JP2001199285A - 車載用オーディオ装置 - Google Patents

車載用オーディオ装置

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JP2001199285A
JP2001199285A JP2000007714A JP2000007714A JP2001199285A JP 2001199285 A JP2001199285 A JP 2001199285A JP 2000007714 A JP2000007714 A JP 2000007714A JP 2000007714 A JP2000007714 A JP 2000007714A JP 2001199285 A JP2001199285 A JP 2001199285A
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vehicle
audio signal
audio
genre
switching point
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JP2000007714A
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Atsushi Ukai
敦 鵜飼
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Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々のジャンルのオーディオ信号の中から車
両運転者が望むものを選択的に再生する場合に、車両運
転中の操作を不要にして使用感を向上させると共に、オ
ーディオ信号再生時の快適性を種々のシチュエーション
に応じて向上させること。 【解決手段】 制御回路8には、LCDパネル6aに車
両の走行予定経路を表示した状態で、その走行予定経路
に沿った任意位置が再生音切換地点として設定されると
共に、CDオートチェンジャ13にセットされている複
数枚のCDメディア13aのうち、設定された再生音切
換地点から再生するCDメディア13aが登録される。
制御回路8は、車両をナビゲーション機能に応じた経路
案内に従って走行させた場合に、当該車両が再生音切換
地点に到達する毎に、各切換地点に対応付けて登録され
ているCDメディア13aからのオーディオ信号をスピ
ーカシステム5を通じて自動的に再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナビゲーション装置
と組み合わせて使用される車載用オーディオ装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】自動車の運転者が、音
楽や落語などをカーラジオ或いはカーステレオのような
オーディオ装置を通じて聞きながら運転することは、ご
く日常的な行為となっているが、その音源の種類は、ラ
ジオ放送やカセットテープの他に、CD、MDなどもラ
インナップに加わるなど、きわめて多様になっているの
が現状である。また、将来的には、オーディオ装置への
DVDプレーヤやMP3(MPEG audio layer 3)プレー
ヤの採用や、地上波デジタル放送及び衛星デジタル放送
による多チャンネルマルチメディア放送のサービス開始
などにより、利用可能な音源の種類がさらに多様化する
ことが確実になっている。
【0003】一方、現在のオーディオ装置にあっては、
運転者が聞きたい音楽などを選択する際に、例えばカー
ラジオの場合は放送局の選択を手動操作で行うことにな
り、また、例えばCDプレーヤの場合は、再生対象のC
Dメディアの交換や再生するトラックの選択を手動によ
り行うことになる。このため、自動車の運転中にオーデ
ィオ装置の状態を切換えようとする場合、その切換操作
に不都合が伴うことが避けられないものであるが、前述
したように利用可能な音源の種類が多様化した場合に
は、その切換操作が複雑になって不都合がさらに増大す
る恐れがある。
【0004】このような事態に対処可能なオーディオ装
置の一例として、従来より、CDオートチェンジャ付き
のCDプレーヤを備えたものが提供されている。即ち、
