JP2007041979A - 情報処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、及び情報処理方法 Download PDF

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JP2007041979A JP2005227381A JP2005227381A JP2007041979A JP 2007041979 A JP2007041979 A JP 2007041979A JP 2005227381 A JP2005227381 A JP 2005227381A JP 2005227381 A JP2005227381 A JP 2005227381A JP 2007041979 A JP2007041979 A JP 2007041979A
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伸隆 右京
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Abstract

【課題】操作を煩わせることなく、その時々の状況に適した楽曲を再生できるようにす
る情報処理装置を提供すること。
【解決手段】楽曲の聴取環境を示す聴取環境情報を取得する取得手段と、取得された聴
取環境情報を、再生されている楽曲に対応させてHDD31へ書き込む書込手段と、HD
D31に楽曲に対応させて記憶されている聴取環境情報に基づいて、現在の聴取環境に応
じた楽曲を選択する選択手段と、選択された楽曲を再生する再生手段とを装備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は情報処理装置、及び情報処理方法に関し、より詳細には、その時々の状況に応
じた楽曲を再生することができるようにする情報処理装置、及び情報処理方法に関する。
近年、HDD(Hard Disk Drive )などの大容量記憶装置が普及し、記憶装置に100
0曲以上もの楽曲データが記憶されるようになっている。また、前記記憶装置には楽曲デ
ータだけでなく、曲名やアーティスト名など、楽曲それぞれの属性データなども記憶され
るようになっている。
例えば、図11に示したように、HDD1にはCD2−1〜CD2−nに収録されてい
る楽曲データ、及びTOC(Table Of Contents )、そしてCDに関する情報が記憶され
ている。CDに関する情報としては、タイトル名や収録されている楽曲数、収録されてい
る楽曲の総演奏時間、収録されている各楽曲それぞれの属性データ(曲名やアーティスト
名)が挙げられる。
楽曲データ及びTOC情報については、CD2−1〜CD2−nから読み出してHDD
1に記憶させればよい。CDに関する情報については、これら情報を提供するサービス機
関3があるため、サービス機関3から取得してHDD1に記憶させればよい。なお、サー
ビス機関3から取得したCDに関する情報が、HDD1に記憶されているどの楽曲データ
に対応したものであるのかは、収録されている楽曲数と総演奏時間から判断することがで
きる。例えば、CD2−2(楽曲数16曲、総演奏時間51分12秒)のタイトルは「大
発明」であることが分かり、そのCD2−2の第1番目に収録されている楽曲の曲名は「
特許a」、アーティスト名は「特許太郎」であることが分かる。
HDD1に記憶されている属性データを使用すれば、例えば、楽曲再生の条件としてア
ーティストを特定することによって、特定したアーティストの楽曲だけを自動的に選択し
て再生することができる。このような楽曲再生システムは、CDの持込み枚数に限界のあ
る車両に装備されることが多く、中にはナビゲーションシステムと一体化されているもの
もある。
また、最近では、曲名やアーティスト名だけでなく、楽曲の属性データとして、年代や
曲のイメージに関する情報について記憶されているHDDが存在し、これら属性の中から
1つ以上の条件を設定すれば、条件のすべてに合致する楽曲を自動的に選択して再生する
ものもある。例えば、条件を年代「70年代」に設定すれば、70年代の楽曲だけが再生
されることになり、また条件を年代「80年代」+曲のイメージ「静か」に設定すれば、
80年代の「静か」な楽曲だけが再生されることになる。
このように、楽曲再生の条件を設定しておくことによって、ユーザーの好む楽曲を再生
させることはできるが、このような再生では、車両の走行位置や走行状態とは無関係に楽
曲が再生されるため、周囲の景観などと楽曲とがマッチせず、ユーザーに違和感を抱かせ
ることがある。
そこで、車両の走行位置や走行状態に応じた適切な楽曲を再生することができるように
する装置が提案されている。例えば、下記の特許文献1には、車両の走行するエリア、及
び前記車両の走行状態(高速走行、一定速度走行、加速、停止、徐行)に対応させて、楽
曲を設定しておき、所望の場所において、車両の走行状態に応じたユーザー好みの楽曲を
聴くことができるようにした技術について開示されている。
しかしながら、これではユーザーが予めエリアや走行状態、楽曲を設定しておかなけれ
ばならず、操作が煩わしいといった問題がある。また、エリア、走行状態、及び楽曲の設
定は、ユーザーの実体験に基づいたものであるとは限らない。そのため、ある場所におい
て、80km/h以上で走行している場合に、ある楽曲Aを再生するように設定しておいたと
しても、その楽曲再生が実際にその時のドライブシーンに適しているかどうかは分からな
い。
特開2003−014468号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、操作を煩わせることなく、その時々の
