JP7228929B1 - 駐輪機 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007228929000001
【課題】 基準面(例えば地表面)の性状等に左右されずにラックの横移動を安定して制止できる制動手段を装備することにより、自転車の搬入時におけるラックの横滑り現象を防止し得る駐輪機を提供する。
【解決手段】 駐輪機100のラック12は、地表面E上を横方向Yに転動可能なキャスタ14と、回転ローラ15Rが地表面Eに回転不能に押圧される制動状態と地表面Eから浮上する待避状態に仮想鉛直面Pを挟んで切り換えられる揺動切換機構15と、揺動切換機構15を常に待避状態側に付勢する付勢部材16とを備える。人為的な踏み込み操作力に基づき揺動部材15Sに操作力モーメントMが作用するとき回転ローラ15Rが制動状態に移行し付勢部材16が回転ローラ15Rを地表面Eに回転不能に押圧維持する。搬入自転車BCLの自重に基づき揺動部材15Sに重力モーメントWが作用するとき回転ローラ15Rが待避状態に移行し付勢部材16が待避状態を維持する。
【選択図】図7

Description

本発明は、横移動可能なラックを含む駐輪機に関する。具体的には、水平な固定レールに沿って横移動可能なラックを有する駐輪機、又は水平な固定レールに沿って横移動可能な複数のスライドラックを下段に有するとともに、立設された複数の支柱の各々に沿って昇降可能な昇降ラックを上段に有する上下2段構成の駐輪機に関する。
横移動式の駐輪機は、構造や操作が簡便で自転車の収容効率がよく、設置や保守に要する費用も比較的安価であるため、歩道上・公園内等に常設された屋外駐輪場、マンション・アパート等に開設された屋内駐輪場、ビル・地下駅等に併設された地下駐輪場を問わず広く普及している。また、上下2段構成の駐輪機において下段の駐輪部にも用いられている。
このような横移動式の駐輪機では、自転車収納用のラックは、1本の固定レールと、その固定レールに平行な補助レール又は1若しくは複数のキャスタ(つまり、補助車輪)とに支えられて水平に横移動するので、使用者が子供や高齢者であっても駐輪作業を楽に行える。その反面、自転車の搬入時にラックの横ずれ(即ち、横方向への逃げ)が発生しやすく、自転車の搬入ミスを生じたり、ラック、自転車の損傷や使用者の負傷を誘発したりするおそれがある。
自転車の搬入時におけるラックの横ずれを防止するために、特許文献1には、昇降体(制動装置)の接地により補助車輪を浮揚状態とする技術が開示されている。特許文献1の昇降体は固定レールや補助車輪に直接的に制動力を及ぼすものではないので、固定レールや補助車輪の経時的な表面劣化を抑制でき、これらの耐久性を維持する(即ち、長期にわたり安定した横スライド移動を確保する)ことができる。
しかしながら、昇降体の先端面と地表面(基準面)との間に生じる摩擦力(摩擦抵抗)はこれらの面の状態(材質、粗さ、湿度等)、とりわけ地表面の性状に大きく依存し、例えば地表面が雨天等で濡れていたり、塗り床、鏡面仕上げ等で覆われていたりすると摩擦係数の減少を招きやすい。その結果、自転車の搬入時、つまり搬入前及び搬入途中であって自転車の全重力が昇降体に作用する前には昇降体の先端面と地表面との間の摩擦力は小さいから、昇降体が地表面上を横滑りする現象が発生しやすくなる。そして、自転車の搬入時における昇降体の横滑り現象が繰り返されると、昇降体自身の寿命(ひいては駐輪機全体の耐久性)が阻害される可能性があり、特許文献1のような制動装置や駐輪機にも更なる改善の余地が残されている。
登録実用新案第3199824号公報
本発明の課題は、基準面(例えば地表面)の性状等に左右されずにラックの横移動を安定して制止できる制動手段を装備することにより、自転車の搬入時におけるラックの横滑り現象を防止し得る駐輪機を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の駐輪機は、
自転車を搭載するための車輪の出入口が長手方向一方側(例えば後方側)の端部に形成された細長い樋状のラックと、そのラックの長手方向他方側(例えば前方側)において長手方向と平面視で交差する方向である横方向に延びて基準面に(水平状に)配設された固定レールとを備え、前記ラックが前記固定レールに沿って横方向に移動可能に載置された駐輪機であって、
基準面上を横方向に転動可能に前記ラックに配置された補助車輪(例えばキャスタ即ち、遊動輪)と、
前記ラックの幅方向(即ち、短手方向)に沿って水平状に配置された揺動軸線の周りに回動可能となるように基端部が前記ラックに保持された揺動部材(例えば揺動アーム)、及び前記揺動軸線に平行な回転軸線の周りに回転可能となるように前記揺動部材の先端部に保持された回転部材(例えば回転ローラ、即ち、転動輪)を有し、前記揺動部材の回動(即ち、揺動)により前記揺動軸線から基準面に至る仮想鉛直面を前記回転軸線が横切る際に、人為的な踏み込み操作力に基づき前記揺動部材に作用する操作力モーメントによって前記回転部材が基準面に回転不能に押圧される制動状態(又は制動位置)と、搬入自転車の自重に基づき前記揺動部材に作用する重力モーメントによって前記回転部材が基準面から浮上する待避状態(又は待避位置)とに前記仮想鉛直面を挟んで振り子のように反転して切り換えられる揺動切換機構と、
前記揺動切換機構を常に前記待避状態側に付勢する付勢部材(例えば引張コイルスプリング、ガススプリング)と、を前記ラックの長手方向一方側に備え、
前記操作力モーメントが作用する(即ち、前記揺動部材が前記操作力モーメントを受けた)とき、前記回転部材が前記制動状態に移行し前記付勢部材が前記回転部材を基準面に回転不能に押圧維持する一方、
前記重力モーメントが作用する(即ち、前記揺動部材が前記重力モーメントを受けた)とき、前記回転部材が前記待避状態に移行し前記付勢部材がその待避状態を維持することを特徴とする。
このように、上記した揺動切換機構及び付勢部材は、本発明において制動手段(制動装置)を構成する主要な要素であり、また操作力モーメント又は重力モーメントが作用したときのみ制動状態(制動位置)と待避状態(待避位置)とに交互に切り換え作動する「死点越え機構」でもある。したがって、操作力モーメントの付加により制動状態に移行した回転部材は基準面に対し回転不能となって押圧付勢され、自転車の搬入が終了して重力モーメントが付加されない限り待避状態には戻れないので、基準面の性状(材質、粗さ、湿度等)に左右されることなくラックの横移動を安定して制止することが可能となる。このようにして、自転車の搬入途中におけるラックの横滑り現象が防止できる。
