JP2008106494A - セグメント継手 - Google Patents

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宗孝 大関
Hirosuke Asano
裕輔 浅野
Takashi Kunito
崇 國藤
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Abstract

【課題】低コストとなる構造で、セグメント組み立て時の位置決め作業が容易になり、作業効率の向上が図れる。
【解決手段】リング間継手1の雌型継手10は、中空部を有する略円筒形状の収納ホルダー11と、収納ホルダー11の内周側に収容されていて周方向に4分割されてなる係止リング部材12と、収納ホルダー11と係止リング部材12との間に挟持されてなる円筒形状をなす円筒弾性体13とを具備している。雄型継手20は、係止リング部材12に挿入可能とされていて雄側接合面20aから突出したピン21を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、雄型継手と雌型継手によって接合するピン構造のセグメント継手に関する。
従来、シールドトンネルにおいて用いられるセグメント継手は、互いのセグメント接合面に予め連通孔を設けておき、セグメント同士を当接させた際、連通孔にボルトを挿通してナットにより締め付ける構造が多かった。しかし、このような継手構造は、連通孔の位置決めやボルトとナットの締め付け作業等に手間がかかるため、作業効率が悪いという現状があった。そこで、効率的に組み立て可能なピン構造によるセグメントの継手構造が提案されており、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1は、くびれ部を有するピンを備えた雄型継手と、雄型継手を挿入可能とする雌型継手とからなり、雄型継手を雌型継手に挿入したときに雄型継手のピンの周部(くびれ部)をバネの付勢力で押さえ付けるようにして係止してピンの軸方向の移動を規制するようにしたバネ部材を雌型継手に備えた継手構造である。
特開2003−328693号公報
しかしながら、特許文献1に記載のセグメントの継手構造では、雄型継手のピン外周部の一部を押え付けて係止すると共に、容易に雄型継手が抜けないようにしたバネ部材をセグメントに組み込んだ複雑な継手構造になるため、製造コストがかかるといった問題があった。
また、雌型継手に対するピンの挿入方向が変わると、バネ部材によるピン周部の押さえ付けにずれが生じて所定のバネの付勢力をもって固定できないおそれがあった。そのため、セグメントの接合時においてピンの挿入方向にずれがないように精度の高い位置決め作業が要求されていた。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、低コストとなる構造で、セグメント組み立て時の位置決め作業が容易になり、作業効率の向上が図れるセグメント継手を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るセグメント継手では、雌型継手を接合面に有する一方のセグメントと、雄型継手を接合面に有する他方のセグメントの互いの接合面同士を当接させることにより、セグメント同士を接合させるセグメント継手であって、雌型継手は、略円筒形状をなす収納ホルダーと、収納ホルダーの内周側に配置され、周方向に分割された係止リング部材と、収納ホルダーと係止リング部材との間に挟持されてなる弾性部材とを備え、雄型継手は、係止リング部材に挿入可能とされていて他方のセグメントの接合面から突出してなるピンを備えていることを特徴としている。
本発明では、ピンを係止リング部材に挿入したとき、係止リング部材が径方向外側に押し出されて動くことによって弾性部材が圧縮変形し、変形した弾性部材が弾性力によって元に戻ろうとする作用によって、径方向内側に向かう方向に力が働き、ピンの周面を締め付けるようにして押さえ付け、固定することができる。そして、係止リング部材は、その背面側に弾性部材が設けられていることから、この弾性部材が変形可能な範囲内で径方向に動くことが可能であると共に係止リング部材の軸方向に対して所定の傾き角度をもって動くことができる。そのため、ピンが、係止リング部材に対して同軸とならない場合、つまり係止リング部材の軸方向に対して斜めの状態(偏心した状態)の場合であっても、ピンを係止リング部材に挿入することができる。
また、本発明に係るセグメント継手では、弾性部材は円筒形状をなす円筒弾性体であって、円筒弾性体の軸方向両側には隙間が設けられていることが好ましい。
