JP2018063133A - コンテンツ再生提案装置およびコンテンツ再生提案プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、車両の走行状況に応じたコンテンツの再生を車両の搭乗者に提案することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るコンテンツ再生提案装置1Aは、車両の走行状況を判断する走行状況判断部2と、音源が再生可能なコンテンツの中から車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択するコンテンツ選択部5と、コンテンツ選択部5で選択したコンテンツの再生を車両内の出力装置21を用いて車両の搭乗者に提案するコンテンツ提案部6と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係るコンテンツ再生提案装置1Aは、車両の走行状況を判断する走行状況判断部2と、音源が再生可能なコンテンツの中から車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択するコンテンツ選択部5と、コンテンツ選択部5で選択したコンテンツの再生を車両内の出力装置21を用いて車両の搭乗者に提案するコンテンツ提案部6と、を備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、車両の搭乗者にコンテンツ再生を提案する技術に関する。
車両の搭乗者の利用に供する装置として、音楽又は映像などのコンテンツの再生機能を有するコンテンツ再生装置がある。一般的なコンテンツ再生装置は、車両の搭乗者であるユーザの操作に応じてユーザに指示されたコンテンツを再生するものであり、装置側で再生コンテンツを決定したり提案したりはしない。
これに対して特許文献1には、装置側で再生コンテンツを決定するカーナビゲーション装置が開示されている。特許文献1のカーナビゲーション装置は、渋滞を検知すると渋滞時間を予測し、渋滞時間に応じた再生時間のコンテンツを再生する。
特許文献1のカーナビゲーション装置によれば、ユーザの操作によらず装置側で再生コンテンツが決定されるが、ユーザにコンテンツの提案を行わないため、ユーザの意思を反映した再生コンテンツを決定することが出来なかった。
本発明は上述の問題点に鑑み、車両の走行状況に応じたコンテンツの再生を車両の搭乗者に提案することを目的とする。
本発明に係るコンテンツ再生提案装置は、車両の走行状況を判断する走行状況判断部と、音源が再生可能なコンテンツの中から車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択するコンテンツ選択部と、コンテンツ選択部で選択したコンテンツの再生を車両内の出力装置を用いて車両の搭乗者に提案するコンテンツ提案部と、を備える。
本発明に係るコンテンツ再生提案プログラムは、コンピュータに、車両の走行状況を判断させ、音源が再生可能なコンテンツの中から車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択させ、選択されたコンテンツの再生を車両内の出力装置を用いて車両の搭乗者に提案させる。
本発明に係るコンテンツ再生提案装置は、車両の走行状況を判断する走行状況判断部と、音源が再生可能なコンテンツの中から車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択するコンテンツ選択部と、コンテンツ選択部で選択したコンテンツの再生を車両内の出力装置を用いて車両の搭乗者に提案するコンテンツ提案部と、を備える。従って、車両の走行状況に応じたコンテンツの再生を車両の搭乗者に提案することができる。
本発明に係るコンテンツ再生提案プログラムは、コンピュータに、車両の走行状況を判断させ、音源が再生可能なコンテンツの中から車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択させ、選択されたコンテンツの再生を車両内の出力装置を用いて車両の搭乗者に提案させる。従って、車両の走行状況に応じたコンテンツの再生を車両の搭乗者に提案することができる。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係るコンテンツ再生提案装置1Aの構成を示すブロック図である。コンテンツ再生提案装置1Aは、車両の搭乗者をユーザとし、ユーザに対して車両の走行状況に応じたコンテンツの再生を提案する。以下の説明ではコンテンツ再生提案装置1Aを車載装置とするが、これは一例である。
<A−1.構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係るコンテンツ再生提案装置1Aの構成を示すブロック図である。コンテンツ再生提案装置1Aは、車両の搭乗者をユーザとし、ユーザに対して車両の走行状況に応じたコンテンツの再生を提案する。以下の説明ではコンテンツ再生提案装置1Aを車載装置とするが、これは一例である。
