JP2008252589A - 音量制御装置、音量制御方法、音量制御プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

音量制御装置、音量制御方法、音量制御プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】再生ソースの音量を徐々に下げて、子供を寝付かせること。
【解決手段】開始操作検出部103によって制御開始操作が検出された場合、ジャンル検出部104によって所定のジャンルが検出された場合、または、移動検出部105によって音量制御装置100の搭載された移動体の所定の移動状態が検出された場合、音量制御部107によって再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる処理を開始する。そして、音量操作検出部106によって、再生ソースの音量操作があったか否かを判断する。再生ソースの音量操作があったと判断された場合、再生ソースの音量を徐々に下げる時間間隔を所定の時間長くした間隔にしたがって徐々に下げる。また、再生ソースの音量操作がない場合、再生ソースの音量がゼロになるまで徐々に下げる。
【選択図】図1

Description

この発明は、徐々に音量を下げる音量制御装置、音量制御方法、音量制御プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述した音量制御装置、音量制御方法、音量制御プログラムおよび記録媒体には限られない。
従来、複数の音源と、前席(フロントシート)側に取り付けられたヘッドユニットと、後席(リアシート)側に取り付けられたリアコントローラと、を備え、車両に搭載されるエンターテイメントシステムがある。このエンターテイメントシステムの中には、ヘッドユニットに、前席側で再生するフロント音源を選択して該フロント音源を制御するフロント制御と、後席側で再生するリア音源を選択して該リア音源を制御するリア制御とを切り換える制御切り換えスイッチを有するシステムが提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
このエンターテイメントシステムによれば、前席側に設けられたヘッドユニットによって、後席側で再生される音源の制御をおこなうことで、後席のユーザがオーディオ装置に不慣れな場合、後席の利用者のためにオーディオ操作を補助することができる。また、前席側に設けられたヘッドユニットによって、後席側に設けられたリアコントローラの操作を制限することで、後席の利用者に不用意にオーディオ装置を操作させないようにすることができる。
特許第3715224号公報
しかしながら、上述の特許文献1の技術では、前席側において後席側で再生される音源の制御をおこなうことはできるが、たとえば、後席側に子供が座った場合、視聴途中で子供が眠くなっても再生するリア音源の音量はそのままのため、子供を寝付かせることができず、機嫌を損なわせてしまうといった問題が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる音量制御装置は、利用者による再生ソースの音量操作があったか否かを検出する音量操作検出手段と、前記音量操作検出手段によって利用者による再生ソースの音量操作が検出されない場合、前記再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる音量制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかる音量制御方法は、利用者による再生ソースの音量操作があったか否かを検出する音量操作検出工程と、前記音量操作検出工程によって利用者による再生ソースの音量操作が検出されない場合、前記再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる音量制御工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項11の発明にかかる音量制御プログラムは、請求項10に記載の音量制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項12の発明にかかる記録媒体は、請求項11に記載の音量制御プログラムをコンピュータに読み取り可能な状態で記録したことを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる音量制御装置、音量制御方法、音量制御プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(音量制御装置の機能的構成)
まず、この発明の実施の形態にかかる音量制御装置100の機能的構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる音量制御装置の機能的構成を示すブロック図である。
図1において、音量制御装置100は、出力部101と、設定部102と、開始操作検出部103と、ジャンル検出部104と、移動検出部105と、音量操作検出部106と、音量制御部107と、を備えている。出力部101は、再生ソースを出力するスピーカなどを備えている。ここで、スピーカは、たとえば、ヘッドフォンなどでもよい。再生ソースは、具体的には、たとえば、DVDやテレビ放送などからの映像音声信号、または、CD、MD、カセットテープやラジオ放送などからの音声信号である。
設定部102は、再生ソースの音量を下げる時間間隔を設定する。具体的には、たとえば、後述する音量制御部107によって再生ソースの音量を徐々に下げる時間間隔を設定する。設定部102は、たとえば、利用者からの入力によって設定する。ここで、利用者は、再生ソースを視聴している視聴者でもよいし、利用者および視聴者は、異なっていてもよい。具体的には、たとえば、音量制御装置100がナビゲーション装置に備えられている場合、フロントシートにいる利用者(たとえば、親)が、リアシート向けに備えられ、視聴者(たとえば、子供)が視聴しているモニタに出力される再生ソースの音量を下げる時間間隔を設定してもよい。
開始操作検出部103は、利用者の制御開始操作があったか否かを検出する。開始操作検出部103は、たとえば、音量制御装置100に備えられた制御開始を要求するスイッチなどが押下されたか否かを検出する。具体的には、音量制御装置100が家庭用のテレビなどに備えられた場合、スリープモードなどのボタンが押下されたか否かを検出する。また、音量制御装置100がナビゲーション装置に備えられている場合、フロントシートにいる利用者が、リアシート向けに備えられ、視聴者が視聴しているモニタの制御開始操作をおこなってもよい。