本発明では、係止リング部材が径方向外側に押し出されて動くことによって円筒弾性体がその押し出し方向に圧縮して軸方向に拡がろうとする変形の逃げ領域を確保することができる。
また、本発明に係るセグメント継手では、弾性部材は、係止リング部材の周方向に配置されてなる環状弾性体であることが好ましい。
本発明では、環状弾性体が弾性を有していて変形可能な材料であることから、環状弾性体の内周側に配置される係止リング部材は、環状弾性体の変形範囲内で動くことができる。
また、本発明に係るセグメント継手では、係止リング部材の内周面には雌側凹凸部が形成され、ピンの周面には雌側凹凸部に係合する雄側凹凸部が形成され、雌側凹凸部と雄側凹凸部とが係合状態のとき、ピンの挿入方向と反対方向への移動が規制されることが好ましい。
本発明では、ピンは係止リング部材に対して挿入方向への移動が可能であり、ピンの挿入後には、雌側凹凸部と雄側凹凸部とが係合し、挿入方向と反対方向をなす引抜き方向へのピンの移動が規制され、ロックされた状態になる。そのため、係止リング部材に係合されるピンが、雌型継手から抜け出ることを防止することができる。
また、本発明に係るセグメント継手では、ピンの外径寸法は、係止リング部材の内径寸法より大きいことが好ましい。
本発明では、係止リング部材が分割されていて、しかも係止リング部材の背面に弾性を有する弾性部材が設けられているため、係止リング部材を径方向外側に押し拡げるようにしながらピンを挿入させることができる。
また、本発明に係るセグメント継手では、係止リング部材は、接合面側端面にテーパ面が形成されていることが好ましい。
本発明では、係止リング部材は、接合面側にテーパ面の傾斜に沿った隙間が形成され、例えば接合面側端面に位置する収納ホルダーとの接触面積が小さくなり、係止リング部材の軸方向に対して傾き易くなる。
本発明のセグメント継手によれば、雌型継手は周方向に分割した係止リング部材の背面に弾性部材を設けることによって構成される簡易な継手構造であることから、材料コストや製造コストを低減することができる。
さらに、係止リング部材は、弾性部材の変形範囲内において、径方向に動くことが可能であると共に係止リング部材の軸方向に対して所定の傾き角度をもって動くことができる。そのため、セグメント接合時におけるピンの挿入方向を係止リング部材の軸方向に対して偏心した状態で挿入することができ、雌型継手の係止リング部材にピンを挿入する際の挿入角度の範囲が広くなる効果を奏する。したがって、セグメント組み立て時の位置決め作業が容易になり、作業効率を向上させることができる。
以下、本発明に係るセグメント継手の第一の実施の形態について、図1乃至図3に基づいて説明する。
図1は本発明の第一の実施の形態によるリング間継手の構造を説明する水平断面図、図2は図1に示す雌型継手のA−A線断面図、図3は雄型継手を示す平面図である。
図1に示すように、本第一の実施の形態によるセグメントのリング間継手1(セグメント継手)は、リング方向(トンネル軸方向)に隣接配置されているセグメント10A、20A同士を接続するものである。セグメント10A、20Aは、シールドトンネルなどにおける円弧板状をなすコンクリート製セグメントなどであり、本実施の形態では符号10Aのセグメントが先行して組み立てられている。
ここで、他方のセグメント20Aを一方のセグメント10Aに接合する方向、或いは後述する雄型継手20を挿入する方向を「挿入方向E」とし、挿入方向Eの反対方向を「引抜き方向F」として以下説明する。なお、説明中で用いる「挿入方向E」は後述する収納ホルダー11、係止リング部材12、円筒弾性体13の中心軸方向に一致する方向であり、この中心軸方向に対して傾きをもった挿入方向は含まないものとする。
図1に示すように、リング間継手1は、一方のセグメント10Aの接合面(雌型接合面10a)に設けられた雌型継手10と、他方のセグメント20Aの接合面(雄型接合面20a)に設けられた雄型継手20とからなる。
そして、トンネルのリング方向に隣接配置されたこれらセグメント10A、20Aの雌型接合面10aと雄型接合面20aとを接合させることにより、リング間が一体に接続されて構築される。なお、周方向のセグメント同士の接続は、適宜な継手構造によって連結される。
図1及び図2に示すように、雌型継手10は、中空部を有する略円筒形状の収納ホルダー11と、収納ホルダー11の内周側に収容されていて周方向に適宜分割(本実施の形態では4分割)されてなる係止リング部材12と、収納ホルダー11と係止リング部材12との間に挟持されてなる円筒形状をなす円筒弾性体13(弾性部材)とを具備している。そして、係止リング部材12及び円筒弾性体13は、収納ホルダー11の内側で同軸に配置されている。
