
第2ギア部設置溝1726aの上部には前方に突出するように第1ギア軸遮蔽板1726cが形成される。
第1ギア軸遮蔽板1726cは前方ケース1710の第1ギア軸設置部1716bの後方を遮蔽するように設置される。
後方ケース1720の右側の下部には2個の第1ギア軸隔壁1727が前方に突出するように形成される。
第1ギア軸隔壁1727は板状に形成される。
第1ギア軸隔壁1727には前方が開放されて上下方向に貫通するように第1ギア軸設置溝1727aが形成される。
二つの第1ギア軸隔壁1727は上下方向に互いに離隔するように形成される。
上部に形成される第1ギア軸隔壁1727は前方ケース1710の第1ギア部設置部1716の下端と触れ合うように配置され、下部に形成される第1ギア軸隔壁1727は前方ケース1710の第1ギア軸隔壁1717と触れ合うように配置される。
モーター部1740と、第1、2、3ギア部1750、1760、1770は図20に詳細に図示されている。
モーター部1740は駆動モーター1741と、駆動モーター1741の右側軸に設置される第1ウォームギア1742と、駆動モーター1741の左側の下部に設置される電源部1745を含む。
駆動モーター1741の右側軸の端部にはウォーム軸ブッシュ1743が設置される。
ウォーム軸ブッシュ1743の前方は前方ケース1710のブッシュ挿入溝1713aに設置され、後方はブッシュ挿入溝1713aの向い側に形成される後方ケース1720に設置されて、駆動モーター1741の振動を減少させる。
駆動モーター1741の左側軸の端部にはモーター軸磁石1744が設置される。
電源部1745には下部から上部に電源ケーブルが連結される。
電源部1745には駆動モーター1741の左側軸の下部に置かれるようにエンコーダ1746が設置される。
エンコーダ1746を利用して駆動モーター1741の回転数を感知して制御することができる。
駆動モーター1741は前方ケース1710のモーター設置溝1712aと後方ケース1720のモーター設置溝1722aの間に挿入される。
駆動モーター1741の右側軸は前方ケース1710のモーター軸貫通溝1712cに設置され、第1ウォームギア1742は前方ケース1710のモーター隔壁1712の右側に配置される。
電源部1745は前方ケース1710の電源部貫通溝1712dと後方ケース1720の電源部貫通溝1722bの間に設置される。
また、電源部1745の前方はハウジング1100の電源部設置溝1127に設置され、ハウジング1100の下部に突出される。
電源部1745の上部にはゴムパッキンが設置され、電源部貫通溝1712d、1722bを通じて異物が内部に流入しないように防止する。
第1ギア部1750はモーター部1740の右側前方に配置される。
第1ギア部1750は上下方向に置かれる第1ギア軸1751と、第1ギア軸1751の下部に形成されて第1ウォームギア1742と噛み合わされる第1ヘリカルギア1752と、第1ギア軸1751上部に形成される第2ウォームギア1753を含む。
第1ヘリカルギア1752と第2ウォームギア1753は第1ギア軸1751を共有するので同時に回転する。
第1ギア軸1751の上端は前方ケース1710の第1ギア軸設置部1716bと、後方ケース1720の第1ギア軸遮蔽板1726cの間に設置される。
第1ギア軸1751の下端は前方ケース1710の第1ギア軸隔壁1717と後方ケース1720の第1ギア軸隔壁1727の間に設置される。
第2ギア部1760は第2ウォームギア1753の後方に配置される。
第2ギア部1760は左右方向に置かれる第2ギア軸1761と、第2ギア軸1761の外側面に形成されて第2ウォームギア1753と噛み合わされる第2ヘリカルギア1763と、第2ギア軸1761の内側に形成される雌ねじ部1762を含む。
第2ギア軸1761の左側は前方ケース1710の第2ギア部設置溝1714eと後方ケース1720の第2ギア部設置溝1724eの間に設置され、第2ギア軸1761の右側は前方ケース1710の第2ギア部設置溝1715bと後方ケース1720の第2ギア部設置溝1725bの間に設置される。
このため、第2ギア軸1761は左右方向に流動しないように設置される。
第3ギア部1770は第2ギア部1760の左側に配置される。
第3ギア部1770は第2ギア部1760の雌ねじ部1762と噛み合わされるリードスクリュー1771とリードスクリュー1771の左側に設置されるガイド部1773と、ガイド部1773の左側に形成される開き部材1772を含む。
リードスクリュー1771の右側は前方ケース1710の余裕空間1715aと後方ケース1720の余裕空間1725aの間に設置される。
リードスクリュー1771が図35に図示された通り、初期状態にあるとき、リードスクリュー1771の右側端は余裕空間1715a、1725aの右側の内壁から離隔するように配置される。
