JP2023178877A - 車両用開閉体のロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの低廉化を実現できる車両用開閉体のロック装置を提供する。【解決手段】ロック装置1において、オープンクローズ機構3は、駆動源M1と、フォーク10と同軸でベース部材90に支持され、フォーク10とは独立して第1方向R1と第2方向R2とに揺動可能な作動レバー30と、正回転する駆動源M1からの駆動力を作動レバー30に伝達して作動レバー30を第1方向R1に揺動させる一方、逆回転する駆動源M1からの駆動力を作動レバー30に伝達して作動レバー30を第2方向R2に揺動させる駆動列50と、を有する。作動レバー30は、第1方向R1に揺動するときにフォーク10に当接し、フォーク10をラッチ位置に揺動させる第1作用部39と、第2方向R2に揺動するときにポール20に当接し、ポール20アンブロック位置に変位させる第2作用部49と、を有する。【選択図】図9

Description

本発明は車両用開閉体のロック装置に関する。
特許文献1に従来の車両用開閉体のロック装置の一例である車両用ドアのロック装置が開示されている。このロック装置は、ベースプレート、ラッチ、ポール及びクローザ装置を備えている。
ベースプレートは、車体に開閉可能に設けられたバックドアに設けられている。ベースプレートは、車体に固定されたストライカが進入する進入口をもっている。
ラッチは、ベースプレートに設けられている。ラッチは、進入口の奥側でストライカを係止可能なラッチ位置と、進入口の途中でストライカを係止可能なハーフラッチ位置と、進入口内でストライカを係止しないアンラッチ位置と、に揺動する。
ポールは、ベースプレートに設けられている。ポールは、ラッチがアンラッチ位置に揺動することをブロックするブロック位置と、ラッチがアンラッチ位置に揺動することを許容するアンブロック位置と、に揺動する。
クローザ装置は、モータ、ラッチレバー、第1の駆動列及び第2の駆動列を有している。
モータは、正回転及び逆回転して駆動力を発生する。ラッチレバーは、ラッチと同軸でベースプレートに支持されている。ラッチレバーは、ラッチとは独立して、第1方向と、第1方向とは逆向きの第2方向と、に揺動可能である。ラッチレバーは、セクタギヤを有している。
第1の駆動列は、第1減速ギヤと、第1減速ギヤと一体で回転するピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛み合う第2減速ギヤと、第2減速ギヤと一体で回転する第1駆動ギヤと、を有している。第1駆動ギヤは、セクタギヤと噛み合い可能である。
第2の駆動列は、第1の駆動列における第2減速ギヤから分岐している。第2の駆動列は、第2減速ギヤと一体で回転する押圧ピンと、第2減速ギヤと同軸でベースプレートに揺動可能に支持されたオープンレバーと、ポールに支持軸を介して連結されたリフトレバーと、を有している。
第1の駆動列は、正回転するモータからの駆動力をラッチレバーに伝達してラッチレバーを第1方向に揺動させる。すると、ラッチレバーは、レバー部がラッチの係合部に当接することで、ラッチをラッチ位置に揺動させる。それに伴って、ポールはブロック位置に揺動する。その結果、バックドアは、閉鎖した状態で保持される。
その一方、第1の駆動列は、逆回転するモータからの駆動力を第2の駆動列に伝達する。すると、第2の駆動列は、オープンレバーが押圧ピンに押圧されて揺動し、リフトレバーがオープンレバーに押圧されて揺動することにより、ポールをアンブロック位置に揺動させる。その結果、バックドアは、保持状態が解除されて開放可能となる。
特許第6350182号公報
しかし、上記従来のロック装置は、クローザ装置が第2の駆動列を有する構成により、部品点数の削減、及び組付工数の低減を実現することが難しく、その結果、製造コストの低廉化を実現することが難しい。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、製造コストの低廉化を実現できる車両用開閉体のロック装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の車両用開閉体のロック装置は、車体、及び前記車体に開閉可能に設けられた開閉体の一方に設けられ、前記車体及び前記開閉体の他方に固定されたストライカが進入する進入口をもつベース部材と、
前記ベース部材に設けられ、前記進入口の奥側で前記ストライカを係止可能なラッチ位置と、前記進入口の途中で前記ストライカを係止可能なハーフラッチ位置と、前記進入口内で前記ストライカを係止しないアンラッチ位置と、に揺動するフォークと、
前記ベース部材に設けられ、前記フォークが前記アンラッチ位置に揺動することをブロックするブロック位置と、前記フォークが前記アンラッチ位置に揺動することを許容するアンブロック位置と、に変位するポールと、
前記ポールに作用すれば、前記ポールを前記アンブロック位置に変位させる一方、前記フォークに作用すれば、前記フォークを前記ラッチ位置に揺動させるように構成されたオープンクローズ機構と、を備えた車両用開閉体のロック装置であって、
前記オープンクローズ機構は、正回転及び逆回転して駆動力を発生する駆動源と、
前記フォークと同軸で前記ベース部材に支持され、前記フォークとは独立して、第1方向と、前記第1方向とは逆向きの第2方向と、に揺動可能な作動レバーと、
前記正回転する前記駆動源からの前記駆動力を前記作動レバーに伝達して前記作動レバーを前記第1方向に揺動させる一方、前記逆回転する前記駆動源からの前記駆動力を前記作動レバーに伝達して前記作動レバーを前記第2方向に揺動させる駆動列と、を有し、
前記作動レバーは、前記第1方向に揺動するときに前記フォークに当接し、前記フォークを前記ラッチ位置に揺動させる第1作用部と、
前記第2方向に揺動するときに前記ポールに当接し、前記ポールを前記アンブロック位置に変位させる第2作用部と、を有していることを特徴とする。
本発明の車両用開閉体のロック装置において、オープンクローズ機構の駆動列は、正回転する駆動源からの駆動力を作動レバーに伝達して作動レバーを第1方向に揺動させる。すると、作動レバーの第1作用部は、フォークに当接し、フォークをラッチ位置に揺動させる。それに伴って、ポールはブロック位置に変位する。その結果、開閉体は、閉鎖した状態で保持される。
その一方、駆動列は、逆回転する駆動源からの駆動力を作動レバーに伝達して作動レバーを第2方向に揺動させる。すると、作動レバーの第2作用部は、ポールに当接し、ポールをアンブロック位置に変位させる。その結果、開閉体は、保持状態が解除されて開放可能となる。
ここで、この車両用開閉体のロック装置において、オープンクローズ機構は、上記従来のロック装置に係る第2の駆動列、すなわち押圧ピン、オープンレバー及びリフトレバーに相当するものを有していない。このため、この車両用開閉体のロック装置は、部品点数の削減、及び組付工数の低減を実現できる。
したがって、本発明の車両用開閉体のロック装置は、製造コストの低廉化を実現できる。
また、この車両用開閉体のロック装置は、オープンクローズ機構が上記従来のロック装置に係る第2の駆動列に相当するものを有していないことにより、駆動源及び駆動列について、設計レイアウトの自由度を向上させることができる。その結果、この車両用開閉体のロック装置は、小型化を実現できる。
本発明の車両用開閉体のロック装置は、ベース部材に凸設され、フォーク及び作動レバーを揺動可能に支持する第1支持軸と、ベース部材に凸設され、ポールを揺動可能に支持する第2支持軸と、をさらに備えていることが望ましい。作動レバーは、駆動列における駆動力が最後に伝達される出力ギヤと噛み合うセクタギヤを有していることが望ましい。そして、セクタギヤは、少なくとも作動レバーが第2方向に揺動するときに、第1支持軸と第2支持軸との間に進入することが望ましい。
この場合、第2作用部をセクタギヤの近傍に位置させることで、作動レバーが第2方向に揺動するときに、第2作用部がポールをアンブロック位置に変位させ易くなる。
作動レバーには、セクタギヤと第1支持軸との間において、進入口に進入するストライカから逃げるように第1方向に凹む逃げ部が形成されていることが望ましい。
この場合、作動レバーについて、第1支持軸が延びる方向において、進入口に進入するストライカと重なる位置に配置しても、逃げ部によって、作動レバーがそのストライカに干渉しないようにすることができる。その結果、このロック装置は、第1支持軸が延びる方向において小型化を実現できる。
本発明の車両用開閉体のロック装置は、ベース部材に凸設され、フォーク及び作動レバーを揺動可能に支持する第1支持軸と、ベース部材と対向し、第1支持軸におけるベース部材とは反対側の端部が固定されるバックプレートと、をさらに備えていることが望ましい。そして、作動レバーは、フォーク及びポールと共に、ベース部材とバックプレートとの間に位置していることが望ましい。