収納ホルダー11は、一端が底部11aによって塞がれ、他端が開口端部11bをなし、開口端部11bを接合面10a側に向けた状態でセグメントコンクリートに埋設されている。そして、収納ホルダー11の開口端部11bには、側壁内面11cに直交する面をなし、径方向内側に突出してなる押さえ部11dが設けられている。
この押さえ部11dは、収納ホルダー11の内面の周方向全周にわたって形成されている。そして、その突出寸法(収納ホルダー11の径方向の長さ寸法)は、少なくとも係止リング部材12に挿入された状態のピン21(後述する)の周面に接しない程度の寸法とされる。
また、底部11aには、その略同軸にボルト孔11eが形成され、底部11aの裏面側には袋ナット14が固着されている。この袋ナット14は、セグメント製作時におけるコンクリート打設の際に、図示しないセグメント型枠に雌型継手10を仮に固定配置しておくものである。さらに、収納ホルダー11の外周面には所定箇所に鉄筋15、15、…が例えば溶接などの固着手段により固定されている。
係止リング部材12は、略円筒形状をなし、例えば軟鋼などの材料から形成されている。ここで、分割された単体の係止リング部材12を区別して、「分割係止リング部材12A」とよぶものとする。
係止リング部材12の内周面は、のこぎり刃形状をなす雌側凹凸部12aが形成されている。この雌側凹凸部12aは、その山部が挿入方向Eに向けて傾斜した形状をなしている。つまり、雌側凹凸部12aは、後述する雄型継手20のピン21の周面に形成されている雄側凹凸部21a(図3参照)と山谷部が一致して係合し、しかも詳しくは後述するが所定位置まで挿入されたピン21は引抜き方向Fへの移動が規制される構成となっている。
そして、係止リング部材12の外周面12bは、円筒弾性体13に接した状態となっている。
このように係止リング部材12は、周方向に分割され、しかも外周面12bには弾性を有する円筒弾性体13が配されているため、分割係止リング部材12A、12A、…は、その径方向に拡がるようにして動くことが可能な構成となっている。
また、係止リング部材12の接合面側の端面には、径方向中心に至るに従って挿入方向Eに傾斜する端部テーパ面12cが形成されている。端部テーパ面12cを形成することによって、係止リング部材12は、雌側接合面10a側に端部テーパ面12cの傾斜に沿った隙間(図示省略)が形成され、収納ホルダー11の押さえ部11dとの接触面積が小さくなり、係止リング部材12の軸方向に対して傾き易くなっている。
円筒弾性体13は、例えばゴムなどの弾性を有する材料が使用される。そして、円筒弾性体13の軸方向の長さ寸法は、係止リング部材12の長さ寸法より短くなっている。そのため、円筒弾性体13の軸方向両端側には、所定の隙間S1、S2が設けられている。この隙間S1、S2は、係止リング部材12が径方向外側に押し出されて動くことによって円筒弾性体13がその押し出し方向に圧縮して軸方向に拡がろうとする変形の逃げ領域を確保するものである。
このように円筒弾性体13を設けることで、係止リング部材12は、円筒弾性体13の変形範囲内において、径方向に動くことが可能であると共に係止リング部材12の軸方向に対して所定の傾き角度をもって動くことができる。そして、このときの傾き角度は、円筒弾性体13の厚さ(円筒弾性体13の径方向の長さ寸法)によって任意に設定することができ、例えば固定側凹部13の厚さを大きくすることで係止リング部材12の傾き角度(後述するピン21の挿入角度の範囲に相当)を大きくとることができる。
次に、図3に示すように、雄型継手20は、係止リング部材12(図1参照)に挿入可能とされていて雄側接合面20aから突出した棒状のピン21を備えている。ピン21は、一端の周部に雄ネジが形成された雄ネジ部22を有し、その雄ネジ部22が予めセグメントコンクリートに埋設されているメネジ部23に螺合して接続されている。
そして、ピン21の周面には、上述した係止リング部材12の雌側凹凸部12aに係合する雄側凹凸部21aが形成されている。この雄側凹凸部21aは、その山部が先端部21bから接合部20aに向かう方向(つまり引抜き方向F)に傾斜した形状をなしている。すなわち雌側凹凸部12aの山谷部の向きと反対向きとなり、上述したように係止リング部材12に対して、挿入方向Eへの移動は可能となるが、反対方向をなす引抜き方向Fへの移動は規制される構成となっている。
さらに、ピン21の外径寸法D2は、係止リング部材12の内径寸法D1(図1参照)より若干大きな寸法をなしている。
