JPH09254841A - 駐輪装置用スライドブロックおよびパレット - Google Patents
駐輪装置用スライドブロックおよびパレットInfo
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- JPH09254841A JPH09254841A JP6692496A JP6692496A JPH09254841A JP H09254841 A JPH09254841 A JP H09254841A JP 6692496 A JP6692496 A JP 6692496A JP 6692496 A JP6692496 A JP 6692496A JP H09254841 A JPH09254841 A JP H09254841A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価な構造により、自転車の前輪受け台に対
する保持と、この前輪受け台のパレットに対する案内と
を確実に行う。 【解決手段】 自転車の前輪の両側面を規制する側板７
ａと、この前輪が所定の載置位置にあるときにその前輪
の前後位置を規制する位置決め体（第１保持座８および
第２保持座９）とを前輪受け台７に設け、この前輪受け
台７をガイドローラ１２，１４によりガイドレール５上
を転動させて前後方向に移動させる。また、この前輪受
け台７に前輪が載置されていないときにはキャッチャー
１８によってパレットフレーム１にロックさせ、前輪が
所定位置に載置されたときにそのロックを解除する構成
とする。
する保持と、この前輪受け台のパレットに対する案内と
を確実に行う。 【解決手段】 自転車の前輪の両側面を規制する側板７
ａと、この前輪が所定の載置位置にあるときにその前輪
の前後位置を規制する位置決め体（第１保持座８および
第２保持座９）とを前輪受け台７に設け、この前輪受け
台７をガイドローラ１２，１４によりガイドレール５上
を転動させて前後方向に移動させる。また、この前輪受
け台７に前輪が載置されていないときにはキャッチャー
１８によってパレットフレーム１にロックさせ、前輪が
所定位置に載置されたときにそのロックを解除する構成
とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車の立体駐輪
設備に用いられる駐輪装置用スライドブロックおよびパ
レットに関するものである。
設備に用いられる駐輪装置用スライドブロックおよびパ
レットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近、例えば駅の周辺の駐輪設備におい
て土地の狭隘化に対処したものとして、立体駐輪設備が
注目されつつある。従来提案されている立体駐輪設備の
中には、複数台の自転車を自立状態でパレット上に載
せ、このパレットを循環式の昇降装置により昇降させて
格納する方式のものがある。この場合、自動車と違っ
て、パレット上に自転車を確実に自立させる構造である
ことが要求される。
て土地の狭隘化に対処したものとして、立体駐輪設備が
注目されつつある。従来提案されている立体駐輪設備の
中には、複数台の自転車を自立状態でパレット上に載
せ、このパレットを循環式の昇降装置により昇降させて
格納する方式のものがある。この場合、自動車と違っ
て、パレット上に自転車を確実に自立させる構造である
ことが要求される。
【０００３】従来、この自転車を自立させるための構造
として、パレット上に丸鋼を折り曲げて構成される前輪
受け台を設け、この前輪受け台にて自転車の前輪を挟み
込み自立させるのが一般的である。この場合、自転車を
パレット上に載せて前輪受け台に支持させる作業は、人
手により行われている。
として、パレット上に丸鋼を折り曲げて構成される前輪
受け台を設け、この前輪受け台にて自転車の前輪を挟み
込み自立させるのが一般的である。この場合、自転車を
パレット上に載せて前輪受け台に支持させる作業は、人
手により行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の前輪受け台の構造では、前輪の左右方向（自転車の
倒れ方向）の保持が十分でないという問題点があるほ
か、この前輪受け台が丸鋼の折り曲げにより形成されて
いるので加工費のコストアップが避けられないという問
題点がある。また、前述のように自転車をパレット上に
載せる作業を人手により行うのでは、その作業が煩雑で
あるとともに、作業者に危険が伴うという問題点があ
る。
来の前輪受け台の構造では、前輪の左右方向（自転車の
倒れ方向）の保持が十分でないという問題点があるほ
か、この前輪受け台が丸鋼の折り曲げにより形成されて
