JP2015208823A - 電子装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な特性を有する積層膜で覆われたMEMS素子を有する電子装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る電子装置は、下地領域10上に形成されたMEMS素子20と、MEMS素子を覆い、内側に中空部40を形成する積層膜30とを備える。積層膜は、穴32aを有する第1の膜32と、第1の膜上に設けられ、穴を塞ぐ第2の膜34と、第2の膜上に設けられ、酸化物で形成された第3の膜36と、第3の膜上に設けられ、窒化物で形成された第4の膜38とを含む。
【選択図】図5
【解決手段】実施形態に係る電子装置は、下地領域10上に形成されたMEMS素子20と、MEMS素子を覆い、内側に中空部40を形成する積層膜30とを備える。積層膜は、穴32aを有する第1の膜32と、第1の膜上に設けられ、穴を塞ぐ第2の膜34と、第2の膜上に設けられ、酸化物で形成された第3の膜36と、第3の膜上に設けられ、窒化物で形成された第4の膜38とを含む。
【選択図】図5
Description
本発明の実施形態は、電子装置に関する。
MEMS素子は、機械的な可動部分を有しているため、中空構造を形成する必要がある。通常は、MEMS素子を覆う積層膜を形成することで、中空構造を形成している。積層膜の最上層には通常、防湿性を有するシリコン窒化膜が用いられる。
しかしながら、より良好な特性を有する積層膜で覆われたMEMS素子を有する電子装置が望まれている。
良好な特性を有する積層膜で覆われたMEMS素子を有する電子装置を提供する。
実施形態に係る電子装置は、下地領域上に形成されたMEMS素子と、前記MEMS素子を覆い、内側に中空部を形成する積層膜と、を備え、前記積層膜は、穴を有する第1の膜と、前記第1の膜上に設けられ、前記穴を塞ぐ第2の膜と、前記第2の膜上に設けられ、酸化物で形成された第3の膜と、前記第3の膜上に設けられ、窒化物で形成された第4の膜と、を含む。
以下、実施形態を図面を参照して説明する。
図5は、実施形態に係る電子装置の構成を模式的に示した断面図である。
下地領域10には、半導体基板、トランジスタ、配線及び層間絶縁膜等が含まれている。下地領域10上には、絶縁膜12及びMEMS素子20が形成されている。
本実施形態では、MEMS素子20は可変キャパシタである。MEMS素子(可変キャパシタ)20は、下部電極22、上部電極24及び支持部材26を備えている。具体的には、下部電極(固定電極)22と上部電極(可動電極)24との間の距離に応じて可変キャパシタのキャパシタンスが変化する。例えば、下部電極22と上部電極24との間に電圧を印加することで下部電極22と上部電極24との間に静電引力が働き、静電引力によって下部電極22と上部電極24との間の距離が変化することでキャパシタンスが変化する。なお、下部電極22及び上部電極24には、例えば、アルミニウム(Al)を用いることができる。
MEMS素子20は、積層膜30によって覆われている。積層膜30は、MEMS素子20を保護する保護膜として機能する。この積層膜30は、薄膜ドーム形状を有しており、その内側に中空部40を形成している。すなわち、積層膜30によってMEMS素子20が覆われた中空構造が形成されている。中空構造が形成されているため、MEMS素子20は機械的に変位可能である。このように、MEMS素子20及びMEMS素子20を覆う積層膜30(薄膜ドーム)が半導体基板(半導体ウェハ)上に形成された構造は、WLP(wafer level package)と呼ばれている。中空部40は、真空雰囲気或いは乾燥雰囲気に保たれている。そのため、水分等による下部電極22及び上部電極24の劣化を防止することができる。
積層膜(保護膜)30は、以下に示すように、第1の膜32、第2の膜34、第3の膜36及び第4の膜38を備えている。
第1の膜32は、酸化物等の無機材料で形成され、複数の穴32aを有している。例えば、酸化物には、シリコンを含む酸化物が用いられる。具体的には、第1の膜32には、シリコン酸化膜が用いられる。穴32aは、後述する犠牲膜をエッチングして中空構造を形成する際に用いられる。
第1の膜32上には、第2の膜34が設けられている。第2の膜34は、樹脂等の有機材料で形成されている。具体的には、樹脂としてポリイミドが用いられる。第2の膜34は、穴32aを塞いでいる。すなわち、第2の膜34の一部によって穴32aの少なくとも一部が充填されている。第2の膜34は、中空部40内の有害ガスを通過させることが可能であり、中空部40内の雰囲気を調整する機能を有している。したがって、第2の膜34は、第1の膜32よりもガス透過率が大きい。