具体的には、上記揺動部材に対する操作力モーメントの付加によって揺動切換機構の回転軸線が仮想鉛直面を通過して待避状態から制動状態に移行する際、回転部材は基準面にて所定方向に回転しながらラックの長手方向一方側を昇降変動させた後、自身が基準面に対し回転停止状態で接触するとともに、補助車輪を基準面に対し浮遊状態に保持する一方、
揺動部材に対する重力モーメントの付加によって揺動切換機構の回転軸線が仮想鉛直面を通過して制動状態から待避状態に移行する際、回転部材は基準面にて逆方向に回転しながらラックの長手方向一方側を昇降変動させた後、自身が基準面に対し浮遊状態で静止するとともに、補助車輪を基準面に対し転動可能状態で接触させる。
このように、制動状態と待避状態との交互切り換え時においては、必ずラックの(長手方向一方側の)昇降変動を伴う。よって、例えば何らかの都合で自転車の搬入作業を中断する場合、ラックの昇降変動終了前(死点越え前)において作業者の意図に反し不意にラックの横滑り現象が発生するのを防止できる。
ところで、本発明の「駐輪機」には、一般に軽快車と通称される汎用タイプ自転車(例えば15~20kgf程度)の他に、より軽量のスポーツタイプ自転車や子供用自転車(例えば15kgf未満)、さらに近年普及しつつある乳幼児用座席付き自転車(例えば20kgf超)、電動アシスト自転車(道路交通法では駆動補助機付自転車と呼称され、重量大のものでは30kgfを超えるものもある)等が搭載される。
なお、ラック(長手方向)は、平面視において、固定レール(横方向)に対し直交する場合と、斜め交差する場合とが含まれる。
そして、上記揺動切換機構は、ラックの長手方向一方側において出入口と補助車輪との間に配置されることが望ましい。
これによって、揺動切換機構は補助車輪よりもラックの長手方向一方側(例えば後方側)、つまり固定レールから遠い側に位置することになる。したがって、両者の位置関係が逆の場合と比較して、制動状態と待避状態との交互切り換え時に必要なラックの(長手方向一方側での)昇降量を容易に確保できる。また、揺動切換機構と出入口とが近くなり、踏み込み操作力の作用位置(即ち、踏み込み操作部)と自転車の導入位置(即ち、出入口)とを近づけて設けることができるので、駐輪作業を効率的に行える。
また、上記揺動部材の基端部は、ラックの側壁部と摺接しながら揺動軸線の周りに回動可能に保持され、その回動時の摺接抵抗は揺動軸線方向の押圧力調整によって変更可能である。
このように、揺動部材の基端部とラックの側壁部との間の摺接抵抗を変更可能とすることにより、待避状態と制動状態との間を相互に移行する際のスピード等を調整できる。よって、作業者の体力(踏み込み操作力)の差や搬入自転車の種別(大人用と子供用、スポーツタイプと電動アシストタイプ等)による自重差に応じて、作業環境を最適化(カスタマイズ化)できる。なお、上記「押圧力調整」は、例えば圧縮コイルスプリングや菊座金の締付量調節等によって容易に実現できる。
さらに、上記揺動切換機構(例えば揺動部材)には、人為的な踏み込み力を受け止めて操作力モーメントを生み出すために作業者の足を載せる足載せ部と、搬入自転車の自重を受け止めて重力モーメントを生み出すために後から導入される車輪である後続搬入車輪(例えば後輪)を載せる車輪載せ部と、が側面視で(即ち、揺動軸線方向から見て)揺動軸線と回転軸線とを結ぶ線分を挟んで両側に位置するように設けられている。
このように、足載せ部と車輪載せ部とを揺動部材の両側に振り分け状に配置することによって、制動状態と待避状態との交互切り換えのための構造をシンプルに構成できる。なお、足載せ部が揺動軸線と回転軸線とを結ぶ線分に対して長手方向一方側(後方側)に位置する場合には、踏み込み操作部である足載せ部と出入り口とを一層近づけて設けることができる。また、足載せ部及び車輪載せ部がともに揺動部材と一体に構成される場合には、揺動切換機構全体の構成が簡素化される。
そして、上記ラックに自転車が搭載されていない空車状態において、足載せ部に対する踏み込み操作力の付加により揺動切換機構の回転部材が待避状態から制動状態に移行し、基準面における回転部材の回転制止によりラックが基準面に対して拘束され自転車を搬入可能とする。
このようにして、ラックの横滑り現象を防止しつつ自転車をスムーズに搬入することができる。
さらに、上記ラックが基準面に対して拘束された拘束状態において、車輪載せ部に対する搬入自転車の自重付加により揺動切換機構の回転部材が制動状態から待避状態に移行し、補助車輪が基準面に着地してラックが自転車を搭載しつつ横方向に移動可能となる。
このようにして、搬入した自転車とともにラックをスムーズに横移動することができる。
ところで、上記ラックには、出入口から先に導入される車輪である先行搬入車輪(例えば前輪)を保持した状態で、長手方向一方側から他方側に向かって移動可能に載置された車輪移動台車をさらに備える。
このような車輪移動台車を備えることによって、ラックへの自転車の搬入が容易になる。
なお、自転車の搬入時において先行搬入車輪が前輪(後続搬入車輪が後輪)の場合には「前入れ」、これとは逆に先行搬入車輪が後輪(後続搬入車輪が前輪)の場合には「後入れ」と略称される。
さらに、上記ラックの長手方向一方側において予め定められた停止位置には後続搬入車輪の下端部及び車輪載せ部のうち少なくとも一方が通過可能な貫通孔が形成されるとともに、車輪載せ部は貫通孔に隣接して設けられ、
出入口から自転車が搬入及び搬出されるとき、車輪移動台車が先行搬入車輪をラックの底壁部上に保持した状態で長手方向一方側と他方側との間を往復移動することにより、車輪載せ部と先行搬入車輪との接触が回避される。
このように、先行搬入車輪との接触による車輪載せ部の誤作動が、車輪移動台車によって防止されている。したがって、自転車の搬入及び搬出の途中でラックが不意に横スライドを開始することも防止される。
なお、立設された支柱に沿って上下昇降可能な昇降ラックを含む上段駐輪部と、横方向に配設された固定レールに沿って横スライド移動可能なスライドラックを含む下段駐輪部とからなる上下2段構成の駐輪機において、本発明は下段駐輪部にも適用できる。また、補助車輪に代わり、固定レールと平行に配設された補助レールを設ける場合にも、本発明は適用できる。したがって、これらの場合を考慮したとき、本発明は次のように表すこともできる。
上段の駐輪部は、基準面から所定間隔で立設された複数の支柱と、自転車を搭載した状態で各々の前記支柱から片持ち状に突出し当該支柱に沿って上下昇降可能な細長い樋状の昇降ラックとを備える一方、下段の駐輪部は、自転車を搭載するための車輪の出入口が長手方向一方側(例えば後方側)の端部に形成された複数の細長い樋状のスライドラックと、各々のスライドラックの長手方向他方側(例えば前方側)において長手方向と平面視で交差する方向である横方向に延びて基準面に(水平状に)配設された1本の固定レールとを備える上下2段構成であり、かつ各々の前記スライドラックが前記固定レールに沿って横方向に移動可能に載置された駐輪機であって、