この場合、作動レバーがベース部材とバックプレートとの間に位置しない構成と比較して、第1支持軸が延びる方向において小型化を実現できる。また、この場合、作動レバーは、ベース部材及びバックプレートに両端が固定された第1支持軸によって強固に支持される。その結果、作動レバーは、大きな力が作用してもこじられ難いので、第1作用部のフォークに対する作用、及び第2作用部のポールに対する作用を安定させることができる。
本発明の車両用開閉体のロック装置は、第1マイクロスイッチ及び第2マイクロスイッチをさらに備えていることが望ましい。第1マイクロスイッチ及び第2マイクロスイッチはそれぞれ、押し込み可能な可動突起と、可動突起が押し込まれる第1ストローク量で接続と遮断とが切り替わる第1回路と、可動突起が第1ストローク量からさらに押し込まれる第2ストローク量で接続と遮断とが切り替わる第2回路と、を有する2回路型マイクロスイッチであることが望ましい。第1マイクロスイッチは、フォークがラッチ位置、ハーフラッチ位置及びアンラッチ位置のいずれか1つの位置にあることを検出するように構成されていることが望ましい。作動レバーは、原点位置と、原点位置から第1方向に揺動するときの限界位置である第1作動端位置と、原点位置から第2方向に揺動するときの限界位置である第2作動端位置と、原点位置と第1作動端位置との間の位置である第1中間位置と、原点位置と第2作動端位置との間の位置である第2中間位置と、に揺動することが望ましい。そして、第1作動端位置及び第2作動端位置を作動端位置とし、第1中間位置及び第2中間位置を中間位置とすると、第2マイクロスイッチは、作動レバーが原点位置、作動端位置及び中間位置のいずれか1つの位置にあることを検出するように構成されていることが望ましい。
この場合、このロック装置が適用される車両の制御部は、第1マイクロスイッチ及び第2マイクロスイッチから伝達される情報に基づいて、フォークの状態と、作動レバーの状態とを精度良く判断できる。また、この場合、2個の1回路型マイクロスイッチをフォークに対応して設け、さらに、2個の1回路型マイクロスイッチを作動レバーに対応して設ける場合と比較して、部品点数の削減、及び組付工数の低減を実現できる。その結果、このロック装置は、製造コストの低廉化を一層実現できる。
本発明の車両用開閉体のロック装置は、第1マイクロスイッチの可動突起とフォークとの間で揺動可能に設けられ、フォークの揺動を第1マイクロスイッチの可動突起に伝達する第1検出レバーと、第2マイクロスイッチの可動突起と作動レバーとの間で揺動可能に設けられ、作動レバーの揺動を第2マイクロスイッチの可動突起に伝達する第2検出レバーと、をさらに備えていることが望ましい。
この場合、第1マイクロスイッチ及び第2マイクロスイッチについて、設計レイアウトの自由度を向上させることができる。その結果、この車両用開閉体のロック装置は、小型化を実現できる。
本発明の車両用開閉体のロック装置によれば、製造コストの低廉化を実現できる。
図1は、実施例の車両用開閉体のロック装置の側面図である。 図2は、実施例の車両用開閉体のロック装置のブロック図である。 図3は、実施例の車両用開閉体のロック装置の斜視図である。 図4は、アクチュエータカバーを取り除いた状態のアクチュエータと、ロック装置本体とを示す上面図である。 図5は、アクチュエータの出力ギヤと、ロック装置本体とを示す斜視図である。 図6は、アクチュエータの出力ギヤと、バックプレートを取り除いた状態のロック装置本体とを示す斜視図である。 図7は、ロック装置本体の主要な構成部品を示す分解斜視図である。 図8は、ベース部材を取り除いた状態のロック装置本体を示す下面図である。 図9は、ロック装置本体の主要な構成部品の相対関係を示す斜視図である。 図10は、第1、2マイクロスイッチのそれぞれについて、可動突起が押し込まれる第1ストローク量と、可動突起が第1ストローク量からさらに押し込まれる第2ストローク量と、を説明する模式図である。 図11は、オープンクローズ機構の動作を説明する模式図である。 図12は、オープンクローズ機構の動作を説明する模式図である。 図13は、オープンクローズ機構の動作を説明する模式図である。 図14は、オープンクローズ機構の動作を説明する模式図である。 図15は、オープンクローズ機構の動作を説明する模式図である。 図16は、オープンクローズ機構の動作を説明する模式図である。 図17は、オープンクローズ機構の動作を説明する模式図である。 図18は、オープンクローズ機構の動作を説明する模式図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
(実施例)
図1に示すように、実施例のロック装置1は、本発明の車両用開閉体のロック装置の具体的態様の一例である。ロック装置1は、乗用車等である車両の車体9に開閉可能に設けられたテールゲート8に用いられている。テールゲート8は、本発明の「車両用開閉体」の一例である。
車両の前後方向及び上下方向は、図1に示す通りである。車両の左右方向は、前後方向及び上下方向に直交する方向であって、図1の紙面手前側が車両の右方であり、図1の紙面奥側が車両の左方である。そして、図3以降の各図に示す各方向は、全て図1に対応させて表示する。
図1に示すように、テールゲート8は、車体9の後部開口9Hを閉鎖している。図示は省略するが、テールゲート8の上端は、後部開口9Hの上端縁に揺動可能に支持されている。テールゲート8は、その下端が車両の後方かつ上方に向けて揺動することにより、後部開口9Hを開放する。
ロック装置1は、テールゲート8の下端に設けられており、テールゲート8が後部開口9Hを閉鎖する場合に図1に示す姿勢をとる。車体9の後部開口9Hの下端縁には、ストライカ7が固定されている。
なお、ロック装置1の構成についての以下の説明では、前後方向、上下方向及び左右方向について、図1に示すロック装置1の姿勢を基準とする。
図2に示すように、ロック装置1は、車体9に設けられた制御部C1に電気的に接続されている。制御部C1には、電源B1及びテールゲート開操作検出部S1等が接続されている。テールゲート開操作検出部S1は、テールゲート8を開放可能にするためにユーザが行うドアノブに対する開操作や、リモコンスイッチに対する開操作等を検出し、制御部C1に検出信号を伝達する。
図1及び図3に示すように、ロック装置1は、ロック装置本体5及びアクチュエータ6を備えている。
ロック装置本体5は、図1及び図3~図7に示すベース部材90と、図3~図5及び図7に示すバックプレート95と、図1、図3~図6及び図8に示すガイドベース93と、図3~図7に示す第1支持軸11及び第2支持軸22と、を有している。
また、ロック装置本体5は、図3~図9に示すフォーク10と、図4~図9に示すポール20と、図5~図9に示す作動レバー30と、を有している。
さらに、ロック装置本体5は、図2、図5、図6及び図10に示す第1マイクロスイッチSW1及び第2マイクロスイッチSW2と、図5~図9に示す第1検出レバー71と、図5~図7及び図9に示す第2検出レバー72と、を有している。
アクチュエータ6は、図1、図3及び図4に示すアクチュエータケース61と、図1及び図3に示すアクチュエータカバー69と、図3及び図4に示すコネクタ65と、図2及び図4に示す駆動源M1と、図4~図6に示す駆動列50と、を有している。
ロック装置1は、ロック装置本体5の作動レバー30と、アクチュエータ6の駆動源M1及び駆動列50とを有して構成されたオープンクローズ機構3を備えている。
以下、各構成部品の具体的構成を説明する。
<ベース部材、バックプレート、ガイドベース、第1支持軸及び第2支持軸>
図7に示すように、ベース部材90及びバックプレート95はそれぞれ、鋼板が打ち抜き加工及び折り曲げ加工されてなる。
ベース部材90は、平板部90A、一対の壁部90B及び一対の取付部90Cを有している。
平板部90Aは、左右方向に略水平に延び、かつ前向きに下り傾斜するように延びる略矩形平板形状である。平板部90Aには、その前端縁から後向きに深く凹む進入口97が形成されている。
左方に位置する一方の壁部90Bは、平板部90Aの左端縁から上向きに屈曲して延び、かつ前後方向に延びる左壁と、平板部90Aの前端縁における進入口97よりも左方に位置する部分から上向きに屈曲して延び、かつ左右方向に延びて左壁の前端と接続する左側前壁と、を有している。
右方に位置する他方の壁部90Bは、平板部90Aの右端縁から上向きに屈曲して延び、かつ前後方向に延びる右壁と、平板部90Aの前端縁における進入口97よりも右方に位置する部分から上向きに屈曲して延び、かつ左右方向に延びて右壁の前端と接続する右側前壁と、を有している。
一対の取付部90Cは、一対の壁部90Bの後部上端から左右方向に互いに離れるように屈曲して延びている。
図1に示すように、一対の取付部90Cは、ロック装置1をテールゲート8の下端に締結するために用いられる。テールゲート8の閉鎖又は開放に伴ってロック装置1が移動する際、進入口97に対して、車体9に固定されたストライカ7が相対的に進入又は離脱する。
