JP6617498B2 - 車両用アウトサイドハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用アウトサイドハンドル装置に関する。
特許文献1は、車両ドアのアウタパネルの車外側面に回転可能に支持されたアウトサイドハンドルを備えるアウトサイドハンドル装置を示している。
このアウトサイドハンドルは車両ドアに対して、初期位置と、初期位置よりも車外側に位置する操作位置と、の間を回転可能である。
車両ドアは周知のロック装置を内蔵している。このロック装置は、車両ドアを車体に対して閉状態に保持するラッチ状態と、車両ドアが車体に対して回転するのを許容するアンラッチ状態と、に移行可能である。
アウトサイドハンドルとロック装置は動力伝達機構を介して互いに連係している。アウトサイドハンドルが初期位置に位置するときロック装置がラッチ状態となり、アウトサイドハンドルが操作位置に位置するときロック装置がアンラッチ状態となる。
特許文献1のアウトサイドハンドルが初期位置に位置するとき、アウトサイドハンドルの車外側面とアウタパネルの車外側面とが互いに面一となる。換言すると、アウトサイドハンドルの車外側面とアウタパネルの車外側面とが互いに連続する。
そのため、初期位置に位置するアウトサイドハンドルがアウタパネルから車外側に突出する場合と比べて、車両ドアの意匠性を向上させ、さらに車両走行中の車両ドアの空気抵抗を小さくすることが可能になる。
しかしアウトサイドハンドルが初期位置に位置するときにアウトサイドハンドルの車外側面とアウタパネルの車外側面とが互いに面一となるため、車外にいる乗員が手で初期位置に位置するアウトサイドハンドルを把持して操作位置まで回転させることができない。
そのため特許文献1のアウトサイドハンドル装置は、アウトサイドハンドルの車外側面に設けた静電容量センサと、動力伝達機構に接続されたアクチュエータと、を備えている。センサ及びアクチュエータは制御装置に接続されている。
車外にいる乗員が初期位置に位置するアウトサイドハンドルの静電容量センサに手を触れると、静電容量センサから制御装置に信号が送られ、制御装置がアクチュエータを作動させる。
するとアクチュエータの駆動力を受けた動力伝達機構が、初期位置に位置していたアウトサイドハンドルを、初期位置と操作位置の中間位置である把持位置まで回転させる。
アウトサイドハンドルが把持位置まで回転すると、乗員は手でアウトサイドハンドルを把持可能となる。従って、乗員は把持位置に位置するアウトサイドハンドルを手で把持しながら操作位置まで回転させることができる。
特開2014−95251号公報
(発明が解決しようとする課題)
アウトサイドハンドルに設けた静電容量センサは、アウタパネルの車外側面のアウトサイドハンドル近傍部に乗員の手が触れた場合も反応するおそれがある。
そのため、乗員の意に反してアウトサイドハンドルが初期位置から把持位置に移動してしまうおそれがある。
この問題を解決するためには、例えばアウトサイドハンドルの車外側面に機械式のスイッチを設けて、このスイッチが押されたときに制御装置がアクチュエータを作動させるようにすればよい。
しかしアウトサイドハンドルの車外側面に機械式のスイッチを設けると、アウトサイドハンドルの意匠性が低下してしまう。
さらに、制御装置とスイッチとを接続するための配線(ハーネス)の配策が難しくなってしまう。
本発明は、アウトサイドハンドルの車外側面にスイッチを設けることなく、スイッチが押されたときに作動するアクチュエータの駆動力によって、初期位置に位置するアウトサイドハンドルを把持位置に移動させることが可能な車両用アウトサイドハンドル装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は、初期位置と、該初期位置より車外側に位置しかつ車両ドアに設けられたロック装置をラッチ状態からアンラッチ状態にする操作位置と、に回転可能として前記車両ドアに支持されるアウトサイドハンドルと、前記アウトサイドハンドルを前記初期位置と前記操作位置との間の把持位置まで回転させる駆動力を発生可能な第一アクチュエータと、押圧されたときに前記第一アクチュエータを作動させる、前記アウトサイドハンドルの車内側に配置された第一スイッチと、前記アウトサイドハンドルが前記初期位置から車内側へ回転したときに、回転するとともに前記第一スイッチを押圧するスイッチ操作レバーと、前記アウトサイドハンドルが前記操作位置まで回転したときに前記ロック装置を前記アンラッチ状態に移行させかつ前記アウトサイドハンドルが前記初期位置から車内側へ回転したときに前記ロック装置が前記ラッチ状態になることを許容する、前記スイッチ操作レバーとは別体のロック解除レバーと、を備える。
本発明の車両用アウトサイドハンドル装置では、アウトサイドハンドルが初期位置から車内側へ回転したときに、スイッチ操作レバーがアウトサイドハンドルの車内側に配置された第一スイッチを押圧しながら回転する。すると第一アクチュエータが作動するので、第一アクチュエータの駆動力によってアウトサイドハンドルが初期位置から把持位置まで回転する。
このように、アウトサイドハンドルの車外側面に第一スイッチを設けることなく、初期位置に位置するアウトサイドハンドルを第一アクチュエータの駆動力によって把持位置まで移動させることが可能である。