この種のオーディオ装置においては、CDカセットに収
納した複数枚のCDメディアを、その収納順或いは予め
設定した順序で自動再生したり、ランダムな順序で自動
再生できる構成となっており、以て自動車運転中にCD
メディアの交換などの操作を行わなくても済むようにな
っている。
【0005】しかしながら、このようなCDオートチェ
ンジャを備えたオーディオ装置にあっては、複数枚のC
Dメディアによるオーディオ信号(音楽以外のものも含
む概念である)を予め決められた順序若しくはランダム
な順序でしか再生できないため、車両運転時の種々のシ
チュエーション(例えば周囲の景観や車両の巡航速度な
どのような走行環境)に応じて運転者が快適と感ずるジ
ャンルのオーディオ信号を再生できない状態が多々発生
することになり、場合によっては、運転者のストレスを
かえって増大させる恐れがあった。つまり、個人差もあ
るが、例えば、高速道路走行時にはアップテンポな楽
曲、景観の良い山岳道路ではスケール感のある楽曲、湾
岸沿いの道路ではビーチサウンド系の楽曲、渋滞時には
ヒーリング系の楽曲を再生するなど、車両運転時のシチ
ュエーションに応じて運転者が快適と感ずる楽曲が存在
するが、車両運転時の各シチュエーションにおいて、快
適と感ずる楽曲以外のものが再生された場合には、スト
レスが増大する可能性があり、結果的にオーディオ信号
の再生時の快適性の悪化を来たすことになる。
【0006】また、将来的には、オーディオ装置におい
て多チャンネルマルチメディア放送を受信する場合に、
上記のようなCDオートチェンジャと類似した機能を、
例えば多チャンネルマルチメディア放送の各チャンネル
を選択受信するプログラムによって実現することも可能
であるが、このような場合にも同様の問題点が発生する
ことが避けられない。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、種々のジャンルのオーディオ信号の
中から車両運転者が望むものを選択的に再生する場合
に、車両運転中の操作が不要になって使用感が向上する
と共に、オーディオ信号再生時の快適性を種々のシチュ
エーションに応じて向上させることが可能になる車載用
オーディオ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した手段を採用できる。この手段に
よれば、使用者(例えば車両運転者)は、車両の走行開
始に先立って以下のような操作を行う。即ち、位置設定
手段によって、車両の走行予定経路に沿った任意位置を
再生音切換地点として設定し、ジャンル登録手段によっ
て、音源から出力されるオーディオ信号の所望のジャン
ルを上記のように設定された再生音切換地点に対応付け
た状態で登録する。
【0009】このような設定及び登録状態で、車両を走
行予定経路に沿って走行させた場合、車両が前記再生音
切換地点に到達する毎に、再生制御手段が、当該再生音
切換地点に対応付けて登録されているジャンルのオーデ
ィオ信号を再生するようになる。従って、設定された再
生音切換地点以降のシチュエーション(例えば周囲の景
観や車両の巡航速度などのような走行環境)と、そのシ
チュエーションに応じて使用者が快適と感ずるジャンル
のオーディオ信号とを対応付けて登録しておけば、車両
の走行に従って、使用者にとって快適と感ずるオーディ
オ信号が自動的に再生されることになる。要するに、種
々のジャンルのオーディオ信号の中から使用者が望むも
のを選択的に再生する場合に、車両運転中の操作を全く
不要にできて使用感が向上するものであり、また、オー
ディオ信号再生時の快適性を種々のシチュエーションに
連動させて向上させることが可能になるものである。
【0010】請求項2記載の手段によれば、車両速度が
所定速度以下になった状態が所定時間以上継続したとき
には、これを車両走行中に渋滞状態が発生したものと判
断し、再生制御手段が、予め登録された渋滞用オーディ
オ信号を再生するようになる。従って、ジャンル登録手
段によって、任意のジャンル(例えばストレス緩和作用
があるヒーリング系楽曲)のオーディオ信号を渋滞用オ
ーディオ信号として登録しておけば、渋滞発生時におい
て上記渋滞用オーディオ信号が自動的に再生されるよう
