JP2015200619A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】低圧領域を高感度で検出できる圧力センサを提供する。
【解決手段】MEMS素子を用いた圧力センサであって、基板10上に固定された固定電極20と、固定電極20の上方に上下方向に可動可能に配置された可動電極50と、基板10と共に固定電極20及び可動電極50を収容するための空洞を形成する薄膜ドーム60と、薄膜ドーム60内の空洞と薄膜ドーム60外の外気とを接続する接続穴60aと、固定電極20と可動電極50との間に電圧を印加し、可動電極50の機械特性の時間依存性又は周波数依存性を測定する回路15とを具備した。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、MEMS素子を用いた圧力センサに関する。
MEMS素子を用いた圧力センサは、気密封止されたドーム内に可動電極と固定電極が設置されている。そして、外圧変化に応じて、ドームと可動電極が変位し、可動電極と固定電極との間の容量が変化する。この容量の変化を検出することにより圧力を測定することができる(特許文献1)。しかし、外圧の圧力領域によっては、高感度で検出することが難しいと云う問題があった。
特開2013−103285号公報
Sensor and Actuators A48 (1995) 239-248,"Equivalent-circuit model of the squeezed gas film in a silicon accelerometer" JOUNAL OF MICROELECTROMECHANICAL SYSTEMS, Vol.17, No.3, June 2008 755-766,"Temperature Dependence of Quality Factor in MEMS Resonators"
発明が解決しようとする課題は、所定の圧力領域を高感度で検出できる圧力センサを提供することにある。
実施形態の圧力センサは、基板上に固定された固定電極と、前記固定電極の上方に上下方向に可動可能に配置された可動電極と、前記基板と共に前記固定電極及び前記可動電極を収容するための空洞を形成する薄膜ドームと、前記薄膜ドーム内の前記空洞と前記薄膜ドーム外の外気とを接続する接続穴と、前記固定電極と前記可動電極との間に電圧を印加し、前記可動電極の機械特性の時間依存性又は周波数依存性を測定する手段と、を具備した。
第1の実施形態に係わる圧力センサの概略構成を示す断面図。 図1の圧力センサのドーム開口を説明するための平面図。 図1の圧力センサの固定電極と可動電極との間に印加する直流電圧と可動電極の変位量との関係を示す模式図。 図1の圧力センサにおける可動電極の振動特性を示す特性図。 図1の圧力センサのQ値測定回路の一例を示す図。 図1の圧力センサに高周波電圧を印加したときの、印加周波数と可動電極の変位量との関係を示す特性図。 第2の実施形態に係わる圧力センサの概略構成を示す断面図。 図7の圧力センサのドーム開口を説明するための平面図。 図7の圧力センサの製造工程を示す断面図。 図7の圧力センサの製造工程を示す断面図。 図7の圧力センサの製造工程を示す断面図。 図7の圧力センサにおける外気圧と容量又はQ値との関係を示す特性図。
以下の実施形態のMEMS圧力センサは、例えばスマートフォン向け圧力センサ(高度計、活動量計などの用途)、ヘルスケア向け圧力センサ、車載向け圧力センサ(側面衝突センサ、TPMS(Tire Pressure Monitoring System))に利用される。
(第1の実施形態)
本実施形態においては、低圧領域を高感度でセンシングする圧力センサを提供する。
図1は、第1の実施形態に係わるMEMS素子を用いた圧力センサの概略構成を示す断面図である。
Si等の基板10上に、例えば平板状の固定電極(下部電極)20と配線31,32が設けられている。固定電極20の平面パターンは、基本的には多角形(八角形)である。配線31,32は、固定電極20の外側に設けられている。固定電極20及び配線31,32の材料は、例えばAl又はAlCu合金である。固定電極20及び配線31,32はSiN膜40で被覆されており、配線31,32上においてSiN膜40に開口が設けられている。
