JP2009043353A - タイトル付与装置、タイトル付与方法、タイトル付与プログラム、および記録媒体 - Google Patents

タイトル付与装置、タイトル付与方法、タイトル付与プログラム、および記録媒体 Download PDF

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恵三 山▲崎▼
Koji Suzuki
宏二 鈴木
Masahiro Muto
雅洋 武藤
Kengo Shichiri
建吾 七里
Taku Uchiyama
卓 内山
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Abstract

【課題】煩雑な手間を省き、選曲する際の有益な情報をタイトル名として付与すること。
【解決手段】タイトル付与装置100は、入力部101と、判断部102と、生成部103と、付与部104とを備える。入力部101には、音声情報を含む楽曲情報が入力される。判断部102は、楽曲情報に、タイトル名が付与されているか否かを判断する。生成部103は、判断部102によって楽曲情報にタイトル名が付与されていないと判断された場合に、タイトル名の付与に用いることができる音声情報、または、入力部101に楽曲情報が入力される際に取得する、タイトル名の付与に用いることができ且つ予め設定される外部からの情報、に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成する。付与部104は、生成部103によって生成されたタイトル名を、楽曲情報にテキスト形式のタイトル名を付与する。
【選択図】図1

Description

この発明は、タイトル付与装置、タイトル付与方法、タイトル付与プログラム、および記録媒体に関する。
近年、CDやMDなどの記録媒体やハードディスクなどに記録された楽曲を再生することが可能なオーディオ装置が普及している。このようなオーディオ装置では、外部サーバのCDDBにアクセスできる環境であれば、タイトルを取得し、取得したタイトル名がディスプレイに表示されるようになっている。一方、CDDBにアクセスできない環境や、CDDBにアクセスしたものの、CDDBにタイトル名が格納されておらず、当該タイトル名を取得できない場合には、タイトル名がディスプレイに表示されない。このようにタイトル名が表示されない場合に、ハードディスクに大量の楽曲が記録されていると、利用者は選曲をおこなう際に、試聴する必要があり、煩わしいといった問題がある。
そこで、たとえば、楽曲の録音時に、録音した日時をトラックのタイトル情報として記録させることにより、利用者による選曲を容易にした技術が提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。また、たとえば、楽曲名またはアーティスト名を、利用者からの操作入力により編集することによって、付与されているアルバム名を変更するようにし、選曲を容易にした技術が提案されている(たとえば、下記特許文献2参照。)。
特開2001−245228号公報 特開2005−44403号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術は、記録媒体に大量の楽曲が記録されている場合や、記録した日時が古い場合には、当該日時が表示されたとしても、利用者にとっては選曲する際の有益な情報とはなり得ず、一度試聴する必要があり、煩わしさが解消されないといった問題が一例として挙げられる。また、上述した特許文献2の技術は、記録媒体に大量の楽曲が記録されている場合には、利用者により一つ一つの楽曲に対して操作入力をおこなう必要があるため、利用者にとっては手間がかかるといった問題が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるタイトル付与装置は、音声情報を含む楽曲情報が入力される入力手段と、前記入力手段に入力される前記楽曲情報に、タイトル名が付与されているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記楽曲情報にタイトル名が付与されていないと判断された場合に、前記入力手段に入力される前記楽曲情報に含まれる前記音声情報のうち、タイトル名の付与に用いることができる前記音声情報、または、前記入力手段に前記楽曲情報が入力される際に取得する、タイトル名の付与に用いることができ且つ予め設定される外部からの情報、に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成されたテキスト形式のタイトル名を前記楽曲情報に付与する付与手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項11の発明にかかるタイトル付与方法は、音声情報を含む楽曲情報が入力される入力工程と、前記入力工程にて入力された前記楽曲情報に、タイトル名が付与されているか否かを判断する判断工程と、前記判断工程によって前記楽曲情報にタイトル名が付与されていないと判断された場合に、前記入力工程にて入力された前記楽曲情報に含まれる前記音声情報のうち、タイトル名の付与に用いることができる前記音声情報、または、前記入力工程にて前記楽曲情報が入力される際に取得する、タイトル名の付与に用いることができ且つ予め設定される外部からの情報、に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成する生成工程と、前記生成工程によって生成されたテキスト形式のタイトル名を前記楽曲情報に付与する付与工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項12の発明にかかるタイトル付与プログラムは、請求項11に記載のタイトル付与方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項13の発明にかかる記録媒体は、請求項12に記載のタイトル付与プログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるタイトル付与装置、タイトル付与方法、タイトル付与プログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(タイトル付与装置の構成)
この発明の実施の形態にかかるタイトル付与装置100の構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかるタイトル付与装置の構成の一例を示すブロック図である。図1において、タイトル付与装置100は、入力部101と、判断部102と、生成部103と、付与部104と、取得部105と、表示部106と、を備えて構成される。
