JP4411118B2 - カーナビゲーション装置及びカーナビゲーション装置用制御方法 - Google Patents

カーナビゲーション装置及びカーナビゲーション装置用制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、利用性を増大したカーナビゲーション装置及びカーナビゲーション装置用制御方法に関するものである。
カーナビゲーション装置は、ユーザが自動車で不慣れな道を走行するときには利用性を発揮するが、普段の通勤や買い物等における通り慣れた道を走行するときには、格別の必要性が感じられない。
特許文献1のカーナビゲーション装置は、楽曲の再生機能を装備するとともに、各楽曲に対して1個以上の検索キーを設定し(図2)、ユーザが入力した今回のドライブの目的地に対し、該目的地に関連性の高い楽曲を検索キーを利用して検索し(例:目的地が九十九里浜や湘南海岸であれば、海に関係した楽曲)、検索で見出した幾つかの関連楽曲をドライブ中、次々に再生するようにしている(図3)。
特許文献2は、ユーザの自動車が、出発地から目的地までの走行経路を、現在までにどの位、進行したかの割合(進行率)を表示器に表示することを開示する(図3)。
特開2002−365062公報 特開平8−136271号公報
特許文献1は、カーナビゲーション装置について本来の使い道とは別の使い道を提案して、カーナビゲーション装置の利用性を拡大するものの、ユーザの自宅から離れた遠くへのドライブでのカーナビゲーション装置の使い道の提案に留まり、通勤や買い物等、繰返し通る道を走行しているときのカーナビゲーション装置の有効な使い道を提案するものではない。
特許文献2のカーナビゲーション装置は、単に進行率をユーザに表示するだけであり、進行率に基づいて現実の経路案内とは別の情報提示を実施するものではない。
本発明の目的は、通り慣れた道を走行しているときも、ユーザが有意義な利用性をもつことのできるカーナビゲーション装置及びカーナビゲーション装置用制御方法を提供することである。
本発明のカーナビゲーション装置は、所定のテーマで企画、編集された情報集合であってユーザへ提示する情報の各々を1個の要素とする情報集合に対して、該情報集合を記録したメディアより該情報集合内の情報を音声及び/又は映像形式で再生する再生器を有している。該カーナビゲーション装置は次の手段を有している。
ユーザの自動車が今回走行する予定の走行経路としての予定走行経路に対し、該予定走行経路における現時点までの走行量又は走行時間に係るデータを走行データとして検出する走行データ検出手段、
走行データに基づいて情報集合から1個の要素を選択要素として選択する要素選択手段、及び
再生器を駆動して選択要素に係る情報をユーザに音声及び/又は映像形式で提示する情報提示手段。
本発明のカーナビゲーション装置用制御方法によれば、カーナビゲーション装置は、ユーザへ提示する情報の各々を1個の要素とする情報集合に対して、該情報集合を記録したメディアより該情報集合内の情報を音声及び/又は映像形式で再生する再生器を有している。該カーナビゲーション装置用制御方法は次のステップを有している。
ユーザの自動車が今回走行する予定の走行経路としての予定走行経路に対し、該予定走行経路における現時点までの走行量又は走行時間に係るデータを走行データとして検出する走行データ検出ステップ、
走行データに基づいて情報集合から1個の要素を選択要素として選択する要素選択ステップ、及び
再生器を駆動して選択要素に係る情報をユーザに音声及び/又は映像形式で提示する情報提示ステップ。
本発明によれば、走行経路におけるユーザの自動車の進行に伴い、ユーザに興味深い情報が次々にユーザへ提示されることになるので、カーナビゲーション装置をストレス解消や教養増進等に利用することができ、普段、利用性の少なかったカーナビゲーション装置の利用性を増大できる。