また、アウトサイドハンドルを初期位置から車内側へ回転させたときに、ロック装置をラッチ状態に維持可能となる。
前記ロック解除レバーが前記車両ドアに回転可能に支持され、前記スイッチ操作レバーが前記ロック解除レバーに回転可能に支持されてもよい。
このように構成すれば、スイッチ操作レバー及びロック解除レバーの回転支持構造を簡素化できる。
前記アウトサイドハンドルを前記把持位置側から前記初期位置まで回転させる駆動力を発生可能な第二アクチュエータと、前記スイッチ操作レバーによって押圧されたときに前記第二アクチュエータを作動させる、前記第一スイッチとは別体の第二スイッチと、前記ロック解除レバーを前記車両ドアに対して回転可能に支持する第一回転軸と、前記スイッチ操作レバーを前記ロック解除レバーに対して回転可能に支持する、前記第一回転軸とは別体の第二回転軸と、前記ロック解除レバーを前記第一回転軸まわりに一方向に回転させる付勢手段と、前記ロック解除レバーの前記一方向への回転を特定の位置で規制するストッパと、を備え、前記第一アクチュエータの駆動力によって前記アウトサイドハンドルが前記把持位置まで回転するときは、前記スイッチ操作レバーが前記第二スイッチに対して空振りしながら前記第一回転軸を中心に前記ロック解除レバーと一体的に回転し、前記アウトサイドハンドルが前記把持位置から前記初期位置側へ回転するときは、前記付勢手段の付勢力によって前記一方向へ回転した前記ロック解除レバーが前記ストッパに当接しかつ前記アウトサイドハンドルによって押圧された前記スイッチ操作レバーが前記第二スイッチを押圧しながら前記第二回転軸を中心に回転するようにしてもよい。
第一アクチュエータの駆動力によってアウトサイドハンドルが初期位置側から把持位置まで回転する場合と、アウトサイドハンドルが把持位置から初期位置側へ回転する場合とで、スイッチ操作レバーの回転中心が第一回転軸と第二回転軸とに切り替わる。即ち、両方の場合におけるスイッチ操作レバーの回転軌跡を互いに異ならせている。さらに、アウトサイドハンドルが把持位置から初期位置側へ回転するときは、付勢手段の付勢力によって一方向へ回転したロック解除レバーがストッパに当接するので、ロック解除レバーが第二アクチュエータの駆動力を利用せずに回転することが規制されている。
そのため、第一アクチュエータの駆動力によってアウトサイドハンドルが初期位置側から把持位置まで回転するときは、スイッチ操作レバーが第一回転軸を中心にロック解除レバーと一体的に回転して第二スイッチに対して空振りする。
その一方で、アウトサイドハンドルが把持位置から初期位置側へ回転するときは、アウトサイドハンドルによって押圧されたスイッチ操作レバーが第二回転軸を中心に回転することにより第二スイッチを押圧する。
従って、アウトサイドハンドルが把持位置から初期位置側へ回転するときは、第二アクチュエータの駆動力によってアウトサイドハンドルを初期位置まで回転させられる一方で、第一アクチュエータの駆動力によってアウトサイドハンドルが初期位置側から把持位置まで回転するときは、第二アクチュエータの駆動力によってアウトサイドハンドルが初期位置へ戻されることを防止できる。
前記第一スイッチが前記スイッチ操作レバーによって押圧されたときは、前記第一アクチュエータの駆動力によって回転することにより前記アウトサイドハンドルを前記初期位置側から前記把持位置まで移動させ、かつ、前記アウトサイドハンドルが前記把持位置に位置するときは、前記アウトサイドハンドルと連係する前記ロック解除レバーと当接することにより、前記アウトサイドハンドルが前記初期位置まで回転するのを規制する回転部材を備えてもよい。
このように構成すれば、回転部材によって、アウトサイドハンドルを把持位置まで移動させ、かつ、アウトサイドハンドルが把持位置から初期位置へ回転するのを規制できる。そのため、アウトサイドハンドルを把持位置まで移動させる機能を一つの部材に持たせて、アウトサイドハンドルが初期位置へ回転するのを規制する機能を別の部材に持たせた場合と比べて、車両用アウトサイドハンドル装置の構造を簡素化できる。
前記アウトサイドハンドルが前記初期位置に位置するとき、前記アウトサイドハンドルの車外側面が前記車両ドアの車外側面と面一となるようにしてもよい。
なお、アウトサイドハンドルの車外側面と車両ドアの車外側面との「面一」とは、両者の車外側面どうしが同一面上に完全に位置する場合のみならず、両者の車外側面の位置が僅かれにずれている場合をも含む概念である。
このように構成すれば、初期位置に位置するアウトサイドハンドルが車両ドアの車外側面から車外側に突出する場合と比べて、車両ドアの意匠性を向上させ、さらに車両走行中の車両ドアの空気抵抗を小さくすることが可能になる。