前記下段の駐輪部は、各々の前記スライドラックの長手方向一方側において、
前記固定レールと平行に基準面上に配設された1本の補助レール又は基準面上を横方向に転動可能に各々の前記スライドラックに配置された1若しくは複数の補助車輪(例えばキャスタ即ち、遊動輪)と、
各々の前記スライドラックの幅方向(即ち、短手方向)に沿って水平状に配置された揺動軸線の周りに回動可能となるように基端部が前記スライドラックに保持された揺動部材(例えば揺動アーム)、及び前記揺動軸線に平行な回転軸線の周りに回転可能となるように前記揺動部材の先端部に保持された回転部材(例えば回転ローラ即ち、転動輪)を有し、前記揺動部材の回動(即ち、揺動)により前記揺動軸線から基準面に至る仮想鉛直面を前記回転軸線が横切る際に、人為的な踏み込み操作力に基づき前記揺動部材に作用する操作力モーメントによって前記回転部材が基準面に回転不能に押圧される制動状態(又は制動位置)と、搬入自転車の自重に基づき前記揺動部材に作用する重力モーメントによって前記回転部材が基準面から浮上する待避状態(又は待避位置)とに前記仮想鉛直面を挟んで振り子のように反転して切り換えられる揺動切換機構と、
各々の前記揺動切換機構を常に前記待避状態側に付勢する付勢部材(例えば引張コイルスプリング、ガススプリング)と、を備え、
前記操作力モーメントが作用する(即ち、前記揺動部材が前記操作力モーメントを受けた)とき、前記揺動部材が前記制動状態に移行し前記付勢部材が前記回転部材を基準面に回転不能に押圧維持する一方、
前記重力モーメントが作用する(即ち、前記揺動部材が前記重力モーメントを受けた)とき、前記揺動部材が前記待避状態に移行し前記付勢部材がその待避状態を維持することを特徴とする。
このように、制動状態に移行した回転部材は、基準面の性状(材質、粗さ、湿度等)に左右されることなくスライドラックの横移動を安定して制止することが可能となる。このようにして、自転車の搬入途中におけるスライドラックの横滑り現象が防止できる。
とりわけ、上記したような上下2段構成の駐輪機においては、駐輪作業者は、下段駐輪部における自転車の搬入作業の他、車輪の施錠、荷かごからの荷物の取出し等を含む一連の駐輪作業を、上段駐輪部の支柱から片持ち状に突出する昇降ラックとの接触を避けつつスライドラックの後方側(即ち、出入口側)から行える。また、作業者の意図せざる危険、即ち、搬入作業が終了する前にスライドラックが上方の昇降ラックに対し交錯するように不意に横移動すること、も確実に阻止される。このように、上下2段構成の駐輪機では、駐輪作業及びスライド移動において格別の安全性が確保される。
本発明に係る駐輪機全体の概要を示す平面図。 図1の左側面図。 車輪移動台車の底面図。 図3の左側面図。 ラックの後端部拡大図。 ラックの正面視拡大図。 揺動切換機構が退避状態のときのラック後端部の左側面視拡大図。 揺動切換機構が制動状態のときのラック後端部の左側面視拡大図。 揺動切換機構が退避状態のときのラック後端部の右側面視拡大図。 揺動切換機構が制動状態のときのラック後端部の右側面視拡大図。 自転車搬入を説明するための駐輪機の左側面視説明図。 図11に続く左側面視説明図。 図11及び図12のA部分拡大断面図。 図12に続く左側面視説明図。 図14のB部分拡大断面図。 図14に続く左側面視説明図。 図16のC部分拡大断面図。 図16に続く左側面視説明図。 図18のD部分拡大断面図。 本発明に係る駐輪機の他の例として、上下2段式の駐輪機全体の概要を示す平面図。 図20の左側面図。
本発明の一実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の駐輪機の概略構造の一例を示す全体平面図であり、図2はその側面図である。図1及び図2に示す駐輪機100は、自転車BCLを搭載するための車輪(前輪FWや後輪RWの出入口12Dが長手方向Xの後方側(一方側:出入口12D側)の端部に形成された細長い樋状のラック12と、そのラック12の長手方向Xの前方側(他方側:出入口12Dの反対側)において長手方向Xと平面視で交差する方向である横方向Yに延びて地表面E(基準面:図2参照)に配設された固定レール11とを備え、ラック12が固定レール11に沿って横方向Yに移動可能に載置される。
ラック12は、自転車BCLの前輪FWと後輪RWを同時に載せられる長さ(図18参照)があり、かつそれら両輪FW、RWを載せる際の底壁部と左右の側壁部とを有し上方には開放された、長尺の樋形状に形成される。ラック12の左右側には、搬入・搬出される自転車BCLの横方向への傾倒を防ぐサイドガード12B(図2参照)が設けられる。
また、ラック12には、長手方向Xの前方側の底面(底壁部下面)に、複数のころ12R(転動体;図2参照)を介して固定レール11に横スライド可能に係合するスライド枠12Cが設けられる。また、ラック12には、長手方向Xの後方側に、地表面E上を横方向Yに転動可能な横移動用のキャスタ14(遊動輪、補助車輪)が設けられる。このように、各ラック12は前方側が固定レール11、後方側がキャスタ14でそれぞれ支持され、キャスタ14の転動に伴い固定レール11に沿って横方向Yにスライド移動可能である。
なお、ラック12(長手方向X)は、平面視において、固定レール11(横方向Y)に対し直交しても、斜め交差してもどちらでもよい。ここでのラック12は直線状の固定レール11に対し地表面E上で斜め交差しており、ラック12の幅方向である短手方向yと固定レール11の延出方向(横方向Y)とが一致していない。
また、ラック12は、固定レール11に支持される形で複数設置できる。例えばラック12として、スライド枠12Cの固定位置が長手方向Xにおいて互いに異なる複数タイプ(ここでは2種のタイプ)のものを用意し、それらを組み合わせて左右交互に配置する。これにより、隣り合うラック12に前入れ式で搬入された自転車BCLのハンドル位置が前後にずれて干渉しなくなり(前端ずらし駐輪)、横方向Yにおける駐輪間隔を詰めることができる。
ラック12は、出入口12Dから先に導入される自転車BCLの車輪である先行搬入車輪(例えば前輪FW)を保持した状態で、長手方向Xの後方側から前方側に向かって移動可能に載置された車輪移動台車13を備える。なお、以下では先行搬入車輪を前輪FW、それに続いて後から導入される後続搬入車輪を後輪RWとして説明する。ただし、先行搬入車輪を後輪RW、後続搬入車輪を前輪FWとしてもよい。
