JP2015039969A - 出力制御装置及び出力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力部の出力を変更するための運転席側の操作及び後部席側の操作などを適切に制限可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】ナビゲーション装置1は、操作判断部12と、出力制御部13とを備える。操作判断部12は、運転席操作または後部席操作として実施された出力変更操作が優先操作に該当するか否かを判断する。出力制御部13は、出力変更操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合には、当該出力変更操作に応じて出力部の出力を変更することを制限する。
【選択図】図1
【解決手段】ナビゲーション装置1は、操作判断部12と、出力制御部13とを備える。操作判断部12は、運転席操作または後部席操作として実施された出力変更操作が優先操作に該当するか否かを判断する。出力制御部13は、出力変更操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合には、当該出力変更操作に応じて出力部の出力を変更することを制限する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両に搭載された出力部の出力を制御可能な出力制御装置及び出力制御方法に関するものである。
近年、表示部及び音声出力部などの出力部と、操作部とが搭載された車両において、様々な映像や音声を出力する車載用エンターテインメントシステムが構築されている。その一つとして、運転席側及び後部席側において同一のAV(Audio-Visual)コンテンツを出力し、運転席側及び後部席側の双方のコンテンツの出力が、運転席側からの操作及び後部席側からの操作によって一律に変更されるシステムがある。このようなシステムに対して、これまでに様々な技術が提案されている。
例えば特許文献1には、車両走行中に後部席側の操作を制限することにより、運転者の意思によって運転席側及び後部席側の表示を維持することが可能な技術が提案されている。
従来技術では、例えば、ラジオ放送の内容が、運転者にとって聴取したい内容(交通情報など運転に必要な内容や、運転者にとって関心のある内容)であるか否かに関わらず、後部席側の操作及び運転席側の操作のいずれか一方の操作が優先に固定され、他方の操作が制限されていた。
このため、後部席側の操作が優先に固定されている場合には、ラジオ放送の内容が運転者にとって聴取したい内容であっても、後部席側の操作に応じて音声がラジオ放送からCD(Compact Disc)などに切り替わることから、運転者にとって好ましくないという問題があった。一方、運転席側の操作が優先に固定され、後部席側の操作が制限されている場合には、ラジオ放送の内容が運転者にとって聴取しなくてもよい内容であっても、後部席側の操作に応じて音声をラジオ放送からCDなどに切り替えることができないことから、後部席の同乗者にとって好ましくないという問題があった。
また、上記の場合以外にも、例えば、道路案内を維持するために、後部席側の操作を制限することが好ましい場合もあれば、同乗者に目的地を設定してもらうために、後部席側の操作を制限しないことが好ましい場合もある。しかしながら、従来技術では、これらの状況に適切に対応することができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、出力部の出力を変更するための第1操作及び第2操作(例えば運転席側の操作及び後部席側の操作)を適切に制限可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る出力制御装置は、車両に搭載された出力部の出力を制御可能な出力制御装置であって、車両の第1座席での第1操作、及び、車両の第2座席での第2操作のいずれか一方の操作が、他方の操作よりも優先とされる優先操作として、予め定められたコンテンツごとに設定された優先情報を取得する優先情報取得部を備える。そして、出力制御装置は、コンテンツ切り替え、または、コンテンツ出力変更を含む出力部への出力変更操作が第1操作または第2操作として実施された場合に、優先情報に基づいて、当該出力変更操作が、優先操作である一方の操作に該当するか否かを判断する操作判断部を備える。そして、出力制御装置は、出力変更操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合には、当該出力変更操作に応じて出力部の出力を変更することを制限する出力制御部を備える。
本発明によれば、第1操作及び第2操作のいずれか一方の操作が優先操作として予め定められたコンテンツごとに設定されている。そして、実施された出力変更操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合には、当該出力変更操作に応じて出力部の出力を変更することを制限する。したがって、コンテンツに応じて第1操作及び第2操作を選択的に制限することができるので、第1操作及び第2操作を適切に制限することができる。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1として、本発明に係る出力制御装置を、車両に搭載されたナビゲーション装置(車両とともに移動するナビゲーション装置)に適用した場合を例にして説明する。図1は、当該ナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。以下、図1に示されるナビゲーション装置1が搭載された車両を「自車」と記載して説明する。
本発明の実施の形態1として、本発明に係る出力制御装置を、車両に搭載されたナビゲーション装置(車両とともに移動するナビゲーション装置)に適用した場合を例にして説明する。図1は、当該ナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。以下、図1に示されるナビゲーション装置1が搭載された車両を「自車」と記載して説明する。
ナビゲーション装置1は、運転席表示部21、運転席音声出力部22、運転席操作部23、後部席表示部24、後部席音声出力部25、後部席操作部26、ラジオチューナー27、音楽プレーヤー28、映像プレーヤー29及びGPS(Global Positioning System)レシーバー30と接続されている。ナビゲーション装置1が、これらの周辺要素を統括的に制御することによって、様々な映像や音声を出力する車載用エンターテインメントシステムが構築される。
<周辺要素>