状況に適した楽曲を再生できるようにする情報処理装置、情報処理方法、及び記憶媒体を
提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る情報処理装置(1)は、楽曲の聴取環境を示す
聴取環境情報を取得する取得手段と、該取得手段により取得された前記聴取環境情報を、
再生されている楽曲に対応させて記憶手段へ書き込む書込手段とを備えていることを特徴
としている。
上記情報処理装置(1)によれば、楽曲の聴取環境(聴取者が楽曲を聴いている環境)
を示す前記聴取環境情報が、再生されている楽曲(聴取者が今現在聴いている楽曲)に対
応させて前記記憶手段へ書き込まれる。
例えば、海岸付近を65km/hで走行する車両内で、楽曲Aが聴かれている場合、「海岸
付近を60km/h以上70km/h未満で走行する車両内」という聴取環境を示す前記聴取環境
情報が楽曲Aに対応させて前記記憶手段へ書き込まれる。すなわち、楽曲Aが「海岸付近
を60km/h以上70km/hで走行する車両内」で聴かれていたことがあるという事実が前記
記憶手段に記憶されることになる。
従って、前記記憶手段に記憶されている内容を使用すれば、過去に聴いた同じシチュエ
ーションで、その時に再生されていた楽曲を再生させることができる。例えば、「海岸付
近を60km/h以上70km/h未満で走行する車両内」という過去に聴いた同じシチュエーシ
ョンで、楽曲Aを再生させることができる。
また、聴取者が「今のシチュエーション(聴取環境)に、今聴いているこの楽曲はピッ
タリだ」と思った時(すなわち、今現在の聴取環境に適した楽曲が再生されている時)に
限定して、前記書込手段による書き込みを行うようにすれば、聴取者の感性に適合するか
たちで楽曲を再生させることができる。また、聴取者による操作も、前記書込手段による
書き込み指示といった簡単なものにすることができる。
また、本発明に係る情報処理装置(2)は、上記情報処理装置(1)において、前記聴
取環境情報の前記記憶手段への書き込みが使用者から指示されたと判断すると、前記書込
手段が、再生されている楽曲に対応させて、前記聴取環境情報を前記記憶手段へ書き込む
ものであることを特徴としている。
上記情報処理装置(2)によれば、前記聴取環境情報の前記記憶手段への書き込みが使
用者から指示されると、再生されている楽曲に対応させて、前記聴取環境情報が前記記憶
手段へ書き込まれる。
例えば、海岸付近を65km/hで走行する車両内で、楽曲Aが再生されている時に、使用
者により「登録釦」が押下されると、「海岸付近を60km/h以上70km/h未満で走行する
車両内」という聴取環境を示す前記聴取環境情報が楽曲Aに対応させて前記記憶手段へ書
き込まれる。使用者が希望する場合に限定して、前記書込手段による書き込みを行わせる
ことができる。
また、本発明に係る情報処理装置(3)は、上記情報処理装置(1)において、前記書
込手段が、所定期間の間、再生されている楽曲に対応させて、前記聴取環境情報を前記記
憶手段へ書き込むものであることを特徴としている。
上記情報処理装置(3)によれば、前記所定期間の間、再生されている楽曲に対応させ
て、前記聴取環境情報が前記記憶手段へ書き込まれる。これにより、使用者は頻繁に書き
込みを指示しなくてよいので、使用者の操作手間を軽減することができる。
前記所定期間としては、例えば、下記のa〜dが挙げられる。
a.ある時から所定時間が経過するまで
b.使用者による開始の指示から、終了の指示まで
c.一定の楽曲数に対応する前記聴取環境情報が前記記憶手段へ書き込まれるまで
d.設定された聴取環境(例えば、海岸付近を走行中)が継続している期間
前記聴取環境情報としては、例えば、月日情報や、曜日情報、時刻情報、季節情報、気
象情報などが挙げられる。前記聴取環境情報に、月日情報が含まれていれば、特定日(例
えば、正月、誕生日、クリスマス)に応じた楽曲の再生ができ、曜日情報が含まれていれ
ば、曜日に応じた楽曲の再生(例えば、平日、休日それぞれに応じた楽曲の再生)ができ
る。
また、前記聴取環境情報に、時刻情報が含まれていれば、時間帯に応じた楽曲の再生(
例えば、出勤時、帰宅時それぞれに応じた楽曲の再生)ができ、季節情報が含まれていれ
ば、季節に応じた楽曲の再生ができ、そして、気象情報が含まれていれば、気象に応じた
楽曲の再生(例えば、晴れ、曇り、雨、雪それぞれに応じた楽曲の再生)ができる。
また、前記聴取環境情報としては、例えば、車両周辺の環境情報や、車両の走行状態情
報などが挙げられる。車両周辺の環境情報としては、例えば、海岸付近、高速道路、市街
地などが挙げられ、車両の走行状態情報としては、例えば、速度、渋滞遭遇などが挙げら
れる。
そして、前記聴取環境情報に、車両周辺の環境情報が含まれていれば、海岸付近走行中
や、高速道路走行中、市街地走行中などそれぞれの周辺環境に応じた楽曲の再生ができ、
また、車両の走行状態情報が含まれていれば、速度や、渋滞遭遇時に応じた楽曲の再生が
できる。
また、本発明に係る情報処理装置(4)は、上記情報処理装置(1)〜(3)のいずれ
かにおいて、前記記憶手段に楽曲に対応させて記憶されている前記聴取環境情報に基づい
て、現在の聴取環境に応じた楽曲を選択する選択手段と、該選択手段により選択された楽
曲を再生する再生手段とを備えていることを特徴としている。
上記情報処理装置(4)によれば、前記記憶手段に楽曲に対応させて記憶されている前
記聴取環境情報に基づいて、現在の聴取環境に応じた楽曲が選択され、選択された楽曲が
再生される。例えば、「海岸付近を60km/h以上70km/h未満で走行する車両内」という
聴取環境を示す前記聴取環境情報が楽曲Aに対応させて前記記憶手段へ記憶されている時
