JP7236478B2 - 情報処理システム、コンピュータプログラム、及び表示方法 - Google Patents

情報処理システム、コンピュータプログラム、及び表示方法 Download PDF

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Description

本開示は、情報処理システム、コンピュータプログラム、及び表示方法に関する。
従来、プロジェクタが投影した画像が車両のフロントウィンドウ(車窓)に表示されるヘッドアップディスプレイ装置が用いられている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置の場合、車速が低いときは広い範囲に画像が表示され、車速が高いときは狭い範囲に縮小された画像が表示される。
国際公開第2017/061019号
特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置が操作部を備えている場合、車両の搭乗者による操作部の操作に応じて、表示されている画像の表示状態を変更する(例えば表示されている画像を拡大/縮小する)ことが考えられる。
ところで、例えば手が汚れている場合に操作部を直に触りたくないという要望がある。
本開示の目的は、搭乗者が画像の表示状態を非接触で任意に変更させることができる情報処理システム、コンピュータプログラム、及び表示方法を提供することにある。
本開示に係る情報処理システムは、車両の複数の車窓に画像を表示する車窓表示部と、前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出する検出部と、該検出部が検出したジェスチャーに応じて、前記車窓表示部による前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で制御する表示制御部とを備えることを特徴とする。
本開示に係る情報処理システムは、車両の複数の車窓に画像を表示する車窓表示部と、前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出する検出部と、該検出部が検出したジェスチャーに応じて、前記車窓表示部による前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で制御する表示制御部とを備え、前記搭乗者の手の異なる部位と前記画像の大きさとが互いに関連付けられており、前記検出部は、前記搭乗者の手の部位を検出し、前記表示制御部は、前記検出部が検出した部位に関連付けられている大きさの前記画像の表示状態を制御することを特徴とする。
本開示にあっては、車窓表示部が、複数の車窓に画像を表示する。故に、画像を表示可能な範囲が広い。
検出部は、車両の搭乗者のジェスチャーを検出する。表示制御部は、検出部が検出したジェスチャーに応じて、画像の表示状態を制御する。この結果、搭乗者が画像の表示状態を非接触で任意に変更させることができる。
しかも、表示制御部は画像の表示状態を複数の車窓間で制御する。故に、例えば一の車窓から他の車窓へ画像を移動させること、又は異なる車窓にわたって画像を表示すること等を実現することができる。
本開示に係る情報処理システムは、前記複数の車窓には、フロントウィンドウ及び該フロントウィンドウの左右に隣り合うサイドウィンドウが含まれており、互いに隣り合う車窓にわたって前記画像の表示が可能であることを特徴とする。
本開示にあっては、互いに隣り合う車窓にわたって画像の表示が可能である。故に、複数の車窓にわたるシームレスな画像が表示可能である。
本開示に係る情報処理システムは、前記車両のルーフの内面又はフロントピラーの内面に画像を表示する車室表示部を更に備え、前記ルーフ又は前記フロントピラー及び該ルーフ又は前記フロントピラーに隣り合う車窓にわたって前記画像の表示が可能であることを特徴とする。
本開示にあっては、車室表示部が、車両のルーフの内面又はフロントピラーの内面に画像を表示する。
互いに隣り合うルーフ又はフロントピラーと車窓とにわたって画像の表示が可能である。故に、車窓とルーフ又はフロントピラーとにわたるシームレスな画像が表示可能である。
本開示に係る情報処理システムは、前記検出部は、前記搭乗者の両手を用いたジェスチャーを検出することを特徴とする。
本開示にあっては、検出部が搭乗者の両手を用いたジェスチャーを検出する。表示制御部は、検出部が検出したジェスチャー(即ち両手を用いたジェスチャー)に応じて、画像の表示状態を制御する。
両手の場合、片手の場合よりも、画像の表示状態の制御に関連付けられるジェスチャーの種類を増やしたり、画像の表示状態の制御に関連付けられるジェスチャーを複雑にしたりすることができる。
本開示に係る情報処理システムは、前記搭乗者の手の異なる部位と前記画像の大きさとが互いに関連付けられており、前記検出部は、前記搭乗者の手の部位を検出し、前記表示制御部は、前記検出部が検出した部位に関連付けられている大きさの前記画像の表示状態を制御することを特徴とする。
本開示にあっては、搭乗者の手の異なる部位と画像の大きさとが互いに関連付けられている。検出部は、搭乗者の手の部位を検出し、表示制御部は、検出部が検出した部位に関連付けられている大きさの前記画像の表示状態を制御する。このため、搭乗者は、一の部位/他の部位を用いたジェスチャーを行なうことによって、大きい画像/小さい画像の表示状態を変更させることができる。
本開示に係る情報処理システムは、前記検出部が検出したジェスチャーが追い払うジェスチャーである場合、前記表示制御部は表示されている前記画像を削除することを特徴とする。
本開示にあっては、検出部が検出したジェスチャーが追い払うジェスチャーである場合、表示制御部は表示されている画像を削除する。故に、搭乗者は直感的に画像を削除することができる。
本開示に係る情報処理システムは、前記車両の状態に応じて、前記画像の大きさ又は表示位置が切り替わることを特徴とする。
本開示にあっては、車両の状態に応じて、画像の大きさ又は表示位置が切り替わる。故に、例えば車両が駐停車しているか否かに応じて、画像の大きさ又は表示位置を、利便性を重視したもの/安全性を重視したものに切り替えることができる。
本開示に係る情報処理システムは、前記検出部が検出したジェスチャーが所定のジェスチャーである場合、前記表示制御部は、前記複数の車窓の内の第1の車窓に表示されている全ての画像を第2の車窓に移動させると共に、該第2の車窓に表示されている全ての画像を前記第1の車窓又は第3の車窓に移動させることを特徴とする。
本開示にあっては、検出部が検出したジェスチャーが所定のジェスチャーである場合、表示制御部は一の車窓に表示されている全ての画像を他の車窓に移動させる。故に、一の車窓に表示されている複数の画像を同一の他の車窓に移動させる際に、搭乗者が画像を個別に移動させる必要がない。また、2つの車窓夫々に表示されている全ての画像同士を互いに入れ替えたり、複数の車窓夫々に表示されている全ての画像を玉突き状に移動(例えば回転移動)させたりすることができる。以上の結果、利便性が向上される。
本開示に係るコンピュータプログラムは、車両の複数の車窓に画像を表示し、前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出し、検出したジェスチャーに応じて、前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で制御する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本開示に係るコンピュータプログラムは、車両の複数の車窓に画像を表示し、前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出し、検出したジェスチャーに応じて、前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で制御し、前記搭乗者の手の部位を検出し、前記搭乗者の手の異なる部位と前記画像の大きさとを互いに関連付けて記憶する記憶部を参照し、検出した部位に関連付けられている大きさの前記画像の表示状態を制御する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本開示に係る表示方法は、車両の複数の車窓に画像を表示し、前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出し、検出したジェスチャーに応じて、前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で制御することを特徴とする。
本開示に係る表示方法は、車両の複数の車窓に画像を表示し、前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出し、検出したジェスチャーに応じて、前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で制御し、前記搭乗者の手の異なる部位と前記画像の大きさとが互いに関連付けられており、前記搭乗者の手の部位を検出し、検出した部位に関連付けられている大きさの前記画像の表示状態を制御することを特徴とする。
本開示にあっては、車両の複数の車窓に画像を表示し、車両の搭乗者のジェスチャーを検出し、検出したジェスチャーに応じて画像の表示状態を制御することにより、搭乗者が画像の表示状態を非接触で任意に変更させることができる。
しかも、画像の表示状態が複数の車窓間で制御される。故に、例えば一の車窓から他の車窓へ画像を移動させること、又は異なる車窓にわたって画像を表示すること等を実現することができる。
本開示に係る情報処理システムは、車両の複数の車窓に画像を表示する車窓表示部と、前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出する検出部と、所定のジェスチャーを行なった人数を判定する判定部と、前記検出部が検出したジェスチャー及び前記判定部が判定した人数に応じて、前記車窓表示部による前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で制御する表示制御部とを備えることを特徴とする。
本開示に係る情報処理システムは、車両の複数の車窓に画像を表示する車窓表示部と、前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出する検出部と、所定のジェスチャーを行なった人数を判定する判定部と、前記検出部が検出したジェスチャー及び前記判定部が判定した人数に応じて、複数人が協力して1つのジェスチャーを行なったか複数人が個々に1つのジェスチャーを行なったかを判定する第2の判定部と、該第2の判定部の判定結果が複数人協力である場合、前記車窓表示部による前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で第1の態様で制御し、前記第2の判定部の判定結果が複数人個々である場合、前記車窓表示部による前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で前記第1の態様とは異なる第2の態様で制御する表示制御部とを備えることを特徴とする。
本開示の情報処理システム、コンピュータプログラム、及び表示方法によれば、搭乗者が画像の表示状態を非接触で任意に変更させることができる。
実施の形態1に係る情報処理システムが搭載された車両の車室を模式的に示す平面図である。 車室の他の態様を模式的に示す平面図である。 車室の最前部を模式的に示す斜視図である。 テーブルの構成を模式的に示す断面図である。 車両の運転に関する制御系の構成を示すブロック図である。 情報処理システムの要部構成を示すブロック図である。 情報処理装置の要部構成を示すブロック図である。 3つの車窓、ルーフ、及びAピラーに表示される画像の一例を示す模式図である。 3つの車窓、ルーフ、及びAピラーに表示される画像の他の一例を示す模式図である。 3つの車窓、ルーフ、及びAピラーに表示される画像の更に他の一例を示す模式図である。 情報処理装置で実行されるジェスチャー操作処理の手順を示すフローチャートである。 ジェスチャー記憶部に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び片手のジェスチャーの一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び片手のジェスチャーの一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び片手のジェスチャーの一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び片手のジェスチャーの一例を示す模式図である。 部位記憶部に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び片手のジェスチャーの他の一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び片手のジェスチャーの他の一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び片手のジェスチャーの他の一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び両手のジェスチャーの一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び両手のジェスチャーの一例を示す模式図である。 画像の入れ替え時に3つの車窓に表示される画像の一例を示す模式図である。 画像の回転移動時に3つの車窓に表示される画像の一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及びジェスチャーの一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及びジェスチャーの一例を示す模式図である。 実施の形態2に係る情報処理装置で実行されるジェスチャー操作処理の手順を示すフローチャートである。 ジェスチャー記憶部に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び複数人で行なうジェスチャーの一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像及び複数人で行なうジェスチャーの一例を示す模式図である。 実施の形態3に係る情報処理システムの要部構成を示すブロック図である。 情報処理装置で実行されるジェスチャー操作処理の手順を示すフローチャートである。 ジェスチャー記憶部に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像とジェスチャー及び音声との一例を示す模式図である。 フロントウィンドウに表示される画像とジェスチャー及び音声との一例を示す模式図である。
以下、本開示の実施の形態について説明する。
実施の形態 1.