第2の膜34上には、第3の膜36が設けられている。この第3の膜36は、バッファ用の膜である。すなわち、後述する第4の膜38は良好なステップカバレージ性を有していないため、第2の膜34と第4の膜38との間に第3の膜36を介在させることで、第3の膜36を第4の膜38に対するバッファ用の膜として機能させている。第3の膜36は、第4の膜38よりも高いステップカバレージ性を有しているため、良好なバッファ膜として機能する。
第3の膜36は、酸化物で形成されている。例えば、酸化物には、シリコンを含む酸化物が用いられる。具体的には、第3の膜36には、シリコン酸化膜が用いられる。第3の膜36に酸化物膜を用いることで、良好なステップカバレージを実現することができる。特に、TEOS(tetraethoxysilane)系の原料を用いて形成されたシリコン酸化物(TEOS系シリコン酸化物)を用いることで、より良好なステップカバレージを実現することができる。なお、第3の膜36は、第2の膜34よりもガス透過率が小さい。
第3の膜36上には、第4の膜38が設けられている。この第4の膜38は、防湿用の膜である。すなわち、第3の膜36は良好な防湿性を有していないため、第3の膜36よりも防湿性の高い第4の膜38を第3の膜36上に設けることで、全体として良好な防湿性を実現させている。したがって、第4の膜38は、第3の膜36よりもガス透過率が小さい。
第4の膜38は、窒化物で形成されている。例えば、窒化物には、シリコンを含む窒化物が用いられる。具体的には、第4の膜38には、シリコン窒化膜が用いられる。第4の膜38に窒化物を用いることで、良好な防湿性を実現することができる。特に、シリコン窒化膜はガス透過率が非常に小さい。例えば、シリコン窒化膜の厚さが1μm以下でも、ガスの透過を無視することができる。
なお、第4の膜38の厚さは、第3の膜36の厚さよりも厚いことが好ましく、4倍以上であることがより好ましい。第3の膜を厚くすると、第3の膜と第4の膜との間で生じる応力差によって薄膜ドームの歪みが発生し、MEMS素子の信頼性が低下する可能性が高くなる。したがって、第4の膜の厚さは、第3の膜の厚さよりも厚いことが好ましく、4倍以上であることがより好ましい。これにより、第3の膜をバッファ用の膜として十分に機能させることができるため、薄膜ドームの歪みを低減することができ、MEMS素子の信頼性の低下を抑制することができる。例えば、第3の膜36の厚さは0.5μm程度であり、第4の膜38の厚さは4.5μm程度である。
下地領域10、第3の膜36及び第4の膜38には穴が設けられ、この穴内及び第4の膜38上にはヴィアを含む銅配線50が形成されている。
以上のように、本実施形態では、第2の膜34と第4の膜38との間に、酸化物で形成された第3の膜36が介在している。酸化物で形成された膜は、一般に良好なカバレージ性を有している。したがって、第3の膜36に酸化物で形成された膜を用いることで、第4の膜38が良好なカバレージ性を有していなくても、全体として良好なカバレージ性を実現することができる。特に、酸化物としてシリコンを含む酸化物を用いることで、良好なカバレージ性を確実に実現することができる。
また、第3の膜36上には、窒化物で形成された第4の膜38が設けられている。窒化物で形成された膜は、一般に良好な防湿性を有している。したがって、第4の膜38に窒化物で形成された膜を用いることで、第3の膜36が良好な防湿性を有していなくても、全体として良好な防湿性を実現することができる。特に、窒化物としてシリコンを含む窒化物を用いることで、良好な防湿性を確実に実現することができる。
以上のことから、本実施形態では、防湿性とともにカバレージ性に優れた積層膜で覆われたMEMS素子を有する電子装置を得ることができる。
なお、本実施形態において、第1の膜32は、下地領域10上に形成され、下地領域10に直接接し、MEMS素子20を囲む第1の部分32bを含んでいる。また、第2の膜34は、第1の膜32の第1の部分32b上に形成された第2の部分34bを含んでいる。そして、第3の膜36は、第1の部分32bの上面と第2の部分34bの側面とで形成される第1のコーナーC1を覆っている。また、第3の膜36は第1のコーナーC1に基づく第2のコーナーC2を有しており、第4の膜38は第2のコーナーC2を覆っている。
