JP4427366B2 - 車載表示装置及び車載表示システム - Google Patents

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Description

この発明は、車載表示装置及び車載表示システムに関する。
車両に搭載されたナビゲーション装置には、大別して、運転席前方で計器類を保持したインストルメントパネル前面側に常に表示画面が位置するよう設置される非格納タイプと、インストルメントパネル内部に装置全体を格納可能な格納タイプがある(例えば非特許文献1及び非特許文献2)。前者は、使用しないときであっても車両前方と運転手との間にその表示画面が位置している為、運転視界の一部を遮蔽して当該視界を狭くさせる傾向にある。これに対して後者は、使用しないときには装置全体が格納されている為、運転視界を遮蔽しない。従って前者に比べて運転視界を広くできる傾向にある。なお、格納タイプの格納方法には、例えば、表示画面を水平方向にスライドさせて垂直方向に立ち上げる方法を採用したものと、垂直方向にスライドさせる方法を採用したものがある。後者の格納方法は、一方向のみの動作であるため前者と比較して格納/取り出しに掛かる時間が短い。
日産自動車株式会社、[平成16年3月検索]、インターネット<http://www.nissan.co.jp/OPTIONAL-PARTS/NAVI/OTHER/monitor.html> 日産自動車株式会社、[平成16年3月検索]、インターネット<http://www.nissan.co.jp/STAGEA/M35/0110/INTERIOR/index.html>
ところが格納タイプであっても使用時にはその表示画面が車両前方と運転手との間に位置する為、非格納タイプと同様にその表示画面の分だけ運転視界が一部遮蔽されてしまう。
そこで、運転視界を確保したいときのみナビゲーション装置をオフして表示画面を格納させる方法が考えられる。なお、このときのナビゲーション装置のタイプが表示画面を垂直方向のみスライドさせるタイプであれば、その格納/取り出しに掛かる時間が短いため好ましい。
しかしながら運転視界を確保する必要が生じる度にナビゲーション装置をオフすることは煩雑な操作である上に、そのときの表示画面内の情報を運転手が全く視認できず、所望の情報を観ることができないという問題が起こり得る。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、運転手に対して必要な情報を提供しつつも当該画面による運転視界の遮蔽を抑制することができる車載表示装置及び車載表示システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の一態様に係る車載表示装置は、各種情報が表示される表示画面と、その内部に該表示画面を格納する格納手段と、表示画面に表示される情報に応じて、視認可能な該表示画面の表示領域が変化するように、格納手段に対する該表示画面の突出量を設定する突出量設定手段と、該設定された突出量に応じて表示画面を格納手段に対して移動させる画面移動手段とを備えたものである。かかる突出量設定手段は、車両の走行中に特定の検知信号が検知されたときには、表示画面全体が格納手段に格納されるように突出量を設定することを特徴としている。また、この車載表示装置は、表示画面の突出量に対応した表示領域に画像が表示されるように処理を施す画像処理手段をさらに備えたものであってもよい。なお、画面移動手段は所定の方向にのみ表示画面をスライドさせることができる。
また、表示画面の突出量は、段階的に設定可能であり、第1の表示領域で情報を表示させる為の第1の突出量と、該第1の表示領域より広い第2の表示領域で情報を表示させる為の第2の突出量とを少なくとも含んだものであってもよい
車両の走行中に検知される特定の検知信号には、例えばウィンカ操作時に検知されるウィンカ信号、又は車両の減速時に検知される信号が含まれる
また、上記の課題を解決する本発明の一態様に係る車載表示システムは、上述した車載表示装置と、GPS測位を利用して自己の現在位置情報を取得する演算手段とを備えたシステムであり、突出量設定手段が、該演算手段により取得された現在位置情報に基づいて表示画面の突出量を設定するものである。
本発明の車載表示装置及び車載表示システムを採用すると、車両の状況に応じて表示画面の位置を変位させることができる為、運転手に対して必要な情報を提供しつつも当該画面による運転視界の遮蔽を抑制することが可能となる。