図1は、実施の形態1に係る情報処理システムが搭載された車両の車室を模式的に示す平面図である。
図中1は車両であり、図中1aは車両1の車室である。
車両1は4つの座席111を備える。図1には、4つの座席111の内の2つが車室1aの前部において左右に並んでおり、車室1aの後部において残る2つが左右に並んでいる状態が示されている。
車室1aの最前部にはテーブル2が設けられている。車室1aの最後部はカーゴスペースとして用いられる。
車室1aの床には、レール112が、4つの座席111夫々の真下とカーゴスペースとを通るようにして、矩形環状に設けられている。座席111は、レール112に沿って移動可能に設けられている。
座席111は折り畳み可能である。
座席111の移動は、例えば搭乗者による所定の操作が行なわれた場合にモータ及びギヤ等を備える移動機構が作動することによって、自動的に行なわれることが望ましい。同様に、座席111の折り畳み及び展開も、自動的に行なわれることが望ましい。
図2は、車室1aの他の態様を模式的に示す平面図である。
図2には、4つの座席111の内の1つが車室1aの前部において左右方向の中央部に位置しており、他の1つが折り畳まれてカーゴスペースに位置している状態が示されている。残る2つは車室1aの後部において左右に並んでいる。
図1の状態から図2の状態に変更される場合、図1において車室1aの後部にある2つの座席111の内、例えば左側の座席111が折り畳まれてカーゴスペースに移動し、右側の座席111はその場に留まる。次いで、車室1aの前部にある2つの座席111の内、左側の座席111が車室1aの後部に移動し、右側の座席111が左右方向の中央部に移動する。
図3は、車室1aの最前部を模式的に示す斜視図である。
図4は、テーブル2の構成を模式的に示す断面図である。
図3及び図4に示すように、テーブル2は天板21を備える。
天板21は前後左右に延び、車室1aの側壁に固定されている。なお、天板21の上下方向の位置が、車室1aの側壁に設けられた案内レールに沿って調整可能でもよい。
天板21の後縁は、左右両端に近いほど後向きに延びるようにして凹状に湾曲しているので、テーブル2の意匠性が向上されている(図1~図3参照)。
天板21の上面2aは平坦面であり、車室1aの床に平行をなす。
天板21の上面2aには凸部22が設けられている。凸部22は上面2aから上向きに突出している。凸部22は上面2aの後縁に沿って連続的に延びる。上面2aからの凸部22の高さは、例えば数mm~十数mmである。上面2aに載置された物品が凸部22に当接することにより、物品が後縁から落下することを抑制することができる。
テーブル2は3つの抽斗23を備える。
各抽斗23は天板21の下側に配されている。テーブル2の抽斗23の下側には、車室1aの前部にある座席111に座っている搭乗者の足が入る空間が設けられている。
搭乗者は、抽斗23を手動で後ろ向きに引き出す。
抽斗23は、永久磁石同士の吸着、又は凹凸の係合等によって、テーブル2に没入した状態で保持されていることが望ましい。抽斗23の保持は、搭乗者が抽斗23を引き出すことによって解除される。抽斗23は、搭乗者が天板21の下側に押し入れることによって、再度保持される。
なお、抽斗23は搭乗者が手動で引き出す構成に限定されない。例えば、抽斗23に搭乗者の手が近づいたことが近接センサによって検出され、近接センサの検出結果を受けて、アクチュエータが抽斗23を後向きに押し出してもよい。
抽斗23には各種の物品を収納することができるので、利便性を向上させることができる。しかも、抽斗23は、操舵機器12(図1参照)及び/又は操作機器41(図2参照)が収納可能な構成である。
図1に示す操舵機器12は、ステアリングホイール12aと、ステアリングホイール12aを回転可能に支持するスタンド12bとを有する。
搭乗者による運転が行なわれる場合、操舵機器12は、例えばスタンド12bに設けられた磁石が天板21に内蔵された鉄板に吸着することにより、又はスタンド12bに設けられた吸盤が上面2aに吸着することにより、テーブル2の上面2aに固定される。
図2及び図3に示す操作機器41は、キーボード及びマウスである。搭乗者は、操作機器41をテーブル2の上面2aに載置して使用することができる。一方、搭乗者は非使用時に操作機器41をテーブル2の抽斗23に収納することにより、車室1a内を整頓することができる。
なお、操作機器41はタッチパネルでもよく、搭乗者が所持している携帯型の通信機器(タブレット端末又はスマートフォン等)でもよい。
操作機器41がキーボード又はタッチパネル等である場合、操作機器41はテーブル2の天板21に設けられてもよい。
天板21に設けられた操作機器41は、下向きに押し込まれたときに、天板21の上面2aに設けられた図示しない凹部に収納され、再び下向きに押し込まれたときに、天板21の上面2aにポップアップする構成でもよい。操作機器41が凹部に収納されている場合に凹部を閉鎖する蓋が天板21に設けられていてもよい。天板21に設けられた操作機器41は、上面2aに設けられた左右方向に延びる案内レール又は溝等に沿って左右方向にスライド可能でもよい。
図3及び図4に示すように、天板21の上面2aには凹部24が設けられている。例えば凹部24は矩形状をなし、上面2aの左右方向の中央部に配されている。
凹部24には表示装置25が収納されている。表示装置25は、例えば矩形板状の液晶ディスプレイであり、画面を下向きにして凹部24に嵌め込まれている(図3及び図4に示す実線参照)。
表示装置25は、前辺部において左右に延びる枢軸251(図4参照)を中心に揺動可能に設けられている。表示装置25は、後辺部が上昇するようにして揺動することによって立ち上がる(図3及び図4に示す二点鎖線参照)。なお、表示装置25の立ち上げ及び収納は、例えば搭乗者による所定の操作が行なわれた場合に自動的に行なわれることが望ましい。
表示装置25の揺動によって表示装置25の姿勢を変更することができるので、搭乗者は、表示装置25の使用時には表示装置25を立ち上げることができ、表示装置25の非使用時には表示装置25を凹部24に収納することができる。
表示装置25は、立ち上げられると自動的に電源がオンになり、収納されると自動的に電源がオフになる。
表示装置25には、運転に資する情報(車両1の車速、又はカーナビゲーションシステムの地図等)を示す画像が表示される。
図4に示すように、天板21にはエアバッグ装置26が埋設されている。エアバッグ装置26が備えるエアバッグクッション261は、緊急時に上面2aを下側から突き破るようにして膨張展開し、上面2aと、凸部22及び抽斗23の前板を含む天板21の後縁部分を覆う。エアバッグ装置26により、搭乗者とテーブル2との衝突を防止して搭乗者を保護することができる。
図3に示すように、天板21の上面2aにはUSBポート27及びコンセント28が設けられている。
なお、天板21には非接触給電装置が埋め込まれていてもよい。非接触給電に対応している電気機器は、天板21の上面2aに載置されている場合に、非接触給電装置から非接触で給電される。
車両1はフロントウィンドウ13と2つのサイドウィンドウ14とを備える。
フロントウィンドウ13は、車室1aの前面に設けられた車窓である。
2つのサイドウィンドウ14は、フロントウィンドウ13の左右両側に隣り合っている。サイドウィンドウ14は、車両1のフロントドアに設けられた車窓である。
以下では、フロントウィンドウ13と2つのサイドウィンドウ14とをまとめて呼ぶ場合、3つの車窓といい、フロントウィンドウ13及び2つのサイドウィンドウ14の内、任意の1つを単に車窓という。
3つの車窓はテーブル2の上面2aよりも上側に位置し、テーブル2の上側の空間を前側及び左右両側から囲んでいる。
各車窓は矩形状をなし、且つ、車室1aの床に垂直な姿勢であることが望ましい。
車両1のルーフ15は、車室1aの上面に設けられている。ルーフ15の前縁部及び左右両側縁部は、フロントウィンドウ13及び2つのサイドウィンドウ14夫々の上縁部に隣接している。
車両1のフロントピラー(Aピラー)16は、フロントウィンドウ13の側縁とサイドウィンドウ14の前縁との間に介在している。
ルーフ15の前縁部には、照明機器17、撮像部18、及び2つのカーテンエアバッグ装置19が設けられている。
照明機器17は、ルーフ15の前縁部における左右方向の中央部に配されている。照明機器17は直接照明又は間接照明により、テーブル2の上面2aを照明する。照明機器17は、例えば搭乗者による所定の操作が行なわれた場合に点消灯される。なお、照明機器17は照明方向又は照明範囲を変更可能でもよい。
撮像部18は、被写体の2次元画像を撮像すると共に、赤外線又はレーダー波等を用いて撮像部18から被写体までの距離を計測し、計測結果を画像化した距離画像を生成するよう構成された装置である。距離画像の各画素の値は、2次元画像の各画素に対応する被写体までの距離の値である。
撮像部18は、照明機器17に隣り合うようにして、ルーフ15の前縁部における左右方向の中央部に配されており、搭乗者を前方から撮像する。
図示はしないが、ルーフ15の左右両側縁部夫々に、搭乗者を側方から撮像する撮像部18が設けられている。
撮像部18の個数は3つに限定されず、また、ルーフ15の周縁部に設けられる構成に限定されない。1又は複数の撮像部18が、搭乗者を少なくとも前方から撮像できるよう配されていればよい。
カーテンエアバッグ装置19は、ルーフ15の前縁部に埋設されている。2つのカーテンエアバッグ装置19が左右方向に並設されており、2つのカーテンエアバッグ装置19の間に照明機器17及び撮像部18が位置している。カーテンエアバッグ装置19が備える図示しないエアバッグクッションは、緊急時にルーフ15の内面を突き破るようにして膨張展開し、フロントウィンドウ13を覆うことにより、ガラス片の飛散を防止して搭乗者を保護することができる。
ルーフ15の左右両側縁部夫々にも、カーテンエアバッグ装置19が埋設されている。ルーフ15の側縁部にあるカーテンエアバッグ装置19は、サイドウィンドウ14の上側に配されており、緊急時にエアバッグクッションがサイドウィンドウ14を覆う。この結果、サイドウィンドウ14からのガラス片の飛散を防止して搭乗者を保護することができる。
図5は、車両1の運転に関する制御系の構成を示すブロック図である。
車両1は運転制御装置121及び転舵機構122を備える。
運転制御装置121は、車両1の各部の制御を行なう装置であり、搭乗者による操舵機器12、図示しないアクセルペダル及びブレーキペダル等の操作に応じて、操舵制御、速度制御及びブレーキ制御等を行なう。
転舵機構122は、例えばラック・アンド・ピニオン型のステアリングギア機構とピニオンを回転させるモータとを備え、モータの回転に応じて、車両1の2つの前輪123(図1又は図2参照)の実舵角を変更する。転舵制御においては、運転制御装置121は転舵機構122のモータの動作を制御する。