車輪移動台車13は、前輪FWのみを載せられる長さ(図14、図16、図18参照)があり、かつその前輪FWを載せる際の天井壁部と左右の側壁部とを有し下方には開放された、直方体の底なし箱形状に形成される。
具体的には、図3及び図4に示すように、車輪移動台車13の天井壁部には長手方向Xに延びる楕円形状又は長方形状の先行車輪収容孔である長孔13aが上下方向に貫通し、出入口12Dから搬入されたの自転車BCLの前輪FWの下部が長孔13aに落ち込んで支持される。なお、このとき収容された前輪FWの上部及び左右両側部は車輪ガード13bに囲まれて保持される。
また、車輪移動台車13の左右の側壁部には複数のころ13e(転動体)が軸支され、ラック12の内底面上を前後方向に移動できる。具体的にいえば、図5及び図6に示すように、ラック12の左右の側壁部にはそれぞれガイドレール部12Gが設けられ、それぞれの内側に車輪移動台車13のころ13eが前後方向に転動可能な形に係合している。これにより、車輪移動台車13は、ガイドレール部12Gに沿って前後方向に移動可能とされている。なお、図6はラックを前方側から見た拡大図であり、出入口部12の図示が省略されている
さらに、箱形状の車輪移動台車13の内部(ここでは内部後方側)には前後方向に長い揺動板13cが設けられ、揺動板13cの中央よりもやや前方の中間部に揺動支軸13dが配置される。揺動支軸13dは先行車輪収容孔である長孔13aの後端部近傍において左右の側壁部に支持され、揺動板13cをシーソー揺動可能に軸支する。したがって、通常時(即ち、前輪FW搬入前)において、揺動板13cは、自重により前部側が上がり後部側が下がるように揺動支軸13dの周りで回動し、前部側が長孔13aから上方に突出するとともに後部側がラック12の後端部の底壁部に開口する揺動板係合孔12e(図5参照)内に降下して係合し、車輪移動台車13はラック12に移動不能に固定される(移動ロック状態:図13参照)。一方、搬入により前輪FWの下部が接触すると、揺動板13cは、接触により前部側が下がり後部側が上がるように揺動支軸13dの周りで回動して、揺動板係合孔12eとの係合が解かれ、車輪移動台車13はラック12に対し前方移動可能となる(移動ロック解除状態:図15参照)。なお、図13及び図15では後述する揺動切換機構15の図示が省略されている。
前部側が下がる回動が生じた揺動板13cは、揺動板係合孔12eとの係合が解かれた状態となる所定の係合解除位置において、前部側が回動規制部をなすラック12内をその幅方向に跨るように配置された軸状部12fと当接し(図15参照)、前部側がさらに下がる回動が阻止される。逆に、後部が下がる回動が生じた揺動板13cは、揺動板係合孔12eとの係合状態となる所定の係合位置において、後部側が回動規制部をなすラック12の揺動板係合孔12eの周辺部と当接し(図13参照)、後部側がさらに下がる回動が阻止される。このように揺動板13cは、所定の回動範囲内で回動(揺動)する。
また、ラック12は、図1及び図2に示すように、固定レール11に沿った横方向のスライド移動に対する制動手段としての揺動切換機構15を、ラック12の長手方向Xの後方側に備える。これにより、ラック12を横方向にスライド移動できない状態とすることが可能になり、自転車BCLの搬入を容易かつ安全に行うことができる。ここでの揺動切換機構15はラック12の長手方向Xの後方側において出入口12Dとキャスタ14との間に配置されている。
揺動切換機構15は、図7~図10に示すように、揺動部材15S及び回転ローラ15R(転動輪、回転部材)を有する。揺動部材15Sは、ラック12の幅方向y(即ち、短手方向)に沿って水平状に配置された揺動軸線15sの周りに回動可能となるように基端部15pがラック12に保持される。回転ローラ15Rは、揺動軸線15sに平行な回転軸線15rの周りに回転可能となるように揺動部材15Sの先端部15qに保持される。そして、揺動切換機構15は、回転ローラ15Rが地表面Eに回転不能に押圧される制動状態(又は制動位置:図8、図10参照)と、回転ローラ15Rが地表面Eから浮上する待避状態(又は待避位置:図7、図9参照)とを、揺動軸線15sから地表面Eに至る仮想鉛直面Pを挟んだ形で振り子のように反転して切り替えることができる。
具体的にいえば、揺動切換機構15は、揺動部材15Sに対する回転モーメントM(操作力モーメントM:図7参照)の付加によって回転軸線15rが仮想鉛直面Pを通過して待避状態から制動状態に移行する(図7、図9→図8、図10)。この移行の際、回転ローラ15Rは、地表面Eにて所定方向に回転しながらラック12の長手方向Xの後方側を昇降変動させた後、回転ローラ15R自身が地表面Eに対し回転停止状態で接触するとともに、キャスタ14を地表面Eに対し浮遊状態に保持する。このように揺動切換機構15は、制動状態(図8、図10参照)となることでキャスタ14が浮遊し、ラック12の横滑りを阻止できる状態、つまりはラック12への自転車BCLの搬入に適した形態となる。
一方で、揺動切換機構15は、揺動部材15Sに対する回転モーメントW(重力モーメントW:図10参照)の付加によって回転軸線15rが仮想鉛直面Pを逆向きに通過して制動状態から待避状態に移行する(図8、図10→図7、図9)。この移行の際、回転ローラ15Rは、地表面Eにて逆方向に回転しながらラック12の長手方向Xの後方側を昇降変動させた後、回転ローラ15R自身が地表面Eに対し浮遊状態で静止するとともに、キャスタ14を地表面Eに対し転動可能状態で接触させる。つまり、退避状態(図7、図9参照)となることでキャスタ14が地表面Eに接触し、ラック12の横移動が可能な状態、即ち自転車搬入状態又は空状態でラック12を横移動させる形態となる。
また、ラック12は、図9及び図10に示すように、揺動切換機構15を常に待避状態側に付勢する付勢部材16を、ラック12の長手方向Xの後方側に備える。付勢部材16は、ここでは引張コイルスプリングであるが、ガススプリング等を用いてもよい。
付勢部材16は、揺動部材15Sに回転モーメントM(操作力モーメントM:図7参照)が作用して待避状態から制動状態に移行するとき(即ち、揺動部材15Sが操作力モーメントMを受けて回転ローラ15Rが制動状態に移行したとき:図7、図9→図8、図10)、回転ローラ15Rを地表面Eに回転不能に押圧維持する(図8、図10参照)。一方、付勢部材16は、揺動部材15Sに回転モーメントW(重力モーメントW)が作用して制動状態から待避状態に移行するとき(即ち、揺動部材15Sが重力モーメントWを受けて回転ローラ15Rが待避状態に移行したとき図8、図10→図7、図9)、その待避状態を維持する(図7、図9参照)。
このように揺動切換機構15及び付勢部材16は、ラック12の制動手段(制動装置)を構成する主要な要素であり、また操作力モーメントM又は重力モーメントWが作用したときのみ制動状態(制動位置)と待避状態(待避位置)とに交互に切り換え作動する死点越え機構である。
