JPH0655461U - スライド式自転車陳列台 - Google Patents

スライド式自転車陳列台

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JPH0655461U
JPH0655461U JP311993U JP311993U JPH0655461U JP H0655461 U JPH0655461 U JP H0655461U JP 311993 U JP311993 U JP 311993U JP 311993 U JP311993 U JP 311993U JP H0655461 U JPH0655461 U JP H0655461U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陳列される自転車の配列ピッチを狭くして陳
列台数を増加させ、かつ、所望の自転車を容易に取り出
すことができるようにする。 【構成】 スライド台14を固定台13に沿って出し入
れ位置まで前方に引き出すと、引き出されたスライド台
14の側方に充分な空間が形成されるため、自転車1を
スライド台14上に容易かつ安全に積み降ろしすること
ができ、また自転車1をスライド台14上に載置した状
態で、スライド台14を固定台13に沿って陳列位置ま
で押し込むことにより、スライド台14上の自転車1
を、他の陳列自転車との間隔を密にして陳列することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自転車販売店等において、複数台の自転車を相互の間隔をできるだ け狭めて陳列し、かつ、所望の自転車を、容易に取りだすことができるようにし たスライド式自転車陳列台に関する。
【0002】
【従来の技術】
自転車販売店において、商品の自転車を陳列する場合、陳列スペースを効率よ く利用するために、自転車相互の間隔をできるだけ狭めて配列する必要がある。
【0003】 この場合、自転車の横幅寸法がハンドルの長さであるため、一定のスペースに 陳列できる台数を最大にするには、配列ピッチをハンドルの長さと等しくすれば よいことになる。
【0004】 また、一定の陳列スペースにおける陳列台数を増加させるために、自転車を床 上に並べるだけでなく、床の上方に適宜の高さの陳列台を設置して、上下2段に 陳列してあることも多い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
複数台の自転車を、ハンドルの長さに等しいピツチで並列させた場合は、隣接 する車体との間隔が狭いために、陳列されている中から所望の1台を取り出すこ とが困難になる問題がある。
【0006】 陳列されている自転車は、車体に付設したスタンドを立てて自立させてあるこ とが多いため、取り出しに際しては、車体の側面に回ってスタンドを後上方へ回 動して外した後に、車体を前方へ引き出す必要があり、隣接の自転車との間隔が 狭いと、両者のハンドルの端部の間隔が小さいため、容易には隣接する自転車の 間に入ることができない。
【0007】 したがって、並列して陳列されている中間の自転車を取り出す場合には、たと えば、その列の最外側の自転車から順次側方へ位置を移動させて、目的の1台を 取り出すということになり、多大の時間と労力がかかる。
【0008】 目的の自転車に隣接する数台の自転車を、順次、側方へ位置をずらせて、目的 の自転車の側面に入りこめるスペースを作るようにすれば、移動させる台数は少 なくなるが、ともすれば移動させる自転車が転倒して、多数の車体を将棋倒しに 転倒させる危険がある。
【0009】 床面の上方に陳列台を設置して、自転車を多段式に陳列する場合には、陳列さ れた自転車の周囲に充分なスペースがとれないために、これらの不都合は、一層 、厳しい問題になる。
【0010】 また、上段に陳列された自転車が転倒した場合、外側の車体が陳列台から床面 に落下するおそれがあり、商品が損傷するばかりでなく、顧客や店員の身体に危 害を与える危険がある。
【0011】 本考案は、陳列される自転車の配列ピッチを狭くして陳列台数を増加させ、か つ、所望の自転車を容易に取り出すことができるようにすることにより、上述の 不都合を改善したスライド式自転車陳列台を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案は次のとおりに構成されている。
【0013】 フレームに固定した前後方向を向く固定台に、自転車を載置したスライド台を 、自転車がフレーム内に位置する陳列位置と自転車がフレームの前方に位置する 出し入れ位置との間を前後方向に摺動自在に装着したことを特徴とするスライド 式自転車陳列台。
【0014】 固定台とスライド台との間には、スライド台を陳列位置で係止するロック装置 を設けるのがよい。
【0015】