図1はカーナビゲーション装置10のハードウェア構成図である。このハードウェア構成は、後述のカーナビゲーション装置35のハードウェア構成の一例として記載されている。GPSモジュール11は、GPS衛星からの電波に基づき自車位置を検出する。VICS(Vehicle Information and Communication System)モジュール12は、FM多重放送等から道路渋滞情報を受信する。TVチューナ13は、VHFやUHFのテレビ放送電波に係るビデオ及びオーディオ信号を出力する。ハードディスク装置14は、地図データベース15を含むとともに、CD等からダビングした楽曲データ等を適宜書き込み及び読み出し自在になっている。CD/DVDドライブ18は、所定のCD−ROMから地図データベース15用のデータを読み取り自在になっているとともに、音楽その他のCDやDVD等から楽曲や映画等の再生用データを読み取り可能になっている。処理及び制御装置20は、CPUを含み、GPSモジュール11、VICSモジュール12、TVチューナ13、ハードディスク装置14及びCD/DVDドライブ18からのデータ及び信号を受け取り、各種の処理を実行する。画像生成器22は、処理及び制御装置20から入力されるデータに基づき画像表示信号を生成して、モニタ23に出力する。D/A変換器25は、処理及び制御装置20からデジタルオーディオ信号を受け、それをアナログオーディオ信号へ変換して、スピーカ26へ出力する。このカーナビゲーション装置10は、音楽その他のCDをCD/DVDドライブ18にセットして、該CDに記録されている楽曲等を再生して、スピーカ26から放音するとともに、映画その他のDVDをCD/DVDドライブ18にセットして、該DVDに記録されている映画等を再生して、モニタ23に映像を表示し、かつスピーカ26から放音するようになっている。カーナビゲーション装置10は、さらに、無線電話回線を介して現在地を管轄する基地局へ接続される移動体通信装置29を装備し、該移動体通信装置29を介してインターネットを適宜、利用できるようになっている。
図2はカーナビゲーション装置35の機能ブロック図である。所定のテーマで企画、編集された情報集合であってユーザへ提示する情報の各々を1個の要素とする情報集合38がある。カーナビゲーション装置35は、該情報集合38を記録したメディア37より該情報集合38内の情報を音声及び/又は映像形式で再生する再生器40を有している。カーナビゲーション装置35は、さらに、走行データ検出手段41、要素選択手段42及び情報提示手段43を有している。走行データ検出手段41は、ユーザの自動車が今回走行する予定の走行経路としての予定走行経路に対し、該予定走行経路における現時点までの走行量又は走行時間に係るデータを走行データとして検出する。要素選択手段42は、走行データに基づいて情報集合38から1個の要素を選択要素として選択する。情報提示手段43は、再生器40を駆動して選択要素に係る情報をユーザに音声及び/又は映像形式で提示する。
ユーザは、自宅近辺等、繰返し走行している土地領域とか、普段の通勤や買い物等の用足しで繰返し走行している道路では、道に迷うこともないので、カーナビゲーション装置35から経路案内を受ける必要性は少ない。このような経路案内不要の走行期間におけるカーナビゲーション装置35の活用として、カーナビゲーション装置35は、誘導経路に沿ってユーザへ経路案内を行なう「経路誘導モード」とは別に、例えば「バーチャルドライブモード」の呼び名のモードを装備される。ユーザは、経路案内不要の自動車走行では、カーナビゲーション装置35を「バーチャルドライブモード」に設定する。そして、ユーザは、所定の入力操作部材(図示せず)から今回のドライブの目的地をカーナビゲーション装置35に入力すると、カーナビゲーション装置35は、例えばユーザの走行履歴等により又は最小コスト法に基づく計算により現在地としての出発地から目的地までの予定走行経路を算出する。こうして、ユーザの自動車が今回の目的地まで道路を走行している期間では、目的地の方へ進行するのに伴い、所定の情報が適宜の間隔で音声/又は映像の形式で次々に出力され、走行中、十分に意義のある時間を過ごすことができる。