ここでは、周辺要素のそれぞれについて詳細に説明する。
ここでは、周辺要素のそれぞれについて詳細に説明する。
運転席表示部21は、自車に搭載された表示部(出力部)であり、運転席側において各種情報を表示(出力)する。この運転席表示部21には、例えば自車のダッシュボードなどに配設された液晶ディスプレイなどの表示装置が適用される。
運転席音声出力部22は、自車に搭載された音声出力部(出力部)であり、運転席側において各種情報を音声によって出力する。この運転席音声出力部22には、例えば運転席表示部21と一体化されたスピーカー、または、自車に備え付けえられたスピーカーなどが適用される。
運転席操作部23は、運転席での各種操作(第1座席での第1操作)を受け付ける操作部である。以下、運転席での各種操作を「運転席操作」と記す。この運転席操作部23には、例えばリモコン、運転席表示部21と一体化されたタッチパネル、及び、マイクに入力された音声から運転席操作を抽出する音声解析装置などが適用される。運転席操作部23は、運転席操作を受け付けると、当該運転席操作に応じた信号をナビゲーション装置1に出力する。
後部席表示部24は、自車に搭載された表示部(出力部)であり、後部席側において各種情報を表示(出力)する。この後部席表示部24には、例えば前席(運転席及び助手席)の背面に配設された液晶ディスプレイなどの表示装置が適用される。
後部席音声出力部25は、自車に搭載された音声出力部(出力部)であり、後部席側において各種情報を音声によって出力する。この後部席音声出力部25には、例えば後部席表示部24と一体化されたスピーカー、または、自車に備え付けえられたスピーカーなどが適用される。
なお、以下の説明では、運転席表示部21、運転席音声出力部22、後部席表示部24、及び、後部席音声出力部25を区別しない場合には、これらを「出力部」と記載する。
後部席操作部26は、後部席での各種操作(第2座席での第2操作)を受け付ける操作部である。以下、後部席での各種操作を「後部席操作」と記す。この後部席操作部26には、例えばリモコン、後部席表示部24と一体化されたタッチパネル、及び、マイクに入力された音声から後部席操作を抽出する音声解析装置などが適用される。後部席操作部26は、後部席操作を受け付けると、当該後部席操作に応じた信号をナビゲーション装置1に出力する。
ラジオチューナー27は、例えばラジオ受信機などから構成されており、ラジオ放送を受信する。ここでは、ラジオチューナー27は、音声情報と、当該音声情報のコンテンツ(音声情報のタイトル、ジャンル及び種別などの詳細を示す情報)と、番組表の情報とを含むデジタルラジオ放送を受信し、当該デジタルラジオ放送に含まれる各種情報をナビゲーション装置1に出力する。
音楽プレーヤー28は、例えばCDを再生するCDプレーヤー、または、携帯型の音楽記憶装置(例えばiPod(登録商標))などから構成されており、CDや音楽記憶装置に記憶された音楽の音声情報を再生してナビゲーション装置1に出力する。また、音楽プレーヤー28が、音楽の音声情報とともに当該音声情報のコンテンツを取得できる場合には、音楽プレーヤー28は、音楽の音声情報とともに、当該音声情報のコンテンツをナビゲーション装置1に出力する。
映像プレーヤー29は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)を再生するDVDプレーヤー、または、Blu−ray(登録商標)などのプレーヤーから構成されており、DVDなどに記憶された映像情報を再生してナビゲーション装置1に出力する。また、映像プレーヤー29は、映像情報のコンテンツ(映像情報のタイトル、ジャンル及び種別などの詳細を示す情報)を取得することができる場合には、映像情報とともに、当該映像情報のコンテンツをナビゲーション装置1に出力する。なお、ナビゲーション装置1がネットワークと通信可能に構成されている場合には、ナビゲーション装置1が、映像情報のコンテンツをネットワークから受信するものであってもよい。
GPSレシーバー30は、GPS衛星からのGPS信号を受信し、当該GPS信号などに基づいて、自車の現在位置(例えば緯度・経度)を検出する。GPSレシーバー30は、検出した自車の現在位置をナビゲーション装置1に出力する。
<ナビゲーション装置1>
図1に示されるナビゲーション装置1は、優先情報記憶部11と、操作判断部12と、出力部の出力などを制御する出力制御部13とを備えて構成されている。
図1に示されるナビゲーション装置1は、優先情報記憶部11と、操作判断部12と、出力部の出力などを制御する出力制御部13とを備えて構成されている。
なお、図1には示されていないが、ナビゲーション装置1はCPU(Central Processing Unit)を備えており、このCPUがプログラムを実行することによって、ナビゲーション装置1において操作判断部12及び出力制御部13の機能が実現されている。
また、上述のCPUがプログラムを実行することによって、ナビゲーション装置1が周辺要素を統括的に制御することが可能となっているとともに、ナビゲーション装置1においてナビゲーション機能などの機能が実現されている。なお、ナビゲーション機能とは、例えば、GPSレシーバー30で検出された自車の現在位置と、運転席操作または後部席操作によって入力された目的地と、地図情報とに基づいて現在位置から目的地までの経路を探索し、当該探索した経路に沿ってユーザを現在位置から目的地まで案内する機能である。
次に、ナビゲーション装置1の各構成要素について詳細に説明する。
優先情報記憶部11は、例えばハードディスクドライブ(HDD)、または、半導体メモリなどの記憶装置から構成される。優先情報記憶部11(優先情報取得部)は、優先情報を記憶している。
図2は、優先情報記憶部11に記憶されている優先情報の一例を示す図である。図2に示される優先情報は、アプリケーションの分類と、各アプリケーションのコンテンツと、優先操作の設定とを含んでいる。
アプリケーションの分類は、ナビゲーション装置1によって実行可能なアプリケーションの種類を示している。図2の分類に示すナビゲーション、ラジオ、音楽及び映像は、それぞれ上述のナビゲーション機能、ラジオチューナー27、音楽プレーヤー28及び映像プレーヤー29のアプリケーションに対応する。
アプリケーションのコンテンツは、各アプリケーションのより細かな分類であり、例えば上述の音声情報のコンテンツ、及び、上述の映像情報のコンテンツなどに対応する。
図2に示される優先情報においては、運転席操作及び後部席座席のいずれか一方の操作が、他方の操作よりも優先とされる優先操作として、道路案内、目的地検索、交通情報、クラシックなどのコンテンツ(予め定められたコンテンツ)ごとに設定されている。ここでは、優先操作(一方の操作)には「○」が付され、優先操作でない他方の操作には「○」が付されずに空欄になっている。
