JP4004920B2 - 情報出力装置、情報出力方法、情報出力用プログラム並びに情報記録媒体 - Google Patents

情報出力装置、情報出力方法、情報出力用プログラム並びに情報記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報出力装置、情報出力方法、情報出力用プログラム並びに情報記録媒体の技術分野に属し、より詳細には、例えば車両等の移動体内において音楽等の出力情報を出力(再生)するための情報出力装置、情報出力方法及び情報出力用プログラム並びに当該情報出力用プログラムを記録した情報記録媒体の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両にスピーカやアンプ等を含むオーディオシステムを搭載し、これにより、移動中においてラジオ放送を聴取したり、コンパクトディスクに記録されている音楽を再生したり、或いはDVD(Digital Versatile Disc)に記録されている動画像を再生したりすることが可能とされている。
【0003】
このとき、当該従来のオーディオシステムにおける音楽等の視聴においては、予め設定されている視聴順序に則ってその視聴が行われるのが通常である。ここで、当該視聴順序とは、例えば上記コンパクトディスクに記録されている音楽の場合はその記録順序であり、ラジオ放送の聴取の場合にはその放送内の番組の編成順序であることとなる。
【0004】
また、上記した視聴順序に則った視聴の他に、例えば下記特許文献1に開示されている如く、その視聴順序において中間に配置されている音楽等の単位を使用者の任意で削除することが可能とされているものもあった。
【特許文献1】
特開2001−343979号公報
一方、近年においては、上記車両内にオーディオシステムと共にいわゆるナビゲーションシステムを搭載することも一般化しつつあり、当該ナビゲーションシステムによる案内に従って走行することで、初めて訪れる目的地であっても迷うことなく当該目的地に到達することが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の車載用のオーディオシステムでは、基本的には予め設定された視聴順序に則った視聴が為されるのであり、この視聴順序と上記ナビゲーションシステムによる案内とが連携するように構成されているものは無かった。
【0006】
この結果、従来の車載用システムにおいては、目的地に到達すれば必然的に音楽等の視聴を強制的に終了する必要があり、結果として、一の音楽等を視聴中に目的地に到達してしまった場合にはその一の音楽等の途中でその視聴を中断しなければならないと言う問題点があった。
【0007】
そして、この問題点は、例えば予定総走行時間に合致した総再生時間の音楽を記録したコンパクトディスクを用意して運転を開始した場合でも、予想外に早く目的地に到達してしまったときには、そのコンパクトディスクの視聴順序で最後の方に記録されている音楽についてはこれを聞けないままにその再生を中断しなければならず、運転者にとって興醒めとなってしまうという問題点に繋がるものである。
【0008】
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、例えば、移動を完了する直前に再生すべきとされている音楽等を確実に再生した後に当該移動を完了することが可能な情報出力装置、情報出力方法及び情報出力用プログラム並びに当該情報出力用プログラムを記録した情報記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力装置において、前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出手段と、前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報の出力に必要な時間である直前出力必要時間と、を比較する比較手段と、前記比較手段における比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始手段と、を備える。
【0010】
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力装置において、前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出手段と、前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報に対応して予め設定されている直前閾値時間と、を比較する比較手段と、前記比較手段における比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始手段と、を備える。
【0011】
上記の課題を解決するために、請求項15に記載の発明は、移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力方法において、前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出工程と、前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報の出力に必要な時間である直前出力必要時間と、を比較する比較工程と、前記比較工程における比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始工程と、を備える。
【0012】
上記の課題を解決するために、請求項16に記載の発明は、移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力方法において、前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出工程と、前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報に対応して予め設定されている直前閾値時間と、を比較する比較工程と、前記比較工程における比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始工程と、を備える。
【0013】