になり、結果的に渋滞発生に伴い使用者が感ずるストレ
スを緩和するのに役立つ。
【0011】請求項3記載の手段によれば、外部システ
ムから道路渋滞情報により示される渋滞地域を走行して
いる状態で車両速度が所定速度以下になったとき、つま
り車両走行中に渋滞状態が発生したときには、再生制御
手段が、予め登録された渋滞用オーディオ信号を再生す
るようになる。従って、この場合にも、前記請求項2記
載の手段と同様に渋滞発生に伴う使用者側のストレス緩
和に役立つようになり、特に、この場合には、渋滞が発
生した状態を確実に検知できることになる。
【0012】請求項4記載の手段によれば、上記のよう
な効果を奏するオーディオ装置がナビゲーション装置と
一体的に構成されるから、そのナビゲーション装置の付
加価値を大幅に向上させ得る。
【0013】請求項5記載の手段によれば、前記再生制
御手段は、オーディオ信号のジャンル切換動作を、オー
ディオ信号を記録した複数のメディアを選択することに
より行う構成となっている。このため、使用者側で、再
生対象となるメディアの種類を任意に調整できることに
なるから、使用者が望むジャンルのオーディオ信号を確
実に再生できるようになって装置としての有用性を高め
得る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照しながら説明する。図1には、本実施例によ
るオーディオ一体型カーナビゲーションシステムの電気
的構成の概略が機能ブロックの組み合わせにより示され
ている。この図1において、ナビゲーションユニット1
(車載オーディオ装置、ナビゲーション装置に相当)
は、車両内LAN2に接続されており、このLAN2に
は、地上波デジタル放送受信機3、衛星デジタル放送受
信機4、ナビゲーション用案内音声の再生やオーディオ
信号を再生するためのスピーカシステム5、地図画面表
示用のLCDパネル6aなどを備えたディスプレイシス
テム6、ICカードリーダライタ7などが接続されてい
る。
【0015】上記ナビゲーションユニット1は、制御回
路8(位置設定手段、ジャンル登録手段、再生制御手段
に相当)、位置検出器9、操作スイッチ群10、VIC
S受信機11、地図情報などを記録したDVDメディア
12aがセットされるDVDプレーヤ12、複数枚のオ
ーディオ用CDメディア13a(音源に相当)をセット
可能なCDオートチェンジャ13、リモコンセンサ1
4、制御回路8を前記車両内LAN2に接続するための
LANボードを備えたI/Oインタフェース15を内蔵
した構成となっている。
【0016】制御回路8は、ナビゲーションユニット1
の動作全般を制御する機能を有しており、マイクロコン
ピュータを主体にして構成されている。即ち、制御回路
8は、CPU、ROM、RAM、I/Oインタフェース
及びこれらを接続するバスなど(何れに図示せず)を備
えた構成となっている。これらのうち、ROMにはカー
ナビゲーション用のプログラムが格納され、RAMには
プログラム実行時の一時データやDVDプレーヤ12か
ら取得した地図情報などが一時的に格納される。
【0017】位置検出器9は、例えば、地磁気センサ1
6、ジャイロスコープ17、距離センサ18及びGPS
受信機19から構成されており、車両の現在位置を示す
位置情報を算出する部分である。この位置検出器9は、
各構成要素が性質の異なる検出誤差を有するため、互い
に検出誤差を補間しながら精度の高い位置検出を行うよ
うになっているが、要求される検出精度で現在位置を算
出可能であれば全部の構成要素を備える必要ない。ま
た、ステアリングホイールの回転センサや各タイヤの回
転を検出する車輪センサなどを組み合わせて位置検出器
9を構成しても良い。
【0018】操作スイッチ群10は、各種のデータや設
定事項などの操作入力を制御回路8に与えるために設け
られている。この操作スイッチ群10は、例えばナビゲ
ーションユニット1のケースに設けられたメカニカルス
イッチにより構成されるものであるが、例えば、前記デ
ィスプレイシステム6が有するLCDパネル6a上に形
成されたタッチスイッチなどにより構成することもで
き、この場合には、制御回路8に対し車両内LAN2を
通じて操作入力が与えられることになる。また、リモコ