なお、図2の優先情報には、運転席操作及び後部席操作のいずれにも「○」が付されていないコンテンツがあってもよい。また、優先操作の設定は、「○」などを付すことに限ったものではなく、優先度などの値の大小によって設定されてもよい。
図1に戻って、出力部への出力変更操作が運転席操作または後部席操作として実施された場合に、操作判断部12は、優先情報記憶部11の優先情報に基づいて、当該出力変更操作が優先操作(一方の操作)に該当するか否かを判断する。なお、出力部への出力変更操作とは、出力部の出力を変更するための操作である。
ここでは、出力変更操作は、コンテンツ切り替え操作(現在のコンテンツに代えて別のコンテンツを出力部から出力させる操作)であるものとして説明する。なお、現在のコンテンツとは、本明細書において、出力部から現在出力されているコンテンツを意味するものとする。
出力変更操作をコンテンツ切り替え操作とする本実施の形態1では、コンテンツ切り替え操作が運転席操作または後部席操作として実施された場合に、操作判断部12は、図2の優先情報に基づいて、当該コンテンツ切り替え操作が優先操作(一方の操作)に該当するか否かを判断する。
例えば、コンテンツ切り替え操作が、図2において○が付された操作(現在のコンテンツから道路案内、交通情報、クラシックもしくは映像音楽に切り替えて出力させる運転席操作、または、現在のコンテンツから目的地検索、ロックもしくは映画に切り替えて出力させる後部席操作など)に該当する場合には、操作判断部12は、コンテンツ切り替え操作が優先操作(一方の操作)に該当すると判断する。一方、コンテンツ切り替え操作が、図2において○が付されていない操作(現在のコンテンツから目的地検索、スポーツもしくはロックなどに切り替えて出力させる運転席操作、または、現在のコンテンツから道路案内、交通情報もしくはスポーツなどに切り替えて出力させる後部席操作など)に該当する場合には、操作判断部12は、コンテンツ切り替え操作が優先操作(一方の操作)でない他方の操作に該当すると判断する。
上述の判断だけでなく、操作判断部12は、現在のコンテンツと優先情報記憶部11の優先情報とに基づいて、現在のコンテンツを出力させた操作が、当該現在のコンテンツに対応する優先操作に該当するか否かを判断する。なお、以下の説明では、現在のコンテンツに対応する優先操作を「対応優先操作」と記すこともある。
例えば、現在出力されているコンテンツが「道路案内」である場合に、現在のコンテンツを出力するために実施された操作が、図2の優先情報の「道路案内」において「○」が付された「運転席操作」に該当する場合には、操作判断部12は、現在のコンテンツを出力させた操作は対応優先操作に該当すると判断する。一方、現在のコンテンツ(「道路案内」)を出力するために実施された操作が、図2の優先情報の「道路案内」において「○」が付された「運転席操作」ではなく「後部席操作」に該当する場合には、操作判断部12は、現在のコンテンツを出力させた操作は対応優先操作に該当しないと判断する。
出力制御部13は、上述のナビゲーション機能と、出力部におけるAVコンテンツの出力を制御する機能とを有するAVナビゲーション処理部に相当する。前提として、本実施の形態1に係る出力制御部13は、運転席表示部21及び後部席表示部24において同一の映像を表示させ、運転席音声出力部22及び後部席音声出力部25において同一の音声を出力させるものとする。
ここで、本実施の形態1では、現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作に該当しないと操作判断部12で判断された場合には、出力制御部13は、コンテンツ切り替え操作が優先操作及び他方の操作のいずれに該当するかに関わらず、当該コンテンツ切り替え操作を有効にする。
一方、現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作に該当すると操作判断部12で判断された場合には、出力制御部13は、対応優先操作以降に実施されたコンテンツ切り替え操作が、優先操作及び他方の操作のいずれに該当するかによって、当該コンテンツ切り替え操作を有効にしたり、無効にしたりする。
具体的には、対応優先操作以降に実施されたコンテンツ切り替え操作が、優先操作(一方の操作)に該当すると操作判断部12で判断された場合には、出力制御部13は、当該コンテンツ切り替え操作に応じてコンテンツを切り替える(出力部の出力を変更する)。一方、対応優先操作以降に実施されたコンテンツ切り替え操作が、他方の操作に該当すると操作判断部12で判断された場合には、出力制御部13は、当該コンテンツ切り替え操作に応じてコンテンツを切り替えない(出力部の出力を変更しない)。
<動作>
図3は、本実施の形態1に係るナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。以下、図3を用いて、この動作について説明する。
図3は、本実施の形態1に係るナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。以下、図3を用いて、この動作について説明する。
まず、ステップS1にて、ナビゲーション装置1は、コンテンツ切り替え操作が、運転席操作または後部席操作として実施されたか否かを判断する。つまり、ナビゲーション装置1は、コンテンツ切り替え操作を、運転席操作部23または後部席操作部26にて受け付けたか否かを判断する。コンテンツ切り替え操作が実施されたと判断した場合にはステップS2に進み、そうでない場合にはしばらくしてからステップS1の判断を再度行う。
ステップS2にて、操作判断部12は、現在のコンテンツを出力制御部13から取得する。つまり、操作判断部12は、出力部(運転席表示部21、運転席音声出力部22、後部席表示部24及び後部席音声出力部25)にて現在出力されているコンテンツ、すなわち現在のコンテンツを取得する。
ステップS3にて、操作判断部12は、優先情報を優先情報記憶部11から取得する。
ステップS4にて、操作判断部12は、現在のコンテンツと優先情報とに基づいて、現在のコンテンツを出力させた操作が、対応優先操作に該当するか否かを判断する。現在のコンテンツを出力させた操作が、対応優先操作に該当すると判断された場合にはステップS5に進み、対応優先操作に該当しないと判断された場合にはステップS6に進む。
ステップS5にて、操作判断部12は、優先情報に基づいて、ステップS1で実施されたコンテンツ切り替え操作が優先操作(一方の操作)に該当するか否かを判断する。ステップS1のコンテンツ切り替え操作が、優先操作(一方の操作)に該当すると判断された場合にはステップS6に進み、優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合にはステップS8に進む。