に、使用者を乗せた車両の速度が海岸付近を走行中に60km/h以上になると、その聴取環
境に応じた楽曲Aが選択されて再生されることになる。
従って、過去に聴いた同じシチュエーションで、その時に再生されていた楽曲を再生さ
せることができる。また、聴取者が「今のシチュエーション(聴取環境)に、今聴いてい
るこの楽曲はピッタリだ」と思った時(すなわち、今現在の聴取環境に適した楽曲が再生
されている時)に限定して、前記書込手段による書き込みを行うようにすれば、聴取者の
感性に適合するかたちで楽曲を再生させることができる。
また、本発明に係る情報処理装置(5)は、上記情報処理装置(4)において、前記聴
取環境情報が示す聴取環境に2以上の項目があり、該項目に優先度を設定する設定手段を
備え、前記選択手段が、前記優先度を考慮して楽曲を選択するものであることを特徴とし
ている。
上記情報処理装置(5)によれば、前記聴取環境情報が示す聴取環境に2以上の項目が
あり、該項目に設定された優先度を考慮して楽曲が選択される。例えば、聴取環境に項目
a(時間帯)、項目b(曜日)、項目c(車両周辺環境)の3項目があり、項目cを項目
a,bよりも優先するように優先度が設定されていれば、項目cだけを用いて楽曲が選択
される。従って、この優先度を使用者が設定することによって、より一層使用者の希望す
るかたちでの楽曲再生ができる。
また、本発明に係る情報処理装置(6)は、上記情報処理装置(4)又は(5)におい
て、前記選択手段により選択された楽曲が再生されている場合、前記楽曲の再生終了後、
又は前記楽曲の再生終了直前に、前記選択手段が次の再生楽曲を選択するものであること
を特徴としている。
上記情報処理装置(6)によれば、前記楽曲の再生終了後、又は前記楽曲の再生終了直
前に、次の再生楽曲が選択される。すなわち、ある時点の聴取環境に応じた楽曲が複数ま
とめて選択されるのではなく、1曲ごとに最新の聴取環境に応じて楽曲が選択される。従
って、その時々のシチュエーションに最も適した楽曲を選択し、再生することができる。
また、前記選択手段により選択されて再生されている楽曲に対し、使用者から再生終了
が指示された(例えば、スキップ釦や、トラックアップ釦などの押下)と判断した場合に
、前記楽曲の再生を終了するように構成すれば、1曲分の再生終了を待たずに、次の楽曲
の選択へ移行させることができる。
また、本発明に係る情報処理装置(7)は、上記情報処理装置(4)〜(6)のいずれ
かにおいて、前記選択手段により選択されて再生されている楽曲に対し、使用者から削除
が指示されたと判断すると、前記楽曲を前記選択手段による選択の対象から外す削除手段
を備えていることを特徴としている。
上記情報処理装置(7)によれば、使用者から削除が指示されると、再生されている楽
曲が前記選択手段による選択の対象から外される。従って、使用者が聴取を望まない楽曲
が今後選択されないようにすることができる。
前記選択手段による選択の対象から外す方法としては、前記記憶手段から前記楽曲に対
応させて記憶した前記聴取環境情報を削除する方法や、各楽曲ごとに選択対象可否データ
を設け、使用者から削除指示のあった楽曲に対する選択対象可否データを「否」にすると
いった方法が挙げられる。
また、本発明に係る情報処理装置(8)は、上記情報処理装置(4)〜(7)のいずれ
かにおいて、前記選択手段が、過去に選択した楽曲の選択を制限するものであることを特
徴としている。
上記情報処理装置(8)によれば、過去に選択した楽曲の選択が制限されるので、同じ
楽曲が繰り返し選択されるのを防止することができる。楽曲選択を制限する方法としては
、例えば、別の楽曲がある一定曲(5曲など)選択されるまで、同じ楽曲の選択を禁止す
るといった方法や、一定の時間(30分)が経過するまで、同じ楽曲の選択を禁止すると
いった方法が挙げられる。
また、本発明に係る情報処理装置(9)は、上記情報処理装置(4)〜(8)のいずれ
かにおいて、前記取得手段により取得された前記聴取環境情報が示す聴取環境に応じた楽
曲の選択ができない場合、前記選択手段が、前記楽曲に関連の高い楽曲を選択するもので
あることを特徴としている。
上記情報処理装置(9)によれば、聴取環境に応じた楽曲が存在しない場合、前記楽曲
に関連の高い楽曲が選択される。例えば、同じ楽曲が繰り返し選択されるのを防止されて
いる場合、聴取環境に応じた楽曲を選択できないおそれがあるが、前記楽曲に関連の高い
楽曲が選択されるので、選択対象が無くなる可能性を低くすることができる。
例えば、「海岸付近を60km/h以上70km/h未満で走行する車両内」で聴くに適した楽
曲が、楽曲Aだけであり、楽曲Aが既に選択され再生されてしまった場合には、楽曲Aと
同じアーティストの楽曲を選択する。
また、本発明に係る情報処理方法(1)は、楽曲の聴取環境を示す聴取環境情報を取得
するステップと、取得した前記聴取環境情報を、再生されている楽曲に対応させて記憶手
段へ書き込むステップとを有していることを特徴としている。
上記情報処理方法(1)によれば、楽曲の聴取環境(聴取者が楽曲を聴いている環境)
を示す前記聴取環境情報を、再生されている楽曲(聴取者が今現在聴いている楽曲)に対
応させて前記記憶手段へ書き込む。
例えば、海岸付近を65km/hで走行する車両内で、楽曲Aが聴かれている場合、「海岸
付近を60km/h以上70km/h未満で走行する車両内」という聴取環境を示す前記聴取環境
情報を楽曲Aに対応させて前記記憶手段へ書き込む。すなわち、楽曲Aが「海岸付近を6
0km/h以上70km/hで走行する車両内」で聴かれていたことがあるという事実が前記記憶
手段に記憶されることになる。
従って、前記記憶手段に記憶されている内容を使用すれば、過去に聴いた同じシチュエ