固定電極20の上方に、平板状の可動電極(上部電極)50が上下方向に可動可能に設けられている。可動電極50の平面パターンは固定電極20と同様に基本的には多角形(八角形)であり、可動電極50は固定電極20と対向するように配置されている。可動電極50の端部は、バネ部51,52を介して配線31,32に接続されている。
可動電極50及びバネ部51,52の材料は、例えばAlやAlCu合金等である。バネ部51,52は可動電極50と一体に形成され、可動電極50の平面部よりも膜厚が薄くなっている。さらに、バネ部を設ける位置は可動電極50の対向する2箇所に限らず、可動電極50の中心に対して90度ずつずらした4箇所であっても良い。
基板10上には、固定電極20、配線31,32、及び可動電極50を収容するための空洞を形成するように、積層構造の薄膜ドーム60が設けられている。薄膜ドーム60は、SiOやSiN等の第1の絶縁膜61、ポリイミド等の有機樹脂膜62、及びSiOやSiN等の第2の絶縁膜63の積層構造となっている。
薄膜ドーム60の一部は、図2に示すように外側に突出して設けられている。そして、この突出部に薄膜ドーム60を上下に貫通する貫通穴(接続穴)60aが設けられており、MEMS素子のドーム内は解放されている。即ち、MEMS素子のドーム内は、素子外部の雰囲気又は外気に繋がっている。
固定電極20と配線31,32との間には、可動電極40の機械特性を測定するためのQ値測定回路15が接続されている。このQ値測定回路15は、基板10内にCMOS混載回路として形成されている。Q値測定回路15は、例えば固定電極20と可動電極50との間に電圧を印加し、変位の時間特性又は変位の周波数特性を測定するものとなっている。
次に、本実施形態の圧力センサを用いた圧力測定原理について説明する。
図3(a)に可動電極の入力電圧を示し、図3(b)に可動電極の変位を示す。固定電極20と可動電極50との間に直流電圧を印加していない場合、可動電極50は固定電極20とは離れている(up状態)。固定電極20と可動電極50との間に直流電圧を印加(pull in)すると、可動電極50は固定電極20側に吸引され、固定電極20側に接触する(down状態)。この状態から電圧印加を停止(pull out)すると、可動電極50は固定電極20側から離れる。
このとき、可動電極50はバネ部51,52を介して配線31,32に接続されているため、可動電極50は一定時間振動することになる。この振動時間は、可動電極50の周りの圧力、即ちセンサ周辺の圧力によって変化する。即ち、空気圧が抵抗となり、空気圧が小さいほど振動(Q値)が大きくなる。従って、上記の振動特性を測定することにより、センサ周辺の圧力を測定することが可能となる(非特許文献1)。
図4は、可動電極50の振動特性をより詳しく示す図である。振動の最初のピークをA1、最初のピークから1周期の定時間Tp後のピークをA2とすると、Q値は、
Q=π/log(A1/A2)
として算出される。このQ値の変化は、0.1〜10kPaの低圧領域で特に大きいため、本実施形態は低圧領域の測定に有効となる。
また、例えば図5(a)に示すように、固定電極20と可動電極50との間に、共振周波数付近の高周波電圧を印加する。高周波電圧を印加すると、可動電極50は、図6に示すように、ある共振周波数で変位量がピークを持つ。そして、このピーク値が可動電極50の周りの圧力によって変化する。即ち、気圧増加に応じてピークの鋭さ(Q値)が減少する。従って、ピーク値を測定することにより、圧力を測定することが可能となる。
具体的には、共振周波数をf0 、半値幅をΔfとすると、
Q=f0 /Δf
として算出される。この場合のQ値の変化も、0.1〜10kPaの低圧領域で特に大きいため、本実施形態は低圧領域の測定に有効となる。
このように本実施形態によれば、MEMS素子の薄膜ドーム60に貫通穴60aを設け、薄膜ドーム60内を外気とを接続した状態で、可動電極50の機械特性を測定することにより、低圧領域を高感度でセンシングすることが可能となる。
