JP5378095B2 - 車載オーディオ装置における選曲方法及び選曲装置 - Google Patents
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Description
このため、走行環境(渋滞路、高速道路、特定地やエリア、天候など)に応じて自動的にユーザが聞きたい曲を推定して再生する方法が提案されている(特許文献1)。例えば、高速道路ではアップテンポの曲、渋滞路では落ち着くクラシック、海が見える場所では特定の歌手の曲等といった楽曲の選択を車両環境に応じて自動的に行なう。
又、2次元座標値である印象値(X,Y)と楽曲との対応づけをしておき、車両位置(高速道路、サービスエリア、インタチェンジ、普通道路、公園、海辺、飛行場など)に応じた印象値を求め、該印象値に近い楽曲を選択して再生する方法が提案されている(特許文献2)。
これら従来の選曲方法は車両の走行環境あるいは車両位置に基づいて再生曲を決定するものであるが、ユーザの運転時における実際の気分を反映した選曲を行なっていない問題がある。
・選曲方法
本発明の車載オーディオ装置における選曲方法は、ユーザの気分を表現する複数の形容詞を用意し、車両の複数の環境状態のそれぞれにおける前記各形容詞の気分の度合を示す値を第1登録データとして登録し、形容詞毎に、該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲のジャンルと該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲のジャンルを第2登録データとして登録するステップ、センサー信号、地図情報等を用いて車両の実際の前記複数の環境を判別するステップ、所定の形容詞について、前記第1登録データを用いて実際の各環境に応じた値を取得し、該取得した各環境に応じた値を合計し、該合計値を該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値とし、該合計値の符号を反転した値を、該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値とするステップ、同様に、前記各形容詞について、該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値と該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値を求めるステップ、ジャンル毎に該ジャンルの前記値を合計し、合計値の大きさの比率をジャンルの選択確率としてジャンルを選択し、選択されたジャンルより再生する曲を選曲するステップ、を有している。
前記複数の車両環境状態は、カーブの有無、勾配の有無、水辺の広狭、建造物と植物の割合、遮蔽物の有無である。
本発明の車載オーディオ装置における選曲装置は、ユーザの気分を表現する複数の形容詞を用意し、車両の複数の環境状態のそれぞれにおける前記各形容詞の気分の度合を示す値を記憶する第1記憶部、形容詞毎に、該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲のジャンルと該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲のジャンルを記憶する第2記憶部、車両前方の風景を撮影するカメラ、車両の走行状態を検出するセンサー、前記カメラの撮影画像、地図情報およびセンサー信号を用いて車両の実際の前記複数の環境状態を判別する環境判別部、所定の形容詞について、前記第1記憶部の記憶データを用いて実際の各環境に応じた値を取得し、該取得した各環境に応じた値を合計し、該合計値を該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値とし、該合計値の符号を反転した値を、該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値とし、同様に、前記各形容詞について、該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値と該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値を求め、ジャンル毎に該ジャンルの前記値を合計し、合計値の大きさの比率をジャンルの選択確率としてジャンルを選択し、選択されたジャンルより再生する曲を選曲する選曲部、を有している。
前記選曲方法及び選曲装置において、前記合計値を合計する際、各楽曲ジャンルの値のうち負の値は0と見なして合計値を計算することができる。また、ガウス関数を用いて前記楽曲ジャンルの値を再計算し、再計算された値を用いて各楽曲ジャンルの前記合計値を計算することができる。
又、本発明によれば、複数の車両環境のそれぞれにおける前記各形容詞の気分の度合を示す値を登録し、センサー信号や地図情報等を用いて実際の前記複数の車両環境を判別し、所定の形容詞について、前記登録データを用いて実際の各環境に応じた前記値を取得し、該取得した各環境に応じた値を合計し、該合計値を該形容詞の気分の度合としたから、正確に各形容詞の気分の度合を決定でき、ユーザの運転時における実際の気分を反映した選曲を行なうことができる。