図5及び図7に示すように、バックプレート95は、ベース部材90の平板部90Aに上から対向し、平板部90Aと平行に延びる略平板形状である。バックプレート95には、進入口97に整合する切り欠き、他の構成部品との干渉を避けるための開口、締結用穴等が形成されている。
図6及び図8に示すように、ガイドベース93は、熱可塑性樹脂の射出成形等によって製造される樹脂成形品である。ガイドベース93には、進入口97に整合する切り欠き、他の構成部品との干渉を避けるための開口、他の構成部品を保持するための凹部、締結用穴等が形成されている。図5に示すように、ガイドベース93は、ベース部材90の平板部90Aとバックプレート95とに挟まれている。
図5及び図8に示すように、ガイドベース93には、ダンパ94Cが保持されている。進入口97の奥側に進入するストライカ7は、ダンパ94Cに当接可能である。
図7に示すように、第1支持軸11は、ベース部材90の平板部90Aに直交する第1軸心X1を中心とする鋼製の多段円柱である。
第1支持軸11は、ベース部材90の平板部90Aにおける進入口97の奥側に位置する部位から左方に離れた位置において、その下端部が平板部90Aに加締め固定されることにより、平板部90Aに上向きに凸設されている。第1支持軸11の上端部は、第1支持軸11におけるベース部材90とは反対側の端部である
第1支持軸11は、フォーク支持部11A及び作動レバー支持部11Bを有している。フォーク支持部11Aは、第1支持軸11の下端部側に位置している。作動レバー支持部11Bは、第1支持軸11の上端部側に位置し、フォーク支持部11Aよりも小径である。
図7に示すように、第2支持軸22は、ベース部材90の平板部90Aに直交する第2軸心X2を中心とする鋼製の多段円柱である。
第2支持軸22は、ベース部材90の平板部90Aにおける進入口97の途中に位置する部位から右方に離れた位置において、その下端部が平板部90Aに加締め固定されることにより、平板部90Aに上向きに凸設されている。
第2支持軸22は、ポール支持部22Aを有している。ポール支持部22Aは、第2支持軸22の下端部側に位置している。
図5に示すように、第1支持軸11の上端部と、第2支持軸22の上端部とがバックプレート95に加締め固定されることにより、ベース部材90、バックプレート95及びガイドベース93が一体化されている。
<フォーク>
図7に示すように、フォーク10は、厚みが大きい鋼板の外周に切り欠きや凹凸等が形成されるとともに、厚み方向において貫通する軸穴10Hが形成され、さらにその鋼板の大部分が樹脂によって被覆されてなる。
フォーク10は、ベース部材90の平板部90Aに上から隣接する状態で、ベース部材90に設けられている。フォーク10は、第1支持軸11のフォーク支持部11Aが軸穴10Hに挿通されることにより、第1軸心X1周りに揺動可能に第1支持軸11に支持されている。
第1支持軸11のフォーク支持部11Aは、図示しない捩じりコイルバネのコイル部にも挿通されている。図8に示すように、第1軸心X1周りの反時計方向を第1方向R1とする。図示しない捩じりコイルバネは、フォーク10を第1軸心X1周りに第1方向R1とは逆向きの第2方向R2に揺動させるように付勢している。
図7~図9に示すように、フォーク10の進入口97側に位置する部位は、後側凸部10Aと前側凸部10Bとに分岐している。後側凸部10Aと前側凸部10Bとの間に形成された凹部10Cには、進入口97内に進入したストライカ7が収まるようになっている。
フォーク10の外周には、ラッチ面12A、ハーフラッチ面12B及び受動面13が形成されている。
ラッチ面12Aは、後側凸部10Aの先端に位置し、第2方向R2の下流を向いている。ラッチ面12Aは、後述するポール20のストッパ面20Aに当接可能である。
ハーフラッチ面12Bは、ラッチ面12Aから第1方向R1に離れた位置で第1軸心X1の径外方向に段状に突出する部分における第2方向R2の下流を向く面である。ハーフラッチ面12Bも、ストッパ面20Aに当接可能である。
受動面13は、ラッチ面12Aに対して第1軸心X1を挟んで反対側となる位置で第1軸心X1の径外方向に段状に突出する部分における第1方向R1の上流を向く面である。受動面13は、後述する作動レバー30の第1作用部39に当接可能である。
ラッチ面12A、ハーフラッチ面12B及び受動面13はそれぞれ、フォーク10における樹脂によって被覆されていない鋼板部分である。
図11~図18に示すように、フォーク10は、第1軸心X1周りに第1方向R1と第2方向R2とに揺動することにより、ラッチ位置と、ハーフラッチ位置と、アンラッチ位置と、に揺動する。
フォーク10のラッチ位置は、図15~図17に示すように、進入口97の奥側でストライカ7を係止可能な位置である。
フォーク10のハーフラッチ位置は、図13及び図14に示すように、進入口97の途中でストライカ7を係止可能な位置である。
フォーク10のアンラッチ位置は、図11、図12及び図18に示すように、進入口97内でストライカ7を係止しない位置である。
図7~図9に示すように、フォーク10の外周には、延出部17が形成されている。延出部17は、ハーフラッチ面12Bから第1方向R1に離れた位置で第1方向R1に略円弧状に延出している。
図8に示すように、ガイドベース93の下面側には、ダンパ94Aが保持されている。延出部17は、フォーク10が図8に示すアンラッチ位置からラッチ位置に揺動したときに、ダンパ94Aに当接可能である。また、延出部17は、後述する第1検出レバー71の第1当接部71Aに当接可能である。なお、ロック装置1としては、ダンパ94Aが付かない仕様もあり得る。
<ポール>
図7に示すように、ポール20は、厚みが大きい鋼板の外周に凹凸等が形成されるとともに、厚み方向において貫通する軸穴20Hが形成され、さらにその鋼板の大部分が樹脂によって被覆されてなる。
ポール20は、ベース部材90の平板部90Aに上から隣接する状態で、ベース部材90に設けられている。ポール20は、第2支持軸22のポール支持部22Aが軸穴20Hに挿通されることにより、第2軸心X2周りに揺動可能に第2支持軸22に支持されている。
第2支持軸22のポール支持部22Aは、図示しない捩じりコイルバネのコイル部にも挿通されている。図示しない捩じりコイルバネは、ポール20を第2軸心X2周りにポール付勢方向D2に揺動させるように付勢している。
図7~図9に示すように、ポール20における軸穴20Hから後方に離隔し、かつ進入口97の奥側の近くに位置する部位には、ストッパ面20Aが形成されている。
ストッパ面20Aは、フォーク10の後側凸部10Aに向けて突出し、第2方向R2の上流を向いている。ストッパ面20Aは、ポール20における樹脂によって被覆されていない鋼板部分である。
図11~図18に示すように、ポール20は、第2軸心X2周りにポール付勢方向D2、及びポール付勢方向D2とは逆方向に揺動することにより、ブロック位置と、アンブロック位置と、に揺動する。
ポール20のブロック位置は、図13、図15及び図16に示すように、ストッパ面20Aがフォーク10のラッチ面12A又はハーフラッチ面12Bに当接し、又は第2方向R2の下流からそれらに当接可能に対向することにより、フォーク10が図11等に示すアンラッチ位置に揺動することをブロックする位置である。
図13に示すように、フォーク10がハーフラッチ位置にあり、ポール20がブロック位置にあることにより、テールゲート8は、ほぼ閉まった状態で保持される。図15及び図16に示すように、フォーク10がラッチ位置にあり、ポール20がブロック位置にあることにより、テールゲート8は、完全に閉鎖した状態で保持される。
ポール20のアンブロック位置は、図11、図12、図14、図17及び図18に示すように、ストッパ面20Aがフォーク10のラッチ面12A及びハーフラッチ面12Bから第1軸心X1の径外方向に離隔してラッチ面12A及びハーフラッチ面12Bに当接不能となることにより、フォーク10が図11等に示すアンラッチ位置に揺動することを許容する位置である。
図7及び図9に示すように、ポール20の樹脂部分には、角柱凸部24、受動部23、解除操作用凸部28及び作業用凸部29が形成されている。
角柱凸部24は、ポール20における軸穴20Hよりも前方に位置する部位から上向きに突出する四角柱形状の凸部である。
図8に示すように、ガイドベース93の下面側には、ダンパ94Bが保持されている。角柱凸部24は、ポール20が図8に示すアンブロック位置からブロック位置に揺動したときに、ダンパ94Bに当接可能である。
図7及び図9に示すように、受動部23は、ポール20におけるストッパ面20Aよりも右方かつ前方に位置する部位から後方かつ左方に突出する突出部の先端である。図9に示すように、受動部23は、ストッパ面20Aよりも上方に位置している。受動部23は、後述する作動レバー30の第2作用部49に当接可能である。
