JP6507409B2 - 車両ドアラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パワーリリース機構付車両ドアラッチ装置に関するものであり、特に、パワーリリース機構からのラチェット解放操作力をラチェットに伝達するラチェット解放伝達経路中に設けられるラチェット経路係脱機構に関するものである。
従来、図10に示したように、車両ドアが閉扉方向に移動すると車体のストライカAと当接してアンラッチ位置からラッチ位置に向けて回転するラッチBと、ラッチBのハーフラッチ段部Cおよびフルラッチ段部Dに係合してラッチBの逆転を防止してドアを閉扉状態に保持するラチェットEと、ラチェットEにラチェット解放伝達経路Fを介して連結されたモータ式パワーリリース機構Gとを備え、パワーリリース機構Gのラチェット解放操作力をラチェット解放伝達経路Fを介してラチェットEに伝達することで、ラチェットEをラチェットバネHの弾力に抗して回転させてラッチBから解放させ、開扉可能とする車両ドアラッチ装置は、公知であり、このような、パワーリリース機構Gを備えた車両ドアラッチ装置は、スライド式車両ドアによく用いられている。
また、上記公知装置では、パワーリリース機構Gが作動中に不具合(モータ故障・電源故障・歯車欠損等)を起こすと、パワーリリース機構Gの動力系統がメカロック状態になり、ラチェット解放伝達経路Fを介してパワーリリース機構Gに連結されたラチェットEも上記メカロックに付随して作動不能に陥り、ラチェットEがラッチBと係合する方向に回転できなくなり、閉扉不全となることがある。このため、ラチェット解放伝達経路Fの途中に「接続状態」から「切断状態」に切り替わるラチェット経路係脱機構Jを設けて、万一、パワーリリース機構GのメカロックによりラチェットEが解放位置で拘束されて、ラッチBとの再係合不能になったときには、パワーリリース機構GとラチェットEとの連結を切り離し、パワーリリース機構Gがメカロックになっても、ラチェットEがラチェットバネHの弾力だけでラッチBと再係合できるようにしている。
特開2005−213818号公報 特開2014−074324号公報 特開2014−152496号公報
特許文献1に記載されたラチェット経路係脱機構は、既存部品の特殊な使用方法により「接続状態」から「切断状態」に切り替わるものであるから、エンドユーザーでは全く対処できない。
また、特許文献2に記載されたラチェット経路係脱機構は、ドアを閉扉移動させて、ストライカとの当接によりラッチをラッチ方向に回転させ、この回転で連動レバーを連動変位させ、連動レバーの連動変位力をラチェット経路係脱機構に伝達させて「接続状態」から「切断状態」に切り替えるものであるが、この構成では、閉扉用ラッチの回転で連動する連動レバーを小さな閉扉用ラッチユニット(ラッチ・ラチェット機構)に追加しなければならない。閉扉用ラッチには、パワークローズ機構が接続されることが多く、連動レバーを追加するのは設計的な負担が大きい。また、ドアを閉扉するたびにラチェット経路係脱機構の係脱が行われるので、その作動音も大きな問題になる。
特許文献3に記載されたラチェット経路係脱機構は、ドアに設けた専用のボタンを操作することで「接続状態」から「切断状態」に切り替わるものであるから、特許文献1のラチェット経路係脱機構のような特殊性は回避されているが、エンドユーザーにはその存在が知られるものではなく、「ドアが閉まらない」という非常事態に対する十分な対策にはなり得ない。
よって、本発明は、車体のストライカと係合することで車両ドアを閉扉状態に保持するラッチユニットと、前記ラッチユニットと前記ストライカとの係合を解除して前記車両ドアを開扉可能にするパワーリリース機構と、前記パワーリリース機構と前記ラッチユニットとを連結する経路中に設けられ接続状態と切断状態とに切り替わるラチェット経路係脱機構とを有する車両ドアラッチ装置において;前記ラチェット経路係脱機構は前記ラチェット経路係脱機構を前記接続状態から前記切断状態に切り替える係脱レバーを備え、前記係脱レバーは前記車両ドアが開扉スライドにより全開位置に至ると作動する全開位置ホルダーおよび手動操作用係脱作動部の双方に接続させた車両ドアラッチ装置の構成としたものである。
