JP2006243854A - 楽曲再生装置、楽曲再生方法及びプログラム - Google Patents

楽曲再生装置、楽曲再生方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 プレイリストの作成を自動化してユーザがプレイリストを作成するのに感じる負担を軽減すると共に、作成されたプレイリストの選択を補助してプレイリストを選択するのに感じる負担を軽減する楽曲再生装置を提供する。
【解決手段】
楽曲の音データと、複数の主題に対し、楽曲が主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備える楽曲再生装置を提供する。楽曲再生装置は、主題に沿う楽曲を特定し、特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを、所定のタイミングで作成し、作成されるプレイリストから、複数のプレイリストを抽出し、対応する主題を表示部に表示し、表示される主題から、入力部を介して要求される主題に対応するプレイリストを取得し、取得されたプレイリストにより識別される楽曲の音データを再生する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記憶媒体に格納された楽曲を再生可能な楽曲再生装置、楽曲再生装置における楽曲再生方法及び関連するプログラム及び楽曲再生装置における楽曲選曲方法に関する。
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、MD(Mini Disk)等の記憶媒体に格納された楽曲を再生する楽曲再生装置は、携帯型、据え置き型を含め、現在広く普及している。近年、一度に複数枚のディスクを格納することができるCD/DVD/MDチェンジャーを
搭載する再生装置や、記憶媒体としてCD等より大容量のDVD、HD(Hard Disk)を採用した楽曲再生装置の登場によって、再生可能な状態で楽曲再生装置に格納される楽曲数が増大している。その結果、1つの楽曲再生装置に1000曲以上の楽曲が格納されることも珍しくない。
従来、多数の楽曲からユーザが好みの楽曲を再生する方法として、プレイリストを利用して再生する方法が知られている。ユーザは、楽曲再生装置に備えられるディスプレイ装置に表示される曲名やアーティスト名、アルバム名を見ながら、楽曲を選択し、選択された楽曲をプレイリストに登録する。そして楽曲再生装置は、プレイリストに登録された楽曲を再生する。これは、例えば、プログラムモードといった名称の機能として楽曲再生装置に搭載されるものである。
また、楽曲再生装置に格納される多数の楽曲を再生する方法として、特許文献1によれば、利用時の目的、場所、季節に応じた音楽を流し、又はユーザの趣味嗜好に合わせたレストランや宿泊施設の表示を目的として、時間情報を含む一次判断情報やユーザの嗜好情報を含む二次判断情報に応じてリンクされたコンテンツ情報が出力されるデータ提供サービスシステムが提案されている。
特開2003−187146号公報
しかしながら、従来技術のプレイリストを利用した再生方法は、プレイリストの作成と、作成された多数のプレイリストからの選択とが共にユーザの負担となる問題を含んでいる。ユーザは、ディスプレイ装置に表示される情報を基に、プレイリストに登録する楽曲を多数の楽曲の中から検索し、手動で選択しなければならない。このため、ユーザがプレイリストを作成するには手間がかかる。
また、多数のプレイリストが作成された結果、どの楽曲がどのプレイリストに登録されているか対応関係が不明になり、ユーザはプレイリストの選択に迷うこととなる。この場合、ユーザは、いちいち各プレイリストに登録された楽曲を確認することになり手間がかかる。
また、選択可能なプレイリストの数が逆に少ないと、ユーザの聴取行動がマンネリ化してしまうという問題もある。なお、特許文献1には、上述の一次判断情報や二次判断情報を基に、どのように楽曲が選択され、再生されるかについて具体的な開示はなされておらず、ユーザが楽曲の聴取行動において感じる、プレイリストの作成負担やプレイリストの選択負担を軽減する技術は提案されていない。
そこで本発明の目的は、プレイリストの作成を自動化してユーザがプレイリストを作成するのに感じる負担を軽減すると共に、作成されたプレイリストの選択を補助してプレイリストを選択するのに感じる負担を軽減する楽曲再生装置を提供することにある。
上記目的は、本発明の第一の側面によれば、利用者からの要求が入力される入力部と、前記利用者に提供される情報が表示される表示部と、楽曲の音データと、複数の主題に対し、前記楽曲が前記主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、前記記憶部から前記楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備え、前記制御部は、前記楽曲表の前記主題情報に基づき、前記主題毎に、該主題に沿う前記楽曲を特定し、前記特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを、所定のタイミングで作成するプレイリスト作成部と、前記主題毎に作成されるプレイリストのうち、複数のプレイリストを抽出し、前記抽出されるプレイリストに対応する前記主題を、前記表示部に表示する選択候補決定部と、前記表示部に表示される主題のうち、前記入力部を介して要求される主題に対応する前記プレイリストを取得し、該取得されたプレイリストにより識別される前記楽曲の音データを読み出して、前記再生信号を出力する再生部とを有することを特徴とする楽曲再生装置を提供することにより達成される。
上記目的は、本発明の第二の側面によれば、利用者からの要求が入力される入力部と、前記利用者に提供される情報が表示される表示部と、楽曲の音データと、複数の主題に対し、前記楽曲が前記主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、前記記憶部から前記楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備え、前記制御部は、前記楽曲表の前記主題情報に基づき、前記主題毎に、該主題に沿う前記楽曲を特定し、前記特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを、所定のタイミングで作成するプレイリスト作成部と、前記主題毎に作成されるプレイリストのうち、複数のプレイリストを抽出し、前記抽出されるプレイリストに対応する前記主題を、前記表示部に表示する選択候補決定部と、前記表示部に表示される主題のうち、前記入力部を介して要求される主題に対応する前記プレイリストを取得し、該取得されたプレイリストに含まれる楽曲のうち、前記利用者が前記入力部を介して要求する楽曲の音データを読み出して、前記再生信号を出力する再生部とを有することを特徴とする楽曲再生装置を提供することにより達成される。
上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、楽曲再生装置は、更に、時刻を取得する計時部を有し、前記主題は、時間概念を持つ主題を特定する時間概念情報により、前記時間概念を持つ主題と、前記時間概念を持たない主題とに分類されており、前記選択候補決定部は、前記計時部により取得される前記時刻に基づき、前記時間概念を持つ主題を選択し、該選択された主題に対応する前記プレイリストを抽出する。
上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記所定のタイミングは、前記楽曲表に含まれる前記楽曲情報が更新される時である。また、前記所定のタイミングは、前記主題の項目が更新される時や、前記入力部を介して楽曲再生要求が入力される時であっても構わない。