いるので加工費のコストアップが避けられないという問
題点がある。また、前述のように自転車をパレット上に
載せる作業を人手により行うのでは、その作業が煩雑で
あるとともに、作業者に危険が伴うという問題点があ
る。
【０００５】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、安価な構造により自転車の前輪受
け台に対する保持を確実に行うことができ、またその自
転車をパレット上に載せる作業を容易に自動化すること
のできる駐輪装置用スライドブロックおよびそのスライ
ドブロックを搭載した駐輪装置用パレットを提供するこ
とを目的とするものである。
めになされたもので、安価な構造により自転車の前輪受
け台に対する保持を確実に行うことができ、またその自
転車をパレット上に載せる作業を容易に自動化すること
のできる駐輪装置用スライドブロックおよびそのスライ
ドブロックを搭載した駐輪装置用パレットを提供するこ
とを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述の
目的を達成するために、本発明による駐輪装置用スライ
ドブロックは、自転車の前輪を保持して前後にスライド
させる駐輪装置用スライドブロックであって、（ａ）前
記前輪の両側面を規制する側板と、この前輪が所定の載
置位置にあるときにその前輪の前後位置を規制する位置
決め体とを有する前輪受け台、（ｂ）この前輪受け台に
取り付けられてパレットフレームに設けられるガイドレ
ール上を転動することによりその前輪受け台の移動を案
内するガイドローラおよび（ｃ）前記前輪が前記前輪受
け台の所定位置に載置されたときにその前輪受け台の前
記パレットフレームに対するロックを解除するロック手
段を備えることを特徴とするものである。
目的を達成するために、本発明による駐輪装置用スライ
ドブロックは、自転車の前輪を保持して前後にスライド
させる駐輪装置用スライドブロックであって、（ａ）前
記前輪の両側面を規制する側板と、この前輪が所定の載
置位置にあるときにその前輪の前後位置を規制する位置
決め体とを有する前輪受け台、（ｂ）この前輪受け台に
取り付けられてパレットフレームに設けられるガイドレ
ール上を転動することによりその前輪受け台の移動を案
内するガイドローラおよび（ｃ）前記前輪が前記前輪受
け台の所定位置に載置されたときにその前輪受け台の前
記パレットフレームに対するロックを解除するロック手
段を備えることを特徴とするものである。
【０００７】利用者が自転車の入庫時に前輪を入庫位置
にある前輪受け台に挿入して所定の載置位置に載置する
と、この前輪の両側面が側板により規制されるととも
に、前後位置が位置決め体により規制されてその前輪が
前輪受け台に対して確実に保持される。また、この載置
時にロック手段のロックが解除されることにより前輪受
け台の前方への移動が許容される。さらに、この前輪受
け台の移動時にはガイドローラがパレットフレームに設
けられるガイドレールに案内されることにより、この前
輪受け台がパレットに対して確実に案内されてそのパレ
ットの所定位置に保持される。一方、格納されている自
転車の出庫時には、前述の逆の動作により入庫位置まで
自転車が排出された後に、利用者が前輪を前輪受け台か
ら降ろすと、この前輪受け台がパレットフレームに対し
てロックされてその前輪受け台が入庫位置に確実に保持
される。本発明によれば、前輪受け台が板体により構成
されているので材料費，加工費共に安価に製作すること
ができ、量産化に適している。
にある前輪受け台に挿入して所定の載置位置に載置する
と、この前輪の両側面が側板により規制されるととも
に、前後位置が位置決め体により規制されてその前輪が
前輪受け台に対して確実に保持される。また、この載置
時にロック手段のロックが解除されることにより前輪受
け台の前方への移動が許容される。さらに、この前輪受
け台の移動時にはガイドローラがパレットフレームに設
けられるガイドレールに案内されることにより、この前
輪受け台がパレットに対して確実に案内されてそのパレ
ットの所定位置に保持される。一方、格納されている自
転車の出庫時には、前述の逆の動作により入庫位置まで
自転車が排出された後に、利用者が前輪を前輪受け台か
ら降ろすと、この前輪受け台がパレットフレームに対し
てロックされてその前輪受け台が入庫位置に確実に保持
される。本発明によれば、前輪受け台が板体により構成
されているので材料費，加工費共に安価に製作すること
ができ、量産化に適している。
【０００８】この駐輪装置用スライドブロックにおい
て、前記位置決め体は、前記前輪の前輪受け台への挿入
時にその前輪が乗り越える山形状の第１保持座と、この