本実施形態の車載表示システム1は、車両前方と運転手との間に配置された、ナビゲーション装置などの表示手段である液晶モニタ12によって、その運転視界の一部が遮蔽されて当該視界が狭くなることを可能な限り抑えたシステムである。運転視界を広くさせることによって、運転手は、より快適に車両を運転することができる。ここで、図1は、本実施形態の車載表示システム1が組み込まれた車内を概略的に示した図である。また、図2は、本実施形態の車載表示システム1を示したブロック図である。以下に、図面を参照して、本実施形態の車載表示システム1の構成及び作用について説明する。
本実施形態の車載表示システム1は、目的地までの経路を案内するナビゲーション情報や、VHF局又はUHF局或いはDigital Versatile Disc(以下、DVDと略記)の映像、車内の空調に関する情報などを表示する液晶モニタ12と、運転席前方で計器類や各種操作部を保持し且つ自身に形成された格納室14aに液晶モニタ12を格納可能なインストルメントパネル14と、インストルメントパネル14に対して液晶モニタ12を矢印A方向にスライドさせる駆動部50と、入力信号に基づいて駆動部50を制御し且つ液晶モニタ12に表示される画像に対して処理を施す制御部100から構成された車載表示装置を備えている。なお、液晶モニタ12は、アスペクト比4:3(横:縦)の表示画面を有したものである。また、駆動部50は、例えばステッピングモータであり、制御部100の制御に応じてパルス駆動し、液晶モニタ12全体が格納室14aから完全に露出される状態(別の言い方をすると運転手がその表示画面全域(例えばアスペクト比4:3の表示領域)を視認できる状態)から液晶モニタ12全体が格納室14aに完全に格納される状態(すなわち運転手が液晶モニタ12そのものを視認できない状態)まで液晶モニタ12を連続的に移動させることができる。また、制御部100は、各種情報を記憶したメモリMと上述した画像処理を行う画像処理部102を有している。
インストルメントパネル14は、液晶モニタ12に加えて、エンジンを駆動/停止する為のエンジンキー部16、ハンドル18、ウィンカやワイパーなどを操作する為のレバー20、車内の空調を制御する為の空調部22と、DVD又はテレビジョン或いはラジオなどのアプリケーションを実行する為のAV部24と、駆動部のギア比を設定する為のギア部26と、車両の後方を撮像する為のバックカメラ部28と、GPS装置30などの各種計器及びスイッチ類を保持している。また、これらの計器及びスイッチ類は全て制御部100と接続されており、制御部100は、これら計器及びスイッチ類からの入力信号に基づいて格納室14aからの液晶モニタ12の突出量が適切となるように駆動部50を制御する。
上記計器及びスイッチ類の中で、AV部24、バックカメラ部28、及びGPS装置30は、本実施形態の特徴的な信号であって、液晶モニタ12の突出量を決定する為の信号を制御部100に出力すると共に、液晶モニタ12に画像或いは映像信号を出力する。例えばAV部24は、DVDやテレビジョンの映像信号を液晶モニタ12に出力する。また、バックカメラ部28は、車両後側に備えられた車両後方を撮像する為のカメラで撮像された映像の信号を液晶モニタ12に出力する。また、GPS装置30は、車両の現在位置情報や、地図情報、車両を目的地まで案内するナビゲーション情報に関する画像或いは映像信号を液晶モニタ12に出力する。
ここで、GPS装置30は、GPS用人工衛星から発信されたGPS信号を受信して位置情報を取得する為のGPSレシーバ32と、GPS装置30全体の制御を行う為のGPS用制御部34と、車両の角速度を計測するジャイロセンサ36と、車両の左右の駆動輪の回転速度を検出してその平均速度に応じた車速パルス信号を生成する車速センサ38と、デジタル地図データベースを含む各種データを記憶したメモリ40から構成されている。
GPS用制御部34は、ジャイロセンサ36と車速センサ38から出力された信号に基づいてデッドレコニング(以下、DRと略記)を行う(すなわち車両の進行方向及び距離を演算する)。そして、その演算したDR測位結果、及びGPS測位結果と、夫々の測位結果に対する誤差推定値とを比較することにより、高精度と判定される測位結果を選択し、選択された測位結果をマップマッチングする。また、GPS用制御部34は、各測位結果に基づいて、現在位置周辺のデジタル地図データをメモリ40から抽出し、それをD/A変換し、変換した地図データと共に車両の現在位置を示す自車両マークを液晶モニタ12に出力する。これにより、液晶モニタ12にナビゲーション情報を含む各種情報が表示される。なお、ここでいうマップマッチングとは、液晶モニタ12に表示されるメモリ40のデジタル地図上において実際に走行している道路から外れた位置に自車両マークが表示されるなどの誤差を補正することを示す。マップマッチングを行うことによって車両位置と地図との整合性が取れ、運転手は車両の現在位置を正確に知ることができる。