ジャンル検出部104は、再生ソースのジャンルを検出する。ジャンルは、たとえば、再生ソースが映像音声信号の場合、映画、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリーなどといった映像の区分を示す。また、ジャンルは、たとえば、再生ソースが音声信号の場合、クラシック、ポップス、アニメソング、童謡などの音楽の区分を示す。
移動検出部105は、音量制御装置100の搭載された移動体の移動状態を検出する。具体的には、たとえば、移動体が渋滞に入ったか、移動体が高速道路に入ったか、移動を開始してから所定時間経過したかなどを検出する。
音量操作検出部106は、利用者による再生ソースの音量操作があったか否かを検出する。音量操作検出部106は、たとえば、利用者による再生ソースの音量を上げる音量操作があったか否かを検出する。音量操作検出部106は、利用者および視聴者が異なる場合、視聴者による再生ソースの音量を上げる音量操作があったか否かを検出してもよい。
音量制御部107は、音量操作検出部106によって利用者による再生ソースの音量操作が検出されない場合、再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる。所定の時間間隔は、たとえば、図示しないタイマーなどからの出力に基づいて計時される。これによって、たとえば、視聴者が、徐々に再生ソースの音量が下げられたことに気づかない場合、再生ソースの音量をゼロになるまで下げる。したがって、視聴者は、再生ソースの視聴中に眠くなった場合、音量を気にせず、そのまま寝付くことができる。また、音量制御装置100を備えるナビゲーション装置において、音量制御部107は、映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる。この場合、映像音声信号は、リアシート向けに備えられたモニタに出力されることとしてもよい。したがって、リアシートにいる視聴者は、再生ソースの視聴中に眠くなった場合、再生ソースの音量を気にせず、そのまま寝付くことができる。
音量制御部107は、音量操作検出部106によって再生ソースの音量を上げる音量操作が検出された場合、再生ソースの音量を時間間隔より所定の時間長くした間隔にしたがって徐々に下げてもよい。したがって、たとえば、視聴者が、徐々に再生ソースの音量が下げられたことに気づき音量を上げた場合、視聴者が寝ていないと判断することができる。したがって、再生ソースの音量を下げる時間間隔を所定の時間長くして、再度、徐々に音量を下げることで視聴者が寝ているか否かを判断する。
音量制御部107は、再生ソースの音量を下げる時間間隔を徐々に短くしてもよい。具体的には、たとえば、視聴者が再生ソースの音量が徐々に下げられたことに気づかない場合、再生ソースを視聴している利用者が寝始めていると判断することができる。したがって、再生ソースの音量を下げる時間間隔を徐々に短くし、視聴者を寝付かせることができる。また、音量制御部107は、再生ソースの音量を、設定部102によって設定された時間間隔にしたがって徐々に下げてもよい。ここで、たとえば、利用者および視聴者が異なる場合、利用者によって設定された時間間隔にしたがって、視聴者の視聴している再生ソースの音量を徐々に下げてもよい。
音量制御部107は、ジャンル検出部104によって所定のジャンルが検出された場合、移動検出部105によって所定の移動状態が検出された場合、再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始する。この場合、音量制御部107は、自動的に再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始する。ここで、所定のジャンルとは、たとえば、子供が視聴する確率の高いジャンルであり、具体的には、映像音声情報の場合、アニメなどであり、音声情報の場合、アニメソングや童謡などである。
また、所定の移動状態とは、たとえば、子供が眠くなる確率の高い移動状態である。具体的には、移動体が渋滞に入った場合、移動体が高速道路に入った場合、移動体が移動を開始してから所定時間経過した場合などである。したがって、音量制御装置100を備えるナビゲーション装置において、子供が再生ソースを視聴中に眠くなる確率の高い移動状態の場合、自動的に再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始することができる。
また、音量制御部107は、開始操作検出部103によって利用者の制御開始操作が受け付けられた場合、再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始してもよい。この場合、音量制御部107は、利用者の手動操作を受け付けることで、再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始する。ここで、たとえば、利用者および視聴者が異なる場合、利用者による制御開始操作が受け付けられた場合、視聴者の視聴している再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始してもよい。
さらに、音量制御部107は、映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる。さらに、音声信号の音量がゼロになった場合、所定の時間待機して、映像信号の出力を停止してもよい。
なお、音量制御部107は、再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に上げる構成としてもよい。たとえば、音量制御装置100を備えるナビゲーション装置において、移動検出部105などによって目的地点への到着時間から所定時間前になった場合、再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に上げる。この場合、映像音声信号を前回停止した際の1つ前のチャプターに戻し、再生を開始し、映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に上げる。そして、音量操作検出部106によって利用者による再生ソースの音量操作があった場合、もしくは、通常の音量になった場合、音量を上げる制御を停止するようにしてもよい。
(音量制御装置の音量制御処理手順)
