JP2010013054A - 車載用電子装置、メディアソース選択方法およびメディアソース選択プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 乗員状況に応じたメディアソースを自動的に選択する「車載用電子装置、メディアソース選択方法およびメディアソース選択プログラム」を提供する。
【解決手段】 車載用電子装置は、複数のメディアソースの中から選択されたメディアソースを出力可能な出力手段と、車内の乗員状況を判別する判別手段と、判別手段により判別された乗員状況に基づき複数のメディアソースから特定のメディアソースを選択する選択手段とを有し、出力手段は、選択手段により選択されたメディアソースを出力する。
【選択図】 図5A
【解決手段】 車載用電子装置は、複数のメディアソースの中から選択されたメディアソースを出力可能な出力手段と、車内の乗員状況を判別する判別手段と、判別手段により判別された乗員状況に基づき複数のメディアソースから特定のメディアソースを選択する選択手段とを有し、出力手段は、選択手段により選択されたメディアソースを出力する。
【選択図】 図5A
Description
本発明は、複数のメディアソースから提供されるオーディオ、ビデオ等のコンテンツデータを音声出力および/または映像出力する車載用電子装置に関し、特に、車両の乗員状況に応じて自動的にメディアソースを選択する技術に関する。
コンテンツデータのマルチメディア化に応じて、個別の車載用のオーディオ装置、ビデオ装置、テレビ受信機、ナビゲーション装置等はユニット化またはシステム化され、これは、車載用電子装置と称される。このような車載用電子装置には、車両のACC(アクセサリー)電源がオフされる直前に再生していたコンテンツデータやそのメディアソースをラストモードとして記憶する機能が含まれ、この機能により、ACC電源の再投入時に、中断したコンテンツデータを再生することが可能になっている。
また、ラストモード機能の他にも、乗員状況に応じてコンテンツデータが選択される機能を備えた電子装置が提案されている。特許文献1は、チャイルドロックやチャイルドシート、シートの荷重センサの利用状況や検出結果から子供の乗車を確認すると、子供向けのコンテンツデータ含むプレイリストを自動的に選択して再生するコンテンスデータ再生装置を開示している。
従来の車載用電子装置は、上記したようにラストモード機能を含んでいるため、ACC電源の再投入時には、ACC電源がオフされる前の動作環境を再現することができる。しかしながら、車両の停車前と停車後において、乗員状況が同じであれば、ラストモード機能は有用であるが、乗員状況が変更された場合には、ラストモード機能によって選択されるメディアソースまたはコンテンツデータは、必ずしも、最適な動作環境にない場合がある。
例えば、ACC電源がオフされる前に子供向けのビデオデータを出力し、その後、ACC電源が再投入されたときに運転者1人が乗車するときにビデオデータが出力されても、運転手はそれを視聴することができない。
本発明は、上記従来の課題を解決し、乗員状況に応じたメディアソースを自動的に選択することができる車載用電子装置、メディアソース選択方法およびメディアソース選択プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る車載用電子装置は、複数のメディアソースの中から選択されたメディアソースを出力可能な出力手段と、車内の乗員状況を判別する判別手段と、前記判別手段により判別された乗員状況に基づき複数のメディアソースから特定のメディアソースを選択する選択手段とを有し、前記出力手段は、前記選択手段により選択されたメディアソースを出力する。
好ましくは車載用電子装置はさらに、車載用電子装置の電源がオフされるとき、前記判別手段により判別された最後の乗員状況と前記出力手段が出力していた最後のメディアソースを記憶する記憶手段を有し、前記選択手段は、車載用電子装置の電源が投入されるとき、前記記憶手段に記憶された最後の乗員状況と電源投入時に前記判別手段により判別された乗員状況とを比較し、両者の乗員状況が一致するとき、前記最後のメディアソースを選択し、一致しないとき、前記特定のメディアソースを選択する。
