JP7227883B2 - センサ及びセンサの校正方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、センサ及びセンサの校正方法に関する。
例えば、センサにおいて、安定した検出精度を得ることが望まれる。
特開2019-56607号公報
実施形態は、安定した検出精度が得やすくできるセンサ及びセンサの校正方法を提供する。
実施形態によれば、センサは、第1膜を含むセンサ部と、第2膜を含む構造体と、を含む。前記第1膜は、第1元素の第1濃度と、第1密度と、を有する。前記第2膜は、前記第1濃度よりも高い前記第1元素の第2濃度と、前記第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有する。
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式図である。 図3は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。 図4(a)及び図4(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式図である。 図6は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。 図7は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。 図8は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。 図9は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。 図10(a)及び図10(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。 図11は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。 図12は、第2実施形態に係るセンサの校正方法を例示するフローチャート部である。 図13(a)及び図13(b)は、第3実施形態に係るセンサの製造方法を例示する模式的断面図である。 図14は、第3実施形態に係るセンサの製造方法を例示する模式的断面図である。 図15(a)及び図15(b)は、第3実施形態に係るセンサの製造方法を例示する模式的断面図である。 図16(a)及び図16(b)は、第3実施形態に係るセンサの製造方法を例示する模式的断面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図1に示すように、実施形態に係るセンサ110は、センサ部10及び構造体20を含む。センサ部10は、第1膜11を含む。構造体20は、第2膜21を含む。
第1膜11は、第1元素の第1濃度と、第1密度と、を有する。第1元素は、検出対象の元素である。第1元素は、例えば、水素である。例えば、センサ110は、第1元素を含むガスを検出するガスセンサである。
図1に示すように、制御部70が設けられても良い。制御部70は、例えば、検出回路71を含む。検出回路71は、検出信号Sig1を出力可能である。検出信号Sig1は、センサ部10の周囲のガスに含まれる第1元素の濃度に応じて変化する。センサ部10の検出動作の例については、後述する。
第2膜21は、第1濃度よりも高い第1元素の第2濃度と、第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有する。第2膜21は、第1元素(例えば、水素)を含む。第2膜21から第1元素を放出可能である。
例えば、第2膜21から第1元素を放出して、第1元素を含むガスがセンサ部10で検出できる。これにより、センサ部10の特性を校正できる。第2膜21を含む構造体20は、校正用に用いることができる。実施形態においては、校正を容易に実施できる。実施形態によれば、安定した検出精度が得やすくできるセンサを提供できる。
図1に示すように、例えば、構造体20は、ヒータ21hを含んでも良い。ヒータ21hを用いて第2膜21の温度を上昇させることができる。これにより、第2膜21から第1元素を効率良く放出させることができる。
制御部70は、ヒータ用回路72を含んでも良い。ヒータ用回路72は、ヒータ21hと電気的に接続される。例えば、構造体20は、電極21e及び電極21fを含む。電極21eは、ヒータ21hの一部に電気的に接続される。電極21fは、ヒータ21hの別の一部に電気的に接続される。例えば、ヒータ用回路72は、電極21eと配線25aにより電気的に接続される。例えば、ヒータ用回路72は、電極21fと配線25bにより電気的に接続される。
ヒータ用回路72は、ヒータ21hに電流を供給可能である。ヒータ21hに電流が供給されたときに、第2膜21は第1元素(例えば水素など)を放出する。例えば、校正を行うときに、ヒータ用回路72によりヒータ21hに電流が供給され、第2膜21の温度が上昇する。第2膜21から短時間に第1元素(例えば水素)を含むガスが発生し、このガスがセンサ部10で検出される。検出結果に基づいて、校正が行われる。
例えば、第1膜11は、第1元素(例えば、水素など)を蓄えることができる。第1膜11が第1元素を蓄えると第1膜11の特性が変化する。例えば、第1膜11が第1元素を蓄えると、第1膜11が膨張し、第1膜11の体積が増大する。第1膜の特性(例えば体積など)は、第1膜11の周辺のガスに含まれる第1元素の濃度の変化に応じて変化可能である。第1膜11の特性の変化に応じた信号を検出することで、第1膜11の周辺における、第1元素の有無、または、第1元素の濃度が検出できる。
この例では、センサ部10は、第1電極11E及び第2電極11Fを含む。例えば、第1膜11は、第1電極11Eに固定される。第1膜11の特性(例えば体積)の変化に応じて、第1電極11Eと第2電極11Fとの間に生じる電気信号が変化する。電気信号の変化を検出することで、第1膜11の周辺における、第1元素の有無、または、第1元素の濃度が検出できる。