コンテンツ再生提案装置1Aは、走行情報取得部1、走行状況判断部2、状況属性対応データ取得部3、コンテンツ管理部4、コンテンツ選択部5、およびコンテンツ提案部6を備えている。
走行情報取得部1は走行情報を取得する。走行情報は、走行状況判断部2が走行状況を判断するために必要な情報であり、例えば、車両の位置情報、交通情報、車速情報のいずれかを少なくとも含む。あるいは、走行情報は地図データを含んでもよい。走行情報取得部1が走行情報として車両の位置情報を取得する場合、走行情報取得部1は、例えばGPS(Global Positioning System)信号の受信装置を備えて構成される。図1では、走行情報取得部1が地図データをコンテンツ再生提案装置1Aの外部から取得するように示しているが、地図データは外部のサーバに格納されたものでもよいし、コンテンツ再生提案装置1Aが有するHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体に格納されたものでもよい。走行情報取得部1が走行情報として交通情報を取得する場合、走行情報取得部1は、例えばVICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)情報の受信装置を備えて構成される。また、走行情報取得部1は、車両の車速センサから車速情報を取得することができる。
走行状況判断部2は、走行情報取得部1が取得した走行情報に基づき車両の走行状況を判断する。例えば、走行状況判断部2は、交通情報に基づき車両の走行道路の渋滞状況を判断する。あるいは、走行状況判断部2は、車両の現在位置と地図データとに基づき、車両が走行している道路が高速道路か一般道路かといった道路の種別、または車両が海沿いを走行中であるといった車両の走行地点の周辺環境を判断する。あるいは、走行状況判断部2は、車速情報に基づき、車両が現在走行しているか停止しているかという車両の停止状況を判断する。
状況属性対応データ取得部3は、車両の走行状況とコンテンツの属性との対応関係を示す状況属性対応データを取得する。図2は、状況属性対応データの一例を示している。図2に例示する状況属性対応データでは、「海沿い走行中」、「山の中を走行中」、「渋滞中」、「一般道路走行中」、「高速道路走行中」、および「停車中」という各走行状況に対して、コンテンツの属性が対応付けられている。「海沿い走行中」と「山の中を走行中」は車両の走行地点の周囲の状況を示し、「一般道路走行中」と「高速道路走行中」は車両の走行道路の種別を示している。コンテンツの属性は、属性項目と属性名称とで表される。コンテンツの属性項目は、コンテンツを特定するための項目であり、例えばプレイリスト、アーティスト、アルバム、曲の何れかを少なくとも含む。また、属性名称は属性項目の名称を示している。すなわち、コンテンツの属性とは、プレイリスト名、アーティスト名、アルバム名、曲名などである。図2の例では、走行状況「海沿い走行中」に、プレイリスト名「AAA」がコンテンツの属性として対応付けられている。
コンテンツ管理部4は、音源30が再生可能なコンテンツの情報を管理している。図1では、音源30はコンテンツ再生提案装置1Aの外部構成として示されているが、コンテンツ再生提案装置に内包されていてもよい。コンテンツ管理部4は、音源30が再生可能なコンテンツの情報をコンテンツ選択部5に出力する。
コンテンツ選択部5は、走行状況判断部2から現在の車両の走行状況を、状況属性対応データ取得部3から状況属性対応データを、コンテンツ管理部4から音源30が再生可能なコンテンツの情報をそれぞれ取得し、音源30が再生可能なコンテンツの中から現在の車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択する。
コンテンツ提案部6は、コンテンツ選択部5が選択したコンテンツの情報を取得し、車両内の出力装置21を用いて当該コンテンツの再生提案を行う。図1には、出力装置21として表示装置21Aと音声出力装置21Bとを示しているが、コンテンツ再生提案装置1Aは、このうちいずれか一方のみを出力装置21として備えていても良い。表示装置21Aは、液晶表示装置またはヘッドアップディスプレイなどである。また、音声出力装置21Bは、例えばスピーカである。出力装置21が表示装置21Aを含む場合、コンテンツ提案部6は表示装置21Aの表示を制御する。また、出力装置21が音声出力装置21Bを含む場合、コンテンツ提案部6は音声出力装置21Bの音声出力を制御する。
<A−2.動作>
次に、図3のフローチャートに沿って、コンテンツ再生提案装置1Aの動作を説明する。コンテンツ再生提案装置1Aは、例えば車両のエンジンがONになったタイミングで動作を開始する。まず、走行情報取得部1が走行情報を取得する(ステップS11)。