図7及び図9に示すように、解除操作用凸部28は、ポール20におけるストッパ面20Aよりも右方かつ前方に位置する部位から上向きに突出する円柱である。図4及び図5に示すように、解除操作用凸部28は、ガイドベース93に貫設された長穴を通過して、ロック装置本体5の上面よりも上方に短く突出している。
図1及び図3に示すように、ユーザが車両を使用する状態では、アクチュエータ6と共にロック装置本体5に締結されたカバー部材68が解除操作用凸部28を覆っている。車両のバッテリ上がり等によりロック装置1を手動で解除操作する場合、ユーザや整備作業者は、カバー部材68を取り外し、図4及び図5に示すように、露出した解除操作用凸部28を操作することにより、ポール20をアンブロック位置に揺動させて、フォーク10をアンラッチ位置に揺動させることができる。なお、ロック装置1としては、カバー部材68が付かない仕様もあり得る。
図7及び図9に示すように、作業用凸部29は、ポール20におけるストッパ面20Aよりも右方に位置する部位から後方に突出し、その先端が左方に短く屈曲している。
図示は省略するが、車両の製造工程において、作業者は、ロック装置1をテールゲート8の下端に組み付けるときに、作業用凸部29にU字状に曲げた紐を引っ掛け、その紐の両端をテールゲート8の外部に引き出しておく。これにより、その後の工程において、ロック装置1に給電されていない状態(バッテリ接続前の状態)でテールゲート8を開放する場合、作業者がその紐の両端を引くことにより、ポール20をアンブロック位置に揺動させて、フォーク10をアンラッチ位置に揺動させることができる。作業者は、その紐の一端のみを引っ張ることでその紐を除去できる。
<作動レバー>
図7に示すように、作動レバー30は、フォーク10及びポール20と共に、ベース部材90とバックプレート95との間に位置している。
図6、図7及び図9に示すように、作動レバー30は、作動レバー本体31及びカム40を有している。図7及び図9に示すように、作動レバー本体31及びカム40は、ネジ30Bによって一体に締結されている。
図7に示すように、作動レバー本体31は、鋼板が打ち抜き加工及び折り曲げ加工されてなるとともに、厚み方向において貫通する軸穴31Hが形成されている。
作動レバー本体31は、フォーク10、及び、フォーク10を付勢する図示しない捩じりコイルバネのコイル部よりも上方に位置している。作動レバー本体31は、第1支持軸11の作動レバー支持部11Bが軸穴31Hに挿通されることにより、第1軸心X1周りに揺動可能に第1支持軸11に支持されている。
つまり、作動レバー30は、第1支持軸11により、フォーク10と同軸でベース部材90に揺動可能に支持されている。作動レバー30は、フォーク10とは独立して、第1方向R1と第2方向R2とに揺動可能である。
作動レバー本体31は、第1作用部39及びセクタギヤ35を有している。
第1作用部39は、作動レバー本体31における軸穴31Hよりも左方かつ後方に位置する部位から屈曲して下向きに突出する部分である。図8及び図9に示すように、第1作用部39は、フォーク10の受動面13に第1方向R1の上流から当接可能に対向している。
図13~図15に示すように、第1作用部39は、作動レバー30が第1方向R1に揺動するときにフォーク10の受動面13に当接し、フォーク10をハーフラッチ位置、又はハーフラッチ位置の若干手前の位置からラッチ位置に揺動させる。
図6、図7及び図9に示すように、セクタギヤ35は、作動レバー本体31における進入口97よりも右方に位置する部位から進入口97よりも後方に位置する部位までにわたって、第1軸心X1の周方向に並ぶように形成された複数のギヤ歯である。
図6に示すように、セクタギヤ35は、後述する駆動列50の出力ギヤ55と噛み合っている。図6、図11、図12及び図16~図18に示すように、セクタギヤ35は、少なくとも作動レバー30が第2方向R2に揺動するときに、第1支持軸11と第2支持軸22との間に進入する。
なお、図11~図18において、図面を見易くするため、作動レバー本体31のうち、フォーク10、ポール20及びカム40よりも紙面手前側に位置する部分を仮想線(二点鎖線)で図示し、かつセクタギヤ35の一部の図示を省略している。
図6及び図7に示すように、作動レバー本体31には、逃げ部37が形成されている。逃げ部37は、セクタギヤ35と第1支持軸11との間において、後向きに凹んでいる。図16及び図17に示すように、逃げ部37は、進入口97に進入するストライカ7から逃げるように第1方向R1に凹んでいる。
図7に示すように、カム40は、熱可塑性樹脂の射出成形等によって製造される樹脂成形品である。カム40は、位置決め凸部40D及び挿通穴40Eを有している。作動レバー本体31は、位置決め穴31D及びネジ穴31Eを有している。ネジ穴31Eは、作動レバー本体31における位置決め穴31Dの近傍の部位がバーリング加工され、その内周面に雌ねじが形成されてなる。
図7及び図9に示すように、カム40は、作動レバー本体31に下から隣接して位置決め凸部40Dが位置決め穴31Dに嵌入し、ネジ30Bが下から挿通穴40Eを通過してネジ穴31Eにねじ込まれることにより、作動レバー本体31に対して精度良く位置決めされた状態で一体に締結されている。
カム40は、第2作用部49及び摺接面42を有している。
第2作用部49は、セクタギヤ35における後方に位置する部位に対して下方に位置し、第1軸心X1の径外方向に突出する略台形状のカムである。図9に示すように、第2作用部49は、ポール20の受動部23に第2方向R2の上流から当接可能に対向している。
図17及び図18に示すように、第2作用部49は、作動レバー30が第2方向R2に揺動するときにポール20の受動部23に当接し、ポール20をブロック位置からアンブロック位置に揺動させる。
図7及び図9に示すように、摺接面42は、セクタギヤ35及び第2作用部49よりも下方に位置し、第1摺接面42A及び第2摺接面42Bを有している。
図9及び図11に示すように、第1摺接面42Aは、第1軸心X1の径外方向を向きながら、第1軸心X1の周方向に円弧状に延びる曲面である。第1摺接面42Aは、第2作用部49よりも後方に短く延びている。また、第1摺接面42Aは、第2作用部49よりも前方に長く延びている。
第2摺接面42Bは、第1摺接面42Aの後端に接続している。第2摺接面42Bは、第1軸心X1の径外方向に突出する略三角形状の凸部における一対の斜面及び頂点からなる。
第1摺接面42A及び第2摺接面42Bは、後述する第2検出レバー72の第2摺接部72Aと摺接する。
<第1マイクロスイッチ及び第2マイクロスイッチ>
図5に示すように、第1マイクロスイッチSW1は、ガイドベース93における後方かつ右方に位置する角部に凹設された保持部に保持されている。第2マイクロスイッチSW2は、ガイドベース93における後方かつ左方に位置する角部に凹設された保持部に保持されている。
第1マイクロスイッチSW1が有する3本の端子と、第2マイクロスイッチSW2が有する3本の端子とは、ワイヤハーネスWH1に接続されている。ワイヤハーネスWH1は、第1マイクロスイッチSW1及び第2マイクロスイッチSW2とは反対側の端部において、5本の検出信号伝達用のコネクタ端子WH1Aを有している。
各コネクタ端子WH1Aのうちの1本は、第1マイクロスイッチSW1及び第2マイクロスイッチSW2が共有するアース端子である。図3及び図4に示すように、各コネクタ端子WH1Aは、後述するコネクタ65内に配置されている。
図10に示すように、第1マイクロスイッチSW1及び第2マイクロスイッチSW2はそれぞれ、可動突起83、第1回路81及び第2回路82を有する2回路型マイクロスイッチである。
可動突起83は、スイッチハウジングに直動可能に支持されている。可動突起83は、図示しない付勢バネによって、スイッチハウジングから突出するように付勢されており、その付勢バネに抗して押し込み可能である。
可動突起83に何も接触していない状態、又は、可動突起83に何かが接触していても付勢バネに抗して押し込まれる程の押し込み力が作用していない状態では、可動突起83は、図10(a)に示す位置にある。
図10(b)に示すように、第1回路81は、可動突起83が押し込まれる第1ストローク量L1で接続と遮断とが切り替わる。つまり、第1回路81は、可動突起83が押し込まれるストローク量が第1ストローク量L1未満である場合、遮断状態になっている。その一方、第1回路81は、可動突起83が押し込まれるストローク量が第1ストローク量L1以上である場合、接続状態になっている。
図10(c)に示すように、第2回路82は、可動突起83が第1ストローク量L1からさらに押し込まれる第2ストローク量L2で接続と遮断とが切り替わる。つまり、第2回路82は、可動突起83が押し込まれるストローク量が第2ストローク量L2未満である場合、遮断状態になっている。その一方、第2回路82は、可動突起83が押し込まれるストローク量が第2ストローク量L2以上である場合、接続状態になっている。
