JP2019113407A - 映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の運転中に映像を最後まで見ることができる映像表示装置を得る。【解決手段】映像表示装置20は、ディスクドライブ24と、カーナビ26と、ECU28とを有する。ディスクドライブ24は、投影部22に表示される映像Mの再生時間の情報を取得する。カーナビ26は、目的地までの運転時間を予測する。ECU28は、カーナビ26で予測された運転時間と、ディスクドライブ24で取得された再生時間との差に基づいて、運転状態又は映像再生状態の変更を選択させる。【選択図】図2
Description
本発明は、映像表示装置に関する。
特許文献1には、自動運転を中断する中断タイミングを変更可能なナビゲーション装置が開示されている。
車両では、運転中において、映像の再生装置を用いることで映像を見ることができる。しかし、映像の再生時間と車両の運転時間とが一致するとは限らないため、映像を最後まで見ることができない可能性がある。つまり、車両の運転中に映像を最後まで見るには、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両の運転中に映像を最後まで見ることができる映像表示装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る映像表示装置は、表示手段に表示される映像の再生時間の情報を取得する取得手段と、目的地までの運転時間を予測する予測手段と、前記予測手段で予測された運転時間と前記取得手段で取得された再生時間との差に基づいて、運転状態又は映像再生状態の変更を選択させる選択手段と、を有する。
請求項1に記載の本発明に係る映像表示装置では、表示手段に表示される映像の再生時間の情報が取得手段によって取得される。また、目的地までの運転時間が予測手段によって予測される。そして、選択手段が、予測された運転時間と再生時間との差に基づいて、運転状態又は映像再生状態の変更を選択させる。運転時間が再生時間よりも長い場合は、通常の運転状態又は通常の映像再生状態が選択される。そして、車両の運転中に映像を最後まで見ることができる。
一方、運転時間が再生時間よりも短い場合は、運転状態又は映像再生状態の変更が選択される。運転状態の変更としては、運転速度の減速又は運転経路の延長がある。映像再生状態の変更としては、映像の一部の早送りがある。運転状態の変更及び映像再生状態の変更のいずれであっても、運転時間内で映像の再生が終了するので、車両の運転中に映像を最後まで見ることができる。
以上説明したように、本発明は、車両の運転中に映像を最後まで見ることができる。
〔全体構成〕
本実施形態の車両10及び映像表示装置20について説明する。なお、図のFRは車両前方(進行方向)を示しており、矢印UPは車両上方を示しており、矢印OUTは車幅方向外側を示している。
本実施形態の車両10及び映像表示装置20について説明する。なお、図のFRは車両前方(進行方向)を示しており、矢印UPは車両上方を示しており、矢印OUTは車幅方向外側を示している。
図1に示すように、車両10は、一例として、車室13を有する車体12と、フロントウインドシールドガラス14と、インストルメントパネル15と、操舵装置16と、シート18と、映像表示装置20とを含んで構成されている。また、車両10には、タッチパネル19が設けられている。
フロントウインドシールドガラス14は、車室13内側の前方に設けられている。シート18に着座した図示しない運転者(乗員)は、フロントウインドシールドガラス14越しに車両10の前方の風景を視認することができる。インストルメントパネル15の上面には、フロントウインドシールドガラス14に向けて開口した開口部15Aが形成されている。
タッチパネル19は、インストルメントパネル15において、運転者から視認及び操作可能な部位に設けられている。タッチパネル19には、複数のボタン19Aが、選択可能に表示されている。運転者がいずれかのボタン19Aを押すことで操作が選択され、車両10の各部の操作が行われるようになっている。また、タッチパネル19では、ボタン19Aを操作することで、運転者のスケジュール情報を入力可能とされている。本実施形態では、スケジュール情報の一例として、訪問先(目的地)の名称が訪問予定の順番で並べられている。なお、訪問先の名称には、住所情報(位置情報)が関連付けされている。