好ましくは前記選択手段は、複数の乗員状況と各乗員状況に対応する特定のメディアソースとの関係を規定した選択テーブルを含み、当該選択テーブルに従いメディアソースを選択する。また、前記判別手段は、車両のACC電源がオンされたことに応答して乗員状況を判別し、前記選択手段は、当該判別結果に基づきメディアソースを選択する。好ましくは前記選択手段は、運転手のみの乗員が判別された場合には、オーディオデータを出力するメディアソースを選択し、後部に乗員が判別された場合にはビデオデータを出力するメディアソースを選択する。好ましくは車載用電子装置はさらに、自車位置と目的地までの経路を探索して最適な経路を誘導経路として設定し、それを自車位置マークと併せて道路地図上に表示するナビゲーション手段を含み、前記出力手段は、前部座席用のフロントディスプレイと後部座席用のリアディスプレイとを含み、前記選択手段は、リアディスプレイ用にビデオソースを選択し、フロントディスプレイ用にナビゲーションソースを選択する。
本発明に係るメディアソースの選択方法/選択プログラムは、複数のメディアソースの中から選択されたメディアソースを出力可能な出力手段を有する車載用電子装置において、車載用電子装置の電源がオフされるとき、車内の最後の乗員状況と関連付けして前記出力手段が出力していた最後のメディアソースを記憶するステップと、車載用電子装置の電源が投入されたとき、車内の乗員状況を判別するステップと、判別された乗員状況と前記最後の乗員状況とを比較し、両者の乗員状況が一致するとき、前記記憶された最後のメディアソースを選択されたメディアソースとし、両者の乗員状況が一致しないとき、新たに判別された乗員状況に応じた特定のメディアソースを選択するステップと、選択されたメディアソースからのコンテンツデータを出力するステップとを有する。
本発明によれば、乗員状況の判別に基づきメディアソースを選択し、これを出力するようにしたので、車両の乗員状況に応じたメディア環境を自動的に設定することができる。また、車両の停車前後において乗員状況に変更があった場合にも、これに応じたメディア環境を自動的に設定することができる。
本発明の最良の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る車載用電子装置の構成を示すブロック図である。本実施例に係る車載用電子装置1は、自車位置から目的地までの誘導経路を探索し、自車位置周辺の道路地図上に自車位置および誘導経路を合わせて表示するナビゲーション部10と、撮像カメラにより車内を撮像する撮像部20と、オーディオデータを再生するオーディオ再生部30、ビデオデータを再生するビデオ再生部40と、タッチパネル、リモコンおよび入力キーなどから入力された情報を入力する入力部50と、車載用電子装置に外部メディア機器を接続する外部インターフェース(以下、外部I/Fと称す)60と、スピーカーからオーディオデータを出力する音声出力部70と、ディスプレイにビデオデータを出力する表示制御部80と、各種プログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶部90と、各種プログラムを格納するプログラムメモリ100と、各種プログラムの実行に必要なデータを格納するデータメモリ110と、プログラムを実行し各部を制御する制御部120と、各部を繋ぐパス130とを含んで構成される。
ナビゲーション部10は、自車の現在位置を測定するGPS受信機等の機能を備え、記憶部90から読み出した道路地図上に自車位置マークを表示する。さらに、記憶部90から読み出した道路地図情報やラジオ放送等から受信した交通情報、ユーザが入力した検索条件等に基づいて複数の経路を探索し、最適な経路を誘導経路として設定して道路地図に表示する。
撮像部20は、図3に示すように、車内空間を撮像するための撮像カメラ22を備えている。撮像カメラ22の取り付け位置や数は、特に制限されないが、バックミラーやルームライト付近の天井など車内全体を見渡せる箇所に取り付ることが望ましい。
オーディオ再生部30は、CD、DVD、ブルーレイディスク、半導体メモリ、ハードディスク記憶装置、その他の記憶メディアに記録されたオーディオデータを読出し、これを再生する。車載用電子装置がテレビやラジオ受信装置を備えていれば、テレビ放送やラジオ放送から受信したオーディオ信号を出力する。ビデオ再生部40は、CD、DVD、ブルーレイディスク、半導体メモリ、ハードディスク記憶装置、その他の記憶メディアに記録されたビデオデータを読出し、これを再生する。車載用電子装置がテレビやラジオ受信装置を備えていれば、テレビ放送やラジオ放送から受信したビデオ信号を出力する。