(a)は本発明の実施形態のアウトサイドハンドル装置を備える車両ドアの車両外側から見た模式的な側面図である。(b)は(a)のb部の拡大斜視図である。 アウトサイドハンドルとアウタパネルの位置関係を示すための模式的な平面図である。 アウトサイドハンドルが初期位置に位置するときのアウトサイドハンドル装置の車内側から見た斜視図である。 スイッチ操作レバー及びロック解除レバーを省略して示す図3と同様の斜視図である。 アウトサイドハンドルが初期位置に位置するときの、アウトサイドハンドル、スイッチ操作レバー及びロック解除レバーの車内側から見た斜視図である。 アウトサイドハンドルが初期位置に位置するときの、アウトサイドハンドル、スイッチ操作レバー及びロック解除レバーの車外側から見た斜視図である。 アウトサイドハンドルが初期位置から車内側へ回転するときのスイッチ操作レバー、初期位置スイッチ及び第一モータトリガースイッチの車内側から見た側面図である。 アウトサイドハンドルが把持位置に位置するときのアウトサイドハンドル装置の車内側から見た斜視図である。 アウトサイドハンドルが把持位置に位置するときの図5と同様の斜視図である。 アウトサイドハンドルが把持位置に位置するときの図6と同様の斜視図である。 アウトサイドハンドルが操作位置に位置するときのアウトサイドハンドル装置の車内側から見た斜視図である。 アウトサイドハンドルが把持位置から初期位置へ回転するときのスイッチ操作レバー、把持位置検知スイッチ及び第二モータトリガースイッチの車内側から見た側面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示す車両ドア10は、車体(図示略)に対して上下方向の回転軸まわりに回転可能として支持されており、車体の側面に形成された開口部を開閉可能である。
車両ドア10の下半部を構成するドア本体部11の車外側面はアウタパネル12により構成されている。
車両ドア10の内部には、その一部が車両ドア10の後端面において露出するロック装置13が設けられている。このロック装置13は、ラッチやポールを備える周知の構造である。ロック装置13は、車両ドア10の車内側面を構成するトリム(図示略)の上端面に上下方向にスライド自在に設けられたロックノブ14と連係している。さらにロック装置13は、アウタパネル12に回転可能に支持されたアウトサイドハンドル21を具備するアウトサイドハンドル装置20と連係している。
周知のように、車両ドア10が車体の開口部を閉じている場合にロックノブ14がロック位置(図示略)に位置するときは、ロック装置13はラッチが車体に固定されたストライカ(図示略)を把持するラッチ状態となる。この場合は、アウトサイドハンドル21を初期位置(図1及び図3乃至図6並びに図2の実線の位置の位置)から回転操作しても、ロック装置13はラッチ状態を維持する。一方、ロックノブ14がアンロック位置(図1の位置)に位置する場合は、アウトサイドハンドル21を初期位置から車外側へ回転させて操作位置(図2の仮想線及び図11の位置)へ移動させると、ロック装置13はラッチがストライカを解放するアンラッチ状態となる。従って、車両ドア10を車体に対して開方向に回転させることが可能になる。
続いてアウトサイドハンドル装置20の詳しい構造について説明する。
アウトサイドハンドル装置20は大きな構成要素としてアウトサイドハンドル21、支持ケース28、モータ37、回転部材38、ロック解除レバー40、スイッチ操作レバー48、初期位置検知スイッチS1、第一モータトリガースイッチS2、把持位置検知スイッチS3及び第二モータトリガースイッチS4を備えている。
アウトサイドハンドル21は前後方向に長い細長形状の部材である。
アウトサイドハンドル21の前端部及び後端部22は略半円形状である。アウトサイドハンドル21の前端近傍部には、アウトサイドハンドル21を上下方向に貫通する回転中心孔23が形成されている。
アウトサイドハンドル21の車内側面の前部には、車内側に向かって突出する係合突部24が設けられている。図示するように係合突部24は押圧片25とストッパ片26とを有する二股形状である。
支持ケース28は本体部29を備えている。本体部29の側面形状はアウトサイドハンドル21と略同一である。本体部29は車外側面全体が開放しており、その内部空間にアウトサイドハンドル21を収納可能である。本体部29の車内側面を構成する側面部30には前後方向に延びる貫通孔31が形成されている。さらに側面部30の車内側面には、貫通孔31の後端部に隣接しかつ上下方向に延びる板状のストッパ壁29aが車内側に向けて突設されている。
本体部29の外周面には3つの取付片32が突設されている。
本体部29の下端部からは、板状の支持部33が下向きに延びている。支持部33の車内側面の外周縁部には該外周縁部に沿って延びる外周壁34が車内側に向けて突設されており、外周壁34の一部は上下方向に延びるストッパ壁34aを構成している。
支持部33の車内側面には第一回転軸35が固定されている。第一回転軸35は車内側に向かって延びる円柱形状部材である。
アウトサイドハンドル21は支持ケース28の本体部29の内部空間内に位置している。さらに本体部29の天井面と底面との間に固定された回転軸(図示略)が、アウトサイドハンドル21の回転中心孔23を上下方向に貫通している。従って、アウトサイドハンドル21は回転中心孔23(回転軸)を中心にして支持ケース28に対して水平方向に相対回転可能である。具体的には、アウトサイドハンドル21は支持ケース28に対して初期位置と操作位置との間を回転可能である。さらにアウトサイドハンドル21は、初期位置から車内側へ回転可能である。具体的には、図2の仮想線で示したモータ作動位置まで回転可能である。さらに本体部29の回転軸とアウトサイドハンドル21との間には、アウトサイドハンドル21を操作位置側に向けて回転付勢するバネが設けてある。