図10(a)に示すように、可動突起83が押し込まれるストローク量が第1ストローク量L1未満であって、第1回路81及び第2回路82が遮断状態になっている状態を「OFF」状態とする。
図10(b)に示すように、可動突起83が押し込まれるストローク量が第1ストローク量L1以上、かつ第2ストローク量L2未満であって、第1回路81が接続状態になっているが、第2回路82が遮断状態になっている状態を「ON1」状態とする。
図10(c)に示すように、可動突起83が押し込まれるストローク量が第2ストローク量L2以上であって、第1回路81及び第2回路82が接続状態になっている状態を「ON2」状態とする。
<第1検出レバー>
図7に示すように、第1検出レバー71は、熱可塑性樹脂の射出成形等によって製造される樹脂成形品である。図8に示すように、第1検出レバー71は、ガイドベース93の下面側かつ後端側に位置している。
第1検出レバー71は、ガイドベース93に支持され、第1マイクロスイッチSW1の可動突起83とフォーク10の延出部17との間で、第3軸心X3周りに揺動可能である。第1検出レバー71は、圧縮コイルバネ71Sにより図8の反時計方向に揺動するように付勢されている。
第1検出レバー71は、図7~図9に示す第1当接部71Aと、図5~図7及び図9に示す第1摺接部71Bと、を有している。
図7及び図9に示すように、第1当接部71Aは、第3軸心X3よりも前方に位置して前向きに突出する突出部の先端である。第1当接部71Aは、フォーク10の延出部17に第1方向R1の下流から当接可能に対向している。
第1摺接部71Bは、第3軸心X3よりも後方に位置して上向きに突出する略板状片の上部における第3軸心X3の径外方向を向く曲面である。図6に示すように、第1摺接部71Bは、ガイドベース93の上面側に位置し、第1マイクロスイッチSW1の可動突起83と摺接する。
図11~図18に示すように、第1検出レバー71は、第1当接部71A及び第1摺接部71Bによって、フォーク10の揺動を第1マイクロスイッチSW1の可動突起83に伝達する。
第1マイクロスイッチSW1は、第1検出レバー71を経由して、フォーク10が図15~図17に示すラッチ位置、図13及び図14に示すハーフラッチ位置、並びに、図11、図12及び図18に示すアンラッチ位置のいずれか1つの位置にあることを検出するように構成されている。
第1マイクロスイッチSW1は、フォーク10が図15等に示すラッチ位置にある場合、「ON2」状態となる。
第1マイクロスイッチSW1は、フォーク10が図13等に示すハーフラッチ位置にある場合、「ON1」状態となる。
第1マイクロスイッチSW1は、フォーク10が図11等に示すアンラッチ位置にある場合、「OFF」状態となる。
なお、本実施例では、第1マイクロスイッチSW1、第1検出レバー71及びフォーク10の相対位置関係の組付け誤差等によりフォーク10がハーフラッチ位置に到達したにもかかわらずハーフラッチ位置に到達していないと判断する不具合を抑制するため、第1マイクロスイッチSW1は、フォーク10がハーフラッチ位置の若干手前の位置に到達したときから「ON1」状態になるように設定されている。
また、本実施例では、第1マイクロスイッチSW1、第1検出レバー71及びフォーク10の相対位置関係の組付け誤差等によりフォーク10がラッチ位置に到達したにもかかわらずラッチ位置に到達していないと判断する不具合を抑制するため、第1マイクロスイッチSW1は、フォーク10がラッチ位置の若干手前の位置に到達したときから「ON2」状態になるように設定されている。
<第2検出レバー>
図7に示すように、第2検出レバー72は、熱可塑性樹脂の射出成形等によって製造される樹脂成形品である。図6に示すように、第2検出レバー72は、ガイドベース93の上面側かつ後端側に位置している。
第2検出レバー72は、ガイドベース93に支持され、第2マイクロスイッチSW2の可動突起83と作動レバー30のカム40の摺接面42との間で、第4軸心X4周りに揺動可能である。
第2検出レバー72は、図6、図7及び図9に示す第2摺接部72Aと、図5~図7及び図9に示す及び第2当接部72Bと、を有している。
図7に示すように、第2摺接部72Aは、第4軸心X4よりも前方かつ右方に位置して前向きに突出する突起の先端である。図6及び図9に示すように、第2摺接部72Aは、作動レバー30のカム40の摺接面42と摺接する。
図7に示すように、第2当接部72Bは、第4軸心X4よりも後方に位置する部位における左方を向く平坦面である。図6及び図9に示すように、第2当接部72Bは、第2マイクロスイッチSW2の可動突起83に当接する。
可動突起83を付勢する図示しない付勢バネは、第2当接部72Bを右方に押すことにより、第2摺接部72Aを常に摺接面42に接触させる。
図11~図18に示すように、第2検出レバー72は、第2摺接部72A及び第2当接部72Bによって、作動レバー30の揺動を第2マイクロスイッチSW2の可動突起83に伝達する。
図11~図18に示すように、作動レバー30は、第1軸心X1周りに第1方向R1と第2方向R2とに揺動することにより、原点位置と、第1作動端位置と、第2作動端位置と、第1中間位置と、第2中間位置と、に揺動する。
図11、図12及び図16に示すように、作動レバー30の原点位置は、セクタギヤ35の前端のみが第1支持軸11と第2支持軸22との間に進入する位置である。
作動レバー30が原点位置にある状態では、第1作用部39がフォーク10の受動面13から第1方向R1の上流に離隔し、かつ第2作用部49がポール20の受動部23から第2方向R2の上流に離隔している。また、作動レバー30が原点位置にある状態では、第2検出レバー72の第2摺接部72Aが第2摺接面42Bの頂点に当接している。
図15に示すように、作動レバー30の第1作動端位置は、作動レバー30が原点位置から第1方向R1に揺動するときの限界位置である。
作動レバー30が第1作動端位置にある状態では、第1作用部39がフォーク10の受動面13に当接し、フォーク10がラッチ位置にあって、ラッチ面12Aがブロック位置にあるポール20のストッパ面20Aから第1方向R1の下流に若干離隔している。また、作動レバー30が第1作動端位置にある状態では、第2検出レバー72の第2摺接部72Aが第1摺接面42Aにおける第1方向R1の上流端に引っ掛かった状態となる。
図18に示すように、作動レバー30の第2作動端位置は、作動レバー30が原点位置から第2方向R2に揺動するときの限界位置である。
作動レバー30が第2作動端位置にある状態では、第2作用部49がポール20の受動部23に当接し、ポール20がアンブロック位置にある。また、作動レバー30が第2作動端位置にある状態では、第2検出レバー72の第2摺接部72Aが第2摺接面42Bにおける第1方向R1の下流端に当接する状態となる。
図13及び図14に示すように、作動レバー30の第1中間位置は、原点位置と第1作動端位置との間の位置である。
作動レバー30が第1中間位置において揺動するとき、第2検出レバー72の第2摺接部72Aは、第2摺接面42Bにおける頂点に対して第1摺接面42A側に位置する斜面、又は第1摺接面42Aと摺接する。
図17に示すように、作動レバー30の第2中間位置は、原点位置と第2作動端位置との間の位置である。
作動レバー30が第2中間位置において揺動するとき、第2検出レバー72の第2摺接部72Aは、第2摺接面42Bにおける頂点に対して第1摺接面42Aとは反対側に位置する斜面と摺接する。
第1作動端位置及び第2作動端位置を作動端位置とし、第1中間位置及び第2中間位置を中間位置とする。
第2マイクロスイッチSW2は、第2検出レバー72を経由して、作動レバー30が図11、図12及び図16に示す原点位置、図15及び図18に示す作動端位置、並びに、図13、図14及び図17に示す中間位置のいずれか1つの位置にあることを検出するように構成されている。
第2マイクロスイッチSW2は、作動レバー30が図11等に示す原点位置にある場合、「ON2」状態となる。
第2マイクロスイッチSW2は、作動レバー30が図13等に示す中間位置にある場合、「ON1」状態となる。
第2マイクロスイッチSW2は、作動レバー30が図15等に示す作動端位置にある場合、「OFF」状態となる。
<アクチュエータケース、アクチュエータカバー、コネクタ、駆動源及び駆動列>
図3に示すように、アクチュエータケース61及びアクチュエータカバー69はそれぞれ、熱可塑性樹脂の射出成形等によって製造される樹脂成形品である。
アクチュエータカバー69は、アクチュエータカバー69に上から組み付けられ、複数のネジ69Bによって、アクチュエータケース61と一体に締結されている。
アクチュエータケース61及びアクチュエータカバー69は、それらの前部分がロック装置本体5における進入口97よりも後方に位置する部位に上から重なる状態で、複数のネジ61Bによって、ロック装置本体5に一体に締結されている。
アクチュエータケース61及びアクチュエータカバー69の後部分は、ロック装置本体5の後端よりも後方に位置し、ロック装置本体5よりも左方に延びて、コネクタ65を挟持している。
