JP7232446B2 - セグメントリング間継手、セグメント、及びセグメント組立方法 - Google Patents
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また、部材設置時の位置調整には多大な労力を要するとともに、プレキャスト部材の場合には構造に制約が生じる場合もあることから、その点で改善の余地があった。
そして、本発明では、雌型継手のハウジングに対して適宜なコマ押さえ部材(同芯押さえ部材、又は偏芯押さえ部材)を選択して接合コマを取り付けるという簡単な構造によりローリングを修正することができる。
また、後施工の内部構築のためのインサート金具や突起部等が設計通りの定位置に配置することが可能になるので、側壁などのプレキャスト化が容易になり、その部材の設置が簡便になる。
ここで、セグメント10において、トンネル周方向の両端面を周方向接合面11といい、リング間の端面のうちトンネル進行方向X1の切羽側の端面を雌型接合面12(第2リング間接合面)といい後述する雌型継手2が設けられ、坑口側の端面を雄型接合面13(第1リング間接合面)といい後述する雄型継手3が設けられる。図2及び図3に示すように、雌型接合面12及び雄型接合面13には、互いに接合可能なセグメントリング間継手1が設けられている。
雌型接合面12には、雌型継手2が設けられている。雄型接合面13には、雄型継手3が設けられている。
また、小径筒42の内面には、雌ねじ42aが形成されている、この小径筒42の雌ねじ42aには、雌側定着軸部21のピン本体211の雄ねじ211bが螺合される。
図7(a)、図8(a)に示すように、偏芯押さえ部材6Bは、ハウジング4の大径筒41に嵌入された状態で、収容孔61と同軸に収容される接合コマ5の第2中心軸C2がハウジング4の第1中心軸C1に対して例えばトンネル周方向の両側に2mmずつ偏芯させるように構成されている。図7(a)、(b)は、第2中心軸C2が第1中心軸C1よりも紙面で上にずれて偏芯している。図8(a)、(b)は、第2中心軸C2が第1中心軸C1よりも紙面で下にずれて偏芯している。
図9に示すように、既設のセグメント10Aのローリングを修正する場合には、修正するローリングの発生量に対応した偏芯押さえ部材6Bを収納してローリングを制御することができる。図9において、符号P0のセグメントの位置は、ローリングしていない正規の位置を示している。一方、符号P1のセグメントの位置は、ローリングした位置を示している。つまり、ローリングを戻す方向に偏芯した偏芯押さえ部材6Bを接合コマ5とともにハウジング4内に収納して雄型継手3の雄ピン32をピン嵌合孔51に嵌合させることで、組み立てるセグメント10Bを先に組み立てた既設のセグメント10Aに対して偏芯押さえ部材6Bの偏芯量(例えば2mm)だけローリングを戻すことができる。
本実施形態では、図5~図8に示すように、同芯押さえ部材6Aと偏芯押さえ部材6Bとをハウジング4に対して入れ替えることができる。つまり、セグメント10のローリングを戻す際には、その戻す方向でトンネル周方向に偏芯した偏芯押さえ部材6Bで接合コマ5を押さえた状態でハウジング4の内側に装着することで、接合コマ5の第2中心軸C2がハウジング4の第1中心軸C1に対して前記ローリングを戻す方向に偏芯した位置に配置される。これにより、雄型継手3の雄ピン32を、トンネル周方向X2に偏芯した接合コマ5のピン嵌合孔51に嵌合させることで、組み立てるセグメント10Bを既設のセグメント10Aに対して偏芯させた接合コマの偏芯量だけトンネル周方向X2に回転させることができる。つまり、ローリングしている既設のセグメント10Aに対して組み立てるセグメント10Bをローリングを戻す方向に回転移動させることができる。
そして、本実施形態では、雌型継手2のハウジング4に対して適宜なコマ押さえ部材6(同芯押さえ部材6A、又は偏芯押さえ部材6B)を選択して接合コマ5を取り付けるという簡単な構造によりローリングを修正することができる。
また、後施工の内部構築のためのインサート金具や突起部等が設計通りの定位置に配置することが可能になるので、側壁などのプレキャスト化が容易になり、その部材の設置が簡便になる。
さらに、本実施形態では、コマ押さえ部材6を蓋部材7の締め付けにより挿入方向に押さえ付けているが、蓋部材7であることに限定されることはなく、他の部材であってもよいし、例えばコマ押さえ部材自体で挿入方向の所定位置に固定することが可能であれば、蓋部材を省略してもよい。
2 雌型継手
3 雄型継手
4 ハウジング
5 接合コマ
6 コマ押さえ部材
6A 同芯押さえ部材
6B 偏芯押さえ部材
7 蓋部材
10 セグメント
10A 既設のセグメント
10B 組み立てるセグメント
12 雌型接合面(第2リング間接合面)
13 雄型接合面(第1リング間接合面)
14 コンクリート
32 雄ピン
44 係止穴
50 ばね部材
51 ピン嵌合孔
62 係止突部(係止部)
C1 第1中心軸
C2 第2中心軸
Claims (4)
- セグメントリング間で接合される一方のセグメントの第1リング間接合面に設けられる雄型継手と、前記雄型継手に接合され他方のセグメントの第2リング間接合面に設けられる雌型継手と、を備えたセグメントリング間継手であって、
前記雄型継手は、前記第1リング間接合面から突出する雄ピンを有し、
前記雌型継手は、
前記第2リング間接合面に露出するハウジングと、
前記ハウジングの内側に着脱可能に設けられるとともに、前記雄ピンを嵌合させるためのピン嵌合孔を有する接合コマと、
前記ハウジングの内側に挿入した状態で前記接合コマを前記第1リング間接合面の外側から押さえて固定するコマ押さえ部材と、を備え、
前記コマ押さえ部材は、前記ハウジングの第1中心軸と前記接合コマの前記ピン嵌合孔の第2中心軸とを一致させる同芯押さえ部材と、前記第1中心軸と前記第2中心軸とがトンネル周方向にずれた偏芯押さえ部材と、のいずれか一方が選択されることを特徴とするセグメントリング間継手。 - 前記コマ押さえ部材には、前記ハウジングに係止し、前記ハウジングに対する回転を規制する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセグメントリング間継手。
- 請求項1又は2に記載のセグメントリング間継手を備えたセグメントであって、
前記雄型継手は、トンネル進行方向で坑口側の前記第1リング間接合面に設けられ、
前記雌型継手は、前記トンネル進行方向で切羽側の前記第2リング間接合面に設けられていることを特徴とするセグメント。 - 請求項3に記載のセグメントのローリングを修正するためのセグメント組立方法であって、
既設のセグメントにおける前記第2リング間接合面に設けられる前記雌型継手の前記ハウジングの内側に、トンネル周方向にずれた方向と反対方向に前記第2中心軸が偏芯した前記偏芯押さえ部材を前記接合コマとともに装着する工程と、
前記偏芯押さえ部材によって偏芯された前記接合コマの前記ピン嵌合孔に対して、組み立てるセグメントにおける前記第1リング間接合面に設けられる前記雄型継手の前記雄ピンを嵌合させる工程と、
を有することを特徴とするセグメント組立方法。
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