次に、このような構成によるリング間継手1の作用について図面に基づいて説明する。
先ず、図1に示すように、リング間継手1によってセグメント10A、20Aを接合するとき、雄型継手20のピン21が雌型継手10の係止リング部材12の内側に入るように、雄型接合面20aを雌型接合面10aに対向させて、先行して配置されているセグメント10Aにセグメント20Aを位置合わせする。
そして、雄型接合面10aに雌型接合面20aを近付けながらピン21を係止リング部材12に挿入する。
このとき、ピン21は、その外径寸法D2(図3参照)が係止リング部材12の内径寸法D1より若干大きな寸法であることから、係止リング部材12を径方向外側に押し出すようにして挿入される。具体的には、係止リング部材12が分割されていて、しかも係止リング部材12の背面に弾性を有する円筒弾性体13が設けられているため、ピン21は各分割係止リング部材12A(図2参照)を径方向外側に押し拡げるようにしながら挿入される。このとき、円筒弾性体13は係止リング部材12の押し出し力により潰れるようにして変形する。
そして、このときの係止リング部材12は、変形した円筒弾性体13が弾性力によって元に戻ろうとする作用によって、径方向内側に向かう方向に力が働き、ピン21の周面(雄側凹凸部21a)を締め付けるようにして押さえ付けることになり、ピン21が固定される。しかも、円筒弾性体13を設けたことで、セグメント10A、20Aの接合部(リング間継手1)に作用する拘束力(つまり上記押し付け力に相当)は、例えばボルトなどで剛接合とした継手による拘束力に比べて小さくすることができる。すなわち、円筒弾性体13が緩衝材の機能を果たすことから、接合部でセグメントが破損することを防止することができる。
また、ピン21の挿入後には、雌側凹凸部12aと雄側凹凸部21aとが係合し、上述したように引抜き方向Fへのピン21の移動が規制され、ロックされた状態になる。そのため、係止リング部材12に係合されるピン21が、雌型継手10から抜け出ることを防止することができる。
また、係止リング部材12は、その背面側に円筒弾性体13が設けられていることから、この円筒弾性体13が変形可能な範囲内で径方向に動くことが可能であると共に係止リング部材12の軸方向に対して所定の傾き角度をもって動くことができる。
そのため、ピン21が、係止リング部材12に対して同軸とならない場合(ピン21の中心軸と係止リング部材12の中心軸とがずれている場合)、つまり係止リング部材12の軸方向に対して斜めの状態(偏心した状態)の場合であっても、ピン21を係止リング部材12に挿入することができ、雌側凹凸部12aと雄側凹凸部21aは係合することができる。
本第一の実施の形態によるセグメント継手では、雌型継手は周方向に分割した係止リング部材12の背面に円筒弾性体13を設けることによって構成される簡易な継手構造であることから、材料コストや製造コストを低減することができる。
さらに、係止リング部材12は、円筒弾性体13の変形範囲内において、径方向に動くことが可能であると共に係止リング部材12の軸方向に対して所定の傾き角度をもって動くことができる。そのため、セグメント接合時におけるピン21の挿入方向を係止リング部材12の軸方向に対して偏心した状態で挿入することができ、雌型継手10の係止リング部材12にピン21を挿入する際の挿入角度の範囲が広くなる効果を奏する。したがって、セグメント組み立て時の位置決め作業が容易になり、作業効率を向上させることができる。
次に、本発明の第二の実施の形態及び変形例について、図4及び図5に基づいて説明するが、上述の第一の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第一の実施の形態と異なる構成について説明する。
図4は第二の実施の形態によるリング間継手の雌型継手を示す断面図である。
図4に示すように、第二の実施の形態による雌型継手10では、第一の実施の形態の円筒弾性体13(図1参照)に代えて弾性を有するOリングなどからなる環状弾性体31、32(弾性部材)を採用したものである。このリング弾性体31、32は、収納ホルダー11と係止リング部材12の間に挟持され、そのリング軸方向を係止リング部材12の周方向に配置させ、挿入方向Eに所定間隔をもって二箇所に配置されている。本第二の実施の形態では、リング弾性体30(31、32)が変形可能であることから、第一の実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、第二の実施の形態では二個のリング弾性体30を用いているが、とくに数量は限定されることはなく、三個以上を設置してもよい。