入力部101には、音声情報を含む楽曲情報が入力される。楽曲情報は、具体的には、音声情報と、曲数や再生時間を示す情報などのTOC(Table Of Contents)情報とを含んだ情報である。この楽曲情報に含まれる音声情報は、代表的には、発話による音声、すなわち、歌詞を有するものが挙げられるが、歌詞を有しないもの、たとえば、映画フィルムやテレビドラマ、ゲームソフトなどに用いられるBGMなどのサウンドトラックなどをも含む。
なお、CDDBでは、上述したTOC情報と楽曲情報とが関連付けられており、タイトル付与装置100とCDDBとの通信環境が良好な場合には、タイトル付与装置100から受信したTOC情報を基に、タイトル名を特定し、当該タイトル名をタイトル付与装置100に送信する。そして、タイトル付与装置100では、受信した正規のタイトル名が付与されるようになっている。
判断部102は、入力部101に入力された楽曲情報に、タイトル名が付与されているか否かを判断する。具体的には、判断部102は、たとえば、CDDBに対してアクセス不可能な環境の場合にタイトル名が付与されていないものと判断してもよいし、CDDBに対してアクセスしたものの、CDDBに対応するタイトル名が格納されておらず、タイトル名が付されなかった場合に、タイトル名が付与されていないものと判断してもよい。
生成部103は、判断部102によって楽曲情報にタイトル名が付与されていないと判断された場合に、入力部101に入力される楽曲情報に含まれる音声情報のうち、タイトル名の付与に用いることができる音声情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成する。タイトル名の付与に用いることができる音声情報は、具体的には、楽曲の歌詞、曲調、テンポなどが挙げられる。
また、生成部103は、入力部101によって楽曲情報が入力される際に、タイトル名の付与に用いることができ且つ予め設定される外部からの情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成する。外部からの情報は、日時、気温、湿度、天気などの情報を広く含むが、具体的には、後述するように、移動体に搭載されるタイトル付与装置100の場合、取得部105を介して取得する、移動体の現在位置を特定する情報、移動体の現在位置における天気情報、移動体の速度に関する情報、または、移動体の経路誘導時における目的地に関する情報などが挙げられる。
付与部104は、生成部103によって生成されたテキスト形式のタイトル名を付与する。付与部104は、具体的には、楽曲の歌詞、曲調、テンポなどをタイトル名として楽曲情報に付与する。また、付与部104は、移動体の現在位置や、現在位置における天気などの情報をタイトル名として楽曲情報に付与する。付与されたタイトル名は、利用者に対して、音声による通知をおこなってもよいし、後述する表示部106による表示画面による通知としてもよい。
本実施の形態において、生成部103は、入力部101に入力された音声情報のうち、所定の区間の音声情報をテキスト形式に変換することにより、タイトル名を生成するようにしてもよい。所定の区間は、楽曲を再生または録音する際の、所定の時間の範囲である。
具体的には、生成部103は、判断部102によって楽曲情報にタイトル名が付与されていないと判断された場合、入力部101に入力された音声情報のハイライト区間を抽出し、抽出したハイライト区間の音声情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成すればよい。このハイライト区間は、代表的には、楽曲のサビの部分である。したがって、生成部103は、ハイライト区間の歌詞、曲調、テンポなどをタイトル名として生成する。
また、生成部103は、入力部101に入力された音声情報の開始から所定の範囲の導入区間を抽出し、抽出した導入区間の音声情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成するようにしてもよい。導入区間とは、具体的には、楽曲の始まりの領域、つまり、イントロである。したがって、生成部103は、導入領域の歌詞、曲調、テンポなどをタイトル名として生成する。
また、本実施の形態において、生成部103は、入力部101によって入力された音声情報のボーカル成分を音声解析することにより、歌詞のタイトル名を生成するようにしてもよい。具体的には、生成部103は、楽曲のサビの部分の歌詞や、イントロ部分の歌詞を音声解析することにより、テキスト形式のタイトル名を生成する。
また、本実施の形態において、生成部103は、入力部101に入力された音声情報の曲調またはテンポを音声解析することにより、曲調またはテンポのタイトル名を生成するようにしてもよい。曲調は、たとえば、曲の明るさや暗さのほか、洋楽、邦楽、ジャズ、ロック、ポップス、演歌といったジャンル別としたものでもよい。また、テンポは、速い曲、遅い曲といった曲の速さである。したがって、生成部103は、曲の明るさ、ジャンル、曲の速さなどをタイトル名として生成する。
また、移動体に搭載されるタイトル付与装置100においては、取得部105を備えればよい。取得部105は、移動体の現在位置を特定する情報、移動体の現在位置における天気情報、移動体の速度に関する情報、または、移動体の経路誘導時における目的地に関する情報のうち、少なくとも一つを取得するようにしてもよい。この場合、生成部103は、取得部105によって取得された、これら情報のうち、少なくとも一つに基づいて、楽曲情報にテキスト形式のタイトル名を生成する。本構成は、人が楽曲を記憶するに際して、楽曲と、当該楽曲を聴いていた情景とを同時に記憶する傾向にあるということに鑑み、楽曲に対して、楽曲を再生した際の情景(場所、天気、速度、または行き先)をタイトル名とするものである。
上述した外部からの各情報について詳細に説明すると、移動体の現在位置を特定する情報としては、代表的には、都道府県名、市町村名、番地が挙げられるが、山、川、海などの名称などでもよい。移動体の現在位置における天気情報は、前提として、移動体の現在位置が特定されていることを要し、具体的には、「晴れ」、「雨」といった情報や、気温や湿度の情報をも含む。また、移動体の速度に関する情報は、具体的には、速度「40km/h」といった情報である。また、移動体の経路誘導時における目的地に関する情報は、具体的には、利用者からの入力により目的地に設定された地物の名称の情報である。