さらにアウトサイドハンドル21の係合突部24が貫通孔31を通して支持ケース28の車内側へ突出している。
図1(b)に示すように、アウタパネル12にはアウトサイドハンドル21と略同形状のハンドル装着孔12aが貫通孔として穿設されている。
アウタパネル12の車内側面には固定部材が固定されており、この固定部材には支持ケース28の各取付片32がネジを利用して固定されている。
支持ケース28を固定部材に固定すると、図1に示すようにアウトサイドハンドル21がアウタパネル12のハンドル装着孔12a内に位置する。そしてアウトサイドハンドル21が初期位置に位置するとき、図1及び図2に示すように、アウトサイドハンドル21の車外側面がアウタパネル12の車外側面と面一となる。換言すると、アウトサイドハンドル21の車外側面とアウタパネル12の車外側面とが互いに連続する。アウトサイドハンドル21が初期位置から操作位置側へ回転すると、アウトサイドハンドル21(の一部)がアウタパネル12の車外側面から車外側へ突出するため、アウタパネル12の車外側面とアウトサイドハンドル21との間に隙間が形成される(図2参照)。
図3、図4、図8及び図11に示すように、支持ケース28の支持部33の車内側面には機械式スイッチである初期位置検知スイッチS1、第一モータトリガースイッチS2(第一スイッチ)、把持位置検知スイッチS3及び第二モータトリガースイッチS4(第二スイッチ)が固定されている。初期位置検知スイッチS1、第一モータトリガースイッチS2、把持位置検知スイッチS3及び第二モータトリガースイッチS4は図示を省略した制御装置に接続されている。
初期位置検知スイッチS1、第一モータトリガースイッチS2、把持位置検知スイッチS3及び第二モータトリガースイッチS4は、各スイッチの本体部に対して出没自在かつ突出方向に付勢されたスイッチ片S1a、S2a、S3a、S4aと、スイッチ片S1a、S2a、S3a、S4aに対して常に接触する方向に弾性変形している板バネS1b、S2b、S3b、S4bと、を備えている。
初期位置検知スイッチS1、第一モータトリガースイッチS2、把持位置検知スイッチS3及び第二モータトリガースイッチS4はいずれも、板バネS1b、S2b、S3b、S4bに押圧力が及ぶことによりスイッチ片S1a、S2a、S3a、S4aが本体部内へ移動したときに、検出信号を上記制御装置へ出力する。板バネS1b、S2b、S3b、S4bに対する押圧力が消失することによりスイッチ片S1a、S2a、S3a、S4aが初期位置へ復帰すると、初期位置検知スイッチS1、第一モータトリガースイッチS2、把持位置検知スイッチS3及び第二モータトリガースイッチS4は、上記制御装置に対して検出信号を出力しなくなる。
支持部33には電動式のモータ37(第一アクチュエータ)(第二アクチュエータ)が固定されている。このモータ37は上記制御装置に対して接続されている。
モータ37は第一回転軸35と平行かつ自身の軸線まわりに回転可能な回転出力軸37aを備えている。この回転出力軸37aには回転部材38が固定されている。さらに回転部材38の車内側面には、第一回転軸35と平行な円柱形状をなすピン39(ストッパ)が固定されている。
回転部材38は回転出力軸37aの回転に伴って、図3及び図4に示す初期位置と、図8及び図11に示す操作位置と、の間を回転する。回転部材38の初期位置は、回転部材38が支持部33のストッパ部34aに当接する位置で規定される。
第一回転軸35には、支持部33の車内側に位置するロック解除レバー40が回転可能に支持されている。ロック解除レバー40は第一突部41及び第二突部42を有している。図示するように第一突部41は、アウトサイドハンドル21の押圧片25とストッパ片26の間に位置している。
さらにロック解除レバー40には、第一回転軸35を中心とする円弧形状をなすロッド連係孔43が穿設されている。ロッド連係孔43には、図8及び図11に示す連係ロッド44の一端がスライド自在に接続している。連係ロッド44の他端はロック装置13に接続されている。
第一回転軸35とロック解除レバー40との間にはバネ45(付勢手段)が設けられている。バネ45が発生する付勢力によって、ロック解除レバー40は常に図3、図4、図5、図8及び図11の反時計方向に回転付勢されている。
そのため、回転部材38が図3及び図4に示す初期位置に位置する場合にバネ45の付勢力によってロック解除レバー40が回転すると、図3に示すようにロック解除レバー40の第二突部42がピン39に当接し、ロック解除レバー40の回転がこの位置で規制される。このときのロック解除レバー40の回転位置が初期位置である。さらにロック解除レバー40が初期位置に位置するとき、バネ45の付勢力よりも小さな力で操作位置側に回転付勢されているアウトサイドハンドル21の押圧片25がロック解除レバー40の第一突部41に対して当接し、アウトサイドハンドル21が初期位置に位置決めされる。このとき、第一突部41とストッパ片26の間には隙間が形成される。さらにロック解除レバー40が初期位置に位置するとき、連係ロッド44の一端はロッド連係孔43の下端部に接続している。
支持部33の車内側面とロック解除レバー40との間にはスイッチ操作レバー48が位置している。
図7及び図12等に示すように、スイッチ操作レバー48の外周部には被押圧片49、第一押圧突起50、第二押圧突起51及び第三押圧突起52が突設されている。