外部I/F60は、コネクタ、有線ケーブル、無線LAN、赤外線通信機、ブルートゥースなどにより、外部メディア機器を接続することができる。外部メディア機器は、オーディオデータやビデオデータを記憶する半導体メモリやその他の媒体であっても良いし、外部メディア機器から読み出されたオーディオデータやビデオデータは、オーディオ再生部30やビデオ再生部40により再生が可能である。また、外部メディア機器は、それ自身がオーディオデータやビデオデータを再生する機能を有していても良い。その場合には、再生されたオーディオ信号またはビデオ信号が外部I/F60から入力され、これらの信号は、音声出力部70または表示制御部80から出力される。
なお、本明細書におけるメディアソースとは、ナビゲーション部10、オーディオ再生部30、ビデオ再生部40および外部I/F60から取得されるメディアデータである。
プログラムメモリ100は、記憶部90からロードしたプログラムを記憶してもよいし、予めプログラムを格納するものであってもよい。プログラムメモリ100は、例えば、オーディオデータの再生を制御するオーディオ再生プログラム102、ビデオデータの再生を制御するビデオ再生プログラム104、乗員状況に応じて車内のメディア動作環境を自動的に設定するメディア環境設定プログラム106、ACC電源がオフされる前に出力していたメディアソースを記憶するラストモードプログラム108等を含む。
データメモリ110は、制御部120が処理した演算結果や記憶部90から読み出したデータを記憶したり、撮像部20で撮像された撮像データ112を記憶する。ラストモード機能により保持されるデータ114は、記憶部90に記憶されるが、データメモリ110が不揮発性の場合には、データメモリ110に記憶してもよい。
図2は、メディア環境設定プログラムの機能ブロック図である。メディア環境設定プログラム106は、撮像カメラ制御手段140と、画像処理手段142と、乗員状況判別手段144と、乗員変更判別手段146と、メディアソース選択手段148とを含む。
撮像カメラ制御手段140は、ACC電源の投入に応答して撮像カメラに車内を撮像させる。撮像カメラは、全ての座席を撮像してもよいし、座席毎に撮像してもよいし、これらの方法を組み合わせてもよい。
画像処理手段142は、撮像カメラによって撮像された撮像データを画像処理し、座席毎の乗員の有無を判別する。画像処理は、例えばパターンマッチングや顔抽出アルゴリズム等を用いて行われ、この処理結果は、データメモリ110に記憶される。画像処理による乗員の判別は、ACC電源がオンになったときに限られず、例えば、一定時間以上、車両が駐停車されたときや、シートベルトの着脱などがあったときに行ってもよい。
乗員状況判別手段144は、画像処理結果に基づき乗員状況を判別する。ここで好ましい乗員状況の判別方法について説明する。図3は、車両内部の例を示している。車内には、運転席150、助手席152、後部座席154が設けられ、バックミラー上部には撮像カメラ22が取付けられ、前部座席近傍にフロントディスプレイ82が取付けられ、後部座席付近にリアディスプレイ84が取り付けられている。図3に示す例では、乗車状況は、図3(a)〜(d)の4つのパターンに分類される。図3(a)は、運転席150にのみ乗員156がいるとき(車内状況1)、図3(b)は運転席150と助手席152に乗員156がいるとき(車内状況2)、図3(c)は運転席150、助手席152および後部座席124に乗員156がいるとき(車内状況3)、図3(d)は運転席150および後部座席154に乗員156がいるとき(車内状況4)である。乗員状況判別部142は、画像処理結果に基づき、乗員状況が車内状況1ないし4のいずれかに該当すると判別する。
ここでの例は、撮像カメラによる撮像データを利用して乗員状況を判別するが、撮像データだけでなく、シートベルトの着脱を検出するシートベルトセンサや座席にかかる荷重を検出する荷重センサを併せて利用して乗員状況を判別するようにしてもよい。さらに、撮像カメラによる撮像データを利用することなく、シートベルトセンサまたは荷重センサによって乗員状況を判別しても良い。
乗員変更判別手段146は、車両の駐停車の前後において乗員状況に変更が生じたか否かを判別する。好ましくは、車両が停車し、パーキングブレーキがオンされたとき、車速がゼロとなりドアが開閉されたとき、ACC電源がオフされたとき等に、車両が駐車または停車されたと認識し、このときの乗員状況判別手段144で判別された最後の乗員状況を記憶部90に記憶する。なお、ACC電源がオフされた場合には、車両のバッテリーからの電源を用いる。
乗員変更判別手段146はさらに、ACC電源がオンされたとき、または車両の走行が開始されるとき、このときの乗員状況判別手段144で判別された起動時の乗員状況と記憶部90から読み出された最後の乗員状況とを比較し、乗員状況に変更が生じたか否かを判別する。また、最後の乗員状況は、後述するようにラストモード機能によって記憶される最後のメディアソースと関連付けして記憶部90に記憶される。