すなわち、本実施の形態1では、ステップS4にて現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作に該当すると判断され、かつ、ステップS5にてコンテンツ切り替え操作が他方の操作に該当すると判断された場合には、後述するようにステップS8以降においてコンテンツ切り替え操作が制限されるという一連の動作が行われることになる。
ここで、この一連の動作において対応優先操作が運転席操作であり、コンテンツ切り替え操作が助手席操作である場合(運転者が優先操作を実施した後に、助手席の同乗者が優先操作でないコンテンツ切り替え操作を実施した場合)には、助手席の同乗者が実施したコンテンツ切り替え操作が制限される。すなわち、運転者が助手席の同乗者よりも早く優先操作を実施すれば、現在出力されているコンテンツが、助手席の同乗者による優先操作でないコンテンツ切り替え操作によって切り替えられずに済む。したがって、適切に操作を制限することが可能となっている。
その一方で、上述の一連の動作において対応優先操作が運転席操作であり、コンテンツ切り替え操作が運転席操作である場合(運転者が優先操作を実施した後に、運転者が優先操作でないコンテンツ切り替え操作を実施した場合)にも、当該コンテンツ切り替え操作が制限されることになる。すなわち、運転者が優先操作を実施すると、それ以降の優先操作でないコンテンツ切り替え操作が、運転者の操作であっても制限されてしまうことになり、多少不便となる。そこで、ステップS5において、ステップS1のコンテンツ切り替え操作が他方の操作に該当すると操作判断部12で判断された場合であっても、当該コンテンツ切り替え操作と対応優先操作とが同一の操作である場合には、当該コンテンツ切り替え操作が制限されないステップS6に進むことが望ましい。
ステップS4及びS5のいずれかからステップS6に進んだ場合、当該ステップS6にて、操作判断部12は、ステップS1のコンテンツ切り替え操作に応じてコンテンツを切り替えるように出力制御部13に要求する。
ステップS7にて、出力制御部13は、操作判断部12から当該要求を受けると、ステップS1のコンテンツ切り替え操作に応じて、出力部に出力されているコンテンツを切り替える。
例えば、ステップS1のコンテンツ切り替え操作が、クラシックに切り替える操作であった場合には、出力制御部13は、現在のコンテンツに代えて、音楽プレーヤー28の音声情報が示す音楽を、運転席音声出力部22及び後部席音声出力部25に音声出力させる。また、例えば、ステップS1のコンテンツ切り替え操作が、映画に切り替える操作であった場合には、出力制御部13は、現在のコンテンツに代えて、映像プレーヤー29の映像情報が示す映像を、運転席表示部21及び後部席表示部24に表示させる。その後、図3に示す動作が終了する。
ステップS5からステップS8に進んだ場合、当該ステップS8にて、操作判断部12は、コンテンツを切り替えることができない旨を通知するように出力制御部13に要求する。
ステップS9にて、出力制御部13は、操作判断部12から当該要求を受けると、ステップS1のコンテンツ切り替え操作に応じたコンテンツの切り替えを行わずに、当該切り替えができない旨を出力部に通知(出力)させる。その後、図3に示す動作が終了する。
<効果>
以上のような本実施の形態1に係るナビゲーション装置1によれば、運転席操作及び後部席操作のいずれか一方の操作が優先操作としてコンテンツごとに設定されている。そして、実施されたコンテンツ切り替え操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合には、当該コンテンツ切り替え操作に応じたコンテンツの切り替えを制限する。したがって、コンテンツに応じて運転席操作及び後部席操作を選択的に制限することができるので、運転席操作及び後部席操作を適切に制限することができる。よって、運転者及び後部席の同乗者の双方にとって好ましいナビゲーション装置1を実現することができる。
以上のような本実施の形態1に係るナビゲーション装置1によれば、運転席操作及び後部席操作のいずれか一方の操作が優先操作としてコンテンツごとに設定されている。そして、実施されたコンテンツ切り替え操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合には、当該コンテンツ切り替え操作に応じたコンテンツの切り替えを制限する。したがって、コンテンツに応じて運転席操作及び後部席操作を選択的に制限することができるので、運転席操作及び後部席操作を適切に制限することができる。よって、運転者及び後部席の同乗者の双方にとって好ましいナビゲーション装置1を実現することができる。
また、本実施の形態1によれば、現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作(当該現在のコンテンツに対応する優先操作)に該当すると判断され、かつ、コンテンツ切り替え操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合に、当該コンテンツ切り替え操作に応じてコンテンツを切り替えることを制限する。このような構成によれば、優先操作が実施されるまでは、運転席操作及び後部席操作のいずれも有効にし、優先操作が実施された以降は、優先操作でないコンテンツ切り替え操作を制限するので、運転席操作及び後部席操作を適切に制限することが期待できる。
<実施の形態1の変形例1>
実施の形態1では、出力変更操作には、コンテンツ切り替え操作が適用された。これに対して本変形例1では、出力変更操作には、コンテンツ出力変更操作(現在のコンテンツの出力を変更する操作)が適用される。なお、コンテンツ出力変更操作としては、例えば、現在のコンテンツの音声のボリュームを変更する操作、音声出力する曲を変更する操作などが想定される。
実施の形態1では、出力変更操作には、コンテンツ切り替え操作が適用された。これに対して本変形例1では、出力変更操作には、コンテンツ出力変更操作(現在のコンテンツの出力を変更する操作)が適用される。なお、コンテンツ出力変更操作としては、例えば、現在のコンテンツの音声のボリュームを変更する操作、音声出力する曲を変更する操作などが想定される。
図4は、本変形例1に係る優先情報の一例を示す図である。この図4に示される優先情報においても、図2に示した優先情報と同様に、運転席操作及び後部席座席のいずれか一方の操作が、他方の操作よりも優先とされる優先操作として、道路案内、目的地検索、交通情報、クラシックなどのコンテンツごとに設定されている。ただし、図4の優先操作(一方の操作)には「○」ではなく「◎」が付され、優先操作ではない他方の操作には「◎」が付されずに空欄になっている。