〔要部構成〕
次に、映像表示装置20について説明する。
次に、映像表示装置20について説明する。
図2に示す映像表示装置20は、表示手段の一例としての投影部22と、取得手段の一例としてのディスクドライブ24と、予測手段の一例としてのカーナビ26と、選択手段の一例としてのECU28とを有する。ECUは、Electronic Control Unitの略称である。カーナビは、カーナビゲーションシステムの略称である。
<投影部>
図1に示す投影部22は、一例として、インストルメントパネル15に内蔵されている。また、投影部22は、図示しない光源、液晶パネル及び反射鏡を含んで構成されている。そして、投影部22は、開口部15Aを通してフロントウインドシールドガラス14に映像Mを表示する。映像Mは、後述するディスクドライブ24において再生される映像を含んでいる。なお、本実施形態では、既述のフロントウインドシールドガラス14を投影部22に含める。
図1に示す投影部22は、一例として、インストルメントパネル15に内蔵されている。また、投影部22は、図示しない光源、液晶パネル及び反射鏡を含んで構成されている。そして、投影部22は、開口部15Aを通してフロントウインドシールドガラス14に映像Mを表示する。映像Mは、後述するディスクドライブ24において再生される映像を含んでいる。なお、本実施形態では、既述のフロントウインドシールドガラス14を投影部22に含める。
投影部22の駆動は、後述するECU28(図2参照)によって制御される。具体的には、ディスクドライブ24から入力された映像に応じて、図示しない液晶パネルの駆動が制御される。これにより、該液晶パネルを透過して反射鏡で反射された光が、フロントウインドシールドガラス14へ照射されることで、映像Mが、フロントウインドシールドガラス14の表示領域S内に投影されるようになっている。
<ディスクドライブ>
図2に示すディスクドライブ24は、ディスク(ブルーレイディスク又はDVD)を回転させて映像M(図1参照)の情報を読取る読取部32と、読取部32で読取られた映像Mの再生時間の情報を取得する取得部34とを含んで構成されている。読取部32は、光ピックアップシステムで構成されており、図示しないトレイ上にディスクを載せて、該ディスクからの反射光を受光することで読取りが行われる。取得部34は、予め情報取得のためのプログラムが記憶された電子回路で構成されている。ディスクドライブ24には、図示しないスピーカが接続されており、音声や効果音を聴くことができるようになっている。
図2に示すディスクドライブ24は、ディスク(ブルーレイディスク又はDVD)を回転させて映像M(図1参照)の情報を読取る読取部32と、読取部32で読取られた映像Mの再生時間の情報を取得する取得部34とを含んで構成されている。読取部32は、光ピックアップシステムで構成されており、図示しないトレイ上にディスクを載せて、該ディスクからの反射光を受光することで読取りが行われる。取得部34は、予め情報取得のためのプログラムが記憶された電子回路で構成されている。ディスクドライブ24には、図示しないスピーカが接続されており、音声や効果音を聴くことができるようになっている。
ディスクには、映像M及び音声情報だけでなく、映像Mの再生時間の情報及び映像Mのお薦め時間の情報が予め記録されている。ここで、再生時間とは、映像Mの開始時点から終了時点までの時間を意味する。例えば、コマーシャル映像が3分で本編が100分の映画であれば、再生時間は103分となる。お薦め時間とは、本編のうち特に視聴することが望ましいとされる時間帯を意味する。また、お薦め時間には、本編途中(中盤)の時間や、本編最後(クライマックス)の時間が含まれる。
図3(A)に示すように、映像Mの再生時間は、一例として、時点t0から時点tdまでとなっている(t0<ta<tb<tc<td)。また、映像Mのお薦め時間は、一例として、時点taから時点tbまでの中盤と、時点tcから時点tdまでのクライマックスとについて設定されている。なお、時点t0から時点taまでの時間をΔt1、時点taから時点tbまでの時間をΔt2、時点tbから時点tcまでの時間をΔt3、時点tcから時点tdまでの時間をΔt4とする。つまり、映像Mの再生時間をTとすると、T=Δt1+Δt2+Δt3+Δt4である。
<カーナビ>