ンセンサ14も操作入力手段として設けられたもので、
周知構成のリモコン20からの操作入力を受信して制御
回路8に与えるようになっている。
【0019】VICS受信機11は、光/電波ビーコン
からの情報信号やFM多重放送による情報信号を受信し
て制御回路8に与える周知構成のものである。また、D
VDプレーヤ12は、DVDメディア12aからデータ
を読み取って制御回路8に与えるために設けられたもの
であるが、CDメディアにも対応している。この場合、
DVDメディア12aには、多種類の地図描画用データ
及びマップマッチング用データのような地図情報の他
に、施設名称を例えば50音順に並べた施設名称データ
ベース、この施設名称データベース内の各施設について
の具体的情報(施設名称、職種などの区分を示すジャン
ル名、施設の位置データ(経緯度データ)など)を網羅
した施設データベース、電話番号と施設の対応を示す電
話番号データベースなど、種々のデータが記憶されてい
る。
【0020】CDオートチェンジャ13は、予めセット
された複数枚のオーディオ用CDメディア13aに記録
されたオーディオ信号を任意の順序で出力できるように
構成されたもので、その動作全般が制御回路8により制
御されるようになっている。この場合、CDオートチェ
ンジャ13から出力されたオーディオ信号は、I/Oイ
ンタフェース15、車両内LAN2を通じてスピーカシ
ステム5に与えられるようになっている。尚、このスピ
ーカシステム5は、アンプを内蔵しており、与えられた
オーディオ信号をアナログ信号化した後に増幅して出力
するという再生動作を行う構成となっている。
【0021】一方、上記ナビゲーションユニット1内の
制御回路8との間で、車両内LAN2を通じてデータの
授受を行い得るように設けられたICカードリーダライ
タ7には、ICカード21をセットできるようになって
いる。このICカード21は、フラッシュメモリカード
などにより構成されたもので、例えば他の規格のDVD
メディア12aに対応するためのプログラムソフトを記
憶したり、特定の個人情報(車両の走行軌跡の履歴やデ
ジタルカメラにより取り込んだ任意の画像データなど)
の保存や呼出などを行うために設けられている。
【0022】尚、制御回路8には、車両速度を検出する
ように設けられた図示しない車速センサから出力される
車速信号が与えられるようになっている。また、図1に
おいて、地上波デジタル放送受信機3、衛星デジタル放
送受信機4、ICカードリーダライタ7、VICS受信
機11は、本発明を実現するのに必要な構成要件ではな
く、必要に応じて設けられるものであり、特に、ICカ
ードリーダライタ7に代えて、リード機能のみを有した
ICカードリーダを設けることもできる。
【0023】制御回路8は、使用者が操作スイッチ群1
0やリモコン20を操作して目的地を設定するのに応じ
て、位置検出器9を通じて得た車両位置情報とDVDプ
レーヤ12を通じて得た地図情報とに基づき、現在位置
から目的地までの最適経路を案内経路として自動的に設
定したり、現在位置を地図上に位置付けるマップマッチ
ング処理を実行したりするなどのナビゲーション機能、
DVDプレーヤ12及びCDオートチェンジャ13を通
じた通常のオーディオ信号再生機能の他に、図2及び図
3に示すような処理フローを実行する機能を備えてい
る。
【0024】図2及び図3は、制御回路8による制御内
容のうち、本発明の要旨に関係したオーディオ制御機能
の内容を示すものであり、以下これについて関連した作
用と共に説明する。図3には、上記オーディオ制御機能
を働かせるのに必要な初期設定を行うための初期設定処
理ルーチンの内容が示されている。この初期設定処理ル
ーチンは、例えば操作スイッチ群10或いはリモコン2
0を通じて所定の操作入力があったときに開始されるも
のであり、まず、最初に再生音切換地点設定ルーチンS
1を実行する。
【0025】このルーチンS1では、例えば、ディスプ
レイシステム6が有するLCDパネル6aに対し、地図
画面及び経路案内機能に基づいた車両の走行予定経路を
表示させ、この状態で、その走行予定経路に沿った位置
がマーキングされるまで待機する。使用者は、このよう
な待機状態で任意位置(例えば高速道路のインターチェ