余裕空間1715a、1725aは図36に図示された通り、リードスクリュー1771が最大に右側に移動したとき、リードスクリュー1771と余裕空間1715a、1725aの右側の内壁が互いに干渉しないように形成される。
ガイド部1773はリードスクリュー1771の回転軸の左側に設置される。
リードスクリュー1771はガイド部1773に対して水平移動可能に設置される。
ガイド部1773はリードスクリュー1771に沿って左右方向に移動するように形成される。
ガイド部1773の上部と下部には差し込み板1773aが突出するように形成される。
差し込み板1773aは左右方向に長く形成される。
ガイド部1773の左側外側面と右側外側面には外側に突出するように係止板1774が形成される。
係止板1774は四角板で形成される。
係止板1774は前方ケース1710のガイド部設置溝1714a及び後方ケース1720のガイド部設置溝1724aの左側又は右側に係止されるように形成される。
図35に図示された通り、リードスクリュー1771が初期状態にあるときは左側に形成される係止板1774がガイド部設置溝1714a、1724aの左側に係止され、図36に図示された通り、リードスクリュー1771が最大に右側に移動したときは右側に形成される係止板1774がガイド部設置溝1714a、1724aの右側に係止される。
このようなガイド部1773により、ガイド部1773はリードスクリュー1771が回転するにつれて、一緒に回転せず左右方向にのみスライドされる。
開き部材1772はリードスクリュー1771と左右方向に同一線上に配置される。
開き部材1772は回転軸が左右方向に置かれる円柱状に形成される。
開き部材1772は前方ケース1710の開き部材設置溝1714cと後方ケース1720の開き部材設置溝1724c間に設置され、前方ケース1710及び後方ケース1720の外側に突出する。
開き部材1772の左側には上部及び下部が開放されるように肉抜き溝1775が形成される。肉抜き溝1775により開き部材1772は軽量化される。
開き部材1772の左側には上部が平たく形成されるようにハンドル部回転溝1776が形成される。
ハンドル部回転溝1776の上部にはハンドル部1300の連動部材1323の下面が接する。このため、開き部材1772の左側はハンドル部1300の連動部材1323の下面に沿って左右方向にスライドされる。
開き部材1772の左側端部には上部に突出するようにハンドル部係止突起1777が形成される。
ハンドル部係止突起1777はハンドル部1300の連動溝1323aに挿入される。
ハンドル部係止突起1777は初期状態で連動溝1323aの内側面と接するように連動溝1323aの右側に挿入されるように形成される。
次いで、図35を参照して駆動部1700の作動原理を説明することにする。
駆動モーター1741が作動すると、第1ウォームギア1742が回転する。
第1ウォームギア1742が回転するにつれて第1ウォームギア1742に噛み合わされた第1ヘリカルギア1752が回転すると、第1ヘリカルギア1752と第1ギア軸1751を共有する第2ウォームギア1753も回転する。
第2ウォームギア1753が回転するにつれて第2ウォームギア1753に噛み合わされた第2ヘリカルギア1763が回転すると、第2ヘリカルギア1763と第2ギア軸1761を共有する雌ねじ部1762も回転する。
雌ねじ部1762が回転するにつれて、雌ねじ部1762に噛み合わされたリードスクリュー1771が雌ねじ部1762のねじ部に沿って移動すると、リードスクリュー1771が左右方向にスライドされ、これに伴い、第3ギア部1770の全体が左右方向にスライドされる。
<キーモジュール>
キーモジュール1800は図21~図22に詳細に図示されている。
キーモジュール1800はキーが直接的に挿入されるキーシリンダー1810と、キーシリンダー1810の後方に設置される第1キーギア部1820と、第1キーギア部1820と連動する第2キーギア部1840を含む。
キーシリンダー1810は前方にキー挿入溝1814が形成されるキー挿入部1811と、キー挿入部1811の後方に突出するように形成される第1キーギア設置部1812と、第1キーギア設置部1812の後方に突出するように形成される固定クリップ設置部1813を含む。
キー挿入部1811は円柱状に形成される。
キー挿入溝1814はキーシリンダー1810がハウジング1100のキーモジュール設置溝1183に設置された後、ハンドル部貫通溝1101と連通するように配置される。
このため、使用者はハンドル部1300が引き出された後、ハンドル部1300とハウジング1100の間の隙間にキー挿入溝1814にキーを差し込んでキーシリンダー1810を操作することができる。
第1キーギア設置部1812は四角柱状に形成される。