上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記プレイリストには、該プレイリストに対応する前記主題が前記表示部に表示された回数が対応付けられており、前記選択候補決定部は、前記抽出されるプレイリストに対応する前記主題の数が、前記表示部に表示可能な前記主題の数より多い場合、前記表示回数が最小の前記主題から優先的に前記表示部に表示する。また、上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記プレイリストには、該プレイリストにより識別される前記楽曲の曲数が対応付けられてお
り、前記選択候補決定部は、前記曲数が所定の閾値以上である前記プレイリストを抽出する。
上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記記憶部には、前記時間概念を持つ主題と前記時間概念を持たない主題とに関する表示数の配分を決定する情報が、前記入力部を介して変更可能に格納されており、前記選択候補決定部は、前記記憶部に格納される前記表示数の配分を決定する情報に基づき、前記時間概念を持つ主題と前記時間概念を持たない主題とをそれぞれ前記表示部に表示する。
上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記選択候補決定部は、更に、前記表示数の配分を、前記時間概念を持つ主題に属する前記楽曲の数と、前記時間概念を持たない主題に属する前記楽曲の数との比に基づき決定し、前記表示数の配分を決定する情報として前記記憶部に格納する。
上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記記憶部には、前記時間概念を階層的に分類する区分毎に、該区分に含まれる前記時間概念を持つ主題が対応付けられるテーマ表が格納されており、前記選択候補決定部は、最下層の区分に対応する前記テーマ表に基づき抽出されるプレイリストに対応する前記主題の数が、前記表示部に表示可能な前記主題の数より少ない場合、前記最下層の区分より上位の区分に対応する前記テーマ表に基づき、前記プレイリストを抽出する。
また、上記目的は、本発明の第三の側面によれば、利用者からの要求が入力される入力部と、利用者に提供される情報が表示される表示部と、楽曲の音データと、複数の主題に対し、前記楽曲が前記主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、前記記憶部から前記楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備える楽曲再生装置を用いて行う楽曲再生方法であって、前記制御部は、前記楽曲表の前記主題情報に基づき、前記主題毎に、該主題に沿う前記楽曲を特定し、前記制御部は、前記特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを、所定のタイミングで作成し、前記制御部は、前記主題毎に作成されるプレイリストのうち、複数のプレイリストを抽出し、前記制御部は、前記抽出されるプレイリストに対応する前記主題を、前記表示部に表示し、前記制御部は、前記表示部に表示される主題のうち、前記入力部を介して要求される主題に対応する前記プレイリストを取得し、前記制御部は、該取得されたプレイリストにより識別される前記楽曲の音データを読み出して、前記再生信号を出力することを特徴とする楽曲再生方法を提供することにより達成される。
また、上記目的は、本発明の第四の側面によれば、利用者からの要求が入力される入力部と、利用者に提供される情報が表示される表示部と、楽曲の音データと、複数の主題に対し、前記楽曲が前記主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、前記記憶部から前記楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備える楽曲再生装置に、前記楽曲表の前記主題情報に基づき、前記主題毎に、該主題に沿う前記楽曲を特定する手順と、前記特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを所定のタイミングで作成する手順と、前記主題毎に作成されるプレイリストのうち、複数のプレイリストを抽出する手順と、前記抽出されるプレイリストに対応する前記主題を前記表示部に表示する手順と、前記表示部に表示される主題のうち、前記入力部を介して要求される主題に対応する前記プレイリストにより識別される前記楽曲の音データを読み出して前記再生信号を出力する手順とを実行させるためのプログラムを提供することにより達成される。
また、上記目的は、本発明の第五の側面によれば、楽曲の音データと、複数の主題に対
し、前記楽曲が前記主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、前記記憶部から前記楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備える楽曲再生装置を用いて行う楽曲の選曲方法であって、前記制御部は、前記楽曲表の前記主題情報に基づき、前記主題毎に、該主題に沿う前記楽曲を特定し、前記制御部は、前記特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを、所定のタイミングで作成し、前記主題毎に作成されるプレイリストのうち、複数のプレイリストを抽出することを特徴とする楽曲の選曲方法を提供することにより達成される。
本発明を例えばカーナビゲーション装置に適用すれば、ユーザが自動車に乗る時間や季節に応じて、対応するプレイリストの候補がディスプレイに表示され、ユーザは、カーナビゲーション装置によって提案されるプレイリストを選択するだけで楽曲を再生することができる。ディスプレイに表示されるプレイリストは、自動車に乗る時間等の違いに応じて変化するため、ユーザの聴取行動がマンネリ化することが防止される。また、各プレイリストに登録される楽曲は、楽曲再生装置に格納される楽曲から所定のテーマに沿って自動的に選択されるため、ユーザはプレイリストを手動で作成することなく、楽曲の聴取を楽しむことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲はかかる実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
本発明の実施形態は、CD/DVD/MDプレイヤを含むオーディオセット、携帯電話、ポータ
ブルオーディオ、カーオーディオセット、HDDプレイヤ、PC(Personal Computer)等さまざまな楽曲再生装置に適用可能である。本明細書においては、楽曲再生装置の一例としてカーナビゲーション装置を使用する場合の例を説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるカーナビゲーション装置1の構成ブロック図である。カーナビゲーション装置1は、バス30を介して互いに接続される制御部11、RAM(Random Access Memory)12、計時部13、HDD (Hard Disk Drive)14、ドライブ装置15、情報が入力される入力部16、スピーカ17、情報を出力し、ユーザに情報を与えるための表示部18、センサ信号処理部19、そして外部との通信を処理する通信部20を含む。
制御部11は、図示省略されたCPU(Central Processing Unit)を含み、RAM12に格納
されるプログラムを実行し、カーナビゲーション装置1に含まれる各部を制御する。RAM
12は、カーナビゲーション装置1の処理における演算結果やプログラムが一時的に格納される記憶手段である。
計時部13は、カーナビゲーション装置1に内蔵された時計又は、通信部20を介して接続される外部のNTP (Network Time Protocol)サーバから現在時刻を取得する。HDD14は、カーナビゲーション装置1を制御するOS (Operating System) 等のプログラム、楽曲の音データの他、ナビゲーション用の地図情報を格納する。
ドライブ装置15は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、MD(Mini Disk)、フラッシュメモリ等の記憶媒体に格納された情報を読み出す。ドライブ装置15は、新たな楽曲の音データを追加する場合や、ナビゲーション用の地図情報を更新する場合に使用される。