ンジ、有料道路の始点・終点など)を、例えば地図画面
上に表示されるポインタによりマーキングすることよっ
て再生音切換地点として設定する。この場合、任意の再
生音切換地点を、CDメディア13aの再生動作の終了
を指示する再生終了地点として登録できるようになって
いるが、このような再生終了地点の登録は必要に応じて
行うことになる。
【0026】尚、上記マーキングは、LCDパネル6a
上に形成されたタッチスイッチを直接操作することによ
り行うことが最も簡単であるが、操作スイッチ群10或
いはリモコン20を通じても行うことができる。また、
このようなマーキングに代えて、文字入力(例えば「東
名・豊田IC」というように再生音切換地点を直接的に
指定する入力)により行う構成としても良い。
【0027】上記再生音切換地点設定ルーチンS1は、
上述のようなマーキングが行われたときに終了するもの
であり、この後には、チャンネル登録ルーチンS2を実
行する。このルーチンS2は、CDオートチェンジャ1
3にセットされている複数枚のCDメディア13aのう
ち、設定された再生音切換地点(マーキングされた地
点)から再生するCDメディア13aを登録(指定)す
るためのものであり、例えば、セットされた状態の各C
Dメディア13aをそれぞれ異なるチャンネル(例えば
CDオートチェンジャ13のCDカセットが10枚収納
タイプのものであった場合にはチャンネル「1」〜「1
0」)と見なし、任意のチャンネルを操作スイッチ群1
0或いはリモコン20を通じて選択することにより登録
する。
【0028】この場合、実際には、設定された再生音切
換地点以降のシチュエーション(例えば周囲の景観や車
両の巡航速度などのような走行環境)と、そのシチュエ
ーションに応じて使用者が快適と感ずるジャンルのオー
ディオ信号が記録されたCDメディア13aとを対応付
けて登録することになる。また、一つの再生音切換地点
と対応付けて複数のチャンネルを登録することも可能で
あり、このときには登録順に優先順位を付与するものと
する。尚、CDメディア13aがセットされていないチ
ャンネルの登録操作が行われた場合には、警告を発生す
る構成となっている。さらに、ここでは、チャンネル単
位(CDメディア単位)で登録する例で説明するが、各
CDメディア13aのトラック毎に登録できる構成とす
ることもできる(勿論、複数登録可能)。
【0029】チャンネル登録ルーチンS2の実行後に
は、渋滞設定の有無が登録されるまで待機する(ステッ
プS3)。ここでいう渋滞設定とは、車両の走行中にお
いて渋滞に巻き込まれた場合、予め登録しておいた渋滞
用オーディオ信号(音楽以外のもの、例えば落語なども
含む概念である)を再生する動作を示すものであり、そ
の有無は操作スイッチ群10或いはリモコン20を通じ
て登録できるようになっている。
【0030】この後には、渋滞設定の有無を判断し(ス
テップS4)、渋滞設定「有」の登録が行われたときに
は、渋滞用チャンネル登録ルーチンS5を実行する。こ
のルーチンS5は、CDオートチェンジャ13にセット
されている複数枚のCDメディア13aのうち、渋滞用
オーディオ信号に対応したCDメディア13aを登録す
るためのものであり、その登録は前述したようなチャン
ネルの選択により行われる。尚、この場合においても、
複数のチャンネルを登録することが可能であり、このと
きには登録順に優先順位を付与するものとする。また、
CDメディア13aがセットされていないチャンネルの
登録操作が行われた場合には、警告を発生する構成とな
っており、勿論、CDメディア13aのトラック毎に登
録できる構成としても良い。
【0031】上記渋滞用チャンネル登録ルーチンS5の
実行後には、操作スイッチ群10或いはリモコン20に
よって、再生音切換地点の設定を続行するための継続操
作が行われるまで、若しくは終了操作が行われるまで待
機するループを形成する(ステップS6、S7)。ま
た、渋滞設定「無」の登録が行われたときには、前記渋
滞用チャンネル登録ルーチンS5をジャンプして当該待
機ループ(ステップS6、S7)へ移行する。そして、
継続操作が行われたとき(ステップS6で「YES」)
には、前記再生音切換地点設定ルーチンS1へ戻り、終