次に、図3のフローチャートに沿って、コンテンツ再生提案装置1Aの動作を説明する。コンテンツ再生提案装置1Aは、例えば車両のエンジンがONになったタイミングで動作を開始する。まず、走行情報取得部1が走行情報を取得する(ステップS11)。
次に、走行状況判断部2が走行情報に基づき走行状況を判断する(ステップS12)。例えば、走行状況判断部2は、車両の現在の位置情報と地図データとに基づき、走行道路が高速道路か一般道路か、といった道路の種別を判断する。また、走行状況判断部2は、車両の現在の位置情報と地図データとに基づき、車両が海沿いを走行中であるか、または山の中を走行中であるか、といった走行地点の周辺の状況を判断する。また、走行状況判断部2は、車両の車速情報に基づき、車両が停止中か走行中かを判断する。また、走行状況判断部2は、交通情報または車両の車速情報に基づき、渋滞中か否かを判断する。
次に、コンテンツ選択部5が、音源30で再生可能なコンテンツの中から、搭乗者に提案するコンテンツを選択する(ステップS13)。具体的には、コンテンツ選択部5が、図2に例示した状況属性対応データを参照し、現在の車両の走行状況に対応する属性を取得する。そして、コンテンツ選択部5が、コンテンツ管理部4が管理する音源30が再生可能なコンテンツの中から、現在の車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択する。例えば、車両の走行状況が「海沿い走行中」である場合、コンテンツ選択部5は図2の状況属性対応データに基づき名称「AAA」のプレイリストを提案コンテンツとして選択する。
次に、コンテンツ提案部6が、提案コンテンツの再生を出力装置21に提案させる(ステップS14)。例えば、コンテンツ提案部6は、「AAAのプレイリストを再生しませんか?」というメッセージを表示装置21Aに表示させる。あるいは、コンテンツ提案部6は、「AAAのプレイリストを再生しませんか?」というメッセージを音声出力装置21Bに音声出力させる。
これにより、ユーザは、車両の走行状況にあわせたコンテンツの再生提案を受けることができる。
<A−3.効果>
以上で説明したように、実施の形態1に係るコンテンツ再生提案装置1Aによれば、車両の走行状況を判断する走行状況判断部2と、音源30が再生可能なコンテンツの中から車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択するコンテンツ選択部5と、コンテンツ選択部5で選択したコンテンツの再生を車両の搭乗者に提案するコンテンツ提案部6と、を備える。従って、走行状況に応じたコンテンツを車両の搭乗者であるユーザに提案することができる。
以上で説明したように、実施の形態1に係るコンテンツ再生提案装置1Aによれば、車両の走行状況を判断する走行状況判断部2と、音源30が再生可能なコンテンツの中から車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択するコンテンツ選択部5と、コンテンツ選択部5で選択したコンテンツの再生を車両の搭乗者に提案するコンテンツ提案部6と、を備える。従って、走行状況に応じたコンテンツを車両の搭乗者であるユーザに提案することができる。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
図4は、本発明の実施の形態2に係るコンテンツ再生提案装置1Bの構成を示すブロック図である。コンテンツ再生提案装置1Bは、車両の搭乗者をユーザとし、ユーザに対して車両の走行状況に応じたコンテンツの再生を提案し、ユーザの応答に応じてコンテンツの再生制御を行う。以下の説明ではコンテンツ再生提案装置1Bを車載装置とするが、これは一例である。
<B−1.構成>
図4は、本発明の実施の形態2に係るコンテンツ再生提案装置1Bの構成を示すブロック図である。コンテンツ再生提案装置1Bは、車両の搭乗者をユーザとし、ユーザに対して車両の走行状況に応じたコンテンツの再生を提案し、ユーザの応答に応じてコンテンツの再生制御を行う。以下の説明ではコンテンツ再生提案装置1Bを車載装置とするが、これは一例である。
コンテンツ再生提案装置1Bは、実施の形態1のコンテンツ再生提案装置1Aの構成に加えて入力受付部7を備え、コンテンツ管理部4に代えてコンテンツ再生制御部8を備えている。以下、実施の形態1の構成と同一又は対応する実施の形態2の構成には同一の参照符号を付し、実施の形態1と異なる構成を中心に実施の形態2の説明を行う。
入力受付部7は、車両内の入力装置22からユーザの入力を受け付ける。出力装置21に表示装置21Aが適用される場合、入力装置22には当該表示装置21Aと一体的に構成されたタッチパネル、または当該表示装置21Aと別体のタッチパッドが適用されても良い。また、入力装置22には、車両の搭乗者の発話音声を認識する音声認識装置が適用されても良い。
コンテンツ再生制御部8は、実施の形態1のコンテンツ管理部4の機能に加えて、音源30の再生制御機能を有している。