上記の課題を解決するために、請求項17に記載の発明は、移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力装置に含まれるコンピュータを、前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出手段、前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報の出力に必要な時間である直前出力必要時間と、を比較する比較手段、及び、前記比較手段として機能する前記コンピュータにおける比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始手段、として機能させる。
【0014】
上記の課題を解決するために、請求項18に記載の発明は、移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力装置に含まれるコンピュータを、前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出手段、前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報に対応して予め設定されている直前閾値時間と、を比較する比較手段、及び、前記比較手段として機能する前記コンピュータにおける比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始手段、として機能させる。
【0015】
上記の課題を解決するために、請求項19に記載の発明は、請求項17又は18に記載の情報出力用プログラムが前記コンピュータで読取可能に記録されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本願に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0017】
なお、以下に説明する実施の形態は、車載用のナビゲーションシステムと車載用のオーディオシステムとが融合した車載用のAV(Audio Visual)ナビゲーションシステムに対して本願を適用した場合の実施の形態である。
【0018】
(I) 1 実施形態
初めに、本願の第1実施形態について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0019】
なお、図1は第1実施形態に係るAVナビゲーションシステムの概要構成を示すブロック図であり、図2は当該AVナビゲーションシステムにおいて実行される第1実施形態に係る情報再生処理を示すフローチャートであり、図3は当該情報再生処理における動作を例示する図である。
【0020】
図1に示すように、第1実施形態に係るAVナビゲーションシステムSは、センサ部1と、ディスクドライブ2と、HDD(Hard Disc Drive)3と、車載用のスピーカ及び増幅器等を含む音声出力部4と、リモートコントローラ及び操作ボタン等を含む選択手段としての入力部5と、検出手段、比較手段及び出力開始手段としてのシステム制御部6と、メモリ7と、液晶表示装置及びその駆動装置等よりなる表示部8と、テレビジョン放送及びラジオ放送を含む放送電波を受信可能なチューナ9と、バス10と、により構成されている。
【0021】
上記の構成において、センサ部1は、宇宙空間の静止軌道上にある航法衛星(いわゆるGPS(Global Positioning System)衛星)からの航法電波を受信してAVナビゲーションシステムSが搭載されている車両の現在位置を示す位置情報及び現在時刻を示す時刻情報等を出力するGPS受信部と、当該車両の車速パルスを単位時間毎に計数することにより当該車両の速度及び移動距離を示す速度・距離情報を出力する車速パルス検出部と、重力加速度の方向を基準とした当該車両の傾斜角度や当該車両の旋回時における加速度を示す加速度情報を出力する加速度センサと、を含んでいる。
【0022】
また、ディスクドライブ2は、ディスクDKが装填されることにより当該ディスクDKに記録されている音楽又は動画像等を検出可能に構成されている。ここで、ディスクDKとして具体的には、コンパクトディスク、DVD又はMD(Mini Disc)等が装填可能とされており、これらに記録されている上記音楽等が検出可能とされている。
【0023】
更に、HDD3内のハードディスクには、ナビゲーション処理に用いられる各縮尺毎の地図情報、各縮尺毎の道路情報及び各縮尺毎の交差点情報等が予め記録されている。
【0024】
次に、動作を説明する。
【0025】
先ず、センサ部1は、当該センサ部1に含まれているGPS受信部、車速パルス検出部並びに加速度センサから夫々出力されてくる各情報を用いてAVナビゲーションシステムSが搭載されている車両の現在位置、進行方向及び当該進行方向の傾斜角度等を示すセンサ情報Ssを生成し、バス10を介してシステム制御部6に出力する。
【0026】
また、ディスクドライブ2は、バス10を介したシステム制御部6の制御の下、当該ディスクドライブ2内に装填されているディスDKに記録されている音楽等を検出し、当該音楽等を含むドライブ情報Sddを生成してバス10を介して音声出力部4又はシステム制御部6に出力する。
【0027】
更に、HDD3は、バス10を介したシステム制御部6の制御の下、当該HDD3内のハードディスクに記録されている地図情報のうち必要なものをハードディスク情報Shddとしてバス10を介して表示部8又はシステム制御部6に出力する。
【0028】
更にまた、チューナ9は、図示しないアンテナを介してラジオ放送又はテレビジョン放送を含む放送電波を受信し、当該受信した放送に含まれている音声情報又は映像情報を含む受信情報Stを生成してバス10を介してシステム制御部6等に出力する。
【0029】
次に、音声出力部4は、バス10を介したシステム制御部6の制御の下、ナビゲーション処理における案内音声等の、音声として出力すべき音声情報Svoをバス10を介して取得すると、これを必要に応じて増幅し、図示しないスピーカ等を介して車室内に放音する。
【0030】
同様に、表示部8は、バス10を介したシステム制御部6の制御の下、AVナビゲーションシステムSの動作時において必要な情報を文字情報等により表示すると共に、当該ナビゲーション処理を実行するために必要な地図をHDD3内のハードディスクに記録されている地図情報に基づいて表示する。このため、表示部8は、当該各表示に必要な表示情報Sdpがバス10を介して入力されると、これに対して予め設定されている処理を施し、画像として表示する。
