JP3474053B2 - ナビゲーション装置の地図表示方法およびナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置の地図表示方法およびナビゲーション装置

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JP3474053B2
JP3474053B2 JP09425596A JP9425596A JP3474053B2 JP 3474053 B2 JP3474053 B2 JP 3474053B2 JP 09425596 A JP09425596 A JP 09425596A JP 9425596 A JP9425596 A JP 9425596A JP 3474053 B2 JP3474053 B2 JP 3474053B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置の画面上
に、3次元地図と当該三次元地図を構成する地図構成物
の関連情報とを表示する地図表示装置及び地図表示方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車走行の便宜を図るため
のものとしてナビゲーション装置が知られている。この
ナビゲーション装置は、CD−ROM等の記憶媒体に記
録された地図データを読み出して、モニタ等の画面上に
建物、道路等が描画された地図を表示する。そして、G
PS(Ground Positioning System)等のセンサにより検
出した現在地(自車位置)から目的地へ向かう方向を画
面上に表示する。
【0003】ところで、従来のナビゲーション装置で
は、地図の画面への表示尺度を切替えたり、画面上に地
図を鳥瞰表示することにより、現在地周辺が、容易に把
握できるように工夫している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画面表示処理上の工夫は、二次元の地図データを基
になされている。したがって、たとえば、立体交差点や
坂道、あるいは、建物が立ち並ぶ道路の状況等は、二次
元(平面)的に表示される。このため、近年、現在地周
辺や目的地周辺の状況をより把握し易くするために、三
次元地図(実際には、三次元地図の投影図)を画面上に
表示するナビゲーション装置の実現が要望されている。
【0005】ところで、三次元地図表示のナビゲーショ
ン装置を実現した場合、二次元地図を画面上に表示する
場合に比べて、建物、道路、地形等の地図構成物の関連
情報(名称、案内等の情報)の視認性が低下するという
問題が生じることが予測される。すなわち、二次元地図
表示では、画面上に表示された地図構成物に単純に重ね
て対応する関連情報を表示していた。しかし、三次元地
図表示では、視線を変化させて斜めから眺めた風景を表
示することもあるので、地図構成物が他の地図構成物に
陰影されたり、眺める方向によって形状が変化したりす
る。このため、関連情報を常に見やすい位置に表示する
ことができない。
【0006】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、地図構成物の関連情報の視認性が低下するのを
防ぐことができる三次元地図表示装置及び三次元表示方
法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明一態様では、ナビゲーション装置に、3次元地
図を構成する複数の地図構成物のデータ(以下、3次元
データという)を記憶する地図記憶装置から、表示装置
への表示が要求される領域にある各地図構成物の3次元
データを入手する地図読込ステップと、前記地図記憶装
置に3次元データが記憶されている地図構成物に関連す
る文字、図形、記号などの関連情報を記憶する関連情報
記憶装置から、前記地図読込ステップで読み込んだ3次
元データにより特定される各地図構成物に関連する前記
関連情報を入手する関連情報読込ステップと、前記地図
読込ステップで入手した3次元データにより特定される
地図構成物をスクリーン座標系上に配置すると共に、
前記関連情報読込ステップで入手した各関連情報を前記
スクリーン座標系上に配置し、前記スクリーン座標系上
に配置した各地図構成物および各関連情報を所定の視点
から平面に表示することで、3次元地図を作成する3次
元地図作成ステップと、前記地図作成ステップで作成し
た3次元地図を前記表示装置に表示する表示ステップ
と、を行なわせる。ここで、前記3次元地図作成ステッ
プは、所定の関連情報よりも前記視点側に位置する地図
構成物あるいは関連情報を前記平面に表示することなく
前記所定の関連情報を表示するように、前記3次元地図
を作成する
【0008】また、本発明の別の態様では、経路探索機
能を備えたナビゲーション装置に、3次元地図を構成す
る複数の地図構成物のデータ(以下、3次元データとい
う)を記憶する地図記憶装置から、表示装置への表示が
要求される領域にある各地図構成物の3次元データを入
手する地図読込ステップと、前記地図記憶装置に3次元
データが記憶されている地図構成物に関連する文字、図
形、記号などの関連情報を記憶する関連情報記憶装置か
ら、前記地図読込ステップで読み込んだ3次元データに
より特定される各地図構成物に関連する関連情報を入手
する関連情報読込ステップと、前記地図読込ステップで
入手した3次元データにより特定される各地図構成物を
スクリーン座標系上に配置すると共に、前記関連情報読
込ステップで入手した各関連情報を前記スクリーン座標
系上に配置し、前記スクリーン座標系上に配置した各地
図構成物および各関連情報を所定の視点から平面に表示
することで、3次元地図を作成する3次元地図作成ステ
ップと、前記地図作成ステップで作成した3次元地図を
表示装置に表示する表示ステップと、を行なわせる。
こで、前記3次元地図作成ステップは、前記経路探索機
能によって探索された経路に隣接する地図構成物の関連
情報よりも前記視点側に位置する地図構成物あるいは関
連情報を前記平面に表示することなく前記隣接する地図
構成物の関連情報を表示するように、前記3次元地図を
作成する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第一実施形態に
ついて、図面を参照して説明する。
【0010】先ず、本実施形態が適用されたナビゲーシ
ョン装置の表示画面について説明する。
【0011】図1は本実施形態による処理が実行された
ナビゲーション装置の表示画面のイメージを示す。図1
において、符号21は、モニタ等の表示画面、符号22
〜26は、マンションやホテルなどの建物、符号27
は、道路を示す。尚、本実施形態では、上記の建物や道
路の他、山、川等の地形をも含め、これ等の地図構成物
を、一括してオブジェクトと称している。
【0012】本実施形態では、原則として、文字情報
は、当該文字情報に対応するオブジェクト表示領域(実
際にオブジェクトが表示画面上に表示されている領域)
内に表示される。図1に示す例では、オブジェクト22
〜25について、「○○ビル」、「△△マンション」等
の文字情報が対応するオブジェクト表示領域内に表示さ
れている。
【0013】本実施形態において、オブジェクト表示領
域内に文字情報が表示できないと判断した場合、文字情
報は、そのオブジェクト表示領域の近傍に表示される。
図1に示す例では、オブジェクト26について、文字情