図4に示すように、ワイヤハーネスWH1は、アクチュエータケース61及びアクチュエータカバー69によって区画される内部空間61Aに引き込まれており、各コネクタ端子WH1Aがコネクタ65内に配置されている。
内部空間61Aには、駆動源M1が収容されている。駆動源M1は、電動モータである。駆動源M1が有する2つの端子は、2本の給電用のコネクタ端子WH1Bに接続されている。各コネクタ端子WH1Bは、コネクタ65内における各コネクタ端子WH1Aよりも上方に配置されている。
図2に示すように、コネクタ65内の各コネクタ端子WH1A、WH1Bは、図示しないワイヤハーネスによって、制御部C1と電気的に接続される。
駆動源M1は、制御部C1の制御によって給電され、かつ給電の極性が適宜切り替えられることにより、正回転及び逆回転して駆動力を発生する。
第1マイクロスイッチSW1は、「OFF」、「ON1」又は「ON2」に対応する検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、その検出信号に基づいて、フォーク10がラッチ位置、ハーフラッチ位置及びアンラッチ位置のいずれか1つの位置にあることを適切に判断できる。
第2マイクロスイッチSW2も、「OFF」、「ON1」又は「ON2」に対応する検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、その検出信号に基づいて、作動レバー30が原点位置、作動端位置及び中間位置のいずれか1つの位置にあることを適切に判断できる。
さらに、制御部C1は、フォーク10の位置についての判断結果と、作動レバー30の位置についての判断結果と、の組み合わせに基づいて、ロック装置1の状態を適切に判断できる。
例えば、制御部C1は、作動レバー30が作動端位置にあると判断した場合において、フォーク10の位置についての判断結果を参照して、作動レバー30が第1作動端位置及び第2作動端位置のどちらか1つの位置にあることを適切に判断できる。
また、制御部C1は、作動レバー30が中間位置にあると判断した場合において、作動レバー30が原点位置にある状態から駆動源M1が正回転したという制御履歴、又は、作動レバー30が原点位置にある状態から駆動源M1が正回転し、その後に逆回転したという制御履歴に基づいて、作動レバー30が第1中間位置にあることを適切に判断できる。さらに、制御部C1は、作動レバー30が中間位置にあると判断した場合において、作動レバー30が原点位置にある状態から駆動源M1が逆回転したという制御履歴、又は、作動レバー30が原点位置にある状態から駆動源M1が逆回転し、その後に正回転したという制御履歴に基づいて、作動レバー30が第2中間位置にあることを適切に判断できる。
また、制御部C1は、作動レバー30が中間位置にあると判断した場合において、駆動源M1が正回転し、その後に作動レバー30が作動端位置にあると判断した場合、作動レバー30が第1作動端位置にあることを適切に判断できる。
駆動列50は、図4に示すように、内部空間61Aに収容されたウォームギヤ51、ウォームホイール52及び伝達ギヤ53、54と、上部分が図4に示すように内部空間61Aに収容され、下部分が図5に示すようにロック装置本体5内に進入する出力ギヤ55と、を有している。
図4に示すように、ウォームギヤ51は、駆動源M1から右方に突出する駆動軸に固定されており、駆動軸と一体で回転する。ウォームホイール52は、ウォームギヤ51よりも前方に位置し、ウォームギヤ51と噛み合っている。
伝達ギヤ53は、ウォームホイール52の下面側に一体に形成された小径ギヤであり、ウォームホイール52と一体で回転する。伝達ギヤ54は、伝達ギヤ53よりも前方かつ左方に位置し、伝達ギヤ53と噛み合っている。
出力ギヤ55の上部分は、伝達ギヤ54の中央部に嵌合固定されている。図示は省略するが、出力ギヤ55の下部分は、アクチュエータケース61の下壁に貫設された開口を通過して、下方に突出している。
図5に示すように、出力ギヤ55の下部分は、バックプレート95に貫設された開口を通過して、作動レバー30のセクタギヤ35に噛み合っている。出力ギヤ55は、駆動列50における駆動力が最後に伝達されるギヤである。
駆動列50は、正回転する駆動源M1からの駆動力をウォームギヤ51、ウォームホイール52、伝達ギヤ53、54及び出力ギヤ55を経由して作動レバー30のセクタギヤ35に伝達し、作動レバー30を第1方向R1に揺動させる。
その一方、駆動列50は、逆回転する駆動源M1からの駆動力をウォームギヤ51、ウォームホイール52、伝達ギヤ53、54及び出力ギヤ55を経由して作動レバー30のセクタギヤ35に伝達し、作動レバー30を第2方向R2に揺動させる。
作動レバー30が第1作動端位置又は第1中間位置にあって第1作用部39がフォーク10の受動面13に当接する状態でバッテリ上がり等が発生した場合、ユーザや整備作業者が上述した手順で解除操作用凸部28を操作してポール20をアンブロック位置に揺動させたとしても、セクタギヤ35が駆動列50から抵抗を受けるため、フォーク10がアンラッチ位置に揺動できない。この場合、ユーザや整備作業者は、図3に示す複数のネジ61Bを取り外し、出力ギヤ55を含むアクチュエータ6をロック装置本体5から離隔させた後に、解除操作用凸部28を操作してポール20をアンブロック位置に揺動させて、フォーク10をアンラッチ位置に揺動させることができる。
作動レバー30が第2作動端位置又は第2中間位置にあって第2作用部49がポール20の受動部23に当接する状態でバッテリ上がり等が発生した場合、ポール20が作動レバー30から抵抗を受けてブロック位置に揺動できないので、テールゲート8を閉鎖した状態で保持できなくなる。この場合も、ユーザや整備作業者が同様にしてアクチュエータ6をロック装置本体5から離隔させることで、ポール20が作動レバー30から抵抗を受けなくなってブロック位置に揺動させることができる。
<オープンクローズ機構の動作>
上記構成のオープンクローズ機構3は、第2作用部49がポール20の受動部23に作用すれば、ポール20をアンブロック位置に揺動させる一方、第1作用部39がフォーク10の受動面13に作用すれば、フォーク10をハーフラッチ位置、又はハーフラッチ位置の若干手前の位置からラッチ位置に揺動させるように構成されている。
そして、ユーザが開放状態のテールゲート8を閉鎖する操作を行うと、以下に詳述するように、第1マイクロスイッチSW1が制御部C1にその情報を伝達し、制御部C1がロック装置1にテールゲート8を完全に閉鎖する動作を行わせるため、オープンクローズ機構3の制御を行う。
その一方、ユーザが例えばテールゲート8に設けられた図示しないドアノブに対する開操作を行ったり、リモコンスイッチに対する開操作等を行ったりすると、以下に詳述するように、テールゲート開操作検出部S1が制御部C1にその情報を伝達し、制御部C1がロック装置1にテールゲート8を開放可能にする動作を行わせるため、オープンクローズ機構3の制御を行う。
<テールゲートが開放状態にある場合のロック装置の状態>
図11に示すように、テールゲート8が開放状態にある場合、ロック装置1において、フォーク10はアンラッチ位置にあり、ポール20はアンブロック位置にあり、作動レバー30は原点位置にある。第1マイクロスイッチSW1は「OFF」状態となっており、第2マイクロスイッチSW2は「ON2」状態となっている。制御部C1は、第1マイクロスイッチSW1及び第2マイクロスイッチSW2から伝達される検出信号に基づいて、テールゲート8が開放状態にあると判断する。
<テールゲートを完全に閉鎖する動作>
ユーザが開放状態のテールゲート8を閉鎖する操作を行うと、図12に示すように、ストライカ7が進入口97に進入する。そして、ストライカ7は、フォーク10の後側凸部10Aを押し、フォーク10を第1方向R1に揺動させる。
すると、第1マイクロスイッチSW1は、フォーク10がハーフラッチ位置の若干手前の位置に揺動したときに「ON1」状態となり、検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、テールゲート8がほぼ閉まった状態になったと判断し、駆動源M1を正回転させる。
図13に示すように、駆動列50は、正回転する駆動源M1からの駆動力をセクタギヤ35に伝達し、作動レバー30を原点位置から第1方向R1に揺動させる。
第1作用部39は、作動レバー30が第1中間位置において第1方向R1に揺動するときにフォーク10の受動面13に当接し、フォーク10をハーフラッチ位置、又はハーフラッチ位置の若干手前の位置からラッチ位置に揺動させる。
第2マイクロスイッチSW2は、作動レバー30が第1中間位置において移動しているときに「ON1」状態となり、検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、作動レバー30が原点位置から第1作動端位置に向かって移動を開始し、フォーク10がハーフラッチ位置、又はハーフラッチ位置の若干手前の位置からラッチ位置に向かって揺動を開始したと判断する。