仮に、第2の膜34と第4の膜38との間に第3の膜36が設けられておらず、第2の膜34上に直接的に第4の膜38が形成されているとすると、以下のような問題が生じるおそれがある。すなわち、第4の膜38を窒化物で形成した場合、良好な防湿性を実現することはできるが、良好なカバレージ性を実現することは困難である。そのため、上述した第1のコーナーC1の近傍で第4の膜38にクラックが生じるおそれがある。具体的には、銅配線50を形成するための工程において、エッチングによって第4の膜38にクラックが生じるおそれがある。クラックが生じると、MEMS素子20の信頼性が著しく低下してしまう。
本実施形態では、第2の膜34と第4の膜38との間に、酸化物で形成された良好なカバレージ性を有する第3の膜36を設けている。この第3の膜36が、第4の膜に対するバッファとして機能する。その結果、上述したような問題を防止することができ、MEMS素子20の信頼性を向上させることができる。
図1〜図5は、実施形態に係る電子装置の製造方法を模式的に示した断面図である。
まず、図1に示すように、下地領域10上に絶縁膜12及びMEMS素子20を形成する。また、MEMS素子20を覆うように犠牲膜(図示せず)を形成する。さらに、犠牲膜上に、酸化物を用いて、穴32aを有する第1の膜32を形成する。具体的には、シリコン酸化物を用いて第1の膜32を形成し、第1の膜32に複数の穴32aを形成する。また、後述する銅配線50のヴィアが形成される部分で第1の膜32が除去され、開口が形成される。さらに、穴32aからエッチング剤を供給して犠牲膜をエッチングし、犠牲膜を除去する。これにより、第1の膜32の内側に中空部40が形成される。
次に、図2に示すように、樹脂を用いて、第1の膜32上に穴32aを塞ぐ第2の膜34を形成する。具体的には、樹脂としてポリイミドを用いて第2の膜34を形成する。さらに、積層膜が形成される領域(ドーム形成領域)の外側の第2の膜34を除去する。これにより、第1の膜32の第1の部分32bの上面と第2の膜34の第2の部分34bの側面とで、第1のコーナーC1が形成される。
次に、図3に示すように、酸化物を用いて、第2の膜34上に第3の膜36を形成する。具体的には、シリコン酸化物を用いて第3の膜36を形成する。より具体的には、TEOSを原料に用いたCVD(chemical vapor deposition)によって第3の膜36を形成する。第3の膜36には、第1のコーナーC1に基づく第2のコーナーC2が形成される。
次に、図4に示すように、窒化物を用いて、第3の膜36上に第4の膜38を形成する。具体的には、CVDにより、シリコン窒化物を用いた第4の膜38が形成される。この第4の膜38によって、第2のコーナーC2が覆われる。
以上のようにして、MEMS素子20を覆い、内側に中空部40を形成する積層膜30が形成される。
次に、図5に示すように、下地領域10、第3の膜36及び第4の膜38にヴィア用の穴を形成する。さらに、穴内及び第4の膜38上にヴィアを含む銅配線50を形成する。これにより、図5に示すような構造が得られる。
本実施形態の製造方法によれば、第2の膜34上に酸化物を用いてバッファ性に優れた(カバレージ性に優れた)第3の膜36を形成し、第3の膜36上に窒化物を用いて防湿性に優れた第4の膜38を形成している。そのため、第4の膜38にクラックが発生することを効果的に防止することができる。したがって、本実施形態の製造方法により、防湿性とともにカバレージ性に優れた積層膜で覆われたMEMS素子を有する電子装置を得ることができる。
以下、上述した実施形態について付記する。
[付記1]
下地領域上に形成されたMEMS素子と、
前記MEMS素子を覆い、内側に中空部を形成する積層膜と、
を備え、
前記積層膜は、
穴を有する第1の膜と、
前記第1の膜上に設けられ、前記穴を塞ぐ第2の膜と、
前記第2の膜上に設けられ、酸化物で形成された第3の膜と、
前記第3の膜上に設けられ、窒化物で形成された第4の膜と、
を含む
ことを特徴とする電子装置。
下地領域上に形成されたMEMS素子と、
前記MEMS素子を覆い、内側に中空部を形成する積層膜と、
を備え、
前記積層膜は、
穴を有する第1の膜と、
前記第1の膜上に設けられ、前記穴を塞ぐ第2の膜と、
前記第2の膜上に設けられ、酸化物で形成された第3の膜と、
前記第3の膜上に設けられ、窒化物で形成された第4の膜と、
を含む
ことを特徴とする電子装置。
[付記2]
前記酸化物は、シリコンを含む