つぎに、音量制御装置100の音量制御処理手順について説明する。図2は、本実施の形態にかかる音量制御装置の音量制御処理手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、まず、開始操作検出部103によって利用者の制御開始操作が検出されたか否かを判断する(ステップS201)。ステップS201において制御開始操作が検出されない場合(ステップS201:No)、ジャンル検出部104によって所定のジャンルが検出されたか否かを判断する(ステップS202)。ステップS202において所定のジャンルが検出されない場合(ステップS202:No)、さらに、移動検出部105によって音量制御装置100の搭載された移動体の所定の移動状態が検出されたか否かを判断する(ステップS203)。ステップS203において所定の移動状態が検出されない場合(ステップS203:No)、ステップS201に戻り、以降の処理を繰り返しおこなう。
また、ステップS201において制御開始操作が検出された場合(ステップS201:Yes)、ステップS202において所定のジャンルが検出された場合(ステップS202:Yes)、ステップS203において所定の移動状態が検出された場合(ステップS203:Yes)、音量制御部107によって再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる(ステップS204)。換言すれば、再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始する。
つぎに、音量操作検出部106によって、ステップS204において所定の時間間隔にしたがって徐々に音量を下げた再生ソースの音量操作があったか否かを判断する(ステップS205)。ステップS205において再生ソースの音量操作があったと判断された場合(ステップS205:Yes)、ステップS204において再生ソースの音量を徐々に下げた時間間隔を所定の時間長くした時間間隔に変更する(ステップS206)。そして、ステップS204に戻り、再生ソースの音量を、ステップS206において変更された所定の時間長くした時間間隔にしたがって徐々に下げる。
一方、ステップS205において再生ソースの音量操作がない場合(ステップS205:No)、再生ソースの音量がゼロになるまで徐々に下げて、そのまま一連の処理を終了する。この場合、再生ソースの音量を下げる時間間隔を徐々に短くしてもよい。また、再生ソースの音量がゼロになった後、所定時間待って再生ソースの出力を停止してもよい。たとえば、映像音声信号に関する音声信号の音量を徐々に下げた場合、音声信号がゼロになった後、所定時間待って映像信号の出力を停止してもよい。
なお、図2のフローチャートにおいては、ステップS202:Yesにおいて所定のジャンルが検出された場合、ステップS204に進み、再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始するとしているが、これに限るものではない。具体敵意は、たとえば、ステップS202:Yesにおいて所定のジャンルが検出された場合、ステップS203に進み、所定の移動状態が検出されたか否かを判断してもよい。この場合、ステップS202:Noにおいて所定のジャンルが検出されない場合、ステップS201に戻る構成でもよい。
また、図2のフローチャートにおいては、ステップS204において再生ソースの音量を下げる所定の時間間隔は、設定部102によって設定された時間間隔でもよい。具体的には、たとえば、音量制御装置100が、車両に搭載された場合、フロントシートの利用者が、リアシートの視聴者の視聴している再生ソースの音量を下げる所定の時間間隔を設定してもよい。
上述したように、本実施の形態の音量制御装置100によれば、音量操作検出部106によって利用者による再生ソースの音量操作が検出されない場合、音量制御部107によって再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。したがって、再生ソースの視聴者によって再生ソースの音量操作がおこなわれない場合、再生ソースの音量を徐々に下げることができる。これによって、たとえば、再生ソースの視聴者が、音量が徐々に下がっているのに気づかない場合、音量をそのまま下げ続けることができる。したがって、視聴者は、再生ソースを視聴中に眠くなった場合、そのまま寝付くことができる。
また、本実施の形態の音量制御装置100によれば、音量制御部107によって、音量操作検出部106によって再生ソースの音量を上げる音量操作が検出された場合、再生ソースの音量を、音量を上げる音量操作が検出される前の時間間隔より所定の時間長くした間隔にしたがって徐々に下げることができる。したがって、再生ソースの視聴者が寝かかっていない場合、徐々に音量が下がっていることを気づかせにくくするために音量を下げる間隔を長くすることができる。これによって、再生ソースの視聴者が起きている間は、再生ソースの音量が徐々に下がっているのを気づかせないことができる。
また、本実施の形態の音量制御装置100によれば、音量制御部107によって再生ソースの音量を下げる時間間隔を徐々に短くすることができる。したがって、徐々に音量が下がっていることに気づかれない場合、音量を下げる時間間隔を短くし、早く寝付かせることができる。これによって、再生ソースの視聴者が寝かかっている場合、再生ソースの音量を煩わしく感じさせず、寝付かせることができる。
また、本実施の形態の音量制御装置100によれば、音量制御部107は、再生ソースの音量を、設定部102によって設定された時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。これによって、音量制御装置100の利用者と、再生ソースの視聴者が異なる場合、利用者によって視聴者を寝付かせるタイミングを設定することができる。
また、本実施の形態の音量制御装置100によれば、ジャンル検出部104によって所定のジャンルが検出された場合、音量制御部107によって再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始することができる。したがって、たとえば、子供向けの再生ソースが再生された場合、視聴者が子供であると判断し、自動的に音量制御処理を開始することができる。これによって、たとえば、再生ソースの視聴者が子供の場合、音量を徐々に下げることで寝付かせることができる。