入力部16は、ボタン、十字キー、液晶ディスプレイに備えられるタッチパネル等ユーザの要求が入力される入力手段である。スピーカ17は、カーナビゲーション装置1で再生される音声を出力する出力手段であり、表示部18は、情報を出力し、ユーザに情報を与えるための表示手段であり、液晶ディスプレイ等ユーザに情報を提供する表示手段である。
センサ信号処理部19は、各種センサからの信号を処理してそれを制御部11に与える。各種センサには、例えば、自車の現在地を計測するためのGPS(Global Positioning System)センサ、車輪の回転数に応じて発生する車速パルスに基づき走行距離を算出する距離センサ、進行方向を検出するジャイロセンサ、ウインカの始動を検出し、右左折のどちらかを特定するウインカセンサなどが含まれる。
通信部20は、通信機能を有し、カーナビゲーション装置1の外部との通信を処理する。通信部20は、例えば、カーナビゲーション装置1に内蔵される無線ユニットや、カーナビゲーション装置1に接続される携帯電話によって実現される。カーナビゲーション装置1は、通信部20を介して接続される外部サーバから、上述したような時刻情報(NTP
サーバより)、地図情報の更新情報、そして楽曲の音データ等さまざまな情報を入手することができる。
本実施形態のカーナビゲーション装置1に対して、ユーザは、ドライブ装置15を介して、所有する音楽CD等に録音される楽曲の音データを移すことができる。または、ユーザは、カーナビゲーション装置1を通信部20を介して外部の音楽コンテンツサーバに接続することで、その音楽コンテンツサーバから楽曲の音データをカーナビゲーション装置1に移すことができる。音楽CDや音楽コンテンツサーバ等からカーナビゲーション装置1に移された楽曲の音データは、カーナビゲーション装置1のHDD (Hard Disk Drive)14に
蓄積される。
カーナビゲーション装置1の表示部18には、ユーザとのインタフェースとして、ユーザに楽曲再生用のメニューを含むメニューが表示される。特に本実施形態においては、予め所定のテーマに対応するプレイリストが、HDD14に蓄積された楽曲に対して作成され
、表示部18に、時宜に合わせたテーマが表示される。こうして、ユーザは、表示部18に表示されたメニューから楽曲再生用のメニューを入力部16を使用して選択し、表示されるテーマから好みのテーマを選択するだけで、そのテーマに対応するプレイリストに登録された楽曲を、スピーカ17から再生される音声として聴取することができる。
図2は、本実施形態におけるカーナビゲーション装置1の動作を、表示部18に表示される画面例で説明する図である。画面201は、表示部18に表示されるカーナビゲーション装置1のメニュー画面の例である。メニューには、音楽を再生するための「音楽再生」ボタン91が用意され、タッチパネルタイプの表示部18であれば、このボタンに触れることにより、次の画面が展開される。
画面202は、画面201で、音楽再生ボタン91が選択されることにより展開される再生メニュー画面である。再生メニューには、HDD14に格納された楽曲を先頭から再生
するためのモードを示す「先頭から」、ランダムに再生するためのモードを示す「ランダム再生」、ユーザの指定する楽曲を再生する「プログラム再生」がある。画面202には、更に、本実施形態のカーナビゲーション装置1の特徴である、事前に作成されたプレイリストから現在時刻を基に選択されたプレイリストを、ユーザに選択候補として提示するための「おまかせ再生」が再生メニューとして含まれることが描かれる。
画面203は、画面202にて「おまかせ再生」が選択されることにより展開される画面である。画面203に表示されるテーマは、それぞれプレイリストの題名に対応しており、画面203において、ユーザによりテーマが選択されると、対応するプレイリストに含まれる楽曲が再生される。
ユーザは、リモコンやタッチパネル、十字キー等の入力部16を介して、画面203に表示されるテーマを選択することができる。例えば、「冬」ボタン92が選択されると、「冬」に関するプレイリストに含まれる楽曲が再生される。
図2において、各テーマに対応するプレイリストは、事前にHDD14に蓄積された楽曲
に基づき、カーナビゲーション装置1が自動的に作成するものである。また、「おまかせ再生」を選択すると表示されるテーマ(=プレイリストの題名)は、作成済みのプレイリストの題名からカーナビゲーション装置1が取得する時刻を基に選択される。
こうして、ユーザは、プレイリストの作成負担、プレイリストの選択負担を感じることなく楽曲の聴取を楽しむことができる。つまり、ユーザが自動車に乗る時間や季節に応じて、対応するプレイリストの候補がディスプレイに表示され、ユーザは、カーナビゲーション装置1によって提案されるプレイリストを選択するだけで楽曲を再生することができる。
ディスプレイに表示されるプレイリストは、自動車に乗る時間等の違いに応じて変化するため、ユーザの聴取行動がマンネリ化することが防止される。また、各プレイリストに登録される楽曲は、楽曲再生装置に格納される楽曲から所定のテーマに沿って自動的に選択されるため、ユーザはプレイリストを手動で作成することなく、楽曲の聴取を楽しむことができる。
図3は、本発明の実施形態におけるカーナビゲーション装置1の機能ブロック図である。カーナビゲーション装置1の制御部11は、プレイリスト作成部111、選択候補決定部112、再生部113を含む。制御部11の各機能部は、制御部11に備えられる図示省略されたCPUで実行されるプログラムとして実現されるが、専用LSI (Large Scale Integration)等ハードウェアにより実現することも可能である。
プレイリスト作成部111は、HDD14に格納された楽曲に基づき、所定のタイミング
でプレイリストを自動作成する。楽曲は、楽曲の音データと、楽曲が所定のテーマに沿ったものであるかを示すテーマフラグと共にHDD14の楽曲表141に格納されている。
そこで、プレイリスト作成部111は、HDD14の楽曲表141を参照し(M1)、所
定のテーマ毎にプレイリストを作成し、HDD14のプレイリスト表142に格納する(M
2)。所定のタイミングとは、楽曲表141が更新されるタイミング、プレイリストを作成するためのテーマの項目が更新されるタイミング、そして、画面202において「おまかせ再生」が選択されるタイミングなどである。
ここで、「更新」と呼ぶのは、追加及び削除を含む。つまり、楽曲表141の更新のタイミングは、楽曲表141に新たな楽曲が追加されるタイミングと楽曲表141から楽曲が削除されるタイミングとを含む。テーマの項目の更新のタイミングは、新たなテーマが追加されるタイミングとテーマが削除されるタイミングとを含む。
プレイリスト作成部111が行うプレイリストの作成を具体的に把握するために、続いて、楽曲表141と、プレイリストが複数格納されるプレイリスト表142のデータ構成例について説明する。
図4は、楽曲表141のデータ構成例を示す図である。楽曲表141に格納される各エントリ(1行分のデータ)をここでは楽曲情報と呼ぶことにする。各楽曲情報は、「楽曲ID」「基本情報」「テーマフラグ」というデータ項目を含む。「基本情報」は、更に、下位項目として、「タイトル」、「演奏者」、「ファイル」というデータ項目を、また、「テーマフラグ」は、更に、各テーマが題名となる下位項目を含む。
「楽曲ID」は、HDD14に蓄積される楽曲を識別する識別子である。楽曲を管理するた
めに、各楽曲に対し異なる識別子が振られる。
「タイトル」は、楽曲のタイトルを、「演奏者」は、楽曲の演奏者を、「ファイル」は、楽曲の音データが格納されるファイルパスを、それぞれ示す。例えば、図4には、mp3 (MPEG 1 Audio Layer-3) ファイルが音データの一例として描かれる。基本情報のデータ
項目としては、他にも、楽曲のアルバムタイトルや、楽曲の演奏時間、作曲者や作詞者に関する情報、演奏者に関する情報等が用意されていても構わない(図4では省略されている)。