【0031】
一方、AVナビゲーションシステムSに実行させるべき動作を指定する操作は、入力部5を構成するリモートコントローラや操作ボタンを使用者が操作することにより行われ、当該行われた操作に対応する操作情報Sinが生成されてバス10を介してシステム制御部6等に出力される。
【0032】
これらにより、システム制御部6は、入力部5からの上記操作情報Sinを制御情報Scとしてバス10から受け取ると、当該操作情報Sinに含まれている操作内容に基づいて各構成部材を制御するための制御情報Scを生成してバス10を介して該当する構成部材に出力する。これにより、システム制御部6はAVナビゲーションシステムSを構成する各構成部材の動作を統轄制御する。
【0033】
また、当該システム制御部6による統括制御に必要な情報は、メモリ信号Smとしてメモリ7に出力されて一時的に記憶されると共に、必要に応じて再度メモリ信号Smとして出力される。
【0034】
次に、上述した構成及び動作を備える第1実施形態のAVナビゲーションシステムSにおいて実行される、第1実施形態に係る情報再生処理について、図2及び図3を用いて詳説する。
【0035】
なお、以下に説明する各実施形態において再生される情報としては、ディスクDKとしての上記コンパクトディスクから検出される音楽情報又はディスクDKとしての上記DVDから検出される動画像情報或いはチューナ9を介して受信される音楽情報及び映像情報があるが、以下の説明では、これらの音楽情報等を纏めてコンテンツと称する。
【0036】
このとき、より具体的には、コンパクトディスクから検出される音楽情報における一のコンテンツとは、例えば一の楽曲を示し、DVDから検出される動画像情報における一のコンテンツとは、例えば一本の映画を示し、チューナ9により受信される音楽情報等における一のコンテンツとは、例えば一の番組を示すものとする。
【0037】
図2に示すように、第1実施形態の情報再生処理においては、初めに、主としてシステム制御部6において、HDD3内のハードディスクに記録されている地図情報を用いて目的地(すなわち、AVナビゲーションシステムSが搭載されている車両が到達すべき目的地)の設定処理及び当該目的地までのルートの設定処理が実行される(ステップS1)。そして、設定された目的地及びルートに係る情報は、メモリ7又はHDD3内のハードディスクに一時的に記憶される。
【0038】
目的地及びルートの設定処理が完了すると、次に、主として入力部5、表示部8及びシステム制御部6において、その目的地に到達するまでに当該車両内において再生すべきコンテンツの組み合わせを示す番組表の決定処理が行われる(ステップS2)。
【0039】
ここで、当該番組表の決定処理として具体的には、例えばコンパクトディスクから検出される音楽を聴取しつつ当該目的地まで到達しようとする場合には、その音楽に含まれている複数の曲を夫々コンテンツとして抽出し、その抽出したコンテンツとその再生順序を示す番組表を決定し、その内容を一時的にメモリ7に記憶させることとなる。そして、この番組表には、当該目的地に到着する直前に再生されるべきコンテンツを最終コンテンツとして指定する内容が含まれている。このとき、当該最終コンテンツの再生に必要な時間(以下、単に直前再生必要時間と称する)を、例えばコンパクトディスクのTOC(Table of Contents)情報等から検出し、これを直前再生必要時間T2として番組表の一部として記憶させておく。
【0040】
なお、当該番組表におけるコンテンツの抽出方法としては、第一には、予め作成済みの複数の番組表から入力部5を用いて選択する方法がある。
【0041】
この方法の場合には、例えば、予め番組表提供者が作成した複数の番組表から、その時の状況(移動の目的(具体的には通勤、旅行など)、乗員(具体的には本人のみ、家族など)又は所要時間など)によって自動的に決定するように構成することができる。
【0042】
また、使用者の選択により番組表を決定することもできる。この場合、作成済みの複数の番組表は図示しない外部のサーバーに蓄積しておき、インターネット等のネットワーク経由でダウンロードしても良いし、上記HDD3内のハードディスクに予め記録しておいてもよい。
【0043】
更に、当該抽出方法の第二としては、使用者自らが番組表を作成するように構成することも可能である。この場合には、予め用意されたコンテンツから使用者が任意に選択し、番組表を作成することとなる。
【0044】
そして、番組表が決定されると、次に、当該車両の走行を開始し(ステップS3)、更に上記決定された番組表における最初に再生すべきコンテンツの再生処理を開始する(ステップS4)。
【0045】
次に、当該最初のコンテンツの再生が完了した(ステップS4)タイミングで、そのタイミングにおける車両の位置から上記指定された目的地まで上記設定されたルートに沿って移動する際に必要な時間(以下、単に所要時間T1と称する)をシステム制御部6において算出し(ステップS5)、更に当該算出した所要時間T1と、上記メモリ7に記憶されている直前再生必要時間T2との大小関係を確認する(ステップS6)。
【0046】
そして、所要時間T1が直前再生必要時間T2よりも大きいときは(ステップS6;N)、最終コンテンツの再生を開始するまでにはまだ時間があるとして、次に二番目に再生すべきコンテンツの再生処理を行い(ステップS7)、そのコンテンツの再生処理が完了した時点で上記ステップS5の処理に戻って上述したステップS5及びS6の処理を行う。
【0047】
一方、ステップS6の判定において、所要時間T1が直前再生必要時間T2よりも小さくなっているときは(ステップS6;Y)、直ちに最終コンテンツの再生を開始しないと目的地到達までに当該最終コンテンツの再生が完了しないこととなるので、直ちに最終コンテンツの再生を開始する(ステップS8)。
【0048】
その後、最終コンテンツの再生が完了して目的地に車両が到達したならば(ステップS9)第1実施形態に係る情報再生処理を完了する。
【0049】
次に、上述してきた第1実施形態に係る情報再生処理の全体について図3を用いて説明する。
【0050】