なお、GPS用制御部34は、車両停止中には液晶モニタ12の表示領域全体を使用するアスペクト比4:3の画像又は映像を当該モニタ12に出力するが、車両走行中には液晶モニタ12の一部の表示領域のみを使用する一行の文字情報のみを制御部100に出力する。GPS装置30は、車両停止中にはデジタル地図が表示された画像又は映像により運転手に経路案内を行うが、車両走行中には文字情報のみによる経路案内を行うよう機能する。
図3は、本実施形態の処理であって、車両の現在の状況に応じて液晶モニタ12の格納の状態を設定する液晶モニタ格納処理を示したフローチャートである。また、図4は、本実施形態の液晶モニタ格納処理により変位した液晶モニタ12を複数パターン示した図である。なお、図4(a)は、液晶モニタ12を格納室14aに完全に格納し、車両前方と運転手との間に液晶モニタ12が介在していない状態(以下、格納状態と略記)を示している。この格納状態では液晶モニタ12が運転視野を遮蔽することがない為、当該視野が最大限に確保されている。また、図4(b)は、液晶モニタ12を格納室14aから僅かに突出させた状態である。この状態の突出量は、液晶モニタ12の画面上部に表示される一行の文字情報のみが格納室14aから露出される程度の突出量である。この状態(以下、文字表示状態と略記)では液晶モニタ12の突出量が僅かである為、比較的運転視野が確保されている。また、図4(c)は、図4(b)よりさらに液晶モニタ12を格納室14aから突出させた状態である。具体的には、この状態における液晶モニタ12は、その突出部分の表示画面がアスペクト比16:9となるように突出している(以下、この状態を16:9状態と略記)。より具体的には、この16:9状態は、液晶モニタ12の画面の4分の3が格納室14aから突出した状態である。また、図4(d)は、液晶モニタ12全体を格納室14aから突出させた状態である(以下、この状態を完全突出状態と略記)。以下に、図3及び図4を参照して、本実施形態の液晶モニタ格納処理について説明する。
なお、本実施形態の液晶モニタ格納処理を行うことにより、液晶モニタ12には運転手に報知すべき情報が認可能な状態で表示されつつも、当該液晶モニタ12が車両前方と運転手との間に介在したことによる運転視界の遮蔽が最小限に抑えられる。
エンジンキー部16にエンジンキーが挿入されて車両のエンジンが始動されると、制御部100は、入力信号を検出する為の待機状態となる(ステップ1、以下ステップを「S]と略記)。このとき液晶モニタ12は格納状態にある。なお、このフローチャートは、エンジンキー部16からエンジンキーが抜かれたときに終了する。S1の処理において入力信号が検出されると(S1:YES)、制御部100は、その入力信号が何の信号であるかを判定する(S2)。この処理で判定される信号には、大別して、ウィンカ信号、位置信号、空調信号、AV(Audio And Visual)信号、及びバックカメラ信号がある。
ここで、制御部100は、S2の処理で入力される信号の各々と、図4(a)〜(d)に示される液晶モニタ12の各々の状態とを関連付けたテーブルを、メモリMに記憶している。また、制御部100が有する画像処理部102は、図4(a)〜(d)に示した液晶モニタ12の4つの状態の各々に対応した画像処理を行うよう機能する。
ウィンカ信号とは、運転手が車両を右左折させる際のレバー20の操作(すなわちウィンカを作動させる為の操作)を行ったときに当該レバー20から制御部100に送信される信号である。なお、メモリMにおいてウィンカ信号は格納状態と関連付けられている。
また、位置信号とは、GPSレシーバ32により取得された車両の現在位置を示した信号であって、例えばGPS装置30の経路案内のアプリケーションを使用しているときに所定の間隔毎にGPS用制御部34から制御部100に送信される信号である。なお、メモリMにおいて位置信号は、後述の処理(S11〜S13の処理)に応じて格納状態又は文字表示状態或いは完全突出状態のいずれかと関連付けられている。
また、空調信号とは、車内の空調を制御する為の信号であって、例えば空調部22が操作されて空調の設定が変更されたときに当該空調部22から制御部100に送信される信号である。なお、メモリMにおいて空調信号は文字表示状態と関連付けられている。