キー挿入溝1814が形成されるキー挿入部1811の一部と第1キーギア設置部1812は互いに連結されて、キーシリンダー1810内で回転可能に形成される。このため、使用者がキー挿入部1811にキーを差し込んで回すと、第1キーギア設置部1812も回転することになる。
固定クリップ設置部1813は円柱状に形成される。
第1キーギア設置部1812と固定クリップ設置部1813の間には固定クリップ1830が差し込まれる溝が形成される。
キーシリンダー1810の右側にはねじ結合部1815が突出するように形成される。
ねじ結合部1815にはハウジング1100のキーモジュール締結溝1184を通過したねじが挿入され得るようにねじ結合溝1816が形成される。
このため、キーシリンダー1810はハウジング1100にねじ結合される。
第1キーギア部1820は前後方向に置かれる第1キーギア軸1821と、第1キーギア軸1821の外側面の後方に形成される第1キーギア1822を含む。
第1キーギア軸1821には前後方向に貫通するようにキーシリンダー挿入溝1823が形成される。
キーシリンダー挿入溝1823は四角柱状に形成される。
キーシリンダー挿入溝1823にはキーシリンダー1810の第1キーギア設置部1812が差し込まれる。
固定クリップ1830の一側には開口部が形成され、第1キーギア設置部1812に第1キーギア部1820を差し込んだ後、第1キーギア設置部1812と固定クリップ設置部1813の間に形成される溝に固定クリップ1830を差し込むことができる。固定クリップ1830により第1キーギア部1820の後方が遮蔽される。
このため、第1キーギア設置部1812が回転すると、第1キーギア部1820が空回りせず共に回転するようになる。
第2キーギア部1840は第2キーギア軸1841と、第2キーギア軸1841の外側面の前方に形成される第2キーギア1842と、第2キーギア1842の前方に突出するように形成される結合部1843を含む。
第2キーギア軸1841には後方が開放されるように連結ロッド挿入溝1844が形成される。
第2キーギア軸1841の後方の左側には、第2キーギア軸1841の内外方向に貫通するようにピン溝1845が形成される。ピン溝1845は連結ロッド挿入溝1844と連通する。
第2キーギア軸1841の後方の右側にはピン設置部1846が右側に突出するように形成される。
ピン設置部1846の左側にはピン溝1845と同一線上に溝が形成される。このため、ピン1860はピン溝1845を介して右側から左側に設置されて、ピン設置部1846により右側が遮蔽される。
ピン1860には後述する連結ロッド1850が設置される。
第2キーギア1842は第1キーギア1822と噛み合わされるように形成される。
結合部1843は円柱状に形成される。
結合部1843には上部と下部が互いに離隔するように離隔溝1847が形成される。このため、結合部1843は弾性変形され得る。
結合部1843の上部及び下部の前方には外側に突出するように係止突起1848が形成される。
結合部1843がハウジング1100の第2キーギア部設置溝1186に挿入された後、係止突起1848が第2キーギア部結合溝1187に挿入されると、結合部1843とハウジング1100はフック結合される。
連結ロッド1850は前後方向に長く形成される連結ロッド軸1851と、連結ロッド軸1851の前方に形成される第1端部1852と、連結ロッド軸1851の後方に形成される第2端部1853を含む。
第1端部1852と第2端部1853は板の形態で形成される。
第1端部1852にはピン1860が貫通できる第1端部溝1852aが形成される。
ピン1860を設置する前に連結ロッド挿入溝1844内に連結ロッド1850の第1端部1852を挿入して、ピン1860が第1端部溝1852aを通過して設置されるようにすると、第2キーギア部1840と連結ロッド1850がピン結合される。
第2端部1853は車両用ドアをロックしたりロック解除できる前記ラッチ部に連結される。
<ドアラッチ連結部を利用したドアのオープン方法>
以下では、図25~図27及び図29~図31を参照してドアラッチ連結部1600を利用した車両用ドアのオープン方法について説明することにする。
図25は、ハンドル部1300が引き込まれた初期状態を図示した図面である。
このとき、図27に図示された通り、ドアラッチ連結部1600の係止突起1601はドアラッチ連結部差し込み溝1333の前方に位置する。
ハンドル部1300を引き出すようにとの信号が制御部(図示せず)に入力されると、前記制御部によって駆動部1700が作動する。
駆動部1700が作動すると図26に図示された通り、駆動部1700のハンドル部係止突起1777がハンドル部1300の連動部材1323を右側方向に引っ張り、連動部材1323及び連動部材1323を含んだハンドル部1300全体が回転軸1340を中心に時計回り方向に回転することになる。