ーションで、その時に再生されていた楽曲を再生させることができる。例えば、「海岸付
近を60km/h以上70km/h未満で走行する車両内」という過去に聴いた同じシチュエーシ
ョンで、楽曲Aを再生させることができる。
また、聴取者が「今のシチュエーション(聴取環境)に、今聴いているこの楽曲はピッ
タリだ」と思った時(すなわち、今現在の聴取環境に適した楽曲が再生されている時)に
限定して、前記書込手段による書き込みを行うようにすれば、聴取者の感性に適合するか
たちで楽曲を再生させることができる。また、聴取者による操作も、前記書込手段による
書き込み指示といった簡単なものにすることができる。
また、本発明に係る情報処理方法(2)は、上記情報処理方法(1)において、前記記
憶手段に楽曲に対応させて記憶されている前記聴取環境情報に基づいて、現在の聴取環境
に応じた楽曲を選択するステップと、選択した楽曲を再生するステップとを有しているこ
とを特徴としている。
上記情報処理方法(2)によれば、前記記憶手段に楽曲に対応させて記憶されている前
記聴取環境情報に基づいて、現在の聴取環境に応じた楽曲を選択し、選択した楽曲を再生
する。例えば、「海岸付近を60km/h以上70km/h未満で走行する車両内」という聴取環
境を示す前記聴取環境情報が楽曲Aに対応させて前記記憶手段へ記憶されている時に、使
用者を乗せた車両の速度が海岸付近を走行中に60km/h以上になると、その聴取環境に応
じた楽曲Aを選択して再生することになる。
従って、過去に聴いた同じシチュエーションで、その時に再生されていた楽曲を再生さ
せることができる。また、聴取者が「今のシチュエーション(聴取環境)に、今聴いてい
るこの楽曲はピッタリだ」と思った時(すなわち、今現在の聴取環境に適した楽曲が再生
されている時)に限定して、前記書込手段による書き込みを行うようにすれば、聴取者の
感性に適合するかたちで楽曲を再生させることができる。
以下、本発明に係る情報処理装置、及び情報処理方法の実施の形態を図面に基づいて説
明する。図1は、実施の形態(1)に係る情報処理装置を含んで構成される(又は情報処
理方法が採用された)、ナビゲーション機能を有したオーディオシステムの要部を概略的
に示したブロック図である。図中11はオーディオ装置を示しており、車両に装備される
ようになっている。
オーディオ装置11は、メイン制御部であるオーディオ用制御部13及びナビゲーショ
ン用制御部14を含むマイコン12と、アンテナ15からテレビ放送波やラジオ放送波を
受信するための放送波受信機16と、CDやDVDなどの記憶媒体17から楽曲データな
どを読み出すためのDVDドライブ18と、ボタンスイッチ19aを有したリモコン19
と、ボタンスイッチ20a及びタッチパネルとなっている表示画面20bを有した表示装
置20と、音声を電気信号に変換するマイクロフォン21と、マイクロフォン21で変換
された電気信号を処理して音声を認識するための音声認識部22と、マイコン12からの
文字データを処理して合成音声データを生成する音声合成部23と、音声合成部23で生
成された合成音声データを増幅する増幅器24と、増幅された合成音声データを音声とし
て出力するスピーカ25とを含んで構成されている。なお、文字データではない、楽曲デ
ータなどの音声データについては音声合成部23を介さずに、スピーカ25から出力され
るようになっている。
上記したように、表示画面20bはタッチパネルとなっており、表示画面20bに触れ
た指の位置を検出することができ、検出された結果についてはマイコン12で取得するこ
とができるようになっている。
マイコン12に接続されている携帯電話などの移動体通信機26は、サーバー(図示せ
ず)からの情報などの受信に用いるものであり、マイコン12は移動体通信機26を介し
てサーバーからの情報(例えば、楽曲に関する情報)を取得することができるようになっ
ている。
また、マイコン12に接続されているGPS受信機27は、アンテナ28を介して衛星
からのGPS信号を受信するものであり、マイコン12はGPS信号に基づいて車両の現
在位置を割り出すことができるようになっている。また、マイコン12には車両の速度に
関するデータを検出するための車速センサ29と、車両の進行方向に関するデータを取得
するためのジャイロセンサ30と、磁気ディスク(図示せず)で構成され、データの読み
書きが可能であり、地図データや、楽曲データ、楽曲情報に関するデータなど各種データ
が記憶されたHDD31とが接続されている。なお、ここでは地図データが記憶されたH
DD31を採用しているが、別の実施の形態では、HDD31ではなく、その他の記憶媒
体、記憶装置を採用しても良く、例えば、地図データが記憶されたDVD−ROMを採用
しても良い。
図2−1、図2−2は、HDD31に記憶されている楽曲データ、及び楽曲情報に関す
るデータの一部を示した図であり、HDD31にはCD2−1〜CD2−n(図11参照
)に収録されている楽曲データ及びTOC情報(例えば、CDに収録されている楽曲数や
総演奏時間)に関するデータが記憶され、またCDに関する情報I(タイトル名、収録さ
れている楽曲数、収録されている楽曲の総演奏時間、アーティスト名、収録されている各
楽曲の曲名・演奏時間)と、CDに関する情報II(収録されている楽曲数、収録されてい
る楽曲の総演奏時間、収録されている各楽曲の年代・曲のイメージ)とが記憶されている
。曲のイメージについては、「パワフル」、「普通」、「静か」などが挙げられる。
楽曲データやTOC情報に関するデータについては、CD2−1〜CD2−nなどから
データを読み出してHDD31に記憶されるものであり、記憶された順番に整理番号が付
与されるようになっている。CDに関する情報I,IIについては、メーカーによって、H