次に、図5は第一の実施の形態の変形例によるリング間継手の雌型継手を示す水平断面図である。
図5に示すように、変形例の雌型継手40では、第一の実施の形態の係止リング部材12の雌側凹凸部12a(図1参照)を形成しない第二係止リング部材42を使用したものである。第二係止リング部材42は、その内周面42aが挿入方向Eと平行な水平面をなしている。そして、第二係止リング部材42の外周面は、挿入方向Eに向かうに従って外径寸法が大きくなるテーパ面42bを形成させたものである。本変形例では、第一の実施の形態と比べて第二係止リング部材42や第二円筒弾性体43の形状が異なるが、第二円筒弾性体43が変形する構成を有しているため、第一の実施の形態と同様の作用、効果を得ることができる。
以上、本発明によるセグメント継手の第一及び第二の実施の形態について説明したが、本発明は上記の第一及び第二の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本第一の実施の形態では係止リング部材12と円筒弾性体13とは非固定状態とされているが、一体化されていてもかまわない。
また、本第一及び第二の実施の形態では係止リング部材12を4分割としているが、4分割であることに限定されることはなく、その分割数は2分割以上であればよい。
さらに、第一及び第二の実施の形態では、係止リング部材12の内周面には雌側凹凸部12aが形成されているが、この雌側凹凸部12aが無い係止リング部材12であってもよい。さらに、ピン21についても同様に雄側凹凸部21aはあってもなくてもかまわない。要は、係止リング部材12が背面の弾性部材によって、引抜き方向Fにピン21が移動しない程度にピン21の周面を押圧して固定できればよいのである。
本発明の第一の実施の形態によるリング間継手の構造を説明する水平断面図である。 図1に示す雌型継手のA−A線断面図である。 雄型継手を示す平面図である。 第二の実施の形態によるリング間継手の雌型継手を示す断面図である。 第一の実施の形態の変形例によるリング間継手の雌型継手を示す水平断面図である。
符号の説明
1 リング間継手
10A、20A セグメント
10a 雌側接合面
20a 雄側接合面
10、40 雌型継手
11 収納ホルダー
11d 押さえ部
12 係止リング部材
13 円筒弾性体(弾性部材)
20 雄型継手
21 ピン
30、31、32 環状弾性体(弾性部材)
42 第二係止リング部材

Claims (6)

  1. 雌型継手を接合面に有する一方のセグメントと、雄型継手を接合面に有する他方のセグメントの互いの接合面同士を当接させることにより、セグメント同士を接合させるセグメント継手であって、
    前記雌型継手は、
    略円筒形状をなす収納ホルダーと、
    前記収納ホルダーの内周側に配置され、周方向に分割された係止リング部材と、
    前記収納ホルダーと前記係止リング部材との間に挟持されてなる弾性部材と、
    を備え、
    前記雄型継手は、前記係止リング部材に挿入可能とされていて前記他方のセグメントの接合面から突出してなるピンを備え、
    ていることを特徴とするセグメント継手。
  2. 前記弾性部材は円筒形状をなす円筒弾性体であって、前記円筒弾性体の軸方向両側には隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセグメント継手。
  3. 前記弾性部材は、前記係止リング部材の周方向に配置されてなる環状弾性体であることを特徴とする請求項1に記載のセグメント継手。
  4. 前記係止リング部材の内周面には雌側凹凸部が形成され、
    前記ピンの周面には前記雌側凹凸部に係合する雄側凹凸部が形成され、
    前記雌側凹凸部と前記雄側凹凸部とが係合状態のとき、前記ピンの挿入方向と反対方向への移動が規制されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のセグメント継手。
  5. 前記ピンの外径寸法は、前記係止リング部材の内径寸法より大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のセグメント継手。
  6. 前記係止リング部材は、接合面側端面にテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のセグメント継手。
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