また、本実施の形態の音量制御装置100によれば、移動検出部105によって所定の移動状態が検出された場合、音量制御部107によって再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始することができる。したがって、たとえば、渋滞状態になったり、高速道路などに入ったり、子供が眠くなるような状態の場合、自動的に音量制御処理を開始することができる。これによって、たとえば、子供が眠くなる可能性の高い状態に車両がなった場合、そのまま子供を寝付かせることができる。
また、本実施の形態の音量制御装置100によれば、開始操作検出部103によって利用者の制御開始操作が検出された場合、音量制御部107によって再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始することができる。したがって、利用者または視聴者の所望するタイミングで音量制御処理を開始することができる。これによって、たとえば、親が子供を寝付かせたい場合、音量を徐々に下げる処理を、親の所望するタイミングで始めることができる。
また、本実施の形態の音量制御装置100によれば、音量制御部107によって、映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。したがって、動画などの映像部分と音声部分を持つ再生ソースの音声部分の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。これによって、たとえば、子供がDVDやテレビ放送を視聴している場合にも、徐々に音量を下げることで、寝付かせることができる。
また、本実施の形態の音量制御装置100によれば、音量制御装置100を備えるナビゲーション装置において、音量制御部107によって、リアシート向けに備えられたモニタに出力される映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。したがって、フロントシート向けのモニタと、リアシート向けのモニタと、異なる映像音声信号を出力している場合、リアシート向けのモニタに出力される映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。これによって、たとえば、車両内のリアシートに子供が座っている場合、フロントシート向けのモニタにおいてナビゲーションをおこない、リアシートに異なる動画を出力し、リアシート向けのモニタの音量を徐々に下げることで、子供を寝付かせることができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、たとえば、車両(四輪車、二輪車を含む)などの移動体に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明の音量制御装置を実施した場合の一例について説明する。
(ナビゲーション装置が備える表示装置が搭載された車両内部の説明)
図3を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置が備える表示装置が搭載された車両内部について説明する。図3は、本実施例にかかるナビゲーション装置が備える表示装置が搭載された車両内部の一例を示す説明図である。図3において、車両内部310は、フロントシート(運転席シート311および助手席シート312)と、リアシート(後部座席シート313)と、を有しており、運転席シート311と助手席シート312との周囲には、表示装置300およびスピーカ301が設けられている。また、助手席シート312には、後部座席シート313の搭乗者に向けて、表示装置302が設けられている。
表示装置300、302は、ディスプレイ303、304をそれぞれ有しており映像を表示する。表示装置300、302は、ディスプレイ303、304に同じ映像を表示してもよいし、異なる映像を表示してもよい。具体的には、たとえば、表示装置300のディスプレイ303には、ナビゲーション映像を表示し、表示装置302のディスプレイ304には、DVDやテレビ放送などの映像を出力してもよい。さらに、表示装置302の操作は、表示装置300においておこなえてもよい。
なお、スピーカ301は、車両内部310に1つあるいは複数あればよい。スピーカ301は、案内音などの音声を再生する。また、スピーカ301は、後部座席シート313の周囲に設ける構成でもよい。さらに、スピーカ301から出力される音声とは異なり、表示装置302のディスプレイ304に表示される映像に応じた音声は、ヘッドフォン305から出力されてもよい。また、たとえば、ヘッドフォン305は、映像のない楽曲などが出力されてもよい。換言すれば、表示装置302は、たとえば、後部座席シート313に子供が座った場合、子供向けのコンテンツを視聴または聴取させる。子供向けのコンテンツは、たとえば、アニメや子供向け教養番組などのDVDまたはテレビ放送の映像である。さらに、子供向けのコンテンツは、アニメソングや童謡などの楽曲でもよい。また、これらの表示装置300、302は、車両に対して着脱可能な構造を備えていてもよい。
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
つぎに、本実施例にかかるナビゲーション装置400のハードウェア構成について説明する。図4は、本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図4において、ナビゲーション装置400は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、磁気ディスクドライブ404と、磁気ディスク405と、光ディスクドライブ406と、光ディスク407と、音声I/F(インターフェース)408と、マイク409と、スピーカ410と、入力デバイス411と、映像I/F412と、ディスプレイ413と、通信I/F414と、GPSユニット415と、各種センサ416と、カメラ417と、を備えている。各構成部401〜417は、バス420によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU401は、ナビゲーション装置400の全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラム、データ更新プログラム、音量制御プログラム、ジャンル検出プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU401は、RAM403をワークエリアとして使用しながら、ROM402に記録された各種プログラムを実行することによって、ナビゲーション装置400の全体の制御を司る。