選曲部11は、選曲処理部21と、車両環境別/形容詞得点対応テーブルEVSCを記憶する第1の記憶部22と、形容詞−音楽ジャンル対応テーブルAJMCを記憶する第2の記憶部23を備えている。選曲処理部21は、後で詳細に説明するように、複数の現車両環境を考慮して運転手の気分を表現する複数の形容詞のそれぞれの度合を計算し、各形容詞の気分の度合に基づいて、再生する曲のジャンルを決定し、該ジャンルの曲を再生するように制御する。
車両環境別/形容詞得点対応テーブルEVSCは、図2に示すように、ユーザの気分を表現する複数の形容詞を用意し、複数の車両環境状態のそれぞれにおける各形容詞の気分の度合を示すスコア(得点)を、統計的手法により取得して登録するものである。この車両環境別/形容詞得点対応テーブルEVSCは、統計的手法である多変量解析手法を用いて作成されており、ユーザ共通に使用される。なお、多変量解析手法としては、例えば数量化理論I類(菅民郎著「らくらく図解、アンケート分析教室」ページ116−128参照)がある。
形容詞対1は「リラックスできる−できない」、
形容詞対2は「閉鎖的な−開放的な」、
形容詞対3は「ゆううつな−爽快な」、
形容詞対4は「現実的な−幻想的な」、
形容詞対5は「退屈な−わくわくする」、
形容詞対6は「危険な−安全な」、
形容詞対7は「寂しい−にぎやかな」、
形容詞対8は「騒々しい−穏やかな」、
である。又、本実施例では車両環境状態として以下の5つの環境を考慮しているが、本発明はかかる環境に限定されるものではなく、他の環境を適宜採用することができる。5個の環境は、それぞれ
1.走行道路のカーブの有無、
2.走行中道路の勾配の有無、
3.水辺の広狭、
4.建造物と植物の割合、
5.高い遮蔽物の有無
である。
1)「カーブ有り」のときに安全な気分になる度合は−0.071、「カーブ無し」のときに安全な気分になる度合は0.073である。安全な気分になる度合が−0.071ということは、危険な気分になる度合が0.071であることと同等である。また
2)「勾配有り」のときに安全な気分になる度合は−0.061、「勾配無し」のときに安全な気分になる度合は0.054である。安全な気分になる度合が−0.061ということは、危険な気分になる度合が0.061であることと同等である。また
3)「水辺が広い道路」を走行中に安全な気分になる度合は0.059、「水辺が狭い道路」を走行中に安全な気分になる度合は−0.056、「水辺が無い道路」を走行中に安全な気分になる度合は−0.011である。安全な気分になる度合が−0.056、−0.011ということは、危険な気分になる度合が0.056、0.011であることと同等である。これは海や湖が広々と見える道路を走行しているときに誰もが安全な気分になることを意味している。
4)建造物と植物の割合が「10:0」、「7:3」、「5:5」、「3:7」、「0:10」であるときに安全な気分になる度合はそれぞれ、−0.489、−0.278、0.088、0.108、0.384である。これは植物が多い場所を走行しているほど安全な気分になることを意味している。
5) 高い遮蔽物が「両側に存在」、「片側に存在」、「存在せず」の場合に安全な気分になる度合はそれぞれ、−0.462、0.023、0.417である。これは高い遮蔽物が存在しないほど安全な気分になることを意味している。
1)形容詞対1における「リラックスできる気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「フージョン」であり、「リラックスできない気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「ロック」であり、
2)形容詞対2における「閉鎖的な気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「ジャズ」であり、「開放的な気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「ロック」であり、
3)形容詞対3における「ゆううつな気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「ジャズ」であり、「爽快な気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「演歌」であり、
4)形容詞対4における「現実的な気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「ロック」であり、「幻想的な気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「クラシック」であり、
5)形容詞対5における「退屈な気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「ロック」であり、わくわくする気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「フージョン」であり、
6)形容詞対6における「危険な気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「ロック」であり、「安全な気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「クラシック」であり、