フォーク10がハーフラッチ位置に到達すると、ポール20はブロック位置に揺動し、ストッパ面20Aがフォーク10のハーフラッチ面12Bに第2方向R2の下流から当接可能に対向する。そして、フォーク10がハーフラッチ位置においてさらに第1方向R1に揺動すると、ポール20は、フォーク10におけるハーフラッチ面12Bとラッチ面12Aとの間で湾曲する外周面に摺接してアンブロック位置に揺動する。
図14に示すように、作動レバー30が第1中間位置において第1方向R1にさらに揺動し、フォーク10がラッチ位置の若干手前の位置を通過すると、第1マイクロスイッチSW1は、「ON2」状態となり、検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、フォーク10がラッチ位置にほぼ到達したと判断する。なお、制御部C1は、第1マイクロスイッチSW1の「ON1」から「ON2」への切り替わり信号をルームランプの点灯、消灯の制御にも使用可能である。
図15に示すように、作動レバー30が第1方向R1にさらに揺動して第1作動端位置に到達すると、ポール20がブロック位置に揺動し、ポール20のストッパ面20Aは、ラッチ位置にあるフォーク10のラッチ面12Aに第2方向R2の下流から当接可能に対向する。
第2マイクロスイッチSW2は、「OFF」状態となり、検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、フォーク10がラッチ位置に到達してオーバーランした状態であると判断する。そして、制御部C1は、駆動源M1を逆回転させる。
図16に示すように、駆動列50は、逆回転する駆動源M1からの駆動力をセクタギヤ35に伝達し、作動レバー30を第1作動端位置から第2方向R2に揺動させる。
すると、第2マイクロスイッチSW2は、作動レバー30が第1中間位置を通過しているときに「ON1」状態となり、さらに原点位置に揺動したときに「ON2」状態となり、検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、テールゲート8を完全に閉鎖できたと判断し、駆動源M1を停止させる。こうして、テールゲート8は、オープンクローズ機構3の動作により、完全に閉鎖した状態で保持される。
<テールゲートを開放可能にする動作>
ユーザがテールゲート8に対する開操作を行うと、テールゲート開操作検出部S1がその情報を制御部C1に伝達する。制御部C1は、テールゲート8に対する開操作が行われたと判断し、駆動源M1を逆回転させる。
図17に示すように、駆動列50は、逆回転する駆動源M1からの駆動力をセクタギヤ35に伝達し、作動レバー30を原点位置から第2方向R2に揺動させる。
すると、第2マイクロスイッチSW2は、作動レバー30が第2中間位置において移動しているときに「ON1」状態となり、検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、作動レバー30が原点位置から第2作動端位置に向かって移動を開始したと判断する。
作動レバー30の第2作用部49は、作動レバー30が第2中間位置において第2方向R2に揺動するときにポール20の受動部23に当接し、ポール20をブロック位置からアンブロック位置に揺動させる。ストッパ面20Aは、フォーク10のラッチ面12Aから第1軸心X1の径外方向に離隔してラッチ面12Aに当接不能となる。
その結果、図18に示すように、フォーク10は、ラッチ位置からアンラッチ位置に揺動し、進入口97内でストライカ7を係止しない状態となる。
第1マイクロスイッチSW1は、「OFF」状態となり、検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、フォーク10がアンラッチ位置に到達して進入口97内でストライカ7を係止しない状態であると判断する。
作動レバー30が第2方向R2にさらに揺動して第2作動端位置に到達すると、第2マイクロスイッチSW2は、「OFF」状態となり、検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、駆動源M1を正回転させる。
駆動列50は、正回転する駆動源M1からの駆動力をセクタギヤ35に伝達し、作動レバー30を第2作動端位置から第1方向R1に揺動させる。
すると、第2マイクロスイッチSW2は、作動レバー30が第2中間位置を通過しているときに「ON1」状態となり、さらに原点位置に揺動したときに「ON2」状態となり、検出信号を制御部C1に伝達する。制御部C1は、テールゲート8が開放可能になったと判断し、駆動源M1を停止させる。こうして、テールゲート8は、オープンクローズ機構3の動作により、保持状態が解除されて開放可能となる。
<作用効果>
実施例のロック装置1において、図11~図15に示すように、オープンクローズ機構3の駆動列50は、正回転する駆動源M1からの駆動力を作動レバー30のセクタギヤ35に伝達して作動レバー30を第1方向R1に揺動させる。すると、作動レバー30の第1作用部39は、フォーク10の受動面13に当接し、フォーク10をハーフラッチ位置、又はハーフラッチ位置の若干手前の位置からラッチ位置に揺動させる。それに伴って、ポール20はブロック位置に揺動する。その結果、テールゲート8は、完全に閉鎖した状態で保持される。
その一方、図16~図18に示すように、駆動列50は、逆回転する駆動源M1からの駆動力を作動レバー30のセクタギヤ35に伝達して作動レバー30を第2方向R2に揺動させる。すると、作動レバー30の第2作用部49は、ポール20の受動部23に当接し、ポール20をアンブロック位置に揺動させる。その結果、テールゲート8は、保持状態が解除されて開放可能となる。
ここで、このロック装置1において、オープンクローズ機構3は、上記従来のロック装置に係る第2の駆動列、すなわち押圧ピン、オープンレバー及びリフトレバーに相当するものを有していない。このため、このロック装置1は、部品点数の削減、及び組付工数の低減を実現できる。
したがって、実施例のロック装置1は、製造コストの低廉化を実現できる。
また、このロック装置1は、オープンクローズ機構3が上記従来のロック装置に係る第2の駆動列に相当するものを有していないことにより、駆動源M1及び駆動列50について、設計レイアウトの自由度を向上させることができる。その結果、このロック装置1は、小型化を実現できる。
さらに、このロック装置1は、図7に示すように、第1支持軸11及び第2支持軸22をさらに備えている。図6に示すように、作動レバー30は、駆動列50における駆動力が最後に伝達される出力ギヤ55と噛み合うセクタギヤ35を有している。そして、図6、図11、図12及び図16~図18に示すように、セクタギヤ35は、少なくとも作動レバー30が第2方向R2に揺動するときに、第1支持軸11と第2支持軸22との間に進入する。このように、第2作用部49をセクタギヤ35の近傍に位置させることで、作動レバー30が第2方向R2に揺動するときに、第2作用部49がポール20をアンブロック位置に揺動させ易くなる。
また、このロック装置1において、図6及び図17に示すように、作動レバー30には、セクタギヤ35と第1支持軸11との間において、進入口97に進入するストライカ7から逃げるように第1方向R1に凹む逃げ部37が形成されている。この構成により、作動レバー30について、第1支持軸11が延びる方向において、進入口97に進入するストライカ7と重なる位置に配置しても、逃げ部37によって、作動レバー30がそのストライカ7に干渉しないようにすることができる。その結果、このロック装置1は、第1支持軸11が延びる方向において小型化を実現できる。
さらに、このロック装置1において、図5~図7に示すように、第1支持軸11は、ベース部材90に凸設され、フォーク10及び作動レバー30を揺動可能に支持している。第1支持軸11の上端部は、バックプレート95に固定されている。作動レバー30は、フォーク10及びポール20と共に、ベース部材90とバックプレート95との間に位置している。この構成により、仮に作動レバー30がベース部材90とバックプレート95との間に位置しない構成と比較して、第1支持軸11が延びる方向において小型化を実現できる。また、この構成により、作動レバー30は、ベース部材90及びバックプレート95に両端が固定された第1支持軸11によって強固に支持される。その結果、作動レバー30は、大きな力が作用してもこじられ難いので、第1作用部39のフォーク10に対する作用、及び第2作用部49のポール20に対する作用を安定させることができる。