例えば、第1膜11が膨張すると、第1膜11が設けられている膜部11D(例えばダイアフラム)が変形する。膜部11Dの変形は、第1膜11の膨張により生じる応力に起因する。膜部11Dが変形すると、第1電極11Eと第2電極11Fとの間の距離d1が変化する。第1電極11Eと第2電極11Fとの間の距離が変化すると、第1電極11Eと第2電極11Fとの間の静電容量が変化する。静電容量の変化を検出することで、第1膜11の周辺における、第1元素の有無、または、第1元素の濃度が検出できる。この例では、センサ部10は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)構造を有する。
既に説明したように、例えば、制御部70は、検出回路71を含む。検出回路71は、第1電極11E及び第2電極11Fと電気的に接続される。例えば、検出回路71は、配線15aにより第1電極11Eと電気的に接続される。例えば、検出回路71は、配線15bにより第2電極11Fと電気的に接続される。検出回路71は、検出信号Sig1を出力可能である。検出信号Sig1は、センサ部10の周囲のガスに含まれる第1元素(例えば水素)の濃度に応じて変化する。
このように、1つの例において、第1電極11Eと第2電極11Fとの間の距離d1が、センサ部10の周囲のガスに含まれる第1元素の濃度に応じて変化する。距離d1の変化を静電容量の変化として検出することで、第1元素を検出できる。実施形態において、センサ部10の周辺のガスに含まれる第1元素の濃度に応じて、第1膜11の他の特性(例えば、導電率など)が変化しても良い。他の特性の変化を検出することで、第1元素を検出できる。
例えば、センサ部10からセンサ信号Sig0が出力可能である。センサ信号Sig0は、第1電極11Eと第2電極11Fとの間に生じる。センサ信号Sig0は、例えば、配線15aと配線15bとの間に生じる。センサ信号Sig0は、センサ部10の周囲のガスに含まれる第1元素の濃度に応じて変化する。例えば、検出回路71から出力される検出信号Sig1は、センサ信号Sig0に応じている検出回路71は、センサ信号Sig0を処理して、検出信号Sig1として出力できる。処理は、例えば、増幅を含んでも良い。増幅は、参照値との差の導出を含んでも良い。
図1に示すように、制御部70は、制御回路73を含んでも良い。例えば、制御回路73は、第2膜21から第1元素が放出されたときに、第1電極11E及び第2電極11Fから得られる信号(例えばセンサ信号Sig0)を校正して検出回路71から検出信号Sig1を出力させても良い。制御回路73は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含んでも良い。制御回路73により、検出回路71及びヒータ用回路72の少なくともいずれかが制御されても良い。制御部70の少なくとも一部は、センサ110に含まれても良い。制御部70の少なくとも一部は、センサ110とは別に設けられても良い。
この例では、センサ部10の膜部11Dは、ヒータ11hを含む。例えば、ヒータ11hにより第1膜11の温度を上昇させることで、第1膜11に蓄えた第1元素を第1膜11から放出することができる。例えば、ヒータ11hの一部が、電極11eと電気的に接続される。配線15cにより電極11eが検出回路71と電気的に接続される。例えば、ヒータ11hの別の一部が、電極11fと電気的に接続される。配線15dにより電極11fが検出回路71と電気的に接続される。
この例では、センサ部10は、基板17、絶縁膜17i及び支持部17sを含む。基板17の上に絶縁膜17iが設けられ、絶縁膜17iの上に支持部17sが設けられる。第2電極11Fは、支持部17sにより支持される。例えば、第2電極11Fと基板17(及び絶縁膜17i)との間に、間隙g1が設けられても良い。第2電極11Fの上下面に絶縁部が設けられても良い。
支持部17sは、膜部11Dを支持する。これにより、膜部11Dと、第2電極11Fを含む部分と、の間に間隙が形成できる。これにより、膜部11Dに含まれる第1電極11Eと、第2電極11Fと、の間の距離d1が変化可能である。
第2電極11Fから第1電極11Eへの方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
第1電極11Eと第2電極11Fとの間の距離d1は、Z軸方向に沿った長さである。膜部11Dは、X-Y平面に沿っている。例えば、センサ部10の周囲における第1元素の濃度に応じて第1膜11の特性が変化し、膜部11Dに含まれる第1電極11EがZ軸方向に変位する。
この例では、Z軸方向において、基板17と第1膜11との間に絶縁膜17iが設けられる。Z軸方向において、絶縁膜17iと第1膜11との間に第2電極11Fが設けられる。Z軸方向において、第2電極11Fと第1膜11との間に第1電極11Eが設けられる。Z軸方向において、第1電極11Eと第1膜11との間にヒータ11hが設けられる。
例えば、第1膜11は、露出している。第1膜11は、第1元素を含むガスと、効率的に接触できる。ヒータ11hにより、第1膜11の温度を効率的に上昇できる。これにより、第1膜11に蓄えられた第1元素を第1膜11から効率的に放出することができる。
この例では、構造体20は、基板27、絶縁膜27i及び支持部27sを含む。基板27の上に絶縁膜27iが設けられ、絶縁膜27iの上に支持部27sが設けられる。ヒータ21hを含む構造部21D、及び、第2膜21が、支持部27sにより支持される。
この例では、基板27(及び絶縁膜27i)と、ヒータ21hを含む構造部21Dと、の間に間隙g2が設けられている。ヒータ21hによる熱が基板27の側に伝達することが抑制できる。ヒータ21hにより、第2膜21の温度を効率的に上昇させることができる。
構造体20の構成は、センサ部10の構成と似ていても良い。これにより、センサ部10及び構造体20を効率良く製造できる。
例えば、第1膜11は、第2元素を含む。第2元素は、Pd、Pt及びAuよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。第2元素は、第1元素が水素である場合に、触媒として機能しても良い。
第1膜11は、第2元素に加えて、第3元素を含んでも良い。第3元素は、Si、P及びBよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。第1膜11が第3元素を含むことで、第1元素が水素である場合に、例えば、高い反応速度が得られる。