本変形例1においては、コンテンツ出力変更操作が運転席操作または後部席操作として実施された場合に、操作判断部12は、図4の優先情報に基づいて、当該コンテンツ出力変更操作が優先操作(一方の操作)に該当するか否かを判断する。
例えば、コンテンツ出力変更操作が、図4において◎が付された操作(道路案内、交通情報、クラシックもしくは映像音楽が現在のコンテンツである場合において出力を変更する運転席操作、または、目的地検索、ロックもしくは映画が現在のコンテンツである場合において出力を変更する後部席操作など)に該当する場合には、操作判断部12は、コンテンツ出力変更操作が優先操作に該当すると判断する。一方、コンテンツ切り替え操作が、図4において◎が付されていない操作(目的地検索、スポーツもしくはロックなどが現在のコンテンツである場合において出力を変更する運転席操作、または、道路案内、交通情報もしくはスポーツなどが現在のコンテンツである場合において出力を変更する後部席操作など)に該当する場合には、操作判断部12は、コンテンツ出力変更操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断する。
<動作>
図5は、本変形例1に係るナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。以下、図5を用いて、この動作について説明する。ただし、図5に示すフローチャートのうちステップS2及びステップS3は、図3と同じであることから、それらの説明については省略する。
図5は、本変形例1に係るナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。以下、図5を用いて、この動作について説明する。ただし、図5に示すフローチャートのうちステップS2及びステップS3は、図3と同じであることから、それらの説明については省略する。
まず、ステップS1aにて、ナビゲーション装置1は、コンテンツ出力変更操作が、運転席操作または後部席操作として実施されたか否かを判断する。つまり、ナビゲーション装置1は、コンテンツ出力変更操作を、運転席操作部23または後部席操作部26にて受け付けたか否かを判断する。コンテンツ出力変更操作が実施されたと判断した場合にはステップS2に進み、そうでない場合にはしばらくしてからステップS1aの判断を再度行う。
ステップS2及びS3を経たステップS4aにて、操作判断部12は、現在のコンテンツと優先情報とに基づいて、現在のコンテンツを出力させた操作が、対応優先操作に該当するか否かを判断する。この判断は、実施の形態1のステップS4の判断において優先情報の「○」を「◎」に置き換えた動作と同様である。現在のコンテンツを出力させた操作が、対応優先操作に該当すると判断された場合にはステップS5aに進み、対応優先操作に該当しないと判断された場合にはステップS6aに進む。
ステップS5aにて、操作判断部12は、優先情報に基づいて、ステップS1aで実施されたコンテンツ出力変更操作が優先操作(一方の操作)に該当するか否かを判断する。この判断は、実施の形態1のステップS5の判断において優先情報の「○」を「◎」に置き換えた動作と同様である。ステップS1aのコンテンツ出力変更操作が、優先操作(一方の操作)に該当すると判断された場合にはステップS6aに進み、優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合にはステップS8aに進む。
なお、実施の形態1において説明したように、ステップS5aにおいて、ステップS1aのコンテンツ出力変更操作が他方の操作に該当すると操作判断部12で判断された場合であっても、当該コンテンツ出力変更操作と対応優先操作とが同一の操作である場合には、当該コンテンツ出力変更操作が制限されないステップS6aに進むことが望ましい。
ステップS6aにて、操作判断部12は、ステップS1aのコンテンツ出力変更操作に応じて現在のコンテンツの出力を変更するように出力制御部13に要求する。
ステップS7aにて、出力制御部13は、操作判断部12から当該要求を受けると、ステップS1aのコンテンツ出力変更操作に応じて、現在のコンテンツの出力を変更する。その後、図5に示す動作が終了する。
ステップS8aにて、操作判断部12は、現在のコンテンツの出力を変更できない旨を通知するように出力制御部13に要求する。
ステップS9aにて、出力制御部13は、操作判断部12から当該要求を受けると、ステップS1aのコンテンツ出力変更操作に応じた現在のコンテンツの出力変更を行わずに、当該出力変更ができない旨を出力部に通知(出力)させる。その後、図5に示す動作が終了する。
<効果>
以上のような本変形例1に係るナビゲーション装置1によれば、現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作(当該現在のコンテンツに対応する優先操作)に該当すると判断され、かつ、コンテンツ出力変更操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合に、当該コンテンツ出力変更操作に応じて現在のコンテンツの出力を変更することを制限する。このような構成によれば、実施の形態1と同様に、優先操作が実施されるまでは、運転席操作及び後部席操作のいずれも有効にし、優先操作が実施された以降は、優先操作でないコンテンツ出力変更操作を制限するので、運転席操作及び後部席操作を適切に制限することが期待できる。
以上のような本変形例1に係るナビゲーション装置1によれば、現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作(当該現在のコンテンツに対応する優先操作)に該当すると判断され、かつ、コンテンツ出力変更操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合に、当該コンテンツ出力変更操作に応じて現在のコンテンツの出力を変更することを制限する。このような構成によれば、実施の形態1と同様に、優先操作が実施されるまでは、運転席操作及び後部席操作のいずれも有効にし、優先操作が実施された以降は、優先操作でないコンテンツ出力変更操作を制限するので、運転席操作及び後部席操作を適切に制限することが期待できる。
なお、実施の形態1と本変形例1とを組み合わせてもよい。すなわち、「◎」、「○」及び空欄を含む優先情報を用いて、出力変更操作に、コンテンツ切り替え操作、及び、コンテンツ出力変更操作を適用してもよい。