そしてこの場合、貫通穴60aを可動電極50の上方の外側に設けているため、貫通穴60aからゴミ、異物、ダストなどが入って可動電極50に付着するのを抑制することができる。また、ドームの一部を外側に突出させ、この部分に貫通穴60aを設けることにより、以下の理由でドームの大型化を招くこともない。
即ち、ゴミの侵入の問題から、貫通穴60aは可動電極50の上方には設けたくない。さらに、薄膜ドーム60の傾斜側面に貫通穴60aを形成するのは難しい。このために、薄膜ドーム60の平坦部を可動電極50よりも大きくすると、ドームの大型化を招く。これに対し、薄膜ドーム60の平坦部は可動電極50とほぼ同じ大きさとし、薄膜ドーム60の一部を外側に突出させることにより、薄膜ドーム60の大型化を招くことなく、可動電極50の上方の外側に貫通穴60aを簡易に形成することができる。
また、本実施形態ではMEMS素子を形成する基板10にCMOS混載回路を設けているため、次のような利点もある。即ち、MEMS素子と測定回路との接続のための配線が最短となり、寄生容量を極力小さくすることができる。これは、圧力の測定に関して感度の向上に繋がる。さらに、MEMS素子の下地基板にCMOS混載回路を設けているため、ウェハレベルパッケージ構造で形成することができ、小型化が可能となる。
また、振動子(可動電極50)のQ値は、周囲の圧力以外に周囲の温度にも依存する(非特許文献2)。
Q=定数×(√温度)/圧力)
なので、振動子のQ値を圧力センサの測定対象として使用する場合、圧力測定精度の向上、作動の温度レンジの拡大のために、振動子の周囲温度を検出し、補正する必要がある。本実施形態のように、振動子の直下にCMOS混載回路を設けた場合、MEMS素子の近傍の温度を検出し、補正することが容易に可能となる。
また、薄膜ドーム60を3層構造にしているため、次のような利点もある。通常のエッチングでは、エッチング後に洗浄処理を施すが、本実施形態では洗浄処理を行うと、薄膜ドーム60内に洗浄液及びエッチング滓が侵入することになる。これは、可動電極50の動きを阻害する要因となる。しかし、エッチング後の洗浄処理を省略することは望ましくない。
これに対し、本実施形態のように薄膜ドーム60が3層構造の場合、ポリイミド膜62までエッチングした後に洗浄処理し、その後にSiO膜61をエッチングすればよい。この場合、貫通穴60aが開口する前に予め洗浄処理を行うことにより、最下層のSiO膜61のエッチング後の洗浄処理を省略しても、殆ど問題とならない。
また、本実施形態では可動電極50とバネ部51,52を一体形成しているため、別体のバネ部を可動電極50に接合する場合と比べて耐久性が上がる。これは、可動電極50を振動させる場合は特に有効となる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、低圧領域を含めた広い圧力レンジを高感度でセンシングする圧力センサを提供する。
図7は、第2の実施形態に係わる圧力センサの概略構成を示す断面図である。図8は、同センサの第1及び第2のMEMS素子の配置例を示す平面図である。
Si等の基板10上に、高圧レンジ測定用の第1のMEMS素子100と低圧レンジ測定用の第2のMEMS素子200とが隣接配置されている。
第1のMEMS素子100は、次のように構成されている。
Si等の基板10上に、例えば平板状の第1の固定電極(下部電極)120と第1の配線131,132が設けられている。固定電極120の平面パターンは、基本的には多角形(八角形)である。配線131,132は、固定電極110の外側に設けられている。固定電極120及び配線131,132の材料は、例えばAl又はAlCu合金である。固定電極120及び配線131,132はSiN膜40で被覆されており、配線131,132上においてSiN膜40に開口が設けられている。
固定電極110の上方に平板状の第1の可動電極(上部電極)150が上下方向に可動可能に設けられている。可動電極150の平面パターンは固定電極120と同様に基本的には多角形(八角形)であり、可動電極150は固定電極120と対向するように配置されている。可動電極150の端部は、第1のバネ部151,152を介して配線131,132に接続されている。