【作用】
スライド台を固定台に沿って出し入れ位置まで前方に引き出すと、引き出され たスライド台の側方に充分な空間が形成されるため、自転車をスライド台上に容 易かつ安全に積み降ろしすることができ、また自転車をスライド台上に載置した 状態で、スライド台を固定台に沿って陳列位置まで押し込むことにより、スライ ド台上の自転車を、他の陳列自転車との間隔を密にして陳列することができる。
【0016】
【実施例】
図1は、本考案の自転車陳列台の一実施例の全体を示す概略斜視図である。
【0017】 鋼材を溶接して長方形に形成した左右1対の側面枠(10)を、それぞれ上下2本 の水平な前部連結材(11)及び後部連結材(12)で連結して、箱型のフレーム(4)を 構成してある。
【0018】 後部連結材(12)は、それぞれ対応する前部連結材(11)よりも、やや高い位置に 配置してある。
【0019】 上下2組の前部連結材(11)と後部連結材(12)とに、それぞれ複数個(図示の実 施例では上下各5個)の前後方向を向く固定台(13)を、各連結材(11)(12)に直交 させて架設してある。後部連結材(12)を前部連結材(11)よりも高い位置に設置し てあるため、各固定台(13)は、前下がりに装着されている。
【0020】 各固定台(13)には、スライド台(14)を、自転車(1)がフレーム(4)内に位置す る陳列位置と自転車(1)がフレーム(4)の前方に位置する出し入れ位置との間を 前後方向に摺動可能に装着してある。
【0021】 各スライド台(14)の前端にU字状をなす前輪受け(15)を、後端に同じくU字状 をなす後輪受け(16)をそれぞれ装着してあり、陳列される自転車(1)の前輪(2) 及び後輪(3)を支承して、自転車(1)を起立させて支持するようにしてある。
【0022】 以下、固定台(13)、スライド台(14)、前輪受け(15)、後輪受け(16)及びそれら の付帯装置を、図2以下の図面に基づいて詳細に説明する。
【0023】 図2は、固定台(13)とスライド台(14)とを組み付けた平面図、図3は、同じく 側面図である。
【0024】 固定台(13)は、鋼板を折り曲げて上向きコ字状の断面形状に形成し、両側面の 上端を内向きに折り曲げて、両側縁に内向きコ字状のガイドレールを形成してあ る。
【0025】 図4に示すように、前後部の連結材(11)(12)に整合する位置の固定台(13)の両 側面の下端に、それぞれL字形断面に形成され、1対のボルト孔を設けたブラケ ツト(17)を溶接により固着し、Uボルト(18)及びナット(19)により、固定台(13) を連結材(11)(12)に固着してある。
【0026】 固定台(13)の前端に、スライド台(14)の下面を支承するローラ装置(20)を設置 し、一方、スライド台(14)の後端の下面に、固定台(13)の両縁に形成されたガイ ドレール内を転動する左右1対の車輪(21)を枢支してある。
【0027】 固定台(13)の前端と前部連結材(11)との間の下面に、スライド台(14)を陳列位 置及びその前方の適宜の2位置に係止するロック装置(22)を設置してある。これ らのローラ(20)、車輪(21)及びロック装置(22)の詳細については、後段で説明す る。
【0028】 スライド台(14)は、鋼板を折り曲げて上向きコ字状に形成し、前端に前輪受け (15)を取付けてある。
【0029】 前輪受け(15)は、円形断面の鋼材をU字形に屈曲させ、側面形状を図3に示す ように鈍角のZ字状に形成してあり、スライド台(14)の両側面の上端に溶接によ り固着してある。
【0030】 スライド台(14)の底面には、長手方向の中心線に沿って、3個のほぼ正方形を なす係止孔(23)を、所要のピッチで設けてある。これらの係止孔(23)は、ロック 装置(22)に係合して、スライド台(14)を陳列位置及びその前方の適宜の2位置に 係止するためのものである。
【0031】 スライド台(14)の後半部の底面には、複数組の係合孔(24)を設けてある。これ らの係合孔(24)は、次に説明する後輪受け台(25)を複数の位置に係着するための もので、各組の係着孔(24)は、中心線を挾んで等間隔の対称位置に設けてあり、 かつ、前後方向に一定のピッチで配置してある。
【0032】 後輪受け台(25)は、鋼板を折り曲げて上向きコ字状に形成してあり、後端に後 輪受け(16)を取付けてある。後輪受け(16)は、前輪受け(15)と同様に、円形断面 の鋼材をU字形に屈曲させ、側面形状を図3に示すように鈍角のZ字状に形成し て、後輪受け台(25)の両側面の後端上縁に溶接により固着してある。
【0033】 図5は、固定台(13)及びスライド台(14)の前端部の縦断面図、図6は、図5の VI−VI線に沿う断面図である。