報「××医院」が引き出し線を用いてオブジェクト26
の表示領域近傍に表示されている。
【0014】このように、本実施形態の情報表示処理を
実行することにより、図1に示すように、常時、文字情
報を、当該文字情報に対応するオブジェクトとの関連が
失われない位置に表示することができる。
【0015】次に、本実施形態の処理手順を説明する。
【0016】先ず、モニタ等の表示画面に表示する三次
元地図(実際には、三次元地図の投影図)を作成するま
での処理について説明する。
【0017】オブジェクトの三次元情報が記憶された地
図データベースを基に、オブジェクトをワールド座標系
上に配置する。次に、ワールド座標系上のオブジェクト
にアフィン変換処理を施して、オブジェクトを視点位置
を原点とし、視線の方向をZ軸に取った視点座標系上に
配置する。ここで、視点位置は、使用者等の指示や、本
実施形態が適用されたナビゲーション装置が搭載されて
いる移動体の現在位置(自車位置)等に基づいて設定さ
れる。
【0018】次に、視点座標系上のオブジェクトに透視
変換処理を施して、オブジェクトをスクリーン座標系上
に配置する。
【0019】次に、Zバッファ法等の陰面消去処理を施
して、上記のワールド座標系上に配置されたオブジェク
トを、設定された視点位置から眺めたときに得られる投
影図を作成する。そして、この投影図を画素データがマ
トリックス状に複数個配列されて構成された二次元の画
像データとして、メモリ等に記憶する。この画素データ
には、当該画素データが表示するオブジェクトの識別情
報が付加されている。
【0020】ここまでの処理は、コンピュータグラフィ
ックスの様々な三次元処理技術を用いることにより、実
現することができる。
【0021】次に、上記の処理で作成された投影図に文
字情報を付記し、表示画面に表示する処理について説明
する。
【0022】図2は本発明の第一実施形態の文字表示処
理を説明するためのフロー図、図3は図1に示すフロー
を補足説明するための図である。
【0023】図3(a)に示すように、表示画面21内
に表示されるオブジェクトであって文字情報を有するオ
ブジェクトを検出する(ステップ11)。表示画面21
内に表示されるオブジェクトであるか否かは、メモリ等
に記憶された各画素データのオブジェクトの識別情報を
判断することにより可能である。また、オブジェクトが
文字情報を有するか否かの判断は、各オブジェクトの三
次元情報に文字情報の有無に関する情報を付加して地図
データベースに記憶し、地図データベースからオブジェ
クトの三次元情報を読み出したときに、この三次元情報
に付加されている文字情報の有無に関する情報を判別す
ることにより可能である。
【0024】次に、ステップ11で検出したオブジェク
トの表示画面上における表示領域を求める(ステップ1
2)。メモリ等に記憶された二次元画像データからステ
ップ11で検出したオブジェクトの画素データを検出
し、この画素データの二次元画像データ上における位置
に基づいて、このオブジェクトの表示領域を求める。図
3(b)では、ステップ11で検出されたオブジェクト
22の表示領域Sを求めている。尚、表示領域Sは、表
示画面上において、オブジェクト22が占める画素位置
を全て検出する必要はなく、例えばオブジェクト22が
占める画素位置の水平(X)方向の最大位置及び最小位
置と、垂直(Y)方向の最大位置及び最小位置を検出す
ることにより、オブジェクト22の表示領域Sを特定す
るようにしてもよい。
【0025】次に、文字情報が記憶された記憶手段から
ステップ11で検出したオブジェクトに対応する文字情
報を読み出す(ステップ13)。地図データベースにオ
ブジェクトの三次元情報の他に、オブジェクトの文字情
報をも記憶させ、図3(c)に示すように、地図データ
ベースからオブジェクト22の文字情報「○○ビル」を
読み出す。
【0026】次に、オブジェクトの表示領域内に文字情
報の表示領域を設定する(ステップ14)。尚、文字情
報の表示領域の設定については後述する。次に、ステッ
プ14で設定した文字情報の表示領域内に文字情報が収
まるように、文字情報の表示レイアウトを決定する(ス
テップ15)。図3(c)では、地図データベースから
読み出したオブジェクト22の文字情報「○○ビル」の
文字数と、ステップ14で設定した文字情報の表示領域
とに基づいて、文字情報「○○ビル」の文字サイズ、文
字間隔、行数等を定めている。図3(d)に、表示画面
21上にオブジェクト22の文字情報「○○ビル」を表
示したイメージを示す。文字情報「○○ビル」は、オブ
ジェクト22の表示領域上に表示される。
【0027】表示画面内の文字情報を有する全てのオブ
ジェクトについてステップ12〜ステップ15に示す処
理がなされた後、投影図上に文字情報を付記し、その
後、この投影図を画面上に表示展開する(ステップ1
6)。これにより、図1に示すフローが終了する。
【0028】次に、図2に示すステップ14の処理(文
字表示領域の設定)について説明する。
【0029】図4は文字情報表示領域の設定における処
理の一例を説明するためのフロー図、図5は図4に示す
フローを補足説明するための図である。
【0030】先ず、図2のステップ12で求めたオブジ
ェクトの表示領域Sの各頂点座標を参照し、表示画面に
おいて、オブジェクトが占める画素位置の水平(X)方
向の最大位置xmax及び最小位置xminと、垂直
(Y)方向の最大位置ymax及び最小位置yminを
検出する(ステップ41)。図2のステップ11におい
て、図5(a)に示すようなオブジェクトが表示画面か
ら検出された場合、図2のステップ12において、図5
(b)に示すようなオブジェクトの表示領域Sが求めら
れる。ステップ41では、表示領域Sのxmax、xm
in、ymax、yminを求める。
【0031】次に、図5(c)に示すように、ステップ
41で求めたxmax、xmin、ymax、ymin
で囲まれる四角形ABCDを想定し(ステップ42)、
表示領域S内に含まれない頂点A、Cの対角線と、表示
領域Sの枠を構成する辺であって対角線と交差する辺f
a,fcとの交点A′、C′を求める(ステップ4
3)。そして、A′、C′を対角に位置する頂点に含め
た新たな四角形A′B′C′D′を求め、四角形A′
B′C′D′で囲まれる領域を文字情報の表示領域Sc
とする(ステップ44)。これにより、図4に示すフロ
ーが終了する。
【0032】尚、図4に示すフローは、文字情報表示領
域の設定処理の一例に過ぎない。図2に示すステップ1
4の処理は、オブジェクトの表示領域内に文字情報の表
示領域を設定するものであれば、どのようなものでもよ
い。
【0033】次に、図2に示すステップ15の処理(文
字情報の表示レイアウトの設定)について説明する。
【0034】図6は文字情報のレイアウト設定方法の一
例を説明するためのフロー図、図7は図6に示すフロー
を補足説明するための図である。図7(a)は、図4に
示すフローで求めた文字情報の表示領域Scを示す。こ
こで、表示領域Scの横サイズ、縦サイズを各々Xc、
Ycとしておく。図7(b)は、図1のステップ13に
おいて、地図データベース等から読み出した文字情報
「○○△△ビル」を示す。
【0035】図6に示す文字情報のレイアウト処理で
は、先ず、図7(b)に示すように、文字情報の文字サ
イズdx、dyを設定する(ステップ61)。文字サイ