第１保持座の前方に設けられる傾斜形状の第２保持座と
よりなる構造とするのが好ましい。こうすることで、簡
単な構造により前輪の前後方向の位置決めを確実に行う
ことができる。
て、前記位置決め体は、前記前輪の前輪受け台への挿入
時にその前輪が乗り越える山形状の第１保持座と、この
第１保持座の前方に設けられる傾斜形状の第２保持座と
よりなる構造とするのが好ましい。こうすることで、簡
単な構造により前輪の前後方向の位置決めを確実に行う
ことができる。
【０００９】前記ガイドローラは、前記ガイドレールを
上下から挟むように設けられる第１ローラと第２ローラ
とよりなるのが好ましい。このような構成により、前輪
受け台の移動時にその前輪受け台が上下方向にガタつく
ことなくガイドレールに確実に案内されて移動すること
ができる。
上下から挟むように設けられる第１ローラと第２ローラ
とよりなるのが好ましい。このような構成により、前輪
受け台の移動時にその前輪受け台が上下方向にガタつく
ことなくガイドレールに確実に案内されて移動すること
ができる。
【００１０】前記ロック手段は、梃の一端部が前記前輪
にて押圧されることによりその梃の他端部がロック位置
からロック解除位置に回動されるように構成されている
のが好ましい。このようにすれば、前輪受け台のパレッ
トフレームに対するロック動作もしくはロック解除動作
を簡易な構成で行うことができる。
にて押圧されることによりその梃の他端部がロック位置
からロック解除位置に回動されるように構成されている
のが好ましい。このようにすれば、前輪受け台のパレッ
トフレームに対するロック動作もしくはロック解除動作
を簡易な構成で行うことができる。
【００１１】次に、本発明による駐輪装置用パレット
は、前述の駐輪装置用スライドブロックが複数基並列状
に設けられてなる駐輪装置用パレットであって、（ａ）
四隅に設けられる車輪により前後方向もしくは左右方向
に移動自在なパレットフレーム、（ｂ）前記前輪受け台
の両側方に位置するように前記パレットフレームに固着
されるガイドレールおよび（ｃ）各前輪受け台に対応し
て前記パレットフレームに固着される後輪受け台を備え
ることを特徴とするものである。
は、前述の駐輪装置用スライドブロックが複数基並列状
に設けられてなる駐輪装置用パレットであって、（ａ）
四隅に設けられる車輪により前後方向もしくは左右方向
に移動自在なパレットフレーム、（ｂ）前記前輪受け台
の両側方に位置するように前記パレットフレームに固着
されるガイドレールおよび（ｃ）各前輪受け台に対応し
て前記パレットフレームに固着される後輪受け台を備え
ることを特徴とするものである。
【００１２】この駐輪装置用パレットによれば、前輪受
け台上に載置された前輪を駆動手段により前方へ移動さ
せるとともに、後輪を後輪受け台上に載置して自転車を
パレット上に載置することができ、またそのパレットを
前後方向もしくは左右方向に移動させて所要の格納スペ
ースに移動させることができる。こうして、パレット上
の自転車の自立姿勢を確保しつつ、立体駐輪設備におけ
る所要の格納スペースに対するパレットの入出庫を確実
に行うことが可能となる。
け台上に載置された前輪を駆動手段により前方へ移動さ
せるとともに、後輪を後輪受け台上に載置して自転車を
パレット上に載置することができ、またそのパレットを
前後方向もしくは左右方向に移動させて所要の格納スペ
ースに移動させることができる。こうして、パレット上
の自転車の自立姿勢を確保しつつ、立体駐輪設備におけ
る所要の格納スペースに対するパレットの入出庫を確実
に行うことが可能となる。
【００１３】ここで、前記ガイドレールはパイプ材によ
り構成され、前記第１ローラもしくは第２ローラは鼓形
ローラとされるのが好ましい。こうすることで、前輪受
け台の前後移動時の案内を安価な構成により、かつ確実
に行うことができる。
り構成され、前記第１ローラもしくは第２ローラは鼓形
ローラとされるのが好ましい。こうすることで、前輪受
け台の前後移動時の案内を安価な構成により、かつ確実
に行うことができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】次に、本発明による駐輪装置用ス
ライドブロックおよびパレットの具体的実施例につき、
図面を参照しつつ説明する。
ライドブロックおよびパレットの具体的実施例につき、
図面を参照しつつ説明する。
【００１５】図１に本発明の一実施例に係る駐輪装置用
パレットの平面図が、図２に同駐輪装置用パレットの正
面図が、図３に同駐輪装置用パレットの側面図がそれぞ
れ示され、図４にその駐輪装置用パレットのコーナー部
の拡大図が示されている。