可動電極150及びバネ部151,152の材料は、例えばAlやAlCu合金等である。バネ部151,152は可動電極150と一体に形成され、可動電極150の平面部よりも膜厚が薄くなっている。さらに、バネ部を設ける位置は可動電極150の対向する2箇所に限らず、可動電極150の中心に対して90度ずつずらした4箇所であっても良い。
基板10上には、固定電極120、配線131,132、及び可動電極150を収容するための第1の空洞を形成するように、積層構造の第1の薄膜ドーム160が設けられている。そして、この薄膜ドーム160内は気密封止されている。薄膜ドーム160は、例えばSiOやSiN等の第1の絶縁膜161、ポリイミド等の有機樹脂膜162、及びSiOやSiN等の第2の絶縁膜163の積層構造となっている。
薄膜ドーム160の内側の中央部には、アンカー165が設けられている。可動電極150は、アンカー165を介して、薄膜ドーム160の内側の中央部に接合されている。これにより、可動電極150は薄膜ドーム160と共に上下方向に移動可能となっている。
第2のMEMS素子200は、第1のMEMS素子100と同様に、第2の固定電極220、第2の配線231,232、第2の可動電極250、及び第2の薄膜ドーム260で構成されており、基本的な構成は第1のMEMS素子100と同様である。第2のMEMS素子200が第1のMEMS素子100と異なる点は、アンカー165に相当する部分が無く、第2の可動電極250と第2の空洞を形成するための第2の薄膜ドーム260とが接続されていない点である。
さらに、第2のMEMS素子200には、薄膜ドーム260を貫通する貫通穴(接続穴)260aが設けられており、第2のMEMS素子200のドーム内は解放されている。即ち、第2の薄膜ドーム260の一部は、図8に示すように外側に突出して設けられている。そして、この突出部に薄膜ドーム260を貫通する貫通穴260aが設けられており、第2のMEMS素子200のドーム内は解放されている。即ち、第2のMEMS素子200のドーム内は、素子外部の雰囲気又は外気に繋がっている。
次に、本実施形態の圧力センサの製造方法を、図9〜図11を参照して説明する。
基板10上に少なくとも二つのMEMS素子領域が存在する場合を示す。以下、特記が無ければ、工程は二つのMEMS素子で共通である。
まず、図9(a)に示すように、Si等の基板10上に、固定電極(1MTL)を形成する。例えば、Alスパッタで基板10上の全面にAl膜を形成した後、リソグラフィ、RIEにより、第1のMEMS素子領域に第1の固定電極120及び第1の配線131,132を形成すると共に、第2のMEMS素子領域に第2の固定電極220及び第2の配線231,232を形成する。続いて、プラズマCVD法などにより、SiN膜40を堆積させた後、例えばリソグラフィ及びRIEを用いることにより、所望の部分の開口を行う。
次いで、図9(b)に示すように、第1及び第2のMEMS素子領域で、固定電極120,220及び配線131,131,231,232を覆うように、第1の犠牲層43(SAC1)を形成する。この犠牲層43には、Cを主成分とする有機樹脂の塗布膜、例えばポリイミドを用いる。犠牲層43の膜厚は、例えば数100nm〜数μmである。続いて、犠牲層43を所望の形状にパターニングする。これにより、配線131,132,231,232の一部が露出される。
次いで、図9(c)に示すように、可動電極(2MTL)の形成を行う。例えば、Alスパッタにより全面にAl膜を形成した後、リソグラフィ及びウェットエッチングにより、第1及び第2のMEMS素子領域にAl膜を残す。これにより、第1のMEMS素子領域に第1の可動電極150を形成すると共に、第2のMEMS素子領域に第2の可動電極250を形成する。
ここで、可動電極150の平坦部と配線131,132との間はAlの膜厚が薄く形成され、この部分がバネ部151,152として機能することになる。同様に、可動電極250の平坦部と配線231,232との間はAlの膜厚が薄く形成され、この部分がバネ部251,252として機能することになる。
次いで、図10(d)に示すように、第2の犠牲層44(SAC2)を形成する。この犠牲層44は、第1の犠牲層43と同じ材料である。続いて、第1及び第2のMEMS素子領域以外の犠牲層44を除去する。この際に、第1のMEMS素子領域では、犠牲層44が可動電極150まで開口されるパターニングを行う。即ち、アンカーを形成する部分に開口44aを形成する。