「テーマフラグ」は、楽曲が所定のテーマに沿うかをそれぞれ特定するフラグ情報である。楽曲が、所定のテーマに沿う場合、対応するエントリには「Y」が格納され、所定のテーマに沿わない場合、対応するエントリには「−」が格納される。
例えば、図4には、テーマとして「冬」「朝」「星空」「スキー」「クリスマス」「雪」「晴れ」「世界」「青春」が描かれる。そして、楽曲IDが1である楽曲は、「冬」「朝」というテーマに沿う楽曲であることが、テーマフラグにより判別する。
各楽曲が、所定のテーマに沿ったものかどうかを分類するには、2通りの方法が知られている。1つは、楽曲をテーマ別に分類するための楽曲データベース(図示省略)が事前にHDD14に構築され、カーナビゲーション装置1は、基本情報(例えば、楽曲のタイト
ルと演奏者との組合せ)に基づく検索を行い、楽曲を分類するものである。
楽曲データベースの構築は、通常カーナビゲーション装置1の製造者により行われ、ユーザの購入時にはその楽曲データベースは使用可能な状態にある。すると、例えば、ユーザが所有するCDから楽曲の音データをカーナビゲーション装置1に写す場合、そのCDには基本情報以外の情報が格納されていないとしても、カーナビゲーション装置1は、楽曲が所定のテーマに沿うかを分類することができる。
別の方法は、カーナビゲーション装置1を、楽曲の分類サービスを提供する外部のサーバに、通信部20を介して接続し、カーナビゲーション装置1が、HDD14に蓄積された
未分類の楽曲が所定のテーマに沿うかをその外部サーバに問合せるものである。すると、楽曲データベースに情報が無い楽曲であっても、カーナビゲーション装置1は、楽曲が所定のテーマに沿うかを分類することができる。
こうして、ユーザがHDD14に楽曲の音データを追加すると、追加された楽曲が所定の
テーマに沿うものか分類され、楽曲表141に楽曲情報が追加される。
プレイリスト作成部111が作成するプレイリストは、テーマ毎に、「Y」が格納されるエントリの楽曲IDを特定するものである。例えば、図4において、「冬」というテーマに沿うものとされる楽曲は、楽曲IDが1と5の楽曲であることから、プレイリストの題名として「冬」なるものが作成され、プレイリスト「冬」は、楽曲IDが1と5の楽曲を含むことになる。
テーマに沿う楽曲が存在しない場合もある。例えば、図4において、「青春」というテーマに沿う楽曲は、まだHDD14には蓄積されていない。そこで、プレイリストの題名と
して「青春」なるものは作成されない。
しかし、新たな楽曲が楽曲表141に追加されるとき、それまで存在していなかったプレイリストが新たに作成されることがある。図4において、新たに追加される楽曲情報(楽曲IDが8)は、「冬」「青春」というテーマに沿う楽曲である。そこで、この楽曲が楽曲表141に追加されるタイミングで、プレイリスト「冬」が更新されると共に、プレイリスト「青春」が作成されることになる。
また、楽曲表141において、主題の題名が新たに追加される場合にも、プレイリストが更新される。その場合、既に分類が済んでいる楽曲に対し、追加されたテーマに沿っているかの分類が再度行われ、プレイリストが作成される。例えば、図4のテーマ「ドライブ」が追加されると、楽曲IDが4の楽曲は追加されたテーマに沿うものであることになり、プレイリスト「ドライブ」なるものが作成されることになる。
図5は、プレイリストを複数含むプレイリスト表142のデータ構成例を示す図である。図5のプレイリストは、「プレイリスト名」「時間概念フラグ」「楽曲IDリスト」「曲数」「表示回数」というデータ項目を含む。
「プレイリスト名」は、プレイリストを識別するための題名であり、楽曲表141のテーマフラグの下位項目であるテーマ(「冬」「朝」等)に対応する。ユーザがプレイリストを選択するのを補助するために、このプレイリスト名が、表示部18に選択候補メニューとして表示される。つまり、プレイリスト名は、ユーザがプレイリストを選択するための手がかりとなる。
「時間概念フラグ」は、プレイリスト名であるテーマが、時間概念を含むものであるかを示すフラグ情報である。時間概念を含むテーマとは、それを聞いたユーザに、季節、特定の月、特定の日付や特定の時間を想像させる語句であり、例えば、「冬」(季節を想像させる)、「朝」(特定の時間を想像させる)、「星空」(日没後の時間を想像させる)、「スキー」(冬を想像させる)、「クリスマス」(特定の日付を想像させる)、そして「雪」(冬を想像させる)が図5に例示されている。
「楽曲IDリスト」は、プレイリストに含まれる楽曲を、楽曲表141における楽曲ID(図4)により特定する識別子である。1つの楽曲IDリストにはそのプレイリストに含まれる複数の楽曲を特定する識別子が含まれていてよい。
「曲数」は、プレイリストに含まれる楽曲の曲数を示す数値である。ユーザが選択したプレイリストに含まれる曲数が少ない場合、ユーザは短時間の内に何回もプレイリストを選択することになり、プレイリストの選択負担が増してしまう。そこで、例えば、カーナビゲーション装置1は、所定の曲数を含むプレイリストを表示部18に表示するようにして、上記問題を回避する。
「表示回数」は、プレイリスト名であるテーマが表示部18に表示された回数を示す数値である。カーナビゲーション装置1は、表示された回数が少ないプレイリストから表示部18に表示して、プレイリストを満遍なく選択する機会をユーザに与える。これは、特定のプレイリストだけが表示され、ユーザの聴取行動がマンネリ化することを防ぐためである。
また、図4で説明したテーマの項目の追加に伴い新たなプレイリストが作成されると、対応するプレイリストの情報(例えば、図4で追加されたテーマ「ドライブ」に関する情報)がプレイリスト表142に追加されることになる。
図3に戻り、選択候補決定部112は、入力部16を介して音楽再生要求が入力されると、
配分表143を参照し、表示部18に表示可能なテーマの数を取得する(M3)。音楽再生要求は、例えば、図2において、入力部16を介して、画面202の「おまかせ再生」が選択されることによりカーナビゲーション装置1に入力される。
そして、選択候補決定部112は、計時部13より現在時刻を取得し、テーマ表144を参照して、その現在時刻に基づくテーマを決定し(M4)、決定されたテーマに対し、プレイリストが作成されているかを確認して、表示部18に表示するテーマを、表示部18に表示可能なテーマ数分決定する(M5)。
選択候補決定部112が表示部18に表示するテーマをどのように決定するかを具体的に把握するために、続いて、配分表143と、テーマ表144のデータ構成例について説明する。
図6は、配分表143のデータ構成例を示す図である。配分表143は、表示部18に、時間概念を持つテーマがいくつ表示され、時間概念を持たないテーマがいくつ表示されるかを特定する表である。従って、図6の配分表は、「概念」「表示テーマ数」というデータ項目を含み、時間概念、非時間概念に対して表示されるテーマ数がそれぞれ格納されている。
例えば、図6に示される数値例は、表示部18に時間概念を持つテーマが3つ表示され、時間概念を持たないテーマが2つ表示されることを意味し、3つの時間概念テーマ「冬」「スキー」「朝」と2つの時間概念テーマ「青春」「晴れ」が表示される図1の画面203に対応している。なお、後述するように配分表143に格納される数値は、入力部16を介して変更可能である。
図7は、計時部13が取得する時刻情報の一例を示す図である。図7に示される「2005年」からは年に関するテーマが想起される。「12月1日」からは日付に関するテーマが想起される。また、「12月」からは、月に関するテーマと季節に関するテーマが想起される。「7時7分」からは、時間区分に関するテーマが想起される。時刻情報から想起される時間概念を持つテーマは、階層構造をしており、選択候補決定部112は、現在時刻に基づくテーマを決定する(M4)にあたり、下位の階層(時間区分)から、上位の階層(日付、季節、年等)に向かってテーマを検索する。
図8は、時間概念を持つテーマの階層構造を説明する図である。図8には、1年間が12ヶ月であることが示され、月から季節区分を導出するための季節区分導出表が示される。例えば、図8では、3月〜5月は春、6月は梅雨、7月〜9月は夏、10月と11月は秋、12月〜翌2月は冬と分類される。