ズは、使用者が十分に認識できる程度の大きさに設定す
る。次に、文字情報の文字数n、文字サイズdx、dy
と、文字情報の表示領域Scに基づいて、文字情報の行
数M1(=X/dx)を求め(ステップ62)、それか
ら1行当たりの文字数M2(=Y/dy)を求める(ス
テップ63)。次に、文字情報が文字表示領域Sc内に
表示可能(n≦M1・M2)であるかどうかを判断する
(ステップ64)。表示できると判断した場合は、文字
情報をステップ61〜ステップ63で設定した文字情報
の表示レイアウトで文字表示領域Sc内に展開するよう
に設定する(ステップ65)。一方、表示できないと判
断した場合は、文字情報をステップ61〜ステップ63
で設定した文字情報の表示レイアウトで、オブジェクト
の表示領域の近傍に展開するように、再度文字情報の表
示領域を設定する(ステップ66)。図7(c)は、文
字表示領域Sc内に文字情報を展開した例で、文字表示
領域Scの縦および横のサイズX、Y内に、行当たり文
字数M2でM1行にて文字情報を展開している。
【0036】尚、本実施形態では、オブジェクトの表示
領域S内に文字情報の表示領域Scを設定し、文字情報
を展開する方法について説明したが、この他、オブジェ
クトの表示領域Sの重心を算出し、この重心に文字情報
の表示領域が重なるような位置に文字情報を展開する方
法等により、表示位置をさらに制限することもできる。
【0037】図8は、図6に示す文字情報のレイアウト
設定方法の変形例を説明するためのフロー図である。図
8に示すフローでは、図2に示すステップ15の処理
(文字情報の表示レイアウトの設定)を拡張し、なるべ
くオブジェクトの表示領域内に文字情報を展開、表示す
るものである。尚、図8に示すフローにおいて、図6に
示すフローと同じ処理を行うステップについては、同じ
符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
【0038】図8に示すフローでは、ステップ64にお
いて、文字情報が文字表示領域Sc内に表示できないと
判断した場合、文字サイズ/アスペクト/文字間隔/行
間隔等の文字の表示属性を変更できるか否かを判定する
(ステップ81)。尚、文字の表示属性の変更には、文
字が小さくて読みにくくなるなどの限界があるので、人
間工学的な問題を考慮し、文字の表示属性の変更に一定
の制限値を設定しておく。ステップ81において、変更
できると判断した場合、文字の表示属性を変更する(ス
テップ82)。一方、変更できないと判断した場合、オ
ブジェクトの表示領域内に文字情報を展開することをあ
きらめ、ステップ67に移行する。
【0039】次に、図6及び図8に示すステップ66の
処理(オブジェクトの表示領域の近傍に再度文字情報の
表示領域を設定する処理)について説明する。
【0040】図9はオブジェクト表示領域の近傍に文字
情報を展開する処理の一例を説明するためのフロー図、
図10は図9に示すフローを補足説明するための図であ
る。
【0041】先ず、図4に示すステップ42で算出した
四角形ABCDの各頂点座標、つまり図10で示すとこ
ろの、A点の座標(xmin,ymin)、点Bの座標
(xmax,ymax)、点Cの座標(xmax,ym
in)、点Dの座標(xmin,ymin)を参照する
(ステップ91)。次に、図6又は図8のステップ61
〜ステップ63で設定した表示レイアウトで文字情報を
表示することができる表示領域(x,y)を、x<xm
in、x>xmax、y<ymin、y>ymaxを満
足する領域(図10の斜線で示されている領域)に設定
する(ステップ92)。尚、文字情報の表示領域(x,
y)は、対応するオブジェクトの表示領域の範囲外であ
れば、基本的にどこでもよい。次に、文字情報を上記の
表示レイアウトで文字表示領域(x,y)内に展開する
ように設定し(ステップ93)、これにより、図9に示
すフローが終了する。尚、文字情報の表示領域を対応す
るオブジェクトの表示領域の範囲外に設定する場合は、
文字情報と対応するオブジェクトとの関連を示すため
に、引き出し線や文字情報を囲む枠付きの引き出し線
(漫画のふきだしのようなもの)を用いて文字情報を表
示することが好ましい。
【0042】本発明の第一実施形態では、表示画面21
上におけるオブジェクトの表示領域に基づいて、当該オ
ブジェクトの文字情報の表示領域を設定している。した
がって、本実施形態が適用される装置(例えばナビゲー
ション装置)において、地図の表示尺度が変更された
り、表示画面に表示される三次元地図の投影図の視点が
移動したり、現在地(自車位置)が変更されたりして、
表示画面上のオブジェクトの表示位置や形状が変化した
ときでも、文字情報をオブジェクトの変化に追随させて
常に見やすい位置に表示することができる。これによ
り、視認性が低下するのを防止することができ、したが
って、三次元地図表示において良好な地図情報を提供す
ることができる。
【0043】次に、本発明の第二実施形態について図面
を参照して説明する。
【0044】図11は本発明の第二実施形態の文字表示
処理を説明するためのフロー図である。また、図12は
図11に示すフローを補足説明するための図であり、図
12(a)はオブジェクト121を図12(c)の視点
位置122から眺めた時の外観図、図12(b)は、オ
ブジェクト121を視点位置123から眺めた時の外観
図である。尚、視点位置123は、視点位置122にあ
る視点をオブジェクト123の中心からの距離が略一定
となるようにして移動した位置にある。
【0045】上述した本発明の第一実施形態では、図1
2(c)に示すように、視点が視点位置123から視点
位置122へ移動すると、これに伴ってオブジェクト1
21の表示領域が図12(a)から図12(b)へと変
化するので、このオブジェクトの文字情報の表示領域も
微妙に変化することになる。しかしながら、オブジェク
ト121は、視点がこのオブジェクト121を中心に移
動していることから、使用者が注目しているオブジェク
トであると考えられる。この場合、その文字情報の表示
位置が変動すると、煩わしく感じられることもある。
【0046】そこで、本実施形態では、図12(a)及
び図12(b)に示すように、オブジェクト121の文
字情報「○○ビル」の表示領域を視点の移動開始時の座
標位置のまま維持するように設定している。本実施形態
の文字表示処理は、図2に示すステップ11〜ステップ
16の処理を実行する前に、視点が表示画面内のあるオ
ブジェクトを中心にして、そのオブジェクトからの距離
を略一定に保ちつつを移動しているかどうかを判断する
(ステップ111)。尚、視点のオブジェクトからの距
離が略一定であるか否かの判断は、例えば視点移動に伴
って三次元地図を更新するときに、視点座標系における
視点から各オブジェクトまでの距離を記憶しておき、前
回記憶した距離と比較することにより行うことができ
る。ステップ111で移動していると判断した場合、そ
のオブジェクトの文字情報を、後に行われる文字表示処
理(図2に示すステップ11〜ステップ16の処理)の
更新の対象外に設定する(ステップ112)。
【0047】また、視点があるオブジェクトを中心に、
そのオブジェクトからの距離を略一定に保ちつつ移動し
ている場合以外であっても、視点移動によりオブジェク
トの表示領域が徐々に移動している場合は、文字情報の
表示領域を視点の移動開始時の座標位置のままを維持す
るように設定することも考えられる。たとえば、図12