第1膜11は、第2元素及び第3元素に加えて、第4元素をさらに含んでも良い。第4元素は、Cu、Ag、Ni、Fe及びCrよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。第1膜11が第4元素を含むことで、第1元素が水素である場合に、例えば、高い反応速度が得られる。
実施形態において、例えば、第1膜11はアモルファスであり、第2膜21は結晶を含む。または、第2膜21は、第1膜11の結晶性よりも高い結晶性を有する。第1膜11がアモルファスであることで、第1膜11は、第1元素を効率良く蓄えることができる。第1膜11の結晶性が低いことで、第1膜11は、第1元素を効率良く蓄えることができる。
第2膜21に含まれる材料の組成は、第1膜11に含まれる材料の組成と同様でも良い。第2膜21の形成工程における条件を第1膜11の形成工程における条件と変更することで、第2膜21の特性を第1膜11の特性と変更できる。第1膜11の特性と、第2膜21の特性と、の差は、例えば、第1元素の濃度の差、及び、密度の差の少なくともいずれかを含む。第1膜11の特性と、第2膜21の特性と、の差は、例えば、結晶性の差を含んでも良い。
図1に示すように、この例では、センサ110は、第1部材61を含む。第1部材61の1つの領域にセンサ部10が設けられる。第1部材61の別の領域に構造体20が設けられる。センサ部10から構造体20への方向は、第1方向(例えばZ軸方向)と交差する方向に沿う。
第1部材61は、第1側部61sを含んでも良い。例えば、第1側部61sの2つの部分の間に、センサ部10及び構造体20がある。第1部材61は、例えば、パッケージの少なくとも一部である。
図2(a)及び図2(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式図である。
図2(a)は、図2(b)の矢印ARから見た透過平面図である。図2(b)は、図2(a)のA1-A2線断面図である。
図2(b)に示すように、実施形態に係るセンサ111は、センサ部10及び構造体20に加えて、第1部材61及び第2部材62を含む。センサ部10及び構造体20の構成には、センサ110に関して説明した構成を適用できる。以下、第1部材61及び第2部材62の例について説明する。第1部材61及び第2部材62により、例えば、パッケージが形成される。
第2部材62は、孔62hを含む。センサ部10及び構造体20は、第1部材61と第2部材62との間に設けられる。例えば、孔62hとセンサ部10との間の距離は、孔62hと構造体20との間の距離よりも短い。例えば、センサ部10は、孔62hに近い位置に設けられる。構造体20は、孔62hから遠い位置に設けられる。
例えば、孔62hを介して、第1元素(例えば水素)を含むガスがセンサ部10に到達する。第1元素を含むガスは、検出対象のガスである。ガスに含まれる第1元素がセンサ部10の第1膜11と接する。センサ111の検出動作において、センサ部10により、第1元素が検出される。
センサ111の校正動作において、構造体20の第2膜21から第1元素が放出される。放出された第1元素は、第1膜に到達し、センサ部10で検出される。上記のように、第2膜21と孔62hとの間の距離が長いため、第2膜21から放出された第1元素は、第1膜11に接触し易い。第2膜21から放出された第1元素が孔62hから外部に流出して第1膜11に到達できないことが抑制される。孔62hとセンサ部10との間の距離が孔62hと構造体20との間の距離よりも短いことにより、効率良く校正を行うことができる。
図2(b)に示すように、第1部材61は、第1面61fを含む。第2部材62は、第2面62fを含む。第1面61fは、第2部材62と対向する。第2面62fは、第1部材61と対向する。第1面61f及び第2面62fは、互いに対向する。センサ111においては、センサ部10及び構造体20は、第1面61fに設けられる。
この例では、センサ部10から孔62hへの方向は、Z軸方向に沿う。センサ部10から構造体20への方向は、Z軸方向と交差する。Z軸方向において、孔62hは、センサ部10と重なる。センサ部10と孔62hとの間に間隙g3が設けられている。
構造体20と第2部材62との間に間隙g4が設けられている。校正動作において、第2膜21から放出された第1元素を含むガスは、間隙g4を通って第1膜11に到達する。
図2に示すように、第1部材61は、第1側部61sを含んでも良い。第2部材62は、第2側部62sを含んでも良い。第1側部61sは、例えば、第2側部62sと繋がる。例えば、第1側部61sの1つの部分と、第1側部61sの別の部分と、の間に、センサ部10の少なくとも一部が設けられても良い。例えば、第1側部61sの1つの部分と、第1側部61sの別の部分と、の間に、構造体20の少なくとも一部が設けられても良い。例えば、第2側部62sの1つの部分と、第2側部62sの別の部分と、の間に、センサ部10の少なくとも一部が設けられても良い。例えば、第2側部62sの1つの部分と、第2側部62sの別の部分と、の間に、構造体20の少なくとも一部が設けられても良い。
例えば、第1部材61及び第2部材62の少なくとも1つは、側部60s(図2(b)参照)を含んでも良い。例えば、側部60sは、第1側部61s及び第2側部62sの少なくともいずれかを含む。構造体20の少なくとも一部は、センサ部10と側部60sとの間にある。例えば、構造体20は、第1部材61及び第2部材62により形成される空間の奥にある。これにより、構造体20の第2膜21から放出された第1元素を含むガスが外部に流出することが抑制され、第1元素を含むガスは、第1膜11に効率良く供給される。
図3は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図3に示すように、センサ112において、第2部材62は、シャッタ62Sを含む。例えば、第1状態において、シャッタ62Sは、孔62hの少なくとも一部を塞ぐ。校正動作において、孔62hの少なくとも一部がシャッタ62Sで塞がれる。これにより、校正動作において、第2膜21から放出された第1元素を含むガスが外部に流出することが抑制できる。
センサ112において、検出動作において、シャッタ62Sは第2状態を有しても良い。第2状態において、シャッタ62Sにより塞がれる孔62hの面積は、第1状態においてシャッタ62Sにより塞がれる孔62hの面積よりも小さい。これにより、検出動作においては、外部からのガスが、孔62hを通って効率的に第1膜11に到達する。