走行データ検出手段41が走行データを検出する際に、該走行データが基づいている予定走行経路における現時点までの走行量又は走行時間は、例えば出発地を起点とするものであるが、ユーザは予定走行経路を走行中、最初の情報から再提示を希望するために、リセットを行なった場合には、リセットを行なった地点を起点とするものとなってもよい。情報提示手段43によるユーザへの選択要素に係る情報の音声及び/又は映像形式での提示は、例えばスピーカ26及びモニタ23を介して行なわれる。なお、要素選択手段42は、走行中、同一の要素を2回以上、選択できるようになっていてもよい。ユーザは、教養増進のための記憶締着のため、同一の情報を繰返し提示されたい場合があるからである。カーナビゲーション装置35は、同一の要素について、連続して又は不連続に選択、提示する回数をユーザが自由に指定できる機能を装備することができる。
情報提示手段43は、選択要素に係る情報をユーザに音声及び/又は映像形式で提示する場合、典型的には、一定の時間間隔又は一定距離の走行ごとに、1個の選択要素ずつ、提示する。しかし、情報提示手段43は、一定の時間間隔又は一定距離の走行ごとに、所定個数の選択要素をまとめて連続して提示したり、同一の選択要素を所定回数、連続して提示したりすることもできる。
以下、カーナビゲーション装置35について、さらなる具体的構成について詳細に説明する。なお、以下に説明する構成は、本発明の一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
所定のテーマとは、教養又は娯楽をジャンルとするテーマである。教養のジャンルは、現代国語、古典、数学、社会、理科、語学及び/又は芸術のジャンルを含む。また、娯楽のジャンルは、仮想ドライブコースのテーマで企画、編集された仮想ドライブのジャンル及び/又は音楽のジャンルを含む。
カーナビゲーション装置35では、ユーザがバーチャルモードにおいて種々の情報集合38を選択できるようにされる。このため、カーナビゲーション装置35において、ユーザは「バーチャルドライブモード」を選択してから、さらに、ジャンル及びコースを順に選択し、所望の情報集合38を選択できるようになっている。例えば、社会のジャンルは「地理」や「歴史」のコースを有し、理科のジャンルは「物質」のコースを有する。仮想ドライブのジャンルでは、「東海道コース」が存在する。これらコースの名称は、情報集合38の名称に対応させるのが好ましい。
なお、ユーザは、今回の走行に対して、コース(情報集合38)を任意に選択できるようになっている。情報集合38を記録するメディア37は、CDやDVDである外、ハードディスク装置14であってもよく、ハードディスク装置14には、複数個の情報集合38を記録できる。ユーザはそのどれかを任意に選択できる。また、記憶容量の大きいDVDでは、複数個の情報集合38を記録できる。ユーザは、通勤や買い物の往路と復路とで別のコースを選択したり、出発地及び目的地が同一の予定走行経路に対し、ドライブごとに異なるコースを選択したりすることができる。各コース(情報集合38)には、合計の提示時間が存在し、カーナビゲーション装置35が、今回の予定走行経路の経路長や予定走行時間に基づき合計提示時時間の適合しているコースを自動的に選択するようにしてもよい。
期間検出手段46は、ユーザの自動車が渋滞により停止している期間、ユーザの自動車が信号待ちにより停止している期間、及び/又はユーザの自動車がほぼ定速走行している期間を推奨期間として検出する。情報提示手段43は、ユーザへの情報の提示は推奨期間内とする。推奨期間は、ユーザが自動車の運転操作に余裕のある期間として設定することにし、ユーザは、自動車運転中も、情報提示手段43からの選択要素に係る情報の提示を十分な余裕で享受できる。
期間検出手段46は、また、ユーザの自動車が渋滞又は信号待ちにより停止している期間を停止期間として検出する。情報提示手段43は、映像によるユーザへの情報の提示は停止期間内とする。該停止期間には、交差点曲折時における対向車通過待ちや人の通過待ちに起因する停止期間が除外されていることに注意されたい。同じ停車時であっても、交差点における対向車待ち等による停車時では、運転に注意を集中する必要があるからである。交差点内の停車か、その他の停車かは現在地が交差点にあるか否かを算出することにより、容易に割り出すことができる。