また、本実施の形態においては、楽曲が再生されたときに、音声情報を含む楽曲情報が入力され、テキスト形式のタイトル名が生成されるようにしてもよい。本構成は、音声情報を含む楽曲情報が入力部101に入力されるタイミングを、楽曲が再生されたときとしたものである。
また、本実施の形態においては、楽曲が録音されたときに、音声情報を含む楽曲情報が入力され、テキスト形式のタイトル名が生成されるようにしてもよい。本構成は、音声情報を含む楽曲情報が入力部101に入力されるタイミングを、楽曲が録音されたときとしたものである。
また、本実施の形態において、表示部106は、任意の構成要素である。表示部106は、付与部104によって楽曲情報に付与されたタイトル名を表示する。表示部106は、具体的には、表示画面により、映像信号を表示出力できるものであればよく、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどが用いられる。
(タイトル付与装置のタイトル付与処理手順)
つぎに、図2を用いて、タイトル付与装置100のタイトル付与処理手順について説明する。図2は、本実施の形態にかかるタイトル付与装置のタイトル付与処理手順の一例を示すフローチャートである。
図2のフローチャートにおいて、タイトル付与装置100は、入力部101に音声情報を含む楽曲情報が入力されるまで待機状態にあり(ステップS201:Noのループ)、入力部101に楽曲情報が入力されると、(ステップS201:Yes)、判断部102によって、楽曲情報にタイトル名が付与されているか否かが判断される(ステップS202)。ステップS202において、楽曲情報にタイトル名が付与されていないと判断した場合(ステップS202:No)、生成部103が、タイトル名の付与に用いることができる音声情報または外部からの情報に基づいて、楽曲情報にテキスト形式のタイトル名を生成する(ステップS203)。
そして、付与部104が、テキスト形式のタイトル名を付与し(ステップS204)、一連の処理を終了する。一方、ステップS202において、楽曲情報にタイトル名が付与されていると判断した場合(ステップS202:Yes)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態にかかるタイトル付与装置100は、タイトル名の付与に用いることができる、音声情報または外部からの情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成し、楽曲情報にタイトル名を付与するようにした。したがって、利用者による煩雑な手間を省きながら、選曲する際の有益な情報を、タイトル名として付与することができる。これにより、大量の楽曲が記録されている場合であっても、利用者は選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施の形態において、生成部103は、音声情報のうち、所定の区間の音声情報をテキスト形式に変換することにより、タイトル名を生成してもよい。具体的には、音声情報のハイライト区間を抽出し、抽出したハイライト区間の音声情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成してもよい。このような構成によれば、最も印象的な部分の、歌詞、曲調、テンポなどをタイトル名として付与できるため、利用者は選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施の形態においては、入力された音声情報の開始位置から所定の範囲の導入区間を抽出し、抽出した導入区間の音声情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成してもよい。このような構成によれば、イントロ部分の、歌詞、曲調、テンポなどをタイトル名として付与できるため、利用者は選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施の形態において、生成部103は、音声情報のボーカル成分を音声解析することにより、歌詞のタイトル名を生成してもよい。具体的には、生成部103は、楽曲のサビの部分のボーカル成分や、イントロ部分のボーカル成分を音声解析することにより、歌詞のタイトル名を生成する。このような構成によれば、楽曲において印象的な部分となるサビの部分やイントロ部分の歌詞をタイトル名とすることができ、利用者は選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施の形態において、生成部103は、音声情報の曲調またはテンポを音声解析することにより、曲調またはテンポのタイトル名を生成するようにしてもよい。このような構成によれば、楽曲の曲調またはテンポを、タイトル名として付与することができ、利用者は選曲を容易におこなうことができる。
また、移動体に搭載されるタイトル付与装置100において、取得部105は、移動体の現在位置を特定する情報、移動体の現在位置における天気情報、移動体の速度に関する情報、または、移動体の経路誘導時における目的地に関する情報をのうち、少なくとも一つを取得すればよい。本構成は、タイトル付与装置100をナビゲーション装置などと併用した場合を想定したものであり、利用者が当該楽曲を聴いていた場所、天気、速度、または行き先に関する情報をタイトル名として付与するものである。このような構成によれば、利用者にとっては、楽曲に印象づけられた、当該楽曲を聴いていたときの情景がタイトル名となるので、選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施の形態において、楽曲が再生されたときに、楽曲情報が入力されるようにしてもよい。このような構成によれば、楽曲が再生されるタイミングで、タイトル名の生成やタイトル名の付与をおこなうことができる。したがって、たとえば、タイトル付与モードなど、タイトル名のない楽曲を検索してタイトル名を付与するモードを設ける必要がなく、再生と同時にタイトル名を付与することが可能になるので、利用者は煩雑な手間を省くことができる。
また、本実施の形態において、楽曲が録音されたときに、楽曲情報が入力されるようにしてもよい。このような構成によれば、楽曲が録音されるタイミングで、タイトル名の生成やタイトル名の付与をおこなうことができる。したがって、たとえば、タイトル付与モードなど、タイトル名のない楽曲を検索してタイトル名を付与するモードを設ける必要がなく、録音と同時にタイトル名を付与することが可能になるので、利用者は煩雑な手間を省くことができる。