了操作が行われたときには、初期設定処理ルーチンを終
了してリターンする。尚、上述した初期設定処理ルーチ
ンの実行状態、並びに当該ルーチンで設定した内容は、
任意の段階で操作スイッチ群10或いはリモコン20を
通じてリセットできるようになっている。
【0032】図2には、上記のような初期設定に基づい
て動作するチャンネル切換処理ルーチンの内容が示され
ている。このチャンネル切換処理ルーチンにおいては、
まず、位置検出器9からの車両位置情報に基づいて、車
両が前述のように設定された再生音切換地点を通過した
か否か(車両位置が再生音切換地点と一致したか否か)
を判断する(ステップS11)。ここで「NO」と判断
したときには、そのままリターンして、所定のサイクル
タイム後(または、予め設定された時間後)に上記判断
ステップS11を再実行するが、「YES」と判断した
ときには、渋滞状態が発生しているか否かを判断する
(ステップS12)。
【0033】このような渋滞発生の有無の判断は、例え
ば、図示しない車速センサからの車速信号により示され
る車両速度が所定速度以下になった状態が所定時間以上
継続したか否かに基づいて行われるものであり、渋滞が
発生していないと判断したときには、CDオートチェン
ジャ13にセットされている複数枚のCDメディア13
aのうち、前記チャンネル登録ルーチンS2において、
該当再生音切換地点と対応付けて登録されたチャンネル
に対応したCDメディア13aを選択する(ステップS
13)。尚、チャンネルが複数登録されている場合に
は、優先順位が高いものを選択する。
【0034】この後には、選択したCDメディア13a
の再生動作を開始させ、当該CDメディア13aから出
力されるオーディオ信号をスピーカシステム5を通じて
再生する(ステップS14)。尚、チャンネルが複数登
録されている場合に、最初に選択されたCDメディア1
3aの再生動作が完了したときには、優先順位が次位の
チャンネルに対応したCDメディア13aの再生動作を
行う構成となっているが、チャンネルが一つしか登録さ
れていない場合には、同一のCDメディア13aの再生
動作をリピートすることになる。
【0035】また、前記ステップS12において、渋滞
が発生していると判断した場合には、渋滞設定が「有」
か「無」かを判断する(ステップS15)。渋滞設定が
「無」のときにはそのまま前記ステップS13へ移行す
るが、「有」のときには、前述した渋滞用チャンネル登
録ルーチンS5において登録されたチャンネルに対応し
たCDメディア13a(つまり、渋滞用オーディオ信号
に対応したもの)を選択し(ステップS16)、この後
に前記再生動作開始ステップS14へ移行する。従っ
て、車両が渋滞に巻き込まれた状態では、CDメディア
13aから出力される渋滞用オーディオ信号がスピーカ
システム5を通じて再生されることになる。
【0036】上記再生動作開始ステップS14の実行に
応じてオーディオ信号の再生動作が開始された後には、
ステップS17において次の再生音切換地点を通過した
と判断するまで、若しくはステップS18において渋滞
状態が解消したと判断するまで待機する。ステップS1
8における渋滞解消の有無の判断は、例えば、図示しな
い車速センサからの車速信号により示される車両速度が
所定速度を越えた状態が所定時間以上継続したか否かに
基づいて行われるものであり、車両が次の再生音切換地
点を通過する前に渋滞が解消したと判断したとき(ステ
ップS17で「NO」、ステップS18で「YES」)
には、前記ステップS13へ移行する。これにより、渋
滞が解消したときには、渋滞用オーディオ信号に対応し
たCDメディア13aに代えて、前記チャンネル登録ル
ーチンS2において登録されたチャンネルに対応したC
Dメディア13aが選択され、以て当該CDメディア1
3aの再生動作が行われる。
【0037】これに対して、次の再生音切換地点を通過
したと判断したとき(ステップS17で「YES」)に
は、CDメディア13aの再生動作を停止し(ステップ
S19)、この後に、上記再生音切換地点が予め再生終
了地点として登録されたものであるか否かを判断する
(ステップS20)。そして、ここで「NO」と判断し
た場合には、前記ステップS12以降の制御を再実行