(d)に示すように、オブジェクトが121に示す位置
に表示されていたときに設定した文字情報「○○ビル」
が、視点移動によってオブジェクトの表示領域125か
ら脱したときに、初めて図2に示すステップ11〜16
を実行して文字表示処理を更新する(ステップ11
3)。
【0048】本発明の第二実施形態によれば、視点があ
るオブジェクトを中心に移動している場合は、当該オブ
ジェクトの文字情報の表示領域が、更新の際に、移動開
始時に設定された表示位置をそのまま維持するように再
度設定される。このため、使用者が注目しているオブジ
ェクトの文字情報の表示位置が微妙に変化するのを防止
することができる。
【0049】次に、本発明の第三実施形態について図面
を参照して説明する。
【0050】図13は本発明の第三実施形態の処理を説
明するためのフロー図、図14は図13に示すフローを
補足説明するための図である。
【0051】上記の第一実施形態及び第二実施形態で
は、実際に画面上に表示されるオブジェクトの表示領
域、即ち陰面消去処理が実行された投影図に基づいて、
文字情報の表示領域を設定している。ところで、文字情
報の表示領域の設定は、例えば陰面消去処理実行前(オ
ブジェクト同士の重なりが考慮されていない状態)のス
クリーン座標系上におけるオブジェクトのXY平面の占
有領域に基づいても、設定することができる。しかしな
がら、この場合、図14(a)に示すように、オブジェ
クト142に付記する文字情報が、別のオブジェクト1
41に重なって、重なり合った部分が欠けたり、また別
のオブジェクト141上に表示されたするという不具合
が生じることがある。
【0052】そこで、本実施形態では、陰面消去処理実
行前のスクリーン座標系上におけるオブジェクトのXY
平面の占有領域に基づいて、文字情報の表示領域を設定
した場合、上記の不具合が生じた文字情報の表示領域に
ついては、実際に画面上に表示されるオブジェクトの表
示領域に基づき、再度文字情報の表示領域を設定してい
る。
【0053】本実施形態では、図13に示すように、先
ず、基本的に図2に示すステップ11〜ステップ16と
同じ要領に従って、表示画面内の文字情報の表示領域を
設定する(ステップ131)。但し、ステップ12にお
いて、スクリーン座標系上におけるオブジェクトのXY
平面の占有領域を検出し、ステップ13では、このオブ
ジェクトの占有領域に基づいて、文字情報の表示領域を
設定する。
【0054】次に、文字情報の表示領域を設定したオブ
ジェクトが、表示画面21において手前に位置する他の
オブジェクトに陰影される位置にあるかどうかを判定す
る(ステップ132)。この判定は、オブジェクトのス
クリーン座標系上におけるZ座標値を参照することによ
り可能である。っこで、陰影されると判断した場合は、
手前オブジェクトに陰影されない部分の占有領域、すな
わち、画面上に実際に表示されるオブジェクトの表示領
域Sc′を検出する(ステップ133)。
【0055】次に、オブジェクトの表示領域Sc′に基
づいて、図2に示すステップ14〜ステップ15の処理
と同じ要領で、文字情報の表示領域及び表示レイアウト
を設定する(ステップ134)。これにより、たとえ
ば、図14(b)に示すように、文字情報の他のオブジ
ェクトとの重なりが回避される。以後、上記のステップ
131〜134を表示画面21内の全ての文字情報につ
いて繰り返し実行する(135)。
【0056】尚、文字情報が、ステップ134で設定し
た表示レイアウトでステップ134で設定した文字情報
の表示領域内に表示できない場合は、図6又は図8に示
すフローを実行して、たとえば、図14(c)に示すよ
うに、文字情報の表示位置をオブジェクト142の近傍
に移動する。
【0057】次に、図13のステップ133におけるオ
ブジェクトの表示領域Sc′の算出方法について説明す
る。
【0058】図15は図13に示すステップ133の処
理の一例を説明するためのフロー図、図16は図15の
フローを補足説明するための図である。
【0059】先ず、図16に示すように、オブジェクト
141、142について、スクリーン座標系上における
オブジェクトのXY平面の占有領域161、162を求
める(ステップ151)。次に、占有領域161、16
2の接点163、164を求め(ステップ152)、こ
の接点163、164を頂点に含む領域をオブジェクト
142の表示領域Sc′に設定する(ステップ15
3)。
【0060】次に、本発明の第四実施形態について図面
を参照して説明する。
【0061】図17は本発明の第四実施形態の処理を説
明するためのフロー図である。
【0062】本実施形態は、上記の第一実施形態乃び第
二実施形態において文字情報を対応するオブジェクトの
近傍に配置したときに、他のオブジェクトや文字情報と
重なる場合、また、上記の第三実施形態においてオブジ
ェクト同士の重なりを検出した場合、どの文字情報又は
オブジェクトを優先表示するかを判断し、どちらか一方
の表示を削除したり、優先順位に従って重ねて表示した
りするものである。
【0063】先ず、図2に示すステップ11〜ステップ
16、または図13のステップ131に従って、文字情
報の表示領域及び表示レイアウトを設定する(ステップ
171)。次に、文字表示領域が、表示画面上におい
て、その文字情報に対応するオブジェクトの手前に位置
する別のオブジェクト、またはその別のオブジェクトの
文字情報の表示領域と重なり合う位置にあるか否かを検
出する(ステップ172)。そして、重なりを検出した
時、重なり合う文字情報又はオブジェクトに、優先表示
する/しないの指定があるかどうかを判定する(ステッ
プ173)。この指定については、ユーザが設定する場
合もあるし、走行中の安全等を考慮し、本実施形態が適
用されるシステム側で設定する場合もある。
【0064】ステップ173で優先表示の指定がある場
合は、オブジェクトの属性(例えば建物の種類、道路の
種類等)を参照する(ステップ174)。オブジェクト
の属性は、例えばそのオブジェクトに付記される文字情
報を参照することにより、判断することができる。次
に、ステップ171及びステップ172に基づいて、優
先順位を設定し、優先順位の低いものからネスティング
管理して、優先順位の最も高い関連情報又はオブジェク
トを画面上に表示し、使用者がマウス、ペン等のポイン
ティングデバイスで表示画面上の関連情報又はオブジェ
クトを選択することにより、画面上に表示させる関連情
報又はオブジェクトをトグル式に切り替える(ステップ
175)。
【0065】一方、ステップ173で優先順位の指定が
ない場合、表示画面上において、その文字情報に対応す
るオブジェクトの手前に位置する別のオブジェクト、ま
たはその別のオブジェクトの文字情報の表示領域と重な
らない位置に、文字情報の表示領域を設定する(ステッ
プ176)。そして、この設定した文字情報の表示領域
に基づいて、文字情報の表示レイアウトを設定する(ス
テップ177)。
【0066】表示画面内のすべての文字情報について、
ステップ172〜ステップ177に示す処理がなされた
後、文字情報を表示画面上に表示展開する(ステップ1
79)。これにより、図17に示すフローが終了する。
【0067】図18乃至図25は、図17のフローに示
す優先表示処理を実行した場合の表示画面のイメージを
示している。いずれもビルが立ち並ぶ町中を鳥瞰表示し
た場合を想定している。図18乃至図25において、優