音量制御プログラムは、音声I/F408によってスピーカ410から出力される音声の音量を制御させる。詳細は、図6において示すが、たとえば、音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げるように制御させる。
ジャンル検出プログラムは、ディスプレイ413に出力される映像やスピーカから出力される音声の映像ジャンルまたは音楽ジャンルを検出させる。具体的には、たとえば、映像ジャンルまたは音楽ジャンルが、子供向けのジャンルか否かを検出させる。子供向けのジャンルとは、映像ジャンルにおいては、アニメや特撮や子供向け教養番組などであり、音楽ジャンルにおいてはアニメソングや童謡などである。
磁気ディスクドライブ404は、CPU401の制御にしたがって磁気ディスク405に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク405は、磁気ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク405としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ406は、CPU401の制御にしたがって光ディスク407に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク407は、光ディスクドライブ406の制御にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク407は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。着脱可能な記録媒体として、光ディスク407のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
磁気ディスク405および光ディスク407に記録される情報の一例としては、地図データや機能データが挙げられる。地図データは、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを含んでおり、地区ごとに分けられた複数のデータファイルによって構成されている。
道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入り口やジャンクションの有無、各リンクについての長さ(距離)、道幅、進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、一般道路など)などの情報が含まれている。
機能データは、地図上の施設の形状をあらわす3次元データ、当該施設の説明をあらわす文字データ、その他地図データ以外の各種のデータである。地図データや機能データは、地区ごとあるいは機能ごとにブロック分けされた状態で記録されている。具体的には、たとえば、地図データは、各々が、表示画面に表示された地図において所定の地区をあらわすように、地区ごとにブロック分けすることができる状態で記録されている。また、たとえば、機能データは、各々が、1つの機能を実現するように、機能ごとに複数にブロック分けすることができる状態で記録されている。
また、機能データは、上述した3次元データや文字データに加えて、経路探索、所要時間の算出、経路誘導などを実現するプログラムデータなどの機能を実現するためのデータである。地図データおよび機能データは、それぞれ、地区ごとあるいは機能ごとに分けられた複数のデータファイルによって構成されている。
磁気ディスク405および光ディスク407に記録される情報の他の一例としては、映像音声信号や音声信号が挙げられる。映像音声信号は、たとえば、テレビ番組や映画などであり、音声信号は、ラジオ番組や楽曲などである。
音声I/F408は、音声入力用のマイク409および音声出力用のスピーカ410に接続される。マイク409に受音された音声は、音声I/F408内でA/D変換される。マイク409は、たとえば、車両のサンバイザー付近に設置され、その数は単数でも複数でもよい。スピーカ410からは、所定の音声信号を音声I/F408内でD/A変換した音声が出力される。なお、マイク409から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク405あるいは光ディスク407に記録可能である。図4のスピーカ410は、図3のスピーカ301、ヘッドフォン305の機能を実現する。したがって、音声I/F408は、スピーカ301と、ヘッドフォン305と、に異なる音声信号を出力してもよい。
入力デバイス411は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス411は、リモコン、キーボード、タッチパネルのうちいずれか1つの形態によって実現されてもよいが、複数の形態によって実現することも可能である。また、入力デバイス411は、リアシート向けの表示装置302に備えられていてもよく、ヘッドフォン305から出力される音声情報の音量が操作される。
映像I/F412は、ディスプレイ413に接続される。映像I/F412は、具体的には、たとえば、ディスプレイ413全体を制御するグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ413を制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ413には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ413には、上述した地図データが、2次元または3次元に描画される。ディスプレイ413に表示された地図データには、ナビゲーション装置400を搭載した車両の現在位置をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。車両の現在位置は、CPU401によって算出される。
ディスプレイ413としては、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを用いることができる。ディスプレイ413は、たとえば、車両のダッシュボード付近に設置される。ディスプレイ413は、車両のダッシュボード付近のほか、車両の後部座席周辺などに設置するなどして、車両において複数設置されていてもよい。図4のディスプレイ413は、図3のディスプレイ303、304の機能を実現する。したがって、映像I/F412は、ディスプレイ303と、ディスプレイ304と、に異なる映像情報を出力してもよい。