また、本実施の形態において、楽曲情報に付与されたタイトル名を表示する表示部106を備えるようにしてもよい。このような構成によれば、利用者は、視覚により、簡単にタイトル名を認識することができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、車両に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明のタイトル付与装置100を実施した場合の一例について説明する。
(ナビゲーション装置300のハードウェア構成)
図3を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置300のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施例にかかるナビゲーション装置300のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3において、ナビゲーション装置300は、車両などの移動体に搭載されており、CPU301と、ROM302と、RAM303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、音声I/F(インターフェース)308と、マイク309と、スピーカ310と、入力デバイス311と、映像I/F312と、ディスプレイ313と、通信I/F314と、GPSユニット315と、各種センサ316と、を備えている。また、各構成部301〜316はバス320によってそれぞれ接続されている。
CPU301は、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラム、現在地点算出プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、音声生成プログラム、音響制御プログラム、タイトル付与プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。
現在地点算出プログラムは、たとえば、後述するGPSユニット315および各種センサ316の出力情報に基づいて、車両の現在地点(ナビゲーション装置300の現在地点)を算出させる。
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク305に記録されている地図データなどを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短(または最速)経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。また、目的地点のみならず、立ち寄り地点や休憩地点までの経路を探索してもよい。探索された誘導経路は、CPU301を介して音声I/F308や映像I/F312へ出力される。
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在地点算出プログラムを実行することによって算出された車両の現在地点情報、磁気ディスク305から読み出された地図データに基づいて、リアルタイムな経路誘導情報を生成させる。生成された経路誘導情報は、CPU301を介して音声I/F308や映像I/F312へ出力される。
音声生成プログラムは、パターンに対応したトーンと音声の情報を生成させる。すなわち、経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報に基づいて、案内ポイントに対応した仮想音源の設定と音声ガイダンス情報の生成をおこない、CPU301を介して音声I/F308へ出力される。
音響制御プログラムは、音声I/F308によってスピーカ310から出力する音声の音響特性を決定させ、決定された音響特性によってスピーカ310を介して音声出力をおこなう。出力する音声は、通信I/F314を介して入力されたテレビやラジオなどの音声や、磁気ディスク305、光ディスク307に記録される楽曲のほか、CD、MD、カセットなどに記録される楽曲などである。
タイトル付与プログラムは、CD、MD、磁気ディスク305、光ディスク307などに記録される楽曲情報を、再生または録音する際、当該楽曲にタイトル名が付与されていない場合に、タイトル名の付与に用いることができる情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成し、楽曲情報にテキスト形式のタイトル名を付与する。
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク305としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク307は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク307のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
音声I/F308は、音声入力用のマイク309およびスピーカ310に接続される。マイク309に受音された音声は、音声I/F308内でA/D変換される。マイク309は、たとえば、車両のサンバイザー付近に配置され、その数は単数でも複数でもよい。なお、マイク309から入力された音声は、音声情報として磁気ディスク305または光ディスク307に記録可能である。スピーカ310は、音声を出力する。
入力デバイス311は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス311は、リモコン、キーボード、マウス、タッチパネルのうち、いずれか一つの形態によって実現されてもよいし、複数の形態によって実現されてもよい。
映像I/F312は、ディスプレイ313と接続される。映像I/F312は、具体的には、たとえば、ディスプレイ313全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ313を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ313には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ313には、上述した地図データが
2次元または3次元に描画される。ディスプレイ313に表示された地図データには、ナビゲーション装置300を搭載した車両の現在地点をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。車両の現在地点は、CPU301によって算出される。