また、1ヶ月は、所定日数を含むことが示され、12月の日付に関するテーマ表144が示される。例えば、12月10日には、ボーナスの支払日を示す「ボーナス」が、12月25日には、「クリスマス」が、12月31日には、1年の締めくくりを示す「大晦日」というテーマが対応付けられている。
更に、1日間は24時間であり、時間に応じてテーマが対応付けられていても良いこと
が示される。
図9Aは、選択候補決定部112が、現在時刻に基づくテーマを決定する(M4)にあたり、時間から時間区分を導出するための時間区分導出表のデータ構成例を示す図である。時間区分は、24時間を意味のある時間帯に分割するときの区分である。
図9Aの時間区分導出表は、「時間帯」「時間区分」というデータ項目を含み、現在時間が含まれる時間帯と時間区分との対応関係を示す。例えば、7時7分は、「朝」という時間区分に分類される。
なお、時間区分ではなく、図8に示すように各時間に対しテーマが対応付けられていてもよい。
図9Bは、選択候補決定部112が、現在時刻に基づくテーマを決定する(M4)にあたり、時間からテーマを導出するための、時間に関するテーマ表144のデータ構成例を示す図である。図9Bの時間に関するテーマ表144は、「時間区分」「テーマリスト」というデータ項目を含み、時間区分と、その時間区分に設定されるテーマとの対応関係を示す。
例えば、時間区分「朝」に、「朝」(たまたま時間区分を表すタイトルと同じ語句である)というテーマが含まれることが図9Bには示される。同様に、図9Bには、時間区分「夜」に、「星空」というテーマが含まれることが示される。選択候補決定部112は、図7に示す時刻情報の場合、「7時7分」→時間区分「朝」(図9Aの時間区分導出表)→テーマ「朝」(図9Bの時間に関するテーマ表144)→プレイリスト「朝」(図5のプレイリスト表142)と辿り、表示部18に表示するプレイリスト(=テーマ)を決定する。
図10は、選択候補決定部112が、現在時刻に基づくテーマを決定する(M4)にあたり、月からテーマを導出するための、月に関するテーマ表144のデータ構成例を示す図である。図10の月に関するテーマ表144は、「月」「テーマリスト」というデータ項目を含み、月と、その月に設定されるテーマとの対応関係を示す。
例えば、図10には、12月に、「ボーナス、クリスマス、大晦日」というテーマが含まれることが示される。選択候補決定部112は、図7に示す時刻情報の場合、「12月1日」→テーマなし(図8の日付に関するテーマ表144)として、まず日付に基づきテーマを探索する。
選択候補決定部112は、次に「12月」→テーマ「ボーナス、クリスマス、大晦日」(図10の月に関するテーマ表144)→プレイリスト「クリスマス」(図5のプレイリスト表142)と辿り、表示部18に表示するプレイリスト(=テーマ)を決定する。「ボーナス」「大晦日」については、図5においてプレイリストが作成されておらず、表示部18には表示されない。
図11は、選択候補決定部112が、現在時刻に基づくテーマを決定する(M4)にあたり、季節からテーマを導出するための、季節に関するテーマ表144のデータ構成例を示す図である。図11の季節に関するテーマ表は、「季節区分」「テーマリスト」というデータ項目を含み、季節と、その季節に設定されるテーマとの対応関係を示す。
例えば、図11には、季節区分「冬」に、「冬、クリスマス、スキー、雪」というテーマが含まれることが示される。選択候補決定部112は、図7に示す時刻情報の場合、「
12月」→季節区分「冬」(図8に示す季節導出表)→テーマ「冬、クリスマス、スキー、雪」(図11の季節に関するテーマ表144)→プレイリスト「冬」「クリスマス」「雪」(図5のプレイリスト表142)と辿り、表示部18に表示するプレイリスト(=テーマ)を決定する。
図12は、選択候補決定部112が、現在時刻に基づくテーマを決定する(M4)にあたり、年からテーマを導出するための、年に関するテーマ表144のデータ構成例を示す図である。図12の年に関するテーマ表は、「年」「テーマリスト」というデータ項目を含み、年と、その年に設定されるテーマとの対応関係を示す。
例えば、図12には、「2006年」は、干支でいうと戌年であり、サッカーワールドカップ大会が予定されており、「サッカーワールドカップ、イヌ」というテーマが含まれることが示される。選択候補決定部112は、図7に示す時刻情報の場合、「2005年」→テーマ「トリ」(図12の年に関するテーマ表144)と辿るものの、図5のプレイリスト表142には、テーマが「トリ」であるプレイリストが作成されていないため、表示部18に表示するプレイリストとしては何も選択しない。
こうして、時刻情報から想起される時間概念を持つテーマは、階層構造をしており、選択候補決定部112は、現在時刻に基づくテーマを決定する(M4)にあたり、下位の階層(時間区分)から、上位の階層(日付、季節、年等)に向かってテーマを検索する。一般に、階層を上がるほど、多くのテーマを取得することができる。
図3に戻り、選択候補決定部112は、配分表143により指定される表示テーマ数に到達するまで、現在時刻に基づきプレイリスト(=テーマ)を決定し、決定されたプレイリスト(=テーマ)を図2の画面203に示されるように表示部18に表示する。
再生部113は、表示されたテーマからユーザによりテーマが指定されると、プレイリスト表142を参照して、指定されたテーマに対応するプレイリストを検索し、プレイリストに含まれる楽曲の音データを取得し、所定のコーデックによりアナログ信号に変換し出力する(M6)。なお、ユーザが指定するテーマは、例えば、図2において、入力部16を介して、画面203の「冬」ボタン92が選択されることによりカーナビゲーション装置1に入力される。
以上、図3の機能ブロック図において説明したナビゲーション装置の動作を改めてフローチャートとして説明しておく。なお、図3の機能ブロック図の説明に登場する処理M1〜M6が、フローチャートの説明にも対応するため、各処理M1〜M6の説明については該当する箇所を参照されたい。
図13は、本実施形態におけるカーナビゲーション装置1の動作を説明するフローチャートである。まず、カーナビゲーション装置1は、所定のタイミングでプレイリストを作成する(S0)。ステップS0の処理は、具体的には、プレイリスト作成部111が行う処理M1、処理M2に該当するため、説明は略す。
次に、カーナビゲーション装置1は、ユーザからの楽曲再生要求が入力部16を介して入力されると、現在の時間情報を取得する(S2)。ステップS2の処理は、計時部13が現在時刻を取得する処理である。
カーナビゲーション装置1は、ステップS2の処理が済むと、表示部18に表示するテーマを決定する(S4)。ステップS4の処理は、具体的には、選択候補決定部112が行う処理M3、処理M4、処理M5に該当するが、次図において再度説明する。
そして、カーナビゲーション装置1は、ステップS4で決定されたテーマを表示部18に表示する(S6)。ステップS6の処理は、選択候補決定部112が、決定されたテーマを、図2の画面203に示すように表示部18に表示する処理である。
最後に、カーナビゲーション装置1は、ユーザによって選択されたテーマが入力部16を介して入力されると、選択されたテーマに対応するプレイリストに含まれる楽曲を再生する(S8)。ステップS8の処理は、具体的には、再生部113が行う処理M6に該当するため、説明は略す。
図14は、表示部18に表示されるテーマの決定処理(図12ステップS4)を説明するフローチャートである。まず、選択候補決定部112は、ステップS2で取得される時間情報から想起されるテーマをすべて抽出する(S40)。図7において説明したように、1つの時間情報からは、時間、日付、月、季節、年など、関連するさまざまなテーマが抽出される。
選択候補決定部112は、抽出されたテーマに対応するプレイリストが作成されているかを、下位の階層に属するテーマからそれぞれ確認し、プレイリストが作成されていれば、表示部18に表示する。ただし、プレイリストに含まれる楽曲数が少ない場合、ユーザは、頻繁に別のプレイリストを選択する必要が生じるため、プレイリストに含まれる楽曲数が所定の曲数未満である場合、そのプレイリストは除外される。