<実施の形態1の変形例2>
実施の形態1では、出力制御部13は、現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作に該当すると判断され、かつ、コンテンツ切り替え操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合に、当該コンテンツ切り替え操作に応じてコンテンツを切り替えることを制限した。
実施の形態1では、出力制御部13は、現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作に該当すると判断され、かつ、コンテンツ切り替え操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合に、当該コンテンツ切り替え操作に応じてコンテンツを切り替えることを制限した。
これに対して本変形例2では、現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作に該当するか否かの判断を考慮しないものとなっている。すなわち、出力制御部13は、コンテンツ切り替え操作が優先操作でない他方の操作に該当すると操作判断部12で判断されたのであれば、当該コンテンツ切り替え操作に応じてコンテンツを切り替えることを制限するものとなっている。
図6は、本変形例2に係る優先情報の一例を示す図である。この図6に示される優先情報においても、図2に示した優先情報と同様に、運転席操作及び後部席座席のいずれか一方の操作が、他方の操作よりも優先とされる優先操作として、道路案内、目的地検索、交通情報、クラシックなどのコンテンツごとに設定されている。ただし、図6の優先情報では、優先操作には「○」が付され、優先操作ではない他方の操作には「×」が付されており、空欄がないように設定されている。
<動作>
図7は、本変形例2に係るナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートは、図3に示したフローチャートからステップS2及びS4を削除したものとなっている。
図7は、本変形例2に係るナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートは、図3に示したフローチャートからステップS2及びS4を削除したものとなっている。
すなわち、ステップS1及びS3を経たステップS5にて、操作判断部12は、優先情報に基づいて、ステップS1で実施されたコンテンツ切り替え操作が、優先操作(一方の操作)に該当するか否かを判断する。ステップS1のコンテンツ切り替え操作が、優先操作(一方の操作)に該当すると判断された場合にはステップS6に進み、優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合にはステップS8に進む。
ステップS6〜S9では、実施の形態1で説明したステップS6〜S9と同様の動作を行う。
<効果>
以上のような本変形例2では、ステップS1及びS3を経た後、実施の形態1のステップS4を経ずにステップS5に進む。すなわち、現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作に該当するか否かに関わらず、コンテンツ切り替え操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合には、当該コンテンツ切り替え操作に応じてコンテンツを切り替えることを制限する。このような本変形例2によれば、優先操作(一方の操作)の優先の程度を高めることができる。
以上のような本変形例2では、ステップS1及びS3を経た後、実施の形態1のステップS4を経ずにステップS5に進む。すなわち、現在のコンテンツを出力させた操作が対応優先操作に該当するか否かに関わらず、コンテンツ切り替え操作が優先操作でない他方の操作に該当すると判断された場合には、当該コンテンツ切り替え操作に応じてコンテンツを切り替えることを制限する。このような本変形例2によれば、優先操作(一方の操作)の優先の程度を高めることができる。
<実施の形態2>
図8は、本発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施の形態2に係るナビゲーション装置1において、実施の形態1で説明した周辺要素及び構成要素と同一または類似するものについては同じ符号を付しており、以下においては異なる点を中心に説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施の形態2に係るナビゲーション装置1において、実施の形態1で説明した周辺要素及び構成要素と同一または類似するものについては同じ符号を付しており、以下においては異なる点を中心に説明する。
図8に示すナビゲーション装置1は、図1に示した構成に、優先情報編集部15をさらに備えて構成されている。この優先情報編集部15は、優先情報記憶部11に記憶された優先情報における優先操作の設定を、予め定められたコンテンツごとに編集可能に構成されている。
<動作>
図9は、優先情報編集部15の動作を示すフローチャートである。
図9は、優先情報編集部15の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS21にて、予め定められたコンテンツに関して、優先操作の設定を編集するための操作を運転席操作部23または後部席操作部26にて受け付ける。
ステップS22にて、優先情報編集部15は、運転席操作部23または後部席操作部26で受け付けた操作に基づいて、優先情報記憶部11に記憶されている優先操作の設定を予め定められたコンテンツに関して編集する。
ステップS23にて、優先情報記憶部11は、当該編集が反映された優先情報を記憶する。そして、図9に示す動作が終了する。
<効果>
以上のような本実施の形態2に係るナビゲーション装置1によれば、優先情報記憶部11に記憶された優先情報における優先操作の設定を、予め定められたコンテンツごとに編集することができる。したがって、ユーザ(運転者及び後部席の同乗者など)の好みに合った制限を実施することが可能となる。
以上のような本実施の形態2に係るナビゲーション装置1によれば、優先情報記憶部11に記憶された優先情報における優先操作の設定を、予め定められたコンテンツごとに編集することができる。したがって、ユーザ(運転者及び後部席の同乗者など)の好みに合った制限を実施することが可能となる。