ロック解除レバー40には、第一回転軸35と平行なしかつ車外側に向かって延びる第二回転軸46が固定されている。そして、この第二回転軸46に対してスイッチ操作レバー48が回転可能に支持されている。従って、スイッチ操作レバー48はロック解除レバー40に対して第二回転軸46まわりに相対回転可能である。
さらにスイッチ操作レバー48の中央部には中央貫通孔53が穿設されている。この中央貫通孔53は、第二回転軸46を中心とする円弧形状である。第一回転軸35はこのスイッチ操作レバー48を貫通している。さらに中央貫通孔53の長手方向寸法は第一回転軸35の径より長い。従って、スイッチ操作レバー48は、第一回転軸35が中央貫通孔53の長手方向の端面に接触しない範囲内でロック解除レバー40に対して相対回転可能である。
第二回転軸46とスイッチ操作レバー48との間には、スイッチ操作レバー48をロック解除レバー40に対して常に図3、図5、図7乃至図12の時計方向に回転付勢するバネ(図示略)が設けられている。このバネの付勢力はバネ45よりも小さい。さらに、このバネの付勢力と、アウトサイドハンドル21を回転付勢する上記バネの付勢力との合計よりも、バネ45の付勢力の方が大きい。
従って、ロック解除レバー40が初期位置に位置しかつアウトサイドハンドル21が初期位置に位置するとき、スイッチ操作レバー48は被押圧片49が前方から押圧片25に対して当接することにより、図3、図5及び図6に示す第一位置に保持される。
続いてアウトサイドハンドル装置20の動作について説明する。
車両ドア10が車体の開口部を閉じかつロック装置13がラッチ状態にあるとき、アウトサイドハンドル装置20は図3乃至図6に示す状態となる。即ち、アウトサイドハンドル21が初期位置に位置し、回転部材38が初期位置に位置し、ロック解除レバー40が初期位置に位置し、さらにスイッチ操作レバー48が第一位置に位置する。
スイッチ操作レバー48の第一押圧突起50、第二押圧突起51及び第三押圧突起52は、初期位置検知スイッチS1、第一モータトリガースイッチS2、把持位置検知スイッチS3及び第二モータトリガースイッチS4と同一平面上に位置している。そのため、スイッチ操作レバー48の回転に伴って、第一押圧突起50は初期位置検知スイッチS1と第一モータトリガースイッチS2とに対して接触及び離間する。同様に、スイッチ操作レバー48の回転に伴って、第二押圧突起51と第三押圧突起52は把持位置検知スイッチS3と第二モータトリガースイッチS4とに対して接触及び離間する。
そしてアウトサイドハンドル装置20が図3乃至図6に示す状態にあるとき、図3及び図7の仮想線で示すように、第一位置に位置するスイッチ操作レバー48の第一押圧突起50が、初期位置検知スイッチS1の板バネS1bを押圧する。そのため、初期位置検知スイッチS1が上記制御装置に対して検出信号を出力している。なお、第一モータトリガースイッチS2、把持位置検知スイッチS3及び第二モータトリガースイッチS4はスイッチ操作レバー48によって押圧されていないので検出信号を出力していない。
初期位置検知スイッチS1から検出信号を受けた上記制御装置は、このときにアウトサイドハンドル21及びロック解除レバー40が初期位置に位置すること(アウタパネル12のハンドル装着孔12a及び支持ケース28の本体部29にアウトサイドハンドル21が格納されていること)を認識する。
車両ドア10が搭載された車両の車外にいる乗員が手でアウトサイドハンドル21の後端部22を車内側(本体部29の内部側)に押し込むと、上記バネの付勢力に抗してアウトサイドハンドル21がモータ作動位置まで回転する。するとアウトサイドハンドル21の車外側面が、アウタパネル12の車外側面よりも車内側に移動する(図2参照)。
さらに、アウトサイドハンドル21の押圧片25がスイッチ操作レバー48の被押圧片49を前方に押圧する。するとスイッチ操作レバー48が第二回転軸46を中心に支持ケース28及びロック解除レバー40に対して図3及び図5の反時計方向に回転する。なお、このときロック解除レバー40はバネ45とピン39とによって初期位置に保持されているので、ロック解除レバー40が第一回転軸35まわりに回転することはない。その結果、それまでは第一位置に位置していたスイッチ操作レバー48が図7の実線で示す第二位置まで回転する。すると図7に示すように、スイッチ操作レバー48の第一押圧突起50が初期位置検知スイッチS1の板バネS1bを押圧したまま第一モータトリガースイッチS2の板バネS2bを押圧する。従って、初期位置検知スイッチS1が上記制御装置に対して検出信号を出力し続け、さらに第一モータトリガースイッチS2が制御装置に対して検出信号を出力する。なお、この場合も把持位置検知スイッチS3及び第二モータトリガースイッチS4はスイッチ操作レバー48によって押圧されていないので検出信号を出力しない。
すると第一モータトリガースイッチS2から検出信号を受けた上記制御装置がモータ37に対して正転信号を送信するので、モータ37が回転出力軸37aを図3及び図4の反時計方向に正転させる。