このディスプレイ313は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。ディスプレイ313は、たとえば、車両のダッシュボード付近に設置される。ディスプレイ313は、車両のダッシュボード付近のほか、車両の後部座席周辺などに設置するなどして、車両内に複数設置してもよい。
通信I/F314は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置300とCPU301とのインターフェースとして機能する。通信I/F314は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU301とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F314は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。また、通信I/F314は、車両の現在位置における天気情報を取得する。
GPSユニット315は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を出力する。GPSユニット315の出力情報は、後述する各種センサ316の出力値とともに、CPU301による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
各種センサ316は、車速センサ、加速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ316の出力値は、CPU301による車両の現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
図1に示したタイトル付与装置100が備える入力部101と、判断部102と、生成部103と、付与部104と、取得部105と、表示部106とは、図3に示したナビゲーション装置300におけるROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU301が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置300における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、本実施例のナビゲーション装置300は、ナビゲーション装置300における記録媒体としてのROM302に記録されているタイトル付与プログラムを実行することにより、図1に示したタイトル付与装置100が備える機能を、図2に示したタイトル付与手順で実行することができる。
(ナビゲーション装置によるハイライト区間の抽出の一例)
つぎに、図4を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置300によるハイライト区間の抽出の一例について説明する。図4は、本実施例にかかるナビゲーション装置によるハイライト区間の抽出の一例を示す説明図である。
図4において、音声情報400は、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏といった各構成部を備えているものとする。音声情報400は、構成部ごとにA群(A1,A2)、B群(B)、C群(C1〜C3)に区分けされる。
ここで、音声情報の構成部ごとの区分けについて説明する。たとえば、まず、音声情報をパルス変調化し、パルス変調化された音声信号を周波数解析することにより、音声信号から時系列の和音進行を検出する。つぎに、一曲全体の和音進行と、所定の位置から切り出した部分和音進行との相互相関演算により、曲調の類似する繰り返し区間を検出する。検出された繰り返し区間を一群化することにより、構成部ごとの区分けとなる。なお、構成部ごとの区分けは、このような手法に限らず、他の手法を用いてもよい。
図4において、符号410は、歌曲でいう1番を示している。符号420は、歌曲でいう2番を示している。構成部「I」430は、イントロ部分を示している。符号410に示す歌曲の1番は、Aメロとしての構成部「A1」411と、Bメロとしての構成部「B」412と、サビとしての構成部「C1」413とからなる。なお、説明上、Aメロ、Bメロ、サビは既知のものとして説明しているが、抽出時においては、これらは未知のものである。符号420に示す歌曲の2番は、Aメロとしての構成部「A2」421と、サビとしての構成部「C2」422とからなる。また、構成部「D」440は、間奏部分である。また、構成部「C3」450は、サビの部分である。
このように区分けされた各構成部(A〜C)を基に、最も繰り返される構成部、つまり、C群をハイライト区間として抽出する。そして、この抽出されたハイライト区間の、たとえば、ボーカル成分の音声解析をおこなうことにより、サビの部分の歌詞をテキスト形式のタイトル名として生成することが可能になる。また、このほかにも、構成部「A1」411の開始位置の音声情報に含まれるボーカル成分を音声解析することにより、開始位置の歌詞をタイトル名として付与することも可能である。
なお、楽曲においては、最も繰り返される構成部(区間)がサビの部分ではない場合も希にある。つまり、ハイライト区間として抽出した区間がサビの部分でない場合も希にあるが、サビの部分でない場合であっても、最も繰り返される区間の歌詞がタイトル名として付与されることに変わりはないため、利用者にとっては、当該歌詞が楽曲の印象的な区間となる。
(ナビゲーション装置のタイトル付与処理の一例)
つぎに、図5を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置300がおこなうタイトル付与処理の一例について説明する。図5は、本実施例にかかるナビゲーション装置のタイトル付与処理の一例を示すフローチャートである。
図5のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置300は、楽曲が再生されるのを待って(ステップS501:Noのループ)、楽曲が再生されると(ステップS501:Yes)、楽曲情報が入力される(ステップS502)。そして、タイトル名が付与されているか否かを判断する(ステップS503)。ステップS503において、CDDBとの通信環境が悪かったり、CDDBに対応するタイトル名が格納されておらず、タイトル名が付されなかったりし、タイトル名が付与されていないと判断した場合(ステップS503:No)、楽曲情報に含まれる音声情報のハイライト区間を抽出する(ステップS504)。なお、ステップS504においては、ハイライト区間の抽出に限らず、たとえば、イントロ部分を抽出してもよい。