また、このロック装置1において、図10に示すように、第1マイクロスイッチSW1及び第2マイクロスイッチSW2はそれぞれ、2回路型マイクロスイッチである。図11~図18に示すように、第1マイクロスイッチSW1は、フォーク10がラッチ位置、ハーフラッチ位置及びアンラッチ位置のいずれか1つの位置にあることを検出するように構成されている。第2マイクロスイッチSW2は、作動レバー30が原点位置、作動端位置及び中間位置のいずれか1つの位置にあることを検出するように構成されている。この構成により、制御部C1は、第1マイクロスイッチSW1及び第2マイクロスイッチSW2から伝達される情報に基づいて、フォーク10の状態と、作動レバー30の状態とを精度良く判断できる。また、この構成により、仮に2個の1回路型マイクロスイッチをフォーク10に対応して設け、さらに、2個の1回路型マイクロスイッチを作動レバー30に対応して設ける場合と比較して、部品点数の削減、及び組付工数の低減を実現できる。その結果、このロック装置1は、製造コストの低廉化を一層実現できる。
さらに、このロック装置1は、図11~図18に示すように、フォーク10の揺動を第1マイクロスイッチSW1の可動突起83に伝達する第1検出レバー71と、作動レバー30の揺動を第2マイクロスイッチSW2の可動突起83に伝達する第2検出レバー72と、をさらに備えている。この構成により、第1マイクロスイッチSW1及び第2マイクロスイッチSW2について、設計レイアウトの自由度を向上させることができる。その結果、このロック装置1は、小型化を実現できる。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施例では、ポール20がブロック位置とアンブロック位置とに揺動するが、本発明はこの構成には限定されない。例えば、ポールは、ブロック位置とアンブロック位置とに直動してもよい。
実施例では、作動レバー30が作動レバー本体31及びカム40を有しているが、本発明はこの構成には限定されない。例えば、作動レバーは一部材であってもよい。
実施例に係る第1検出レバー71及び第2検出レバー72は必須でなく、例えば、第1マイクロスイッチがフォークの位置を直接検出してもよいし、第2マイクロスイッチが作動レバーの位置を直接検出してもよい。
実施例において、ロック装置本体5にセクタギヤ35と噛み合うアイドルギヤを設け、そのアイドルギヤが出力ギヤ55からセクタギヤ35に駆動力を伝達するように変更し、そのアイドルギヤが出力ギヤ55の代わりに、駆動列50における駆動力が最後に伝達される出力ギヤとなる構成も、本発明に含まれる。
実施例では、ベース部材90がテールゲート8に設けられ、ストライカ7が車体9に設けられているが、本発明はこの構成には限定されない。例えば、ベース部材が車体に設けられ、ストライカが開閉体に設けられる構成も本発明に含まれる。
実施例では、ロック装置1がテールゲート8に用いられているが、本発明はこの構成には限定されない。例えば、本発明のロック装置は、車両の側面に設けられた揺動式又はスライド式のサイドドア、トランクリッド等に用いられてもよい。
本発明は例えば、自動車、産業車両等の車両に利用可能である。
1…ロック装置
8…車両用開閉体(テールゲート)
9…車体
7…ストライカ
97…進入口
90…ベース部材
10…フォーク
20…ポール
3…オープンクローズ機構
M1…駆動源
R1…第1方向
R2…第2方向
30…作動レバー
50…駆動列
39…第1作用部
49…第2作用部
11…第1支持軸
22…第2支持軸
55…出力ギヤ
35…セクタギヤ
37…逃げ部
95…バックプレート
SW1…第1マイクロスイッチ
SW2…第2マイクロスイッチ
83…可動突起
L1…第1ストローク量
81…第1回路
L2…第2ストローク量
82…第2回路
71…第1検出レバー
72…第2検出レバー

Claims (6)

  1. 車体、及び前記車体に開閉可能に設けられた開閉体の一方に設けられ、前記車体及び前記開閉体の他方に固定されたストライカが進入する進入口をもつベース部材と、
    前記ベース部材に設けられ、前記進入口の奥側で前記ストライカを係止可能なラッチ位置と、前記進入口の途中で前記ストライカを係止可能なハーフラッチ位置と、前記進入口内で前記ストライカを係止しないアンラッチ位置と、に揺動するフォークと、
    前記ベース部材に設けられ、前記フォークが前記アンラッチ位置に揺動することをブロックするブロック位置と、前記フォークが前記アンラッチ位置に揺動することを許容するアンブロック位置と、に変位するポールと、
    前記ポールに作用すれば、前記ポールを前記アンブロック位置に変位させる一方、前記フォークに作用すれば、前記フォークを前記ラッチ位置に揺動させるように構成されたオープンクローズ機構と、を備えた車両用開閉体のロック装置であって、
    前記オープンクローズ機構は、正回転及び逆回転して駆動力を発生する駆動源と、
    前記フォークと同軸で前記ベース部材に支持され、前記フォークとは独立して、第1方向と、前記第1方向とは逆向きの第2方向と、に揺動可能な作動レバーと、
    前記正回転する前記駆動源からの前記駆動力を前記作動レバーに伝達して前記作動レバーを前記第1方向に揺動させる一方、前記逆回転する前記駆動源からの前記駆動力を前記作動レバーに伝達して前記作動レバーを前記第2方向に揺動させる駆動列と、を有し、
    前記作動レバーは、前記第1方向に揺動するときに前記フォークに当接し、前記フォークを前記ラッチ位置に揺動させる第1作用部と、
    前記第2方向に揺動するときに前記ポールに当接し、前記ポールを前記アンブロック位置に変位させる第2作用部と、を有していることを特徴とする車両用開閉体のロック装置。
  2. 前記ベース部材に凸設され、前記フォーク及び前記作動レバーを揺動可能に支持する第1支持軸と、
    前記ベース部材に凸設され、前記ポールを揺動可能に支持する第2支持軸と、をさらに備え、
    前記作動レバーは、前記駆動列における前記駆動力が最後に伝達される出力ギヤと噛み合うセクタギヤを有し、
    前記セクタギヤは、少なくとも前記作動レバーが前記第2方向に揺動するときに、前記第1支持軸と前記第2支持軸との間に進入する請求項1記載の車両用開閉体のロック装置。
  3. 前記作動レバーには、前記セクタギヤと前記第1支持軸との間において、前記進入口に進入する前記ストライカから逃げるように前記第1方向に凹む逃げ部が形成されている請求項2記載の車両用開閉体のロック装置。
  4. 前記ベース部材に凸設され、前記フォーク及び前記作動レバーを揺動可能に支持する第1支持軸と、
    前記ベース部材と対向し、前記第1支持軸における前記ベース部材とは反対側の端部が固定されるバックプレートと、をさらに備え、
    前記作動レバーは、前記フォーク及び前記ポールと共に、前記ベース部材と前記バックプレートとの間に位置している請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用開閉体のロック装置。
  5. 第1マイクロスイッチ及び第2マイクロスイッチをさらに備え、
    前記第1マイクロスイッチ及び前記第2マイクロスイッチはそれぞれ、押し込み可能な可動突起と、
    前記可動突起が押し込まれる第1ストローク量で接続と遮断とが切り替わる第1回路と、
    前記可動突起が前記第1ストローク量からさらに押し込まれる第2ストローク量で接続と遮断とが切り替わる第2回路と、を有する2回路型マイクロスイッチであり、
    前記第1マイクロスイッチは、前記フォークが前記ラッチ位置、前記ハーフラッチ位置及び前記アンラッチ位置のいずれか1つの位置にあることを検出するように構成され、
    前記作動レバーは、原点位置と、
    前記原点位置から前記第1方向に揺動するときの限界位置である第1作動端位置と、
    前記原点位置から前記第2方向に揺動するときの限界位置である第2作動端位置と、
    前記原点位置と前記第1作動端位置との間の位置である第1中間位置と、
    前記原点位置と前記第2作動端位置との間の位置である第2中間位置と、に揺動し、
    前記第1作動端位置及び前記第2作動端位置を作動端位置とし、
    前記第1中間位置及び前記第2中間位置を中間位置とすると、
    前記第2マイクロスイッチは、前記作動レバーが前記原点位置、前記作動端位置及び前記中間位置のいずれか1つの位置にあることを検出するように構成されている請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用開閉体のロック装置。
  6. 前記第1マイクロスイッチの前記可動突起と前記フォークとの間で揺動可能に設けられ、前記フォークの揺動を前記第1マイクロスイッチの前記可動突起に伝達する第1検出レバーと、
    前記第2マイクロスイッチの前記可動突起と前記作動レバーとの間で揺動可能に設けられ、前記作動レバーの揺動を前記第2マイクロスイッチの前記可動突起に伝達する第2検出レバーと、をさらに備えている請求項5記載の車両用開閉体のロック装置。
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