その結果、それまでは初期位置に位置していた回転部材38が図8に示す操作位置側へ回転する。すると回転部材38に固定されたピン39が第二突部42を押圧するので、ロック解除レバー40がバネ45の付勢力に抗して図8の時計方向に第一回転軸35を中心に回転し、回転部材38が操作位置へ到達したときにロック解除レバー40が図8に示す把持位置へ移動する。回転部材38が操作位置へ到達するとモータ37は正転動作を停止する。
ロック解除レバー40が初期位置から把持位置へ移動しても、ロック解除レバー40(ロッド連係孔43)から連係ロッド44へは、連係ロッド44を下方へ押し下げる方向の力が及ばない。従って、ロック装置13はラッチ状態を維持する。
ロック解除レバー40が把持位置へ移動した後も、ロック解除レバー40はバネ45の付勢力によって初期位置側へ回転しようとする。しかし、このとき回転出力軸37aとピン39とを結ぶ直線方向が、第一回転軸35と第二突部42とを結ぶ直線方向に対してほぼ直交する。そのため、操作位置に位置する回転部材38に固定されたピン39によって、ロック解除レバー40の初期位置側への回転が確実に阻止される。
ロック解除レバー40が初期位置から把持位置まで回転するのに伴って第一突部41が後方へ移動すると、上記バネによって操作位置側へ回転付勢されたアウトサイドハンドル21の押圧片25が第一突部41に追従して後方へ移動する。そのためアウトサイドハンドル21は、初期位置から図2の仮想線及び図8乃至図10に示した把持位置まで回転する。
さらにロック解除レバー40が初期位置から把持位置まで回転すると、ロック解除レバー40に固定された第二回転軸46によって支持されたスイッチ操作レバー48もロック解除レバー40と一緒に第一回転軸35まわりに回転する。そして、ロック解除レバー40が把持位置に到達したときに、スイッチ操作レバー48は図8乃至図10及び図12の仮想線で示す第三位置に到達する。
すると、スイッチ操作レバー48の第一押圧突起50が初期位置検知スイッチS1(板バネS1b)及び第一モータトリガースイッチS2(板バネS2b)から離間し、代わりにスイッチ操作レバー48の第二押圧突起51が把持位置検知スイッチS3の板バネS3bを押圧する(図12の仮想線参照)。そのため、初期位置検知スイッチS1及び第一モータトリガースイッチS2が上記制御装置に対する検出信号の出力を中止する一方で、把持位置検知スイッチS3が上記制御装置に対して検出信号を出力する。この結果、上記制御装置はアウトサイドハンドル21及びロック解除レバー40が把持位置に位置することを認識する。
また、スイッチ操作レバー48がロック解除レバー40と一緒に第一回転軸35まわりに回転して第二位置から第三位置まで回転するときは、スイッチ操作レバー48(の第三押圧突起52)は第二モータトリガースイッチS4に対して空振りする(第二モータトリガースイッチS4に接触しない)。
アウトサイドハンドル21が把持位置まで回転すると、乗員は手でアウトサイドハンドル21の後端部22を把持可能となる。従って、乗員は把持位置に位置するアウトサイドハンドル21の後端部22を手で把持しながらアウトサイドハンドル21を操作位置まで回転させることができる。この操作位置は、アウトサイドハンドル21のストッパ片26がストッパ壁29aに当接する位置である(図11参照)。
手でアウトサイドハンドル21を把持位置から操作位置側へ回転させると、図11に示すように、アウトサイドハンドル21の押圧片25が第一突部41を後方に押圧するので、ロック解除レバー40がバネ45の付勢力に抗して第一回転軸35を中心にして図11の時計方向に回転する。そして、アウトサイドハンドル21が操作位置へ到達したときに、バネ45によって反時計方向に回転付勢されたロック解除レバー40の第一突部41が押圧片25に当接することにより、ロック解除レバー40が図11に示す操作位置に保持される。ロック解除レバー40が操作位置に移動すると、第二突部42がピン39から離間する。
さらに、ロック解除レバー40が操作位置に移動すると、ロック解除レバー40のロッド連係孔43が図8の位置から下方へ移動してロッド連係孔43の上端部が連係ロッド44の一端を下方に押圧するので、連係ロッド44が下方へ押し下げられ、連係ロッド44の他端に接続したロック装置13がアンラッチ状態となる。
さらにロック解除レバー40が第一回転軸35を中心にして把持位置から操作位置まで回転するとき、ロック解除レバー40に固定された第二回転軸46によって支持されたスイッチ操作レバー48もロック解除レバー40と一緒に第一回転軸35まわりに回転する。その結果、スイッチ操作レバー48は第三位置から移動するので、第二押圧突起51が把持位置検知スイッチS3から離間する。そのため把持位置検知スイッチS3が上記制御装置に対する検出信号の出力を中止する。
なお、このときもスイッチ操作レバー48(の第三押圧突起52)は第二モータトリガースイッチS4に対して空振りする(第二モータトリガースイッチS4に接触しない)。
アウトサイドハンドル21が操作位置に位置する状態で乗員がアウトサイドハンドル21から手を離すと、バネ45の回転付勢力によってロック解除レバー40が第一回転軸35まわりに反時計方向に回転して、操作位置から把持位置へ回転復帰する。さらにロック解除レバー40の第一突部41がアウトサイドハンドル21の押圧片25を前向きに押圧するので、アウトサイドハンドル21も把持位置へ回転復帰する。さらにロック解除レバー40に固定された第二回転軸46によって支持されたスイッチ操作レバー48が第三位置へ回転復帰する。従って、第二押圧突起51が再び把持位置検知スイッチS3を押圧する。