図4には、音源30として、SD Audio31、USB32、ラジオ33、CD34、Bluetooth Audio35(Bluetoothは登録商標)を示しているが、これらは一例である。このように音源30は複数種類の音源を含んでおり、媒体に記録したコンテンツを再生する音源であってもよい、ラジオ33等のように受信したコンテンツを再生する音源であってもよい。
状況属性対応データ取得部3は、車両の走行状況とコンテンツの属性との対応関係を示す状況属性対応データを取得する。状況属性対応データは、予め設定されていてもよいし、ユーザ自身が設定し、適宜変更しても良い。実施の形態2の状況属性対応データの一例を図5に示す。この状況属性対応データに示すように、車両の走行状況には、同時に複数の走行状況が成立した場合を想定して優先度が定められている。
<B−2.動作>
図6のフローチャートに沿って、コンテンツ再生提案装置1Bの動作を説明する。以下に説明するコンテンツ再生提案装置の動作は、例えば車両のエンジンがONになったタイミングで開始され、その後は例えば一定周期など随時に繰り返される。
図6のフローチャートに沿って、コンテンツ再生提案装置1Bの動作を説明する。以下に説明するコンテンツ再生提案装置の動作は、例えば車両のエンジンがONになったタイミングで開始され、その後は例えば一定周期など随時に繰り返される。
まず、実施の形態1と同様に、走行情報取得部1が走行情報を取得し(ステップS21)、走行状況判断部2が走行情報に基づき走行状況を判断する(ステップS22)。そして、走行状況判断部2は、ステップS22で判断した走行状況が前回の判断時から変化しているか否かを判断し(ステップS23)、変化していなければステップS21に戻り、変化していればステップS24に移行する。
ステップS24では、コンテンツ選択部5が、複数の走行状況の変化があるか否かを判断する。例えば、前回の走行状況が「海沿い走行中」かつ「一般道路走行中」であり、今回の走行状況が「山の中を走行中」かつ「高速道路走行中」である場合に、コンテンツ選択部5は複数の走行状況の変化があると判断する。
複数の走行状況の変化がある場合、コンテンツ選択部5は、変化後の走行状況のうち最も優先度の高い走行状況に対応する属性を状況属性対応データに基づき選択する(ステップS25)。例えば、前回から変化した走行状況が「山の中を走行中」かつ「高速道路走行中」である場合には、図5の状況属性対応データに基づき、より優先度の高い「高速道路走行中」の走行状況に対応した属性である、名称「FFF」のプレイリストを抽出する。
一方、ステップS24で複数の状況変化がない場合、すなわち、変化した走行状況が一つである場合、コンテンツ選択部5は、その変化した走行状況に対応する属性を状況属性対応データに基づき選択する(ステップS26)。
コンテンツ選択部5は、ステップS25またはステップS26で属性を選択した後、音源30が再生可能なコンテンツの中に、当該選択した属性を有するコンテンツがあるか判断する(ステップS27)。例えば属性がプレイリスト名である場合、コンテンツ選択部5は、ラジオ33を除く音源30の中から該当するプレイリスト名を検索する。あるいは、属性がアルバム名、アーティスト名、曲名である場合、コンテンツ選択部5は全ての音源30の中から、該当するアルバム名、アーティスト名、曲名を検索する。そして、該当するコンテンツがなければステップS21に戻り、該当するコンテンツがあれば、コンテンツ選択部5は当該コンテンツを提案するコンテンツとして選択する(ステップS28)。
次に、コンテンツ提案部6は、コンテンツ選択部5で選択したコンテンツの再生を出力装置21に提案させる(ステップS29)。このとき、コンテンツ提案部6は、走行情報取得部1から取得した車速情報に基づき車両が走行中か停止中かを判断する。そして、車両が走行中の場合は、ユーザにテロップ表示を視認する余裕がないことが想定されるため、コンテンツ提案部6は、音声出力装置21Bからの音声出力によってコンテンツの再生を提案する。一方、車両が停止中の場合は、表示装置21Aにテロップ表示を行わせることによってコンテンツの再生を提案する。なお、コンテンツ提案部6は、車両が走行中の場合に音声出力およびテロップ表示の両方を行わせても良い。このように、車両が走行中か停止中かに応じて出力装置21を使い分けることによって、ユーザが理解しやすい態様でコンテンツの再生を提案することができる。
以下、CD,USB,SDの3つの音源に存在する曲「YYY」を提案する場合の、出力装置21の出力例を図7,8により示す。図7は表示装置21Aにおけるテロップ表示例を示し、図8は音声出力装置21Bにおける音声出力例を示している。