通信I/F414は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置400とCPU401とのインターフェースとして機能する。通信I/F414は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU401とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F414は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。
GPSユニット415は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在位置を示す情報を出力する。GPSユニット415の出力情報は、後述する各種センサ416の出力値とともに、CPU401による車両の現在位置の算出に際して利用される。現在位置を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
各種センサ416は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断するための情報を出力する。各種センサ416の出力値は、CPU401による車両の現在位置の算出や、速度や方位の変化量の算出に用いられる。
カメラ417は、車両内部あるいは外部の映像を撮影する。映像は静止画あるいは動画のどちらでもよく、たとえば、カメラ417によって車両内部の搭乗者の挙動を撮影し、撮影した映像を映像I/F412を介して磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に出力する。また、カメラ417によって車両外部の状況を撮影し、撮影した映像を映像I/F412を介して磁気ディスク405や光ディスク407などの記録媒体に出力する。また、カメラ417は、赤外線カメラ機能を有しており、赤外線カメラ機能を用いて撮影された映像情報に基づいて車両内部に存在する物体の表面温度の分布を相対的に比較することができる。また、記録媒体に出力された映像は、上書き記録や保存がおこなわれる。
図1に示した音量制御装置100が備える出力部101、設定部102、開始操作検出部103、ジャンル検出部104、移動検出部105、音量操作検出部106、音量制御部107は、図4に示したナビゲーション装置400におけるROM402、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU401が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置400における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、実施例のナビゲーション装置400は、ナビゲーション装置400における記録媒体としてのROM402に記録されている音量制御プログラムを実行することにより、図1に示した音量制御装置100が備える機能を、図2に示した音量制御処理手順で実行することができる。
(ナビゲーション装置の処理の内容)
つぎに、ナビゲーション装置400の処理の内容について説明する。図5は、本実施例にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、まず、入力デバイス411によって利用者の制御開始操作があったか否かを判断する(ステップS501)。制御開始操作は、ナビゲーション装置400における音量制御処理の開始操作があったか否かを判断する。具体的には、フロントシートにいる利用者(たとえば、親)によって制御開始ボタンが押下されたか否かを判断してもよい。ステップS501において制御開始操作があった場合(ステップS501:Yes)、ステップS504に進む。
また、ステップS501において制御開始操作がない場合(ステップS501:No)、子供向けのコンテンツが再生されたか否かを判断する(ステップS502)。ステップS502においては、子供向けのコンテンツは、具体的には、たとえば、アニメや子供向けの教養番組など、子供が視聴する可能性の高いジャンルのDVDやテレビ放送などの映像である。ステップS502において子供向けのコンテンツが再生されない場合(ステップS502:No)、ステップS501に戻り、以降の処理を繰り返しおこなう。
ステップS502において子供向けのコンテンツが再生された場合(ステップS502:Yes)、車両が渋滞状態になるまで待って(ステップS503:Noのループ)、車両が渋滞状態になった場合(ステップS503:Yes)、ステップS504に進む。ステップS503:Yesにおいては、車両が渋滞状態になった場合、ステップS504に進む構成としているが、これに限るものではない。具体的には、子供が眠くなるような車両の状態であれば、たとえば、車両が高速道路に入った場合、車両が走行開始から所定時間経過した場合などに、ステップS504に進む構成としてもよい。
つぎに、所定の時間間隔が経過するまで待って(ステップS504:Noのループ)、所定の時間間隔が経過した場合(ステップS504:Yes)、音量を1段階下げる(ステップS505)。そして、音量を上げる音量操作を受け付けたか否かを判断して(ステップS506)、音量を上げる音量操作を受け付けた場合(ステップS506:Yes)、ステップS506において受け付けた音量操作に応じて、音量を上げる(ステップS507)。ステップS506においては、たとえば、リアシートにいる視聴者(たとえば、子供)の音量操作を受け付けたか否かを判断する。
そして、ステップS504において経過したか否かを判断する時間間隔を長くして(ステップS508)、ステップS504に戻る。この場合、ステップS504においては、ステップS508において長くされた時間間隔が経過したか否かを判断する。
一方、ステップS506において音量を上げる音量操作を受け付けない場合(ステップS506:No)、音量がゼロになったか否かを判断する(ステップS509)。ステップS509において音量がゼロになっていない場合(ステップS509:No)、ステップS504に戻り、以降の処理を繰り返しおこなう。ステップS509において音量がゼロになった場合(ステップS509:Yes)、所定の時間間隔が経過するまで待って(ステップS510:Noのループ)、所定の時間間隔が経過した場合(ステップS510:Yes)、表示装置302の電源をOFFにして(ステップS511)、一連の処理を終了する。