操舵機器12は、ステアリングホイール12aの操舵角を検出するセンサを有する。搭乗者は3つの車窓を通して車外の風景を視認し、表示装置25に表示されている情報を参照しつつ、操舵機器12を用いて車両1を運転する。このとき、操舵機器12から運転制御装置121へ操舵角の検出結果が無線で送信される。運転制御装置121は、受信した操舵角の検出結果に基づいて、転舵機構122の動作を制御する。
搭乗者による運転中、操作機器41を抽斗23に収納しておくことにより、非使用時の操作機器41が搭乗者の運転を阻害する虞がない。
なお、車両1は自動運転車両であってもよい。自動運転を行なう場合、運転制御装置121は、車両1が備える図示しない車外カメラ及び車外センサ、道路に設置された路側器、又は他の車両等から得られるデータ等に基づいて、自車両の周辺の状況を判断する。運転制御装置121は、判断した状況に対して適切に車両1を走行させるべく、速度制御、操舵制御、及びブレーキ制御等を行なう。
撮像部18は、撮像した搭乗者の2次元画像を示す2次元画像データ及び距離画像を示す距離画像データを運転制御装置121に与える。
運転制御装置121は、撮像部18から与えられた2次元画像データ及び距離画像データに基づいて、例えば搭乗者による運転中に搭乗者の体調を検出し、検出された体調の良し悪しを判定する。搭乗者の体調が悪い場合、運転制御装置121は、例えば図示しないスピーカから音声を出力することによって搭乗者に警告を発する処理を実行する。車両1が自動運転車両ならば、搭乗者の体調が悪い場合、運転制御装置121は、運転者による手動運転から、完全な自動運転に切り替える処理を実行してもよい。ここで、完全な自動運転とは、運転者を必要としない運転である。
ところで、ガレージ又はパーキングエリア等での駐車中に、或いは信号待ち又は同乗者の乗降待ち等の停車中に、搭乗者が車室1a内で趣味の創作活動又は業務上の書類制作等のデスクワークを行なうことが想定される。車両1が自動運転車両であれば、完全な自動運転中に搭乗者がデスクワークを行なうことが想定される。
図6は、情報処理システムの要部構成を示すブロック図である。
図中4は情報処理システムであり、情報処理システム4は、前述した撮像部18及び操作機器41を備える。更に、情報処理システム4は、3つの車窓表示部42、ルーフ表示部43(車室表示部)、2つのピラー表示部44(車室表示部)、プリンタ45、及び情報処理装置5を備える。
3つの車窓表示部42はフロントウィンドウ13及び2つのサイドウィンドウ14に対応している。車窓表示部42は、車窓の窓ガラスに画像を投影することによって車窓に画像を表示するプロジェクタである。車窓に表示された画像は、車窓を通して見える車外の風景の上に重なる(いわゆるヘッドアップディスプレイ)。
フロントウィンドウ13に画像を表示する車窓表示部42は、テーブル2の天板21の上面2aに設けられている。サイドウィンドウ14に画像を表示する車窓表示部42は、フロントドアに設けられている。
車窓表示部42はテーブル2又はフロントドアに設けられる構成に限定されない。
車窓表示部42はプロジェクタに限定されない。例えば車窓表示部42は透過型の液晶ディスプレイであり、車窓の窓ガラスに積層されてもよい。
ルーフ表示部43はプロジェクタであり、ルーフ15の内面に画像を表示する。ルーフ15の内面には、表示された画像の視認性を向上するための加工が施されている(例えばプロジェクタ用のスクリーンが積層されている)ことが望ましい。
ルーフ表示部43は、例えば車両1のセンターピラーに設けられている。
ルーフ表示部43はプロジェクタに限定されない。例えばルーフ表示部43は薄型の有機ELディスプレイ又は液晶ディスプレイであり、撮像部18、照明機器17、及びカーテンエアバッグ装置19に干渉しないようにしてルーフ15の内面に積層されていてもよい。
ルーフ15はガラスルーフでもよい。この場合、ルーフ表示部43はルーフ15の窓ガラスに画像を投影するプロジェクタでもよく、ルーフ15の窓ガラスに積層された透過型の液晶ディスプレイでもよい。
図6に示すように、2つのピラー表示部44は2つのAピラー16に対応している。ピラー表示部44はプロジェクタであり、Aピラー16の内面に画像を表示する。ルーフ15の場合と同様に、Aピラー16の内面に、表示された画像の視認性を向上するための加工が施されていることが望ましい。
ピラー表示部44は、例えばテーブル2の天板21に設けられている。
ピラー表示部44はプロジェクタに限定されない。例えばピラー表示部44は薄型の有機ELディスプレイ又は液晶ディスプレイであり、Aピラー16の内面に積層されていてもよい。
以下では、3つの車窓表示部42、ルーフ表示部43、及び2つのピラー表示部44をまとめて呼ぶ場合に、車載表示部という。
車載表示部が表示する画像は、静止画像でもよく、動画像でもよい。
プリンタ45はテーブル2の抽斗23に収納されている。
図7は、情報処理装置5の要部構成を示すブロック図である。
情報処理装置5は、例えば天板21の下面に設けられている。
情報処理装置5は、揮発性の主記憶部51と、不揮発性の補助記憶部52と、主記憶部51を作業領域として用い、補助記憶部52が記憶しているコンピュータプログラム50に従って、各種の演算処理及び制御処理等を実行する制御部53とを備える。コンピュータプログラム50には、本開示に係るコンピュータプログラムが含まれている。
情報処理装置5は車外通信部54及び車内通信部55を更に備える。装置各部はバスを介して相互に接続されている。
制御部53は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)又はGPU(Graphics Processing Unit)等の1又は複数のプロセッサを含む。
主記憶部51は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶部52は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive )等を含む。補助記憶部52は、コンピュータプログラム50の実行に必要な各種のデータを予め記憶している。補助記憶部52の記憶領域の一部は、後述するジェスチャー記憶部521及び部位記憶部522として構成されている。
車外通信部54は、例えばWi-Fi規格に準拠する無線通信機器である。制御部53は、車外通信部54を用いて、車外の他の装置(例えばサーバ311)との間でネットワーク312を介した情報の送受信を行なう。サーバ311は、単数のコンピュータでもよく、分散処理を行なう物理的又は仮想的な複数のコンピュータでもよい。
車内通信部55は、例えばBluetooth(登録商標)規格に準拠する無線通信機器である。制御部53は、車内通信部55を用いて、操作機器41及びプリンタ45夫々との間で情報の送受信を行なう。
撮像部18は図示しないインターフェースを介して情報処理装置5に有線接続されている。撮像部18は、撮像した搭乗者の2次元画像を示す2次元画像データ及び距離画像を示す距離画像データを情報処理装置5に与える。
操作機器41及び撮像部18夫々は、情報処理装置5の入力装置として機能する。車載表示部及びプリンタ45夫々は、情報処理装置5の出力装置として機能する。
補助記憶部52には、アプリケーションソフトウェア(以下、アプリという)、アプリを起動させるためのアイコンの画像の画像データ、アプリを用いて作成された画像の画像データ等が記憶される。アプリ及び画像データ等は補助記憶部52に予め記憶してあるものでもよく、USBポート27に接続された外付け記憶装置から読み取ったものでもよい。また、アプリ及び画像データ等はサーバ311から受信したものでもよく、搭乗者が所持している携帯型の通信機器から受信したものでもよい。
搭乗者がデスクワークを行なう場合、車室1aは図2に示す態様であることが望ましいが、図1に示す態様であってもよい。
搭乗者は、車室1aの前部にある座席111に着座し、テーブル2の上面2aに載置した帳面又は操作機器41等を用いて、車室1a内でデスクワークを行なうことができる。テーブル2の上面2aは3つの車窓よりも下側に位置するので、搭乗者はデスクワーク中に車載表示部が3つの車窓、ルーフ15、及び/又はAピラー16に表示する画像を視認することができる。
デスクワーク中、操舵機器12をテーブル2の抽斗23に収納しておくことにより、搭乗者はテーブル2の上面2aを広く使うことができる。
また、デスクワーク中、搭乗者は表示装置25をテーブル2の凹部24に収納することができる。天板21には、凹部24を開閉する蓋が設けられていることが望ましい。表示装置25の収納後、凹部24の蓋を閉めることにより、搭乗者はテーブル2の上面2aを広く使うことができる。
照明機器17がテーブル2の上面2aを直接的又は間接的に照明することにより、デスクワーク中の搭乗者の手元を明るくすることができる。なお、搭乗者による操作機器41の操作に応じて、制御部53が照明機器17の点消灯を制御する構成でもよい。
制御部53は、例えば無人の車両1に人間が搭乗した場合に、又は所定の操作を行なった場合に、車載表示部による画像の表示を開始する。
制御部53は、搭乗者による操作機器41の操作に応じて、アプリの起動又は終了等の処理を実行する。
制御部53は、搭乗者による操作機器41の操作に応じて、画像データを生成する。
制御部53は、搭乗者による操作機器41の操作に応じて、補助記憶部52、USBポート27に接続された外付け記憶装置、又はサーバ311が備える記憶装置等に画像データを書き込む。
制御部53は、搭乗者による操作機器41の操作に応じて、補助記憶部52、USBポート27に接続された外付け記憶装置、又はサーバ311が備える記憶装置等から、画像データを読み出す。制御部53は、読み出した画像データを車載表示部に与え、画像データに基づく画像を3つの車窓、ルーフ15、及び/又はAピラー16に表示するよう車載表示部を制御する。
車載表示部が表示する画像の具体例として、例えばアプリを起動させるためのアイコンの画像、起動したアプリのウィンドウに表示される文書、図表、イラスト、又は写真等の画像、或いはAR(Augmented Reality )キャラクターの画像が挙げられる。
制御部53は、搭乗者による操作機器41の操作に応じて、表示された画像の拡大、縮小、移動、回転、又は削除等が実行されるよう車載表示部を制御する。
制御部53は、搭乗者による操作機器41の操作に応じて、画像データをプリンタ45に与える。
図8は、3つの車窓、ルーフ15、及びAピラー16に表示される画像の一例を示す模式図である。図8には、3つの車窓、ルーフ15、及び2つのAピラー16の展開図が示されている。
図8に示すフロントウィンドウ13には、4つの画像611~641が表示されている。画像611は、制御部53が画像611の画像データをフロントウィンドウ13に対応する車窓表示部42に与えることによって表示される。他の画像621~641も同様にして夫々表示される。