メディアソース選択手段148は、乗員状況判別手段144で判別された結果を利用して車載用電子装置のメディアソースの選択を行う。メディアソースの選択は、メディアソースがコンテンツデータを出力することができるようにメディアソースの電源をオンすること、あるいは、メディアソースをスタンバイ状態に置くこと、あるいは、メディアソースがコンテンツデータを出力することを含む。
図4は、車内状況と選択されるメディアソースとの関係を予め規定したテーブルであり、当該テーブルは、記憶部90に格納されている。メディア選択手段144は、乗員状況判別結果を受け取ると、当該テーブルを記憶部90から読み出し、これを参照してメディアソースを選択する。好ましくは、乗員が運転手のみの場合にはオーディオソースが選択されるようにし、運転手の他に乗員がいる場合にはビデオソースが選択されるようにする。但し、フロントディスプレイ82にビデオデータを表示することは安全面で望ましくないので、乗員状況判別結果からビデオソースが選択されたとき、リアディスプレイ84にビデオソースを出力し、フロントディスプレイ82にはナビゲーション画面を出力する。
図4に示すように、図3(a)の車内状況1のときは、すなわち運転者のみのとき、フロントディスプレイ82のメディアソースとして「CD」が選択される。図3(b)の車内状況2のときには、フロントディスプレイのメディアソースとして「外部メディア機器」が選択される。車内状況1および2では、後部座席に乗員がいないのでリアディスプレイ84へのメディアソースは選択されない。図3(c)の車内状況3のときには、フロントディスプレイ82のメディアソースとして「ナビゲーション」、リアディスプレイ84のメディアソースとして「DVD」が選択される。図3(d)の車内状況4のときには、フロントディスプレイ82のメディアソースとして「ナビゲーション」、リアディスプレイ84のソースとして外部I/Fに接続された「TV」が選択される。
上記したメディアソース選択テーブルの対応関係は一例であり、これと異なる対応関係であってもよい。また、メディアソース選択テーブル160は、ユーザの好みで初期設定を変更することも可能である。さらに、メディアソース選択テーブル160により、必ずしも「CD」、「DVD」等を選択するのではなく、単に、「オーディオソース」あるいは「ビデオソース」に選択するようにしてもよい。この場合、「オーディオソース」が選択された場合には、予め優先順位付けされたデバイス(例えば、「CD」)が選択される。
さらに、メディアソース選択手段148は、ラストモード機能と関連してメディアソースを選択することができる。この場合には、メディアソース選択手段148は、乗員変更判別手段146の判別結果を受け取り、乗員状況に変更がなかった場合には、ラストモード機能で記憶されたメディアソースを選択し、乗員状況に変更があった場合には、図4の選択テーブルで特定されたメディアソースを選択する。
ラストモードプログラム108は、上記したように車両の駐停車が認識されたときのメディアソースを識別するための情報を記憶部90に記憶する。この情報は、CD、DVD、テレビ、ラジオ、外部機器等の機器を識別する情報に加えて、再生または出力していたコンテンツデータおよびその中断位置を識別する中断情報を含むことができる。中断情報は、ACC電源の再投入時に、コンテンツデータを中断位置から再生するために使用することができる。
次に、本実施例の車載用電子装置の動作について図5A、図5Bのフローチャートを参照して説明する。先ず、図5Aに示すように、車両のACC電源がオンされたとき(ステップS101)、すなわち車載用電子装置がオンされたとき、撮像カメラ制御部140は、車内を撮像する(ステップS102)。画像処理手段142は、撮像カメラからの撮像データを画像処理して乗員の有無を判別し、乗員状況判別手段144は、画像解析結果から乗員状況を判別する(ステップS103)。すなわち、乗員状況判別手段144は、図3に示すような座席空間をもつ車両のとき、車内状況1ないし4のいずれかに該当するかを決定する。
次に、メディアソース選択手段148は、メディアソース選択テーブル160を参照し、車内状況に応じたメディアソースを選択する(ステップS104)。このとき、選択されたメディアソースが何であるのかをユーザに知らせるために、ディスプレイに選択されたメディアソースを表示したり、あるいは選択されたメディアソースのインジケータを点灯させることができる。