図4(a)及び図4(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図4(a)に示すように、実施形態に係るセンサ113においても、センサ部10、構造体20、第1部材61及び第2部材62が設けられる。第1部材61は、第1面61fを含む。第2部材62は、第2面62fを含む。第2面62fは、第1面61fと対向する。第2部材62は、孔62hを含む。構造体20は、第2面62fに設けられる。センサ部10は、第1面61fに設けられる。
センサ113において、センサ部10は、第1部材61から第2部材62への方向(Z軸方向に沿う方向)において、孔62hと重なる。構造体20は、上記の方向(Z軸方向に沿う方向)において、孔62hと重ならない。
センサ113においては、例えば、センサ部10は、孔62hの上方にある。例えば、第1元素を含むガスが空気よりも軽い場合、第1元素を含むガスは、孔62hを通過して、第1膜11に効率良く到達する。例えば、第1元素を含むガスが第2膜21に到達することが、抑制される。
図4(b)に示すように、実施形態に係るセンサ114においても、センサ部10、構造体20、第1部材61及び第2部材62が設けられる。構造体20は、第2面62fに設けられる。センサ部10は、第1面61fに設けられる。センサ部10は、第1部材61から第2部材62への方向(Z軸方向に沿う方向)において、孔62hと重なる。構造体20は、上記の方向(Z軸方向に沿う方向)において、孔62hと重ならない。
センサ114においては、例えば、孔62hは、センサ部10の上方にある。例えば、第1元素を含むガスが空気よりも重い場合、第1元素を含むガスは、孔62hを通過して、第1膜11に効率良く到達する。例えば、第1元素を含むガスが第2膜21に到達することが、抑制される。
図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式図である。
図5(a)は、図5(b)の矢印ARから見た透過平面図である。図5(b)は、図5(a)のB1-B2線断面図である。
図5(b)に示すように、実施形態に係るセンサ115は、センサ部10、構造体20、第1部材61及び第2部材62を含む。この例では、センサ部10及び構造体20は、第1部材61の第1面61fに設けられる。第2部材62は、孔62hを含む。孔62hは、第1部材61から第2部材62への方向(Z軸方向に沿う方向)において、センサ部10と重なる。
センサ115においては、センサ部10の少なくとも一部は、構造体20の一部と、構造体20の別の一部と、の間にある。構造体20の一部に含まれる第2膜21、及び、構造体20の別の一部に含まれる第2膜21から、第1元素を含むガスが効率良き第1膜11に供給される。効率良い校正が、実施できる。
例えば、構造体20は、X-Y平面において、センサ部10の周りに設けられる。例えば、センサ部10は、X-Y平面において、構造体20に囲まれても良い。
図6は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図6に示すように、センサ116において、第2部材62は、シャッタ62Sを含む。第1状態において、シャッタ62Sは、孔62hの少なくとも一部を塞ぐ。校正動作において、第2膜21から放出された第1元素を含むガスが外部に流出することが抑制できる。検出動作において、シャッタ62Sは第2状態を有しても良い。第2状態においてシャッタ62Sにより塞がれる孔62hの面積は、第1状態においてシャッタ62Sにより塞がれる孔62hの面積よりも小さい。これにより、例えば、検出動作においては、外部からのガスが、孔62hを通って効率的に第1膜11に到達する。
図7は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図7に示すように、実施形態に係るセンサ117においても、センサ部10、構造体20、第1部材61及び第2部材62が設けられる。第1部材61は、第1面61fを含む。第2部材62は、第2面62fを含む。第2面62fは、第1面61fと対向する。第2部材62は、孔62hを含む。構造体20は、第2面62fに設けられる。センサ部10は、第1面61fに設けられる。センサ117において、センサ部10は、第1部材61から第2部材62への方向(Z軸方向に沿う方向)において、孔62hと重なる。構造体20は、上記の方向(Z軸方向に沿う方向)において、孔62hと重ならない。効率良い校正を実施できる。
図8は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図8に示すように、センサ120は、センサ部10及び構造体20を含む。センサ120は、複数の構造体20を含む。複数の構造体20は、第1構造体20a及び第2構造体20bを含む。センサ部10の少なくとも一部は、第1構造体20aと第2構造体20bとの間にある。例えば、第1構造体20aから第2構造体20bへの方向は、X軸方向に沿う。効率良い校正を実施できる。
図9は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図9に示すように、センサ121は、センサ部10、及び、複数の構造体20を含む。複数の構造体20は、第1構造体20a及び第2構造体20bに加えて、第3構造体20c及び第4構造体20dを含む。センサ部10の少なくとも一部は、X軸方向において、第1構造体20aと第2構造体20bとの間にある。センサ部10の少なくとも一部は、第1構造体20aから第2構造体20bへの方向(X軸方向)と交差する方向(例えばY軸方向)において、第3構造体20cと第4構造体20dとの間にある。効率良い校正を実施できる。
センサ120及びセンサ121において、第2構造体20bに含まれる第2膜21からの第1元素を含むガスの発生は、第1構造体20aに含まれる第2膜21からの第1元素を含むガスの発生と、同時に行われても良い。第2構造体20bに含まれる第2膜21からの第1元素を含むガスの発生は、第1構造体20aに含まれる第2膜21からの第1元素を含むガスの発生とは、別に行われても良い。複数の構造体20の動作は、互いに独立して行われても良い。