【0034】 固定台(13)の前端に設置されたローラ装置(20)は、鋼板を折り曲げて上向きコ 字状に形成したローラ軸受(26)を、固定台(13)の底面に1対のボルトにより固着 し、ローラ(27)を軸支するローラ軸(28)を支承している。
【0035】 ローラ(27)は、スライド台(14)を支承して転動する小径部の両端に、拡径した フランジ(29)を一体に形成してあり、スライド台(14)が、ローラ(27)に支承され 、かつ両側のフランジ(29)により側方への偏位を制止されて、前後方向に直線的 に摺動するようにしてある。
【0036】 ローラ装置(20)の後方の固定台(13)に装着されたロック装置(22)は、固定台(1 3)の底面に設けた孔に、中央の凸形隆起部を嵌入し、かつ下面に当て板(31)を重 ねて、1対のボルトにより固定台(13)に固着した凸字状のブラケット(30)を備え ている。
【0037】 ブラケット(30)の中央に方形孔を設けて、ロックヘッド(32)を嵌挿してある。 ロックヘッド(32)は、平面形がブラケツト(30)の孔に遊嵌される方形をなし、上 面に前端側(図5の左方)を低くした傾斜面(33)を形成し、その後端側に後方を 向く突起(34)を突設してある。
【0038】 突起(34)を含むロックヘッド(32)全体の平面寸法は、スライド台(14)の係止孔 (23)を、余裕をもって通過し得る大きさに設定してある。
【0039】 ロックヘッド(32)の下面に、下端にネジ部を設けた作動軸(35)を下向きに装着 し、当て板(31)に設けた透孔を通して下方に突出するネジ部に球形のノブ(36)を 装着し、かつ、ロツクヘッド(32)と当て板(31)との間の作動軸(35)に、スプリン グ(37)を縮設してある。
【0040】 ロツクヘッド(32)は、スプリング(37)により上方に向けて付勢され、ノブ(36) が当て板(31)に当接する位置に保持される。この位置は、図5に示すように、傾 斜面(33)の前下端がスライド台(14)の底板の下面より下方で、かつ後上端の突起 (34)の下面が、スライド台(14)の底板の上面より上方になるように設定してある 。
【0041】 これにより、スライド台(14)が後方に向かって移動する場合には、係止孔(23) の前縁が傾斜面(33)に当接してロックヘッド(32)を押し下げ、ロック装置(22)の 係止が解除されるので、スライド台(14)は、後方に向かっては自由に移動できる 。
【0042】 一方、スライド台(14)の前方への移動は、ロツクヘッド(32)が係止孔(23)に挿 入されている状態で、係止孔(23)の後縁が突起(34)の下方のロックヘッド(32)の 後面に当接することにより、阻止される。
【0043】 すなわち、固定台(13)及びスライド台(14)を前下がりに傾斜させて架設してあ るため、スライド台(14)は、重力により前方へ向けて付勢されているが、係止孔 (23)がロックヘッド(32)と係合している間は、スライド台(14)の前方への移動は 阻止される。
【0044】 スライド台(14)を前方へ移動させる場合には、スライド台(14)を僅かに後方へ 押して、係止孔(23)の後縁と突起(34)との係合を解除した後、スプリング(37)の 付勢力に抗して、ノブ(36)を下方に引くことにより、ロックヘッド(32)を引き下 げて、係止を解除すればよい。
【0045】 図7は、固定台(13)とスライド台(14)との後端部、及びスライド台(14)に装着 された後輪受け台(25)の構成を示す斜視図である。
【0046】 スライド台(14)の後端近くの下面に軸受(38)を固着し、左右1対の車軸(39)を 水平に突設して、それぞれスライド台(14)の後端を支承する車輪(21)を軸支して ある。車輪(21)は、前述のように固定台(13)の両縁に内向きコ字状に形成したガ イドレール内を転動するようにしてある。
【0047】 固定台(13)の底面後端には、前面にゴム等の弾性材料の緩衝体(41)を取付けた ブラケツト(40)を立設し、一方、スライド台(14)の下面後端に当り(42)を固着し て、スライド台(14)が後方に抜け落ちることを防止してある。
【0048】 スライド台(14)と固定台(13)との組立及び分解に際しては、スライド台(14)を 固定台(13)の後端から出し入れする必要があるため、ブラケット(40)は、固定台 (13)に、ボルト及びナット等により着脱可能に取付けてある。
【0049】 スライド台(14)の後半部の底面には、後輪受け台(25)を係着するための複数個 の係止孔(24)を穿設してある。係止孔(24)は、前後方向を長辺とした長方形をな し、2個ずつを1組として中心線に対して対称に配置し、各組を前後方向に一定 のピッチで列設してある。
【0050】 スライド台(14)に装着される後輪受け台(25)は、鋼板を折り曲げて上向きコ字 状に形成し、両側板の後上縁に後輪受け(16)を溶接により固着してある。