走行データは、予定走行経路の経路長に対する現在までの走行距離の比としての進行率に係るデータとする。例えば、情報集合38に東海道コースというものがあったとする。自宅から会社までの予定走行経路の経路長としての道のり10kmとする。出勤のときでは、自宅を出発地とし、通勤経路上、自宅から3kmの地点は、進行率30%であり、東海道下りにおいて進行率30%は富士山近辺となるので、「右に富士山が見えます。」との案内が行なわれる。また、自宅から会社までの道のりが5kmである場合は、その道のり上、自宅から1.5kmの地点は進行率30%となり、該1.5kmの地点で、「右に富士山が見えます。」との案内が行なわれることになる。こうして、予定走行経路の経路長に関係なく、ユーザへの所定量の情報提示を保証することができる。
選択要素制限手段49は、要素選択手段42が情報集合38から選択する要素を予定走行経路の経路長又は走行時間に基づき制限する。予定走行経路の経路長又は走行時間が十分であるときは、ユーザの自動車が目的地に到達するまでに、選択した情報集合38の全部の要素に係る情報をユーザへ提示できても、短いと、それが困難となることがある。これに対処して、要素選択手段42が情報集合38から選択する要素を限定する(換言すると、要素を間引きすること。例えば、情報集合38の要素の合計数がN個であるときに、選択する要素の個数をM(ただしM<N)個等にすること。)ことにより、要素数の多い情報集合38を短い経路長又は走行時間の予定走行経路の走行に適用可能となる。なお、情報集合38の中のどの要素を選択する(換言すると、間引きする)かの基準は、任意であり、例えば、N個の要素を選択するならば、乱数を発生させて、重複を排除しつつ任意のM個の要素を選択することもできる。
提示時間制限手段52は、情報提示手段43がユーザへ提示する各選択要素に係る情報の提示時間を予定走行経路の経路長又は走行時間に基づき制限する。選択する要素を予定走行経路の経路長又は走行時間に基づき制限するのと同様の趣旨で、各選択要素に係る情報の提示時間を制限する。或る選択要素をその本来の提示時間でユーザへ提示すると、所定個数の選択要素に係る情報の提示が確保できないとき、各選択要素に係る情報の提示時間を短縮する。例えば、選択要素に係る情報の内、後尾の情報部分は提示を割愛することにし、先頭から所定範囲の情報部分のみ提示する。こうして、短い経路長又は走行時間の予定走行経路であっても、提示する選択要素の個数を確保できる。さらには、選択要素に係る情報を1倍を超える速度で音声出力及び/又は映像出力することにより、選択要素に係る情報の全量の提示を隠しつつ、定時時間を短縮することができる。
内容切り詰め手段54は、要素選択手段42がユーザへ提示する各選択要素に係る情報の内容を予定走行経路の経路長又は走行時間に基づき切り詰める。選択する要素を予定走行経路の経路長又は走行時間に基づき制限するのと同様の趣旨で、各選択要素に係る情報の内容を予定走行経路の経路長又は走行時間に基づき減少させる。予定走行経路の経路長又は走行時間が十分長くないために、選択要素に係る情報の内容全部を提示していると、他の選択要素に係る情報の提示ができなくなってしまう場合、提示する情報の内容を切り詰め、結果、切り詰めた要素についての提示時間が短縮され、提示する選択要素の個数を確保できる。なお、予定走行経路の経路長又は走行時間が十分に長い場合には、切りつめとは逆に百科事典の情報を追加して選択要素の情報量を増大させることも可能である。各要素の情報には、参照先の百科事典項目へのリンクを設定することができ、このリンクを使用して、参照先の百科事典項目の情報を提示する。さらに、ユーザが、予定走行経路の経路長又は走行時間に基づき又は関係なく、自ら、詳しさ(切り詰め量や増大量)を設定できる機能をカーナビゲーション装置35に追加できる。