また、AV信号とは、AV部24を起動させ且つCompact Disc(以下、CDと略記)やDVDなどの記録媒体の再生中、又はラジオ放送、標準画質放送、ハイビジョン放送を受信中に当該AV部24から制御部100に送信される信号である。なお、ここでいう標準画質放送とはアスペクト比4:3のNTSC方式のテレビジョン放送であり、ハイビジョン放送とはアスペクト比16:9のNTSC方式より高画質のテレビジョン放送である。なお、メモリMにおいてAV信号は、後述の処理(S21の処理)に応じて文字表示状態又は16:9状態或いは完全突出状態のいずれかと関連付けられている。
また、バックカメラ信号とは、ギア部26を操作してギアレバー26aを車両を後退させる為の「B(バック)」に合わせたときに当該ギア部26から制御部100に送信される信号である。メモリMにおいてバックカメラ信号は完全突出状態と関連付けられている。
S2の処理で入力された信号がウィンカ信号である場合(S2:ウィンカ信号)、制御部100は、メモリMを読み込んで駆動部50を駆動制御し、液晶モニタ12を図4(a)の如く格納状態にする(S3)。そして再びS1の処理を行う。なお、S2の処理における入力信号がウィンカ信号であるとき車両は右折又は左折する直前であり、例えば横断歩道を人が渡っている等の状況が想定される為、液晶モニタ12を格納状態にすると運転視界が最大限に確保されて安全性がより高まる。またこのとき液晶モニタ12は格納室14aに完全に格納されている為、当該モニタ12には画像又は映像を表示する為の電圧が印加されない。これにより液晶モニタ12の省電力化を実現できる。
また、S2の処理で入力された信号が位置信号である場合(S2:位置信号)、制御部100は、車両が走行中であるか否かを判定する(S11)。車両が走行中でない(例えばギアレバー26aが車両を駐車する為の「P(パーキング)」に合わせられている)場合(S11:NO)、制御部100は、運転手が液晶モニタ12の表示を集中して観てよい判断して、メモリMを読み込んで駆動部50を駆動制御し、液晶モニタ12を図4(d)の如く完全突出状態にする(S6)。なお、このとき液晶モニタ12にはGPS用制御部34により生成されたアスペクト比4:3の画像又は映像が画面全体に表示される。また、このとき車両は走行中でない為、液晶モニタ12によって運転視界が遮蔽されるという事態は発生しない。そして再びS1の処理を行う。
また、車両が走行中である(例えばギアレバー26aが「P」以外に合わせられている)場合(S11:YES)、制御部100は、さらに車両の現在位置が所定地点であるか否かを判定する(S12)。なお、ここでいう所定地点には、例えば、幅が狭い道路への車両の進入地点又は有料道路料金所の手前の地点或いはユーザの目的地などが含まれる。メモリ40に記憶されたデジタル地図データベースの中の上記所定地点に該当するデータには、その旨を示した所定地点データが付加されている。上記目的地はGPS装置30の図示しない操作部でデジタル地図データベースに記憶させておくことができ、その記憶時に該当地点のデータに所定地点データが付加される。
S12の判定処理を行うとき、制御部100は、デジタル地図データベースにアクセスし、S2の処理で検出した位置信号と、それに該当するデジタル地図中の位置データとを比較する。そしてこの比較結果において当該位置データから所定地点データが検出されたとき(S12:YES)、制御部100は、車両の現在位置が所定地点であると判定し、メモリMを読み込んで駆動部50を駆動制御し、液晶モニタ12を図4(a)の如く格納状態にする(S3)。そして再びS1の処理を行う。液晶モニタ12を格納状態にすることは、所定地点が注意を促す必要のある地点である場合には運転視界を確保するという意味を有し、所定地点が目的地である場合にはGPS装置30による経路案内が終了したことを運転手に報知するという意味を有する。
また、現在位置が所定地点でない場合(S12:NO)、制御部100は、さらに車両が減速中であるか否かを判定する(S13)。車両が減速中である場合(S13:YES)、制御部100は、例えば車間距離が短くなっている等の状況が想定される為に運転視界を確保する必要があり、メモリMを読み込んで駆動部50を駆動制御し、液晶モニタ12を図4(a)の如く格納状態にする(S3)。そして再びS1の処理を行う。また、車両が減速中でない場合(S13:NO)、GPS装置30が車両走行中一行の文字情報のみによる経路案内を行う為、制御部100は、メモリMを読み込んで駆動部50を駆動制御し、液晶モニタ12を図4(b)の如く文字表示状態にする(S4)。またこのとき制御部100はGPS用制御部34から経路案内用の文字情報の信号を受け取る。そして画像処理部102によってこの文字情報が液晶モニタ12の画面上部で表示されるように処理を加え、処理後の文字情報の信号を当該モニタ12に出力する。これにより液晶モニタ12が格納室14aから僅かに突出した状態で且つその突出部分の画面に経路案内の文字情報が表示される。そして再びS1の処理を行う。この場合、液晶モニタ12の突出量が僅かである為、運転視界は殆ど遮蔽されない。