7)形容詞対7における「寂しい気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「ジャズ」であり、「にぎやかな気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「ポップス」であり、
8)形容詞対8における「騒々しい気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「ポップス」であり、「穏やかな気分」のときにユーザが聞きたいジャンルは「クラシック」である。
オーディオ再生部13は入力された楽曲の圧縮データを伸長すると共に、得られたPCMオーディオデータをアナログ信号に変換し、所定の音質制御を施してスピーカより音を出力する。操作部14は各種キーを備え、該キーを操作してデータやコマンドを選曲部11に入力し、表示部15は再生曲の曲名や演奏時間等を表示すると共に、選曲部11が入力する所定ジャンルの複数の楽曲名を表示し、これにより操作部14あるいはタッチパネル(図示せず)を用いてユーザが所望の曲を選曲できるようになっている。なお、表示部15は、実際には、ナビゲーション地図も表示できるようになっている。
車載カメラ17は例えば車両前方の風景を撮影し、画像処理部18はカメラの撮影画像を画像処理し、緑以外の部分たとえば建造物と緑の部分、すなわち植物の割合(建造物:植物比)CPRを算出して選曲部11に入力すると共に、車両の両側あるいは片側に高い遮蔽部が存在するか否かを検出して該データSBHを選曲部11に入力する。なお、水辺の広狭は、画像処理部18が撮影画像を処理して青いエリアの大小を計算して識別することもできる。
選曲処理部21はナビゲーション装置16および画像処理部18から入力されるセンサー信号及び地図情報に基づいて車両の複数の環境状態(走行道路のカーブの有無、走行中道路の勾配の有無、水辺の広狭、建造物と植物の割合、高い遮蔽物の有無)を識別する(ステップ101)。なお、識別された車両の実際の環境状態は図6に示すように、
「カーブ有り、勾配無し、水辺は広い、建造物:植物比=10:0、高い遮蔽物が両側に存在する」、
であるとする。
形容詞「リラックスできる」の気分の度合=−1.042
形容詞「開放的な」の気分の度合 =−0.680
形容詞「爽快な」の気分の度合 =−0.560
形容詞「幻想的な」の気分の度合 =−0.999
形容詞「わくわくする」の気分の度合 = 0.070
形容詞「安全な」の気分の度合 =−0.909
形容詞「にぎやかな」の気分の度合 = 0.861
形容詞「穏やかな」の気分の度合 =−1.180
となる。
ところで、「リラックスできる」の気分のときに聴きたい楽曲ジャンル(フュージョン)が−1.042ということは、リラックスできないため、フュージョンの曲を聴きたくない度合が1.042ということである。換言すれば、「リラックスできない」の気分のときに聴きたいジャンル(ジャズ)の度合が+1.042であることを意味している。このことは他の形容詞についても同様である。
そこで、選曲処理部21は、各形容詞の得点の符号を反転した得点を、該形容詞と反対の意味を有する形容詞の得点とし、該得点を該意味が反対の形容詞に応じた聞きたいジャンルの得点とする(ステップ104)。この結果、図8に示すように各形容詞の気分及び該各形容詞と反対の意味を有する形容詞の気分のときに聴きたいジャンルの得点を得ることができる。
ついで、各ジャンルの合計値を正規化する(ステップ106)。正規化の方法としては、負の値を0%として正の値のみで正規化する方法(図10のA参照)、最小値を0%として正規化する方法(図10のB参照)がある。
ついで、正規化した値の中で最大%のジャンルが、現在の車両環境においてユーザが最も聴きたいジャンルであると見なし、該ジャンルより再生する曲を音楽ソース部12より選択して再生する(ステップ107)。この場合、音楽ソース部12が、以前に再生したか否かのデータあるいは再生回数を楽曲に対応させて記憶していれば、選曲処理部21は再生したことのある、あるいは再生回数が多い曲を優先的に選択することができる。
また、最も聴きたいジャンルの楽曲名を音楽ソース部12に問い合わせ、そのリストを表示部15に表示し、該リストよりユーザに選択させ、該選択された曲を再生するように構成することもできる。
図11(A)は、負の得点を0としたときの各形容詞の得点(該形容詞の気分のときに聴きたいジャンルの得点)説明図であり、図11(B)は図11(A)に基づいてジャンル毎に該ジャンルの値を合計し、各ジャンルの合計値を正規化した例である。実施例2でも、実施例1と同様にクラシックが最も聴きたいジャンルであるとして決定される。
ガウス関数pは、一例として、次式
図12(A)はガウス関数を用いて再計算した各形容詞の得点(該形容詞の気分のときに聴きたいジャンルの得点)説明図であり、図12(B)は図12(A)に基づいてジャンル毎に該ジャンルの値を合計し、各ジャンルの合計値を正規化した例である。なお、負の値を0%として正の値のみで正規化した場合と、最小値を0%として正規化した場合の両方を示している。
実施例3でも、実施例1と同様にクラシックが最も聴きたいジャンルであるとして決定されているが、その度合は実施例1に比べて大きくなっている。