次いで、図10(e)に示すように、SiO膜61(CAP1)を堆積させた後、リソグラフィ及びRIEを用いることにより、所望の部分の開口を行う。ここで、第1のMEMS素子領域側のSiO膜を161と定義し、第2のMEMS素子領域側のSiN膜を261と定義する。SiO膜161の一部がアンカー165となり、アンカー165は第1のMEMS素子領域において可動電極150の上面と接触することになる。
なお、これ以降に形成するポリイミド膜62を、第1のMEMS素子領域側では162、第2のMEMS素子領域側では262と定義し、更にSiN膜63を、第1のMEMS素子領域側では163、第2のMEMS素子領域側では263と定義する。
次いで、図10(f)に示すように、SiO膜161,261の開口部を通じて、第1及び第2の犠牲層43,44を、例えばO2 アッシングにより除去する。その結果、MEMS素子の可動部が動作するための空間としてのキャビティ(空洞)が得られる。
次いで、図11(g)に示すように、SiO膜161,261上にポリイミド膜162,262(PI)を形成すると共に、SiO膜161,261の開口をポリイミド膜162,262で塞ぐ。
次いで、図11(h)に示すように、SiN膜163,263を堆積させた後、所望の部分の開口を行う(例えば、リソグラフィ、RIEを用いる)。これにより、第1のMEMS素子領域側に第1の薄膜ドーム160を形成し、第2のMEMS素子領域側に第2の薄膜ドーム260を形成する。第2の薄膜ドーム260の一部は、図8に示すように外側に突出して設けられている。
これ以降は、第2の薄膜ドーム260の突出部に貫通穴260aをエッチングにより形成することにより、前記図7に示す構造が完成することになる。このとき、貫通穴260aを形成する際には、まずドライエッチングでSiN膜263をエッチングした後、ウェットエッチングでポリイミド膜262をエッチングする。次いで、洗浄処理を施した後、ドライエッチングでSiO膜261をエッチングする。最終的に開口が貫通する際には、最下層のSiO膜261がドライエッチングされるのみであるため、洗浄処理を省略しても問題とはならない。
次に、本実施形態の圧力センサを用いた圧力測定原理について説明する。
先に説明したように、第1のMEMS素子100は、薄膜ドーム160内が封止されており、内部に可動電極150と固定電極120を持つ。薄膜ドーム160と可動電極150は接合されており、外圧と内圧の差圧に応じて、薄膜ドーム160と可動電極150が変位する。一方、第2のMEMS素子200は、薄膜ドーム260内が開放されており、外圧と内圧は同じである。薄膜ドーム260内に可動電極250と固定電極220を持つが、薄膜ドーム260と可動電極250は接合されていない。
第1のMEMS素子100は、薄膜ドーム160の内外の差圧に応じて、可動電極150と固定電極120との間の容量(C)が変化する。従って、可動電極150と固定電極120との間の容量値を用いて外圧を検出することができる。圧力による容量の変化特性は、図12に実線Aで示すように、10〜500kPaの圧力範囲で大きなものとなる。
一方、第2のMEMS素子200は、第1の実施形態と同様に、可動電極250を直流電圧の印加で駆動させた際に、電極間距離の時間過渡特性をモニタする。そして、可動電極250の機械特性(Q値)を求め、そのQ値を用いて外圧を検出する。Q値の変化特性は、図12に実線Bで示すように、0.1〜10kPaの圧力範囲で大きなものとなる。従って、第1のMEMS素子100と第2のMEMS素子200を用いて、例えば、0.1kPaから500kPaの圧力レンジをセンシングすることができる。
また、第1のMEMS素子100では、可動電極150をアンカー165を介して薄膜ドーム160に接合している。この状態で、MEMS素子100の薄膜ドーム160に圧力が加わると、薄膜ドーム160は撓むが、可動電極150は撓まずに下方に平行移動する。このため、可動電極160と固定電極120との間の距離は、薄膜ドーム160の中心から離れても変わらない。一方、可動電極150の全体が薄膜ドーム160の内側の上面に接続されている場合、圧力によって薄膜ドーム160が撓むと、可動電極150も撓む。従ってこの場合、可動電極150と固定電極120との間の距離は、薄膜ドーム160の中心から離れるに従って大きくなる。