順番変更手段56は、要素選択手段42が情報集合38から選択する要素の順番を制御する。情報集合38が東海道コースであって、自宅から会社へ向かうとき、第1の順番では、自宅及び会社を日本橋及び大阪にそれぞれ対応付けるが、第2の順番では、逆に自宅及び会社を大阪及び日本橋に対応付ける。したがって、進行率30%のとき、第1の順番(東海道下りのときの順番)では、「右に富士山が見えます。」の音声出力となるが、第2の順番(東海道上りのときの順番)では、「左に琵琶湖が見えます。」の音声出力となる。
カーナビゲーション装置35はさらに受信手段59及び割込み提示手段60を有している。受信手段59は、例えば、VICSモジュール12を介して道路の渋滞情報を受信する。割込み提示手段60は、予定走行経路において現在地より先の道路部分の渋滞情報を受信したときは、情報提示手段43による情報提示に割り込んで、現在地より先の道路部分の渋滞情報をユーザへ提示する。こうして、ユーザは、情報集合38の情報提示を享受しながらも、必要な道路情報を、遅れなく入手できる。
図3及び図4はカーナビゲーション装置35の制御方法の第1及び第2の部分のフローチャートである。図3の走行データ検出ルーチンは、例えば一定時間T1が経過するごとに又は一定距離走行するごとに割込みルーチンとして実行される。S70では、ユーザの自動車が今回走行する予定の走行経路としての予定走行経路に対し、該予定走行経路における現時点までの走行量又は走行時間に係るデータを走行データとして検出する。好ましくは、S70では、走行データを、予定走行経路の経路長に対する現在までの走行距離の比としての進行率に係るデータとする。図4の情報提示ルーチンは、例えば一定時間T2が経過するごとに又はS70の走行データの値が一定量又は一定率、変化するごとに割込みルーチンとして実行される。S74では。走行データに基づいて情報集合から1個の要素を選択要素として選択する。S75では、再生器40を駆動して選択要素に係る情報をユーザに音声及び/又は映像形式で提示する。
図5は情報集合が仮想(バーチャル)の東海道コースであるときの進行率と発話内容(ユーザへの音声出力の内容)との関係を概略的に例示している。ユーザへの実際の提供品では、進行率がもっと細かい間隔で設定され、それら各進行率に対して発話内容が設定される。こうして、ユーザが自動車で出発地から目的地へ向かって走行するのに伴い、現在地が各進行率の地点になると、東海道コースにおいて該進行率に対応する要素に係る情報(発話内容)が音声出力される。
図6は情報集合が90年代の楽曲(楽曲のイントロのみ再生)コースであるときの進行率と選択年との関係を示している。図から分かるように、1年の差が進行率10%の差に相当し、進行率が10%,20%,30%,・・・と増大するに連れて、それぞれ91年、92年、93年・・・に流行した歌のイントロが音声出力される。図5の東海道コースでは、進行率を東海道の出発点から距離に対応させているのに対し、図6の90年代の楽曲コースでは、進行率を西暦1990年からの時間経過に対応させている。図6の関連楽曲を記録するメディア37はHDD(ハードディスク装置)とされる。各楽曲は、その流行年やジャンル等の楽曲情報を対応付けられて、HDDに記録されているので、楽曲情報に基づき、各年に対応する楽曲のデータをHDDから適宜、読み出して、そのイントロを再生することができる。
図7はカーナビゲーション装置におけるバーチャルモードの処理手順例に係るフローチャートである。バーチャルモードに対して、通常の経路案内をリアルモードと呼ぶことにする。リアルモードでは、現実の経路における経路案内が行なわれるのに対し、バーチャルモードでは、ユーザの自動車が、現実の経路とは別の仮想的に設定した経路(該経路には、空間的な経路だけでなく、時間的な経路も含む。)を走行する場合の経路案内のように、進行率に対応する情報がユーザに次々に提示されることになる。