画像611は、エディタを起動させるためのアイコンの画像である。画像621は、描画用のアプリを起動させるためのアイコンの画像である。画像631は、作曲用のアプリを起動させるためのアイコンの画像である。画像641は、ブラウザを起動させるためのアイコンの画像である。
搭乗者は、車載表示部が表示する画像を視認しながら操作機器41を操作し、所望するアプリを起動させて、作詞、作画、作曲、及びこれらのための情報収集等のデスクワークを行なう。搭乗者が作成した歌詞、イラスト、楽譜等を表わす画像は、例えばフロントウィンドウ13に表示される。
図9は、3つの車窓、ルーフ15、及びAピラー16に表示される画像の他の一例を示す模式図である。図9には、3つの車窓、ルーフ15、及び2つのAピラー16の展開図が示されている。
図9には4つの画像612~642が示されている。
画像612は、画像611に対する操作によって起動されたエディタのウィンドウの画像であり、フロントウィンドウ13に表示されている。画像612には歌詞が含まれている。
制御部53は、画像612の画像データをフロントウィンドウ13に対応する車窓表示部42に与える。
画像622は、画像621に対する操作によって起動された描画用のアプリのウィンドウの画像であり、フロントウィンドウ13とルーフ15とにわたって表示されている。画像622にはイラストが含まれている。
制御部53は、画像622の上半分に相当する画像の画像データをルーフ表示部43に与える。制御部53は、画像622の下半分に相当する画像の画像データをフロントウィンドウ13に対応する車窓表示部42に与える。
画像622を上側(下側)に移動させる場合、制御部53は、画像622の移動量に応じて、ルーフ表示部43に与える画像データの量を増やし(減らし)、その分だけ車窓表示部42に与える画像データの量を減らす(増やす)。
画像632は、画像631に対する操作によって起動された作曲用のアプリのウィンドウの画像であり、フロントウィンドウ13と右側のAピラー16及びサイドウィンドウ14とにわたって表示されている。画像632には、楽譜が含まれている。
制御部53は、画像632のフロントウィンドウ13に表示すべき部分に相当する画像の画像データをフロントウィンドウ13に対応する車窓表示部42に与える。同様に、制御部53は、画像632のAピラー16(及びサイドウィンドウ14)に表示すべき部分に相当する画像の画像データをピラー表示部44(及びサイドウィンドウ14に対応する車窓表示部42)に与える。
画像642は、画像641に対する操作によって起動されたブラウザのウィンドウの画像であり、ルーフ15と左側のサイドウィンドウ14とにわたって表示されている。画像642にはデスクワーク時に参照する情報が含まれている。
制御部53は、画像642のルーフ15(及びサイドウィンドウ14)に表示すべき部分に相当する画像の画像データをルーフ表示部43(及びサイドウィンドウ14に対応する車窓表示部42)に与える。
フロントウィンドウ13には、図8に示す画像611~641と同様のアイコンの画像が、画像612~632の下側に隠れるようにして表示されている(破線にて図示)。
なお、画像はルーフ15とAピラー16とにわたって表示されてもよい。
このように、画像は3つの車窓、ルーフ15、及び/又はAピラー16に表示される。即ち、画像を表示可能な範囲が広い。しかも、3つの車窓、ルーフ15、及びAピラー16にわたるシームレスな画像が表示可能である。
搭乗者は、操作機器41を操作することによって、作成した歌詞、イラスト、又は楽譜等を補助記憶部52又はUSBポート27に接続された外付け記憶装置等に保存する。また、搭乗者は、操作機器41を操作することによって、保存した歌詞、イラスト、又は楽譜等を呼び出す。呼び出された歌詞、イラスト、又は楽譜等は、画像として表示される。
搭乗者は、操作機器41を操作することによって、表示された画像を任意に拡大又は縮小したり、移動又は回転させたり、削除したりする。
搭乗者は、操作機器41を操作することによって、所望の画像が形成された用紙をプリンタ45から出力させる。
以上のような車両1は、ワークスペースとして好適な車室1aを有する。搭乗者は、あたかも屋内にて机に向かいパーソナルコンピュータを使用してデスクワークを行なうときのように、車室1a内でデスクワークを行なうことができる。
なお、デスクワークは趣味の創作活動又は業務上の書類制作等に限定されず、例えば読書、ゲーム、ドラマの視聴、スケジュールの確認、通話、又は同乗者との会議でもよい。コンピュータを利用したゲームの場合、操作機器41はゲーム専用の操作機器でもよい。
車載表示部は、所定の条件に応じて、搭乗者の感情の変化を起こさせる画像を表示してもよい。搭乗者の感情の変化を起こさせる画像とは、退屈している子供を楽しませるマンガを示す画像、通勤中のビジネスマンのやる気を起こさせる格言を示す画像等である。所定の条件とは、搭乗者の属性、現在の感情、目的地等である。例えば、撮像部18が2次元画像データ及び距離画像データを情報処理装置5に与え、与えられた2次元画像データ及び距離画像データに基づいて、制御部53が搭乗者の属性又は現在の感情等を判定してもよい。
図10は、3つの車窓、ルーフ15、及びAピラー16に表示される画像の更に他の一例を示す模式図である。図10には、3つの車窓、ルーフ15、及び2つのAピラー16の展開図が示されている。
図10には4つの画像613~643が示されている。画像613~643は、図9に示す画像612~642に対応する。
車両1の走行中は、表示されている画像が搭乗者による車外の視認を阻害しないようにする必要がある。
そこで、情報処理装置5には、予め表示制限領域の情報が与えられている。表示制限領域は、例えば3つの車窓及びAピラー16の全て、又はこれらの下縁から高さ80%までの領域である。
制御部53は、車両1が駐停車から発車に移る場合(例えば搭乗者がパーキングブレーキをオフにした場合)に、表示制限領域に画像を表示しないよう車載表示部を制御する。具体的には、制御部53は、既に表示制限領域に表示されている画像を、縮小又は移動によって表示制限領域外に表示するか、又は一時的に削除する。
車両1が再び駐停車した場合(例えば搭乗者がパーキングブレーキをオンにした場合)、制御部53は、表示制限領域外に表示されている画像を、拡大又は移動によって、元の大きさ及び位置に戻し、一時的に削除していた画像を再度表示する。
図9に示すように、車両1の駐停車中には、画像611~641及び画像612~642夫々の一部又は全部は表示制限領域に表示されている。
図10に示すように、車両1の走行中には、画像613~642が表示制限領域外であるルーフ15に表示されている。画像613~633は図9に示す画像612~632が縮小されたものである。画像643は、図9に示す画像642の全体がルーフ15に移動したものである。画像611~641は一時的に削除されている。
再び車両1が駐停車中した場合、画像611~641及び画像612~642は、図9に示すように表示される。
このようにして、車両1の駐停車中には画像の大きさ又は表示位置を、利便性を重視したものに切り替え、車両1の走行中には画像の大きさ又は表示位置を、安全性を重視したものに切り替えることができる。即ち、車両1の状態に応じて、画像の大きさ又は表示位置を切り替えることができる。
なお、画像の全てが表示制限領域外に表示されてもよく、一時的に削除されてもよい。又は、画像は、透明度が向上した表示に(例えば窓ガラスも含めた可視光線の透過率が70%未満の画像から70%以上の画像に)切り替えられてもよい。
表示制限領域の面積、位置、有無等は状況に応じて変化してもよい。例えば車両1の直進中は表示制限領域が存在せず、透明度が向上した状態で画像が表示され続ける。しかしながら、車両1が左折する場合には、フロントウィンドウ13の左半分と左側のサイドウィンドウ14及びAピラー16とが表示制限領域として設定される。車両1の左折開始から直進の再開までの間、画像はフロントウィンドウ13の右半分と右側のサイドウィンドウ14及びAピラー16に表示される。同様に、車両1が右折する場合はフロントウィンドウ13の右半分と右側のサイドウィンドウ14及びAピラー16が表示制限領域として設定される。
本実施の形態の情報処理システム4は、操作機器41の操作のみならず、いわゆるジェスチャー操作も受け付ける。
情報処理装置5の制御部53は、撮像部18から得られた2次元画像データ及び距離画像データの少なくとも一方に基づいて、搭乗者のジェスチャーを検出する。以下では、搭乗者のジェスチャーとして、手で行なうものを例示する。
ジェスチャーの検出の際、制御部53は、例えば2次元画像データに基づいて、搭乗者の両手夫々の指及び掌等の各部を検出し、時系列の複数の2次元画像データに基づいて、搭乗者の両手夫々の各部の移動軌跡を検出する。補助記憶部52には、搭乗者が行なう可能性のある各ジェスチャーに関連付けて、搭乗者の両手夫々の各部の移動軌跡が予め記憶してある。制御部53は、検出した搭乗者の両手夫々の各部の移動軌跡に一致するジェスチャーを特定する。
なお、制御部53は、機械学習によって構築されたニューラルネットワークを用いて、搭乗者のジェスチャーを検出してもよい。この場合、例えばCNNモデル又はRNNモデルで構成され、2次元画像データ及び/又は距離画像データが入力されたときに、搭乗者が行なったジェスチャーに関する情報を出力するように学習された学習モデルが用いられる。制御部53は、学習済みの学習モデルに2次元画像データ及び/又は距離画像データを入力し、学習モデルからの出力情報に基づいて、搭乗者が行なったジェスチャーを特定する。
制御部53は、搭乗者によるジェスチャー操作に応じて、アプリの起動又は終了等の処理を実行する。
制御部53は、搭乗者によるジェスチャー操作に応じて、画像データを生成する。
制御部53は、搭乗者によるジェスチャー操作に応じて、補助記憶部52、USBポート27に接続された外付け記憶装置、又はサーバ311が備える記憶装置等に画像データを書き込む。
制御部53は、搭乗者によるジェスチャー操作に応じて、補助記憶部52、USBポート27に接続された外付け記憶装置、又はサーバ311が備える記憶装置等から、画像データを読み出す。制御部53は、読み出した画像データを車載表示部に与え、画像データに基づく画像を3つの車窓、ルーフ15、及び/又はAピラー16に表示するよう車載表示部を制御する。
制御部53は、搭乗者によるジェスチャー操作に応じて、表示された画像の拡大、縮小、移動、回転、又は削除等が実行されるよう車載表示部を制御する。
制御部53は、搭乗者によるジェスチャー操作に応じて、画像データをプリンタ45に与える。
図11は、情報処理装置5で実行されるジェスチャー操作処理の手順を示すフローチャートである。ジェスチャー操作処理は、例えば車室1a内に搭乗者が存在している場合に繰り返し実行される。
情報処理装置5の制御部53は、撮像部18から得られた画像データ及び距離画像データの少なくとも一方に基づいて、搭乗者のジェスチャーを検出する(S11)。