本発明の請求項1に係る発明では、ラチェット経路係脱機構33のスライドレバー56には、全開位置ホルダー21および係脱作動部60、60Aのいずれか一方または双方を連結できるので、異なる形状の車両ドアに対して、ラチェット経路係脱機構33を設けるための設計の自由度が向上でき、また、ラチェット経路係脱機構33を切替作動させるための部品の設計の自由度および設置場所の自由度の向上が期待できる。
本発明の請求項2および請求項3に係る発明では、全開位置ホルダー21および係脱作動部60、60Aの作動完了により、ラチェット経路係脱機構33は切断状態から再び接続状態に復帰するので、作動音が一連となり、目立つことなく抑えることができる。
本発明の実施例に係る車両ドアラッチ装置を備えた車両の側面図。 前記ドアラッチ装置の後側ラッチアッシーと主要部の関係を示した関係図。 前記ドアラッチ装置の全開位置ホルダーと全開ストッパーを示す側面図。 前記ドアラッチ装置のラチェット経路係脱機構を示す正面図。 前記ラチェット経路係脱機構の駆動レバーの正面図。 前記ラチェット経路係脱機構のリリースレバーの正面図。 前記ラチェット経路係脱機構の係脱レバーの正面図。 前記ドアラッチ装置の係脱作動部の第1実施例の全体斜視図。 前記ドアラッチ装置の係脱作動部の第2実施例の正面図。 従来のドアラッチ装置の後側ラッチアッシーと主要部の関係を示した関係図。
本発明によるパワーリリース機構付車両ドアラッチ装置の一実施形態を図面により説明すると、図1は、車体10と、車体10にスライド自在に取付けられた車両ドア11と、車両ドア11により閉塞されうるドア開口12とを示している。車体10には前後方向の複数のガイドレール13が固定され、車両ドア11には各ガイドレール13にスライド自在に係合するブラケット14が設けられ、車両ドア11は車体10に対して前後方向にスライド自在に取り付けられる。
前記車体10の後部側面であるクオータパネル15の内部空間には、モータ動力で車両ドア11を前後方向に開閉移動させるためのパワースライド装置16が設けられる。
前記ドア開口12の前端には前側ストライカ17を設け、前記車両ドア11の前端には前側ストライカ17と係合する前側ラッチユニット18を設け、また、ドア開口12の後端には後側ストライカ19を設け、車両ドア11の後端には後側ストライカ19と係合する後側ラッチユニット20を設ける。これらのラッチユニットは周知のようにラッチ及びラチェットを備え、ストライカとの係合により車両ドア11を閉扉状態に保持する。
また、前記車両ドア11には、ラッチ及びラチェットを備えた全開位置ホルダー21が設けられ、全開位置ホルダー21は車両ドア11が開扉スライドにより所定の全開位置まで移動すると、車体10に固定したストライカ形状の全開ストッパー22と係合して、車両ドア11を全開位置に保持する。
前記車両ドア11の外面側には、アウトサイドオープンハンドル23が設けられ、車両ドア11の内面側には、インサイドオープンハンドル24が設けられる。アウトサイドオープンハンドル23およびインサイドオープンハンドル24は、好適には、車両ドア11の内部に設けた操作中継装置25を介して機能的に前側ラッチユニット18、後側ラッチユニット20、および全開位置ホルダー21に連結されて、各オープンハンドル23、24の操作により、ラッチユニット18、20とストライカ17、19との係合が解除され、車両ドア11が開扉可能になったり、全開位置ホルダー21と全開ストッパー22との係合が解除されて閉扉可能になる。
前記後側ラッチユニット20は、図2に示したように、車両ドア11が閉扉方向に移動すると車体10のストライカ19と当接してアンラッチ位置からラッチ位置に向けて回転するラッチ26と、ラッチ26のハーフラッチ段部27およびフルラッチ段部28に係合してラッチ26の逆転を防止して車両ドア11を閉扉状態に保持するラチェット29とを備えている。ラチェット29はラチェットバネ30の弾力で、ラッチ26側に付勢される。なお、前側ラッチユニット18も実質同様構成である。