S80では、ユーザが目的地を設定したか否かを判定し、該判定が正であれば、S81へ進み、否であれば、処理手順を終了する。S81では、ユーザがバーチャルドライブモードを選択したか否かを判定し、該判定が正であれば、S82へ進み、否であれば、S90へ進んで、通常の経路案内、すなわち前述のリアルモードにおける経路案内を実施する。S80では出発地(図7の処理手順の場合には、出発地=現在地)から目的地までの予定走行経路の経路長が計算され、所定のメモリに記憶される。S83では、進行率に基づきバーチャルモードコースにおける案内地点に到達したか否かを判定し、該判定が正であれば、S84へ進み、否であれば、S85へ進む。S84では、当該案内地点における案内を実施し、すなわち、進行率に対応する情報集合38の要素に係る情報をユーザに提示する。S85では、ユーザの自動車が目的地に着いたか否かを判定し、該判定が正であれば、経路案内を終了し、否であれば、S83へ戻る。
図7の処理手順例では、ユーザの自動車が目的地に到達するまでの間、情報集合38の情報に係る情報だけが提示されるか、又は、現実の経路に係る経路案内だけが提示されるかの二者択一方式となっているが、現実の経路案内を優先しつつ、現実の経路案内の途切れる期間に適宜、情報集合38の情報に係る情報もユーザへ提示することも可能である。
図7の処理手順例では、ユーザがバーチャルモードかリアルモードかを手動で切り替えることになっているが、この切替をカーナビゲーション装置に行なわせてもよい。例えば、カーナビゲーション装置に走行履歴に関するデータベースを装備させ、今回の予定走行経路がユーザにとって通り慣れている経路であって格別の経路案内を必要としない否かをデータベースに基づき判定し、経路案内を必要としない及び必要とするの判定に対して、それぞれバーチャルモード及びリアルモードへ自動的に切り替えるようにすることもできる。ユーザが通り慣れた経路であるか否かの判定では、例えば、(a)ユーザの自動車が過去に所定回数以上、走行した経路であるか否か、又は(b)今回の目的地が過去に所定回数以上、目的地として設定されたものであるか否か等を基準とすることができる。
以下、情報集合38の各種実施例及びその具体的な情報提示内容について説明する。
「東海道コース」:自宅・会社間の通勤距離を約10kmとすると、自宅を「日本橋」として、約500m、走行すると、「新橋を通過」、約3km走行すると、「右に富士山が見えます」、・・・会社近くで「まもなく大阪に着きます」。同様に、「シルクロードコース」、「四国88カ所札所巡りコース」及び「太陽系コース」等を企画、企画、編集されたものを用意することができる。
「世界史を辿る紀元2000年コース」:自宅を「今」とし、約500m走行すると、「広島に原爆が落ちて敗戦」、約3km走行すると、コロンブスがアメリカ発見」、・・・会社近くで「まもなくキリストが誕生します」。同様にも「平成逆行コース」、「人類誕生コース」及び「車の歴史コース」等を企画、企画、編集されたものを用意することができる。
「イントロでたどる平成の流行歌」:自宅を出てから流行歌の題名とイントロを30秒位ずつ時期をさかのぼって再生する。長時間走行の場合には全曲を再生する。同様に、「ジャズ」、「クラシック交響曲」、「クラシックピアノ」、「ビートルズ」及び「映画音楽」等を企画、企画、編集されたものを用意することができる。
「元素記号学習コース」:出発地の自宅では、「H(水素)、一番軽い元素です」、・・・3km程走って「Ne(ネオン)、発光作用がネオン灯に使われます」、・・・「Fe(鉄)、一番多く存在する金属元素です。」、・・・会社近くになると、「U(ウラン)原子力でおなじみです」。同様に、「山手線一周駅名学習コース」、「都道府県名と県庁所在地学習北からコース」及び「百人一首学習コース」等を企画、企画、編集されたものを用意することができる。
カーナビゲーション装置のハードウェア構成図である。 カーナビゲーション装置の機能ブロック図である。 カーナビゲーション装置の制御方法の第1の部分のフローチャートである。 カーナビゲーション装置の制御方法の第2の部分のフローチャートである。 情報集合が仮想の東海道コースであるときの進行率と発話内容との関係を概略的に例示する図である。 情報集合が90年代の楽曲コースであるときの進行率と選択年との関係を示す図である。 カーナビゲーション装置におけるバーチャルモードの処理手順例に係るフローチャートである。
符号の説明