具体的にいえば、制動状態(図8及び図10参照)に移行した回転ローラ15Rは、退避状態(図7、図9参照)に常時戻そうとする付勢部材16の付勢力によって地表面Eに押圧される。この押圧により、回転ローラ15Rは地表面Eに対し回転不能に維持される。その結果、揺動切換機構15は、ラック12の横滑りを阻止できる状態、即ち制動状態となる。加えて、本実施例では、ラック12の自重が加わることで地表面Eに対する回転ローラ15Rの押圧力が増し、制動力と制動状態の維持が強化されている。この制動状態においてキャスタ14は地表面Eに対し浮上している。
退避状態(図7及び図9参照)に移行した回転ローラ15Rは地表面Eに対し浮上し、回転ローラ15Rによる制動力が作用しない状態となる。この退避状態においてキャスタ14が地表面E上に着地して転動可能となり、ラック12の固定レール11に沿った横スライドを可能にしている。回転ローラ15Rは、付勢部材16の継続的な付勢力により地表面Eに対する浮上状態、即ち退避状態に維持される。
制動状態から退避状態に移行するときは(図8、図10→図7、図9)、揺動部材15Sを揺動させて回転ローラ15Rを仮想鉛直面Pを越えて後方側(出入口12D側)に移動させ、回転ローラ15Rを浮上させる必要がある。ところが、回転ローラ15Rが仮想鉛直面Pを越えるにあたっては、ラック12を一旦上方に押し上げる必要があるが、制動状態(図8、図10参照)においては、その押し上げがラック12の自重と付勢部材16の付勢力の下向き成分とによって妨げられており、退避状態には移行しない。しかしながら、自転車BCLが搬入されると、その重さV(図17参照)が揺動部材15Sに伝達されて重力モーメントW(図8、図10参照)が作用し、ラック12の自重及び付勢部材16の付勢力(下向き成分)に抗してラック12が押し上げられ、付勢部材16の付勢力(後方向き成分)にもアシストされる形で揺動部材15Sが後方側(出入口12D側)へと回転(揺動)する。このとき、回転ローラ15Rは地表面E上を転動する形で仮想鉛直面Pよりも後方へ移動する。その後、付勢部材16の継続的な付勢力によって、キャスタ14が着地する退避状態(図7、図9参照)へと移行する。
退避状態から制動状態に移行するときは(図7、図9→図8、図10)、揺動部材15Sを揺動させて回転ローラ15Rを仮想鉛直面Pを越えて前方側(出入口12Dの反対側)に移動させる必要がある。ところが、回転ローラ15Rが仮想鉛直面Pを越えるにあたってはラック12を上方に押し上げる必要があり、さらにこの退避状態においては、付勢部材16の付勢力が常に揺動部材15Sに作用して退避状態を維持しているため、この付勢力とラック12の自重との双方に抗してラック12を押し上げなければならない。しかしながら、揺動部材15Sが駐輪作業者によって操作(符号F:図11参照)されて操作力モーメントM(図7参照)を受けると、ラック12の自重と付勢部材16の付勢力との双方に抗してラック12が押し上げられ、揺動部材15Sが前方側(出入口12Dの反対側)へと回転(揺動)する。このとき、回転ローラ15Rは地表面E上を転動する形で仮想鉛直面Pよりも前方へ移動する。仮想鉛直面Pよりも前方へ移動した回転ローラ15Rは、地表面E(基準面)に回転不能に押圧維持され、かつキャスタ14が浮上した制動状態(図7、図9参照)へと移行する。
以下、本実施例の揺動切換機構15についてさらに詳細に説明する。
揺動部材15Sは、図7~図10に示すように、その基端部15pがラック12の側壁部と摺接しながら揺動軸線15sの周りに回動可能に保持される。揺動部材15Sの回動時の摺接抵抗は、揺動軸線15s方向の押圧力調整によって変更可能である。ここでは、図5及び図6に示すように、対をなす板状の揺動アーム15S4の一端(基端部15p)がラック12の左右の側壁部を外側から挟むように対向配置され、それぞれが締結部材15Nによって対応する側の側壁部に取り付けられる一方、締結部材15Nとラック12の側壁部との間には押圧力調整手段15Pである圧縮コイルスプリングが圧縮保持される。この押圧力調整を行う手段15P(押圧力調整手段15P)は、例えば圧縮コイルスプリングや菊座金等とすることができる。また、対をなす板状の揺動アーム15S4の他端(先端部15q)には、共通の回転軸線15rの周りを回転可能な回転ローラ15Rがそれぞれ取り付けられる。対をなす揺動アーム15S4の他端は、回転軸線15rと同方向に延びる連結軸部15S5によって連結され一体化されている。
揺動部材15Sには、図7~図10に示すように、人為的な踏み込み力を受け止めて操作力モーメントMを生み出すために作業者の足を載せる足載せ部15S3(踏み込み操作部)と、搬入自転車BCLの自重を受け止めて重力モーメントWを生み出すために後から導入される車輪である後輪RW(後続搬入車輪)を載せる車輪載せ部15S1と、が側面視で(即ち、揺動軸線15s方向から見て)揺動軸線15sと回転軸線15rとを結ぶ線分RSを挟んで両側に位置するように設けられる。
そして、ラック12に自転車BCLが搭載されていない空車状態において、足載せ部15S3に対する踏み込み操作力F(図11参照)の付加により揺動切換機構15の回転ローラ15Rが待避状態から制動状態に移行し(図7、図9→図8、図10)、地表面Eにおける回転ローラ15Rの回転制止によりラック12が地表面Eに対して拘束され自転車BCLを搬入可能とする。さらに、上記ラック12が地表面Eに対して拘束された拘束状態(即ち、揺動切換機構15の制動状態)において、車輪載せ部15S1に対する搬入自転車BCLの自重V(図16、図17参照)の付加により揺動切換機構15の回転ローラ15Rが制動状態から待避状態に移行し(図8、図10→図7、図9)、キャスタ14が地表面Eに着地してラック12が自転車BCLを搭載しつつ横方向Yに移動可能となる。
ラック12は、図17及び図19に示すように、長手方向Xの後方側の予め定められた停止位置に、車輪載せ部15S1が通過可能な貫通孔12hが形成される。ここでの貫通孔12hは、ラック12の底壁部を上下方向に貫通し、かつ長手方向X(前後方向)に長い長孔状をなす。車輪載せ部15S1は、その貫通孔12hに隣接して設けられる。出入口12Dから自転車BCLが搬入及び搬出されるとき、車輪移動台車13が前輪FWをラック12の底壁部上に保持した状態で長手方向Xの後方側と前方側との間を往復移動することにより、車輪載せ部15S1と前輪FWとの接触が回避される。ここでの車輪移動台車13は、天井壁部に形成された長孔13aにて前輪FWを支持しており、支持された前輪FWはその下端部がラック12の底壁部に対し空隙を挟んで上方に位置する(図15参照)。車輪移動台車13は、側壁部に軸支されたころ13eによってラック12上を前後進するが、その前後進は、車輪載せ部15S1の先端(先端面15b)が貫通孔12hから上方に突出していても、支持している前輪FWや揺動板13c等の他の台車部位等が干渉しない。