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
前記酸化物は、シリコンを含む
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記3]
前記酸化物は、TEOS系シリコン酸化物である
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
前記酸化物は、TEOS系シリコン酸化物である
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記4]
前記第3の膜は、バッファ用の膜であり、
前記第4の膜は、前記第3の膜よりも厚い
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
前記第3の膜は、バッファ用の膜であり、
前記第4の膜は、前記第3の膜よりも厚い
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記5]
前記窒化物は、シリコンを含む
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
前記窒化物は、シリコンを含む
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記6]
前記第4の膜は、防湿用の膜である
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
前記第4の膜は、防湿用の膜である
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記7]
前記第2の膜は、有機材料で形成されている
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
前記第2の膜は、有機材料で形成されている
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記8]
前記第1の膜は、無機材料で形成されている
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
前記第1の膜は、無機材料で形成されている
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記9]
前記第1の膜は、前記下地領域上に形成され且つ前記MEMS素子を囲む第1の部分を含み、
前記第2の膜は、前記第1の部分上に形成された第2の部分を含み、
前記第3の膜は、前記第1の部分の上面と前記第2の部分の側面とで形成される第1のコーナーを覆う
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
前記第1の膜は、前記下地領域上に形成され且つ前記MEMS素子を囲む第1の部分を含み、
前記第2の膜は、前記第1の部分上に形成された第2の部分を含み、
前記第3の膜は、前記第1の部分の上面と前記第2の部分の側面とで形成される第1のコーナーを覆う
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記10]
前記第3の膜は、前記第1のコーナーに基づく第2のコーナーを有し、
前記第4の膜は、前記第2のコーナーを覆う
ことを特徴とする付記9に記載の電子装置。
前記第3の膜は、前記第1のコーナーに基づく第2のコーナーを有し、
前記第4の膜は、前記第2のコーナーを覆う
ことを特徴とする付記9に記載の電子装置。
[付記11]
前記MEMS素子は、可変キャパシタである
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
前記MEMS素子は、可変キャパシタである
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記12]
下地領域上にMEMS素子を形成する工程と、
前記MEMS素子を覆い、内側に中空部を形成する積層膜を形成する工程と、
を備え、
積層膜を形成する工程は、
穴を有する第1の膜を形成する工程と、
前記第1の膜上に前記穴を塞ぐ第2の膜を形成する工程と、
前記第2の膜上に酸化物を用いて第3の膜を形成する工程と、
前記第3の膜上に窒化物を用いて第4の膜を形成する工程と、
を含む
ことを特徴とする電子装置の製造方法。
下地領域上にMEMS素子を形成する工程と、
前記MEMS素子を覆い、内側に中空部を形成する積層膜を形成する工程と、
を備え、
積層膜を形成する工程は、