駆動モーター1741が一定の回転数以上に回転すると駆動モーター1741は作動を停止し、図26に図示された通り、ハンドル部1300が一定の角度以上回転してハンドル部1300の右側とハウジング1100の間が一定距離以上離隔する。このとき、駆動モーター1741の回転数はエンコーダ1746を利用して制御する。
このとき、図26に図示された通り、ハンドル部1300はドアラッチ連結部1600の係止突起1601が引っ張られないときまでのみ回転する。
その後、図27に図示された通り、使用者がハンドル部1300の右側の内側に手を入れてハンドル部1300を引っ張ると、ハンドル部1300は回転軸1340を中心に時計回り方向に回転する。
ハンドル部1300はハンドル部1300の左側がバンパー部材1200の回転ガイド溝1231の後方につくまで回転することができる。
このとき、連動溝1323aの形状により、ハンドル部1300はハンドル部係止突起1777と干渉せず回転する。
このとき、図27に図示された通り、ドアラッチ連結部1600の係止突起1601は時計回り方向に引っ張られることになる。このため、ドアラッチ連結部1600と連動した前記ラッチ部が作動して車両用ドアのロックが解除され、前記車両用ドアがオープンされる。
このとき、前記ラッチ部は手動式で作動してもよく、電動式で作動してもよい。
電動式で作動するラッチ部の作動方式は韓国登録特許公報第10-2059334号又は韓国登録特許公報第10-2059335号に詳細に記述されている。
<センサを利用したドアオープン方法>
以下では、図25~図27及び図32~図34を参照してセンサ1540を利用した車両用ドアのオープン方法について説明することにする。
図25は、ハンドル部1300が引き込まれた初期状態を図示した図面である。
このとき、図32に図示された通り、センサ1540はハンドル部1300のセンサ押圧部1326から外れている。
ハンドル部1300を引き出すようにとの信号が制御部(図示せず)に入力されると、前記制御部によって駆動部1700が作動する。
駆動部1700が作動すると図26に図示された通り、駆動部1700のハンドル部係止突起1777がハンドル部1300の連動部材1323を右側方向に引っ張り、連動部材1323及び連動部材1323を含んだハンドル部1300全体が回転軸1340を中心に時計回り方向に回転することになる。
駆動モーター1741が一定の回転数以上に回転すると駆動モーター1741は作動を停止し、図26に図示された通り、ハンドル部1300が一定の角度以上回転してハンドル部1300の右側とハウジング1100の間が一定距離以上離隔する。このとき、駆動モーター1741の回転数はエンコーダ1746を利用して制御する。
このとき、図33に図示された通り、ハンドル部1300はセンサ押圧部1326がセンサ1540を押圧しないときまでにのみ回転する。
その後、図27に図示された通り、使用者がハンドル部1300の右側の内側に手を入れてハンドル部1300を引っ張ると、ハンドル部1300は回転軸1340を中心に時計回り方向に回転する。
ハンドル部1300はハンドル部1300の左側がバンパー部材1200の回転ガイド溝1231の後方につくまで回転することができる。
このとき、連動溝1323aの形状により、ハンドル部1300はハンドル部係止突起1777と干渉せず回転する。
このとき、図34に図示された通り、センサ押圧部1326はセンサ1540の上部を押圧することになり、センサ1540は前記制御部に信号を送る。その後、前記制御部によって電動式で作動する前記ラッチ部が作動して車両用ドアのロックが解除され、前記車両用ドアがオープンされる。
<ハンドル部手動引き出し方法>
以下では、図23と図24を参照してハンドル部1300を手動で引き出す方法について説明することにする。
図23のように、ハンドル部1300が引き込まれている状態でハンドル部1300の左側を後方に押圧すると、ハンドル部1300が回転軸1340を中心に時計回り方向に回転する。
ハンドル部1300の右側とハウジング1100の間が一定距離以上離隔するまでハンドル部1300の左側を押圧した後、図24に図示された通り、使用者がハンドル部1300の右側の内側に手を入れてハンドル部1300を引っ張ると、ハンドル部1300は回転軸1340を中心に時計回り方向に回転する。
ハンドル部1300はハンドル部1300の左側がバンパー部材1200の回転ガイド溝1231の後方につくまで回転することができる。
このとき、連動溝1323aの形状により、ハンドル部1300はハンドル部係止突起1777と干渉せず回転する。
ハンドル部1300の引き出しによる車両用ドアのオープン方法は前述した通りである。
<ハンドル部引き込み方法>
ハンドル部1300に加えられた外力が除去されると、ハンドル部1300は復帰スプリング1350の弾性復原力によって元の状態に復帰する。
このとき、駆動部1700の駆動モーター1741をハンドル部1300が引き出されるときとは反対方向に回転するようにして、ハンドル部係止突起1777が元の位置に復帰するようにする。