具体的にいえば、車輪載せ部15S1は、その貫通孔12hを通過するように、ラック12の短手方向y(幅方向)の中央に位置し(図5、図6参照)、対をなす揺動アーム15S4の双方に対し締結固定され一体化されている(図6参照)。
また、車輪載せ部15S1は、図8及び図10に示すように、揺動切換機構15が制動状態にあるとき、貫通孔12hを上方に突出して先端面15b(車輪載せ面)がラック12の底壁部よりも上方に突出して位置する(図17参照)。これにより、車輪載せ部15S1は、前輪FWが搬入されて車輪移動台車13が前進した後、続いて搬入される後輪RWによって押し下げられる。車輪載せ部15S1の突出位置は、揺動部材15Sの前方側回転規制部15u(前方側揺動規制部)がラック12(ここではラック12の底壁部)と当接する位置であり、この当接状態がラック12の自重によって維持される(図17参照)。ここでの前方側回転規制部15uは、図6に示すように、上方向に突出する車輪載せ部15S1の先端面15bの両側端(ラック12の両側方側に位置する端部)から貫通孔12hを通過して下方に延出した先の位置で、それぞれから側方外向きに延びる板状延出部として形成されている(図5、図6参照)。
他方、車輪載せ部15S1は、図7及び図9に示すように、揺動切換機構15が退避状態にあるとき、全体がラック12の底壁部よりも下方に位置する(図19参照)。この車輪載せ部15S1の退避位置は、揺動部材15Sの後方側回転規制部15t(後方側揺動規制部)がラック12(ここではラック12の底壁部)と当接する位置と定められており、この当接状態が付勢部材16の付勢力によって維持される。ここでの後方側回転規制部15tは、ラック12の底壁部よりも常時下方となる位置において、対向配置される揺動アーム15S4を橋渡す形で連結する断面L字状の板状橋渡し部の端部として形成されている(図6参照)。
足載せ部15S3は、図5及び図6に示すように、ラック12の短手方向y(幅方向)の一方側に配置される部位である。足載せ部15S3は、揺動切換機構15(揺動部材15S)が退避状態にあるときに上方に位置し、制動位置にあるときに下方に位置する。図5に示すように、足載せ部15S3において上方を臨む足踏み面15fは、揺動軸線15sに対し遠い側(図5上側)が近い側(図5下側)よりも幅広に形成される。ここでの足載せ部15S3は、ラック12の短手方向y(幅方向)の一方側に位置する揺動アーム15S4に対し締結固定され一体化されている。
また、揺動部材15Sは、図5及び図6に示すように、ラック12の短手方向y(幅方向)の他方側、即ち足載せ部15S3とは逆側に付勢力伝達部15S2を有する。図9及び図10に示すように、ここでの付勢力伝達部15S2は、自身よりも前方側でラック12に一端が連結された付勢部材16の、他端側が連結される部位である。この付勢力伝達部15S2は、一端側が揺動アーム15S4に締結固定され一体化される一方で、他端側が上方側に向けて延び出して(ここではラック12よりも上方に延びて)、その延出先端部に付勢部材16が連結されている。付勢部材16は、付勢力伝達部15S2との連結部から前方斜め下方に向けて延びるように配置され、その先でラック12に対し連結している。
駐輪機100の作動について、搬入操作順に概略を説明する。
<ラック12の制動OFF(前輪FW搬入前);図11>
図11のラック12は、自転車BCLが搬入されていない状態であり、揺動切換機構15は退避状態(図7、図9)にあって地表面Eに対しキャスタ14が着地、回転ローラ15Rが浮上している。このため、固定レール11に沿った横スライドが可能である(制動OFF状態)。車輪移動台車13はラック12の後端部に位置し、揺動板13cが自重により後部側が下がって揺動板係合孔12eに係合した移動ロック状態(図13:車輪移動台車13とラック12との相対移動禁止状態)に維持されている。
<ラック12の制動ON(前輪FW搬入前準備);図11→図12>
駐輪作業者が足載せ部15S3を踏み付け操作すると、揺動切換機構15は退避状態(図7、図9)から制動状態(図8、図10)に移行して地表面Eに対しキャスタ14が浮上し、回転ローラ15Rが着地する。これにより、長手方向Xに転動可能な回転ローラ15Rによってラック12が地表面Eに拘束され、固定レール11に沿った横スライドができなくなる(制動ON状態)。自転車BCLは搬入されていないため、車輪移動台車13は上記移動ロック状態(図13:車輪移動台車13とラック12との相対移動禁止状態)に維持されている。
<前輪FW搬入開始;図12→図14>
揺動切換機構15が制動状態(図8、図10)を維持している(制動ON状態)状態において、駐輪作業者が自転車BCLの搬入操作を開始し、前輪FWを車輪移動台車13の長孔13aに落とし込む。この落とし込みにより、揺動板13cの前部側に前輪FWが載って前部側が下がるように回動(図13→図15)し、ラック12の揺動板係合孔12eとの係合が解かれた移動ロック解除状態(図15)となる。前輪FWは、揺動板13cの前部側に載り続け、上記移動ロック解除状態が維持される。これにより、駐輪作業者は、車輪移動台車13に前輪FWを載せたままハンドルから両手を放し自転車BCLを後ろから押すことにより、ラック12に対して前輪FWの載った車輪移動台車13を前方移動しつつ、自転車BCL全体をラック12の後方から前方へと搬入していくことができる。
<後輪RW搬入終了;図14→図16→図18>
駐輪作業者が自転車BCLの搬入操作を継続し、前輪FWに続いて後輪RWをラック12の後端部に搬入させると、もともと車輪移動台車13が上記移動ロック状態にあった位置において揺動部材15Sの車輪載せ部15S1(先端面15b)が露出し、その車輪載せ部15S1(先端面15b)に後輪RWが載る(図17)。これにより、自転車BCLの自重Vによって揺動部材15Sが揺動して、揺動切換機構15(揺動部材15S)が制動状態(図8、図10)から退避状態(図7、図9)に移行し、退避状態に維持される(制動OFF状態:図19)。これにより、ラック12の固定レール11に沿った横スライドが可能となる。なお、ラック12は、揺動切換機構15の状態(制動状態/退避状態)にかかわらず前傾状態にあり、後端側が常に高い位置をとるから、前輪FWの載った車輪移動台車13が前方に向けて下る形でラック12の所定の前端位置(ここでは車輪移動台車13がラック12の前端壁部12Fと当接する位置)に到達し、自転車BCLはその位置に保持される。車輪移動台車13は、揺動板13cに前輪FWが載り続けており、上記移動ロック解除状態が維持されている。