選択候補決定部112は、まず、現在時刻に対応する時間区分を特定し、時間区分に設定されたテーマのうち、プレイリストが作成されているテーマがあるかプレイリスト表142を検索する(S41)。この処理については、図9A、図9Bにおいて説明した通りである。
そして、上記条件に合うプレイリストが作成されていれば、その登録曲数が所定の閾値以上であるか判定する(S42)。登録曲数が所定の閾値以上であれば(S42Yes)、選択候補決定部112は、表示部18に表示するテーマとして決定する(S49)。
この時点で、配分表143の時間概念に対する表示テーマ数(図6参照)到達したかが判定され、表示テーマ数に到達していれば(S50Yes)、ステップS6の処理に進む。表示テーマ数に到達していなければ(S50No)、ステップS40に戻り、テーマの決定処理が続行される。
ステップS42において、登録曲数が所定の閾値未満であれば(S42No)、選択候補決定部112は、現在時刻に対応する日付を特定し、日付あるいは月に設定されたテーマのうち、
プレイリストが作成されているテーマがあるかプレイリスト表142を検索する(S43)。
この処理については、図8、図10において説明した通りである。
そして、上記条件に合うプレイリストが作成されていれば、その登録曲数が所定の閾値以上であるか判定する(S44)。登録曲数が所定の閾値以上であれば(S44Yes)、選択候補決定部112は、表示部18に表示するテーマとして決定する(S49)。
ステップS44において、登録曲数が所定の閾値未満であれば(S44No)、選択候補決定部112は、現在時刻に対応する季節を特定し、季節に設定されたテーマのうち、プレイリストが作成されているテーマがあるかプレイリスト表142を検索する(S45
)。この処理については、図11において説明した通りである。
そして、上記条件に合うプレイリストが作成されていれば、その登録曲数が所定の閾値以上であるか判定する(S46)。登録曲数が所定の閾値以上であれば(S46Yes)、選択候補決定部112は、表示部18に表示するテーマとして決定する(S49)。
ステップS46において、登録曲数が所定の閾値未満であれば(S46No)、選択候補決定部112は、現在時刻に対応する年を特定し、年に設定されたテーマのうち、プレイリストが作成されているテーマがあるかプレイリスト表142を検索する(S47)。この処理については、図12において説明した通りである。
そして、上記条件に合うプレイリストが作成されていれば、その登録曲数が所定の閾値以上であるか判定する(S48)。登録曲数が所定の閾値以上であれば(S48Yes)、選択候補
決定部112は、表示部18に表示するテーマとして決定し、登録曲数が所定の閾値未満であれば、ステップS6に進みそれまでにテーマとして決定されたテーマが表示部18に表示されることになる。
なお、図14の処理においては、選択候補決定部112は、プレイリストに登録された楽曲数が所定の閾値以上のプレイリストを選択するが、図5のプレイリスト表142に含まれる「表示回数」の少ないプレイリストを優先的に選択することもできる。また、選択候補決定部112は、楽曲数と表示回数とを組み合わせてプレイリストを選択してもよい。また、非時間概念を持つテーマを選択する必要がある場合、選択候補決定部112は、図5の時間概念フラグが「No」であるエントリから任意に選択すれば済む。
続いて、表示部18におけるテーマの表示態様について説明する。本実施形態においては、配分表143に基づき、表示部18に表示される時間概念を持つテーマと時間概念を持たないテーマの表示配分が決定される。ユーザは、配分表143に格納される数値を変更することで、テーマの表示レイアウトを変更することができる。
図15は、時間概念を持つテーマとそれ以外のテーマの配分数を設定するための画面例を示す図である。画面210は、表示部18に表示されるカーナビゲーション装置1のメニュー画面の例である。メニューには、ナビゲーション装置における各種設定を行うための「設定」ボタン92が用意され、タッチパネルタイプの表示部18であれば、このボタンに触れることにより、次の画面が展開される。
画面211は、画面210で、設定ボタン93が選択されることにより展開されるサブメニュー画面である。サブメニューには、ラジオやテレビのチューニング設定を行うための、「AM/FM局設定」、そして配分値を設定するための「配分値設定」などが含まれる。
画面212は、画面211にて「配分値設定」が選択されることにより展開される画面である。この画面において、ユーザがリモコンやタッチパネル、十字キー等の入力部16を介して時間概念用、非時間概念用の配分値を入力することができる。配分値は、入力フィールド94、95に数字として入力される。決定ボタン96に触れることにより、入力フィールドに入力された値が確定され、確認画面213が表示される。そして配分値は、図6に示すデータ形式で配分表143に格納される。
また、この配分数は、プレイリスト表142を参照して、制御部11が時間概念を持つテーマに属する楽曲数と、時間概念を持たないテーマに属する楽曲数の比に応じて決定してもよい。例えば、「時間概念フラグ」がYesであるテーマに属する「曲数」と、「時間
概念フラグ」がNoであるテーマに属する「曲数」との比が、3対2であれば、対応するテーマ数を3対2にすればよい。
図16は、時間概念を持つテーマとそれ以外のテーマが表示される画面例を示す図である。時間概念用の表示テーマ数が3、そして、非時間概念用の表示テーマ数が3である場合の例を示している。こうして、ユーザは、その表示レイアウトを変更することができる。
図17は、選択候補のテーマ数が、一度に表示可能なテーマ数を超える場合の画面例を示す図である。選択候補のテーマ数が、一度に表示可能なテーマ数を超える場合とは、例えば、時間概念用の表示テーマ数が3である場合に、現在時刻から想起されるテーマであって、プレイリストが作成済みであるテーマが3以上ある場合などである。
図17Aは、一定時間毎に、既に表示されたテーマの一部または全部を置き換えて表示する様子を示す図である。例えば、選択候補決定部111は、図2に示す画面203から、図17Aに示す画面215に変化させる。図17Aにおいて、▲が付いたテーマが置換されたテーマであることを示す。
図17Bは、スクロールボタン97によって、複数の画面を切り替えて表示する様子を示す図である。スクロールボタン97に触れることにより、一度に表示しきれないテーマが順次表示される。
なお、以上の実施形態においては、図2の画面203に示されるテーマをユーザが選択することにより、選択されたテーマに対応するプレイリストに含まれる楽曲が再生されるが、テーマを選択すると、選択されたテーマに対応するプレイリストに含まれる楽曲が展開され、展開された楽曲の中から、ユーザが選択した楽曲が再生されるようにしてもよい。
図18は、ユーザが楽曲を選択する様子を、表示部18に表示される画面例で説明する図である。画面203は、図2における画面203と同一の画面である。画面203に表示されるテーマは、それぞれプレイリストの題名に対応しており、画面203において、ユーザによりテーマが選択されると、対応するプレイリストに含まれる楽曲が展開される。
ユーザは、リモコンやタッチパネル、十字キー等の入力部16を介して、画面203に表示されるテーマを選択することができる。例えば、「冬」ボタン92が選択されると、「冬」に関するプレイリストに含まれる楽曲が展開される。
画面204は、画面203で、「冬」ボタン92が選択されることにより展開される楽曲候補画面である。画面204に示されるように、楽曲のタイトル(図4の楽曲表141における基本情報)がリスト表示され、ユーザは、再生したい楽曲を、入力部16を介して選択することができる。
図18の処理は、再生部113が図3のステップM6の処理において、プレイリスト表142を参照し、指定されたテーマに対応するプレイリストに含まれる楽曲のタイトルを表示部18に表示すれば済む。なお、画面201〜204に示されるメニューの提示、テーマの提示、楽曲候補の提示は、表示部18を介して(視覚的に)行う方法の他、スピーカ17を介して(聴覚的に)行う方法を利用することもできる。