図2に示すステップS1乃至S9の処理が実行された場合には、図3に示すように、最初に再生されるべき第1コンテンツC1の再生が完了したタイミングt1で(図2ステップS4参照)その時の所要時間T1と直前再生必要時間T2とが比較され(図2ステップS5及びS6参照)、この時点では所要時間T1のほうが長いので(図2ステップS6「N」参照)引き続き第2コンテンツC2の再生処理に移行する。これ以後は、第2コンテンツC2以降の各コンテンツCに対してその再生順序に則って図2ステップS5乃至S7の処理を繰り返す。
【0051】
そして、ある一のコンテンツCの再生完了のタイミングで所要時間T1が直前再生必要時間T2より小さくなったとき(図2ステップS6「Y」参照)、その一のコンテンツ以後に再生すべき順序のコンテンツの再生処理を省略(スキップ)し、最終コンテンツCLの再生に移行する(図2ステップS8参照)。
【0052】
その後は、最終コンテンツCLの再生処理が完了したタイミングとほぼ同じくして目的地までの移動が完了することとなる(図2ステップS9参照)。
【0053】
以上説明したように、第1実施形態に係る情報再生処理によれば、移動終了までの所要時間T1と直前再生必要時間T2とを比較し、その比較結果に基づいて最終コンテンツCLの再生を開始するので、移動が終了する直前に出力すべきとされている最終コンテンツCLを確実に出力した後に移動を終了することができる。
【0054】
また、所要時間T1が直前再生必要時間T2より短くなったときに当該最終コンテンツCLの再生を開始するので、移動の終了とほぼ同時に最終コンテンツCLの再生を完了することができ、当該最終コンテンツCLの全てを再生した後に移動を終了することができる。
【0055】
更に、最終コンテンツCLが複数のコンテンツCのいずれか一つであるので、移動用に予め選んでおいたコンテンツCの中から所望の最終コンテンツCLを選択することができる。
【0056】
更にまた、一のコンテンツCの再生が完了する度に最終コンテンツCLの再生を開始するか否かが判断されることとなるので、最終コンテンツCL以外のコンテンツCの再生が途中で中断されることを防止することができる。
【0057】
(II)第2実施形態
次に、本願に係る他の実施形態である第2実施形態について、図4を用いて説明する。
【0058】
なお、図4は第2実施形態に係る情報再生処理を示すフローチャートであり、図2に示す第1実施形態に係る情報再生処理と同様の処理については同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。また、第2実施形態に係る情報再生処理が実行されるAVナビゲーションシステムは、図1に示すAVナビゲーションシステムSと同様の構成を備えるものであるので、細部の説明は省略する。
【0059】
上述した第1実施形態においては、車両が目的地に到達する直前に再生されるべき最終コンテンツCLを一つのみ予め指定する場合について説明したが、以下に説明する第2実施形態においては、上述した直前再生必要時間T2が相互に異なる複数の最終コンテンツCLを予め指定しておき、所要時間T1との比較により最も適切な最終コンテンツCLを一つ選択して目的地到達までに再生する。
【0060】
なお、以下の第2実施形態の説明においては、上述した複数の最終コンテンツを、夫々最終コンテンツCL1、CL2、CL3、…、CLm(従って、最終コンテンツの総数はm個となる)と示し、更に夫々の最終コンテンツCL1、CL2、CL3、…、CLmに対応する直前再生必要時間の値を夫々T21、T22、T23、…、T2mとする。そして、第2実施形態においては、直前再生必要時間T21<直前再生必要時間T22<直前再生必要時間T23<…<直前再生必要時間T2mであるとする。
【0061】
図4に示すように、第2実施形態に係る情報再生処理においては、初めに、第1実施形態の場合と同様の目的地及びルートの設定処理が実行される(ステップS1)。
【0062】
そして、目的地及びルートの設定処理が完了すると、次に、主として入力部5、表示部8及びシステム制御部6において、第2実施形態の情報再生処理に係る番組表の決定処理が行われる(ステップS10)。
【0063】
ここで、当該番組表の決定処理として具体的には、第1実施形態の場合と同様にして複数のコンテンツCを抽出し、その抽出したコンテンツCとその再生順序を示す番組表を決定し、その内容を一時的にメモリ7に記憶させる。このとき、第2実施形態の番組表の場合は、相互に直前再生必要時間T2が異なる複数の最終コンテンツCL1、CL2、CL3、…、CLmがm個指定されることとなる。
【0064】
そして、番組表が決定されると、次に、当該車両の走行を開始し(ステップS3)、更に上記決定された番組表における最初に再生すべきコンテンツCの再生処理を開始する(ステップS4)。
【0065】
次に、当該最初のコンテンツCの再生が完了した(ステップS4)タイミングで、そのタイミングにおける所要時間T1をシステム制御部6において算出し(ステップS5)、更に、最終コンテンツCLの番号を示すパラメータnを「1」とする(ステップS11)。
【0066】
そして、算出した所要時間T1と、上記メモリ7に記憶されている直前再生必要時間T2のうち最終コンテンツCL1に対応する直前再生必要時間T21との大小関係を確認する(ステップS12)。
【0067】
そして、所要時間T1が直前再生必要時間T21よりも大きいときは(ステップS12;N)、現在の所要時間T1では最終コンテンツCL1の再生を開始するにはまだ時間があるとして、次に他の最終コンテンツCLについてその再生開始の許否を判定すべくパラメータnを「1」だけインクリメントし(ステップS13)、更に、当該インクリメント後のパラメータnの値がその最大値mとなったか否かを確認する(ステップS14)。
【0068】
次に、パラメータnの値が最大値mでないときは(ステップS14;N)、次の最終コンテンツCL2以降の各最終コンテンツCLに対して上記したステップS12乃至S14の処理を繰り返すべく当該ステップS12に戻る。そして、これ以後のステップS12の判定においては、算出した所要時間T1と、各最終コンテンツCLnに対応する各直前再生必要時間T2nとの大小関係が確認されることとなる。
【0069】