駐輪機100の搬出時の作動について概略を説明する。
図16の自転車搭載状態において、駐輪作業者は、ラック12上の自転車BCLをそのまま後進させるだけで搬出することができる。このとき、前輪FWは車輪移動台車13に載ったままラック12の所定の後端位置まで移動し、その後端位置にてさらに自転車BCLを後進させることにより、車輪移動台車13の長孔13aに収容保持されていた前輪FWが長孔13aから後方に引き上げられ、そのままラック12の出入口12Dから後方へ搬出される。これにより、自転車BCLの搬出が完了する。長孔13aから前輪FWが引き上げられるとき、車輪移動台車13の揺動板13cは、自重により後部側が下がるように回動して(図15→図13)、ラック12の揺動板係合孔12eに落ち込んで係合し、上記移動ロック状態(図13)となってその状態が維持される。
以上、本発明の実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、追加及び省略等の種々の変更が可能である。
以下、上記した実施例とは別の実施例やそれら実施例の変形例について説明する。なお、上記実施例と共通の機能を有する部位には同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、上記実施例と、下記変形例及び別実施例とは、技術的な矛盾を生じない範囲において適宜組み合わせて実施できる。
図20及び図21に示す上下2段構成の駐輪機200は、立設された支柱21に沿って上下昇降可能な昇降ラック22を含む上段駐輪部20と、横方向Yに配設された固定レール11に沿って横スライド移動可能なラック12(スライドラック)を含む下段駐輪部10と、を有しており、この下段駐輪部10に上記実施例の駐輪機100が適用されている。なお、この下段駐輪部10(100)は、上記実施例のキャスタ14(補助車輪)に代わり、固定レール11と平行に配設された補助レール111が設けられている。これらを考慮したとき、図20及び図21に示す実施例は次のように構成される。
上段の駐輪部20は、地表面Eから所定間隔で立設された複数の支柱21と、自転車BCLを搭載した状態で各々の支柱21から片持ち状に突出し当該支柱21に沿って上下昇降可能な細長い樋状の昇降ラック22とを備える一方、下段の駐輪部10(100)は、自転車BCLを搭載するための車輪FW、RWの出入口12Dが長手方向Xの一方側(例えば後方側)の端部に形成された複数の細長い樋状のスライドラック12と、各々のスライドラック12の長手方向Xの他方側(例えば前方側)において長手方向Xと平面視で交差する方向である横方向Yに延びて地表面Eに(水平状に)配設された1本の固定レール11とを備える上下2段構成であり、かつ各々のスライドラック12が固定レール11に沿って横方向Yに移動可能に載置された駐輪機200である。
このうち、下段の駐輪部10は、図1~図19に示す駐輪機100と同一構成であるため、共通する部位には同符号を付して説明を省略する。
また、上述の実施例において、平面視で長手方向におけるスライド枠12Cの位置は同じになるようにして、ラック12の出入口12Dに自転車BCLを前輪FWから入れる前入れと、後輪RWから入れる後入れとを組み合わせて左右交互に配置すること(前後入れ駐輪)によって、長手方向のトータルの長さを抑制しつつ下段駐輪部10(100)における駐輪間隔を詰めることができる。また、側面視で長手方向におけるスライド枠12Cの位置は同じになるようにして、ラック12が固定レール11に対し水平な形態と、長手方向他端側(出入口12Dと反対側)が高位となって傾斜する形態とを組み合わせて左右交互に配置すること(前端段差駐輪)によっても、長手方向のトータルの長さを抑制しつつ下段駐輪部10(100)における駐輪間隔を詰めることができる。
また、上述の実施例において、貫通孔12hは、図17及び図19に示すように、車輪載せ部15S1のみが通過可能な形で貫通形成されているが、後輪RWの下端部及び車輪載せ部15S1の双方が通過可能な形で貫通形成されてもよい。この場合、車輪載せ部15S1は、揺動切換機構15の制動状態において貫通孔12hから上方に突出して位置するとともに、後輪RWと共に貫通孔12hを下方に通過して退避状態に移行する。
また、貫通孔12hは、後輪RWの下端部のみが通過可能な形で貫通形成されてもよい。この場合、車輪載せ部15S1は、揺動切換機構15の制動状態において貫通孔12hよりも下方に位置するとともに、後輪RWが貫通孔12hを下方に通過する際にさらに押し下げられて退避状態に移行するように形成できる。また、後輪RWの下端部が貫通孔12hを下方に通過する構成の場合、貫通孔12hは、後輪RWの下端部を受け入れて保持するように形成できる。これにより、後輪RWが貫通孔12hに落ち込んで保持され停止するから、前輪FWを載せた車輪移動台車13の移動を停止させることが可能になる。
本発明は、歩道上・公園内等に常設された屋外駐輪場、マンション・アパート等に開設された屋内駐輪場、ビル・地下駅等に併設された地下駐輪場を問わず、これらに設置されたいずれの駐輪機にも適用できる。
100 駐輪機
11 固定レール
12 ラック(スライドラック)
12D 出入口
12h 貫通孔
13 車輪移動台車
14 キャスタ(補助車輪、遊動輪)
15 揺動切換機構
15S 揺動部材
15S1 車輪載せ部
15S2 付勢力伝達部
15S3 足載せ部
15S4 揺動アーム
15s 揺動軸線
15p 基端部
15q 先端部
15R 回転ローラ(回転部材)
15r 回転軸線
15P 押圧力調整手段
16 付勢部材
200 駐輪機
10 下段駐輪部
20 上段駐輪部
21 支柱
22 昇降ラック
111 補助レール
X 長手方向
Y 横方向
y 幅方向(短手方向)
BCL 自転車
FW 前輪(先行搬入車輪)
RW 後輪(後続搬入車輪)
E 地表面(基準面)
P 仮想鉛直面
M 操作力モーメント
W 重力モーメント

Claims (10)

  1. 自転車を搭載するための車輪の出入口が長手方向一方側の端部に形成された細長い樋状のラックと、そのラックの長手方向他方側において長手方向と平面視で交差する方向である横方向に延びて基準面に配設された固定レールとを備え、前記ラックが前記固定レールに沿って横方向に移動可能に載置された駐輪機であって、
    基準面上を横方向に転動可能に前記ラックに配置された補助車輪と、