ユーザは、選択されたメディアソースを変更する場合には、入力部50を介して変更の指示を与える(ステップS105)。ユーザからの変更の指示がなければ、選択されたメディアソースは、コンテンツデータを出力する(ステップS106)。ユーザからの変更の指示があったときは、予め決められた優先順位に従い次のメディアソースが選択されるようにしてもよいし、ユーザが指示したメディアソースを選択するようにしてもよい。
次に、ラストモード機能と関連したときのメディアソースの選択動作について図5Bを参照して説明する。車両の駐停車が認識されると(ステップS110)、乗員変更判別手段146は、乗員状況判別手段144で判別された最後の乗員状況を記憶部90に保存する(ステップS111)。この最後の乗員状況は、ラストモードプログラム108によって記憶される最後のメディアソースと関連付けされている。
ACC電源がオンされると(ステップS112)、再び、撮像カメラ制御手段140により車内が撮像され(ステップS113)、その撮像データから起動時の乗員状況が判別される(ステップS114)。次に、乗員変更判別手段146は、最後の乗員状況と起動時の乗員状況とを比較し(ステップS115)、両者が一致するか否かを判別する(ステップS116)。乗員状況が一致するとき、メディアソース選択手段148は、記憶部90に記憶されたメディアソースを選択し(ステップS117)、一致しないとき、メディアソース選択テーブル160によって特定されたメディアソースを選択する(ステップS118)。そして、選択されたメディアソースからコンテンツデータが出力される(ステップS119)。このとき、中断情報を利用して、中断位置からコンテンツデータを再生させてもよい。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第2の実施例は、乗員の有無や乗車状況だけでなく、乗員の年齢等の属性を判別し、メディアソースおよびコンテンツデータの選択を行う。
図6は、第2の実施例に係るメディア環境設定プログラム106の機能ブロック図である。第2の実施例では、第1の実施例のプログラムに加えて、コンテンツ選択手段149を含んでいる。また、乗員状況判別手段141は、各座席にかかる荷重を検出する荷重センサを含み、荷重が予め決められた閾値を越えたとき乗員は大人と判定し、閾値に満たないときは子供と判別する。
第1の実施例と同様にメディアソース選択手段148が、メディアソース選択テーブル160に従ってメディアソースを選択すると、次に、コンテンツ選択手段149は、乗員状況判別手段144からの大人または子供の判別結果に基づき、図7に示すようなコンテンツ選択テーブル170に従いコンテンツを選択する。
例えば、メディアソースとしてCDが選択されたとき、同乗者が子供のみであれば「ポップス」、大人と子供の両方であれば「ロック」、大人のみであれば「クラシック」が選択される。メディアソースとしてテレビが選択されたとき、同乗者が子供のみであれば「アニメーション」、大人と子供の両方であれば「バラエティ」、大人のみであれば「ニュース」が選択される。メディアソースとしてDVDが選択されたとき、同乗者が子供のみであれば「アニメーション」、大人と子供の両方であれば「邦画」、大人のみであれば「洋画」が選択される。
メディアソースとして、CD、iPod(外部メディア機器)が選択されるような場合、オーディオデータの付属情報としてジャンル情報、タイトル情報、アルバム情報およびアーティスト情報を得ることができる。DVDの場合、ビデオデータの付属情報として、ジャンル情報、タイトル情報、主演者情報などを得ることができる。テレビがメディアソースとして選択された場合には、電子番組表から番組名情報、ジャンル情報、放送局情報などを得ることができる。コンテンツ選択手段149は、このような情報を参照して、最適なコンテンツを自動選択することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1:車載用電子装置 10:ナビゲーション部
20:撮像部 30:オーディオ再生部
40:ビデオ再生部 50:入力部
60:外部I/F 70:音声出力
80:表示制御部 90:記憶部
100:プログラムメモリ 106:メディアソース切換プログラム
110:データメモリ 120:制御部
130:バス 150:運転席
152:助手席 154:後部座席
156:乗員
20:撮像部 30:オーディオ再生部
40:ビデオ再生部 50:入力部
60:外部I/F 70:音声出力
80:表示制御部 90:記憶部
100:プログラムメモリ 106:メディアソース切換プログラム
110:データメモリ 120:制御部
130:バス 150:運転席