以上の説明においては、カーナビゲーション装置を楽曲再生装置の一例として説明を行
った。しかし、CD/DVD/MDプレイヤを含むオーディオセット、携帯電話、ポータブルオー
ディオ、カーオーディオセット、HDDプレイヤ、PC(Personal Computer)等の楽曲再生装置に対しても、本発明の実施形態の適用が可能であり、カーナビゲーション装置1で説明したのと同じ効果を得ることができる。また、以上の説明における実施形態を、楽曲再生装置における楽曲再生方法、楽曲選択方法として実行することも可能である。
本実施形態によれば、ユーザは、プレイリストの作成負担、プレイリストの選択負担を感じることなく楽曲の聴取を楽しむことができる。つまり、ユーザが自動車に乗る時間や季節の違いに応じて、対応するプレイリストの候補がディスプレイに表示され、ユーザは、カーナビゲーション装置1によって提案されるプレイリストを選択するだけで楽曲を再生することができる。
ディスプレイに表示されるプレイリストは、自動車に乗るたびに変化するため、ユーザの聴取行動がマンネリ化することが防止される。また、各プレイリストに登録される楽曲は、楽曲再生装置に格納される楽曲から所定のテーマに沿って自動的に選択されるため、ユーザはプレイリストを手動で作成することなく、楽曲の聴取を楽しむことができる。
本発明の実施形態におけるカーナビゲーション装置の構成ブロック図である。 本実施形態におけるナビゲーション装置の動作概要を、表示部に表示される画面例で説明する図である。 本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の機能ブロック図である。 楽曲表のデータ構成例を示す図である。 プレイリスト表のデータ構成例を示す図である。 配分表のデータ構成例を示す図である。 計時部が取得する時刻情報の一例を示す図である。 時間概念を持つテーマの階層構造を説明する図である。 Aは、時間から時間区分を導出するための時間区分導出表のデータ構成例であり、Bは、時間からテーマを導出するための、時間に関するテーマ表のデータ構成例を示す図である。 月からテーマを導出するための、月に関するテーマ表のデータ構成例を示す図である。 季節からテーマを導出するための、季節に関するテーマ表のデータ構成例を示す図である。 年からテーマを導出するための、年に関するテーマ表のデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるナビゲーション装置の動作を説明するフローチャートである。 表示部に表示されるテーマの決定処理を説明するフローチャートである。 時間概念を持つテーマとそれ以外のテーマの配分数を設定するための画面例を示す図である。 時間概念を持つテーマとそれ以外のテーマが表示される画面例を示す図である。 選択候補のテーマ数が、一度に表示可能なテーマ数を超える場合の画面例を示す図であり、Aは、一定時間毎に、既に表示されたテーマの一部または全部を置き換えて表示する様子を示し、Bは、スクロールボタンによって、複数の画面を切り替えて表示する様子を示す。 ユーザが楽曲を選択する様子を、表示部に表示される画面例で説明する図である。
符号の説明
1 ナビゲーション装置、11 制御部、12 RAM、13 計時部、14 HDD、15
ドライブ装置、16 入力部、17 スピーカ、18 表示部、19 センサ信号処理部、20 通信部、30 バス、91 音楽再生ボタン、92 冬ボタン、93 設定ボタン、94 時間概念用入力欄、95 非時間概念用入力欄、96 決定ボタン、97 スクロールボタン、111 プレイリスト作成部、112 選択候補決定部、113 再生部、141 楽曲表、142 プレイリスト表、143 配分表、144 テーマ表

Claims (22)

  1. 利用者からの要求が入力される入力部と、
    前記利用者に提供される情報が表示される表示部と、
    楽曲の音データと、複数の主題に対し、前記楽曲が前記主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、
    前記記憶部から前記楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記楽曲表の前記主題情報に基づき、前記主題毎に、該主題に沿う前記楽曲を特定し、前記特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを、所定のタイミングで作成するプレイリスト作成部と、
    前記主題毎に作成されるプレイリストのうち、複数のプレイリストを抽出し、前記抽出されるプレイリストに対応する前記主題を、前記表示部に表示する選択候補決定部と、
    前記表示部に表示される主題のうち、前記入力部を介して要求される主題に対応する前記プレイリストを取得し、該取得されたプレイリストにより識別される前記楽曲の音データを読み出して、前記再生信号を出力する再生部とを有することを特徴とする楽曲再生装置。
  2. 利用者からの要求が入力される入力部と、
    前記利用者に提供される情報が表示される表示部と、
    楽曲の音データと、複数の主題に対し、前記楽曲が前記主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、
    前記記憶部から前記楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記楽曲表の前記主題情報に基づき、前記主題毎に、該主題に沿う前記楽曲を特定し、前記特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを、所定のタイミングで作成するプレイリスト作成部と、
    前記主題毎に作成されるプレイリストのうち、複数のプレイリストを抽出し、前記抽出されるプレイリストに対応する前記主題を、前記表示部に表示する選択候補決定部と、
    前記表示部に表示される主題のうち、前記入力部を介して要求される主題に対応する前記プレイリストを取得し、該取得されたプレイリストに含まれる楽曲のうち、前記利用者が前記入力部を介して要求する楽曲の音データを読み出して、前記再生信号を出力する再生部とを有することを特徴とする楽曲再生装置。
  3. 請求項1又は2において、
    更に、時刻を取得する計時部を有し、
    前記主題は、時間概念を持つ主題を特定する時間概念情報により、前記時間概念を持つ主題と、前記時間概念を持たない主題とに分類されており、
    前記選択候補決定部は、前記計時部により取得される前記時刻に基づき、前記時間概念を持つ主題を選択し、該選択された主題に対応する前記プレイリストを抽出することを特徴とする楽曲再生装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記所定のタイミングは、前記楽曲表に含まれる前記楽曲情報が更新される時であることを特徴とする楽曲再生装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記所定のタイミングは、前記主題の項目が更新される時であることを特徴とする楽曲再生装置。
  6. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記所定のタイミングは、前記入力部を介して楽曲再生要求が入力される時であることを特徴とする楽曲再生装置。
  7. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記プレイリストには、該プレイリストに対応する前記主題が前記表示部に表示された回数が対応付けられており、
    前記選択候補決定部は、前記抽出されるプレイリストに対応する前記主題の数が、前記表示部に表示可能な前記主題の数より多い場合、前記表示回数が最小の前記主題から優先的に前記表示部に表示することを特徴とする楽曲再生装置。
  8. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記プレイリストには、該プレイリストにより識別される前記楽曲の曲数が対応付けられており、