図7に示すように、表示装置21Aには、「YYYが複数の音源に存在します。音楽を切替えるのはいかがでしょうか?」というメッセージ36と、曲「YYY」を再生する音源を選択するためのアイコン37とが表示される。ユーザは、自身が希望する音源のアイコン37にタッチして、曲「YYY」をいずれの音源で再生するかを選択する。このように、提案するコンテンツを再生可能な音源が複数存在する場合には、その中からどの音源でコンテンツを再生するかをユーザに選択させることができる。ここで入力装置22は、表示装置21Aと一体的に構成されたタッチパネルである。なお、ユーザは曲「YYY」の再生を希望しない場合にはいずれのアイコン37にもタッチしない。
図8に示すように、音声出力装置21Bからは、「YYYがCD,USB,SDに存在します。音楽を切替えるのはいかがでしょうか?」というメッセージが音声出力される。ユーザは、例えば「USB」と発話することにより、「USB」で「YYY」を再生することを選択することができる。このとき、入力装置22には、車両の搭乗者の発話音声を認識する音声認識装置が適用されている。なお、ユーザは曲「YYY」の再生を希望しない場合には、発話を行わない。
なお、コンテンツの再生を提案するメッセージの文言は、音源30のコンテンツ再生状況に応じて変化させても良い。すなわち、既に音源30が何らかのコンテンツを再生している場合には、図7,8に示したように、「音楽を切替えるのはいかがでしょうか?」と音楽の切替を提案するメッセージを用いる。一方、音源30がコンテンツを再生していない場合には、「音楽を再生するのはいかがでしょうか?」というメッセージを用いることができる。
図6のフローチャートに戻って、コンテンツ再生制御部8は、ユーザからコンテンツの再生要求があるかを判断する(ステップS30)。上記したように、図7の例でユーザがいずれかの音源を選択するアイコン37にタッチしたり、図8の例でユーザがいずれかの音源を発話したりした場合、それらの情報がユーザからの再生要求として入力装置22に取得され、コンテンツ再生制御部8に送られる。コンテンツ再生提案装置1Bは、ユーザからの再生要求がなければステップS21に戻り、ユーザからの再生要求があればコンテンツ再生制御部8が、ユーザが選択した音源30に提案コンテンツを再生させる(ステップS31)。
<B−3.効果>
以上で説明したように、実施の形態2に係るコンテンツ再生提案装置1Bによれば、コンテンツ提案部6の提案に対する搭乗者の応答入力を受け付ける入力受付部7と、応答入力に基づき、コンテンツ選択部5が選択したコンテンツを音源に再生させるコンテンツ再生制御部8とを備える。従って、ユーザの意思を反映した再生するコンテンツを決定することができる。
以上で説明したように、実施の形態2に係るコンテンツ再生提案装置1Bによれば、コンテンツ提案部6の提案に対する搭乗者の応答入力を受け付ける入力受付部7と、応答入力に基づき、コンテンツ選択部5が選択したコンテンツを音源に再生させるコンテンツ再生制御部8とを備える。従って、ユーザの意思を反映した再生するコンテンツを決定することができる。
また、コンテンツ再生提案装置1Bにおいて、コンテンツ再生制御部8は、コンテンツ選択部5が選択したコンテンツが複数の音源30により再生可能な場合、当該複数の音源30のうちユーザが選択した音源30に、コンテンツ選択部5が選択したコンテンツを再生させる。従って、ユーザが希望する音源からコンテンツを再生させることが可能となる。
また、コンテンツ再生提案装置1Bにおいて、コンテンツ提案部6は、車両の走行中は車両内の音声出力装置21Bに音声を出力させ、車両の停止中は車両内の表示装置21Aに画像を表示させることによって、コンテンツ選択部5で選択したコンテンツの再生を提案する。従って、ユーザが理解しやすい態様でコンテンツの再生を提案することができる。
また、コンテンツ再生提案装置1Bにおいて、走行状況判断部2が判断する車両の走行状況には優先度が定められ、コンテンツ選択部5は、車両の走行状況が複数存在する場合には、最も優先度の高い車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを、音源30が再生可能なコンテンツの中から選択する。従って、複数の走行状況が成立する場合にも、走行状況に適したコンテンツの再生を提案することができる。
<C.ハードウェア構成>
上述したコンテンツ再生提案装置1A,1Bにおける、走行情報取得部1、走行状況判断部2、状況属性対応データ取得部3、コンテンツ管理部4、コンテンツ選択部5、コンテンツ提案部6、入力受付部7、およびコンテンツ再生制御部8は、図9に示す処理回路41により実現される。すなわち、処理回路41は、走行情報取得部1、走行状況判断部2、状況属性対応データ取得部3、コンテンツ管理部4、コンテンツ選択部5、コンテンツ提案部6、入力受付部7、およびコンテンツ再生制御部8(以下、「走行情報取得部1等」と称する)を備える。処理回路41には、専用のハードウェアが適用されても良いし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されても良い。プロセッサは、例えば中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)等である。