前記後側ラッチユニット20の近傍、若しくは、前記操作中継装置25の近傍には、モータ式パワーリリース機構31が設けられる。パワーリリース機構31はラチェット解放伝達経路32を介して前記ラチェット29に連結される。パワーリリース機構31は車体10に設けたドアスイッチや、携帯用のワイヤレススイッチ等(図示なし)からの操作信号に基づいて起動し、パワーリリース機構31のラチェット解放操作力はラチェット解放伝達経路32を介してラチェット29に伝達され、ラチェット29はラチェットバネ30の弾力に抗してラッチ26から離脱する方向に回転し、ラチェット29が解放位置に至るとラッチ26は解放されて、車両ドア11は開扉可能状態となる。
前記ラチェット解放伝達経路32の途中には、「接続状態」と「切断状態」とに切り替わるラチェット経路係脱機構33が設けられる。ラチェット経路係脱機構33は、車両ドア11が開扉スライドにより全開位置に向けて移動して、車体10の全開ストッパー22に全開位置ホルダー21が当接してから完全に係合するまでの間に、「接続状態」から「切断状態」に切り替わり、そして再び「接続状態」に復帰する。ラチェット経路係脱機構33の係脱状態の切替は、後述するように、全開ストッパー22との当接により変位する全開位置ホルダー21の変位力によりもたらされる。ラチェット経路係脱機構33は、ラチェット解放伝達経路32の途中であれば、どこにでも設置できるが、好適には、パワーリリース機構31の近傍が望ましい。
前記ラチェット経路係脱機構33が切断状態になったときは、前記ラチェット29には極僅かなケーブル抵抗しか作用しなくなるため、パワーリリース機構31に不具合等が生じても、これに影響されることなく、ラチェットバネ30の弾力により設定された所定の付勢圧でラッチ26と当接係合可能となる。なお、前側ラッチユニット18のラチェット(図示なし)も前記ラチェット経路係脱機構33を介してパワーリリース機構31に連結される。
図3は、前記全開位置ホルダー21と全開ストッパー22を示しており、全開位置ホルダー21は、前記後側ラッチユニット20と類似構造で、車両ドア11が開扉スライドにより全開位置に至ると、車体10の全開ストッパー22と当接してアンラッチ位置からラッチ位置に向けて回転する全開ラッチ34と、全開ラッチ34と係合して全開ラッチ34の逆転を防止して車両ドア11を全開位置に保持する全開ラチェット35とを備えている。全開ラッチ34には、ラッチレバー36が連動回転するように固定されており、ラッチレバー36の先端には、前記ラチェット経路係脱機構33に至るケーブル37が接続されている。38はパワーリリース機構31の動力により全開ラチェット35を全開ラッチ34から解放させるケーブルである。
図4は前記ラチェット経路係脱機構33を示しており、ラチェット経路係脱機構33は、好適には、パワーリリース機構31の近傍に一体的に設ける。39は軸40を中心に回転する駆動レバーであり(図5)、駆動レバー39の屈曲壁41にはパワーリリース機構31からのラチェット解放操作力が伝達され、パワーリリース機構31が起動すると、図4において時計回転する。駆動レバー39には、係合凹部42と空振孔43とからなる開口44が形成され、開口44にはクラッチピン45が挿通される。
前記軸40には駆動レバー39と重なるように配置されたリリースレバー46(図6)が軸止され、リリースレバー46には、軸40の放射方向に伸びるリリーススロット47が形成され、リリーススロット47には前記クラッチピン45が軸40に対して接離自在に挿入される。リリースレバー46の端部には前記ラチェット29(および前側ラッチユニット18のラチェット)に至るケーブル48の一端が連結される。
前記クラッチピン45は、前記軸40から離間すると駆動レバー39の係合凹部42内に臨み、これにより、クラッチピン45を介して駆動レバー39の時計回転がリリースレバー46に伝達され、ケーブル48を介して前記ラチェット29を前記ラッチ26から解放させる(この状態が、ラチェット経路係脱機構33の「接続状態」)。しかし、クラッチピン45が軸40に近接すると、クラッチピン45は空振孔43内に臨み、駆動レバー39の時計回転はリリースレバー46に伝達されなくなる(この状態が、ラチェット経路係脱機構33の「切断状態」)。