なお、上記編集によって、優先情報のコンテンツの数が変更されるように構成されてもよい。例えば、図2の優先情報では、ラジオのコンテンツは、交通情報、スポーツ及びラジオ音楽の3つであったが、ラジオのコンテンツの数が2つ以下となるように優先操作の設定を削除する編集が実施されてもよいし、4つ以上となるように優先操作の設定を生成(追加)する編集が実施されてもよい。また、例えば、いくつかのコンテンツをコンボボックスに予め用意しておき、その中からユーザに選択されたコンテンツに対して上記編集が実施されてもよい。
<実施の形態3>
図10は、本発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施の形態3に係るナビゲーション装置1において、実施の形態1で説明した周辺要素及び構成要素と同一または類似するものについては同じ符号を付しており、以下においては異なる点を中心に説明する。
図10は、本発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施の形態3に係るナビゲーション装置1において、実施の形態1で説明した周辺要素及び構成要素と同一または類似するものについては同じ符号を付しており、以下においては異なる点を中心に説明する。
図10に示すナビゲーション装置1は、図1に示した構成に、走行判断部17をさらに備えて構成されている。この走行判断部17には、自車の走行速度が自車から入力されており、走行判断部17は、当該走行速度に基づいて自車が走行しているか否かを判断する。例えば、走行判断部17は、走行速度が予め定められた閾値(例えば0〜10km/hのいずれかの値)を超えた場合には自車が走行していると判断し、そうでない場合には自車が停止していると判断する。
図11は、本実施の形態3に係る優先情報の一例を示す図である。この図11に示される優先情報は、走行中(自車が走行している場合)及び停止中(停止している場合)のそれぞれについて規定されている。すなわち、走行中及び停止中のそれぞれについて優先操作が設定されている。なお、図11に示される優先情報は一例であり、停止中の後部席操作には優先操作が設定されていないが、もちろん、優先操作が設定されていてもよい。
本実施の形態3においては、操作判断部12は、走行判断部17の判断結果と、図11に示す優先情報とに基づいて、上述のコンテンツ切り替え操作が優先操作(一方の操作)に該当するか否かを判断するように構成されている。
<動作>
図12は、本実施の形態3に係るナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。以下、図12を用いて、この動作について説明する。ただし、図12に示すフローチャートは、図3に示したフローチャートのステップS4とステップS5との間にステップS31,S32及びS33を追加したものであることから、以下においてはステップS31,S32及びS33について主に説明する。
図12は、本実施の形態3に係るナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。以下、図12を用いて、この動作について説明する。ただし、図12に示すフローチャートは、図3に示したフローチャートのステップS4とステップS5との間にステップS31,S32及びS33を追加したものであることから、以下においてはステップS31,S32及びS33について主に説明する。
ステップS1〜S4を経たステップS31にて、走行判断部17は、自車が走行しているか否かを判断する。自車が走行していると判断した場合にはステップS32に進み、自車が停止していると判断した場合にはステップS33に進む。
ステップS32にて、操作判断部12は、優先情報のうち「走行中」に対応する優先操作の設定を抽出する。その後、ステップS5以降において、ナビゲーション装置1は、「走行中」に対応する優先操作の設定を用いて、実施の形態1と同様の動作を行う。
ステップS33にて、操作判断部12は、優先情報のうち「停止中」に対応する優先操作の設定を抽出する。その後、ステップS5以降において、ナビゲーション装置1は、「停止中」に対応する優先操作の設定を用いて、実施の形態1と同様の動作を行う。
<効果>
以上のような本実施の形態3に係るナビゲーション装置1によれば、自車が走行中か否かに応じて、運転席操作及び後部席操作の制限を変更することができる。したがって、運転者及び後部席の同乗者にとって好ましいナビゲーション装置1を実現することができる。
以上のような本実施の形態3に係るナビゲーション装置1によれば、自車が走行中か否かに応じて、運転席操作及び後部席操作の制限を変更することができる。したがって、運転者及び後部席の同乗者にとって好ましいナビゲーション装置1を実現することができる。
<第1操作及び第2操作の変形例>
以上の説明では、運転席及び後部席での各種操作を、第1座席での第1操作及び第2座席での第2操作に適用し、運転席表示部21、運転席音声出力部22、後部席表示部24及び後部席音声出力部25を、出力部に適用したが、これに限ったものではない。
以上の説明では、運転席及び後部席での各種操作を、第1座席での第1操作及び第2座席での第2操作に適用し、運転席表示部21、運転席音声出力部22、後部席表示部24及び後部席音声出力部25を、出力部に適用したが、これに限ったものではない。
例えば、2つの前席(運転席及び助手席)での各種操作を、第1座席での第1操作及び第2座席での第2操作に適用し、前席のそれぞれに設けられた表示部及び音声出力部を、出力部に適用してもよい。この場合には、前席同士の操作を適宜制限することができる。
また、例えば、2つの後部席での各種操作を、第1座席での第1操作及び第2座席での第2操作に適用し、後部席のそれぞれに設けられた表示部及び音声出力部を、出力部に適用してもよい。この場合には、後部席同士の操作を適宜制限することができる。
<出力制御装置をナビゲーション装置以外にも適用した変形例>
以上で説明した出力制御装置は、車両に備え付けられたナビゲーション装置1だけでなく、車両とともに移動可能な、PND(Portable Navigation Device)、及び、携帯端末(例えば携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなど)、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築される出力制御装置にも適用することができる。この場合、以上で説明したナビゲーション装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置される。