上述したコンテンツ再生提案装置1A,1Bにおける、走行情報取得部1、走行状況判断部2、状況属性対応データ取得部3、コンテンツ管理部4、コンテンツ選択部5、コンテンツ提案部6、入力受付部7、およびコンテンツ再生制御部8は、図9に示す処理回路41により実現される。すなわち、処理回路41は、走行情報取得部1、走行状況判断部2、状況属性対応データ取得部3、コンテンツ管理部4、コンテンツ選択部5、コンテンツ提案部6、入力受付部7、およびコンテンツ再生制御部8(以下、「走行情報取得部1等」と称する)を備える。処理回路41には、専用のハードウェアが適用されても良いし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されても良い。プロセッサは、例えば中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)等である。
処理回路41が専用のハードウェアである場合、処理回路41は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。走行情報取得部1等の各部の機能それぞれは、複数の処理回路41で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路41がプロセッサである場合、走行情報取得部1等の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェア)との組み合わせにより実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリに格納される。図10に示すように、処理回路41に適用されるプロセッサ42は、メモリ43に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、コンテンツ再生提案装置1A,1Bは、処理回路41により実行されるときに、車両の走行状況を判断するステップと、車両の走行状況とコンテンツの属性との対応関係を示す状況属性対応データを参照して、音源が再生可能なコンテンツの中から車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択するステップと、選択されたコンテンツの再生を車両の搭乗者に提案するステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ43を備える。換言すれば、このプログラムは、走行情報取得部1等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ43には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Electrically Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disk)及びそのドライブ装置など、あらゆる記憶媒体が該当する。
以上、走行情報取得部1等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、走行情報取得部1等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、コンテンツ選択部5については専用のハードウェアとしての処理回路でその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ42としての処理回路41がメモリ43に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、上記ではコンテンツ再生提案装置1A,1Bを車載装置として説明したが、本発明は、車載装置、PND(Portable Navigation Device)、通信端末(例えば携帯電話、スマートフォン、およびタブレットなどの携帯端末)、およびこれらにインストールされるアプリケーションの機能、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築されるシステムにも適用することができる。その場合、以上で説明したコンテンツ再生提案装置1A,1Bの各機能または各構成要素は、システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。