【0051】 後輪受け台(25)の底面には、4個のフック(43)を、底面の鋼板を下方へ切り起 して形成してある。フック(43)は、2個ずつを左右1対の組として、スライド台 (14)の係止孔(24)の間隔に合致する間隔で対設し、2組のフックを、係止孔(24) のピッチの2倍のピッチで、前後方向に配置してある。
【0052】 各フック(43)には、後方に突出する係止部(44)を形成して、各フック(43)をそ れぞれ係止孔(24)に挿入した後、後輪受け台(25)を後方に押して係止部(44)を係 止孔(24)の後縁に係合させることにより、後輪受け台(25)が脱落しないようにし てある。
【0053】 後輪受け台(25)を、前後方向に一定のピッチで配置された複数組の係止孔(24) の中、所望のものを選択して装着することにより、後輪受け(16)の位置を、支持 すべき自転車のサイズに応じて、前後方向に調節することができる。
【0054】 上述したスライド式自転車陳列台に、自転車を積み降ろしする手法は、以下の ように行う。
【0055】 このスライド式自転車陳列台は、陳列時には、スライド台(14)が固定台(13)の 中に収容されて、複数個の係止孔(23)の中、最前方のものがロック装置(22)に係 合して係止されている。
【0056】 自転車を陳列台に載置する場合には、まず、スライド台(14)を若干後方に押し た後、固定台(13)の前端下面のノブ(36)を下方へ引いて、ロック装置(24)を解除 すると、前下がりに支承されているスライド台(14)は、固定台(13)の前端ローラ (27)とスライド台(14)の後端車輪(21)とにより、自重で前方へ滑走して移動する 。
【0057】 スライド台(14)が移動し始めた後、直ちにノブ(36)を離すと、ロック装置(22) のロツクヘッド(32)は、スプリング(37)により上方へ押し上げられてスライド台 (14)の下面に摺接し、2番目の係止孔(23)がロツク装置(22)との係合位置に到着 すると、これに係合してスライド台(14)を係止する。
【0058】 スライド台(14)を、さらに前方へ移動させたい場合には、再度ノブ(34)を引い て、後方の係止孔(23)がロック装置(22)に係合する位置まで移動させればよく、 あるいは、スライド台(14)が収容位置から前方へ移動し始めてから、所望の係止 孔(23)がロック装置(22)に近接するまで、ノブ(34)を引き下げた位置に保持する ようにしてもよい。
【0059】 この場合、もしノブ(34)を離すタイミングが遅れて、最後部の係止孔(23)がロ ック装置(22)との係合位置を通過して、スライド台(14)が固定台(13)の最前部ま で移動した場合には、スライド台(14)の後端下面に装着した軸受(38)が固定台(1 3)前端のローラ(27)に当接するか、あるいは、車輪(21)がローラ(27)のフランジ (29)に当接して制止されるため、スライド台(14)が固定台(13)の前端から脱落す るおそれはない。
【0060】 かくして、スライド台(14)を固定台(13)の前端から前方へ突出させた出し入れ 位置として、後輪受け台(25)を、載置すべき自転車のサイズに適合する位置に設 置し、自転車(1)をスライド台(14)の上に載置して、前輪(2)を前輪受け(15)に 、後輪(3)を後輪受け(16)に、それぞれ嵌め合わせて車体を支承させる。
【0061】 この場合、1個のスライド台(14)のみが陳列台の前面に突出しているので、ス ライド台(14)の側方に充分なスペースがあり、後輪受け台(25)の取付けや自転車 (1)の載置をきわめて容易に行うことができる。
【0062】 次いで、スライド台(14)もしくはそれに載置した自転車(1)を後方へ押して、 スライド台(14)を固定台(13)中の収容位置に移動させる。このとき、ロツク装置 (22)のロックヘッド(32)の上面を傾斜面(33)としてあるため、各係止孔(23)の前 縁が傾斜面(33)に当接して、ロツクヘッド(32)を下方へ押し下げ、スライド台(1 4)は、ロツク装置(22)に制限されることなく、後方へ移動することができ、ノブ (34)を操作する必要はない。
【0063】 同様に、陳列されている自転車を取り出す場合には、目的の自転車を載置して いる固定台(13)のロツク装置(22)のノブ(34)を下方に引いて、スライド台(14)を 前方へ移動突出させて載置された自転車を取り降ろした後、スライド台(14)を固 定台(13)中の収容位置に押し込めばよい。
【0064】 なお、上述実施例では、ロツク装置(22)を解除するためにノブ(34)を下方へ引 くようにしているが、上下2段式の陳列台の下段では、固定台(13)の位置が床面 に近いため、その下面に設置したノブ(34)を引き下げる操作が不便になる。これ を改善するには、たとえば足踏みペダル等を適用することが望ましい。