その後、各最終コンテンツCLnについてステップS12乃至S14の処理が繰り返される間に、いずれかの最終コンテンツCLxに対応する直前再生必要時間T2xが所要時間T1より大きくなったときは(ステップS12;Y)、現在の所要時間T1が、その直前再生必要時間T2xを有する最終コンテンツCLxの再生を完了するのに最適な所要時間T1である(換言すれば、所要時間T1が現在の値であるときに最終コンテンツCLxの再生処理を開始すれば、目的地にちょうど到達するときにその最終コンテンツCLxの再生処理が完了する)こととなるので、直ちに当該最終コンテンツCLxの再生を開始する(ステップS15)。
【0070】
その後、最終コンテンツCLxの再生が完了して目的地に車両が到達したならば(ステップS9)第2実施形態に係る情報再生処理を完了する。
【0071】
他方、ステップS14の判定において、いずれの最終コンテンツCLnについても直前再生必要時間T2nがそのときの所要時間T1より短いと判定されたときは(ステップS14;Y)、どの最終コンテンツCLnの再生を開始するにしてもまだ時間があるとして、次に二番目に再生すべきコンテンツCの再生処理を行い(ステップS7)、そのコンテンツCの再生処理が完了した時点で上記ステップS5の処理に戻って上述したステップS5、S11乃至S14の処理を行う。
【0072】
以上説明したように、第2実施形態に係る情報再生処理によれば、第1実施形態に係る情報再生処理の効果に加えて、移動終了までの所要時間T1に基づき、複数の最終コンテンツCLから一の最終コンテンツCLが選択されて再生が開始されるので、当該所要時間T1に合わせて適切な最終コンテンツCLを再生することができる。
【0073】
また、検出された所要時間T1より長く且つ当該所要時間T1に最も近い直前再生必要時間T2を有する最終コンテンツCLが再生されるので、当該所要時間T1に合わせて最も適切な最終コンテンツCLを再生することができる。
【0074】
(III)第3実施形態
次に、本願に係る他の実施形態である第3実施形態について、図5を用いて説明する。
【0075】
なお、図5は第3実施形態に係る情報再生処理を示すフローチャートであり、図2に示す第1実施形態に係る情報再生処理と同様の処理については同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。また、第3実施形態に係る情報再生処理が実行されるAVナビゲーションシステムは、図1に示すAVナビゲーションシステムSと同様の構成を備えるものであるので、細部の説明は省略する。
【0076】
上述した第1又は第2実施形態においては、車両が目的地に到達するまでに必要な所要時間T1に対する比較対象として直前再生出力時間T2を用いる場合について説明したが、以下に説明する第3実施形態においては、複数の最終コンテンツCLnにつき、上述した直前再生必要時間T2nではなく、各最終コンテンツCLn毎に設定された閾値時間H2nと所要時間T1とを比較し、当該比較により最も適切な最終コンテンツCLを一つ選択して目的地到達までに再生する。
【0077】
なお、以下の第3実施形態の説明においては、上述した第2実施形態の場合と同様に、複数の最終コンテンツCLnを夫々最終コンテンツCL1、CL2、CL3、…、CLmと示し、更に夫々の最終コンテンツCL1、CL2、CL3、…、CLmに対応する閾値時間の値を夫々H21、H22、H23、…、H2mとする。
【0078】
ここで、各閾値時間H21、H22、H23、…、H2mについては、例えば、閾値時間H21の値は「4分」、閾値時間H22の値は「5分」、閾値時間H23の値は「6分」、…、閾値時間H2mの値は「l0分」とされる。そして、第3実施形態においては、第2実施形態の場合と同様に直前再生必要時間T21<直前再生必要時間T22<直前再生必要時間T23<…<直前再生必要時間T2mであることに加えて、閾値時間H21<閾値時間H22<閾値時間H23<…<閾値時間H2mであるとする。
【0079】
図5に示すように、第3実施形態に係る情報再生処理においては、初めに、第1実施形態の場合と同様の目的地及びルートの設定処理が実行される(ステップS1)。
【0080】
そして、目的地及びルートの設定処理が完了すると、次に、主として入力部5、表示部8及びシステム制御部6において、第3実施形態の情報再生処理に係る番組表の決定処理が行われる(ステップS20)。
【0081】
ここで、当該番組表の決定処理として具体的には、第1実施形態の場合と同様にして複数のコンテンツを抽出し、その抽出したコンテンツとその再生順序を示す番組表を決定し、その内容を一時的にメモリ7に記憶させる。このとき、第3実施形態の番組表の場合は、相互に閾値時間H2が異なる複数の最終コンテンツCL1、CL2、CL3、…、CLmがm個指定されることとなる。
【0082】
そして、番組表が決定されると、次に、当該車両の走行を開始し(ステップS3)、更に上記決定された番組表における最初に再生すべきコンテンツの再生処理を開始する(ステップS4)。
【0083】
次に、当該最初のコンテンツの再生が完了した(ステップS4)タイミングで、そのタイミングにおける所要時間T1をシステム制御部6において算出し(ステップS5)、更に、当該算出した所要時間T1と、上記メモリ7に記憶されている閾値時間H21との大小関係を確認する(ステップS21)。
【0084】
そして、所要時間T1が閾値時間H21よりも小さくなっているときは(ステップS21;Y)、現在の所要時間T1が、その閾値時間H21を有する最終コンテンツCL1の再生を完了するのに最適な所要時間T1である(換言すれば、所要時間T1が現在の値であるときに最終コンテンツCL1の再生処理を開始すれば、目的地にちょうど到達するときにその最終コンテンツCL1の再生処理が完了する)こととなるので、直ちに当該最終コンテンツCL1の再生を開始する(ステップS22)。
【0085】
その後、最終コンテンツCL1の再生が完了して目的地に車両が到達したならば(ステップS9)第3実施形態に係る情報再生処理を完了する。
【0086】
他方、上記ステップS21の判定において、所要時間T1が閾値時間H21よりも大きいときは(ステップS21;N)、現在の所要時間T1では最終コンテンツCL1の再生を開始するにはまだ時間があるとして、次に、最終コンテンツCLの番号を示すパラメータnを「2」とする(ステップS23)。
【0087】