そして、GPSユニット315によって、現在位置情報を取得する(ステップS505)。現在位置情報は、具体的には、市町村名程度の情報である。さらに、通信I/F314によって、現在位置における天気情報を取得する(ステップS506)。天気情報は、具体的には、「晴れ」、「曇り」、「雨」といった情報である。また、入力デバイス311からの入力に基づく、目的地に関する情報を取得する(ステップS507)。目的地に関する情報は、目的地に設定された地点の情報であり、具体的には、「川越市役所」、「Aタワー」といった地物名の情報である。
そして、楽曲情報に対して、抽出したハイライト区間の音声情報、および取得した各情報を基に、それぞれテキスト形式のタイトル名を生成する(ステップS508)。そして、生成されたタイトル名を付与する(ステップS509)。なお、ステップS508において、ハイライト区間の音声情報に基づくタイトル名の生成は、ボーカル成分を音声解析することによっておこなわれる。これにより、サビの部分の歌詞がタイトル名として付与される。
このあと、適宜、ディスプレイ313からタイトル名を表示し(ステップS510)、一連の処理を終了する。一方、ステップS503において、タイトル名が付与されていると判断した場合(ステップS503:Yes)、一連の処理を終了する。
上述した処理では、ステップS501に示したように、楽曲の再生をトリガとし、つまり、楽曲が再生されることにより一連の処理をおこなうようにしたが、これに限られるものではなく、楽曲の録音をトリガとし、つまり、楽曲が録音されることにより一連の処理をおこなうようにしてもよい。また、上述したタイトル付与の処理に要する時間は、楽曲が再生されている間、継続しておこなわれるものではなく、つまり、楽曲の再生時間よりも短く、数秒程度で終了する処理である。
また、ステップS504において、抽出したハイライト区間の音声情報に、ボーカル成分が存在しない場合、つまり、歌詞のないサウンドトラックなどの場合、タイトル名として、曲調やテンポなどを付与してもよいし、再生した日時を付与してもよい。
また、上述した処理では、ステップS504により抽出したハイライト区間の音声情報、およびステップS505〜ステップS507により取得した情報を基に、4つのタイトル名を生成し、付与するようにしているが、少なくとも一つのタイトル名を付与すればよい。たとえば、渋滞などにより、現在位置情報、天気情報、目的地に関する情報が、複数の楽曲に対して、同一となる場合は、ハイライト区間の音声情報のみに基づいてタイトル名を付与するようにしてもよい。
さらに、上述した複数のタイトル名の中から、付与する情報を利用者によって選択させるようにしてもよいし、また、設定により、たとえば、高速道路を走行している場合など、景色等に変化が少なく、楽曲に対する利用者の情景との印象付けが明確におこなわれないと想定されるような場合には、音声情報に基づいて生成されたタイトル名のみを付与するように予め設定してもよい。また、取得する情報には、このほかにも、各種センサ316の速度センサからの、車両の速度に関する情報をも含めてもよい。
また、このような処理によってタイトル名を付与した場合には、当該タイトル名にフラグを立てておき、つぎに、再生した際に、タイトル名を更新するようにしてもよい。つまり、具体的には、当該フラグの有るタイトル名については、ステップS503において、タイトル名が付与されていないものと判断するようにし、再度タイトル名を付与すればよい。このように、タイトル名を更新することにより、よく聴く楽曲に対して、たとえば、何年も前の天気情報等がタイトル名として付与されているといったことを防止できる。
また、同様に、このような処理によってタイトル名を付与した場合には、当該タイトル名にフラグを立てておき、正規のタイトル名を取得した場合に、正規のタイトル名に振り替えるようにしてもよい。つまり、具体的には、上述した処理によりタイトル名を付与した後に、たとえば、通信環境が良好になり、CDDB等の音楽情報データベースへのアクセスが可能になり、正規のタイトル名の情報を取得した場合、付与したタイトル名から正規のタイトル名に振り替えるようにしてもよい。なお、この場合、付与したタイトル名を、正規のタイトル名の付属情報として、正規のタイトル名と同時に記録させてもよい。
(ディスプレイによる表示画面の一例)
つぎに、図6を用いて、本実施例にかかるディスプレイ313による表示画面の一例について説明する。図6は、本実施例にかかるディスプレイによる表示画面の一例を示す説明図である。
図6において、ディスプレイ313には、符号601〜604に示す4曲のタイトル名が表示されている。各タイトル名601〜604には、楽曲のサビ情報610と、再生時の天気情報611と、再生時の現在位置情報612と、目的地に関する情報613とが表示されている。
タイトル名601を例に挙げて説明すると、サビ情報610は、冒頭に音符が表示されており、歌詞表示であることを示している。そして、サビ情報610は、「朝日は昇る」となっている。つまり、サビの部分など、当該楽曲の最も繰り返しの多い部分に「朝日は昇る」という歌詞が含まれていることを示している。また、天気情報611は、この楽曲が最も近い過去に再生された際の現在位置における天気情報であり「晴れ」を示している。また、現在位置情報612は、最も近い過去に、この楽曲が再生された際の現在位置情報であり、「東京都港区」を示している。
さらに、目的地に関する情報613は、最も近い過去に、この楽曲が再生されたときに目的地として設定されていた地点の情報であり、「川越市役所」を示している。すなわち、タイトル名601の楽曲は、サビの部分に「朝日は昇る」という歌詞が含まれる楽曲であるとともに、川越市役所が目的地に設定された経路案内時に、東京都港区を晴天時に走行中、再生した楽曲であることを示している。タイトル名602についても同様に、サビの部分に「美しい夕焼けが」という歌詞が含まれる楽曲であるとともに、Aタワーが目的地に設定された経路案内時に、埼玉県川越市を晴天時に走行中、再生した楽曲であることを示している。
また、タイトル名603は、たとえば、付与したタイトル名が長く、一度にディスプレイ313に表示できない場合を示している。このような場合、たとえば、自動的に左スクロールすることにより文字送りされ、利用者に対して、タイトル名603が全て通知されるようになっている。