し、「YES」と判断した場合にはそのままリターンす
る。
【0038】尚、ステップS12においては、渋滞発生
と判断したときにフラグを立てておき、ステップS20
で「NO」と判断したときには、渋滞状態にある旨を当
該フラグに基づいて直ちに判断する構成としても良い
(このフラグは渋滞解消と判断したときに降ろす)。
【0039】要するに、上記した本実施例によれば、使
用者(例えば車両運転者)が、車両の走行開始に先立っ
て、地図画面に表示される車両の走行予定経路に沿った
任意位置を再生音切換地点として設定すると共に、その
再生音切換地点と対応付けた状態で、CDオートチェン
ジャ13にセットされている複数枚のCDメディア13
aのうち所望のものを登録しておけば、その後に、車両
をナビゲーション機能に応じた経路案内に従って走行さ
せた場合に、当該車両が上記再生音切換地点に到達する
毎に、各切換地点に対応付けて登録されているCDメデ
ィア13aからのオーディオ信号が自動的に再生される
ようになる。
【0040】従って、設定された再生音切換地点以降の
シチュエーション(例えば周囲の景観や車両の巡航速度
などのような走行環境)と、そのシチュエーションに応
じて使用者が快適と感ずるジャンルのオーディオ信号が
記録されたCDメディア13aとを対応付けて登録して
おけば、車両の走行に従って、使用者にとって快適と感
ずるオーディオ信号が自動的に再生されることになる。
つまり、例えば、高速道路走行時にはアップテンポな楽
曲、景観の良い山岳道路ではスケール感のある楽曲、湾
岸沿いの道路ではビーチサウンド系の楽曲、渋滞時には
ヒーリング系の楽曲や緊張緩和作用がある落語を再生す
るなど、車両運転時のシチュエーションに応じて運転者
が快適と感ずる楽曲を自動的に再生できることになる。
この結果、種々のジャンルのオーディオ信号の中から使
用者が望むものを選択的に再生する場合に、車両運転中
の操作を全く不要にできて使用感が向上するものであ
り、また、オーディオ信号再生時の快適性を種々のシチ
ュエーションに連動させて向上させることが可能になる
ものである。
【0041】また、車両走行中に渋滞状態が発生したと
きには、予め登録された渋滞用オーディオ信号に対応し
たCDメディア13を自動的に選択して再生する動作が
行われるから、その渋滞用オーディオ信号に対応したC
Dメディア13aとして、任意のジャンル(例えばスト
レス緩和作用があるヒーリング系楽曲)を登録しておけ
ば、渋滞発生時において上記渋滞用オーディオ信号が自
動的に再生されるようになり、結果的に渋滞発生に伴い
使用者が感ずるストレスを緩和するのに役立つようにな
る。
【0042】さらに、オーディオ装置とナビゲーション
装置とを一体的に構成したナビゲーションユニット1を
設ける構成としたから、ナビゲーション装置としての付
加価値を大幅に向上させ得るようになる。また、ジャン
ルが異なるオーディオ信号を記録した複数のCDメディ
ア13aをセット可能なCDオートチェンジャ13を使
用する構成としたから、再生対象となるCDメディア1
3aの種類を任意に調整できるようになる。この結果、
使用者が望むジャンルのオーディオ信号を確実に再生で
きるようになって、装置としての有用性を高め得るよう
になる。
【0043】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、次のような変形または拡張が可能であ
る。渋滞発生の判断を行う場合、外部システム(VIC
S)からの道路渋滞情報をVICS受信機11を通じて
受信し、その道路渋滞情報により示される渋滞地域を走
行している状態で、車速信号により示される車両速度が
所定速度以下になったときに、これを渋滞発生と判断す
る構成とすることができる。この構成によっても上記し
た本実施例と同様の効果を奏するものであり、特に本実
施例によれば渋滞が発生した状態を確実に検知できるよ
うになる。
【0044】カーナビユニット1に対して、他の音源
(例えばDVD−ROM、MP3(MPEG audio layer
3)プレーヤーなど)から出力されるオーディオ信号を
再生できる機能を付加しても良い。デジタル放送の複数
のチャンネル(例えば、音楽の複数のジャンルに対応し