先処理無の場合の表示画面例を(a)に、優先処理有の
場合の表示画面例を(b)に、それぞれ示す。また、各
図において、符号181は本実施形態を適用したナビゲ
ーション装置が搭載された車の自車位置(現在地)を、
また符号182は道路を示している。符号183はビル
等の建造物を示す。
【0068】図18は、オブジェクト属性を基に、表示
優先処理を実行した例を示す。優先処理を実行しない図
18(a)では、文字情報「○○ホテル」が、表示画面
上において、対応するオブジェクトの手前に位置するオ
ブジェクトの文字情報「××ビル」と互い重なり合って
表示されている。もし、ユーザが何よりも自車近辺のホ
テル情報を知りたい時に、このような表示では問題があ
る。この場合、予めユーザが、「ホテル」という属性を
もつ建物を優先して表示する旨の設定をしておき、この
設定に従って優先処理を実行した図18(b)では、文
字情報「××ビル」は消去されるので、上記問題は解消
する。
【0069】図19は、誘導道路沿いにある建物等のオ
ブジェクトの案内を優先する例を示す。ここで、誘導道
路とは、現在地と目的地とを結ぶ経路のうち、時間、距
離又は料金等の関係からナビゲーション装置が推奨する
経路のことである。図19では、誘導道路を符号191
で示している。優先処理をしない図19(a)では、誘
導道路上にある文字情報「○○ビル」が文字情報「□□
ビル」が付記されたオブジェクトと重なり合ってしま
う。これに対して、誘導道路沿いのオブジェクトの文字
情報を優先処理する図19(b)では、文字情報「□□
ビル」が付記されたオブジェクトが消去されるため、文
字情報「○○ビル」が見えるようになる。尚、図19に
示す例のように、誘導道路を見やすくするため、誘導道
路に重なって表示されるオブジェクトを透過表示する場
合もある。
【0070】図20は、VICS(Vehicle Informatio
n & Communication System)やUTMS(Universal T
raffic Management System)等のサービスにより取得し
た、通行止めや渋滞等の交通情報を優先して表示する例
を示す。優先処理をしない図20(a)では、渋滞開始
地点の案内が文字情報「××ビル」と重なりあって表示
されている。交通情報の表示を優先する図20(b)で
は、文字情報「××ビル」が消去されるため、渋滞開始
地点の案内が見えるようになる。尚、図20に示す例の
ように、渋滞状況を見やすくするため、渋滞路に重なっ
て表示されるオブジェクトを透過表示する場合もある。
【0071】図21は、上記のVICS、UTMS等の
サービスにより取得した、駐車場案内等の文字情報を優
先する例を示す。優先処理しない図21(a)では、文
字情報「P空」が文字情報「本」に重なり合って表示さ
れてしまう。駐車上案内等の文字情報の表示を優先する
図21(b)では、文字情報「本」消去され、文字情報
「P空」が見やすくなる。
【0072】図22は、交差点案内を優先する例を示
す。優先処理しない図22(a)では、右折予定の交差
点の文字情報「◇交差点」が、文字情報「××屋」が付
記されたオブジェクトに重なり合って表示される。交差
点付近の表示を優先する図22(b)では、文字情報
「◇交差点」が見えるようになる。尚、図22に示す例
のように、交差点付近を見やすくするため、交差点に重
なって表示されるオブジェクトを透過表示する場合もあ
る。
【0073】図23及び図24は、自車位置に基づい
て、表示の優先処理を実行した例である。図23は走行
路上の情報を優先する例を示す。優先処理しない図23
(a)では、走行とは関係のない道路231の文字情報
「○方面10K渋滞」に、走行路上にあるオブジェクト
の文字情報「▽▽ビル」が重なって表示される。走行路
上の情報の表示を優先する図23(b)では、文字情報
「○方面10K渋滞」が省略されるため、走行路上のオ
ブジェクトの文字情報「▽▽ビル」が見やすくなる。
【0074】図24は、通過予定の道路脇にあるオブジ
ェクトの文字情報を優先する例を示す。優先処理しない
図24(a)では、通過予定の道路脇にあるオブジェク
トの文字情報「薬局」や「○○屋」が、通過予定の道路
脇にないオブジェクトの文字情報「**ビル」や「××
旅館」と重なり合って見えにくい。文字情報「薬局」や
「○○屋」が、走行時の目安とされる場合には、問題が
ある。通過予定の道路脇にあるオブジェクトの文字情報
を優先して表示する図24(b)では、通過予定の道路
脇にないオブジェクトの文字情報「**ビル」や「××
旅館」が消去され、オブジェクト自体も目立たないよう
に表示処理することにより、文字情報「薬局」や「○○
屋」が見やすくなる。
【0075】図25は、優先表示により、省略した文字
情報(重なり文字情報)があることをユーザに通知する
例を示している。通知無しの図25(a)では、当然、
文字情報「××ホテル」を表示するために、消去した文
字情報があることはわからない。通知有りの図25
(b)では、文字情報「××ホテル」の表示をボールド
といった文字飾りを付けて表示し、画面上に表示されて
いない情報があることを通知する。画面上に表示されて
いない情報は、これ等の情報をネスティング管理するこ
とにより、上記のボールド表示した文字情報「××ホテ
ル」をマウス、ペン、指等の入力手段で選択させて表示
することも可能である。この時、入力手段により選択し
たタイミングでトグル式に文字情報を切り替えて表示す
ることも考えられる。また、ボールド表示といった文字
飾りの他、表示色や表示パターンを変えて文字情報「×
×ホテル」を表示し、消去文字の有無を通知することも
考えられる。
【0076】さらに、上述した図18乃至図25におい
て、入力手段により、ユーザが任意オブジェクトを選択
した時、優先順位を変更して、文字情報の表示を更新す
ることも可能である。
【0077】次に、本発明の第五実施形態として、上記
の第一乃至第四実施形態方法を車載ナビゲーション装置
に適用した場合の構成例について図面を参照して説明す
る。
【0078】図26は本発明の第五実施形態であるナビ
ゲーション装置の各構成ユニットを示す図である。
【0079】図26において、演算処理部261は、様
々な処理を行う中心的ユニットである。たとえば、符号
266〜符号269に示す各種センサから出力される情
報を基にして現在位置を検出し、得られた現在位置情報
に基づいて、表示に必要な地図情報を地図記憶装置26
3から読み込む。また、地図データをグラフィックス展
開し、そこに現在地マークを重ねディスプレイ262へ
表示したり、ユーザから指示された目的地と現在地を結
ぶ最適な道路を選択し、音声入出力装置264やディス
プレイ262を用いてユーザを誘導する。
【0080】ディスプレイ262は、演算処理部261
で生成されたグラフィックス情報を表示するユニット
で、CRTや液晶ディスプレイで構成される。また演算
処理部261とディスプレイ262との間の信号S1
は、RGB信号やNTSC(National Television Sy
stem Committee)信号で接続するのが一般的である。
【0081】地図記憶装置263は、CD−ROMやI
Cカードといった大容量記憶媒体で構成され、必要とす
る地図データを読み出し/書き込む処理を行う。
【0082】音声入出力装置264は、演算処理部26
1で生成したユーザへのメッセージを音声信号に変換し