また、タイトル名604は、たとえば、サウンドトラックなどのように歌詞がない場合や、楽曲に特徴がない場合を示したものである。このような場合、サビ情報610の表示領域に「前回 07/07/07 12:00」が表示されている。つまり、前回、再生した日時が表示されている。なお、このような楽曲に歌詞がない場合には、サビ情報610に、たとえば、曲の明るさや、ジャズ、ロックといったジャンルや、テンポなどをタイトル名として表示してもよい。
上述した表示は、一例であり、たとえば、歌詞のない楽曲の場合に、「歌詞なし」と表示するようにしてもよい。また、再生時の車両の速度として、たとえば、高速道路を走行中であった場合には、そのときの速度である「時速100km/h」の表示をしてもよいし、平均速度を算出することにより、当該平均速度が20km/h以下であった場合には「渋滞中」などの表示をおこなってもよい。また、表示の順番は、サビ情報610を先頭にする表示に限らず、利用者にとって即座に選曲の判断をおこなうことができるものを先頭に配置できるように、利用者の設定により自由に変えられるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例にかかるナビゲーション装置300は、タイトル名の付与に用いることができる、音声情報、または外部からの情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成し、楽曲情報にタイトル名を付与するようにした。したがって、利用者による煩雑な手間を省きながら、選曲する際の有益な情報を、タイトル名として付与することができる。これにより、大量の楽曲が記録されている場合であっても、利用者は、選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施例においては、音声情報のうち、所定の区間の音声情報をテキスト形式に変換することにより、タイトル名を生成するようにした。具体的には、音声情報のハイライト区間を抽出し、抽出したハイライト区間の音声情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成するようにした。このような構成によれば、最も印象的な部分の、歌詞、曲調、テンポなどをタイトル名として付与できるため、利用者は選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施例においては、入力された音声情報の開始位置から所定の範囲の導入区間を抽出し、抽出した導入区間の音声情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成してもよい。このような構成によれば、イントロ部分の、歌詞、曲調、テンポなどをタイトル名として付与できるため、利用者は選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施例において、音声情報のボーカル成分を音声解析することにより、歌詞のタイトル名を生成するようにした。具体的には、楽曲のサビの部分のボーカル成分や、イントロ部分のボーカル成分を音声解析することにより、歌詞のタイトル名を生成するようにした。このような構成によれば、楽曲において印象的な部分となるサビの部分やイントロ部分の歌詞をタイトル名とすることができ、利用者は選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施例において、音声情報の曲調またはテンポを音声解析することにより、曲調またはテンポのタイトル名を生成するようにしてもよい。このような構成によれば、楽曲全体の曲調またはテンポを、タイトル名として付与することができ、利用者は選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施例において、外部からの情報として、移動体の現在位置を特定する情報、移動体の現在位置における天気情報、移動体の速度に関する情報、または、移動体の経路誘導時における目的地に関する情報のうち、少なくとも一つを用いるようにした。本構成は、利用者が当該楽曲を聴いていた場所、天気、速度、または行き先に関する情報をタイトル名として付与するものである。このような構成によれば、利用者にとっては、楽曲に印象づけられた、当該楽曲を聴いていたときの情景(場所、天気、速度、目的地など)がタイトル名となるので、選曲を容易におこなうことができる。
また、本実施例において、楽曲が再生されたときに、楽曲情報が入力されるようにした。このような構成によれば、楽曲が再生されたタイミングで、タイトル名の生成やタイトル名の付与をおこなうことができる。したがって、たとえば、タイトル付与モードなど、タイトル名のない楽曲を検索してタイトル名を付与するモードを設ける必要がなく、再生と同時にタイトル名を付与することが可能になるので、利用者は煩雑な手間を省くことができる。
また、本実施例において、楽曲が録音されたときに、楽曲情報が入力されるようにしてもよい。このような構成によれば、楽曲が録音されたタイミングで、タイトル名の生成やタイトル名の付与をおこなうことができる。したがって、たとえば、タイトル付与モードなど、タイトル名のない楽曲を検索してタイトル名を付与するモードを設ける必要がなく、録音と同時にタイトル名を付与することが可能になるので、利用者は煩雑な手間を省くことができる。
また、本実施例おいて、楽曲情報に付与されたタイトル名を表示するディスプレイ313を備えるようにした。このような構成によれば、利用者は、視覚により、簡単にタイトル名を認識することができる。
さらに、上記発明によれば、たとえば、個人的な編集により録音した楽曲に対してもタイトル名を付与することができる。詳細に説明すると、CDDBを使用したタイトル名の付与は、アルバム名と、アーティスト名に基づいて、アルバムに記録される楽曲順ごとにタイトル名を取得することによりおこなわれる。一方、個人が趣味で複数のアルバム、複数のアーティストの楽曲をCD等にまとめて収録する場合がある。このように個人的な編集によりCDを録音した場合には、アルバムに記録される楽曲の順番が既製のものとは異なり、上記CDDBにアクセスしてもタイトル名を取得することはできないことがあるが、上記発明によれば、このような場合でも楽曲ごとに、サビの部分の歌詞や現在位置名などのタイトル名を付与することができる。