次に、制御部53は、S11で検出したジェスチャーに基づいて、ジェスチャー記憶部521を参照する(S12)。
図12は、ジェスチャー記憶部521に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。
ジェスチャー記憶部521は、搭乗者のジェスチャーと、画像の表示状態とを関連付けて記憶している。
ジェスチャー記憶部521においては、例えば片手で画像を指し示すジェスチャーと画像の選択とが関連付けられており、片手を移動させるジェスチャーと画像の移動とが関連付けられている。また、片手で追い払うジェスチャーと画像の削除とが関連付けられており、片手で右回り/左回りに円を描くジェスチャーと画像の拡大/縮小とが関連付けられている。更に、片手で指を鳴らすジェスチャーとアプリの起動とが関連付けられている。
図11に示すS12の処理において、制御部53は、S11で検出したジェスチャーに関連付けられている表示状態を読み出し、読み出した表示状態に基づいて、車載表示部による画像の表示状態を制御する(S13)。
S13の処理終了後、制御部53はジェスチャー操作処理を終了する。
S11及びS13の処理を実行する制御部53は、実施の形態における検出部及び表示制御部として機能する。
図13~図16夫々は、フロントウィンドウ13に表示される画像及び片手のジェスチャーの一例を示す模式図である。図13~図16夫々には正面視のフロントウィンドウ13と平面視の搭乗者とが示されている。
図13に示すフロントウィンドウ13には、左右に隣り合う2つの画像651,652が表示されている。画像651,652夫々はアプリのアイコンの画像である。搭乗者は何もジェスチャーをしていない。
図14に示すように、搭乗者が片手で画像652を指し示した場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で「片手で画像を指し示すジェスチャー」が検出される。このとき、搭乗者の手の位置及び向き等に基づいて、搭乗者が指し示した画像が画像652であることも検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「片手で画像を指し示すジェスチャー」に関連付けられた「画像の選択」が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、画像652が選択されたことを示す表示(図中外郭線の強調及びハッチング)が行なわれる。
搭乗者が片手で画像652を指し示した後で、図15に示すように片手を腕ごと右に移動させた場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で「片手を移動させるジェスチャー」が検出される。このとき、搭乗者の手の移動方向及び移動距離等も検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「片手を移動させるジェスチャー」に関連付けられた「画像の移動」が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、選択された画像652が右に移動する。画像652の移動距離は、搭乗者の片手の移動距離に正比例する。図15においては、移動した画像652はフロントウィンドウ13及び右側のAピラー16にわたって表示される。
図14に示すように搭乗者が片手で画像652を指し示した後で、図16に示すように片手を左右に振った場合、図11におけるS11の処理で「片手で追い払うジェスチャー」が検出される。その後、S13の処理が実行されることにより、選択された画像652が削除される。
図示はしないが、搭乗者が片手で画像652を指し示した後、片手で右回りに円を描いた場合、画像652は拡大される。一方、片手で左回りに円を描いた場合、画像652は縮小される。
また、図示はしないが、搭乗者が片手で画像652を指し示した後、片手で指を鳴らすジェスチャーをした場合、画像652に関連付けられたアプリが起動し、起動したアプリのウィンドウの画像が新たに表示される。
次に、搭乗者のジェスチャーとして、掌(全ての指を広げた状態の掌)で行なうものと指(1本だけ立てた指)で行なうものとを例示する。
図17は、部位記憶部522に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。
部位記憶部522は、搭乗者の手の異なる部位と、画像の大きさとを関連付けて記憶している。
部位記憶部522においては、片手の掌と大きいアイコンの画像とが関連付けられており、片手の指と小さいアイコンの画像とが関連付けられている。
制御部53は、図11におけるS11の処理で部位記憶部522を参照する。
図18~図20夫々は、フロントウィンドウ13に表示される画像及び片手のジェスチャーの他の一例を示す模式図である。図18~図20夫々には正面視のフロントウィンドウ13と平面視の搭乗者とが示されている。
図18に示すフロントウィンドウ13には、左右に隣り合う3つの画像651~653が表示されている。画像651~653夫々はアイコンの画像である。搭乗者は何もジェスチャーをしていない。
画像652と画像653とは互いに近い位置にある。画像652は大きいアイコンの画像であり、画像653は小さいアイコンの画像である。
図19に示すように、搭乗者が片手の掌で画像652を指し示した場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で「片手の掌で画像を指し示すジェスチャー」が検出される。このとき、部位記憶部522が参照され、搭乗者の掌の位置及び向き等に基づいて、搭乗者が指し示した画像が大きいアイコンの画像である画像652であることも検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「片手で画像を指し示すジェスチャー」に関連付けられた「画像の選択」が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、画像652が選択されたことを示す表示が行なわれる。
一方、図20に示すように、搭乗者が片手の指で画像653を指し示した場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で「片手の指で画像を指し示すジェスチャー」が検出される。また、このとき、部位記憶部522が参照され、搭乗者の手の位置及び向き等に基づいて、搭乗者が指し示した画像が小さいアイコンの画像である画像653であることも検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「片手で画像を指し示すジェスチャー」に関連付けられた「画像の選択」が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、画像653が選択されたことを示す表示が行なわれる。
画像652と画像653とは互いに近い位置にあるが、搭乗者の手の異なる部位と画像の大きさとが関連付けられているので、搭乗者が指し示した画像が画像652なのか画像653なのかを制御部53が間違いなく判定することができる。
2次元画像の大小は、例えば2次元画像の面積を所定の閾値と比較することによって判定され、3次元画像の大小は、例えば3次元画像の体積を所定の閾値と比較することによって判定される。
なお、画像の大小は近傍の画像との比較によって判定されてもよい。例えば画像653に近接配置されている場合の画像652は大きいアイコンの画像であるが、画像651に近接配置されている場合の画像652は小さいアイコンの画像である。
掌又は指によって画像が選択された後、画像の移動又は削除等のためのジェスチャー操作は、画像を選択した部位を用いて行なわれてもよく、画像を選択した部位とは異なる部位を用いて行なわれてもよい。
次に、搭乗者のジェスチャーとして、両手で行なうものを例示する。
本実施の形態においては、片手のジェスチャー操作はアイコンの画像を対象とし、両手のジェスチャー操作はウィンドウの画像を対象とする。
図12に示すジェスチャー記憶部521には、片手の場合と同様に、両手で画像を指し示すジェスチャーと画像の選択とが関連付けられており、両手を移動させるジェスチャーと画像の移動とが関連付けられている。また、両手で追い払うジェスチャーと画像の削除とが関連付けられている。更に、両手を互いに遠ざけるジェスチャーと画像の拡大とが関連付けられており、両手を互いに近づけるジェスチャーと画像の縮小とが関連付けられている。
図17に示す部位記憶部522には、両手の掌とウィンドウ全体の画像とが関連付けられており、両手の指とウィンドウの一部の画像とが関連付けられている。ここで、ウィンドウ全体の画像とは大きい画像であり、ウィンドウの一部の画像とは小さい画像である。また、ウィンドウの一部とは、ウィンドウの外枠の内側に位置している文字、イラスト、スクロールバー等である。
図21及び図22は、フロントウィンドウ13に表示される画像及び両手のジェスチャーの一例を示す模式図である。図21及び図22夫々には正面視のフロントウィンドウ13と平面視の搭乗者とが示されている。
画像661はウィンドウの画像である。図21には、画像661が二点鎖線で表わした大きさから実線で表わした大きさに縮小された状態が示されている。
画像661にはイラストの画像662が含まれている。画像662はウィンドウの一部の画像である。
搭乗者が両手の掌で画像661を指し示した場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で「両手の掌で画像を指し示すジェスチャー」が検出される。このとき、部位記憶部522が参照され、搭乗者の掌の位置及び向き等に基づいて、搭乗者が指し示した画像がウィンドウの画像全体である画像661であることも検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「両手で画像を指し示すジェスチャー」に関連付けられた「画像の選択」が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、画像661が選択されたことを示す表示が行なわれる。
画像661の選択後、搭乗者が両手の掌を互いに近づけた場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で「両手の掌を互いに近づけるジェスチャー」が検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「両手を互いに近づけるジェスチャー」に関連付けられた「画像の縮小」が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、画像661全体が縮小表示される。画像661の縮小率は、両手が互いに近づいた距離に正比例する。このとき、画像661に含まれているイラストの画像662も画像661と同様に縮小表示される。