図2に示すカーナビ26は、一例として、アンテナを備え衛星からのGPS信号を受信する受信部36と、地図データを記録したハードディスクを含む記憶部38と、車両10(図1参照)の位置を演算する演算部42とを含んで構成されている。GPSは、Global Positioning Systemの略称である。また、カーナビ26は、衛星から受信した信号に基づいて演算部42において演算を行うことで、車両10の位置(緯度、経度、高度)をタッチパネル19のカーナビゲーション画面に表示する構成とされている。
図2に示すカーナビ26は、一例として、アンテナを備え衛星からのGPS信号を受信する受信部36と、地図データを記録したハードディスクを含む記憶部38と、車両10(図1参照)の位置を演算する演算部42とを含んで構成されている。GPSは、Global Positioning Systemの略称である。また、カーナビ26は、衛星から受信した信号に基づいて演算部42において演算を行うことで、車両10の位置(緯度、経度、高度)をタッチパネル19のカーナビゲーション画面に表示する構成とされている。
さらに、カーナビ26は、タッチパネル19において目的地が設定されることで、該目的地までの最適なルートを選択して、タッチパネル19及び音声にて該ルートを案内するように構成されている。なお、本実施形態の記憶部38には、一例として、タッチパネル19において入力された既述のスケジュール情報が記憶されている。
加えて、カーナビ26では、現時点での車両10の位置(現在地)から目的地までの運転時間(所要時間)が、ルート(道路)の混雑状況を含めて演算されることで予測され、且つ予測された運転時間がタッチパネル19に表示されるように構成されている。演算により予測された運転時間の情報は、既述のスケジュール情報と共に記憶部38に記憶される。ここで、スケジュール情報の一例として、現在地Aに対して、第1目的地B、第2目的地C、第3目的地Dが設定されているものとする。また、現在地Aから第1目的地Bまでの第1ルートの運転時間T1、現在地Aから第2目的地Cまでの第2ルートの運転時間T2、現在地Aから第3目的地Dまでの第3ルートの運転時間T3が予測されているものとする。T1<T2<T3となっている。
<ECU>
ECU28は、CPU(Central Processing Unit)44、ROM(Read Only Memory)46、RAM(Random Access Memory)48及びI/O(入出力インターフェース)52が、バス54に接続されたコンピュータで構成されている。ECU28は、車両10(図1参照)の各部の駆動を制御するものであり、ECU28と電気的に接続された各部の作動を制御する。なお、ECU28には、後述するフローチャート(図5参照)に基づいて処理されるプログラムが設定されている。また、ECU28は、図示しないアクセルが操作されたことを表す信号が送られることで、車両10の運転開始を検知するように構成されている。
ECU28は、CPU(Central Processing Unit)44、ROM(Read Only Memory)46、RAM(Random Access Memory)48及びI/O(入出力インターフェース)52が、バス54に接続されたコンピュータで構成されている。ECU28は、車両10(図1参照)の各部の駆動を制御するものであり、ECU28と電気的に接続された各部の作動を制御する。なお、ECU28には、後述するフローチャート(図5参照)に基づいて処理されるプログラムが設定されている。また、ECU28は、図示しないアクセルが操作されたことを表す信号が送られることで、車両10の運転開始を検知するように構成されている。
ECU28は、タッチパネル19におけるボタン19A(図1参照)の操作に応じて、ディスクドライブ24におけるディスクの情報の読取り動作を行わせる。また、ECU28は、取得部34から、映像Mの情報、音声情報、映像Mの再生時間の情報、及び映像Mのお薦め時間の情報を取得する。さらに、ECUは、映像Mの情報に基づいて、投影部22を用いて、フロントウインドシールドガラス14(図1参照)に映像Mを投影させる。
加えて、ECU28は、カーナビ26で予測された運転時間(以後、運転予測時間と称する)と、ディスクドライブ24で取得された再生時間との差に基づいて、運転状態又は映像再生状態の変更を選択させるように構成されている。具体的には、ECU28は、運転状態又は映像再生状態の変更処理の一例として、大別して2つの動作モード(通常再生モードと変更再生モード)を有する。