152:助手席 154:後部座席
156:乗員
Claims (9)
- 複数のメディアソースの中から選択されたメディアソースを出力可能な出力手段と、
車内の乗員状況を判別する判別手段と、
前記判別手段により判別された乗員状況に基づき複数のメディアソースから特定のメディアソースを選択する選択手段とを有し、
前記出力手段は、前記選択手段により選択されたメディアソースを出力する、
を有する車載用電子装置。 - 車載用電子装置はさらに、車載用電子装置の電源がオフされるとき、前記判別手段により判別された最後の乗員状況と前記出力手段が出力していた最後のメディアソースを記憶する記憶手段を有し、
前記選択手段は、車載用電子装置の電源が投入されるとき、前記記憶手段に記憶された最後の乗員状況と電源投入時に前記判別手段により判別された乗員状況とを比較し、両者の乗員状況が一致するとき、前記最後のメディアソースを選択し、一致しないとき、前記特定のメディアソースを選択する、請求項1に記載の車載用電子装置。 - 前記選択手段は、複数の乗員状況と各乗員状況に対応する特定のメディアソースとの関係を規定した選択テーブルを含み、当該選択テーブルに従いメディアソースを選択する、請求項1に記載の車載用電子装置。
- 前記判別手段は、車両のACC電源がオンされたことに応答して乗員状況を判別し、前記選択手段は、当該判別結果に基づきメディアソースを選択する、請求項1に記載の車載用電子装置。
- 前記選択手段は、運転手のみの乗員が判別された場合には、オーディオデータを出力するメディアソースを選択し、後部に乗員が判別された場合にはビデオデータを出力するメディアソースを選択する、請求項1に記載の車載用電子装置。
- 車載用電子装置はさらに、自車位置と目的地までの経路を探索して最適な経路を誘導経路として設定し、それを自車位置マークと併せて道路地図上に表示するナビゲーション手段を含み、
前記出力手段は、前部座席用のフロントディスプレイと後部座席用のリアディスプレイとを含み、
前記選択手段は、リアディスプレイ用にビデオソースを選択し、フロントディスプレイ用にナビゲーションソースを選択する、請求項1に記載の車載用電子装置。 - 前記判別手段は、座席への荷重を検出する荷重センサを含み、前記荷重センサの検出結果から大人または子供を検出し、前記メディア選択手段は、大人または子供の検出結果に基づきメディアソースのコンテンツデータを選択する、請求項1に記載の車載用電子装置。
- 複数のメディアソースの中から選択されたメディアソースを出力可能な出力手段を有する車載用電子装置におけるメディアソースの選択方法であって、
車載用電子装置の電源がオフされるとき、車内の最後の乗員状況と関連付けして前記出力手段が出力していた最後のメディアソースを記憶するステップと、
車載用電子装置の電源が投入されたとき、車内の乗員状況を判別するステップと、
判別された乗員状況と前記最後の乗員状況とを比較し、両者の乗員状況が一致するとき、前記記憶された最後のメディアソースを選択されたメディアソースとし、両者の乗員状況が一致しないとき、新たに判別された乗員状況に応じた特定のメディアソースを選択するステップと、
選択されたメディアソースからのコンテンツデータを出力するステップと、
を有するメディアソースの選択方法。 - 複数のメディアソースの中から選択されたメディアソースを出力可能な出力手段を有する車載用電子装置におけるメディアソースの選択プログラムであって、
車載用電子装置の電源がオフされるとき、車内の最後の乗員状況と関連付けして前記出力手段が出力していた最後のメディアソースを記憶するステップと、
車載用電子装置の電源が投入されたとき、車内の乗員状況を判別するステップと、
判別された乗員状況と前記最後の乗員状況とを比較し、両者の乗員状況が一致するとき、前記記憶された最後のメディアソースを選択されたメディアソースとし、両者の乗員状況が一致しないとき、新たに判別された乗員状況に応じた特定のメディアソースを選択するステップと、
選択されたメディアソースからのコンテンツデータを出力するステップと、
を有するメディアソースの選択プログラム。
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JP2008176979A JP2010013054A (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | 車載用電子装置、メディアソース選択方法およびメディアソース選択プログラム |
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