なお、図5のフローチャートにおいては、ステップS502:Yesにおいて子供向けのコンテンツが再生された場合、ステップS503に進み車両が渋滞状態か否かを判断するとしているが、これに限るものではない。具体的には、たとえば、ステップS502:Yesにおいて子供向けのコンテンツが再生された場合、ステップS504に進み、所定の時間間隔が経過したか否かを判断してもよい。換言すれば、ステップS502:Yesにおいて子供向けのコンテンツが再生された場合、音量制御処理を開始してもよい。
また、図5のフローチャートにおいては、ステップS510:Noのループにおいて所定の時間間隔が経過するまで待つとしているが、たとえば、この間に、音量を上げる操作を受け付けた場合、ステップS507に戻り、以降の処理を繰り返しおこなってもよい。
(ナビゲーション装置における音量制御処理の内容の一例)
つぎに、図6を用いて本実施例にかかるナビゲーション装置400における音量制御処理の内容の一例について説明する。図6は、本実施例にかかるナビゲーション装置における音量制御処理の内容の一例について示す説明図である。図6においては、図5のステップS501:Yesにおいて制御開始操作があった場合、またはステップS503:Yesにおいて車両が渋滞状態になった場合、時間t0とする。したがって、時間t0において、本実施例のナビゲーション装置400における音量制御処理を開始する。時間t0から時間間隔T1が経過するまで待って、時間t1に音量を1段階下げる。そして、時間t1から時間間隔T2が経過するまで待って、時間t2にさらに音量を1段階下げる。ここで、時間間隔T1>時間間隔T2とする。このように、再生ソースの音量を、時間間隔を徐々に短くしながら、この時間間隔にしたがって徐々に下げていく。
つぎに、図5のステップS506:Yesにおいて音量を上げる音量操作を受け付け、ステップS507において音量を上げる時間を時間t3とする。図6においては、時間t3において時間t0と同程度の音量に上げられたことを示している。そして、時間t3から時間間隔T1より所定の時間長くした時間間隔T3が経過するまで待って、時間t4に音量を1段階下げる。そして、徐々に時間間隔を短くしながら、この時間間隔にしたがって再生ソースの音量を徐々に下げていき、図5のステップS509:Yesにおいて音量がゼロになった時間を、時間t5とする。さらに、時間t5から時間間隔T4が経過するまで待って、時間t6に表示装置302の電源をOFFにする。
上述したように、本実施例のナビゲーション装置400によれば、音量操作検出部106によって利用者による再生ソースの音量操作が検出されない場合、音量制御部107によって再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。したがって、再生ソースの視聴者によって再生ソースの音量操作がおこなわれない場合、再生ソースの音量を徐々に下げることができる。これによって、たとえば、再生ソースの視聴者が、音量が徐々に下がっているのに気づかない場合、音量をそのまま下げ続けることができる。したがって、視聴者は、再生ソースを視聴中に眠くなった場合、そのまま寝付くことができる。
また、本実施例のナビゲーション装置400によれば、音量制御部107によって、音量操作検出部106によって再生ソースの音量を上げる音量操作が検出された場合、再生ソースの音量を、音量を上げる音量操作が検出される前の時間間隔より所定の時間長くした間隔にしたがって徐々に下げることができる。したがって、再生ソースの視聴者が寝かかっていない場合、徐々に音量が下がっていることを気づかせにくくするために音量を下げる間隔を長くすることができる。これによって、再生ソースの視聴者が起きている間は、再生ソースの音量が徐々に下がっているのを気づかせないことができる。
また、本実施例のナビゲーション装置400によれば、音量制御部107によって再生ソースの音量を下げる時間間隔を徐々に短くすることができる。したがって、徐々に音量が下がっていることに気づかれない場合、音量を下げる時間間隔を短くし、早く寝付かせることができる。これによって、再生ソースの視聴者が寝かかっている場合、再生ソースの音量を煩わしく感じさせず、寝付かせることができる。
また、本実施例のナビゲーション装置400によれば、音量制御部107は、再生ソースの音量を、設定部102によって設定された時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。これによって、音量制御装置100の利用者と、再生ソースの視聴者が異なる場合、利用者によって視聴者を寝付かせるタイミングを設定することができる。
また、本実施例のナビゲーション装置400によれば、ジャンル検出部104によって所定のジャンルが検出された場合、音量制御部107によって再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始することができる。したがって、たとえば、子供向けの再生ソースが再生された場合、視聴者が子供であると判断し、自動的に音量制御処理を開始することができる。これによって、たとえば、再生ソースの視聴者が子供の場合、音量を徐々に下げることで寝付かせることができる。
また、本実施例のナビゲーション装置400によれば、移動検出部105によって所定の移動状態が検出された場合、音量制御部107によって再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始することができる。したがって、たとえば、渋滞状態になったり、高速道路などに入ったり、子供が眠くなるような状態の場合、自動的に音量制御処理を開始することができる。これによって、たとえば、子供が眠くなる可能性の高い状態に車両がなった場合、そのまま子供を寝付かせることができる。
また、本実施例のナビゲーション装置400によれば、開始操作検出部103によって利用者の制御開始操作が検出された場合、音量制御部107によって再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始することができる。したがって、利用者または視聴者の所望するタイミングで音量制御処理を開始することができる。これによって、たとえば、親が子供を寝付かせたい場合、音量を徐々に下げる処理を、親の所望するタイミングで始めることができる。
また、本実施例のナビゲーション装置400によれば、音量制御部107によって、映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。したがって、動画などの映像部分と音声部分を持つ再生ソースの音声部分の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。これによって、たとえば、子供がDVDやテレビ放送を視聴している場合にも、徐々に音量を下げることで、寝付かせることができる。