乗員が手で把持位置に位置するアウトサイドハンドル21を初期位置側へ回転させると(車内側へ押し込むと)、アウトサイドハンドル21の押圧片25がスイッチ操作レバー48の被押圧片49を前方に押圧する。するとスイッチ操作レバー48が支持ケース28及びロック解除レバー40に対して図3、図5及び図8の反時計方向に回転する。このとき、図8に示すように、ロック解除レバー40はバネ45とピン39とによって初期位置に保持されているので、ロック解除レバー40が第一回転軸35まわりに回転することはない。即ち、スイッチ操作レバー48は第一回転軸35ではなく第二回転軸46を中心に第三位置から第二位置側へ回転する。するとスイッチ操作レバー48が第三位置と第二位置との間の第四位置(図12の実線の位置)に到達したときに、第二押圧突起51が把持位置検知スイッチS3を押圧したまま、第三押圧突起52が第二モータトリガースイッチS4の板バネS4bを押圧する。
そのため、把持位置検知スイッチS3が上記制御装置に対して検出信号を出力し続け、さらに第二モータトリガースイッチS4が制御装置に対して検出信号を出力する。なお、この場合も初期位置検知スイッチS1及び第一モータトリガースイッチS2はスイッチ操作レバー48によって押圧されていないので検出信号を出力しない。
すると第二モータトリガースイッチS4から検出信号を受けた上記制御装置がモータ37に対して逆転信号を送信するので、モータ37が回転出力軸37aを図8の時計方向に逆転させる。
その結果、それまでは操作位置に位置していた回転部材38が図3に示す初期位置へ回転復帰する。すると、バネ45によって初期位置側に回転付勢されたロック解除レバー40が、第二突部42をピン39に接触させたまま図3の初期位置へ回転復帰する。さらにロック解除レバー40の初期位置への復帰動作に連動して、アウトサイドハンドル21が初期位置に復帰し、さらにスイッチ操作レバー48が第一位置に復帰する。さらに、回転部材38が初期位置へ到達するとモータ37は逆転動作を停止する。
以上説明したように本実施形態では、アウトサイドハンドル21がアウタパネル12の車外側面と面一になる初期位置から車内側のモータ作動位置へ回転したときに、スイッチ操作レバー48がアウトサイドハンドル21の車内側に位置する第一モータトリガースイッチS2を押圧しながら回転する。するとモータ37が正転することによりアウトサイドハンドル21が初期位置から把持位置まで回転する。
このように、アウトサイドハンドル21の車外側面に第一モータトリガースイッチS2を設けることなく、初期位置に位置するアウトサイドハンドル21をモータ37の駆動力によって把持位置まで移動させることが可能である。
さらにアウトサイドハンドル21の車外側面に第一モータトリガースイッチS2を設けないので、アウトサイドハンドル21の意匠性が低下することがない。
しかも、アウトサイドハンドル21の車外側面に第一モータトリガースイッチS2を設ける場合と比べて、例えば上記制御装置と第一モータトリガースイッチS2とを接続するための配線(ハーネス)の配策が容易になる。
しかもアウトサイドハンドル21を初期位置からモータ作動位置へ回転させない限り、アウトサイドハンドル21がモータ37の動力によって初期位置から把持位置まで回転することがない。
従って、初期位置に位置するアウトサイドハンドル21が、乗員の意に反してモータ37の動力によって把持位置に移動するおそれは小さい。
さらにモータ37の駆動力によってアウトサイドハンドル21がモータ作動位置から把持位置まで回転する場合と、アウトサイドハンドル21が把持位置から初期位置側へ回転する場合とで、スイッチ操作レバー48の回転中心を第一回転軸35と第二回転軸46とに切り替えている。即ち、両方の場合におけるスイッチ操作レバー48の回転軌跡を互いに異ならせている。さらに、アウトサイドハンドル21が把持位置から初期位置側へ回転するときに、ロック解除レバー40がモータ37の駆動力を利用せずに回転することが規制されている。
そのため、モータ37の駆動力によってアウトサイドハンドル21がモータ作動位置から把持位置まで回転するときは、スイッチ操作レバー48が第一回転軸35を中心にロック解除レバー40と一体的に回転して第二モータトリガースイッチS4に対して空振りする。その一方で、アウトサイドハンドル21が把持位置から初期位置側へ回転するときは、アウトサイドハンドル21によって押圧されたスイッチ操作レバー48が第二回転軸46を中心に回転することにより第二モータトリガースイッチS4を押圧する。
従って、アウトサイドハンドル21が把持位置から初期位置側へ回転するときは、モータ37の駆動力によってアウトサイドハンドル21を初期位置まで回転させられる一方で、モータ37の駆動力によってアウトサイドハンドル21がモータ作動位置から把持位置まで回転するときは、モータ37の駆動力によってアウトサイドハンドル21が初期位置へ戻されることがない。
以上、本発明を各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるべきものではない。