出力すると共に、ユーザが発した声を認識し演算処理部
261にその内容を転送する処理を行う。
【0083】入力装置265は、ユーザからの指示を受
け付けるユニットで、スクロールキー、縮尺変更キーな
どのハードスイッチ、ジョイスティック、ディスプレイ
上に貼られたタッチパネルなどで構成される。
【0084】符号266〜符号269に示す各種センサ
は、車載ナビゲーション装置で自車位置を検出するため
に使用するものである。車輪速センサ266は、車輪の
円周と計測される車輪の回転数の積から距離を測定し、
さらに対となる車輪の回転数の差から移動体が曲がった
角度を計測する。地磁気センサ267は、地球が保持し
ている磁場を検知し、移動体が向いている方角を検出す
る。ジャイロ268は、光ファイバジャイロや振動ジャ
イロ等の移動体が回転した角度を検出するものである。
GPS受信装置269は、GPS衛星からの信号を受信
し移動体とGPS衛星間の距離と距離の変化率を3個以
上の衛星に対して測定することで移動体の現在位置、進
行方向及び進行方位を測定する。
【0085】交通情報受信装置2610は、道路の渋滞
情報、工事、通行止めといった規制情報や駐車場情報と
いった交通情報を発するビーコン送信機やFM多重放送
からの信号を受信する。車内LAN装置2611は、車
両の様々な情報、例えばドアの開閉情報、点灯している
ライトの種類と状況、エンジンの状況や故障診断結果な
どを受ける。
【0086】図27は処理演算部2611のハードウェ
ア構成の一例を示す図である。
【0087】演算処理部261は、図27に示すよう
に、各デバイス間をバスで接続した構成としてある。演
算処理部261は、数値演算及び各デバイスを制御する
といった様々な処理を実行するCPU(Central Prosess
ing Unit)2721と、地図や演算データを格納するR
AM(Random Access Memory)2722と、プログラムや
データを格納するROM(Read Only Memory)2723
と、メモリ間及びメモリと各デバイス間のデータ転送を
高速に実行するDMA(Direct Memory Access)27
24と、ベクトルデータを画素情報に展開するといった
グラフィックス描画を高速に実行し、かつ表示制御を行
う描画コントローラ2725と、グラフィックスイメー
ジデータを蓄えるVRAM(Video Random Access Memor
y)2726と、イメージデータをRGB信号に変換する
カラーパレット2727と、アナログ信号をデジタル信
号に変換するA/D変換器2728と、シリアル信号を
バスに同期したパラレル信号に変換するSCI(Serial
Communication Interface)2729と、パラレル信号を
バスに同期させてバス上にのせるPIO(Parallel Inpu
t/Output)2730と、パルス信号を積分するカウンタ
2731と、備えて構成される。
【0088】図28は処理演算部261の機能構成を示
す図である。
【0089】図28において、現在位置演算手段284
6は、車輪速センサ266で計測される距離パルスデー
タS5及びジャイロ268で計測される角加速度データ
S7を各々積分した結果得られる距離データ及び角度デ
ータを用い、そのデータを時間軸で積分していくことに
より、初期位置(X,Y)から移動体走行後の位置
(X’,Y’)を演算する処理を行う。ここで、移動体
の回転した角度と進む方位の関係を一致させるため、地
磁気センサ267から得られる方位データS6と、ジャ
イロ268から得られる角加速度データS7を積分した
角度データとを参照して、移動体が進行している方向の
絶対方位を推定する。尚、車輪速センサ266のデータ
及びジャイロ268のデータを各々積分してゆくと、誤
差が蓄積するため、ある時間周期でGPS受信装置26
9から得られた位置データS8をもとに蓄積した誤差を
キャンセルするという処理を施し現在位置情報を出力す
る。
【0090】このようにして得られた現在位置情報には
センサの誤差が含まれているため、さらに位置精度を高
めることを目的に、マップマッチ処理2847を行う。
これは、データ読込処理手段2848によって読み込ま
れた現在地周辺の地図に含まれる道路データと、現在位
置演算手段2846から得られた走行軌跡を互いに照ら
し合わせ、形状の相関が最も高い道路に現在地を合わせ
込むという処理である。マップマッチ処理を施すことで
現在地は多くの場合走行道路と一致するようになり、精
度よく現在位置情報を出力することができる。そして、
このようにして演算された現在位置情報は、所定距離走
行する度に軌跡記憶手段2849に記憶される。尚、軌
跡データは、これまで走行してきた道路につき、対応す
る地図上の道路に軌跡マークを描画するために用いられ
る。
【0091】ユーザ操作解析手段2841は、ユーザか
らの要求を入力装置265で受け、その要求内容を解析
し、対応する処理が実行されるよう各ユニットを制御す
る。たとえば、ユーザが目的地までの経路誘導を要求し
たときは、目的地を設定するため地図を表示する処理を
地図表示手段2845に要求し、さらに現在地から目的
地までの経路を演算する処理を経路計算手段2842に
要求する。経路計算手段2842は、ダイクストラ法等
を用い指定された2地点間の結ぶ経路を地図データから
検索し、その結果得られた経路を経路記憶手段2843
に蓄える。ここで、ダイクストラ法を用いることによ
り、2地点間の距離が最短になる経路や、最も短い時間
で到達可能な経路等をそれぞれ求めることも可能であ
る。
【0092】経路誘導手段2844は、経路記憶手段2
843に蓄えられた誘導経路のリンク情報と現在位置演
算手段2846及びマップマッチ処理手段2847で求
められる現在位置情報を比較し、交差点等を通過する前
に直進すべきか、右左折すべきかを音声入出力装置26
4を用い音声でユーザに通知したり、ディスプレイ26
2に表示された地図上に進行すべき方向を表示し、ユー
ザに経路を通知する。
【0093】データ読込処理手段2848は、表示が要
求された領域(表示に必要な地図情報)の地図データを
地図記憶装置263から読み込み準備するように動作す
る。
【0094】地図表示手段2845は、表示が要求され
た地点周辺の地図データをデータ読込処理手段2848
から受け取り、上記の第一実施形態乃至第四実施形態の
文字表示処理を実行する。また、グラフィック処理手段
2851が指定された縮尺、描画方位、描画方式で、指
定されたオブジェクトを描画するようにコマンドを転送
する。
【0095】メニュー表示手段2850は、ユーザ操作
解析手段2841から出力される命令を受け、グラフィ
ック処理手段2851が、様々な種類のメニューや地図
に重ねて表示するマークを描画するようにコマンドを転
送する。
【0096】グラフィックス処理手段2851は、地図
表示手段2845及びメニュー表示手段2850から転
送されたコマンドに基づいて、VRAM2726にイメ
ージ展開する。
【0097】図29は地図表示手段2845の機能構成
例を示す図である。上記第一乃至第四実施形態の文字表
示処理は、地図表示手段2845により実行される。
【0098】地図表示手段2845は、図29に示すよ
うに、三次元地図表示手段295で生成した三次元地図
描画コマンドと、文字表示手段294で生成した名称・
案内情報等の描画コマンドとをグラフィックス処理手段