パレットの平面図が、図２に同駐輪装置用パレットの正
面図が、図３に同駐輪装置用パレットの側面図がそれぞ
れ示され、図４にその駐輪装置用パレットのコーナー部
の拡大図が示されている。
【００１６】本実施例の駐輪装置用パレットにおいて
は、矩形枠状のパレットフレーム１が設けられ、このパ
レットフレーム１の各コーナー部にそのパレットフレー
ム１の垂直荷重を支持する２個の第１の車輪２と、水平
荷重を支持する２個の第２の車輪３とが取り付けられ、
これら車輪２，３によってパレットフレーム１が前後方
向（図１のＡ−Ｂ方向）に移動できるようにされてい
る。
は、矩形枠状のパレットフレーム１が設けられ、このパ
レットフレーム１の各コーナー部にそのパレットフレー
ム１の垂直荷重を支持する２個の第１の車輪２と、水平
荷重を支持する２個の第２の車輪３とが取り付けられ、
これら車輪２，３によってパレットフレーム１が前後方
向（図１のＡ−Ｂ方向）に移動できるようにされてい
る。
【００１７】このパレットフレーム１には、両端部が支
持座４，４に固着されるパイプ材よりなるガイドレール
５がそのパレットフレーム１の移動方向に沿って配置さ
れている。なお、このガイドレール５は、前記パレット
フレーム１に載置される自転車の台数（本実施例では６
台）に対応して、各自転車の両側部に１本ずつ計１２本
設けられている。そして、左右一対のガイドレール５，
５に沿うようにして駐輪装置用スライドブロック（以
下、スライドブロックという。）６が前後方向（Ａ−Ｂ
方向）に往復移動できるようにされている。
持座４，４に固着されるパイプ材よりなるガイドレール
５がそのパレットフレーム１の移動方向に沿って配置さ
れている。なお、このガイドレール５は、前記パレット
フレーム１に載置される自転車の台数（本実施例では６
台）に対応して、各自転車の両側部に１本ずつ計１２本
設けられている。そして、左右一対のガイドレール５，
５に沿うようにして駐輪装置用スライドブロック（以
下、スライドブロックという。）６が前後方向（Ａ−Ｂ
方向）に往復移動できるようにされている。
【００１８】次に、このスライドブロック６の詳細構造
について、図５乃至図９を参照しつつ説明する。
について、図５乃至図９を参照しつつ説明する。
【００１９】このスライドブロック６は、主たる構成要
素として自転車Ｇの前輪Ｇ1 を支持する前輪受け台７を
備えている。この前輪受け台７は、側面視略Ｌ字形の２
枚の鋼板（側板）７ａ，７ｂの各下端部が直角に折り曲
げられてその端部同士が溶着されるとともに前端部に断
面コ字状の端板７ｃが溶着されてなり、後端部が前輪Ｇ
1 の挿入を容易にするために八の字状に広げられた形状
とされている。また、この前輪受け台７の下面には、後
部に山形状の第１保持座８が設けられるとともに、前部
に傾斜形状の第２保持座９が取り付けられている。この
ような構成の前輪受け台７内に図５で矢印Ｃ方向に自転
車Ｇの前輪Ｇ1 が挿入されると、この前輪Ｇ1 は、両側
面が左右の側板７ａ，７ｂにより規制されつつ第１保持
座８を乗り越え、この第１保持座８と第２保持座９との
間に入り込むことになる。こうして、挿入された前輪Ｇ
1 は、左右位置が側板７ａ，７ｂにより規制され、前後
位置が第１保持座８および第２保持座９により規制され
ることとなってその前輪受け台７の所定位置に確実に位
置決めされる。
素として自転車Ｇの前輪Ｇ1 を支持する前輪受け台７を
備えている。この前輪受け台７は、側面視略Ｌ字形の２
枚の鋼板（側板）７ａ，７ｂの各下端部が直角に折り曲
げられてその端部同士が溶着されるとともに前端部に断
面コ字状の端板７ｃが溶着されてなり、後端部が前輪Ｇ
1 の挿入を容易にするために八の字状に広げられた形状
とされている。また、この前輪受け台７の下面には、後
部に山形状の第１保持座８が設けられるとともに、前部
に傾斜形状の第２保持座９が取り付けられている。この
ような構成の前輪受け台７内に図５で矢印Ｃ方向に自転
車Ｇの前輪Ｇ1 が挿入されると、この前輪Ｇ1 は、両側
面が左右の側板７ａ，７ｂにより規制されつつ第１保持
座８を乗り越え、この第１保持座８と第２保持座９との
間に入り込むことになる。こうして、挿入された前輪Ｇ
1 は、左右位置が側板７ａ，７ｂにより規制され、前後
位置が第１保持座８および第２保持座９により規制され
ることとなってその前輪受け台７の所定位置に確実に位
置決めされる。
【００２０】前記前輪受け台７の下部には各側板７ａ，
７ｂを貫通するように２本の軸１０，１１が溶着され、
各軸１０，１１の両端部にはバックアップローラ１２が
回転自在に支持されるととともに、ブラケット１３を介
してそのバックアップローラ１２に対向するように鼓形
ローラ１４が回転自在に支持されている。これらバック