たチャンネル)を音源として登録できる構成としても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の電気的構成図
【図2】制御回路による制御内容を示すフローチャート
(その1)
【図3】制御回路による制御内容を示すフローチャート
(その2)
【符号の説明】
1はナビゲーションユニット(車載用オーディオ装置、
ナビゲーション装置)、5はスピーカシステム、8は制
御回路(位置設定手段、ジャンル登録手段、再生制御手
段)、9は位置検出器、12はDVDプレーヤ、12a
はDVDメディア、13はCDオートチェンジャ、13
aはCDメディア(音源)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両位置情報と地図情報とに基づいて走
    行経路の案内を行うナビゲーション装置を備えた車両に
    搭載され、音源から出力されるオーディオ信号を再生す
    る車載用オーディオ装置において、 車両の走行予定経路に沿った任意位置を再生音切換地点
    として設定可能な位置設定手段と、 前記音源から出力されるオーディオ信号のジャンルを、
    前記位置設定手段により設定された再生音切換地点に対
    応付けて登録可能なジャンル登録手段と、 前記ナビゲーション装置によって示される車両位置が前
    記再生音切換地点と一致したときに、前記ジャンル登録
    手段によって当該再生音切換地点と対応付けられている
    ジャンルのオーディオ信号を再生する再生制御手段とを
    備えたことを特徴とする車載用オーディオ装置。
  2. 【請求項2】 前記ジャンル登録手段は、前記音源から
    出力されるオーディオ信号のうち任意のジャンルのもの
    を渋滞用オーディオ信号として登録可能に設けられ、 前記再生制御手段は、車両速度が所定速度以下になった
    状態が所定時間以上継続したときに前記渋滞用オーディ
    オ信号を再生することを特徴とする請求項1記載の車載
    用オーディオ装置。
  3. 【請求項3】 前記ジャンル登録手段は、前記音源から
    出力されるオーディオ信号のうち任意のジャンルのもの
    を渋滞用オーディオ信号として登録可能に設けられる共
    に、前記ナビゲーション装置は、外部システムから道路
    渋滞情報を受信可能に設けられ、 前記再生制御手段は、車両が前記道路渋滞情報により示
    される渋滞地域を走行している状態で車両速度が所定速
    度以下になったときに前記渋滞用オーディオ信号を再生
    することを特徴とする請求項1記載の車載用オーディオ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ナビゲーション装置と一体的に構成
    されることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記
    載の車載用オーディオ装置。
  5. 【請求項5】 前記音源として、オーディオ信号を記録
    した複数のメディアが設けられ、 前記再生制御手段は、前記メディアを選択することによ
    り前記オーディオ信号のジャンル切換動作を行うことを
    特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の車載用オ
    ーディオ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010032533A (ja) * 2009-10-21 2010-02-12 Pioneer Electronic Corp 移動体用電子システムの制御装置及び制御方法、移動体用電子システム並びにコンピュータプログラム
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JP2017167414A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 本田技研工業株式会社 コンテンツ出力システム、コンテンツ配信サーバ及びコンテンツ出力方法

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