また、S2の処理で入力された信号が空調信号である場合(S2:空調信号)、制御部100は、メモリMを読み込んで駆動部50を駆動制御し、液晶モニタ12を図4(b)の如く文字表示状態にする(S4)。またこのとき制御部100は空調部22から設定内容を示した信号を受け取る。そして画像処理部102によってこの設定内容が液晶モニタ12の画面上部で表示されるように処理を加え、処理後の信号を当該モニタ12に出力する。これにより液晶モニタ12が格納室14aから僅かに突出した状態で且つその突出部分の画面に空調の設定内容が表示される。そして再びS1の処理を行う。
また、S2の処理で入力された信号がAV信号である場合(S2:AV信号)、制御部100は、そのAV信号の種類を判定する(S21)。AV信号の種類がCDの再生又はラジオ放送の受信を示した信号である場合(S21:CD/ラジオ放送)、制御部100は、メモリMを読み込んで駆動部50を駆動制御し、液晶モニタ12を図4(b)の如く文字表示状態にする(S4)。またこのとき制御部100は、AV部24から、CD再生時には当該CDに関する文字情報を有した信号を受け取り、ラジオ放送受信時には当該ラジオ放送に関する文字情報を有した信号を受け取る。そして画像処理部102によってこれらの文字情報が液晶モニタ12の画面上部で表示されるように処理を加え、処理後の文字情報の信号を当該モニタ12に出力する。これにより液晶モニタ12が格納室14aから僅かに突出した状態で且つその突出部分の画面にCD或いはラジオ放送に関する文字情報が表示される。そして再びS1の処理を行う。なお、CDに関する文字情報には、例えば、CDのタイトルや、曲名、トラック情報などが含まれる。また、ラジオ放送に関する文字情報には、例えば局名やバンド情報などが含まれる。
また、AV信号の種類がDVDの再生又はハイビジョン放送の受信を示した信号である場合(S21:DVD/ハイビジョン放送)、制御部100は、メモリMを読み込んで駆動部50を駆動制御し、液晶モニタ12を図4(c)の如く16:9状態にする(S5)。またこのとき制御部100は、AV部24から、DVD再生時には当該DVDの映像信号を受け取り、ハイビジョン放送受信時には当該ハイビジョン放送の映像信号を受け取る。そして画像処理部102によって16:9状態での突出した部分の画面全体にこれらの映像(いずれもアスペクト比16:9の映像)が表示されるように処理を加え、処理後の映像信号を当該モニタ12に出力する。これにより液晶モニタ12が格納室14aからその表示画面が4分の3突出した状態で且つその突出部分の画面にDVD或いはハイビジョン放送の映像が表示される。そして再びS1の処理を行う。
また、AV信号の種類が標準画質放送の受信を示した信号である場合(S21:標準画質放送)、制御部100は、メモリMを読み込んで駆動部50を駆動制御し、液晶モニタ12を図4(d)の如く完全突出状態にする(S6)。なお、このとき液晶モニタ12にはAV部24により生成されたアスペクト比4:3の標準画質放送の映像が画面全体に表示される。また、そして再びS1の処理を行う。
また、S2の処理で入力された信号がバックカメラ信号である場合(S2:バックカメラ信号)、制御部100は、メモリMを読み込んで駆動部50を駆動制御し、液晶モニタ12を図4(d)の如く完全突出状態にする(S6)。なお、このとき液晶モニタ12にはバックカメラ部28により生成されたアスペクト比4:3の当該バックカメラ部28により撮像された車両後方の映像が画面全体に表示される。そして再びS1の処理を行う。
図3のフローチャートの如く現在使用されている機能に応じて液晶モニタ12の突出量を可変させると、当該モニタ12による運転視界の遮蔽を最小限に抑えることができ、運転手は良好に車両を運転できるようになる。
また、本実施形態の如く液晶モニタ12の格納/取り出しを一方向のスライドのみで実施すると、運転視界を確保すべきとき(例えば右左折時)に当該モニタ12を他の状態から格納状態に迅速に変位させることが可能となる為、運転手はさらに良好に車両を運転できるようになる。
以上が本発明の実施形態である。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。