<通常再生モード>
図3(A)に示すように、通常再生モードとは、映像Mの再生時間(時点t0から時点tdまで)よりも、運転予測時間(時点t0から時点t1までの時間)の方が長い場合に選択されるモードである。通常再生モードでは、運転予測時間の方が再生時間よりも長いので、映像Mが通常(等倍)の再生速度で再生されても、映像Mが最後まで視聴される。
図3(A)に示すように、通常再生モードとは、映像Mの再生時間(時点t0から時点tdまで)よりも、運転予測時間(時点t0から時点t1までの時間)の方が長い場合に選択されるモードである。通常再生モードでは、運転予測時間の方が再生時間よりも長いので、映像Mが通常(等倍)の再生速度で再生されても、映像Mが最後まで視聴される。
<変更再生モード>
図3(B)に示すように、変更再生モードとは、映像Mの再生時間よりも、運転予測時間(時点t0から時点t2までの時間ΔtA)の方が短い場合に選択されるモードである。運転予測時間の方が再生時間よりも短い場合には、映像Mが通常の再生速度のみで再生されてしまうと、映像Mが最後まで視聴されることが困難となる。ここで、変更再生モードには、早送り再生モード及びルート変更モードが設定されており、いずれか一方のモードが実行されることで、映像Mが最後まで視聴されるように設定されている。
図3(B)に示すように、変更再生モードとは、映像Mの再生時間よりも、運転予測時間(時点t0から時点t2までの時間ΔtA)の方が短い場合に選択されるモードである。運転予測時間の方が再生時間よりも短い場合には、映像Mが通常の再生速度のみで再生されてしまうと、映像Mが最後まで視聴されることが困難となる。ここで、変更再生モードには、早送り再生モード及びルート変更モードが設定されており、いずれか一方のモードが実行されることで、映像Mが最後まで視聴されるように設定されている。
(早送り再生モード)
図4(A)に示すように、早送り再生モードとは、映像Mの再生時間が運転予測時間よりも短くなるように、映像Mの一部の時間を早送り再生するモードである。本実施形態では、一例として、既述の時間Δt2及び時間Δt4のお薦め時間において、映像Mが通常の再生速度で再生される。また、既述の時間Δt1(図3(A)参照)に相当する時間は、早送りにより時間Δt5に短縮される。さらに、既述の時間Δt3(図3(A)参照)に相当する時間は、早送りにより時間Δt6に短縮される。早送りは、例えば、通常の再生速度の1.2倍で行われる。つまり、Δt1+Δt3が、Δt5+Δt6に短縮されることで、映像Mを最後まで視聴可能となっている。
図4(A)に示すように、早送り再生モードとは、映像Mの再生時間が運転予測時間よりも短くなるように、映像Mの一部の時間を早送り再生するモードである。本実施形態では、一例として、既述の時間Δt2及び時間Δt4のお薦め時間において、映像Mが通常の再生速度で再生される。また、既述の時間Δt1(図3(A)参照)に相当する時間は、早送りにより時間Δt5に短縮される。さらに、既述の時間Δt3(図3(A)参照)に相当する時間は、早送りにより時間Δt6に短縮される。早送りは、例えば、通常の再生速度の1.2倍で行われる。つまり、Δt1+Δt3が、Δt5+Δt6に短縮されることで、映像Mを最後まで視聴可能となっている。
(ルート変更モード)
図4(B)に示すように、ルート変更モードとは、運転予測時間が映像Mの通常の(等倍速の)再生時間よりも長くなるように、運転のルート(本実施形態では、一例として、目的地)を変更するモードである。本実施形態では、一例として、時点t0から時点t2までの運転予測時間が時点t0から時点t3まで延びるように(運転予測時間が時間ΔtBだけ長くなるように)、運転者に対して運転のルート変更が提案される。つまり、ΔtAが、ΔtA+ΔtBに長くなることで、映像Mを通常の再生速度で最後まで視聴可能となる。
図4(B)に示すように、ルート変更モードとは、運転予測時間が映像Mの通常の(等倍速の)再生時間よりも長くなるように、運転のルート(本実施形態では、一例として、目的地)を変更するモードである。本実施形態では、一例として、時点t0から時点t2までの運転予測時間が時点t0から時点t3まで延びるように(運転予測時間が時間ΔtBだけ長くなるように)、運転者に対して運転のルート変更が提案される。つまり、ΔtAが、ΔtA+ΔtBに長くなることで、映像Mを通常の再生速度で最後まで視聴可能となる。