搭乗者が両手を互いに遠ざけた場合、画像661が拡大表示される。画像661の縮小率は、両手が互いに近づいた距離に正比例する。
一方、図22には、画像662が縮小された状態が示されている。
搭乗者が両手の指で画像662を指し示した場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で「両手の指で画像を指し示すジェスチャー」が検出される。このとき、部位記憶部522が参照され、搭乗者の指の位置及び向き等に基づいて、搭乗者が指し示した画像がウィンドウの画像の一部である画像662であることも検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「両手で画像を指し示すジェスチャー」に関連付けられた「画像の選択」が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、画像662が選択されたことを示す表示が行なわれる。
画像662の選択後、搭乗者が両手の掌を互いに近づけた場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で「両手の掌を互いに近づけるジェスチャー」が検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「両手を互いに近づけるジェスチャー」に関連付けられた「画像の拡大」が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、画像662が拡大表示される。画像662の拡大率は、両手が互いに近づいた距離に正比例する。このとき、画像661の大きさは変化しない。イラストの縮小前に、イラストの一部がウィンドウ内に表示されていなかった場合、イラストが縮小されることによってイラストの表示範囲が拡大される。例えば、画像662が人間の顔のイラストの画像だった場合、画像662の縮小により、画像662は人間の上半身のイラストの画像に変化する。
次に、所定のジェスチャー操作による画像の入れ替えを説明する。
例えば、制御部53は、所定のジェスチャーが行なわれた場合に、一の車窓に表示されている全ての画像と、他の車窓に表示されている全ての画像とを互いに入れ替える。所定のジェスチャーとは、例えば一の車窓を一方の拳で指し示すと共に他の車窓を他方の拳で指し示し、次に両腕を交差させるジェスチャーである。
画像の入れ替えにおいては、各車窓に表示されている画像同士の位置関係及びサイズ比が、入れ替え前と入れ替え後とで等しいことが望ましい。
なお、画像の入れ替えは、車窓とルーフ15又はAピラー16との間で行なわれてもよく、ルーフ15とAピラー16との間で行なわれてもよい。
図23は、画像の入れ替え時に3つの車窓に表示される画像の一例を示す模式図である。図23には、3つの車窓及び2つのAピラー16の展開図が示されている。
ここでは、左側のサイドウィンドウ14に表示されている全ての画像と、フロントウィンドウ13表示されている全ての画像とを互いに入れ替える場合を例示する。
左側のサイドウィンドウ14には、画像671が表示されている。フロントウィンドウ13には、3つの画像681が表示されている。右側のサイドウィンドウ14には、3つの画像691が表示されている。
搭乗者が左拳で左側のサイドウィンドウ14を指し示すと共に右拳でフロントウィンドウ13を指し示し、次に両腕を交差させた場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で搭乗者のジェスチャーが検出される。このとき、搭乗者の手の位置及び向き等に基づいて、搭乗者が左側のサイドウィンドウ14とフロントウィンドウ13とを指し示したことも検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、搭乗者のジェスチャーに関連付けられた表示状態(画像の入れ替え)が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、左側のサイドウィンドウ14に表示されている画像671とフロントウィンドウ13に表示されている3つの画像681とが互いに入れ替わる。この結果、搭乗者には、画像671を含む画面67と、3つの画像681を含む画面68とが互いに入れ替わり、3つの画像691を含む画面69が変化しないように見える。
同様に、搭乗者が右側に顔を向けながら両腕を交差した場合、フロントウィンドウ13に表示されている3つの画像681と右側のサイドウィンドウ14に表示されている3つの画像691とが互いに入れ替わる。
次に、所定のジェスチャー操作による画像の回転移動を説明する。
例えば、制御部53は、所定のジェスチャーが行なわれた場合に、車室1aを中心とする画像の回転移動を行なう。画像の回転移動が行なわれる場合、例えばフロントウィンドウ13に表示されている全ての画像が、左側又は(右側)のサイドウィンドウ14に移動する。このとき、左側又は(右側)のサイドウィンドウ14に表示されている全ての画像は、右側又は(左側)のサイドウィンドウ14に移動し、右側又は(左側)のサイドウィンドウ14に表示されている全ての画像は、フロントウィンドウ13に移動する。このとき、各車窓に表示されている画像同士の位置関係及びサイズ比が、回転移動前と回転移動後とで等しいことが望ましい。
画像の回転移動は、2つのサイドウィンドウ14とルーフ15との間で行なわれてもよい。3つの車窓の他、左右2つのリアサイドウィンドウ及びリアウィンドウにも画像が表示される場合、6つの車窓において、一の車窓から隣り合う他の車窓へ、上から見て時計回り又は反時計回りに順に画像が回転移動してもよい。
図24は、画像の回転移動時に3つの車窓に表示される画像の一例を示す模式図である。図24には、3つの車窓及び2つのAピラー16の展開図が示されている。
ここでは、3つの車窓夫々に表示されている全ての画像を上から見て時計回り又は反時計回りに回転移動させる場合を例示する。また、画像の回転移動を行なうための所定のジェスチャーとして、突き上げた両拳を上から見て時計回り又は反時計回りに回転移動させるジェスチャーを例示する。
搭乗者が突き上げた両拳を時計回りに回転移動させた場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で搭乗者のジェスチャーが検出される。このとき、搭乗者の手の位置及び向き等に基づいて、両拳が回転移動した方向も検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、搭乗者のジェスチャーに関連付けられた表示状態(画像の回転移動)が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、左側のサイドウィンドウ14に表示されている画像671がフロントウィンドウ13に移動すると共に、フロントウィンドウ13に表示されている3つの画像681が右側のサイドウィンドウ14に移動する。このとき、右側のサイドウィンドウ14に表示されている3つの画像691は、左側のサイドウィンドウ14に移動する。この結果、搭乗者には、画像671を含む画面67、3つの画像681を含む画面68、及び3つの画像691を含む画面69が、時計回りに回転移動しているように見える。
同様に、搭乗者が突き上げた両拳を左回りに回転移動させた場合、右側のサイドウィンドウ14に表示されている3つの画像691がフロントウィンドウ13に移動する。これと共に、フロントウィンドウ13に表示されている3つの画像681が左側のサイドウィンドウ14に移動する。このとき、左側のサイドウィンドウ14に表示されている画像671は、右側のサイドウィンドウ14に移動する。
以上のように、制御部53は、所定のジェスチャーが検出された場合に、一の車窓に表示されている全ての画像を他の車窓に移動させる。故に一の車窓に表示されている複数の画像を同一の他の車窓に移動させる際に、搭乗者が画像を個別に移動させる必要がない。また、3つの車窓の内の2つ夫々に表示されている全ての画像同士を互いに入れ替えたり、3つの車窓夫々に表示されている全ての画像を玉突き状に移動させたりすることができる。以上の結果、利便性が向上される。
3つの車窓夫々に表示されている全ての画像を玉突き状に移動させることは、3つの車窓に対する3つの画面67,68,69の回転移動に限定されない。例えば、3つの車窓に対して4つ以上の画面が回転移動してもよい。
本実施の形態においては、画面67,68,69の何れにも1つ以上の画像が含まれている場合を例示しているが、これに限定されない。例えば、画像が含まれている画面と画像が含まれていない画面とが互いに入れ替えられてもよい。
画像の入れ替え又は回転移動において、Aピラー16は、フロントウィンドウ13(又は隣接しているサイドウィンドウ14)の一部であるかのように扱われてもよい。例えば前述した画像の入れ替えにおいて、Aピラー16がフロントウィンドウ13の一部として扱われる場合、フロントウィンドウ13及びAピラー16に表示されている全ての画像と、サイドウィンドウ14に表示されている全ての画像とが互いに入れ替わる。
表示装置25は、運転に資する情報の提供が不要な場合(例えば駐車中、又は完全な自動運転中)に情報処理装置5の出力装置として用いられてもよい。この場合、例えば前述した画像の入れ替えにおいて、車窓に表示されている全ての画像と表示装置25に表示されている全ての画像とが互いに入れ替わってもよい。
次に、所定のジェスチャーに応じてメニューリストを表わす画像が表示される場合を例示する。メニューリストを呼び出すための所定のジェスチャーの例として、手を打ち鳴らすジェスチャーを例示する。
図25及び図26は、フロントウィンドウ13に表示される画像及びジェスチャーの一例を示す模式図である。図25及び図26夫々には正面視のフロントウィンドウ13と平面視の搭乗者とが示されている。
フロントウィンドウ13には、イラストが含まれたウィンドウの画像である画像661が表示されている。画像661は、両手の掌で指し示すジェスチャー操作によって予め選択されている。
図25に示すように搭乗者が手を打ち鳴らすジェスチャーを行なった場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図11におけるS11の処理で搭乗者のジェスチャーが検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、搭乗者のジェスチャーに関連付けられた表示状態(メニューリストの呼び出し)が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、メニューリストを表わす画像711が新たに表示される。
画像711に示すメニューリストには、「ファイルの保存」、「ファイルの削除」、及び「ファイルを開く」等のコマンドメニューが含まれている。各コマンドメニューには、自身が選択された場合に実行されるコマンドが関連付けられている。