2851に転送するように動作する。重なり判定手段2
91は、ユーザ操作解析手段2841、またはマップマ
ッチ処理手段2847から出力される命令(示尺度変更
/視点変更/現在位置更新等)に従って、画面に表示す
る文字情報が他オブジェクトや他のオブジェクトの文字
情報と重なり合うか否かを判定する。文字表示位置算出
手段292は、重なり判定手段291から出力される命
令を受け、データ読み込み手段2848から地図データ
を受取り、文字情報を画面上にレイアウトする。文字属
性変更手段293は、文字位置算出手段292からの命
令に応じて、文字の表示属性(文字サイズ、文字間隔
等)を変更する。ここで、文字属性変更手段293の出
力により、文字位置算出手段292を再度実行する場合
もある。
【0099】文字表示手段294は、文字属性変更手段
293及び文字位置算出手段292から指示される文字
属性、文字表示位置に従って文字表示コマンドを生成す
る。三次元地図表示手段295は、マップマッチ処理手
段2847の出力に従って、データ読み込み手段284
8から地図データを受取り、三次元地図描画コマンドを
生成する。
【0100】尚、本発明は、上記の各実施形態に限定さ
れるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形が可
能である。たとえば、上記の各実施形態では、オブジェ
クトに関連する情報として、文字列からなる文字情報を
用いたものについて説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。オブジェクトの関連情報は、文字、
記号、図形又はこれ等の任意の組み合わせからなるもの
であってもよい。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、地
図構成物の表示領域に基づいて、当該地図構成物の関連
情報の表示領域を設定するので、関連情報を地図構成物
の変化に追随させて常に見やすい位置に表示することが
でき、これにより、視認性が低下するのを防止すること
ができ、したがって、三次元地図表示において良好な地
図情報を提供することができる。
【0102】また、関連情報と他の地図構成物や関連情
報との重なりを検出し、重なりが検出された関連情報に
ついて、関連情報の表示領域を再度設定したり、優先順
位を設定して優先順位の高い関連情報を表示したりする
ことにより、関連情報同士が重なるのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態による処理が実行された
ナビゲーション装置の表示画面のイメージを示す図であ
る。
【図2】本発明の第一実施形態の文字表示処理を説明す
るためのフロー図である。
【図3】図1に示すフローを補足説明するための図であ
る。
【図4】文字情報表示領域の設定における処理の一例を
説明するためのフロー図である。
【図5】図4に示すフローを補足説明するための図であ
る。
【図6】文字情報のレイアウト設定方法の一例を説明す
るためのフロー図である。
【図7】図6に示すフローを補足説明するための図であ
る。
【図8】図6に示す文字情報のレイアウト設定方法の変
形例を説明するためのフロー図である。
【図9】オブジェクト表示領域の近傍に文字情報を展開
する処理の一例を説明するためのフロー図である。
【図10】図9に示すフローを補足説明するための図で
ある。
【図11】本発明の第二実施形態の文字表示処理を説明
するためのフロー図である。
【図12】図11に示すフローを補足説明するための図
である。
【図13】本発明の第三実施形態の処理を説明するため
のフロー図である。
【図14】図13に示すフローを補足説明するための図
である。
【図15】図13に示すステップ133の処理の一例を
説明するためのフロー図である。
【図16】図15のフローを補足説明するための図であ
る。
【図17】本発明の第四実施形態の処理を説明するため
のフロー図である。
【図18】図17のフローに示す優先表示処理をオブジ
ェクト属性に基づいて実行した場合の表示画面のイメー
ジを示す図である。
【図19】図17のフローに示す優先表示処理を誘導道
路沿いの情報を優先させて実行した場合の表示画面のイ
メージを示す図である。
【図20】図17のフローに示す優先表示処理を交通情
報を優先させて実行した場合の表示画面のイメージを示
す図である。
【図21】図17のフローに示す優先表示処理をサービ
スセンタから送られてくる案内情報を優先させて実行し
た場合の表示画面のイメージを示す図である。
【図22】図17のフローに示す優先表示処理を交差点
周辺の情報を優先させて実行した場合の表示画面のイメ
ージを示す図である。
【図23】図17のフローに示す優先表示処理を走行中
の道路情報を優先させて実行した場合の表示画面のイメ
ージを示す図である。
【図24】図17のフローに示す優先表示処理を通過予
定の道路情報を優先させて実行した場合の表示画面のイ
メージを示す図である。
【図25】優先表示により、省略した文字情報(重なり
文字情報)があることをユーザに通知する例を示す図で
ある。
【図26】本発明の第五実施形態である車載ナビゲーシ
ョン装置の機能構成図である。
【図27】図26に示す車載ナビゲーションの演算処理
部のハードウエア構成図である。
【図28】図26に示す車載ナビゲーションの演算処理
部の機能構成図である。
【図29】図28に示す演算処理部の地図表示手段の機
能構成図である。
【符号の説明】
21 表示画面 22、23、24、25、26、27、121、14
1、142、182、183、231 オブジェクト 122、123 視点 125 オブジェクト表示領域 161、162 オブジェクト占有領域 163、164 交点 181 自車表示カーソル 191 誘導道路 261 演算処理部 262 ディスプレイ 263 地図記憶装置 264 音声出入力装置 265 入力装置 266 車輪速センサ 267 地磁気センサ 268 ジャイロ 269 GPS受信装置 2610 交通情報受信装置 2611 車内LAN装置 2741 CPU 2722 RAM 2723 ROM 2724 DMA 2725 描画コントローラ 2726 VRAM 2727 カラーパレット 2728 A/D変換器 2729 SCI 2730 PIO 2731 カウンタ 2841 ユーザ操作解析手段 2842 経路計算手段 2843 経路記憶手段 2844 経路誘導手段 2845 地図表示手段 2846 現在位置演算手段 2847 マップマッチ処理手段 2848 データ読込手段 2849 軌跡記憶手段 2850 メニュー表示手段 2851 グラフィックス処理手段、 291 重なり判定部 292 文字表示位置算出部 293 文字属性変更部 294 文字表示部 295 三次元地図表示部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 5/36 510 G09G 5/36 510B 510V (56)参考文献 特開 平5−27677(JP,A) 特開 平5−134600(JP,A) 特開 平8−63575(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 29/00 - 29/14 G01C 21/00 G06T 17/40 G06T 17/50 G08G 1/0969 G09G 5/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナビゲーション装置の地図表示方法であっ