図10(a)及び図10(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図10(a)に示すようにセンサ130において、センサ部10、構造体20、第1部材61及び第2部材62が設けられる。この例では、構造体20は、第2部材62に固定されている。センサ130において、第1部材61と第2部材62とが互いに繋がれた状態(図10(a)の状態)がある。
図10(b)に示すように、センサ130において、第2部材62が第1部材61から離された状態が設けられても良い。
第1部材61と第2部材62とが互いに繋がれた状態で、検出動作及び校正動作が行われる。校正動作が終了した後に、構造体20が設けられた第2部材62が、別の第2部材62と交換されても良い。センサ130において、校正が簡単に実施できる。安定した検出精度が得やすくできるセンサが提供できる。
図11は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図11に示すようにセンサ140において、センサ部10、構造体20及び第1部材61が設けられる。第2部材62が設けられても良い。この例では、1つの基板17の1つの領域に、センサ部10が設けられ、1つの基板17の別の領域に、構造体20が設けられる。センサ140において、校正が簡単に実施できる。安定した検出精度が得やすくできるセンサが提供できる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、センサの校正方法に係る。
図12は、第2実施形態に係るセンサの校正方法を例示するフローチャート部である。 図12に示すように、センサを準備する(ステップS110)。センサは、第1実施形態に係る任意のセンサで良い。センサは、第1膜11を含むセンサ部10、及び、第2膜21を含む構造体20を含む。
実施形態において、第2膜21に第1元素を導入する初期処理(ステップS120)を実施しても良い。例えば、第2膜21を第1元素を含む雰囲気にさらす。例えば、第2膜21を第1元素を含むガスと接触させる。第2膜21を第1元素を含む雰囲気にさらす時間は、例えば、1分以上10日以下である。さらす時間は、任意である。第2膜21を第1元素を含む雰囲気にさらす時に、第2膜21の温度及び雰囲気の温度の少なくともいずれかを上昇させても良い。温度の上昇により、第1元素が短時間で第2膜21に導入される。第2膜21の温度を上昇させる場合、第2膜21を第1元素を含む雰囲気から取り出す前に、第2膜21の温度を例えば、室温(25℃)などへ下降させる。
センサを使用する(ステップS130)。例えば、センサの使用時間が定められた期間に到達した場合、または、センサの出力が異常であると判断された場合、校正を行う(ステップS140)。校正においては、第2膜21から第1元素を放出させる。例えば、ヒータ21hにより第2膜21の温度を上昇させる。これにより、第2膜21から第1元素が放出される。第1元素を含むガスが、センサ部10の第1膜11に届く。この状態においてセンサ部10から得られる信号に基づいて、センサ部10の校正が行われる。
例えば、センサ部10から得られる信号の強度の値の「ゼロ点」などが補正される。例えば、センサ部10から得られる信号の強度の増幅率などが補正される。
センサを使用する(ステップS150)。ステップS150の後に、ステップS140に戻っても良い。ステップS140及びステップS150が、繰り返して実施されても良い。ステップS140及びステップS150の繰り返しにおいて、複数の構造体20(例えば、第1~第4構造体20a~20dなど)から順番に第1元素が放出されても良い。このような動作は、例えば、制御回路73により制御されても良い。
ステップS140及びステップS150を含む繰り返しは、例えば、人による作業を伴わないで実施されても良い。例えば、制御部70により、これらのステップが実施されても良い。
例えば、ステップS140及びステップS150を含む動作の時間が定められた時間時間に到達した場合、または、センサの出力が異常であると判断された場合に、作業者による作業が行われても良い。例えば、作業者による校正と、構造体20のメンテナンスが行われても良い(ステップS161)。例えば、作業者による校正と、構造体20の交換が行われても良い(ステップS162)。作業者による校正は、第1元素を含むガスが、作業者により第1膜11に供給され、センサ部10の校正が行われる。構造体20のメンテナンスは、構造体20に含まれる第2膜21に第1元素を導入することなどを含んでも良い。ステップS161またはステップS162の後に、ステップS130に戻っても良い。
この様に、実施形態に係るセンサの校正方法においては、センサは、例えば、第1膜11を含むセンサ部10と、第2膜21を含む構造体20と、を含む。例えば、第1膜11は、第1元素の第1濃度と、第1密度と、を有する。例えば、第2膜は、第1濃度よりも高い第1元素の第2濃度と、第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有する。実施形態に係る校正方法においては、センサの第2膜21から第1元素を放出させる。例えば、ヒータ21hにより第2膜21の温度を上昇させることで、第2膜21から第1元素が放出される。実施形態に係るセンサの校正方法においては、第1元素が放出されたときにセンサ部10から得られる出力を校正する。
第2実施形態によれば、安定した検出精度が得やすくできるセンサの校正方法が提供できる。
(第実施形態)
第3実施形態は、センサの製造方法に係る。
図13(a)、図13(b)及び、図14は、第3実施形態に係るセンサの製造方法を例示する模式的断面図である。
図13(a)に示すように、基板18の上に設けられた絶縁膜18iの一部の上に犠牲層31を形成する。犠牲層31の上に、ヒータ11hを含む膜部11Dを形成する。膜部11Dは、絶縁膜18iの上に設けられた支持部18sと連続している。絶縁膜18iの別の一部の上に犠牲層32を形成する。犠牲層32の上に、ヒータ21hを含む構造部21Dを形成する。ヒータ21hを含む構造部21Dは、支持部18sと連続する。例えば、犠牲層32の形成は、犠牲層31の形成と同時に行われても良い。構造部21Dの形成は、膜部11Dの形成と同時に行われても良い。