    前記ラックの幅方向に沿って水平状に配置された揺動軸線の周りに回動可能となるように基端部が前記ラックに保持された揺動部材、及び前記揺動軸線に平行な回転軸線の周りに回転可能となるように前記揺動部材の先端部に保持された回転部材を有し、前記揺動部材の回動により前記揺動軸線から基準面に至る仮想鉛直面を前記回転軸線が横切る際に、人為的な踏み込み操作力に基づき前記揺動部材に作用する操作力モーメントによって前記回転部材が基準面に回転不能に押圧される制動状態と、搬入自転車の自重に基づき前記揺動部材に作用する重力モーメントによって前記回転部材が基準面から浮上する待避状態とに前記仮想鉛直面を挟んで振り子のように反転して切り換えられる揺動切換機構と、
    前記揺動切換機構を常に前記待避状態側に付勢する付勢部材と、を前記ラックの長手方向一方側に備え、
    前記操作力モーメントが作用するとき、前記回転部材が前記制動状態に移行し前記付勢部材が前記回転部材を基準面に回転不能に押圧維持する一方、
    前記重力モーメントが作用するとき、前記回転部材が前記待避状態に移行し前記付勢部材がその待避状態を維持することを特徴とする駐輪機。
  2. 前記揺動部材に対する前記操作力モーメントの付加によって前記揺動切換機構の回転軸線が前記仮想鉛直面を通過して前記待避状態から前記制動状態に移行する際、前記回転部材は基準面にて所定方向に回転しながら前記ラックの長手方向一方側を昇降変動させた後、自身が基準面に対し回転停止状態で接触するとともに、前記補助車輪を基準面に対し浮遊状態に保持する一方、
    前記揺動部材に対する前記重力モーメントの付加によって前記揺動切換機構の回転軸線が前記仮想鉛直面を通過して前記制動状態から前記待避状態に移行する際、前記回転部材は基準面にて逆方向に回転しながら前記ラックの長手方向一方側を昇降変動させた後、自身が基準面に対し浮遊状態で静止するとともに、前記補助車輪を基準面に対し転動可能状態で接触させる請求項1に記載の駐輪機。
  3. 前記揺動切換機構は、前記ラックの長手方向一方側において前記出入口と前記補助車輪との間に配置される請求項1又は請求項2に記載の駐輪機。
  4. 前記揺動部材の基端部は、前記ラックの側壁部と摺接しながら前記揺動軸線の周りに回動可能に保持され、その回動時の摺接抵抗は揺動軸線方向の押圧力調整によって変更可能である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の駐輪機。
  5. 前記揺動切換機構には、人為的な踏み込み力を受け止めて前記操作力モーメントを生み出すために作業者の足を載せる足載せ部と、搬入自転車の自重を受け止めて前記重力モーメントを生み出すために後から導入される車輪である後続搬入車輪を載せる車輪載せ部と、が側面視で前記揺動軸線と前記回転軸線とを結ぶ線分を挟んで両側に位置するように設けられている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の駐輪機。
  6. 前記ラックに自転車が搭載されていない空車状態において、前記足載せ部に対する踏み込み操作力の付加により前記揺動切換機構の回転部材が前記待避状態から前記制動状態に移行し、基準面における前記回転部材の回転制止により前記ラックが基準面に対して拘束され自転車を搬入可能とする請求項5に記載の駐輪機。
  7. 前記ラックが基準面に対して拘束された拘束状態において、前記車輪載せ部に対する搬入自転車の自重付加により前記揺動切換機構の回転部材が前記制動状態から前記待避状態に移行し、前記補助車輪が基準面に着地して前記ラックが自転車を搭載しつつ横方向に移動可能となる請求項6に記載の駐輪機。
  8. 前記ラックには、前記出入口から先に導入される車輪である先行搬入車輪を保持した状態で、長手方向一方側から他方側に向かって移動可能に載置された車輪移動台車をさらに備える請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の駐輪機。
  9. 前記ラックの長手方向一方側において予め定められた停止位置には、前記後続搬入車輪の下端部及び前記車輪載せ部のうち少なくとも一方が通過可能な貫通孔が形成されるとともに、前記車輪載せ部は前記貫通孔に隣接して設けられ、
    前記出入口から自転車が搬入及び搬出されるとき、前記車輪移動台車が前記先行搬入車輪を前記ラックの底壁部上に保持した状態で長手方向一方側と他方側との間を往復移動することにより、前記車輪載せ部と前記先行搬入車輪との接触が回避される請求項8に記載の駐輪機。
  10. 上段の駐輪部は、基準面から所定間隔で立設された複数の支柱と、自転車を搭載した状態で各々の前記支柱から片持ち状に突出し当該支柱に沿って上下昇降可能な細長い樋状の昇降ラックとを備える一方、下段の駐輪部は、自転車を搭載するための車輪の出入口が長手方向一方側の端部に形成された複数の細長い樋状のスライドラックと、各々のスライドラックの長手方向他方側において長手方向と平面視で交差する方向である横方向に延びて基準面に配設された1本の固定レールとを備える上下2段構成であり、かつ各々の前記スライドラックが前記固定レールに沿って横方向に移動可能に載置された駐輪機であって、
    前記下段の駐輪部は、各々の前記スライドラックの長手方向一方側において、
    前記固定レールと平行に基準面上に配設された1本の補助レール又は基準面上を横方向に転動可能に各々の前記スライドラックに配置された1若しくは複数の補助車輪と、
    各々の前記スライドラックの幅方向に沿って水平状に配置された揺動軸線の周りに回動可能となるように基端部が前記スライドラックに保持された揺動部材、及び前記揺動軸線に平行な回転軸線の周りに回転可能となるように前記揺動部材の先端部に保持された回転部材を有し、前記揺動部材の回動により前記揺動軸線から基準面に至る仮想鉛直面を前記回転軸線が横切る際に、人為的な踏み込み操作力に基づき前記揺動部材に作用する操作力モーメントによって前記回転部材が基準面に回転不能に押圧される制動状態と、搬入自転車の自重に基づき前記揺動部材に作用する重力モーメントによって前記回転部材が基準面から浮上する待避状態とに前記仮想鉛直面を挟んで振り子のように反転して切り換えられる揺動切換機構と、
    各々の前記揺動切換機構を常に前記待避状態側に付勢する付勢部材と、を備え、
    前記操作力モーメントが作用するとき、前記揺動部材が前記制動状態に移行し前記付勢部材が前記回転部材を基準面に回転不能に押圧維持する一方、
    前記重力モーメントが作用するとき、前記揺動部材が前記待避状態に移行し前記付勢部材がその待避状態を維持することを特徴とする駐輪機。
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