【0065】 図8は、足踏みペダル式の解除装置を設けたロツク装置の1例を示す断面図で 、固定台(13)、スライド台(14)、及び、ロック装置を構成するブラケツト(30)、 当て板(31)、ロツクヘッド(32)、作動軸(35)、スプリング(37)は、図5の装置と 同様である。ただし、作動軸(35)の下端にはネジを設けず、作動軸(35)の下端を 、ピン(48)をもってペダルレバー(46)の中間部に連結してある。
【0066】 固定台(13)の下面の側縁適所に軸受(45)を固着し、ペダルレバー(46)の基端を 枢着してある。ペダルレバー(46)は、固定台(13)の下面を横切って他方側へ突出 し、先端に足踏み用のペダル(47)を形成してある。
【0067】 ロックヘッド(32)がスライド台(14)の係止孔(23)に挿入された係止状態では、 ペダルレバー(46)は、スプリング(37)の付勢力により、実線で示すほぼ水平な位 置に保持されている。
【0068】 ペダル(47)を踏んでペダルレバー(46)を鎖線で示す位置に下降させると、ピン (48)によりペダルレバー(46)に係合された作動軸(35)が下降して、ロツクヘッド (32)をスライド台(14)の下方に引き下げ、ロツク装置が解除される。
【0069】 上述の実施例では、前後の連結材(11)(12)、及び複数組の固定台(13)とスライ ド台(14)等を、それぞれ上下2段に設置した自転車陳列台について記述したが、 この段数は、2段に限られるものではなく、設置する店舗の天井が充分に高けれ ば、3段あるいはそれ以上の多段として構成することも可能である。
【0070】 逆に、天井高さが低くて、2段以上の陳列台を重ねられない場合は、1段のみ としてもよい。この場合にも、複数台の自転車を単に床上に並べる陳列手法に比 して、自転車相互の列設ピッチを狭くしても、容易に陳列台に積み降ろしをする ことができる利点がある。
【0071】
【考案の効果】
(a) 複数台の自転車を、相互の間隔をできるだけ狭くして陳列して、店舗の スペースの有効利用を図ることができる。
【0072】 (b) 陳列された自転車相互の間隔が狭くても、目的の自転車を載置するスラ イド台を陳列台の前方へ引き出すことにより、側方に充分なスペースを確保して 、自転車の積み降ろしを容易に行うことができる。
【0073】 (c) 必要に応じて、多段式に構成することにより、一層多数の自転車を陳列 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスライド式自転車陳列台の一実施例を
示す概略斜視図である。
【図2】固定台とスライド台とを組付けた平面図であ
る。
【図3】同じく側面図である。
【図4】固定台を連結材に固着する手段を示す斜視図で
ある。
【図5】固定台とスライド台との前端部の縦断面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】固定台とスライド台との後端部、及び後輪受け
台を示す斜視図である。
【図8】ロック装置の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】 (1)自転車 (2)前輪 (3)後輪 (4)フレーム (10)側面枠 (11)前部連結材 (12)後部連結材 (13)固定台 (14)スライド台 (15)前輪受け (16)後輪受け (17)ブラケット
(固定台用) (18)Uボルト (19)ナット (20)ローラ装置 (21)車輪 (22)ロック装置 (23)係止孔(ロッ
ク装置用) (24)係止孔(後輪受け台用) (25)後輪受け台 (26)ローラ軸受 (27)ローラ (28)ローラ軸 (29)フランジ (30)ブラケット(ロック装置用) (31)当て板 (32)ロックヘッド (33)傾斜面 (34)突起 (35)作動軸 (36)ノブ (37)スプリング (38)軸受 (39)車軸 (40)ブラケット (41)緩衝体 (42)当り (43)フック (44)突起 (45)軸受 (46)ペダルレバー (47)ペダル (48)ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに固定した前後方向を向く固定
    台に、自転車を載置したスライド台を、自転車がフレー
    ム内に位置する陳列位置と自転車がフレームの前方に位
    置する出し入れ位置との間を前後方向に摺動自在に装着
    したことを特徴とするスライド式自転車陳列台。
  2. 【請求項2】 固定台とスライド台との間に、スライド
    台を陳列位置で係止するロック装置を設けた請求項1記
    載のスライド式自転車陳列台。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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