例えば画像661に含まれているイラストの画像データを所定のファイル形式のファイルとして保存したい場合、搭乗者は「ファイルの保存」を選択する。「ファイルの保存」には、ファイルの保存先であるフォルダを選択するためのメニューリストを表示するコマンドが関連付けられている。
搭乗者は画像711に示すメニューリストの「保存」の部分を指で指し示す。すると、「保存」に関連付けられたコマンドを制御部53が実行する。このとき、図26に示すように、画像711に含まれている「保存」の部分(図中ハッチングで示した部分)の色が変化すると共に、フォルダを選択するためのメニューリストを表わす画像712が新たに表示される。画像712に示すメニューリストには複数のフォルダ名メニューが含まれている。各フォルダ名メニューには、自身が選択された場合に、対応するフォルダにファイルを保存するコマンドが関連付けられている。
この後、図示はしないが、搭乗者が画像712に示すメニューリストの「フォルダF1」の部分を指で指し示すと、制御部53により、画像661に含まれているイラストの画像データが、補助記憶部52の「フォルダF1」に対応する記憶領域に記憶される。
同様に、保存されているファイルを削除したい場合、搭乗者は「ファイルの削除」を選択する。保存されているファイルを開いてイラストを表示したい場合、搭乗者は「ファイルを開く」を選択する。
以上のような情報処理システム4、コンピュータプログラム50、及び表示方法によれば、搭乗者が画像の表示状態を非接触で任意に変更させることができる。
また、片手のジェスチャー及び両手のジェスチャーが検出されるので、画像の表示状態の制御に関連付けられるジェスチャーの種類を増やすことができる。
更に、掌に大きい画像が関連付けられ、指に小さい画像が関連づけられている、追い払うジェスチャーによって画像が削除される等、ジェスチャー操作が直感的に分かりやすい。
しかも、画像の表示状態が複数の車窓間で制御される。故に、例えば一の車窓から他の車窓へ画像を移動させること、又は異なる車窓にわたって画像を表示すること等を実現することができる。
なお、所定のジェスチャー操作が行なわれた場合に、既に表示されている画像の表示状態の変更、又は新たな画像の表示が行なわれる構成に限定されない。例えば、所定のジェスチャー操作が行なわれた場合に、座席111の移動、折り畳み、又は展開、表示装置25の立ち上げ又は収納、照明機器17の点消灯、或いは車載表示部による画像の表示の開始又は終了が行なわれてもよい。また、情報処理システム4がスピーカを備えている場合、ジェスチャー操作によってスピーカから音声が出力されてもよい。
本実施の形態の車両1は3つの車窓、ルーフ15、及び2つのAピラー16に対応して、3つの車窓表示部42、ルーフ表示部43、2つのピラー表示部44を備えるが、これに限定されない。例えばフロントウィンドウ13に対応する車窓表示部42がピラー表示部44を兼ねてもよい。
車両1は、3つの車窓以外の車窓(リアサイドウィンドウ、リアウィンドウ、又はサンルーフ等)に画像を表示する車窓表示部42を備えていてもよい。
車両1は2つのサイドウィンドウ14に対応する2つの車窓表示部42の内、一方を備えていなくてもよい。
車両1は2つのピラー表示部44の一方又は両方を備えていなくてもよい。ピラー表示部44が存在しない場合、Aピラー16が細いほど、フロントウィンドウ13とサイドウィンドウ14とにまたがって表示される画像の違和感が低減される。
車両1はルーフ表示部43を備えていなくてもよい。
表示装置25は、車両1の運転開始時に自動的に立ち上がり、車両1が駐車した場合に自動的に収納される構成でもよい。車両1が自動運転車両であれば、表示装置25は、車両1が手動で運転される場合に自動的に立ち上がり、完全な自動運転が行なわれる場合に自動的に収納される構成でもよい。表示装置25の揺動の中心軸は左右方向に延びる構成に限定されず、例えば上下方向でもよい。表示装置25の姿勢(角度)は、運転者の目の位置に応じて自動的に調整される構成でもよい。運転者の目の位置は、例えば運転席の位置、又は撮像部18で撮像した運転者の2次元画像及び距離画像データ等に基づいて判定される。
情報処理装置5は専用のコンピュータを用いて構成されてもよいが、汎用のコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、又はカーナビゲーション装置を用いて構成されてもよい。
テーブル2の抽斗23には、プリンタ45に限定されず、電話機、コピー機、ファクシミリ機器、ノート型のパーソナルコンピュータ等のOA機器が収納されてもよい。これらはデスクワーク中に抽斗23に収納されたまま、又はテーブル2の上面2aに載置されて使用される。
実施の形態 2.
本実施の形態の情報処理システム4は、情報処理装置5の細部の構成を除き、実施の形態1の情報処理システム4と略同様である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1では1人の搭乗者によるジェスチャー操作を例示した。本実施の形態では複数の搭乗者によるジェスチャー操作を例示する。
図27は、実施の形態2に係る情報処理装置5で実行されるジェスチャー操作処理の手順を示すフローチャートである。
図27に示すジェスチャー操作処理のS11、S12、及びS13は図11に示すジェスチャー操作処理のS11、S12、及びS13と同様の処理である。実施の形態1においてはS12の処理の終了後にS13の処理が実行されるが、本実施の形態においてはS12の処理の終了後に後述するS21の処理が実行され、S21の処理でYESと判定された場合にS13の処理が実行される。
図28は、ジェスチャー記憶部521に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。
図27に示すS21の処理では、制御部53は、ジェスチャー操作を行なった人数が所定の人数に達しているか否かを判定する。このために、ジェスチャー記憶部521は、図28に示すように、搭乗者のジェスチャー及び画像の表示状態と所定の人数とを関連付けて記憶している。
図29及び図30は、フロントウィンドウ13に表示される画像及び複数人で行なうジェスチャーの一例を示す模式図である。図29及び図30夫々には正面視のフロントウィンドウ13と平面視の2人の搭乗者とが示されている。
図29に示すように、フロントウィンドウ13に表示されている画像721は、例えば電子書籍の画像である。
2人の搭乗者の内、一方がページをめくるジェスチャーをした場合、制御部53がジェスチャー操作処理を実行することにより、図27におけるS11の処理で「ページをめくるジェスチャー」が検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「ページをめくるジェスチャー」に関連付けられた「次のページの画像に切り替え」及び「全員」が読み出される。
次いで、S21の処理が実行される。ページをめくるジェスチャーを行なった人数は1人であって、全員(この場合は2人)ではないので、制御部53はS21でNOと判定し、処理をS11へ戻す。
この結果、フロントウィンドウ13に表示されている画像721は変化しない(図29参照)。即ち、2人の搭乗者が同じ電子書籍を読んでいる場合に、そのページを読み終えた一方がページをめくろうとしても、まだ読み終えていない他方がそのページを読み続けることができる。
2人の搭乗者の両方がページをめくるジェスチャーをした場合、一方がページをめくるジェスチャーをした場合と同様に、S11及びS12の処理が実行される。
次いで、S21の処理が実行される。ページをめくるジェスチャーをした人数は全員なので、制御部53はS21でYESと判定し、処理をS13へ移す。
S13の処理が実行されることにより、フロントウィンドウ13には次のページの画像である画像722が表示される(図30参照)。即ち、2人の搭乗者が両方ともそのページを読み終えた場合にページをめくることができる。
車両1に1人しか搭乗者がいない場合、S21の処理は常にYESと判定される。
電子書籍のページをめくる例は、複数の搭乗者によるジェスチャー操作によって、全会一致で画像の表示状態が変更される例であるが、これに限定されない。例えば、多数決で画像の表示状態が変更されてもよい。具体的には、動画のサムネイル画像が表示されており、搭乗者の過半数が挙手した場合に限って動画が再生される例が挙げられる。
なお、複数の搭乗者によるジェスチャー操作は同時に行なわれる場合に限定されない。2人の搭乗者の内、一方がページをめくるジェスチャーを行なった後で、他方がページをめくるジェスチャーを行なったときに、画像721が画像722に切り替えられてもよい。この例では、S21の処理でNOと判定される都度、所定のジェスチャー操作を行なった人数がカウントアップされ、計数結果が所定の人数に達した場合に、S21の処理でYESと判定される。
複数の搭乗者によるジェスチャーは、個々人が同じジェスチャーを行なうものに限定されず、複数人が協力して1つのジェスチャーを行なうものでもよい。
例えば、2人の搭乗者が夫々の片手を用いてハートマークを形作った場合、制御部53が図11に示すジェスチャー操作処理を実行することにより、S11の処理で「2人でハートマークを作る」が検出される。次に、S12の処理で図28に示すジェスチャー記憶部521が参照され、「2人でハートマークを作る」に関連付けられた「大きいハートマークを表示」が読み出される。次いで、S13の処理が実行されることにより、大きいハートマークを表わす画像が表示される。
一方、2人の搭乗者夫々が両手でハートマークを形作った場合、S11の処理で「1人でハートマークを作る」が検出され、S12の処理で「1人でハートマークを作る」に関連付けられた「小さいハートマークを表示」が読み出される。次いで、S13の処理が実行されることにより、小さいハートマークを表わす画像が表示される。以上の処理が2人分行なわれるので、結果として、小さいハートマークを表わす画像が2つ表示される。
複数の搭乗者によるジェスチャー操作は、搭乗者の組み合わせによって結果が異なってもよい。例えば親子によるジェスチャー操作が行なわれた場合は冒険物語のコンテンツリストを示す画像が表示され、夫婦によるジェスチャー操作が行なわれた場合は恋愛物語のコンテンツリストを示す画像が表示される。
ジェスチャー操作を行なう人数の多寡と、画像の多寡、画像に含まれる情報の多寡、又は画像の表示が継続される時間の長短等とが対応していてもよい。
情報処理システム4がスピーカを備えている場合、例えば複数の搭乗者が戦隊ものの決めポーズを取ると、爆炎の画像が表示されるとともに爆発音が出力されてもよい。このために、ジェスチャー記憶部521は、図28に示すように、所定の人数(複数)、搭乗者のジェスチャー(戦隊ものの決めポーズ)、画像の表示状態(爆炎の画像を表示)、及び出力すべき音声(爆発音)を関連付けて記憶している。
実施の形態 3.