図13(b)に示すように、基板18、絶縁膜18i、及び、支持部18sの一部を分断する。これにより、基板17、絶縁膜17i及び支持部17sが得られる。基板27、絶縁膜27i及び支持部27sが得られる。膜部11Dの上に、第1膜11を形成する。ヒータ21hを含む構造部21Dの上に、第2膜21を形成する。第1膜11及び第2膜21の形成には、例えば、スパッタなどが用いられる。
例えば、第1膜11の形成条件は、第2膜21の形成条件とは異なる。例えば、第1膜11の材料(例えば組成)は、第2膜21の材料(例えば組成)とは異なる。これにより、例えば、第2膜21は、第1膜11の第1濃度よりも高い第1元素の第2濃度と、第1膜の第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有する。
図14に示すように、犠牲層31及び犠牲層32を除去する。例えば、アッシングなどにより、犠牲層31及び犠牲層32が除去される。これにより、MEMS構造が得られる。これにより、第1実施形態に係るセンサが得られる。図13(a)、図13(b)及び、図14に例示する方法により、例えば、センサ110などが得られる。
図15(a)、図15(b)、図16(a)及び図16(b)は、第3実施形態に係るセンサの製造方法を例示する模式的断面図である。
図15(a)に示すように、基板17の上に設けられた絶縁膜17iの一部の上に犠牲層31を形成する。犠牲層31の上に、ヒータ11hを含む膜部11Dを形成する。膜部11Dは、絶縁膜17iの上に設けられた支持部17sと連続している。絶縁膜17iの別の一部の上に犠牲層32を形成する。犠牲層32の上に、ヒータ21hを含む構造部21Dを形成する。ヒータ21hを含む構造部21Dは、絶縁膜17iの上に設けられた支持部17sと連続する。例えば、犠牲層32の形成は、犠牲層31の形成と同時に行われても良い。構造部21Dの形成は、膜部11Dの形成と同時に行われても良い。
図15(b)に示すように、ヒータ21hを含む構造部21Dの上に、マスク20Mを形成する。この状態で、膜部11Dの上に、第1膜11を形成する。この後、マスク20Mを除去する。
図16(a)に示すように、膜部11D及び第1膜11の上にマスク10Mを形成する。この状態で、ヒータ21hを含む構造部21Dの上に第2膜21を形成する。
例えば、第1膜11の形成条件は、第2膜21の形成条件とは異なる。例えば、第1膜11の材料(例えば組成)は、第2膜21の材料(例えば組成)とは異なる。これにより、例えば、第2膜21は、第1膜11の第1濃度よりも高い第1元素の第2濃度と、第1膜の第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有する。第2膜21の形成の後に、マスク10Mを除去する。
図16(b)に示すように、犠牲層31及び犠牲層32を除去する。例えば、アッシングなどにより、犠牲層31及び犠牲層32が除去される。これにより、MEMS構造が得られる。これにより、第1実施形態に係るセンサが得られる。図15(a)、図15(b)、図16(a)及び図16(b)に例示する方法により、例えば、センサ140が提供できる。
上記において、図15(b)に例示された工程と、図16(a)に例示された工程と、の順序は入れ替えが可能である。
例えば、基板17、基板18及び基板27は、シリコンを含む。例えば、絶縁膜17i、絶縁膜18i及び絶縁膜27iは、酸化シリコンを含む。酸化シリコンは、例えば、シリコンの熱酸化膜を含んでも良い。支持部17s、支持部18s及び支持部27sは、窒化シリコンを含む。例えば、膜部11D及び構造部21Dに含まれる絶縁部は、窒化シリコンを含む。これらの材料は、種々の変更が可能である。
例えば、第1元素は、水素でも良い。大気中の水素の濃度が、例えば4%以上75%以下の場合、爆発の可能性がある。水素の安全な利用において、水素の漏れを早期に検知するセンサが望まれる。水素センサを定期的に校正することで、水素センサの正常な動作が維持できる。水素センサの通常の使用状態において、水素センサが置かれる環境における水素の濃度は非常に低い場合が多い。水素センサの通常の使用状態において、水素センサに水素を供給して校正を行うことは、困難である場合が多い。
例えば、水素パイプラインなどに水素センサが設けられる場合は、作業者が水素センサに近づくことが困難な場合もある。例えば、自動車内に燃料電池が設けられる場合などにおいて、燃料電池からの水素の漏れを検出する水素センサに、作業者が近づき難い場合もある。例えば、遠隔作業などにより水素センサの校正を可能にする技術が望まれる。
実施形態に係るセンサは、検出対象の第1元素を検出するセンサ部10と、校正動作において第1元素を放出可能な第2膜21を含む構造体20と、が設けられる。構造体20は、第1元素を含むガス発生装置として機能する。例えば、第2膜21には、予め第1元素(例えば水素)が導入されている。例えば、第2膜21をヒータ21hで加熱することで、第2膜21から第1元素(例えば水素)が放出される。
例えば、水素センサのパッケージ内の容積、及び、第2膜21に含まれる水素の量に基づいて得られる水素の濃度で、水素センサの校正を行うことができる。
例えば、センサ部10に含まれる第1膜11においては、低温(例えば、室温など)において、ヒステリシスが実質的になく、水素を吸収または放出できる。構造体20に含まれる第2膜21は、高温で水素を放出する。例えば、センサ部10に設けられるヒータ11hと、構造体20に含まれるヒータ21hと、が独立して制御される。校正動作において、第2膜21の温度が第1膜11の温度よりも高くされる。
例えば、第2膜21のサイズ(例えば面積)は、第1膜11のサイズ(例えば面積)の0.5倍以上であることが好ましい。これにより、例えば、第2膜21から約1000ppmの水素を発生させることができる。第2膜21を厚くすることで、第2膜21から発生する水素の量を増大できる。
実施形態によれば、例えば、遠隔操作によりセンサの校正が可能である。例えば、作業者の作業無しでセンサの校正が可能である。
実施形態は、以下の構成(例えば、技術案)を含んでも良い。
(構成1)
第1膜を含むセンサ部と、
第2膜を含む構造体と、
を備え、
前記第1膜は、第1元素の第1濃度と、第1密度と、を有し、