アップローラ１２および鼓形ローラ１４は、前記ガイド
レール５を上下から挟み付けるように配置され、鼓形ロ
ーラ１４の外周面形状がガイドレール５の外周面形状に
合致するようにされることによって、前輪受け台７の移
動時にその前輪受け台７が左右に振れることなくスムー
ズに移動できるようになっている。
７ｂを貫通するように２本の軸１０，１１が溶着され、
各軸１０，１１の両端部にはバックアップローラ１２が
回転自在に支持されるととともに、ブラケット１３を介
してそのバックアップローラ１２に対向するように鼓形
ローラ１４が回転自在に支持されている。これらバック
アップローラ１２および鼓形ローラ１４は、前記ガイド
レール５を上下から挟み付けるように配置され、鼓形ロ
ーラ１４の外周面形状がガイドレール５の外周面形状に
合致するようにされることによって、前輪受け台７の移
動時にその前輪受け台７が左右に振れることなくスムー
ズに移動できるようになっている。
【００２１】図９に示されているように、前記前輪受け
台７の下方にはその前輪受け台７を最奥部まで引き込む
ための駆動手段が配設されている。この駆動手段は、前
輪Ｇ 1 が所定位置まで挿入されたときにセンサ（図示せ
ず）により作動されるように構成され、この作動時に前
輪受け台７の底面に、圧縮ばね１６により常時上方へ付
勢される摩擦車１７が接触することによりその前輪受け
台７が最奥部まで引き込まれるようになっている。ま
た、出庫時にはその摩擦車１７が逆回転されることによ
り、パレット上に格納されている自転車Ｇが所定位置ま
で引き出されるようになっている。
台７の下方にはその前輪受け台７を最奥部まで引き込む
ための駆動手段が配設されている。この駆動手段は、前
輪Ｇ 1 が所定位置まで挿入されたときにセンサ（図示せ
ず）により作動されるように構成され、この作動時に前
輪受け台７の底面に、圧縮ばね１６により常時上方へ付
勢される摩擦車１７が接触することによりその前輪受け
台７が最奥部まで引き込まれるようになっている。ま
た、出庫時にはその摩擦車１７が逆回転されることによ
り、パレット上に格納されている自転車Ｇが所定位置ま
で引き出されるようになっている。
【００２２】また、前記前輪受け台７の下部側面にはロ
ック手段としてのキャッチャー１８が取り付けられてい
る。このキャッチャー１８は、支軸１８ａの周りに回動
可能に設けられるレバー（梃）１８ｂと、このレバー１
８ｂの前端部に設けられ、側板７ａに穿設される孔１９
から前輪受け台７の内部空間に突出する当接片１８ｃ
と、前記レバー１８ｂの後端部に設けられるロック片１
８ｄとを備える構造とされている。このキャッチャー１
８は、外力が加わらない状態では支軸１８ａより後方側
が重くなっているために、当接片１８ｃが前輪受け台７
の底板より上方へ持ち上げられるとともに、ロック片１
８ｄがパレットフレーム１に取り付けられる係止片２０
に係合して前輪受け台７の移動が阻止されている（図５
に示される状態）。この状態で自転車Ｇの前輪Ｇ1 が前
輪受け台７内に挿入されてその前輪Ｇ1 の下面にて当接
片１８ｃが押圧されると、ロック片１８ｄが上方へ回動
されてそのロック片１８ｄの係止片２０に対する係合が
外され、前輪受け台７が移動し得る状態となる。
ック手段としてのキャッチャー１８が取り付けられてい
る。このキャッチャー１８は、支軸１８ａの周りに回動
可能に設けられるレバー（梃）１８ｂと、このレバー１
８ｂの前端部に設けられ、側板７ａに穿設される孔１９
から前輪受け台７の内部空間に突出する当接片１８ｃ
と、前記レバー１８ｂの後端部に設けられるロック片１
８ｄとを備える構造とされている。このキャッチャー１
８は、外力が加わらない状態では支軸１８ａより後方側
が重くなっているために、当接片１８ｃが前輪受け台７
の底板より上方へ持ち上げられるとともに、ロック片１
８ｄがパレットフレーム１に取り付けられる係止片２０
に係合して前輪受け台７の移動が阻止されている（図５
に示される状態）。この状態で自転車Ｇの前輪Ｇ1 が前
輪受け台７内に挿入されてその前輪Ｇ1 の下面にて当接
片１８ｃが押圧されると、ロック片１８ｄが上方へ回動
されてそのロック片１８ｄの係止片２０に対する係合が
外され、前輪受け台７が移動し得る状態となる。
【００２３】さらに、前記パレットフレーム１に載置さ
れる自転車Ｇの後輪Ｇ2 を支持するために、自転車Ｇの
入口側に位置する各対のガイドレール５，５の中央部下
方には後輪受け台２１が固着されている。この後輪受け
台２１は、前記前輪受け台７により自転車Ｇの前輪Ｇ1
がパレット上に引き込まれる際に、自転車Ｇの後輪Ｇ 2
を支持する役目をする。
れる自転車Ｇの後輪Ｇ2 を支持するために、自転車Ｇの