本実施の形態の情報処理システム4は、マイク46を備える点を除き、実施の形態1の情報処理システム4と略同様である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1ではジェスチャー操作を例示した。本実施の形態ではジェスチャーと音声との組み合わせによる操作を例示する。
図31は、実施の形態3に係る車両1に搭載された情報処理システム4の要部構成を示すブロック図である。
マイク46は搭乗者が発した音声を収集する。マイク46が収集した音声は情報処理装置5に与えられる。
図32は、情報処理装置5で実行されるジェスチャー操作処理の手順を示すフローチャートである。
図32に示すジェスチャー操作処理のS11、S12、及びS13は図11に示すジェスチャー操作処理のS11、S12、及びS13と同様の処理である。実施の形態1においてはS11の処理の終了後にS12の処理が実行される。一方、本実施の形態においてはS11の処理の終了後、又はS11の処理と同時的に、後述するS31の処理が実行され、S11の処理及びS31の処理の両方が終了した場合にS12の処理が実行される。
図33は、ジェスチャー記憶部521に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。
ジェスチャー記憶部521は、搭乗者のジェスチャー及び画像の表示状態と搭乗者の音声とを関連付けて記憶している。図32に示すS31の処理では、制御部53はマイク46から与えられた音声に基づいて搭乗者の音声を検出する。
図34及び図35は、フロントウィンドウ13に表示される画像とジェスチャー及び音声との一例を示す模式図である。図34及び図35夫々には正面視のフロントウィンドウ13と平面視の搭乗者とが示されている。
例えば搭乗者はデスクワークとして趣味の創作活動を行なう場合に、趣味用のアプリとしてエディタ、描画用のアプリ、作曲用のアプリ、及びブラウザを使用する。このため、フロントウィンドウ13には、エディタ、描画用のアプリ、作曲用のアプリ、及びブラウザを起動させるためのアイコンの画像611,621,631,641が表示される(図34参照)。
一方、デスクワークとして業務上の書類制作を行なう場合、搭乗者は仕事用のアプリとしてワープロソフト、表計算用のアプリ、メーラ、及びブラウザを使用する。このため、フロントウィンドウ13には、ワープロソフト、表計算用のアプリ、メーラ、及びブラウザを起動させるためのアイコンの画像731,732,733,641が表示される(図35参照)。
図34に示すように、搭乗者が人差し指を前に突き出しながら「趣味」と言った場合、制御部53が図32に示すジェスチャー操作処理を実行することにより、S11の処理で「人差し指を前に突き出すジェスチャー」が検出される。また、S31の処理で「趣味」という音声が検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「人差し指を前に突き出すジェスチャー」と「趣味」とに関連付けられた「趣味用のアプリのアイコン」が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、趣味用のアプリのアイコンの画像である画像611,621,631,641がフロントウィンドウ13に表示される。
図35に示すように、搭乗者が人差し指を前に突き出しながら「仕事」と言った場合、制御部53が図32に示すジェスチャー操作処理を実行することにより、S11の処理で「人差し指を前に突き出すジェスチャー」が検出される。また、S31の処理で「仕事」という音声が検出される。
次に、S12の処理でジェスチャー記憶部521が参照され、「人差し指を前に突き出すジェスチャー」と「仕事」とに関連付けられた「仕事用のアプリのアイコン」が読み出される。
次いで、S13の処理が実行されることにより、仕事用のアプリのアイコンの画像である画像731,732,733,641がフロントウィンドウ13に表示される。
なお、ジェスチャーと音声との組み合わせによる操作で画像の表示状態が変更される構成に限定されず、例えば、無人の車両1に乗り込んだ搭乗者が人差し指を前に突き出しながら「さぁ行こう」と言った場合、車両1の全ての電源がオンになってもよい。
搭乗者のジェスチャー及び表示状態は実施の形態1~3にて例示したものに限定されない。例えば、搭乗者が両手を上下左右に振った場合、表示されている画像全てが選択される。片手の指で小さい画像が選択され、その指で手招きすると(又は片手を握った状態から広げた状態にすると)、画像が拡大される。片手の掌で大きい画像が選択され、その手を握ると画像が縮小される。
また、手と体の他の部位(頭、肩、膝等)とを用いて行なうジェスチャー、手と車室1a内の各部(例えばテーブル2)又は物品(ハンカチ、ペン等)とを用いて行なうジェスチャー等が用いられてもよい。
ジェスチャーは搭乗者が意識的に行なうものに限定されない。
ジェスチャーが検出される空間又は対象が限定されてもよい。例えば、車載表示部の近傍に位置する手についてのみジェスチャーが検出される。或いは、車室1aの前部にある座席111に着座している搭乗者のジェスチャーのみが検出される。この場合、車室1aの後部にある着座している搭乗者が勝手にジェスチャー操作することを防止することができる。
画像の表示状態の制御に関連付けられるジェスチャーを複雑にして、ジェスチャー操作にゲーム、ダンス等のエンターテイメント性を与えてもよい。
ジェスチャーの検出は、撮像部18から得られた画像データ又は距離画像データに基づいて行なわれる構成に限定されない。例えば、撮像部18に替えて赤外線センサを備え、赤外線センサの検出結果に基づいてジェスチャーが検出されてもよい。
表示される画像は、実施の形態1~3にて例示したものに限定されない。例えば、車両1の現在地の周辺に存在するオブジェクト、現在時刻、気象状態、又は車外の音声等の車外の情報に関する画像が表示されてもよい。或いは、室温、乗車人数等、車室1a内の情報に関する画像が表示されてもよい。出発地、目的地、車速等、運転に関する画像が表示されてもよい。車種、総走行距離等、車両1に関する画像が表示されてもよい。
搭乗者の感情に関する画像を表示する場合、例えば、搭乗者が喜んでいるとき、又は楽しんでいるときは、搭乗者の感情を強めるために、明るい雰囲気の画像が表示される。一方、搭乗者が怒っているとき、又は悲しんでいるときは、搭乗者の感情を弱めるために、落ち着いた雰囲気の画像が表示される。
出発地及び目的地に関する画像を表示する場合、例えば、自宅から職場へ向かう往路であれば、搭乗者の意欲を高めるための画像(例えば偉人の格言を表わす画像)が表示される。一方、職場から自宅へ向かう復路であれば、搭乗者の疲れを癒すための画像(例えば自然の風景を表わす画像)が表示される。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
1 車両
13 フロントウィンドウ(車窓)
14 サイドウィンドウ(車窓)
15 ルーフ
16 Aピラー(フロントピラー)
4 情報処理システム
42 車窓表示部
43 ルーフ表示部(車室表示部)
44 ピラー表示部(車室表示部)
50 コンピュータプログラム
53 制御部53(検出部,表示制御部)

Claims (10)

  1. 車両の複数の車窓に画像を表示する車窓表示部と、
    前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出する検出部と、
    該検出部が検出したジェスチャーに応じて、前記車窓表示部による前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で制御する表示制御部と
    を備え
    前記搭乗者の手の異なる部位と前記画像の大きさとが互いに関連付けられており、
    前記検出部は、前記搭乗者の手の部位を検出し、
    前記表示制御部は、前記検出部が検出した部位に関連付けられている大きさの前記画像の表示状態を制御することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記複数の車窓には、フロントウィンドウ及び該フロントウィンドウの左右に隣り合うサイドウィンドウが含まれており、
    互いに隣り合う車窓にわたって前記画像の表示が可能であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記車両のルーフの内面又はフロントピラーの内面に画像を表示する車室表示部を更に備え、
    前記ルーフ又は前記フロントピラー及び該ルーフ又は前記フロントピラーに隣り合う車窓にわたって前記画像の表示が可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記検出部は、前記搭乗者の両手を用いたジェスチャーを検出することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記検出部が検出したジェスチャーが追い払うジェスチャーである場合、前記表示制御部は表示されている前記画像を削除することを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記車両の状態に応じて、前記画像の大きさ又は表示位置が切り替わることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記検出部が検出したジェスチャーが所定のジェスチャーである場合、前記表示制御部は、前記複数の車窓の内の第1の車窓に表示されている全ての画像を第2の車窓に移動させると共に、該第2の車窓に表示されている全ての画像を前記第1の車窓又は第3の車窓に移動させることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の情報処理システム。
  8. 車両の複数の車窓に画像を表示し、
    前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出し、
    検出したジェスチャーに応じて、前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で制御し、
    前記搭乗者の手の部位を検出し、
    前記搭乗者の手の異なる部位と前記画像の大きさとを互いに関連付けて記憶する記憶部を参照し、
    検出した部位に関連付けられている大きさの前記画像の表示状態を制御する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 車両の複数の車窓に画像を表示し、
    前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出し、
    検出したジェスチャーに応じて、前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で制御し、
    前記搭乗者の手の異なる部位と前記画像の大きさとが互いに関連付けられており、
    前記搭乗者の手の部位を検出し、
    検出した部位に関連付けられている大きさの前記画像の表示状態を制御することを特徴とする表示方法。
  10. 車両の複数の車窓に画像を表示する車窓表示部と、
    前記車両の搭乗者のジェスチャーを検出する検出部と、
    所定のジェスチャーを行なった人数を判定する判定部と、
    前記検出部が検出したジェスチャー及び前記判定部が判定した人数に応じて、複数人が協力して1つのジェスチャーを行なったか複数人が個々に1つのジェスチャーを行なったかを判定する第2の判定部と、
    該第2の判定部の判定結果が複数人協力である場合、前記車窓表示部による前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で第1の態様で制御し、前記第2の判定部の判定結果が複数人個々である場合、前記車窓表示部による前記画像の表示状態を前記複数の車窓の間で前記第1の態様とは異なる第2の態様で制御する表示制御部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
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