前記第2膜は、前記第1濃度よりも高い前記第1元素の第2濃度と、前記第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有する、センサ。
(構成2)
第1部材と、
孔を含む第2部材と、
をさらに備え、
前記センサ部及び前記構造体は、前記第1部材と前記第2部材との間に設けられ、
前記孔と前記センサ部との間の距離は、前記孔と前記構造体との間の距離よりも短い、構成1記載のセンサ。
(構成3)
前記第1部材は、前記第2部材と対向する第1面を含み、
前記センサ部及び前記構造体は、前記第1面に設けられた、構成2記載のセンサ。
(構成4)
第1面を含む第1部材と、
前記第1面と対向する第2面を含む第2部材と、
をさらに備え、
前記第2部材は、孔を含み、
前記構造体は、前記第2面に設けられ、
前記センサ部は、前記第1面に設けられた、構成1記載のセンサ。
(構成5)
前記センサ部は、前記第1部材から前記第2部材への方向において、前記孔と重なり、
前記構造体は、前記方向において、前記孔と重ならない、構成4記載のセンサ。
(構成6)
前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも1つは、側部を含み、
前記構造体の少なくとも一部は、前記センサ部と前記側部との間にある、構成2~5のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成7)
前記センサ部の少なくとも一部は、前記構造体の一部と、前記構造体の別の一部と、の間にある、構成1~6のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成8)
複数の前記構造体を備え、
前記複数の構造体は、第1構造体及び第2構造体を含み、
前記センサ部の少なくとも一部は、前記第1構造体と前記第2構造体との間にある、構成1~6のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成9)
前記複数の構造体は、第3構造体及び第4構造体をさらに含み、
前記センサ部の少なくとも一部は、前記第1構造体から前記第2構造体への方向と交差する方向において、前記第3構造体と前記第4構造体との間にある、構成8記載のセンサ。
(構成10)
前記第1膜は、第2元素及び第3元素を含み、
前記第2元素は、Pd、Pt及びAuよりなる群から選択された少なくとも1つを含み、
前記第3元素は、Si、P及びBよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、構成1~9のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成11)
前記第1膜は、第4元素をさらに含み、
前記第4元素は、Cu、Ag、Ni、Fe及びCrよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、構成10記載のセンサ。
(構成12)
前記第1膜はアモルファスであり前記第2膜は結晶を含む、または、
前記第2膜は、前記第1膜の結晶性よりも高い結晶性を有する、構成1~11のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成13)
前記センサ部から出力されるセンサ信号は、前記センサ部の周囲のガスに含まれる前記第1元素の濃度に応じて変化する、構成1~12のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成14)
前記構造体は、ヒータを含む、構成1~13のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成15)
制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記ヒータと電気的に接続されたヒータ用回路を含み、
前記ヒータ用回路は、前記ヒータに電流を供給可能であり、
前記ヒータに電流が供給されたときに、前記第2膜は前記第1元素を放出する、構成14記載のセンサ。
(構成16)
前記センサ部は、第1電極及び第2電極を含み、
前記制御部は、前記第1電極及び前記第2電極と電気的に接続された検出回路を含み、
前記検出回路は、検出信号を出力可能であり、
前記検出信号は、前記センサ部の周囲のガスに含まれる前記第1元素の濃度に応じて変化する、構成15記載のセンサ。
(構成17)
前記第1電極と前記第2電極との間の距離は、前記センサ部の周囲のガスに含まれる前記第1元素の濃度に応じて変化する、構成16記載のセンサ。
(構成18)
前記制御部は、制御回路を含み、
前記制御回路は、前記第1元素が放出されたときに前記第1電極及び前記第2電極から得られる信号を校正して前記検出回路から前記検出信号を出力させる、構成16または17に記載のセンサ。
(構成19)
第1膜を含むセンサ部と、第2膜を含む構造体と、を含むセンサであって、前記第1膜は、第1元素の第1濃度と、第1密度と、を有し、前記第2膜は、前記第1濃度よりも高い前記第1元素の第2濃度と、前記第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有する、センサの前記第2膜から前記第1元素を放出させ、
前記第1元素が放出されたときに前記センサ部から得られる出力を校正する、センサの校正方法。
実施形態によれば、安定した検出精度が得やすくできるセンサ及びセンサの校正方法が提供できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、センサに含まれるセンサ部、第1膜、電極、第2膜、ヒータ、第1部材及び第2部材などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述したセンサ及びセンサの校正方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのセンサ及びセンサの校正方法も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…センサ部、 10M…マスク、 11…第1膜、 11D…膜部、 11E、11F…第1、第2電極、 11e、11f…電極、 11h…ヒータ、 15a~15d…配線、 17…基板、 17i…絶縁膜、 17s…支持部、 18…基板、 18i…絶縁膜、 18s…支持部、 20…構造体、 20M…マスク、 20a~20d…第1~第4構造体、 21…第2膜、 21D…構造部、 21e、21f…電極、 21h…ヒータ、 25a、25b…配線、 27…基板、 27i…絶縁膜、 27s…支持部、 31、32…犠牲層、 60s…側部、 61…第1部材、 61f…第1面、 61s…第1側部、 62…第2部材、 62S…シャッタ、 62f…第2面、 62h…孔、 62s…第2側部、 70…制御部、 71…検出回路、 72…ヒータ用回路、 73…制御回路、 110~117、120、121、130、140…センサ、 AR…矢印、 Sig0…センサ信号、 Sig1…検出信号、 d1…距離、 g1~g4…間隙