入口側に位置する各対のガイドレール５，５の中央部下
方には後輪受け台２１が固着されている。この後輪受け
台２１は、前記前輪受け台７により自転車Ｇの前輪Ｇ1
がパレット上に引き込まれる際に、自転車Ｇの後輪Ｇ 2
を支持する役目をする。
【００２４】このような構成において、当該駐輪設備に
おける入庫口において、利用者が自転車Ｇの前輪Ｇ1 を
入庫位置にある前輪受け台７に挿入して所定の載置位置
に載置すると、キャッチャー１８のロックが解除される
ことにより前輪受け台の前方への移動が許容される。こ
の状態で自転車Ｇを前方へ少し押し込むと、摩擦車１７
が駆動されて前輪Ｇ1 が自動的にパレットの最奥部まで
引き込まれるとともに、後輪Ｇ2 が後輪受け台２１に載
置されて所定の載置位置に自転車Ｇが載置される。な
お、このパレットへの載置後には、図示されないパレッ
ト昇降装置により所定の棚位置までそのパレットが上昇
されて前進もしくは後進によって所定の格納スペース
（棚）に格納される。一方、格納されている自転車Ｇの
出庫時には、前述の逆の動作により入庫位置まで自転車
Ｇが排出された後に、利用者が前輪Ｇ 1 を前輪受け台７
から降ろすと、この前輪受け台７がパレットフレーム１
に対してロックされてその前輪受け台７が入庫位置に確
実に保持される。
おける入庫口において、利用者が自転車Ｇの前輪Ｇ1 を
入庫位置にある前輪受け台７に挿入して所定の載置位置
に載置すると、キャッチャー１８のロックが解除される
ことにより前輪受け台の前方への移動が許容される。こ
の状態で自転車Ｇを前方へ少し押し込むと、摩擦車１７
が駆動されて前輪Ｇ1 が自動的にパレットの最奥部まで
引き込まれるとともに、後輪Ｇ2 が後輪受け台２１に載
置されて所定の載置位置に自転車Ｇが載置される。な
お、このパレットへの載置後には、図示されないパレッ
ト昇降装置により所定の棚位置までそのパレットが上昇
されて前進もしくは後進によって所定の格納スペース
（棚）に格納される。一方、格納されている自転車Ｇの
出庫時には、前述の逆の動作により入庫位置まで自転車
Ｇが排出された後に、利用者が前輪Ｇ 1 を前輪受け台７
から降ろすと、この前輪受け台７がパレットフレーム１
に対してロックされてその前輪受け台７が入庫位置に確
実に保持される。
【００２５】本実施例のスライドブロック６によれば、
自転車Ｇの前輪Ｇ1 を前輪受け台７に載せる際に、キャ
ッチャー１８のロック片１８ｄがパレットフレーム１側
の係止片２０に係合されているために、この前輪受け台
７が前方へ逃げることがない。また、この前輪Ｇ1 が前
輪受け台７上に完全に乗り込むと、ロック片１８ｄの係
止片２０に対する係合が外され、前輪受け台７を移動可
能な状態とすることができる。また、一旦前輪Ｇ1 が前
輪受け台７の所定位置に載せられると、この前輪Ｇ1 の
左右側面が各側板７ａ，７ｂにより抱持されるととも
に、後部下面が第１保持座８により、前部下面が第２保
持座９によりそれぞれ抱持され、これによって自転車Ｇ
を鉛直に保持した状態で完全に自立させることができ
る。さらに、この前輪受け台７の移動時には、鼓形ロー
ラ１４により自転車Ｇの重力が支えられるとともに、バ
ックアップローラ１２により転倒が防がれてガイドレー
ル５に沿って確実に案内してパレットの所定位置に保持
させることができる。
自転車Ｇの前輪Ｇ1 を前輪受け台７に載せる際に、キャ
ッチャー１８のロック片１８ｄがパレットフレーム１側
の係止片２０に係合されているために、この前輪受け台
７が前方へ逃げることがない。また、この前輪Ｇ1 が前
輪受け台７上に完全に乗り込むと、ロック片１８ｄの係
止片２０に対する係合が外され、前輪受け台７を移動可
能な状態とすることができる。また、一旦前輪Ｇ1 が前
輪受け台７の所定位置に載せられると、この前輪Ｇ1 の
左右側面が各側板７ａ，７ｂにより抱持されるととも
に、後部下面が第１保持座８により、前部下面が第２保
持座９によりそれぞれ抱持され、これによって自転車Ｇ
を鉛直に保持した状態で完全に自立させることができ
る。さらに、この前輪受け台７の移動時には、鼓形ロー
ラ１４により自転車Ｇの重力が支えられるとともに、バ
ックアップローラ１２により転倒が防がれてガイドレー
ル５に沿って確実に案内してパレットの所定位置に保持
させることができる。
【００２６】本実施例においては、パレットフレーム１
を前後方向に移動可能にしたものを説明したが、このパ
レットフレーム１は左右方向に移動可能な構成としても
良いし、棚の配置によっては前後方向および左右方向に
移動可能な構成としても良い。
を前後方向に移動可能にしたものを説明したが、このパ
レットフレーム１は左右方向に移動可能な構成としても