DD31にあらかじめ記憶されているものがある。また、これらCDに関する情報I,II
については、ネットワークを介して配信されたり、FM多重を使って配信されるため、H
DD31に記憶されているこれら情報を更新する場合には、移動体通信機26や放送波受
信機16を使用すれば良い。
なお、これらCDに関する情報I,IIが、HDD31に記憶されているどの楽曲データ
に対応したものであるのかは、収録されている楽曲数及び総演奏時間から判断することが
できる。例えば、CDに関する情報Iから、整理番号「0002」が付与されたCD(楽曲数
16曲、総演奏時間51分12秒)のタイトルは「大発明」であり、そのCDの第1番目
に収録されている楽曲の曲名は「特許a」、アーティスト名は「特許太郎」であることが
分かる。また、CDに関する情報IIから、整理番号「0002」が付与されたCDの第1番目
に収録されている楽曲の年代は「70年代」、曲のイメージは「パワフル」であることが
分かる。
実施の形態(1)に係る情報処理装置を含んで構成される(又は情報処理方法が採用さ
れた)、オーディオシステムを構成するオーディオ装置11のマイコン12(オーディオ
用制御部13)の行う処理動作[1]を図3−1〜図3−3に示したフローチャートに基
づいて説明する。なお、この処理動作[1]はリモコン19が操作されることや、表示画
面20bに触れられることによって、所定の操作が行われ、ユーザーにより楽曲再生が指
示された場合に行われる動作である。
まず、カテゴリー名が複数表示されているメニュー画面(図4)を表示し(ステップS
1)、ユーザーによりこれら選択肢の中から「アルバム名」、「アーティスト名」、「曲
名」、「年代・イメージ」、「ランダム」のいずれか(すなわち、「ドライブシーン」以
外)が選択されたか否かを判断する(ステップS2)。
「アルバム名」、「アーティスト名」、「曲名」、「年代・イメージ」、「ランダム」
のいずれかが選択されたと判断すれば、それぞれの選択肢に応じた選択画面を表示し、ユ
ーザーに必要な条件を入力させることによって、楽曲の再生リストを作成する(ステップ
S3)。例えば、「アルバム名」が選択された場合には、図5(a)に示したような選択
画面を表示し、ユーザーにより入力された「アルバム名」に該当するCDに収録されてい
た楽曲を使って再生リストを作成し、「年代・イメージ」が選択された場合には、図5(
b)に示したような選択画面を表示し、ユーザーにより入力された「年代」、「曲のイメ
ージ」に該当する楽曲を使って再生リストを作成する。
次に、作成した再生リストに従って、再生すべき楽曲が残っているか否かを判断し(ス
テップS4)、残っていると判断すれば、次に再生すべき楽曲の楽曲データ、及び楽曲情
報をHDD31から読み込み(ステップS5)、図6に示したように、読み込んだ楽曲情
報とスキップ釦B1及び登録釦B2とを表示画面20bに表示させるように表示装置20
を制御し(ステップS6)、楽曲データを再生することによって、音楽をスピーカ25か
ら出力させる(ステップS7)。一方、再生すべき楽曲が残っていないと判断すれば、ス
テップS1へ戻る。
次に、楽曲データの再生が終了したか否かを判断し(ステップS8)、楽曲データの再
生が終了したと判断すれば、ステップS4へ戻り、上記と同様の処理を行い、再生すべき
楽曲が残っていると判断すれば、残っている再生すべき楽曲データを再生する。一方、楽
曲データの再生が終了していないと判断すれば、次に、スキップ釦B1が押下されたか否
かを判断する(ステップS9)。
スキップ釦B1が押下された(すなわち、ユーザーが次の楽曲再生への移行を希望して
いる)と判断すれば、楽曲データの再生を終了し(ステップS10)、その後、ステップ
S4へ戻る。一方、スキップ釦B1が押下されていないと判断すれば、次に、登録釦B2
が押下されたか否かを判断する(ステップS11)。
登録釦B2が押下されたと判断すれば、楽曲の聴取環境を示す聴取環境情報を取得し(
ステップS12)、取得した聴取環境情報を、現在再生されている楽曲に対応させてHD
D31へ書き込み(ステップS13)、その後、ステップS8へ戻る。一方、登録釦B2
が押下されていないと判断すれば、そのままステップS8へ戻る。
楽曲の聴取環境としては、例えば、月日、曜日、時刻、季節、気象、車両周辺の環境、
車両の走行状態などが挙げられる。ここでは、時刻、季節、気象、車両周辺の環境(海岸
付近走行,高速道路走行,市街地走行)、及び車両の走行状態(車両速度,渋滞遭遇)を
利用する場合について説明する。
時刻情報、季節情報については、車両に装備されている時計機能から取得することがで
きる。
気象情報については、移動体通信機26を使って、気象情報を配信するサーバーから取
得したり、ワイパーの使用状況から取得することができる。
海岸付近、高速道路、市街地を走行しているか否かについては、ナビゲーション用制御
部14で判断することができる。
速度情報については、車速センサ29から取得することができる。
渋滞に遭遇しているか否かについては、交通情報を配信するサーバーから得られる情報
や、VICS情報から判断することができる。また、低速走行が所定時間以上継続してい
るといった情報からも、渋滞に遭遇しているか否かを判断することができる。
図7は、聴取環境情報が、楽曲に対応させてHDD31へ書き込まれた状態を示した図
である。各楽曲を識別する識別コードは、HDD31に記憶されている各CDの整理番号
とトラック番号とから構成されている。例えば、識別コード「0012−03」の楽曲は、整理
番号が「0012」のCDの第3番目に収録されている楽曲を示す。
図7から識別コード「0012−03」の楽曲が、「時刻は20時25分」、「季節は夏」、「天