また、本実施例のナビゲーション装置400によれば、音量制御部107によって、リアシート向けに備えられたモニタに出力される映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。したがって、フロントシート向けのモニタと、リアシート向けのモニタと、異なる映像音声信号を出力している場合、リアシート向けのモニタに出力される映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。これによって、たとえば、車両内のリアシートに子供が座っている場合、フロントシート向けのモニタにおいてナビゲーションをおこない、リアシートに異なる動画を出力し、リアシート向けのモニタの音量を徐々に下げることで、子供を寝付かせることができる。
以上説明したように、本発明の音量制御装置100、音量制御方法、音量制御プログラムおよび記録媒体によれば、ナビゲーション装置400において車両310内のリアシート313向けに備えられた表示装置302に子供向けのコンテンツが再生され、車両310が渋滞状態に入った場合など、ヘッドフォン305に出力される音声情報の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることができる。これによって、リアシート313の子供が寝かかっている場合、子供が着用しているヘッドフォン305から出力される音量を徐々に下げることで、子供を寝付かせることができる。
なお、本実施の形態で説明した音量制御方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータ、ワークステーション、携帯端末装置などのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
本実施の形態にかかる音量制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる音量制御装置の音量制御処理手順を示すフローチャートである。 本実施例にかかるナビゲーション装置が備える表示装置が搭載された車両内部の一例を示す説明図である。 本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施例にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。 本実施例にかかるナビゲーション装置における音量制御処理の内容の一例について示す説明図である。
符号の説明
100 音量制御装置
101 出力部
102 設定部
103 開始操作検出部
104 ジャンル検出部
105 移動検出部
106 音量操作検出部
107 音量制御部

Claims (12)

  1. 利用者による再生ソースの音量操作があったか否かを検出する音量操作検出手段と、
    前記音量操作検出手段によって利用者による再生ソースの音量操作が検出されない場合、前記再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる音量制御手段と、
    を備えることを特徴とする音量制御装置。
  2. 前記音量制御手段は、前記音量操作検出手段によって前記再生ソースの音量を上げる音量操作が検出された場合、当該再生ソースの音量を前記時間間隔より所定の時間長くした間隔にしたがって徐々に下げることを特徴とする請求項1に記載の音量制御装置。
  3. 前記音量制御手段は、前記再生ソースの音量を下げる時間間隔を徐々に短くすることを特徴とする請求項1または2に記載の音量制御装置。
  4. 前記再生ソースの音量を下げる時間間隔を設定する設定手段を備え、
    前記音量制御手段は、前記再生ソースの音量を、前記設定手段によって設定された時間間隔にしたがって徐々に下げることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の音量制御装置。
  5. 前記再生ソースのジャンルを検出するジャンル検出手段を備え、
    前記音量制御手段は、前記ジャンル検出手段によって所定のジャンルが検出された場合、前記再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の音量制御装置。
  6. 前記音量制御装置の搭載された移動体の移動状態を検出する移動検出手段を備え、
    前記音量制御手段は、前記移動検出手段によって所定の移動状態が検出された場合、前記再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の音量制御装置。
  7. 前記利用者の制御開始操作があったか否かを検出する開始操作検出手段を備え、
    前記音量制御手段は、前記開始操作検出手段によって利用者の制御開始操作が検出された場合、前記再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる制御を開始することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の音量制御装置。
  8. 前記音量制御手段は、映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の音量制御装置。
  9. 前記音量制御装置を備えるナビゲーション装置において、
    前記音量制御手段は、リアシート向けに備えられたモニタに出力される映像音声信号に関する音声信号の音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げることを特徴とする請求項8に記載の音量制御装置。
  10. 利用者による再生ソースの音量操作があったか否かを検出する音量操作検出工程と、
    前記音量操作検出工程によって利用者による再生ソースの音量操作が検出されない場合、前記再生ソースの音量を所定の時間間隔にしたがって徐々に下げる音量制御工程と、
    を含むことを特徴とする音量制御方法。
  11. 請求項10に記載の音量制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする音量制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の音量制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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