本実施形態では、スケジュール情報に基づいて、現在地Aから第1目的地Bまでの第1ルートの運転予測時間T1、現在地Aから第2目的地Cまでの第2ルートの運転予測時間T2、現在地Aから第3目的地Dまでの第3ルートの運転予測時間T3が得られている。ここで、運転予測時間T1が映像Mの通常の再生時間よりも短く且つ運転予測時間T2、T3が映像Mの通常の再生時間よりも長い場合には、第2目的地C又は第3目的地Dへの変更が、タッチパネル19(図1参照)において提案されるようになっている。そして、運転者によってボタン19A(図1参照)が操作されることで、目的地が変更される。なお、一例として、運転者が目的地の変更をあえて選択しなかった場合には、映像Mが途中で終了してしまう旨のメッセージがタッチパネル19に表示された後で、映像Mが通常の再生速度で再生されるようになっている。
〔作用及び効果〕
次に、本実施形態の映像表示装置20の作用及び効果について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、車両10における各部及び各部の設定については、図1から図4(B)までを参照する。
次に、本実施形態の映像表示装置20の作用及び効果について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、車両10における各部及び各部の設定については、図1から図4(B)までを参照する。
ステップS10では、車両10のタッチパネル19において、運転者によりスケジュール設定が行われる。一例として、第1目的地B、第2目的地C及び第3目的地Dが設定される。また、カーナビ26では、車両10の現在地Aの情報が取得される。そして、ステップS12に移行する。
ステップS12では、タッチパネル19において、運転者により目的地が設定される。ここでは、一例として、第1目的地Bが設定されたとする。そして、ステップS14に移行する。
ステップS14では、図示しないアクセルの操作によって車両10の運転開始が検知され、ステップS16に移行する。
ステップS16では、現在地Aから第1目的地Bまでの距離と、道路の混雑状況に基づく車両10の想定速度とにより、第1目的地Bまでの運転予測時間T1が求められる(予測される)。そして、ステップS18に移行する。
ステップS18では、一例として、タッチパネル19において、映像の視聴の有無がボタン19AにYES、NOで表示される。そして、YESが選択された場合には、ステップS20に移行する。NOが選択された場合には、プログラムが終了される。
ステップS20では、映像Mの設定動作が行われる。本実施形態では、一例として、映像Mが記録されたディスクが、ディスクドライブ24に挿入されるように、ディスク挿入を促すメッセージがタッチパネル19に表示される。そして、ディスクドライブ24にディスクが挿入された後で、ステップS22に移行する。
ステップS22では、映像Mの再生時間(TSとする)が取得される。ここでは、一例として、再生時間TSが、TS=Δt1+Δt2+Δt3+Δt4となっている。そして、ステップS24に移行する。
ステップS24では、映像Mのお薦め時間の情報が、時点taから時点tbまでと、時点tcから時点tdまでとして、例えばRAM48に記憶される。そして、ステップS26に移行する。
ステップS26では、運転時間の長短が判定される。具体的には、第1目的地Bまでの運転予測時間T1と、再生時間TSとが比較される。そして、運転予測時間T1が再生時間TSよりも短い場合には、ステップS28に移行する。一方、運転予測時間T1が再生時間TS以上の長さである場合には、ステップS40に移行する。
ステップS28では、一例として、タッチパネル19において、映像Mの早送りモードを実行するか否かがボタン19AにYES、NOで表示される。そして、YESが選択された場合には、ステップS30に移行する。NOが選択された場合には、ステップS34に移行する。
ステップS30では、映像Mの再生が開始される。そして、ステップS32に移行する。