そして、算出した所要時間T1と、上記メモリ7に記憶されている閾値時間H2nのうち最終コンテンツCL1に対応する閾値時間H21と、同じく最終コンテンツCL2に対応する閾値時間H22と、の大小関係を確認する(ステップS24)。
【0088】
そして、所要時間T1が閾値時間H21以上で且つ閾値時間T22よりも短くないときは(ステップS24;N)、現在の所要時間T1では最終コンテンツCL2の再生を開始するにはまだ時間があるとして、次に最終コンテンツCL2以降の他の最終コンテンツCLnについてその再生開始の許否を判定すべくパラメータnを「1」だけインクリメントし(ステップS26)、更に、当該インクリメント後のパラメータnの値がその最大値mとなったか否かを確認する(ステップS27)。
【0089】
次に、パラメータnの値が最大値mでないときは(ステップS27;N)、次の最終コンテンツCL3以降の各最終コンテンツCLnに対して上記したステップS24乃至S27の処理を繰り返すべく当該ステップS24に戻る。そして、これ以後のステップS24の判定においては、算出した所要時間T1と、最終コンテンツCLn-1に対応する閾値時間H2n-1と、最終コンテンツCLnに対応する閾値時間H2nと、の大小関係が逐次確認されることとなる。
【0090】
その後、各最終コンテンツCLnについてステップS24乃至S27の処理が繰り返される間に、いずれかの最終コンテンツCLx-1に対応する閾値時間H2x-1が所要時間T1以下で且つ最終コンテンツCLxに対応する閾値時間H2xが所要時間T1より長くなったときは(ステップS24;Y)、現在の所要時間T1が、その閾値時間H2xを有する最終コンテンツCLxの再生を完了するのに最適な所要時間T1であることとなるので、直ちに当該最終コンテンツCLxの再生を開始する(ステップS25)。
【0091】
その後、最終コンテンツCLxの再生が完了して目的地に車両が到達したならば(ステップS9)第2実施形態に係る情報再生処理を完了する。
【0092】
他方、ステップS27の判定において、最終コンテンツCLm-1までのいずれの最終コンテンツCLnについても閾値時間H2nがそのときの所要時間T1より短いと判定されたときは(ステップS14;Y)、次に、算出した所要時間T1と、上記メモリ7に記憶されている閾値時間H2nのうち最終コンテンツCLmに対応する閾値時間H2mと、の大小関係を確認する(ステップS28)。
【0093】
そして、所要時間T1が閾値時間H2m以上でないときは(ステップS28;N)、現在の所要時間T1ではどの最終コンテンツCLnの再生を開始するにしてもまだ時間があるとして、次に二番目に再生すべきコンテンツCの再生処理を行い(ステップS7)、そのコンテンツCの再生処理が完了した時点で上記ステップS5の処理に戻って上述したステップS5、S21乃至S28の処理を行う。
【0094】
一方、最終コンテンツCLmに対応する閾値時間H2mが所要時間T1以下であるときは(ステップS24;Y)、現在の所要時間T1が、その閾値時間H2mを有する最終コンテンツCLmの再生を完了するのに最適な所要時間T1であることとなるので、直ちに当該最終コンテンツCLmの再生を開始する(ステップS29)。
【0095】
その後、最終コンテンツCLmの再生が完了して目的地に車両が到達したならば(ステップS9)第3実施形態に係る情報再生処理を完了する。
【0096】
以上説明したように、第3実施形態に係る情報再生処理によれば、移動終了までの所要時間T1と閾値時間H2とを比較し、その比較結果に基づいて最終コンテンツCLの再生を開始するので、移動が終了する直前に再生すべきとされている最終コンテンツを確実に再生した後に移動を終了することができる。
【0097】
また、所要時間T1が閾値時間H2より短くなったときに当該最終コンテンツCLの再生を開始するので、移動の終了とほぼ同時に最終コンテンツCLの再生を完了することができ、当該最終コンテンツCLの全てを出力した後に移動を終了することができる。
【0098】
更に、所要時間T1に基づき、複数の最終コンテンツCLnから一の最終コンテンツCLが選択されて再生が開始されるので、当該所要時間T1に合わせて適切な最終コンテンツCLを再生することができる。
【0099】
更にまた、検出された所要時間T1より長く且つ当該所要時間T1に最も近い閾値時間H2を有する最終コンテンツCLが再生されるので、当該所要時間T1に合わせて最も適切な最終コンテンツCLを出力することができる。
【0100】
また、移動用に予め選んでおいたコンテンツCの中から所望の最終コンテンツCLを選択することができる。
【0101】
更に、一のコンテンツCの再生が完了する度に最終コンテンツCLの再生を開始するか否かが判断されることとなるので、最終コンテンツCL以外のコンテンツCの出力が途中で中断されることを防止することができる。
【0102】
(IV)変形形態
次に、各実施形態に係る変形形態について説明する。
【0103】
上述した各実施形態においては、各最終コンテンツCLにおける直前再生必要時間T2又は閾値時間H2と所要時間T1と比較して最終コンテンツCLの再生開始の可否を判断したが、これ以外に、当該直前再生必要時間T2(閾値時間H2)又は所要時間T1のいずれか一方に対して長さ可変とされた時間幅を設けた上で上記可否を判断してもよい。
【0104】
すなわち、例えば、各実施形態に係るAVナビゲーションシステムの使用者が目的地到着前に必ず番組表内の全てのコンテンツCの再生を終了したいと考える場合には、実際の直前再生必要時間T2又は閾値時間H2よりも長く設定した時間と所要時間T1とを比較する(又は実際の所要時間T1よりも短くした時間と直前再生必要時間T2又は閾値時間H2とを比較する)ようにすることができる。
【0105】
また、目的地の状況に応じ、例えば静かな目的地であるため到着のある程度前には各コンテンツCの再生を終了したと考える場合にも、実際の直前再生必要時間T2又は閾値時間H2よりも長く設定した時間と所要時間T1とを比較する(又は実際の所要時間T1よりも短くした時間と直前再生必要時間T2又は閾値時間H2とを比較する)ようにすることができる。
【0106】
更に、当該使用者が目的地到着までに途切れることなくコンテンツCの再生が継続されていることを希望する場合には、実際の直前再生必要時間T2又は閾値時間H2よりも短く設定した時間と所要時間T1とを比較する(又は実際の所要時間T1よりも長くした時間と直前再生必要時間T2又は閾値時間H2とを比較する)ようにすることができる。