駆動モーター1741はハンドル部1300を引き出すために、駆動部1700が作動した後、車両のセッティング条件に応じて反対方向に駆動するように設定することができる。
<オイルダンパーの作動方法>
以下では、図5及び図37~図41を参照してオイルダンパー1400の作動方法について説明することにする。
図37~図41は底面図で図示されたため、上から見たとき、時計回り方向に回転すると図面では反時計回り方向に回転し、上から見たとき、反時計回り方向に回転すると図面では時計回り方向に回転する。
図38~図41に図示されたA方向は回転部1433の回転方向を示し、B方向はサブダンパー1440の回転方向を示す。
図37に図示された通り、オイルダンパー1400の初期状態に回転部1433は上部ケース1410の前方に位置する。
サブダンパー1440は回転部1433の半径内で自由な状態を維持する。
このとき、ハンドル部1300が時計回り方向に回転して引き出されると、ハンドル部1300のピボットギア1322に噛み合わされたダンパーギア1460がダンパー軸1431を中心に反時計回り方向に回転する。
これに伴い、図38~図39に図示された通り、回転部1433が反時計回り方向に回転する。
上部ケース1410の第1内部空間1413には粘度が高いオイルが満たされているため、サブダンパー1440には回転部1433の回転による慣性力が加えられる。これに伴い、サブダンパー1440は時計回り方向に回転する。
サブダンパー1440が時計回り方向に回転すると、サブダンパー1440と上部ケース1410の内側面間が遠くなって前記オイルが円滑に通過するため、回転時に前記オイルに対する抵抗力が減少する。
その後、ハンドル部1300が反時計回り方向に回転して引き込まれると、ハンドル部1300のピボットギア1322に噛み合わされたダンパーギア1460がダンパー軸1431を中心に時計回り方向に回転する。
これに伴い、図40~図41に図示された通り、回転部1433が時計回り方向に回転する。
上部ケース1410の第1内部空間1413には粘度が高いオイルが満たされているため、サブダンパー1440には回転部1433の回転による慣性力が加えられる。これに伴い、サブダンパー1440は反時計回り方向に回転する。
サブダンパー1440が反時計回り方向に回転すると、サブダンパー1440と上部ケース1410の内側面間が狭くなって前記オイルが通過し難いため、回転時に前記オイルに対する抵抗力が増加する。
すなわち、ハンドル部1300が時計回り方向に回転して引き出されると、前記オイルに対する抵抗力が減少してハンドル部1300が早く回転し、ハンドル部1300が反時計回り方向に回転して引き込まれると、前記オイルに対する抵抗力が増加してハンドル部1300がゆっくり回転する。ハンドル部1300の引き込みがゆっくり進行されることにより手が挟まることが防止され得る。
また、前記オイルによってハンドル部1300が滑らかに作動し得るため、高級感が付与される。
==========第2実施例===========
図4に図示された通り、本発明の好ましい第2実施例に係る車両ドア用フラッシュハンドルは、ハウジング1100と、ハウジング1100に設置されるハンドル部1300を含む。すなわち、第2実施例では前述した第1実施例とは異なり、駆動部1700は設置されない。
駆動部1700がモジュールで形成されるため、使用者は必要に応じて駆動部1700を設置して使用してもよく、ハウジング1100と駆動部1700間のねじ結合を解除して容易に駆動部1700を除去した後に使用してもよい。
以下では、図23~図24を参照してハンドル部1300を手動で引き出して車両用ドアをオープンする方法について説明することにする。
図23に図示された通り、ハンドル部1300が引き込まれている状態でハンドル部1300の左側に形成された押圧部1311を後方に押圧すると、ハンドル部1300が回転軸1340を中心に時計回り方向に回転する。
ハンドル部1300の右側とハウジング1100の間が一定距離以上離隔するまでハンドル部1300の左側を押圧した後、図24に図示された通り、使用者がハンドル部1300の右側の内側に手を入れてハンドル部1300を引っ張ると、ハンドル部1300は回転軸1340を中心に時計回り方向に回転する。
ハンドル部1300はハンドル部1300の左側がバンパー部材1200の回転ガイド溝1231の後方につくまで回転することができる。
ハンドル部1300の引き出しによる車両用ドアのオープン方法は第1実施例で説明した方法と同じである。
前述した通り、本発明の好ましい実施例を参照して説明したが、該当技術分野の当業者は下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正又は変形して実施することができる。