良いし、棚の配置によっては前後方向および左右方向に
移動可能な構成としても良い。
【００２７】本実施例においては、前輪受け台７の駆動
手段として摩擦車１７を用いるものとしたが、この摩擦
車に代えて、摩擦ベルトもしくは引っかけ金具付きのチ
ェーンコンベアを用いることもできる。
手段として摩擦車１７を用いるものとしたが、この摩擦
車に代えて、摩擦ベルトもしくは引っかけ金具付きのチ
ェーンコンベアを用いることもできる。
【図１】図１は、本発明の一実施例に係る駐輪装置用パ
レットの平面図である。
レットの平面図である。
【図２】図２は、本実施例の駐輪装置用パレットの正面
図である。
図である。
【図３】図３は、本実施例の駐輪装置用パレットの側面
図である。
図である。
【図４】図４（ａ）（ｂ）は、本実施例の駐輪装置用パ
レットのコーナー部の拡大図である。
レットのコーナー部の拡大図である。
【図５】図５は、本実施例のスライドブロックの側面図
である。
である。
【図６】図６は、本実施例のスライドブロックの平面図
である。
である。
【図７】図７は、本実施例のスライドブロックの正面図
である。
である。
【図８】図８は、本実施例のスライドブロックに前輪を
載せた状態で示す側面図である。
載せた状態で示す側面図である。
【図９】図９は、駆動手段の構成を示す側面図である。
１ パレットフレーム ２，３ 車輪 ４ 支持座 ５ ガイドレール ６ 駐輪装置用スライドブロック ７ 前輪受け台 ７ａ，７ｂ 側板 ８ 第１保持座 ９ 第２保持座 １０，１１ 軸 １２ バックアップローラ（第２ローラ） １４ 鼓形ローラ（第１ローラ） １７ 摩擦車 １８ キャッチャー（ロック手段） １８ｃ 当接片 １８ｄ ロック片 ２０ 係止片（ロック手段） ２１ 後輪受け台 Ｇ 自転車 Ｇ1 前輪
Claims (6)
- 【請求項１】 自転車の前輪を保持して前後にスライド
させる駐輪装置用スライドブロックであって、（ａ）前
記前輪の両側面を規制する側板と、この前輪が所定の載
置位置にあるときにその前輪の前後位置を規制する位置
決め体とを有する前輪受け台、（ｂ）この前輪受け台に
取り付けられてパレットフレームに設けられるガイドレ
ール上を転動することによりその前輪受け台の移動を案
内するガイドローラおよび（ｃ）前記前輪が前記前輪受
け台の所定位置に載置されたときにその前輪受け台の前
記パレットフレームに対するロックを解除するロック手
段を備えることを特徴とする駐輪装置用スライドブロッ
ク。 - 【請求項２】 前記位置決め体は、前記前輪の前記前輪
受け台への挿入時にその前輪が乗り越える山形状の第１
保持座と、この第１保持座の前方に設けられる傾斜形状
の第２保持座とよりなることを特徴とする請求項１に記
載の駐輪装置用スライドブロック。 - 【請求項３】 前記ガイドローラは、前記ガイドレール
を上下から挟むように設けられる第１ローラと第２ロー
ラとよりなることを特徴とする請求項１または２に記載
の駐輪装置用スライドブロック。 - 【請求項４】 前記ロック手段は、梃の一端部が前記前
輪にて押圧されることによりその梃の他端部がロック位
置からロック解除位置に回動されるように構成されてい
ることを特徴とする請求項１乃至３のうちのいずれかに
記載の駐輪装置用スライドブロック。 - 【請求項５】 請求項１乃至４のうちのいずれかに記載
の駐輪装置用スライドブロックが複数基並列状に設けら
れてなる駐輪装置用パレットであって、（ａ）四隅に設
けられる車輪により前後方向もしくは左右方向に移動自
在なパレットフレーム、（ｂ）前記前輪受け台の両側方
に位置するように前記パレットフレームに固着されるガ
イドレールおよび（ｃ）各前輪受け台に対応して前記パ
レットフレームに固着される後輪受け台を備えることを
特徴とする駐輪装置用パレット。 - 【請求項６】 前記ガイドレールはパイプ材により構成
され、前記第１ローラもしくは第２ローラは鼓形ローラ
とされることを特徴とする請求項５に記載の駐輪装置用