35:カーナビゲーション装置、37:メディア、38:情報集合、40:再生器、41:走行データ検出手段、42:要素選択手段、43:情報提示手段、46:期間検出手段、49:選択要素制限手段、52:提示時間制限手段、54:内容切り詰め手段、56:順番変更手段、59:受信手段、60:割込み提示手段。

Claims (9)

  1. 所定のテーマで企画、編集された情報集合であってユーザへ提示する情報の各々を1個の要素とする情報集合があり、該情報集合を記録したメディアより該情報集合内の情報を音声及び/又は映像形式で再生する再生器を有しているカーナビゲーション装置において、
    ユーザの自動車が今回走行する予定の走行経路としての予定走行経路に対し、該予定走行経路の経路長に対する現在までの走行距離の比としての進行率を検出する進行率検出手段、
    前記予定走行経路に対する情報の総提示回数又は各提示情報の提示時間を前記予定走行経路の経路長又は走行時間に基づき制限する制限手段、及び
    前記予定走行経路において情報の総提示回数又は各提示情報の提示時間を前記制限手段により制限されつつ検出進行率に基づき前記情報集合から1個の要素を選択して該要素に係る情報を、前記再生器を駆動して、ユーザに音声及び/又は映像形式で提示する情報提示手段、
    を有していることを特徴とするカーナビゲーション装置。
  2. 前記情報提示手段が前記情報集合から選択する要素の順番を制御する順番制御手段、
    を有していることを特徴とする請求項1記載のカーナビゲーション装置。
  3. 道路の渋滞情報を受信する受信手段、及び
    前記予定走行経路において現在地より先の道路部分の渋滞情報を受信したときは、前記情報提示手段による情報提示に割り込んで、現在地より先の道路部分の渋滞情報をユーザへ提示する割込み提示手段、
    を有していることを特徴とする請求項1又は2記載のカーナビゲーション装置。
  4. ユーザの自動車が渋滞により停止している期間、ユーザの自動車が信号待ちにより停止している期間、及び/又はユーザの自動車がほぼ定速走行している期間を推奨期間として検出する期間検出手段、及び
    ユーザへの情報の提示は前記推奨期間内とする前記情報提示手段、
    を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のカーナビゲーション装置。
  5. ユーザの自動車が渋滞又は信号待ちにより停止している期間を停止期間として検出する前記期間検出手段、及び
    映像によるユーザへの情報の提示は前記停止期間内とする前記情報提示手段、
    を有していることを特徴とする請求1〜4のいずれかに項記載のカーナビゲーション装置。
  6. 前記所定のテーマとは、教養又は娯楽をジャンルとするテーマであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカーナビゲーション装置。
  7. 教養のジャンルは、現代国語、古典、数学、社会、理科、語学及び/又は芸術のジャンルを含むことを特徴とする請求項記載のカーナビゲーション装置。
  8. 娯楽のジャンルは、仮想ドライブのジャンル及び/又は音楽のジャンルを含むことを特徴とする請求項6又は7記載のカーナビゲーション装置。
  9. ユーザへ提示する情報の各々を1個の要素とする情報集合があり、該情報集合を記録したメディアより該情報集合内の情報を音声及び/又は映像形式で再生する再生器を有しているカーナビゲーション装置の制御方法において、
    ユーザの自動車が今回走行する予定の走行経路としての予定走行経路に対し、該予定走行経路の経路長に対する現在までの走行距離の比としての進行率を検出する進行率検出ステップ、
    前記予定走行経路において提示する提示要素数又は各提示要素の提示時間を前記予定走行経路の経路長又は走行時間に基づき制限しつつ、検出進行率に基づき前記情報集合から1個の要素を選択して該要素に係る情報を、前記再生器を駆動して、ユーザに音声及び/又は映像形式で提示する情報提示ステップ、
    を有していることを特徴とするカーナビゲーション装置用制御方法。
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