気は晴れ」、「海岸付近を走行中ではなかった」、「高速道路を走行中であった」、「市
街地を走行中ではなかった」、「速度は98km/h」、「渋滞に遭遇していなかった」とい
う聴取環境で聴かれていたことが分かる。
また、ステップS2において、「アルバム名」、「アーティスト名」、「曲名」、「年
代・イメージ」、「ランダム」のいずれも選択されていないと判断すれば、次に、「ドラ
イブシーン」が選択されたか否かを判断する(ステップS14)。「ドライブシーン」が
選択されたと判断すれば、「ドライブシーン」モードでの楽曲再生を行うために、ステッ
プS21(図3−2)へ進む。
ステップS21では、楽曲の検索に優先して使用する聴取環境を設定するための優先度
設定画面(図8)を表示し、ユーザーからの入力事項に基づいて、優先して使用する聴取
環境を設定する(ステップS22)。図8から聴取環境として、「季節」、「気象」、「
海岸付」、及び「高速道路」の優先使用をユーザーが希望していることが分かる。
次に、現在の聴取環境を示す聴取環境情報を取得し(ステップS23)、取得した聴取
環境情報、及びHDD31に楽曲に対応させて記憶されている聴取環境情報に基づいて、
現在の聴取環境に応じた楽曲を検索する(ステップS24)。例えば、現在の聴取環境が
下記Aに示したような場合で、優先使用する聴取環境が「季節」、「気象」、「海岸付近
」、及び「高速道路」である時、「季節は夏」、「天気は晴れ」の聴取環境で聴かれてい
た楽曲が検索されることになる。すなわち、検索条件に含まれる聴取環境は、「季節」と
「気象」だけとなる。現在の聴取環境が海岸付近走行中ではなく、高速道路走行中でもな
いため、優先使用に設定された「海岸付近」、「高速道路」の聴取環境は検索条件に含ま
れない。
A.聴取環境
時刻 : 19時48分
季節 : 夏
気象 : 晴れ
海岸付近走行 : no
高速道路走行 : no
市街地走行 : no
車両速度 : 62km/h
渋滞遭遇 : no
また、現在の聴取環境が下記Bに示したような場合で、優先使用する聴取環境が「季節
」、「気象」、「海岸付近走行」、及び「高速道路走行」である時、「季節は夏」、「天
気は晴れ」、「海岸付近を走行中であった」の聴取環境で聴かれていた楽曲が検索される
ことになる。現在の聴取環境が高速道路走行中でないため、優先使用に設定された「高速
道路走行」の聴取環境は検索条件に含まれない。
B.聴取環境
時刻 : 14時31分
季節 : 夏
気象 : 晴れ
海岸付近走行 : yes
高速道路走行 : no
市街地走行 : no
車両速度 : 42km/h
渋滞遭遇 : no
次に、検索結果に基づいて、現在の聴取環境に応じた楽曲が存在するか否かを判断する
(ステップS25)。現在の聴取環境に応じた楽曲が存在すると判断すれば、次に、当該
楽曲をマイコン12のROM(図示せず)にメモリされている再生記録と照合し(ステッ
プS26)、選択可能な楽曲が存在するか否かを判断する(ステップS27)。後で詳し
く説明するが、ROMには5曲前までの再生記録が残っており、同じ楽曲が繰り返し選択
されないようにしている。
照合の結果、選択可能な楽曲が存在すると判断すれば、絞り込み処理を行って、選択可
能な楽曲から1つの楽曲を選択し(ステップS28)、選択した楽曲の楽曲データ、及び
楽曲情報をHDD31から読み込み(ステップS29)、図9に示したように、読み込ん
だ楽曲情報とスキップ釦B3及び削除釦B4とを表示画面20bに表示させるように表示
装置20を制御する(ステップS30)。
次に、楽曲データを再生することによって、音楽をスピーカ25から出力させ(ステッ
プS31)、その後、再生した楽曲の識別コードをROMに書き込み、5曲前に再生した
楽曲の識別コードをROMから削除する(ステップS32)。ステップS28での楽曲の
絞り込み方法については、優先使用していない残りの聴取環境を用いるといった方法や、
ランダム選択といった方法が挙げられる。
次に、楽曲データの再生が終了したか否かを判断し(ステップS33)、楽曲データの
再生が終了したと判断すれば、ステップS23へ戻り、現在の聴取環境を示す聴取環境情
報を取得し、聴取環境に応じた楽曲を選択して再生する。一方、楽曲データの再生が終了
していないと判断すれば、次に、スキップ釦B3が押下されたか否かを判断する(ステッ
プS34)。
スキップ釦B3が押下された(すなわち、ユーザーが次の楽曲再生への移行を希望して
いる)と判断すれば、楽曲データの再生を終了し(ステップS35)、その後、ステップ
S23へ戻る。一方、スキップ釦B3が押下されていないと判断すれば、次に、削除釦B
4が押下されたか否かを判断する(ステップS36)。
削除釦B4が押下されたと判断すれば、再生中の楽曲の識別コードに対応させて記憶さ
れている聴取環境情報、及び識別コードを削除することによって、当該楽曲が「ドライブ
シーン」モードで選択されないようにし(ステップS37)、その後、ステップS33へ
戻る。一方、削除釦B4が押下されていないと判断すれば、そのままステップS33へ戻
る。
また、ステップS27において、再生記録との照合の結果、選択可能な楽曲が存在しな
い(すなわち、再生されたばかりの楽曲しか存在しない)と判断すれば、現在の聴取環境
に応じた楽曲に関連の高い楽曲を検索する(ステップS38)。例えば、聴取環境に応じ
た楽曲と同じアーティストの楽曲を検索する。
次に、検索結果に基づいて、関連の高い楽曲が存在するか否かを判断する(ステップS
39)。関連の高い楽曲が存在すると判断すれば、次に、当該楽曲をマイコン12のRO
M(図示せず)にメモリされている再生記録と照合し(ステップS40)、選択可能な楽
曲が存在するか否かを判断する(ステップS41)。