【0107】
なお、この場合、当該設定される時間幅自体の程度は、当該使用者による設定、移動の際の状況(目的地、乗車人員の内容など)による自動設定又は予め上記番組表において設定されている場合等がある。
【0108】
上述した直前再生必要時間T2又は閾値時間H2に対して時間幅を設ける構成によれば、各実施形態の情報再生処理による効果に加えて、移動体の移動時間以外にそれに付随する時間幅が設けられるので、使用者の移動体の移動の完了タイミングと最終コンテンツCLの再生終了タイミングとをずらして当該最終コンテンツCLの再生を終了させることができる。
【0109】
また、最終コンテンツCLの再生を開始するか否かの判断の基準となる所要時間T1内の付加時間を任意に設定することができるので、使用者の好みに応じて移動体の移動完了タイミングと直前出力情報の出力終了タイミングとを設定することができる。
【0110】
更にまた、所要時間T1に対して時間幅を設ける場合には、車両の移動の完了時点を基準として最終コンテンツCLの再生を開始するか否かを判断することができ、当該移動の完了タイミングと最終コンテンツCLの再生の完了タイミングとを合致させることができる。
【0111】
また、車両の使用者が目的地到達後に移動体外に出るまでの時間を考慮して上記時間幅を設定する如き場合には、当該使用者が車両外に出るまで最終コンテンツCLの再生を継続することができる。
【0112】
更に、上述した各実施形態では、コンテンツとしては楽曲又は動画像等のみである場合について説明したが、これ以外に、例えば図3に示すように、最終コンテンツCLの直前に「次の曲が最後になります」の如きナレーションN1を挿入し、更に最終コンテンツCLの直後に「気を付けて行ってらっしゃい」の如きナレーションN2を挿入し、これらナレーションN1及びN2並びに最終コンテンツCLにより最終コンテンツ群を構成し、この最終コンテンツ群全体の再生に必要な時間を直前再生必要時間T2としてもよい。
【0113】
更にまた、各コンテンツCの再生の間に種々のナレーションを挿入することも可能である。
【0114】
また、上述した各実施形態並びに変形形態においては、ディスクDKに記録されているコンテンツCを再生する場合について説明したが、これ以外に、ハードディスク等の情報記録媒体に記録されたディジタル音楽コンテンツや、インターネット等のネットワークにより接続されたサーバ装置内のコンテンツ、或いは、チューナ9において受信したラジオ放送の番組又はテレビジョン放送の番組内のコンテンツを用いて上記各番組表を構成してこれらを再生するように構成することもできる。
【0115】
更に、上述した各実施形態及び変形形態においては、車両に搭載されるAVナビゲーションシステムに対して本願を適用した場合について説明したが、これ以外に、例えば、人が携帯する情報端末機器を用いてナビゲーション処理を実行しつつ音楽を聴く如き態様に対しても本願を適用することは可能である。
【0116】
更に、図2、図4又は図5に示すフローチャートに対応するプログラムをフレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得して記録しておき、これをマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータを各実施形態に係るシステム制御部6として機能させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るAVナビゲーションシステムの概要構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態に係る情報再生処理を示すフローチャートである。
【図3】第1実施形態に係る情報再生処理を説明する図である。
【図4】第2実施形態に係る情報再生処理を示すフローチャートである。
【図5】第3実施形態に係る情報再生処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
S…AVナビゲーションシステム
1…センサ部
2…ディスクドライブ
3…HDD
4…音声出力部
5…入力部
6…システム制御部
7…メモリ
8…表示部
9…チューナ
10…バス
CL…最終コンテンツ

Claims (19)

  1. 移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力装置において、
    前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出手段と、
    前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報の出力に必要な時間である直前出力必要時間と、を比較する比較手段と、
    前記比較手段における比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始手段と、
    を備えることを特徴とする情報出力装置。
  2. 請求項1に記載の情報出力装置において、
    前記出力開始手段は、前記所要時間が前記直前出力必要時間より短いとき、前記直前出力情報の出力を開始することを特徴とする情報出力装置。
  3. 請求項1に記載の情報出力装置において、
    前記直前出力情報の候補である候補出力情報が複数設定されていると共に、
    前記検出された所要時間に基づいて、複数の前記候補出力情報のいずれか一つを前記直前出力情報として選択する選択手段であって、複数の前記候補出力情報の出力に夫々必要な時間である出力必要時間と、前記所要時間と、を当該候補出力情報毎に夫々比較し、前記直前出力情報を選択する選択手段を更に備えることを特徴とする情報出力装置。
  4. 請求項3に記載の情報出力装置において、
    前記選択手段は、いずれかの前記出力必要時間のうち、前記所要時間より長く且つ当該所要時間に最も近い前記出力必要時間を有する前記候補出力情報である特定出力情報があるとき、前記直前出力情報として当該特定出力情報の出力を開始することを特徴とする情報出力装置。
  5. 移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力装置において、