図13(A)は、負の得点は0とみなして、正の形容詞点のみをガウス関数により再計算した各形容詞の得点(該形容詞の気分のときに聴きたいジャンルの得点)説明図であり、図13(B)は図13(A)に基づいてジャンル毎に該ジャンルの値を合計し、各ジャンルの合計値を正規化した例である。実施例4でも、実施例1と同様にクラシックが最も聴きたいジャンルであるとして決定されている
以上の実施例では、ハードディスクその他の大容量記録媒体に記録されている楽曲を選曲して再生する場合について説明したが、本発明はかかる場合に限らず、移動通信網、無線LAN、インターネット等の通信手段を介して外部サーバに選曲した楽曲のダウンロードを要求し、ダウンロードされた該曲を再生する場合等においても適用できるものである。
12 音楽ソース部
13 オーディオ再生部
14 操作部
15 表示部
16 ナビゲーション装置
17 車載カメラ
18 画像処理部
21 選曲処理部
22 車両環境別/形容詞得点対応テーブルEVSCを記憶する第1の記憶部
23 形容詞−音楽ジャンル対応テーブルAJMCを記憶する第2の記憶部
31 ジャイロスコープ
32 車速パルスセンサー
33 角速度センサー
Claims (7)
- 車載オーディオ装置における選曲方法において、
ユーザの気分を表現する複数の形容詞を用意し、車両の複数の環境状態のそれぞれにおける前記各形容詞の気分の度合を示す値を第1登録データとして登録し、形容詞毎に、該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲のジャンルと該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲のジャンルを第2登録データとして登録し、
センサー信号を用いて車両の実際の前記複数の環境を判別し、
所定の形容詞について、前記第1登録データを用いて実際の各環境に応じた値を取得し、該取得した各環境に応じた値を合計し、該合計値を該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値とし、該合計値の符号を反転した値を、該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値とし、同様に、前記各形容詞について、該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値と該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値を求め、
ジャンル毎に該ジャンルの前記値を合計し、合計値の大きさの比率をジャンルの選択確率としてジャンルを選択し、選択されたジャンルより再生する曲を選曲する、
ことを特徴とする車載オーディオ装置における選曲方法。 - 前記複数の車両の環境状態は、カーブの有無、勾配の有無、水辺の広狭、建造物と植物の割合、遮蔽物の有無である、
ことを特徴とする請求項1記載の選曲方法 - 前記楽曲ジャンルの値のうち負の値は0と見なし、各楽曲ジャンルの前記合計値を計算する、
ことを特徴とする請求項1記載の選曲方法。 - ガウス関数を用いて前記楽曲ジャンルの値を再計算し、再計算された値を用いて各楽曲ジャンルの前記合計値を計算する、
ことを特徴とする請求項1記載の選曲方法。 - 車載オーディオ装置における選曲装置において、
ユーザの気分を表現する複数の形容詞を用意し、車両の複数の環境状態のそれぞれにおける前記各形容詞の気分の度合を示す値を記憶する第1記憶部、
形容詞毎に、該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲のジャンルと該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲のジャンルを記憶する第2記憶部、
車両前方の風景を撮影するカメラ、
車両の走行状態を検出するセンサー、
前記カメラの撮影画像およびセンサー信号を用いて車両の実際の前記複数の環境状態を判別する環境判別部、
所定の形容詞について、前記第1記憶部の記憶データを用いて実際の各環境に応じた値を取得し、該取得した各環境に応じた値を合計し、該合計値を該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値とし、該合計値の符号を反転した値を、該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値とし、同様に、前記各形容詞について、該形容詞の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値と該形容詞と反対の気分のときに聞きたい楽曲ジャンルの値を求め、ジャンル毎に該ジャンルの前記値を合計し、合計値の大きさの比率をジャンルの選択確率としてジャンルを選択し、選択されたジャンルより再生する曲を選曲する選曲部、
を有することを特徴とする選曲装置。 - 前記選曲部は、前記楽曲ジャンルの値のうち負の値は0と見なし、各楽曲ジャンルの前記合計値を計算する、
ことを特徴とする請求項5記載の選曲装置。 - 前記選曲部は、ガウス関数を用いて前記楽曲ジャンルの値を再計算し、再計算された値を用いて各楽曲ジャンルの前記合計値を計算する、
ことを特徴とする請求項5記載の選曲装置。
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