その一例として、車載装置51とサーバ52によるコンテンツ再生提案装置1Bの構成例を図11に示す。この構成では、車載装置51が走行情報取得部1、入力受付部7、コンテンツ再生制御部8、およびコンテンツ提案部6を備え、サーバ52が、走行状況判断部2、コンテンツ選択部5、状況属性対応データ取得部3を備えている。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態および各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態および各変形例を適宜、変形または省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は全ての態様において例示であり、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得る。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1A,1B コンテンツ再生提案装置、2 走行状況判断部、3 状況属性対応データ取得部、4 コンテンツ管理部、5 コンテンツ選択部、6 コンテンツ提案部、7 入力受付部、8 コンテンツ再生制御部、21 出力装置、21A 表示装置、21B 音声出力装置、22 入力装置、30 音源、31 SD Audio、32 USB、33 ラジオ、34 CD、35 Bluetooth Audio 41 処理回路、42 プロセッサ、43 メモリ。
Claims (8)
- 車両の走行状況を判断する走行状況判断部と、
音源が再生可能なコンテンツの中から、前記車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択するコンテンツ選択部と、
前記コンテンツ選択部で選択したコンテンツの再生を前記車両内の出力装置を用いて前記車両の搭乗者に提案するコンテンツ提案部と、を備える、
コンテンツ再生提案装置。 - 前記走行状況判断部は、前記車両の位置情報、交通情報、車速情報のいずれかを少なくとも含む走行情報に基づき、前記走行状況を判断し、
前記走行状況は、渋滞状況、前記車両の走行道路の種別、前記車両の走行地点の周辺環境、前記車両の停止状況の少なくともいずれかを含む、
請求項1に記載のコンテンツ再生提案装置。 - 前記コンテンツ提案部の提案に対する前記搭乗者の応答入力を受け付ける入力受付部と、
前記応答入力に基づき、前記コンテンツ選択部が選択したコンテンツを前記音源に再生させるコンテンツ再生制御部と、をさらに備える、
請求項1又は2に記載のコンテンツ再生提案装置。 - 前記音源は複数であり、
前記コンテンツ再生制御部は、前記コンテンツ選択部が選択したコンテンツが複数の前記音源により再生可能な場合、当該複数の音源のうち前記搭乗者が選択した音源に、前記コンテンツ選択部が選択したコンテンツを再生させる、
請求項3に記載のコンテンツ再生提案装置。 - 前記出力装置は、表示装置と音声出力装置とを備え、
前記コンテンツ提案部は、前記車両の走行中は前記音声出力装置を用い、前記車両の停止中は前記表示装置を用いて、前記コンテンツ選択部が選択したコンテンツの再生を提案する、
請求項1から4のいずれか1項に記載のコンテンツ再生提案装置。 - 前記属性は、プレイリスト名、アーティスト名、曲名、およびアルバム名の少なくともいずれかを含む、
請求項1から5のいずれか1項に記載のコンテンツ再生提案装置。 - 前記車両の走行状況には優先度が定められており、
前記コンテンツ選択部は、前記走行状況判断部で判断した前記車両の走行状況が複数存在する場合に、最も優先度の高い前記車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを、前記音源が再生可能なコンテンツの中から選択する、
請求項1から6のいずれか1項に記載のコンテンツ再生提案装置。 - コンピュータに、
車両の走行状況を判断させ、
音源が再生可能なコンテンツの中から、前記車両の走行状況に対応する属性を有するコンテンツを選択させ、
前記選択されたコンテンツの再生を前記車両内の出力装置を用いて前記車両の搭乗者に提案させる、
コンテンツ再生提案プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016200547A JP2018063133A (ja) | 2016-10-12 | 2016-10-12 | コンテンツ再生提案装置およびコンテンツ再生提案プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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KR20220073473A (ko) * | 2020-11-26 | 2022-06-03 | 주식회사 드림에이스 | 차량 가상화 구조 기반의 시스템 제어 방법 및 장치 |
KR102491361B1 (ko) * | 2020-11-26 | 2023-01-26 | 주식회사 드림에이스 | 차량 가상화 구조 기반의 시스템 제어 방법 및 장치 |
KR20230140642A (ko) * | 2022-03-29 | 2023-10-10 | 포티투닷 주식회사 | 차량 내 인터페이스를 제공하는 장치 및 방법 |
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