前記駆動レバー39と前記リリースレバー46との間には、係脱レバー49の円弧状ノーズ部50を臨ませる(図7)。係脱レバー49は、前記軸40と平行の軸部51を中心に回転し、円弧状ノーズ部50には前記クラッチピン45が挿通される円弧スロット52が設けられ、係脱レバー49が付勢バネ53により時計回転方向に回転した状態(図4の状態)に維持されると、クラッチピン45は係合凹部42に係合した状態に維持される。
前記係脱レバー49には軸部51の放射方向に伸びる延設部54が設けられ、延設部54の先端側下面には軸部51と平行に突出する当接部55が設けられる。
前記係脱レバー49の延設部54の先端側の近傍には、前記係脱レバー49を回転させるスライドレバー56が設けられる。スライドレバー56は長杆状で、その一端にはスライドレバー56を図4において右方に付勢する復帰バネ57が設けられ、他端には前記全開位置ホルダー21の全開ラッチ34(ラッチレバー36)に至るケーブル37が連結される。スライドレバー56の中央には前記係脱レバー49の当接部55と係合可能の当接ピン58が取り付けられる。
前記車両ドア11が開扉スライドして、前記全開位置ホルダー21の全開ラッチ34がの全開ストッパー22に当接して回転すると、ケーブル37が牽引されて、スライドレバー56は図4において復帰バネ57の弾力に抗して左方にスライドする。すると、スライドレバー56の当接ピン58が係脱レバー49の当接部55に当接して、係脱レバー49を軸部51を中心に反時計回転させ、係脱レバー49の円弧スロット52に係合しているクラッチピン45をリリーススロット47に沿って軸40側にスライドさせる。これにより、クラッチピン45は駆動レバー39の係合凹部42から空振孔43に移動し、駆動レバー39とリリースレバー46とは切断状態となる。
このように、車両ドア11が開扉スライドして全開位置ホルダー21が作動すると、その度にラチェット経路係脱機構33は「接続状態」から「切断状態」に切り替わり、ラチェット29はパワーリリース機構31から切り離され、万一、パワーリリース機構31が不具合によりメカロック状態になったとしても、ラチェット29はラチェットバネ30の弾力により齟齬無く係合して、車両ドア11の再度の閉扉が可能となる。
また、車両ドア11が所定の全開位置まで移動したときは、ケーブル37によりスライドレバー56は左方に大きく牽引され、スライドレバー56の当接ピン58は係脱レバー49の当接部55を超えて左方に移動し、このため、係脱レバー49は付勢バネ53の弾力により図4の接続位置に復帰し、これにより、クラッチピン45は、再度、駆動レバー39の係合凹部42内に戻され、ラチェット経路係脱機構33は「接続状態」に復帰する。
しかして、車両ドア11が全開位置から解放されて閉扉スライドすると、全開位置ホルダー21の全開ラッチ34が解放されて、ケーブル37が戻され、図4の位置から左方に大きく牽引されていたスライドレバー56は復帰バネ57の弾力により右方にスライドする。このとき、スライドレバー56の当接ピン58の右方には、係脱レバー49の当接部55がいることになるが、当接部55の左側面を傾斜面59に形成することで、当接ピン58は図4において当接部55の下側を迂回するように移動し、係脱レバー49に不正な圧力が作用することは防止される。
上記実施例では、前記スライドレバー56は、全開位置ホルダー21の変位力によりスライドして、ラチェット経路係脱機構33が「切断状態」に切り替わる構成を説明したが、前記スライドレバー56を手動操作でスライドさせることも可能である。
図8は、手動操作用の第1実施例の係脱作動部60を示しており、係脱作動部60は周知のチャイルドプルーフ操作部のように、通常の閉扉状態においては操作できないような場所に設置される。また、車両ドア11のトリム板で隠される場所に設けても良い。
係脱作動部60は、車両ドア11に取り付けられるブラケット61に、軸62により係脱レバー63を軸止し、係脱レバー63の接続端部64に、前記スライドレバー56に連結されるケーブル65を係止させる。