パレット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6692496A JPH09254841A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 駐輪装置用スライドブロックおよびパレット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6692496A JPH09254841A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 駐輪装置用スライドブロックおよびパレット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09254841A true JPH09254841A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13330026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6692496A Ceased JPH09254841A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 駐輪装置用スライドブロックおよびパレット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09254841A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108297976A (zh) * | 2018-04-04 | 2018-07-20 | 广州大学 | 一种用于自行车立式停车系统的载车装置 |
| CN110219483A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-09-10 | 杭州奥斯停车设备有限公司 | 一种停车设备 |
| CN112455573A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-03-09 | 赵宇婕 | 一种自行车停放架 |
| GB2593424A (en) * | 2019-11-15 | 2021-09-29 | Urban Fortress Ltd | Manoeuvring device for wheeled vehicles |
| JP2022177591A (ja) * | 2021-05-18 | 2022-12-01 | 株式会社Cpm | 自転車用駐輪装置 |
| JP2023073659A (ja) * | 2021-11-16 | 2023-05-26 | 株式会社Cpm | 駐輪機 |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP6692496A patent/JPH09254841A/ja not_active Ceased
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108297976A (zh) * | 2018-04-04 | 2018-07-20 | 广州大学 | 一种用于自行车立式停车系统的载车装置 |
| CN108297976B (zh) * | 2018-04-04 | 2023-09-12 | 广州大学 | 一种用于自行车立式停车系统的载车装置 |
| CN110219483A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-09-10 | 杭州奥斯停车设备有限公司 | 一种停车设备 |
| GB2593424A (en) * | 2019-11-15 | 2021-09-29 | Urban Fortress Ltd | Manoeuvring device for wheeled vehicles |
| GB2593424B (en) * | 2019-11-15 | 2023-09-13 | Urban Fortress Ltd | Manoeuvring device for wheeled vehicles |
| CN112455573A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-03-09 | 赵宇婕 | 一种自行车停放架 |
| CN112455573B (zh) * | 2020-11-02 | 2021-11-16 | 赵宇婕 | 一种自行车停放架 |
| JP2022177591A (ja) * | 2021-05-18 | 2022-12-01 | 株式会社Cpm | 自転車用駐輪装置 |
| JP2023073659A (ja) * | 2021-11-16 | 2023-05-26 | 株式会社Cpm | 駐輪機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20041207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A045 | Written measure of dismissal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20050426 |