    前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出手段と、
    前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報に対応して予め設定されている直前閾値時間と、を比較する比較手段と、
    前記比較手段における比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始手段と、
    を備えることを特徴とする情報出力装置。
  6. 請求項5に記載の情報出力装置において、
    前記出力開始手段は、前記所要時間が前記直前閾値時間より短いとき、前記直前出力情報の出力を開始することを特徴とする情報出力装置。
  7. 請求項5に記載の情報出力装置において、
    前記直前出力情報の候補となる前記出力情報である候補出力情報が複数設定されていると共に、
    前記検出された所要時間に基づいて、複数の前記候補出力情報のいずれか一つを前記直前出力情報として選択する選択手段であって、複数の前記候補出力情報の夫々に対応して予め設定されている前記閾値時間と、前記所要時間と、を当該候補出力情報毎に夫々比較し、前記直前出力情報を選択する選択手段を更に備えることを特徴とする情報出力装置。
  8. 請求項7に記載の情報出力装置において、
    前記選択手段は、いずれかの前記閾値時間のうち、前記所要時間より長く且つ当該所要時間に最も近い前記閾値時間が対応する前記候補出力情報である特定出力情報があるとき、前記直前出力情報として当該特定出力情報の出力を開始することを特徴とする情報出力装置。
  9. 請求項1又は5に記載の情報出力装置において、
    前記直前出力情報は、一又は複数の前記出力情報のいずれか一つであることを特徴とする情報出力装置。
  10. 請求項1又は5に記載の情報出力装置において、
    前記直前出力情報は複数の前記出力情報のいずれか一つであり、
    前記検出手段は、前記直前出力情報以外の前記出力情報の出力が完了する度に、当該完了したタイミングにおける前記移動体の現在位置からの前記所要時間を検出することを特徴とする情報出力装置。
  11. 請求項1から3又は5から7のいずれか一項に記載の情報出力装置において、
    前記検出手段は、前記移動体の移動時間と、前記移動に伴って発生する付加時間と、を含む前記所要時間を検出することを特徴とする情報出力装置。
  12. 請求項11に記載の情報出力装置において、
    前記付加時間を設定する設定手段を更に備えることを特徴とする情報出力装置。
  13. 請求項11又は12に記載の情報出力装置において、
    前記移動時間は、前記移動体の現在位置から当該移動体の移動目的地までの移動に必要な時間であることを特徴とする情報出力装置。
  14. 請求項12に記載の情報出力装置において、
    前記付加時間は、前記移動体の停止後、当該移動体の搭乗者が当該移動体の外に出るまでの時間を考慮して設定されていることを特徴とする情報出力装置。
  15. 移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力方法において、
    前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出工程と、
    前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報の出力に必要な時間である直前出力必要時間と、を比較する比較工程と、
    前記比較工程における比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始工程と、
    を備えることを特徴とする情報出力方法。
  16. 移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力方法において、
    前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出工程と、
    前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報に対応して予め設定されている直前閾値時間と、を比較する比較工程と、
    前記比較工程における比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始工程と、
    を備えることを特徴とする情報出力方法。
  17. 移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力装置に含まれるコンピュータを、
    前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出手段、
    前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報の出力に必要な時間である直前出力必要時間と、を比較する比較手段、及び、
    前記比較手段として機能する前記コンピュータにおける比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始手段、
    として機能させることを特徴とする情報出力用プログラム。
  18. 移動体と共に移動しつつ出力情報を出力する情報出力装置に含まれるコンピュータを、
    前記移動体の移動のための所要時間を検出する検出手段、
    前記検出された所要時間と、前記移動が終了する直前に出力されるべき前記出力情報である直前出力情報に対応して予め設定されている直前閾値時間と、を比較する比較手段、及び、
    前記比較手段として機能する前記コンピュータにおける比較結果に基づいて、前記直前出力情報の出力を開始する出力開始手段、
    として機能させることを特徴とする情報出力用プログラム。
  19. 請求項17又は18に記載の情報出力用プログラムが前記コンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体。
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