照合の結果、選択可能な楽曲が存在すると判断すれば、絞り込み処理を行って、選択可
能な楽曲から1つの楽曲を選択し(ステップS42)、その後、ステップS29へ進んで
、選択した楽曲の楽曲データ、及び楽曲情報をHDD31から読み込み、そして再生する
。一方、再生記録との照合の結果、選択可能な楽曲が存在しないと判断すれば、ランダム
再生をするために、ステップS51(図3−3)へ進む。
また、ステップS25において、現在の聴取環境に応じた楽曲が存在しないと判断した
場合にも、ランダム再生をするために、ステップS51へ進む。
ステップS51では、HDD31に記憶されている楽曲をランダムに選択し、次に、選
択した楽曲をマイコン12のROMにメモリされている再生記録と照合し(ステップS5
2)、選択可能な楽曲であるか否かを判断する(ステップS53)。選択可能な楽曲でな
いと判断すれば、ステップS51へ戻って別の楽曲を選択する。
ランダムに選択した楽曲が選択可能な楽曲であると判断すれば、次に、選択した楽曲の
楽曲データ、及び楽曲情報をHDD31から読み込み(ステップS54)、図10に示し
たように、読み込んだ楽曲情報とスキップ釦B5とを表示画面20bに表示させるように
表示装置20を制御し(ステップS55)、楽曲データを再生することによって、音楽を
スピーカ25から出力させ(ステップS56)、その後、再生した楽曲の識別コードをR
OMに書き込み、5曲前に再生した楽曲の識別コードをROMから削除する(ステップS
57)。
次に、楽曲データの再生が終了したか否かを判断し(ステップS58)、楽曲データの
再生が終了したと判断すれば、ステップS23(図3−2)へ戻り、現在の聴取環境を示
す聴取環境情報を取得し、聴取環境に応じた楽曲を選択する。一方、楽曲データの再生が
終了していないと判断すれば、次に、スキップ釦B5が押下されたか否かを判断する(ス
テップS59)。
スキップ釦B5が押下された(すなわち、ユーザーが次の楽曲再生への移行を希望して
いる)と判断すれば、楽曲データの再生を終了し(ステップS60)、その後、ステップ
S23(図3−2)へ戻る。一方、スキップ釦B5が押下されていないと判断すれば、次
に、現在の聴取環境を示す聴取環境情報を取得し(ステップS61)、取得した聴取環境
情報、及びHDD31に楽曲に対応させて記憶されている聴取環境情報に基づいて、現在
の聴取環境に応じた楽曲を検索する(ステップS62)。
次に、検索結果に基づいて、現在の聴取環境に応じた楽曲が存在するか否かを判断する
(ステップS63)。現在の聴取環境に応じた楽曲が存在すると判断すれば、次に、当該
楽曲をマイコン12のROMにメモリされている再生記録と照合し(ステップS64)、
選択可能な楽曲が存在するか否かを判断する(ステップS65)。
照合の結果、選択可能な楽曲が存在すると判断すれば、絞り込み処理を行って、選択可
能な楽曲から1つの楽曲を選択し(ステップS66)、ランダムに選択した楽曲の楽曲デ
ータの再生を終了し(ステップS67)、その後、ステップS29(図3−2)へ進んで
、選択した楽曲の楽曲データ、及び楽曲情報をHDD31から読み込み、そして楽曲デー
タを再生する。
一方、ステップS63において、現在の聴取環境に応じた楽曲が存在しないと判断した
場合、またステップS65において、選択可能な楽曲が存在しないと判断した場合には、
そのままステップS58へ戻り、ランダムに選択した楽曲の再生を継続する。
上記実施の形態(1)に係る情報処理装置を含んで構成される(又は情報処理方法が採
用された)、ナビゲーション機能を有したオーディオシステムによれば、ユーザーが指示
したタイミングで、楽曲の聴取環境(聴取者が楽曲を聴いている環境)を示す聴取環境情
報が、再生されている楽曲(聴取者が今現在聴いている楽曲)に対応させてHDD31へ
書き込まれる。
従って、ユーザーが「今のシチュエーション(聴取環境)に、今聴いているこの楽曲は
ピッタリだ」と思った時(すなわち、今現在の聴取環境に適した楽曲が再生されている時
)、その時の聴取環境を示す聴取環境情報を、再生中の楽曲に対応させてHDD31に記
憶させておくことができる。
また、HDD31に楽曲に対応させて記憶されている聴取環境情報に基づいて、現在の
聴取環境に応じた楽曲が選択され、選択された楽曲が再生される。例えば、「海岸付近を
60km/h以上70km/h未満で走行中」という聴取環境を示す前記聴取環境情報が楽曲Aに
対応させてHDD31へ記憶されている時に、ユーザーを乗せた車両の速度が海岸付近を
走行中に60km/h以上になると、その聴取環境に応じた楽曲Aが選択されて再生されるこ
とになる。
従って、過去に気に入った、「あるシチュエーションで、ある楽曲を聴く」ということ
を体験することができる。すなわち、ユーザーの感性に適合するかたちで楽曲を再生させ
ることができる。
また、上記実施の形態(1)に係る情報処理装置を含んで構成される(又は情報処理方
法が採用された)、ナビゲーション機能を有したオーディオシステムでは、ユーザーに登
録釦B2が押下された時に再生されていた楽曲に対する聴取環境を示す聴取環境情報をH
DD31へ書き込むようにしているが、別の実施の形態では、ユーザーが毎回指示をしな
くても良いように、所定期間の間に再生されている楽曲に対する聴取環境を示す聴取環境
情報をHDD31へ書き込むようにしても良い。
前記所定期間としては、例えば、下記のa〜dが挙げられる。
a.ある時から所定時間が経過するまで
b.ユーザーによる開始の指示から、終了の指示まで
c.一定の楽曲数に対応する聴取環境情報がHDD31へ書き込まれるまで
d.設定された聴取環境(例えば、海岸付近を走行中)が継続している期間