このように同じ大きさの圧力によって薄膜ドーム160が撓む場合、本実施形態のように、薄膜ドーム160の中心部にアンカー165を介して可動電極150を接続した方が、可動電極150と固定電極120との間の平均的な距離は短くなる。この場合、同じ圧力でもより大きな静電容量の変化が得られるMEMS素子を提供できるようになる。これによってもMEMSデバイスの検出精度の向上を図れるようになる。
また、薄膜ドーム内を大気解放するための貫通穴260aを薄膜ドーム260の突出部に設けているため、仮に貫通穴260aからゴミの侵入があったとしても、このゴミが可動電極50の動きに影響を及ぼすことは極めて少ない。
このように本実施形態によれば、気密封止された第1のMEMS素子100の容量型圧力センサ(変位検出型)と気密封止されていない第2のMEMS素子200の機械特性を利用する圧力センサ(Q値測定型)を融合させ、広い圧力レンジのセンサを実現することができる。しかも、2つのMEMS素子100,200は従来とほぼ同じプロセスと工程を用いて同時形成されるので、コスト増加なしで圧力センサのレンジを拡大することができる。
また、第1のMEMS素子100では、可動電極150をアンカー165により薄膜ドーム160に接続しているため、同じ圧力でもより大きな静電容量の変化が得られるMEMS素子を実現することができる。これにより、MEMSデバイスの検出精度の向上を図れるようになる。
また、第2のMEMS素子200では、薄膜ドーム260の一部を外側に突出させ、この突出部に貫通穴260aを形成しているため、薄膜ドーム260の大型化を招くことなくドーム内を大気解放することができ、更に可動電極50の動きに対する阻害要因を抑制できる利点もある。
(変形例)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。
薄膜ドームに設ける開口部の位置は実施形態に何ら限定されない。必ずしも突出部を設けることなく、薄膜ドームの一部に開口を設けるようにしても良い。但し、可動電極の上方に開口が存在すると、ゴミの侵入により可動電極が汚染されるおそれがあるため、可動電極の上方よりも外側に設けた方が良い。さらに、薄膜ドームの代わりに基板に貫通穴を設けることも可能である。
実施形態では、可動電極とバネ部を一体に形成しているが、可動電極とバネ部をそれぞれ別の材料の導電膜で形成しても構わない。例えば、配線上にアンカーを固定し、可動電極の端部に可動電極とは別体のバネ部の一端を接続し、バネ部の他端をアンカーに接続するようにしても良い。
また、可動電極の機械特性を測定するための測定回路は、必ずしも基板内に形成されたCMOSの混載回路に限るものでなく、外部に設けられた回路であっても良い。
また、可動電極はAlやAlCu合金に限るものではなく、各種の導電材料を用いることが可能である。さらに、Al電極を可動電極とし、ウェハレベルパッケージ構造を例としているが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…基板
15…Q値測定回路
20,120,220…固定電極
31,32,131,132,231,232…配線
40…SiN膜
43…第1の犠牲層
44…第2の犠牲層
44a…開口
50,150,250…可動電極
51,52,151,152,251,252…バネ部
60,160,260…薄膜ドーム
60a,260a…貫通穴(接続穴)
61,161,261…SiO膜(第1の絶縁膜)
62,162,262…ポリイミド膜(樹脂膜)
63,163,263…SiN膜(第2の絶縁膜)
100…第1のMEMS素子
165…アンカー
200…第2のMEMS素子

Claims (12)

  1. 基板上に固定された固定電極と、
    前記固定電極の上方に上下方向に可動可能に配置された可動電極と、
    前記基板と共に前記固定電極及び前記可動電極を収容するための空洞を形成する薄膜ドームと、
    前記薄膜ドーム内の前記空洞と前記薄膜ドーム外の外気とを接続する接続穴と、