以上で説明した出力制御装置は、車両に備え付けられたナビゲーション装置1だけでなく、車両とともに移動可能な、PND(Portable Navigation Device)、及び、携帯端末(例えば携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなど)、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築される出力制御装置にも適用することができる。この場合、以上で説明したナビゲーション装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置される。
また、以上の説明では、出力制御装置を、ナビゲーション装置1に適用した構成について説明したが、これに限ったものではなく、PND、携帯端末、及び、サーバのいずれかに適用してもよい。
また、以上では、優先情報取得部に、優先情報を記憶する優先情報記憶部11を適用した構成について説明した。しかし、優先情報取得部は、優先情報を取得するものであれば、優先情報記憶部11に限ったものではなく、例えば優先情報を受信するように構成された通信部などであってもよい。また、例えば、出力制御装置をスマートフォンに適用する場合には、スマートフォンの構成要素のうち、優先情報記憶部11と同等の記憶部などが、優先情報取得部に適用されてもよい。また、例えば、出力制御装置をサーバに適用する場合には、サーバの構成要素のうち、優先情報記憶部11と同等の記憶部などが、優先情報取得部に適用されてもよい。
また、例えば、出力制御装置をスマートフォンに適用する場合には、スマートフォンの通信部が、運転席操作(第1操作)及び後部席操作(第2操作)の実施の有無を受信するように構成されてもよい。また、例えば、出力制御装置をサーバに適用する場合には、サーバの通信部が、運転席操作(第1操作)及び後部席操作(第2操作)の実施の有無を受信するように構成されてもよい。
また、以上の説明では、例えば図1に示すように、ナビゲーション装置1と周辺要素とが接続された構成であり、ナビゲーション装置1自体は、周辺要素を備える構成ではなかった。しかしこれに限ったものではなく、ナビゲーション装置1は、周辺要素のうち少なくとも1つ(例えば運転席表示部21、ラジオチューナー27など)を備えるように構成されていてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 ナビゲーション装置、11 優先情報記憶部、12 操作判断部、13 出力制御部、15 優先情報編集部、17 走行判断部、21 運転席表示部、22 運転席音声出力部、24 後部席表示部、25 後部席音声出力部。
Claims (5)
- 車両に搭載された出力部の出力を制御可能な出力制御装置であって、
前記車両の第1座席での第1操作、及び、前記車両の第2座席での第2操作のいずれか一方の操作が、他方の操作よりも優先とされる優先操作として、予め定められたコンテンツごとに設定された優先情報を取得する優先情報取得部と、
コンテンツ切り替え、または、コンテンツ出力変更を含む前記出力部への出力変更操作が前記第1操作または前記第2操作として実施された場合に、前記優先情報に基づいて、当該出力変更操作が、前記優先操作である前記一方の操作に該当するか否かを判断する操作判断部と、
前記出力変更操作が前記優先操作でない前記他方の操作に該当すると判断された場合には、当該出力変更操作に応じて前記出力部の出力を変更することを制限する出力制御部と
を備える、出力制御装置。 - 請求項1に記載の出力制御装置であって、
前記操作判断部は、
前記出力部で現在出力されている現在のコンテンツと前記優先情報とに基づいて、前記現在のコンテンツを出力させた操作が、当該現在のコンテンツに対応する前記優先操作に該当するか否かを判断し、
前記出力制御部は、
前記現在のコンテンツを出力させた操作が当該現在のコンテンツに対応する前記優先操作に該当すると判断され、かつ、前記出力変更操作が前記優先操作でない前記他方の操作に該当すると判断された場合には、当該出力変更操作に応じて前記出力部の出力を変更することを制限する、出力制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載の出力制御装置であって、
前記優先情報取得部は、前記優先情報を記憶する優先情報記憶部であり、
前記優先情報記憶部に記憶された前記優先情報における前記優先操作の設定を、前記予め定められたコンテンツごとに編集可能な優先情報編集部
をさらに備える、出力制御装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の出力制御装置であって、
前記車両が走行しているか否かを判断する走行判断部
をさらに備え、
前記優先情報は、
前記車両が走行している場合及び停止している場合のそれぞれについて規定されており、
前記操作判断部は、
前記走行判断部の判断結果と、前記優先情報とに基づいて、前記出力変更操作が、前記優先操作である前記一方の操作に該当するか否かを判断する、出力制御装置。 - 車両に搭載された出力部の出力を制御可能な出力制御方法であって、
(a)前記車両の第1座席での第1操作、及び、前記車両の第2座席での第2操作のいずれか一方の操作が、他方の操作よりも優先とされる優先操作として、予め定められたコンテンツごとに設定された優先情報を取得する工程と、
(b)コンテンツ切り替え、または、コンテンツ出力変更を含む前記出力部への出力変更操作が前記第1操作または前記第2操作として実施された場合に、前記優先情報に基づいて、当該出力変更操作が、前記優先操作である前記一方の操作に該当するか否かを判断する工程と、
(c)前記出力変更操作が前記優先操作でない前記他方の操作に該当すると前記工程(b)で判断された場合には、当該出力変更操作に応じて前記出力部の出力を変更することを制限する工程と
を備える、出力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013172158A JP2015039969A (ja) | 2013-08-22 | 2013-08-22 | 出力制御装置及び出力制御方法 |
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JP2013172158A Pending JP2015039969A (ja) | 2013-08-22 | 2013-08-22 | 出力制御装置及び出力制御方法 |
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- 2013-08-22 JP JP2013172158A patent/JP2015039969A/ja active Pending
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