    前記選択候補決定部は、前記曲数が所定の閾値以上である前記プレイリストを抽出することを特徴とする楽曲再生装置。
  9. 請求項3において、
    前記記憶部には、前記時間概念を持つ主題と前記時間概念を持たない主題とに関する表示数の配分を決定する情報が、前記入力部を介して変更可能に格納されており、
    前記選択候補決定部は、前記記憶部に格納される前記表示数の配分を決定する情報に基づき、前記時間概念を持つ主題と前記時間概念を持たない主題とをそれぞれ前記表示部に表示することを特徴とする楽曲再生装置。
  10. 請求項9において、
    前記選択候補決定部は、更に、前記表示数の配分を、前記時間概念を持つ主題に属する前記楽曲の数と、前記時間概念を持たない主題に属する前記楽曲の数との比に基づき決定し、前記表示数の配分を決定する情報として前記記憶部に格納することを特徴とする楽曲再生装置。
  11. 請求項3において、
    前記記憶部には、前記時間概念を階層的に分類する区分毎に、該区分に含まれる前記時間概念を持つ主題が対応付けられるテーマ表が格納されており、
    前記選択候補決定部は、最下層の区分に対応する前記テーマ表に基づき抽出されるプレイリストに対応する前記主題の数が、前記表示部に表示可能な前記主題の数より少ない場合、前記最下層の区分より上位の区分に対応する前記テーマ表に基づき、前記プレイリストを抽出することを特徴とする楽曲再生装置。
  12. 利用者からの要求が入力される入力部と、 利用者に提供される情報が表示される表示部と、
    楽曲の音データと、複数の主題に対し、前記楽曲が前記主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、前記記憶部から前記楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備える楽曲再生装置を用いて行う楽曲再生方法であって、
    前記制御部は、前記楽曲表の前記主題情報に基づき、前記主題毎に、該主題に沿う前記楽曲を特定し、
    前記制御部は、前記特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを、所定のタイミングで作成し、
    前記制御部は、前記主題毎に作成されるプレイリストのうち、複数のプレイリストを抽出し、
    前記制御部は、前記抽出されるプレイリストに対応する前記主題を、前記表示部に表示し、
    前記制御部は、前記表示部に表示される主題のうち、前記入力部を介して要求される主題に対応する前記プレイリストを取得し、
    前記制御部は、該取得されたプレイリストにより識別される前記楽曲の音データを読み出して、前記再生信号を出力することを特徴とする楽曲再生方法。
  13. 請求項12において、
    前記主題は、時間概念を持つ主題を特定する時間概念情報により、前記時間概念を持つ主題と、前記時間概念を持たない主題とに分類されており、更に、
    前記制御部は、時刻を取得し、
    前記制御部は、前記取得される前記時刻に基づき、前記時間概念を持つ主題を選択し、
    前記制御部は、該選択された主題に対応する前記プレイリスト抽出することを特徴とする楽曲再生方法。
  14. 請求項12又は13において、
    前記プレイリストには、該プレイリストにより識別される前記楽曲の曲数が対応付けられており、
    前記制御部が、前記曲数が所定の閾値以上である前記プレイリストを抽出することを特徴とする楽曲再生方法。
  15. 請求項13において、
    前記記憶部には、前記時間概念を持つ主題と前記時間概念を持たない主題とに関する表示数の配分を決定する情報が、前記入力部を介して変更可能に格納されており、
    前記制御部が、前記記憶部に格納される前記表示数の配分を決定する情報に基づき、前記時間概念を持つ主題と前記時間概念を持たない主題とをそれぞれ前記表示部に表示することを特徴とする楽曲再生方法。
  16. 請求項13において、
    前記記憶部には、前記時間概念を階層的に分類する区分毎に、該区分に含まれる前記時間概念を持つ主題が対応付けられるテーマ表が格納されており、
    前記制御部が、最下層の区分に対応する前記テーマ表に基づき抽出されるプレイリストに対応する前記主題の数が、前記表示部に表示可能な前記主題の数より少ない場合、前記最下層の区分より上位の区分に対応する前記テーマ表に基づき、前記プレイリストを抽出することを特徴とする楽曲再生方法。
  17. 利用者からの要求が入力される入力部と、 利用者に提供される情報が表示される表示部と、
    楽曲の音データと、複数の主題に対し、前記楽曲が前記主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、前記記憶部から前記楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備える楽曲再生装置に、
    前記楽曲表の前記主題情報に基づき、前記主題毎に、該主題に沿う前記楽曲を特定する手順と、
    前記特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを所定のタイミングで作成する手順と、
    前記主題毎に作成されるプレイリストのうち、複数のプレイリストを抽出する手順と、
    前記抽出されるプレイリストに対応する前記主題を前記表示部に表示する手順と、
    前記表示部に表示される主題のうち、前記入力部を介して要求される主題に対応する前記プレイリストにより識別される前記楽曲の音データを読み出して前記再生信号を出力す
    る手順とを実行させるためのプログラム。
  18. 請求項17において、
    前記主題は、時間概念を持つ主題を特定する時間概念情報により、前記時間概念を持つ主題と、前記時間概念を持たない主題とに分類されており、更に、前記楽曲再生装置に、
    時刻を取得する手順と、
    前記取得される前記時刻に基づき、前記時間概念を持つ主題を選択する手順と、
    該選択された主題に対応する前記プレイリストを抽出する手順を実行させるためのプログラム。
  19. 請求項17又は18において、
    前記プレイリストには、該プレイリストにより識別される前記楽曲の曲数が対応付けられており、
    前記曲数が所定の閾値以上である前記プレイリストが抽出されることを特徴とするプログラム。
  20. 請求項18において、
    前記記憶部には、前記時間概念を持つ主題と前記時間概念を持たない主題とに関する表示数の配分を決定する情報が、前記入力部を介して変更可能に格納されており、
    前記記憶部に格納される前記表示数の配分を決定する情報に基づき、前記時間概念を持つ主題と前記時間概念を持たない主題とがそれぞれ前記表示部に表示されることを特徴とするプログラム。
  21. 請求項18において、
    前記記憶部には、前記時間概念を階層的に分類する区分毎に、該区分に含まれる前記時間概念を持つ主題が対応付けられるテーマ表が格納されており、
    最下層の区分に対応する前記テーマ表に基づき抽出されるプレイリストに対応する前記主題の数が、前記表示部に表示可能な前記主題の数より少ない場合、前記最下層の区分より上位の区分に対応する前記テーマ表に基づき、前記プレイリストが抽出されることを特徴とするプログラム。
  22. 楽曲の音データと、複数の主題に対し、前記楽曲が前記主題に沿うかをそれぞれ特定する複数の主題情報とが対応付けられる楽曲情報を複数含む楽曲表を含む記憶部と、前記記憶部から前記楽曲の音データを読み出して再生信号を出力する制御部とを備える楽曲再生装置を用いて行う楽曲の選曲方法であって、
    前記制御部は、前記楽曲表の前記主題情報に基づき、前記主題毎に、該主題に沿う前記楽曲を特定し、
    前記制御部は、前記特定された楽曲を識別する情報を含むプレイリストを、所定のタイミングで作成し、前記主題毎に作成されるプレイリストのうち、複数のプレイリストを抽出することを特徴とする楽曲の選曲方法。
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