なお、本実施形態では、エンジンキー部16、ハンドル18、レバー20、空調部22AV部24、ギア部26と、バックカメラ部28、及びGPS装置30からの入力信号に応じた処理を記載したが、液晶モニタ12の突出量を設定する為の信号は上記要素以外からも出力されることが容易に想定される。このような要素には例えばハザードランプがある。この場合、車両周辺に当該車両を減速させる要因があることが想定される為、運転視野を確保する必要があり、液晶モニタ12を格納状態に設定することが好ましい。
また、例えばホットスポットなどを利用して、外部から送信された信号に応じて液晶モニタ12の突出量を設定することも考えられる。一例として、踏み切りを横断するときにその近辺に設置されたホットスポットから車両に向けて信号が送信されると、制御部100は、運転視界を確保した状態で車両が踏み切りを横断できるように、液晶モニタ12を格納状態にする。これにより運転手は、より広い運転視界で踏み切りを横断できる為、快適な運転を行うことができる。なお、このとき送信される信号は、液晶モニタ12の突出量そのものを決定する信号であっても、制御部100に踏み切りが近いことを報知する信号であってもよい。後者の信号を用いたシステムの場合、制御部100は、メモリMに、前記の報知信号と液晶モニタ12の状態とを関連付けたデータを記憶している。
また、運転手に注意を促す必要がある地点(例えば信号機)に車両が接近したときにそれを報知する為に積極的に液晶モニタ12を格納室14aから突出させる形態も考えられる。このように液晶モニタ12を変位させて注意喚起できるようにすると、運転手は周囲の状況を把握し易くなりより快適に車両を走行させることができる。
本発明の実施形態の車載表示システムが組み込まれた車内を概略的に示した図である。 本発明の実施形態の車載表示システムを示したブロック図である。 本発明の実施形態の処理であり、車両の現在の状況に応じて液晶モニタの格納の状態を設定する液晶モニタ格納処理を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の液晶モニタ格納処理により変位した液晶モニタを複数パターン示した図である。
符号の説明
1 車載表示システム
12 液晶モニタ
14 インストルメントパネル
14a 格納室
50 駆動部
100 制御部

Claims (6)

  1. 各種情報が表示される表示画面と、
    その内部に前記表示画面を格納する格納手段と、
    前記表示画面に表示される情報に応じて、視認可能な該表示画面の表示領域が変化するように、前記格納手段に対する該表示画面の突出量を設定する突出量設定手段と、
    設定された前記突出量に応じて前記表示画面を前記格納手段に対して移動させる画面移動手段と、
    を備え、
    前記突出量設定手段は、車両の走行中に特定の検知信号が検知されたときには、前記表示画面全体が前記格納手段に格納されるように前記突出量を設定すること、を特徴とする車載表示装置。
  2. 前記突出量に対応した表示領域に画像が表示されるように処理を施す画像処理手段をさらに備えたこと、を特徴とする請求項1に記載の車載表示装置。
  3. 前記画面移動手段は所定の方向にのみ前記表示画面をスライドさせること、を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車載表示装置。
  4. 前記突出量は、段階的に設定可能であり、第1の表示領域で情報を表示させる為の第1の突出量と、該第1の表示領域より広い第2の表示領域で情報を表示させる為の第2の突出量とを少なくとも含んでいること、を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の車載表示装置。
  5. 前記車両の走行中に検知される特定の検知信号には、少なくとも、ウィンカ操作時に検知されるウィンカ信号、又は車両の減速時に検知される信号が含まれること、を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の車載表示装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載の車載表示装置と、
    GPS測位を利用して自己の現在位置情報を取得する演算手段と、
    を備えた車載表示システムであって、
    前記突出量設定手段は、前記演算手段により取得された現在位置情報に基づいて前記表示画面の突出量を設定すること、を特徴とする車載表示システム。
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