例えばモータ37が故障した場合には、初期位置に位置するアウトサイドハンドル21の前端部を手などで車内側に押し込むことにより、アウトサイドハンドル21を把持位置まで回転させてもよい。
回転部材38を初期位置から操作位置へ移動させるためのモータ(第一アクチュエータ)と、回転部材38を操作位置から初期位置へ移動させるためのモータ(第二アクチュエータ)と、を別個のモータにより構成してもよい。
また電動モータ以外のアクチュエータによって、モータ37(第一アクチュエータ、第二アクチュエータ)に対応するアクチュエータを構成してもよい。
スライド式の車両ドアに本発明を適用してもよい。
初期位置に位置するアウトサイドハンドル21の車外側面がアウタパネル12の車外側面と面一とならない車両ドア10に本発明を適用してもよい。
10・・・車両ドア、12・・・アウタパネル、13・・・ロック装置、20・・・アウトサイドハンドル装置、21・・・アウトサイドハンドル、28・・・支持ケース、33・・・支持部、35・・・第一回転軸、37・・・モータ(第一アクチュエータ)(第二アクチュエータ)、38・・・回転部材、39・・・ピン(ストッパ)、40・・・ロック解除レバー、46・・・第二回転軸、48・・・スイッチ操作レバー、49・・・被押圧片、50・・・第一押圧突起、51・・・第二押圧突起、52・・・第三押圧突起、S1・・・ラッチ位置スイッチ、S2・・・第一モータトリガースイッチ(第一スイッチ)、S3・・・把持位置検知スイッチ、S4・・・第二モータトリガースイッチ(第二スイッチ)。

Claims (5)

  1. 初期位置と、該初期位置より車外側に位置しかつ車両ドアに設けられたロック装置をラッチ状態からアンラッチ状態にする操作位置と、に回転可能として前記車両ドアに支持されるアウトサイドハンドルと、
    前記アウトサイドハンドルを前記初期位置と前記操作位置との間の把持位置まで回転させる駆動力を発生可能な第一アクチュエータと、
    押圧されたときに前記第一アクチュエータを作動させる、前記アウトサイドハンドルの車内側に配置された第一スイッチと、
    前記アウトサイドハンドルが前記初期位置から車内側へ回転したときに、回転するとともに前記第一スイッチを押圧するスイッチ操作レバーと、
    前記アウトサイドハンドルが前記操作位置まで回転したときに前記ロック装置を前記アンラッチ状態に移行させかつ前記アウトサイドハンドルが前記初期位置から車内側へ回転したときに前記ロック装置が前記ラッチ状態になることを許容する、前記スイッチ操作レバーとは別体のロック解除レバーと、
    を備える、車両用アウトサイドハンドル装置。
  2. 請求項に記載の車両用アウトサイドハンドル装置において、
    前記ロック解除レバーが前記車両ドアに回転可能に支持され、
    前記スイッチ操作レバーが前記ロック解除レバーに回転可能に支持された、車両用アウトサイドハンドル装置。
  3. 請求項に記載の車両用アウトサイドハンドル装置において、
    前記アウトサイドハンドルを前記把持位置側から前記初期位置まで回転させる駆動力を発生可能な第二アクチュエータと、
    前記スイッチ操作レバーによって押圧されたときに前記第二アクチュエータを作動させる、前記第一スイッチとは別体の第二スイッチと、
    前記ロック解除レバーを前記車両ドアに対して回転可能に支持する第一回転軸と、
    前記スイッチ操作レバーを前記ロック解除レバーに対して回転可能に支持する、前記第一回転軸とは別体の第二回転軸と、
    前記ロック解除レバーを前記第一回転軸まわりに一方向に回転させる付勢手段と、
    前記ロック解除レバーの前記一方向への回転を特定の位置で規制するストッパと、
    を備え、
    前記第一アクチュエータの駆動力によって前記アウトサイドハンドルが前記把持位置まで回転するときは、前記スイッチ操作レバーが前記第二スイッチに対して空振りしながら前記第一回転軸を中心に前記ロック解除レバーと一体的に回転し、
    前記アウトサイドハンドルが前記把持位置から前記初期位置側へ回転するときは、前記付勢手段の付勢力によって前記一方向へ回転した前記ロック解除レバーが前記ストッパに当接しかつ前記アウトサイドハンドルによって押圧された前記スイッチ操作レバーが前記第二スイッチを押圧しながら前記第二回転軸を中心に回転する、車両用アウトサイドハンドル装置。
  4. 請求項に記載の車両用アウトサイドハンドル装置において、
    前記第一スイッチが前記スイッチ操作レバーによって押圧されたときは、前記第一アクチュエータの駆動力によって回転することにより前記アウトサイドハンドルを前記初期位置側から前記把持位置まで移動させ、かつ、前記アウトサイドハンドルが前記把持位置に位置するときは、前記アウトサイドハンドルと連係する前記ロック解除レバーと当接することにより、前記アウトサイドハンドルが前記初期位置まで回転するのを規制する回転部材を備える、車両用アウトサイドハンドル装置。
  5. 請求項1乃至の何れか1項に記載の車両用アウトサイドハンドル装置において、
    前記アウトサイドハンドルが前記初期位置に位置するとき、前記アウトサイドハンドルの車外側面が前記車両ドアの車外側面と面一となる、車両用アウトサイドハンドル装置。
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