ステップS32では、時点t0から時点taまでの序盤と、時点tbから時点tcまでの後半途中とについて、一例として、通常の1.2倍の再生速度で、映像Mの早送りが行われる。なお、時点taから時点tbまでの中盤と、時点tcから時点tdまでのクライマックスとについては、通常の再生速度で再生される。そして、映像Mの再生が最後まで終了した時点tDにおいて、ステップS42に移行する。
ステップS34では、一例として、タッチパネル19において、遠回りルートが提案される。ここでは、第1目的地Bに替えて、第2目的地C及び第3目的地Dが表示される。そして、ステップS36に移行する。
ステップS36では、タッチパネル19において、ルート変更を行うか否かがボタン19AにYES、NOで表示される。そして、YESが選択された場合には、ステップS38に移行する。NOが選択された場合には、ステップS40に移行する。
ステップS38では、変更ルートが選択される。具体的には、ボタン19Aに第2目的地C、第3目的地Dが表示され、いずれか一方が選択されるように、メッセージが表示される。ここでは、一例として、第2目的地Cが選択されたものとする。そして、ステップS40に移行する。
ステップS40では、通常速度での映像Mの再生が行われる。そして、映像Mの再生が最後まで終了した時点tDにおいて、ステップS42に移行する。
ステップS42では、タッチパネル19において、視聴を終了するか否かがボタン19AにYES、NOで表示される。そして、YESが選択された場合には、プログラムが終了される。NOが選択された場合には、ステップS20に移行する。
以上、説明したように、映像表示装置20では、投影部22に表示される映像Mの再生時間TSの情報が、ディスクドライブ24によって取得される。また、目的地までの運転時間が、カーナビ26によって予測される。そして、ECU28が、予測された運転時間と再生時間TSとの差に基づいて、運転状態又は映像再生状態の変更を選択させる。運転時間が再生時間TSよりも長い場合は、通常の(目的地を変更しない)運転状態又は通常の(等倍速の)映像再生状態が選択される。そして、車両10の運転中に映像Mを最後まで見ることができる。
一方、運転時間が再生時間TSよりも短い場合は、運転状態又は映像再生状態の変更が選択される。運転状態の変更としては、運転速度の減速又は運転経路(ルート)の延長がある。映像再生状態の変更としては、映像Mの一部の早送りがある。運転状態の変更及び映像再生状態の変更のいずれであっても、運転時間内で映像Mの再生が終了するので、車両10の運転中に映像Mを最後まで見ることができる。
本発明は上記の実施形態に限定されない。
車両10は、運転支援装置が無い(自動運転を行えない)車両に限らず、運転支援装置がある(自動運転と手動運転との切替を選択可能な)車両であってもよい。また、自動運転と手動運転とを切替え可能な車両の場合には、例えば、手動運転中で且つ映像Mのお薦め時点が近づいた場合に、自動運転へ強制的に切替える自動モードを設定してもよい。あるいは、手動運転中で且つ映像Mのお薦め時点が近づいた場合に、自動運転への切替えを提案する設定としてもよい。
車両10が自動運転を行える場合には、映像表示装置20により映像Mを表示させる場所は、フロントウインドシールドガラス14に限らず、サイドウインドシールドガラス、リアウインドシールドガラス、ルーフ下面であってもよい。映像Mを表示させる場所は、運転者(乗員)の姿勢、向きに合わせて切替えればよい。また、映像表示装置20により映像Mを表示させる場所は、タッチパネル19であってもよい。なお、各種メッセージの伝達方法については、タッチパネル19に表示する方法に限らず、音声で伝える方法であってもよい。さらに、映像Mを表示させる場所は、例えば、フロントウインドシールドガラス14において左右に2箇所あってもよい。つまり、映像Mを表示させる場所を、運転席に対して1箇所、助手席に対して1箇所設定してもよい。
投影部22は、プロジェクタ又はHUD(Head−Up Display)により映像Mの投影を行うものであってもよい。
ディスクドライブ24の他に映像が記録されたハードディスクも繋いでおき、ステップS20において、ディスクドライブ24における映像及びハードディスクに記録されている映像のいずれか一方を選択させてもよい。なお、ディスクドライブ24は、全てハードディスクドライブで構成されていてもよい。
ディスクドライブ24において再生時間の情報を取得せず、カーナビ26において運転時間の予測を行わずに、ECU28において、再生時間の情報の取得及び運転時間の予測を行ってもよい。つまり、ECU28の内部に、映像Mの再生時間の情報を取得する取得部と、目的地までの運転時間を予測する予測部とを設けてもよい。