前記ブラケット61の端部には一対のCリング状の保持部66を設け、保持部66により円柱状の作動ピン67を長さ方向に移動自在に支持させる。作動ピン67には係合スリット68を形成し、係合スリット68に係脱レバー63の先端69を係合させる。作動ピン67は押圧されると、係脱レバー63をバネ70に抗して回転させ、ケーブル65を牽引し、これによりスライドレバー56をスライドさせ、全開位置ホルダー21による場合と同様に、ラチェット経路係脱機構33を「切断状態」に切り替えできる。
また、図8に示した係脱作動部60は、車両ドア11が全開位置に移動すると、作動ピン67が車体10に当接して押圧されるように構成することも可能である。
図9は、手動操作用の第2実施例の係脱作動部60Aを示しており、車両ドア11に取り付けられるブラケット61Aと、ブラケット61Aに軸62Aにより軸止される係脱レバー63Aと、バネ70Aとを備え、係脱レバー63Aの接続端部64Aに、前記スライドレバー56に連結されるケーブル65を係止させる。第2実施例の係脱作動部60Aでは、係脱レバー63Aの先端69Aが直接手動操作される。
本発明におけるスライドレバー56には、全開位置ホルダー21および/又は係脱作動部60を連結できるので、設計上の自由度が向上する。
10…車体、11…車両ドア、12…ドア開口、13…ガイドレール、14…ブラケット、15…クオータパネル、16…パワースライド装置、17…前側ストライカ、18…前側ラッチユニット、19…後側ストライカ、20…後側ラッチユニット、21…全開位置ホルダー、22…全開ストッパー、23…アウトサイドオープンハンドル、24…インサイドオープンハンドル、25…操作中継装置、26…ラッチ、27…ハーフラッチ段部、28…フルラッチ段部、29…ラチェット、30…ラチェットバネ、31…パワーリリース機構、32…ラチェット解放伝達経路、33…ラチェット経路係脱機構、34…全開ラッチ、35…全開ラチェット、36…ラッチレバー、37…ケーブル、38…ケーブル、39…駆動レバー、40…軸、41…屈曲壁、42…係合凹部、43…空振孔、44…開口、45…クラッチピン、46…リリースレバー、47…リリーススロット、48…ケーブル、49…係脱レバー、50…円弧状ノーズ部、51…軸部、52…円弧スロット、53…付勢バネ、54…延設部、55…当接部、56…スライドレバー、57…復帰バネ、58…当接ピン、59…傾斜面、60、60A…係脱作動部、61、61A…ブラケット、62、62A…軸、63、63A…係脱レバー、64、64A…接続端部、65…ケーブル、66…保持部、67…作動ピン、68…スリット、69、69A…先端、70、70A…バネ。

Claims (3)

  1. 車体のストライカと係合することで車両ドアを閉扉状態に保持するラッチユニットと、前記ラッチユニットと前記ストライカとの係合を解除して前記車両ドアを開扉可能にするパワーリリース機構と、前記パワーリリース機構と前記ラッチユニットとを連結する経路中に設けられ接続状態と切断状態とに切り替わるラチェット経路係脱機構とを有する車両ドアラッチ装置において;
    前記ラチェット経路係脱機構は前記ラチェット経路係脱機構を前記接続状態から前記切断状態に切り替える係脱レバーを備え、前記係脱レバーは前記車両ドアが開扉スライドにより全開位置に至ると作動する全開位置ホルダーおよび手動操作用係脱作動部の双方に接続させた車両ドアラッチ装置。
  2. 請求項1において、前記ラチェット経路係脱機構は前記全開位置ホルダーが作動開始すると前記全開位置ホルダーの変位力で前記接続状態から前記切断状態に切り替わり、前記全開位置ホルダーの作動が完了すると前記全開位置ホルダーの変位力から解放されて前記接続状態に復帰する車両ドアラッチ装置。
  3. 請求項1において、前記ラチェット経路係脱機構は手動操作用係脱作動部が作動開始すると前記手動操作用係脱作動部の変位力で前記接続状態から前記切断状態に切り替わり、前記手動操作用係脱作動部の作動が完了すると前記手動操作用係脱作動部の変位力から解放されて前記接続状態に復帰する車両ドアラッチ装置。
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