    て、 前記ナビゲーション装置は、 3次元地図を構成する複数の地図構成物のデータ(以
    下、3次元データという)を記憶する地図記憶装置か
    ら、表示装置への表示が要求される領域にある各地図構
    成物の3次元データを入手する地図読込ステップと、 前記地図記憶装置に3次元データが記憶されている地図
    構成物に関連する文字、図形、記号などの関連情報を記
    憶する関連情報記憶装置から、前記地図読込ステップで
    読み込んだ3次元データにより特定される各地図構成物
    に関連する前記関連情報を入手する関連情報読込ステッ
    プと、前記地図読込ステップで入手した3次元データにより特
    定される各地図構成物をスクリーン座標系上に配置する
    と共に、前記関連情報読込ステップで入手した各関連情
    報を前記スクリーン座標系上に配置し、前記スクリーン
    座標系上に配置した各地図構成物および各関連情報を所
    定の視点から平面に表示することで、3次元地図を作成
    する 3次元地図作成ステップと、 前記地図作成ステップで作成した3次元地図を前記表示
    装置に表示する表示ステップと、を行ない、 前記3次元地図作成ステップは、所定の関連情報よりも
    前記視点側に位置する地図構成物あるいは関連情報を前
    記平面に表示することなく前記所定の関連情報を表示す
    るように、前記3次元地図を作成すること を特徴とする
    ナビゲーション装置の地図表示方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のナビゲーション装置の地図
    表示方法であって、 前記所定の関連情報は、 属性が駐車場である地図構成物に関連する関連情報であ
    ることを特徴とするナビゲーション装置の地図表示方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のナビゲーション装置の地図
    表示方法であって、 前記所定の関連情報は、 属性が交差点である地図構成物に関連する関連情報であ
    ることを特徴とするナビゲーション装置の地図表示方
    法。
  4. 【請求項4】経路探索機能を備えたナビゲーション装置
    の地図表示方法であって、 前記ナビゲーション装置は、 3次元地図を構成する複数の地図構成物のデータ(以
    下、3次元データという)を記憶する地図記憶装置か
    ら、表示装置への表示が要求される領域にある各地図構
    成物の3次元データを入手する地図読込ステップと、 前記地図記憶装置に3次元データが記憶されている地図
    構成物に関連する文字、図形、記号などの関連情報を記
    憶する関連情報記憶装置から、前記地図読込ステップで
    読み込んだ3次元データにより特定される各地図構成物
    に関連する関連情報を入手する関連情報読込ステップ
    と、前記地図読込ステップで入手した3次元データにより特
    定される各地図構成物をスクリーン座標系上に配置する
    と共に、前記関連情報読込ステップで入手した各関連情
    報を前記スクリーン座標系上に配置し、前記スクリーン
    座標系上に配置した各地図構成物および各関連情報を所
    定の視点から平面に表示することで、3次元地図を作成
    する 3次元地図作成ステップと、 前記地図作成ステップで作成した3次元地図を表示装置
    に表示する表示ステップと、を行ない、 前記3次元地図作成ステップは、前記経路探索機能によ
    って探索された経路に隣接する地図構成物の関連情報よ
    りも前記視点側に位置する地図構成物あるいは関連情報
    を前記平面に表示することなく前記隣接する地図構成物
    の関連情報を表示するように、前記3次元地図を作成す
    ること を特徴とするナビゲーション装置の地図表示方
    法。
  5. 【請求項5】ナビゲーション装置であって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物のデータ(以
    下、3次元データという)を記憶する地図記憶装置か
    ら、表示装置への表示が要求される領域にある各地図構
    成物の3次元データを入手する地図読込手段と、 前記地図記憶装置に3次元データが記憶されている地図
    構成物に関連する文字、図形、記号などの関連情報を記
    憶する関連情報記憶装置から、前記地図読込ステップで
    読み込んだ3次元データにより特定される各地図構成物
    に関連する関連情報を入手する関連情報読込手段と、前記地図読込手段で入手した3次元データにより特定さ
    れる各地図構成物をスクリーン座標系上に配置すると共
    に、前記関連情報読込手段で入手した各関連情報を前記
    スクリーン座標系上に配置し、前記スクリーン座標系上
    に配置した各地図構成物および各関連情報を所定の視点
    から平面に表示することで、3次元地図を作成する 地図
    作成手段と、 前記地図作成手段で作成した3次元地図を前記表示装置
    に表示する表示手段と、を有し、 前記地図作成手段は、所定の関連情報よりも前記視点側
    に位置する地図構成物あるいは関連情報を前記平面に表
    示することなく前記所定の関連情報を表示するように、
    前記3次元地図を作成すること を特徴とするナビゲーシ
    ョン装置。
  6. 【請求項6】経路探索機能を備えたナビゲーション装置
    であって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物のデータ(以
    下、3次元データという)を記憶する地図記憶装置か
    ら、表示装置への表示が要求される領域にある各地図構
    成物の3次元データを入手する地図読込手段と、 前記地図記憶装置に3次元データが記憶されている地図
    構成物に関連する文字、図形、記号などの関連情報を記
    憶する関連情報記憶装置から、前記地図読込ステップで
    読み込んだ3次元データにより特定される各地図構成物
    に関連する関連情報を入手する関連情報読込手段と、 前記地図読込手段で入手した3次元データにより特定さ
    れる各地図構成物をスクリーン座標系上に配置すると共
    に、前記関連情報読込手段で入手した各関連情 報を前記
    スクリーン座標系上に配置し、前記スクリーン座標系上
    に配置された各地図構成物および各関連情報を所定の視
    点から平面に表示することで、3次元地図を作成する地
    図作成手段と、 前記地図作成手段で作成した3次元地図を前記表示装置
    に表示する表示手段と、を有し、 前記地図作成手段は、前記経路探索機能によって探索さ
    れた経路に隣接する地図構成物の関連情報よりも前記視
    点側に位置する地図構成物あるいは関連情報を前記平面
    に表示することなく前記隣接する地図構成物の関連情報
    を表示するように、前記3次元地図を作成することを特
    徴とするナビゲーション装置。
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