各種の選択動作は、タッチパネル19のボタン19Aに限らず、例えば、インストルメントパネル15に設けられた機械式のスイッチで行ってもよい。
お薦め時間は、中盤が無く、クライマックスだけで設定されていてもよい。
スケジュール情報において、目的地の設定は、3つに限らず、1つ又は複数のいずれであってもよい。なお、目的地が1つしか設定されておらず、運転予測時間が映像Mの再生時間よりも短く、さらに、運転者が早送り再生を希望しない場合には、他のモードを設定してもよい。他のモードの例として、混雑していない道路の場合には、車両10の速度が予め想定した平均速度よりも低くなるように減速(徐行)を提案してもよい。あるいは、お薦め時間が近づいた時点で、車両10を道端や駐車場に停止させる提案をしてもよい。
また、映像表示装置20において運転状態又は映像再生状態の変更が行われるのは、1つの目的地に対して1つのルートが設定された場合に限らない。それぞれ1つの目的地に対して2つ以上のルートが設定されていてもよい。つまり、複数の目的地のそれぞれに設定された複数のルートについて、運転予測時間と再生時間とを比べて、運転状態又は映像再生状態の変更を行ってもよい。
さらに、映像表示装置20において、運転予測時間が映像Mの再生時間よりもかなり長い場合には、1つの目的地に対する複数のルートのうち、最も映像Mの再生時間に近い運転予測時間となるルートを選択させてもよい。換言すると、通常ルート、近道ルート、遠回りルートを設定しておき、映像Mの再生時間に最も近い運転予測時間となるルートを提案してもよい。なお、ルートの提案に際しては、運転予測時間と映像Mの再生時間との差に加えて、車両10の残りの燃料も見積もって提案してもよい。
また、映像表示装置20において、映像Mの再生時に、どの時点でお薦めの映像が見られるか表示領域S内にメッセージを表示させてもよい。なお、お薦め時間までの映像Mの早送りは、自動に限らず、手動で行われてもよい。手動で行う場合には、早送りすべき時間がどれだけ残っているかを表示領域S内に表示させて、運転者に認識させればよい。
車両10を自動運転可能に構成し、さらに、映像表示装置20に乗員の状態を検知する検知手段を接続して、自動運転中に検知手段で検知された乗員の状態に合った映像を表示領域S内に表示させるように構成してもよい。例えば、自動運転状態において、乗員が本を読んでいる場合に、本を読んでいる状態をカメラで検知すると共に、本の読まれているところを無線タグ等を用いて検知して、乗員が読んでいる箇所(場面)に合った映像を表示(投影)させてもよい。また、自動運転状態において、乗員が音楽を聴いている場合に、CDを聴いている状態をカメラで検知すると共に、CDの曲のどの部分が聴かれているかを再生時点により検知して、乗員が聴いている箇所(場面)に合った映像を表示(投影)させてもよい。
以上、本発明の実施形態及び各変形例に係る映像表示装置について説明したが、これらの実施形態及び各変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両
20 映像表示装置
22 投影部(表示手段の一例)
24 ディスクドライブ(取得手段の一例)
26 カーナビ(予測手段の一例)
28 ECU(選択手段の一例)
M 映像
20 映像表示装置
22 投影部(表示手段の一例)
24 ディスクドライブ(取得手段の一例)
26 カーナビ(予測手段の一例)
28 ECU(選択手段の一例)
M 映像
Claims (1)
- 表示手段に表示される映像の再生時間の情報を取得する取得手段と、
目的地までの運転時間を予測する予測手段と、
前記予測手段で予測された運転時間と前記取得手段で取得された再生時間との差に基づいて、運転状態又は映像再生状態の変更を選択させる選択手段と、
を有する映像表示装置。
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JP2022071798A (ja) * | 2020-10-28 | 2022-05-16 | 株式会社日本総合研究所 | 情報処理方法、情報処理システム及びプログラム |
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