また、上記実施の形態(1)に係る情報処理装置を含んで構成される(又は情報処理方
法が採用された)、ナビゲーション機能を有したオーディオシステムでは、楽曲の再生終
了後に、聴取環境情報を取得し、次の再生楽曲を選択するようにしているが、別の実施の
形態では、楽曲の再生終了後ではなく、再生終了直前(例えば、30秒前)に、聴取環境
情報を取得し、次の再生楽曲を選択するようにしても良い。さらに、別の実施の形態では
、1曲ずつではなく、2曲以上まとめて選択するようにしても良い。
本発明の実施の形態(1)に係る情報処理装置を含んで構成される(又は情報処理方法が採用された)、ナビゲーション機能を有したオーディオシステムの要部を概略的に示したブロック図である。 HDDに記憶されているデータの一部を示した図である。 HDDに記憶されているデータの一部を示した図である。 実施の形態(1)に係る情報処理装置を含んで構成される(又は情報処理方法が採用された)、オーディオシステムを構成するオーディオ装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る情報処理装置を含んで構成される(又は情報処理方法が採用された)、オーディオシステムを構成するオーディオ装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る情報処理装置を含んで構成される(又は情報処理方法が採用された)、オーディオシステムを構成するオーディオ装置のマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 表示装置に表示される操作画面の一例を示した図である。 表示装置に表示される操作画面の一例を示した図である。 表示装置に表示される操作画面の一例を示した図である。 HDDに記憶されているデータの一部を示した図である。 表示装置に表示される操作画面の一例を示した図である。 表示装置に表示される操作画面の一例を示した図である。 表示装置に表示される操作画面の一例を示した図である。 HDDに記憶されているデータの一部を示した図である。
符号の説明
11 オーディオ装置
12 マイコン
19 リモコン
20 表示装置
31 HDD

Claims (11)

  1. 楽曲の聴取環境を示す聴取環境情報を取得する取得手段と、
    該取得手段により取得された前記聴取環境情報を、再生されている楽曲に対応させて記
    憶手段へ書き込む書込手段とを備えていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記聴取環境情報の前記記憶手段への書き込みが使用者から指示されたと判断すると、
    前記書込手段が、再生されている楽曲に対応させて、前記聴取環境情報を前記記憶手段
    へ書き込むものであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記書込手段が、所定期間の間、再生されている楽曲に対応させて、前記聴取環境情報
    を前記記憶手段へ書き込むものであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶手段に楽曲に対応させて記憶されている前記聴取環境情報に基づいて、現在の
    聴取環境に応じた楽曲を選択する選択手段と、
    該選択手段により選択された楽曲を再生する再生手段とを備えていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  5. 前記聴取環境情報が示す聴取環境に2以上の項目があり、
    該項目に優先度を設定する設定手段を備え、
    前記選択手段が、前記優先度を考慮して楽曲を選択するものであることを特徴とする請
    求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記選択手段により選択された楽曲が再生されている場合、
    前記楽曲の再生終了後、又は前記楽曲の再生終了直前に、前記選択手段が次の再生楽曲
    を選択するものであることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記選択手段により選択されて再生されている楽曲に対し、使用者から削除が指示され
    たと判断すると、
    前記楽曲を前記選択手段による選択の対象から外す削除手段を備えていることを特徴と
    する請求項4〜6のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  8. 前記選択手段が、過去に選択した楽曲の選択を制限するものであることを特徴とする請
    求項4〜7のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得手段により取得された前記聴取環境情報が示す聴取環境に応じた楽曲の選択が
    できない場合、
    前記選択手段が、前記楽曲に関連の高い楽曲を選択するものであることを特徴とする請
    求項4〜8のいずれかの項に記載の情報処理装置。
  10. 楽曲の聴取環境を示す聴取環境情報を取得するステップと、
    取得した前記聴取環境情報を、再生されている楽曲に対応させて記憶手段へ書き込むス
    テップとを有していることを特徴とする情報処理方法。
  11. 前記記憶手段に楽曲に対応させて記憶されている前記聴取環境情報に基づいて、現在の
    聴取環境に応じた楽曲を選択するステップと、
    選択した楽曲を再生するステップとを有していることを特徴とする請求項10記載の情
    報処理方法。
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