    前記固定電極と前記可動電極との間に電圧を印加し、前記可動電極の機械特性の時間依存性又は周波数依存性を測定する手段と、
    を具備したことを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記可動電極にバネ部が設けられており、前記可動電極と前記バネ部は一体形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記接続穴は、前記薄膜ドームの一部に設けられ、且つ前記可動電極の上方よりも外側の部分に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の圧力センサ。
  4. 前記接続穴は、前記薄膜ドームの一部を外側に突出させ、この突出部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の圧力センサ。
  5. 前記固定電極の外側で前記基板上に配線が形成され、前記可動電極の端部がバネ部を介して前記配線に接続されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の圧力センサ。
  6. 前記薄膜ドームは、複数の開口を有する第1の絶縁膜、第1の絶縁膜上に前記開口を塞ぐように形成された樹脂膜、及び前記樹脂膜上に形成された第2の絶縁膜を有することを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の圧力センサ。
  7. 前記可動電極の機械特性の時間依存性又は周波数依存性を測定する手段は、前記可動電極を直流電圧で駆動したときの前記可動電極の振動の時間変化、又は前記可動電極に高周波電圧を印加したときの前記可動電極の変位量の変化を測定することを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の圧力センサ。
  8. 基板と、
    前記基板上に設けられた第1のMEMS素子と、
    前記基板上に設けられた第2のMEMS素子と、
    を具備し、
    前記第1のMEMS素子は、前記基板上に固定された第1の固定電極と、前記第1の固定電極の上方に上下方向に可動可能に配置された第1の可動電極と、前記基板と共に前記第1の固定電極及び前記第1の可動電極を収容するための第1の空洞を形成し、且つ一部が前記第1の可動電極に接続された第1の薄膜ドームとを具備し、
    前記第2のMEMS素子は、前記基板上に固定された第2の固定電極と、前記第2の固定電極の上方に上下方向に可動可能に配置された第2の可動電極と、前記基板と共に前記第2の固定電極及び前記第2の可動電極を収容するための第2の空洞を形成する第2の薄膜ドームと、前記第2の薄膜ドーム内の前記第2の空洞と前記第2の薄膜ドーム外の外気とを接続する接続穴とを具備し、
    前記第1のMEMS素子では、前記固定電極と前記可動電極との間の静電容量が測定され、前記第2のMEMS素子では、前記第2の可動電極の機械特性が測定される、
    ことを特徴とする圧力センサ。
  9. 前記第1のMEMS素子は、前記第1の薄膜ドームの中心部と前記第1の可動電極とがアンカーにより接続され、前記第2のMEMS素子は、前記第2の薄膜ドームと前記第2の可動電極とが接続されていないことを特徴とする、請求項8に記載の圧力センサ。
  10. 前記接続穴は、前記第2の薄膜ドームの一部を外側に突出させ、この突出部に設けられていることを特徴とする、請求項8又は9に記載の圧力センサ。
  11. 前記第2のMEMS素子は、前記第2の可動電極を直流電圧で駆動したときの前記第2の可動電極の振動の時間変化、又は前記第2の可動電極に高周波電圧を印加したときの前記第2の可動電極の変位量の変化を測定することを特徴とする、請求項8〜10の何れかに記載の圧力センサ。
  12. 前記第1のMEMS素子における前記静電容量で高圧領域側の圧力を求め、前記第2のMEMS素子における前記機械特性で低圧領域側の圧力を求めることを特徴とする、請求項8〜11の何れかに記載の圧力センサ。
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