穴を有する第1の膜を形成する工程と、
前記第1の膜上に前記穴を塞ぐ第2の膜を形成する工程と、
前記第2の膜上に酸化物を用いて第3の膜を形成する工程と、
前記第3の膜上に窒化物を用いて第4の膜を形成する工程と、
を含む
ことを特徴とする電子装置の製造方法。
[付記13]
前記酸化物は、シリコンを含む
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
前記酸化物は、シリコンを含む
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
[付記14]
前記酸化物は、TEOS系シリコン酸化物である
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
前記酸化物は、TEOS系シリコン酸化物である
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
[付記15]
前記第3の膜は、バッファ用の膜である
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
前記第3の膜は、バッファ用の膜である
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
[付記16]
前記窒化物は、シリコンを含む
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
前記窒化物は、シリコンを含む
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
[付記17]
前記第4の膜は、防湿用の膜である
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
前記第4の膜は、防湿用の膜である
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…下地領域 12…絶縁膜 20…MEMS素子
22…下部電極 24…上部電極 26…支持部材
30…積層膜 32…第1の膜 32a…穴 32b…第1の部分
34…第2の膜 34b…第2の部分
36…第3の膜 38…第4の膜
40…中空部 50…銅配線
22…下部電極 24…上部電極 26…支持部材
30…積層膜 32…第1の膜 32a…穴 32b…第1の部分
34…第2の膜 34b…第2の部分
36…第3の膜 38…第4の膜
40…中空部 50…銅配線
Claims (6)
- 下地領域上に形成されたMEMS素子と、
前記MEMS素子を覆い、内側に中空部を形成する積層膜と、
を備え、
前記積層膜は、
穴を有する第1の膜と、
前記第1の膜上に設けられ、前記穴を塞ぐ第2の膜と、
前記第2の膜上に設けられ、酸化物で形成された第3の膜と、
前記第3の膜上に設けられ、窒化物で形成された第4の膜と、
を含む
ことを特徴とする電子装置。 - 前記第3の膜は、バッファ用の膜であり、
前記第4の膜は、前記第3の膜よりも厚い
ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。 - 前記第2の膜は、有機材料で形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。 - 前記第1の膜は、前記下地領域上に形成され且つ前記MEMS素子を囲む第1の部分を含み、
前記第2の膜は、前記第1の部分上に形成された第2の部分を含み、
前記第3の膜は、前記第1の部分の上面と前記第2の部分の側面とで形成される第1のコーナーを覆う
ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。 - 前記第3の膜は、前記第1のコーナーに基づく第2のコーナーを有し、
前記第4の膜は、前記第2のコーナーを覆う
ことを特徴とする請求項4に記載の電子装置。 - 下地領域上にMEMS素子を形成する工程と、
前記MEMS素子を覆い、内側に中空部を形成する積層膜を形成する工程と、
を備え、
積層膜を形成する工程は、
穴を有する第1の膜を形成する工程と、
前記第1の膜上に前記穴を塞ぐ第2の膜を形成する工程と、
前記第2の膜上に酸化物を用いて第3の膜を形成する工程と、
前記第3の膜上に窒化物を用いて第4の膜を形成する工程と、
を含む
ことを特徴とする電子装置の製造方法。
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