以上説明したように、本発明のタイトル付与装置、タイトル付与方法、タイトル付与プログラム、および記録媒体は、タイトル名の付与に用いることができる、入力された音声情報、または音声情報の入力時における外部状況の情報に基づいて、楽曲情報にテキスト形式のタイトル名を付与するようにした。したがって、利用者による煩雑な手間を省きながら、選曲する際の有益な情報を、タイトル名として付与することができる。これにより、利用者は、大量の楽曲が記録されている場合であっても、選曲を容易におこなうことができる。
なお、本実施例で説明したタイトル付与方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
本実施の形態にかかるタイトル付与装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるタイトル付与装置のタイトル付与処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施例1にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施例にかかるナビゲーション装置によるハイライト区間の抽出の一例を示す説明図である。 本実施例にかかるナビゲーション装置のタイトル付与処理の一例を示すフローチャートである。 本実施例にかかるディスプレイによる表示画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 タイトル付与装置
101 入力部
102 判断部
103 生成部
104 付与部
105 取得部
106 表示部
300 ナビゲーション装置
313 ディスプレイ
400 音声情報
601〜604 タイトル名

Claims (13)

  1. 音声情報を含む楽曲情報が入力される入力手段と、
    前記入力手段に入力される前記楽曲情報に、タイトル名が付与されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記楽曲情報にタイトル名が付与されていないと判断された場合に、前記入力手段に入力される前記楽曲情報に含まれる前記音声情報のうち、タイトル名の付与に用いることができる前記音声情報、または、前記入力手段に前記楽曲情報が入力される際に取得する、タイトル名の付与に用いることができ且つ予め設定される外部からの情報、に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成されたテキスト形式のタイトル名を前記楽曲情報に付与する付与手段と、
    を備えることを特徴とするタイトル付与装置。
  2. 前記生成手段は、前記入力手段に入力される前記音声情報のうち、所定の区間の音声情報をテキスト形式に変換することにより、前記タイトル名を生成することを特徴とする請求項1に記載のタイトル付与装置。
  3. 前記生成手段は、前記判断手段によって前記楽曲情報にタイトル名が付与されていないと判断された場合、前記入力手段に入力される前記音声情報のハイライト区間を抽出し、抽出したハイライト区間の音声情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成することを特徴とする請求項1または2に記載のタイトル付与装置。
  4. 前記生成手段は、前記入力手段に入力される前記音声情報の開始から所定の範囲の導入区間を抽出し、抽出した前記導入区間の音声情報に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成することを特徴とする請求項2または3に記載のタイトル付与装置。
  5. 前記生成手段は、前記入力手段に入力される前記音声情報のボーカル成分を音声解析することにより、歌詞のタイトル名を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のタイトル付与装置。
  6. 前記生成手段は、前記入力手段に入力される前記音声情報の曲調またはテンポを音声解析することにより、曲調またはテンポのタイトル名を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のタイトル付与装置。
  7. 移動体に搭載される請求項1〜6のいずれか一つに記載のタイトル付与装置において、
    前記生成手段は、前記移動体の現在位置を特定する情報、移動体の現在位置における天気情報、移動体の速度に関する情報、または、移動体の経路誘導時における目的地に関する情報のうち、少なくとも一つに基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成することを特徴とするタイトル付与装置。
  8. 楽曲が再生されたときに、前記音声情報を含む前記楽曲情報が入力され、テキスト形式のタイトル名が生成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のタイトル付与装置。
  9. 楽曲が録音されたときに、前記音声情報を含む前記楽曲情報が入力され、テキスト形式のタイトル名が生成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のタイトル付与装置。
  10. 前記付与手段によって前記楽曲情報に付与されたタイトル名を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載のタイトル付与装置。
  11. 音声情報を含む楽曲情報が入力される入力工程と、
    前記入力工程にて入力された前記楽曲情報に、タイトル名が付与されているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程によって前記楽曲情報にタイトル名が付与されていないと判断された場合に、前記入力工程にて入力された前記楽曲情報に含まれる前記音声情報のうち、タイトル名の付与に用いることができる前記音声情報、または、前記入力工程にて前記楽曲情報が入力される際に取得する、タイトル名の付与に用いることができ且つ予め設定される外部からの情報、に基づいて、テキスト形式のタイトル名を生成する生成工程と、
    前記生成工程によって生成されたテキスト形式のタイトル名を前記楽曲情報に付与する付与工程と、
    を含むことを特徴とするタイトル付与方法。
  12. 請求項11に記載のタイトル付与方法をコンピュータに実行させることを特徴とするタイトル付与プログラム。
  13. 請求項12に記載のタイトル付与プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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