Claims (8)

  1. 第1膜を含むセンサ部と、
    第2膜を含む構造体と、
    第1部材と、
    孔を含む第2部材と、
    を備え、
    前記第1膜は、検出対象の第1元素を蓄えることができ、
    前記第2膜は、校正の際に前記第1元素を放出することができ、
    前記第1膜は、前記第1元素の第1濃度と、第1密度と、を有し、
    前記第2膜は、前記第1濃度よりも高い前記第1元素の第2濃度と、前記第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有し、
    前記センサ部及び前記構造体は、前記第1部材と前記第2部材との間に設けられ、
    前記孔と前記センサ部との間の距離は、前記孔と前記構造体との間の距離よりも短く、
    前記第1部材は、前記第2部材と対向する第1面を含み、
    前記センサ部及び前記構造体は、前記第1面に設けられた、センサ。
  2. 第1膜を含むセンサ部と、
    第2膜を含む構造体と、
    第1面を含む第1部材と、
    前記第1面と対向する第2面を含む第2部材と、
    を備え、
    前記第1膜は、検出対象の第1元素を蓄えることができ、
    前記第2膜は、校正の際に前記第1元素を放出することができ、
    前記第1膜は、前記第1元素の第1濃度と、第1密度と、を有し、
    前記第2膜は、前記第1濃度よりも高い前記第1元素の第2濃度と、前記第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有し、
    前記第2部材は、孔を含み、
    前記構造体は、前記第2面に設けられ、
    前記センサ部は、前記第1面に設けられ、
    前記センサ部は、前記第1部材から前記第2部材への方向において、前記孔と重なり、
    前記構造体は、前記方向において、前記孔と重ならない、センサ。
  3. 第1膜を含むセンサ部と、
    第2膜を含む構造体と、
    第1部材と、
    孔を含む第2部材と、
    を備え、
    前記第1膜は、検出対象の第1元素を蓄えることができ、
    前記第2膜は、校正の際に前記第1元素を放出することができ、
    前記第1膜は、前記第1元素の第1濃度と、第1密度と、を有し、
    前記第2膜は、前記第1濃度よりも高い前記第1元素の第2濃度と、前記第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有し、
    前記センサ部及び前記構造体は、前記第1部材と前記第2部材との間に設けられ、
    前記孔と前記センサ部との間の距離は、前記孔と前記構造体との間の距離よりも短く、
    前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも1つは、側部を含み、
    前記構造体の少なくとも一部は、前記センサ部と前記側部との間にある、センサ。
  4. 第1膜を含むセンサ部と、
    第2膜を含む構造体と、
    第1面を含む第1部材と、
    前記第1面と対向する第2面を含む第2部材と、
    を備え、
    前記第1膜は、検出対象の第1元素を蓄えることができ、
    前記第2膜は、校正の際に前記第1元素を放出することができ、
    前記第1膜は、前記第1元素の第1濃度と、第1密度と、を有し、
    前記第2膜は、前記第1濃度よりも高い前記第1元素の第2濃度と、前記第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有し、
    前記第2部材は、孔を含み、
    前記構造体は、前記第2面に設けられ、
    前記センサ部は、前記第1面に設けられ、
    前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも1つは、側部を含み、
    前記構造体の少なくとも一部は、前記センサ部と前記側部との間にある、センサ。
  5. 前記構造体は、ヒータを含む、請求項1~のいずれか1つに記載のセンサ。
  6. 制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記ヒータと電気的に接続されたヒータ用回路を含み、
    前記ヒータ用回路は、前記ヒータに電流を供給可能であり、
    前記ヒータに電流が供給されたときに、前記第2膜は前記第1元素を放出する、請求項記載のセンサ。
  7. 前記センサ部は、第1電極及び第2電極を含み、
    前記制御部は、前記第1電極及び前記第2電極と電気的に接続された検出回路を含み、
    前記検出回路は、検出信号を出力可能であり、
    前記検出信号は、前記センサ部の周囲のガスに含まれる前記第1元素の濃度に応じて変化する、請求項記載のセンサ。
  8. 第1膜を含むセンサ部と、第2膜を含む構造体と、を含むセンサの前記第2膜から検出対象の第1元素を放出させ、前記第1膜は、前記第1元素を蓄えることができ、前記第2膜は、校正の際に前記第1元素を放出することができ、前記第1膜は、前記第1元素の第1濃度と、第1密度と、を有し、前記第2膜は、前記第1濃度よりも高い前記第1元素の第2濃度と、前記第1密度よりも高い第2密度の少なくともいずれかを有
    前記第1元素が放出されたときに前記センサ部から得られる出力を校正する、センサの校正方法。
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